JP5792940B2 - カートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法 - Google Patents

カートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5792940B2
JP5792940B2 JP2010220354A JP2010220354A JP5792940B2 JP 5792940 B2 JP5792940 B2 JP 5792940B2 JP 2010220354 A JP2010220354 A JP 2010220354A JP 2010220354 A JP2010220354 A JP 2010220354A JP 5792940 B2 JP5792940 B2 JP 5792940B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge tank
lubricant
container body
opening
outer diameter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010220354A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012072891A (ja
Inventor
徳雄 神田
徳雄 神田
嘉智 佐藤
嘉智 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lube Corp
Original Assignee
Lube Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lube Corp filed Critical Lube Corp
Priority to JP2010220354A priority Critical patent/JP5792940B2/ja
Priority to PCT/JP2011/005413 priority patent/WO2012042836A1/ja
Priority to TW100135606A priority patent/TWI547666B/zh
Publication of JP2012072891A publication Critical patent/JP2012072891A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5792940B2 publication Critical patent/JP5792940B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16NLUBRICATING
    • F16N3/00Devices for supplying lubricant by manual action
    • F16N3/10Devices for supplying lubricant by manual action delivering grease
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material, by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0223Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by shape
    • B65D1/0292Foldable bottles
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16NLUBRICATING
    • F16N37/00Equipment for transferring lubricant from one container to another
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/703Bellows
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/712Containers; Packaging elements or accessories, Packages
    • B29L2031/7158Bottles

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Ceramic Engineering (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)

