JP5810772B2 - 熱転写記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明は、熱転写記録媒体に関するものである。
従来より、熱を印加することによって、着色材料を記録紙等に転写することからなる熱転写記録方法が実施されている。そのような熱転写記録に用いられる熱転写記録媒体としては、支持基体上に熱溶融性または熱昇華性の着色材料を含有する着色層を設けたものがある。この着色剤の転写性を向上させるために、例えば、支持基体と着色層との間に剥離層を設けたり、着色層の表面に接着剤層を設けたものが提案されている。
熱転写後に、着色材料が被転写体上に露出している場合、十分な耐候性、耐擦過性、耐薬品性等が得られないことから、着色材料の上に保護層を形成することが行われている。
そこで、着色材料の被転写体への熱転写とともに、保護層の転写も同時に行われるように構成された熱転写記録媒体が提案されている。例えば、特開平6−153072号公報(特許文献1)には、基材上に剥離層、保護層および着色層を順次形成されてなる熱転写記録媒体が示されている。所謂塩酢ビ樹脂(塩化ビニルと酢酸ビニルとの共重合体)によって保護層が形成されるように構成された熱転写録媒体は、転写された着色剤の耐候性、耐擦過性および耐薬品性、ならびに保護層の転写性の観点から、特に好ましいものである。
しかしながら、このような従来の熱転写記録媒体は、熱転写記録を行う際の加熱処理の際に、あるいは被転写物の廃棄後、焼却処分される際に、塩素ガスや塩化水素ガス等が発生することがあった。
近年、環境負荷の低減のために使用材料のハロゲンフリー化が望まれている。しかしながら、本発明者らが知る限りでは、ハロゲンフリー化が達成され、かつ優れた熱転写性と熱転写物の耐候性、耐擦過性、耐薬品性等とを両立させることができる熱転写記録媒体は、未だ提供されていなかった。
特開平6−153072号公報
本発明は、ハロゲンフリー化材料から形成され、優れた熱転写性と熱転写物の耐候性、耐擦過性、耐薬品性等とを両立させることができる熱転写記録媒体を提供するものである。
本発明による熱転写記録媒体は、基材上に、剥離層、保護層および着色層がこの順序で形成されてなる熱転写記録媒体であって、前記剥離層が、メチルメタクリレート(MMA)単量体とブチルメタクリレート(BMA)単量体を構成単位とし、メチルメタクリレート(MMA)単量体とブチルメタクリレート(BMA)単量体との共重合比(MMA/BMA)が95/5〜70/30(モル比)であるアクリル系共重合体100重量部と、ワックス粒子1〜5重量部とを含んでなり、前記保護層が、(成分イ)重量平均分子量が50000〜100000であるポリメタクリル酸メチルと、(成分ロ)重量平均分子量が5000〜40000であるポリメタクリル酸メチルとを含んでなり、前記の(成分イ)と(成分ロ)との存在比((成分イ)/(成分ロ))が5/95〜30/70(重量比)である樹脂組成物からなることを特徴とするもの、である。
このような、本発明による熱転写記録媒体は、好ましい態様として、前記剥離層において、メチルメタクリレート(MMA)単量体とブチルメタクリレート(BMA)単量体との共重合比(MMA/BMA)が90/10〜70/30(モル比)であるもの、を包含する。
このような、本発明による熱転写記録媒体は、好ましい態様として、前記保護層において、(成分イ)と(成分ロ)との存在比((成分イ)/(成分ロ))が5/95〜15/85(重量比)であるもの、を包含する。
このような、本発明による熱転写記録媒体は、好ましい態様として、前記のワックス粒子が、平均粒径2〜10μmの、ポリエチレン、カルナバワックス、モンタンワックスおよびポリプロピレンから選ばれた少なくとも1種の樹脂材料からなるもの、を包含する。
このような、本発明による熱転写記録媒体は、好ましい態様として、前記基材の、前記の剥離層、保護層および着色層が形成されている面とは反対の面に、さらに背面層を有するもの、を包含する。
本発明による熱転写記録媒体は、加熱や焼却処理に付された際にハロゲンを発生させる可能性がある材料を用いていない。このことから、生産から使用および廃棄処理にいたるまで、従来の熱転写記録媒体よりも環境への負荷が低減されている。
そして、本発明による熱転写記録媒体は、優れた熱転写性を有し、かつ熱転写物の耐候性、耐擦過性、耐薬品性、耐光性が優れているものである。
