JP5792681B2 - 樹脂供給方法、樹脂供給装置及び圧縮成形装置 - Google Patents

樹脂供給方法、樹脂供給装置及び圧縮成形装置 Download PDF

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Description

本発明は、大型の基板に装着した半導体チップ等の電子部品を樹脂封止成形するために用いられる圧縮成形装置の成形型内に所定量の樹脂材料を供給する樹脂供給方法と、この方法を実施するための樹脂供給装置及び圧縮成形装置との改良に関する。
大型の基板、例えば、多数個の半導体チップを装着した基板やリードフレーム或は半導体ウエハ等のような大面積を有する基板を用いてその片面の略全面を一括して樹脂封止すると共に、各半導体チップの樹脂封止成形体を個々に切断分離して半導体装置を成形することが知られている。
また、大型の基板における片面の略全面を一括して樹脂封止する方法として、所謂、圧縮成形方法が用いられている(例えば、特許文献1等)。
この圧縮成形方法は、図17(1) に示すように、まず、圧縮成形用の上型2と下型3とを備えた電子部品の圧縮成形装置1を用いて、その下型キャビティ5を含む下型3の型面に離型フイルム4を被覆する。次に、この離型フイルム4を介して下型キャビティ5内に樹脂材料(顆粒樹脂)6を供給して加熱溶融化する。次に、上下両型を型締めして基板11に装着した多数個の電子部品12を下型キャビティ5内の溶融樹脂材料中に浸漬すると共に、下型キャビティの底面部を構成する押圧部材7にて下型キャビティ5内の溶融樹脂材料に所定の樹脂圧を加えて硬化させることにより、下型キャビティ5の形状に対応して成形される樹脂成形体内に各電子部品12を一括して封止成形することができる。
また、この圧縮成形方法において、下型キャビティ5内に樹脂材料6を供給するには、例えば、図17(2) に示すような樹脂供給装置8が用いられている。
この樹脂供給装置8は、上下貫通孔から成る孔部9と、この孔部9の下面側に設けた開閉シャッタ機構10とを備えている。そして、この開閉シャッタ機構10にて孔部9の下面側を閉じることにより、該孔部9を樹脂収容ケースとして用いることができる。更に、この開閉シャッタ機構10にて孔部9の下面側を開くことにより、該孔部9内に供給した樹脂材料6を下方へ落下させることができるように設けている。
従って、開閉シャッタ機構10にて孔部9の下面側を閉じた状態で樹脂供給装置8の孔部9内に所定量の樹脂材料6を収容し、次に、その状態で樹脂供給装置8を下型キャビティ5の上方位置に移送すると共に、その孔部9と下型キャビティ5とを位置合わせし、その後に、開閉シャッタ機構10にて孔部9の下面側を開くことによって孔部9内の樹脂材料6を下方の下型キャビティ5内へ投下して供給することができる。
ところで、大型の基板における片面の略全面を一括して樹脂封止成形する場合は、成形体の厚みのバラツキを少なくすることを目的として、下型キャビティ内の全域に亘って樹脂材料を均等に分散して供給することが好ましい。
また、下型キャビティ5内の全域に亘って樹脂材料6を均等に分散して供給することができない場合は、次のような技術的な問題がある。
例えば、上下両型(2・3)を閉じ合わせて基板11に装着した多数個の電子部品12を下型キャビティ5内の溶融樹脂材料6中に浸漬すると共に、押圧部材7にて該溶融樹脂材料に所定の樹脂圧を加えると溶融樹脂材料6が流動して電子部品12のボンディングワイヤを変形させる、所謂、ワイヤスイープ等の弊害が生じ易くなる。
また、樹脂供給装置8の孔部9は大面積の下型キャビティ5に対応する単一の上下貫通孔から形成されている。このため、例えば、樹脂供給装置8を圧縮成形装置1の外部からその下型キャビティ5の上方位置にまで移送する間に、該孔部9内に収容した樹脂材料6が片方に移動してその位置に寄せ集まった状態となり易い。
従って、このような移動作用を受けた状態の樹脂材料6が下型キャビティ5内にそのまま投下されることになり、その結果、下型キャビティ5内の全域に亘って樹脂材料6を均等に分散して供給することができないと云った問題もある。
そこで、下型キャビティ5内の全域に亘って樹脂材料6を均等に分散して供給する目的で、予め、この樹脂材料6の厚みが均一な状態となるように押圧成形して所要の保形性を持たせることが提案されている。
即ち、図18(1) に示すように、まず、基台13上に圧縮成形装置における下型キャビティ5の形状に対応する凹部14aを設けた押圧成形型14を備える。