Description

本発明は、工作機械や射出成形機等の産業機械等に設けられる潤滑ポンプに取り付けられてグリス等の流動状の潤滑剤を供給するカートリッジタンクに係り、特に、ブロー成形により成形される可撓樹脂製のカートリッジタンクに流動状の潤滑剤を充填するカートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法に関する。
従来、この種のカートリッジタンクとしては、例えば、特許文献1(特開2009−63078号公報)に記載された潤滑ポンプに用いられるものが知られている。
図5に示すように、この潤滑ポンプSは、グリス等の流動状の潤滑剤が充填されるカートリッジタンク100が着脱可能に取り付けられるアダプタ部110及びカートリッジタンク100内の潤滑剤を吸引して吐出するポンプ部111を有している。符号112は、アダプタ部110に着脱可能に設けられ装着時にカートリッジタンク100を覆うカバーである。
カートリッジタンク100は、図5及び図6に示すように、ブロー成形により成形される可撓樹脂製であり、一端が閉塞され外側から見て山部101aと谷部101bとが軸方向に交互に形成され軸方向に伸縮可能な蛇腹筒状の容器本体101と、容器本体101の他端側に一体に連設されるとともに容器本体101と同軸の開口102が形成され容器本体101の外径よりも小さい外径を有し上記の潤滑ポンプSのアダプタ部110に取り付けられる筒状の取付口部103とを備えて構成されている。
図6に示すように、このカートリッジタンク100に潤滑剤Lを予め充填するには、カートリッジタンク100の容器本体101の一端を台120に載置し、この状態で取付口部103の開口102から潤滑剤Lを上から注入するようにしている。注入後は、取付口部103の開口102に、潤滑ポンプSのアダプタ部110に装着する際に破かれる薄板状の覆栓104(図5)を被着するとともに、キャップ(図示せず)を取付口部103の先端部の雄ネジ105に螺合して取り付けて封止する。
そして、図5に示すように、このカートリッジタンク100を潤滑ポンプSに取り付けるときは、キャップを外して、容器本体1の取付口部103を覆栓104を被着したまま潤滑ポンプSのアダプタ部110にねじ込んで取り付ける。この場合、覆栓104はアダプタ部110側に設けられ開口102に挿入される吸入管113によって破られる。この状態で、潤滑ポンプSを作動させると、ポンプ部111によってカートリッジタンク100内の潤滑剤Lが開口102を通して吸引され、所望の潤滑個所に吐出される。カートリッジタンク100内の潤滑剤Lがポンプ部111によって吸引されて徐々に消費されると、蛇腹筒状の容器本体101が徐々に収縮し、収縮しきったところで、潤滑剤がなくなったとして、カートリッジタンク100を新しいものと交換する。
特開2009−63078号公報
ところで、この従来のカートリッジタンク100においては、蛇腹筒状の容器本体101が収縮しきったところで潤滑剤Lがなくなったとして、新しいものと交換するが、容器本体101内に潤滑剤Lが付着して残留量が多いと無駄になり不経済になるという問題があった。容器本体101内に潤滑剤Lが付着して残る理由としては、山部101a及び谷部101bで形成される容器本体101内部の大きな段差や、容器本体101の内面や取付口部103の内面に成形時に生じる小さな段差、例えば、取付口部103の容器本体101に対する接続部分の肩部内面の段差103aにより、潤滑剤Lが流動しにくくなって付着してしまうからである。小さな段差が生じるのは、ブロー成形においてはカートリッジタンク100の内部には金型がないので、取付口部103の肉厚が厚いと、それだけ、冷却の時間が遅くなることから、その時間に材料がダレてしまうことに起因する。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、容器本体内に生じる段差をできるだけ少なくできるようにして、容器本体内に潤滑剤が付着して残りにくくし、潤滑剤の残留量を低減して無駄を防止し省力化を図ったカートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明のカートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法は、潤滑ポンプに供給する流動状の潤滑剤が充填されるとともにブロー成形により成形される可撓樹脂製のカートリッジタンクに、当該潤滑剤を充填するカートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法において、
上記カートリッジタンクを、一端が閉塞され山部と谷部とが軸方向に交互に形成され軸方向に伸縮可能な蛇腹筒状の容器本体と、該容器本体の他端側に一体に連設されるとともに該容器本体と同軸の開口が形成され上記容器本体の外径よりも小さい外径を有し上記潤滑ポンプに取り付けられる筒状の取付口部とを備えて構成し、
