JP5804779B2 - ボイラ装置 - Google Patents

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本発明は、主に火力発電プラントに用いられる大型のボイラ装置に係り、特に地震によるボイラ装置の振動を抑制し、地震時に安全性および耐震に対する信頼性の高いボイラ装置に関するものである。
主に火力発電プラントに用いられる大型のボイラ装置は、通常、複数本の支柱と、その支柱の上下方向に複数本配置された主梁との組み合わせにより支持架構が構成される。そしてこの支持架構の上部より、ボイラ本体が吊り下げられている。
図8は、従来のボイラ装置の耐震構造を説明するための概略側面図である。
前述のように複数本の支柱1と、その支柱1の上下方向に沿って複数本配置された主梁2との組み合わせにより支持架構7が構成される。ボイラ本体4は、運転中に上下方向に熱伸びする。その熱伸びの変化を拘束しないようにするため、ボイラ本体4は支持架構7の上部から吊りボルト3を介して伸縮可能に吊り下げられている。
前記主梁2は水平方向に配置する耐震用の梁であり、主梁2は地面32からの高さ方向に複数配置されているが、その上下方向の間隔は必ずしも等間隔ではない。
下方から上方に向かって順に、支持架構7の基礎部分から最下部の主梁2までを第1層、前記最下部の主梁2から次の主梁2までを第2層とし、ボイラ本体4を吊り下げる最上部の主梁2まで複数の層構造を成しており、図8の例では第1層から第7層まで形成されている。
このボイラ装置において、支持架構7とボイラ本体4は複数層にわたって防振ダンパ6により接続されており、この防振ダンパ6でボイラ本体4の振動エネルギーを吸収する耐震構造になっている。
図8はボイラ装置の外部から耐震構造の側面を見た図であり、支持架構7の支柱1、主梁2、防振ダンパ6ならびにボイラ本体4を眺めた図である。防振ダンパ6は図面に向って主梁2の裏側に隠れた状態で配置されており、図示していないがその両端部は支持架構7とボイラ本体4に連結されている。この防振ダンパ6により、地震荷重5による地震エネルギーを吸収して、支持架構7を制振する。
この図8において、符号9はボイラ鉛直部50とボイラ本体のホッパ部201の境界部に当たるボイラ鉛直部50の最下部、32は地面、33はコンクリート製のベースマット、34はそのベースマット33の厚さ、35はベースマット33への支柱1の埋め込み長さである。なお、本明細書において、前記ボイラ本体鉛直部50とは、ボイラ火炉水壁管で構成された水壁の鉛直部分を意味する。
図9は、特許第2572403号公報(特許文献1)および特開平5−157206号公報(特許文献3)で開示されている防振ダンパ6の構成を示す要部斜視図である。
同図に示すように、ボイラ本体4は、水を蒸気に変換する水壁72を備えている。この水壁72の外側には、補強材であるバックステー71が設置されており、このバックステー71と支柱73を連結する形で、鋼製の防振ダンパ6が設置されている。
この防振ダンパ6は、円柱形状をした剛な2本の鋼材6Aと、円柱形状をした柔な2本の鋼材6Bで構成されている。一方の柔な鋼材6Bがバックステー71の端部に垂直方向に取り付けられており、この鋼材6Bの上下端部に2本の鋼材6Aが平行に結合されている。また、この2本の鋼材6Aの反対側の端部は、垂直方向に設置された他方の柔な鋼材6Bに連結されている。さらにこの柔な鋼材6Bは、前記支柱73に連結されている。
このような防振ダンパ6の構成をとることにより、同図に示すように、地震時の防振ダンパ6への作用力Fiと防振ダンパ6の変形量δに対して、前記剛な鋼材6Aは塑性変形せず、前記柔な鋼材6Bを塑性変形させて、振動エネルギーを吸収するように、防振ダンパ6が設計されている。
図10は、防振ダンパ6の構成を示す図である。同図の横軸は防振ダンパ6の変形量δ、縦軸は防振ダンパ6の作用力Fを示している。
本図は、弾性剛性Kと塑性剛性Kからなる、いわゆる弾塑性特性を示すものである。本図中の降伏耐力を変数として、防振ダンパ6の設計が行なわれる。
