JP5816066B2 - ハンドルスイッチの取り付け構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の棒ハンドルに取り付けられるハンドルスイッチの取り付け構造に関する。
従来、多くの自動二輪車等の棒ハンドルにはハンドルスイッチが取り付けられる。特に、ハンドルの外周側に内ケースを配置し、2分割された外ケースが内ケースを覆うように配設される取り付け構造が知られている。内ケースの外周部に、複数のマイクロスイッチが配設されたものも知られている(特許文献1)。
四輪車においては、パワーウインドスイッチやステアリングに設置されたスイッチの表面に、外観向上のために木目調等の意匠パネルが組み付けられることがある。意匠パネルは一般に、車両の出荷時点で組み付けられる。車両のタイプ、材質、カラーリング等に合致させて、組み付けられる意匠パネルの種類は様々である。
ところで、製品に取り付けられた意匠パネルを、ユーザが後から容易に交換できるようにした技術は、携帯端末や居室に設けられるスイッチ等では知られている(特許文献2、3)。
独国特許出願公開第102007037483号明細書 特開2007-318453号公報 実開平5−92928号公報
しかしながら、車両においては、意匠パネルを製品出荷後にユーザが交換することをあまり想定しておらず、交換を容易にするための工夫がなされていないのが現状である。ユーザの趣向は様々であり、意匠パネルを所望のデザインのものに交換したいという要求はあると考えられる。二輪車等の車両の棒ハンドルに取り付けられるハンドルスイッチに意匠パネルを組み付けることを考えた場合にも、そのような要求が高いことが予想される。
仮にハンドルスイッチに、何らの工夫を施さずに意匠パネルを組み付けた場合に、ユーザが意匠パネルを交換することを考える。その場合、ユーザはハンドルスイッチごと一式交換するか、あるいはハンドルスイッチを分解して意匠パネルを外し、新たな意匠パネルを取り付けて組み直すという煩雑な作業を行わなければならない。このような取り替え作業は簡単ではなく、ユーザに負担を強いるものである。
また、仮に、意匠パネルを交換可能に構成する場合でも、そのための専用の機構を設けるとすると、構成が複雑化し、部品点数も増加してコスト増に繋がる。
本発明は上記従来技術の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、外ケース用の締結具を操作することでパネルの着脱や交換を可能にすることができるハンドルスイッチの取り付け構造を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の請求項1のハンドルスイッチの取り付け構造は、車両の棒状のハンドル(11)に取り付けられるハンドルスイッチの取り付け構造であって、スイッチ(13)が配設され、前記ハンドルの外周側に配置される内ケース(20)と、貫通穴(31、32、33)が形成された第1の外ケース(30)と第2の外ケース(50)とを組み合わせてなり、互いに締結具(14)で締結されることで前記内ケースの外周側に配置される外ケース組体と、前記第1の外ケースの前記貫通穴に対応する係合片(61、62、63)が突設され、該係合片が対応する貫通穴を貫通した状態で前記第1の外ケースの外周側に配置されるパネル(60)とを有し、前記第2の外ケース及び前記内ケースの少なくとも一方には突設部(21〜23、121〜123、221〜223)が突設され、前記締結具によって前記第1の外ケースと前記第2の外ケースとが締結されていない状態においては、前記パネルの前記係合片を前記貫通穴に抜き差しすることで前記パネルが前記第1の外ケースに対して着脱自在であり、前記パネルの前記係合片が前記貫通穴を貫通し且つ、前記第1の外ケースと前記第2の外ケースとが前記締結具によって締結された状態においては、前記突設部が前記係合片と係合することで、前記係合片が前記貫通穴から抜けることが阻止されて、前記パネルが前記外ケース組体に対して固定状態となるように構成されたことを特徴とする。
好ましくは、前記締結具はネジ(14)であり、該ネジを所定の仮螺合状態にすることで、前記突設部が前記係合片と係合せず前記パネルが前記第1の外ケースに対して着脱可能となる(請求項2)。
好ましくは、前記突設部及び前記係合片の少なくとも一方には他方と当接するテーパ部(21a〜23a、21b〜23b、61b〜63b)が設けられ、前記突設部が前記係合片と係合した状態では、前記テーパ部の作用により前記係合片が前記貫通穴の内壁(31b、32b)に押し付けられるように構成される(請求項3)。
好ましくは、前記突設部及び前記係合片の少なくとも一方には他方と当接する弾性部(21c、22c)が設けられ、前記突設部が前記係合片と係合した状態では、前記弾性部の弾性力によって前記係合片が前記貫通穴の内壁に押し付けられるように構成される(請求項4)。
好ましくは、前記パネルの前記係合片は、前記ハンドルに前記ハンドルスイッチが取り付けられた状態で下方の成分を含む方向に屈曲した爪部(61a〜63a)を有している(請求項5)。
好ましくは、前記係合片と前記貫通穴との組み合わせには、前記ハンドルの軸方向及び上下方向の双方において異なる位置に配置された2つの組が少なくとも含まれる(請求項6)。
