以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態による販促システムの構成を示すブロック図である。
本実施形態の販促システムは、キャンペーンの内容や複数の商品の販促情報などのキャンペーン情報を集約したインターネットのサイト(以下、「キャンペーンサイト」と記載する。)を構築する。このキャンペーンサイトにより、ユーザは、キャンペーン情報を容易に検索し、入手できる。キャンペーン対象は、例えば、商品、店舗、商店街などとすることができる。
本実施形態の販促システムは、商品等を購入するなどしてキャンペーンに参加したユーザに、商品やサービスに引換可能なポイントなどの特典を付与するとともに、この商品やキャンペーンなどに関する感想や紹介などについて書き込みである紹介情報を他のユーザに容易に提供することを可能とする。紹介情報の提供を受けた他のユーザ(被紹介者)が、商品を購入し、キャンペーンへ参加登録するためにキャンペーン参加登録サイトにアクセスした際、当該他のユーザ(被紹介者)に特典を付与し、さらに、紹介情報を提供したユーザ(紹介者)にも追加の特典を付与する。これにより、口コミによる商品販促、キャンペーン参加の促進を可能とする。そのため、販促システムは、キャンペーン参加登録サイトをソーシャルネットワークサイト(SNS)により提供し、SNSで作成されたユーザのグループを利用して、キャンペーンに参加したユーザから他のユーザへ商品やキャンペーンについての紹介情報の提供を行う。なお、特典は、メーカや商店固有のものであり、ポイントの付与のほか、割引券の贈呈や、ゲームなどのイベントへの参加資格など任意とすることができる。
同図に示すように、販促システムは、インターネットなどのネットワーク9により販促装置1とユーザの端末装置2を接続して構成される。以下では、ユーザA、B、…の端末装置2をそれぞれ、端末装置2a、2b、…と記載する。
キャンペーン対象が商品の場合、当該商品のキャンペーン参加登録サイトのURL(Universal Resource Locator)、及び商品個別のシリアル番号(No.)が、当該商品のパッケージの外観や内側などに印刷されたり、シールなどにより当該商品に貼付されたりする。
また、キャンペーン対象が店舗の場合や、商店街などの場合、レシートに当該店舗や当該商店街のキャンペーン参加登録サイトのURL、及びレシート個別のシリアル番号が印刷される。あるいは、買い物をした顧客に、キャンペーン参加登録サイトのURL、及び個別のシリアル番号を印刷したキャンペーン応募用紙を配布してもよい。
以下では、URL、及びシリアル番号が、二次元バーコードを用いて表されるものとして説明するが、バーコードを用いてもよく、文字や数字のままに商品に付されたり、レシートに印刷されたりしてもよい。
販促装置1は、例えば、1台または複数台のコンピュータサーバ等で実現することができ、通信部11、記憶部12、及び、処理部13を備えて構成される。
通信部11は、ネットワーク9を介して端末装置2との間で情報を送受信する。
記憶部12は、キャンペーン情報、ユーザ情報、グループ情報、グループ書き込み情報、キャンペーン参加情報、使用済みシリアル番号情報などの各種情報を記憶する。キャンペーン情報は、各キャンペーンの実施要領や商品の販促情報など、キャンペーンの内容を示す。ユーザ情報は、各ユーザのアドレス情報など、ユーザに関する情報を示す。グループ情報は、SNSの各グループに所属しているユーザを示す。グループ書き込み情報は、SNSの各グループ別にユーザが書き込んだ情報を示す。キャンペーン参加情報は、キャンペーンに参加したユーザと、そのユーザに与えられた特典を示す。使用済みシリアル番号情報は、キャンペーンの参加登録に使用されたシリアル番号を示す。
処理部13は、交流サイト提供部131、キャンペーン情報提供部132、新規登録部133、被紹介者登録部134、配信部135、特典更新部136、会員登録サイト提供部137、ショッピングサイト提供部138、及びカード登録部139を備えて構成される。
交流サイト提供部131は、SNSの各グループのコミュニケーションサイトを提供する。キャンペーン情報提供部132は、ユーザの端末装置2にキャンペーン情報を提供する。
新規登録部133は、ユーザの端末装置2から受信した参加キャンペーン特定情報、すなわち、アクセスに用いられたキャンペーン参加登録サイトのURLからキャンペーンを特定する。新規登録部133は、ユーザが所属するグループに特定されたキャンペーンの紹介者がいなければ、当該ユーザにそのキャンペーンの紹介者識別情報である親IDを割り当てる。親IDが割り当てられたユーザは、「紹介者」となる。新規登録部133は、キャンペーンを識別するキャンペーンID(キャンペーン識別情報)と、割り当てた親IDと、紹介者に付与された特典を示す特典情報とを設定したキャンペーン参加情報を生成し、記憶部12に書き込む。
被紹介者登録部134は、紹介者であるユーザの端末装置2からキャンペーン対象の感想や、キャンペーンの紹介などを示す紹介情報を受信すると、記憶部12に記憶されているグループ情報を参照して、紹介者と同じグループに所属する他のユーザを被紹介者として特定する。被紹介者登録部134は、紹介者の親IDが登録されているキャンペーン参加情報に当該被紹介者の被紹介者識別情報を書き込む。被紹介者識別情報は、被紹介者に割り当てられたキャンペーン別の子ID(子識別情報)、または、SNSにおいて被紹介者を特定するユーザID(ユーザ識別情報)である。
配信部135は、紹介者の端末装置2から受信した紹介情報を被紹介者の端末装置2に配信する。
特典更新部136は、被紹介者の端末装置2から受信した参加キャンペーン特定情報で示されるキャンペーンのキャンペーンIDと、参加キャンペーン特定情報送信元の被紹介者の被紹介者識別情報が登録されているキャンペーン参加情報に、被紹介者に付与された特典を示す特典情報を書き込む。さらに特典更新部136は、そのキャンペーン参加情報に設定されている紹介者の特典情報を、紹介によるさらなる特典を追加した内容に更新する。
会員登録サイト提供部137は、ユーザが端末装置2へ企業等の会員サービスに入会するための会員登録サイトを提供する。会員登録サイト提供部137は、会員登録サイトでの入会手続処理の後、ユーザが入会した会員サービスのキャンペーンIDを、紹介者が入会した場合は新規登録部133に、被紹介者が入会した場合は特典更新部136に出力する。
ショッピングサイト提供部138は、ユーザの端末装置2へオンラインショッピングサイトを提供する。オンラインショッピングでの買い物終了後、ショッピングサイト提供部138は、その購入された商品やサービスがキャンペーン対象となっているキャンペーンのキャンペーンID、及びシリアル番号を新規登録部133に出力する。
カード登録部139は、ユーザが買い物に利用するクレジットカードやポイントカードなどのカードを登録する。
端末装置2は、例えば、携帯電話端末、パーソナルコンピュータなどであり、通信部21、入力部22、処理部23、表示部24、読取部25、記憶部26、及び位置取得部27を備えて構成される。
通信部21は、ネットワーク9を介して情報を送受信する。入力部22は、キーボードやマウス、ボタン、タッチパネルなどであり、ユーザの操作による情報の入力を受ける。表示部24は、LCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイである。読取部25は、二次元バーコードや文字情報を読み取る。位置取得部27は、例えばGPS(Global Positioning System)であり、現在の位置を取得する。処理部23は、通信部21を介して販促装置1から受信したデータを表示部24へ表示させたり、入力部22により入力された指示に従って、通信部21を介して販促装置1に情報を送信したりする。また、処理部23は、位置取得部27が取得した現在位置を示す位置情報を定期的に販促装置1に送信する。記憶部26は、各種情報を記憶する。
図2は、販促装置1の記憶部12に記憶されるキャンペーン情報の設定例を示す図である。同図に示すように、キャンペーン情報には、キャンペーンID、キャンペーン対象、サイト提供情報、付与特典情報などが含まれる。
サイト提供情報は、ユーザの端末装置2に配信する情報であり、ユーザへ知らせるキャンペーンの説明内容を示す。例えば、キャンペーン対象が商品である場合、サイト提供情報には、商品の詳細な説明や、商品の値段、商品の特徴などが含まれる。また、例えば、キャンペーン対象が店舗や商店街などである場合、「全品30%オフ」などのキャンペーン内容、期間、商店街の各店舗の情報が含まれ、キャンペーン対象がメーカである場合、キャンペーン対象商品、応募資格、景品内容などが含まれる。
付与特典情報は、紹介者や被紹介者に付与される特典内容を示す。例えば、特典内容は、実際に商品を購入するなどした紹介者や被紹介者に付与されるポイントである購入ポイントと、被紹介者が商品を購入した際に紹介者に付与されるポイントである紹介ポイントとを示す。
また、キャンペーン対象が店舗や商店街などである場合、その店舗や商店街の位置を示すキャンペーン開催位置情報がさらにキャンペーン情報に含まれる。
図3は、販促装置1の記憶部12に記憶されるユーザ情報の設定例を示す図である。同図に示すように、ユーザ情報には、SNSにおいてユーザを特定するユーザID、ユーザ名、ユーザの所属グループ、アドレスなどの情報が含まれる。ユーザの所属グループは、SNSにおいてグループを特定する情報であるグループIDにより示される。なお、ユーザの所属グループに複数の所属グループが設定されている場合、最初に設定されている所属グループをデフォルトのグループとする。アドレス情報には、例えば、電子メールアドレスが設定される。
図4は、販促装置1の記憶部12に記憶されるグループ情報の設定例を示す図である。同図に示すように、グループ情報には、グループID、グループ名、所属ユーザなどの情報が含まれる。所属ユーザは、ユーザIDにより示される。
図5は、販促装置1の記憶部12に記憶されるグループ書き込み情報の設定例を示す図である。同図に示すように、グループ書き込み情報には、グループID、このグループの書き込み情報などが含まれる。書き込み情報は、書き込みを行ったユーザのユーザID及びユーザ名、書き込み内容、書き込み時間などが含まれる。
図6は、販促装置1の記憶部12に記憶されるキャンペーン参加情報の設定例を示す図である。同図に示すように、キャンペーン参加情報は、ユーザID、ユーザが属するグループID、キャンペーン参加情報への登録日時、キャンペーン別ユーザID、キャンペーン参加登録に使用したシリアル番号、及び特典情報を対応づけた情報からなる。キャンペーン別ユーザIDには、親IDまたは子IDが設定される。また、同図においては、特典情報として、購入ポイント、紹介ポイント、購入ポイントと紹介ポイントの合計である累積ポイントが示されている。
なお、本実施形態では、親ID及び子IDは、キャンペーンIDを一部に含むものとする。つまり、親ID及び子IDは、キャンペーンIDと、ユーザ別のユニークIDとからなる。ユニークIDには、親IDであるか子IDであるかの識別情報が含まれるか、親IDと子IDで使用する範囲が異なるものとする。同図に示すユーザAの親ID「CMP0001−10001」の場合、「CMP0001」の部分がキャンペーンIDを示し、ハイフンの後の「10001」がユニークIDを示す。ユニークIDの最初の桁が「1」であれば親IDであることを示し、「0」であれば子IDであることを示す。
