JP5803828B2 - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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本発明は、貯湯式給湯機に関する。
上層側の湯と下層側の水とを積層状態で貯留可能な貯湯タンク内に貯留した低温水を底部から流出させ、この低温水をヒートポンプ式加熱源等の加熱手段にて沸き上げて貯湯タンクの上部に戻す沸き上げ運転を行うことにより、貯湯タンク内に湯を貯える貯湯式給湯機において、被加熱物(例えば、浴槽に貯留された浴槽水)を加熱するための熱交換器を備え、貯湯タンクから取り出した湯を熱源水として上記熱交換器を経由させて貯湯タンクに戻す加熱動作を行うことにより、例えばふろの追焚きや保温を可能とする技術が知られている。従来、この種の貯湯式給湯機には、1つの循環ポンプを用いて、貯湯タンク内の水の沸き上げ運転と、被加熱物の加熱動作とを同時に実施可能としているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−226695号公報
しかしながら、一般的に貯湯式給湯機を設置する場合は、昼間時間帯の料金が割高の電気料金契約を結ぶことが多いため、従来の貯湯式給湯機においては、昼間時間帯に被加熱物の加熱動作を行う際に、貯湯タンク内の水の沸き上げ運転を同時に行うと、昼間時間帯の割高の電気を使用することによって電気料金が高くなるおそれがある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、昼間時間帯に被加熱物の加熱動作を行う際に、貯湯タンク内の水の沸き上げ運転を行うことなく昼間時間帯の電力消費を抑制し、かつ、その後の沸き上げ運転における加熱手段の効率を高く維持することができる貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯機は、水を加熱して湯を生成可能な加熱手段と、上層側の湯と下層側の水とを積層状態で貯留可能な貯湯タンクと、被加熱物を熱源水と熱交換することにより加熱する熱交換器と、貯湯タンクの上部領域に設けられた第一上部口および第二上部口と、貯湯タンクの下部領域に設けられた第一下部口および第二下部口と、第一下部口と加熱手段の入水口とを接続する流路と、加熱手段の出湯口と第一上部口とを接続する流路とを有する沸き上げ回路と、沸き上げ回路における第一下部口と加熱手段の入水口とを接続する流路の途中に設置された第一流路切替手段と、加熱手段の出湯口と第一上部口とを接続する流路の途中に設けられた熱源側流路接続部と、熱源側流路接続部と熱交換器の熱源水の入口とを接続する流路と、熱交換器の熱源水の出口と第一流路切替手段とを接続する流路とを有する熱源側流路と、熱源側流路における熱源側流路接続部と熱交換器の熱源水の入口とを接続する流路の途中に設置された第二流路切替手段と、第二上部口と第二流路切替手段とを接続する上部取り出し流路と、沸き上げ回路における加熱手段の出湯口と熱源側流路接続部との間に設置された第三流路切替手段と、第三流路切替手段と第二下部口とを接続する下部戻し流路と、沸き上げ回路における第一流路切替手段と加熱手段の入水口との間に設置され、湯水を循環させる熱源循環ポンプと、一端が沸き上げ回路における熱源循環ポンプと加熱手段の入水口との間に接続され、他端が第三流路切替手段に接続されたバイパス流路と、を備え、第一流路切替手段は、第一下部口と加熱手段の入水口とが沸き上げ回路を介して連通する第一流路形態と、熱源側流路と加熱手段の入水口とが沸き上げ回路を介して連通する第二流路形態とを選択可能であり、第二流路切替手段は、上部取り出し流路と熱交換器の熱源水の入口とが熱源側流路を介して連通する第一流路形態と、熱源側流路接続部と熱交換器の熱源水の入口とが熱源側流路を介して連通する第二流路形態とを選択可能であり、第三流路切替手段は、加熱手段の出湯口と第一上部口とが沸き上げ回路を介して連通する第一流路形態と、バイパス流路と第一上部口とが沸き上げ回路を介して連通する第二流路形態と、バイパス流路と下部戻し流路とを連通する第三流路形態とを選択可能なものである。
本発明によれば、昼間時間帯に被加熱物の加熱動作を行う際に、貯湯タンク内の水の沸き上げ運転を行うことなく昼間時間帯の電力消費を抑制し、かつ、その後の沸き上げ運転における加熱手段の効率を高く維持することが可能となる。
本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機を示す構成図である。 本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機における沸き上げ運転時の回路構成図である。 本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機における熱源水再循環運転による浴槽加熱動作時の回路構成図である。 本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機における熱源水上部戻し運転による浴槽加熱動作時の回路構成図である。 本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機における熱源水下部戻し運転による浴槽加熱動作時の回路構成図である。 