本発明による好ましい熱転写記録媒体を示す断面図。
<熱転写記録媒体>
本発明による熱転写記録媒体は、基材上に、剥離層、保護層および着色層がこの順序で形成されてなる熱転写記録媒体であって、
前記剥離層が、メチルメタクリレート(MMA)単量体とブチルメタクリレート(BMA)単量体を構成単位とし、メチルメタクリレート(MMA)単量体とブチルメタクリレート(BMA)単量体との共重合比(MMA/BMA)が95/5〜70/30(モル比)であるアクリル系共重合体100重量部と、ワックス粒子1〜5重量部とを含んでなり、前記保護層が、(成分イ)重量平均分子量が50000〜100000であるポリメタクリル酸メチルと、(成分ロ)重量平均分子量が5000〜40000であるポリメタクリル酸メチルとを含んでなり、前記の(成分イ)と(成分ロ)との存在比((成分イ)/(成分ロ))が5/95〜30/70(重量比)である樹脂組成物からなること、を特徴とする。
本発明による熱転写記録媒体の好ましい一具体例は、図1に示されている。
図1に示される本発明による熱転写記録媒体1は、基材2に、剥離層3、保護層4および着色層5がこの順序で形成されてなる熱転写記録媒体であって、
前記剥離層3が、所定のアクリル系共重合体とワックス粒子とを含んでなり、
前記保護層4が、所定の(成分イ)および(成分ロ)を含む樹脂組成物からなっている。
本発明による熱転写記録媒体1を熱転写に用いる場合は、基材2の背面(即ち、剥離層3、保護層4および着色層5が形成されている面とは反対の面)に、加熱手段(例えば、サーマルヘッド等)(図示せず)を押し当て、この加熱手段によって熱転写記録媒体1に印加される熱および押圧によって、着色層5に接した被転写体(図示せず)の表面に、着色層5の少なくとも一部が転写される。この時、基材2と剥離層3との界面で、剥離層3と保護層4との界面で、剥離層3の層内で、あるいは保護層4の層内で、熱転写記録媒体1の層剥離ないし層破断が生じ、着色層5と共に保護層4の少なくとも一部が被転写体に転写される。
ここで、加熱手段が、熱を印加する領域および熱量等を制御出来るものの場合、加熱手段によって制御され選択的に熱転写記録媒体1に印加された熱によって、着色層5および保護層4の選択的領域を被転写体に転写することができる。このことにより、所望のパターンあるいは文字、画像等を被転写体上に形成することができる。
図1に示される6は、基材2の背面(即ち、剥離層3、保護層4および着色層5が形成されている面とは反対の面)に、必要に応じて形成される背面層である。この背面層6は、熱転写記録媒体1の保護(例えば、加熱手段からの過度の熱や押圧等からの保護)や、加熱手段の滑り性の向上、熱転写記録の処理性の向上、熱転写精度の向上、熱転写記録媒体の保存性の向上させることができる。
そして、本発明による熱転写記録媒体1の着色層5の表面(即ち、被転写体に接触することになる表面)には、必要に応じて接着層を形成することができる。この接着層は、例えば着色層5の転写性の向上、着色層5の被転写体への付着強度の向上、熱転写記録の処理性の向上、熱転写精度の向上等に効果がある。
また、本発明による熱転写記録媒体1には、従来の熱転写記録媒体と同様に、必要に応じて、例えば接着層(図示せず)を設けることができる。
(1)基材
本発明による熱転写記録媒体の基材としては、種々のものを採用することができる。例えば、各種のプラスチック材料、例えばポリエチレンテレフタレートに代表されるポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミド、トリアセチルセルロース、ポリフェニレンサルファイト、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等からなるフィルム、および紙、例えばグラシン紙、コンデンサー紙などを用いることができる。本発明では、耐熱性および強度の観点から、上記の中では、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリイミドが好ましく、ポリエチレンテレフタレートが特に好ましい。基材の厚さは、好ましくは2.5〜9.0μm、特に好ましくは3.5〜6.0μm、である。
(2)剥離層
本発明による熱転写記録媒体の剥離層は、メチルメタクリレート(MMA)単量体とブチルメタクリレート(BMA)単量体を構成単位とし、メチルメタクリレート(MMA)単量体とブチルメタクリレート(BMA)単量体との共重合比(MMA/BMA)が95/5〜70/30(モル比)であるアクリル系共重合体100重量部と、ワックス粒子1〜5重量部とを含んでなるものである。