好ましくは、前記外ケース組体または前記内ケースのいずれか一方には、前記ハンドルに対する回り止め機能を果たす回り止め部(52)が設けられ、前記内ケースに突設された前記突設部が前記貫通穴に入り込むことで、前記外ケース組体または前記内ケースの前記いずれか一方を介していずれか他方の前記ハンドルに対する回り止めがなされる(請求項7)。
好ましくは、前記外ケース組体または前記内ケースのいずれか一方には、前記ハンドルに対する回り止め機能を果たす回り止め部(52)が設けられ、前記内ケースには、前記第2の外ケースに突設された前記突設部(121〜123)と係合する係合部(71〜73)が設けられ、前記突設部が前記係合部と係合することで、前記外ケース組体または前記内ケースの前記いずれか一方を介していずれか他方の前記ハンドルに対する回り止めがなされる(請求項8)。
好ましくは、前記内ケースには被ガイド部(24〜26、225、226)が設けられ、前記第1の外ケースには、前記内ケースに突設された前記突設部(21〜23、222、223)を前記パネルの前記係合片に係合させる際に前記被ガイド部を案内するためのガイド部(34〜36)が設けられる(請求項9)。
好ましくは、前記第2の外ケースには被ガイド部(124〜126、224)が設けられ、前記第1の外ケースには、前記第2の外ケースに突設された前記突設部(121〜123、221)を前記パネルの前記係合片に係合させる際に前記被ガイド部を案内するためのガイド部(34〜36)が設けられる(請求項10)。
なお、上記括弧内の符号は例示である。
本発明の請求項1によれば、外ケース用の締結具を操作することでパネルの着脱や交換を可能にすることができる。
請求項2によれば、外ケースを完全に分離しなくてもネジを緩めるだけでパネルの着脱や交換が可能となる。
請求項3によれば、パネルの固定状態が安定し、がたつきがなくなる。
請求項4によれば、パネルの固定状態が安定し、がたつきがなくなる。また、弾性部の弾性力によって、パネルの交換回数によらず良好にパネルの固定状態を維持することができる。
請求項5によれば、パネルを第1の外ケースに仮装着した状態で外れにくくし、取り付け作業の容易化に寄与する。
請求項6によれば、装着状態のパネルが安定する。
請求項7、8によれば、内ケースまたは外ケース体のいずれかについては回り止め専用機構を設ける必要がなく、構成が簡単になる。
請求項9によれば、第1の外ケースと内ケースとの位置決め及び組み付け作業が容易になる。
請求項10によれば、第1の外ケースと第2の外ケースとの位置決め及び組み付け作業が容易になる。
本発明の第1の実施の形態に係る取り付け構造が適用されるハンドルスイッチの分解斜視図である。 同ハンドルスイッチの側面視による分解図である。 組み付け後のハンドルスイッチの正面図(図(a))、側面図(図(b))である。 図3(a)のA−A線に沿う断面図である。 内ケース、フロントケース及び意匠パネルを組み付けた斜視図(図(a)、(b))、内ケース及びリアケースを組み付けた斜視図(図(c))である。 図3(a)のA−A線に沿う断面図(図(a)〜(c))、図3(a)のB−B線に沿う断面図(図(d)〜(f))である。 本発明の第2の実施の形態に係る取り付け構造が適用されるハンドルスイッチの分解斜視図である。 同ハンドルスイッチの、図3(a)のA−A線に沿う断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る取り付け構造が適用されるハンドルスイッチの分解斜視図である。 同ハンドルスイッチの、図3(a)のA−A線に沿う断面図である。 変形例の突設リブを採用したハンドルスイッチの図3(a)のA−A線に沿う断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る取り付け構造が適用されるハンドルスイッチの分解斜視図である。図2は、同ハンドルスイッチの側面視による分解図である。図3(a)、(b)は、組み付け後のハンドルスイッチの正面図、側面図である。
本ハンドルスイッチは、車両の棒状のハンドルに取り付けられて、各種の操作を行うためのものであり、一例として、自動二輪車等のハンドル10におけるハンドルパイプ11に取り付ける構造を説明する。車両の種類は問わない。
図1、図2に示すように、本ハンドルスイッチは、主としてフロントケース30(第1の外ケース)、リアケース50(第2の外ケース)、内ケース20及び意匠パネル60から構成される。ハンドルパイプ11に対する本ハンドルスイッチの取り付け後の前後方向の向きやハンドルパイプ11の軸に対する回転方向の位置は限定されない。しかし、説明の便宜上、図2の左方(意匠パネル60側)が運転者側、図2の右方が車両の進行方向となる。前後方向について、ハンドルスイッチ自体を説明するとき、車両自体の前後方向とは逆となるが、運転者側を前側、車両の進行方向を後側と呼称することもある。
また、上下方向については、図2に示す状態を基準とする。なお、本ハンドルスイッチは、左側のハンドル10に取り付けるものを例示するが、左右いずれのハンドルに取り付けるように構成してもよく、取り付けるべき側に応じて左右対称に構成を変えればよい。
