JP4260802B2 - 2缶式複合熱源機 - Google Patents

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Description

本発明は、給湯機能と暖房等の給湯以外の機能とを有する2缶式複合熱源機に関する。
従来、この種の2缶式複合熱源機として、下記特許文献1により、第1バーナと第1バーナの燃焼排気で加熱される給湯用の第1主熱交換器とを内蔵する第1缶体と、第2バーナと第2バーナの燃焼排気で加熱される暖房用の第2主熱交換器とを内蔵する第2缶体とを備えると共に、第1主熱交換器の通水方向上流側に接続される潜熱回収型の第1副熱交換器と、第2主熱交換器の通水方向上流側に接続される潜熱回収型の第2副熱交換器とを備えるものは知られている。
ここで、特許文献1の図6に記載のものでは、第1と第2の各缶体の上方に第1と第2の各主熱交換器を通過した第1と第2の各バーナの燃焼排気を流す各別の排気ケースを設けている。各排気ケースの横方向一側の側板には各副熱交換器用の流入ヘッダと流出ヘッダとが設置され、各排気ケースの横方向他側の側板には中継ヘッダが設置される。また、各排気ケース内に、各副熱交換器を構成する横方向に長手の直状の吸熱管を複数本収納し、半数の吸熱管の一端部と他端部とを夫々流入ヘッダと中継ヘッダとに接続すると共に、残りの半数の吸熱管の一端部と他端部とを夫々流出ヘッダと中継ヘッダとに接続している。かくして、流入ヘッダからの水が半数の吸熱管を介して中継ヘッダに流れた後、中継ヘッダから残りの半数の吸熱管を介して流出ヘッダに流れ、これら吸熱管の外面で燃焼排気中の水蒸気が凝縮して潜熱が回収され、熱効率が向上する。
然し、このものでは、各副熱交換器に各1個の計2個の排気ケースを設ける必要があって、コストが高くなる。更に、第1と第2の両缶体間の上方空間は排気ケースが配置されない空きスペースになっており、スペースが有効活用されていない。
また、特許文献1の図1には、各排気ケースの横方向一側の側板に流入ヘッダ及び流出ヘッダを設置すると共に、横方向他側の側板に中継ヘッダを設置し、各排気ケース内に横方向に長手の直状の吸熱管を複数本収納して各副熱交換器を構成する点で上記のものと一致するが、第1副熱交換器用の排気ケースと第2副熱交換器用の排気ケースとを第1と第2の両缶体の上方に両缶体に跨るようにして上下2段に配置したものが記載されている。
このものでは、第1と第2の両缶体間の上方空間も副熱交換器用の排気ケースの配置スペース、即ち、熱交換スペースとして活用され、スペースを有効利用して熱効率を向上できる利点がある。然し、このものでも各副熱交換器に各1個の計2個の排気ケースを設ける必要があって、コストが高くなる。更に、2個の排気ケースを上下に重ねるため、熱源機の高さ寸法が大きくなる不具合もある。
特開2005−274043号公報
本発明は、以上の点に鑑み、第1と第2の両副熱交換器用の排気ケースを共用化してコストダウンを図ると共に、スペースを有効利用して熱効率を向上させ、且つ、小型化も図ることができるようにした2缶式複合熱源機を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、第1バーナと第1バーナの燃焼排気で加熱される給湯用の第1主熱交換器とを内蔵する第1缶体と、第2バーナと第2バーナの燃焼排気で加熱される給湯以外の用途の第2主熱交換器とを内蔵する第2缶体とを横方向に間隔を空けて並設した2缶式複合熱源機であって、第1主熱交換器の通水方向上流側に接続される潜熱回収型の第1副熱交換器と、第2主熱交換器の通水方向上流側に接続される潜熱回収型の第2副熱交換器とを備えるものにおいて、第1と第2の各缶体の上面を覆う第1と第2の各排気フードが設けられると共に、第1と第2の両缶体の上方に