図7は、販促装置1の記憶部12に記憶される使用済みシリアル番号情報の設定例を示す図である。同図に示すように、使用済みシリアル番号情報は、キャンペーンIDと、キャンペーンIDにより特定されるキャンペーンへの参加登録に使用されたシリアル番号とを対応づけた情報を示す。
図8は、SNSのグループとユーザの関係を示す図である。同図に示すように、本実施の形態では、グループαにユーザA、ユーザB、ユーザC、及びユーザDが所属しており、グループβにユーザD、ユーザE、ユーザF、及びユーザGが所属している。このように、ユーザは、複数のグループに所属しうる。
次に、本実施形態の販促システムの処理について説明する。
なお、ネットワーク9を介したデータの送受信は、販促装置1の通信部11、端末装置2の通信部21を介して行なわれるが、以下では省略して記載する。
まず販促装置システムのSNSのコミュニケーションサイト提供処理について説明する。
端末装置2の処理部23は、入力部22によりユーザが入力した指示に従い、販促装置1のSNSのコミュニケーションサイトにアクセスするよう通信部21に指示する。端末装置2の通信部21は、SNSのコミュニケーションサイトにアクセスし、入力部22により入力されたユーザIDを送信する。ここでは、ユーザAの端末装置2aがコミュニケーションサイトにアクセスする場合を例にして説明する。
販促装置1の交流サイト提供部131は、端末装置2aから受信したユーザID「00001」により記憶部12に記憶されているユーザ情報を特定し、ユーザ名「ユーザA」と所属グループのグループID「G00001」(複数設定されている場合は、デフォルトのグループID)を読み出す。なお、グループIDは、端末装置2から受信してもよい。交流サイト提供部131は、読み出したグループID(あるいは端末装置2から受信したグループID)により記憶部12に記憶されているグループ書き込み情報を特定し、書き込み情報を読み出す。交流サイト提供部131は、読み出した書き込み情報と、書き込みを行うフィールドとを表示させるSNS画面データを生成して端末装置2aへ送信する。端末装置2aの処理部23は、受信したSNS画面データを表示部24に表示させる。
販促装置1の交流サイト提供部131は、ユーザAの端末装置2aから、書き込みフィールドに書き込まれた書き込み内容を受信すると、受信した書き込み内容、ユーザID、ユーザ名及び書き込み時間を設定した書き込み情報を、グループ書き込み情報に追加して更新する。さらに、交流サイト提供部131は、更新した書き込み情報を表示するとともに書き込みを行うフィールドを表示するSNS画面データを生成し、書き込み内容を送信したユーザAの端末装置2aと、グループID「G00001」で特定されるグループαのコミュニケーションサイトに現在接続している他のユーザB、C、Dの端末装置2b、2c、2dへ送信する。端末装置2a、2b、2c、2dの処理部23は、受信したSNS画面データを表示部24に表示させる。
また、ユーザは、所属するグループのメンバにメッセージを配信することもできる。例えば、ユーザAが端末装置2aの入力部22により配信メッセージとメッセージ配信指示を入力すると、処理部23は、入力された配信メッセージとメッセージ配信指示を販促装置1に送信する。販促装置1の配信部135は、ユーザID「00001」で特定されるユーザ情報から読み出したグループID「G00001」により記憶部12に記憶されているグループ情報を特定し、所属ユーザからユーザB、C、DのユーザIDを読み出す。配信部135は、ユーザB、C、DのユーザIDにより記憶部12に記憶されているユーザ情報を特定し、アドレス情報を読み出す。交流サイト提供部131は、読み出したアドレス情報を宛先として、配信メッセージを送信する。ユーザB、C、Dの端末装置2b、2c、2dの処理部23は、受信した配信メッセージを表示部24に表示させる。
次に、キャンペーン情報提供処理について説明する。
ユーザがキャンペーン情報を検索する場合、端末装置2の処理部23は、入力部22によりユーザが入力した指示に従い、SNSのキャンペーンサイトにアクセスするよう通信部21に指示する。これにより、端末装置2の通信部21は、販促装置1のキャンペーンサイトにアクセスする。販促装置1のキャンペーン情報提供部132は、現在提供しているキャンペーンやこれから実施するキャンペーンについての情報を提供する画面データを端末装置2に送信する。端末装置2aの処理部23は、受信した画面データを表示部24に表示させる。
ユーザが、端末装置2の入力部22により検索情報を入力すると、処理部23は入力された検索情報を販促装置1に送信する。販促装置1のキャンペーン情報提供部132は、ユーザの端末装置2から受信した検索情報により記憶部12に記憶されているキャンペーン情報を検索する。キャンペーン情報提供部132は、検索の結果特定されたキャンペーン情報から読み出したサイト提供情報を表示させる画面データを生成し、ユーザの端末装置2へ返送する。端末装置2の処理部23は、受信した画面データを表示部24に表示させる。
上記により、ユーザは、キャンペーンサイトを利用して、あらゆるキャンペーン情報を見ることができるため、個別のメーカーホームページを検索する必要がなく、商品の販促情報やキャンペーンに関する情報を容易に検索することができる。
また、販促装置1からキャンペーン情報をプッシュ配信することもできる。ユーザの端末装置2が携帯電話端末や、可搬のコンピュータ装置である場合、処理部23は、位置取得部27が取得した現在位置を示す位置情報と、ユーザIDとを定期的に販促装置1に送信する。
販促装置1のキャンペーン情報提供部132は、記憶部12に記憶されているキャンペーン情報のうち、端末装置2から受信した位置情報が示す現在位置と所定の距離内の位置を示すキャンペーン開催位置情報を含むキャンペーン情報を特定する。キャンペーン情報提供部132は、受信したユーザIDにより記憶部12に記憶されているユーザ情報を特定し、アドレス情報を読み出す。キャンペーン情報提供部132は、特定したキャンペーン情報から読み出したサイト提供情報を表示させる電子メールを生成し、読み出したアドレス情報が示す電子メールアドレスを宛先に設定してユーザの端末装置2へ送信する。端末装置2の処理部23は、受信した電子メールを表示部24に表示させる。
上記により、販促装置1によってキャンペーンの情報を提供している店舗や商店街の周辺を、SNSに登録しているユーザが通行した場合、販促装置1からそのユーザの端末装置2に、そのキャンペーンの情報を配信することができる。また、販促装置1のキャンペーン情報提供部132が、この配信する情報に、店舗や商店街が提供するオンラインショッピングサイトのURLを含めて送信することにより、ユーザは、このURLを利用してオンラインショッピングサイトにログインし、商品を購入することができる。また、実際の店舗にて商品の購入も可能となるため、販売促進が高められる。
図9は、販促システムにおけるキャンペーン参加登録処理のシーケンス図である。
ここでは、ユーザAがキャンペーン対象である商品Xを購入した場合について説明する。
ユーザAは、商品Xを購入すると(ステップS105)、端末装置2aの読取部25により、商品Xに付されている二次元バーコードを読み取る(ステップS110)。処理部23は、読取部25が読み取った二次元バーコードから、商品Xのキャンペーン参加登録サイトのURL、及び個々のキャンペーン対象(商品X)にユニークなシリアル番号を取得する。ユーザAが、入力部22によりアクセス指示とユーザIDを入力すると、通信部21は、処理部23が取得したURLを宛先として販促装置1にアクセスし、処理部23は、シリアル番号及びユーザIDを販促装置1に送信する(ステップS115)。なお、シリアル番号は、URLの一部であってもよく、URLに付加されるパラメータであってもよい。
販促装置1は、端末装置2からのアクセスに用いられたURLからキャンペーンを特定する。販促装置1は、商品Xのキャンペーンの親IDをユーザAに割り当て(ステップS120)、ポイントなどの特典を付与する(ステップS125)。販促装置1は、割り当てた親IDをユーザAの端末装置2aに通知する(ステップS130)。端末装置2aの処理部23は、記憶部26に受信した親IDを書き込む(ステップS135)。
ユーザA(紹介者)が、端末装置2の入力部22により、SNSに登録しているメンバー(被紹介者)に向けて商品Xに関する感想や推薦文などの紹介情報を書き込み、配信指示を入力する(ステップS140)。端末装置2の処理部23は、紹介情報と配信指示を販促装置1に送信する(ステップS145)。販促装置1は、ユーザAが属するグループの他のメンバであるユーザB、C、Dに、親IDに紐付けられた子IDを割り当てる(ステップS150)。販促装置1は、ユーザB、C、Dの端末装置2b、2c、2dに、当該ユーザに割り当てられた子IDと、端末装置2aから受信した紹介情報を配信する(ステップS155)。ユーザB、C、Dの端末装置2b、2c、2dの処理部23は、紹介情報及び子IDを表示部24に表示させる(ステップS160)。
被紹介者の一人であるユーザBは、ユーザAから紹介された商品Xを購入すると(ステップS165)、端末装置2bの読取部25により、商品Xに付されている二次元バーコードを読み取る(ステップS170)。処理部23は、読取部25が読み取った二次元バーコードから、商品Xのキャンペーン参加登録サイトのURL、及びユニークなシリアル番号を取得する。ユーザBは、入力部22によりユーザID、子ID及びアクセス指示を入力する。通信部21は、処理部23が取得したURLを用いて販促装置1にアクセスし、処理部23は、シリアル番号、ユーザID及び子IDを販促装置1に送信する(ステップS175)。販促装置1は、受信した子IDのユーザB(被紹介者)にポイントなどの特典を付与するとともに、この子IDに紐づけられた親IDのユーザA(紹介者)にも、ポイントなどのさらなる特典を付与する(ステップS180)。
上記のように、グループの最初の購入者は、友人に商品やキャンペーン情報を紹介し、被紹介者が商品を購入するごとに紹介者にポイントが付与されることになる。
そして、例えば、被紹介者であるユーザDが、グループβに属する友人などのユーザE、F、Gに紹介情報を送信して商品やキャンペーン情報を紹介する。そして、次の被紹介者であるユーザE、F、Gのいずれかが商品を購入し、キャンペーンに登録すると、グループβにキャンペーン情報を紹介したユーザDにポイントが付与される。また、被紹介者であるE、F、Gのいずれかが商品を購入し、キャンペーンに登録すると、最初の紹介者であるユーザAにポイントが付与される設定としてもよく、ユーザAとユーザDとの両方にポイントが付与される設定としてもよい。
このように、紹介者が被紹介者に商品等を紹介し、被紹介者がさらに商品を購入してキャンペーンに登録することで紹介者にポイントが付与されることが繰り替えされるため、通常の口コミ以上に商品の販売効果が高まる。
なお、上記においては、端末装置2は、読取部25により二次元バーコードを読み込み、この二次元バーコードからキャンペーン参加登録サイトのURL、及びシリアル番号を取得しているが、これらの情報が文字の情報で商品やレシートに付されている場合、ユーザが入力部22によりこれらの情報を入力してもよく、読取部25が文字の情報を読み取ってもよい。
図10は、販促装置1のキャンペーン参加登録処理フローを示す図である。
端末装置2は、図9のステップS110〜S115の処理、あるいは、ステップS170〜S175の処理を行う。販促装置1の通信部11は、端末装置2からキャンペーン参加登録サイトのURLを用いたアクセスを受け、シリアル番号及びユーザID、あるいは、シリアル番号、ユーザID及び子IDを受信する(ステップS305)。