本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機の他の構成例を示す図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機を示す構成図である。図1に示すように、本実施形態の貯湯式給湯機100は、貯湯タンクユニット1と、ヒートポンプサイクルを利用するように構成されたヒートポンプユニット60とを備えている。貯湯タンクユニット1と、ヒートポンプユニット60とは、ヒートポンプ入口配管41とヒートポンプ出口配管42と図示しない電気配線とを介して接続されている。また、貯湯タンクユニット1には、制御部70(制御手段)が内蔵されている。貯湯タンクユニット1およびヒートポンプユニット60が備える各種の弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御部70により制御される。制御部70は、例えば浴室や台所に設置されるリモコン装置等のユーザーインターフェース装置と相互に通信可能に接続される。以下、貯湯式給湯機100の各構成要素について説明する。
ヒートポンプユニット60は、貯湯タンクユニット1から導かれた水を加熱する(沸き上げる)ための加熱手段として機能するものである。ヒートポンプユニット60は、圧縮機61、沸き上げ用熱交換器62、膨張弁63および空気熱交換器64を作動媒体循環配管65にて環状に接続し、冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を構成している。沸き上げ用熱交換器62は、ヒートポンプサイクルを構成する作動媒体循環配管65を流れる作動媒体と貯湯タンクユニット1から導かれた水との間で熱交換を行うためのものである。ヒートポンプ出口温度センサ66は、沸き上げ用熱交換器62で加熱されて生成された高温水の温度を検出する温度センサであり、ヒートポンプ出口配管42に設けられている。ヒートポンプユニット60で高温水を得るためには、ヒートポンプサイクルは、作動媒体(冷媒)として二酸化炭素を用い、臨界圧を越える圧力で運転することが好ましい。
貯湯タンクユニット1には、以下の各種部品や配管などが内蔵されている。貯湯タンク10は、湯水を貯留するためのものである。貯湯タンク10の下部に設けられた給水口14には、水道等の外部の水源からの水を供給するための給水配管2が減圧弁(図示省略)を介して接続されている。貯湯タンク10の上部に設けられた第一上部口15には、第二のタンク上部配管44が接続されている。貯湯タンク10内に貯留した湯を給湯機外部へ供給するための給湯配管3は、第2のタンク上部配管44から分岐して設けられている。給湯配管3は、例えば蛇口、シャワー、浴槽50等の給湯先へ供給される湯が通る配管である。給湯先で湯が使用される際には、貯湯タンク10内に貯えられた湯が、第一上部口15から取り出され、給湯配管3を通って、給湯先へ送られる。給湯配管3には、給湯配管3を流れる高温水の温度を検出する給湯温度センサ54と、給湯配管3を流れる高温水の流量を検出する給湯流量センサ55とが設置されている。また、貯湯タンクユニット1内には、貯湯タンク10から給湯配管3へ導出された高温水と、給水配管2から分岐した給水分岐管(図示省略)から供給される低温水とを混合することによって給湯温度を調節するための混合弁(図示省略)が更に設けられていても良い。その場合、浴槽50へ給湯するための湯張り用混合弁と、シャワーや蛇口等へ給湯するための一般給湯用混合弁とが設けられていても良い。
ヒートポンプユニット60を用いて加熱されて生成された湯(高温水)が第一上部口15から貯湯タンク10内に流入し、給水配管2からの低温水が給水口14から貯湯タンク10内に流入することにより、貯湯タンク10内には、上層側が高温で下層側が低温となるように温度成層が形成されて湯水を貯留可能になっている。貯湯タンク10の表面には、貯湯タンク10内の湯水の温度分布を検出するため、複数の貯湯温度センサ11,12が互いに異なる高さ位置に取り付けられている。図示の構成では、2個の貯湯温度センサ11,12を設けているが、3個以上としてもよい。これらの貯湯温度センサ11,12は、それぞれ、貯湯タンク10内の所定の高さ位置での湯水の温度を検出する。制御部70は、これらの貯湯温度センサ11,12により取得された貯湯タンク10内の高さ方向の温度分布に基づいて、貯湯タンク10内の貯湯量(蓄熱量)を算出することができ、その貯湯量に基づいて、ヒートポンプユニット60による貯湯タンク10内の湯水の沸き上げ運転の開始および停止などが制御される。
また、貯湯タンクユニット1内には、熱源循環ポンプ21および利用側熱交換器22が内蔵されている。熱源循環ポンプ21は、各種配管に湯水を循環させるためのポンプである。利用側熱交換器22は、貯湯タンク10あるいはヒートポンプユニット60から供給される湯を熱源水とし、この熱源水と熱交換することにより被加熱物を加熱するための熱交換器である。浴槽水循環回路51は、浴槽50から導出した湯水(浴槽水)を、利用側熱交換器22を経由させて、浴槽50に戻すように配設されている。浴槽水循環回路51の途中には、浴槽水を循環させるための二次側循環ポンプ52と、浴槽50から出た浴槽水の温度を検知する浴槽出口側温度センサ53(浴槽温度検知手段)とが設置されている。このように、本実施形態では、利用側熱交換器22の二次側の構成として、浴槽50内の浴槽水を循環させる浴槽水循環回路51を備え、利用側熱交換器22にて浴槽水を加熱するものを例に説明するが、本発明における利用側熱交換器は、浴槽水以外の被加熱物(例えば、暖房用循環水など)を加熱するものであってもよい。
