JP2021055889A - 給湯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】水抜き性を確保しつつ、組み立て性、メンテナンス性を向上できる給湯器を提供する。【解決手段】風呂用二次熱交換器220(第1の二次熱交換器)の左右方向一方側には、浴槽(外部装置)からの水を風呂用二次熱交換器220に戻す戻り管22に通じるとともに戻り管22からの水を風呂用二次熱交換器220に導入する入口となる風呂用入口部236(入口部)と、風呂用二次熱交換器220を流れた水の出口となる風呂用出口部237(出口部)とが設けられている。風呂用中継管40(中継管)は、一端側が風呂用出口部237(出口部)側に接続されるとともに他端側が入口開口124側に接続され、風呂用二次熱交換器220から風呂用出口部237(出口部を介して排出される水を入口開口124から風呂用二次熱交換器220内に導入する流路をなす。【選択図】図3

Description

本開示は、給湯器に関するものである。
従来、水道水を加熱して外部に出湯する第1回路と、浴槽や床暖房装置等の外部装置との間で循環経路を形成し、浴槽内の湯水等を循環加熱する第2回路との2つの回路を備えた給湯器が知られている。また、第1回路および第2回路の双方で、顕熱を回収する一次熱交換器と、この一次熱交換器の上方に設置され潜熱を回収する二次熱交換器とを備えた潜熱回収型の給湯器も提供されている。こうした潜熱回収型の給湯器では、二次熱交換器に一次熱交換器で熱回収された比較的低い温度の排気が供給されるため、一次熱交換器で加熱された後の湯水を供給すると排気と湯水の温度差が小さくなり効率的な熱回収が難しくなる。このため、この種の給湯器は、二次熱交換器、一次熱突換器の順に通水経路が形成されるのが一般である。
一次熱交換器は、板厚方向に積層された伝熱フィンと、伝熱フィンの積層方向に向けてそれら伝熱フィンを貫通するように固定される複数の伝熱管とを備え、伝熱管の開口部同士を連通させて一連に連続する蛇行状の流路を形成した銅製フィンチューブ式のものが広く採用される。一方、二次熱交換器は、耐ドレン性(耐腐食性)の観点から、鋼材よりも熱伝導性に劣るステンレス材を用いる必要があり、フィンチューブ式を採用すると低い温度の燃焼排気からの熱回収が難しい。このため、蛇行状、巻管形状等の形態を採用することが多い。
昨今では、一次・二次熱交換器の双方で、第1回路側の熱交換器と第2回路側の二次熱交換器とを、共用の缶体乃至箱体内部に、仕切り壁を介して横並びに配設したものが提案されている。この種の給湯器では、一次熱交換器の下側に固定されるバーナ装置についても、バーナケース内部が仕切りで区画されており、仕切りの左右に、それぞれ複数のバーナ群が配設される。こうして、第1回路側を加熱する燃焼排気と、第2回路側を加熱する燃焼排気とが互いに独立するように構成される。こうした給湯器では、各熱交換器を収納する缶体等を共用できるため、コストダウン及び軽量化を図ることができる。
さらに、各一次熱交換器の全ての伝熱管を、高さを揃えて単段に配列したものも知られている。この種の熱交換器は、一次熱交換器の厚みを抑えることができるため、伝熱管を多段に配した形式のものに比べ、省スペース化、軽量化を図ることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−114354号公報
特許文献1の給湯器は、二次熱交換器を通過した後の湯水が一次熱交換器を通過する際には、一次熱交換器を構成する伝熱管のうちの最も外側の伝熱管の後端部側から導入され、仕切りに最も近い側の伝熱管の前端部側から導出される。こうした構成のものでは、一次熱交換器からの出湯管は、凍結防止の観点から外側斜め下方向に延ばして水抜き性を確保することが要求される。しかしながら、一次熱交換器からの出湯管を外側斜め下方向に延ばした構成では、出湯管は、バーナケースの前面を斜めに横切ってしまう。この場合、組み立て性やメンテナンス性に問題を生じるおそれがある。
そこで、上述した課題の少なくとも一つを解決するために、水抜き性を確保しつつも、組み立て性、メンテナンス性を向上できる給湯器を提供する。
本開示の一態様の給湯器は、
第1の仕切部によって内部が左右に仕切られた缶体と、前記缶体内において前記第1の仕切部を介して左右方向に並んで配置された第1の一次熱交換器及び第2の一次熱交換器と、を備え、前記第1の一次熱交換器が前記第2の一次熱交換器の左右方向一方側に配置された一次熱交換装置と、
前記缶体の上方に設けられるとともに第2の仕切部によって内部が左右に仕切られた筐体と、前記筐体内において前記第2の仕切部を介して左右方向に並んで配置された第1の二次熱交換器及び第2の二次熱交換器と、を備え、前記第1の二次熱交換器が前記第2の二次熱交換器の左右方向一方側に配置された二次熱交換装置と、
前記缶体の下方に設けられるとともに第3の仕切部によって内部が左右に仕切られたバーナケースと、前記バーナケース内において前記第3の仕切部を介して左右方向に並んで配置された第1のバーナ群及び第2のバーナ群と、を備えるバーナ装置と、
前記二次熱交換装置及び前記一次熱交換装置の外側において前記二次熱交換装置と前記一次熱交換装置との間の流路をなす中継管と、
前記第1の一次熱交換器で加熱された水を外部装置に送る経路となる往き管と、
前記外部装置からの水を前記第1の一次熱交換器に戻す経路となる戻り管と、
を有し、
少なくとも前記第1の二次熱交換器と前記第1の一次熱交換器とが前記第1のバーナ群からの燃焼排気の経路となる第1の回路を構成し、
少なくとも前記第2の二次熱交換器と前記第2の一次熱交換器とが前記第2のバーナ群からの燃焼排気の経路となる第2の回路を構成し、
