JP5799785B2 - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は、貯湯式給湯機に関する。
水を加熱して湯を生成するヒートポンプを搭載したヒートポンプユニットと、湯水を貯留する貯湯タンクを搭載した貯湯タンクユニットとを備えた貯湯式給湯機が広く用いられている。ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットとは、湯水をやり取りする配管を介して接続されている。外気温度が低い時期には、ユニット間を接続する配管内に水が滞留すると、この配管が凍結するおそれがある。
特許文献1に開示された貯湯式給湯機は、貯湯タンク底部から低温水を流出させ、この低温水をヒートポンプユニットにて沸き上げて貯湯タンクの頂部に流入させる循環路を備え、凍結のおそれがある配管を循環路の一部に添わせて配置し、循環路内を循環する温水からの熱交換にて、凍結のおそれがある配管を暖めて凍結を防止する。
特開2005−188864号公報
従来の貯湯式給湯機では、ヒートポンプユニットと貯湯タンクユニットとの間で湯水を循環させる凍結防止運転を行った場合に、ヒートポンプユニットから貯湯タンクユニットに戻った水が貯湯タンク内に流入する。このため、貯湯タンク内に貯留している湯の温度が低下し、蓄熱したエネルギーをロスする。また、寒冷地の屋外で使用されるような場合、冬期においては、ユニット間の配管だけでなく、ユニット内部の配管も凍結する可能性がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、貯湯タンクユニットと加熱手段ユニットとの間を接続する配管の凍結を確実に防止することができるとともに、凍結防止運転の際に貯湯タンク内の水温の低下を抑制することが可能な貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯機は、水を加熱する加熱手段を搭載した加熱手段ユニットと、湯水を貯留する貯湯タンクと、被加熱対象を湯と熱交換して加熱可能な熱交換器とを搭載した貯湯タンクユニットと、加熱手段ユニットと貯湯タンクユニットとを接続する第1ユニット間配管および第2ユニット間配管と、加熱手段ユニットと貯湯タンクとを第1ユニット間配管および第2ユニット間配管を介して接続する貯湯回路と、加熱手段ユニットと熱交換器とを貯湯タンクを通らずに第1ユニット間配管および第2ユニット間配管を介して接続する第1の循環回路とを切り替え可能な流路切替手段と、配管の凍結を防止する凍結防止運転において、第1の循環回路に湯水を循環させる制御手段と、を備え、流路切替手段は、第1流路切替手段および第2流路切替手段を含み、貯湯タンク内の湯を導出可能な箇所に接続された上部流路と、一端が上部流路に連通し、途中に熱交換器が配置され、他端が第1流路切替手段に連通する熱交換器1次側流路と、貯湯タンク内の水を導出可能な箇所に一端が接続され、他端が第1流路切替手段に連通する水導出流路と、一端が第1流路切替手段に連通し、他端が第1ユニット間配管に連通する沸き上げ水往き流路と、一端が第2ユニット間配管に連通し、他端が第2流路切替手段に連通する沸き上げ水戻り流路と、一端が第2流路切替手段に連通し、他端が上部流路および熱交換器1次側流路に連通する第1接続流路と、一端が第2流路切替手段に連通し、他端が貯湯タンク内に湯水を戻す戻し口に連通する第2接続流路と、一端が沸き上げ水往き流路に連通し、他端が第2流路切替手段に連通する第3接続流路と、を備え、第1の循環回路は、第1流路切替手段、沸き上げ水往き流路、第1ユニット間配管、加熱手段ユニット、第2ユニット間配管、沸き上げ水戻り流路、第2流路切替手段、第1接続流路および熱交換器1次側流路により形成される回路であるものである。

