JP5811626B2 - 光学反射フィルム及びそれを用いた光学反射体 - Google Patents
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Description
本発明の水溶性高分子とは、該水溶性高分子が最も溶解する温度で、0.5質量%の濃度に水に溶解させた際、G2グラスフィルタ(最大細孔40〜50μm)で濾過した場合に濾別される不溶物の質量が、加えた該水溶性高分子の50質量%以内であるものを言う。
重量平均分子量が3万以下の水溶性高分子としては、リン酸基またはその塩を有する水溶性高分子、もしくはリン酸エステルまたはその塩を有する水溶性高分子を用いることが必須であるが、リン酸基またはその塩、もしくはリン酸エステルまたはその塩を有しない水溶性高分子をさらに含有してもよい。
本発明に係る高屈折率層においては、重量平均分子量が3万以下の水溶性高分子と併用して、重量平均分子量が5万以上の水溶性高分子を用いる。同時重層塗布適性を持たせるために、特に低温増粘性を有する水溶性高分子が好ましい。このような水溶性高分子としては、ゼラチン、セルロース類、増粘多糖類及び反応性官能基を有するポリマー類等を挙げることができる。以下にこれらの水溶性高分子について説明する。
本発明に適用可能なゼラチンとしては、従来、ハロゲン化銀写真感光材料分野で広く用いられてきた各種ゼラチンを適用することができ、例えば、酸処理ゼラチン、アルカリ処理ゼラチンの他に、ゼラチンの製造過程で酵素処理をする酵素処理ゼラチン及びゼラチン誘導体、すなわち分子中に官能基としてのアミノ基、イミノ基、ヒドロキシ基、カルボキシル基を持ち、それと反応して得る基を持った試薬で処理し改質したものでもよい。ゼラチンの一般的製造法に関しては良く知られており、例えばT.H.James:The Theory of Photographic Process 4th. ed. 1977(Macmillan)55項、科学写真便覧(上)72〜75項(丸善)、写真工学の基礎−銀塩写真編119〜124(コロナ社)等の記載を参考にすることができる。また、リサーチ・ディスクロージャー誌第176巻、No.17643(1978年12月)のIX項に記載されているゼラチンを挙げることができる。
高屈折率層塗布液及び低屈折率層塗布液には、高屈折率層または低屈折率層を形成した後に、ゼラチン塗膜を硬化するため、必要に応じて硬化剤を添加することもできる。
本発明で用いることのできるセルロース類としては、水溶性のセルロース誘導体を好ましく用いることができ、例えば、カルボキシメチルセルロース(セルロースカルボキシメチルエーテル)、メチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース等の水溶性セルロース誘導体や、カルボン酸基含有セルロース類であるカルボキシメチルセルロース(セルロースカルボキシメチルエーテル)、カルボキシエチルセルロース等を挙げることができる。
本発明で用いることのできる増粘多糖類としては、特に制限はなく、例えば、一般に知られている天然単純多糖類、天然複合多糖類、合成単純多糖類及び合成複合多糖類に挙げることができ、これら多糖類の詳細については、「生化学事典(第2版),東京化学同人出版」、「食品工業」第31巻(1988)21頁等を参照することができる。
本発明に適用可能な水溶性高分子としては、反応性官能基を有するポリマー類が挙げられ、例えば、ポリビニルアルコール類、ポリビニルピロリドン類、ポリアクリル酸、アクリル酸−アクリルニトリル共重合体、アクリル酸カリウム−アクリルニトリル共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸エステル共重合体、若しくはアクリル酸−アクリル酸エステル共重合体等のアクリル系樹脂、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸共重合体、スチレン−メタクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−α−メチルスチレン−アクリル酸共重合体、若しくはスチレン−α−メチルスチレン−アクリル酸−アクリル酸エステル共重合体等のスチレンアクリル酸樹脂、スチレン−スチレンスルホン酸ナトリウム共重合体、スチレン−2−ヒドロキシエチルアクリレート共重合体、スチレン−2−ヒドロキシエチルアクリレート−スチレンスルホン酸カリウム共重合体、スチレン−マレイン酸共重合体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ビニルナフタレン−アクリル酸共重合体、ビニルナフタレン−マレイン酸共重合体、酢酸ビニル−マレイン酸エステル共重合体、酢酸ビニル−クロトン酸共重合体、酢酸ビニル−アクリル酸共重合体等の酢酸ビニル系共重合体及びそれらの塩が挙げられる。これらの中で、特に好ましい例としては、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン類及びそれを含有する共重合体が挙げられる。