ここで、「メチルメタクリレート(MMA)単量体とブチルメタクリレート(BMA)単量体単位を構成単位とする」とは、少なくともメチルメタクリレート(MMA)単量体とブチルメタクリレート(BMA)単量体のを、必須の構成単位としていることを意味している。よって、メチルメタクリレート(MMA)単量体およびブチルメタクリレート(BMA)単量体の両単位と、これ以外の他の構成単位を含んでなるものをも意味する。
本発明において好ましいアクリル系共重合体は、実質的に、メチルメタクリレート(MMA)単量体とブチルメタクリレート(BMA)単量体の両単位のみからなるものである。
メチルメタクリレート(MMA)単量体とブチルメタクリレート(BMA)単量体との共重合比(MMA/BMA)は、95/5〜70/30(モル比)、好ましくは95/5〜80/20(モル比)、特に好ましくは95/5〜85/15(モル比)、である。MMAの共重合比(モル比)が95超過の場合は、剥離層が硬くなりすぎるため好ましくない。一方、MMAの共重合比(モル比)が70未満の場合は、剥離層が柔らかくなりすぎることから好ましくない。
本発明におけるアクリル系共重合体としては、ランダム、ブロック、グラフトのいずれの共重合体も使用可能であるが、ブロック共重合体がモノマーの性能を発揮する点で特に好ましい。
アクリル系共重合体は、重量平均分子量(Mw)が3000〜100000のもの、特に10000〜50000のものが好ましい。数平均分子量(Mn)が、1500〜50000のもの、特に5000〜20000のものが好ましい。ここで、重量平均分子量および数平均分子量は、それぞれGPC法によるスチレン換算でのMwおよびMnを意味している。重量平均分子量が3000未満であると、膜が脆くなることがあって好ましくない。一方、100000超過の場合は、溶融粘度が高くなることから好ましくない。
ワックス粒子は、ポリエチレン、カルナバワックス、モンタンワックス、ポリプロピレンから選ばれた少なくとも1種の樹脂材料からなるものが好ましく、特にポリエチレンが好ましい。ワックス粒子の平均粒径は、2〜10μm、特に3〜8μm、が好ましい。平均粒径が2μm未満の場合、インクが増粘しやすくなることがあって好ましくない。一方、平均粒径が10μm超過の場合は、分散が悪くなることがあるので好ましくない。ここで、平均粒径は、粒度分布計による50%粒径によって定められたものである。
ワックス粒子の存在量は、アクリル系共重合体100重量部に対して、1〜5重量部、好ましくは1〜3重量部、特に好ましくは1〜2重量部、である。1重量部未満の場合、ワックス粒子の効果が発揮できず好ましくない。一方、5重量部超過の場合、ワックスが凝集しやすくなるためから好ましくない。
本発明における剥離層は、上記のアクリル系共重合体およびワックス粒子を必須成分として含有するが、必要に応じて他の成分を含むことができる。
そのような他の成分としては、例えば、ポリエステル樹脂等を挙げることができる。例えば、ポリエステル樹脂を、アクリル系共重合体100重量部に対して0.1〜5重量部配合した場合には、基材との密着性を向上させることができる。
本発明における剥離層は、任意の方法によって形成することができる。好ましい方法としては、必須成分である上記のアクリル系共重合体およびワックス粒子と、必要に応じて配合される他の成分と、適当な溶剤ないし分散媒(例えばトルエン、メチルエチルケトン)と含む塗工液を、ロールコート法、グラビアコート法あるいはグラビアリバース法等によって、基材上に塗布し、乾燥する方法を挙げることができる。
剥離層の厚さは、乾燥後の厚さで、通常0.1〜2.0μm、好ましくは0.1〜1.0μm、特に好ましくは0.1〜0.5μm、である。
<アクリル系共重合体の製造>
