JP5804321B2 - 気体検出装置、並びに、燃焼装置 - Google Patents
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Description
そして、本発明の気体検出装置では、センサ室の開口が撹拌領域に向かって開いているため、センサ室に撹拌領域で十分に混合された燃焼排気を取り込むことができる。このことにより、十分に混合された燃焼排気に対し、有害気体の検出を実施可能となっている。
ここで、上記したように、加熱動作を実施している燃焼系統から燃焼排気が流入し、加熱動作を実施していない燃焼系統から空気のみが流入することで、排気集合室には、燃焼排気が多く流れる場所と、空気のみが流れる場所とが形成されてしまう場合がある。
しかしながら、本発明の気体検出装置では、すべての排気導入口から流入したすべての排出気体が集合し、撹拌される撹拌領域を経由した排出気体がセンサ室へと流入するので、センサ室の気体検出手段が、燃焼排気のみに対して検出動作を実施したり、空気のみに対して検出動作を実施したりすることがない。このことにより、いずれの排気導入口から導入された燃焼排気に有害気体が含有されている場合であっても、有害気体を確実に検知可能となる。
さらに、本発明の気体検出装置は、流れの異なる燃焼排気を合流させることで撹拌して混合させるので、比較的狭い範囲での燃焼排気の混合が可能となり、気体検出装置を小型化できるという効果がある。
また、そのような気体検出装置を備えた本発明の燃焼装置は、燃焼装置全体の小型化が可能であり、小型化しても排気抵抗が高いことに起因するバーナの燃焼動作の不具合等が発生しないという効果がある。
さらに、本発明の燃焼装置は、複数の燃焼部から排出された排気を十分に混合した状態で有害気体の検出が実施できるので、複数の燃焼系統のどの燃焼系統で有害気体が発生してしまった場合であっても、それを確実に検知できるという効果がある。
具体的には、仕切壁部308は、長手方向の一端部が側壁部310と一体に形成されており、上下方向全域に亘って設けられている。このことにより、排気集合室302の一部は、排気導入領域307側の空間311と、センサ室303側の空間312とに前後方向で分割されている。そして、排気集合室302は、仕切壁部308の長手方向の他方端部側で前後方向に連続している。
また、左右方向で対向する1対の側壁部17,18のうち、一方の側壁部18は鉛直方向に対して傾斜するものであり、天面部14の縁端部から斜め下方へ延びている。そして、もう一方の側壁部17(衝突壁部)は、詳しくは後述するが、排気集合室22に排気を導入したとき、導入した燃焼排気が衝突する衝突壁となる。
気体検出装置8の内部には、図3で示されるように、天面部14と4つの側壁部15,16,17,18とによって取り囲まれ、下方が開放された空間である排気集合室22が形成されている。
即ち、仮にシリコン製のコーキング材を使用して、外側金具28の隙間を閉塞した場合、コーキング材が高温の燃焼排気に晒されてしまう。このことにより、燃焼排気を媒介にしてセンサ室23内のセンサにシリコンが付着してしまい、センサが劣化してしまう(所謂シリコン被毒が発生してしまう)おそれがある。これに対し、本実施形態では、シリコン製のコーキング材を使用しないので、このようなセンサの劣化を防止できる。
なお、特に限定されるものではないが、撹拌領域42の左右方向の長さL4は、排気排出口26の左右方向の長さ(径の長さ)L1の3分の1程度となっている。
4 燃焼部
8,100,110,120,301 気体検出装置
15,16,18,310 側壁部
17 側壁部(衝突壁部)
22,302 排気集合室
23,101,111,121,303 センサ室
25,122,308 仕切壁部
26,304 排気排出口
30 開口
42,309 撹拌領域
46,47,305,306 排気導入口
50,307 排気導入領域
54 COセンサ(気体検出手段)
Claims (9)
- 燃料を燃焼するバーナを備えた燃焼部を複数有した燃焼装置において、複数の燃焼部と排気部との間に配され、燃焼部から排出される排出気体中に含まれる所定気体の有無及び/又は濃度を検出する気体検出手段を備えた気体検出装置であって、
複数の燃焼部から排出された排出気体を集合させ、集合させた排出気体を前記排気部へと導入させる排気集合室と、前記気体検出手段が配されるセンサ室とを有し、
排気集合室は、複数の側壁部に囲繞されて形成され、各燃焼部からの排気導入口が位置する排気導入領域を有するものであり、
排出気体の流れ方向を迂回させる仕切壁部と、排気集合室の内部と前記排気部とを連通する排気排出口とを有し、
前記仕切壁部は、排気導入口に沿って延設され、当該仕切壁部によって、排気導入領域から仕切壁部に沿って延び、排気排出口を末端とする排気流路が形成されるものであり、
前記排気流路を越えた位置であり、前記排気排出口から外部へ向かう方向とは異なる方向に離反した位置に衝突壁部が形成され、
前記衝突壁部は、前記排気流路の末端における排気の流れ方向と交わる方向に延びるものであり、
前記排気排出口と、衝突壁部との間には、排出気体が撹拌される撹拌領域が形成され、
前記センサ室の開口が、前記撹拌領域に向かって開いていることを特徴とする気体検出装置。 - 前記排気導入領域は、排気集合室の底面側に形成され、
排気導入領域には、2つの前記排気導入口が並列して位置するものであり、
前記仕切壁部は、いずれか一方の排気導入口に沿って延設され、
前記一方の排気導入口から排気集合室に導入された排出気体は、前記仕切壁部に沿って排気排出口を迂回し、他方の排気導入口側へと流れることを特徴とする請求項1に記載の気体検出装置。 - 前記複数の側壁部は、対向する1対の側壁部を備え、
