JP5814758B2 - 法面の吹付け枠形成方法、及び法面の吹付け枠工用の上部スペーサ - Google Patents

法面の吹付け枠形成方法、及び法面の吹付け枠工用の上部スペーサ Download PDF

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Description

本発明は、法面の吹付け枠形成方法と法面の吹付け枠工用の上部スペーサに関する。
従来、法面の保護工法として、吹付け枠工が知られている。吹付け枠工は、法面に金網を敷設し、金網上に係止具を配置し、係止具にて鉄筋棒を把持させて、コイル材やワイヤ等を用いて鉄筋棒を段組み形成する等し、これら鉄筋棒に沿ってモルタルやコンクリートを吹き付けて盛り上げて所定高さの断面山形に形成し、吹き付けのり枠とすることで区画して法面を保護する。
特許文献1には、法面に金網を敷設し、金網に取付けた台座スペーサにて2本の鉄筋棒を把持させて、これら鉄筋棒に沿ってモルタルやコンクリートを吹き付けて盛り上げることが記載されている。また、前記台座スペーサにて下段の鉄筋棒(2本の鉄筋棒)を把持させて、台座スペーサ上にコイル材を取付け、コイル材の両側に上段の鉄筋棒(2本の鉄筋棒)を取り付けて鉄筋棒を段組み形成し、これら鉄筋棒に沿ってモルタルやコンクリートを吹き付けて盛り上げることが記載されている。
特許文献2には、法面に金網を敷設し、金網上に配置した弓形状の検測枠の両脚に鉄筋保持部材を掛け渡し、鉄筋保持部材に下段の鉄筋棒(1本の鉄筋棒)を取り付けて、弓状検測枠の上部の曲げ部にて上段の鉄筋棒(1本の鉄筋棒)を取り付けて鉄筋棒を段組み形成し、これら鉄筋棒に沿ってモルタルやコンクリートを吹き付けて盛り上げることが記載されている。また、金網からなる補助枠を鉄筋棒の段組み構造の下方側の法面に連結用フックを用いて連結させ、吹き付けて盛り上げられたモルタルやコンクリートが流下することを防止することが記載されている。
特許第3271761号公報 特開2006−291480号公報
しかしながら、コイル材の両側に上段の鉄筋棒を取り付けて段組みする場合(特許文献1を参照)には、長尺のコイル部を使用するため、コイル材の捻れによって正確な取付け位置を設定することが容易ではなく、コイル材が嵩張ることで搬送コストがかかるという問題点がある。また、弓状検測枠を用いて鉄筋棒を段組みする場合(特許文献2を参照)には、上段と下段の鉄筋棒がそれぞれ1本ずつしか通っておらず、強度が不足し、その構造上、鉄筋を配する間隔が粗いため、吹き付けて盛り上げられたモルタルやコンクリートが流下し易く、金網からなる補助枠が必要となっていると考えられる。そして、弓状検測枠についても、ワイヤ材料の捻れによって正確な取付け位置を設定することが容易ではない。
そこで本発明の目的は、コイル材や弓状検測枠を使用することなく、簡易に正確な位置で鉄筋棒の段組みが可能な法面の吹付け枠形成方法と、法面の吹付け枠工用の上部スペーサを提供することにある。
本発明の法面の吹付け枠形成方法は、法面に金網を敷設し、台座スペーサを金網に取付け、この台座スペーサにて鉄筋棒を所定間隔で少なくとも2本把持させて下段の鉄筋棒とし、上部スペーサを下段の鉄筋棒に対して略直角に自立するように取付け、この上部スペーサにて下段の鉄筋棒よりも少ない本数で鉄筋棒を把持させることで鉄筋棒を二段組みするか、又は、法面に金網を敷設し、台座スペーサを金網に取付け、この台座スペーサにて鉄筋棒を所定間隔で少なくとも2本把持させて下段の鉄筋棒とし、中間スペーサを下段の鉄筋棒に対して略直角に自立するように取付け、この中間スペーサにて下段の鉄筋棒と同じ本数か下段の鉄筋棒よりも少ない本数で鉄筋棒を把持させて中段の鉄筋棒とし、上部スペーサを中段の鉄筋棒に対して略直角に自立するように取付け、この上部スペーサにて中段の鉄筋棒よりも少ない本数で鉄筋棒を把持させることで鉄筋棒を三段組みすることとし、前記上部スペーサ本体の長手方向を下の鉄筋棒と交差させ、前記上部スペーサ本体の下面側に所定間隔で配された下方腕部を下の鉄筋棒にそれぞれ係止させ、前記下方腕部の中間位置となる前記上部スペーサ本体の上面側に配された上方腕部にて上の鉄筋棒を把持させ、出来上がった枠組みに沿ってモルタル又はコンクリートを吹き付けて法面の吹付け枠を形成することを特徴とする。
