JP6153053B2 - 気体検出装置及び燃焼装置 - Google Patents
気体検出装置及び燃焼装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6153053B2 JP6153053B2 JP2013038037A JP2013038037A JP6153053B2 JP 6153053 B2 JP6153053 B2 JP 6153053B2 JP 2013038037 A JP2013038037 A JP 2013038037A JP 2013038037 A JP2013038037 A JP 2013038037A JP 6153053 B2 JP6153053 B2 JP 6153053B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust
- combustion
- gas
- gas detection
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Regulation And Control Of Combustion (AREA)
Description
さらにまた、燃焼排気が外気によって冷却される等すると、燃焼排気に含まれる水蒸気が液化し、ドレンが発生してしまう。そして、このドレンが気体検出手段に付着してしまうと、燃焼排気に含まれる所定気体の有無や濃度を正確に検出できないおそれがある。これに対し本発明では、気体検出手段が筒状部によって保護されている。そのため、気体検出手段にドレンが接触することに起因する検出誤差を防止することができる。
具体的に説明すると、筒状部の内孔の一部を流入規制板が閉塞しているため、流入規制板が形成される部分では、燃焼排気の一部が流入規制板に衝突することとなる。ここで、流入規制板に衝突した燃焼排気は、流れる方向が変化する。すなわち、流入規制板に沿って流れたり、流入規制板から離れる方向へと流れたりすることとなる。このことから、流入規制板側へ向かって流れる燃焼排気と、流入規制板に衝突することで流れる方向が変化した燃焼排気とが衝突する。また、流入規制板に衝突し、流れる方向が変化した燃焼排気同士が衝突する。つまり、流入規制板の近傍で排気の流れが不規則に変化し、さまざまな方向へ流れる燃焼排気同士が衝突することとなる。その結果、流入規制板の近傍で乱流が発生し、燃焼排気が十分に撹拌混合されることとなる。
なお、燃焼排気が十分に撹拌混合されると、燃焼排気と周囲の空気とが十分に混ざり合った状態となる。すなわち、燃焼排気が空気によって十分に希釈された状態となる。したがって、気体検出手段は、空気によって十分に希釈された燃焼排気に対して有害気体の検出動作を実施できる。このことから、気体検出手段の周辺を流れる燃焼排気中の有害物質(例えば、硫黄成分)の量もまた減少し、この有害物質の影響による気体検出手段の検出能力の劣化を抑制できる。
つまり、本発明の燃焼装置もまた、拡散制限膜や圧力均等路等を必要としない簡単な構造により、燃焼排気中の有害気体の有無や濃度を正確に検出することができる。
なお、ここでいう燃焼ガスは、詳細には燃焼ガスと空気との混合気体である。以下の説明では、この混合気体を単に燃焼ガスと称す場合もある。
本発明の特徴的な構成部材である気体検出装置10について、以下で詳細に説明する。
また、センサ挿入用孔17と2つのセンサ固定用孔18は、中心部分の高さが略同一となっている。換言すると、センサ挿入用孔17と2つのセンサ固定用孔18の中心部分の上下方向における位置は、略同一の位置となっている。
なお、図面では、正面からみて左側に右側突出板部31が位置し、右側に左側突出板部32が位置している。
また、右側突出板部31の上下方向及び左右方向の中心部分には、右側突出板部31を厚さ方向に貫通する取付用孔36が設けられている。この取付用孔36は、開口形状が円形の貫通孔となっている。
そして、左側突出板部32の上下方向及び左右方向の中心部分にも、左側突出板部32を厚さ方向に貫通する取付用孔36が設けられている。この取付用孔36もまた、開口形状が円形の貫通孔となっている。
本実施形態では、2つの排気流形成用孔46が捕集管部16の長手方向に沿って僅かに間隔を空けて並列し、貫通孔群を形成した状態となっている。
そして、流入規制板41が形成されている部分から、やや長手方向の中心寄りの位置に1つめの排気流形成用孔46が位置しており、この位置からさらに少しだけ長手方向の中心寄りの位置に2つめの排気流形成用孔46が位置している。
換言すると、捕集管部16の周方向に沿って所定の間隔を空けて並列した貫通孔列が設けられ、この貫通孔列よりも長手方向の中心寄りの位置にもう一つの貫通孔列が設けられた状態となっている。すなわち、周方向で並列する貫通孔列が複数設けられ、複数の貫通孔列が捕集管部16の長手方向に沿って僅かに間隔を空けて並列しているともいえる。