両缶体に跨る横長の単一の排気ケースが、該排気ケースの底板を第1と第2の各排気フードから浮かせた状態で配置され、排気ケース内に、排気ケース内の空間を、第1主熱交換器と第1排気フードとを通過した第1バーナの燃焼排気が流れる横方向一側の第1排気空間と、第2主熱交換器と第2排気フードとを通過した第2バーナの燃焼排気が流れる横方他側の第2排気空間とに区画する仕切り壁が設けられ、排気ケースの横方向一側の側板に第1副熱交換器用の流入ヘッダと流出ヘッダとが設置され、第1排気空間に、排気ケースの横方向一側の側板と仕切り壁との間で横方向に蛇行し、一端部と他端部とが夫々第1副熱交換器用の流入ヘッダと流出ヘッダとに接続される蛇行形状の吸熱管の複数本が収納されて、これら吸熱管により第1副熱交換器が構成されると共に、排気ケースの横方向他側の側板に第2副熱交換器用の流入ヘッダと流出ヘッダとが設置され、第2排気空間に、排気ケースの横方向他側の側板と仕切り壁との間で横方向に蛇行し、一端部と他端部とが夫々第2副熱交換器用の流入ヘッダと流出ヘッダとに接続される蛇行形状の吸熱管の複数本が収納されて、これら吸熱管により第2副熱交換器が構成されることを特徴とする。
本発明によれば、流入ヘッダと流出ヘッダとに一端部と他端部とが接続される蛇行形状の吸熱管で各副熱交換器が構成されるため、従来例のように直状の吸熱管で副熱交換器を構成する場合に必要な中継ヘッダは不要になり、第1と第2の両排気空間の間に中継ヘッダの設置スペースを確保する必要がない。従って、第1と第2の両副熱交換器に共通の単一の排気ケース内に仕切り壁を設けるだけで、両副熱交換器を配置でき、コストダウンを図ることができる。また、排気ケースは第1と第2の両缶体に跨るように配置されるため、両缶体間の上方空間が排気ケースの設置スペース、即ち、第1と第2の副熱交換器による熱交換スペースとして活用され、スペースを有効利用して熱効率を向上できる。更に、排気ケースを上下2段に配置する必要がないため、高さ寸法を短縮して熱源機の小型化を図ることもできる。
尚、排気ケースの底板が第1と第2の各排気フードに接していると、各排気フードが排気ケースの底板に落下する凝縮水の影響で冷却され、各排気フード内において燃焼排気の冷却による結露を生ずる可能性がある。これに対し、本発明では、排気ケースの底板を各排気フードから浮かせているため、排気フード内での結露を防止できる。
図1を参照して、1は給湯機能と暖房機能とを有する複合熱源機の外装ケースを示している。外装ケース1内には、第1缶体2−1と第2缶体2−2とが横方向に間隔を空けて並設されており、かくして2缶式複合熱源機が構成される。
図2を参照して、第1缶体2−1には、第1バーナ3−1と第1バーナ3−1の燃焼排気で加熱される給湯用の第1主熱交換器4−1とが内蔵され、第2缶体2−2には、第2バーナ3−2と第2バーナ3−2の燃焼排気で加熱される暖房用の第2主熱交換器4−2とが内蔵されている。尚、第1と第2の各缶体2−1,2−2は、夫々、第1と第2の各バーナ3−1,3−2を収納する下半部2aと、第1と第2の各主熱交換器4−1,4−2を収納する上半部2bとで構成されている。
第1と第2の各バーナ3−1,3−2は、夫々、各缶体2−1,2−2の奥行方向(図2の紙面垂直方向)たる前後方向に長手の単位バーナ3aを横方向に複数並設して構成されている。また、各缶体2−1,2−2の下部には、分布板5で仕切られた給気室6が設けられている。そして、第1と第2の各缶体2−1,2−2の給気室6に第1と第2の各燃焼ファン7−1,7−2を接続し、各燃焼ファン7−1,7−2からの空気が給気室6から分布板5に形成した多数の分布孔5aを介して各バーナ3−1,3−2に燃焼用空気として供給されるようにしている。
