JP5818239B2 - アンテナ装置及びアンテナ取付金具 - Google Patents

アンテナ装置及びアンテナ取付金具 Download PDF

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Description

本発明は、アンテナを支柱の側方に突き出す状態でアンテナを支柱に固定するアンテナ装置及びアンテナ取付金具に関し、特に、通信用の電気部品を収容した収容ボックスが背面に装着されたアンテナを固定する装置等に関する。
支柱へのパラボラアンテナ(以下、「アンテナ」という)の取り付けに際しては、アンテナを固定するだけでなく、アンテナが適切な方向を向くように向きを調整する必要があるため、アンテナを仰角方向や方位角方向に動かすための機構をアンテナ取付金具に設ける必要がある。
この種のアンテナ取付金具を用いたアンテナ装置として、例えば、特許文献1には、図11に示すように、支柱60を中心に挟んで対向して配設されるとともに、支柱60の高さ方向の上下に分割され、各々が支柱60の高さ方向及び支柱回り方向に調整自在に固定される上クランプ61、62及び下クランプ63、64からなる本体固定部65と、上クランプ61に仰角回転軸66を中心にして回転可能に取り付けられ、かつ、アンテナ67に固着されるアンテナ金具68と、上クランプ61の長孔69と下クランプ63のねじ孔70の間を螺動し、上クランプ61、62を押し引きする方位角調整ボルト71と、アンテナ金具68の係合孔72と上クランプ61のナット部73の間を螺動し、アンテナ金具68を押し引きする仰角調整ボルト74とを備えたアンテナ装置が記載されている。
上記アンテナ装置においては、上クランプ61、62及び下クランプ63、64の各々で支柱60を締め付けることで、上下のクランプ61〜64を支柱60に固定し、アンテナ67を強固に固定する。また、アンテナ67の方位角を調整する場合には、上クランプ61、62の締め付けを緩めた上で、方位角調整ボルト71を通じて上クランプ61、62を支柱60の軸回りに回動させ、アンテナ67を方位角方向に回動させる。さらに、アンテナ67の仰角を調整する場合には、固定ボルト75を緩めた上で、仰角回転軸66を支軸としてアンテナ金具68を回動させ、アンテナ67を仰角方向に回動させる。
ところで、取付金具によって取り付けたアンテナを無線通信機器として利用するには、アンテナをケーブルや導波管等の通信用の電気部品と電気的に接続することが必要である。このため、アンテナの設置に際しては、アンテナ固定用の取付金具とは別に、電気部品を支柱に固定するための取付金具が必要となり、部品点数を増大させる一因となる。
そこで、近年、図12に示すように、通信用の電気部品を収容した収容ボックス82をアンテナ81の背面に装着し、アンテナ81と収容ボックス(電気部品)82を一体化した一体型アンテナ83が提案されている。この一体型アンテナ83では、連結部84を通じて、収容ボックス82とアンテナ81が機械的に連結されると同時に、収容ボックス82内の電気部品がアンテナ81と電気的に接続される。これにより、電気部品用の取付金具を不要とし、部品点数の削減を図っている。
特開平10−313204号公報
図12に示すアンテナ装置において、アンテナ81の仰角を調整するにあたっては、クランプ85と仰角調整金具89を連結する締結ねじ86を工具87によって緩め、その上で、仰角調整金具89、収容ボックス82及びアンテナ81の全体を仰角方向に回動させ、位置が定まった時点で締結ねじ86を締め直すことになる。
しかし、同図に示すように、収容ボックス82の大きさによっては、締結ねじ86を締緩するための作業空間を収容ボックス82が占有し、アンテナ施工工事の際の調整作業に多大な手間を要するという問題がある。
そこで、例えば、図13に示すように、仰角調整金具89の横方向の長さを延伸させることで、締結ねじ86と収容ボックス82の間の空間を拡大し、作業空間の確保を図ることが考えられる。しかし、この場合、仰角調整金具89の横方向の長さを延伸させた分、支柱88とアンテナ81の距離Lを拡げることになり、アンテナ設置後の指向方向のずれを招くという問題がある。
