JP7291554B2 - ハンドルスイッチ装置 - Google Patents

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    • B62K23/02Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips hand actuated

Description

本発明は、車両のハンドルバーに取付けられ、運転手の操作入力を受け付けるハンドルスイッチ装置に関する。
従来から車両のハンドルバーには、運転手の操作入力を受け付けるハンドルスイッチ装置が設けられる。このようなハンドルスイッチ装置は、ハンドルバーに固定されるスイッチハウジングと、該スイッチハウジングに取り付けられるスイッチとを備える。スイッチは車両の電装部品とワイヤハーネスで接続され、運転手による入力を受け付ける。スイッチハウジングは、通常、車両の進行方向の前後のそれぞれに配置されるリアハウジングとフロントハウジングからなり、リアハウジングとフロントハウジングによってハンドルバーを挟み込み、リアハウジングとフロントハウジングを互いに締結することにより、ハンドルバーに固定される。
フロントハウジングやリアハウジングの外壁にはハンドルバーに対応して半円状の切り欠きがクランプ部として設けられるが、ハンドルバーを確実に挟み込むために、クランプ部の半径はハンドルバーの半径よりも小さく設定されていた。
ところが、クランプ部の半径をハンドルバーの半径よりも小さく設定すると、そもそもクランプ部へハンドルバーを嵌合させにくくなり、また、リアハウジングとフロントハウジングを互いに締結する際、クランプ部の変形代が大きくなるため、ハンドルバーからの反力が大きくなり、組み付け性が悪化するという問題があった。
そこで、クランプ部の半径をハンドルバーの半径よりも大きく設定するとともに、クランプ部のハンドルバーとの当接面(以下、「クランプ面」という。)に締め代として機能する突起状のリブを設けるハンドルスイッチが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このハンドルスイッチではリブの幅がクランプ面の幅よりも小さく設定される。これにより、組み付け時に、クランプ部へハンドルバーを嵌合させ易くなるとともに、リブのみを積極的に潰すことによってハンドルバーとクランプ面との間の隙間を確実に埋めることができるという利点がある。
特開2013-95143号公報
しかしながら、特許文献1のハンドルスイッチでは、リアハウジングとフロントハウジングがビスによって締結される方向(以下、「締結方向」という。)に沿ってリブが突出していないため、リブを介して伝わるハンドルバーからの反力がリアハウジングとフロントハウジングにおいて締結方向とは異なる方向に作用する。その結果、リアハウジングとフロントハウジングは締結方向とは異なる方向に向けて広がろうとするため、スイッチハウジングの変形を引き起こすという問題がある。
本発明の目的は、スイッチハウジングの変形を効果的に抑制することができるハンドルスイッチ装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明のハンドルスイッチ装置は、車両のハンドルバーに取り付けられるスイッチハウジングを備えるハンドルスイッチ装置であって、前記スイッチハウジングは第1のハウジングと第2のハウジングを有し、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングは間に前記ハンドルバーを挟み込んで互いに締結され、前記第1のハウジングは、前記ハンドルバーに対応して凹み、且つ前記第2のハウジングと締結される際に前記ハンドルバーと嵌合する第1の嵌合部を有し、前記第2のハウジングは、前記ハンドルバーに対応して凹み、且つ前記第1のハウジングと締結される際に前記ハンドルバーと嵌合する第2の嵌合部を有し、前記第1の嵌合部は、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングが互いに締結される締結方向に沿って突出する第1の凸部を有し、前記第2の嵌合部は、前記締結方向に沿って突出する第2の凸部を有し、前記第1の凸部は、前記第1の嵌合部において、前記締結方向と直交する直交方向には配置されず、前記第2の凸部は、前記第2の嵌合部において、前記直交方向には配置されないことを特徴とする。