本発明では、鉄筋棒を二段組み又は三段組みすることとし、それに際して、前記上部スペーサ本体を下の鉄筋棒と交差させ、前記上部スペーサ本体の下面側に所定間隔で配された下方腕部を下の鉄筋棒にそれぞれ係止させ、前記下方腕部の中間位置となる前記本体の上面側に配された上方腕部にて上の鉄筋棒を把持させる構成となっている。本発明によれば、簡易に正確な位置で鉄筋棒を二段組みとするか、三段組みとすることができる。二段組み構成としては、例えば、下段の鉄筋棒を2本とし、上段の鉄筋棒を1本とする構成が挙げられる。三段組み構成としては、例えば、下段の鉄筋棒を2本とし、中段の鉄筋棒を2本とし、上段の鉄筋棒を1本とする構成が挙げられる。この他に、下段の鉄筋棒を3本とし、上段の鉄筋棒を1本とする構成や、下段の鉄筋棒を3本とし、中段の鉄筋棒を2本とし、上段の鉄筋棒を1本とする構成とすることも可能である。
前記金網としては、ラス金網、菱形金網、平織金網、亀甲金網等が挙げられる。法面用としてはラス金網が好ましい。前記鉄筋棒としては、主に、異形鉄筋が用いられる。
本発明に係る法面の吹付け枠工用の上部スペーサは、段組みした鉄筋棒に沿ってモルタル又はコンクリートを吹き付けて形成される法面の吹付け枠工用の上部スペーサに関し、下の鉄筋棒と交差させる長板状の本体と、下の鉄筋棒にそれぞれ係止させるため前記本体の下面側に所定間隔で一体的に配された下方腕部と、上の鉄筋棒を把持させるため前記下方腕部の中間位置となる前記本体の上面側に一体的に配された上方腕部とを備え、前記本体には、その上面側から下面側に亘って幅が小さくなる傾斜が形成されており、前記本体の側断面が半円状、逆蒲鉾状、逆三角形状、又は逆台形状、若しくはこれらの形状の上側に四角形状が合成された形状となっていることを特徴とする。
本発明によれば、前記上部スペーサ本体が長板状であり、前記上部スペーサ本体には、その上面側から下面側に亘って幅が小さくなる傾斜が形成されていることで、上から吹き付けたモルタル又はコンクリートが、前記上部スペーサ本体の下方に行き渡り、空洞化が防止される。そして、前記上部スペーサの本体の側断面が半円状、逆蒲鉾状、逆三角形状、又は逆台形状、若しくはこれらの形状の上側に四角形状が合成された形状となっていることで、前記上部スペーサの本体強度を確保しつつ、上から吹き付けたモルタル又はコンクリートが、スムーズに前記上部スペーサ本体の下方に行き渡り、緻密な構造となって、硬化した構造物の強度が向上する。
本発明は、前記上部スペーサ本体は、その長さが前記法面の吹付け枠の側断面を山形状とする際に必要な幅の目安となる長さに設定され、かつ、前記上部スペーサ本体の上方腕部及びその両側に配された目印部とで設定された高さが、前記法面の吹付け枠の側断面を山形状とする際に必要な高さの目安となる高さに設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記上部スペーサ本体の長さが前記法面の吹付け枠の側断面を山形状とする際に必要な幅の目安となる長さに設定されており、かつ、前記上部スペーサ本体の上方腕部及びその両側に配された目印部とで設定された高さが、前記法面の吹付け枠の側断面を山形状とする際に必要な高さの目安となる高さに設定されていることで、モルタル又はコンクリートを吹き付ける際の吹き付け量の目安となる。すなわち、前記上部スペーサが覆われるように、モルタル又はコンクリートを吹き付けることで、前記法面の吹付け枠の側断面を山形状とする際に必要な大きさとなるので、前記法面の吹付け枠を所定の大きさに揃え、その側断面を左右対称で歪みや凹み等の少ない均一な山形状に揃えることが容易となる。
前記上部スペーサ、前記中間スペーサ、前記台座スペーサの材質としては、プラスチックが好ましい。前記本体と下方腕部と上方腕部とを一体的に成形することが容易であるからである。前記プラスチック材料としては、より具体的には、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイド、ポリブチレンテレフタレート、液晶ポリエステル等の各種エンジニアリングプラスチックが挙げられ、廃プラスチックをリサイクルして用いることができる。