各主熱交換器4−1,4−2は、前後方向の隙間を存して積層した多数の吸熱フィン4aと、これら吸熱フィン4aを貫通する前後方向に長手の複数本の吸熱管4bとで構成される。そして、各缶体2−1,2−2の前後の板の外面において、図1、図3、図5に示す如く、各主熱交換器4−1,4−2の吸熱管4bを2本宛Uベント4cを介して接続し、上流端の吸熱管4b−Sから下流端の吸熱管4b−Eに至る一連の熱交換水路を構成している。
第1主熱交換器4−1の上流端の吸熱管4b―Sには後述する第1副熱交換器11−1を介して給水管K1が接続され、下流端の吸熱管4b―Eには出湯管K2が接続されている。そして、出湯管K2の下流端の出湯栓(図示せず)が開かれて第1副熱交換器11−1及び第1主熱交換器4−1に通水されたとき、第1バーナ3−1に点火されて、第1副熱交換器11−1及び第1主熱交換器4−1で加熱された温水が出湯栓から出湯されるようにしている。
また、第2主熱交換器4−2の上流端の吸熱管4b―Sには後述する第2副熱交換器11−2を介して暖房回路の戻り管D1が接続され、下流端の吸熱管4b−Eには暖房回路の往き管D2が接続されている。そして、暖房回路に介設した暖房ポンプ(図示せず)の作動で第2副熱交換器11−2及び第2主熱交換器4−2に通水されたとき、第2バーナ3−2に点火され、第2副熱交換器11−2及び第2主熱交換器4−2で加熱された温水が暖房回路を介して暖房端末に供給されて、暖房が行われるようにしている。
第1と第2の両缶体2−1,2−2の上方には、両缶体2−1,2−2に跨る横長の単一の排気ケース8が配置されている。排気ケース8内の空間は、排気ケース8内に設けた仕切り壁8aにより横方向一側(図2、図4の右側)の第1排気空間9−1と横方向他側(図2、図4の左側)の第2排気空間9−2とに区画されている。また、排気ケース8の底板8bの後部には、第1と第2の各排気空間9−1,9−2に個別に連通する第1と第2の各排気導入口8c−1,8c−2が開設され、排気ケース8の前面には、第1と第2の両排気空間9−1,9−2に連通する横長の排気排出口8dが設けられている。そして、図5に示す如く、第1と第2の各缶体2−1,2−2の上面を覆う第1と第2の各排気フード10−1,10−2を設け、第1主熱交換器4−1を通過した第1バーナ3−1の燃焼排気が第1排気フード10−1を介して第1排気導入口8c−1から第1排気空間9−1に流入し、また、第2主熱交換器4−2を通過した第2バーナ3−2の燃焼排気が第2排気フード10−2を介して第2排気導入口8c−2から第2排気空間9−2に流入するようにしている。
ここで、第1排気空間9−1には潜熱回収型の第1副熱交換器11−1が配置され、第2排気空間9−2には潜熱回収型の第2副熱交換器11−2が配置されている。これを詳述するに、第1排気空間9−1には、排気ケース8の横方向一側(図2、図4の右側)の側板8fと仕切り壁8aとの間で前側から後側に向けて横方向に複数回蛇行してのびる蛇行形状の吸熱管11aが複数本収納されており、これら吸熱管11aで第1副熱交換器11−1が構成される。排気ケース8の横方向一側の側板8fの前側と後側には、第1副熱交換器11−1用の流入ヘッダ11bと流出ヘッダ11cとが設置されており、複数本の吸熱管11aの一端部と他端部とが夫々流入ヘッダ11bと流出ヘッダ11cとに接続されている。そして、流入ヘッダ11bに給水管K1を接続すると共に、流出ヘッダ11cに第1主熱交換器4−1の上流端の吸熱管4b―Sに連なる接続管K3を接続している。かくして、給水管K1からの水道水が流入ヘッダ11bから第1副熱交換器11−1の複数本の吸熱管11aを介して流出ヘッダ11cに流れ、第1主熱交換器4−1を通過した第1バーナ3−1の燃焼排気中の水蒸気がこれら吸熱管11aの外面で凝縮し、水道水が水蒸気の潜熱により予熱された状態で流出ヘッダ11cから第1主熱交換器4−1に供給される。