前記第1の一次熱交換器は、前後方向に沿って配置された伝熱管を複数具備するとともに複数の前記伝熱管が左右方向において前記第1の仕切部に近い側から遠い側へと並んで配置され、複数の前記伝熱管のうちの前記第1の仕切部に最も近い第1伝熱管の前端側に設けられた入口開口から、複数の前記伝熱管のうちの前記第1の仕切部から最も遠い第2伝熱管の後端側に設けられた出口開口まで、複数の前記伝熱管が蛇行状に繋げられた構成をなし、
前記往き管は、一端側が前記出口開口に接続され、他端側が前記出口開口よりも下方側に延びた構成をなし、
前記第1の二次熱交換器の左右方向一方側には、前記戻り管からの水を前記第1の二次熱交換器に導入する入口となる入口部と、前記第1の二次熱交換器を流れた水の出口となる出口部とが設けられ、
前記中継管は、一端側が前記出口部に接続され、他端側が前記入口開口に接続され、前記出口部から排出された水を前記入口開口に導入する流路をなす。
本開示の給湯器は、水抜き性を確保しつつ、組み立て性、メンテナンス性を向上し得る。
図1は、第1実施形態に係る給湯器の内部構造を概略的に例示した正面図である。 図2は、給湯器の構成を概念的に例示した説明図である。 図3は、第1実施形態に係る給湯器の内部構造を概略的に例示した部分拡大斜視図である。 図4は、第1実施形態に係る給湯器の内部構造を概略的に例示した部分拡大斜視図である。 図5は、図1のA−A線(A−A切断位置)における部分拡大断面図である。 図6は、図1のB−B線(B−B切断位置)における部分拡大断面図である。 図7は、第1実施形態に係る一次熱交換装置の要部を示す部分拡大断面図である。 図8は、図5のC−C線における部分拡大断面図である。 図9は、第1実施形態に係る給湯器の内部構造を概略的に例示した部分拡大側面図である。 図10は、第1実施形態の作用を説明するための図であり、中継管を分解した斜視図である。
以下、本開示の実施形態を列記して例示する。
本開示の給湯器において、第2伝熱管の後端側に出口開口が設けられ、往き管の一端側が出口開口に接続され、往き管の他端側が出口開口よりも下方側に延びる構成となっていれば、従来のように往き管を一次熱交換装置及びバーナ装置の前側で横切らせる必要がない。よって、この給湯器は、往き管が前側を横切る構成で想定される組み立て性やメンテナンス性の低下を抑えることができる。また、この給湯器は、出口開口よりも下方側に延びるように往き管を配置することができるため、水抜き性も良好となる。
また、本開示の給湯器において、バーナ装置は、第2回路(給湯用回路)を加熱する能力を確保するため、第1回路(風呂用回路)のバーナ群の配置領域を相対的に狭くする構成が考えられる。この場合、バーナケース前面のうち、第1回路用の領域も必然的に狭くなる。このような構成において、出湯管がバーナケースの前面部を斜めに横切ってしまうと、狭い側の領域(第1回路用の領域)での作業性(例えば、炎検出器等の着脱など)が著しく困難になる。しかも、出湯管が熱交換器とバーナ装置の境界を横切ってしまうと、この境界近傍においてカシメ用のスペースを確保することが難しくなり、両者をカシメ固定することが困難になる。そうすると、両者の固定方法は、ビス止め等の他の固定方法に限定されてしまう。これに対し、本開示の構成において、第2伝熱管の後端側に出口開口が設けられ、往き管の一端側が出口開口に接続され、往き管の他端側が出口開口よりも下方側に延びる構成となっていれば、往き管が前側を大きく横切らなくなり、上記問題を解消することができる。
本開示の給湯器において、二次熱交換装置は、バーナ装置からの燃焼排気が筐体内を後方から前方に向かって流れる構成とされていてもよい。そして、入口部が筐体の前端側の位置に設けられ、出口部が筐体の後端側の位置に設けられていてもよい。中継管は、一端側が出口部に接続されるとともに側方に延びる接続部と、一端が接続部の他端に連なるとともに少なくとも一部が接続部よりも前側に延び且つ入口部の上側において入口部を後ろ側から前側に越えるように配置される第1の部分と、第1の部分の他端に連なりつつ入口部よりも前側の位置で第1の部分から下方向に延びる第2の部分とを備えていてもよい。
このような構成を備えたコンロは、通水と燃焼排気との温度差を良好に確保しつつ、戻り管に干渉させることなく中継管を配索して第1の一次熱交換器と第1の二次熱交換器とを良好に接続することができる。
潜熱回収型給湯器では、通水と燃焼排気との温度差をあらゆる箇所で確保することが好ましい。このため、最も低い温度の燃焼排気が通る筐体の前側に位置する部分に、最も低い温度の湯水が通水する戻り管を接続し、最も高い温度の燃焼排気が通る筐体の後ろ側に位置する部分に、一次熱交換器に繋がる中継管を接続するのが好ましい。ところが、一次熱交換装置の缶体の後ろ側で開口する出口開口と、往き管とを接続する構成を採ると、後ろ側から中継管を前側に延ばすことが必要になり、戻り管と中継管とが干渉するおそれがある。しかし、中継管を、入口部の上側を越えさせて下側に屈曲させることにより、中継管を戻り管と干渉させることなく配索して第1の一次熱交換器と第1の二次熱交換器とを良好に接続することが可能となる。
中継管は、一端が第1の一次熱交換器の入口開口に接続された第1の管部と、一端が第1の管部の他端に接続されるとともに他端が接続部となる第2の管部と、を備えていてもよい。第1の管部の他端は、前後方向両側及び左右方向両側のうちの出口部と同じ側を向いて開口していてもよい。
この構成によれば、出口部と第1の管部の他端とが同じ側を向いて開口しているため、第2の管部における一端と他端の接続方向を揃えることができる。よって、このコンロは、組み付け性をより向上させうる。