次に、貯湯タンクユニット1が備える弁類および配管類について説明する。貯湯タンクユニット1は、第一の三方弁31(第一の流路切替手段)と、第二の三方弁32(第二の流路切替手段)と、四方弁33(第三の流路切替手段)とを有している。第一の三方弁31および第二の三方弁32は、それぞれ、湯水が流入する2つの入口(aポート、bポート)と、湯水が流出する1つの出口(cポート)とを有する流路切替手段であり、aポートもしくはbポートのどちらかから湯水が流入するように湯水の経路を切り替え可能に構成されている。四方弁33は、湯水が流入する2つの入口(bポート、cポート)と、湯水が流出する2つの出口(aポート、dポート)とを有する流路切替手段であり、3つの経路、すなわち、b−a経路、b−d経路、c−d経路の間で流路形態を切り替え可能に構成されている。
また、貯湯タンクユニット1は、タンク下部配管40、第一のタンク上部配管43、第二のタンク上部配管44、下部戻し配管45、利用側熱交換器一次側入口配管46、利用側熱交換器一次側出口配管47、バイパス配管48および上部戻し配管49を有している。
タンク下部配管40は、貯湯タンク10の下部に設けられた第一下部口16と、第一の三方弁31のaポートとを接続する流路である。ヒートポンプ入口配管41は、第一の三方弁31のcポートとヒートポンプユニット60の入口側(入水口)とを接続する流路である。ヒートポンプ出口配管42は、ヒートポンプユニット60の出口側(出湯口)と、四方弁33のcポートとを接続する流路である。第一のタンク上部配管43(上部取り出し流路)は、貯湯タンク10の上部領域(中間より上側の領域)に設けられた第二上部口18と、第二の三方弁32のaポートとを接続する流路である。第二のタンク上部配管44は、貯湯タンク10の第一上部口15と、第二の三方弁32のbポートとを接続する流路である。下部戻し配管45(下部戻し流路)は、四方弁33のaポートと貯湯タンク10の下部領域(中間より下側の領域)に設けられた第二下部口17とを接続する流路である。利用側熱交換器一次側入口配管46(熱源側流路)は、第二の三方弁32のcポートと、利用側熱交換器22の一次側入口とを接続する流路である。利用側熱交換器一次側出口配管47(熱源側流路)は、利用側熱交換器22の一次側出口と、第一の三方弁31のbポートとを接続する流路である。バイパス配管48(バイパス流路)は、熱源循環ポンプ21の下流側のヒートポンプ入口配管41から分岐して延び、四方弁33のbポートに接続される流路である。上部戻し配管49は、第二のタンク上部配管44の途中に設けられた熱源側流路接続部34から分岐して延び、四方弁33のdポートに接続される流路である。また、第二のタンク上部配管44の熱源側流路接続部34から第二の三方弁32のbポートまでの部分は、熱源側流路の一部を構成している。
本実施形態では、貯湯タンク10は、円筒状に形成された胴部と、略椀状に形成された頂部と、略椀状に形成された底部とを有しており、第一上部口15および第二上部口18は貯湯タンク10の頂部領域に設けられ、第一下部口16、第二下部口17および給水口14は底部領域に設けられている。また、第一上部口15は、第二上部口18より高い位置に設けられており、第二下部口17は、第一下部口16より高い位置に設けられている。
本実施形態の貯湯式給湯機100では、以下の図2乃至図5に示す運転状態に応じて、上記第二の三方弁32を制御して、次の第一および第二の2つの流路形態の間を切り替えて使用するようになっている。より具体的には、上記第二の三方弁32により選択可能な「第一流路形態」とは、第一のタンク上部配管43を利用側熱交換器一次側入口配管46に連通させる流路形態(a−c経路)である。「第二流路形態」とは、第二のタンク上部配管44を利用側熱交換器一次側入口配管46に連通させる流路形態(b−c経路)である。
また、本実施形態の貯湯式給湯機100では、以下の図2乃至図5に示す運転状態に応じて上記第一の三方弁31を制御して、次の第一および第二の2つの流路形態の間を切り替えて使用するようになっている。より具体的には、上記第一の三方弁31により選択可能な「第一流路形態」とは、タンク下部配管40をヒートポンプ入口配管41に連通させる流路形態(a−c経路)である。「第二流路形態」とは、利用側熱交換器一次側出口配管47をヒートポンプ入口配管41に連通させる流路形態(b−c経路)である。
更に、本実施形態の貯湯式給湯機100では、以下の図2乃至図5に示す運転状態に応じて上記四方弁33を制御して、次の第一、第二、第三の3つの流路形態の間を切り替えて使用するようになっている。より具体的には、四方弁33により選択可能な「第一流路形態」とは、ヒートポンプ出口配管42を上部戻し配管49に連通させる流路形態(c−d経路)である。「第二流路形態」とは、バイパス配管48を上部戻し配管49に連通させる流路形態(b−d経路)である。「第三流路形態」とは、バイパス配管48を下部戻し配管45に連通させる流路形態(b−a経路)である。
