JP5797770B2 - ステアリングホイールの振動低減構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ステアリングホイールの内部に弾性体を介してエアバッグモジュールを振動可能に支持することで、前記エアバッグモジュールをダイナミックダンパーとして機能させるステアリングホイールの振動低減構造に関する。
ステアリングホイールのホーンブラケットに植設したガイド軸にスライダを摺動自在に支持し、このスライダに環状のゴムよりなるダンパースプリングを介してエアバッグモジュールを支持し、ガイド軸の周囲に配置したコイルスプリングを圧縮しながらエアバッグモジュールを軸方向に移動させることでホーンの接点を閉成するとともに、ダンパースプリングを変形させながらエアバッグモジュールを軸直角方向に振動させることで、エアバッグモジュールをダイナミックダンパーとして機能させてステアリングホイールの振動を抑制するものが、下記特許文献1により公知である。
またエアバッグモジュールから複数の取付片を突設し、ステアリングホイールのベース部に形成した取付片挿通孔に前記取付片を挿通して係止ばねで係止することで、エアバッグモジュールをベース部にワンタッチで固定可能にしたものが、下記特許文献2により公知である。
日本特開2009−202859号公報 日本特開2007−50876号公報
ところで、上記特許文献1に記載されたものは、ガイド軸の外周にスライダを嵌合し、スライダの外周にダンパースプリングを固定し、ダンパースプリングの外周にエアバッグモジュールのブラケットを固定するので、部品点数が増加するだけでなく、それらの部品の組付工数が増加する問題があった。
また上記特許文献2に記載されたものは、エアバッグモジュールのステアリングホイールへの取り付けは容易であるが、エアバッグモジュールを振動させてダイナミックダンパーとして機能させる構造を有していない。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ダイナミックダンパーとして機能するエアバッグモジュールのステアリングホイールへの組み付けを、少ない部品点数および少ない組付工数で行えるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明によれば、ステアリングホイールの内部に弾性体を介してエアバッグモジュールを振動可能に支持することで、前記エアバッグモジュールをダイナミックダンパーとして機能させるステアリングホイールの振動低減構造において 記エアバッグモジュールを前記ステアリングホイールのフレームに支持する支持ピンが、前記エアバッグモジュールに固定される第1の部分と、前記フレームに固定される第2の部分と、それら第1,第2の部分の相互間に挟まれてその相互間を結合する前記弾性体とで構成され、前記第1,第2の部分は、前記弾性体よりも剛性が高いことを第1の特徴とするステアリングホイールの振動低減構造が提案される。
また本発明によれば、前記第1の特徴に加えて、前記弾性体は、前記第1,第2の部分と一体に成形されるか、前記第1,第2の部分に接着により結合されるか、あるいは前記第1,第2の部分に機械的に結合されることを第の特徴とするステアリングホイールの振動低減構造が提案される
た本発明によれば、前記第1またはの特徴に加えて、前記エアバッグモジュールが前記支持ピンの軸方向に移動することで閉成するホーンスイッチを備え、前記支持ピンは前記エアバッグモジュールの軸方向の移動をガイドするガイド部材として機能することを第の特徴とするステアリングホイールの振動低減構造が提案される。
また本発明によれば、前記第1〜第の何れか1つの特徴に加えて、前記フレームは前記ステアリングホイールの芯金であり、前記支持ピンは前記エアバッグモジュールのリテーナと前記芯金とを接続することを第の特徴とするステアリングホイールの振動低減構造が提案される。
尚、実施の形態の芯金15は本発明のフレームに対応し、実施の形態の第2リテーナ22は本発明のリテーナに対応し、実施の形態の第1部分32aは本発明の第1の部分に対応し、実施の形態の第2部分32bおよび軸部33は本発明の第2の部分に対応する。
本発明の第1の特徴によれば、ステアリングホイールの内部に弾性体を介してエアバッグモジュールを振動可能に支持したので、弾性体を変形させながらエアバッグモジュールが振動してダイナミックダンパーとして機能することで、ステアリングホイールの振動を低減することができる。エアバッグモジュールをステアリングホイールのフレームに支持する支持ピンが、エアバッグモジュールに固定される第1の部分と、フレームに固定される第2の部分と、それら第1,第2の部分の相互間に挟まれてその相互間を結合する弾性体とで構成され、第1,第2の部分は、前記弾性体よりも剛性が高いので、支持ピンおよび弾性体を別部材で構成する場合に比べて、部品点数の削減および組付工数の削減が可能になり、しかも支持ピンの弾性体以外の部分の剛性を高めて組付強度を高めることができる。
