JP6811989B2 - 不完全燃焼検出装置及びガス燃焼装置 - Google Patents

不完全燃焼検出装置及びガス燃焼装置 Download PDF

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Description

本発明は、給湯器等のガス燃焼装置において、バーナの燃焼排気中の一酸化炭素濃度を検出するために設けられる不完全燃焼検出装置及びガス燃焼装置に関する。
給湯器等のガス燃焼装置においては、燃焼排気中の一酸化炭素濃度をCOセンサ等の一酸化炭素検出手段で検出し、一酸化炭素濃度が基準値を超えた場合に、不完全燃焼が発生したとしてバーナの燃焼を停止させる機能を備えたものがある。
しかし、バーナ(燃焼部)が、例えば給湯用と風呂用とに分けて設けられて単独使用される場合や、バーナが複数段設けられて切替使用されるような場合は、燃焼排気の流入態様(流入位置や流入量)が異なる。この場合、各燃焼部ごとに一酸化炭素検出手段を設けるとコストアップに繋がるため、1つの検出手段で各バーナごとに一酸化炭素濃度を検出できるようにするのが望ましい。
そこで、特許文献1には、給湯用燃焼部と暖房用燃焼部とに独立して設けられたものにおいて、両燃焼部に跨がる排気フードと、排気フードからの燃焼排気が集まる排気集合室を設けて、排気集合室内にCOセンサを設けると共に、排気フード内に、各燃焼部に対応する排気ガイドをそれぞれ設け、各燃焼部ごとに燃焼排気を横方向片側に一旦寄せ集めてから排気フードの中間部に導くようにして、何れの燃焼部で不完全燃焼が生じても単一のCOセンサで検出できるようにした発明が開示されている。
また、特許文献2には、排気混合室内に、複数の仕切り板を上下に所定の間隔をおいて備えると共に、各仕切り板に、排気混合室の対角線方向に離れる位置となる連通孔をそれぞれ備えて、COセンサを最上部の仕切り板の連通孔の下流側に設置して、燃焼排気を排気混合室で混合させて一酸化炭素濃度を均一化することで、単一のCOセンサで検出できるようにした発明が開示されている。
特許第4071215号公報 特許第4173868号公報
しかし、特許文献1,2の発明では、排気ガイドや仕切り板をそれぞれ複数設ける必要があるため、COセンサを単一としてもコストダウンの効果は小さい。また、燃焼排気を排気ガイドや仕切り板に当てて無理矢理方向を変える構造であるため、圧力損失が増大して流れが滞ったり騒音が発生したりするおそれがある。
そこで、本発明は、燃焼排気の流入態様が異なる場合であっても、低コストとなる簡単な構造で、圧力損失も低減して燃焼排気を良好に混合させて、確実に一酸化炭素濃度を検出することができる不完全燃焼検出装置及びガス燃焼装置を提供することを目的としたものである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、バーナを有するガス燃焼装置に設けられ、バーナの燃焼排気が流入する混合室を形成する混合ケーシングと、混合ケーシング内に設けられ、流入した燃焼排気中の一酸化炭素濃度を検出する一酸化炭素検出手段と、を含んでなる不完全燃焼検出装置であって、
混合ケーシングの下部に設けられ、燃焼排気を所定方向に流入させる流入手段と、混合ケーシング内に設けられて流入手段の上方を閉塞し、所定方向と交差する方向で一方側から他方側へ向けて上り傾斜するガイド板と、ガイド板における上り傾斜側に設けられ、平面視で燃焼排気が流入する所定方向の上流側に位置する開口と、混合ケーシングの上部に設けられ、平面視で開口と一致しない位置に配置される排気出口と、を含み、一酸化炭素検出手段は、ガイド板の上側で混合ケーシング内に設けられることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1の構成において、一酸化炭素検出手段は、少なくとも一部が排気出口の下方に位置していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2の構成において、流入手段は、混合ケーシングの下面を閉塞し、所定方向と交差する方向に形成された凹み部と、その凹み部における所定方向の上流側の斜面に並設された複数の流入口と、を含んでなる流入板であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、ガス燃焼装置であって、バーナを有する燃焼室の上部に、請求項1乃至3の何れかに記載の不完全燃焼検出装置を備えてなることを特徴とする。