本発明によれば、貯湯タンクユニットと加熱手段ユニットとの間を接続する配管の凍結を確実に防止することができるとともに、凍結防止運転の際に貯湯タンク内の水温の低下を抑制することが可能となる。
本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機を示す構成図である。 比較例の凍結防止運転時の回路構成図である。 本発明の実施の形態1における凍結防止運転時の回路構成図である。 本発明の実施の形態1における第2の循環回路による副凍結防止運転時の回路構成図である。 本発明の実施の形態1における第3の循環回路による副凍結防止運転時の回路構成図である。 本発明の実施の形態1における第4の循環回路による副凍結防止運転時の回路構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機を示す構成図である。図1に示す貯湯式給湯機は、貯湯タンクユニット50と、ヒートポンプユニット31(加熱手段ユニット)とを備えている。貯湯タンクユニット50と、ヒートポンプユニット31とは、第1ユニット間配管8と第2ユニット間配管9とによって接続されている。また、貯湯タンクユニット50には、制御部80(制御手段)が搭載されている。貯湯タンクユニット50およびヒートポンプユニット31が備える各種弁類およびポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御部80により制御される。以下、貯湯式給湯機の各構成要素について説明する。
ヒートポンプユニット31には、大気の熱を冷媒に吸収し、貯湯タンクユニット50から供給される低温水を冷媒により加熱するヒートポンプサイクル(加熱手段)が搭載されている。
貯湯タンクユニット50には、湯水を貯留する貯湯タンクと、熱交換器39と、各種の弁類およびポンプ類とが搭載されている。本実施形態では、貯湯タンクは、給湯側貯湯タンク1Aと、給水側貯湯タンク1Bと、給水側貯湯タンク1Bの頂部と給湯側貯湯タンク1Aの底部とを接続する連結流路18とで構成されている。給湯側貯湯タンク1Aおよび給水側貯湯タンク1Bの底部には、市水等の外部からの水を供給するための底部配管14および底部配管15がそれぞれ接続されている。外部から供給される水は、給水ソケット32から給水配管21に流入し、給水圧を一定以下にするための減圧弁38で減圧された後、給水配管13と、底部配管14または底部配管15とを介して、給湯側貯湯タンク1Aまたは給水側貯湯タンク1B内に流入可能である。また、給湯側貯湯タンク1Aの頂部には、貯留した湯を出湯する給湯配管25が接続されている。また、給湯側貯湯タンク1Aの頂部には、上部流路10が接続されている。なお、給湯側貯湯タンク1A,給水側貯湯タンク1Bは、ヒートポンプユニット31を用いて加熱された高温水を上部流路10から流入させるとともに、底部配管14または底部配管15を介して低温水を流入させることにより、上層側と下層側とで温度成層が生じるように湯水が貯留される。
底部配管14,15は、排水弁27を介して、排水管28に接続されている。給湯側貯湯タンク1Aおよび給水側貯湯タンク1B内の水を抜く場合には、排水弁27を開くことにより、給湯側貯湯タンク1Aおよび給水側貯湯タンク1B内の水が排水管28を通って外部に排出される。
給湯配管25は、二股に分岐して、ふろ混合弁23と給湯混合弁24とにそれぞれ接続されている。また、ふろ混合弁23および給湯混合弁24には、給水配管13から分岐した流路が更に接続されている。給湯混合弁24には、給湯配管16が接続されている。ふろ混合弁23には、浴槽配管17が接続されている。
給湯配管16は、給湯ソケット33に接続されている。給湯ソケット33の外部には、図示を省略するが、例えばシャワー、蛇口等の外部水栓へ繋がる外部配管が接続されている。外部水栓に給湯する場合には、給湯混合弁24は、給湯配管25から供給される高温の湯と、給水配管13から供給される低温水とを混合し、所定の温度に調整された湯を給湯配管16に流入させる。
浴槽配管17の途中には、出湯のON/OFFを切り替えるふろ電磁弁22が設けられている。ふろ電磁弁22の下流側で浴槽配管17は二股に分岐している。分岐した一方の浴槽配管17は、ふろ往きソケット34に接続されており、温度検出手段としてのふろ往きサーミスタ40が取り付けられている。分岐した他方の浴槽配管17は、熱交換器39およびふろ循環ポンプ20を通って、ふろ戻りソケット35に接続されており、温度検出手段としてのふろ戻りサーミスタ41が取り付けられている。ふろ往きソケット34およびふろ戻りソケット35の外部には、図示を省略するが、浴槽へ繋がる外部配管が接続されている。浴槽に湯を供給するふろ湯張り運転を行う場合には、ふろ混合弁23は、給湯配管25から供給される高温の湯と、給水配管13から供給される低温水とを混合し、所定の温度に調整された湯を浴槽配管17に流入させる。浴槽を追焚きする追焚き運転を行う場合には、ふろ循環ポンプ20が運転され、浴槽水が、浴槽配管17を循環し、熱交換器39にて加熱される。
次に、貯湯タンクユニット50が備える流路切替手段について説明する。貯湯タンクユニット50には、第1流路切替手段としての三方弁3と、第2流路切替手段としての四方弁4とが備えられている。三方弁3は、2つの入口(AポートおよびBポート)と、1つの出口(Cポート)とを有しており、AポートおよびBポートのどちらかから湯水が流入するように流路を切替可能に構成されている。四方弁4は、2つの入口(AポートおよびBポート)と、2つの出口(CポートおよびDポート)とを有しており、A−C間接続、A−D間接続、B−C間接続、B−D間接続の4つのうちの何れかに流路を切替可能に構成されている。
また、貯湯タンクユニット50は、多数の配管を備えている。上部流路10は、熱交換器1次側流路11および第1接続流路30に接続されている。第1接続流路30は、四方弁4のCポートに接続されている。熱交換器1次側流路11は、熱交換器39に接続されている。熱交換器39は、給湯側貯湯タンク1Aまたはヒートポンプユニット31から熱交換器1次側流路11を通って供給される高温の湯との熱交換を行うことにより、2次側の被加熱対象流体(本実施形態では、浴槽から循環する水)を加熱するものである。なお、本発明では、熱交換器39の用途は、浴槽を追い焚きする用途に限定されるものではない。例えば、熱交換器39は、暖房用流体(不凍液、水など)を加熱する用途に用いられるものでもよい。熱交換器39は、熱交換器1次側流路12を介して、三方弁3のBポートに接続されている。
水導出流路5は、給水側貯湯タンク1Bの底部と、三方弁3のAポートとを接続している。沸き上げ水往き流路7は、三方弁3のCポートと、ヒートポンプ往きソケット36とを接続している。沸き上げ水往き流路7の途中には、配管内の湯水を循環させる循環ポンプ2が備えられている。ヒートポンプ往きソケット36の外部には、第1ユニット間配管8の一端が接続されている。第1ユニット間配管8の他端は、ヒートポンプユニット31に接続されている。第2ユニット間配管9の一端は、ヒートポンプユニット31に接続されている。第2ユニット間配管9の他端は、ヒートポンプ戻りソケット37の外部に接続されている。貯湯タンクユニット50内では、沸き上げ水戻り流路26が、ヒートポンプ戻りソケット37と、四方弁4のAポートとを接続している。第2接続流路6は、四方弁4のDポートと、給水側貯湯タンク1B内に湯水を戻すための戻し口とを接続している。この戻し口は、給水側貯湯タンク1Bの側面部に設けられている。第3接続流路19は、循環ポンプ2とヒートポンプ往きソケット36との間の沸き上げ水往き流路7から分岐し、四方弁4のBポートに接続されている。