また、蓋側フランジ部55は、環状側壁部54の突出端部に位置する拡径された部分であり、環状側壁部54の外周面とは段状に連続した状態となっている。
つまり、蓋側フランジ部55が位置決め部として作用することにより、蓋状部51を挿入するだけで、蓋状部51が適切な位置に配されることとなる。そして、この状態で蓋状部51を捕集管部本体50に固定するだけで、捕集管部本体50の内部の適切な位置に流入規制板41が形成されることとなる。つまり、捕集管部本体50の内部に板状体を取り付けたり、また、捕集管部本体50の内部に位置する板状体に貫通孔を形成するといった加工を施す場合に比べ、流入規制板41を簡単に形成することができる。
また、捕集管部16の長手方向の他方端部寄りの位置であり、外部から離れた位置にある端部寄りの位置では、その内部に流入規制板41が配された状態となっている。なお、捕集管部16の長手方向の他方端部寄りの位置であり、流入規制板41が位置する部分よりもやや長手方向の中心寄りの位置には、上記した排気流形成用孔46が形成されている。
そして、捕集管部16の突出方向は、排気筒8の延び方向に対して略垂直となっている。
さらに詳細には、排気筒8の径方向の長さをL1とし、土台部19の突出長さをL2とし、捕集管部16の土台部19からの突出長さをL3とすると、下記式(1):
L2+L3≒L1/2・・・(1)
の関係を満たしている。
また、それぞれの排気流形成用孔46から流入する燃焼排気の量もまた、一定の量とはならず、個別になりゆきで変化する。
このとき、図11で示されるように、捕集管部16の長手方向における片側端部寄りの位置の内部に、センサ部15が配されている。また、捕集管部16の他方端部寄りの位置に、燃焼排気の流入口となる部分である排気流入用主孔45、排気流形成用孔46が形成されている。すなわち、センサ部15が配されている部分と、燃焼排気が流入する部分とが十分に離れた位置にある。このため、捕集管部16に流入した燃焼排気が撹拌混合される前に誤ってセンサ部15に接触するということがなく、センサ部15の周辺まで流れた燃焼排気は、十分に撹拌混合された燃焼排気となる。
ここで、燃焼排気が十分に撹拌混合されると、燃焼排気全体における有害気体の濃度分布が均一(又は均一に近い状態)にすることができる。このため、燃焼排気全体における有害気体の濃度を正確に検出できる。また、燃焼排気が十分に撹拌混合されると、燃焼排気は、空気によって十分に希釈されることとなる。すると、センサ部15による検出動作を実施するとき、センサ部15の周辺に位置する燃焼排気は空気によって十分に希釈された燃焼排気となる。このことから、燃焼排気中の有害物質(例えば、硫黄成分)の影響によるセンサ部15の検出能力の劣化を抑制することができる。
このため、センサ部15は、排気流入用主孔45や排気流形成用孔46から捕集管部16の内部に流入した燃焼排気のみが接触し、排気筒8の内部を外側(上側)へ向かって流れる燃焼排気が接触しない構造となっている。そのため、センサ部15が排気筒8を流れる燃焼排気に直接さらされるような構成とは異なり、燃焼排気の流速変化の影響を受け難い構成となっている。
本実施形態の気体検出装置10は、上述したように、センサ部15が捕集管部16によって取り囲まれた状態となっている。そのため、排気筒8の内部でドレンが発生してもセンサ部15に接触することはない。具体的に説明すると、排気筒8の内部においてドレンが発生し、センサ部15に向かって滴下したとしても、ドレンはセンサ部15の周囲に位置する捕集管部16に接触することなる。そのため、ドレンは捕集管部16の外周面を流れることとなり、センサ部15に接触することはない。このことから、センサ部15にドレンが接触することによる検出誤差の発生を防止できる。
しかしながら、本実施形態の気体検出装置では、排気流入用主孔45が下方寄りの位置に形成されている。また、捕集管部16の下方側であり、排気流形成用孔46aと対向する位置に排気流形成用孔46eが形成されている。そして、捕集管部16の下方側に位置する部分のうち、排気流形成用孔46eから捕集管部16の周方向にずれた位置にも排気流形成用孔46(排気流形成用孔46d,排気流形成用孔46f)が設けられている。このため、仮に排気流形成用孔46aからドレンが浸入しても、外部にいち早く排出することができる。換言すると、排気流形成用孔46aから浸入したドレンが、センサ部15側へと流れていくことがなく、ドレンが接触するに起因するセンサ部15の検出誤差の発生を防止できる。
例えば、捕集管部16の端部に流入規制板を形成してもよい。より詳細には、捕集管部16の端部で内孔の開口の一部を閉塞するような流入規制板を形成してもよい。しかしながら、流入規制板41の捕集管部16の端部から僅かに奥側の位置に形成すると、上述したように、燃焼排気の流入口となる内孔の開口と流入規制板41の間に形成される空間で燃焼排気が撹拌混合されることとなる。つまり、流入規制板41の近傍で燃焼排気の乱流が発生し易くなる。そのため、燃焼排気をより確実に撹拌混合するという観点から、捕集管部16の端部から僅かに奥側の位置に形成することが好ましい。