すなわち、距離Lを拡げてアンテナ81を遠ざけた分、アンテナ81に風を受けた際に生じる回転モーメント(支柱88の軸線回りの回転:矢印M参照)が増大するため、アンテナ81が方位角方向に回り易くなり、アンテナ81の設置後にアンテナ81の向きが変動する虞がある。特に、近年、送信出力の増大化が進んでアンテナが大きくなる傾向にあり、風の影響を受け易くなっているため、上記の問題は軽視できないものとなる。
また、図13に示すアンテナ装置では、アンテナ81をクランプ85から遠ざけることになるため、クランプ85や仰角調整金具89に加わる負荷が増大する。このため、鉛直方向の荷重(例えば、アンテナ81への積雪等による荷重)への耐性が低くなり、アンテナ落下事故の危険性を増大させることになる。そして、このような事故を防ぐためには、アンテナ取付金具の剛性強化が避けられず、取付構造の大型化や材料の見直しなどが必要となり、全体の重量増や製造コストの増加を強いられることになる。
そこで、本発明は、上記従来の技術における問題点に鑑みてなされたものであって、仰角調整の際の良好な作業性を確保しつつ、回転モーメントの増大、鉛直方向の荷重に対する耐性の低下、及び重量やコストの増加を回避することが可能なアンテナ装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、アンテナと、該アンテナの背面に装着され、通信用の電気部品を収容する収容部と、該収容部が装着された状態のアンテナを、該アンテナが支柱の側方に突出する状態で該支柱に固定するアンテナ取付金具とを備えたアンテナ装置であって、前記アンテナ取付金具が、前記支柱に締め付け固定されるクランプと、上面視L字状に形成され、前記クランプに連結される短板部と、該短板部に直交して前記アンテナに連結される長板部とを有するとともに、前記アンテナの仰角を調整するための仰角調整操作部を前記クランプとの接続部に有する仰角調整金具とを備え、前記仰角調整操作部が、前記収容部と異なる高さに位置し、前記仰角調整金具の前記短板部が、前記支柱の軸線方向に対して平行な面内で揺動することを特徴とする。
そして、本発明によれば、仰角調整操作部が収容部と異なる高さに位置するため、仰角調整の際の良好な作業性を確保しつつ、回転モーメントの増大、鉛直方向の荷重に対する耐性の低下、及び重量やコストの増加を回避することが可能になる。
上記アンテナ装置において、前記仰角調整操作部の下端部が、前記収容部の上端部よりも上方に位置するように構成することができる。
上記アンテナ装置において、前記アンテナの背面に付設されたアンテナ接続部を備え、該アンテナ接続部が、連結部を通じて前記収容部が接続される第1の接続部と、該第1の接続部の上方に形成され、前記仰角調整金具が接続される第2の接続部とを備え、前記アンテナの背面に前記収容部を装着した状態で、前記第2の接続部が前記連結部の上端部よりも上方に位置するように構成することができる。
上記構成によれば、アンテナに対する連結部の取付位置と、アンテナに対する仰角調整金具の取付位置とを上下に並べることができ、アンテナ、連結部及び仰角調整金具を適切に連結しつつ、仰角調整操作部の下端部を収容部の上端部よりも上方に位置させることが可能になる。
上記アンテナ装置において、前記仰角調整操作部の上端部が、前記収容部の下端部よりも下方に位置するように構成することができる。
上記アンテナ装置において、前記アンテナの背面に付設されたアンテナ接続部を備え、該アンテナ接続部が、連結部を通じて前記収容部が接続される第1の接続部と、該第1の接続部の下方に形成され、前記仰角調整金具が接続される第2の接続部とを備え、前記アンテナの背面に前記収容部を装着した状態で、前記第2の接続部が前記連結部の下端部よりも下方に位置するように構成することができる。
上記構成によれば、アンテナに対する連結部の取付位置と、アンテナに対する仰角調整金具の取付位置とを上下に並べることができ、アンテナ、連結部及び仰角調整金具を適切に連結しつつ、仰角調整操作部の上端部を収容部の下端部よりも下方に位置させることが可能になる。
上記アンテナ装置において、前記アンテナ接続部と前記仰角調整金具を一体に形成することができる。
