JP6539047B2 - レンズ装置 - Google Patents
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Description
実施例1は、図6において、第一のアクチュエータ16を1つ備える場合の実施形態である。第一の付勢部材19の近傍の詳細図である図8を参照する。作用点110は、第一の付勢部材19によって付勢力が及ぼされる点であり、第二の接触点19bが接触する点である。作用点110において、付勢力100は、中心軸13aと作用点110とを結んだ直線120と直交する方向の分力101と、直線120に平行な方向の分力102とに分解される。直線120の長さと分力101とを乗じた数値を中心軸13a回りの第一の付勢力モーメントm1とする。この第一の付勢力モーメントm1の方向は、図中の反時計回りである。すなわち、実施例1は、第一の付勢力モーメントm1の方向が中心軸13a回りに反時計回りとなるように第一の付勢部材19を配置した実施形態である。ここで、反時計回り(CCW)のモーメントの方向を第一の方向、時計回り(CW)のモーメントの方向を第二の方向と定める。
実施例2は、図6において、複数のアクチュエータを備える場合の実施形態である。なお、図7は、第二のアクチュエータ17に関連する第二の付勢部材21の詳細を示している。作用点210は、第二の付勢部材21によって付勢力が及ぼされる点である。作用点210において、付勢力200は、中心軸13aと作用点210とを結んだ直線220と直交する方向の分力201と、直線220に平行な方向の分力202とに分解される。直線220の長さと分力201とを乗じた数値を中心軸13a回りの第二の付勢力モーメントm2とする。この第二の付勢力モーメントm2の方向は、図7において時計回りである。そして、反時計回りの第一の付勢力モーメントm1と第二の付勢力モーメントm2とを合成したモーメント(m1+m2)を付勢力合成モーメントMSとする。実施例2では、付勢力合成モーメントMSは、時計回りの方向を有する。
実施例3は、図9において、第一のアクチュエータ16を1つ備える場合の実施形態であって、実施例1における第一の付勢部材19の付勢力の作用する点が変更された例である。第一の付勢部材19は、第一のアクチュエータ16に対して第一の連結部材18をガタ無く付勢し、第一の付勢部材19の付勢力300を作用点310においてレンズ群保持部材12に対して発生させる。
実施例4は、図9において、複数のアクチュエータを備える場合の実施形態である。第二の付勢部材21によって発生するモーメントは(図7参照)、実施例2と同様であるため、同様の記載は省略する。第三の付勢力モーメントm3(CW)と第二の付勢力モーメントm2(CW)とを合成したモーメントを付勢力合成モーメントMSとする。付勢力合成モーメントMSは、時計回りの方向を有する。ここで、第一の案内部材13の中心軸13a回りのモーメントのつり合いを考える。中心軸13a回りに発生するモーメントは、付勢力合成モーメントMSと、自重力モーメントMGである。このモーメントの和がレンズ群保持部材12に作用する合成モーメント(MS+MG)である。実施例4では、モーメントの絶対値に関して、付勢力合成モーメントMSが自重力モーメントMGより大きいので、合成モーメント(MS+MG)が時計回りに生じている。
11 レンズ群
12 レンズ群保持部材
12a 第一の穴部
12b 第二の穴部
12c 接触面
12d スリーブ部
12e 収容部
12f 当接部
12g 当接部
13 第一の案内部材
13a 中心軸
14 第二の案内部材
15 ベース部材
16 第一のアクチュエータ
17 第二のアクチュエータ
18 第一の連結部材
18a 第一の軸部
18b 第二の軸部
18c 動力取り出し部
19 第一の付勢部材
19a 第一の接触点
19b 第二の接触点
20 第二の連結部材
21 第二の付勢部材
30 動力伝達部材
100 付勢力
101 付勢力100の分力
102 付勢力100の分力
110 作用点
120 作用点110と中心軸13aを結んだ直線
200 付勢力
201 付勢力200の分力
202 付勢力200の分力
210 作用点
220 作用点210と中心軸13aを結んだ直線
300 付勢力
301 付勢力300の分力
302 付勢力300の分力
310 作用点
320 作用点310と中心軸13aを結んだ直線