図8に示す従来の耐震構造において、防振ダンパ6は、第1層の上部、第2層の上部、第4層の上部、第5層の上部、第6層の上部に設置されている。
図11は防振ダンパ6の配置状態を示す概略平面図で、図中の(A)は図8のA−A線上から見た概略平面図、(B)は同様にB−B線上の概略平面図、(C)はC−C線上の概略平面図、(D)はD−D線上の概略平面図、(E)はE−E線上の概略平面図、(F)はF−F線上の概略平面図、(G)はG−G線上の概略平面図である。
同図(B)に示すように第6層では防振ダンパ6が2個配置、同図(C)に示すように第5層では防振ダンパ6が4個配置、同図(D)に示すように第4層では防振ダンパ6が4個配置、同図(F)に示すように第2層では防振ダンパ6が2個配置、同図(G)に示すように第1層では防振ダンパ6が2個配置されており、合計で14個の防振ダンパ6が配置されている。
後述するが、この防振ダンパ6の配置に関して、従来技術および本発明について説明する上で、ボイラ本体と支持架構からなる耐震構造の重心位置8が重要な位置となる。この図8に示す従来例ならびに図1に示す本発明の実施形態では、耐震構造の重心位置8が第4層に存在する例を示しており、耐震構造の重心位置8が存在する層を重心層と称している。
従来技術による防振ダンパ6の配置設計の根拠について述べる前に、事前に説明が必要な図12、図13について説明する。
図12は、図8におけるボイラ耐震構造の層高H、層間変位δおよび層間変形角θの関係を示す説明図である。図12の左部分は図8と同じ耐震構造の側面を見た図であり、図12の右部分は前記左部分に対応した各層での層高H、層間変位δの大きさおよび層間変形角θの大きさを示している。
前記層高Hとは各層の高さであり、第1層から第7層までに対応してH〜Hの符号が付されている。
前記層間変位δとは、地震荷重5が作用した場合に生じる各層の下端と上端との水平座標の偏差(変位)の最大値を意味し、仮に地震荷重5がゼロの場合には層間変位δはゼロとなる。この層間変位δの大きさは、層間変位δの値がゼロとなる基準線500より右に行くほど層間変位δの値は大となっている。
前記層間変形角θとは、層間変位δを層高Hで割った値(θδ/H)である。言い換えれば、層間変形角θは地震荷重5が作用したときの各層の最大の傾きを示すものである。この層間変形角θの大きさは、層間変形角θの値がゼロとなる基準線501より右に行くほど層間変形角θの値は大となっている。
図12の右部分に示すように、耐震設計では一般に、層間変位δおよび層間変形角θは、各層で一定値とみなされる。その理由について次に説明する。
現実には1つの層内でも高さ方向で「変位」の大きい所と小さい所があり、また、例えば各層の下端を「変位」ゼロとして、上端までの相対的な「変位」の分布をみたときに、上端に向って必ずしも直線的な関係になっていないことが考えられる。
しかしながら、ボイラ装置の耐震設計では、層高Hに対して層間変位δが1/200程度と相対的に非常に小さくなるため、各層の下端を節として支柱1が一様に傾いて、上端までの相対的な「変位」の分布が直線的な関係になると考えてよい。このため層間変位δおよび層間変形角θは、各層で一定値とみなされる。
図13は、地震荷重5が作用した場合の各層(第1層〜第7層)での層間変形角θの状態を示す特性図である。
次に従来技術による防振ダンパの配置設計の根拠について説明する。従来技術では、下記の(a)の設計制約および(b)〜(d)の技術思想に基づいて、防振ダンパの配置設計が成されていた。
(a)ボイラ装置の耐震性を確保するため、図13中で三角印に示すように、層間変形角を規定値(例えば図中の点線で示す層間変形角=1/200=0.005)より小さくなるように制約し、図10に示す防振ダンパの降伏耐力が設計されていた。
(b)ボイラ装置の耐震構造の振動形状を変化させないことが、安定構造に繋がるという技術思想に基づき、上下に隣接する層と層の間で層間変形角を極力一致させるように、防振ダンパの降伏耐力が設計されていた。