また、本発明は、アンテナと、該アンテナの背面に装着され、通信用の電気部品を収容する収容部と、該収容部が装着された状態のアンテナを、該アンテナが支柱の側方に突出する状態で該支柱に固定するアンテナ取付金具とを備えたアンテナ装置であって、前記アンテナ取付金具が、前記支柱に締め付け固定されるクランプと、上面視L字状に形成され、前記クランプに連結される短板部と、該短板部に直交して前記アンテナに連結される長板部とを有するとともに、前記アンテナの仰角を調整するための仰角調整操作部を該クランプとの接続部に有する仰角調整金具とを備え、前記支柱の中心軸と直交しつつ、仰角調整軸を通過する平面を仰角調整中心平面と定義するとともに、該仰角調整中心平面及び前記支柱の中心軸の交点と前記アンテナの中心軸とを通過する平面をアンテナ中心平面と定義したときに、前記仰角調整中心平面と前記アンテナ中心平面が斜めに交差し、前記仰角調整金具の前記短板部が、前記支柱の軸線方向に対して平行な面内で揺動することを特徴とする。
さらに、本発明は、通信用の電気部品を収容した収容部が背面に装着されたアンテナを、該アンテナが支柱の側方に突出する状態で該支柱に固定するアンテナ取付金具であって、前記支柱に締め付け固定されるクランプと、上面視L字状に形成され、前記クランプに連結される短板部と、該短板部に直交して前記アンテナに連結される長板部とを有するとともに、前記アンテナの仰角を調整するための仰角調整操作部を該クランプとの接続部に有する仰角調整金具とを備え、前記仰角調整操作部が、前記収容部と異なる高さに位置し、前記仰角調整金具の前記短板部が、前記支柱の軸線方向に対して平行な面内で揺動することを特徴とする。
以上のように、本発明によれば、仰角調整の際の良好な作業性を確保しつつ、回転モーメントの増大、鉛直方向の荷重に対する耐性の低下、及び重量やコストの増加を回避することが可能になる。
本発明にかかるアンテナ装置の第1の実施形態を示す斜視図である。 図1のアンテナ装置の分解図である。 図1のアンテナ及び収容ボックスを示す斜視図である。 図1の仰角調整金具を示す斜視図である。 図1のアンテナ装置の側面図である。 図1のアンテナ装置の背面図である。 図5の側面図の一部拡大図である。 図1のアンテナ装置の平面説明図である。 本発明にかかるアンテナ装置の第2の実施形態を示す斜視図である。 本発明にかかるアンテナ装置の第3の実施形態を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)の分解図である。 従来のアンテナ装置を示す斜視図である。 従来のアンテナ装置を示す斜視図である。 従来のアンテナ装置を示す斜視図である。
次に、発明を実施するための形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図6は、本発明にかかるアンテナ装置の第1の実施形態を示し、このアンテナ装置1は、大別して、アンテナ2と、通信用の電気部品を収容する略角柱状の収容ボックス3と、これらアンテナ2及び収容ボックス3を支柱4に固定するアンテナ取付金具5とから構成される。
図3に示すように、アンテナ2の背面2aには、アンテナ2をアンテナ取付金具5及び収容ボックス3と連結するためのアンテナ接続部6が付設される。このアンテナ接続部6は、略円状に形成された第1の接続部6aと、略三角状に形成された第2の接続部6bとが一体に形成されて構成される。
アンテナ2への収容ボックス3の連結は、連結部8の端部に設けた接続板9(図5参照)をアンテナ接続部6の第1の接続部6aに接続し、アンテナ接続部6の第2の接続部6bを連結部8の上端よりも上方に突出させるようにして行う。これにより、アンテナ2の後方に収容ボックス3を装着し、一体型アンテナ10を構成する。
アンテナ取付金具5は、図1に示すように、アンテナ2及び収容ボックス3を支柱4に固定するために設けられ、アンテナ2を支柱4の側方に突き出す状態で固定するように構成される。このアンテナ取付金具5は、大別して、クランプ11と、一端がクランプ11と連結されるとともに、他端がアンテナ2と連結される仰角調整金具12とから構成される。
クランプ11は、相対向して配置される押さえ金具14及び受け金具15と、両者を連結するボルト16及びナット17とを備える。押さえ金具14は、上面視山括弧状に形成され、一方、受け金具15は、支柱4の周面と対向する面が谷状に形成されるとともに、反対側の面15aが平坦状に形成される。図2に示すように、受け金具15の平坦面15aには、側方に突出する3本のボルト18a〜18cが植設されるとともに、弓長状の貫通孔20が穿設される。貫通孔20には、支柱4との対向面(平坦面15aと反対側の面)側からボルト18dが挿通される。