また、離型フイルム4に押圧成形型の凹部14aに嵌合させるための凹所4aを設ける。そして、押圧成形型14の上面に離型フイルム4を被覆させると共に、その凹所4aを押圧成形型の凹部14aに嵌装する。
この状態で、図18(1) 及び図18(2) に示すように、樹脂材料供給用のノズル15を介して離型フイルム4の凹所4a内に所定量の樹脂材料6を供給する。
次に、図18(3) に示すように、押圧部材16にて離型フイルムの凹所4a内に供給した樹脂材料6を押圧して固めることにより、所要の保形性を有する樹脂材料6aを成形する。
このような保形性を有する樹脂材料6aは離型フイルム4と一体状に成形することができる。このため、該樹脂材料6aを圧縮成形装置の下型キャビティ5内に嵌装させることにより、下型3の型面への離型フイルム4の被覆と下型キャビティ5内への樹脂材料6aの供給とを同時的に行うことができる。また、この樹脂材料6aは均一な厚みを有しているため、下型キャビティ内の全域に亘って樹脂材料を均等な厚み(嵩)として供給することが可能となる。
従って、このとき、下型キャビティ5内にて加熱溶融化した樹脂材料に所定の樹脂圧を加えてもその溶融樹脂材料の流動作用を効率良く防止することができ、若しくは、これを効率良く抑えることができると云った利点がある。
しかしながら、この場合は、予め、樹脂材料を均一な厚みに押圧成形して所要の保形性を持たせておく必要があるため、樹脂材料を押圧成形するための専用の押圧成形装置や離型フイルム等を別途に成形し或は備えておくことが必須となる。
従って、圧縮成形装置1の圧縮成形型(下型キャビティ5)内に所定量の樹脂材料6を搬送して供給するときの全体的な作業手数や生産コストが嵩むと云った問題がある。
特許第4855329号公報(図2及び図12等)
本発明は、樹脂材料を予め押圧成形しておくための専用の押圧成形装置類を別途に備えておく必要がなく、また、簡易な構成を備えた樹脂供給装置を用いて該樹脂供給装置の移送時における樹脂材料の移動作用を防止若しくは抑制することができ、更に、該樹脂供給装置内の樹脂材料を下型キャビティ内に均等に分散して供給することができる樹脂供給方法と、この方法を実施するための樹脂供給装置及び圧縮成形装置とを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するための本発明に係る樹脂供給方法は、大型の基板の片面に装着した多数個の電子部品を一括して樹脂封止成形するための圧縮成形装置30における下型キャビティ31部に樹脂供給装置20を用いて所定量の樹脂材料Rを供給する樹脂供給方法であって、
まず、前記樹脂供給装置20における開閉シャッタ機構(本体プレート21)を介して、前記樹脂供給装置20の樹脂収容ケース22に設けた複数個の樹脂量分割部22aにおける樹脂投下用孔部22bを閉じる樹脂投下用孔部の閉鎖工程を行い、
前記樹脂投下用孔部の閉鎖工程の後に、前記下型キャビティ31内に供給する総供給量の樹脂材料Rを前記樹脂収容ケース22内に収容する樹脂材料の収容工程と、前記総供給量の樹脂材料Rを前記樹脂収容ケース22における各樹脂量分割部22aの夫々に均等に分量する(按分する)樹脂材料の分量工程とを行い、
前記樹脂材料の収容工程及び前記樹脂材料の分量工程の後に、前記樹脂供給装置20を前記圧縮成形装置30における下型キャビティ31部の上方位置に移送する樹脂供給装置の移送工程を行い、
前記樹脂供給装置の移送工程の後に、前記樹脂供給装置20を前記下型キャビティ31部の所定位置にセットする樹脂供給装置のセット工程を行い、
前記樹脂供給装置のセット工程の後に、前記樹脂供給装置20における開閉シャッタ機構を介して、前記樹脂収容ケース22の各樹脂量分割部22aにおける樹脂投下用孔部22bを開き、各樹脂量分割部22aに分量した各々の樹脂材料Rを下型キャビティ31内へ投下して供給する樹脂材料の供給工程を行うことにより、
前記総供給量の樹脂材料Rを前記下型キャビティ31部の全域に亘って均等に分散して供給することを特徴とする。
また、前記樹脂収容ケース22内に前記総供給量の樹脂材料Rを収容する樹脂材料の収容工程を行った後に、前記樹脂収容ケース22内に収容した総供給量の樹脂材料Rを前記樹脂収容ケース22の各樹脂量分割部22aの夫々に均等に分量する樹脂材料の分量工程を行うことを特徴とする。
