JP5796664B1 - 冷却システム - Google Patents

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    • F28F9/00Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
    • F28F9/26Arrangements for connecting different sections of heat-exchange elements, e.g. of radiators

Abstract

【課題】省スペース化を図ることができ、且つ、第1冷却サイクル又は第2冷却サイクルに過負荷時の熱負荷が掛かる場合に十分な冷却性能が得られる冷却システムを提供する。【解決手段】第1冷却サイクル10を循環する冷却水と空気との間で熱交換を行うメインラジエータ12と、第2冷却サイクル20を循環する冷却水と空気との間で熱交換を行うサブラジエータ23と、冷却水と空気との間で熱交換を行う共有ラジエータ30と、共有ラジエータ30を流れる冷却水を冷却システム10、20のいずれかに選択的に循環するよう切り替える流路切替手段40、41とを備えた。【選択図】図1

Description

本発明は、冷媒と空気との間でそれぞれ熱交換を行なう複合型熱交換器を備えた冷却システムに関する。
従来より、図6(特許文献1)に示すように、冷却システムは種々提案されている。冷却システム100は、第1冷却サイクル101を循環する冷却水を空気との間で熱交換を行うメインラジエータ102と、第2冷却システム110を循環する冷却水を空気との間で熱交換を行うサブラジエータ111と、空調用冷却サイクル120を循環する空調用の冷媒を空気との間で熱交換を行う空調コンデンサ121とを備えている。
前記冷却システム100は、車両走行用のエンジン104とモータ113とを有するハイブリッド自動車に設けられている。
メインラジエータ102は、サブラジエータ111に対して上下方向の同一平面上の上側に配置されている。メインラジエータ102及びサブラジエータ111は、空調コンデンサ121よりも冷却風の下流側に配置されると共に、モータファン105よりも冷却風の上流側に配置されている。
メインラジエータ102及びサブラジエータ111のトータル熱交換面積(冷却風が通過する各熱交換面の面積の和)は、レイアウト上の制約のため空調コンデンサ121の熱交換面積とほぼ同じに設定されている。
上記構成では、第1冷却サイクル101のポンプ103により吐出された冷却水はメインラジエータ102に送られ、空調コンデンサ121を通過した冷却風によって冷却される。
次いで、冷却水はエンジン104に送られてエンジン104を冷却した後、ポンプ103に戻って再び吐出される。一方、第2冷却システム110のポンプ112により吐出された冷却水はサブラジエータ111に送られ、空調コンデンサ121を通過した冷却風によって冷却される。
次いで、冷却水はモータ113及びモータ駆動回路114に送られてモータ113及びモータ駆動回路114を冷却した後、ポンプ112に戻って再び吐出される。又、空調用冷却サイクル120では、コンプレッサ122により圧縮された高温高圧の冷媒が空調コンデンサ121に送られて冷却風によって冷却される。
次いで、冷媒はエバポレータ123に送られ、空調風の冷却や除湿を行った後、コンプレッサ122に戻って再び圧縮される。
特開2004−204793号公報
しかしながら、前記従来例において、メインラジエータ102及びサブラジエータ111のトータル熱交換面積を空調コンデンサ121の熱交換面積とほぼ同じに設定するため、メインラジエータ102及びサブラジエータ111の各熱交換面積を小さめに限定する必要がある。従って、エンジン104の駆動時に、第1冷却サイクル101に対して通常時の熱負荷を越える過負荷時の熱負荷が掛かる場合には、メインラジエータ102の冷却性能が不足してエンジン104を十分に冷却できないという懸念がある。同様に、モータ113の駆動時に、第2冷却サイクル110に過負荷時の熱負荷が掛かる場合には、サブラジエータ111の冷却性能が不足してモータ113及びモータ駆動回路114を十分に冷却できないという懸念がある。