各屈折率層中における水溶性高分子の含有量としては、5質量%以上50質量%以下が好ましく、10質量%以上40質量%以下がより好ましい。但し、水溶性高分子やエマルジョン樹脂等と併用する場合には、3質量%以上の含有量でもよい。水溶性高分子が少ないと塗膜乾燥時に膜面が乱れて透明性が劣化する傾向が大きくなる。一方、含有量が50質量%以下であれば、相対的に金属酸化物の含有量が増し、高屈折率層と低屈折率層の屈折率差を大きくすることが容易になる。
本発明に係る金属酸化物は、高屈折率層、低屈折率層を構成するときに用いられ、上記の目的で使用される金属酸化物としては、例えば、二酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、合成非晶質シリカ、コロイダルシリカ、アルミナ、コロイダルアルミナ、チタン酸鉛、鉛丹、黄鉛、亜鉛黄、酸化クロム、酸化第二鉄、鉄黒、酸化銅、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、チタン酸ストロンチウム、酸化イットリウム、酸化ニオブ、酸化ユーロピウム、酸化ランタン、ジルコン、酸化スズ、等を挙げることができる。
本発明で用いることのできる二酸化ケイ素(シリカ)としては、通常の湿式法で合成されたシリカ、コロイダルシリカ或いは気相法で合成されたシリカ等が好ましく用いられるが、本発明において特に好ましく用いられる微粒子シリカとしては、コロイダルシリカまたは気相法で合成された微粒子シリカが好ましく、中でも気相法により合成された微粒子シリカは、カチオン性ポリマーに添加したときに、粗大凝集体が形成されにくいので好ましい。また不定形粒子、球状粒子、針状粒子等任意の形状のものを使用することができる。
二酸化チタンゾルの製造方法
本発明に使用する金属酸化物中、特に好ましい二酸化チタンゾルの製造方法について下記に記載する。
ルチル型微粒子二酸化チタンの製造方法における第1の工程は、二酸化チタン水和物をアルカリ金属の水酸化物及びアルカリ土類金属の水酸化物からなる群から選択される少なくとも1種の塩基性化合物で処理する工程(工程1)である。
また、第2の工程(工程(2))として、工程(1)によって得られた化合物をカルボン酸基含有化合物及び無機酸で処理してもよい。ルチル型微粒子二酸化チタンの製造において上記工程(1)によって得られた化合物を無機酸で処理する方法は公知の方法であるが、無機酸に加えてカルボン酸基含有化合物を使用して、粒子径を調整することができる。
また、本発明においては、コロイダルシリカ複合エマルジョンも低屈折率層において、金属酸化物として用いることができる。本発明に好ましく用いられるコロイダルシリカ複合エマルジョンは、粒子の中心部が重合体或いは共重合体等を主成分としてなり、特開昭59−71316号公報、特開昭60−127371号公報に記載されているコロイダルシリカの存在下でエチレン性不飽和結合を有するモノマーを従来公知の乳化重合法で重合して得られる。該複合体エマルジョンに適用されるコロイダルシリカの粒子径としては40nm未満のものが好ましい。
本発明に係る各屈折率層では、ジルコニウム原子含有化合物あるいはアルミニウム原子含有化合物等の無機ポリマーを用いることができる。
本発明においては、更に、金属酸化物の分散性を向上させる目的で、アミノ酸を添加することが好ましい。
本発明に係る高屈折率層と低屈折率層には、必要に応じて各種の添加剤を含有させることができる。
本発明の光学反射フィルムは、高屈折率層、低屈折率層を含む各構成層を、各々単独にあるいは同時に、公知の塗布方式から適宜選択して、支持体上に塗布、乾燥して製造することができる。塗布方式としては、例えば、ロールコーティング法、ロッドバーコーティング法、エアナイフコーティング法、スプレーコーティング法、カーテン塗布方法、あるいは米国特許第2,761,419号公報、同第2,761,791号公報に記載のホッパーを使用するスライドビード塗布方法、エクストルージョンコート法等が好ましく用いられる。
光学反射フィルムの支持体としては、種々の樹脂フィルムを用いることができ、ポリオレフィンフィルム(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステルフィルム(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等)、ポリ塩化ビニル、3酢酸セルロース等を用いることができ、好ましくはポリエステルフィルムである。ポリエステルフィルム(以降ポリエステルと称す)としては、特に限定されるものではないが、ジカルボン酸成分とジオール成分を主要な構成成分とするフィルム形成性を有するポリエステルであることが好ましい。