本発明によれば、ハンドルバーと嵌合する第1のハウジングの第1の嵌合部の第1の凸部は、締結方向に沿って突出し、ハンドルバーと嵌合する第2のハウジングの第2の嵌合部の第2の凸部は締結方向に沿って突出する。これにより、第1のハウジングと第2のハウジングが締結される際、第1の凸部や第2の凸部を介して伝わるハンドルバーからの反力が第1のハウジングと第2のハウジングにおいて締結方向に沿って作用するため、第1のハウジングと第2のハウジングが締結方向とは異なる方向に向けて広がることがなく、スイッチハウジングの変形を効果的に抑制することができる。
本発明の実施の形態に係るハンドルスイッチ装置の外観を概略的に示す斜視図である。 図1におけるスイッチハウジングの構成を概略的に示す図である。 図1におけるスイッチハウジングを分解した状態を示す図である。 フロントハウジング及びリアハウジングの締結時における、リアハウジングのリア凸部とハンドルバーとの当接過程を説明するための図である。 ボスの配置に起因する課題を説明するための図である。 フロントハウジング及びリアハウジングの変形例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るハンドルスイッチ装置10の外観を概略的に示す斜視図であり、図1(A)は、ハンドルスイッチ装置10を運転手側の上方から眺めた場合を示し、図1(B)は、ハンドルスイッチ装置10を運転手とは反対側の上方から眺めた場合を示す。
図1(A)及び図1(B)において、ハンドルスイッチ装置10は、円筒状のハンドルバー11(破線で示す。)に固定されるスイッチハウジング12を備える。スイッチハウジング12は、ハンドルバー11の中心軸の周りに回転可能な状態でハンドルバー11の外周に配置されるスロットルパイプ13(破線で示す。)の円板状の端部を内包する。スイッチハウジング12には、例えば、運転手の操作入力を受け付ける第1のスイッチ14と第2のスイッチ15が設けられる。第1のスイッチ14と第2のスイッチ15は車両の電装部品とワイヤハーネスで接続される。
スイッチハウジング12は、車両の進行方向に関して運転手側に配置されるフロントハウジング16と、車両の進行方向に関して運転手と反対側に配置されるリアハウジング17とを有する。フロントハウジング16(第1のハウジング)とリアハウジング17(第2のハウジング)は2つのビス22によって互いに締結されることにより、ハンドルバー11を挟み込んで該ハンドルバー11に固定される。各ビス22はリアハウジング17においてハンドルバー11を挟んで設けられた2つのビス穴18へ挿入され、フロントハウジング16に設けられたフロントボス20のねじ穴と螺合して、フロントボス20とリアハウジング17のビス台座19の間に作用する締結力を生じる。この締結力によってフロントハウジング16とリアハウジング17が互いに締結される。
図2は、スイッチハウジング12の構成を概略的に示す図であり、図2(A)は、スイッチハウジング12を車両の中心側から眺めたときの外観を示し、図2(B)は、スイッチハウジング12を車両の外側から眺めたときの断面を示す。なお、各図において、理解を容易にするために、ハンドルバー11は少し小さく描画される。
図2(A)及び図2(B)において、フロントハウジング16の車両の中心側(以下、「内側」という。)の外壁16aには、ハンドルバー11に対応して凹み、且つ該ハンドルバー11と嵌合する半円状の凹みであるフロントクランプ部16b(第1の嵌合部)が設けられる。リアハウジング17の内側の外壁17aには、フロントクランプ部16bと同様に、ハンドルバー11に対応して凹み、且つ該ハンドルバー11と嵌合する半円状の凹みであるリアクランプ部17b(第2の嵌合部)が設けられる。
フロントクランプ部16bは、ビス22によるフロントハウジング16とリアハウジング17の締結方向(以下、単に「締結方向」という。)に沿って突出するフロント凸部16c(第1の凸部)を有する。リアクランプ部17bは、締結方向に沿って突出するリア凸部17c(第2の凸部)を有する。フロント凸部16cが配置され得る範囲を、図中の太矢印で示す締結方向を中心とする所定の角度範囲θで示した場合、所定の角度範囲θは45°、好ましくは30°である。また、リア凸部17cが配置され得る範囲を、図中の太矢印で示す締結方向を中心とする所定の角度範囲θで示した場合、所定の角度範囲θは45°、好ましくは30°である。なお、フロント凸部16cやリア凸部17cは、フロントクランプ部16bやリアクランプ部17bにおいて、締結方向と直交する方向には配置されない。
フロントクランプ部16bの半径とリアクランプ部17bの半径はハンドルバー11の半径よりも大きい。一方、フロントハウジング16とリアハウジング17が締結された場合におけるハンドルバー11の中心軸(フロントクランプ部16bとリアクランプ部17bで構成される円の中心)を挟んで対向するフロント凸部16cとリア凸部17cの間の距離はハンドルバー11の直径よりも小さい。これにより、フロントハウジング16とリアハウジング17を締結した際、フロントクランプ部16bやリアクランプ部17bがハンドルバー11と当接することがない一方、フロント凸部16cやリア凸部17cが積極的にハンドルバー11へ当接する。
図3は、スイッチハウジング12を分解した状態を示す図であり、図3(A)は、フロントハウジング16を運転手とは反対側から眺めた場合を示し、図3(B)はリアハウジング17を運転手側から眺めた場合を示す。
図3(A)及び図3(B)に示すように、フロント凸部16cは、フロントハウジング16において内側の外壁16aのフロントクランプ部16bにのみ設けられる。また、リア凸部17cは、リアハウジング17において内側の外壁17aのリアクランプ部17bにのみ設けられる。さらに、フロント凸部16cにおけるハンドルバー11と当接する部分(以下、「当接部」という。)には、フロント当接面16dが形成される。リア凸部17cにおけるハンドルバー11との当接部は、リア当接面17dが形成される。フロント当接面16dとリア当接面17dは、ハンドルバー11の外側面に沿うように弧状に凹む湾曲面からなる。ハンドルバー11の中心軸方向(以下、単に「軸方向」という。)に関するフロント当接面16dの幅は、フロントハウジング16の外壁16aの軸方向に関する幅と同じであり、軸方向に関するリア当接面17dの幅は、リアハウジング17の外壁17aの軸方向に関する幅と同じである。また、フロント当接面16dの曲率とリア当接面17dの曲率は、ハンドルバー11の外側面の曲率よりも大きく設定される。
図4は、フロントハウジング16及びリアハウジング17の締結時における、リアハウジング17のリア凸部17cとハンドルバー11との当接過程を説明するための図である。図中において、締結方向は太矢印で示される。なお、図4では、リアハウジング17のリア凸部17cとハンドルバー11との当接過程を説明するが、フロントハウジング16のフロント凸部16cとハンドルバー11との当接過程も図4に示す当接過程と同じであるため、その説明を省略する。
まず、リアハウジング17を締結方向に沿ってハンドルバー11へ近接させ、リアクランプ部17bとハンドルバー11を対向させる(図4(A))。次いで、ハンドルバー11をリアクランプ部17bの内部へ進入させて嵌合させるが、上述したように、リアクランプ部17bの半径はハンドルバー11の半径よりも大きく、リア凸部17cが締結方向に沿って突出するため、ハンドルバー11はリア凸部17cへ当接する。ここで、上述したように、リア当接面17dの曲率はハンドルバー11の外側面の曲率よりも大きく設定されるため、最初にハンドルバー11の外側面は、リア当接面17dの中央部ではなくリア当接面17dの両端(図中における上下の端部)から当接し始める(図4(B))。その後、リアハウジング17及びフロントハウジング16の締結が進行するにつれてハンドルバー11はリアクランプ部17bのさらに内部へ進入する。このとき、リア凸部17cはハンドルバー11からの反力によって変形し、リア当接面17dの中央部もハンドルバー11の外側面に当接する(図4(C))。
上述したハンドルスイッチ装置10によれば、ハンドルバー11と嵌合するフロントハウジング16のフロントクランプ部16bのフロント凸部16cは、締結方向に沿って突出し、ハンドルバー11と嵌合するリアハウジング17のリアクランプ部17bのリア凸部17cは締結方向に沿って突出する。これにより、フロントハウジング16とリアハウジング17が締結される際、フロント凸部16cやリア凸部17cを介して伝わるハンドルバー11からの反力がフロントハウジング16とリアハウジング17において締結方向に作用する。また、フロントハウジング16やリアハウジング17では、フロント凸部16cやリア凸部17cが締結方向と直交する直交方向には配置されないため、ハンドルバー11からの反力がフロントハウジング16とリアハウジング17において直交方向に作用することがない。その結果、フロントハウジング16とリアハウジング17は締結方向とは異なる方向に向けて広がることがないため、スイッチハウジング12の変形を効果的に抑制することができる。
また、スイッチハウジング12の変形の抑制により、スイッチハウジング12における各種スイッチ取り付け用の穴と、対応するスイッチとの隙間が広がるのを抑制することができ、もって、ハンドルスイッチ装置10の見栄えを向上することができる。
