JP2017044231A - カートリッジタンク - Google Patents

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Abstract

【課題】 蛇腹筒状の側壁が収縮しきった際に、底壁内面と取付口部の通路の内開口側との間に生じる空間ができるだけ小さくなるようにし、潤滑剤の残留量を低減して無駄を防止し省力化を図る。【解決手段】 山部2と谷部3とが軸方向に交互に形成され伸縮可能な蛇腹筒状の側壁1と、側壁1の一端縁1aに一体に連設される底壁4と、側壁1の他端縁1bに一体に連設される筒状の取付口部5とを備え、取付口部5におけるリング状部10の一方リング状部14の内側であって側壁1の他端縁1b側の全周を切除し、一方リング状部14に側壁1の一端縁1bから略軸方向に沿って立ち上がる始端20aを有した可撓薄肉状の縦壁20を形成し、内部空間の潤滑剤の消費により側壁1が縮小した際、縮小した側壁1の取付口部5側が縦壁20の始端20aを通り軸方向に直交する平面Saよりも外開口6側に位置するようにした。【選択図】図2

Description

本発明は、工作機械や射出成形機等の産業機械等に設けられる潤滑ポンプに取り付けられてグリス等の流動状の潤滑剤を供給する可撓樹脂製のカートリッジタンクに関する。
従来、この種のカートリッジタンクとしては、例えば、本願出願人が先に提案した特許文献1(特開2012−72891号公報)に記載されたものが知られている。
図3に示すように、このカートリッジタンクTaは、図示外の潤滑ポンプに取り付けられるとともにブロー成形により成形され内部空間Eに充填された図示外の潤滑剤を潤滑ポンプに供給するもので、山部2と谷部3とが軸方向に交互に形成され軸方向に伸縮可能な蛇腹筒状の側壁1と、側壁1の一端縁1aに一体に連設される底壁4と、側壁1の他端縁1bに一体に連設されるとともに側壁1と同軸の外開口6及び内開口7を有した通路8が形成され潤滑ポンプに取り付けられる筒状の取付口部5とを備えている。
取付口部5は、側壁1の他端縁1bに連設され側壁1の外径よりも小さい外径を有するリング状部10と、リング状部10に連設されるとともに外周に雄ネジ11が形成されリング状部10の最大外径よりも小さい外径を有する雄ネジ部12とを備えて構成されている。リング状部10の外側には、周方向に沿う溝13が形成され、リング状部10は、溝13の側壁1側の一側面13aを形成する一方リング状部14,溝13の雄ネジ部11側の他側面13bを形成する他方リング状部15,溝13の底面13cを形成する中間リング状部16を備えて構成されている。一方リング状部14と他方リング状部16の外径は同じに形成されている。
そして、このカートリッジタンクTaを潤滑ポンプに取り付けるときは、取付口部5の雄ネジ部12を潤滑ポンプの取付部の雌ネジ部にねじ込んで取り付ける。この状態で、潤滑ポンプを作動させると、潤滑ポンプの吸引力によってカートリッジタンクTa内の潤滑剤が吸引され、潤滑剤はこの潤滑ポンプから所望の潤滑個所に吐出される。図4に示すように、カートリッジタンクTaの潤滑剤が吸引されて徐々に消費されると、蛇腹筒状の側壁1が徐々に収縮し、収縮しきったところで、潤滑剤がなくなったとして、カートリッジタンクTaを新しいものと交換する。
特開2012−72891号公報
ところで、この従来のカートリッジタンクTaにおいては、図4に示すように、潤滑ポンプの吸引により、蛇腹筒状の側壁1が収縮しきったところで潤滑剤がなくなったとして、新しいものと交換するが、一方リング状部14は肉厚になっているので剛性が高いことから、この一方リング状部14に連設する側壁1の一端縁1a近傍が外開口6側に折れ曲がりにくくなっている。そのため、底壁内面4aと取付口部5の通路8の内開口7側との間に生じる空間Eaが大きくなってしまい、この空間内に残る潤滑剤が多くなって無駄になり、不経済になるという問題があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたもので、蛇腹筒状の側壁が収縮しきった際に、底壁内面と取付口部の通路の内開口側との間に生じる空間ができるだけ小さくなるようにし、この空間内に残る潤滑剤の量を極力減らして、潤滑剤の残留量を低減して無駄を防止し省力化を図ったカートリッジタンクを提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明のカートリッジタンクは、潤滑ポンプに取り付けられるとともにブロー成形により成形され内部空間に充填された潤滑剤を該潤滑ポンプに供給する樹脂製のカートリッジタンクにおいて、