図2は、比較例の凍結防止運転時の回路構成図である。凍結防止運転とは、寒冷地等の低気温環境下で、配管(特に、第1ユニット間配管8、第2ユニット間配管9)の凍結を防ぐために、循環ポンプ2を作動させて湯水を循環させる運転である。比較例の凍結防止運転は、図2に示すように、三方弁3がA−C間接続、四方弁4がA−D間接続に制御された状態で、循環ポンプ2を運転することで実行される。凍結防止運転は、実行条件としては、例えば、ふろ往きサーミスタ40またはふろ戻りサーミスタ41により検出される温度が、凍結の可能性がある温度(例えば5℃以下)になった場合に実行される。比較例の凍結防止運転では、給水側貯湯タンク1Bの底部から水導出流路5を通って低温水が流出し、三方弁3のA−C間、沸き上げ水往き流路7、第1ユニット間配管8、ヒートポンプユニット31、第2ユニット間配管9、沸き上げ水戻り流路26、四方弁4のA−D間、第2接続流路6を通り、給水側貯湯タンク1Bの戻し口に流入する。このとき、三方弁3のBポート、四方弁4のBポートおよびCポートは、閉状態となるように制御されている。このような比較例の凍結防止運転では、ヒートポンプユニット31から戻った水が給水側貯湯タンク1Bの戻し口に流入するため、給水側貯湯タンク1B内に貯留している湯の温度が低下し、蓄熱したエネルギーをロスする。
図3は、本発明の実施の形態1における凍結防止運転時の回路構成図である。本実施形態の凍結防止運転は、図3に示すように、三方弁3がB−C間接続、四方弁4がA−C間接続に制御された状態で、循環ポンプ2を運転することで実行される。この凍結防止運転では、三方弁3のB−C間、沸き上げ水往き流路7、第1ユニット間配管8、ヒートポンプユニット31、第2ユニット間配管9、沸き上げ水戻り流路26、四方弁4のA−C間、第1接続流路30、熱交換器1次側流路11、熱交換器39、および熱交換器1次側流路12により第1の循環回路が形成され、湯水が循環する。このように、第1の循環回路では、給湯側貯湯タンク1Aおよび給水側貯湯タンク1Bを通らずに湯水が循環するので、ヒートポンプユニット31から戻った水が給湯側貯湯タンク1Aあるいは給水側貯湯タンク1Bに流入することはない。このため、本実施形態の凍結防止運転では、給湯側貯湯タンク1Aおよび給水側貯湯タンク1B内に貯留している湯の温度低下が発生せず、蓄熱したエネルギーのロスを防止することができる。
図4は、本発明の実施の形態1における第2の循環回路による副凍結防止運転時の回路構成図である。図4に示すように、第2の循環回路による副凍結防止運転は、三方弁3がA−C間接続、四方弁4がA−C間接続に制御された状態で、循環ポンプ2を運転することで実行される。この副凍結防止運転では、給湯側貯湯タンク1A、連結流路18、給水側貯湯タンク1B、水導出流路5、三方弁3のA−C間、沸き上げ水往き流路7、第1ユニット間配管8、ヒートポンプユニット31、第2ユニット間配管9、沸き上げ水戻り流路26、四方弁4のA−C間、第1接続流路30、および上部流路10により第2の循環回路が形成され、湯水が循環する。第1の循環回路による凍結防止運転の開始前または終了後に、上述した第2の循環回路による副凍結防止運転を所定時間実行してもよい。これにより、第1の循環回路では湯水が循環しない水導出流路5や連結流路18の凍結を確実に防止することができる。水導出流路5は、貯湯タンクユニット50の内部配管であり、長さが短いので、第2の循環回路による副凍結防止運転の実行は短時間でよい。第2の循環回路による副凍結防止運転では、ヒートポンプユニット31から戻った水が給湯側貯湯タンク1Aに流入するが、短時間の実行であるため、貯留している湯の温度低下は十分に抑制することができる。
なお、本実施形態では、上述した第2の循環回路は、ヒートポンプユニット31により加熱された湯を給湯側貯湯タンク1Aおよび給水側貯湯タンク1Bに貯める貯湯運転を行う場合の貯湯回路と同じ回路である。