上述したハンドルスイッチ装置10では、フロントハウジング16には1つのフロントクランプ部16bのみが設けられ、リアハウジング17には1つのリアクランプ部17bのみが設けられるので、フロントクランプ部16bのフロント凸部16cやリアクランプ部17bのリア凸部17cへ締結力を集中的に作用させることができる。
また、ハンドルスイッチ装置10では、フロント凸部16cの当接部にはリブではなくフロント当接面16dが形成され、リア凸部17cの当接部にはリブではなくリア当接面17dが形成されるため、ハンドルバー11との当接においてフロント凸部16cやリア凸部17cにおいて応力集中が発生するのを防止することができ、もって、フロント凸部16cやリア凸部17cに塑性変形が生じるのを防止することができる。特に、フロント凸部16cの幅はフロントハウジング16の外壁の幅と同じであり、リア凸部17cの幅はリアハウジング17の外壁の幅と同じであるため、ハンドルバー11との当接において応力を確実に緩和することができる。これにより、フロント凸部16cやリア凸部17cの弾性力が維持され、フロントハウジング16やリアハウジング17がハンドルバー11を挟み込む力が低下するのを防止することができる。さらに、フロント当接面16d及びリア当接面17dはハンドルバー11の外側面に沿うように弧状に凹むので、ハンドルバー11と密着することができる。その結果、ハンドルバー11に対するスイッチハウジング12のがたつきが発生するのを抑制することができる。
さらに、ハンドルスイッチ装置10では、半円状の凹みであるフロントクランプ部16bやリアクランプ部17bの半径は、ハンドルバー11の半径よりも大きく設定されるので、フロント凸部16cやリア凸部17c以外において、フロントクランプ部16bやリアクランプ部17bがハンドルバー11と当接することがない。その結果、フロント凸部16cやリア凸部17cにのみにハンドルバー11からの反力を作用させることができ、もって、スイッチハウジング12が締結方向とは異なる方向に向けて広がろうとするのを確実に防止することができる。
また、ハンドルスイッチ装置10では、フロント当接面16dの曲率及びリア当接面17dの曲率は、ハンドルバー11の外側面の曲率よりも大きいので、フロントハウジング16とリアハウジング17を互いに締結する際、まず、フロント凸部16cのフロント当接面16dの両端やリア凸部17cのリア当接面17dの両端からハンドルバー11に当接する。これにより、フロント当接面16dの中央部やリア当接面17dの中央部が圧縮される期間が短くなり、塑性変形するおそれが少なくなるため、フロント凸部16cやリア凸部17cの弾性力の低下を抑制し、安定的に、フロントハウジング16やリアハウジング17がハンドルバー11を挟み込む力を維持することができる。
ハンドルスイッチ装置10では、上述したように、フロントハウジング16とリアハウジング17が2つのビス22によって互いに締結される。したがって、フロントハウジング16やリアハウジング17には、各ビス22が係合する2つのボスが設けられる。2つのボスは、通常、間にハンドルバー11を挟むように配置される。ここで、例えば、図5(A)に示すように、フロントハウジング16の各ボス(以下、「フロントボス」という。)20(第1のボス)が、フロントクランプ部16bが設けられる外壁16aから離間して配置される場合、各フロントボス20は外壁16aに対して比較的自由に移動しやすいため、フロントハウジング16とリアハウジング17を締結すると、各フロントボス20が外壁16aよりも優先して移動する。特に、図5(B)に示すように、各フロントボス20が外壁16aから大きく離間し、ほぼ外壁16aとは反対側の壁部の近傍に設けられる場合、フロントハウジング16とリアハウジング17を締結しても、各フロントボス20のみが大きく移動し、外壁16aが殆ど移動しない。その結果、ハンドルバー11とフロント凸部16cが当接する前に、フロントボス20とリアハウジング17の各ボス(以下、「リアボス」という。)21(第2のボス)が先に当接することがあり、このとき、各ビス22による締結力がフロントボス20とリアボス21の当接によって先に分担されるため、当該締結力がフロント凸部16cへ十分伝達されず、ハンドルバー11とフロント凸部16cがしっかりと当接しない虞がある。