アクリル系共重合体を得る方法としては、上記アクリル系共重合体が得られるのであれば任意の方法を採用することができる。例えば、(イ)重合開始剤(例えば、好ましくは、アゾ化合物や過酸化物)の共存下、溶媒中で、メチルメタクリレート(MMA)単量体とブチルメタクリレート(BMA)単量体との共重合体を行う溶液重合法、(ロ)メチルメタクリレート(MMA)単量体、ブチルメタクリレート(BMA)単量体、水、水溶性重合開始剤、界面活性剤等を含む乳化液中で、上記メチルメタクリレート(MMA)単量体とブチルメタクリレート(BMA)単量体との共重合体を得る乳化重合法、(ハ)メチルメタクリレート(MMA)単量体、ブチルメタクリレート(BMA)単量体、水、モノマー可溶性の重合開始剤、懸濁剤によって形成されたコロイド状態において、上記メチルメタクリレート(MMA)単量体とブチルメタクリレート(BMA)単量体との共重合体を得る懸濁重合法等を採用することができる。この中では、(イ)の溶液重合法が好ましい。
上記(イ)の溶液重合法に属するものであって、本発明のアクリル系共重合体を得る特に好ましい方法には下記のものがある。
アクリル系系重合体をバッチ方式で製造し、反応液(重合溶液)を外部循環させて重合を行い、重合温度と外部循環液が重合釜に戻ってくる時の温度差を15℃〜40℃に制御することにより、製造できる。
重合温度と重合釜にもどってくる時の温度差は、重合開始から重合終了までをいい、重合開始時とは実質的に重合が始まった時点であり、例えばアクリル系単量体の一部と重合開始剤の一部が反応釜に添加された時点である。
重合開始剤には、例えば、過硫酸ナトリウム、過硫酸カリウムなどの過硫酸塩、過酸化水素、ジメチル2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)などのアゾ系化合物、過酸化ベンゾイル、過酢酸などの有機過酸化物などが好適である。
重合開始剤の使用量は、全単量体成分1モルに対して、0.1〜5gであることが望ましい。
また、重合開始剤の他に、連鎖移動剤を使用して製造するのが好ましく、この際に使用できる連鎖移動剤としては、分子量の調節ができる化合物であれば特に制限されず、公知の連鎖移動剤が使用できる。具体的には、メルカプトエタノール、チオグリセロール、チオグリコール酸、2−メルカプトプロピオン酸、チオグリコール酸オクチルなどの低級酸化物などがあげられる。
その他、重合開始剤の他に重合開始剤の分解触媒や還元性化合物を使用して製造しても良く、必要に応じてpH調整剤、緩衝剤などを用いることもある。
アクリル酸系重合体の製造は、溶液重合で製造することが好ましく、この際使用できる溶媒は、全溶媒に対して50重量%以上が水である混合溶媒または水であることが好ましい。ここで重合の際使用できる溶剤としては、メチルアルコール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類、ベンゼン、トルエンなどの芳香族、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類が好適である。これらは単独で用いても良いが、2種以上を併用してもよい。
重合の際の温度は、好ましくは40℃以上であり、より好ましくは75〜110℃である。
反応系内の圧力としては、常圧下、減圧下、加圧下のいずれであっても良いが、得られる重合体の分子量の点では、常圧下、または反応系内を密閉し、加圧下で行うことが望ましい。
また、重合における単量体の添加時間は30〜180分が好ましい。ここで、「単量体の添加時間」とは、反応器(重合釜)に単量体を最初に添加してから、単量体の全量の添加が実質的に終了するまでの時間であるが、重合開始剤が存在しない間の時間は単量体の滴下時間には含まれないものとする。
今回の製造方法を実施するために用いられる反応装置は、重合反応(重合反応釜)と反応液(重合液)を外部循環するための外部循環経路、重合反応器に単量体を添加するための供給経路を有する。
その他の形態については、特に制限はない。
重合反応釜には、攪拌機が設置されていることが好ましく、攪拌機は重合工程において重合反応釜内の温度および温度の偏在化を防止し、重合反応が均等になされる様に、重合反応釜内の溶液を攪拌する反応液を除熱するための除熱装置を有することが特に好ましい。
(3)保護層
前記保護層が、(成分イ)重量平均分子量が50000〜100000であるポリメタクリル酸メチルと、(成分ロ)重量平均分子量が5000〜40000であるポリメタクリル酸メチルとを含んでなり、前記の(成分イ)と(成分ロ)との存在比((成分イ)/(成分ロ))が5/95〜30/70(重量比)である樹脂組成物からなる。
(成分イ)のポリメタクリル酸メチルは、重量平均分子量(Mw)が50000〜100000のもの、好ましくは50000〜80000のものである。重量平均分子量(Mw)が50000未満であると、耐久性が低下することがあって好ましくない。一方、(Mw)が100000超過の場合は、印字の転写性が低下することから好ましくない。
