JP5824389B2 - 衛生用紙 - Google Patents

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本発明は、衛生用紙に関する。
ティシュペーパー及びトイレットぺーパーに代表される家庭用薄葉紙は、近年の高品質化の要求により、紙に柔軟性や保湿性を付与し、使い心地などの風合いに優れるものが求められるようになってきている。紙の風合いを向上させるために、薬液を表面塗布(外添)などによって紙に含ませる方法が例えば下記特許文献1〜3に提案されている。
紙に含ませる薬液としては、多価アルコール、糖類及び油類物質(特許文献1)、エステル結合を有する第4級アンモニウム塩、ポリエチレンオキシドを付加したソルビタンの脂肪酸エステル、多価アルコール(特許文献2)、20℃で半固体であるか固体であるローション組成物の一部の成分として脂肪酸と糖とのエステルなどの糖誘導体(特許文献3)などが提案されている。
特許第2996319号 特開2008−007926号 特表平11−511046号
本発明の課題は、従来の衛生用紙に比べて生産性が良く、風合いが良好な衛生用紙を提供することにある。
本発明者らは、特定の組成物を含み、25℃にて液状である処理剤を含有する衛生用紙が、従来の衛生用紙に比べて生産性が良く、風合いが良好な衛生用紙を得ることができることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、下記を含む衛生用紙である。
(1)少なくとも下記A〜C成分を含み、A/B/C成分の重量比が100/0.001〜0.2/0.005〜1.5であり、25℃において液状である処理剤を、紙の乾燥重量に対して1〜50%含有する衛生用紙。
A:多価アルコール
B:炭素数8〜22の脂肪酸類と糖とのエステル化合物
C:炭素数8〜22のアルキル基を有する4級アンモニウム塩
(2)少なくとも下記A〜D成分を含み、A/B/C/D成分の重量比が100/0.001〜0.2/0.005〜1.5/0.01〜3であり、25℃において液状である処理剤を、紙の乾燥重量に対して1〜50%含有する衛生用紙。
A:多価アルコール
B:炭素数8〜22の脂肪酸類と糖とのエステル化合物
C:炭素数8〜22のアルキル基及び/又はアルケニル基を有する4級アンモニウム塩
D:炭化水素
(3)前記処理剤を含有する紙の1枚当たりの坪量が10〜45g/mであり、吸水度(JIS S 3104−1992)が2枚重ねで0.1〜3.5秒であることを特徴とする(1)又は(2)に記載の衛生用紙。
本発明の衛生用紙は、公知の衛生用紙に比べ、風合いに優れる特徴を有する。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)について詳細に説明する。
本発明に係る衛生用紙は、下記(A)〜(C)成分又は下記(A)〜(D)を含む処理剤を含有する。(A):多価アルコール、(B):炭素数8〜22の脂肪酸類と糖とのエステル化合物、(C):炭素数8〜22のアルキル基及び/又はアルケニル基を有する4級アンモニウム塩、(D)炭化水素。
処理剤に含まれる上記(A)〜(C)成分の割合は、A/B/C成分の重量比が100/0.001〜0.2/0.005〜1.5である。上記重量比の範囲においてB成分の好ましい範囲としては0.005〜0.2、さらには0.005〜0.15であり、C成分の好ましい範囲としては0.02〜1.5、さらには0.02〜1.1である。
処理剤に含まれる上記(A)〜(D)成分の割合は、A/B/C/D成分の重量比が100/0.001〜0.2/0.005〜1.5/0.01〜3である。上記重量比の範囲においてB成分の好ましい範囲としては0.005〜0.2、さらには0.005〜0.15であり、C成分の好ましい範囲としては0.02〜1.5、さらには0.02〜1.1であり、D成分の好ましい範囲としては0.03〜3、さらには0.03〜2.5である。
本発明で使用される前記(A)〜(C)成分又は前記(A)〜(D)成分を含む処理剤は、25℃において流動性のある液状である。25℃において処理剤が固体であると、処理剤を紙表面に塗布することが難しく、また衛生用紙の風合いが悪化する。好ましくは処理剤の粘度が25℃において5〜200mPa・sであると、紙への塗布が容易となり、風合向上効果に優れる衛生用紙が得られ易い。
本発明の衛生用紙は、前記(A)〜(C)成分又は前記(A)〜(D)成分を含む処理液を紙の乾燥重量に対して合計1〜50%、好ましくは5〜40%含有する。
本発明で使用される多価アルコール(A成分)としては、2価以上の水酸基を有するアルコールである。具体的には、グリセリン、ジグリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ソルビトール、キシリトール、エリスリトール等が挙げられ、中でも風合いに優れるグリセリンが好ましい。