また、前記樹脂収容ケース22内に前記総供給量の樹脂材料Rを収容する樹脂材料の収容工程と、前記総供給量の樹脂材料Rを前記樹脂収容ケース22の各樹脂量分割部22aの夫々に均等に分量する樹脂材料の分量工程とを同時的に並行して行うことを特徴とする。
また、前記総供給量の樹脂材料Rを前記樹脂収容ケース22における各樹脂量分割部22aの夫々に均等に分量する樹脂材料の分量工程時に、少なくとも前記樹脂収容ケース22部を振動させて、前記樹脂材料の分量工程における樹脂材料表面部(樹脂量分割部22a内に収容した樹脂材料Rの平面部)の平滑化作用を補助する樹脂材料表面部の平滑化補助工程を更に含むことを特徴とする。
また、前記樹脂材料の供給工程時に、少なくとも前記樹脂収容ケース(22・222) 部を振動させることにより、前記樹脂材料の供給工程における樹脂材料Rの投下作用を補助する樹脂材料の投下作用補助工程を更に含むことを特徴とする。
また、前記総供給量の樹脂材料Rを前記樹脂収容ケース(22・122・222)における各樹脂量分割部(22a・122a・222a)の夫々に均等に分量する樹脂材料の分量工程を行い、
次に、前記各樹脂量分割部(22a・122a・222a)に収容した樹脂材料Rを、前記各樹脂量分割部(22a・122a・222a)に配設した所要量の樹脂材料収容部を構成する複数個の樹脂投下用孔部(50・60・70)内に均等に分量して収容させる樹脂材料の分量工程を更に含むことを特徴とする。
また、本発明に係る他の樹脂供給方法は、大型の基板の片面に装着した多数個の電子部品を一括して樹脂封止成形するための圧縮成形装置30における下型キャビティ31部に樹脂供給装置(20・120・220)を用いて所定量の樹脂材料Rを供給する樹脂供給方法であって、
まず、前記樹脂供給装置(20・120・220)における開閉シャッタ機構(本体プレート21・開閉シャッタ部材121・本体プレート221)を介して、前記樹脂供給装置(20・120・220)の樹脂収容ケース(22・122・222)に設けた複数個の樹脂投下用孔部(50・60・70)を閉じる樹脂投下用孔部の閉鎖工程を行い、
前記樹脂投下用孔部の閉鎖工程の後に、前記下型キャビティ31内に供給する総供給量の樹脂材料Rを前記樹脂収容ケース(22・122・222)内に収容する樹脂材料の収容工程と、前記総供給量の樹脂材料Rを前記樹脂収容ケース(22・122・222)における複数個の樹脂投下用孔(50・60・70)内に均等に分量して収容する樹脂材料の分量工程とを行い、
前記樹脂材料の収容工程及び樹脂材料の分量工程の後に、前記樹脂供給装置(20・120・220)を前記圧縮成形装置30における下型キャビティ31部の上方位置に移送する樹脂供給装置の移送工程を行い、
前記樹脂供給装置の移送工程の後に、前記樹脂供給装置(20・120・220)を前記下型キャビティ31部の所定位置にセットする樹脂供給装置のセット工程を行い、
前記樹脂供給装置のセット工程の後に、前記樹脂供給装置(20・120・220)における開閉シャッタ機構(本体プレート21・開閉シャッタ部材121・本体プレート221)を介して、前記樹脂収容ケース(22・122・222)の各樹脂投下用孔部(50・60・70)を開き、各樹脂投下用孔部(50・60・70)内に分量して収容した各々の樹脂材料Rを下型キャビティ31内へ投下して供給する樹脂材料の供給工程を行うことにより、前記総供給量の樹脂材料Rを前記下型キャビティ31部の全域に亘って均等に分散して供給することを特徴とする。
また、前記樹脂材料Rが、粉砕して小形に成形した、若しくは、小粒状に成形した顆粒状の樹脂材料Rであることを特徴とする。
更に、本発明に係る樹脂供給装置は、大型の基板の片面に装着した多数個の電子部品を一括して樹脂封止成形するための圧縮成形装置30における下型キャビティ31部に所定量の樹脂材料Rを供給する際に用いられる樹脂供給装置120 であって、
前記所定量の樹脂材料Rを収容するための樹脂収容ケース本体122 と、前記樹脂収容ケース本体122 の底部に接合して配置した開閉シャッタ部材121 とを備え、
前記樹脂収容ケース本体122 には、前記下型キャビティ31部の面積(樹脂投入面)を仮想的に均等に分割する形態の所要複数個の樹脂量分割部122a を設けると共に、前記各樹脂量分割部122a の底部に所要複数個の樹脂投下用孔部122b を配設し、
また、前記開閉シャッタ部材121 には、前記樹脂収容ケース本体122 の各樹脂投下用孔部122b の数及び位置と対応する態様の樹脂投下用孔部121f を配設し、
