JPH07310868A - 中空パイプ - Google Patents

中空パイプ

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JPH07310868A
JPH07310868A JP6127110A JP12711094A JPH07310868A JP H07310868 A JPH07310868 A JP H07310868A JP 6127110 A JP6127110 A JP 6127110A JP 12711094 A JP12711094 A JP 12711094A JP H07310868 A JPH07310868 A JP H07310868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
hollow pipe
hollow
ribs
shape
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6127110A
Other languages
English (en)
Inventor
Motomi Daino
基美 大能
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
Original Assignee
Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tateyama Aluminum Industry Co Ltd filed Critical Tateyama Aluminum Industry Co Ltd
Priority to JP6127110A priority Critical patent/JPH07310868A/ja
Publication of JPH07310868A publication Critical patent/JPH07310868A/ja
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  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
  • Extrusion Of Metal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 構造上の強度、曲げに対する強度を有し、か
つ、軽量な中空パイプの提供。 【構成】 中空パイプの管壁11,12,13が管の周
方向に関して波形状で管軸方向に沿って螺旋状に連続し
ており、その管壁の内面に径方向のリブが管軸方向に沿
って螺旋状に一体成形される。中空の小径芯21,2
2,23が管の中心軸に沿ってリブと一体に形成され、
リブ31,32,33は周方向に関して等角度間隔で少
なくとも三方向に放射状に設ける。また、リブが管壁内
面における前記波形状の山部で一体化される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、アルミ等の
押出し成形による中空パイプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】螺旋形材の押出し成形方法について、特
公昭55−35206号公報に記載されている。この公
報に開示されている方法及びダイスを用いると、管軸方
向に沿って螺旋状に連続する周壁形状の管が得られる。
また、この管は外観上、従来にない装飾的効果が期待で
き、幅広い用途が考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、中空パイプの
内部は中空であり、空洞となっているため、管の使用状
態によっては、管の剛性が足りず、中空パイプが変形す
る等の事態も発生する場合もある。これでは、外観上装
飾的効果がある中空パイプの用途が制約されてしまう。
【0004】請求項1に記載された発明は、管自体の構
造上の強度を上げることを目的とする。
【0005】請求項2に記載された発明は、曲げに対す
る強度を更に向上させることを目的とする。
【0006】請求項3に記載された発明は、管自体の軸
方向に単位長さ当たりの質量を少なくしつつ、必要な管
の強度を確保することを目的とする。
【0007】請求項4に記載された発明は、管の周方向
に関して一定の強度を保つことを目的とする。
【0008】請求項5に記載された発明は、管の製造を
容易にすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の記載された発
明では、管の周方向に関して波形状で管軸方向に沿って
螺旋状に連続する管壁を備えた中空パイプにおいて、前
記管壁の内面に径方向のリブが管軸方向に沿って螺旋状
に一体成形されている。
【0010】請求項2の記載された発明では、請求項1
に記載の中空パイプにおいて、管の中心軸に沿って小径
芯が前記リブと一体に形成されている。
【0011】請求項3の記載された発明では、請求項2
に記載の中空パイプにおいて、前記小径芯が中空であ
る。
【0012】請求項4の記載された発明では、請求項1
に記載の中空パイプにおいて、前記リブが周方向に関し
て等角度間隔で少なくとも三方向に放射状に設けられて
いる。
【0013】請求項5の記載された発明では、請求項1
に記載の中空パイプにおいて、前記リブが管壁内面にお
ける前記波形状の山部に一体化されている。
【0014】
【作用】本願発明はこのように構成されているため、以
下の作用を有する。請求項1に記載された発明では、管
の軸方向と垂直な断面形状は、周方向に関しては波形状
となっている。この波形状は、外に凸、内に凸又はその
組み合わせであってもよく、その形状は問わない。この
ような波形状をもつ管壁は、一定の均一な厚さで形成さ
れている。
【0015】管壁の中には、リブが波形状と一体に形成
されており、リブと波形状とにより連続した断面形状を
構成している。断面形状は、管壁の内側にリブによって
仕切られた軸方向に連続する螺旋空間が複数個ある状態
になっている。
【0016】この断面形状が管の軸方向に沿って螺旋状
に形成されているため、どの部分の断面形状であって
も、管軸を中心として回転させた同一形状となる。螺旋
の方向は、管軸方向と垂直な断面から見て時計回り又は
反時計回りのいずれでも良い。管軸に対する螺旋の角度
は一定である。中空パイプはリブが管壁を内側から支え
ている状態になっているため、管に加えられる外力に対
しては、変形量を抑えることができる。
【0017】請求項2に記載された発明では、請求項1
に記載の中空パイプの中心に芯が形成されている。この
