JP5817265B2 - 光学装置及びカメラ - Google Patents

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Description

本発明は、光学装置及びカメラに関するものである。
従来、ボイスコイルモータを駆動源とし、ガイドバーを利用してレンズを光軸方向に移動するレンズ鏡筒が提案されている。この機構は、駆動音を静かにできるメリットがあり、動画撮影可能なカメラに対しては、有利な駆動機構である。しかし、ガイドバー構造には、ガイドバーと、レンズ保持枠に設けられているガイドバーが嵌合する穴であるガイドバー受け部との間に嵌合ガタがある。この為、レンズ駆動中に、嵌合ガタ範囲でレンズの光軸に対する倒れ変動が起こり、光学性能を悪化させる恐れがある。
この問題を回避する為、レンズ保持枠に磁性体を固定し、ボイスコイルモータからの漏れ磁束を利用し、レンズ保持枠がマグネットに近づくようにレンズ保持枠をガタ寄せし、レンズ移動時の光軸に対するレンズの倒れ変動を抑える従来技術がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−151988号公報
しかし、上記従来技術では、磁性体の近くに電気部品が設置されているので、電気部品に対して磁気が悪影響を及ぼす可能性がある。また、磁性体とそれを固定する部品等の部品点数も増え、その結果、組立工程も増え、更にコストの面でも不利な状況になる。
本発明の課題は、嵌合ガタによるレンズの倒れを簡単な構造で防止可能な光学装置及びカメラを提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により前記課題を解決する。
発明は、レンズを保持するレンズ保持枠と、前記レンズの光軸に沿って延び、前記レンズ保持枠を前記光軸方向に移動可能に案内するガイドバーと前記軸に沿って延びる一対のマグネットと、前記レンズ保持枠に取り付けられ、前記一対のマグネットにより生じる磁界との相互作用によって、前記光軸に沿った方向の成分と、前記光軸に対して垂直方向の成分とを有する力を受け、前記レンズ保持枠を、前記ガイドバーの案内により、前記光軸に沿って移動させる一対のコイルと、を備え、前記一対のコイルは、それぞれの巻き線の中心軸が前記光軸に対して傾いており、前記光軸方向から見て、前記光軸と直交する直線上の前記レンズの両側の位置に設けられていること、を特徴とする光学装置という構成とした。
また、本発明は、上記光学装置を備えるカメラという構成とした。
本発明によれば、嵌合ガタによるレンズの倒れを簡単な構造で防止可能な光学装置及びカメラを提供することができる。
本発明における光学装置の一実施形態であるカメラの概念的な構成図である。 合焦レンズの駆動支持構造を示す斜視図である。 図2のA矢視に相当する駆動支持構造の正面図である。 図2のB−B断面図に相当する駆動支持構造の縦断面図である。 図2のC矢視に相当する駆動支持構造を上側から見た説明図である。 駆動支持構造における作用説明図である。 本発明の第2実施形態を適用した駆動支持構造の部分縦断面図である。
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。なお、以下に示す各図には、説明と理解を容易にするために、XYZ直交座標系を設けた。この座標系では、撮影者が光軸OAを水平として横長の画像を撮影する場合のカメラの位置(以下、正位置という)において撮影者から見て左側に向かう方向をXプラス方向とする。また、正位置において上側に向かう方向をYプラス方向とする。さらに、正位置において被写体に向かう方向をZプラス方向とする。
(第1実施形態)
図1は、本発明における光学装置の一実施形態であるカメラ1の概念的な構成図である。
カメラ1は、撮像素子11を備えるカメラボディ10と、合焦レンズ22を含む複数のレンズ群からなる結像光学系21を備えるレンズ鏡筒20と、により構成されている。
レンズ鏡筒20における合焦レンズ22は、光軸OAと平行に延設されたガイドバー23に沿って光軸OA方向(Z軸方向)に移動駆動されて焦点調節を行う。合焦レンズ22の移動駆動操作は、ボイスコイルモータ40によって行われるようになっている。この合焦レンズ22の駆動支持構造については、後に詳述する。