(c)耐震構造の重心位置8が存在する層(第4層)より上部の層の層間変形角を小さくすることが、安定構造に繋がるという技術思想に基づき、重心位置8が存在する層(第4層)よりも上層の層間変形角を小さくするように設計されていた。
(d)前記(a)〜(c)において、前記図13で示す規定値(図中の点線で示す1/200)に対して可能な限り層間変形角を小さくすることが、さらなる安定構造に繋がるという技術思想に基づいて設計されていた。
前記(a)〜(d)に基づく従来の設計結果として、図15に示す防振ダンパの降伏耐力の総和の分布が得られていた。この図15は、第6層に設置されている防振ダンパ(2個設置)の降伏耐力の総和値を1として、他の層における防振ダンパの降伏耐力総和の比を示したものである。
ここで防振ダンパの降伏耐力の総和について、次の数式(1)〜(7)を用いて説明する。
第1層における防振ダンパの降伏耐力の総和d1TQuは、下記の数式(1)で計算できる。この数式の中の「N1」は第1層に設置されている防振ダンパの個数、「d1」のdはダンパー、1は第1層、「T」はTotal、「Qu」は降伏耐力、「d1u、i1」は第1層におけるi1番目の防振ダンパの降伏耐力を示している。例えば第1層に防振ダンパが2個設置されている場合、第1層における防振ダンパの降伏耐力の総和d1TQuは、〔d1TQu、1d1TQu、2〕となる。
同様に、第2層〜第7層おける防振ダンパの降伏耐力の総和d2TQud7TQuは、下記の数式(2)〜(7)で計算できる。

Figure 0005804779
式中の
「N2」は、第2層に設置されている防振ダンパの個数、
d1u、i2」は、第2層におけるi2番目の防振ダンパの降伏耐力、
「N3」は、第3層に設置されている防振ダンパの個数、
d1u、i3」は、第3層におけるi3番目の防振ダンパの降伏耐力、
「N4」は、第4層に設置されている防振ダンパの個数、
d1u、i4」は、第4層におけるi4番目の防振ダンパの降伏耐力、
「N5」は、第5層に設置されている防振ダンパの個数、
d1u、i5」は、第5層におけるi5番目の防振ダンパの降伏耐力、
「N6」は、第6層に設置されている防振ダンパの個数、
d1u、i6」は、第6層におけるi6番目の防振ダンパの降伏耐力、
「N7」は、第7層に設置されている防振ダンパの個数、
d1u、i7」は、第7層におけるi7番目の防振ダンパの降伏耐力、
である。
また図16は、前記図15に示されている降伏耐力の総和の分布状態に基づいて決められた各層の防振ダンパの個数を示す図である。この図16に示す各層の防振ダンパの個数は、図11に示す各層の防振ダンパの設置個数と同じである。
なお、ボイラ装置の耐震構造に関しては前記特許文献1の他に、例えば下記に示すような特許文献2〜5などを挙げることができる。
特許第2572403号公報 特開2000−304202号公報 特開平5−157206号公報 特開平6−2805号公報 特開平10−317709号公報
図14は、地震荷重5が作用した場合の各層(第1層〜第7層)での層せん断力の比を示す特性図である。同図の縦軸は、図12に示す第1層〜第7層の番号(1〜7)を示す。同図の横軸は、各層の層せん断力の大きさを示し、層せん断力は最上層(第7層)でゼロであり、最下層(第1層)で最大となる。
図中のせん断力値の比は、三角印で示す従来構造の第1層のせん断力値を1として、他の層のせん断力値の比を示したものである。前記第1層のせん断力値は、ボイラ耐震構造におけるコンクリート基礎の経済性に大きな影響を与える。
従来の耐震設計では、三角印で示すように、第1層のせん断力値が大きくなり、ボイラ装置の基礎部分に大きな荷重が作用するという問題があった。このため新設のボイラ装置の場合は、図8に示すように、支柱1を埋め込むコンクリート製のベースマット33の厚さBT´34が厚くなり(通常、厚さBT´=4m)、かつ、ベースマット33へ埋め込む支柱1の埋め込み長さBH´35が長くなることから(通常、長さBH´=1m)、コンクリート基礎が大掛かりになり、不経済であった。