芯は中空パイプよりも寸法が小さければ、その形状は問
わない。この芯は、請求項1のリブと一体に形成され、
管の中心軸に沿って同一形状で連続して形成されてい
る。
【0018】請求項3に記載された発明では、請求項2
に記載の中空パイプの中心に形成された芯の中が空洞に
なっている。この空洞は管の中心軸に沿って同一形状で
連続して形成されている。
【0019】請求項4に記載された発明では、請求項1
に記載の中空パイプのリブが管軸から放射状に管壁まで
延びており、波形状と一体に形成されている。リブは放
射状に少なくとも3条形成されているが、断面形状にお
いて、少なくとも3条のリブが等角度間隔で形成されて
いれば、周方向に関してほぼ均一な強度が得られる。
【0020】請求項5に記載された発明では、リブに応
じて分割されるダイスの角部の形状がなるべく鋭角にな
らないように、リブと管壁との連結部を波形状の山部に
したものであり、両者は一体化されている。この結果、
リブの径方向寸法は最短となる。
【0021】
【実施例】次に、本願発明の実施例について説明する。
図1は中空パイプの軸方向に垂直な断面を示す。
【0022】図1aは周方向に関し外に凸の半円弧の形
状が連続する管壁11が形成されている。断面の中心に
は、管軸方向に沿って小径芯21が形成されている。こ
の小径芯21は中空となっており、タッピンねじ等を利
用すれば、他の部材と容易にねじ結合をすることができ
る。この小径芯21から管壁11までの空間には、リブ
31が三方向に等角度間隔、即ち120度間隔で放射状
に延び、一体的につながれている。リブ31は管壁11
の内面における外に凸の形状のつながり部分41と一体
化されている。このため、中空パイプを押出す成形方法
において用いられる雄型ダイスの角部の角度が大きくな
り、成形時の雄型ダイスの摩耗や破損を防ぐことができ
るとともに、リブ31が短くなり、成形時のリブの破損
を防ぐこともできる。なお、リブ31は3つ以上であれ
ば足り、その数は問わない。
【0023】この断面を持つ中空パイプは、管軸方向に
沿ってこの断面が螺旋状に一定の角度で一体形成されて
いる。即ち、管壁11の凸形状を螺旋状にするとともに
リブ31も同時に螺旋状にする。この成形方法は特公昭
55−35206号公報に掲載された螺旋形材の押出し
成形方法を応用したものである。即ち、成形する断面形
状に合わせて、雌型のダイスを形成するとともに、雄型
のダイスを分割させて形成したものである。このダイス
の形状を図2に示す。なお、リブの数が多くなれば、そ
れに応じてダイスの数も多くなる。
【0024】図1bの中空パイプは、管壁12の断面形
状が内に凸の円弧の形状になっている点で、図1aの中
空パイプと異なるが、他は同じである。また、図1bの
中空パイプは雄型ダイスの摩耗等を防ぐために、リブは
半円弧の中心部分41で一体化されている。この場合の
ダイスの形状を図3に示す。
【0025】図1cの中空パイプは、図1bの中空パイ
プの円弧の半径が大きくなったものであり、そのため、
図1cの管壁13の円弧の数は図1bの管壁12の円弧
の数よりも少なくなっているが、他は同じである。この
場合のダイスの形状を図4に示す。
【0026】なお、図1a〜cの中空パイプの管壁、リ
ブ及び小径芯は、一定の肉厚になっており、中空パイプ
の断面形状は、ダイスの形状や分割方法により自由に形
成することができるため、図1に示すものに限定するも
のではない。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載された発明は、中空パイ
プの外観上の装飾的効果を保持しつつ、パイプの内部に
リブを設けることにより、中空パイプ自体の剛性を高め
て強度を向上することができるので、中空パイプの使用
の用途及びその範囲を広げることができる。
【0028】請求項2に記載された発明は、中空パイプ
の中心に小径芯がリブと一体に形成されているので、リ
ブ同士の連結を円滑にすることができとともに、剛性を
更に高めることができる。
【0029】請求項3に記載された発明は、小径芯が中
空であるため、中空パイプの単位長さ当たりの質量を軽
くすることができるとともに、他の部材との取付穴とし
て利用することができる。
【0030】請求項4に記載された発明は、リブを小径
芯から3方向への放射状形状とすることにより、周方向
に関する剛性を一定に保ち、荷重が加わる位置によって
強度が極度に異ならない中空パイプを得ることができ
る。
【0031】請求項5に記載された発明は、波形状の山
部にリブが一体化されているため、中空パイプの成形時
に雄型ダイスが摩耗や破損をするのを防ぐことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例における中空パイプの管軸方向に垂直な
断面図である。
【図2】図1aの中空パイプのためのダイスの形状を示
す説明図である。
【図3】図1bの中空パイプのためのダイスの形状を示
す説明図である。
【図4】図1cの中空パイプのためのダイスの形状を示
す説明図である。
【符号の説明】
11、12、13・・・管壁 21、22、23・・・小径芯 31、32、33・・・リブ 41、42、43・・・管壁とリブとの結合部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管の周方向に関して波形状で管軸方向に
    沿って螺旋状に連続する管壁を備えた中空パイプにおい
    て、 前記管壁の内面に径方向のリブが管軸方向に沿って螺旋
    状に一体成形されていることを特徴とする中空パイプ。
  2. 【請求項2】 管の中心軸に沿って小径芯が前記リブと
    一体に形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の中空パイプ。
  3. 【請求項3】 前記小径芯が中空であることを特徴とす
    る請求項2に記載の中空パイプ。
  4. 【請求項4】 前記リブが周方向に関して等角度間隔で
    少なくとも三方向に放射状に設けられている請求項1に
    記載の中空パイプ。
  5. 【請求項5】 前記リブが管壁内面における前記波形状
    の山部に一体化されている請求項1に記載の中空パイ
    プ。
JP6127110A 1994-05-18 1994-05-18 中空パイプ Withdrawn JPH07310868A (ja)

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Cited By (4)

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