図5は、本発明の実施の形態1における第3の循環回路による副凍結防止運転時の回路構成図である。図5に示すように、第3の循環回路による副凍結防止運転は、三方弁3がB−C間接続、四方弁4がA−D間接続に制御された状態で、循環ポンプ2を運転することで実行される。この副凍結防止運転では、給水側貯湯タンク1B、連結流路18、給湯側貯湯タンク1A、上部流路10、熱交換器1次側流路11、熱交換器39、熱交換器1次側流路12、三方弁3のB−C間、沸き上げ水往き流路7、第1ユニット間配管8、ヒートポンプユニット31、第2ユニット間配管9、沸き上げ水戻り流路26、四方弁4のA−D間、および第2接続流路6により第3の循環回路が形成され、湯水が循環する。第1の循環回路による凍結防止運転の開始前または終了後に、上述した第3の循環回路による副凍結防止運転を所定時間実行してもよい。これにより、第1の循環回路あるいは第2の循環回路では湯水が循環しない第2接続流路6の凍結を確実に防止することができる。第2接続流路6は、貯湯タンクユニット50の内部配管であり、長さが短いので、第3の循環回路による副凍結防止運転の実行は短時間でよい。第3の循環回路による副凍結防止運転では、ヒートポンプユニット31から戻った水が給水側貯湯タンク1Bに流入するが、短時間の実行であるため、貯留している湯の温度低下は十分に抑制することができる。
図6は、本発明の実施の形態1における第4の循環回路による副凍結防止運転時の回路構成図である。図6に示すように、第4の循環回路による副凍結防止運転は、三方弁3がB−C間接続、四方弁4がB−C間接続に制御された状態で、循環ポンプ2を運転することで実行される。この副凍結防止運転では、三方弁3のB−C間、沸き上げ水往き流路7、第3接続流路19、四方弁4のB−C間、第1接続流路30、熱交換器1次側流路11、熱交換器39、および熱交換器1次側流路12により第4の循環回路が形成され、湯水が循環する。第1の循環回路による凍結防止運転の開始前または終了後に、上述した第4の循環回路による副凍結防止運転を所定時間実行してもよい。これにより、第1の循環回路、第2の循環回路あるいは第3の循環回路では湯水が循環しない第3接続流路19の凍結を確実に防止することができる。第4の循環回路では、給湯側貯湯タンク1Aおよび給水側貯湯タンク1Bを通らずに湯水が循環するので、ヒートポンプユニット31から戻った水が給湯側貯湯タンク1Aあるいは給水側貯湯タンク1Bに流入することはない。このため、第4の循環回路による副凍結防止運転では、給湯側貯湯タンク1Aおよび給水側貯湯タンク1B内に貯留している湯の温度低下が発生せず、蓄熱したエネルギーのロスを防止することができる。
本実施形態では、第1の循環回路に湯水を循環させる凍結防止運転の開始前および終了後の少なくとも一方において、上述した第2の循環回路、第3の循環回路および第4の循環回路から選択される少なくとも1つの循環回路に湯水を循環させる副凍結防止運転を実行するようにしてもよい。これにより、第1の循環回路では湯水が循環しない貯湯タンクユニット50の内部配管の凍結を確実に防止することができる。
第1の循環回路に湯水を循環させる凍結防止運転の開始前および終了後の両方において副凍結防止運転を実行する場合には、第2の循環回路、第3の循環回路および第4の循環回路のうち、凍結防止運転開始前の副凍結防止運転で選択した循環回路と異なる循環回路を、凍結防止運転終了後の副凍結防止運転で選択することが好ましい。また、第1の循環回路に湯水を循環させる凍結防止運転の開始前または終了後に副凍結防止運転を実行する場合には、第2の循環回路、第3の循環回路および第4の循環回路のうち、前回の副凍結防止運転で選択した循環回路と異なる循環回路を選択することが好ましい。これらの制御によれば、第2の循環回路、第3の循環回路および第4の循環回路による3つの副凍結防止運転を漏れなく実行することができるので、水導出流路5、第2接続流路6および第3接続流路19の各々の凍結を確実に防止することができる。