例えば、前記中間スペーサ及び前記台座スペーサを黒色や茶色等の暗い色に設定するとともに、前記上部スペーサを白色や半透明色等の明るい色に設定することで、前記上部スペーサのみを目立たせて視認性を向上させることができ、モルタル又はコンクリートを吹き付ける位置が容易に判るようにしても良い。
本発明は、前記鉄筋棒を三段組みするに際し、前記中間スペーサ本体の上面側の幅が、前記上部スペーサ本体の上面側の幅よりも小さく設定されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記中間スペーサ本体の幅が、前記上部スペーサ本体の上面側の幅よりも小さく設定されていることで、モルタル又はコンクリートを吹き付ける作業の際に、前記中間スペーサを目立たせないようにするとともに、上から吹き付けたモルタル又はコンクリートが、スムーズに前記中間スペーサを覆うように行き渡り、緻密な構造となって、硬化した構造物の強度が向上する。
本発明の法面の吹付け枠形成方法によれば、コイル材や弓状検測枠を使用することなく、簡易に正確な位置で鉄筋棒の段組みが可能な段組み構造となる。そして、段組みする際の構成部材としての上部スペーサ、台座スペーサ及び鉄筋棒は共通していることから、必要に応じて中間スペーサを用意しておけば、二段組みとするか又は三段組みとするかを、作業現場で判断して素早く段組み構成を整えることができる。
本発明の上部スペーサによれば、その本体強度を確保しつつ、上から吹き付けたモルタル又はコンクリートが、スムーズに前記上部スペーサ本体の下方に行き渡り、緻密な構造となって、硬化した構造物の強度が向上する。そして、前記法面の吹付け枠を所定の大きさに揃えることが容易となる。
本発明の第1の実施形態の法面の吹付け枠工用の段組み構造を示す斜視図である。 上記実施形態の法面の吹付け枠工用の段組みに用いる上部スペーサを示す正面図である。 上記実施形態の上部スペーサを示す平面図である。 上記実施形態の上部スペーサを示す底面図である。 上記実施形態の上部スペーサを示す右側面図である。 上記実施形態の上部スペーサのA−A線断面図である。 上記実施形態の上部スペーサの他の例を示すA−A線断面図である。 上記実施形態の法面の吹付け枠工用の段組み構造を示す平面図である。 上記実施形態の法面の吹付け枠工用の段組み構造を示すB−B線断面図である。 上記実施形態の法面の吹付け枠工用の段組み構造を示すC−C線断面図である。 上記実施形態の法面の吹付け枠工のモルタル吹き付け作業を示す斜視図である。 上記実施形態の法面の吹付け枠工用の段組み手順を示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施形態の法面の吹付け枠工用の段組み構造を示す斜視図である。 上記実施形態の法面の吹付け枠工用の段組み構造を示す平面図である。 上記実施形態の法面の吹付け枠工用の段組み構造を示すC−C線断面図である。 上記実施形態の法面の吹付け枠工用の段組み手順を示すフローチャート図である。
本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら以下に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の法面の吹付け枠工用の段組み構造を示す斜視図であり、全体のうちの要部を示している。図8は、本実施形態の法面の吹付け枠工用の段組み構造を全体的に示す平面図である。図9は、本実施形態の法面の吹付け枠工用の段組み構造を示すB−B線断面図である。図11は、本実施形態の法面の吹付け枠工のモルタル吹き付け作業を示す斜視図である。