該カートリッジタンクに潤滑剤を充填する際、該カートリッジタンクを、上記取付口部を拘持して上記容器本体が下側に位置するように吊下し、この状態で上記取付口部の開口から潤滑剤を注入し、該潤滑剤の自重により該容器本体を伸長させて当該潤滑剤を充填する構成としている。
これにより、カートリッジタンクに潤滑剤を充填する際、カートリッジタンクを吊下して、潤滑剤の自重により容器本体の蛇腹を伸長させて潤滑剤を充填するので、従来のように、容器本体を台に置いて潤滑剤を充填する場合に比較して、容器本体の伸長する幅が大きくなり、その分、潤滑剤の充填量を増加させることができる。このことは、逆にいえば、一定量の潤滑剤を充填するカートリッジタンクにおいては、従来に比較して山部及び/または谷部の数を減らすことができる。例えば、容器本体の最大外径が95mmで700ml用のカートリッジタンクの場合、従来の山数が13.5山あるものを、山数を11.5山に少なくすることができる。
従って、潤滑ポンプにおいては、一般に、カートリッジタンクは、蛇腹筒状の容器本体が収縮しきったところで潤滑剤がなくなったとして、新しいものと交換するが、その際、山部及び谷部で形成される容器本体内部の大きな段差には潤滑剤が流動しにくくなって付着して残留し易いが、従来に比較して、容器本体の山部及び/または谷部の数が少ないので、その分、潤滑剤が付着して残留する量を減らすことができ、無駄を防止して省力化を図ることができる。
そして、必要に応じ、上記カートリッジタンクの取付口部の基端部外側に周方向に沿う溝を形成し、該カートリッジタンクに潤滑剤を充填する際、該カートリッジタンクの取付口部の溝に係合部材を係合して上記取付口部を拘持し該カートリッジタンクを吊下する構成としている。これにより、カートリッジタンクに潤滑剤を充填する際、係合部材をカートリッジタンクの取付口部の溝に係合してカートリッジタンクを吊下するので、吊下させ易く、それだけ充填作業性を向上させることができる。
また、カートリッジタンクの取付口部の基端部外側に溝を形成することは、成形時に生じる内面の小さな段差を低減することができる作用,効果を奏する。その理由は、ブロー成形においては、成形型によって容器本体及び取付口部に対応する部位を保持し、取付口部の開口に対応する部分からエアを吹き込むが、この際に、取付口部に溝のある分、取付口部の肉厚が薄くなるので、成形時の蛇腹部側の成形においての負担がかからなくなり、蛇腹部の肉厚が均一になりやすく、また、取付口部の肉厚が薄くなると、冷却の時間が速くなることから、冷却の間に材料がダレてしまう事態が抑制され、そのため、内面が滑らかになって段差が低減されると考えられるからである。特に、取付口部の容器本体に対する接続部分の肩部内面の段差の発生が抑制される。
従って、カートリッジタンクを新しいものと交換する際、容器本体内面に形成される成形上の小さな段差が有ると潤滑剤が流動しにくくなって付着して残留し易いが、従来に比較して、容器本体内面に形成される成形上の小さな段差が少なくなることから、その分、潤滑剤が付着して残留する量を減らすことができ、無駄を防止して省力化を図ることができる。
また、必要に応じ、上記カートリッジタンクを、一端が閉塞され山部と谷部とが軸方向に交互に形成され軸方向に伸縮可能な蛇腹筒状の容器本体と、該容器本体の他端側に一体に連設されるとともに該容器本体と同軸の開口が形成され上記容器本体の外径よりも小さい外径を有し上記潤滑ポンプに取り付けられる円筒状の取付口部とを備えて構成し、
該取付口部を、開口が形成されキャップが螺合する雄ネジが形成された先端部と容器本体側の基端部とを備えて構成し、該取付口部の基端部の先端部側の外径をDt、該基端部の容器本体側の外径をDsとしたとき、Dt≒Dsに設定し、
該取付口部の基端部外側の中間に周方向に沿う溝を形成し、該溝の先端部側の壁面と容器本体側の壁面とを平行に形成した構成としている。
上述したように、カートリッジタンクを吊下して潤滑剤を充填する際、係合部材をカートリッジタンクの取付口部の溝に係合してカートリッジタンクを吊下できるので、吊下させ易く、それだけ充填作業性を向上させることができる。
また、カートリッジタンクの取付口部の基端部外側に溝を形成すると、ブロー成形の際、取付口部に溝のある分、取付口部の肉厚が薄くなるので、成形時の蛇腹部側の成形においての負担がかからなくなり、蛇腹部の肉厚が均一になりやすく、また、取付口部の肉厚が薄くなると、冷却の時間が速くなることから、冷却の間に材料がダレてしまう事態が抑制され、そのため、内面が滑らかになって段差が低減されるようになる。特に、取付口部の容器本体に対する接続部分の肩部内面の段差の発生が抑制される。このため、成形時に生じる内面の小さな段差を低減することができる作用,効果を奏することができる。
その結果、カートリッジタンクを新しいものと交換する際、容器本体内面に形成される成形上の小さな段差が有ると潤滑剤が流動しにくくなって付着して残留し易いが、従来に比較して、容器本体内面に形成される成形上の小さな段差が少なくなることから、その分、潤滑剤が付着して残留する量を減らすことができ、無駄を防止して省力化を図ることができる。