この場合、センサ本体24の検知部は、捕集管部116を形成する複数の部材のうち、いずれの部材の内側に配されていてもよい。つまり、センサ本体24の検知部は、第1円筒部材116aの内側に位置していてもよく、第2円筒部材116bの内側に位置していてもよい。
なお、捕集管部16の形状は円筒状に限るものではなく、角筒状であってもよい。すなわち、捕集管部は筒状であればよい。また、捕集管部を複数の部材で形成する場合、それぞれの形状は適宜変更してよい。複数の部材を連結して形成した捕集管部の形状が筒体であればよい。
4 燃焼部
8 排気筒(排気部)
10 気体検出装置
16 捕集管部(筒状部)
24 センサ本体(気体検出手段)
41 流入規制板
45 排気流入用主孔(排気流入用貫通孔)
46 排気流形成用孔(通気孔)
50 捕集管部本体(筒本体部)
51 蓋状部
Claims (6)
- 少なくとも燃焼用のバーナを備えた燃焼部を有し、燃焼部から排出された排出気体を排気部を介して排出する燃焼装置において、燃焼部から排出される排出気体中に含まれる所定気体の有無及び/又は濃度を検出する気体検出手段を備えた気体検出装置であって、
前記気体検出手段の周囲を覆って保護するための筒状部を有し、
前記筒状部の内側には、前記気体検出手段の少なくとも検知部が位置するものであり、
前記筒状部の内側の一部を閉塞する流入規制板が設けられ、
前記筒状部のうちで、前記流入規制板と近接する部分の外周面には、前記筒状部の内外を連続させる通気孔が形成され、
前記流入規制板は、前記筒状部の長手方向の端部よりも長手方向の中心寄りの位置に配されており、前記通気孔は、前記流入規制板よりも前記筒状部の長手方向の中心寄りの位置に形成されていることを特徴とする気体検出装置。 - 前記筒状部は、略円筒状の筒本体部と略有底円筒状の蓋状部とを備え、
前記蓋状部の一部には、燃焼排気を通過させるための排気流入用貫通孔が設けられ、当該蓋状部の一部が前記流入規制板となることを特徴とする請求項1に記載の気体検出装置。 - 前記排気部は、前記燃焼装置の外部に向かって延びるものであり、
前記筒状部の長手方向の端部は、前記排気部の延び方向に対する垂直断面の中心近傍に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の気体検出装置。 - 前記筒状部は、略円筒状の筒本体部と略有底円筒状の蓋状部とを備え、
前記蓋状部の一部には、燃焼排気を通過させるための排気流入用貫通孔が設けられ、
前記排気部の内部では、外部に向かって流れる排気流が形成され、
前記筒状部の軸方向と、前記排気流の流れ方向とが略垂直に交わっており、
前記蓋状部のうち、前記排気流の流れ方向における上流側寄りの位置に設けられた前記排気流入用貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の気体検出装置。 - 前記排気部の内部では、外部に向かって流れる排気流が形成され、
前記筒状部の外周面には、前記通気孔が複数設けられるものであり、
前記通気孔のうちの少なくとも一つは、前記排気流の流れ方向における上流側寄りの位置に形成され、他の前記通気孔のうちの少なくとも一つは、前記排気流の流れ方向における下流側寄りの位置に形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の気体検出装置。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載の気体検出装置を備えていることを特徴とする燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013038037A JP6153053B2 (ja) | 2013-02-27 | 2013-02-27 | 気体検出装置及び燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013038037A JP6153053B2 (ja) | 2013-02-27 | 2013-02-27 | 気体検出装置及び燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014163648A JP2014163648A (ja) | 2014-09-08 |
JP6153053B2 true JP6153053B2 (ja) | 2017-06-28 |
Family