(成分ロ)のポリメタクリル酸メチルは、重量平均分子量(Mw)が5000〜40000のもの、好ましくは10000〜30000のものである。重量平均分子量(Mw)が50000未満であると、耐久性が低下することがあって好ましくない。一方、(Mw)が40000超過の場合は、印字の転写性が低下することから好ましくない。ここで、重量平均分子量は、それぞれGPC法によるスチレン換算でのMwを意味している。
前記の(成分イ)と(成分ロ)との存在比((成分イ)/(成分ロ))は5/95〜30/70(重量比)、好ましくは5/95〜20/80(重量比)、である。(成分イ)の存在比が、5未満であると、耐久性が低下することがあって好ましくなく、一方、30超過の場合は、印字の転写性が低下することから好ましくない。
本発明における保護層は、上記の(成分イ)および(成分ロ)を必須成分として含有するが、必要に応じて他の成分を含むことができる。
そのような他の成分としては、例えば、無機物であるシリカやタルク、および有機物であるワックス粒子やアクリル粒子等を挙げることができる。この中では、ワックス粒子およびアクリル粒子が好ましい。例えば、ワックス粒子を、(成分イ)および(成分ロ)の合計100重量部に対して0.1〜1.0重量部配合した場合には、耐久性を向上させることができ、アクリル粒子を、(成分イ)および(成分ロ)の合計100重量部に対して0.1〜1.0重量部配合した場合には、耐久性を向上させることができる。
本発明における保護層は、任意の方法によって形成することができる。好ましい方法としては、必須成分である上記のアクリル系共重合体およびワックス粒子と、必要に応じて配合される他の成分と、適当な溶剤ないし分散媒(例えばトルエン、メチルエチルケトン)と含む塗工液を、ロールコート法、グラビアコート法あるいはグラビアリバース法等によって、剥離層上に塗布し、乾燥する方法を挙げることができる。
保護層の厚さは、乾燥後の厚さで、通常0.2〜3.0μm、好ましくは0.5〜2.0μm、特に好ましくは0.5〜1.0μm、である。
(4)着色層
本発明における着色層は、色材およびバインダを必須成分で含有するものである。色材およびバインダーは、従来よりこの種の熱転写記録媒体において用いられてきたいものを本発明でも使用することができる。
本発明において好ましい色材としては、例えば、有機顔料およびカーボンブラックを挙げることができる。
本発明において好ましいバインダとしては、例えば、アクリル系樹脂およびポリエステル樹脂を挙げることができる。この中では、ポリエステル樹脂が好ましい。
本発明における着色層、上記の色材およびバインダを必須成分として含有するが、必要に応じて他の成分を含むことができる。そのような他の成分としては、例えば、無機物であるシリカやタルク、および有機物であるワックス粒子やアクリル粒子等を挙げることができる。例えば、シリカ粒子を、色材およびバインダの合計100重量部に対して0.5〜2.0重量部配合した場合には、保存性を向上させることができ、ワックス粒子を、色材およびバインダの合計100重量部に対して0.5〜2.0重量部配合した場合には、保存性を向上させることができる。
本発明における着色層は、任意の方法によって形成することができる。好ましい方法としては、必須成分である色材およびバインダと、必要に応じて配合される他の成分とを、適当な溶剤ないし分散媒(例えばトルエン、メチルエチルケトン)と含む塗工液を、ロールコート法、グラビアコート法あるいはグラビアリバース法等によって、保護層上に塗布し、乾燥する方法を挙げることができる。
着色層の厚さは、乾燥後の厚さで、通常0.5〜3.0μm、好ましくは0.5〜2.0μm、特に好ましくは0.5〜1.0μm、である。
(5)その他
本発明による熱転写記録媒体は、基材上に、剥離層、保護層および着色層がこの順序で形成されてなる熱転写記録媒体であるが、この基材の背面(即ち、剥離層3、保護層4および着色層5が形成されている面とは反対の面)には、必要に応じて、背面層を設けることができる。
この背面層は、本発明による熱転写記録媒体を熱転写に利用する際には、サーマルヘッドと接触した時の耐熱保護層として機能すると同時に、熱転写記録媒体の保管時には、熱転写記録媒体のブロッキング防止性をさらに向上させる機能を有する。