山部と谷部とが軸方向に交互に形成され軸方向に伸縮可能な蛇腹筒状の側壁と、該側壁の一端縁に一体に連設される底壁と、上記側壁の他端縁に一体に連設されるとともに該側壁と同軸の外開口及び内開口を有した通路が形成され上記潤滑ポンプに取り付けられる筒状の取付口部とを備え、
該取付口部を、上記側壁の他端縁に連設され該側壁の外径よりも小さい外径を有するリング状部と、該リング状部に連設されるとともに外周に雄ネジが形成され該リング状部の最大外径と同じ若しくはこれよりも小さい外径を有する雄ネジ部とを備えて構成し、
上記リング状部の内側であって上記側壁の他端縁側の全周を切除し、該リング状部に該側壁の一端縁から略軸方向に沿って立ち上がる始端を有した可撓薄肉状の縦壁を形成し、上記内部空間の潤滑剤の消費により上記側壁が縮小した際、該縮小した側壁の上記取付口部側が上記縦壁の始端を通り軸方向に直交する平面よりも上記外開口側に位置するようにした構成としている。
これにより、このカートリッジタンクを潤滑ポンプに取り付けるときは、取付口部の雄ネジ部を潤滑ポンプの取付部の雌ネジ部にねじ込んで取り付ける。この状態で、潤滑ポンプを作動させると、カートリッジタンク内の潤滑剤が徐々に消費され、これに従って、蛇腹筒状の側壁が徐々に収縮し、収縮しきったところで、潤滑剤がなくなったとして、カートリッジタンクを新しいものと交換する。この場合、リング状部の内側であって側壁の他端縁側の全周が切除されており、リング状部に側壁の一端縁から略軸方向に沿って立ち上がる始端を有した可撓薄肉状の縦壁が形成されているので、この縦壁及びこれに連続する側壁の一端縁近傍の剛性が小さくなって外側に折れ曲がりやすくなっており、そのため、縮小した側壁の取付口部側が縦壁の始端を通り軸方向に直交する平面よりも外開口側に位置するので、底壁内面と取付口部の通路の内開口側との間に生じる空間がそれだけ小さくなり、この空間内に残る潤滑剤の量を極力減らすことができ、潤滑剤の残留量を低減して無駄を防止し省力化を図ることができる。
そして、必要に応じ、上記リング状部の外側に周方向に沿う溝を形成し、該リング状部を、上記溝の上記側壁側の一側面を形成する一方リング状部,上記溝の上記雄ネジ部側の他側面を形成する他方リング状部,上記溝の底面を形成する中間リング状部を備えて構成し、上記一方リング状部の外径よりも上記他方リング状部の外径を小さく形成し、上記一方リング状部に、上記縦壁を形成した構成としている。
これにより、ブロー成形においては、成形型によって側壁,底壁及び取付口部に対応する部位を保持し、取付口部の外開口に対応する部分からエアを吹き込むが、この際に、取付口部に溝があるので、中間リング状部の直径方向の肉厚が薄くなっており、しかも、一方リング状部の外径よりも他方リング状部の外径を小さく形成しているので、他方リング状部の直径方向の肉厚も薄くなることから、成形時の蛇腹筒状の側壁側の成形、及び、縦壁の成形においての負担がかからなくなり、また、冷却の時間が速くなることから、冷却の間に材料がダレてしまう事態が抑制され、蛇腹筒状の側壁の肉厚、及び、縦壁の肉厚が均一になりやすく、内面も滑らかに形成することができる。
更に、必要に応じ、上記一方リング状部の縦壁の終端に連続するとともに上記溝の上記側壁側の一側面に対応した横壁を形成し、該横壁の少なくとも上記縦壁の終端側を可撓薄肉状に形成した構成としている。横壁も薄肉状になるので、この横壁も剛性が小さくなって外側に折れ曲がりやすくなり、そのため、縮小した側壁の取付口部側が縦壁の始端を通り軸方向に直交する平面よりもより一層外開口側に位置するようになり、底壁内面と取付口部の通路の内開口側との間に生じる空間がより一層小さくなり、潤滑剤の残留量をより一層低減することができる。
更にまた、必要に応じ、上記通路の内開口縁を、上記内部空間側に膨出する断面弧状に形成し、上記横壁を上記内開口縁から上記縦壁の終端に向けて漸次薄肉になるように形成した構成としている。横壁がより一層薄肉状になって外側に折れ曲がりやすくなり、そのため、縮小した側壁の取付口部側が縦壁の始端を通り軸方向に直交する平面よりもより一層外開口側に位置するようになり、底壁内面と取付口部の通路の内開口側との間に生じる空間がより一層小さくなり、潤滑剤の残留量をより一層低減することができる。