ID=51614412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013038037A Active JP6153053B2 (ja) | 2013-02-27 | 2013-02-27 | 気体検出装置及び燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6153053B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102168329B1 (ko) * | 2020-03-03 | 2020-10-21 | 주식회사 알토엔대우 | 콘덴싱 보일러의 일산화탄소 감지용 포집장치 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5896923A (ja) * | 1981-12-03 | 1983-06-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 燃焼器 |
JPS6169656U (ja) * | 1984-10-15 | 1986-05-13 | ||
JP2575705Y2 (ja) * | 1991-05-17 | 1998-07-02 | 株式会社ガスター | 燃焼装置 |
JPH10253576A (ja) * | 1997-03-10 | 1998-09-25 | Toyota Motor Corp | 酸素センサ |
JP4098916B2 (ja) * | 1999-04-02 | 2008-06-11 | 大阪瓦斯株式会社 | 燃焼機器の不完全燃焼防止装置 |
JP3707329B2 (ja) * | 2000-01-28 | 2005-10-19 | 株式会社ノーリツ | 燃焼装置のco濃度検出構造 |
-
2013
- 2013-02-27 JP JP2013038037A patent/JP6153053B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014163648A (ja) | 2014-09-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9878404B2 (en) | Condensation management system, a furnace including the same and a condensation collection box | |
JP6153053B2 (ja) | 気体検出装置及び燃焼装置 | |
KR102505658B1 (ko) | 급탕기 | |
US20170211845A1 (en) | Device for dispensing a heated fluid | |
JP2002333131A (ja) | ガス燃焼装置 | |
CN105910138A (zh) | 燃气炉具 | |
JP2009068788A (ja) | 燃焼板式バーナ | |
US10746398B2 (en) | Gas fueled water heater appliance having a flame arrestor | |
JP5889111B2 (ja) | 燃焼装置 | |
JP6153052B2 (ja) | 気体センサ取付構造及び燃焼装置 | |
JP5804321B2 (ja) | 気体検出装置、並びに、燃焼装置 | |
CN110939945A (zh) | 燃烧装置和热水装置 | |
JP6066175B2 (ja) | 気体検出装置及び燃焼装置 | |
JP5143853B2 (ja) | 燃焼装置 | |
JP6811989B2 (ja) | 不完全燃焼検出装置及びガス燃焼装置 | |
JP2020020509A (ja) | 強制給気式燃焼装置 | |
JP2013250029A (ja) | 燃焼装置 | |
JP2011163619A (ja) | 燃焼加熱装置 | |
CN220169670U (zh) | 冷凝换热器和燃气换热装置 | |
CN107588536B (zh) | 横置型热水器 | |
JP5215107B2 (ja) | ガス燃焼器 | |
JP5513728B2 (ja) | ガス燃焼器 | |
JP2006258386A (ja) | 燃焼装置 | |
JP2023035367A (ja) | 二次熱交換器およびボイラー装置 | |
JP2010145015A (ja) | 給湯器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161209 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161222 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170508 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6153053 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170521 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |