JP5823336B2 - 燃料分配管 - Google Patents
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Description
金属材に切り欠きを設ける場合において切り欠きは、金属材の周面における対向部に一対設けられている構成としてもよい。また、主管部に切り欠きを設ける場合において切り欠きは、第2流路の周面における対向部に一対設けられている構成としてもよい。このような構成によると、一対の切り欠きによってオリフィスを2箇所に設けることができる。
このような構成によると、金属材を開口部から第2流路に圧入する長さを短くすることができる。
本発明の実施形態1を図1ないし図2の図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるコモンレール11は、図1に示すように、燃料タンクから送られた燃料を複数のインジェクタ(図示せず)に分配する主管部20と、この主管部20に燃料を供給する燃料配管(図示せず)と、この燃料配管を主管部20に固定するナット(図示せず)とを備えて構成されている。
次に、本発明の実施形態2を図3の図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるコモンレール12は、実施形態1の金属材60の構成を一部変更したものであって、その他の構成については同じであるため、重複する説明については省略する。本実施形態の金属材160は、一対の切り欠き61,61を有している。一対の切り欠き61,61は、金属材160の周面における対向部に設けられている。この金属材160が配管接続部23の第2流路23Aに圧入された状態では、切り欠き61を構成する一対の平面と第2流路23Aの周面とによってオリフィス62が形成される。したがって、本実施形態では第2流路23Aの周面における対向部に、一対の切り欠き61,61に対応する2箇所のオリフィス62,62を設けることができる。
次に、本発明の実施形態3を図4および図5の図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるコモンレール13は、実施形態1の主管部20の構成を一部変更したものであって、その他の構成については同じであるため、重複する説明については省略する。本実施形態の主管部120は、分岐部21と、配管接続部23とを備えて構成され、この配管接続部23の内部に第2流路23Aが形成されている点については実施形態1の主管部20と同様である。しかしながら、第2流路23Aの周面には、弧状面を有する切り欠き121が設けられており、この切り欠き121は、第2流路23Aの軸線方向に沿って凹設されている。切り欠き121の上縁は、受け面25の下縁に連続している。
次に、本発明の実施形態4を図6の図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるコモンレール14は、実施形態3の主管部120の構成を一部変更したものであって、その他の構成については同じであるため、重複する説明については省略する。本実施形態の主管部130は、一対の切り欠き121,121を有している。一対の切り欠き121,121は、第2流路23Aの周面における対向部に設けられている。金属材70が第2流路23Aに圧入された状態では、切り欠き121の弧状面と金属材70の周面とによってオリフィス122が形成される。したがって、本実施形態では第2流路23Aの周面における対向部に、一対の切り欠き121,121に対応する2箇所のオリフィス122,122を設けることができる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では燃料配管に接続される配管接続部23にオリフィスを設けているものの、本発明によると、インジェクタに接続される分岐用筒部にオリフィスを設けてもよい。
20,120,130...主管部
21A...第1流路
23A...第2流路
24...開口部
60,70,160...金属材
61,121...切り欠き
62,122...オリフィス
Claims (5)
- 第1流路から第2流路が分岐してなる主管部と、
前記第2流路における前記第1流路との接続部と反対側の端部に形成された開口部から前記第2流路に圧入される金属材と、を備え、
前記金属材の周面に切り欠きが設けられており、前記金属材における前記切り欠きが形成された面と前記第2流路の周面との間にオリフィスが形成されている燃料分配管。 - 前記切り欠きは、前記金属材の周面における対向部に一対設けられていることを特徴とする請求項1に記載の燃料分配管。
- 第1流路から第2流路が分岐してなる主管部と、
前記第2流路における前記第1流路との接続部と反対側の端部から前記第2流路に圧入される金属材と、を備え、
前記第2流路の周面に切り欠きが設けられており、前記主管部における前記切り欠きが形成された面と前記金属材の周面との間にオリフィスが形成されている燃料分配管。 - 前記切り欠きは、前記第2流路の周面における対向部に一対設けられていることを特徴とする請求項3に記載の燃料分配管。
- 前記金属材は、前記開口部の近くに固定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の燃料分配管。
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