内ケース20は、ハンドルパイプ11の外周側に配置され、内ケース20には、環状部分28の外側において複数のマイクロスイッチ13が配設される。2つ割れのフロントケース30とリアケース50とで外ケース組体が構成される。両者は、締結具である取り付けビス14(14A、14B)により内ケース20を前後方向から挟むように締結固定されて内ケース20の外周側に配置される。意匠パネル60は、フロントケース30に取り付けられ、フロントケース30の外側においてリアケース50とは反対側に配置される。
フロントケース30及びリアケース50には、マイクロスイッチ13に対応する操作部が設けられる。すなわち、フロントケース30には、操作部39〜42が設けられ、そのうち操作部42は、意匠パネル60に形成された穴64(図1、図3(a))を貫通して外部に露出する。リアケース50には、操作部51、53が設けられる。マイクロスイッチ13は、コネクタ29を介して電源や動作対象物に電気的に接続される。
リアケース50は、樹脂等で一体に形成される。図1に示すように、リアケース50には、取り付けビス14A、14Bが挿通されるための締結用穴57、58が前後方向に沿って形成されている。リアケース50にはまた、位置決めボス52が設けられる。ハンドルパイプ11には位置決め穴12が形成され、位置決めボス52が位置決め穴12に挿通嵌合されることで、ハンドルパイプ11の軸方向及び回転方向における、ハンドルパイプ11に対するリアケース50の位置決めがなされる。
図4は、図3(a)のA−A線に沿う断面図である。図5(a)、(b)は、内ケース20、フロントケース30及び意匠パネル60を組み付けた斜視図である。図5(c)は、内ケース20及びリアケース50を組み付けた斜視図である。図4、図5では、マイクロスイッチ13やハンドルパイプ11の図示を省略している。
内ケース20の詳細な構成を説明する。内ケース20の本体は、樹脂等で一体に形成される。図1、図5(c)等に示すように、内ケース20はハンドルパイプ11を囲む環状部分28の上下に3つの突設リブ21、22、23が設けられる。すなわち、上側においては1つの突設リブ21が設けられ(図2、図4、図5(b)、(c))、下側においては2つの突設リブ22、23が設けられる(図2、図4、図5(a)〜(c))。突設リブ21〜23は、水平方向に、運転者側に向かって延設される。
突設リブ21、22はハンドルパイプ11の軸方向における同じ位置に配置され、突設リブ22、23は上下方向における同じ位置に配置される。従って3つの突設リブ21、〜23は、運転者側から見て三角形の頂点に配置される。
図5(c)に示すように、内ケース20には、水平方向に延在する板状部27が設けられ(図5(a)も参照)、突設リブ22、23は板状部27に一体に形成されている。板状部27の左右両端部に突設リブ22、23が位置し、突設リブ22、23より左右に突出したリブ状の部分が、それぞれ被ガイドリブ25、26となっている。上側の突設リブ21の側部にも、被ガイドリブ24が一体に形成されている。被ガイドリブ24〜26は、突設リブ21〜23の補強の役割も果たす。また、突設リブ22、23は、板状部27で連結された形になるので、板状部27による補強効果も期待される。
図2、図4に示すように、突設リブ21の先端の上下部分には、側面視で先細となるように傾斜したテーパ部21a、21bが形成されている。また、突設リブ22、23の先端にも同様に、側面視で先細となるように傾斜したテーパ部22a、22b、テーパ部23a、23bがそれぞれ形成されている。
次に、フロントケース30及び意匠パネル60の構成の詳細を説明する。フロントケース30の本体は、樹脂等で一体に形成される。フロントケース30の内側(リアケース50と対面する側)には、締結用穴57、58(図1参照)に対応して締結ボス37、38が形成されている(図5(a)参照)。締結ボス37、38には、取り付けビス14A、14Bの雄ねじが螺合される雌ねじが形成されている。
フロントケース30の側面視で半円状の部分には、内ケース20の突設リブ21、22、23に対応して3つの貫通穴31、32、33が形成されている(図1、図4、図5(a)参照)。
フロントケース30の左右の壁部には、突設リブ21〜23を貫通穴31〜33及び後述する係合片61〜63に係合させる際に被ガイドリブ24、25、26を案内するためのガイド溝部34、35、36が設けられる。すなわち、ガイド溝部34、35は、被ガイドリブ24、25に対応する位置において、前後方向に形成される(図5(b)参照)。ガイド溝部36は、被ガイドリブ26に対応する位置において、前後方向に形成される(図5(a)参照)。
一方、意匠パネル60は、アルミニウム、カーボンファイバまたは樹脂等で一体に形成され、側面視でフロントケース30の外周に沿った円弧状に構成される。図2、図3(a)、図4に示すように、意匠パネル60には、貫通穴31、32、33に対応して、3つの係合片61、62、63がフロントケース30の方向に突設されている。
係合片61〜63は、側面視でL字状の鉤型に形成される。すなわち、係合片61は、意匠パネル60の円弧形状の中心方向に延び、その先端は略直角に下方に屈曲した爪部61aとなっている。係合片62、63はほぼ水平にフロントケース30側に伸び、その先端はそれぞれ略直角に下方に屈曲した爪部62a、63aとなっている。爪部61a、62a、63aの大きさは、対応する貫通穴31、32、33に対して抜き差し可能な程度である。