本発明で使用されるエステル化合物(B成分)としては、炭素数8〜22の脂肪酸類と糖とのエステル化合物である。上記炭素数8〜22の脂肪酸類としては、炭素数8〜22の脂肪酸及び脂肪酸のエステルを挙げることができる。脂肪酸としては、炭素数が8〜22である直鎖脂肪酸、分岐鎖を有する脂肪酸、飽和脂肪酸、及び不飽和脂肪酸の何れでも良い。上記脂肪酸のエステルとしては、上記各脂肪酸の酸無水物、及び上記各脂肪酸の炭素数1〜5、特に炭素数1〜3の低級アルコール(メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコール)のエステルなどが挙げられる。これらは単独又は2種以上組み合わせて使用することができる。また上記の糖としては、単糖類や、二糖類、三糖類などのオリゴ糖が挙げられる。単糖類としては、アロース、タロース、グロース、グルコース、アルトロース、マンノース、ガラクトース、イドース、リボース、リキソース、キシロース、アラビノース、アピオースなどのアルドース類、プシコース、フルクトース、ソルボース、タガトース、リブロース、キシルロースなどのケトース類が挙げられる。二糖類や三糖類としては、ショ糖、ラクトース、マルトース、トレハロース、ツラノース、セロビオース、ラフィノース、メレジトース、マルトトリオースなどが挙げられる。中でもエステル化合物(B成分)としては、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸及びオレイン酸のショ糖エステル化合物が風合いに優れるため好ましい。
本発明で使用される炭素数8〜22のアルキル基又はアルケニル基を有する4級アンモニウム塩(C成分)としては、分子中に4級アンモニウム塩を有しており、かつ、4級アンモニウム塩の側鎖にアルキル基又はアルケニル基を有していれば良い。これらの一種を単独で使用することができ、またその二種以上を併用することもできる。C成分の中でも下記一般式(1)で表される化合物は、風合いに優れるため、好ましい。
Figure 0005824389
(但し、式中、Rは炭素数6〜22のアルキル基又は炭素数6〜22のアルケニル基を、RとRとは(EO)(PO)H、炭素数1〜22のアルキル基、及び炭素数1〜22のアルケニル基から選ばれる1種を示し、かつRとRとは同一又は相異していてもよく、R〜Rのうち少なくとも1つは炭素数8〜22のアルキル基及び/又は炭素数8〜22のアルケニル基であり、Xは陰イオンであり、前記Eはエチレン基を示し、前記Pはプロピレン基を示し、mとnとの合計は1〜60である。エチレンオキサイド、及び/又はプロピレンオキサイドの付加形態はランダムでもブロックでも良い。なお、m及びnは平均付加モル数である。)
上記一般式(1)で表される第4級アンモニウム塩としては、具体的にはトリメチルモノラウリルアンモニウムクロライド、トリメチルモノセチルアンモニウムクロライド、トリメチルモノパルミチルアンモニウムクロライド、トリメチルモノステアリルアンモニウムクロライド、トリメチルモノオレイルアンモニウムクロライド、トリメチルモノベヘニルアンモニウムクロライド、ジメチルジラウリルアンモニウムクロライド、ジメチルジセチルアンモニウムクロライド、ジメチルジパルミチルアンモニウムクロライド、ジメチルジステアリルアンモニウムクロライド、ジメチルジオレイルアンモニウムクロライド、ジメチルジベヘニルアンモニウムクロライド、ポリアルキレンオキシモノメチルジオレイルアンモニウムクロライド、ビス(ポリアルキレンオキシ)モノメチルモノオレイルアンモニウムクロライド、ジヤシアルキルジメチルアンモニウムクロライドが挙げられる。
この中でも風合い向上効果に優れるモノ又はジステアリル基、モノ又はジラウリル基、モノ又はジオレイル基を有するアンモニウムクロライド化合物が好ましい。
本発明で使用される炭化水素(D成分)としては、パラフィン系炭化水素、ナフテン系炭化水素、芳香族系炭化水素、オレフィン系炭化水素などが挙げられる。
具体的には鉱物油、流動パラフィン、動物ワックス、植物ワックス、鉱物ワックス、石油ワックス等の天然ワックス、フィッシャー・トロプシュワックス、カスターワックス、ポリエチレンワックス及びポリプロピレンワックス等の合成ワックスを挙げることができる。これらの一種を単独で使用することができ、またその二種以上を併用することもできる。これらの中でも紙の風合向上効果に優れる鉱物油、流動パラフィンが好ましく、さらに40℃における動粘度が2mm/s以上、より好ましくは3〜80mm/sである。