本発明においては、少なくとも隣接した2層(高屈折率層及び低屈折率層)の屈折率差が0.2以上であることが好ましく、より好ましくは0.3以上である。また、上限には特に制限はないが通常1.4以下である。
本発明の光学反射フィルムは、幅広い分野に応用することができる。例えば、建物の屋外の窓や自動車窓等長期間太陽光に晒らされる設備(基体)に貼り合せ、熱線反射効果を付与する熱線反射フィルム等の窓貼用フィルム、農業用ビニールハウス用フィルム等として、主として耐候性を高める目的で用いられる。特に、本発明の光学反射フィルムが直接もしくは接着剤を介してガラスもしくはガラス代替樹脂等の基体に貼合されている部材には好適である。
《光学反射フィルムの作製》
〔塗布液の調製〕
(高屈折率層塗布液1の調製)
ジルコニアゾル(ナノユースZR30−AR 日産化学工業(株)製)60質量部を撹拌しながら50℃まで昇温した後、リン酸ポリオキシエチレンアルキルエーテル(フォスファノールRS−710、重量平均分子量1000、東邦化学工業(株)製)の5質量%水溶液125質量部を添加して30分間攪拌した。次いで、3質量%ホウ酸水溶液20質量部を添加し、ポリビニルアルコール(PVA235、重量平均分子量15万、(株)クラレ製)の5質量%水溶液100質量部と純水150質量部を添加して90分撹拌した後、5質量%界面活性剤水溶液(コータミン24P、花王(株)製)0.45質量部を添加して高屈折率層塗布液1を調製した。
ジルコニアゾルの代わりに20質量%二酸化チタンゾル(体積平均粒径35nm、ルチル型二酸化チタン)を使用したほかは高屈折率層用塗布液1と同様にして高屈折率層用塗布液2を調製した。
リン酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルの代わりにカゼインホスホペプチド(明治CPP−III、重量平均分子量5000、(株)明治フードマテリア製)を使用したほかは高屈折率層用塗布液2と同様にして高屈折率層用塗布液3を調製した。
リン酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルの代わりにリン酸オリゴ糖(POs−Ca45、重量平均分子量1000、江崎グリコ(株)製)を使用したほかは高屈折率層用塗布液2と同様にして高屈折率層用塗布液4を調製した。
ポリビニルアルコールの代わりに酸処理ゼラチン(AP−270、重量平均分子量13万、(株)ニッピ製)を使用し、3%ホウ酸水溶液を除いたほかは高屈折率層用塗布液4と同様にして高屈折率層用塗布液5を調製した。
酸処理ゼラチンの代わりにタマリンドシードガム(TG−500、重量平均分子量50万、MRCポリサッカライド(株)製)を使用したほかは高屈折率層用塗布液5と同様にして高屈折率層用塗布液6を調製した。
リン酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルの代わりに純水を使用したほかは高屈折率層用塗布液2と同様にして高屈折率層用塗布液7を調製した。
リン酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルの代わりにポリエチレングリコールモノセチルエーテル(重量平均分子量1300、東京化成工業社製)を使用したほかは高屈折率層用塗布液2と同様にして高屈折率層用塗布液8を調製した。
リン酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルの代わりにコラーゲンペプチド(HBC−P20、重量平均分子量2万、新田ゼラチン(株)製)を使用したほかは高屈折率層用塗布液2と同様にして高屈折率層用塗布液9を調製した。
リン酸ポリオキシエチレンアルキルエーテルの代わりにオリゴ糖(テトラップ、重量平均分子量700、(株)林原製)を使用したほかは高屈折率層用塗布液2と同様にして高屈折率層用塗布液10を調製した。
ポリビニルアルコールの代わりにリン酸ポリオキシエチレンアルキルエーテル(フォスファノールRS−710、重量平均分子量1000、東邦化学工業(株)製)を使用したほかは高屈折率層用塗布液2と同様にして高屈折率層用塗布液11を調製した。
コロイダルシリカ(スノーテックスAK、日産化学工業(株)製)68質量部と3質量%ホウ酸水溶液20質量部を撹拌しながら40℃まで昇温した後、ポリビニルアルコール(PVA235、重量平均分子量15万、(株)クラレ製)の5質量%水溶液280質量部と純水240質量部を添加して10分間攪拌した後、5質量%界面活性剤水溶液(コータミン24P、花王(株)製)0.64質量部を添加して低屈折率層塗布液1を調製した。
ポリビニルアルコールの代わりに酸処理ゼラチン(AP−270、重量平均分子量13万、(株)ニッピ製)を使用し、3質量%%ホウ酸水溶液を除いたほかは低屈折率層用塗布液1と同様にして低屈折率層用塗布液2を調製した。