本実施の形態では、これに対応して、図3(A)に示すように、フロントハウジング16において、各フロントボス20は、フロントクランプ部16bが設けられる外壁16aと隣接して一体的に形成される。また、図3(B)に示すように、リアハウジング17において、各リアボス21は、リアクランプ部17bが設けられる外壁17aと隣接して一体的に形成される。
これにより、フロントハウジング16において、各フロントボス20は外壁16aと一体的に移動するため、フロントハウジング16とリアハウジング17を締結すると、各フロントボス20とともに外壁16aのフロントクランプ部16b(フロント凸部16c)がハンドルバー11へ向けて移動する。したがって、フロントボス20とリアボス21の当接とほぼ同時にフロント凸部16cがハンドルバー11に当接するため、各ビス22による締結力がフロントボス20とリアボス21の当接によって先に分担されることがない。その結果、各ビス22による締結力をフロント凸部16cへ十分に伝達することができる。また、リアハウジング17においても、各リアボス21は外壁17aと一体的に移動するため、リアハウジング17とフロントハウジング16を締結すると、各リアボス21とともに外壁17aのリアクランプ部17b(リア凸部17c)がハンドルバー11へ向けて移動する。したがって、リアボス21とフロントボス20の当接とほぼ同時にリア凸部17cがハンドルバー11に当接するため、各ビス22による締結力がリアボス21とフロントボス20の当接によって先に分担されることがない。その結果、各ビス22による締結力をリア凸部17cへ十分に伝達することができる。さらに、各ボスとの一体化によって外壁16aや外壁17aの剛性を向上させることができるため、ハンドルバー11との嵌合時におけるフロントクランプ部16bやリアクランプ部17bの変形を抑制することができる。その結果、フロント凸部16cやリア凸部17cを確実にハンドルバー11へ当接させることができる。
なお、図3(A)や図3(B)では、各フロントボス20が外壁16aと一体的に形成され、各リアボス21が外壁17aと一体的に形成されたが、各フロントボス20が外壁16aと一体的に形成されないものの、当該外壁16aに隣接して配置され、各リアボス21が外壁17aと一体的に形成されないものの、当該外壁17aに隣接して配置されていてもよい。この場合も、各フロントボス20を外壁16aとほぼ一体的に移動させることができ、また、各リアボス21を外壁17aとほぼ一体的に移動させることができる。その結果、各ビス22による締結力をフロント凸部16cやリア凸部17cへ確実に伝達することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は上述した実施の形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
例えば、フロントクランプ部16bのフロント凸部16cは外壁16aに設けられ、リアクランプ部17bのリア凸部17cは外壁17aに設けられたが、ハンドルバー11と当接する凸部は必ずしも外壁へ設けられなくてもよい。例えば、図6(A)に示すように、2つのフロントボス20を繋ぐ内壁16fを設け、該内壁16fにハンドルバー11と嵌合する半円状の凹みであるフロントクランプ部16gを設け、フロントクランプ部16gへ締結方向に沿って突出するフロント凸部16hを設けてもよい。また、図6(B)に示すように、2つのリアボス21を繋ぐ内壁17fを設け、該内壁17fにハンドルバー11と嵌合する半円状の凹みであるリアクランプ部17gを設け、リアクランプ部17gへ締結方向に沿って突出するリア凸部17hを設けてもよい。この場合も、フロントハウジング16とリアハウジング17が締結される際、フロント凸部16hやリア凸部17hへ作用するハンドルバー11からの反力は締結方向に沿って作用し、フロントハウジング16とリアハウジング17が締結方向とは異なる方向に向けて広がることがないため、スイッチハウジング12の変形を効果的に抑制することができる。
また、この場合、リアハウジング17とフロントハウジング16を締結すると、各フロントボス20とともに内壁16fに設けられたフロントクランプ部16gがハンドルバー11へ向けて移動し、各リアボス21とともに内壁17fに設けられたリアクランプ部17gがハンドルバー11へ向けて移動するため、各ビス22による締結力をフロント凸部16hやリア凸部17hへ十分に伝達することができる。
なお、上述したハンドルスイッチ装置10では、フロントハウジング16のフロントボス20とリアハウジング17のリアボス21は外壁16aおよび17aと締結方向において同一の高さとしているが、その高さは適宜変更してもよい。