なお、このレンズ鏡筒20は、カメラボディ10と一体に構成されていても、別体として構成されてカメラボディ10に着脱可能ないわゆる交換レンズであっても、何れでも良い。
そして、カメラ1は、レンズ鏡筒20の結像光学系21がカメラボディ10における撮像素子11の撮像面に被写体像を結像させ、その被写体像を撮像素子11が電気信号に変換し、さらに、その信号をA/D変換することによって画像データを得る(撮影する)。
つぎに、図2〜図6を参照して、本実施形態において特徴的な、合焦レンズ22を移動駆動可能に支持する駆動支持構造について説明する。
図2は、合焦レンズ22の駆動支持構造を示す斜視図である。図3は、図2のA矢視に相当する駆動支持構造の正面図である。図4は、図2のB−B断面図に相当する駆動支持構造の縦断面図である。図5は、図2のC矢視に相当する駆動支持構造を上側から見た説明図である。図6は、駆動支持構造における作用説明図であって、ガイド軸受部32のガイド孔32Maと主ガイドバー23Mの嵌合状態を示す図である。
合焦レンズ22の駆動支持構造は、レンズ保持枠30を移動可能に支持する一対のガイドバー23(主ガイドバー23M,副ガイドバー23S)と、合焦レンズ22を保持するレンズ保持枠30と、レンズ保持枠30を移動駆動する一対のボイスコイルモータ40(40U,40L)と、により構成されている。
ガイドバー23(主ガイドバー23M,副ガイドバー23S)は、断面形状が所定径の円形の軸であって、光軸OAを挟むX軸上の略対称位置に、それぞれ光軸OAと平行に配設されている。
すなわち、X軸上プラス側に主ガイドバー23Mが、X軸上マイナス側に副ガイドバー23Sが、それぞれ光軸OAから所定間隔離間して配設されている。これらのガイドバー23(主ガイドバー23M,副ガイドバー23S)は、レンズ鏡筒20の図示しない固定部材に固定されており、レンズ保持枠30を支持すると共にその移動を案内する。
レンズ保持枠30は、合焦レンズ22を支持する短筒状のレンズ支持部31の周囲に、一対のガイド軸受部32(主軸受32M,副軸受32S)と、一対のコイル支持部33と、を備えている。
ガイド軸受部32における主軸受32Mは、主ガイドバー23Mと対応して、X軸上プラス側に配設されている。
主軸受32Mは、Z軸方向に所定間隔を有して位置する前後一対の軸受板32Mf,32Mrを備えている。両軸受板32Mf,32Mrには、ガイド孔32MaがZ軸方向に貫通形成されている。ガイド孔32Maには、主ガイドバー23Mが摺動移動可能に嵌合する。
このような構成の主軸受32Mは、主ガイドバー23Mに対する面倒れに対しては、軸受板32Mf,32MrのZ軸方向における外寸分の長さを有するものとして機能し、主ガイドバー23Mに沿って移動する。
ガイド軸受部32における副軸受32Sは、副ガイドバー23Sと対応して、X軸上マイナス側に配設されている。
副軸受32Sは、X軸およびY軸を含む面と平行な所定厚さの板状であって、Z軸方向に貫通形成されたガイド孔32Saを備えている。ガイド孔32Saは、X軸方向に長い長孔であって、ガイドバー23Sが、長径方向においては遊嵌し、短径方向においては摺動移動可能に嵌合するように形成されている。
この副軸受32Sは、主軸受32M(ガイド孔32Ma)を中心とした支持枠30の回転を規制するように機能する。また、副軸受32Sは、ガイドバー23Sに対してガイド孔32Saの長径方向に相対移動することで、主軸受32Mのガイド孔32Maと副軸受32Sのガイド孔32Saとの間隔と、主ガイドバー23Mと副ガイドバー23Sの配設ピッチとの、寸法誤差を許容できるようになっている。
コイル支持部33は、光軸OAを挟むY軸上の対称位置にそれぞれ形成されており、ここにボイスコイルモータ40(40U,40L)のコイル41がそれぞれ装着されている。
ボイスコイルモータ40(40U,40L)は、光軸OAを挟んで一対(二組)設けられているが、同様な構成であるため、図中同じ構成要素には同符号を付してある。以下の説明では、特に必要である場合を除き、ボイスコイルモータ40として説明とする。
ボイスコイルモータ40は、レンズ保持枠30のコイル支持部33に装着されたコイル41と、レンズ鏡筒20の図示しない固定部材に固定されたヨーク42と、ヨーク42に装着されたマグネット43と、により構成されている。