図12は、本実施形態の法面の吹付け枠工用の段組み手順を示すフローチャート図である。図12に示すフローチャートに沿って、以下に説明する。本実施形態に係る吹付け枠工では、既知の方法によって、法面にラス金網101を敷設する(符号S1)。そして、敷設したラス金網101に台座スペーサ20の脚部25(図1では3つの脚部25)を引っ掛けて係止させることで取付ける(符号S2)。図1に示す例では、台座スペーサ20は、枠形状の本体22の下方側に3つの脚部25が一体的に配されており、また、本体22の上方側には、所定間隔で2つの腕部23が一体的に配されており、これら腕部23にて異形鉄筋棒300をそれぞれ把持させる構成となっている。台座スペーサ20は、そのL字形状に折れ曲がった脚部25の先端部分をラス金網101の網目の下に通して引っ掛けて係止させて取付ける。そして、ラス金網101に係止させた台座スペーサ20に下段の鉄筋棒301を取付ける(符号S3)。台座スペーサ20は、そのコ字状で上向きの腕部23の指部分の間に下段の鉄筋棒301(300)を嵌め込んで把持させて取付ける(図1)。鉄筋棒300は、図8に示すように格子状に配置され、鉄筋棒300同士の交点箇所には、アンカー201を地面に打ち込んで鉄筋300を位置固定し補強する。
次に、台座スペーサ20に取付けられた下段の鉄筋棒301に上部スペーサ1を取付ける(符号S6)。そして、下段の鉄筋棒301に係止させた上部スペーサ1に上段の鉄筋棒303を取付ける(符号S7)。図1から図5に示す例では、上部スペーサ20は、下方の鉄筋棒301と交差させる長板状の本体2と、下方の鉄筋棒301にそれぞれ係止させるため本体2の下面2b側に所定間隔で一体的に配された下方腕部5と、上段の鉄筋棒303を1本把持させるため下方腕部5の中間位置となる本体2の上面2a側に一体的に配された上方腕部3と、本体2の上面2a側の両側付近に、前記法面の吹付け枠10の側断面を山形状とする際に必要な大きさの目安となる高さに設定された目印部4とが、一体成形されたプラスチック製となっている。
図1から図5に示す例では、上部スペーサ1は、そのコ字状で下向きの下方腕部5の指部分の間55に下段の鉄筋棒301(300)を嵌め込んで把持させて取付ける(図1)。そして、そのコ字状で上向きの上方腕部3の指部分31と指部分32の間35に上段の鉄筋棒303(300)を嵌め込んで把持させて取付ける(図1)。上方腕部3の指部分31は指部分32よりも上に長く伸びており、この指部分31に鉄筋棒300を沿わせて取付け易くしている。
上段の鉄筋棒303を上部スペーサ1に取付けることで(符号S7)、鉄筋棒300が二段組みされる。そして、段組みした鉄筋棒300に沿って、図11に示すように上からモルタルを吹き付けて法面の吹付け枠10を形成する(符号S8)。上から吹き付ける材料としては、モルタル以外に、コンクリートの場合もある。
図1から図5に示す例では、上部スペーサ1は、その本体2には、その上面2a側から下面2b側に亘って幅が小さくなる傾斜が形成されており、図6に示すように、本体2の側断面が逆台形状となっている。図3と図4に示す例では、上部スペーサ本体2の幅は、その上面の幅W2に対して、その下面の幅W3が小さくなっている(W3<W2)。本実施形態によれば、上から吹き付けたモルタル(又はコンクリート)が、上部スペーサ本体2の下方側に行き渡り、空洞化が防止される。そして、上部スペーサ1の本体強度を確保しつつ、上から吹き付けたモルタル(又はコンクリート)が、スムーズに上部スペーサ本体2の下面2b側に行き渡り、緻密な構造となって、硬化した構造物の強度が向上する。
図6は、本実施形態の上部スペーサ本体2のA−A線断面図である。そして、図7(a)〜図7(d)は、本実施形態の上部スペーサ本体2の他の例を示すA−A線断面図である。前記本体の側断面は、逆台形状(図6)、半円状又は逆蒲鉾状(図7(b))、逆三角形状(図7(c))とすることができ、逆台形状の上側に四角形状が合成された形状(図7(a))としても良い。なお、図7(d)に示すように四角形状とする場合もある。
図10は、本実施形態の法面の吹付け枠10内の段組み構造を示すC−C線断面図である。図10に示す例では、法面にラス金網101を敷設し、ラス金網101に取付けた台座スペーサ20にて下段の鉄筋棒301を所定間隔2本把持させて、下段の鉄筋棒301に係止させた上部スペーサ1にて上段の鉄筋棒303を把持させることで鉄筋棒300を二段組みし、段組みした鉄筋棒300に沿ってモルタル(又はコンクリート)を吹き付けて法面の吹付け枠10を形成している。上段の鉄筋棒303は、下段の鉄筋棒301,301の中間位置の上方に配されて二段組みされている。