本発明によれば、複数の熱交換器やバーナの燃焼本数の切替等によって燃焼排気の流入態様が異なる場合であっても、低コストとなる簡単な構造で、圧力損失も低減して燃焼排気を良好に混合させて、確実に一酸化炭素濃度を検出することができる。
請求項2に記載の発明によれば、上記効果に加えて、一酸化炭素検出手段を排気出口の下方に配置したことで、燃焼排気が排気出口を通過する際に確実に一酸化炭素検出手段と接触させることができ、混合ケーシング内で混合された燃焼排気の一酸化炭素濃度をより正確に検出可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、上記効果に加えて、燃焼排気を混合ケーシング内へ容易に所定方向へ流入させることができる。
風呂給湯器のフロントカバーを外した状態の正面図である。 図1のA−A線断面図である。 一次、二次熱交換器及び排気混合装置部分を断面で示す斜視図である(混合ケーシングは仮想線で示す)。 排気混合装置における燃焼排気の流れを示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、ガス燃焼装置の一例である風呂給湯器において、フロントカバーを外した状態の正面図、図2は図1のA−A線断面図である。
この風呂給湯器1は、前面を開口した四角箱状の筐体2と、その筐体2の前面を閉塞する図示しないフロントカバーとを備えている。
筐体2内には、内胴3が設けられている。この内胴3は、下方から、バーナユニット4、一次熱交換器5、二次熱交換器6、不完全燃焼検出装置としての排気混合装置7を順に設置してなる。内胴3の右側には、コントローラとなる電装基板を収容した電装ボックス8が設けられている。
まず、バーナユニット4は、一次熱交換器5と連通する下ケーシング10を有し、下ケーシング10の下部に、それぞれ複数のバーナからなる給湯用の第1バーナ群11と風呂の追い焚き用の第2バーナ群12とが、左右(ここでは第1バーナ群11が左側、第2バーナ群12が右側)に並設されている。バーナユニット4の下方には、各バーナ群11,12に燃焼用空気を供給する給気ファン13が設けられている。なお、第1バーナ群11では、本数が異なる複数のバーナごとに燃焼が可能となっており、必要な熱量に合わせてバーナの数の切替燃焼が行われる。
次に、一次熱交換器5では、下ケーシング10と連通する四角筒状の中ケーシング14を有し、中ケーシング14内に、第1バーナ群11の上方に位置する給湯側一次熱交換器15と、第2バーナ群12の上方に位置する風呂側一次熱交換器16とが左右方向に並設されている。
給湯側一次熱交換器15及び風呂側一次熱交換器16は、前後方向に所定間隔をおいて複数枚積層したフィン18,18・・を前後方向に貫通して中ケーシング14内部で平行に配設される複数の伝熱管17,17・・を有する。隣接する伝熱管17,17同士は、中ケーシング14の外部でU字状の接続管19,19・・によって前後で交互に接続されることで、各熱交換器15,16ごとに蛇行状に繋がる一連の管体となっている。
給湯側一次熱交換器15の管体の上流端は、後述する給湯側二次熱交換器26の管体28の下流側と接続され、給湯側一次熱交換器15の管体の下流端は、出湯管20と接続されている。