上記のクランプ11では、押さえ金具14及び受け金具15の間に支柱4を挟んで締め付けることにより、アンテナ2及び収容ボックス3を支柱4に固定する。尚、押さえ金具14と受け金具15の間隔は、ナット17の締め具合を調整することで拡縮することができ、支柱4の径に応じて適宜調整することが可能である。
仰角調整金具12は、アンテナ2の仰角を調整可能としつつ、アンテナ2及び収容ボックス3をクランプ11に連結するために設けられる。この仰角調整金具12は、上面視L字状を有し、図2及び図4に示すように、受け金具15の平坦面15aと平行に位置する短板部21と、短板部21に直交する長板部22とを備える。
図4に示すように、短板部21には、平坦面15aから突出するボルト18a(図2参照)を挿通する貫通孔23aと、ボルト18b、18cを挿通する弓長状の貫通孔23b、23cと、ボルト18dを挿通する貫通孔23d〜23fとが穿設される。仰角調整金具12とクランプ11の固定は、図1及び図2に示すように、ボルト18a〜18cを貫通孔23a〜23cの各々に挿通しつつ、その時点での仰角調整金具12の傾きに応じてボルト18dを貫通孔23d〜23fの何れかに挿通し、ボルト18a〜18dにナット19a〜19dを螺合して締め付けることで行う。
図4に示すように、長板部22には、X状に配列された5個の貫通孔24a〜24eが穿設される。仰角調整金具12とアンテナ2の固定は、貫通孔24a〜24eのうちの中央に位置する貫通孔24cと、下部に位置する貫通孔24d、24eとの3個の貫通孔に、取付ねじ25a〜25c(図1参照)を挿通し、その状態で、取付ねじ25a〜25cの先端を、アンテナ接続部6の第2の接続部6bに設けた3個のねじ孔26a〜26c(図3参照)に螺入することで行う。
仰角調整金具12において、アンテナ2の仰角を調整するにあたっては、工具27(図5参照)を用いて、ボルト18a〜18dと螺合するナット19a〜19dを緩め、仰角調整金具12とクランプ11(受け金具15)との締結を解除する。そして、ボルト18aを支軸として仰角調整金具12を回動させ、アンテナ2の仰角を適切な角度に調整する。アンテナ角度の調整後、ナット19a〜19dを締め直し、仰角調整金具12とクランプ11を固定する。
尚、押さえ金具14、受け金具15及び仰角調整金具12等の金属部材は、ダイカスト鋳物等の金型を用いた成形法によって形成することができるが、板金、切削加工等の他の成形法、材質によって得られる構造であってもよい。
上記構成を有するアンテナ装置1では、図1〜図6に示すように、アンテナ接続部6、連結部8及び仰角調整金具12の三者の連結部分において、アンテナ2に対する連結部8の取付位置と、アンテナ2に対する仰角調整金具12の取付位置とを上下に並べ、図7に示すように、ナット19c(仰角調整する際に操作を要する箇所の下端部28)を収容ボックス3の上端部29よりも上方に位置させる。
このため、図1に示すように、ナット19a〜19dを締緩するための作業空間を収容ボックス3によって占有されることがなく、アンテナ2、収容ボックス3及びアンテナ取付金具5の三者を連結させた状態でも、十分な作業空間を確保することができる。これにより、良好な作業性を確保することができ、調整作業の際の負担増を回避することが可能になる。
そして、収容ボックス3が作業空間を狭める要因にならないことから、図13に示すアンテナ装置のように、仰角調整金具12の長さ(長板部22の長さ)を延伸させる必要がなくなり、収容ボックス3が支柱4に当接しないだけの長さを確保すれば足りるようになる。このため、風圧荷重による回転モーメントの増大を回避することができ、アンテナ設置後の指向方向のずれを抑制することが可能になる。
さらに、仰角調整金具12を延伸させる必要がないことから、鉛直荷重に対する耐性の低下を回避することもでき、落下事故の危険性の増大を伴うことがない。加えて、アンテナ取付金具5の剛性強化も不要となり、重量増や製造コストの増加を回避することが可能になる。
尚、図5に示すように、アンテナ2への収容ボックス3(接続板9)の取付部がアンテナ中心軸36上に位置する場合には、仰角調整金具12と収容ボックス3の位置関係は、次のように記載することもできる。
図8に示すように、先ず、支柱4の中心軸31と直交するとともに、仰角調整軸32を通過し、かつ、基準面(地面)33と平行になる平面を仰角調整中心平面34と定義する。次に、支柱4の中心軸31及び仰角調整中心平面34の交点35と、アンテナ中心軸36とを通過する平面をアンテナ中心平面37と定義する。