尚、メインラジエータ及びサブラジエータの各熱交換面積に余裕がないために各ラジエータの厚み方向の寸法を大きくすることで冷却性能の改善を図ることが考えられるが、この場合には、各ラジエータの設置スペースが増加すると共に、モータファンの動力が増加してエンジン燃費の悪化を生じる。このため、メインラジエータ及びサブラジエータの厚み方向の寸法を大きくすることなく、第1冷却サイクル及び第2冷却サイクルの冷却性能を向上させることが要望されている。
そこで、本発明は、前記した課題を解決すべくなされたものであり、省スペース化を図ることができ、且つ、第1冷却サイクル、又は第2冷却サイクルに過負荷時の熱負荷が掛かる場合であっても、各冷却サイクルにて十分な冷却性能が得られる冷却システムを提供することを目的とする。
本発明は、第1冷却サイクルを循環する冷媒と空気との間で熱交換を行う第1熱交換部と、第2冷却サイクルを循環する冷媒と空気との間で熱交換を行う第2熱交換部と、冷媒と空気との間で熱交換を行う共有熱交換部と、前記共有熱交換部を流れる冷媒を前記第1冷却サイクルと前記第2冷却サイクルに流す流量を調整できる流量調整手段と、前記第1熱交換部、前記第2熱交換部及び前記共有熱交換部の冷却風上流側に設けられた矩形状の空調コンデンサとを備え、前記第1冷却サイクルは、エンジンを冷却するサイクルであり、且つ、前記第2冷却サイクルは、モータ及びモータ駆動回路を冷却するサイクルであり、前記第1熱交換部と前記共有熱交換部と前記第2熱交換部とは、上から下に向かって順につながってならんで矩形状になっており、前記第1熱交換部の上端と前記空調コンデンサの上端とは上下方向でお互いが一致しており、前記第2熱交換部の下端と前記空調コンデンサの下端とは上下方向でお互いが一致しており、前記空調コンデンサのタンク部に、ブラケットが形成されており、前記第1熱交換部、及び前記第2熱交換部のタンク部に、前記ブラケットに係止される係止部が形成されており、前記空調コンデンサと、つながってならんで矩形状になっている前記第1熱交換部、前記共有熱交換部、前記第2熱交換部とが重なる方向を前後方向とするとともに、前記空調コンデンサ側を前側とし、前後方向と上下方向とに対して直交する方向を横方向とすると、前記各係止部のうちの一方の係止部は、厚さ方向が前後方向になっている矩形な平板状の部位を有する部材に、上端と横方向両端とで開口し、厚さ方向が前後方向になっている矩形な平板状の溝を設けたことで形成されており、前記第1熱交換部の前側上端部で前記第1熱交換部の横方向の両端部に一対で設けられており、前記各係止部のうちの他方の係止部は、厚さ方向が上下方向になっている矩形な平板状の部位を有する部材に、この部材の厚さ方向を貫通し、横方向に細長く延びている貫通孔を設けたことで形成されており、前記第2熱交換部の前側下端部で前記第2熱交換部の横方向の両端部に一対で設けられており、前記各ブラケットのうちの一方のブラケットは、厚さ方向が上下方向になっている矩形な平板状の第1の部位と、厚さ方向が前後方向になっていて前記第1の部位の後端から下方に突出している矩形な平板状の第2の部位とを備えて構成されており、前記空調コンデンサの後側上端部で前記空調コンデンサの横方向の両端部に一対で設けられており、前記各ブラケットのうちの他方のブラケットは、厚さ方向が前後方向になっている矩形な平板状の第1の部位と、この第1の部位よりも厚さの薄い矩形な平板状に形成され、厚さ方向が前後方向になっており、前記第1の部位の前後方向の中間部で前記第1の部位の下端から下方に突出している第2の部位とを備えて構成されており、前記空調コンデンサの下端部で前記空調コンデンサの横方向の両端部に一対で設けられており、前記一方のブラケットの第2の部位のそれぞれが、前記一方の係止部の溝のそれぞれに入り込み、前記他方のブラケットの第2の部位のそれぞれが、前記他方の係止部(64)の貫通孔のそれぞれに入り込むことにより、前記空調コンデンサと、前記第1熱交換部、前記第2熱交換部及び前記共有熱交換部とが固定されように構成されていることを特徴とする。また、前記流量調整手段は、前記共有熱交換部を流れる冷媒を前記第1冷却サイクルと前記第2冷却サイクルのいずれかに選択的に循環するよう切り替える流路切替手段であることを特徴とする。加えて前記第1熱交換部、前記第2熱交換部及び前記共有熱交換部は、一体構造であることを特徴とする。また、前記第1熱交換部、前記第2熱交換部及び前記共有熱交換部は、それぞれ別体に設けられたことを特徴とする。