また、第2排気空間9−2には、排気ケース8の横方向他側(図2、図4の左側)の側板8fと仕切り壁8aとの間で前側から後側に向けて横方向に複数回蛇行してのびる蛇行形状の吸熱管11aが複数本収納されており、これら吸熱管11aで第2副熱交換器11−2が構成される。排気ケース8の横方向他側の側板8fの前側と後側には、第2副熱交換器11−2用の流入ヘッダ11bと流出ヘッダ11cとが設置されており、複数本の吸熱管11aの一端部と他端部とが夫々流入ヘッダ11bと流出ヘッダ11cとに接続されている。そして、流入ヘッダ11bに暖房回路の戻り管D1を接続すると共に、流出ヘッダ11cに第2主熱交換器4−2の上流端の吸熱管4b−Sに連なる接続管D3を接続している。かくして、戻り管D1からの暖房水が流入ヘッダ11bから第2副熱交換器11−2の複数本の吸熱管11aを介して流出ヘッダ11cに流れ、第2主熱交換器4−2を通過した第2バーナ3−2の燃焼排気中の水蒸気がこれら吸熱管11aの外面で凝縮し、暖房水が水蒸気の潜熱により予熱された状態で流出ヘッダ11cから第2主熱交換器4−2に供給される。
各副熱交換器11−1,11−2での水蒸気の凝縮で生ずる凝縮水は排気ケース8の底板8b上に落下する。底板8bは前下がりに傾斜しており、この傾斜で凝縮水は底板8bを伝ってその前端部に設けた排水部8eに流れる。そして、凝縮水は図示省略したドレン排出管を介して排出される。尚、底板8bが排気フード10−1,10−2に接していると、排気フード10−1,10−2が底板8bに落下する凝縮水の影響で冷却され、排気フード10−1,10−2内において燃焼排気の冷却による結露を生ずる可能性がある。そこで、本実施形態では、底板8bを排気フード10−1,10−2から浮かせて、排気フード10−1,10−2内での結露を防止している。
尚、吸熱管11aは、燃焼排気中の酸化物の溶け込みで強酸性になる凝縮水による腐食を防止するため、耐食性金属、例えば、ステンレス製としている。また、吸熱管11aにコルゲート状の凹凸を付け、吸熱管11aの表面積を大きくして、潜熱の回収効率を向上させるようにしている。
ところで、各副熱交換器11−1,11−2を、各排気空間9−1,9−2に収納する横方向に長手の直状の複数本の吸熱管で構成することも考えられる。然し、この場合には、第1と第2の両排気空間9−1,9−2の間に上記従来例と同様に各副熱交換器11−1,11−2用の中継ヘッダを設置することが必要になる。これに対し、本実施形態では、流入ヘッダ11bと流出ヘッダ11cとに一端部と他端部とが接続される蛇行形状の吸熱管11aで各副熱交換器11−1,11−2が構成されるため、中継ヘッダは不要になり、第1と第2の両排気空間9−1,9−2の間に中継ヘッダの設置スペースを確保する必要がない。従って、第1と第2の両副熱交換器11−1,11−2に共通の単一の排気ケース8内に仕切り壁8aを設けるだけで、両副熱交換器11−1,11−2を配置でき、コストダウンを図ることができる。
また、排気ケース8は第1と第2の両缶体2−1,2−2に跨るように配置されるため、両缶体2−1,2−2間の上方空間が排気ケース8の設置スペース、即ち、第1と第2の副熱交換器11−1,11−2による熱交換スペースとして活用され、スペースを有効利用して熱効率を向上できる。更に、排気ケース8を上下2段に配置する必要がないため、高さ寸法を短縮して熱源機の小型化を図ることもできる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限らない。例えば、上記実施形態では、仕切り壁8aを第1と第2の両缶体2−1,2−2間の横方向中央の直上部に配置し、両缶体2−1,2−2間の上方空間を第1と第2の両副熱交換器11−1,11−2による熱交換スペースとして利用しているが、第1缶体2−1の横方向内方の側板の直上部に仕切り壁8aを配置して、両缶体2−1,2−2間の上方空間を第2副熱交換器11−2による熱交換スペースとしてのみ利用し、或いは、第2缶体2−2の横方向内方の側板の直上部に仕切り壁8aを配置して、両缶体2−1,2−2間の上方空間を第1副熱交換器11−1による熱交換スペースとしてのみ利用することも可能である。