ハンドルスイッチの組み付けは次のようにして行う。
まず、マイクロスイッチ13を配設した内ケース20の環状部分28にハンドルパイプ11を通す。次に、ハンドルパイプ11の位置決め穴12にリアケース50の位置決めボス52を挿通嵌合することで、内ケース20を図2の右方(後側)から覆うようにリアケース50を仮取り付けする。
次に、フロントケース30に図2の左方(前側)から意匠パネル60を被せて仮装着する。その際、係合片61、62、63を、対応する貫通穴31、32、33に対して挿通し、爪部61a、62a、63aをフロントケース30の内側に位置させる。その状態となると、意匠パネル60を把持する手を放しても、爪部61a、62a、63aが貫通穴31、32、33及びフロントケース30の内側面に係止されるので、意匠パネル60は脱落することなく保持される。
次に、内ケース20を図2の右方(後側)から覆うように、意匠パネル60と一緒にフロントケース30を仮取り付けする。その後、図2の右方から取り付けビス14A、14Bを、締結用穴57、58(図1参照)を介して締結ボス37、38(図5(a)参照)の雌ねじに螺合する。取り付けビス14を完全に螺合すると、図4に示すように、突設リブ21、22、23の先端が対応する貫通穴31、32、33に嵌る(ただし図4では、突設リブ23及び貫通穴33が現れていない)。
図4に示すように、貫通穴31については、上側の内壁31aが、図4の左方ほど下方に傾斜しており、係合片61については、内壁31aに対向する部分が、図4の左方ほど上方に傾斜したテーパ対応部61bとなっている。内壁31a、テーパ対応部61bがそれぞれ突設リブ21のテーパ部21a、21bに対応している。従って、突設リブ21の先端が貫通穴31に入り込むことで、テーパ部21aと内壁31aとの圧接、及びテーパ部21bとテーパ対応部61bとの圧接によって、係合片61のうち貫通穴31内にある部分が貫通穴31の下側の内壁31bに対して押し付けられる。
貫通穴32においても同様の作用が生じる。すなわち、貫通穴32の上側の内壁32aが、図4の左方ほど下方に傾斜しており、係合片62については、内壁32aに対向する部分が、図4の左方ほど上方に傾斜したテーパ対応部62bとなっている。内壁32a、テーパ対応部62bがそれぞれ突設リブ22のテーパ部22a、22bに対応している。突設リブ22の先端が貫通穴32に入り込むことで、テーパ部22aと内壁32aとの圧接、及びテーパ部22bとテーパ対応部62bとの圧接によって、係合片62のうち貫通穴32内にある部分が貫通穴32の下側の内壁32bに対して押し付けられる。
図4では、突設リブ23及び貫通穴33が現れていないが、これらの状態・作用は突設リブ22及び貫通穴32と同様である。
このようにして、係合片61〜63が対応する貫通穴31〜33に対してがたつきなく固定状態となる。しかも、爪部61a、62a、63aが貫通穴31、32、33を貫通して下方の成分を含む方向に延びているので、フロントケース30の内側面に係止された状態が安定的に維持され、車両の使用時に係合片61〜63が貫通穴31〜33から抜けることが阻止される。これにより、フロントケース30とリアケース50とでなる外ケース組体に対して意匠パネル60がロック状態で安定的に固定される。
なお、図6で後述する意匠パネル60の交換手順からもわかるように、意匠パネル60をフロントケース30に仮取り付けするタイミングは、フロントケース30を内ケース20に被せる工程の前後を問わない。取り付けビス14A、14Bを締結ボス37、38に完全に螺合する前段階において仮取り付け可能である。
ところで、組み付け後のハンドルスイッチにおいて、上記したように、リアケース50は、位置決め穴12と位置決めボス52との嵌合によってハンドルパイプ11に対して回り止めされている。また、フロントケース30は、取り付けビス14でリアケース50と締結固定されるので、リアケース50を介してハンドルパイプ11に対して回り止めされる。さらに、突設リブ21〜23が貫通穴31〜33に入り込むことで、内ケース20は、外ケース組体(フロントケース30及びリアケース50)を介してハンドルパイプ11に対して回り止めされる。従って、リアケース50以外については回り止め専用の機構を設ける必要がなく、構成が簡単になっている。
また、意匠パネル60の貫通穴31〜33の配置は、運転者側から見て三角形であるので、組み付け後の意匠パネル60のフロントケース30に対する安定性が高い。意匠パネル60を交換可能にするうえで、係合片61〜63、貫通穴31〜33及び突設リブ21〜23の組み合わせは1組設ければ成立する。しかし、意匠パネル60の安定的な保持の観点からは、これらの組み合わせにおいて、ハンドルパイプ11の軸方向及び上下方向の双方において異なる位置に配置された2つの組が少なくとも含まれるのが望ましく、4組以上でもよい。
このような最初の組み付けは、車両の出荷時点で行われる。しかし、ユーザにおいて、車両納品後に意匠パネル60のデザインを変更したい場合がある。そこで、本実施の形態では、デザインの異なる意匠パネル60を複数種類用意し、車両に数種類を予め付属させるか、あるいはユーザに別途購入により入手させるようにする。