コイル41は、図2〜図4に示すように、中央に細長い矩形状の中心開口部41Aを有して所定長さに巻かれている。コイル41は、レンズ保持枠30のコイル支持部33に、中心開口部41Aの長辺を形成する面がX軸およびZ軸を含む面と平行となる姿勢で装着されている。
両ボイスコイルモータ40U,40Lのコイル41は、光軸OAを挟むY軸上の対称位置に配設されており、連動するように結線されて電源に接続されている。なお、図5に示すように、コイル41は、その巻線中心軸CAが、Z軸に対して平行ではなく所定の角度:θを有して配設されている。これについては、後に詳述する。
ヨーク42は、所定幅で所定厚さの鉄板を長手方向において屈曲して形成され、所定間隔で平行な一対のアーム部42A,42Bを備えている。
アーム部42A,42Bは、コイル41の移動距離(レンズ保持枠30の移動距離)と対応する長さに形成されており、一方のアーム部42Bの内面には、マグネット43が装着されている。
マグネット43は、アーム部42Bと略対応する矩形で所定厚さの板状に形成されており、その長さはコイル41の移動距離と対応している。
そして、ヨーク42は、アーム部42A,42Bを径方向内外に位置させると共に、アーム部42A,42Bの連結端部をZ軸プラス側に向けて、Z軸と平行な姿勢でレンズ鏡筒20の図示しない固定部材に固定されている。このヨーク42の配設位置は、レンズ保持枠30に装着されたコイル41と対応している。すなわち、ヨーク42は、光軸OAを挟むY軸上の対称位置に配設されているものである。
ヨーク42における内周側のアーム部42Aは、コイル41の中心開口部41Aに、その内面と所定間隔を有して非接触状態で挿通されている。また、ヨーク42における外周側のアーム部42Bに装着されたマグネット43の内面と、コイル41の外周面とは、所定の間隔を有するように設定されている。
上記のように構成されたボイスコイルモータ40は、コイル41に通電することで、マグネット43により生じる磁界との相互作用によって、コイル41にローレンツ力が生ずる。このローレンツ力は、その巻線中心軸CAの方向に生じ、レンズ保持枠30を移動駆動する駆動力として作用する。
ここで、前述したように、コイル41は、その巻線中心軸CAが、Z軸(光軸OA)と平行ではなく、所定の角度:θを有して設けられている。
すなわち、コイル41は、Y軸と平行な回転軸RAを中心として、巻線中心軸CAをZ軸と平行な状態から図5中(X軸およびZ軸を含む平面と平行な平面内で)反時計回りに角度:θ回転させた状態で装着されている。回転軸RAは、コイル41のX軸およびY軸を含む面内における駆動力作用中心を通るように設定されている。つまり、コイル41は、その駆動力作用中心回りに角度:θ回転させて配設されているものである。
さらに、本実施形態では、回転軸RAは、カメラ1が正位置において、レンズ保持枠30(合焦レンズ22とボイスコイルモータ40におけるコイル41とを含む)の重心GCを通る鉛直線VAと、一致するように設定されている。なお、回転軸RAと鉛直線VAとは完全に一致しなければならないものではない。しかし、両者の離間距離が大きくなると、後述するX軸方向の分力:Fxによってガイド軸受部32に作用する回転モーメントが大きくなるため、重心GCを通る鉛直線VAが少なくともコイル41を通るように設定することが好ましい。
上記のようなコイル41の配置構造により、通電によってコイル41に生ずる駆動力(ローレンツ力):Fは、コイル41の巻線中心軸CA方向(すなわちZ軸に対して角度:θを成す方向)に作用する。レンズ保持枠30は、主軸受32Mが嵌合する主ガイドバー23Mに沿ってのみ(Z軸方向にのみ)移動可能である。従って、駆動力:FのZ軸方向の分力:Fzがレンズ保持枠30を主ガイドバー23Mに沿って移動駆動する推進力として作用し、X軸方向の分力:Fxはレンズ保持枠30を主ガイドバー23Mに対して直交する方向に付勢するように作用する。
つまり、ボイスコイルモータ40は、その駆動によって、レンズ保持枠30を移動駆動すると同時に、レンズ保持枠30(主軸受32M)を主ガイドバー23Mに押圧する。これにより、レンズ保持枠30の移動時には、主軸受32Mのガイド孔32Maの内周と主ガイドバー23Mの外周の間の嵌合隙間がZ軸と直交する面内において偏在することとなる。