このような耐熱層は、例えば、シリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリイミド樹脂、ニトロセルロース、メラミン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等からなるものを挙げることができる。本発明に特に好ましいのは、シリコーンおよび(または)フッ素成分が共重合された重合体から形成されるものである。
このような背面層は、上記の樹脂材料を少なくとも1種含む塗工液を基材上に塗工した後、これを乾燥させることによって形成することができる。背面層の厚さは、乾燥後の厚さで0.01〜1.0μm、好ましくは0.1〜1.0μm、特に好ましくは0.2〜0.8μm、である。
また、本発明による熱転写記録媒体は、着色層の表面(即ち、被転写体に接触することになる表面)に、必要に応じて接着層を設けることができる。この接着層は、例えば着色層の転写性の向上、着色層の被転写体への付着強度の向上、熱転写記録の処理性の向上、熱転写精度の向上等に効果が認められる。このような接着層は、例えば、アクリル樹脂やポリエステル樹脂 等からなるものを挙げることができる。本発明に特に好ましいのはポリエステル樹脂から形成されるものである。
このような接着層は、上記の樹脂材料を少なくとも1種含む塗工液を着色層上に塗工した後、これを乾燥させることによって形成することができる。接着層の厚さは、乾燥後の厚さで0.2〜2.0μm、好ましくは0.2〜1.0μm、特に好ましくは0.2〜0.5μm、である。
<実施例1>
下記によって得られたアクリル系共重合体、剥離層形成用塗工液、保護層形成用塗工液、着色層形成用塗工液を用いて、本発明による熱転写記録媒体を得た。
この熱転写記録媒体を下記の[評価方法]によって評価した。
結果は、表1に示されるとおりである。
<<アクリル系共重合体の製造>>
トルエンおよび水とからなる混合溶媒中に、下記の重合開始剤、連鎖移動剤、メチルメタクリレート(MMA)単量体およびブチルメタクリレート(BMA)単量体を混合し(MMAとBMAとの混合比率は、MMAが85(モル比)、BMAが15(モル比)、下記条件で重合操作を行うことによって、アクリル系共重合体の製造を行った。
その結果、下記のアクリル系共重合体が得られた。
・混合溶媒:トルエン(20重量%)と水(80重量%)とからなる混合溶媒
・重合開始剤:過酸化水素、配合量5g
・連鎖移動剤:メルカプトエタノール、使用量5g
・メチルメタクリレート(MMA)単量体:配合量500g
・ブチルメタクリレート(BMA)単量体:配合量500g
・重合操作条件:重合釜を密閉した状態で95℃に加温し、単量体を120分かけて添加して重合物を生成した。
・アクリル系共重合体:重量平均分子量(Mw)=20000、数平均分子量(Mn)=5000、生成量980g
<<剥離層形成用塗工液の調製>>
上記の<<アクリル系共重合体の製造>>によって得られたアクリル系共重合体と、ワックス粒子(平均粒径5μmのポリエチレン粒子)とを、トルエン中に配合して、剥離層形成用塗工液の調製した。塗工液中のアクリル系共重合体の濃度は、20%であり、ワックス粒子の配合量は、アクリル系共重合体100重量部に対して1重量部であった。
<<保護層形成用塗工液の調製>>
(成分イ)として、重量平均分子量が95000であるポリメタクリル酸メチルを用い、(成分ロ)として、重量平均分子量が25000であるポリメタクリル酸メチルを用いた。
トルエン中に、上記の(成分イ)および(成分ロ)を、存在比((成分イ)/(成分ロ))が15/85となるように配合した。なお、塗工液中のアクリル系共重合体の濃度[(成分イ)および(成分ロ)の合計]を20%になる様にした。
上記のようにして、保護層形成用塗工液を調製した。
<<着色層形成用塗工液の調製>>
ポリエステル樹脂(東洋紡社製、バイロン200(商品名))200gをトルエン/メチルエチルケトンの1:1(重量比)混合溶媒10kgに溶解したものに、カーボンブラック(Degussa社製、プリンテックス25(商品名))50gを添加し、分散して、着色層形成用塗工液を調製した。
<<背面層形成用塗工液の調製>>
シリコン樹脂(大日精化社製)を固形分が5%になるようにメチルエチルケトンに溶解させて、背面層形成用塗工液を調製した。
<<熱転写記録媒体の製造>>