また既設のボイラ装置の場合は、基礎への補強工事として、コンクリート製ベースマット33の支柱1が埋設されている部分のコンクリートを削り取り、支柱1に補強材を設置した後、再度コンクリートを設置するという、長い工期で不経済な補強工事をせざるを得ないという問題があった。
本発明の目的は、このような背景においてなされたもので、地震時の安全性および耐震構造の信頼性の向上が図れ、しかも経済的な耐震構造を有するボイラ装置を提供することにある。
前記目的を達成するため、本発明の第1の手段は、
複数本の支柱と、その支柱の上下方向に沿って複数本配置された主梁との組み合わせにより構成された支持架構と、
その支持架構の上部から伸縮可能に吊り下げられたボイラ本体と、
そのボイラ本体と前記支持架構の間に接続された防振ダンパを有し、
前記支持架構の基礎部分から最下部の主梁までを第1層、最下部の主梁からその上方の次の主梁までを第2層とし、前記ボイラ本体を吊り下げる最上部の主梁まで複数の層構造を備えたボイラ装置を対象とするものである。
そして前記層構造のうち、前記支持架構とボイラ本体からなるボイラ耐震構造の重心が位置する重心層と、その重心層よりも上層と、前記重心層よりも下方で前記ボイラ本体の鉛直部最下端が位置する最下部層とに設けられている前記防振ダンパの降伏耐力の総和が、
前記上層を1としたときに、前記重心層が3.6〜4.4、前記最下部層が1.8〜2.2の割合となるように、前記上層、重心層ならびに最下部層に前記防振ダンパを設けたことを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、
前記重心層の高さ方向の中央位置よりも上側に前記ボイラ耐震構造の重心位置があると、前記重心層とその上側の層との境界部に前記重心層用の防振ダンパを設置することを特徴とするものである。
本発明の第3の手段は前記第1の手段において、
前記重心層の高さ方向の中央位置よりも下側に前記ボイラ耐震構造の重心位置があると、前記重心層とその下側の層との境界部に前記重心層用の防振ダンパを設置することを特徴とするものである。
本発明の第4の手段は前記第1の手段において、
前記第1層の高さ方向の中央位置の上側にボイラ本体鉛直部の最下部があると、前記第1層と前記第2層との境界部に前記第1層用の防振ダンパを設置することを特徴とするものである。
本発明の第5の手段は前記第1の手段において、
前記第2層の高さ方向の中央位置の下側にボイラ本体鉛直部の最下部があると、前記第1層と前記第2層との境界部に前記第1層用の防振ダンパを設置することを特徴とするものである。
本発明は前述のような構成になっており、地震時の安全性および耐震構造の信頼性の向上が図れ、しかも経済的な耐震構造を有するボイラ装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るボイラ装置の耐震構造を説明するための概略側面図である。 そのボイラ装置内の各層での防振ダンパの配置状態を示す概略平面図である。 各層における防振ダンパの降伏耐力の総和の分布状態を示す図である。 各層における防振ダンパの設置個数の分布状態を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るボイラ装置の耐震構造を説明するための概略側面図である。 従来構造における防振ダンパの降伏耐力総和の比と、第1の比較例において、従来構造を微小変更した場合の防振ダンパの降伏耐力総和の比を比較して示す図である。 第2の比較例において、従来構造を大幅変更した場合の防振ダンパの降伏耐力総和の比を示す図である。 従来のボイラ装置の耐震構造を説明するための概略側面図である。 そのボイラ装置に用いる防振ダンパの構成を説明するための図である。 この防振ダンパの構成を示す図である。 従来のボイラ装置での防振ダンパの配置状態を示す概略平面図である。 図8におけるボイラ耐震構造の層高H、層間変位δおよび層間変形角θの関係を示す説明図である。 地震荷重が作用した場合の各層(第1層〜第7層)での層間変形角θの状態を示す特性図である。 地震荷重が作用した場合の各層(第1層〜第7層)での層せん断力の比を示す特性図である。 従来の設計結果として得られた防振ダンパにおける降伏耐力の総和の分布状態を示す図である。 図15に示されている降伏耐力の総和の分布状態に基づいて決められた各層の防振ダンパの個数を示す図である。 本発明の実施例において、防振ダンパの降伏耐力総和の比を種々変えた場合の、全層(第1層〜第7層)における層間変形角の最大値をまとめた特性図である。