一方、風呂側一次熱交換器16の管体の下流端は、浴槽に接続される往き管21と接続され、当該管体の上流端は、後述する風呂側二次熱交換器27の管体28の下流端と接続されている。22は、風呂循環用のポンプで、浴槽からの戻り管23を介して風呂側二次熱交換器27の管体28の上流端と接続されている。ポンプ22の上流側で戻り管23には、出湯管20に接続されて浴槽へ湯張りするための落とし込み管24が接続されている。
次に、二次熱交換器6では、中ケーシング14と連通する四角筒状の上ケーシング25を有し、上ケーシング25内に、給湯側一次熱交換器15の上方に位置する給湯側二次熱交換器26と、風呂側一次熱交換器16の上方に位置する風呂側二次熱交換器27とが左右方向に並設されている。給湯側二次熱交換器26及び風呂側二次熱交換器27は、一次熱交換器5の伝熱管17よりも小径の管体28を螺旋状に巻回してそれぞれ形成され、給湯側二次熱交換器26の管体28の上流端は、入水管29と接続され、管体28の下流端は、給湯側一次熱交換器15の管体の上流端と接続されている。
一方、風呂側二次熱交換器27の管体28の上流端は、戻り管23に接続され、管体28の下流端は、風呂側一次熱交換器16の上流端と接続されている。
そして、下ケーシング10と中ケーシング14と上ケーシング25との内部では、第1バーナ群11と第2バーナ群12との間と、給湯側一次熱交換器15と風呂側一次熱交換器16との間と、給湯側二次熱交換器26と風呂側二次熱交換器27との間とをそれぞれ仕切る図示しない仕切部材により、第1バーナ群11と給湯側一次熱交換器15と給湯側二次熱交換器26とが配置される右側の第1燃焼室と、第2バーナ群12と風呂側一次熱交換器16と風呂側二次熱交換器27とが配置される左側の第2燃焼室とに仕切られている。
ここで、二次熱交換器6の上ケーシング25は、図3にも示すように、一次熱交換器5の中ケーシング14よりも前側へ突出した位置に設置されて、上ケーシング25の後面中央には,左右方向に開口する連通口30が形成されている。中ケーシング14の上部には、上ケーシング25の後方に回り込んで連通口30と連通する連通路31が形成されている。
また、上ケーシング25の上部には、後部から前方へ行くに従って下り傾斜し、二次熱交換器6の前側で下向きに下降した後、前側へ折曲して水平部33を形成し、上ケーシング25の前側内面に固定される仕切板32が設けられている。水平部33には、四角形状の透孔34,34・・が左右方向へ所定間隔をおいて並設されている。
よって、中ケーシング14内で一次熱交換器5を通過した燃焼排気は、後方の連通路31から連通口30を介して上ケーシング25内に進入し、二次熱交換器6を後方から前方へ通過した後、水平部33の透孔34,34・・を通って上昇することになる。
そして、排気混合装置7は、図3に示すように、下面が開口する四角箱状の混合ケーシング40と、混合ケーシング40と上ケーシング25との間にあって両ケーシング25,40間を閉塞する流入手段としての流入板41とを備えて上ケーシング25にネジ止めされる。混合ケーシング40と流入板41との間には、混合室42が形成されている。
流入板41の前後方向の中央には、上ケーシング25の仕切板32まで凹む凹み部43が形成されて、凹み部43における前側の斜面には、平面視が四角形状の流入口44,44・・が、左右方向へ所定間隔をおいて形成されている。
よって、上ケーシング25内で透孔34,34・・を通って上昇した燃焼排気は、流入板41に当接して後向きに流れ、流入口44,44・・を介して混合室42内に流入することになる。
混合ケーシング40内には、ガイド板45が固定されている。このガイド板45は、最も低い位置にある左端の平坦部46と、その平坦部46から右側へ行くに従って徐々に上昇して混合ケーシング40の右側内面まで達する傾斜部(ここでは傾斜角度は20°)47とを有している。傾斜部47の右端縁には、下向きに垂下して流入板41の上面に当接する支持片48が折曲形成され、傾斜部47の前後端縁には、混合ケーシング40の前後内面にネジ止めされるネジ止め片49,49が折曲形成されて、取付状態でガイド板45は、混合室42を上下に仕切っている。また、傾斜部47における右前側のコーナー寄りの位置には、四角形状の開口50が形成されている。この開口50は、平面視で右側の流入口44,44とオーバーラップし、後端が傾斜部47の前後方向の中央よりもやや後方に位置している。