次に、図6で、意匠パネル60の交換手順を説明する。
図6(a)〜(c)は、図3(a)のA−A線に沿う断面図、図6(d)〜(f)は、図3(a)のB−B線に沿う断面図である。状態については、図6(a)、(d)が、組み付け後のハンドルスイッチにおいて取り付けビス14を少し緩めた「仮螺合状態」(所定の仮螺合状態)を示す。図6(b)、(e)は、仮螺合状態においてフロントケース30を運転者側にずらした交換可能状態を示す。図6(c)、(f)は、交換可能状態において意匠パネル60を取り外した状態を示す。
まず、組み付け後のハンドルスイッチにおいて、取り付けビス14を適度に緩めて仮螺合状態とし(図6(a)、(d))、その状態で、フロントケース30を運転者側に平行に変位させる(図6(b)、(e))。ここで、仮螺合状態は、取り付けビス14A、14Bの雄ねじが締結ボス37、38の雌ねじと螺合している領域を有し、なおかつ、フロントケース30の変位可能なストロークが十分に確保されるような状態である。このストロークは、具体的には、突設リブ21〜23の先端が対応する貫通穴31〜33から抜け、前後方向において係合片61〜63と干渉しなくなる程度にまで、フロントケース30が運転者側に退避できるようなストロークである。
そして、図6(b)、(e)に示す交換可能状態となったら、意匠パネル60はフロントケース30に仮取り付けされた状態となるので、図6(c)、(f)に示す矢印の方向に意匠パネル60を変位させて、係合片61、62、63を対応する貫通穴31〜33から抜いて、意匠パネル60を取り外す。
意匠パネル60を交換する場合は、新たな意匠パネル60について、図6(c)、(f)→図6(b)、(e)→図6(a)、(d)→図4に示す工程を辿る。まず、新たに取り付けたい意匠パネル60の係合片61〜63を対応する貫通穴31〜33に差し込んで、フロントケース30にその意匠パネル60を仮取り付けする(図6(c)、(f)→図6(b)、(e))。そして、仮螺合状態となっていた取り付けビス14A、14Bを締結ボス37、38の雌ねじに完全に螺合するよう締めこむ(図6(b)、(e)→図6(a)、(d)→図4)。これにより、最初の組み付け時と同様に、交換後の意匠パネル60が外ケース組体に対してロック状態で安定的に固定される。
このようにして意匠パネル60の交換が完了する。意匠パネル60を交換する際に、取り付けビス14は緩めるだけであり、フロントケース30とリアケース50とが完全に分離するわけではない。従って、交換後の意匠パネル60を組み付ける際には、緩めていた取り付けビス14を再度締め直すだけでよく、煩雑な作業が不要となる。
本実施の形態によれば、フロントケース30とリアケース50とが締結されていない状態においては、意匠パネル60の係合片61〜63を対応する貫通穴31〜33に抜き差しすることで意匠パネル60がフロントケース30に対して着脱自在である。そして、フロントケース30とリアケース50とが取り付けビス14によって完全に締結固定されると、係合片61〜63は突設リブ21〜23と係合することで、貫通穴31〜33から抜けることが阻止されて、意匠パネル60が外ケース組体に対して固定状態となる。
これにより、外ケース組体用の締結具である取り付けビス14を操作することで意匠パネル60の着脱や交換を可能にすることができる。
特に、取り付けビス14を完全に外すのではなく、少し緩めた所定の仮螺合状態にすることで、意匠パネル60が着脱可能となるので、外ケース組体を完全に分離しなくてもネジ(取り付けビス14)を緩めるだけで着脱や交換が可能となる。意匠パネル60は着脱自在を前提として設計されるため、採用する素材の自由度が高くなる。例えば、フロントケース30やリアケース50に用いる素材に比し高級な素材を採用することが可能となる。
また、外ケース組体の組み付け状態においては、突設リブ21のテーパ部21a等の作用により係合片61が貫通穴31の下側の内壁31b等に押し付けられるので、意匠パネル60の固定状態が安定し、がたつきがなくなる。
また、係合片61〜63の先端には、下方に屈曲した爪部61a、62a、63aを設けたので、意匠パネル60をフロントケース30に仮装着した状態で外れにくくし、取り付け作業の容易化に寄与する。
また、突設リブ21〜23が貫通穴31〜33に入り込むことで、外ケース組体を介して内ケース20がハンドルパイプ11に対して回り止めされるので、内ケース20に回り止め専用の機構を設ける必要がなく、構成が簡単である。
また、フロントケース30には、内ケース20の被ガイドリブ24〜26を案内するためのガイド溝部34〜36が設けられたので、フロントケース30と内ケース20との位置決め及び組み付け作業が容易になる。これにより、例えば、操作部とマイクロスイッチ13との位置合わせが容易となるだけでなく、フロントケース30と内ケース20とのがたつきが抑制され、耐震性に優れた良好なスイッチ操作が可能となる。
なお、被ガイドリブ24〜26は、突設リブ21〜23と一体に形成されて構成が簡単となっているが、組み付け容易化の観点からはこれに限られず、被ガイドリブとガイド溝部との関係を逆にしてもよいし、ガイド機能を果たす観点からは、リブと溝という形状に限られない。被ガイドリブを設ける場所も、内ケース20におけるいずれの場所でもよい。