次に本発明の実施形態を図面とともに説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るボイラ装置の耐震構造を説明するための概略側面図である。図2はそのボイラ装置内での防振ダンパの配置状態を示す概略平面図で、図中の(A)は図1のA´−A´線上から見た概略平面図、(B)はB´−B´線上の概略平面図、(C)はC´−C´線上の概略平面図、(D)はD´−D´線上の概略平面図、(E)はE´−E´線上の概略平面図、(F)はF´−F´線上の概略平面図、(G)はG´−G´線上の概略平面図である。
また、図3は防振ダンパの降伏耐力の総和の分布を示す図、図4は各層における防振ダンパの設置個数の分布を示す図ある。
図1に示すように、複数本の支柱1と、その支柱1の上下方向に沿って複数本配置された主梁2との組み合わせにより支持架構7が構成される。ボイラ本体4は、支持架構7の上部から吊りボルト3を介して伸縮可能に吊り下げられている。
前記主梁2は水平方向に配置する耐震用の梁であり、主梁2は地面32からの高さ方向に複数配置されているが、その上下方向の間隔は必ずしも等間隔ではない。
下方から上方に向かって順に、支持架構7の基礎部分から最下部の主梁2までを第1層、最下部の主梁2から次の主梁2までを第2層とし、ボイラ本体4を吊り下げる最上部の主梁2まで複数の層構造を成しており、本例実施形態では第1層から第7層まで形成されている。
前記ボイラ本体4と支持架構7の間に、鋼製の防振ダンパ6が複数個設置されている。
前述のように図3は、各層における防振ダンパの降伏耐力の総和の分布を示す図であり、第4層より上層(第5層あるいは第6層)に設置されている防振ダンパの降伏耐力の総和値をそれぞれ1として、他の層における防振ダンパの降伏耐力総和の比を示したものである。
本実施形態ではこの図3に示すように、ボイラ本体4と支持架構7からなるボイラ耐震構造の重心位置8(図1参照)を含む層(第4層)より上層(第5層あるいは第6層)における防振ダンパ6の降伏耐力の総和値の比が1、前記重心位置8を含む層(第4層)における防振ダンパの降伏耐力の総和値の比が4、さらに、ボイラ本体鉛直部50の最下部9(図1参照)を含む層(第1層)における防振ダンパの降伏耐力の総和値の比が2になるように設計されている。
そしてこの設計に基づく防振ダンパ6の具体的な配置個数は下記の通りであり、防振ダンパ6の総数は16個である。
第7層[図2(A)参照]:0個
第6層[図2(B)参照]:2個
第5層[図2(C)参照]:2個
第4層[図2(D)参照]:8個
第3層[図2(E)参照]:0個
第2層[図2(F)参照]:0個
第1層[図2(G)参照]:4個
なお、最上層(本実施形態では第7層)は構造上、防振ダンパ6を設置することは不可能であるから、最上層における防振ダンパ6の設置個数は0個である。
また、重心層(第4層)と最下層(第1層)の間の層(本実施形態では第3,2層)には防振ダンパ6は設置しないため、第3,2層の防振ダンパ6の設置個数も0個である。
本実施形態では、上層である第5層と第6層における防振ダンパの降伏耐力の総和が等しい場合を示しているが、一方の層の降伏耐力の総和が他方の層のそれに比較して高い場合には、その降伏耐力の高い方を基準とする。その理由は、降伏耐力の大きい方が、支配的であるからである。
本実施形態では図1に示すように、第4層の高さ方向中央位置104よりも上側の位置にボイラ耐震構造の重心位置8があるため、その中央位置104よりも上側の位置、すなわち第4層と第5層の境界部に防振ダンパ6を設置している。