販促装置1の新規登録部133は、アクセスに用いられたURLに基づいてキャンペーンを特定する。新規登録部133は、特定したキャンペーンのキャンペーンIDにより記憶部12に記憶されている使用済みシリアル番号情報を特定し、受信したシリアル番号が登録されているか否かを判断する(ステップS310)。登録されていると判断した場合(ステップS310:YES)、新規登録部133は、使用済みシリアル番号である旨を通知するメッセージを作成し、端末装置2へ送信する(ステップS315)。メッセージの送信後、処理部13は処理を終了する。端末装置2の処理部23は、表示部24に使用済みシリアル番号である旨のメッセージを表示させる。
一方、新規登録部133は、特定した使用済みシリアル番号情報に受信したシリアル番号が登録されていないと判断した場合(ステップS310:NO)、端末装置2から子IDを受信したか否かを判断する(ステップS320)。新規登録部133は、子IDを受信していないと判断した場合(ステップS320:NO)、キャンペーンIDと受信したユーザIDとをキーにして記憶部12に記憶されているキャンペーン参加情報を検索する(ステップS325)。
検索の結果、キャンペーン参加情報がみつからなかった場合(ステップS330:YES)、新規登録部133は、キャンペーンIDと親のユニーク番号とからなる親IDをユーザに割り当て(ステップS335)、新たなキャンペーン参加情報を生成して記憶部12に書き込む(ステップS340)。具体的には、新規登録部133は、受信したユーザIDにより記憶部12に記憶されているユーザ情報を特定し、グループIDを読み出す。新規登録部133は、新たなキャンペーン参加情報に、グループID、現在の時刻を示す登録日時、受信したユーザID、割り当てた親ID、及び受信したシリアル番号を対応づけて書き込む。
続いて、新規登録部133は、キャンペーンIDにより記憶部12に記憶されているキャンペーン情報を特定し、付与特典情報から購入ポイントを読み出す。新規登録部133は、ステップS340で生成した新たなキャンペーン参加情報に、読み出した購入ポイント、「0」ポイントの紹介ポイント、及び、購入ポイントと紹介ポイントを合計した累積ポイントを示す特典情報を親IDと対応付けて設定する(ステップS345)。新規登録部133は、親IDに対応した特典情報が示す現在の特典の内容、すなわち、購入ポイント、紹介ポイント、及び累積ポイントをユーザの端末装置2に通知する(ステップS350)。端末装置2の処理部23は、受信した特典の内容を表示部24に表示させる。
このとき、親IDや現在の特典の内容を、交流サイト提供部131が生成するSNSの画面データに含めて通知するようにしてもよい。具体的には、新規登録部133は、親ID及び現在の特典の内容を交流サイト提供部131に通知する。交流サイト提供部131は、上述したコミュニケーションサイト提供処理と同様に処理を行うが、アクセス元(紹介者)の端末装置2に送信するSNS画面データには、さらに、新規登録部133から通知された親ID及び現在の特典の内容、紹介情報を書き込むページを表示させる画面遷移ボタンなどを含める。
次に、端末装置2が、SNSのグループのメンバ宛の紹介情報を販促装置1に送信する(図9のステップS140〜S145)。例えば、端末装置2の入力部22により、表示部24が表示しているSNS画面データの画面遷移ボタンが押下されると、処理部23は、販促装置1に紹介情報書き込み画面の送信要求を送信する。販促装置1の被紹介者登録部134は、紹介情報書き込みフィールドと紹介送信ボタンを含む紹介情報書き込み画面データを端末装置2に送信する。端末装置2の入力部22により、表示部24が表示している紹介情報書き込み画面データの紹介情報書き込みフィールドに紹介情報が入力され、紹介送信ボタンが押下されると、処理部23は、販促装置1に書き込まれた紹介情報を送信する。
販促装置1の被紹介者登録部134は、端末装置2から紹介情報を受信すると(ステップS355)、ステップS340において新たに生成されたキャンペーン参加情報からグループIDを取得し、このグループIDにより特定されるグループ情報から他のユーザのユーザIDを読み出す。新規登録部133は、キャンペーンIDと読み出した他のユーザのユーザIDそれぞれとをキーにして記憶部12に記憶されている他のキャンペーン参加情報を検索する。新規登録部133は、読み出した他のユーザIDのうち、検索の結果見つかった他のキャンペーン参加情報に設定されているものを除き、被紹介者として特定する。
上記処理により、同じユーザが複数の紹介者の被紹介者となることを防止する。例えば、ユーザAが既にキャンペーンに参加していた場合、キャンペーン参加情報にユーザAが所属しているグループαのユーザB、C、Dが登録される。その後、ユーザEが新たにキャンペーンに参加したとする。ユーザEが所属しているグループβには、ユーザD、F、Gも参加しているが、ユーザDは、すでにユーザAの被紹介者となっているため、ユーザDを、ユーザEの被紹介者にできない。
被紹介者登録部134は、特定した被紹介者に、キャンペーンIDと子のユニーク番号とからなる子IDを割り当てる。被紹介者登録部134は、キャンペーン参加情報に、被紹介者のユーザID、当該被紹介者に割り当てた子ID、当該被紹介者が属するグループのグループID、及び登録日時を対応付けて書き込む(ステップS360)。
配信部135は、子IDが割り当てられた被紹介者のユーザIDにより記憶部12に記憶されているユーザ情報を特定し、アドレス情報を読み出す。配信部135は、被紹介者のアドレスを宛先として、子IDと紹介情報を通知する(ステップS365)。例えば、配信部135は、アドレス情報で示される電子メールアドレスを宛先として、電子メールにより被紹介者に割り当てられた子IDと紹介情報を通知する。通知後、処理部13は処理を終了する。被紹介者の端末装置2の処理部23は、受信した子IDと紹介情報を表示部24に表示させる。
一方、ステップS330において、キャンペーン参加情報が見つかった場合、新規登録部133は、見つかったそれらのキャンペーン参加情報のうち、端末装置2から受信したユーザIDと対応付けて設定されている登録日時が最も古いものを選択する(ステップS370)。新規登録部133は、選択したキャンペーン参加情報に、端末装置2から受信したユーザIDと対応づけて親IDが登録されているかを判断する(ステップS375)。親IDが登録されている場合、アクセス元のユーザは紹介者であり、再びキャンペーン対象商品を購入してキャンペーンに参加することを示すため、販促装置1は、紹介者に購入ポイントを付与する処理を行う。一方、子IDが登録さている場合、アクセス元のユーザは被紹介者であり(ただし、被紹介者となった後、他のグループのメンバの紹介者となっている場合もある)、子IDを送信せずにキャンペーン参加登録を行なおうとしていることを示すため、子IDの送信を促す。
新規登録部133は、親IDが登録されていると判断した場合(ステップS375:YES)、キャンペーンIDにより記憶部12に記憶されているキャンペーン情報を特定し、付与特典情報から購入ポイントを読み出す。新規登録部133は、選択したキャンペーン参加情報に親IDと対応して設定されている特典情報の購入ポイント及び累積ポイントをそれぞれ、付与特典情報から読み出した購入ポイントを加算したポイントに更新する(ステップS380)。新規登録部133は、親IDに対応した特典情報が示す現在の特典の内容、すなわち、更新後の購入ポイント、紹介ポイント、及び累積ポイントをユーザの端末装置2に通知し、処理部13は処理を終了する(ステップS385)。端末装置2の処理部23は、受信した特典の内容を表示部24に表示させる。また、上述したように特典情報として購入ポイントを付与する設定としているが、景品等の特典を付与することとしてもよい。
このとき、現在の特典の内容を、交流サイト提供部131が生成するSNSの画面データに含めて通知するようにしてもよい。具体的には、新規登録部133は、現在の特典の内容を交流サイト提供部131に通知する。交流サイト提供部131は、上述したコミュニケーションサイト提供処理と同様の処理を行うが、アクセス元(紹介者)の端末装置2に送信するSNS画面データには、さらに、新規登録部133から通知された現在の特典の内容を含める。
ステップS375において、親IDが登録されていないと判断した場合(ステップS375:NO)、新規登録部133は、子IDを送信するよう促すメッセージをユーザの端末装置2に通知する(ステップS390)。例えば、子IDを送信するよう促すメッセージと、子IDを設定するフィールドと、送信ボタンとを含む画面データを端末装置2に送信する。端末装置2の処理部23は、表示部24に販促装置1から受信した画面データを表示させる。端末装置2が子IDを送信せず、新規登録部133が端末装置2から子IDを受信しなかった場合(ステップS395:NO)、処理部13は処理を終了する。
端末装置2の入力部22により子IDが入力され、送信ボタンが押下された場合、処理部23は入力された子IDを送信する。販促装置1の新規登録部133が子IDを受信した場合(ステップS395:YES)、あるいは、ステップS320において、端末装置2から子IDを受信したと判断した場合(ステップS320:YES)、処理部13は、図11に示す処理を行う。
図11は、図10の続きのキャンペーン参加登録処理フローを示す図である。
新規登録部133が、ステップS395においてYESと判断した場合、あるいは、ステップS320においてYESと判断した場合、特典更新部136は、端末装置2から受信した子IDにより記憶部12に記憶されているキャンペーン参加情報を特定する(ステップS505)。
特典更新部136は、キャンペーンIDにより記憶部12に記憶されているキャンペーン情報を特定し、付与特典情報から購入ポイント及び紹介ポイントを読み出す。特典更新部136は、特定したキャンペーン参加情報に受信した子IDと対応づけて設定されている特典情報の購入ポイント及び累積ポイントをそれぞれ、付与特典情報から読み出した購入ポイントを加算したポイントに更新する(ステップS510)。さらに、特典更新部136は、特定したキャンペーン参加情報に親IDと対応付けて設定されている特典情報の紹介ポイント及び累積ポイントをそれぞれ、付与特典情報から読み出した紹介ポイントを加算したポイントに更新する(ステップS515)。
特典更新部136は、アクセス元である被紹介者の端末装置2に、ステップS510において更新した特典情報の内容、すなわち、購入ポイント、紹介ポイント、及び累積ポイントをアクセス元の端末装置2に通知する(ステップS520)。アクセス元の端末装置2の処理部23は、受信した特典の内容を表示部24に表示させる。
このとき、現在の特典の内容を、交流サイト提供部131が生成するSNSの画面データに含めて通知するようにしてもよい。具体的には、新規登録部133は、被紹介者の現在の特典の内容を交流サイト提供部131に通知する。交流サイト提供部131は、上述したコミュニケーションサイト提供処理と同様の処理を行うが、アクセス元(被紹介者)の端末装置2に送信するSNS画面データには、さらに、新規登録部133から通知された現在の特典の内容、及び紹介情報を書き込むページを表示させる画面遷移ボタンなどを含める。