更に、前記樹脂収容ケース本体122 と前記開閉シャッタ部材121 との両者を、相対的に往復摺動させて、前記両者の各樹脂投下用孔部122b・121fを連通し、或は、連通しない状態に設定するように構成したことを特徴とする。
また、本発明に係る樹脂供給装置は、大型の基板の片面に装着した多数個の電子部品を一括して樹脂封止成形するための圧縮成形装置30における下型キャビティ31部に所定量の樹脂材料Rを供給する際に用いられる樹脂供給装置20であって、
樹脂供給装置20の本体プレート21と、前記本体プレート21の上面側に摺動可能に配設した樹脂収容ケース22とを備え、
前記本体プレート21の底部側には圧縮成形装置30側との位置決手段21eと、樹脂材料投下用の樹脂ガイド部21dとを設け、更に、前記樹脂ガイド部21dの範囲内に樹脂材料Rを通過させるための所要複数個の樹脂投下用孔部21fを設け、
また、前記樹脂収容ケース22には、前記下型キャビティ31部の面積(樹脂投入面)を仮想的に均等に分割する形態の複数個の樹脂量分割部22aを設け、
また、前記樹脂量分割部22aの底部には、前記本体プレート21に設けた各樹脂投下用孔部21fの数及び位置と対応する態様の樹脂投下用孔部22bを設け、
更に、前記本体プレート21上の前記樹脂収容ケース22を往復摺動させて、前記両者の各樹脂投下用孔部22b・21fを連通し、或は、連通しない状態に設定するように構成したことを特徴とする。
また、前記各樹脂量分割部(22a・122a) に設けた前記各樹脂投下用孔部(50・60)を均等な深さに形成すると共に、これらの樹脂投下用孔部(50・60)を所要量の樹脂材料収容部として構成したことを特徴とする。
また、前記樹脂収容ケース22を往復摺動させるための振動機構21gを更に含むことを特徴とする。
また、前記樹脂収容ケース222 における各樹脂量分割部222a の底部に、樹脂材料通過用の孔部222b を形成した多数個の樹脂通過部材223 を嵌合装着して構成したことを特徴とする。
また、前記各樹脂通過部材223 における樹脂材料通過用の孔部70を均等な深さに形成すると共に、これらの樹脂材料通過用の孔部70を所要量の樹脂材料収容部として構成したことを特徴とする。
また、本発明に係る樹脂供給装置は、大型の基板の片面に装着した多数個の電子部品を一括して樹脂封止成形するための圧縮成形装置30における下型キャビティ31部に所定量の樹脂材料Rを供給する際に用いられる樹脂供給装置(20・120・220)であって、
前記所定量の樹脂材料Rを収容するための樹脂収容ケース(22・122・222)と、前記樹脂収容ケース(22・122・222)の底部に接合して配置した開閉シャッタ機構(本体プレート21・開閉シャッタ部材121・本体プレート221)とを備え、
前記樹脂収容ケース(22・122・222)の底部に、均等な深さに形成した所要量の樹脂材料収容部を構成する所要複数個の樹脂投下用孔部(50・60・70)を均等な間隔を置いて均等に配設し、
また、前記開閉シャッタ機構(本体プレート21・開閉シャッタ部材121・本体プレート221)には、前記樹脂収容ケース(22・122・222)の各樹脂投下用孔部(50・60・70)の数及び位置と対応する態様の樹脂投下用孔部(21f・121f・221f) を配設し、
更に、前記樹脂収容ケース(22・122・222)と前記開閉シャッタ機構(本体プレート21・開閉シャッタ部材121・本体プレート221)との両者を、相対的に往復摺動させて、前記両者の各樹脂投下用孔部(50・21f、60・121f、70・221f)を連通し、或は、連通しない状態に設定するように構成したことを特徴とする。
本発明に係る樹脂供給方法によれば、樹脂材料Rを予め押圧成形しておく必要がなく、また、樹脂供給装置(20・120・220)の移送時における樹脂材料Rの移動作用を防止若しくは抑制することができ、更に、樹脂供給装置内の樹脂材料Rを下型キャビティ31内に均等に分散して供給することができると云った優れた実用的な効果を奏する。
また、樹脂材料の収容工程を行った後に樹脂材料Rを樹脂収容ケース(22・122・222)の各樹脂量分割部(22a・122a・222a)の夫々に均等に分量する樹脂材料の分量工程を行うことができる。
従って、各樹脂量分割部の樹脂材料Rを下型キャビティ31内へ均等な条件下において投下することが可能となるため、樹脂収容ケース内に収容した樹脂材料Rを下型キャビティ31部の全域に亘って均等に分散して供給することができると云った優れた実用的な効果を奏する。