本発明によれば、共有熱交換部を、必要に応じて第1冷却サイクルと第2冷却サイクルの冷却源として利用できるため、第1冷却サイクルと第2冷却サイクルにそれぞれ必要な最大冷却性能を専用に第1熱交換部及び第2熱交換部を担当させる場合に較べて、第1熱交換部、第2熱交換部及び共有熱交換部のトータル熱交換面積を極力小さくしつつ同様の性能を得ることができる。これにより、省スペース化を図ることができ、且つ、第1冷却サイクル、又は第2冷却サイクルに過負荷時の熱負荷が掛かる場合であっても、各冷却サイクルにて十分な冷却性能が得られる。
本発明の第1実施形態を示し、冷却システムの概略構成図である。 本発明の第1実施形態を示し、ラジエータ及び空調コンデンサの概略側面図である。 本発明の第1実施形態を示し、ラジエータ及び空調コンデンサの斜視図である。 本発明の第1実施形態を示し、ラジエータ及び空調コンデンサの取付構造を説明する斜視図である。 本発明の第2実施形態を示し、ラジエータ及び空調コンデンサの斜視図である。 一従来例を示し、冷却システムの概略構成図である。
以下、図1〜5を用いて本発明の実施形態について説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜図4は本発明の第1実施形態を示す。図1に示す本実施形態の冷却システム1は、車両走行用のエンジン11とモータ21とを有するハイブリッド自動車に設けられている。
本実施形態の冷却システム1は、第1冷却サイクル10を循環する冷却水(冷媒)と空気との間で熱交換を行うメインラジエータ(第1熱交換部)12と、第2冷却サイクル20を循環する冷却水(冷媒)と空気との間で熱交換を行うサブラジエータ(第2熱交換部)23と、冷却水と空気との間で熱交換を行う共有ラジエータ(共有熱交換部)30と、共有ラジエータ30を流れる冷却水(冷媒)を第1冷却サイクル10と第2冷却サイクル20のいずれかに選択的に循環するよう切り替える流路切替手段40、41と、空調用冷却サイクル50を循環する冷媒と空気との間で熱交換を行う空調コンデンサ51とを備えている。
第1冷却サイクル10は、エンジン11を冷却するサイクルであり、冷却水がポンプ13によって第1冷却サイクル10を循環する。第2冷却サイクル20は、モータ21及びモータ駆動回路22を冷却するサイクルであり、冷却水がポンプ24によって第2冷却システム20を循環する。一般にハイブリッド自動車では、エンジン11とモータ21が相互補完の関係から第1冷却サイクル10と第2冷却サイクル20の両方に同時に最大熱負荷が掛かる状況はほとんどない。
空調用冷却サイクル50は、車両空調用の冷却サイクルであり、コンプレッサ52により圧縮された高温高圧の冷媒が空調コンデンサ51で冷却された後、エバポレータ53へ流入して空調風の冷却、除湿を行う。
図2及び図3に示すように、メインラジエータ12、サブラジエータ23及び共有ラジエータ30は一体構造である。メインラジエータ12は上下方向の同一平面上の上側に位置し、サブラジエータ23は下側に位置し、共有ラジエータ30はメインラジエータ12及びサブラジエータ23の間に位置している。前記ラジエータ12、23、30は、空調コンデンサ51よりも冷却風の下流側に配置されると共に、モータファン14よりも冷却風の上流側に配置されている。前記ラジエータ12、23、30のトータル熱交換面積(冷却風が通過する各熱交換面の面積の和)は、空調コンデンサ51の熱交換面積とほぼ同じに設定されている。