図2は、本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機100における沸き上げ運転時の回路構成図である。沸き上げ運転(貯湯運転)とは、ヒートポンプユニット60を利用して貯湯タンク10内の水を沸き上げて湯とすることにより貯湯タンク10内の貯湯量(蓄熱量)を増加させる運転である。この沸き上げ運転時には、第一の三方弁31は、aポートとcポートとが連通し、bポートが閉状態となるように(すなわち、第一の三方弁31の上記第一流路形態が選択されるように)制御される。これにより、タンク下部配管40とヒートポンプ入口配管41とが連通するとともに、利用側熱交換器一次側出口配管47側を閉として利用側熱交換器22からの流路が遮断される。また、沸き上げ運転時には、四方弁33は、cポートとdポートとが連通し、aポートとbポートとが閉状態となるように(すなわち、四方弁33の上記第一流路形態が選択されるように)制御される。これにより、ヒートポンプ出口配管42と上部戻し配管49とが連通するとともに、下部戻し配管45側を閉として貯湯タンク10の第二下部口17への流路が遮断される。
沸き上げ運転は、上記のように第一の三方弁31および四方弁33が制御されることにより、タンク下部配管40、ヒートポンプ入口配管41、ヒートポンプ出口配管42、上部戻し配管49および第二のタンク上部配管44によって沸き上げ回路が形成された状態で、熱源循環ポンプ21およびヒートポンプユニット60を稼動させることにより実行される。その結果、貯湯タンク10の第一下部口16から流出する低温水は、タンク下部配管40、第一の三方弁31、熱源循環ポンプ21およびヒートポンプ入口配管41を経由してヒートポンプユニット60に導かれ、沸き上げ用熱交換器62において加熱された後、高温水となってヒートポンプ出口配管42、四方弁33、上部戻し配管49および第二のタンク上部配管44を経由して、貯湯タンク10の第一上部口15から貯湯タンク10内に流入し貯えられる。このような沸き上げ運転が実行されることで、貯湯タンク10の内部では、上層部から高温水が貯えられていき、この高温水層が徐々に厚くなっていき、貯湯温度センサにより把握される貯湯タンク10内の貯湯量(蓄熱量)が所定量を超えると、沸き上げ運転が停止される。
図3は、本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機100における熱源水再循環運転による浴槽加熱動作時の回路構成図である。熱源水再循環運転とは、ヒートポンプユニット60で加熱されてヒートポンプユニット60の出湯口から取り出した湯を熱源水として利用側熱交換器22に送って浴槽水と熱交換し、熱交換後の熱源水をヒートポンプユニット60の入水口に流入させ、ヒートポンプユニット60で再加熱して再循環させることにより、浴槽水の加熱を実施する運転である。この熱源水再循環運転時には、第二の三方弁32は、bポートとcポートとが連通し、aポートが閉状態となるように(すなわち、第二の三方弁32の上記第二流路形態が選択されるように)制御される。これにより、第二のタンク上部配管44と利用側熱交換器一次側入口配管46とが連通するとともに、第一のタンク上部配管43側を閉として貯湯タンク10の第二上部口18からの流路が遮断される。また、第一の三方弁31は、bポートとcポートとが連通し、aポートが閉状態となるように(すなわち、第一の三方弁31の上記第二流路形態が選択されるように)制御される。これにより、利用側熱交換器一次側出口配管47とヒートポンプ入口配管41とが連通するとともに、タンク下部配管40側を閉として貯湯タンク10の第一下部口16からの流路が遮断される。更に、四方弁33は、cポートとdポートとが連通し、aポートとbポートとが閉状態となるように(すなわち、四方弁33の上記第一流路形態が選択されるように)制御される。これにより、ヒートポンプ出口配管42と上部戻し配管49とが連通するとともに、下部戻し配管45側を閉として貯湯タンク10の第二下部口17への流路が遮断される。
熱源水再循環運転は、上記のように第一の三方弁31、第二の三方弁32および四方弁33が制御された状態で、熱源循環ポンプ21およびヒートポンプユニット60を稼動させることにより実行される。その結果、利用側熱交換器22の一次側を循環する回路側では、ヒートポンプユニット60の沸き上げ用熱交換器62において加熱された高温の熱源水が、ヒートポンプ出口配管42、四方弁33、上部戻し配管49、第二のタンク上部配管44、第二の三方弁32、利用側熱交換器一次側入口配管46を経由して利用側熱交換器22に導かれ、浴槽水と熱交換され中温水(浴槽水と熱交換して温度が低下した水)となる。この中温水となった熱源水は、利用側熱交換器一次側出口配管47、第一の三方弁31、ヒートポンプ入口配管41を経由してヒートポンプユニット60に導かれ、再加熱されて再循環する。一方、浴槽50側の経路では、二次側循環ポンプ52を運転することで、浴槽50に張られた湯水が浴槽水循環回路51内を循環する。その結果、利用側熱交換器22の一次側を流れる熱源水の熱が、利用側熱交換器22の二次側を流れる浴槽水に伝達し、浴槽50内に張られた湯水が温められる。