そして、必要に応じ、上記取付口部の先端部側に上記開口を閉じるキャップの雌ネジが螺合する雄ネジを形成し、上記基端部の先端部側の外径をDt、上記先端部に装着されるキャップの外径をDcとしたとき、Dt≧Dcに設定した構成としている。
取付口部に溝を形成することにより薄肉化を図ることができるとともに、取付口部の外側を比較的大きくして安定を図ることができる。
本発明によれば、カートリッジタンクの容器本体内に生じる段差をできるだけ少なくすることができるので、カートリッジタンクの交換の際に、容器本体内に潤滑剤が付着して残りにくくすることができ、そのため、潤滑剤の残留量を低減して無駄を防止し省力化を図ることができる。
本発明の実施の形態に係るカートリッジタンクを示し、(a)は正面図、(b)は断面図である。 本発明の実施の形態に係るカートリッジタンク(a)を、従来のカートリッジタンク(b)と比較して示す図である。 本発明の実施の形態に係るカートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法を示し、(a)は潤滑剤の充填前の状態を示す図、(b)は潤滑剤の充填後の状態を示す図である。 本発明の実施の形態に係るカートリッジタンクの別の例を示し、(a)は正面図、(b)は断面図である。 従来のカートリッジタンクの一例を本発明が装着可能な潤滑ポンプの一例とともに示す図である。 従来のカートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法を示す図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係るカートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法及びカートリッジタンクを説明する。
図1,図2(a)及び図3に示すように、本発明の実施の形態に係るカートリッジタンクTは、グリス等の流動状の潤滑剤Lが充填され、例えば、図5に示す潤滑ポンプSに装着される。潤滑ポンプSは、カートリッジタンクTが着脱可能に取り付けられるアダプタ部110及びカートリッジタンクT内の潤滑剤を吸引して吐出するポンプ部111を有している。符号112は、アダプタ部110に着脱可能に設けられ装着時にカートリッジタンク100を覆うカバーである。
本発明の実施の形態に係るカートリッジタンクTは、ブロー成形により成形される可撓樹脂製であり、潤滑ポンプSに供給するグリス等の流動状の潤滑剤Lが充填される。樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン等の可撓性のプラスチック材料が用いられる。
カートリッジタンクTの基本的構成は、一端が閉塞された蛇腹筒状(実施の形態では蛇腹の円筒状)の容器本体1と、容器本体1の他端側に一体に連設される筒状(実施の形態では円筒状)の取付口部5とを備えてなる。実施の形態に係るカートリッジタンクTは、潤滑油の収容量が700ml用のものである。
容器本体1は、一端が閉塞され外側から見た山部2と谷部3とが軸方向に交互に形成され、軸方向に伸縮可能な蛇腹の円筒状に形成されている。図2(a)に示すように、容器本体1の外径Daは、Da=95mmで、山部2の山数は11.5山あり、その伸長時(図3(b))に、潤滑油を700ml収容可能に形成されている。また、図2(a),図2(b)に示すように、実施の形態に係る容器本体1は、従来のカートリッジタンク100(700ml用)の容器本体101とは山数が少なくなっている。図2(b)に示すように、従来の700ml用の容器本体101は、Da=95mmで、山部2の山数は13.5山ある。即ち、一定量(700ml)の潤滑剤Lを充填するカートリッジタンクにおいて、本実施の形態に係るカートリッジタンクTの容器本体1の山数は、従来のカートリッジタンク100の容器本体101の山数よりも2山少なくなっており、成形時の長手方向の寸法が、寸法Eだけ短く成形される。
取付口部5は、容器本体1の他端側に一体に連設されるとともに、容器本体1と同軸の開口6が形成され容器本体1の外径よりも小さい外径を有し、潤滑ポンプSに取り付けられる円筒状に形成されている。取付口部5は、開口6が形成された先端部7と容器本体1側の基端部8とを備えている。先端部7外側には、開口6を封止するキャップ10の雌ネジが螺合する雄ネジ9が形成されている。図1に示すように、基端部8の先端部7側の外径をDt、基端部8の容器本体1側の外径をDsとしたとき、Dt≒Dsに設定されている。また、先端部7に装着されるキャップ10の外径をDcとしたとき、Dt≧Dcに設定されている。また、先端部7の開口6には、潤滑ポンプSのアダプタ部110に装着する際に破かれる薄板状の覆栓11(図5の104と同等)が被着される。
取付口部5の基端部8外周の中間には周方向に溝20が形成されている。また、溝20の先端部側の壁面21と容器本体1側の壁面22とは平行に形成されている。例えば、溝20の外径をDmとし、基端部8の幅をHt,溝幅をHmとしたとき、Dt=40mm,Dm=32mm,Ht=13mm,Hm=5mmと設定する等である。これらの寸法は、これに限定されるものではない。