さらに、特典更新部136は、特定したキャンペーン参加情報の親IDにより、記憶部12に記憶されているユーザ情報を特定し、アドレス情報を読み出す。特典更新部136は、読み出したアドレス情報を宛先として、更新後の特典情報の内容、すなわち、購入ポイント、紹介ポイント、及び累積ポイントを親IDで特定されるユーザ(紹介者)の端末装置2に通知する(ステップS525)。具体的には、まず、特典更新部136は、特定したキャンペーン参加情報の親IDに対応付けて設定されているユーザIDとキャンペーンIDとにより、記憶部12に記憶されているキャンペーン参加情報を検索する。検索の結果、キャンペーン参加情報が見つからなかった場合、紹介者は他の紹介者の被紹介者にはなっていないことを意味する。この場合、特典更新部136は、ステップS515において更新した特典情報の内容を更新後の特典情報として通知する。一方、検索の結果、キャンペーン参加情報が見つかった場合、紹介者は他の紹介者の被紹介者になっていることを意味する。この場合、特典更新部136は、見つかったキャンペーン参加情報に検索に使用したユーザIDと対応付けて設定されている特定情報と、ステップS515において更新した特典情報とを併せて得られる更新後の特典情報を通知する。例えば、特典更新部136は、アドレス情報で示される電子メールアドレスを宛先として、電子メールにより紹介者の更新後の特典情報を通知する。紹介者の端末装置2の処理部23は、受信した特典の内容を表示部24に表示させる。
続いて、アクセス元(被紹介者)の端末装置2が、コミュニケーションサイトに登録しているメンバ宛の紹介情報を販促装置1に送信する。例えば、アクセス元(被紹介者)の端末装置2の入力部22により、表示部24が表示しているSNS画面データの画面遷移ボタンが押下されると、処理部23は、販促装置1に紹介情報書き込み画面の送信要求を送信する。販促装置1の被紹介者登録部134は、紹介情報書き込みフィールドと紹介送信ボタンを含む紹介情報書き込み画面データを端末装置2に送信する。端末装置2の入力部22により、表示部24が表示している紹介情報書き込み画面データの紹介情報書き込みフィールドに紹介情報が入力され、紹介送信ボタンが押下されると、処理部23は、販促装置1に書き込まれた紹介情報を送信する。
販促装置1の被紹介者登録部134は、端末装置2から紹介情報を受信すると(ステップS530:YES)、被紹介者登録部134は、キャンペーンIDと親のユニーク番号とからなる親IDをアクセス元のユーザ(被紹介者)に割り当てる(ステップS535)。さらに、被紹介者登録部134は、図10のステップS305において当該端末装置2から受信したユーザIDにより記憶部12に記憶されているユーザ情報を特定し、ユーザが所属しているグループのグループIDを読み出す。被紹介者登録部134は、読み出したグループIDのうち、特定したキャンペーン参加情報に含まれていないグループIDを抽出する。被紹介者登録部134は、抽出したグループIDそれぞれにより記憶部12に記憶されているグループ情報を特定し、ユーザIDを読み出す。被紹介者登録部134は、キャンペーンIDと読み出したユーザIDそれぞれとをキーにして記憶部12に記憶されている他のキャンペーン参加情報を検索する。被紹介者登録部134は、読み出したユーザIDのうち、他のキャンペーン参加情報に設定されているものを除き、新たな被紹介者のユーザIDとして特定する。被紹介者登録部134は、特定したユーザIDの新たな被紹介者に、キャンペーンIDと子のユニーク番号とからなる子IDを割り当てる(ステップS540)。
被紹介者登録部134は、新たなキャンペーン参加情報を生成して記憶部12に書き込む(ステップS545)。具体的には、被紹介者登録部134は、受信したユーザID、ステップS535において割り当てた親ID、ステップS540において抽出したグループID、現在日時を示す登録日時を対応付けた情報を設定した新たなキャンペーン参加情報を記憶部12に書き込む。さらに、被紹介者登録部134は、この書き込んだキャンペーン参加情報に、新たな被紹介者のユーザID、当該新たな被紹介者に割り当てた子ID、当該新たな被紹介者が属するグループのグループID、及び登録日時を対応付けて書き込む。
配信部135は、ステップS540において子IDが割り当てられた新たな被紹介者のユーザIDにより記憶部12に記憶されているユーザ情報を特定し、アドレス情報を読み出す。被紹介者登録部134は、新たな被紹介者のアドレス情報を宛先として、子IDと紹介情報を通知する(ステップS550)。例えば、配信部135は、アドレス情報で示される電子メールアドレスを宛先として、電子メールにより子IDと紹介情報を通知する。通知後、処理部13は処理を終了する。子IDが割り当てられた他のユーザ(新たな紹介者)の端末装置2の処理部23は、受信した子IDと紹介情報を表示部24に表示させる。
なお、販促装置1の被紹介者登録部134が端末装置2から紹介情報を受信しない場合(ステップS530:NO)、処理部13は処理を終了する。
なお、図10のステップS365または図11のステップS550において、販促装置1は、キャンペーン参加登録サイトのURLをさらに通知してもよい。また、子IDとキャンペーンのURLを二次元バーコードとして送信してもよい。これにより、被紹介者の端末装置2は、キャンペーンに登録する際、この電子メールで通知された二次元バーコードにより示されるURLと子IDを用いることができる。また、子IDを、URLのパラメータとして送信されるようにしてもよい。
図12は、紹介者の端末装置2がキャンペーン参加登録サイトのURLを用いてアクセスしたときに販促装置1が端末装置2に表示させる画面の表示イメージを示す図である。
例えば、端末装置2aは、キャンペーン参加登録サイトのURLを用いて販促装置1にアクセスし、ユーザAのユーザIDを送信する。これにより、端末装置2aの処理部23は、販促装置1から返送されたSNS画面データにより、画面G1を表示部24に表示させる。同図に示すように、画面G1には、ユーザAが属するグループαのユーザが書き込んだ内容が表示されるとともに、ユーザAが書き込みを行うためのフィールドが表示されている。さらには、画面G1には、ユーザAの親ID、現在付与されている特典、キャンペーン対象の紹介を書き込むページを表示させる画面遷移ボタンが表示される。
ユーザAが端末装置2aの入力部22であるマウスによりボタンをクリックすると、処理部23は、ボタンがクリックされた旨の通知を送信する。販促装置1の被紹介者登録部134は、ボタンがクリックされた旨の通知を受けると、キャンペーン対象の紹介を書き込むフィールドと、紹介送信ボタンを含む画面G2の紹介情報書き込み画面データを端末装置2aに送信する。端末装置2aは、販促装置1から返送された紹介情報書き込み画面データにより、画面G2を表示部24に表示させる。ユーザは、この画面G2により、紹介文の編集及び送信を行なう。
上記実施形態においては、被紹介者のキャンペーン参加登録時、被紹介者の端末装置2から子IDを受信していたが、子IDを受信しなくともよい。この場合、販促装置1の新規登録部133は、図10のステップS320において、キャンペーンIDとユーザIDとにより記憶部12に記憶されているキャンペーン参加情報を特定する。処理部13は、キャンペーン参加情報が特定されなかった場合、図10のステップS335からの処理を行い、特定されたキャンペーン参加情報のうち、端末装置2から受信したユーザIDと対応付けて設定されている登録日時が最も古いキャンペーン参加情報に、ユーザIDと対応付けて親IDが登録されている場合、図10のステップS380からの処理を行う。特定されたキャンペーン参加情報のうち、端末装置2から受信したユーザIDと対応付けて設定されている登録日時が最も古いキャンペーン参加情報にユーザIDと対応付けて子IDが登録されている場合、図11のステップS510からの処理を行う。
また、上記実施形態においては、端末装置2から紹介情報を受信したときに、被紹介者に子IDを割り当てているが、被紹介者からキャンペーンへの参加登録を受けたときに子IDを割り当ててもよい。この場合、図10のステップS320においては、上述した被紹介者の端末装置2から子IDを受信しない場合の処理を行なう。ただし、キャンペーンIDとユーザIDとにより特定されたキャンペーン参加情報のうち、端末装置2から受信したユーザIDと対応付けて設定されている登録日時が最も古いキャンペーン参加情報に、ユーザIDと対応付けて子IDも親IDも登録されていない場合、ユーザに子IDを割り当てる。これは、アクセス元のユーザが、まだ子ID付与前の被紹介者であることを示すからである。処理部13は、上記の登録日時が最も古いキャンペーン参加情報に、受信したユーザIDと対応づけて割り当てた子IDを書き込んだ後、ステップS510からの処理を実行する。販促装置1の被紹介者登録部134は、ステップS515において、割り当てた子IDを併せて端末装置2に通知してもよい。この場合、端末装置2は、2回目以降のキャンペーン参加登録を行なう際、通知された子IDを送信してもよい。
また、図10のステップS360においては、子IDを割り当てず、キャンペーン参加情報に、被紹介者のユーザID、当該被紹介者が属するグループのグループID、及び登録日時のみを対応付けて書き込む。ステップS365においては、子IDを通知しない。
また、図11のステップS540においては、子IDを割り当てず、ステップS545においては、受信したユーザID、親ID、抽出したグループID、及び登録日時を対応付けた情報と、新たな被紹介者のユーザID、当該新たな被紹介者が属するグループのグループID及び登録日時を対応付けた情報を設定した新たなキャンペーン参加情報を生成する。ステップS550においては、子IDを通知しない。
また、上記実施形態では、被紹介者に対して1名の紹介者が設定されることとなるが、被紹介者に対して複数の紹介者を設定するようにしてもよい。この場合、図10のステップS360において、新規登録部133は、新たに生成されたキャンペーン参加情報からグループIDを取得し、このグループIDにより特定されるグループ情報から他のユーザのユーザIDを読み出すと、この読み出した他のユーザIDを全て被紹介者として特定する。同様に、図11のステップS540において、被紹介者登録部134は、抽出したグループIDにより特定されるグループ情報から他のユーザのユーザIDを読み出すと、この読み出した他のユーザIDを全て新たな被紹介者として特定する。そして、被紹介者がキャンペーン対象商品を購入し、キャンペーンに参加する場合は、子IDを選択して送信する。これにより、選択された子IDに対応づけられた親IDの紹介者に紹介ポイントが付与される。
また、被紹介者が紹介情報を送信した新たな被紹介者がキャンペーン登録をしたときに、最初の紹介者に紹介ポイントを付与する場合、図11のステップS515において、特典更新部136は、特定したキャンペーン参加情報に親IDと対応付けて設定されているユーザIDとキャンペーンIDとにより記憶部12に記憶されているキャンペーン参加情報を検索する。特典更新部136は、さらに、検索の結果見つかったキャンペーン参加登録情報に親IDと対応付けて設定されているユーザIDとキャンペーンIDとにより記憶部12に記憶されているキャンペーン参加情報を検索する処理を、キャンペーン参加情報が見つからなくなるまで繰り返す。特典更新部136は、最後に見つかったキャンペーン参加情報に親IDと対応付けて設定されている特典情報の紹介ポイント及び累積ポイントをそれぞれ、付与特典情報から読み出した紹介ポイントを加算したポイントに更新する。