沸き上げ運転においては、ヒートポンプユニット60への入水温度が高いほどヒートポンプユニット60の効率が低下する。熱源水再循環運転では、貯湯タンク10の下部領域に中温水を流入させないため、貯湯タンク10の下部領域に貯留された低温水の温度を上昇させることがない。このため、沸き上げ運転の際にヒートポンプユニット60への入水温度を低く維持することが可能となり、ヒートポンプユニット60の運転効率を高く維持することができる。また、熱源水再循環運転では、貯湯タンク10の上部領域にも中温水を流入させないため、貯湯タンク10の上部領域に貯留された湯の温度の低下を防止することができる。しかしながら、熱源水再循環運転時には、ヒートポンプユニット60への入水温度が高くなるため、熱源水再循環運転自体の効率は低くなる。
図4は、本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機100における熱源水上部戻し運転による浴槽加熱動作時の回路構成図である。熱源水上部戻し運転とは、貯湯タンク10の第二上部口18から取り出した湯を熱源水として利用側熱交換器22に送って浴槽水と熱交換し、熱交換後の熱源水を第一上部口15から貯湯タンク10に流入させて、浴槽水の加熱を実施する運転である。この熱源水上部戻し運転時には、第二の三方弁32は、aポートとcポートとが連通し、bポートが閉状態となるように(すなわち、第二の三方弁32の上記第一流路形態が選択されるように)制御される。これにより、第一のタンク上部配管43と利用側熱交換器一次側入口配管46とが連通するとともに、第二のタンク上部配管44側を閉として貯湯タンク10の第一上部口15からの流路が遮断される。また、第一の三方弁31は、bポートとcポートとが連通し、aポートが閉状態となるように(すなわち、第一の三方弁31の上記第二流路形態が選択されるように)制御される。これにより、利用側熱交換器一次側出口配管47とヒートポンプ入口配管41とが連通するとともに、タンク下部配管40側を閉として貯湯タンク10の第一下部口16からの流路が遮断される。更に、四方弁33は、bポートとdポートとが連通し、aポートとcポートが閉状態となるように(すなわち、四方弁33の上記第二流路形態が選択されるように)制御される。これにより、バイパス配管48と上部戻し配管49とが連通するとともに、ヒートポンプ出口配管42側を閉として沸き上げ用熱交換器62からの流路が遮断される。
熱源水上部戻し運転は、上記のように第一の三方弁31、第二の三方弁32および四方弁33が制御された状態で、熱源循環ポンプ21を稼動させることにより実行される。その結果、貯湯タンク10の第二上部口18から流出する熱源水は、第一のタンク上部配管43、第二の三方弁32、利用側熱交換器一次側入口配管46を経由して利用側熱交換器22に導かれ、浴槽水と熱交換され中温水(浴槽水と熱交換して温度が低下した水)となる。この中温水となった熱源水は、利用側熱交換器一次側出口配管47、第一の三方弁31、ヒートポンプ入口配管41、バイパス配管48、四方弁33、上部戻し配管49、第二のタンク上部配管44を経由して第一上部口15から貯湯タンク10に流入する。一方、浴槽50側の経路の運転は、前述と同様である。
熱源水上部戻し運転では、貯湯タンク10の下部領域に中温水を流入させないため、貯湯タンク10の下部領域に貯留された低温水の温度を上昇させることがなく、沸き上げ運転の際にヒートポンプユニット60への入水温度を低く維持することが可能となり、沸き上げ運転の効率を高く維持することができる。また、熱源水上部戻し運転では、利用側熱交換器22から戻る中温水は、第一上部口15から貯湯タンク10に流入し、貯湯タンク10の上部領域に貯留された湯に混合する。利用側熱交換器22から戻る中温水は、給水配管2から供給される低温水よりは温度が十分に高く、熱量を有している。熱源水上部戻し運転を実施した場合には、利用側熱交換器22から戻る中温水が貯湯タンク10の上部領域に貯留された湯に混合し、その混合された湯を給湯配管3から給湯先へ給湯可能となる。このため、利用側熱交換器22から戻る中温水が持つ熱量を給湯先への給湯に再利用することが可能となるので、エネルギー使用効率を向上することができる。しかしながら、熱源水上部戻し運転では、貯湯タンク10の上部領域に貯留された湯の温度を低下させることとなるため、利用側熱交換器22の一次側を流れる熱源水の温度を低下させ、利用側熱交換器22の二次側を流れる浴槽水に熱を伝達する能力の低下を引き起こしてしまう。
本実施形態の貯湯式給湯機100では、貯湯タンク10の第一上部口15が、熱源水上部戻し運転での熱源水や沸き上げ運転での高温水を貯湯タンク10に流入させる流入口としての用途と、給湯先に供給される湯を取り出す流出口としての用途とに兼用されるので、貯湯タンク10に設ける湯水の出入り口の数を減らすことができ、構造の簡素化が図れる。