<第1実施形態>
以下、第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1〜図5に示すように、給湯器1は、一次熱交換装置100、二次熱交換装置200、及びバーナ装置300を備えている。一次熱交換装置100は、給湯用一次熱交換器110、及び風呂用一次熱交換器120、の2つの熱交換器を備えている。
給湯用一次熱交換器110は、第2の一次熱交換器の一例に相当する。風呂用一次熱交換器120は、第1の一次熱交換器の一例に相当する。二次熱交換装置200は一次熱交換装置100の上方に配置されている。二次熱交換装置200は、給湯用一次熱交換器110の上流側に連なる給湯用二次熱交換器210と、風呂用一次熱交換器120の上流側に連なる風呂用二次熱交換器220と、の2つの熱交換器を備えている。
給湯用二次熱交換器210は、第2の二次熱交換器の一例に相当する。風呂用二次熱交換器220は、第1の二次熱交換器の一例に相当する。バーナ装置300は一次熱交換装置100の下部に接続されている。バーナ装置300は、給湯用一次熱交換器110及び給湯用二次熱交換器210に送る燃焼排気を発生させる給湯用バーナ群310と、風呂用一次熱交換器120及び風呂用二次熱交換器220に送る燃焼排気を発生させる風呂用バーナ群320と、の2つのバーナ群を備えている。給湯用バーナ群310は、第2のバーナ群の一例に相当する。風呂用バーナ群320は、第1のバーナ群の一例に相当する。
給湯器1は、バーナ装置300の各バーナ群310,320で発生させた燃焼排気をバーナ装置300の上方の一次熱交換装置100に流通させる。一次熱交換装置100では、給湯用一次熱交換器110及び風呂用一次熱交換器120内の通水と燃焼排気とを熱交換させる。給湯器1は、一次熱交換装置100によって燃焼排気の顕熱を回収するように機能する。
図5に示すように、二次熱交換装置200と一次熱交換装置100とは、バーナ装置300の燃焼排気を一次熱交換装置100から二次熱交換装置200に導く排気フード400を介して接続されており、一次熱交換装置100を通過した燃焼排気は、排気フード400を経て二次熱交換装置200に後方から進入する。二次熱交換装置200では、給湯用二次熱交換器210及び風呂用二次熱交換器220の通水と燃焼排気とを熱交換させる。給湯器1は、二次熱交換装置200によって燃焼排気の潜熱を回収するように機能する。
図2に示すように、給湯器1は、回路構成的には、給湯回路10及び風呂回路20の2つの回路を備えて構成されている。
給湯回路10は、第2の回路の一例に相当し、水道等からの水を加熱して湯として流出させる回路である。図1及び図2に示すように、給湯回路10は、水道等の給水源に接続された入水口11から入水管12に水を流入し、給湯用二次熱交換器210、給湯用一次熱交換器110の順に通水させつつ給湯用バーナ群310の燃焼排気と熱交換して水を加熱し、出湯管13を流通させて出湯口14から湯を流出する。
風呂回路20は、浴槽B内の湯を循環加熱する回路である。浴槽Bは、外部装置の一例に相当する。風呂回路20は、浴槽B内の開口に連通する湯入口21から循環ポンプPによって浴槽B内の湯を戻り管22に吸い込み、風呂用二次熱交換器220、風呂用一次熱交換器120の順に通水させつつ風呂用バーナ群320の燃焼排気と熱交換して湯を再加熱し、より高温となった湯を、往き管23を経由して湯出口24から浴槽Bに吐出する。
また、図1及び図2に示すように、給湯器1はドレンホース31及び中和器32を備える。ドレンホース31は、上流側が二次熱交換装置200の後述するドレン排出口238(図5参照)に接続されており、下流側が中和器32に接続されている。二次熱交換装置200において潜熱の回収によって生じたドレンは、ドレン排出口238を介して二次熱交換装置200の外部に排出され、ドレンホース31を通じて中和器32に送られる。
また、図1に示すように、給湯器1は、制御装置としてのコントローラ33を備える。コントローラ33は、例えば、公知のマイクロコンピュータ等として構成されており、給湯器1に設けられた様々なセンサからの信号を取得可能に構成されており、給湯器1に設けられた様々なアクチュエータを制御し得る構成となっている。例えば、給湯器1は、図示しない通水センサによって入水管12内の通水を検知した場合に、給湯用バーナ群310を動作させて湯を生成することを行う。別の例として、給湯器1は、図示しない通水センサによって戻り管22内の通水を検知した場合に、風呂用バーナ群320を動作させて風呂の追い炊き等を行う。
次に、一次熱交換装置100の構成について説明する。
一次熱交換装置100は顕熱回収型熱交換装置である。一次熱交換装置100は、図3〜図8に示すように、缶体130と、給湯用一次熱交換器110と、風呂用一次熱交換器120とを有して構成されている。
図6に示すように、缶体130は、左右方向に長い平面視略矩形状をなすとともに、上下に貫通した筒状に形成されている。缶体130は、仕切部131によって内部が左右に仕切られている。仕切部131は、第1の仕切部の一例に相当する。給湯用一次熱交換器110及び風呂用一次熱交換器120は、この仕切部131を介して、缶体130内に左右方向に横並びに配列されている。換言すると、給湯用一次熱交換器110は、缶体130内の仕切部131により仕切られた右側の空間に収納されており、風呂用一次熱交換器120は、缶体130内の仕切部131により仕切られた左側の空間に収納されている。