なお、係合片61〜63、貫通穴31〜33及び突設リブ21〜23の組み合わせは、3組すべて、環状部分28に対して上下方向片側にあってもよい。
なお、突設リブ21〜23により係合片61〜63が貫通穴31〜33の下側の内壁に押し付けられるようにするためには、テーパ部は、突設リブ21〜23と係合片61〜63の双方に必須ではなく、少なくとも一方に他方と当接するテーパ部を設ければよい。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態のハンドルスイッチは、第1の実施の形態のものに対して、内ケース20及びリアケース50の形状が異なり、その他の構成は同じである。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る取り付け構造が適用されるハンドルスイッチの分解斜視図である。図8は、本実施の形態のハンドルスイッチの、図3(a)のA−A線に沿う断面図であり、図4に対応する。
本実施の形態では、第1の実施の形態において係合片61〜63と係合する突設リブ21、22、23に相当する突設リブ121、122、123を、内ケース20ではなくリアケース50に設ける。また、被ガイドリブ24、25、26に相当する被ガイドリブ124、125、126を、内ケース20ではなくリアケース50に設ける。さらに、内ケース20において、突設リブ121〜123と係合してリアケース50を介してハンドルパイプ11に対する回り止め機能を果たす回り止め用の係合部(71〜73)を設ける。
図7に示すように、リアケース50の内側において突設リブ121〜123は、突設リブ21〜23と同様に、フロントケース30の貫通穴31〜33に対応する位置にそれぞれ突設形成される。被ガイドリブ124〜126は、それぞれ突設リブ121〜123と一体に形成される。フロントケース30のガイド溝部34、35、36の構成は第1の実施の形態と同じであり(図5(a)、(b))、これらは被ガイドリブ124、125、126を案内する。
図8に示すように、突設リブ121〜123の先端形状は、突設リブ21〜23と同じで、側面視でテーパ形状が施されている(ただし図8には突設リブ123は現れていない)。従って、突設リブ121〜123により、貫通穴31〜33で意匠パネル60の係合片61〜63が押圧保持される構成は第1の実施の形態と同様である。
内ケース20の環状部分28の上部、下部にはそれぞれ、回り止め用の上側係合部71、下側係合部72、73が形成されている。上側係合部71の上端と下側係合部72、73の下端との距離は、上側の突設リブ121と下側の突設リブ122、123との間隔とほぼ同じとなっている。
下側係合部72、73が前後方向に離れた位置に設けられているので、組み付け後のリアケース50と内ケース20とが相対的に回転しないようになっている。これにより、内ケース20は、リアケース50を介してハンドルパイプ11に対して回り止めされる。さらに、リアケース50を内ケース20に仮取り付けする際に係合部71、72、73が装着ガイドにもなる。
本実施の形態によれば、取り付けビス14を操作することで意匠パネル60の着脱や交換を可能にすることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。また、内ケース20について回り止め専用の機構を設けることなくハンドルパイプ11に対して回り止めすることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、内ケース20とリアケース50とを相互に回り止めする上で、突設リブ121〜123と係合するために内ケース20に設けられる係合部の構成は、上側係合部71、下側係合部72、73に限定されない。例えば、突設リブ121〜123が貫通する、前後方向にある程度の長さを持った完全あるいは不完全な穴でもよく、形状も問わない。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態のハンドルスイッチは、第1の実施の形態のものに対して、内ケース20、リアケース50及びフロントケース30の形状が異なり、その他の構成は同じである。
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る取り付け構造が適用されるハンドルスイッチの分解斜視図である。図10は、本実施の形態のハンドルスイッチの、図3(a)のA−A線に沿う断面図であり、図4に対応する。
本実施の形態では、第1の実施の形態において係合片61〜63と係合する突設リブ21、22、23に相当する突設リブ221、222、223、及び、被ガイドリブ24、25、26に相当する被ガイドリブ224、225、226を、いずれも内ケース20とリアケース50とに分けて設ける。
図9に示すように、リアケース50の内側上部において、突設リブ221が、フロントケース30の貫通穴31に対応する位置に突設形成される。また、内ケース20において、突設リブ222、223が、フロントケース30の貫通穴32、33に対応する位置にそれぞれ突設形成される。被ガイドリブ224〜226は、それぞれ突設リブ221〜223と一体に形成される。