ガイド板45の上方で混合ケーシング40内には、一酸化炭素検出手段としてのCO検出部51が設けられている。このCO検出部51は、混合ケーシング40の前側内面から後方へ向けて突出する筒状のセンサケース52と、そのセンサケース52の位置で混合ケーシング40の前側から取り付けられてセンサケース52内に突出するCOセンサ53とからなる。センサケース52における突出端部で下半分側には、複数の小孔54,54・・が形成されている。このCO検出部51は、ガイド板45の開口50から左側に離れて混合室42内の左寄りに設置されている。
また、混合ケーシング40の上面には、円形短筒状の排気出口55が上向きに形成されている。この排気出口55も、ガイド板45の開口50から左側に離れた偏心位置で、且つ混合室42内の後寄りに配置されているが、CO検出部51に対しては、左右方向でセンサケース52の軸心と排気出口55の中心とが一致するように配置されて、前後方向では、平面視で排気出口55内にセンサケース52の突出端部が突出するように配置されている。ここでの排気出口55の開口面積は、ガイド板45の開口50の開口面積と等しく設定されている。
56は、排気出口55に嵌着された排気筒で、筐体2の天板を貫通して上方に突出している。
よって、二次熱交換器6を通過して流入口44,44・・から流入した燃焼排気は、図4にも示すように、そのままガイド板45の下側で混合室42内を後方へ流れ(点線矢印A、図3,4ではガイド板45の下側での燃焼排気の流れを点線で示し、上側での燃焼排気の流れを実線で示す。)、混合ケーシング40の後側内面に当接すると、右側へ向きを変えて流れる(点線矢印B)。右側へ流れるにつれて、流入口44,44から次々に流入する燃焼排気と合流することになるが、ガイド板45には右上がりに傾斜する傾斜部47が形成されており、下側では下流側へ行くほど通過面積が大きくなるので、流れが滞留することはない。
そして、右側へ流れた燃焼排気は、混合ケーシング40の右側内面に当接すると、前側へ向きを変えて流れ(点線矢印C)、一部は開口50からガイド板45の上側に上昇し、他の一部は混合ケーシング40の前側内面に当接して左側へ向きを変えて流れた後(点線矢印D)、開口50からガイド板45の上側に上昇する。こうした開口50に至る流れで燃焼排気に旋回成分が与えられるため,燃焼排気は実線矢印Eのように旋回しながら開口50を通過することになり、混合が促進される。この混合作用は、給湯側二次熱交換器26を通過して左側の流入口44,44から流入した場合も、風呂側二次熱交換器27を通過して右側の流入口44,44から流入した場合も同様である。
開口50からガイド板45の上側に上昇した燃焼排気は、混合ケーシング40の上側内面に沿って左側へ流れ(実線矢印F)、一部はそのまま排気出口55を通って排気筒56から外部に排出され(実線矢印G)、他の一部は混合ケーシング40の右側内面に当接して滞留した後、排気出口55を通って排気筒56から外部に排出される(実線矢印H)。こうして燃焼排気が排気出口55を通る際、その下側に突出するセンサケース52を通過するため、燃焼排気がセンサケース52の後端開口又は下半分側の小孔54からセンサケース52内に進入し、COセンサ53に接触する。よって、COセンサ53による一酸化炭素濃度が検出可能となる。