そして、上部スペーサ1の本体2は、その長さL2が法面の吹付け枠10の側断面を山形状とする際に山の中腹として必要な幅の目安となる長さに設定されている(図2、図10)。また、前記本体2の上方腕部3の高さが、法面の吹付け枠10の側断面を山形状とする際に必要な高さの目安となる高さとなるように上部スペーサ1の高さH2(上部スペーサ1の下端から上部スペーサ1の上端までの高さH2)が設定されている(図2、図10)。さらに、前記本体2の目印部4の高さH3(上部スペーサ1の下端から目印部4の上端までの高さH3)が、法面の吹付け枠10の側断面を山形状とする際に山の中腹として必要な高さの目安となる高さに設定されている(図2、図10)。そして、前記上部スペーサ1がちょうど覆われるように、モルタル(又はコンクリート)を吹き付けるようになっている。目印部4の先端部分は、前記山形状の斜面に合わせた斜面とするため、その先端が尖った切断面を呈している(図2)。
図10に示すような法面(符号E)の吹付け枠10の側断面の山形状の大きさとしては、例えば、山形状の高さH1が160cm、山形状の幅L1が300cmとするには、上部スペーサ1の長さL1を190〜210cmとし、上部スペーサ1の高さH2を100〜120cmとし、上部スペーサ本体2の目印部4の高さH3を60〜80cmとすれば良い。本実施形態によれば、前記法面(符号E)の吹付け枠10の側断面を左右対称で歪みや凹み等の少ない均一な山形状に揃えることが容易となる。
例えば、前記台座スペーサ20には、ポリフェニレンサルファイドやポリブチレンテレフタレート等の廃プラスチックが再生使用され、前記上部スペーサ1には、ポリプロピレンやポリカーボネート等のプラスチックが使用される。本実施形態では、前記台座スペーサ20を黒色や茶色等の暗い色に設定するとともに、前記上部スペーサ1を白色や半透明色等の明るい色に設定している。これによって、上部スペーサ1のみを目立たせて視認性を向上させており、モルタル又はコンクリートを吹き付ける位置が容易に判るようにしている。
(第2の実施の形態)
図13は、本発明の第2の実施形態の法面の吹付け枠工用の段組み構造を示す斜視図であり、全体のうちの要部を示している。図14は、本実施形態の法面の吹付け枠工用の段組み構造を全体的に示す平面図である。ここで、同一の符号は同じ機能を表しており、その説明を適宜省略する。
図16は、本実施形態の法面の吹付け枠工用の段組み手順を示すフローチャート図である。図16に示すフローチャートに沿って、以下に説明する。本実施形態に係る吹付け枠工では、既知の方法によって、法面にラス金網101を敷設する(符号S1)。そして、敷設したラス金網101に台座スペーサ20の脚部25(図13では3つの脚部25)を引っ掛けて係止させることで取付ける(符号S2)。そして、ラス金網101に係止させた台座スペーサ20に下段の鉄筋棒301を取付ける(符号S3)。鉄筋棒300は、図14に示すように格子状に配置され、鉄筋棒300同士の交点箇所には、アンカー201を地面に打ち込んで鉄筋300を位置固定し補強する。
次に、台座スペーサ20に取付けられた下段の鉄筋棒301に中間スペーサ30を取付ける(符号S4)。そして、下段の鉄筋棒301に係止させた中間スペーサ30に中段の鉄筋棒302を取付ける(符号S5)。図13に示す例では、中間スペーサ30は、下方の鉄筋棒301と交差させる長四角枠状の本体と、下方の鉄筋棒301にそれぞれ係止させるため前記本体の下面側に所定間隔で一体的に配された下方腕部35と、中段の鉄筋棒302を2本把持させるため前記本体の上面側に一体的に配された上方腕部33とが、一体成形されたプラスチック製となっている。
そして、中間スペーサ30に取付けられた中段の鉄筋棒302に上部スペーサ1を取付けて(符号S6)、中段の鉄筋棒302に係止させた上部スペーサ1に上段の鉄筋棒303を取付ける(符号S7)。
上段の鉄筋棒303を上部スペーサ1に取付けることで(符号S7)、鉄筋棒300が三段組みされる。そして、段組みした鉄筋棒300に沿って、図11に示すように上からモルタルを吹き付けて法面の吹付け枠10を形成する(符号S8)。上から吹き付ける材料としては、モルタル以外に、コンクリートの場合もある。
