JP5805372B2 - ペット用吸収性補助シート - Google Patents
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Description
こうしたペット用吸収性シートとしては、透液性の表面シートと、不透液性の裏面シートと、表面シートと裏面シートとの間に介装される吸収体と、を備える構成が知られている(例えば、特許文献1等参照。)。
そこで、上記問題を解決するため、上記ペット用吸収性シートの下に、より寸法の大きいレジャーシートや新聞紙を敷くことがなされている。
また、レジャーシートや新聞紙は、すべりやすく、ペットがその上に乗った時に滑り散らかる可能性あった。
また、滑り止め層は凸状突起を備えているため、凸状突起が床の継ぎ目等の溝に引っ掛かりやすくなって、より滑りにくくなっている。
また、適宜の長さ毎にミシン目が設けられて、ロール状に巻かれているため、使用用途に応じた大きさになるようにミシン目で切断し、床面に敷いて使用することが可能である。
また、不透液層は直鎖状低密度ポリエチレンであるので、脆化温度が低く、引張破壊強度が比較的高いため、容易に形成でき、破断を抑制することができる。
また、滑り止め層がエラストマーによって構成されているので、より確実にペット用吸収性補助シートの床面に対する滑りを防止することができる。
なお、以下の説明では、ペット用吸収性補助シートの長手方向をX方向、X方向と直交する方向(幅方向)をY方向とする。又、ペット用吸収性補助シートの厚さ方向をZ方向とする。
本発明の第1実施形態のペット用吸収性補助シート1について、図1〜3に基づいて説明する。
本実施形態のペット用吸収性補助シート1は、製造・出荷時にあってはロール状に巻かれており、適宜の長さ毎に、幅方向に沿ったミシン目Mが設けられている。
ペット用吸収性補助シート1は、水分を吸収する吸収層11と、この吸収層11の下面側に配置された不透液層12と、床面と接触する滑り止め層13と、を有している。
米坪が10g/m2未満の場合、クレープ紙が薄くペット用吸収性補助シート1として使用した際に破断する恐れがある。一方、米坪が50g/m2超の場合、クレープ紙の剛性が高くペット用吸収性補助シート1の柔軟性を阻害する恐れがある。
厚みが100μm未満の場合、クレープ紙の引張強度が小さくペット用吸収性補助シート1の表面でペットが動いたり、ひっかいたりした時に破断する恐れがある。一方、厚みが500μm超の場合、クレープ紙の剛性が高くペット用吸収性補助シート1の柔軟性を阻害する恐れがある。
通常の場合、填料や異物を含まない化学パルプが好適であり、特にNBKPを100質量%用いるのが好ましいが、一部LBKPを配合することも可能である。
一般的にLBKPよりもNBKPのほうが、繊維長が長く繊維太さが太いため、NBKPが多いほうが、強度が高く、嵩高となるとともに、表裏面に付着した吸水性や吸油性が良好となり、水分・油分の保持性も良好となる。NBKPとLBKPとを混合して用いる場合、NBKPの配合量は70質量%以上であるのが好ましい。
この場合、クレープ紙のパルプの配合量は適宜定めることができるが、通常の場合10〜85質量%、特に35〜70質量%とするのが好適である。パルプの配合量が少な過ぎると吸収性、吸油性及び水分、油分の保持性が悪くなり、多過ぎると強度と厚みのバランスが取りにくく拭き取り性の低いシートとなる。
混抄する化学繊維も適宜選択することができるが、主に嵩高性を確保するためにクリンプ繊維を含有させるのが好適である。また、湿潤時強度、圧縮復元性、低発塵性等を確保するために他の化繊とは別に熱融着繊維を含有させ、層中の繊維相互を融着させるのが好ましい。さらに他の化学繊維、すなわちクリンプ繊維及びバインダーとして機能する熱融着繊維以外の化学繊維が含まれていてもよい。
クリンプ繊維の繊度は適宜定めることができるが、通常の場合1〜30dtex、特に2〜20dtexとするのが好適である。クリンプ繊維が細過ぎると繊維が柔らかくなり効果的に嵩が出ず、太過ぎると剛直となり、シートが硬くなる。
また、クリンプ繊維の繊維長は適宜定めることができるが、通常の場合2〜10mm、特に3〜7mmとするのが好適である。クリンプ繊維が短過ぎると効果的に嵩が出ず、長過ぎると絡まりやすくなり抄紙が困難となる。
さらに、クリンプ繊維の配合量は適宜定めることができるが、通常の場合10〜85質量%、特に25〜60質量%とするのが好適である。クリンプ繊維の配合量が少な過ぎると嵩が出ず、多過ぎると強度が低くなる。