図6に示すように、缶体130は、前壁部132、後壁部133、左壁部134、及び右壁部135を有する角筒状をなしている。図5、図7、及び図8に示すように、缶体130の上下の開口端には、外方に鍔状に延びて形成された鍔部136が設けられている。図7に示すように、一次熱交換装置100は、上下の鍔部136が排気フード400及びバーナケース330に設けられたカシメ部334,404によってカシメられて上下方向で固定されている。図6に示すように、缶体130は、左右方向の中心よりも左寄りの位置において、前壁部132と後壁部133の間に仕切部131が架け渡され、仕切部131の前後方向の両端が前壁部132及び後壁部133にそれぞれ連結されている。すなわち、仕切部131によって仕切られた左右の空間は、左側のほうが大きく、右側のほうが小さい。
図5〜図8に示すように、給湯用一次熱交換器110は、複数の伝熱管111と、これらを接続する複数の接続管112とを備えている。
伝熱管111は断面円形状のストレート管である。伝熱管111は、複数(本構成の場合、奇数本であり、7本)備えられている。各伝熱管111は、前後方向に沿って配置され、両端が缶体130の前壁部132及び後壁部133にそれぞれ固定されている。各伝熱管111は、缶体130の上下方向の中央部に配置されている。伝熱管111は、仕切部131の右側から右壁部135に向かって、左右方向に沿って単段に配列されている。複数の伝熱管111は、仕切部131に最も近い伝熱管111の後端とその右側に隣接する伝熱管111の後端とが接続管112によって接続され、仕切部131に最も近い伝熱管111の右側に隣接する伝熱管111の前端とその右側に隣接する伝熱管111の前端とが接続管112によって接続され、…という形態で、仕切部131に最も遠い伝熱管111まで、蛇行状に一連に繋げられている。図6に示すように、各伝熱管111の内周面には金属線111Aがらせん状に長手方向に延びて配索されている。また、図2に示すように、各伝熱管111の外周面には伝熱フィン113が取り付けられている。
給湯用一次熱交換器110は、仕切部131に最も遠い伝熱管111の後端の開口が、給湯用二次熱交換器210からの水が流入する給湯用入口開口114であり、仕切部131に最も近い伝熱管111の前端の開口が、加熱された水が流出する給湯用出口開口115である。すなわち、給湯用一次熱交換器110は、後面側から流入した水が蛇行しつつ仕切部131に近づく方向に流通し、前面側に流出する。給湯用入口開口114には給湯用中継管15の一端が接続されている。給湯用中継管15の他端は、後述する給湯用二次熱交換器210の出口と連通している。給湯用出口開口115には出湯管13が接続されている。
図6に示すように、風呂用一次熱交換器120は、給湯用一次熱交換器110の伝熱管111及び接続管112と同様の複数の伝熱管121及び複数の接続管122を備えている。
風呂用一次熱交換器120は、給湯用一次熱交換器110の伝熱管111よりも少ない本数の伝熱管121で構成されている。すなわち、風呂用一次熱交換器120は、給湯用一次熱交換器110よりもの熱交換経路の長さが短い。風呂用一次熱交換器120は、伝熱管121の本数が複数(本構成の場合、奇数本であり、3本)である点は給湯用一次熱交換器110と同じである。
複数の伝熱管121は、前後方向に沿って配置され、両端が缶体130の前壁部132及び後壁部133にそれぞれ固定されている。各伝熱管121は、缶体130の上下方向の中央部に配置されている。伝熱管121は、仕切部131の左側から左壁部134に向かって、左右方向に沿って単段に配列されている。複数の伝熱管121は、仕切部131に最も近い伝熱管121(第1伝熱管121X)の後端とその左側に隣接する伝熱管121の後端とが接続管122によって接続され、仕切部131に最も近い伝熱管121の左側に隣接する伝熱管121の前端とその右側に隣接する伝熱管121の前端とが接続管122によって接続され、…という形態で、仕切部131に最も遠い伝熱管121(第2伝熱管121Y)まで、蛇行状に一連に繋げられている。図6に示すように、各伝熱管121の内周面には金属線121Aがらせん状に長手方向に延びて配索されている。また、図2に示すように、各伝熱管121の外周面には伝熱フィン123が取り付けられている。
風呂用一次熱交換器120は、仕切部131に最も近い伝熱管121の前端の開口が、風呂用二次熱交換器220からの水が流入する風呂用入口開口124であり、仕切部131に最も遠い伝熱管121の後端の開口が、加熱された水が流出する風呂用出口開口125である。風呂用入口開口124は、第1の一次熱交換器の入口開口の一例に相当する。風呂用出口開口125は、第1の一次熱交換器の出口開口の一例に相当する。すなわち、風呂用一次熱交換器120は、前面側から流入した水が蛇行しつつ仕切部131から離れる方向に流通し、後面側に流出する。風呂用入口開口124には風呂用中継管40の一端が接続されている。風呂用中継管40は、中継管の一例に相当する。風呂用中継管40の他端は、後述する風呂用二次熱交換器220の出口と連通している。風呂用出口開口125には往き管23が接続されている。往き管23は、風呂用出口開口125から左方に屈曲したのち、下向きに無理なく延びている。
次に、二次熱交換装置200の構成について説明する。
二次熱交換装置200は潜熱回収型熱交換装置である。図3〜図5、及び図8に示すように、二次熱交換装置200は一次熱交換装置100の上方に配置されている。二次熱交換装置200と一次熱交換装置100とは、一次熱交換装置100を通過した燃焼排気を二次熱交換装置200に導入するための後述する排気フード400によって連結されている。