図1から図5に示す例では、上部スペーサ1の本体2は長板状で、図7(d)に示すように、本体2の側断面が長四角形状となっている。そして、前記中間スペーサ30本体の幅W30が、前記上部スペーサ本体2の幅W2よりも小さく設定されている(W30<W2)。本実施形態によれば、前記中間スペーサ30本体の幅W30が、前記上部スペーサ本体2の幅W2よりも小さく設定されていることで、モルタル又はコンクリートを吹き付ける作業の際に、中間スペーサ30を目立たせないようにするとともに、上から吹き付けたモルタル(又はコンクリート)が、スムーズに中間スペーサ30を覆うように行き渡り、緻密な構造となって、硬化した構造物の強度が向上する。前記上部スペーサ1の形状は、上記内容に限定されるものではなく、図3と図4に示す例のように、上部スペーサ本体2の幅が、その上面の幅W2に対して、その下面の幅W3が小さくなる形状を採用しても良い。
図15は、本実施形態の法面の吹付け枠10内の段組み構造を示すC−C線断面図である。図15に示す例では、法面に金網101を敷設し、金網101に取付けた台座スペーサ20にて下段の鉄筋棒301を所定間隔2本把持させて、下段の鉄筋棒301に係止させた中間スペーサ30にて中段の鉄筋棒302を把持させ、中段の鉄筋棒302に係止させた上部スペーサ1にて上段の鉄筋棒303を把持させることで鉄筋棒300を三段組みし、段組みした鉄筋棒300に沿ってモルタル(又はコンクリート)を吹き付けて法面の吹付け枠10を形成している。上段の鉄筋棒303は、下段の鉄筋棒301,301の中間位置の上方に配されるとともに、中段の鉄筋棒302,302の中間位置の上方に配されて三段組みされている。そして、前記上部スペーサ1がちょうど覆われるように、モルタル(又はコンクリート)を吹き付けるようになっている。なお、鉄筋棒300の三段組み構成は上記構成に限られず、例えば、下段の鉄筋棒301,301の間隔よりも中段の鉄筋棒302,302の間隔を狭くしても良い。
図15に示すような法面(符号E)の吹付け枠10の側断面の山形状の大きさとしては、例えば、山形状の高さH1が200cm、山形状の幅L1が300cmとするには、上部スペーサ1の長さL1を190〜210cmとし、上部スペーサ1の高さH2を100〜120cmとし、上部スペーサ本体2の目印部4の高さH3を60〜80cmとすれば良い。本実施形態によれば、前記法面(符号E)の吹付け枠10の側断面を左右対称で歪みや凹み等の少ない均一な山形状に揃えることが容易となる。なお、法面の吹付け枠10の側断面の山形状の大きさが200cmを超える場合や、法面の吹付け枠10の側断面の山形状の大きさが200cm付近で法面が急勾配となっている等の場合には、上記法面の吹付け枠10の下方に金網を配置し上記段組み構造に連結させて、上記法面の吹付け枠10の側断面の山形状の左右のバランスが崩れないようにすることがある。
例えば、前記台座スペーサ20と前記中間スペーサ30には、ポリフェニレンサルファイドやポリブチレンテレフタレート等の廃プラスチックが再生使用され、前記上部スペーサ1には、ポリプロピレンやポリカーボネート等のプラスチックが使用される。本実施形態では、前記台座スペーサ20と前記中間スペーサ30を黒色や茶色等の暗い色に設定するとともに、前記上部スペーサ1を白色や半透明色等の明るい色に設定している。これによって、上部スペーサ1のみを目立たせて視認性を向上させており、モルタル又はコンクリートを吹き付ける位置が容易に判るようにしている。
以上、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。金網101に取付けた前記台座スペーサにて下段の鉄筋棒301を所定間隔で3本把持させて、下段の鉄筋棒301に係止させた前記中間スペーサにて中段の鉄筋棒302を所定間隔で2本把持させて、中段の鉄筋棒302に係止させた上部スペーサ1にて上段の鉄筋棒を1本把持させる三段組み構成とすることも可能である。前記上部スペーサ1の本体2に貫通穴を所定間隔で開けることでモルタル又はコンクリートと前記上部スペーサ1との結合度合いを高めるようにしてもよい。このように、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能であることは言うまでもない。