上記の剥離層形成用塗工液、保護層形成用塗工液、着色層形成用塗工液および背面層形成用塗工液を用いて、基材(ポリエチレンテレフタレート製、厚さ4.5μm)上に、剥離層、保護層、着色層および背面層を順次形成した。
・剥離層の形成:上記基材上に、剥離層形成用塗工液をグラビアコーティング法によって塗工し、その後乾燥させることによって、厚さ0.5μmの剥離層を形成した。
・保護層の形成:上記剥離層上に、保護層形成用塗工液をグラビアコーティング法によって塗工し、その後乾燥させることによって、厚さ1.2μmの保護層を形成した。
・着色層の形成:上記保護層上に、着色層形成用塗工液をグラビアコーティング法によって塗工し、その後乾燥させることによって、厚さ1.0μmの着色層を形成した。
・背面層の形成:上記基材上に、背面層形成用塗工液をグラビアコーティング法によって塗工し、その後乾燥させることによって、厚さ0.1μmの背面層を形成した。
<<評価方法>>
(イ)転写性
熱転写装置(ゼブラ社製の「型番140XiIII」)を用い、印字スピード4“/sec、印字エネルギー+20の条件にて、PETラベルに対して、熱転写を行った。
その熱転写物を目視にて観察し、熱転写性の評価を行った。
◎:鮮明な印字が得られた。
○:大きな欠けもない印字が得られた。
△:細線の印字に欠けが見られた。
×:印字がうまくできなかった。
(ロ)耐アルコール性
摩耗試験機((株)栄科学精器製作所社製のクロックメーター「型番140XiIII」)に、アルコール(IPA)を1mlを吸収させた綿布(カナキン3号(大きさ:50×50mm))を装着し、この綿布によって熱転写物の表面をJIS L−0849の条件で20回擦った。擦った後に、熱転写物の表面を拡大鏡(×10倍)にて観察することによって耐アルコール性の評価を行った。
◎:全く印字に欠けが生じていない。
○:擦った痕跡はあるが、印字に欠けが生じていない。
△:印字に欠けが見られる。
×:擦った部分の印字が完全に消えている。
<実施例2>
実施例1の<<剥離層形成用塗工液の調製>>において、ワックス粒子の配合量をアクリル系共重合体100重量部に対して2重量部にした以外は実施例1と同様にして、本発明による熱転写記録媒体を得た。
この熱転写記録媒体を実施例1と同様に評価した。
結果は、表1に示されるとおりである。
<実施例3>
実施例1の<<剥離層形成用塗工液の調製>>において、ワックス粒子の配合量をアクリル系共重合体100重量部に対して5重量部にした以外は実施例1と同様にして、本発明による熱転写記録媒体を得た。
この熱転写記録媒体を実施例1と同様に評価した。
結果は、表1に示されるとおりである。
<比較例1>
実施例1の<<剥離層形成用塗工液の調製>>において、ワックス粒子の配合量をアクリル系共重合体100重量部に対して10重量部にした以外は実施例1と同様にして、熱転写記録媒体を得た。
この熱転写記録媒体を実施例1と同様に評価した。
結果は、表1に示されるとおりである。
<実施例4>
実施例1の<<剥離層形成用塗工液の調製>>において、MMAとBMAとの混合比率をMMAを95(モル比)、BMAを5(モル比)にし、ワックス粒子の配合量をアクリル系共重合体100重量部に対して2重量部にした以外は実施例1と同様にして、本発明による熱転写記録媒体を得た。
この熱転写記録媒体を実施例1と同様に評価した。
結果は、表1に示されるとおりである。
<実施例5>
実施例1の<<剥離層形成用塗工液の調製>>において、MMAとBMAとの混合比率をMMAを70(モル比)、BMAを30(モル比)にし、ワックス粒子の配合量をアクリル系共重合体100重量部に対して2重量部にした以外は実施例1と同様にして、本発明による熱転写記録媒体を得た。
この熱転写記録媒体を実施例1と同様に評価した。
結果は、表1に示されるとおりである。
<比較例2>
実施例1の<<剥離層形成用塗工液の調製>>において、MMAとBMAとの混合比率をMMAを50(モル比)、BMAを50(モル比)にし、ワックス粒子の配合量をアクリル系共重合体100重量部に対して2重量部にした以外は実施例1と同様にして、熱転写記録媒体を得た。
この熱転写記録媒体を実施例1と同様に評価した。
結果は、表1に示されるとおりである。
<比較例3>
実施例1の<<剥離層形成用塗工液の調製>>において、ワックス粒子の配合量をアクリル系共重合体100重量部に対して2重量部にし、実施例1の<<保護層形成用塗工液の調製>>において、(成分イ)を用いずに、(成分イ)/(成分ロ)を0/100とした以外は実施例1と同様にして、熱転写記録媒体を得た。