また、上記実施形態では、仕切り壁8aを1枚の板で構成しているが、空隙を存して対向する2枚の板で仕切り壁8aを構成しても良い。ここで、第1と第2の両バーナ3−1,3−2の一方、例えば第2バーナ3−2のみを燃焼させる暖房単独運転時に、第2排気空間9−2に流れる第2バーナ3−2の燃焼排気からの熱が仕切り壁8aを介して第1排気空間9−1に伝達されると、第1副熱交換器11−1に残留する水が過度に加熱される虞がある。仕切り壁8aを2枚板構造にしておけば、2枚の板間の空隙で断熱空気層が形成されて、第1と第2の両排気空間9−1,9−2間の熱伝達が抑制され、かかる不具合は生じない。
また、上記実施形態では、第2主熱交換器4−2を暖房用の熱交換器としたが、第2主熱交換器4−2は浴槽の水を循環させる風呂追焚き用の熱交換器であっても良い。
本発明の実施形態の熱源機の正面図。 実施形態の熱源機の要部の切断正面図。 図2のIII−III線切断側面図。 図3のIV−IV線切断平面図。 実施形態の熱源機の要部の分解状態の斜視図。
符号の説明
2−1…第1缶体、2−2…第2缶体、3−1…第1バーナ、3−2…第2バーナ、4−1…第1主熱交換器、4−2…第2主熱交換器、8…排気ケース、8a…仕切り壁、8f…側板、9−1…第1排気空間、9−2…第2排気空間、11−1…第1副熱交換器、11−2…第2副熱交換器、11a…吸熱管、11b…流入ヘッダ、11c…流出ヘッダ。

Claims (1)

  1. 第1バーナと第1バーナの燃焼排気で加熱される給湯用の第1主熱交換器とを内蔵する第1缶体と、第2バーナと第2バーナの燃焼排気で加熱される給湯以外の用途の第2主熱交換器とを内蔵する第2缶体とを横方向に間隔を空けて並設した2缶式複合熱源機であって、第1主熱交換器の通水方向上流側に接続される潜熱回収型の第1副熱交換器と、第2主熱交換器の通水方向上流側に接続される潜熱回収型の第2副熱交換器とを備えるものにおいて、
    第1と第2の各缶体の上面を覆う第1と第2の各排気フードが設けられると共に、第1と第2の両缶体の上方に両缶体に跨る横長の単一の排気ケースが、該排気ケースの底板を第1と第2の各排気フードから浮かせた状態で配置され、排気ケース内に、排気ケース内の空間を、第1主熱交換器と第1排気フードとを通過した第1バーナの燃焼排気が流れる横方向一側の第1排気空間と、第2主熱交換器と第2排気フードとを通過した第2バーナの燃焼排気が流れる横方他側の第2排気空間とに区画する仕切り壁が設けられ、
    排気ケースの横方向一側の側板に第1副熱交換器用の流入ヘッダと流出ヘッダとが設置され、第1排気空間に、排気ケースの横方向一側の側板と仕切り壁との間で横方向に蛇行し、一端部と他端部とが夫々第1副熱交換器用の流入ヘッダと流出ヘッダとに接続される蛇行形状の吸熱管の複数本が収納されて、これら吸熱管により第1副熱交換器が構成されると共に、
    排気ケースの横方向他側の側板に第2副熱交換器用の流入ヘッダと流出ヘッダとが設置され、第2排気空間に、排気ケースの横方向他側の側板と仕切り壁との間で横方向に蛇行し、一端部と他端部とが夫々第2副熱交換器用の流入ヘッダと流出ヘッダとに接続される蛇行形状の吸熱管の複数本が収納されて、これら吸熱管により第2副熱交換器が構成されることを特徴とする2缶式複合熱源機。
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