1 上部スペーサ、
2 上部スペーサ本体、
3 上部スペーサの上方腕部、
4 上部スペーサの目印部、
5 上部スペーサの下方腕部、
20 台座スペーサ、
30 中間スペーサ、
10 法面の吹付け枠、
101 金網(ラス金網)、
300 鉄筋棒、
301 下段の鉄筋棒、302 中段の鉄筋棒、303 上段の鉄筋棒

Claims (6)

  1. 法面に金網を敷設し、台座スペーサを金網に取付け、この台座スペーサにて鉄筋棒を所定間隔で少なくとも2本把持させて下段の鉄筋棒とし、上部スペーサを下段の鉄筋棒に対して略直角に自立するように取付け、この上部スペーサにて下段の鉄筋棒よりも少ない本数で鉄筋棒を把持させることで鉄筋棒を二段組みするか、又は、法面に金網を敷設し、台座スペーサを金網に取付け、この台座スペーサにて鉄筋棒を所定間隔で少なくとも2本把持させて下段の鉄筋棒とし、中間スペーサを下段の鉄筋棒に対して略直角に自立するように取付け、この中間スペーサにて下段の鉄筋棒と同じ本数か下段の鉄筋棒よりも少ない本数で鉄筋棒を把持させて中段の鉄筋棒とし、上部スペーサを中段の鉄筋棒に対して略直角に自立するように取付け、この上部スペーサにて中段の鉄筋棒よりも少ない本数で鉄筋棒を把持させることで鉄筋棒を三段組みすることとし、
    前記上部スペーサ本体の長手方向を下の鉄筋棒と交差させ、前記上部スペーサ本体の下面側に所定間隔で配された下方腕部を下の鉄筋棒にそれぞれ係止させ、前記下方腕部の中間位置となる前記上部スペーサ本体の上面側に配された上方腕部にて上の鉄筋棒を把持させ、出来上がった枠組みに沿ってモルタル又はコンクリートを吹き付けて法面の吹付け枠を形成することを特徴とする法面の吹付け枠形成方法。
  2. 前記上部スペーサ本体には、その上面側から下面側に亘って幅が小さくなる傾斜が形成されており、前記上部スペーサ本体の側断面が半円状、逆蒲鉾状、逆三角形状、又は逆台形状、若しくはこれらの形状の上側に四角形状が合成された形状とされ、吹き付けたモルタル又はコンクリートを前記上部スペーサ本体の下方に行き渡らせることを特徴とする請求項1記載の法面の吹付け枠形成方法。
  3. 前記上部スペーサ本体は、その長さが前記法面の吹付け枠の側断面を山形状とする際に必要な幅の目安となる長さに設定され、かつ、前記上部スペーサ本体の上方腕部及びその両側に配された目印部とで設定された高さが、前記法面の吹付け枠の側断面を山形状とする際に必要な高さの目安となる高さに設定されており、吹き付けたモルタル又はコンクリートにて前記上部スペーサを覆うことを特徴とする請求項1または2記載の法面の吹付け枠工用の段組み方法。
  4. 前記のうち鉄筋棒を三段組みするに際し、前記中間スペーサ本体の上面側の幅が、前記上部スペーサ本体の上面側の幅よりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の法面の吹付け枠形成方法。
  5. 段組みした鉄筋棒に沿ってモルタル又はコンクリートを吹き付けて形成される法面の吹付け枠工用の上部スペーサに関し、下の鉄筋棒と交差させる長板状の本体と、下の鉄筋棒にそれぞれ係止させるため前記本体の下面側に所定間隔で一体的に配された下方腕部と、上の鉄筋棒を把持させるため前記下方腕部の中間位置となる前記本体の上面側に一体的に配された上方腕部とを備え、前記本体には、その上面側から下面側に亘って幅が小さくなる傾斜が形成されており、前記本体の側断面が半円状、逆蒲鉾状、逆三角形状、又は逆台形状、若しくはこれらの形状の上側に四角形状が合成された形状となっていることを特徴とする法面の吹付け枠工用の上部スペーサ。
  6. 前記本体は、その長さが前記法面の吹付け枠の側断面を山形状とする際に必要な幅の目安となる長さに設定され、かつ、前記上部スペーサ本体の上方腕部及びその両側に配された目印部とで設定された高さが、前記法面の吹付け枠の側断面を山形状とする際に必要な高さの目安となる高さに設定されていることを特徴とする請求項5記載の法面の吹付け枠工用の上部スペーサ。
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