図8に示すように、二次熱交換装置200は、左右方向及び上下方向において、一次熱交換装置100よりも大きく設けられている。また、図5に示すように、二次熱交換装置200は、底面が前方に向かって下り傾斜する形態で配置されている。更に、二次熱交換装置200の前端部は、一次熱交換装置100の缶体130の前面よりも前方にオーバーハングして設けられている。このオーバーハング部分の下面にはドレン排出口238が設けられており、ドレン排出口238にはドレンホース31が接続されている。
二次熱交換装置200は、図5及び図8に示すように、筐体230と、給湯用二次熱交換器210と、風呂用二次熱交換器220とを有して構成されている。
筐体230は、左右方向に長い箱状に形成されている。筐体230は、仕切部231によって内部が左右に仕切られている。仕切部231は、第2の仕切部の一例に相当する。給湯用二次熱交換器210及び風呂用二次熱交換器220は、この仕切部231を介して、筐体230内に左右方向に横並びに配列されている。詳細には、給湯用二次熱交換器210は筐体230内の仕切部231により仕切られた右側の空間に収納されており、風呂用二次熱交換器220は筐体230内の仕切部231により仕切られた左側の空間に収納されている。また、図8に示すように、仕切部231は、一次熱交換装置100の仕切部131と比較して、給湯器1の中心よりも、より左寄りの位置に配置されている。
図3〜図5に示すように、筐体230には、流入口232、流出口233、給湯用入口部234、給湯用出口部235、風呂用入口部236、風呂用出口部237、及びドレン排出口238が形成されている。
風呂用入口部236は、入口部の一例に相当し、風呂用出口部237は、出口部の一例に相当する。流入口232及び流出口233は、二次熱交換装置200に燃焼排気を出入りさせるための開口である。具体的には、図5に示すように、流入口232は筐体230の後壁に開口して形成されており、流出口233は筐体230の前壁に開口して形成されている。すなわち、二次熱交換装置200は、燃焼排気が筐体230内を後方から前方に流通する。
給湯用入口部234及び給湯用出口部235は、給湯用二次熱交換器210に水を出入りさせるための開口である。図4に示すように、給湯用入口部234及び給湯用出口部235は筐体230の右側の側面にそれぞれ形成されている。
給湯用入口部234は、筐体230の右側面の前側下寄りの位置に右方向に開口する形態で形成されている。給湯用入口部234は給湯用二次熱交換器210の入口に連通している。給湯用入口部234には、入水管12の下流端が着脱自在に接続される。
給湯用出口部235は、筐体230の右側面の後側上寄りの位置に右方向に開口する形態で形成されている。給湯用出口部235は給湯用二次熱交換器210の出口に連通している。給湯用出口部235には、給湯用中継管15の上流端が着脱自在に接続される。給湯用中継管15の下流端は、一次熱交換装置100の給湯用一次熱交換器110の後端部開口である給湯用入口開口114に連通している。
図8に示すように、給湯用二次熱交換器210は複数の蛇行管211を有して構成されている。複数の蛇行管211は上下方向に重ねられて筐体230内に収納されている。各蛇行管211は、両端が給湯用入口部234及び給湯用出口部235にそれぞれ連通する形態で配置されている。給湯用二次熱交換器210は、各蛇行管211に並列に通水されて熱交換を行う。
風呂用入口部236及び風呂用出口部237は、風呂用二次熱交換器220に水を出入りさせるための開口である。図3に示すように、風呂用入口部236及び風呂用出口部237は、筐体230の左側の側面にそれぞれ形成されている。
風呂用入口部236は、筐体230の左側面の前側下寄りの位置に左方向に開口する形態で形成されている。風呂用入口部236は風呂用二次熱交換器220の入口に連通している。風呂用入口部236には、戻り管22の下流端が着脱自在に接続される。
風呂用出口部237は、筐体230の左側面の後側上寄りの位置に左方向に開口する形態で形成されている。風呂用出口部237は風呂用二次熱交換器220の出口に連通している。風呂用出口部237には、風呂用中継管40の上流端が着脱自在に接続される。風呂用中継管40の下流端は、一次熱交換装置100の風呂用一次熱交換器120の前端部開口である風呂用入口開口124に連通している。
図8に示すように、風呂用二次熱交換器220は複数の蛇行管221を有して構成されている。複数の蛇行管221は上下方向に重ねられて筐体230内に収納されている。各蛇行管221は、両端が風呂用入口部236及び風呂用出口部237にそれぞれ連通する形態で配置されている。風呂用二次熱交換器220は、各蛇行管221に並列に通水されて熱交換を行う。
風呂用中継管40は、上述のように、二次熱交換装置200の風呂用出口部237と、風呂用一次熱交換器120の風呂用入口開口124とを接続し、風呂用二次熱交換器220からの湯水を風呂用入口開口124から風呂用一次熱交換器120内に導入する。図3、図9及び図10に示すように、風呂用中継管40は、下流側管部41及び上流側管部42を有している。下流側管部41は、第1の管部の一例に相当し、上流側管部42は、第2の管部の一例に相当する。
下流側管部41は、下流端が風呂用入口開口124に連通して固定されている。下流側管部41の上流端は上流側管部42と着脱自在に連結される連結部41Aとされている。連結部41Aは、風呂用出口部237の開口方向と同じ方向である右方向に開口して形成されている。図3及び図10に示すように、下流側管部41は、斜行部41B及び水平部41Cを有して構成されている。斜行部41Bは、下流端が風呂用入口開口124に接続されて前方に延び、風呂用入口開口124の前方で屈曲して左斜め上方向に延びて形成されている。水平部41Cは、下流端が斜行部41Bの上流端に連続しており、缶体130の上端を越えてから略水平に左方向に延びる形態で設けられている。水平部41Cの上流端は連結部41Aである。