このようなカートリッジタンクTを製造するときは、ブロー成形によって成形する。この場合、カートリッジタンクTの取付口部5の基端部8外側に溝20が形成されているので、ブロー成形の際に生じる内面の小さな段差を低減することができる作用,効果を奏する。その理由は、ブロー成形においては、成形型によって容器本体1及び取付口部5に対応する部位を保持し、取付口部5の開口6に対応する部分からエアを吹き込むが、この際に、取付口部5に溝20のある分、取付口部5の肉厚が薄くなるので、成形時の蛇腹部側の成形においての負担がかからなくなり、蛇腹部の肉厚が均一になりやすく、また、取付口部5の肉厚が薄くなると、冷却の時間が速くなることから、冷却の間に材料がダレてしまう事態が抑制され、そのため、内面が滑らかになって段差が低減されると考えられるからである。特に、取付口部5の容器本体1に対する接続部分の肩部内面の段差の発生が抑制される。
次に、図3を用い、本発明の実施の形態に係るカートリッジタンクTへの潤滑剤Lの充填方法について説明する。カートリッジタンクTに潤滑剤Lを充填する際、図3(a)に示すように、先ず、カートリッジタンクTを、取付口部5を拘持して容器本体1が下側に位置するように吊下する。このカートリッジタンクTの吊下においては、取付口部5の溝20に係合部材30を係合して取付口部5を拘持し、カートリッジタンクTを吊下する。係合部材30は、適宜に作成してよい。
この状態で、図3(b)に示すように、取付口部5の開口6から所要量(実施の形態では700ml)の潤滑剤Lを注入し、潤滑剤Lの自重により、容器本体1の蛇腹を伸長させて潤滑剤Lを充填する。この場合、係合部材30をカートリッジタンクTの取付口部5の溝20に係合してカートリッジタンクTを吊下するので、吊下させ易く、それだけ充填作業性を向上させることができる。注入後は、取付口部5の開口6に、潤滑ポンプSのアダプタ部110に装着する際に破かれる薄板状の覆栓11を被着するとともに、キャップ20を取付口部5の先端部7の雄ネジ9に螺合して取り付けて封止する。
この充填方法によれば、カートリッジタンクTを吊下して、潤滑剤Lの自重により容器本体1の蛇腹を伸長させて潤滑剤Lを充填するので、従来のように、容器本体101を台120に置いて潤滑剤Lを充填する場合(図6)に比較して、容器本体1の伸長する幅が大きくなり、その分、潤滑剤Lの充填量を増加させることができる。このことは、逆にいえば、一定量(700ml)の潤滑剤Lを充填するカートリッジタンクにおいては、従来に比較して山部2及び/または谷部3の数を減らすことができる。これにより、上述したように、例えば、容器本体1の最大外径が95mmで700ml用のカートリッジタンクTの場合、従来の山数が13.5山あるものを、山数を11.5山に少なくすることができる。
このように潤滑剤Lが充填されたカートリッジタンクTは、上記のように潤滑ポンプSに装着して用いる(図5)。そして、潤滑ポンプSにおいては、一般に、カートリッジタンクTは、蛇腹筒状の容器本体1が収縮しきったところで潤滑剤Lがなくなったとして、新しいものと交換するが、その際、山部2及び谷部3で形成される容器本体1内部の大きな段差には潤滑剤Lが流動しにくくなって付着して残留し易いが、従来に比較して、容器本体1の山部2及び/または谷部3の数が少ないので、その分、潤滑剤Lが付着して残留する量を減らすことができ、無駄を防止して省力化を図ることができる。
また、カートリッジタンクTの取付口部5の基端部8外側に溝20が形成されているので、ブロー成形の際に生じる内面、特に、取付口部5の容器本体1に対する接続部分の肩部内面の小さな段差が低減されており、そのため、従来に比較して、容器本体1内面に形成される成形上の小さな段差が少なくなることから、その分、潤滑剤Lが付着して残留する量を減らすことができ、この点でも、無駄を防止して省力化を図ることができる。
図4には、本発明の実施の形態に係るカートリッジタンクTの別の例を示している。このカートリッジタンクTは、潤滑油の収容量が200ml用のものである。取付口部5の基端部8外周には、上記と同様に周方向に溝20が形成されている。また、このカートリッジタンクTにおいては、例えば、容器本体1の外径をDa,基端部8の先端部7側の外径をDt、溝20の外径をDmとし、基端部8の幅をHt,溝幅をHmとしたとき、Da=64mm,Dt=44mm,Dm=32mm,Ht=13.5mm,Hm=3.5mmと設定する等である。これらの寸法は、これに限定されるものではない。作用,効果は上記と同様である。
尚、上記実施の形態において、容器本体1の蛇腹の山数は上記に限定されるものではなく、潤滑剤Lの容量等により適宜変更して差し支えない。また、カートリッジタンクTの樹脂の材質も適宜に変更してよいことは勿論である。
T カートリッジタンク
L 潤滑剤
1 容器本体
2 山部
3 谷部
5 取付口部
6 開口
7 先端部
8 基端部
9 雄ネジ
10 キャップ
11 覆栓
20 溝
30 係合部材
100 カートリッジタンク(従来)
S 潤滑ポンプ
110 アダプタ部
111 ポンプ部
112 カバー