1対の側壁部のうち、一方の側壁部の近傍には排気導入領域が形成され、他方の側壁部の近傍には前記センサ室が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載の気体検出装置。 - 前記センサ室は、前記排気集合室内であって、前記仕切壁部と対向する部位にあり、
前記排気排出口は、前記センサ室と前記仕切壁部に挟まれた位置に形成されるものであって、
前記排気排出口の全幅は、前記センサ室と前記仕切壁部との距離と略等しいことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の気体検出装置。 - 前記センサ室の開口は、前記排気流路の末端近傍から衝突壁部に至るまでの間に位置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の気体検出装置。
- 前記排気排出口の内幅であって、前記排気排出口の中心を通り前記排気流路での排気の流れ方向に測定した内幅を基準長さとし、
排気排出口の最も衝突壁部に近接した位置を基準位置としたとき、
前記基準位置から排気の流れ方向の上流側に前記基準長さの3分の1程度だけ離反した部分と、前記基準位置から排気の流れ方向の下流側に前記基準長さの3分の1程度だけ離反した部分との間に形成される領域に、前記センサ室の開口が位置することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の気体検出装置。 - 前記排気排出口の内幅であって、前記排気排出口の中心を通り前記排気流路での排気の流れ方向に測定した内幅を基準長さとし、
排気排出口の最も衝突壁部に近接した位置を基準位置としたとき、
基準位置と衝突壁部との間の距離は、基準長さの20パーセント以上となっていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の気体検出装置。 - 燃料を燃焼するバーナを備えた燃焼部を2つ有した燃焼装置において、2つの燃焼部と排気部との間に配され、燃焼部から排出される排出気体中に含まれる所定気体の有無及び/又は濃度を検出する気体検出手段を備えた気体検出装置であって、
2つの燃焼部から排出された排出気体を集合させ、集合させた排出気体を前記排気部へと導入させる排気集合室と、前記気体検出手段が配されるセンサ室とを有し、
排気集合室は、天面部と、天面部から垂下された4つの側壁部とに囲繞され、底面側が開放されており、底面側には、2つの燃焼部からの排気をそれぞれ導入する2つの排気導入口が並列して位置する排気導入領域が形成され、
4つの側壁部は対向する1対の側壁部を備え、1対の側壁部のうち、一方の側壁部の近傍には排気導入領域が位置し、他方の側壁部の近傍には前記センサ室が位置するものであり、
排出気体の流れ方向を迂回させる仕切壁部と、前記内部空間と前記排気部とを連通する排気排出口とを有し、
前記仕切壁部は、一方の排気導入口に沿う位置にあり、排気導入口の並列方向に沿って延びるものであって、
前記仕切壁部によって、前記排気導入領域から仕切壁部に沿って延び、前記排気排出口を末端とする排気流路が形成されており、
前記センサ室が、前記排気集合室内であって、前記仕切壁部と対向する部位にあり、
前記排気排出口は、前記センサ室と前記仕切壁部に挟まれた位置に形成され、前記排気排出口の全幅が、前記センサ室と前記仕切壁部との距離と略等しくなっており、
前記排気流路を越えた位置であり、前記排気排出口から外部へ向かう方向とは異なる方向に離反した位置に衝突壁部が形成され、
前記衝突壁部は、前記排気流路の末端における排気の流れ方向と交わる方向に延びるものであり、
当該衝突壁部は、前記側壁部のうちの少なくとも1つの側壁部によって形成され、前記排気流路の末端における排気の流れ方向と交わる方向に延びるものであって、
前記排気排出口と、衝突壁部との間には、排気排出口側から衝突壁部側へ流れる排出気体と、排気排出口側から衝突壁部側へ流れて衝突壁部に衝突し、さらに衝突壁部から離れる方向へと流れる排出気体とが撹拌される撹拌領域が形成されており、
前記排気排出口の内幅であって、前記排気排出口の中心を通り前記排気流路での排気の流れ方向に測定した内幅を基準長さとし、排気排出口の最も衝突壁部に近接した位置を基準位置としたとき、前記基準位置から排気の流れ方向の上流側に前記基準長さの3分の1程度だけ離反した部分と、前記基準位置から排気の流れ方向の下流側に前記基準長さの3分の1程度だけ離反した部分との間に形成される領域に、前記センサ室の開口が位置するとともに、前記センサ室の開口が前記撹拌領域に向かって開いており、基準位置と衝突壁部との間の距離は、基準長さの20パーセント以上となっていることを特徴とする気体検出装置。 - 燃料を燃焼するバーナと、バーナが作動して生成される燃焼ガスの熱を回収する熱交換器とを含む燃焼系統を複数有し、請求項1乃至8のいずれかの気体検出装置を備えたことを特徴とする燃焼装置。
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JP2011237969A JP5804321B2 (ja) | 2011-10-28 | 2011-10-28 | 気体検出装置、並びに、燃焼装置 |
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JP2011237969A JP5804321B2 (ja) | 2011-10-28 | 2011-10-28 | 気体検出装置、並びに、燃焼装置 |
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