本発明で使用される上記処理剤は、前記(A)〜(D)成分以外のその他の成分を任意に配合することができる。その他の成分としては、例えば、水、カチオン性以外の界面活性剤、消泡剤、防腐剤、香料などが挙げられる。その他の成分として水を加える場合は、処理剤全体のうち水が1〜45重量%、さらには5〜40重量%であることが風合いに優れる衛生用紙が得られ易く好ましい。水以外のその他の成分を加える場合は、処理剤全体のうち5重量%以下であることが好ましい。
カチオン性以外の界面活性剤として、ノニオン性、アニオン性、両性の界面活性剤が挙げられるが、処理剤の安定性への悪影響が小さいノニオン性の界面活性剤が好ましい。
消泡剤としては、ポリシロキサン、無機フィラー複合コンパウンド型シリコンオイル又はエマルション、ポリオキシエチレン変性シリコン、アミノ変性シリコン、ポリオキシアルキレンと高級アルコールとの付加体等が使用できる。
防腐剤としては、安息香酸塩、メチルパラベン、エチルパラベン等のオキシ安息香酸系防腐剤;ヘキサヒドロ−1,3,5−トリス(2−ヒドロキシエチル)−S−トリアジンに代表される有機窒素系防腐剤;1,2−ベンゾイソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−n−オクチル−4−イソチアゾリン、N−ブチル−1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン等に代表される有機窒素硫黄系防腐剤;1,2−ビス(ブロモアセトキシ)エタン、2,2−ジブロモ−3−ニトリロプロピオンアミド、ビストリブロモメチルスルホンに代表されるような有機ブロム系防腐剤;4,5−ジクロロ−1,2−ジチオール−3−オンで代表されるような有機硫黄系防腐剤等が使用できる。
香料としては、α−アミルシンナムアルデヒド、γ−ウンデカラクトン、オイゲノール、オクタノール、ケイ皮酸エチル、ゲラニオール、酢酸イソアミル、酢酸エチル、サリチル酸メチル、γ−ノナラクトン、バニリン、パラメチルアセトフェノン、ヒドロキシシトロネラール、ベンジルアルコール、メチルエチルケトン、dl−メントール、1−メントール、リナロールのいずれか1種または2種以上が使用できる。
本発明の衛生用紙は、上記処理剤を紙に塗布することによって得ることができる。まず第一に抄紙工程のウェブ形成後の水分率が20%以下の部分でウェブに上記処理剤の溶解液を直接スプレー塗布する方法がある。薬剤溶解液は粘度が20mPa.S以下であることが望ましい。溶解液が水溶液である場合は塗布する液量で補助乾燥設備(例えばアフタードライヤーとして、多筒加熱ロール、フローター熱風乾燥設備や赤外線乾燥設備等)が必要である。リール巻取りでの水分は少なくとも10%以下にすることが望ましい。
また、予め抄紙機で抄造したウェブに二次工程で上記処理剤を含む溶解液を塗布する方法がある。これにはコーターまたは印刷機による方式がある。コーターや、グラビヤ印刷による場合には、グラビヤロールの溝深さや線数を変えることによりまたフレキソ印刷の場合はアニロックスロールの溝深さや線数や印刷パターンの形状を変えることにより、また品質改良剤の溶解液濃度を変えることにより塗布量を変えることができる。塗布ムラや塗布ロールへのウェブの付着などのトラブルを避ける意味で塗布する処理剤溶解液の粘度が200mPa.s以下であることが望ましい。
本発明の衛生用紙は、風合いを良好にするため、紙の1枚当たりの坪量を10〜45g/mとする。衛生用紙として使用する際の拭き取る効果を良好にするため吸水度(日本工業規格JIS S 3104)が用紙2枚重ねで0.1〜3.5秒とする。
本発明の衛生用紙のパルプ原料としては、クラフトパルプ、サルファイトパルプ等の晒並びに未晒化学パルプ;砕木パルプ、機械パルプ、サーモメカニカルパルプ等の晒並びに未晒高収率パルプ;新聞古紙、雑誌古紙、段ボール古紙、脱墨古紙等の古紙パルプを挙げることができ、これらは単独又は2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明の衛生用紙としては、トイレットペーパー、ティシュペーパー、タオルペーパー、ナプキン原紙の用途に適している。
以下、本発明の実施例および比較例を挙げて具体的に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。なお、各例中、部、%は特記しない限りすべて重量部、重量%である。
(実施例1)