図5は、本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機100における熱源水下部戻し運転による浴槽加熱動作時の回路構成図である。熱源水下部戻し運転とは、貯湯タンク10の第一上部口15から取り出した湯を熱源水として利用側熱交換器22に送って浴槽水と熱交換し、熱交換後の熱源水を第二下部口17から貯湯タンク10に流入させて、浴槽水の加熱を実施する運転である。この熱源水下部戻し運転時には、第二の三方弁32は、bポートとcポートとが連通し、aポートが閉状態となるように(すなわち、第二の三方弁32の上記第二流路形態が選択されるように)制御される。これにより、第二のタンク上部配管44と利用側熱交換器一次側入口配管46とが連通するとともに、第一のタンク上部配管43側を閉として貯湯タンク10の第二上部口18からの流路が遮断される。また、第一の三方弁31は、bポートとcポートとが連通し、aポートが閉状態となるように(すなわち、第一の三方弁31の上記第二流路形態が選択されるように)制御される。これにより、利用側熱交換器一次側出口配管47とヒートポンプ入口配管41とが連通するとともに、タンク下部配管40側を閉として貯湯タンク10の第一下部口16からの流路が遮断される。更に、四方弁33は、aポートとbポートとが連通し、cポートとdポートが閉状態となるように(すなわち、四方弁33の上記第三流路形態が選択されるように)制御される。これにより、バイパス配管48と下部戻し配管45とが連通するとともに、ヒートポンプ出口配管42側を閉として沸き上げ用熱交換器62からの流路が遮断される。
熱源水下部戻し運転は、上記のように第一の三方弁31、第二の三方弁32および四方弁33が制御された状態で、熱源循環ポンプ21を稼動させることにより実行される。その結果、貯湯タンク10の第一上部口15から流出する熱源水は、第二のタンク上部配管44、第二の三方弁32、利用側熱交換器一次側入口配管46を経由して利用側熱交換器22に導かれ、浴槽水と熱交換され中温水(浴槽水と熱交換して温度が低下した水)となる。この中温水となった熱源水は、利用側熱交換器一次側出口配管47、第一の三方弁31、ヒートポンプ入口配管41、バイパス配管48、四方弁33、下部戻し配管45を経由して第二下部口17から貯湯タンク10に流入する。一方、浴槽50側の経路の運転は、前述と同様である。
熱源水下部戻し運転では、貯湯タンク10の下部領域に中温水を流入させるため、熱源水上部戻し運転を行った後と比べると、沸き上げ運転の際にヒートポンプユニット60への入水温度が高くなり運転効率が低くなる。しかしながら、熱源水下部戻し運転では、貯湯タンク10の上部領域に貯留された湯の温度を低下させることはないため、利用側熱交換器22の一次側を流れる熱源水の温度を維持し、加熱能力の低下を引き起こすことなく利用側熱交換器22の二次側を流れる浴槽水に熱を伝達することが可能となる。
以上説明したように、実施の形態1の貯湯式給湯機100によれば、熱源水上部戻し運転による浴槽加熱動作を可能としており、昼間時間帯に浴槽加熱動作(被加熱物の加熱動作)を行う際に、貯湯タンク10内の水の沸き上げ運転を行う必要がないので、料金が割高な昼間時間帯の電力消費を抑制することができ、かつ、その後に行う沸き上げ運転時のヒートポンプユニット60の運転効率を高く維持することができる。
また、浴槽加熱動作を行う際に、熱源水再循環運転、熱源水上部戻し運転、熱源水下部戻し運転の中から最適な運転を選択することが可能なため、浴槽水の加熱能力を確保し、湯切れを出来る限り防ぎ、運転効率を高く維持し、ユーザーの使い勝手を向上することができる。
例えば、浴槽水の加熱能力を最優先すべき場合には、熱源水下部戻し運転を選択する。熱源水下部戻し運転では、貯湯タンク10内の高温水を利用するため高い加熱能力を確保することができる。また、湯切れの心配がある場合には、熱源水再循環運転を選択する。熱源水再循環運転では、貯湯タンク10内の貯湯量(蓄熱量)を減少させないため、湯切れの心配を減らすことができる。また、運転効率を高く維持したい場合には、熱源水再循環運転、または、熱源水上部戻し運転を選択する。熱源水再循環運転では、貯湯タンク10内に中温水が生成されないため、ヒートポンプユニット60での沸き上げ運転の際にヒートポンプへの入水温度を低く維持することが可能となり運転効率を高く維持することができる。また、熱源水上部戻し運転では、貯湯タンク10の下部に中温水を流入させないため、ヒートポンプユニット60での沸き上げ運転の際にヒートポンプへの入水温度を低く維持することが可能となり運転効率を高く維持することができる。つまり、湯切れの心配がない場合には、熱源水上部戻し運転を選択することによって、運転効率を高く維持するとともに、昼間時間帯に被加熱物の加熱動作を行う際に、貯湯タンク内の水の沸き上げ運転を行なわずユーザーの使い勝手を向上することができる。
また、1つの熱源循環ポンプ21で、沸き上げ運転、熱源水再循環運転、熱源水上部戻し運転、熱源水下部戻し運転を実施することを可能としているため、機器の小型化やコスト低減を図ることができる。
また、本実施形態の貯湯式給湯機100では、貯湯タンク10の第一上部口15が第二上部口18より高い位置にあることにより、以下のような利点がある。熱源水上部戻し運転時に第二のタンク上部配管44を通って第一上部口15から貯湯タンク10内に流入した湯水が、貯湯タンク10内で十分に攪拌される前に熱源水上部戻し運転で第二上部口18から第一のタンク上部配管43へ流出する現象(ショートサイクル)が生ずることを確実に防止することができる。