また本発明の第の特徴によれば、弾性体は、第1,第2の部分と一体に成形されるか、第1,第2の部分に接着により結合されるか、あるいは第1,第2の部分に機械的に結合されるので、弾性体を第1,第2の部分に強固に結合することができる
た本発明の第の特徴によれば、ホーンスイッチを閉成すべくエアバッグモジュールを支持ピンの軸方向に移動させる際に、支持ピンがエアバッグモジュールの軸方向の移動をガイドするガイド部材として機能するので、特別のガイド部材を不要にして部品点数を更に減少させることができる。
また本発明の第の特徴によれば、エアバッグモジュールを支持ピンを介して支持するフレームにステアリングホイールの芯金を利用し、支持ピンはエアバッグモジュールのリテーナと芯金とを接続するので、部品点数を更に減少させることができる。
図1はエアバッグの非展開時の自動車の車室内面を示す図である。(実施の形態) 図2は図1の2−2線拡大断面図である。(実施の形態) 図3は図2の3部拡大図である。(実施の形態) 図4は図3の4−4線矢視図である。(実施の形態) 図5は図3に対応する作用説明図である。(実施の形態) 図6は図2の6部に対応する作用説明図である。(実施の形態) 図7は図3に対応する図である。(参考施形態)
11 ステアリングホイール
15 芯金(フレーム)
18 エアバッグモジュール
22 第2リテーナ(リテーナ)
31 支持ピ
32a 第1部分(第1の部分)
32b 第2部分(第2の部分)
33 軸部(第2の部分)
34 弾性体
40 ホーンスイッチ
以下、図1〜図6に基づいて本発明の実施の形態を説明する
1および図2に示すように、自動車の合成樹脂製のステアリングホイール11は、中央のカバー部12と、カバー部12の周囲から径方向外側に延びる複数のスポーク部13…と、複数のスポーク部13…の先端に接続された環状のリム部14とを備えており、それらの内部に芯金15が埋設される。カバー部12に埋設された芯金15のボス部15aが、ステアリングシャフト16の先端に嵌合してナット17で締結される。
尚、本明細書において、軸方向とはステアリングシャフト12の長手方向として定義され、軸直角方向とはステアリングシャフト12の長手方向に直交する方向として定義される。
エアバッグモジュール18は、高圧ガスを発生するインフレータ19と、インフレータ19の後方に折り畳まれた状態で配置されるエアバッグ20と、エアバッグ20の開口部を挟む第1リテーナ21および第2リテーナ22とを備えており、第1リテーナ21と、エバッグ20の開口部と、第2リテーナ22と、インフレータ19の外周に突設したフランジ19aとが、重ね合わされた状態で複数のボルト23…およびナット24…で締結される。
エアバッグモジュール18の後面はステアリングパッド25で覆われており、ステアリングパッド25の外周部から前方に延びる連結部25aが、第2リテーナ22の外周部にボルト26…およびナット27…で固定される。このようにして構成されたエアバッグモジュール18は、3個のフローティング支持部28…によってステアリングホイール11の芯金15にフローティング支持される。
図2および図3から明らかなように、エアバッグモジュール18を芯金15に支持する3個のフローティング支持部28…は、ステアリングシャフト12を中心として上部の左右両側に2カ所、下部の中央に1カ所設けられており、それらの構造は全て同一である。図2には、ステアリングシャフト12の上部の左右両側の2カ所のフローティング支持部28,28が示されている。
以下、代表として一つのフローティング支持部28の構造を説明する。
フローティング支持部28は基本的に合成樹脂製の支持ピン31を備えており、支持ピン31は大径の頭部32および小径の軸部33からなる。頭部32は軸方向に2分割された第1部分32aおよび第2部分32bからなり、第1、第2部分32a,32b間にEPDM等のゴムよりなる弾性体34が挟まれて一体化されている。そして、第1,2部分32a,32bおよび軸部33は、弾性体34よりも剛性が高い。第1部分32aに形成した環状溝32cが第2リテーナ22の取付孔22aに嵌合することで、支持ピン31が第2リテーナ22に前向きに植設される。
ステアリングホイール11の芯金15のボス部15aを覆うカバー部12には支持孔12eが形成されており、この支持孔12eにガイドブッシュ35の筒状部35aが嵌合する。芯金15のボス部15aにはカバー部12の支持孔12eと同軸の支持孔15bが貫通しており、ガイドブッシュ35の内周面とボス部15aの支持孔15bの内周面とに、支持ピン31の軸部33が摺動自在に嵌合する。支持ピン31の軸部33の外周にはコイルスプリング36が嵌合しており、その一端が支持ピン31の頭部32の第2部分32bに当接するとともに、その他端がガイドブッシュ35のフランジ部35bに当接する。
支持ピン31の軸部33の先端には、円錐状に縮径するテーパー部33aと、このテーパー部33aに隣接する溝状の切欠き33bとが形成される。芯金15のボス部15aの前面にはU字状に屈曲したスプリングで構成された係止部材37が設けられており、係止部材37が支持ピン31の切欠き33bに係合することで、支持ピン31がガイドブッシュ35から抜けないように係止される。