撹拌機を備えた300mLのフラスコに(A)成分としてグリセリン 100部、(B)成分としてショ糖ベヘニン酸エステル(モノ/ジ又はトリ=20/80) 0.14部、(C)成分としてモノステアリルトリメチルアンモニウムクロライド 0.3部、ポリオキシエチレン(5)ステアリルエーテル 1部、水 30部を添加し、50℃にて30分撹拌後、冷却し、ブルックフィールド回転粘度計を用いて、25℃で測定した粘度が56mPa・sである処理液を得た。得られた処理液について、流動性のある液状であることを確認した。さらに得られた処理液について、ティシュペーパー(パルプ:晒化学パルプ 坪量11g/m2) 2枚一組に対して、処理液が表1で示す付着量(紙の乾燥重量に対するA〜D成分及びその他成分の合計重量)となるようにエアスプレーで均一に塗布し、温度23℃、湿度50%RHの条件下で24時間風乾させることで、実施例1の衛生用紙を得た。
(実施例2〜8、比較例1〜5)
表1、表2の処方で実施例1と同様に処理液を調製し、実施例2〜8、比較例1〜5の衛生用紙を得た。
Figure 0005824389
※1:エステル組成:モノ/ジ又はトリ=20/80
※2:エステル組成:モノ/ジ又はトリ=75/25
※3:エステル組成:モノ/ジ又はトリ=80/20
※4:ジステアロイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェート/セトステアリルアルコール=75/25の混合物を使用。表中の数値はジステアロイルエチルヒドロキシエチルモニウムメトサルフェートについての含有量を表す。
※5:密度0.84g/cm(15℃)、動粘度7mm/s(40℃)
※6:組成パラフィン系/ナフテン系=7/3、密度0.86g/cm(15℃)、動粘度32mm/s(40℃)
※7:密度0.92g/cm(15℃)、動粘度5mm/s(25℃)
Figure 0005824389
(比較例6)
表2の処方で実施例1と同様に処理剤を調製したところ、25℃において処理剤の流動性が失われたため、処理剤を塗布することができなかった。
<吸水度の評価>
実施例2〜8、比較例1〜5の衛生用紙を日本工業規格JIS S 3104の吸水度に従って測定した。測定結果を表1、2にまとめる。
衛生用紙として使用する際の拭き取る効果を良好にするため吸水度が用紙2枚重ねで0.1〜3.5秒の範囲にあることが好ましい。
<風合いの評価>
実施例1〜6及び比較例1〜5の衛生用紙の風合いを2枚握り官能性評価を行った。基準として比較例1の手触り感を点数3とし、実施例1〜6、比較例2〜5について風合いを評価した。評価結果を表1、2にまとめる。
<発泡性の評価>
100mLのビーカーに、実施例1〜6及び比較例1〜3で使用した処方液を50mL加え、500rpm(長さ3cm直径5mmの回転子を使用)で5分間撹拌し、さらに1分間静置した後の発泡の高さを測定した。
用紙に塗工する際に発泡があると塗工速度を上げること等ができないため、生産性を向上するためには発泡が少ないことが好ましい。
表1、2に示す結果から明らかな通り、本発明の実施例1〜8の衛生用紙は、比較例1〜6の衛生用紙に比べて良好な風合いを示した。中でも実施例3〜8は、吸水度に優れるため、衛生用紙として拭き取る効果が良好であり、また塗工液の発泡が少ないことから、生産性の向上した衛生用紙を得ることが可能であることを示唆している。
比較例1、2、5は、風合いしっとり感が実施例に比べて劣り、比較例3、比較例4は紙がべたつき過ぎて、風合いに劣る結果であった。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが、当業者には明らかである。また、その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。

Claims (3)

  1. 少なくとも下記A〜C成分を含み、A/B/C成分の重量比が100/0.001〜0.2/0.005〜1.5であり、25℃において液状である処理剤を、紙の乾燥重量に対して1〜50%含有する衛生用紙。
    A:多価アルコール
    B:炭素数8〜22の脂肪酸類と糖とのエステル化合物
    C:炭素数8〜22のアルキル基を有する4級アンモニウム塩
  2. 少なくとも下記A〜D成分を含み、A/B/C/D成分の重量比が100/0.001〜0.2/0.005〜1.5/0.01〜3であり、25℃において液状である処理剤を、紙の乾燥重量に対して1〜50%含有する衛生用紙。
    A:多価アルコール
    B:炭素数8〜22の脂肪酸類と糖とのエステル化合物
    C:炭素数8〜22のアルキル基及び/又はアルケニル基を有する4級アンモニウム塩
    D:炭化水素
  3. 前記処理剤を含有する紙の1枚当たりの坪量が10〜45g/mであり、吸水度(JIS S 3104−1992)が2枚重ねで0.1〜3.5秒であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の衛生用紙。
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