また、樹脂材料の収容工程と樹脂材料の分量工程とを同時的に並行して行うことにより樹脂供給工程数を実質的に減らすことが可能となるため、全体的な樹脂供給作業の簡略化を図ることができると云った優れた実用的な効果を奏する。
また、樹脂材料の分量工程時に、少なくとも樹脂収容ケース(22・122・222)部を振動させることにより、該樹脂収容ケースの各樹脂量分割部(22a・122a・222a)内における樹脂材料表面部(樹脂量分割部内に収容した樹脂材料Rの平面部)の平滑化作用を補助することができると云った優れた実用的な効果を奏する。
また、樹脂材料の供給工程時に、少なくとも樹脂収容ケース(22・122・222)部を振動させることにより、該樹脂材料の供給工程における樹脂材料Rの投下作用を補助することができると云った優れた実用的な効果を奏する。
また、各樹脂量分割部(22a・122a・222a)に収容した樹脂材料Rを、前記各樹脂量分割部(22a・122a・222a)に配設した所要量の樹脂材料収容部を構成する各樹脂投下用孔部(50・60・70)内に均等に分量して収容させることにより、樹脂供給装置(20・120・220)の移送時における樹脂材料Rの移動作用を防止することができると共に、該樹脂材料Rを下型キャビティ31部の全域に亘って略同時的に且つ均等な状態に分散して供給することができる。
また、樹脂材料Rとして小形若しくは小粒等の顆粒状樹脂材料を用いることにより、樹脂材料の収容工程や分量工程及び供給工程を効率良く行うことができると云った優れた実用的な効果を奏する。
また、本発明に係る樹脂供給装置によれば、樹脂材料Rを予め押圧成形しておく必要がなく、また、樹脂供給装置(20・120・220)の移送時における樹脂材料Rの移動作用を防止若しくは抑制することができ、更に、樹脂供給装置内の樹脂材料Rを下型キャビティ31内に均等に分散して供給することができると云った優れた実用的な効果を奏する。
また、樹脂材料の供給工程時に、樹脂収容ケース(22・222) を振動させることにより該樹脂材料の供給工程における樹脂材料Rの投下作用を補助することができると云った優れた実用的な効果を奏する。
また、樹脂収容ケース222 における各樹脂量分割部222a の底面に配設する樹脂通過部材223 は、使用する樹脂材料の形状や大きさ或はその性状等に対応して、適正な構造と配置数等を適宜に設定することが可能になると云った優れた実用的な効果を奏する。
図1は本発明方法に用いる樹脂供給装置を例示しており、図1(1) は樹脂供給装置の全体構造を概略的に示す平面図、図1(2) はその概略正面図である。 図2(1) は図1に対応する樹脂供給装置の概略側面図で樹脂供給装置を圧縮成形装置における下型キャビティ部の上方へ移送した状態を示しており、図2(2) は圧縮成形装置の下型キャビティ部を概略的に示す平面図である。 図3は図1に対応する樹脂供給装置の要部拡大図であり、図3(1) は樹脂供給装置における樹脂収容ケースと本体プレート(開閉シャッタ機構)との係合状態を示す説明図、図3(2) は樹脂供給装置における樹脂収容ケースと本体プレートとのロック機構を示す説明図、図3(3) は樹脂供給装置と圧縮成形装置の下型キャビティ部との位置決手段を示す説明図である。 図4は図1に対応する樹脂供給装置の樹脂収容ケースと本体プレートとの要部拡大図であり、図4(1) は本体プレート(開閉シャッタ機構)にて樹脂収容ケースにおける各樹脂量分割部の樹脂投下用孔部を閉じた状態を示しており、図4(2) は本体プレートにてこの樹脂投下用孔部を開いた状態を示している。 図5は図1に対応する樹脂供給装置の概略平面図であり、樹脂収容ケース内へ樹脂材料を収容する場合の樹脂収容方法についての説明図である。 図6は本発明方法に用いる他の樹脂供給装置の概略平面図であり、樹脂供給装置における樹脂収容ケースの他の構成例を示している。 図7は樹脂収容ケース内へ樹脂材料を収容する他の樹脂収容方法の説明図であり、図7(1) は樹脂供給装置を樹脂供給部にセットする場合の説明図、図7(2) は樹脂収容ケース内へ樹脂材料を収容する場合の説明図、図7(3) は樹脂収容ケース内に一括収容した樹脂材料を各樹脂量分割部内の夫々に均等に分量する場合の説明図である。 