以上の如く構成された風呂給湯器1において、出湯管20に接続された配管の給湯栓を開栓して器具内に通水させると、入水管29を通った水が、給湯側二次熱交換器26の管体28と、給湯側一次熱交換器15の管体とを通過する。一方、入水側の図示しない水量センサで通水を検知したコントローラが第1バーナ群11に点火すると共に、給気ファン13を回転させて第1バーナ群11に燃焼用空気を供給する。第1バーナ群11の燃焼排気は、一次熱交換器5で給湯側一次熱交換器15を通過することで伝熱管17と熱交換されて顕熱が回収され、二次熱交換器6で給湯側二次熱交換器26を通過することで管体28と熱交換されて潜熱が回収される。よって、出湯管20から所定温度の湯が出湯され、配管を介して給湯栓から供給される。
一方、図示しないリモコンに設けられた湯張りスイッチをON操作すると、コントローラが第1バーナ群11に点火して出湯管20から所定温度の湯を出湯させると共に、落とし込み管24側に設けた図示しない制御弁を開弁させて出湯管20からの湯を落とし込み管24を介して浴槽に供給する。所定量の湯が供給されると湯張りを停止する。
また、リモコンの追い炊きスイッチをON操作すると、コントローラがポンプ22を駆動させて第2バーナ群12に点火すると共に、給気ファン13を回転させて第2バーナ群12に燃焼用空気を供給する。第2バーナ群12の燃焼排気は、一次熱交換器5で風呂側一次熱交換器27を通過することで伝熱管17と熱交換されて顕熱が回収され、二次熱交換器6で風呂側二次熱交換器27を通過することで管体28と熱交換されて潜熱が回収される。よって、浴槽内の湯が循環しながら追い焚きされる。
そして、コントローラは、COセンサ53から得られる燃焼排気中の一酸化炭素濃度の検出信号を監視して、検出値が予め設定された基準値を超えると、不完全燃焼が発生したとして、第1、第2バーナ群11,12何れの燃焼も停止させて、リモコンの表示部にその旨を表示させる。
ここで一酸化炭素濃度が検出される燃焼排気は、前述のように排気混合装置7において、ガイド板45の下方を右側へ移動し、旋回しながら開口50を上昇してガイド板45の上側へ至ることで、混合が促進される。よって、第1バーナ群11、第2バーナ群12何れからの燃焼排気であっても均等に混合することができ、COセンサ53では、均等に混合された後の燃焼排気から一酸化炭素濃度を正確に検出することができる。この燃焼排気の均等な混合及び正確な一酸化炭素濃度の検出効果は、第1バーナ群11でバーナの燃焼本数を切り替えて燃焼させた場合でも同様に得られる。
また、センサケース52は、排気出口55の下方に突出しているが、小孔54は下半分側に形成されているので、結露した水等が落下してセンサケース52に付着しても、センサケース52内に浸入するおそれは低減される。
このように、上記形態の排気混合装置7及び風呂給湯器1によれば、混合ケーシング40の下部に設けられ、燃焼排気を所定方向(ここでは前から後)に流入させる流入手段(流入板41)と、混合ケーシング40内に設けられて流入手段の上方を閉塞し、前後方向と交差する左右方向で左側から右側へ向けて上り傾斜するガイド板45と、ガイド板45における上り傾斜側に設けられ、平面視で燃焼排気が流入する前後方向の上流側に位置する開口50と、混合ケーシング40の上部に設けられ、平面視で開口50と一致しない位置に配置される排気出口55と、を含み、一酸化炭素検出手段(CO検出部51)は、ガイド板45の上側で混合ケーシング40内に設けられているので、熱交換器やバーナの燃焼本数の切替等によって燃焼排気の流入態様が異なる場合であっても、低コストとなる簡単な構造で、圧力損失も低減して燃焼排気を良好に混合させて、確実に一酸化炭素濃度を検出することができる。
特にここでは、CO検出部51は、一部が排気出口55の下方に位置しているので、燃焼排気が排気出口55を通過する際に確実にCO検出部51と接触させることができ、混合ケーシング40内で混合された燃焼排気の一酸化炭素濃度をより正確に検出可能となる。
また、流入手段を、混合ケーシング40の下面を閉塞し、前後方向と交差する左右方向に形成された凹み部43と、その凹み部43における前後方向の上流側の斜面に並設された複数の流入口44と、を含んでなる流入板44としたことで、燃焼排気を混合ケーシング40内へ容易に後向きに流入させることができる。