酸処理ゼラチンの代わりにタマリンドシードガム(TG−500、重量平均分子量50万、MRCポリサッカライド(株)製)を使用したほかは低屈折率層用塗布液2と同様にして低屈折率層用塗布液3を調製した。
以下の高屈折率層、低屈折率層の形成においては、塗布液の安定性を確認するために、上記調製した高屈折率層塗布液、低屈折率層塗布液をそれぞれ45℃に保温しながら24時間撹拌保存した後に用いた。
〈低屈折率層1の形成〉
上記調製した低屈折率層用塗布液1を45℃に保温しながら、45℃に加温した厚さ50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上に、乾燥膜厚が175nmとなる条件で、ワイヤーバーを用いて塗布し、次いで、膜面が15℃以下となる条件で冷風を1分間吹き付けてセットさせた後、80℃の温風を吹き付けて乾燥させて、低屈折率層1を形成した。
さらに、高屈折率層用塗布液1を45℃に保温しながら、45℃に加温した上記ポリエチレンテレフタレートフィルムの低屈折率層1上に、乾燥膜厚が135nmとなる条件で、ワイヤーバーを用いて塗布し、次いで、膜面が15℃以下となる条件で冷風を1分間吹き付けてセットさせた後、80℃の温風を吹き付けて乾燥させて、高屈折率層1を形成した。
高屈折率層用塗布液1の代わりに高屈折率層用塗布液2を使用したほかは、光学反射フィルム1の作製と同様にして光学反射フィルム2を作製した。
高屈折率層用塗布液1の代わりに高屈折率層用塗布液3を使用したほかは、光学反射フィルム1の作製と同様にして光学反射フィルム3を作製した。
高屈折率層用塗布液1の代わりに高屈折率層用塗布液4を使用したほかは、光学反射フィルム1の作製と同様にして光学反射フィルム4を作製した。
高屈折率層用塗布液1の代わりに高屈折率層用塗布液5を、低屈折率層用塗布液1の代わりに低屈折率層用塗布液2を使用したほかは、光学反射フィルム1の作製と同様にして光学反射フィルム5を作製した。
高屈折率層用塗布液1の代わりに高屈折率層用塗布液6を、低屈折率層用塗布液1の代わりに低屈折率層用塗布液3を使用したほかは、光学反射フィルム1の作製と同様にして光学反射フィルム6を作製した。
高屈折率層用塗布液1の代わりに高屈折率層用塗布液7を使用したほかは、光学反射フィルム1の作製と同様にして光学反射フィルム7を作製した。
高屈折率層用塗布液1の代わりに高屈折率層用塗布液8を使用したほかは、光学反射フィルム1の作製と同様にして光学反射フィルム8を作製した。
高屈折率層用塗布液1の代わりに高屈折率層用塗布液9を使用したほかは、光学反射フィルム1の作製と同様にして光学反射フィルム9を作製した。
高屈折率層用塗布液1の代わりに高屈折率層用塗布液10を使用したほかは、光学反射フィルム1の作製と同様にして光学反射フィルム10を作製した。
高屈折率層用塗布液1の代わりに高屈折率層用塗布液11を使用したほかは、光学反射フィルム1の作製と同様にして光学反射フィルム11を作製した。
上記作製した各光学反射フィルムについて、下記の特性値の測定を行った。
分光光度計(U−4000型、日立製作所(株)製)を用い、各光学反射フィルムの800〜1400nmの領域における透過率を測定し、その平均値を求め、これを近赤外透過率とした。この値が小さいほど近赤外遮断性が高いことになる。また550nmにおける透過率を測定し、可視光透過率とした。
〔光学反射体の作製〕
実施例1で作製した光学反射フィルム1〜6の光学反射フィルムを用いて光学反射体1〜6を作製した。厚さ5mm、20cm×20cmの透明アクリル樹脂板上に、光学反射フィルム1〜6をアクリル接着剤で接着して、それぞれ光学反射体1〜6を作製した。
上記作製した光学反射体1〜6は、サイズが大きいにもかかわらず、容易に利用可能であり、また、本発明の光学反射フィルムを利用することで、優れた光反射性を確認することができた。
Claims (4)
- 支持体上に高屈折率層と低屈折率層を交互に積層した少なくとも1つのユニットを含む光学反射フィルムにおいて、該高屈折率層が、(1)重量平均分子量が3万以下の水溶性高分子であって、リン酸化多糖類、リン酸ポリグリセリン及びこれらの塩からなる群から選択される水溶性高分子、(2)重量平均分子量が5万以上の水溶性高分子、及び(3)金属酸化物を含有することを特徴とする光学反射フィルム。
- 前記(1)重量平均分子量が3万以下の水溶性高分子が、リン酸オリゴ糖であることを特徴とする請求項1に記載の光学反射フィルム。
- 前記金属酸化物がルチル型二酸化チタンであることを特徴とする請求項1または2に記載の光学反射フィルム。
- 請求項1〜3のいずれか1項に記載の光学反射フィルムが、基体の少なくとも一方の面に設けられたことを特徴とする光学反射体。
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