図8は樹脂収容ケースの各樹脂量分割部内へ樹脂材料を各別に収容する他の樹脂収容方法の説明図であり、図8(1) は樹脂供給装置を樹脂供給部にセットする場合及び各樹脂量分割部内へ樹脂材料を収容する場合の説明図、図8(2) は各樹脂量分割部内へ樹脂材料を収容した状態の説明図、図8(3) は各樹脂量分割部内における樹脂材料表面部を平滑な状態とする場合の説明図である。 図9は樹脂収容ケースの各樹脂量分割部内へ樹脂材料を各別に収容する他の樹脂収容方法の説明図であり、図9(1) は樹脂供給装置を樹脂供給部にセットする場合及び各樹脂量分割部内へ樹脂材料を収容する場合の説明図、図9(2) は各樹脂量分割部内における樹脂材料表面部を平滑な状態とする場合の説明図である。 図10は本発明方法に用いる他の樹脂供給装置の概略平面図である。 図11は本発明方法に用いる他の樹脂供給装置の概略平面図である。 図12は図11に対応する他の樹脂供給装置の要部を拡大して示す縦断面図であり、図12(1) は開閉シャッタ部材にて樹脂収容ケースの樹脂投下用孔部を閉じた状態を示しており、図12(2) は開閉シャッタ部材にて樹脂収容ケースの樹脂投下用孔部を開いた状態を示している。 図13は本発明方法に用いる他の樹脂供給装置の要部を拡大して示す縦断面図であり、図13(1) は本体プレート(開閉シャッタ機構)にて樹脂収容ケースの樹脂投下用孔部を閉じた状態を示しており、図13(2) は本体プレートにて樹脂収容ケースの樹脂投下用孔部を開いた状態を示している。 図14は本発明方法に用いる他の樹脂供給装置の要部を拡大して示す縦断面図であり、図14(1) は本体プレート(開閉シャッタ機構)にて樹脂収容ケースの樹脂投下用孔部を閉じた状態を示しており、図14(2) は本体プレートにて樹脂収容ケースの樹脂投下用孔部を開いた状態を示している。 図15は本発明方法に用いる他の樹脂供給装置の要部を拡大して示す縦断面図であり、図15(1) は開閉シャッタ部材にて樹脂収容ケースの樹脂投下用孔部を閉じた状態を示しており、図15(2) は開閉シャッタ部材にて樹脂収容ケースの樹脂投下用孔部を開いた状態を示している。 図16は本発明方法に用いる他の樹脂供給装置の要部を拡大して示す縦断面図であり、図16(1) は本体プレート(開閉シャッタ機構)にて樹脂収容ケースの樹脂投下用孔部を閉じた状態を示しており、図16(2) は本体プレートにて樹脂収容ケースの樹脂投下用孔部を開いた状態を示している。 図17は従来の樹脂供給方法の説明図であり、図17(1) は圧縮成形装置と樹脂封止前基板との要部を概略的に示す縦断面図で圧縮成形装置の成形型を開いた状態を示しており、図17(2) は成形型内に樹脂材料を供給する場合の説明図である。 図18は樹脂材料を押圧成形する場合の説明図であり、図18(1) は樹脂材料を押圧成形型内へ供給する場合の説明図、図18(2) は押圧成形型内に樹脂材料を供給した状態の説明図、図18(3) は押圧成形型内の樹脂材料を押圧成形する場合の説明図である。
以下、図1乃至図6に示す本発明の第1実施例について説明する。
図1乃至図6には、本発明方法に用いる樹脂供給装置20を例示している。
この樹脂供給装置20は、本体プレート21(開閉シャッタ機構)と、該本体プレート21の上面側に往復摺動可能に配設した樹脂収容ケース22とを備えている。
本体プレート21の上面における左右両側位置には、図3(1) に拡大図示するように、樹脂収容ケース22を係合支持すると共に、該樹脂収容ケース22を前後方向へ往復摺動可能とするためのガイド部21aを設けている。
また、本体プレート21の上面における左右両側位置には、作業者が樹脂供給装置20を把持して持ち運ぶためのハンドル21bを設けている。
また、本体プレート21の上面と樹脂収容ケース22とには、図3(2) に拡大図示するように、該本体プレート21側と樹脂収容ケース22側との両者を固定状態とし、或は、該両者の固定状態を解除するための適宜なロック機構23を設けている。
また、本体プレート21の上面における前後両側位置には、樹脂収容ケース22の前後方向への摺動を規制するためのストッパ部21cを設けている。
また、樹脂供給装置20における本体プレート21の下面には、後述する樹脂材料投下時において樹脂材料を通過させるための樹脂ガイド部21dを設けている。
更に、本体プレート21における下面側の周辺位置には、圧縮成形装置30側の位置決手段30aと係合させるための所要複数個の位置決手段21eを設けている。
なお、本体プレート21の位置決手段21eは、圧縮成形装置30における位置決手段30aの配置個所及び配置数に対応させて本体プレート21の四隅位置と前後左右位置との全8個所に設けた場合を図示しているが、樹脂供給装置20と圧縮成形装置30とに対設する位置決手段21e・30aの配置個所及び配置数は任意に設定することができる。