また、必要に応じ、上記底壁内面を内側に弧状に膨出形成し、上記内部空間の潤滑剤の消費により上記側壁が縮小した際、上記底壁内面を上記通路の内開口縁に当接可能にした構成としている。底壁内面と取付口部の通路の内開口側との間に生じる空間がより一層小さくなり、潤滑剤の残留量をより一層低減することができる。
更に、必要に応じ、上記側壁に軸方向の伸縮力が作用しない状態での該側壁の山部と山部とのピッチ及び谷部と谷部とのピッチをPとし、上記底壁の最外側縁を通り軸方向に直交する平面と該底壁の内側面中央を通り軸方向に直交する平面との軸方向幅をHとして、0.5P≦H≦1.0Pに設定し、上記底壁内面が上記通路の内開口縁に当接したとき、縮小した側壁の上記取付口部側の60%以上が上記縦壁の始端を通り軸方向に直交する平面よりも上記外開口側に位置するように形成した構成としている。底壁内面と取付口部の通路の内開口側との間に生じる空間がより一層小さくなり、潤滑剤の残留量をより一層低減することができる。
本発明によれば、潤滑剤が消費され、蛇腹筒状の側壁が徐々に収縮して、収縮しきった際、底壁内面と取付口部の通路の内開口側との間に生じる空間ができるだけ小さくなるので、この空間内に残る潤滑剤の量を極力減らして、潤滑剤の残留量を低減して無駄を防止し省力化を図ることができる。
本発明の実施の形態に係るカートリッジタンクを、側壁に軸方向の伸縮力が作用しない状態で示す断面図である。 本発明の実施の形態に係るカートリッジタンクを、側壁が収縮しきった状態で示す断面図である。 従来のカートリッジタンクの一例を、側壁に軸方向の伸縮力が作用しない状態で示す断面図である。 従来のカートリッジタンクの一例を、側壁が収縮しきった状態で示す断面図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態に係るカートリッジタンクを説明する。尚、上記と同様のものには同一の符号を付して説明する。
図1及び図2に示すように、本発明の実施の形態に係るカートリッジタンクTは、グリス等の流動状の図示外の潤滑剤が充填され、図示外の周知の潤滑ポンプに装着される。潤滑ポンプは、カートリッジタンクTが着脱可能に取り付けられるアダプタ部及びカートリッジタンクT内の潤滑剤を吸引して吐出するポンプ部を有している。
本発明の実施の形態に係るカートリッジタンクTは、ブロー成形により成形される可撓樹脂製であり、潤滑ポンプに供給するグリス等の流動状の潤滑剤が充填される。樹脂としては、例えば、低密度ポリエチレン等の可撓性のプラスチック材料が用いられる。実施の形態に係るカートリッジタンクTは、潤滑油の収容量が200ml用のものである。収容量は、これに限定されるものではなく、例えば、500ml、700ml等適宜変更して差し支えない。
カートリッジタンクTの基本的構成は、山部2と谷部3とが軸方向に交互に形成され軸方向に伸縮可能な蛇腹筒状の側壁1と、側壁1の一端縁1aに一体に連設される底壁4と、側壁1の他端縁1bに一体に連設されるとともに側壁1と同軸の外開口6及び内開口7を有した通路8が形成され上記潤滑ポンプに取り付けられる筒状の取付口部5とを備えて構成されている。
取付口部5は、側壁1の他端縁1bに連設され側壁1の外径よりも小さい外径を有するリング状部10と、リング状部10に連設されるとともに外周に雄ネジ11が形成されリング状部10の最大外径と同じ若しくはこれよりも小さい外径を有する雄ネジ部12とを備えて構成されている。また、リング状部10の外側には、周方向に沿う溝13が形成されており、リング状部10は、溝13の側壁1側の一側面13aを形成する一方リング状部14,溝13の雄ネジ部12側の他側面13bを形成する他方リング状部15,溝13の底面13cを形成する中間リング状部16を備えて構成されている。
この取付口部5において、一方リング状部14の外径Daよりも他方リング状部15の外径Dbが小さく形成され、Da>Dbに設定されている。実施の形態では、取付口部5において、一方リング状部14の外径をDa,他方リング状部15の外径をDb,中間リング状部16の外径(溝13の外径)をDcとしたとき、例えば、Da=44mm,Db=35.3mm(雄ネジ外径=φ34.9mm),Dc=31.5mmに設定されている。寸法は、これに限定されるものではない。