図3および図4から明らかなように、芯金15のボス部15aの前面を覆うステアリングホイール11のカバー部12には、前記係止部材37の形状に概ね沿うように開口12aが形成されており、この開口12aには芯金15のボス部15aの支持孔15bに連なる半円状の開口12bが連続する。係止部材37の一対の先端部37a,37aに対応するように、開口12aの一端側には2個の第1張出部12c,12cが突出するとともに、係止部材37の屈曲部37bに対応するように、開口12aの他端側には1個の第2張出部12dが突出する。
一方、芯金15のボス部15aの後面には、カバー部12の2個の第1張出部12c,12cと協働して係止部材37の一対の先端部37a,37aを保持する溝を構成する2個の第1張出部15c,15cと、カバー部12の1個の第2張出部12dと協働して係止部材37の屈曲部37bを保持するU字状の溝を構成する1個の第2張出部15dとが形成される。支持ピン31の軸部33の切欠き33bの軸方向の長さは、係止部材37の直径よりも大きく設定されている。
フローティング支持部28の近傍の第2リテーナ22には可動接点38が前向きに突設され、ステアリングホイール11のカバー部12には可動接点38に当接可能に対向する固定接点39が後向きに突設される。これらの可動接点38および固定接点39はホーンスイッチ40を構成する。
次に、上記構成を備えた本発明の実施の形態の作用を説明する。
先ず、エアバッグモジュール18をステアリングホイール11に取り付ける手順を説明する。ステアリングホイール11のカバー部12の前面には図4に示す開口12aが開放しているため、U字状の係止部材37の両先端部37a,37aを相互に接近する方向に弾性変形させた状態で、係止部材37の屈曲部37bをカバー部12の第2張出部12dの内部に挿入した後に、前記両先端部37a,37aをカバー部12の一対の第1張出部12c,12cの間に位置させて手を離す。すると係止部材37の両先端部37a,37aが自己の弾性で相互に離反する方向に拡開し、カバー部12の一対の第1張出部12c,12cの内部に係合して係止部材37の取付けが完了する。
続いて、エアバッグモジュール18を後方から前方へとステアリングホイール11に向けて接近させ、支持ピン31の軸部33をガイドブッシュ35の内部に挿入する。すると支持ピン31の軸部33のテーパー部33aが係止部材37の一方の先端部37aを押圧して図4の鎖線状態に弾性変形させることで、軸部33の先端が芯金15のボス部15aの支持孔15bに挿入される。そして支持ピン31の軸部33の切欠き33bが係止部材37の一方の先端部37aに対向する位置に達すると、支持ピン31の弾発力で前記先端部37aが外側に拡開して切欠き33bに係合し、支持ピン31が脱落不能に係止される。
このように、エアバッグモジュール18をステアリングホイール11に向けて押し付けるだけで、3本の支持ピン31…をステアリングホイール11に係止して係止部材37…で固定することができるので、組付工数を大幅に削減することができる。
図5に示すように、図示せぬホーンを作動させるべく、ステアリングホイール11のステアリングパッド25の上右部、上左部あるいは中下部を押すと、エアバッグモジュール18の第2リテーナ22に設けた3個のフローティング支持部28…の3本の支持ピン31…が、ステアリングホイール11に設けたガイドブッシュ35…および芯金15の支持孔15b…に案内されてコイルスプリング36…を圧縮することで、エアバッグモジュール18がステアリングホイール11に対して前進する。このとき、支持ピン31…の切欠き33b…の長さは係止部材37…の直径よりも大きいため、切欠き33b…の長さと係止部材37…の直径との差分だけ、係止部材37…に対して支持ピン31…が前進することが許容される。
このようにしてエアバッグモジュール18が前進すると、エアバッグモジュール18側に設けた可動接点38とステアリングホイール11側に設けた固定接点39とが接触することでホーンスイッチ40が閉成し、図示せぬホーンをバッテリに導通させて鳴動させることができる。
ところで、エンジンの振動や路面からの振動がステアリングシャフト16を介してステアリングホイール11に伝達されると、ステアリングホイール11を握る運転者の手が振動して不快感を与えるため、ダイナミックダンパーでステアリングホイール11の振動を抑制する。ダイナミックダンパーは振動体に弾性体を介してマスを支持したものであるが、本実施の形態ではエアバッグモジュール18(そのうち、特に重量が大きいインフレータ19)を前記マスとして機能させ、かつ支持ピン31…の一部を構成する弾性体34…ダイナミックダンパーの弾性体として機能させている。このように、エアバッグモジュール18をダイナミックダンパーのマスとして機能させることで、特別のマスを設ける必要がなくなり、部品点数、重量、設置スペースおよびコストの面で有利になるだけでなく、ダイナミックダンパーの弾性体34…を、エアバッグモジュール18をステアリングホイール11に支持する支持ピン31…自体で構成したので、部品点数の削減および組付工数の削減に寄与することができる。