また、本実施形態の貯湯式給湯機100では、熱源水下部戻し運転時の貯湯タンク10からの湯水の流出口(第一上部口15)が、熱源水上部戻し運転時の貯湯タンク10からの湯水の流出口(第二上部口18)より高い位置にあるので、熱源水上部戻し運転時に、第二上部口18近傍の貯湯温度の値が所定温度を下回ったら、熱源水下部戻し運転に切り替えるようにしてもよい。このようにすれば、熱源水下部戻し運転で貯湯タンク10内の湯を最大限に利用できるため、浴槽加熱動作に使用できる湯量をできるだけ多くすることが可能となる。
また、本実施形態の貯湯式給湯機100では、貯湯タンク10の第一下部口16が第二下部口17より低い位置にあることにより、熱源水下部戻し運転で貯湯タンク10に湯水を戻す位置よりも、沸き上げ運転で貯湯タンク10から湯水を取り出す位置の方が下方となるため、沸き上げ運転で貯湯タンク10から湯水を取り出す際に、熱源水下部戻し運転で貯湯タンク10に戻す中温水の影響が少なくなり、ヒートポンプユニット60での沸き上げ運転の際にヒートポンプへの入水温度を低く維持することが可能となり、運転効率を高く維持することが可能となる。
また、給湯配管3を介して給湯が行われている場合に、熱源水上部戻し運転を実施すると、熱源水上部戻し運転によって、第二のタンク上部配管44を流れる中温水(浴槽50の水と熱交換して温度が低下した水)が、給湯配管3に流入して給湯温度への影響を与える可能性がある。従って、給湯配管3を介して給湯が行われている場合には、熱源水上部戻し運転を行うよりも、熱源水下部戻し運転を行う方が、給湯温度への影響が少なくなる。そこで、給湯配管3を介して給湯が行われていることが、例えば給湯配管3に設けた給湯流量センサ55等の信号により検知された場合には、熱源水下部戻し運転を実施するようにしてもよい。このようにすれば、より安定した給湯温度での給湯を行うことが可能となる。
また、給湯配管3を循環回路とは別に単独で貯湯タンク10に接続してもよい。すなわち、図6に示すように、給湯配管3に代えて給湯配管4を設け、貯湯タンク10の上部領域に設けた第三上部口19に給湯配管4の一端を接続するように構成してもよい。図6に示す構成で、給湯配管4を介して給湯が行われている場合には、熱源水上部戻し運転を実施するようにしてもよい。このようにすれば、熱源水上部戻し運転によって、貯湯タンク10の第一上部口15から貯湯タンク10に流入する中温水を、第三上部口19から給湯配管4に引き込むことによる給湯温度への影響が無くなるため、より安定した給湯温度での給湯を行うことが可能となる。このような構成は、直列に接続した複数の貯湯タンクを1つの貯湯タンクとして用いる場合に、特にその効果を発揮する。複数の貯湯タンクを直列接続した場合には、貯湯タンク側の流路の圧力損失が増大するので、出湯と循環の圧力バランスが崩れ易くなるので、給湯配管4を単独で配置する図6のような構成の方が、安定した性能を発揮可能である。
また、上述した実施の形態1においては、ヒートポンプサイクルを、冷媒の圧力が臨界圧力以上となる超臨界ヒートポンプサイクルとしたが、もちろん一般の臨界圧力以下のヒートポンプサイクルでもよい。またこの場合、冷媒としてはフロンガス、アンモニアなどを用いてもよい。
また、本実施形態の貯湯式給湯機100では、貯湯タンク10に熱源水を流入させるための戻し口を3個以上設ける必要がなく、貯湯タンク10に形成する湯水の出入り口の数を減らすことができるので、製造コストを低減することができる。
1 貯湯タンクユニット、2 給水配管、3,4 給湯配管、
10 貯湯タンク、14 給水口、11,12 貯湯温度センサ
15 第一上部口、16 第一下部口、17 第二下部口、18 第二上部口、
21 熱源循環ポンプ、22 利用側熱交換器、31 第一の三方弁、
32 第二の三方弁、33 四方弁、34 熱源側流路接続部、40 タンク下部配管、
41 ヒートポンプ入口配管、42 ヒートポンプ出口配管、43 タンク上部配管、
44 タンク上部配管、45 下部戻し配管、46 利用側熱交換器一次側入口配管、
47 利用側熱交換器一次側出口配管、48 バイパス配管、49 上部戻し配管、
50 浴槽、51 浴槽水循環回路、52 二次側循環ポンプ、
53 浴槽出口側温度センサ、54 給湯温度センサ、55 給湯流量センサ、
60 ヒートポンプユニット、61 圧縮機、62 沸き上げ用熱交換器、
63 膨張弁、64 空気熱交換器、65 作動媒体循環配管、
66 ヒートポンプ出口温度センサ、70 制御部、100 貯湯式給湯機

Claims (8)

  1. 水を加熱して湯を生成可能な加熱手段と、
    上層側の湯と下層側の水とを積層状態で貯留可能な貯湯タンクと、
    被加熱物を熱源水と熱交換することにより加熱する熱交換器と、
    前記貯湯タンクの上部領域に設けられた第一上部口および第二上部口と、
    前記貯湯タンクの下部領域に設けられた第一下部口および第二下部口と、
    前記第一下部口と前記加熱手段の入水口とを接続する流路と、前記加熱手段の出湯口と前記第一上部口とを接続する流路とを有する沸き上げ回路と、
    前記沸き上げ回路における前記第一下部口と前記加熱手段の入水口とを接続する流路の途中に設置された第一流路切替手段と、
    前記加熱手段の出湯口と前記第一上部口とを接続する流路の途中に設けられた熱源側流路接続部と、