不透液層12の厚みが、吸収層11の厚みに対し1%未満の場合、不透液層12が薄くペット用吸収性補助シート1の表面でペットが動いたときに不透液層12が破断し防水性が確保できない恐れがある。一方、不透液層12の厚みが、吸収層11の厚みに対し2%超の場合、不透液層12の剛性が高くペット用吸収性補助シート1の柔軟性を阻害する恐れがある。
高さHが、10μm未満の場合、滑り防止性が劣るからである。一方、高さHが40μm超の場合、ペット用吸収性補助シート1の柔軟性を阻害する恐れがある。
本実施形態にあっては、凸状突起13aのY方向の幅S、谷部13bのY方向の幅Tの半分(T/2)との合計幅を3.5〜10mmに形成した場合、ペット用吸収性補助シート1の滑り防止性が高く、ペット用吸収性補助シート1の起伏も生じず好適である。
すなわち、凸状突起13aのY方向の幅S、谷部13bのY方向の幅Tの半分(T/2)との合計幅を1のY方向幅に対し、1.2〜3.4%(3.5〜10mm)に形成した場合、ペット用吸収性補助シート1の柔軟性、滑り防止性に優れる。
また、凸状突起13aが床の継ぎ目等の溝に引っ掛かりやすくなって、より滑りにくくなる。
また、不透液層12と滑り止め層13は、直鎖状低密度ポリエチレンであるので、脆化温度が低く、引張破壊強度が比較的高いため、撥水層および滑り止め部が容易に形成でき、滑り止め部の破断を抑制することができる。
また、不透液層12と滑り止め層13を一体化することが可能となり、製造工程をより簡略化することができる。
次に、第2実施形態のペット用吸収性補助シート2について、図4に基づいて説明する。
なお、以下の説明において、上記第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して、その説明を省略する。
具体的には、滑り止め層14に用いられる粘着剤としては、特に制限されず、例えば、ホットメルト粘着剤、エマルジョン系粘着剤、溶剤系粘着剤、オリゴマー系粘着剤、固系粘着剤などのいずれの形態の粘着剤であってもよい。粘着剤は、単独で又は2種以上組み合わせて使用することができる。粘着剤としては、ホットメルト粘着剤を好適に用いることができる。
具体的には、第1、2実施形態のペット用吸収性補助シート1,2において、製造時はロール状にされ、ミシン目Mで切断することでシート状にして使用する構成としたが、ペット用吸収性補助シートは、製造時は蛇腹折状態とされ、折り目に設けられたミシン目で切断することでシート状にして使用してもよい。また、使用状態にカットされたペット用吸収性補助シートが交互に折り畳まれてボックス内に収容され、例えば、ティッシューペーパーボックスのように、取出口から、一枚一枚、ポップアアップ形式に取り出して使用する構成であってもよい。
2 ペット用吸収性補助シート
11 吸収層
12 不透液層
13 滑り止め層
13a 凸状突起
13b 谷部
14 滑り止め層
Claims (1)
- ペットから排泄された尿等の水分を吸収するペット用吸収性シートの下面に配置されるペット用吸収性補助シートであって、
水分を吸収する吸収層と、
前記吸収層の下面に配置される直鎖状低密度ポリエチレンからなる不透液性の不透液層と、
床面と接触するエラストマーからなる滑り止め層と、
を備え、
前記滑り止め層は、ロール状に巻かれた当該ペット用吸収性補助シートが引き出される方向である第一方向に延在し、且つ前記第一方向と直交する第二方向に、高さ10〜40μmの凸状突起が、前記凸状突起の幅(S)と前記凸状突起を有しない谷部の幅の半分(T/2)の合計幅(S+T/2)が3.5〜10mmとなるように設けられ、
前記第一方向の適宜の長さ毎に前記第二方向に沿ったミシン目が設けられていることを特徴とするペット用吸収性補助シート。
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JP2010077019A JP5805372B2 (ja) | 2010-03-30 | 2010-03-30 | ペット用吸収性補助シート |
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Family Applications (1)
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