上述した第1の循環回路による凍結防止運転、または、第2の循環回路、第3の循環回路および第4の循環回路のうちの何れかによる副凍結防止運転の実行中に、熱交換器39の2次側流路である浴槽配管17に流体(湯水)の流れが生ずる動作(例えば、ふろ湯張りや追焚きなど)の要求があった場合には、循環ポンプ2の回転数を、通常の凍結防止運転または副凍結防止運転での回転数より低下させるようにしてもよい。この制御によれば、凍結防止運転または副凍結防止運転で生じる熱交換器39の1次側の流れにより、熱交換器39の2次側への熱エネルギーの流出を抑えることが可能となる。また、上記の場合において、凍結防止運転または副凍結防止運転を一時的に停止させ、浴槽配管17での湯水の流れがなくなってから凍結防止運転または副凍結防止運転を再開するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、沸き上げ水往き流路7の途中に循環ポンプ2を配置したことにより、第1の循環回路、第2の循環回路、第3の循環回路および第4の循環回路の何れにおいても、共通の循環ポンプ2により湯水を循環可能である。このため、ポンプの設置台数を削減することができ、コスト低減が図れる。ただし、本発明では、循環ポンプの配置は、本実施形態の構成に限定されるものではない。また、複数の循環ポンプを用いるようにしてもよい。
また、本実施形態では、給湯側貯湯タンク1Aと給水側貯湯タンク1Bとが連結流路18を介して連結されることにより貯湯タンクが構成される場合について説明したが、本発明では、貯湯タンクは、単一のタンクで構成されていてもよく、また、3個以上のタンクが連結された構成でもよい。
1A 給湯側貯湯タンク
1B 給水側貯湯タンク
2 循環ポンプ
3 三方弁
4 四方弁
5 水導出流路
6 第2接続流路
7 沸き上げ水往き流路
8 第1ユニット間配管
9 第2ユニット間配管
10 上部流路
11,12 熱交換器1次側流路
13 給水配管
14,15 底部配管
16 給湯配管
17 浴槽配管
18 連結流路
19 第3接続流路
20 ふろ循環ポンプ
21 給水配管
22 ふろ電磁弁
23 ふろ混合弁
24 給湯混合弁
25 給湯配管
26 沸き上げ水戻り流路
27 排水弁
28 排水管
30 第1接続流路
31 ヒートポンプユニット
32 給水ソケット
33 給湯ソケット
34 ふろ往きソケット
35 ふろ戻りソケット
36 ヒートポンプ往きソケット
37 ヒートポンプ戻りソケット
38 減圧弁
39 熱交換器
40 ふろ往きサーミスタ
41 ふろ戻りサーミスタ
50 貯湯タンクユニット
80 制御部

Claims (8)

  1. 水を加熱する加熱手段を搭載した加熱手段ユニットと、
    湯水を貯留する貯湯タンクと、被加熱対象を湯と熱交換して加熱可能な熱交換器とを搭載した貯湯タンクユニットと、
    前記加熱手段ユニットと前記貯湯タンクユニットとを接続する第1ユニット間配管および第2ユニット間配管と、
    前記加熱手段ユニットと前記貯湯タンクとを前記第1ユニット間配管および前記第2ユニット間配管を介して接続する貯湯回路と、前記加熱手段ユニットと前記熱交換器とを前記貯湯タンクを通らずに前記第1ユニット間配管および前記第2ユニット間配管を介して接続する第1の循環回路とを切り替え可能な流路切替手段と、
    配管の凍結を防止する凍結防止運転において、前記第1の循環回路に湯水を循環させる制御手段と、
    を備え
    前記流路切替手段は、第1流路切替手段および第2流路切替手段を含み、
    前記貯湯タンク内の湯を導出可能な箇所に接続された上部流路と、
    一端が前記上部流路に連通し、途中に前記熱交換器が配置され、他端が前記第1流路切替手段に連通する熱交換器1次側流路と、
    前記貯湯タンク内の水を導出可能な箇所に一端が接続され、他端が前記第1流路切替手段に連通する水導出流路と、