上流側管部42は、上流端が二次熱交換装置200の風呂用出口部237に着脱自在に接続され、下流端が下流側管部41の上流端である連結部41Aに着脱自在に接続される。上流側管部42は、その両端が同じ方向を向いて開口する形態で形成されている。図9及び図10に示すように、上流側管部42は、接続部42A、斜行部42B、下降部42C、及び連結部42Dを有している。接続部42Aは上流側管部42の上流端であり、風呂用出口部237と接続される部分である。斜行部42Bは、接続部42Aが風呂用出口部237に接続された状態において、上流端から左方に延びて風呂用出口部237の左方で屈曲して前方斜め下方に延びて形成されている。下降部42Cは、斜行部42Bの下流端に連続しており、風呂用入口部236を越えた位置で下方に延びるとともに、その下端が右方向に屈曲している。連結部42Dは下降部42Cの下流端に設けられており、下流側管部41の上流端である連結部41Aに着脱自在に接続されている。
図5に示すように、ドレン排出口238は、筐体230の前端部下側に形成されている。上述のように、筐体230は前傾して配置されるため、潜熱回収された燃焼排気から発生するドレンは筐体230の前方に向かって流れ、ドレン排出口238から好適に排出される。また、図8に示すように、ドレン排出口238は、左右方向における一次熱交換装置100の仕切部131に対応する位置に形成されている。したがって、ドレン排出口238に接続されたドレンホース31は、仕切部131の前方を下方に延びる形態で設けられる。
バーナ装置300は、燃焼ガスを燃焼させて燃焼排気を発生させる。図8に示すように、バーナ装置300は、バーナケース330、給湯用バーナ群310、及び風呂用バーナ群320を備えている。
バーナケース330は一次熱交換装置100の缶体130の下方に設けられている。バーナケース330は、左右方向に長い平面視略矩形状をなすとともに上端部が開口して設けられている。バーナケース330は缶体130と同様の角筒状をなしている。バーナケース330は、仕切部331によって内部が左右に仕切られている。仕切部331は、第3の仕切部の一例に相当する。
図8に示すように、給湯用バーナ群310及び風呂用バーナ群320は、仕切部331を介して、バーナケース330内に左右方向に横並びに配列されている。換言すると、給湯用バーナ群310は、バーナケース330内の仕切部331により仕切られた右側の空間に収納されており、風呂用バーナ群320は、バーナケース330内の仕切部331により仕切られた左側の空間に収納されている。これにより、給湯用バーナ群310は給湯用一次熱交換器110の下方に配置されて給湯回路10に燃焼排気を供給する。風呂用バーナ群320は風呂用一次熱交換器120の下方に配置されて風呂回路20に燃焼排気を供給する。
図8に示すように、仕切部331は、一次熱交換装置100の仕切部131の下端に連結されている。これにより、バーナケース330内の左右の空間は一次熱交換装置100の缶体130内の左右の空間にそれぞれ連なる形態で仕切られている。
図1及び図2に示すように、給湯用バーナ群310の上方の空間には点火プラグ311及びフレームロッド312が配置されている。同様に、風呂用バーナ群320の上方には、点火プラグ321及びフレームロッド322が配置されている。これら点火プラグ311,321、及びフレームロッド312,322は、バーナケース330の前面からバーナケース330内に差し込まれている。点火プラグ311,321、及びフレームロッド312,322の後端は、バーナケース330の前面から前方にそれぞれ突出している。点火プラグ311,321、及びフレームロッド312,322の後端には図示しない配線がそれぞれ接続されている。
バーナ装置300と一次熱交換装置100とはカシメによって接続固定されている。具体的には、図7及び図8に示すように、バーナケース330の上端部には、缶体130の鍔部136を下方からパッキン50を介して受けるフランジ部332が形成されている。フランジ部332はバーナケース330の上端から外側方向にフランジ状に延びて形成されている。また、フランジ部332の先端には上方に立ち上がる形態の立壁部333が設けられている。立壁部333の上端には周方向に沿って複数のカシメ部334が設けられている。これら複数のカシメ部334が内側に折り曲げられることにより鍔部136がカシメ固定され、バーナ装置300と一次熱交換装置100とが接続されている。
図5及び図8に示すように、排気フード400は、一次熱交換装置100と二次熱交換装置200の間に配置されている。排気フード400は、一次熱交換装置100の缶体130の上端開口と、二次熱交換装置200の筐体230の後壁の流入口232とを連通して燃焼排気の通路を形成している。図8に示すように、排気フード400は仕切部401によって内部が左右に仕切られている。仕切部401は、一次熱交換装置100の仕切部131の上端と、二次熱交換装置200の仕切部231の後端とを接続する形態で、給湯回路10及び風呂回路20のそれぞれに対応した空間を形成している。