本実施の形態のダイナミックダンパーは、ステアリングホイール11の軸直角方向(例えば、図1のA−A′方向あるいはB−B′方向)の振動を低減するものであり、その振動減衰特性は、マスとしてのエアバッグモジュール18の質量と、弾性体34…のばね定数とにより決定される。このとき、エアバッグモジュール18を軸方向にフローティング支持するコイルスプリング36…は、軸直角方向には弾性変形しないため、ダイナミックダンパーの振動減衰特性には寄与しない。
従って、コイルスプリング36…のばね定数は、可動接点38…および固定接点39…よりなるホーンスイッチ40…の振動による誤作動防止や、操作フィーリングを満たすように設定すれば良く、その設計自由度が大幅に向上する。一方、本実施の形態の弾性体34…のばね定数は、ダイナミックダンパーの振動減衰特性だけに焦点を当てて設定することができるので、その設計自由度が大幅に向上する。
即ち、ゴムよりなる弾性体34…の固さや太さを変化させることで軸直角方向のばね定数を任意に調整することができるので、例えばステアリングホイール11の上下方向(図1のA−A′方向)の振動を低減するダイナミックダンパーの特性や、ステアリングホイール11の左右方向(図1のB−B′方向)の振動を低減するダイナミックダンパーの特性を、ホーンスイッチ40…の作動特性(コイルスプリング36…のばね定数)とは独立して設定することが可能となり、ステアリングホイール11の軸直角方向の振動を効果的に低減することができる。
次に、図7に基づいて本発明の参考施形態を説明する。
本発明の実施の形態は、支持ピン31の一部を弾性体34として構成しているが、参考施形態は支持ピン31の全体を弾性体で一体成形したものである。上述した実施の形態によれば、支持ピン31の一部が弾性体34を構成するので、支持ピン31の弾性体34以外の部分の剛性を高めて組付強度を高めることができるが、参考施形態によれば、支持ピン31の全体が弾性体34を構成するので、支持ピン31の構造が簡単になって製造コストが削減される。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施の形態ではエアバッグモジュール18側に固定した支持ピン31をステアリングホイール11側に摺動自在に支持しているが、逆にステアリングホイール11側に固定した支持ピン31をエアバッグモジュール18側に摺動自在に支持しても良い。
また支持ピン31をステアリングホイール11に係止する構造は、実施の形態の係止部材37に限定されるものではない。
また実施の形態では支持ピン31の第1、第2部分32a,32bと弾性体34とを機械的に結合(凹凸結合)しているが、支持ピン31を金型内に挿入して弾性体34を一体に射出成形したり、支持ピン31の第1、第2部分32a,32bと弾性体34とを接着により接合したりすることが可能であり、これらの方法で支持ピン31の第1、第2部分32a,32bと弾性体34とを強固に結合することができる。

Claims (4)

  1. ステアリングホイール(11)の内部に弾性体(34)を介してエアバッグモジュール(18)を振動可能に支持することで、前記エアバッグモジュール(18)をダイナミックダンパーとして機能させるステアリングホイールの振動低減構造において
    記エアバッグモジュール(18)を前記ステアリングホイール(11)のフレーム(15)に支持する支持ピン(31)が、前記エアバッグモジュール(18)に固定される第1の部分(32a)と、前記フレーム(15)に固定される第2の部分(32b,33)と、それら第1,第2の部分(32a,32b,33)の相互間に挟まれてその相互間を結合する前記弾性体(34)とで構成され
    前記第1,第2の部分(32a,32b,33)は、前記弾性体(34)よりも剛性が高いことを特徴とするステアリングホイールの振動低減構造
  2. 記弾性体(34)は、前記第1,第2の部分32a,32b,33)と一体に成形されるか、前記第1,第2の部分32a,32b,33)に接着により結合されるか、あるいは前記第1,第2の部分32a,32b,33)に機械的に結合されることを特徴とする、請求項に記載のステアリングホイールの振動低減構造
  3. 記エアバッグモジュール(18)が前記支持ピン(31)の軸方向に移動することで閉成するホーンスイッチ(40)を備え、前記支持ピン(31)は前記エアバッグモジュール(18)の軸方向の移動をガイドするガイド部材として機能することを特徴とする、請求項1または請求項に記載のステアリングホイールの振動低減構造。
  4. 前記フレーム(15)は前記ステアリングホイール(11)の芯金(15)であり、前記支持ピン(31)は前記エアバッグモジュール(18)のリテーナ(22)と前記芯金(15)とを接続することを特徴とする、請求項1〜請求項の何れか1項に記載のステアリングホイールの振動低減構造。
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