また、第1層の高さ方向中央位置105の上側の位置にボイラ本体鉛直部50の最下部9があるため、第1層の高さ方向中央位置105よりも上側の位置、すなわち第1層と第2層の境界部に防振ダンパ6を設置している。
図5は、本発明の他の実施形態に係るボイラ装置の耐震構造を説明するための概略側面図である。
この実施形態では同図に示すように、ボイラ本体鉛直部50の最下部9が、第2層の高さ方向中央位置106よりも下側にある。この場合には、第1層の上部、すなわち第1層と第2層の境界部に防振ダンパ6を設置する。
また図示していないが、ボイラ耐震構造の重心位置8が第4層の高さ方向の中央位置104よりも下側にある場合には、第4層の下部、すなわち第3層と第4層の境界部に防振ダンパ6を設置する。
そしてこの実施形態においても、前述の防振ダンパ6の降伏耐力総和の分布(図3参照)を満たすように、防振ダンパ6の配置と個数を図4のように決定する。
前述のように防振ダンパ6を配置することにより、ボイラ耐震構造の重心位置8に作用する慣性力による振動エネルギーを吸収するとともに、さらにボイラ本体鉛直部50の最下部9の振幅による振動エネルギーも吸収することができる。
図1に示す本実施形態によれば、図13中の丸印に示すように全ての層間における層間変形角が点線で示す規定値(1/200)以下となっており、前述の設計制約(a)を満足していることが分かる。
その一方で、前述の設計思想(b),(c),(d)には基づいていないことが分かる。
すなわち、設計思想(b)に着目すると、従来構造では三角印に示すように、上下に隣接する層と層の間で層間変形角を極力一致させるように設計されていた。これに対して本発明では丸印に示すように、層間変形角を極力一致させるようには設計されておらず、例えば第5層の層間変形角は他の層に比べて突出している。
設計思想(c)に着目すると、従来構造では三角印に示すように、耐震構造の重心位置8が存在する重心層(第4層)より上部の層の層間変形角を小さくするように設計されていた。これに対して本発明では丸印に示すように、層間変形角はそのようには設計されておらず、第4層よりも第5層の層間変形角が大きくなっている。
設計思想(d)に着目すると、同図に示すように従来構造(三角印参照)では規定値(同図の点線で示す1/200)に対して可能な限り層間変形角が小さくなっている。これに対して本発明(丸印参照)による層間変形角はそうになっておらず、むしろ、規定値に近づくように層間変形角が大きくなっている。
この結果として得られた本発明による層せん断力の比の特性を、図14に丸印で示す。この図に示ように、本発明による層せん断力の比が従来値の1から0.8と20%低減されている。
本実施形態で得られた効果が、予想外の特異な効果であることを説明するため、次に二つの比較例を説明する。
第1の比較例は、前記設計制約(a)を満たし、かつ前記設計思想(b),(c),(d)に基づいて防振ダンパを配置することで層せん断力を低減した例である。具体的にその例を図6に示す。
図中の符号101は従来構造における防振ダンパの降伏耐力総和の比を、符号102は従来構造を微小変更した構造における防振ダンパの降伏耐力総和の比を、それぞれ示している。この第1の比較例では、防振ダンパの降伏耐力総和比を101から102に変更した例である。
この場合の層間変形角は、図13中の四角印に示すように、前記設計制約(a)を満たし、かつ前記設計思想(b),(c),(d)に基づいていることが分かる。
具体的に前記設計制約(a)に着目すると、この第1の比較例による層間変形角(図13中の四角印参照)は、規定値(図13の点線で示す1/200)以下となっている。
前記設計思想(b)に着目すると、従来構造では図13の三角印に示すように、上下に隣接する層と層の間で層間変形角を極力一致させるように設計されていたが、この第1の比較例(図13中の四角印参照)による層間変形角もそのようになっている。