また、樹脂供給装置20と圧縮成形装置30との両者に対設した位置決手段21e・30aは凹凸形状の組み合わせから成る係合部材にて構成した場合を図示しているが、両者の位置決手段を、例えば、嵌合着脱させるように形成した構成や、樹脂供給装置20の全体を圧縮成形装置30側に設けた係合部等に対して係合着脱させるように形成した構成等(図示なし)を採用することができる。
また、本体プレート21の下面側に設けた樹脂ガイド部21dの範囲内には、図4に拡大図示するように、樹脂材料Rを通過させるための所要複数個(図例においては、多数個)の樹脂投下用孔部21fを設けている。
樹脂収容ケース22は、圧縮成形装置30における下型キャビティ31部の面積、即ち、図2(2) に示すように、下型キャビティ31の開口部と略同じ大きさとして設定される樹脂投入面と対応する形態を備えている。
また、樹脂収容ケース22には、下型キャビティ31部の面積を仮想的に均等に分割する形態の複数個の樹脂量分割部22aを設けている。
また、各樹脂量分割部22aの底部には、図4に示すように、本体プレート21に設けた各樹脂投下用孔部21fの数及び位置と対応する態様の樹脂投下用孔部22bを設けている。
また、この樹脂収容ケース22には該樹脂収容ケース22を前後方向へ摺動させるための操作レバー22cを固着しており、従って、この操作レバー22cを人為的に操作することにより、該樹脂収容ケース22を本体プレート21における前後ストッパ部21cの範囲内で往復摺動させることが可能である。
なお、各樹脂量分割部22aは、図1に示すように、樹脂収容ケース22上に立設したリブ部材22dによって下型キャビティ31部の面積を仮想的に均等に分割することにより構成している。
また、図例では、樹脂収容ケース22の中央部とその周囲とに全9個の樹脂量分割部22aを配設した場合を示している。
しかしながら、この樹脂量分割部22aの数や形状その他の態様は、下型キャビティ31の面積や使用される樹脂材料の形状若しくは性状等に適応して任意に設定することができるものである。
例えば、図6に示すように、樹脂収容ケース22上に立設するリブ部材22dを直交させるような態様に配置しても差し支えない。
また、本体プレート21の各樹脂投下用孔部21fと樹脂収容ケース22の各樹脂投下用孔部22bとは、構成上、次のような関係を有している。
即ち、操作レバー22cを操作して樹脂収容ケース22をいずれか一方側のストッパ部21cに接当するまで摺動させることにより、図1(1) 及び図4(1) に示すように、該樹脂収容ケース22の樹脂投下用孔部22bと本体プレート21の樹脂投下用孔部21fとの両孔部が連通しない状態とすることができる。
なお、このとき、ロック機構23によって樹脂収容ケース22と本体プレート21との両者を固定することにより、この両孔部22b・21fが連通しない状態を確実に保持することができる。
また、ロック機構23による樹脂収容ケース22と本体プレート21との両者の固定状態を解除すると共に、操作レバー22cを操作して樹脂収容ケース22をいずれか他方側のストッパ部21cに接当するまで摺動させることにより、図4(2) に示すように、樹脂収容ケース22と本体プレート21との両孔部22b・21fを連通させる状態とすることができる。
従って、操作レバー22cを操作して樹脂収容ケース22を前後方向に往復摺動させることにより、樹脂収容ケース22と本体プレート21との両孔部22b・21fを連通しない状態とし或は両孔部22b・21fを連通させる状態とすることができる。
このとき、樹脂収容ケース22は操作レバー22cの操作によって本体プレート21の上面を往復摺動することになるが、この摺動作用時において、本体プレート21は樹脂収容ケース22の樹脂投下用孔部22bを開閉することになる。
従って、この本体プレート21は、実質的に、該樹脂投下用孔部22bの開閉シャッタ機構としての機能を備えている。
以下、この樹脂供給装置を用いて所定量の樹脂材料を圧縮成形装置の下型キャビティ内に均等に分散して供給する場合について説明する。
まず、操作レバー22cを操作して樹脂収容ケース22を摺動させることにより、図1(1) 及び図4(1) に示すように、本体プレート21にて樹脂収容ケース22における各樹脂量分割部22aの樹脂投下用孔部22bを閉じる樹脂投下用孔部の閉鎖工程を行うと共に、この状態で、ロック機構23を介して樹脂収容ケース22と本体プレート21との両者を固定する。