この熱転写記録媒体を実施例1と同様に評価した。
結果は、表1に示されるとおりである。
<比較例4>
実施例1の<<剥離層形成用塗工液の調製>>において、ワックス粒子の配合量をアクリル系共重合体100重量部に対して2重量部にし、実施例1の<<保護層形成用塗工液の調製>>において、(成分イ)を用いず、その代わりに、重量平均分子量が40000あるポリメタクリル酸メチル(成分ハ)を用い、(成分ハ)/(成分ロ)を50/50とした以外は実施例1と同様にして、熱転写記録媒体を得た。
この熱転写記録媒体を実施例1と同様に評価した。
結果は、表1に示されるとおりである。
<実施例6>
実施例1の<<剥離層形成用塗工液の調製>>において、ワックス粒子の配合量をアクリル系共重合体100重量部に対して2重量部にし、実施例1の<<保護層形成用塗工液の調製>>において、(成分イ)/(成分ロ)を5/95とした以外は実施例1と同様にして、本発明による熱転写記録媒体を得た。
この熱転写記録媒体を実施例1と同様に評価した。
結果は、表1に示されるとおりである。
<比較例5>
実施例1の<<剥離層形成用塗工液の調製>>において、ワックス粒子の配合量をアクリル系共重合体100重量部に対して2重量部にし、実施例1の<<保護層形成用塗工液の調製>>において、(成分イ)を用いず、その代わりに、重量平均分子量が40000あるポリメタクリル酸メチル(成分ハ)を用い、(成分ハ)/(成分ロ)を5/95とした以外は実施例1と同様にして、熱転写記録媒体を得た。
この熱転写記録媒体を実施例1と同様に評価した。
結果は、表1に示されるとおりである。
<実施例7>
実施例1の<<剥離層形成用塗工液の調製>>において、ワックス粒子の配合量をアクリル系共重合体100重量部に対して2重量部にし、実施例1の<<保護層形成用塗工液の調製>>において、(成分イ)/(成分ロ)を30/70とした以外は実施例1と同様にして、本発明による熱転写記録媒体を得た。
この熱転写記録媒体を実施例1と同様に評価した。
結果は、表1に示されるとおりである。
<比較例6>
実施例1の<<剥離層形成用塗工液の調製>>において、ワックス粒子の配合量をアクリル系共重合体100重量部に対して2重量部にし、実施例1の<<保護層形成用塗工液の調製>>において、(成分イ)/(成分ロ)を50/50とした以外は実施例1と同様にして、熱転写記録媒体を得た。
この熱転写記録媒体を実施例1と同様に評価した。
結果は、表1に示されるとおりである。
Figure 0005810772
1 熱転写記録媒体
2 基材
3 剥離層
4 保護層
5 着色層
6 背面層

Claims (4)

  1. 基材上に、剥離層、保護層および着色層がこの順序で形成されてなる熱転写記録媒体であって、
    前記剥離層が、メチルメタクリレート(MMA)単量体とブチルメタクリレート(BMA)単量体を構成単位とし、メチルメタクリレート(MMA)単量体とブチルメタクリレート(BMA)単量体との共重合比(MMA/BMA)が95/5〜70/30(モル比)であるアクリル系共重合体100重量部と、ワックス粒子1〜5重量部とを含んでなり、
    前記保護層が、(成分イ)重量平均分子量が50000〜100000であるポリメタクリル酸メチルと、(成分ロ)重量平均分子量が5000〜40000であるポリメタクリル酸メチルとを含んでなり、前記の(成分イ)と(成分ロ)との存在比((成分イ)/(成分ロ))が5/95〜30/70(重量比)である樹脂組成物からなることを特徴とする、熱転写記録媒体。
  2. 前記剥離層において、メチルメタクリレート(MMA)単量体とブチルメタクリレート(BMA)単量体との共重合比(MMA/BMA)が90/10〜70/30(モル比)である、請求項1に記載の熱転写記録媒体。
  3. 前記保護層において、(成分イ)と(成分ロ)との存在比((成分イ)/(成分ロ))が5/95〜15/85(重量比)である、請求項1または2に記載の熱転写記録媒体。
  4. 前記基材の、前記の剥離層、保護層および着色層が形成されている面とは反対の面に、さらに背面層を有する、請求項1〜のいずれか1項に記載の熱転写記録媒体。
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