そして、リング状部10の内側であって側壁1の他端縁1b側の全周は、切除されており、リング状部10に側壁1の一端縁1aから略軸方向に沿って立ち上がる始端20aを有した可撓薄肉状の縦壁20が形成されている。実施の形態では、一方リング状部14に、縦壁20が形成されている。これにより、内部空間Eの潤滑剤の消費により側壁1が縮小した際、縮小した側壁1の取付口部5側が、縦壁20の始端20aを通り軸方向に直交する平面Saよりも、外開口6側に位置するように形成される。
また、一方リング状部14には、縦壁20の終端20bに連続するとともに溝13の側壁1側の一側面13aに対応し、略軸方向に直交する方向に延びる横壁21が形成され、横壁21の少なくとも縦壁20の終端20b側が可撓薄肉状に形成されている。更に、通路8の内開口縁7aは、内部空間E側に膨出する断面弧状に形成されており、横壁21は、内開口縁7aから縦壁20の終端20bに向けて漸次薄肉になるように形成されている。
更に、底壁4は、略均一な厚さで形成され、底壁内面4aは、内側に弧状に膨出形成され、内部空間Eの潤滑剤の消費により側壁1が縮小した際、底壁内面4aが通路8の内開口縁7aに当接可能に形成されている。詳しくは、側壁1に軸方向の伸縮力が作用しない状態での側壁1の山部2と山部2とのピッチ(谷部3と谷部3とのピッチ)をPとし、底壁4の最外側縁を通り軸方向に直交する平面Sbと底壁4の底壁内側面4aの中央Scとの軸方向幅をHとして、0.5P≦H≦1.0Pに設定されている。また、底壁内面4aが通路8の内開口縁7aに当接したとき、縮小した側壁1の取付口部5側の60%以上が縦壁20の始端20aを通り軸方向に直交する平面よりも外開口6側に位置するように形成されている。
このようなカートリッジタンクTを製造するときは、ブロー成形によって成形する。ブロー成形においては、成形型によって側壁1,底壁4及び取付口部5に対応する部位を保持し、取付口部5の外開口6に対応する部分からエアを吹き込むが、この際に、取付口部5に溝13があるので、中間リング状部16の直径方向の肉厚が薄くなっており、しかも、一方リング状部14の外径Daよりも他方リング状部15の外径Dbを小さく形成(Da>Db)しているので、他方リング状部15の直径方向の肉厚も薄くなることから、成形時の蛇腹筒状の側壁1側の成形、及び、縦壁20の成形においての負担がかからなくなり、また、冷却の時間が速くなることから、冷却の間に材料がダレてしまう事態が抑制され、蛇腹筒状の側壁1の肉厚、及び、縦壁20の肉厚が均一になりやすく、内面も滑らかに形成することができる。
そして、このカートリッジタンクTを潤滑ポンプに取り付けるときは、取付口部5の雄ネジ部12を潤滑ポンプの取付部の雌ネジ部にねじ込んで取り付ける。この状態で、潤滑ポンプを作動させると、カートリッジタンクT内の潤滑剤が徐々に消費され、これに従って、蛇腹筒状の側壁1が徐々に収縮し、収縮しきったところで、潤滑剤がなくなったとして、カートリッジタンクTを新しいものと交換する。この場合、図2に示すように、リング状部10の内側であって側壁1の他端縁1b側の全周が切除されており、リング状部10に側壁1の一端縁1aから略軸方向に沿って立ち上がる始端20aを有した可撓薄肉状の縦壁20が形成されているので、この縦壁20及びこれに連続する側壁1の一端縁1a近傍の剛性が小さくなって外側に折れ曲がりやすくなっており、そのため、縮小した側壁1の取付口部5側が縦壁20の始端20aを通り軸方向に直交する平面よりも外開口6側に位置するので、底壁内面4aと取付口部5の通路8の内開口7側との間に生じる空間Eaがそれだけ小さくなり、この空間内に残る潤滑剤の量を極力減らすことができ、潤滑剤の残留量を低減して無駄を防止し省力化を図ることができる。
また、横壁21の少なくとも縦壁20の終端20b側が可撓薄肉状に形成され、実施の形態では、横壁21が円弧状の内開口縁7aから縦壁20の終端20bに向けて漸次薄肉になるように形成されているので、この横壁21も剛性が小さくなって外側に折れ曲がりやすくなり、そのため、縮小した側壁1の取付口部5側が縦壁20の始端20aを通り軸方向に直交する平面Saよりもより一層外開口6側に位置するようになり、底壁内面4aと取付口部5の通路8の内開口7側との間に生じる空間Eaがより一層小さくなり、潤滑剤の残留量をより一層低減することができる。