また、図7及び図8に示すように、排気フード400の下端部には、フランジ部402、立壁部403、及び複数のカシメ部404が設けられており、一次熱交換装置100の上端部とカシメによって接続固定されている。具体的には、フランジ部402は、排気フード400の下端から外側方向にフランジ状に延びて形成されており、缶体130上端部の鍔部136を上方からパッキン50を介して受ける。立壁部403は、フランジ部402の先端から下方に立ち下がる形態で設けられている。複数のカシメ部404は、立壁部403の下端に周方向に沿って設けられている。これら複数のカシメ部404が内側に折り曲げられることにより一次熱交換装置100の鍔部136がカシメ固定され、排気フード400と一次熱交換装置100とが接続されている。
次に、上述した給湯器1の作用効果について例示する。
給湯器1は、第2伝熱管121Yの後端側に風呂用出口開口125(出口開口)が設けられ、往き管23の一端側が風呂用出口開口125に接続され、往き管23の他端側が風呂用出口開口125よりも下方側に延びる構成となっている。つまり、この給湯器1は、往き管を一次熱交換装置及びバーナ装置の前側で横切らせる必要がない。よって、この給湯器1は、往き管が前側を横切る構成で想定される組み立て性やメンテナンス性の低下を抑えることができる。また、この給湯器1は、風呂用出口開口125よりも下方側に延びるように往き管23を配置することができるため、水抜き性も良好となる。
より具体的には、給湯器1は、点火プラグ321やフレームロッド322等のバーナ装置300の電装部品の着脱が容易に行われやすい構成であり、組み立て性、メンテナンス性の面で優れる。また、缶体130の後ろ側で開口する風呂用出口開口125から往き管23を無理なく下向きに延ばすことができるため、水抜き性も良好に維持することが可能である。したがって、給湯器1は、水抜き性を確保しつつも、組み立て性、メンテナンス性を向上できる。
給湯器1において、二次熱交換装置200は、バーナ装置300からの燃焼排気が筐体230内を後方から前方に向かって流れる構成とされている。そして、風呂用入口部236(入口部)が筐体230の前端側の位置(より具体的には、前後方向において筐体230の前後方向中央よりも前端寄りの位置且つ上下方向において筐体230の上下方向中央よりも下端寄りの位置)に設けられている。そして、風呂用出口部237が、筐体230の後端側の位置(より具体的には、前後方向において筐体230の前後方向中央よりも後端寄りの位置且つ上下方向において筐体230の上下方向中央よりも上端寄りの位置)に設けられている。風呂用中継管40(中継管)は、一端側が風呂用出口部237に接続されるとともに側方に延びる接続部42Aを備える。また、風呂用中継管40は、一端が接続部42Aの他端に連なるとともに少なくとも一部が接続部42Aよりも前側に延び且つ風呂用入口部236の上側において風呂用入口部236を後ろ側から前側に越えるように配置される斜行部42B(第1の部分)を備える。更に、風呂用中継管40は、斜行部42Bの他端に連なりつつ風呂用入口部236よりも前側の位置で斜行部42Bから下方向に延びる下降部42C(第2の部分)を備える。
この給湯器1は、通水と燃焼排気との温度差を良好に確保しつつ、戻り管22に干渉させることなく風呂用中継管40を配索して風呂用一次熱交換器120(第1の一次熱交換器)と風呂用二次熱交換器220(第1の二次熱交換器)とを良好に接続することができる。
このように、給湯器1では、筐体230の最も低い温度の燃焼排気が通る部分である前側に位置する部分に風呂用入口部236を設けて戻り管22を接続し、筐体230の最も高い温度の燃焼排気が通る部分である後ろ側に位置する部分に、風呂用一次熱交換器120に繋がる風呂用中継管40を接続している。しかも、風呂用中継管40を、風呂用入口部236の上側を越えさせて下側に屈曲させることにより、風呂用中継管40を戻り管22と干渉させることなく配索し、風呂用一次熱交換器120と風呂用二次熱交換器220とを良好に接続することができる。
本構成において、風呂用中継管40(中継管)は、一端が風呂用一次熱交換器120(第1の一次熱交換器)の風呂用入口開口124(入口開口)に接続された下流側管部41(第1の管部)を備える。更に、風呂用中継管40は、一端が下流側管部41の他端に着脱自在に接続されるとともに他端が接続部42A(風呂用出口部237に接続される部分)となる上流側管部42(第2の管部)を備える。そして、下流側管部41の他端は、前後方向両側及び左右方向両側のうちの風呂用出口部237(出口部)と同じ側を向いて開口している。具体的には、下流側管部41の他端及び風呂用出口部237のいずれも、正面視したときの左右方向一方側(より詳しくは、左側)を向いて開口している。
この給湯器1は、風呂用出口部237と下流側管部41の他端とが同じ側を向いて開口しているため、上流側管部42における一端と他端の接続方向を揃えることができる。よって、このコンロは、組み付け性をより向上させうる。
<他の実施形態>
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。更に、上述した実施形態を、次のように変更してもよい。
第1実施形態では、第1の一次熱交換器としての風呂用一次熱交換器120と、第1の二次熱交換器としての風呂用二次熱交換器220とによって、第1の回路の一例としての浴槽B内の湯を循環加熱する風呂回路20を構成する形態を例示したが、第1の回路の他の例としては、風呂用の循環回路に限定されず、例えば、セントラルヒーティングの循環回路や給湯回路等、他の回路であってもよい。
第1実施形態では、中継管としての風呂用中継管が、第1の管部の一例及び第2の管部の一例としての上流側管部及び下流側管部の2つの管部を有する形態を例示したが、中継管は、1つの管で構成されていてもよいし、3以上の管部を有して構成されていてもよい。