設計思想(c)に着目すると、従来構造では図13の三角印に示すように、耐震構造の重心位置8が存在する重心層(第4層)より上部の層の層間変形角を小さくするように設計されていたが、この第1の比較例(図13中の四角印参照)による層間変形角もそのようになっている。
設計思想(d)に着目すると、図13に示すように従来構造(三角印参照)では規定値(図13の点線で示す1/200)に対して可能な限り層間変形角が小さくなっており、この第1の比較例(図13中の四角印参照)による層間変形角もそのようになっている。
しかしながら図14に示すように、この第1の比較例(図14中の四角印参照)で得られた1層せん断力の比は、従来構造(図14中の三角印参照)の値1.0から0.95へと、5%しか低減されなかった。
第2の比較例は、1層せん断力値を小さくすることを目的とした防振ダンパの配置でありながら、前記設計制約(a)が満たされなかった例である。
具体的には、防振ダンパの降伏耐力総和の比を、図6において斜線で示す従来構造における防振ダンパの降伏耐力総和の比101を、図7の103に示すように大幅に変更した例である。
この従来構造を大幅に変更した構造における防振ダンパの降伏耐力総和の比103は、本発明で規定する数値範囲を超えるものである。
すなわち、ボイラ耐震構造の重心位置8を含む重心層(第4層)より上層(第5層、第6層)における防振ダンパの降伏耐力総和の比が「1」であるのに対して、その重心層(第4層)における防振ダンパの降伏耐力総和の比が「4.9」、ボイラ本体鉛直部の最下部層における防振ダンパの降伏耐力総和の比が「3」となる構造である。
なお、前述の「従来構造の微小変更」ならびに「従来構造の大幅変更」とは、従来の防振ダンパの降伏耐力総和比の分布をもって(相似形)、各層で±20%程度以内の変更を「微小変更」といい、それを超える変更を「大幅変更」という。
図14に示すように、従来構造(図中の三角印参照)の第1層の層せん断力1に対してこの第2の比較例(図中の×印参照)で得られた第1層の層せん断力の比は0.7へと、30%程度と大きく低減している。しかしながら、この第2の比較例の場合の層間変形角は前記設計制約(a)を満たしていない。
具体的には図13に示すように、この第2の比較例(図中の×印参照)の第5層部分の層間変形角が規定値(図13の点線で示す1/200)より大きくなっている。
前述した二つの比較例では、前記設計制約(a)を満たした場合には1層せん断力値の低減率が小さく、あるいはその逆に、1層せん断力値の低減率を大きくした場合は、前記設計制約(a)を満たない。従って、前記設計制約(a)を満たし、かつ、1層せん断力値を大きく低減させるためには、本発明による防振ダンパの配置が不可欠となる。
本発明の代表的な実施例を示した図3において、防振ダンパの降伏耐力総和の比を種々変えた場合の、全層(第1層〜第7層)における層間変形角の最大値をまとめて図17に示す。
同図の上側横軸は、最下層(第1層)における防振ダンパの降伏耐力総和の比を示し、下側横軸は、重心層(第4層)における防振ダンパの降伏耐力総和の比を示す。また縦軸は、全層(第1層〜第7層)における層間変形角の最大値を示す。
本図中における最下層、重心層における防振ダンパの降伏耐力の比を同時に変化させて求めた、全層の層間変形角の最大値が、許容値1001である0.005(=1/200 図13参照)以下となる範囲は、重心層(第4層)で1.8〜2.2、最下層(第1層)で3.6〜4.4である。図中の直線1002は、前記許容値以下の降伏耐力総和の比の範囲を示す直線である。
このように、支持架構とボイラ本体からなるボイラ耐震構造の重心が位置する重心層と、その重心層よりも上層と、前記重心層よりも下方でボイラ本体の鉛直部最下端が位置すると最下部層とに設けられている前記防振ダンパの降伏耐力の総和が、前記上層を1としたとき、前記重心層が3.6〜4.4、前記最下部層が1.8〜2.2の割合となるように、前記上層、重心層ならびに最下部層に防振ダンパを設けることにより、全層の層間変形角の最大値を許容値の0.005以下に抑えることができる。