また、上記実施形態においては、紹介情報、及び子IDを電子メールにより被紹介者の端末装置2に配信している例を示したが、紹介情報、及び子IDを、被紹介者の端末装置2に送信されるSNS画面データに含めるようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、参加キャンペーン特定情報をキャンペーン個別のキャンペーン参加登録サイトのURLとしていたが、キャンペーンIDとしてもよい。つまり、商品やレシートに付されている二次元バーコードは、キャンペーン参加登録サイトのURL、シリアル番号及びキャンペーンIDを示す。この場合、キャンペーン参加登録サイトのURLは、キャンペーン共通であってもよい。販促装置1の処理部13は、キャンペーン参加登録サイトのURLから特定されるキャンペーンIDに代えて、端末装置2から受信したキャンペーンIDを用いる。また、個別のキャンペーン登録サイトのURLにキャンペーンIDが含まれていてもよい。
上記においては、キャンペーン対象が、店舗やオンラインショッピングサイト等で販売されている商品、店舗、商店街などである場合について説明したが、キャンペーン対象をインターネット上のオンラインショッピングサイトやそのオンラインショッピングサイトで販売している商品などとすることもできる。この場合、紹介者や被紹介者の端末装置2は、ネットワーク9上に接続されるショッピングサーバ(図示せず)にアクセスしてオンラインショッピングを行なう。ショッピングサーバは、オンラインショッピングの決済処理を終了すると、キャンペーン参加登録サイトのURL、及びシリアル番号を二次元バーコードにより端末装置2に送信する。紹介者や被紹介者の端末装置2は、ショッピングサーバより受信した二次元バーコードからURL及びシリアル番号を取得し、上記と同様の処理を行なう。
また、キャンペーン対象を企業や商店、商店街などの会員サービスとすることもできる。この場合、販促装置1は、以下のように動作する。
紹介者であるユーザの端末装置2は、会員登録サイトのURLをアクセス先として販促装置1にアクセスし、ユーザIDを送信する。販促装置1の会員登録サイト提供部137は、会員登録に必要な情報である会員登録情報を入力するフィールドと送信ボタンとを含んだ会員登録サイト画面を端末装置2に送信する。紹介者は、端末装置2の処理部23が、表示部24に表示された会員登録サイト画面に、入力部22により会員登録情報を入力し、送信ボタンを押下する。これにより、処理部23は、入力された会員登録情報を販促装置1に送信する。
販促装置1の会員登録サイト提供部137は、紹介者に会員番号を割り当て、ユーザIDと、割り当てた会員番号と、端末装置2から受信した会員登録情報とを対応付けて記憶部12に書き込む。さらに、会員登録サイト提供部137は、ユーザIDと、割り当てた会員番号と、紹介者が入会した会員サービスをキャンペーン対象とするキャンペーンのキャンペーンIDを新規登録部133に通知する。これにより、販促装置1は、図10のステップS335からの処理を行う。そして、ステップS350において、販促装置1の新規登録部133は、さらに、割り当てた会員番号も通知する。また、ステップS365において、販促装置1の配信部135は、子IDと紹介情報に併せて、会員登録サイトのURLを通知する。
被紹介者は、紹介文を読んで会員登録をすることを決めた場合、通知された会員登録サイトのURLを用いて端末装置2から販促装置1にアクセスし、自身のユーザID及び子IDを送信する。販促装置1の会員登録サイト提供部137は、会員登録サイト画面を端末装置2に送信し、被紹介者の端末装置2の処理部23は、表示部24に表示された会員登録サイト画面に、被紹介者が入力部22により入力した会員登録情報を販促装置1に送信する。
販促装置1の会員登録サイト提供部137は、被紹介者に会員番号を割り当て、ユーザIDと、割り当てた会員番号と、端末装置2から受信した会員登録情報とを対応付けて記憶部12に書き込む。さらに、会員登録サイト提供部137は、ユーザID及び子IDと、割り当てた会員番号と、被紹介者が入会した会員サービスをキャンペーン対象とするキャンペーンのキャンペーンIDを特典更新部136に通知する。これにより、販促装置1は、図11のステップS505からの処理を行う。そして、ステップS520において、販促装置1の特典更新部136は、さらに、割り当てた会員番号も通知する。また、ステップS550において、販促装置1の配信部135は、子IDと紹介情報に併せて、会員登録サイトのURLを通知する。
この場合、ユーザが会員登録を行なったことを、キャンペーン参加とみなすことができる。つまり、参加キャンペーン特定情報を、会員登録サイトのURLとすることができる。
上記のように、キャンペーン対象を、ウェブページ上での企業の会員サービスへの入会とすることができる。これにより、ネットサービスなどの会員登録を募り、既存の会員を通じて紹介した友人が新たに会員になった場合、入会に伴う特典を入会者に与えるだけでなく、紹介者の会員にも特典を与える。従って、キャンペーンを、入会を促すためのツールとして利用することができる。
また、キャンペーン対象を販促装置1が提供するオンラインショッピングサービスとすることもできる。この場合、販促装置1は以下のように動作する。
紹介者であるユーザの端末装置2は、オンラインショッピングサイトのURLをアクセス先として販促装置1にアクセスし、ユーザIDを送信する。販促装置1のショッピングサイト提供部138は、商品の情報を端末装置2に送信する。紹介者は、端末装置2の処理部23は、表示部24に販促装置1から受信した商品の情報を表示させる。紹介者は、商品を購入する場合、入力部22により購入商品や購入数、決済方法などを含む注文情報と、送信指示を入力する。これにより、処理部23は、入力された注文情報を販促装置1に送信する。
販促装置1のショッピングサイト提供部138は、紹介者の端末装置2から受信した注文情報に基づいて決済処理を行うと、ユーザIDと、割り当てたシリアル番号と、ユーザが購入した商品または商品の販売元等をキャンペーン対象とするキャンペーンのキャンペーンIDを新規登録部133に通知する。これにより、販促装置1は、図10のステップS305からの処理を行う。そして、ステップS350において、販促装置1の新規登録部133は、さらに、決済完了も通知する。また、ステップS365において、販促装置1の配信部135は、子IDと紹介情報に併せて、オンラインショッピングサイトのURLを通知する。
被紹介者は、紹介文を読んで商品購入を決めた場合、通知されたオンラインショッピングサイトのURLを用いて端末装置2から販促装置1にアクセスし、自身のユーザID及び子IDを送信する。販促装置1のショッピングサイト提供部138は、商品の情報を端末装置2に送信し、被紹介者の端末装置2の処理部23は、入力部22により入力された注文情報を販促装置1に送信する。
販促装置1のショッピングサイト提供部138は、被紹介者の端末装置2から受信した注文情報に基づいて決済処理を行うと、ユーザID及び子IDと、割り当てたシリアル番号と、ユーザが購入した商品または商品の販売元等をキャンペーン対象とするキャンペーンのキャンペーンIDを新規登録部133に通知する。これにより、販促装置1は、図10のステップS305からの処理を行う。そして、ステップS520において、販促装置1の特典更新部136は、さらに、決済完了も通知する。また、ステップS550において、販促装置1の配信部135は、子IDと紹介情報に併せて、オンラインショッピングサイトのURLを通知する。
このように、キャンペーン対象を、販促装置1が提供するオンラインショッピングサイトでの買い物とした場合、販促装置1は、紹介者や被紹介者を、SNSのユーザIDにより特定できる。よって、ネットワーク9上のショッピングサーバが提供するオンラインショッピングサイトで買い物をした場合と異なり、決済処理後に、二次元バーコードなどによって、URL、及びシリアル番号を送信する必要もない。従って、紹介者や被紹介者は、端末装置2から改めてキャンペーン参加登録サイトにアクセスする必要がない。
また、販促装置1からキャンペーン対象の商品の購入やキャンペーン対象の店舗で使用できるクーポンをユーザに提供することもできる。この場合、販促装置1は以下のように動作する。
紹介者の端末装置2は、SNSのキャンペーンサイトのURLにより販促装置1にアクセスし、ユーザIDと、利用するクーポンの配信要求とを販促装置1に送信する。販促装置1のキャンペーン情報提供部132は、受信した配信要求により要求されたクーポンが含まれるクーポン情報を紹介者の端末装置2に送信する。クーポン情報には、このクーポンを提示することにより受けられる割引やサービスの情報に併せて、キャンペーン参加登録サイトのURL、及びシリアル番号を表す2次元バーコードが含まれる。紹介者は、端末装置2が受信したクーポン情報を紙に印刷する。また、キャンペーン情報提供部132は、紹介者のユーザIDに対応して、クーポンを発行した旨と、クーポンのシリアル番号とを記憶部12に書き込む。
紹介者は、お店にクーポンを渡して利用する。お店の携帯端末やパーソナルコンピュータ、あるいはPOSシステムの端末などの端末装置2は、紹介者から受け取ったクーポンに印刷された二次元バーコードを読取部25により読み込む。これにより、お店の端末装置2の処理部23は、読取部25が読み取った二次元バーコードからキャンペーンID、シリアル番号、キャンペーン参加登録サイトのURLを取得し、このURLを宛先として販促装置1にアクセスし、シリアル番号を送信する。
販促装置1の新規登録部133は、受信したシリアル番号に対応して記憶部12からユーザIDを読み出す。そして、販促装置1は、図10のステップS310からの処理を行う。但し、ステップS320において、販促装置1の新規登録部133は、キャンペーンIDとユーザIDとにより記憶部12に記憶されているキャンペーン参加情報が特定されなかった場合、ステップS335からの処理を行う。また、ステップS350において、新規登録部133は、ユーザIDにより特定されるユーザ情報から読み出したアドレスを宛先として、紹介者の特典情報が示す現在の特典の内容と、キャンペーンに対応した紹介情報書き込みサイトのURLを紹介者の端末装置2に通知する。紹介者は、端末装置2が受信した紹介情報書き込みサイトのURLを宛先として販促装置1にアクセスし、紹介情報を送信する。また、ステップS365において、配信部135は、クーポンがダウンロードできる販促装置1のキャンペーンサイトのURLをさらに通知し、子IDは通知しない。
被紹介者は、紹介文を読んでお店の利用を決めた場合、通知されたキャンペーンサイトのURLを用いて端末装置2から販促装置1にアクセスし、自身のユーザIDとクーポンの配信要求とを送信する。販促装置1のキャンペーン情報提供部132は、受信した配信要求により要求されたクーポンが含まれるクーポン情報を紹介者の端末装置2に送信する。被紹介者は、端末装置2が受信した紹介情報及びクーポン情報を紙に印刷する。また、キャンペーン情報提供部132は、被紹介者のユーザIDに対応して、クーポンを発行した旨と、クーポンのシリアル番号とを記憶部12に書き込む。
被紹介者は、お店にクーポンを渡して利用する。お店の端末装置2は、被紹介者から受け取ったクーポンに印刷された二次元バーコードを読取部25により読み込む。これにより、お店の端末装置2の処理部23は、読取部25が読み取った二次元バーコードから得られた情報に基づいて、キャンペーン参加登録サイトのURLを宛先として販促装置1にアクセスし、キャンペーンID及びシリアル番号を送信するとともに、入力部22により入力されたサービス利用数量の情報を送信する。サービス利用数量は、例えば、お店を利用した人数でもよく、金額でもよく、商品を購入した数でもよい。販促装置1の新規登録部133は、受信したシリアル番号に対応して記憶部12からユーザIDを読み出す。これにより販促装置1は、ステップS310からの処理を行う。