Claims (4)

  1. 潤滑ポンプに供給する流動状の潤滑剤が充填されるとともにブロー成形により成形される可撓樹脂製のカートリッジタンクに、当該潤滑剤を充填するカートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法において、
    上記カートリッジタンクを、一端が閉塞され山部と谷部とが軸方向に交互に形成され軸方向に伸縮可能な蛇腹筒状の容器本体と、該容器本体の他端側に一体に連設されるとともに該容器本体と同軸の開口が形成され上記容器本体の外径よりも小さい外径を有し上記潤滑ポンプに取り付けられる筒状の取付口部とを備えて構成し、
    該カートリッジタンクに潤滑剤を充填する際、該カートリッジタンクを、上記取付口部を拘持して上記容器本体が下側に位置するように吊下し、この状態で上記取付口部の開口から潤滑剤を注入し、該潤滑剤の自重により該容器本体を伸長させて当該潤滑剤を充填することを特徴とするカートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法。
  2. 上記カートリッジタンクの取付口部の基端部外側に周方向に沿う溝を形成し、該カートリッジタンクに潤滑剤を充填する際、該カートリッジタンクの取付口部の溝に係合部材を係合して上記取付口部を拘持し該カートリッジタンクを吊下することを特徴とする請求項1記載のカートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法。
  3. 上記カートリッジタンクを、一端が閉塞され山部と谷部とが軸方向に交互に形成され軸方向に伸縮可能な蛇腹筒状の容器本体と、該容器本体の他端側に一体に連設されるとともに該容器本体と同軸の開口が形成され上記容器本体の外径よりも小さい外径を有し上記潤滑ポンプに取り付けられる円筒状の取付口部とを備えて構成し、
    該取付口部を、開口が形成されキャップが螺合する雄ネジが形成された先端部と容器本体側の基端部とを備えて構成し、該取付口部の基端部の先端部側の外径をDt、該基端部の容器本体側の外径をDsとしたとき、Dt≒Dsに設定し、
    該取付口部の基端部外側の中間に周方向に沿う溝を形成し、該溝の先端部側の壁面と容器本体側の壁面とを平行に形成したことを特徴とする請求項2記載のカートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法。
  4. 上記取付口部の先端部側に上記開口を閉じるキャップの雌ネジが螺合する雄ネジを形成し、上記基端部の先端部側の外径をDt、上記先端部に装着されるキャップの外径をDcとしたとき、Dt≧Dcに設定したことを特徴とする請求項3記載のカートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法。
JP2010220354A 2010-09-30 2010-09-30 カートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法 Active JP5792940B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010220354A JP5792940B2 (ja) 2010-09-30 2010-09-30 カートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法
PCT/JP2011/005413 WO2012042836A1 (ja) 2010-09-30 2011-09-27 カートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法及びカートリッジタンク
TW100135606A TWI547666B (zh) 2010-09-30 2011-09-30 A method of filling a lubricant card slot with a lubricant