    前記熱源側流路接続部と前記熱交換器の前記熱源水の入口とを接続する流路と、前記熱交換器の前記熱源水の出口と前記第一流路切替手段とを接続する流路とを有する熱源側流路と、
    前記熱源側流路における前記熱源側流路接続部と前記熱交換器の前記熱源水の入口とを接続する流路の途中に設置された第二流路切替手段と、
    前記第二上部口と前記第二流路切替手段とを接続する上部取り出し流路と、
    前記沸き上げ回路における前記加熱手段の出湯口と前記熱源側流路接続部との間に設置された第三流路切替手段と、
    前記第三流路切替手段と前記第二下部口とを接続する下部戻し流路と、
    前記沸き上げ回路における前記第一流路切替手段と前記加熱手段の入水口との間に設置され、湯水を循環させる熱源循環ポンプと、
    一端が前記沸き上げ回路における前記熱源循環ポンプと前記加熱手段の入水口との間に接続され、他端が前記第三流路切替手段に接続されたバイパス流路と、
    を備え、
    前記第一流路切替手段は、前記第一下部口と前記加熱手段の入水口とが前記沸き上げ回路を介して連通する第一流路形態と、前記熱源側流路と前記加熱手段の入水口とが前記沸き上げ回路を介して連通する第二流路形態とを選択可能であり、
    前記第二流路切替手段は、前記上部取り出し流路と前記熱交換器の前記熱源水の入口とが前記熱源側流路を介して連通する第一流路形態と、前記熱源側流路接続部と前記熱交換器の前記熱源水の入口とが前記熱源側流路を介して連通する第二流路形態とを選択可能であり、
    前記第三流路切替手段は、前記加熱手段の出湯口と前記第一上部口とが前記沸き上げ回路を介して連通する第一流路形態と、前記バイパス流路と前記第一上部口とが前記沸き上げ回路を介して連通する第二流路形態と、前記バイパス流路と前記下部戻し流路とを連通する第三流路形態とを選択可能である貯湯式給湯機。
  2. 前記貯湯タンク内の水を前記加熱手段により加熱して生成された湯を前記貯湯タンク内に戻して貯える沸き上げ運転を実施する際に、前記第一流路切替手段を前記第一流路形態とし、前記第三流路切替手段を前記第一流路形態とした状態で前記加熱手段および前記熱源循環ポンプを稼動させるように制御する沸き上げ運転制御手段を備える請求項1記載の貯湯式給湯機。
  3. 前記加熱手段で加熱されて生成した湯を前記熱源水として前記熱交換器に送り、前記熱交換器を通過した前記熱源水を前記加熱手段に送って再循環させる熱源水再循環運転を実施する際に、前記第一流路切替手段を前記第二流路形態とし、前記第二流路切替手段を前記第二流路形態とし、前記第三流路切替手段を前記第一流路形態とした状態で前記加熱手段および前記熱源循環ポンプを稼動させるように制御する熱源水再循環運転制御手段を備える請求項1または2記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記貯湯タンクの上部領域から取り出された湯を前記熱源水として前記熱交換器に送り、前記熱交換器を通過した前記熱源水を前記貯湯タンクの上部領域に流入させる熱源水上部戻し運転を実施する際に、前記第一流路切替手段を前記第二流路形態とし、前記第二流路切替手段を前記第一流路形態とし、前記第三流路切替手段を前記第二流路形態とした状態で前記熱源循環ポンプを稼動させるように制御する熱源水上部戻し運転制御手段を備える請求項1乃至3の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  5. 前記貯湯タンクの上部領域から取り出された湯を前記熱源水として前記熱交換器に送り、前記熱交換器を通過した前記熱源水を前記貯湯タンクの下部領域に流入させる熱源水下部戻し運転を実施する際に、前記第一流路切替手段を前記第二流路形態とし、前記第二流路切替手段を前記第二流路形態とし、前記第三流路切替手段を前記第三流路形態とした状態で前記熱源循環ポンプを稼動させるように制御する熱源水下部戻し運転制御手段を備える請求項1乃至4の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  6. 前記第一上部口が前記第二上部口より高い位置にある請求項1乃至5の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  7. 前記第一下部口が前記第二下部口より低い位置にある請求項1乃至6の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  8. 前記沸き上げ回路における前記第三流路切替手段と前記貯湯タンクの前記第一上部口との間、または、前記貯湯タンクの上部領域に設けられた第三上部口に一端が接続され、給湯先へ湯を送る給湯配管を備え、
    前記貯湯タンクの上部領域から取り出された湯を前記熱源水として前記熱交換器に送り、前記熱交換器を通過した前記熱源水を前記貯湯タンクの下部領域に流入させる熱源水下部戻し運転を実施可能であり、
    前記給湯配管を介して給湯が行われている場合には、前記熱源水下部戻し運転を実施することにより前記被加熱物を加熱する請求項1乃至7の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
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