また、上述したハンドルスイッチ装置10では、フロントハウジング16とリアハウジング17が2つのビス22で締結されたが、フロントハウジング16とリアハウジング17は3つ以上のビス22で締結されてもよい。さらに、フロントクランプ部16bとリアクランプ部17bのいずれにも凸部(フロント凸部16c、リア凸部17c)が設けられたが、フロントクランプ部16bとリアクランプ部17bのいずれ一方にのみへ凸部が設けられてもよい。
10 ハンドルスイッチ装置
11 ハンドルバー
12 スイッチハウジング
16 フロントハウジング
16a,17a 外壁
16b,16g フロントクランプ部
16c,16h フロント凸部
16d フロント当接面
17 リアハウジング
17b,17g リアクランプ部
17c,17h リア凸部
17d リア当接面
20 フロントボス
21 リアボス

Claims (11)

  1. 車両のハンドルバーに取り付けられるスイッチハウジングを備えるハンドルスイッチ装置であって、
    前記スイッチハウジングは第1のハウジングと第2のハウジングを有し、
    前記第1のハウジングと前記第2のハウジングは間に前記ハンドルバーを挟み込んで互いに締結され、
    前記第1のハウジングは、前記ハンドルバーに対応して凹み、且つ前記第2のハウジングと締結される際に前記ハンドルバーと嵌合する第1の嵌合部を有し、
    前記第2のハウジングは、前記ハンドルバーに対応して凹み、且つ前記第1のハウジングと締結される際に前記ハンドルバーと嵌合する第2の嵌合部を有し、
    前記第1の嵌合部は、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングが互いに締結される締結方向に沿って突出する第1の凸部を有し、
    前記第2の嵌合部は、前記締結方向に沿って突出する第2の凸部を有し、
    前記第1の凸部は、前記第1の嵌合部において、前記締結方向と直交する直交方向には配置されず、
    前記第2の凸部は、前記第2の嵌合部において、前記直交方向には配置されないことを特徴とするハンドルスイッチ装置。
  2. 前記第1の凸部の前記ハンドルバーと接する当接部には第1の当接面が形成され、前記第2の凸部の前記ハンドルバーと接する当接部には第2の当接面が形成されることを特徴とする請求項1に記載のハンドルスイッチ装置。
  3. 前記第1の当接面及び前記第2の当接面は前記ハンドルバーの外側面に沿うように弧状に凹むことを特徴とする請求項記載のハンドルスイッチ装置。
  4. 前記第1の当接面の曲率及び前記第2の当接面の曲率は、前記ハンドルバーの外側面の曲率よりも大きいことを特徴とする請求項記載のハンドルスイッチ装置。
  5. 前記第1の嵌合部及び前記第2の嵌合部は半円状の凹みであり、
    前記第1の嵌合部の半径及び前記第2の嵌合部の半径は、前記ハンドルバーの半径よりも大きく設定されることを特徴とする請求項1に記載のハンドルスイッチ装置。
  6. 前記第1の嵌合部は前記第1のハウジングの外壁に設けられ、前記第2の嵌合部は前記第2のハウジングの外壁に設けられることを特徴とする請求項1に記載のハンドルスイッチ装置。
  7. 前記第1の凸部の幅は前記第1のハウジングの外壁の幅と同じであり、前記第2の凸部の幅は前記第2のハウジングの外壁の幅と同じであることを特徴とする請求項記載のハンドルスイッチ装置。
  8. 前記第1のハウジングと前記第2のハウジングは互いにビスによって締結されることを特徴とする請求項記載のハンドルスイッチ装置。
  9. 前記第1のハウジングは前記ビスが係合する第1のボスを有し、前記第2のハウジングは前記ビスが係合する第2のボスを有し、
    前記第1のボスは前記第1の嵌合部が設けられる前記第1のハウジングの外壁に隣接し、前記第2のボスは前記第2の嵌合部が設けられる前記第2のハウジングの外壁に隣接することを特徴とする請求項記載のハンドルスイッチ装置。
  10. 前記第1のボスは前記第1の嵌合部が設けられる前記第1のハウジングの外壁と一体的に形成され、前記第2のボスは前記第2の嵌合部が設けられる前記第2のハウジングの外壁と一体的に形成されることを特徴とする請求項記載のハンドルスイッチ装置。
  11. 前記第1のハウジングには1つの前記第1の凸部のみが設けられ、前記第2のハウジングには1つの前記第2の凸部のみが設けられることを特徴とする請求項1に記載のハンドルスイッチ装置。
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