なお、ガイド板の傾斜角度は適宜変更可能で、開口の形状も四角形状に限らず、円形や長円形等の他の形状でも可能である。開口と排気出口との開口面積も、等しくする場合に限らず、例えば開口側を小さくして流路抵抗を増やしてガイド板の上側で長く滞留させるようにすることも可能である。平坦部をなくして全体を傾斜させてもよい。
また、流入口も、形状や数は適宜変更可能で、左右方向に長く形成したりすることもできる。流入口の縁部にリブを形成して流入方向をガイドすることもできる。また、真後ろでなく斜めに流入させても差し支えない。混合ケーシングも、旋回成分を得やすいように開口部分の外形状をカーブさせたり、仕切板の上面で開口の下方に円弧状の案内リブを立設したりすることも考えられる。
さらに、CO検出部も、混合ケーシングの前側内面に取り付ける構造に限らず、上側内面に取り付けたり、ガイド板の上面に取り付けたりしても差し支えない。
そして、上記形態では、混合室内に燃焼排気を前側から流入させているが、上流側の熱交換器の排気態様によっては、燃焼排気を後側から流入させてもよい。この場合、開口は、旋回成分を得るためにガイド板の後側寄りに配置されることになる。
その他、ガス燃焼装置も、二次熱交換器がなく、顕熱を回収する熱交換器のみが設けられるものであってもよいし、風呂側の燃焼室がなく、給湯燃焼室のみでバーナの燃焼本数を切り替えるようなものであっても本発明は適用可能である。
1・・風呂給湯器、2・・筐体、3・・内胴、4・・バーナユニット、5・・一次熱交換器、6・・二次熱交換器、7・・排気混合装置、8・・電装ボックス、10・・下ケーシング、11・・第1バーナ群、12・・第2バーナ群、14・・中ケーシング、15・・給湯側一次熱交換器、16・・風呂側一次熱交換器、20・・出湯管、25・・上ケーシング、26・・給湯側二次熱交換器、27・・風呂側二次熱交換器、29・・入水管、32・・仕切板、34・・透孔、40・・混合ケーシング、41・・流入板、42・・混合室、44・・流入口、45・・ガイド板、47・・傾斜部、50・・開口、51・・CO検出部、52・・センサケース、53・・COセンサ、55・・排気出口。

Claims (4)

  1. バーナを有するガス燃焼装置に設けられ、前記バーナの燃焼排気が流入する混合室を形成する混合ケーシングと、前記混合ケーシング内に設けられ、流入した燃焼排気中の一酸化炭素濃度を検出する一酸化炭素検出手段と、を含んでなる不完全燃焼検出装置であって、
    前記混合ケーシングの下部に設けられ、燃焼排気を所定方向に流入させる流入手段と、
    前記混合ケーシング内に設けられて前記流入手段の上方を閉塞し、前記所定方向と交差する方向で一方側から他方側へ向けて上り傾斜するガイド板と、
    前記ガイド板における上り傾斜側に設けられ、平面視で燃焼排気が流入する前記所定方向の上流側に位置する開口と、
    前記混合ケーシングの上部に設けられ、平面視で前記開口と一致しない位置に配置される排気出口と、を含み、
    前記一酸化炭素検出手段は、前記ガイド板の上側で前記混合ケーシング内に設けられることを特徴とする不完全燃焼検出装置。
  2. 前記一酸化炭素検出手段は、少なくとも一部が前記排気出口の下方に位置していることを特徴とする請求項1に記載の不完全燃焼検出装置。
  3. 前記流入手段は、前記混合ケーシングの下面を閉塞し、前記所定方向と交差する方向に形成された凹み部と、その凹み部における前記所定方向の上流側の斜面に並設された複数の流入口と、を含んでなる流入板であることを特徴とする請求項1又は2に記載の不完全燃焼検出装置。
  4. バーナを有する燃焼室の上部に、請求項1乃至3の何れかに記載の不完全燃焼検出装置を備えてなるガス燃焼装置。
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