但し、ステップS320において、販促装置1の処理部13は、キャンペーンIDとユーザIDとによりキャンペーン参加情報を特定し、その特定されたキャンペーン参加情報にユーザIDと対応付けて子IDが登録されている場合、図11のステップS510からの処理を行う。また、ステップS515において、販促装置1の特典更新部136は、親IDと対応付けて設定されている特典情報を、サービス利用数量に応じた特典を付加した内容の特典に更新する。例えば、特典更新部136は、付与特典情報から読み出した紹介ポイントにサービス利用数量に応じた係数を乗算して付与ポイントを算出し、キャンペーン参加情報に親IDと対応付けて設定されている特典情報の紹介ポイント及び累積ポイントをそれぞれ、付与ポイントを加算したポイントに更新する。
また、ステップS520において、販促装置1の被紹介者登録部134は、被紹介者の特典情報が示す現在の特典の内容と、キャンペーンに対応した紹介情報書き込みサイトのURLを被紹介者の端末装置2に通知する。被紹介者は、端末装置2が受信した紹介情報書き込みサイトのURLを宛先として販促装置1にアクセスし、紹介情報を送信する。また、ステップS550において、配信部135は、クーポンがダウンロードできる販促装置1のキャンペーンサイトのURLをさらに通知し、子IDは通知しない。
なお、販促装置1は、図10のステップS365、及び図11のステップS550において、クーポン情報を併せて送信してもよい。これにより、被紹介者がクーポンを販促装置1からダウンロードする手間を省くことができる。
上記は、例えば、以下のような例に適用可能である。
販促装置1は、クーポン割引などお店のキャンペーン情報をSNSで提供する。例えば、ユーザAは、販促装置1からレストランのクーポンをダウンロードして紙で出力し、レストランを利用したときにクーポンを渡す。レストランでは、クーポンに印刷された二次元バーコードをレストランの端末装置2に読み込む。レストランの端末装置2は、ユーザAがクーポンを利用したことを販促装置1に通知する。販促装置1は、ユーザAによるクーポンの利用を確認し、この時点でユーザAに特典として、紹介カード(紹介情報)を友人に送る権利を与える。
ユーザAが、このレストランにお得なクーポンがある事や、レストランのサービスが良かったことなどを紹介カードによって友人(ユーザB、C、D)に紹介すると、紹介カードを受け取ったユーザBは、販促装置1からクーポンをダウンロードし、紹介カードとともに紙で出力する。ユーザBが、友人と数人でレストランを利用し、クーポンと一緒に紹介カードを提出すると、レストランでは、お店の端末装置2によりクーポンの二次元バーコードを読み込み、入力部22により入力された人数を販促装置1に通知する。これにより、ユーザAに人数分のポイントが付与されるとともに、ユーザBにも特典として紹介カードを出す権利が与えられる。以降は、上記が繰り返される。
また、店舗や商店街において、レシートに二次元バーコードを印刷したり、二次元バーコードが印刷されたキャンペーン応募用紙を配布したりすることなくキャンペーンを実施する場合、販促装置1は以下のように動作する。
紹介者の端末装置2は、SNSのキャンペーンサイトのURLにより販促装置1にアクセスし、ユーザIDと、キャンペーン情報として店舗(あるいは商店街)の特売情報を配信するよう要求する配信要求とを販促装置1に送信する。販促装置1のキャンペーン情報提供部132は、配信要求により要求された特売情報を紹介者の端末装置2に送信する。特売情報には、店舗(あるいは商店街)が実施する特売に関する情報に併せて、ユーザを特定するユーザ特定情報と、キャンペーン参加登録サイトのURLとを表す二次元バーコードが含まれる。ユーザ特定情報は、シリアル番号でもよい。紹介者は、端末装置2が受信した特売情報を紙に印刷する。また、販促装置1のキャンペーン情報提供部132は、紹介者のユーザIDと、ユーザ特定情報とを対応付けた配信情報を記憶部12に書き込む。
紹介者は、店舗での会計時、特売情報を印刷した紙を店舗に渡す。店舗のパーソナルコンピュータや、携帯端末、スマートフォンなどの端末装置2は、紹介者から受け取った紙に印刷された二次元バーコードを読取部25により読み込む。店舗の端末装置2の処理部23は、読取部25が読み取った二次元バーコードからユーザ特定情報とキャンペーン参加登録サイトのURLを取得する。処理部23は、取得したURLを宛先として販促装置1にアクセスし、取得したユーザ特定情報と、入力部22により入力された店舗のパスワード及びサービス利用数量(利用人数、金額、購入数など)の情報とを送信する。
販促装置1の記憶部12は、予め店舗のパスワードと、当該店舗が実施するキャンペーンのキャンペーンIDとを対応付けて記憶している。新規登録部133は、アクセスに用いられたURLに基づいてキャンペーンを特定し、特定したキャンペーンのキャンペーンIDに対応付けて記憶部12に記憶されているパスワードと受信したパスワードとを照合して認証を行う。認証が成功すると、新規登録部133は、受信したユーザ特定情報をキーにして記憶部12に記憶されている配信情報を特定し、ユーザIDを読み出す。そして、販促装置1は、ステップS320からの処理を、上述したクーポンを提供する場合の実施形態と同様に行なう。なお、ユーザ特定情報がシリアル番号である場合は、図10のステップS310からの処理を、クーポンを提供する場合の実施形態と同様に行う。
なお、ステップS345において、販促装置1の特典更新部136は、親IDと対応付けて設定されている特典情報を、サービス利用数量に応じた特典を付加した内容の特典に更新する。例えば、特典更新部136は、付与特典情報から読み出した購入ポイントにサービス利用数量に応じた係数を乗算して付与ポイントを算出し、キャンペーン参加情報に親IDと対応付けて設定されている特典情報の紹介ポイント及び累積ポイントをそれぞれ、付与ポイントを加算したポイントに更新する。また、ステップS365において、配信部135は、特売情報をダウンロードできる販促装置1のキャンペーンサイトのURLをさらに通知する。
被紹介者は、紹介文を読んで店舗の利用を決めた場合、通知されたキャンペーンサイトのURLを用いて端末装置2から販促装置1にアクセスし、自身のユーザIDと特売情報の配信要求とを送信する。販促装置1のキャンペーン情報提供部132は、受信した配信要求により要求された特売情報を被紹介者の端末装置2に送信する。被紹介者は、端末装置2が受信した特売情報を紙に印刷する。また、キャンペーン情報提供部132は、被紹介者のユーザIDと、特売情報に含まれる二次元バーコードが示すユーザ特定情報とを対応付けた配信情報を記憶部12に書き込む。ユーザを特定する情報は、子IDでもよい。
被紹介者は、店舗での会計時、特売情報を印刷した紙を店舗に渡す。上記と同様に、店舗の端末装置2の読取部25は、被紹介者から受け取った紙に印刷された二次元バーコードを読み込み、処理部23は、読み取られた二次元バーコードからユーザ特定情報と、キャンペーン参加登録サイトのURLを取得する。処理部23は、取得したURLを宛先として販促装置1にアクセスし、取得したユーザ特定情報と、入力部22により入力された自店舗のパスワード及びサービス利用数量の情報とを送信する。
販促装置1の新規登録部133は、上記と同様にパスワードによる認証を行うと、受信したユーザ特定情報に対応して記憶部12に記憶されている配信情報からユーザIDを読み出す。これにより販促装置1は、ステップS320からの処理を、上述したクーポンを提供する場合の実施形態と同様に行なう。なお、ユーザ特定情報がシリアル番号である場合は、ステップS310からの処理を、上述したクーポンを提供する場合の実施形態と同様に行う。
なお、ステップS510において、販促装置1の特典更新部136は、子IDと対応付けて設定されている特典情報を、ステップS345と同様にサービス利用数量に応じた特典を付加した内容の特典に更新する。また、ステップS550において、配信部135は、特売情報をダウンロードできる販促装置1のキャンペーンサイトのURLをさらに通知し、子IDは通知しない。
これにより、量販店、スーパー、百貨店等の店舗において、二次元バーコードをレシートに印刷するためにレジを改造したり、配布する紙を用意したりする必要がない。よって、店舗は費用をかけずにキャンペーンを実施することができる。
上記は、例えば、以下のような例に適用可能である。
販促装置1は、量販店等の電子チラシを特売情報としてSNSで提供する。例えば、ユーザAは、販促装置1から電子チラシをダウンロードして紙に印刷し、量販店を利用したときに電子チラシを渡す。量販店では、電子チラシに印刷された二次元バーコードを、当該量販店のパーソナルコンピュータ等により読み込む。量販店の端末装置2は、販促装置1にユーザAの購入金額を通知してキャンペーン参加登録を行なう。販促装置1は、特典として、購入金額に応じたポイントを付与するとともに、紹介情報を友人に送る権利を紹介者に与える。
ユーザAが、この量販店の内容や購入商品の内容などを紹介情報によって友人(ユーザB、C、D)に紹介すると、紹介文を読んだユーザBは、販促装置1から電子チラシをダウンロードして紙に印刷し、量販店における会計時、電子チラシが印刷された紙を提出する。量販店では、パーソナルコンピュータ等により電子チラシに印刷された二次元バーコードを読み込むと、販促装置1にユーザBの購入金額を通知してキャンペーン登録を行なう。販促装置1は、特典として、購入金額に応じたポイントをユーザAとユーザBに付与し、ユーザBにも紹介情報を送る権利を与える。以降は、上記が繰り返される。
また、量販店等には、そのお店専用のポイントカードを発行しているところがある。また、ユーザは、クレジットカードなどを利用してお店で支払うことがある。そこで、ユーザのキャンペーン参加登録をポイントカードやクレジットカードなどを利用して行なう。この場合、販促装置1は以下のように動作する。
販促装置1を保有するSNSサイト運営会社は、ポイントカード運営会社やクレジット会社(以下、総称して「カード会社」と記載する。)と契約を行い、ユーザの情報を連携する。販促装置1は、ネットワーク9を介して、カード会社のカード管理サーバと接続される。
はじめに各ユーザは、販促装置1に自身が保有するクレジットカードやポイントカードなどのカード番号を登録する。カード番号には、クレジットカード会社の識別情報、あるいは、ポイントカードを発行したお店の識別情報が含まれる。
ユーザの端末装置2の処理部23は、カード登録サイトのURLをアクセス先として販促装置1にアクセスし、入力部22により入力されたユーザID及びカード番号と、ユーザ名、住所などのユーザ確認情報を送信する。販促装置1のカード登録部139は、記憶部12が記憶しているユーザ情報に、受信したカード番号が登録されていないかを判断する。カード登録部139は、受信したカード番号がいずれかのユーザ情報に登録されている場合、エラーを端末装置2に送信する。
受信したカード番号が未登録の場合、カード登録部139は、ユーザIDに対応して記憶部12に記憶されているユーザ情報を特定し、受信したユーザ確認情報が、特定したユーザ情報に設定されているユーザ名、住所などの情報と合致するかによりユーザ確認を行う。処理部13は、ユーザ確認が成功した場合、特定したユーザ情報にカード番号を登録する。これにより、カード番号によりユーザを特定できるようになる。