図11〜図13に示す従来のアンテナ装置では、仰角調整中心平面とアンテナ中心平面が重なるか、或いは、平行になるが、本実施の形態にかかるアンテナ装置1では、図6及び図8に示すように、仰角調整中心平面34とアンテナ中心平面37が斜めに交わり、両者の間に平面交差角度38を有する状態となる。
次に、本発明にかかるアンテナ装置の第2の実施形態について、図9を参照しながら説明する。尚、この図において、図1〜図8と同一の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態にかかるアンテナ装置40において、アンテナ2、収容ボックス3及びアンテナ取付金具5の構成は、図1〜図8に示すアンテナ装置1の場合と同様である。但し、本実施の形態のアンテナ装置40では、図9に示すように、アンテナ2の上下を反転させ、アンテナ接続部6において、第2の接続部6bを第1の接続部6aの下方に位置させる。
その状態で、仰角調整金具12の長板部22に穿設された貫通孔24a〜24e(図4参照)のうちの中央に位置する貫通孔24cと、上部に位置する貫通孔24a、24bとの3個の貫通孔を使用し、仰角調整金具12とアンテナ2を連結する。
上記連結構造により、連結部8の下方で仰角調整金具12とアンテナ接続部6を連結させ、ナット19b(仰角調整する際に操作を要する箇所の上端部)を、収容ボックス3の下端部よりも下方に位置させる。このため、第1の実施形態と同様の作用・効果を奏することが可能になる。
尚、上記の第1及び第2の実施形態においては、仰角調整金具12の長板部22に5個の貫通孔24a〜24eをX状に配列して穿設するが、貫通孔の数や配列は上記の態様に限られるものではない。例えば、6個の貫通孔を長方形状に配列して穿設し、それらのうちの4個を用いて仰角調整金具12のアンテナ2への接続を行うようにしてもよい。但し、この場合、貫通孔の数や配列の変更に合わせて、アンテナ接続部6の第2の接続部6bの形状、ねじ孔26a〜26c(図3参照)の数や位置も変更する必要がある。
次に、本発明にかかるアンテナ装置の第3の実施形態について、図10を参照しながら説明する。尚、この図において、図1〜図8と同一の構成要素については、同一符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態にかかるアンテナ装置50では、図10(a)、(b)に示すように、図1〜図8のアンテナ接続部6及び仰角調整金具12に代えて、これらを一体に形成した仰角調整機能付きアンテナ接続部51(以下、単に「アンテナ接続部51」という)を備える。
上記アンテナ装置50においても、仰角調整する際に操作を要する箇所と収容ボックス3との高さを異ならせることができるため、第1の実施形態と同様の作用・効果を奏することができる。
また、本実施の形態によれば、部品点数を削減することができ、さらには、図10(b)に示すように、接続作業が必要な箇所をアンテナ接続部51とクランプ11の受け金具15との間のみとすることができるため、アンテナ施工工事の際の手間を軽減することも可能になる。
尚、図10においては、仰角調整する際に操作を要する箇所を収容ボックス3の上方に位置させる場合のみを示しているが、第2の実施形態の場合と同様に、上下を反転させ、仰角調整する際に操作を要する箇所を収容ボックス3の下方に位置させることもできる。
1 アンテナ装置
2 アンテナ
2a 背面
3 収容ボックス
4 支柱
5 アンテナ取付金具
6 アンテナ接続部
6a 第1の接続部
6b 第2の接続部
8 連結部
9 接続板
10 一体型アンテナ
11 クランプ
12 仰角調整金具
14 押さえ金具
15 受け金具
15a 平坦面
16 ボルト
17 ナット
18(18a〜18d) ボルト
19(19a〜19d) ナット
20 貫通孔
21 短板部
22 長板部
23(23a〜23f) 貫通孔
24(24a〜24e) 貫通孔
25(25a〜25c) 取付ねじ
26(26a〜26c) ねじ孔
27 工具
28 仰角調整する際に操作を要する箇所の下端部
29 収容ボックスの上端部
31 支柱の中心軸
32 仰角調整軸
33 基準面
34 仰角調整中心平面
35 交点
36 アンテナ中心軸
37 アンテナ中心平面
38 平面交差角度
40 アンテナ装置
50 アンテナ装置
51 仰角調整機能付きアンテナ接続部