図3に示すように、一体構造の前記ラジエータ12、23、30は、横長の矩形をし、冷却水が流通するコア部60と、コア部60の左右両端と接続され、上下方向に延びる左右一対のタンク部61、62とから構成されている。各タンク部61、62は、仕切り部材(図示せず)により内部が3つの部分(メインラジエータ12、サブラジエータ23及び共有ラジエータ30)に仕切られ、各部分がコア部60と連通している。
図3及び図4に示すように、各タンク部61、62の上端近傍及び下端近傍には、後述するブラケット57、58が係止される係止部63、64が形成されている。係止部63、64がブラケット57、58に係止することによって、ラジエータ12、23、30と空調コンデンサ51とが互いに固定される。
空調コンデンサ51は、横長の矩形をし、冷媒が流通するコア部54と、コア部54の左右両端と接続され、上下方向に延びる左右一対のタンク部55、56とから構成されている。各タンク部55、56の上端及び下端には、それぞれブラケット57、58が形成されている。
図1に示すように、流路切替手段40は、メインラジエータ12へ流入する冷却水が通る流入路12a、及びサブラジエータ23へ流入する冷却水が通る流入路23aと、共有ラジエータ30へ流入する冷却水が通る流入路30aとの間に設けられている。他の流路切替手段41は、メインラジエータ12から流出する冷却水が通る流出路12b、及びサブラジエータ23から流出する冷却水が通る流出路23bと、共有ラジエータ30から流出する冷却水が通る流出路30bとの間に設けられている。
上記構成では、エンジン11の駆動時に第1冷却サイクル10に通常時の熱負荷が掛かる場合には、ポンプ13の作動により冷却水が第1冷却サイクル10を循環し、流入路12aより冷却水がメインラジエータ12に流入した後、流出路12bを介して流出する。これによって、メインラジエータ12で第1冷却サイクル10を循環する冷媒の熱交換が行なわれる。
次いで、第1冷却サイクル10に通常時の熱負荷を越える過負荷時の熱負荷が掛かる場合には、図1に示すように、各流路切替手段40、41が第1冷却サイクル10に切り替わるので、冷却水が流入路12aから分岐して流路切替手段40及び流入路30aを介して共有ラジエータ30にも流入した後、冷却水が流出路30b及び流路切替手段41を介して流出し、流出路12bに合流する。これによって、メインラジエータ12及び共有ラジエータ30で第1冷却サイクル10を循環する冷却水の熱交換が行なわれる。
又、車両走行用のモータ21及びモータ駆動回路22の駆動時に第2冷却サイクル20に通常時の熱負荷が掛かる場合には、ポンプ24の作動により冷却水が第2冷却サイクル20を循環し、流入路23aより冷却水がサブラジエータ23に流入した後、流出路23bを介して流出する。これによって、サブラジエータ23で第2冷却サイクル20を循環する冷媒の熱交換が行なわれる。
次いで、第2冷却サイクル20に過負荷時の熱負荷が掛かる場合、各流路切替手段40、41が第2冷却サイクル20に切り替わるので、冷却水が流入路23aから分岐して流路切替手段40及び流入路30aを介して共有ラジエータ30にも流入した後、冷却水が流出路30b及び流路切替手段41を介して流出し、流出路23bに合流する。これによって、サブラジエータ23及び共有ラジエータ30で第2冷却サイクル20を循環する冷却水の熱交換が行なわれる。
空調用冷却サイクル50では、コンプレッサ52により圧縮された高温高圧の冷媒が空調コンデンサ51に上部から流入して下部から流出する。このとき、空調コンデンサ51内の冷媒は上部から流下しながら徐々に冷却されるので、空調コンデンサ51の下側を通過した冷却風は上側を通過した冷却風より温度が低い。従って、メインラジエータ12及び共有ラジエータ30より下側に位置するサブラジエータ23には、空調コンデンサ51の下側を通過した比較的低温の冷却風が供給されるので、サブラジエータ23を通る冷却水をより十分に冷却できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、第1冷却サイクル10が高い冷却性能を要求する場合には、共有ラジエータ30を第1冷却サイクル10の冷却源とするように、且つ、第2冷却サイクル20が高い冷却性能を要求する場合には、共有ラジエータ30を第2冷却サイクル20の冷却源とするように、流路切替手段40、41にて冷媒の流路を切り替えることにより、ラジエータ12、23、30のトータル熱交換面積を極力小さくしつつ第1冷却サイクル10と第2冷却サイクル20とに要求される冷却性能を満足することができる。従って、省スペース化を図ることができ、且つ、第1冷却サイクル10、又は第2冷却サイクル20に通常時の熱負荷を越えて過負荷時の熱負荷が掛かる場合であっても、各冷却サイクル10、20にて十分な冷却性能が得られる。