    一端が前記第1流路切替手段に連通し、他端が前記第1ユニット間配管に連通する沸き上げ水往き流路と、
    一端が前記第2ユニット間配管に連通し、他端が前記第2流路切替手段に連通する沸き上げ水戻り流路と、
    一端が前記第2流路切替手段に連通し、他端が前記上部流路および前記熱交換器1次側流路に連通する第1接続流路と、
    一端が前記第2流路切替手段に連通し、他端が前記貯湯タンク内に湯水を戻す戻し口に連通する第2接続流路と、
    一端が前記沸き上げ水往き流路に連通し、他端が前記第2流路切替手段に連通する第3接続流路と、
    を備え、
    前記第1の循環回路は、第1流路切替手段、前記沸き上げ水往き流路、前記第1ユニット間配管、前記加熱手段ユニット、前記第2ユニット間配管、前記沸き上げ水戻り流路、前記第2流路切替手段、前記第1接続流路および前記熱交換器1次側流路により形成される回路である貯湯式給湯機。
  2. 前記流路切替手段は、
    前記貯湯タンク、前記水導出流路、前記第1流路切替手段、前記沸き上げ水往き流路、前記第1ユニット間配管、前記加熱手段ユニット、前記第2ユニット間配管、前記沸き上げ水戻り流路、前記第2流路切替手段、前記第1接続流路および前記上部流路により形成される第2の循環回路と、
    前記貯湯タンク、前記上部流路、前記熱交換器1次側流路、前記第1流路切替手段、前記沸き上げ水往き流路、前記第1ユニット間配管、前記加熱手段ユニット、前記第2ユニット間配管、前記沸き上げ水戻り流路、前記第2流路切替手段および前記第2接続流路により形成される第3の循環回路と、
    前記第1流路切替手段、前記沸き上げ水往き流路、前記第3接続流路、前記第2流路切替手段、前記第1接続流路および前記熱交換器1次側流路により形成される第4の循環回路と、
    を更に切り替え可能である請求項記載の貯湯式給湯機。
  3. 前記制御手段は、前記第1の循環回路に湯水を循環させる前記凍結防止運転の開始前および終了後の少なくとも一方において、前記第2の循環回路、前記第3の循環回路および前記第4の循環回路から選択される少なくとも1つの循環回路に湯水を循環させる副凍結防止運転を実行する請求項記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記制御手段は、前記第1の循環回路に湯水を循環させる前記凍結防止運転の開始前および終了後の両方において前記副凍結防止運転を実行する場合に、前記凍結防止運転の終了後の前記副凍結防止運転では、前記凍結防止運転の開始前の前記副凍結防止運転で選択した循環回路と異なる循環回路を選択する請求項記載の貯湯式給湯機。
  5. 前記制御手段は、前記副凍結防止運転を実行する場合に、前回の前記副凍結防止運転で選択した循環回路と異なる循環回路を選択する請求項記載の貯湯式給湯機。
  6. 前記沸き上げ水往き流路の途中に設置された循環ポンプを備え、前記第1の循環回路、前記第2の循環回路、前記第3の循環回路および前記第4の循環回路の何れにおいても共通の前記循環ポンプにより湯水を循環可能である請求項乃至の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  7. 前記制御手段は、前記凍結防止運転または前記副凍結防止運転の実行中に、前記熱交換器の2次側流路に流体の流れが生ずる動作の要求があった場合には、前記循環ポンプの回転数を低下させる請求項記載の貯湯式給湯機。
  8. 前記貯湯タンクは、前記上部流路が接続された給湯側貯湯タンクと、前記水導出流路が接続された給水側貯湯タンクと、前記給湯側貯湯タンクの底部と前記給水側貯湯タンクの頂部とを接続する連結流路とを有する請求項乃至の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
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