Claims (8)

  1. アンテナと、該アンテナの背面に装着され、通信用の電気部品を収容する収容部と、該収容部が装着された状態のアンテナを、該アンテナが支柱の側方に突出する状態で該支柱に固定するアンテナ取付金具とを備えたアンテナ装置であって、
    前記アンテナ取付金具が、前記支柱に締め付け固定されるクランプと、上面視L字状に形成され、前記クランプに連結される短板部と、該短板部に直交して前記アンテナに連結される長板部とを有するとともに、前記アンテナの仰角を調整するための仰角調整操作部を前記クランプとの接続部に有する仰角調整金具とを備え、
    前記仰角調整操作部が、前記収容部と異なる高さに位置し、
    前記仰角調整金具の前記短板部が、前記支柱の軸線方向に対して平行な面内で揺動することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記仰角調整操作部の下端部が、前記収容部の上端部よりも上方に位置することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記アンテナの背面に付設されたアンテナ接続部を備え、
    該アンテナ接続部は、連結部を通じて前記収容部が接続される第1の接続部と、該第1の接続部の上方に形成され、前記仰角調整金具が接続される第2の接続部とを備え、前記アンテナの背面に前記収容部を装着した状態で、前記第2の接続部が前記連結部の上端部よりも上方に位置することを特徴とする請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記仰角調整操作部の上端部が、前記収容部の下端部よりも下方に位置することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  5. 前記アンテナの背面に付設されたアンテナ接続部を備え、
    該アンテナ接続部は、連結部を通じて前記収容部が接続される第1の接続部と、該第1の接続部の下方に形成され、前記仰角調整金具が接続される第2の接続部とを備え、前記アンテナの背面に前記収容部を装着した状態で、前記第2の接続部が前記連結部の下端部よりも下方に位置することを特徴とする請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. 前記アンテナ接続部と前記仰角調整金具が一体に形成されたことを特徴とする請求項3又は5に記載のアンテナ装置。
  7. アンテナと、該アンテナの背面に装着され、通信用の電気部品を収容する収容部と、該収容部が装着された状態のアンテナを、該アンテナが支柱の側方に突出する状態で該支柱に固定するアンテナ取付金具とを備えたアンテナ装置であって、
    前記アンテナ取付金具が、前記支柱に締め付け固定されるクランプと、上面視L字状に形成され、前記クランプに連結される短板部と、該短板部に直交して前記アンテナに連結される長板部とを有するとともに、前記アンテナの仰角を調整するための仰角調整操作部を該クランプとの接続部に有する仰角調整金具とを備え、
    前記支柱の中心軸と直交しつつ、仰角調整軸を通過する平面を仰角調整中心平面と定義するとともに、該仰角調整中心平面及び前記支柱の中心軸の交点と前記アンテナの中心軸とを通過する平面をアンテナ中心平面と定義したときに、前記仰角調整中心平面と前記アンテナ中心平面が斜めに交差し、
    前記仰角調整金具の前記短板部が、前記支柱の軸線方向に対して平行な面内で揺動することを特徴とするアンテナ装置。
  8. 通信用の電気部品を収容した収容部が背面に装着されたアンテナを、該アンテナが支柱の側方に突出する状態で該支柱に固定するアンテナ取付金具であって、
    前記支柱に締め付け固定されるクランプと、上面視L字状に形成され、前記クランプに連結される短板部と、該短板部に直交して前記アンテナに連結される長板部とを有するとともに、前記アンテナの仰角を調整するための仰角調整操作部を該クランプとの接続部に有する仰角調整金具とを備え、
    前記仰角調整操作部が、前記収容部と異なる高さに位置し、
    前記仰角調整金具の前記短板部が、前記支柱の軸線方向に対して平行な面内で揺動することを特徴とするアンテナ取付金具。
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