紹介者の端末装置2は、SNSのキャンペーンサイトのURLにより販促装置1にアクセスし、ユーザIDと、キャンペーン情報として店舗(あるいは商店街)の特売情報を配信するよう要求する配信要求とを販促装置1に送信する。販促装置1のキャンペーン情報提供部132は、配信要求により要求された特売情報を紹介者の端末装置2に送信する。紹介者が端末装置2の入力部22により購入宣言の送信を入力すると、処理部23はキャンペーンへの参加宣言通知として購入宣言通知を販促装置1に送信する。販促装置1のカード登録部139は、購入宣言通知を受信すると、ユーザIDにより記憶部12に記憶されているユーザ情報を特定し、カード番号を読み出す。カード登録部139は、カード番号からクレジットカード会社あるいはポイントカード発行したお店を特定し、特定したクレジットカード会社のカード管理サーバ、あるいは、特定したお店のポイントカードの運営を行っているポイントカード運営会社のカード管理サーバに購入宣言情報を送信する。購入宣言情報には、配信した特売情報に対応するキャンペーン参加登録サイトのURLと、キャンペーン対象の店舗の店舗IDと、カード番号とが設定される。カード管理サーバは、受信した購入宣言情報を記憶する。
紹介者が店舗で品物を購入すると、店舗のPOSシステムからカード会社のカード管理サーバに、支払時に使用されたクレジットカードやポイントカードのカード番号と、店舗IDが通知される。カード管理サーバは、記憶している購入宣言情報に店舗のPOSシステムから受信したカード番号と店舗IDが対応付けて記憶されている場合、カード番号及び店舗IDにより特定される購入宣言情報からキャンペーン参加登録サイトのURLを読み出す。カード管理サーバは、読み出したURLをアクセス先として販促装置1へアクセスし、カード番号を送信する。
販促装置1の新規登録部133は、カード管理サーバから受信したカード番号により記憶部12に記憶されているユーザ情報を特定し、ユーザIDを読み出す。そして、販促装置1は、図10のステップS320からの処理を、上述したクーポンを提供する場合の実施形態と同様に行う。なお、カード管理サーバから購入額が通知された場合、ステップS345において、特典更新部136は、親IDと対応付けて設定されている特典情報の購入ポイント及び累積ポイントを、購入額に応じた購入ポイントを加算したポイントに更新してもよい。また、ステップS365において、配信部135は、特売情報をダウンロードできる販促装置1のキャンペーンサイトのURLをさらに通知する。
被紹介者は、紹介文を読んで店舗の利用を決めた場合、通知されたキャンペーンサイトのURLを用いて端末装置2から販促装置1にアクセスし、自身のユーザIDと特売情報の配信要求とを送信する。販促装置1のキャンペーン情報提供部132は、受信した配信要求により要求された特売情報を被紹介者の端末装置2に送信する。被紹介者は、紹介者と同様に購入宣言を行う。販促装置1の新規登録部133は、被紹介者の端末装置2から購入宣言通知を受信すると、ユーザIDで特定される被紹介者のユーザ情報から読み出したカード番号と、配信した特売情報に対応するキャンペーン参加登録サイトのURLと、キャンペーンを行っている店舗の店舗IDとを設定した購入宣言情報をカード管理サーバに送信し、カード管理サーバは、受信した購入宣言情報を記憶する。
被紹介者が店舗で品物を購入すると、店舗のPOSシステムからカード会社のカード管理サーバに、支払時に使用されたクレジットカードやポイントカードのカード番号と、店舗IDが通知される。カード管理サーバは、上記と同様に、カード番号及び店舗IDに対応して購入宣言情報に設定されているキャンペーンサイトのURLをアクセス先として販促装置1へアクセスし、カード番号を送信する。
販促装置1の新規登録部133は、カード管理サーバから受信したカード番号により記憶部12に記憶されているユーザ情報を特定し、ユーザIDを読み出す。そして、販促装置1は、図10のステップS320からの処理を、上述したクーポンを提供する場合の実施形態と同様に行う。なお、カード管理サーバから購入額が通知された場合、ステップS510においては、子IDと対応付けて設定されている特典情報の購入ポイント及び累積ポイントを、購入額に応じた購入ポイントを加算したポイントに更新してもよい。また、ステップS515においては、親IDと対応付けて設定されている特典情報の紹介ポイント及び累積ポイントをそれぞれ、購入額によらない固定の紹介ポイントを加算したポイントに更新してもよい。
なお、キャンペーン対象が商品である場合、販促装置1のカード登録部139は、キャンペーン対象の店舗の店舗IDに代えてキャンペーン対象の商品を特定する商品IDを設定した購入宣言情報をカード管理サーバに送信する。そして、店舗のPOSシステムは、カード会社のカード管理サーバに、購入された商品の商品IDをさらに通知する。カード管理サーバは、店舗のPOSシステムから受信したカード番号及び商品IDにより購入宣言情報を特定し、特定された購入宣言情報に設定されているキャンペーンサイトのURLをアクセス先として販促装置1へアクセスしてカード番号を送信する。
また、被紹介者のキャンペーン参加登録については、店舗の端末装置2において被紹介者が特売情報を印刷した紙から二次元バーコードを読み出す場合の上述した実施形態と同様であってもよい。この場合、販促装置1のキャンペーン情報提供部132は、ユーザ特定情報と、キャンペーン参加登録サイトのURLとを表す二次元バーコードとを対応付けた配信情報を被紹介者の端末装置2に送信する。
また、販促装置1が、ポイントカード運営会社のカード管理サーバを兼ねてもよい。
上記により、例えば、各ユーザは、自分が使用するポイントカードやクレジットカードのカード番号を販促装置1に登録しておく。ユーザAが、販促装置1からSNSで提供される特売情報を基に購入を宣言すると、販促装置1は、この宣言の情報をカード管理サーバに通知し、ユーザAが登録したカード番号のカードを利用して、購入宣言したキャンペーン対象の量販店において買い物をした(参加宣言したキャンペーンに参加した)ことを検出した場合に、その利用されたカードのカード番号と、キャンペーン参加登録の通知を送信するよう要求する。ユーザAが量販店で物品を購入すると、カード管理サーバからユーザAが利用したカードのカード番号と、キャンペーン参加登録とが販促装置1に通知される。そこで、販促装置1は、ユーザAに特典としてポイントを付与するとともに、紹介情報を友人に送る権利を与える。
ユーザAは、この量販店の内容や購入商品の内容などを紹介情報によって友人(ユーザB、C、D)に紹介する。紹介文を読んだユーザBは、カードを利用する場合、ユーザAと同様に購入宣言を行う。販促装置1は、この宣言の情報をカード管理サーバに通知し、ユーザBが登録したカード番号のカードを利用して、購入宣言したキャンペーン対象の量販店において買い物をした(参加宣言したキャンペーンに参加した)ことを検出した場合に、カード番号と、キャンペーン参加登録の通知とを送信するよう要求する。ユーザBがその後実際に物品を購入すると、カード管理サーバは、ユーザBが利用したカードのカード番号と、キャンペーン参加登録とを販促装置1に通知し、販促装置1は、ユーザBとユーザAにポイントを付与する。以降は、上記が繰り返される。
なお、上記においては、カード番号を登録する際の本人確認として住所を用いているため、貯まったポイントを商品券等に換えて郵送することができる。
また、ユーザのキャンペーン参加登録をポイントカードやクレジットカードなどを利用して行なう場合の他の実施形態として、販促装置1は以下のように動作するようにすることもできる。
紹介者が店舗で商品を購入すると、店舗のPOSシステムからカード会社のカード管理サーバに、支払時に使用されたクレジットカードやポイントカードのカード番号と、店舗IDと、購入された商品の商品IDとが通知される。カード管理サーバは、店舗のPOSシステムから受信したカード番号、店舗ID、及び商品IDを対応付けた購入履歴情報を記憶する。商品購入後、紹介者は自分の端末装置2から、SNSのキャンペーン参加登録サイトのURLにより販促装置1にアクセスし、ユーザID及びカード番号を送信する。
販促装置1の新規登録部133は、アクセスに用いられたURLに基づいてキャンペーンを特定し、図10のステップS320からの処理を行う。そして、ステップS335の処理の前に、新規登録部133は、受信したカード番号からクレジットカード会社あるいはポイントカード発行したお店を特定する。新規登録部133は、特定したクレジットカード会社のカード管理サーバ、あるいは、特定したお店のポイントカードの運営を行っているポイントカード運営会社のカード管理サーバに、カード番号と、特定したキャンペーンの対象を示す店舗IDまたは商品IDとを設定したキャンペーン参加問合せを送信する。
カード管理サーバは、記憶している購入履歴情報に、キャンペーン参加問合せに設定されているカード番号と、店舗IDまたは商品IDとが設定されている購入履歴情報があるかを検索する。例えば、特定の店舗を利用することについてキャンペーンを行っている場合は、店舗IDを検索することになり、特定の商品を購入することについてキャンペーンを行っている場合は商品IDを検索することになる。カード管理サーバは、検索の結果、購入履歴情報が特定された場合、特定された購入履歴情報をキャンペーン参加確認通知として販促装置1へ返送する。販促装置1の新規登録部133は、キャンペーン参加確認通知として受信した購入履歴情報が、キャンペーン参加済みとして記憶部12に記憶されていないかを判断する。新規登録部133は、受信した購入履歴情報がキャンペーン参加済みとして登録されていない場合、受信した購入履歴情報にキャンペーン参加確認済みを対応付けて記憶部12に書き込み、図10のステップS335からの処理を行なう。
そして、被紹介者が店舗で商品を購入すると、上記と同様に、カード管理サーバは、店舗のPOSシステムから受信したカード番号、店舗ID、及び商品IDを対応付けた購入履歴情報を記憶する。商品購入後、被紹介者は自分の端末装置2から、SNSのキャンペーン参加登録サイトのURLにより販促装置1にアクセスし、ユーザID、子ID及びカード番号を送信する。
販促装置1の新規登録部133は、アクセスに用いられたURLに基づいてキャンペーンを特定し、図10のステップS320からの処理を行う。そして、図11のステップS505の処理の前に、特典更新部136は、受信したカード番号からクレジットカード会社あるいはポイントカード発行したお店を特定する。特典更新部136は、特定したクレジットカード会社のカード管理サーバ、あるいは、特定したお店のポイントカードの運営を行っているポイントカード運営会社のカード管理サーバに、カード番号と、特定したキャンペーンの対象を示す店舗IDまたは商品IDとを設定したキャンペーン参加問合せを送信する。
カード管理サーバは、上記と同様に、キャンペーン参加問合せに設定されているカード番号と、店舗IDまたは商品IDとが設定された購入履歴情報が特定された場合、特定された購入履歴情報をキャンペーン参加確認通知として販促装置1へ返送する。販促装置1の特典更新部136は、キャンペーン参加確認通知として受信した購入履歴情報が、キャンペーン参加済みとして記憶部12に記憶されていない場合、受信した購入履歴情報にキャンペーン参加確認済みを対応付けて記憶部12に書き込み、図11のステップS505からの処理を行なう。