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010220354A JP5792940B2 (ja) 2010-09-30 2010-09-30 カートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012072891A JP2012072891A (ja) 2012-04-12
JP5792940B2 true JP5792940B2 (ja) 2015-10-14

Family

ID=45892327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010220354A Active JP5792940B2 (ja) 2010-09-30 2010-09-30 カートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP5792940B2 (ja)
TW (1) TWI547666B (ja)
WO (1) WO2012042836A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111232372B (zh) * 2020-01-20 2020-10-02 鹿啄泉矿泉水有限公司 可压缩的饮用水桶
CN113586931A (zh) * 2021-09-09 2021-11-02 新昌县麒龙机械科技有限公司 一种机床轴承自动加润滑油系统及其加润滑油的方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4410067Y1 (ja) * 1966-08-13 1969-04-23
JPH071599Y2 (ja) * 1989-12-25 1995-01-18 日本グリース株式会社 グリース容器用のアダプタ
JP2605642Y2 (ja) * 1992-11-27 2000-07-31 株式会社吉野工業所 チューブ容器
JP2003095355A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Nippon Koyu:Kk グリース充填用容器
US8434652B2 (en) * 2008-03-07 2013-05-07 Henkle Ireland Limited Cap and nozzle assembly for tubes, containers and packs closed by the assembly

Also Published As

Publication number Publication date
TWI547666B (zh) 2016-09-01
WO2012042836A1 (ja) 2012-04-05
JP2012072891A (ja) 2012-04-12
TW201239230A (en) 2012-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5792940B2 (ja) カートリッジタンクへの潤滑剤の充填方法
CN103079493A (zh) 筒式分配器
JP6126237B2 (ja) 容器の製造及び充填のための装置及び方法
JP2019130799A (ja) ブロー成形装置
PE20040742A1 (es) Aparato para moldear un cierre plastico con eyeccion asistida por aire
CN201071590Y (zh) 一种可以储存涂料的涂料刷
JP2009000840A (ja) 流体機器の継手の製造方法
US7252211B2 (en) Atomiser comprising a pump that forms a stopper
JP2005008266A (ja) ブロー成形壜体
JP6141758B2 (ja) 注入器用カートリッジ及び注入器
CN204820273U (zh) 弹簧管的管膜送料装置
CN210257147U (zh) 一种汽车注塑模具用冷却水管道接嘴
EP1867460A3 (en) Corrugated plastic pipe production
JP2007120729A (ja) ノズル
CN215619684U (zh) 汽车透明灯壳用注塑模具
BRPI0621837B8 (pt) cabeçote de extrusão para moldagem a sopro de corpos ocos com um sistema de distribuição da espessura das paredes da preforma e método para controlar a espessura das paredes de uma preforma
CN202743640U (zh) 纵推式颜料袋
CN211137973U (zh) 用于洗手液螺牙盖的加工模具
JP2017044231A (ja) カートリッジタンク
JP2004268067A (ja) 圧力鋳造用プランジャーチップ
CN210464593U (zh) 一种防漏水位计
KR101549331B1 (ko) 화장품 이중 용기 제조방법 및 이로부터 제조되는 화장품 이중 용기
JP2015081549A (ja) コンクリートポンプのコンクリートシリンダ用ピストン
CN209906330U (zh) 一种灌装机
CN209762693U (zh) 一种润滑油注油装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130926

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140513

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150113

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150714

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150807

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5792940

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250