400 レンズ群11とレンズ群保持部材12の自重力
401 レンズ群11とレンズ群保持部材12の自重力400の分力
402 レンズ群11とレンズ群保持部材12の自重力400の分力
410 重心の位置
420 重心の位置410と中心軸13aを結んだ直線
Claims (6)
- レンズ群と、
該レンズ群を保持するレンズ群保持部材と、
該レンズ群保持部材を光軸に沿って自在に移動可能に支持する案内部材と、
前記レンズ群保持部材を前記光軸に沿って駆動するアクチュエータと、
前記レンズ群保持部材と前記アクチュエータとを連結する連結部材と、
前記レンズ群保持部材と前記連結部材とを付勢する付勢部材と、を備えたレンズ装置において、
前記付勢部材の付勢力は、前記案内部材を中心軸とした前記光軸まわりの付勢力モーメントを生じ、前記付勢力モーメントは、前記レンズ装置の姿勢にかかわらず前記レンズ群と前記レンズ群保持部材との自重から生じる前記案内部材を中心軸とした前記光軸まわりの自重力モーメントよりも大きいことを特徴とするレンズ装置。 - 前記アクチュエータは、前記レンズ群保持部材を駆動する複数のアクチュエータであることを特徴とする請求項1に記載のレンズ装置。
- 前記連結部材は、前記複数のアクチュエータを前記レンズ群保持部材にそれぞれ連結する複数の連結部材であり、
前記付勢部材は、前記レンズ群保持部材と前記複数の連結部材とをそれぞれ付勢する複数の付勢部材であり、
前記付勢力モーメントは、前記複数の付勢部材によって生じるそれぞれの付勢力モーメントの和から構成される付勢力合成モーメントであり、前記付勢力合成モーメントは、前記自重力モーメントよりも大きいことを特徴とする請求項2に記載のレンズ装置。 - 前記それぞれの付勢力モーメントは、いずれも同一の方向であることを特徴とする請求項3に記載のレンズ装置。
- レンズ群と、
該レンズ群を保持するレンズ群保持部材と、
該レンズ群保持部材を光軸に沿って自在に移動可能に支持する案内部材と、
前記レンズ群保持部材を前記光軸に沿って駆動する複数のアクチュエータと、
前記レンズ群保持部材とそれぞれの前記アクチュエータとを連結する複数の連結部材と、
前記レンズ群保持部材とそれぞれの前記連結部材とを付勢する第1及び第2の付勢部材と、を備えたレンズ装置において、
前記第1の付勢部材の付勢力は、前記案内部材を中心軸とした前記光軸まわりの第1の付勢力モーメントを生じ、
前記第2の付勢部材の付勢力は、前記案内部材を中心軸とした前記光軸まわりの第2の付勢力モーメントを生じ、
前記第1の付勢力モーメントと前記第2の付勢力モーメントの和は、前記レンズ群と前記レンズ群保持部材との自重から生じる前記案内部材を中心軸とした前記光軸まわりの自重力モーメントよりも大きいことを特徴とするレンズ装置。 - 前記第1の付勢力モーメントと前記第2の付勢力モーメントとは、いずれも同一の方向であることを特徴とする請求項5に記載のレンズ装置。
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JP2015000223A JP6539047B2 (ja) | 2015-01-05 | 2015-01-05 | レンズ装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2015000223A JP6539047B2 (ja) | 2015-01-05 | 2015-01-05 | レンズ装置 |
Publications (2)
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JP6539047B2 true JP6539047B2 (ja) | 2019-07-03 |
Family
ID=56357897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015000223A Active JP6539047B2 (ja) | 2015-01-05 | 2015-01-05 | レンズ装置 |
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- 2015-01-05 JP JP2015000223A patent/JP6539047B2/ja active Active
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