フロントケース30には、ガイド溝部34、35、36(図5(a)、(b))に相当する不図示のガイド溝部が、被ガイドリブ224、225、226を案内するのに適した位置及び長さに形成されている。フロントケース30におけるその他の構成部分は第1の実施の形態のものと同じである。
図10に示すように、突設リブ221〜223の先端形状は、突設リブ21〜23と同じで、側面視でテーパ形状が施されている。従って、突設リブ221〜223により、貫通穴31〜33で意匠パネル60の係合片61〜63が押圧保持される構成は第1の実施の形態と同様である。
また、下側の突設リブ222、223が貫通穴32、33に入り込むことで、内ケース20は、外ケース組体(フロントケース30及びリアケース50)を介してハンドルパイプ11に対して回り止めされる。
本実施の形態によれば、取り付けビス14を操作することで意匠パネル60の着脱や交換を可能にすることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。また、内ケース20について回り止め専用の機構を設けることなくハンドルパイプ11に対して回り止めすることに関し、第1の実施の形態と同様の効果を奏することができる。
なお、上記各実施の形態においては、意匠パネル60の固定状態を安定させる上で、突設リブ21のテーパ部21aの作用により係合片61が貫通穴31の下側の内壁31bに押し付けられるように構成した。しかしこれに限られず、図11に変形例を示すように、弾性的に係合片61を押圧する構成であってもよい。第1の実施の形態を例にとって変形例を説明する。
図11は、変形例の突設リブを採用したハンドルスイッチの図3(a)のA−A線に沿う断面図である。
突設リブ21、22の先端はU字状に屈曲しており、バネのような弾性を有する弾性部21c、22cとなっている。弾性部21c、22cが貫通穴31、32に入り込むことで、係合片61、62を弾性的に押圧される。これによって、係合片61、62が貫通穴31、32の下側の内壁31b、32bに対して押し付けられる。図11では、突設リブ23及び貫通穴33が現れていないが、突設リブ23の先端にも弾性部が設けられ、その状態・作用は突設リブ21及び貫通穴31と同様である。
この構成により、意匠パネル60の固定状態が安定し、がたつきがなくなるだけでなく、弾性部21c等の弾性力によって、意匠パネル60の交換回数によらず良好に意匠パネル60の固定状態を維持することができる。
なお、弾性部21c、22cに相当する弾性部を、係合片61〜63の側に設けるか、あるいは突設リブ21〜23及び係合片61〜63の双方に設けてもよい。
ところで、第1、第3の実施の形態においては、取り付けビス14での締結によりフロントケース30とリアケース50との相互の回り止めがなされ、突設リブ121〜123が貫通穴31〜33に、突設リブ222、223が貫通穴32、33に、それぞれに入り込むことで、フロントケース30と内ケース20との相互の回り止めがなされる。従って、ハンドルパイプ11に対するハンドルスイッチ全体の回り止めを考えると、ハンドルパイプ11に対する直接の回り止め機構(位置決め穴12と位置決めボス52)は、必ずしもリアケース50に設けなくてもよく、フロントケース30または内ケース20に設けてもよい。
また、第2の実施の形態においては、取り付けビス14での締結によりフロントケース30とリアケース50との相互の回り止めがなされ、突設リブ121〜123と上側係合部71、下側係合部72、73との係合によって内ケース20とリアケース50と相互の回り止めがなされる。従って、同様に、ハンドルパイプ11に対する直接の回り止め機構は、フロントケース30または内ケース20に設けてもよい。
なお、内ケース20は環状部分28にハンドルパイプ11が通る一体型の構成であったが、内ケース20を2つ割れ構成としてもよい。このような分割タイプであれば、位置決め穴12に嵌合する位置決めボス52に相当する位置決めボスを内ケース20の内側に設けて回り止めする設計が容易である。
なお、上記各実施の形態において、フロントケース30とリアケース50とを締結する締結具は、取り付けビス14に限定されるものではない。ただし、仮締結状態にして突設リブ21〜23と係合片61〜63との係合を解けるようなストロークを有した締結具であることが望ましい。
なお、交換可能なパネルとして外観向上を目的とした意匠パネル60を例示したが、意匠を目的としない、保護や補強等を主目的としたパネルにも本発明を適用可能である。
以上、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳述してきたが、本発明はこれら特定の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。上述の実施形態の一部を適宜組み合わせてもよい。
11 ハンドルパイプ
13 マイクロスイッチ
14 取り付けビス(締結具)
20 内ケース
21〜23、121〜123、221〜223 突設リブ(突設部)
21a〜23a、21b〜23b テーパ部
21c、22c 弾性部
24〜26、124〜126、224〜226 被ガイドリブ(被ガイド部)