なお、本実施形態においてカード管理サーバは、販促装置1からのキャンペーン参加問い合わせに対して特定された購入履歴情報を販促装置1に通知したか否かを対応付けて記憶する構成としてもよい。この構成では、販促装置1からのキャンペーン参加問い合わせに対して、特定された購入履歴情報に通知済みが対応付けて記憶されていない場合に、販促装置1へ購入履歴情報を返送し、特定された購入履歴情報に通知済みを対応付けて記憶する。この場合、販促装置1において、受信した購入履歴情報がキャンペーン参加済みとして登録されていないかを判断しなくてもよい。
本実施形態では、店舗のPOSシステムとカード会社のカード管理サーバとの間で行なわれている既存の購入履歴管理機能を利用するため、カード管理サーバに販促装置1からの問い合わせに応答する機能のみを追加すればよい。よって、店舗やカード会社の負荷が少ない。
また本実施形態における購入履歴情報は、カード番号と、当該カード番号のカードにより商品が購入された店舗の店舗IDまたは購入された商品の商品IDの少なくとも一方とを有するものであって、その他、商品購入日や購入金額等の情報が含まれていてもよい。
上記により、例えば、ユーザAがキャンペーン対象の量販店で買い物をすると、SNSのキャンペーン参加登録サイトに、買い物に使用したカードの情報を送信する。販促装置1は、カードの運営を行っているカード会社のカード管理サーバに購入履歴の確認を行う。カード管理サーバにおいて、キャンペーン対象の量販店での商品購入が確認された場合、販促装置1は、ユーザAにSNSのポイントを付与するとともに、他人へのキャンペーンの紹介資格を与える。
ユーザAは、この量販店の内容や購入商品の内容などを紹介情報によって友人(ユーザB、C、D)に紹介する。紹介文を読んだユーザBは、キャンペーン対象の量販店で買い物をした後、SNSのキャンペーン参加登録サイトにカードの情報と子IDを送信する。販促装置1は、カード管理サーバに購入履歴の確認を行い、キャンペーン対象の量販店での商品購入が確認された場合、ユーザBとユーザAにポイントを付与し、他人へのキャンペーンの紹介資格を与える。以降は、上記が繰り返される。
なお、販促装置1は、カードを事前に登録する上述の実施形態と同様に予めユーザが保有するカードのカードIDをユーザ情報に登録しておき、キャンペーン参加登録時に紹介者または被紹介者の端末装置2から受信したユーザIDによりユーザ情報を特定し、カード番号を読み出してもよい。
また、ユーザのキャンペーン参加登録を、クレジットカードを利用して行う場合であって、キャンペーン対象が商品であり、かつ、カード管理サーバに購入された商品の情報が通知されない場合の実施形態として、販促装置1は以下のように動作するようにすることもできる。
紹介者が店舗で商品を購入すると、店舗のPOSシステムから、支払時に使用されたクレジットカードのカード番号、購入された商品の商品ID、商品購入日、商品購入金額等の情報がお店の商品購入履歴サーバに通知される。商品購入履歴サーバは、POSシステムから受信したカード番号、商品ID、商品購入日、商品購入金額等を対応付けた購入履歴情報を記憶する。さらに、店舗のPOSシステムから、クレジットカード会社のカード管理サーバに、カード番号、店舗ID、商品購入日、及び商品購入金額が通知される。カード管理サーバは、店舗のPOSシステムから受信したカード番号、店舗ID、商品購入日、及び商品購入金額を対応付けた購入履歴情報を記憶する。商品購入後、紹介者は自分の端末装置2から、SNSのキャンペーン参加登録サイトのURLにより販促装置1にアクセスし、ユーザID及びカード番号と、商品購入日とを送信する。
販促装置1の新規登録部133は、アクセスに用いられたURLに基づいてキャンペーンを特定し、図10のステップS320からの処理を行う。そして、ステップS335の処理の前に、新規登録部133は、受信したカード番号からクレジットカード会社を特定し、特定したクレジットカード会社のカード管理サーバに、カード番号及び商品購入日を設定した店舗問合せを送信する。
カード管理サーバは、記憶している購入履歴情報に、店舗問合せに設定されているカード番号及び商品購入日が設定されている購入履歴情報があるかを検索する。カード管理サーバは、検索の結果、購入履歴情報が特定された場合、特定された購入履歴情報に設定されている店舗IDを販促装置1へ返送する。販促装置1の新規登録部133は、店舗IDを受信すると、当該店舗IDによりお店を特定する。
販促装置1の新規登録部133は、特定したお店の商品購入履歴サーバにカード番号と、商品購入日と、キャンペーン対象の商品の商品IDとを設定したキャンペーン参加問合せを送信する。商品購入履歴サーバは、記憶している購入履歴情報に、キャンペーン参加問合せに設定されているカード番号、商品購入日、及び商品IDが設定されている購入履歴情報があるかを検索する。商品購入履歴サーバは、検索の結果、購入履歴情報が特定された場合、特定された購入履歴情報をキャンペーン参加確認通知として販促装置1へ返送する。販促装置1の新規登録部133は、受信した購入履歴情報がキャンペーン参加済みとして記憶部12に記憶されていないかを判断する。新規登録部133は、受信した購入履歴情報がキャンペーン参加済みとして登録されていない場合、受信した購入履歴情報にキャンペーン参加確認済みを対応付けて記憶部12に書き込み、図10のステップS335からの処理を行う。
そして、被紹介者が店舗で商品を購入すると、上記と同様に、店舗の商品購入履歴サーバは、POSシステムから受信したカード番号、商品ID、商品購入日、商品購入金額等を対応付けた購入履歴情報を記憶する。また、クレジットカード会社のカード管理サーバは、カード番号、店舗ID、商品購入日、及び商品購入金額を対応付けた購入履歴情報を記憶する。商品購入後、被紹介者は自分の端末装置2から、SNSのキャンペーン参加登録サイトのURLにより販促装置1にアクセスし、ユーザID、子ID、カード番号、及び商品購入日を送信する。
販促装置1の新規登録部133は、アクセスに用いられたURLに基づいてキャンペーンを特定し、図10のステップS320からの処理を行う。そして、図11のステップS505の処理の前に、特典更新部136は、受信したカード番号からクレジットカード会社を特定し、特定したクレジットカード会社のカード管理サーバに、カード番号及び商品購入日を設定した店舗問合せを送信する。
カード管理サーバは、上記と同様に、店舗問合せに設定されているカード番号及び商品購入日が設定された購入履歴情報から店舗IDを読み出して販促装置1へ返送する。販促装置1の特典更新部136は、受信した店舗IDにより特定したお店の商品購入履歴サーバに、カード番号と、商品購入日と、キャンペーン対象の商品の商品IDとを設定したキャンペーン参加問合せを送信する。
商品購入履歴サーバは、受信したキャンペーン参加問合せに設定されているカード番号、商品購入日、及び商品IDが設定されている購入履歴情報をキャンペーン参加確認通知として販促装置1へ返送する。販促装置1の特典更新部136は、受信した購入履歴情報がキャンペーン参加済みとして記憶部12に記憶されていない場合、受信した購入履歴情報にキャンペーン参加確認済みを対応付けて記憶部12に書き込み、図11のステップS505からの処理を行う。
上記により、例えば、ユーザAがお店でキャンペーン対象の商品を購入すると、SNSのキャンペーン参加登録サイトに、買い物に使用したカードの情報と商品購入日を送信する。販促装置1は、カード会社のカード管理サーバに購入履歴の確認を行ってユーザAが買い物をしたお店の情報を取得する。販促装置1は、ユーザAが買い物をしたお店の商品購入履歴サーバにおいてキャンペーン対象の商品の購入が確認された場合、ユーザAにSNSのポイントを付与するとともに、他人へのキャンペーンの紹介資格を与える。
ユーザAは、購入商品の内容などを紹介情報によって友人(ユーザB、C、D)に紹介する。紹介文を読んだユーザBは、キャンペーン対象の商品を購入した後、SNSのキャンペーン参加登録サイトにカードの情報と商品購入日時と子IDを送信する。販促装置1は、カード管理サーバに購入履歴の確認を行ってユーザBが買い物をしたお店の情報を取得する。販促装置1は、ユーザBが買い物をしたお店の商品購入履歴サーバにおいてキャンペーン対象の商品の購入が確認された場合、ユーザBとユーザAにポイントを付与し、他人へのキャンペーンの紹介資格を与える。以降は、上記が繰り返される。
なお、販促装置1は、カードを事前に登録する上述の実施形態と同様に予めユーザが保有するカードのカードIDをユーザ情報に登録しておき、キャンペーン参加登録時に紹介者または被紹介者の端末装置2から受信したユーザIDによりユーザ情報を特定し、カード番号を読み出してもよい。
また、本実施形態において商品購入履歴サーバは、販促装置1からのキャンペーン参加問い合わせに対して特定された購入履歴情報を販促装置1に通知したか否かを対応付けて記憶する構成としてもよい。この構成では、販促装置1からのキャンペーン参加問い合わせに対して、特定された購入履歴情報に通知済みが対応付けて記憶されていない場合に、商品購入履歴サーバへ購入履歴情報を返送し、特定された購入履歴情報に通知済みを対応付けて記憶する。この場合、販促装置1において、受信した購入履歴情報がキャンペーン参加済みとして登録されていないかを判断しなくてもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、販促に関するキャンペーンの情報を消費者であるユーザが容易に入手できるようにする。さらに、SNSのグループを利用して、キャンペーンに参加したユーザ(紹介者)から他のユーザ(被紹介者)へ商品やキャンペーンの紹介を容易に送信する。そして、被紹介者が商品等を購入してキャンペーンに参加した場合に、その被紹介者にキャンペーンを紹介した紹介者にも特典が付与される。よって、紹介者が積極的にキャンペーンを紹介する意欲がわくため、販促効果を効果的に向上させることができる。また、被紹介者は、紹介情報を送信した紹介者が、SNSで同じグループに所属している知人であるため、紹介情報の内容は信憑性が高いと考える。よって、被紹介者が紹介された商品等に興味を持ちやすくなり、これによっても、販促効果を効果的に向上させることができる。
また、販促装置1に登録されたキャンペーン参加情報から、商品の売行きに関する情報の集計が容易となり、リアルタイムに集計することも可能となる。また、このキャンペーンの効果をキャンペーンの主体の企業等に、リアルタイムに報告することも可能となる。
例えば、販促装置1の処理部13は、定期的に、キャンペーンID毎にキャンペーン参加情報を特定し、特定したキャンペーン参加情報の特典情報を参照して、特典が付与されているユーザの数を集計する。処理部13は、キャンペーンIDにより特定される企業のサーバに、当該キャンペーンIDにより特定されるキャンペーン参加情報から集計したユーザ数の遷移などの結果や、当該キャンペーン参加情報自体を送信する。
なお、上述の販促装置1、及び端末装置2は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、販促装置1の処理部13、及び端末装置2の処理部23の動作の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータシステムが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでいうコンピュータシステムとは、CPU及び各種メモリやOS、周辺機器等のハードウェアを含むものである。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであっても良い。