本実施形態では、空調コンデンサ51の下側を通過した比較的低温の冷却風により、サブラジエータ23を通る冷却水をより十分に冷却できるので、モータ21及びモータ駆動回路22が高温にならないように確実に保護することができる。
尚、上記実施形態では、共有ラジエータ30を流れる冷却水を第1冷却サイクル10と第2冷却サイクル20のいずれかに選択的に循環するよう切り替える流路切替手段40、41を備えたが、本発明はこれに限定されず、流路切替手段40、41の代わりに、第1冷却サイクルと第2冷却サイクルに流す流量を調整できる流量調整手段を備えても良い。この場合には、共有熱交換部を必要に応じて第1冷却サイクルと第2冷却サイクルの冷却源として利用できるため、第1冷却サイクルと第2冷却サイクルにそれぞれ必要な最大冷却性能を専用に第1熱交換部及び第2熱交換部を担当させる場合に較べて、第1熱交換部、第2熱交換部及び共有熱交換部のトータル熱交換面積を極力小さくしつつ同様の冷却性能を得ることができる。
〔第2実施形態〕
次に、図5を用いて本発明の第2実施形態を示す。なお、第1実施形態と同様の構成については説明を省略する。
図5に示すように、第2実施形態の冷却システムは、メインラジエータ12、サブラジエータ23及び共有ラジエータ30をそれぞれ別体に設けた点が第1実施形態と相違している。
上下方向の同一平面上の上側に位置するメインラジエータ12は、横長の矩形をするコア部60aと、コア部60aの左右両端と接続され、上下方向に延びる左右一対のタンク部61a、62aとから構成されている。同様に、下側に位置するサブラジエータ23も、横長の矩形をするコア部60bと、コア部60bの左右両端と接続され、上下方向に延びる左右一対のタンク部61b、62bとから構成されている。メインラジエータ12とサブラジエータ23との間に位置する共有ラジエータ30も、横長の矩形をするコア部60cと、コア部60cの左右両端と接続され、上下方向に延びる左右一対のタンク部61c、62cとから構成されている。
この本実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
1 冷却システム
10 第1冷却サイクル
11 エンジン
12 メインラジエータ(第1熱交換部)
20 第2冷却サイクル
21 モータ
22 モータ駆動回路
23 サブラジエータ(第2熱交換部)
30 共有ラジエータ(共有熱交換部)
40、41 流路切替手段(流量調整手段)
51 空調コンデンサ
55、56 タンク部
57、58 ブラケット
61、61a〜61c、62、62a〜62c タンク部
63、64 係止部

Claims (4)

  1. 第1冷却サイクル(10)を循環する冷媒と空気との間で熱交換を行う第1熱交換部(12)と、
    第2冷却サイクル(20)を循環する冷媒と空気との間で熱交換を行う第2熱交換部(23)と、
    冷媒と空気との間で熱交換を行う共有熱交換部(30)と、
    前記共有熱交換部(30)を流れる冷媒を前記第1冷却サイクル(10)と前記第2冷却サイクル(20)に流す流量を調整できる流量調整手段(40、41)と、
    前記第1熱交換部(12)、前記第2熱交換部(23)及び前記共有熱交換部(30)の冷却風上流側に設けられた矩形状の空調コンデンサ(51)とを備え、
    前記第1冷却サイクル(10)は、エンジン(11)を冷却するサイクルであり、且つ、前記第2冷却サイクル(20)は、モータ(21)及びモータ駆動回路(22)を冷却するサイクルであり、
    前記第1熱交換部(12)と前記共有熱交換部(30)と前記第2熱交換部(23)とは、上から下に向かって順につながってならんで矩形状になっており、