第1実施形態では、第1の管部の他端が出口部と同じ側を向いて開口する例として、下流側管部41の他端及び風呂用出口部237のいずれも、正面視したときの左右方向一方側(より詳しくは、左側)を向いて開口する例を示した。しかし、この例に限定されない。例えば、第1実施形態とは異なるレイアウト(例えば、風呂側の構成と給湯側の構成とが左右逆になるようなレイアウト)であれば、第1の管部の他端と出口部とがいずれも、正面視したときの左右方向他方側(より詳しくは、右側)を向いて開口する例であってもよい。
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された範囲内又は特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1…給湯器
10…給湯回路(第2の回路)
20…風呂回路(第1の回路)
22…戻り管
23…往き管
40…風呂用中継管(中継管)
41…下流側管部(第1の管部)
42…上流側管部(第2の管部)
42A…接続部
100…一次熱交換装置
110…給湯用一次熱交換器(第2の一次熱交換器)
120…風呂用一次熱交換器(第1の一次熱交換器)
111,121…伝熱管
121X…第1伝熱管
121Y…第2伝熱管
124…風呂用入口開口(入口開口)
125…風呂用出口開口(出口開口)
130…缶体
131…仕切部
200…二次熱交換装置
210…給湯用二次熱交換器(第2の二次熱交換器)
220…風呂用二次熱交換器(第2の二次熱交換器)
230…筐体
231…仕切部(第2の仕切部)
236…風呂用入口部(入口部)
237…風呂用出口部(出口部)
300…バーナ装置
310…給湯用バーナ群(第2のバーナ群)
320…風呂用バーナ群(第1のバーナ群)
330…バーナケース
331…仕切部(第3の仕切部)

Claims (3)

  1. 第1の仕切部によって内部が左右に仕切られた缶体と、前記缶体内において前記第1の仕切部を介して左右方向に並んで配置された第1の一次熱交換器及び第2の一次熱交換器と、を備え、前記第1の一次熱交換器が前記第2の一次熱交換器の左右方向一方側に配置された一次熱交換装置と、
    前記缶体の上方に設けられるとともに第2の仕切部によって内部が左右に仕切られた筐体と、前記筐体内において前記第2の仕切部を介して左右方向に並んで配置された第1の二次熱交換器及び第2の二次熱交換器と、を備え、前記第1の二次熱交換器が前記第2の二次熱交換器の左右方向一方側に配置された二次熱交換装置と、
    前記缶体の下方に設けられるとともに第3の仕切部によって内部が左右に仕切られたバーナケースと、前記バーナケース内において前記第3の仕切部を介して左右方向に並んで配置された第1のバーナ群及び第2のバーナ群と、を備えるバーナ装置と、
    前記二次熱交換装置及び前記一次熱交換装置の外側において前記二次熱交換装置と前記一次熱交換装置との間の流路をなす中継管と、
    前記第1の一次熱交換器で加熱された水を外部装置に送る経路となる往き管と、
    前記外部装置からの水を前記第1の一次熱交換器に戻す経路となる戻り管と、
    を有し、
    少なくとも前記第1の二次熱交換器と前記第1の一次熱交換器とが前記第1のバーナ群からの燃焼排気の経路となる第1の回路を構成し、
    少なくとも前記第2の二次熱交換器と前記第2の一次熱交換器とが前記第2のバーナ群からの燃焼排気の経路となる第2の回路を構成し、
    前記第1の一次熱交換器は、前後方向に沿って配置された伝熱管を複数具備するとともに複数の前記伝熱管が左右方向において前記第1の仕切部に近い側から遠い側へと並んで配置され、複数の前記伝熱管のうちの前記第1の仕切部に最も近い第1伝熱管の前端側に設けられた入口開口から、複数の前記伝熱管のうちの前記第1の仕切部から最も遠い第2伝熱管の後端側に設けられた出口開口まで、複数の前記伝熱管が蛇行状に繋げられた構成をなし、
    前記往き管は、一端側が前記出口開口に接続され、他端側が前記出口開口よりも下方側に延びた構成をなし、
    前記第1の二次熱交換器の左右方向一方側には、前記戻り管からの水を前記第1の二次熱交換器に導入する入口となる入口部と、前記第1の二次熱交換器を流れた水の出口となる出口部とが設けられ、
    前記中継管は、一端側が前記出口部に接続され、他端側が前記入口開口に接続され、前記出口部から排出された水を前記入口開口に導入する流路をなす
    給湯器。
  2. 前記二次熱交換装置は、前記バーナ装置からの燃焼排気が前記筐体内を後方から前方に向かって流れる構成とされるとともに、前記入口部が前記筐体の前端側の位置に設けられ、前記出口部が前記筐体の後端側の位置に設けられており、
    前記中継管は、一端側が前記出口部に接続されるとともに側方に延びる接続部と、一端が前記接続部の他端に連なるとともに少なくとも一部が前記接続部よりも前側に延び且つ前記入口部の上側において前記入口部を後ろ側から前側に越えるように配置される第1の部分と、前記第1の部分の他端に連なりつつ前記入口部よりも前側の位置で前記第1の部分から下方向に延びる第2の部分とを備える
    請求項1記載の給湯器。
  3. 前記中継管は、一端が前記第1の一次熱交換器の前記入口開口に接続された第1の管部と、一端が前記第1の管部の他端に接続されるとともに他端が前記接続部となる第2の管部と、を備え、
    前記第1の管部の他端は、前後方向両側及び左右方向両側のうちの前記出口部と同じ側を向いて開口している
    請求項2に記載の給湯器。
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