また、底壁内面4aが内側に弧状に膨出形成され、内部空間Eの潤滑剤の消費により側壁1が縮小した際、底壁内面4aが通路8の内開口縁7aに当接するので、特に、縮小した側壁1の取付口部5側の60%以上が縦壁20の始端20aを通り軸方向に直交する平面Saよりも外開口6側に位置するので、底壁内面4aと取付口部5の通路8の内開口7側との間に生じる空間Eaがより一層小さくなり、潤滑剤の残留量をより一層低減することができる。
尚、上記実施の形態において、取付口部5に溝13を設けたが、必ずしもこれに限定されるものではなく、溝13を設けなくても良い。例えば、取付口部5を、一方リング状部14のみで構成するようにして良く、適宜変更して差支えない。また、側壁1の蛇腹の山数は適宜に定めて良く、潤滑剤Lの容量等により適宜変更して差し支えない。また、カートリッジタンクTの樹脂の材質も適宜に変更してよいことは勿論である。
T カートリッジタンク
1 側壁
1a 一端縁
1b 他端縁
2 山部
3 谷部
4 底壁
4a 底壁内面
5 取付口部
6 外開口
7 内開口
7a 内開口縁
8 通路
10 リング状部
11 雄ネジ
12 雄ネジ部
13 溝
13a 一側面
13b 他側面
13c 底面
14 一方リング状部
15 他方リング状部
16 中間リング状部
20 縦壁
20a 始端
20b 終端
21 横壁

Claims (6)

  1. 潤滑ポンプに取り付けられるとともにブロー成形により成形され内部空間に充填された潤滑剤を該潤滑ポンプに供給する樹脂製のカートリッジタンクにおいて、
    山部と谷部とが軸方向に交互に形成され軸方向に伸縮可能な蛇腹筒状の側壁と、該側壁の一端縁に一体に連設される底壁と、上記側壁の他端縁に一体に連設されるとともに該側壁と同軸の外開口及び内開口を有した通路が形成され上記潤滑ポンプに取り付けられる筒状の取付口部とを備え、
    該取付口部を、上記側壁の他端縁に連設され該側壁の外径よりも小さい外径を有するリング状部と、該リング状部に連設されるとともに外周に雄ネジが形成され該リング状部の最大外径と同じ若しくはこれよりも小さい外径を有する雄ネジ部とを備えて構成し、
    上記リング状部の内側であって上記側壁の他端縁側の全周を切除し、該リング状部に該側壁の一端縁から略軸方向に沿って立ち上がる始端を有した可撓薄肉状の縦壁を形成し、上記内部空間の潤滑剤の消費により上記側壁が縮小した際、該縮小した側壁の上記取付口部側が上記縦壁の始端を通り軸方向に直交する平面よりも上記外開口側に位置するようにしたことを特徴とするカートリッジタンク。
  2. 上記リング状部の外側に周方向に沿う溝を形成し、該リング状部を、上記溝の上記側壁側の一側面を形成する一方リング状部,上記溝の上記雄ネジ部側の他側面を形成する他方リング状部,上記溝の底面を形成する中間リング状部を備えて構成し、上記一方リング状部の外径よりも上記他方リング状部の外径を小さく形成し、上記一方リング状部に、上記縦壁を形成したことを特徴とする請求項1記載のカートリッジタンク。
  3. 上記一方リング状部の縦壁の終端に連続するとともに上記溝の上記側壁側の一側面に対応した横壁を形成し、該横壁の少なくとも上記縦壁の終端側を可撓薄肉状に形成したことを特徴とする請求項2記載のカートリッジタンク。
  4. 上記通路の内開口縁を、上記内部空間側に膨出する断面弧状に形成し、上記横壁を上記内開口縁から上記縦壁の終端に向けて漸次薄肉になるように形成したことを特徴とする請求項3記載のカートリッジタンク。
  5. 上記底壁内面を内側に弧状に膨出形成し、上記内部空間の潤滑剤の消費により上記側壁が縮小した際、上記底壁内面を上記通路の内開口縁に当接可能にしたことを特徴とする請求項1乃至4何れかに記載のカートリッジタンク。
  6. 上記側壁に軸方向の伸縮力が作用しない状態での該側壁の山部と山部とのピッチ及び谷部と谷部とのピッチをPとし、上記底壁の最外側縁を通り軸方向に直交する平面と該底壁の内側面中央との軸方向幅をHとして、0.5P≦H≦1.0Pに設定し、上記底壁内面が上記通路の内開口縁に当接したとき、縮小した側壁の上記取付口部側の60%以上が上記縦壁の始端を通り軸方向に直交する平面よりも上記外開口側に位置するように形成したことを特徴とする請求項5記載のカートリッジタンク。
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