    前記第1熱交換部(12)の上端と前記空調コンデンサ(51)の上端とは上下方向でお互いが一致しており、前記第2熱交換部(23)の下端と前記空調コンデンサ(51)の下端とは上下方向でお互いが一致しており、
    前記空調コンデンサ(51)のタンク部(55、56)に、ブラケット(57、58)が形成されており、
    前記第1熱交換部(12)、及び前記第2熱交換部(23)のタンク部(61、61a、61b、62、62a、62b)に、前記ブラケット(57、58)に係止される係止部(63、64)が形成されており、
    前記空調コンデンサ(51)と、つながってならんで矩形状になっている前記第1熱交換部(12)、前記共有熱交換部(30)、前記第2熱交換部(23)とが重なる方向を前後方向とするとともに、前記空調コンデンサ(51)側を前側とし、前後方向と上下方向とに対して直交する方向を横方向とすると、
    前記各係止部(63、64)のうちの一方の係止部(63)は、厚さ方向が前後方向になっている矩形な平板状の部位を有する部材に、上端と横方向両端とで開口し、厚さ方向が前後方向になっている矩形な平板状の溝を設けたことで形成されており、前記第1熱交換部(12)の前側上端部で前記第1熱交換部(12)の横方向の両端部に一対で設けられており、
    前記各係止部(63、64)のうちの他方の係止部(64)は、厚さ方向が上下方向になっている矩形な平板状の部位を有する部材に、この部材の厚さ方向を貫通し、横方向に細長く延びている貫通孔を設けたことで形成されており、前記第2熱交換部(23)の前側下端部で前記第2熱交換部(23)の横方向の両端部に一対で設けられており、
    前記各ブラケット(57、58)のうちの一方のブラケット(57)は、厚さ方向が上下方向になっている矩形な平板状の第1の部位と、厚さ方向が前後方向になっていて前記第1の部位の後端から下方に突出している矩形な平板状の第2の部位とを備えて構成されており、前記空調コンデンサ(51)の後側上端部で前記空調コンデンサ(51)の横方向の両端部に一対で設けられており、
    前記各ブラケット(57、58)のうちの他方のブラケット(58)は、厚さ方向が前後方向になっている矩形な平板状の第1の部位と、この第1の部位よりも厚さの薄い矩形な平板状に形成され、厚さ方向が前後方向になっており、前記第1の部位の前後方向の中間部で前記第1の部位の下端から下方に突出している第2の部位とを備えて構成されており、前記空調コンデンサ(51)の下端部で前記空調コンデンサ(51)の横方向の両端部に一対で設けられており、
    前記一方のブラケット(57)の第2の部位のそれぞれが、前記一方の係止部(63)の溝のそれぞれに入り込み、前記他方のブラケット(58)の第2の部位のそれぞれが、前記他方の係止部(64)の貫通孔のそれぞれに入り込むことにより、前記空調コンデンサ(51)と、前記第1熱交換部(12)、前記第2熱交換部(23)及び前記共有熱交換部(30)とが固定されように構成されていることを特徴とする冷却システム(1)。
  2. 請求項1記載の冷却システム(1)であって、
    前記流量調整手段(40、41)は、前記共有熱交換部(30)を流れる冷媒を前記第1冷却サイクル(10)と前記第2冷却サイクル(20)のいずれかに選択的に循環するよう切り替える流路切替手段(40、41)であることを特徴とする冷却システム(1)。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の冷却システム(1)であって、
    前記第1熱交換部(12)、前記第2熱交換部(23)及び前記共有熱交換部(30)は、一体構造であることを特徴とする冷却システム(1)。
  4. 請求項1又は請求項に記載冷却システム(1)であって、
    前記第1熱交換部(12)、前記第2熱交換部(23)及び前記共有熱交換部(30)は、それぞれ別体に設けられたことを特徴とする冷却システム(1)。
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