30 フロントケース(第1の外ケース)
31〜33 貫通穴
31b、32b 内壁
34、35、36 ガイド溝部(ガイド部)
50 リアケース(第2の外ケース)
52 位置決めボス(回り止め部)
60 意匠パネル(パネル)
61〜63 係合片
61b、62b テーパ対応部(テーパ部)
61a〜63a 爪部
71、72、73 係合部

Claims (10)

  1. 車両の棒状のハンドルに取り付けられるハンドルスイッチの取り付け構造であって、
    スイッチが配設され、前記ハンドルの外周側に配置される内ケースと、
    貫通穴が形成された第1の外ケースと第2の外ケースとを組み合わせてなり、互いに締結具で締結されることで前記内ケースの外周側に配置される外ケース組体と、
    前記第1の外ケースの前記貫通穴に対応する係合片が突設され、該係合片が対応する貫通穴を貫通した状態で前記第1の外ケースの外周側に配置されるパネルとを有し、
    前記第2の外ケース及び前記内ケースの少なくとも一方には突設部が突設され、
    前記締結具によって前記第1の外ケースと前記第2の外ケースとが締結されていない状態においては、前記パネルの前記係合片を前記貫通穴に抜き差しすることで前記パネルが前記第1の外ケースに対して着脱自在であり、
    前記パネルの前記係合片が前記貫通穴を貫通し且つ、前記第1の外ケースと前記第2の外ケースとが前記締結具によって締結された状態においては、前記突設部が前記係合片と係合することで、前記係合片が前記貫通穴から抜けることが阻止されて、前記パネルが前記外ケース組体に対して固定状態となるように構成されたことを特徴とするハンドルスイッチの取り付け構造。
  2. 前記締結具はネジであり、該ネジを所定の仮螺合状態にすることで、前記突設部が前記係合片と係合せず前記パネルが前記第1の外ケースに対して着脱可能となることを特徴とする請求項1記載のハンドルスイッチの取り付け構造。
  3. 前記突設部及び前記係合片の少なくとも一方には他方と当接するテーパ部が設けられ、前記突設部が前記係合片と係合した状態では、前記テーパ部の作用により前記係合片が前記貫通穴の内壁に押し付けられるように構成されたことを特徴とする請求項1または2記載のハンドルスイッチの取り付け構造。
  4. 前記突設部及び前記係合片の少なくとも一方には他方と当接する弾性部が設けられ、前記突設部が前記係合片と係合した状態では、前記弾性部の弾性力によって前記係合片が前記貫通穴の内壁に押し付けられるように構成されたことを特徴とする請求項1または2記載のハンドルスイッチの取り付け構造。
  5. 前記パネルの前記係合片は、前記ハンドルに前記ハンドルスイッチが取り付けられた状態で下方の成分を含む方向に屈曲した爪部を有していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のハンドルスイッチの取り付け構造。
  6. 前記係合片と前記貫通穴との組み合わせには、前記ハンドルの軸方向及び上下方向の双方において異なる位置に配置された2つの組が少なくとも含まれることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のハンドルスイッチの取り付け構造。
  7. 前記外ケース組体または前記内ケースのいずれか一方には、前記ハンドルに対する回り止め機能を果たす回り止め部が設けられ、前記内ケースに突設された前記突設部が前記貫通穴に入り込むことで、前記外ケース組体または前記内ケースの前記いずれか一方を介していずれか他方の前記ハンドルに対する回り止めがなされることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のハンドルスイッチの取り付け構造。
  8. 前記外ケース組体または前記内ケースのいずれか一方には、前記ハンドルに対する回り止め機能を果たす回り止め部が設けられ、前記内ケースには、前記第2の外ケースに突設された前記突設部と係合する係合部が設けられ、前記突設部が前記係合部と係合することで、前記外ケース組体または前記内ケースの前記いずれか一方を介していずれか他方の前記ハンドルに対する回り止めがなされることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のハンドルスイッチの取り付け構造。
  9. 前記内ケースには被ガイド部が設けられ、前記第1の外ケースには、前記内ケースに突設された前記突設部を前記パネルの前記係合片に係合させる際に前記被ガイド部を案内するためのガイド部が設けられたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のハンドルスイッチの取り付け構造。
  10. 前記第2の外ケースには被ガイド部が設けられ、前記第1の外ケースには、前記第2の外ケースに突設された前記突設部を前記パネルの前記係合片に係合させる際に前記被ガイド部を案内するためのガイド部が設けられたことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のハンドルスイッチの取り付け構造。
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