すなわち、図6(a)に示すように、カメラ1が正位置(Z軸およびX軸が水平、Y軸が鉛直である状態)においては、レンズ保持枠30の自重:Fw(合焦レンズ22およびコイル41を含む)によって、主軸受32Mのガイド孔32Maは、主ガイドバー23Mに対して鉛直方向(Y軸マイナス側)に偏在した状態となっている。この状態からボイスコイルモータ40が駆動されると、レンズ保持枠30がX軸方向の分力:Fxによって付勢され、図6(b)に示すように、主軸受32Mは、自重:FwとX軸方向の分力:Fxとの合力:Fcで主ガイドバー23Mに押圧される。特に、カメラ1をZ軸が鉛直に近い姿勢で撮影するような場合には、レンズ保持枠30の自重がガイド軸受部32に作用しなくなるが、X軸方向の分力:Fxによって、主軸受32Mは主ガイドバー23Mに押圧される。
その結果、レンズ保持枠30の移動時におけるガイド孔32Maと主ガイドバー23Mとの嵌合隙間が変動して生ずるガタ付きを規制することができ、合焦レンズ22の光軸OAに対する倒れ変動を抑制して高い位置精度を保った円滑な移動が可能となる。
なお、X軸方向の分力:Fxは、図5に示すようにコイル41(ボイスコイルモータ40)がレンズ保持枠30をZ軸プラス方向に移動駆動する際には、レンズ保持枠30を主ガイドバー23Mに近接させる側に押圧する方向となり、逆に、レンズ保持枠30をZ軸マイナス方向に移動駆動する際には、レンズ保持枠30を主ガイドバー23Mから離間させる側に押圧する方向となる。いずれの方向でも、レンズ保持枠30(合焦レンズ22)の移動中において、主ガイドバー23Mと主軸受32Mのガイド孔32Maとの嵌合隙間の変動に起因する合焦レンズ22の光軸OAに対する倒れ変動を抑制できる。
なお、ボイスコイルモータ40の駆動時におけるZ軸方向の分力:FzとX軸方向の分力:Fxのバランスは、ガタ付きを防ぎつつ効率良く駆動するために、レンズ保持枠30を移動操作するFzに対して、レンズ保持枠30を主ガイドバー23Mに押圧付勢するFxが過大とならないように設定する。コイル41の巻線中心軸CAのZ軸に対する角度:θは、たとえば、5°〜15°程度が好ましい。
(第2実施形態)
つぎに、本発明の第2実施形態を説明する。
図7は、本発明の第2実施形態を適用した駆動支持構造の部分縦断面図であって、上記第1実施形態における図4の光軸OAより上側部分に相当する図である。なお、本駆動支持構造の基本的な構成は、第1実施形態と同様であるため、説明は省略する。
本第2実施形態では、ボイスコイルモータ40におけるコイル41は、その巻線中心軸CAが、X軸と平行な回転軸RA′を中心として、Z軸と平行な線ZPに対して角度:θ′回転して配設されている。回転軸RA′は、コイル41のY軸およびZ軸を含む面内における駆動力作用中心を通るように設定されている。つまり、コイル41は、Y軸およびZ軸を含む面内において、その駆動力作用中心回りに角度:θ′回転させて配設されているものである。また、回転軸RA′のZ軸方向における位置は、カメラ1が正位置においてレンズ保持枠30の重心GCを通る鉛直線VAと交差するように設定されている。
このような構成によれば、ボイスコイルモータ40の駆動時において、Z軸方向の分力:Fzが前述した第一実施形態と同様にレンズ保持枠30を主ガイドバー23Mに沿って移動駆動する推進力として作用する一方、駆動力:FのY軸方向の分力:Fyがレンズ保持枠30を主ガイドバー23Mに付勢するように作用する。
また、Y軸方向はガイド軸受部32における副軸受32Sのガイド孔32Saの短軸方向であるため、分力:Fyはレンズ保持枠30を副ガイドバー23Sに付勢してガタ寄せするようにも作用する。
この構成によっても、レンズ保持枠30(合焦レンズ22)の移動中における、主ガイドバー23Mと主軸受32Mにおけるガイド孔32Maとの嵌合隙間に起因する合焦レンズ22の光軸OAに対する倒れ変動を抑制して、高い位置精度を保った円滑な移動が可能となる。さらに、副ガイドバー23Sと副軸受32Sにおけるガイド孔32Saとの嵌合隙間の変動に起因する合焦レンズ22の光軸OAに対する倒れ変動を抑制することもできるため、特に、カメラ1をY軸方向が鉛直方向でない姿勢(たとえば横位置)とした場合に、倒れ変動の抑制効果が得られる。
以上、本実施形態によると、以下の効果を有する。
(1)レンズ保持枠30(合焦レンズ22)の移動中における、ガイドバー23と軸受32におけるガイド孔32Ma,32Saとの嵌合隙間の変動に起因する合焦レンズ22の光軸OAに対する倒れ変動を抑制でき、合焦レンズ22を円滑に高い位置精度で移動駆動することできる。