本実施形態では1層せん断力値を従来値から20%低減できるため、この結果、図8に示す従来構造で必要であったコンクリート製のベースマット33の厚さBT´34(通常、BT´=4m)が、図1に示すコンクリート製のベースマット30の厚さBT31(厚さBT=2〜3m)まで低減される。
また、図8に示す従来構造で必要であったコンクリート製ベースマット33への支柱1の埋め込み長さBH´35(通常、BH´=1m)が、図1に示すコンクリート製ベースマット30への支柱1の埋め込み長さBH33(BH=0.5〜0.8m)まで低減される。
これにより、新設ボイラ装置の場合は、経済的なコンクリート基礎の提供が可能となり、また、既設ボイラ装置の場合は、長い工期で不経済な基礎補強が不要となる。
本発明の作用効果をまとめれば、下記の通りである。
(1).ボイラ耐震構造の層間変形角を規定値以下とし、さらに第1層せん断力を従来構造よりも約20%低減することが可能となる。
(2).前記(1)項の第1層せん断力の低減により、新設ボイラ装置の場合は、経済的なコンクリート基礎の提供が可能であり、また、既設ボイラ装置の場合は、長い工期で不経済な基礎補強が不要となるボイラ耐震構造を提供することができる。
(3).前記(2)項により、地震時の安全性および耐震の信頼性の向上が図れ、しかも経済的なボイラ耐震構造の提供が可能となる。
1・・・支柱、2・・・主梁、3・・・吊りボルト、4・・・ボイラ本体、5・・・地震荷重、6・・・防振ダンパ、7・・・支持架構、8・・・耐震構造の重心位置、9・・・ボイラ鉛直部の最下部、30・・・ベースマット、31・・・ベースマット厚さBT、32・・・地面、33・・・ベースマットへの支柱の埋め込み長さBH、50・・・ボイラ鉛直部、104・・・第4層の高さ方向の中央位置、105・・・第1層の高さ方向の中央位置微粒子、201・・・ホッパ部。

Claims (5)

  1. 複数本の支柱と、その支柱の上下方向に沿って複数本配置された主梁との組み合わせにより構成された支持架構と、
    その支持架構の上部から伸縮可能に吊り下げられたボイラ本体と、
    そのボイラ本体と前記支持架構の間に接続された防振ダンパを有し、
    前記支持架構の基礎部分から最下部の主梁までを第1層、最下部の主梁からその上方の次の主梁までを第2層とし、前記ボイラ本体を吊り下げる最上部の主梁まで複数の層構造を備えたボイラ装置において、
    前記層構造のうち、前記支持架構とボイラ本体からなるボイラ耐震構造の重心が位置する重心層と、その重心層よりも上層と、前記重心層よりも下方で前記ボイラ本体の鉛直部最下端が位置する最下部層とに設けられている前記防振ダンパの降伏耐力の総和が、
    前記上層を1としたとき、前記重心層が3.6〜4.4、前記最下部層が1.8〜2.2の割合となるように、前記上層、重心層ならびに最下部層に前記防振ダンパを設けたことを特徴とするボイラ装置。
  2. 請求項1に記載のボイラ装置において、
    前記重心層の高さ方向の中央位置よりも上側に前記ボイラ耐震構造の重心位置があると、前記重心層とその上側の層との境界部に前記重心層用の防振ダンパを設置することを特徴とするボイラ装置。
  3. 請求項1に記載のボイラ装置において、
    前記重心層の高さ方向の中央位置よりも下側に前記ボイラ耐震構造の重心位置があると、前記重心層とその下側の層との境界部に前記重心層用の防振ダンパを設置することを特徴とするボイラ装置。
  4. 請求項1に記載のボイラ装置において、
    前記第1層の高さ方向の中央位置の上側にボイラ本体鉛直部の最下部があると、前記第1層と前記第2層との境界部に前記第1層用の防振ダンパを設置することを特徴とするボイラ装置。
  5. 請求項1に記載のボイラ装置において、
    前記第2層の高さ方向の中央位置の下側にボイラ本体鉛直部の最下部があると、前記第1層と前記第2層との境界部に前記第1層用の防振ダンパを設置することを特徴とするボイラ装置。
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