(2)コイル41の回転中心である回転軸RAは、コイル41のX軸およびY軸を含む面内における駆動力作用中心を通るように設定されると共に、レンズ保持枠30の重心GCを通る鉛直線VAと一致するように設定されている。このため、駆動力:FのX軸方向の分力:Fxによる重心GC回りの回転モーメントがガイド軸受部32に作用することはなく、重心GC回りの回転モーメントによる合焦レンズ22の面倒れを防ぐことができる。
(変形形態)
以上、説明した実施形態に限定されることなく、以下に示すような種々の変形や変更が可能であり、それらも本発明の範囲内である。
(1)本実施形態では、本発明をレンズ鏡筒20の合焦レンズ22に適用したものである。しかし、本発明は合焦レンズに限らず、ズームレンズにおいて焦点距離を変化させるズーミングレンズ等移動駆動されるレンズに適用しても良い。さらに、本発明は、レンズ鏡筒に限らず、プロジェクター等の光学要素が移動駆動される構成に適用しても良い。
(2)本実施形態では、一対のボイルコイルモータを備える構成を例として説明したが、ボイルコイルモータは1つであっても良い。
(3)ボイスコイルモータ40におけるコイル41の巻線中心軸CAをZ軸に対して回転させる方向は、必ずしもX軸およびZ軸を含む平面と平行な面内またはY軸およびZ軸を含む平面と平行な面内に限るものではなく、両者の間の角度に設定しても良い。
なお、実施形態及び変形形態は、適宜組み合わせて用いることもできるが、詳細な説明は省略する。また、本発明は以上説明した実施形態によって限定されることはない。
1:カメラ、20:レンズ鏡筒、22:合焦レンズ、23:ガイドバー、23M:主ガイドバー、30:レンズ保持枠、32:ガイド軸受部、32M:主軸受、32Ma:ガイド孔、40:ボイスコイルモータ、41:コイル、42:ヨーク、43:マグネット、OA:光軸、CA:巻線中心軸、θ,θ′:コイルの巻線中心軸のZ軸に対する回転角度、F:駆動力、Fz:Z軸方向の分力、Fx:X軸方向の分力、RA,RA′:回転軸、VA:鉛直線

Claims (7)

  1. レンズを保持するレンズ保持枠と、
    前記レンズの光軸に沿って延び、前記レンズ保持枠を前記光軸方向に移動可能に案内するガイドバーと、
    前記光軸に沿って延びる一対のマグネットと、
    前記レンズ保持枠に取り付けられ、前記一対のマグネットにより生じる磁界との相互作用によって、前記光軸に沿った方向の成分と、前記光軸に対して垂直方向の成分とを有する力を受け、前記レンズ保持枠を、前記ガイドバーの案内により、前記光軸に沿って移動させる一対のコイルと、を備え、
    前記一対のコイルは、それぞれの巻き線の中心軸が前記光軸に対して傾いており、前記光軸方向から見て、前記光軸と直交する直線上の前記レンズの両側の位置に設けられていること、
    を特徴とする光学装置。
  2. 請求項1に記載の光学装置であって、
    前記中心軸は、前記光学装置が光軸を水平に保ちレンズを被写体側に向けた正位置にあるときに、重力方向を向く第1軸線を中心として傾いていることを特徴とする光学装置。
  3. 請求項1または2に記載の光学装置であって、
    前記中心軸は、前記光学装置が光軸を水平に保ちレンズを被写体側に向けた正位置にあるときに、水平方向を向く第2軸線を中心として傾いていること、
    を特徴とする光学装置。
  4. 請求項2又は3に記載の光学装置において、
    前記レンズ、前記レンズ保持枠及び前記一対のコイルを含む、前記ガイドバーによって支持されている被支持体の重心を通り、且つ前記正位置のときに重力方向を向く第3軸線は、前記一対のコイルを通ること、を特徴とする光学装置。
  5. 請求項4に記載の光学装置において、
    前記第3軸線は、前記一対のコイルの中心を貫通していること、を特徴とする光学装置。
  6. 請求項1から5に記載の光学装置は、レンズ鏡筒であること、を特徴とする光学装置。
  7. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の光学装置を備えるカメラ。
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