次に、圧縮成形装置30における下型キャビティ31内に供給する総供給量の樹脂材料Rを樹脂収容ケース22内に収容する樹脂材料の収容工程と、総供給量の樹脂材料Rを樹脂収容ケース22の各樹脂量分割部22aの夫々に均等に分量(按分)する樹脂材料の分量工程とを行う。
なお、ここで、総供給量の樹脂材料とは、キャビティ31内に供給する過不足のない所定量の樹脂材料を意味している。
なお、樹脂収容ケース22内に収容する樹脂材料としては、粉末状の樹脂材料であってもよいが、樹脂収容ケース22内の樹脂材料を樹脂投下用の孔部22b・21fを好適に通過させるためには、例えば、粉砕して小形に成形した顆粒状樹脂材料や小粒状に成形した顆粒状樹脂材料を採用することが好ましい。
この樹脂材料の収容工程及び樹脂材料の分量工程(樹脂材料の按分工程)は、作業者が人為的に行ってもよい。
即ち、作業者が、図5に示すように、各樹脂量分割部22aの夫々に均等量の樹脂材料Rを適宜に且つ直接的に収容することができる。
なお、このとき、図5に矢印にて略図示するように、樹脂材料Rを各樹脂量分割部22a内に蛇行させながら順次に投入して収容することにより、収容後の樹脂材料表面部(樹脂量分割部22a内に収容した樹脂材料Rの平面部)を平滑な状態にすることができる。
従って、樹脂量分割部22aに収容した樹脂材料表面部を平滑な状態とすることにより、樹脂量分割部22a内の各部位における樹脂材料Rの厚み(嵩)を均一な状態とすることができ、且つ、樹脂量分割部22a内に樹脂材料Rを安定した状態で収容することができる。
上記した樹脂材料の収容工程及び樹脂材料の分量工程の後に、樹脂供給装置20を圧縮成形装置30における下型キャビティ31部の上方位置に移送する樹脂供給装置20の移送工程を行う。
この樹脂供給装置20の移送工程は、作業者が左右のハンドル21bを把持した状態で人為的に行うことができる。
このとき、各樹脂量分割部22a内に収容した樹脂材料Rは、その表面部が平滑な状態にあり、また、各樹脂量分割部22aの各部位に均一な状態で且つ安定した状態にある。そして、各樹脂量分割部22aは下型キャビティ31部の面積(樹脂投入面)を均等に分割した小範囲の形態(小さな領域を有する形態)として設けているため、例えば、樹脂供給装置20の移送時において各樹脂量分割部22aに収容した樹脂材料Rがいずれかの方向へ移動して特定の部位に寄り集まるのを効率良く防止することができる。
従って、樹脂供給装置20の移送時においても各樹脂量分割部22aの樹脂材料Rを均一な状態で収容しておくことが可能となる。
なお、この樹脂供給装置20の移送工程は、適宜な往復移動機構(図示なし)を介して、自動化するようにしてもよい。
上記した樹脂供給装置20の移送工程の後に、樹脂供給装置20を下型キャビティ31部の所定位置にセットする樹脂供給装置20のセット工程を行う。
即ち、図2や図3(1)及び図3(3)等に示すように、下型キャビティ31部の上方位置に移送した樹脂供給装置20における本体プレート21の各位置決手段21eを圧縮成形装置30側の位置決手段30aと係合させることにより、該樹脂供給装置20を下型キャビティ31部の所定位置に確実にセットすることができる。
このとき、該樹脂供給装置20における樹脂収容ケース22の位置と圧縮成形装置30の下型キャビティ31の位置との位置が合致するため、該樹脂収容ケース22の各樹脂量分割部22aを該下型キャビティ31部の面積(樹脂投入面)の範囲内に配置した状態としてセットすることができる。
上記樹脂供給装置20のセット工程の後に、樹脂供給装置20における本体プレート(開閉シャッタ機構)21を介して、樹脂収容ケース22の各樹脂量分割部22aにおける樹脂投下用孔部22bを開き、各樹脂量分割部22aに分量(按分)した各々の樹脂材料Rを下型キャビティ31内へ投下して供給する樹脂材料の供給工程を行う。
即ち、ロック機構23を介して樹脂収容ケース22と本体プレート21との固定状態を解除する。そして、操作レバー22cを操作して樹脂収容ケース22を本体プレート21における前後ストッパ部21cの範囲内で往復摺動させることにより、図4(1) 及び図4(2) に示すように、樹脂収容ケース22の樹脂投下用孔部22bと本体プレート21の樹脂投下用孔部21fとを連通し、或は、連通しない状態とする。
このとき、本体プレート21の樹脂投下用孔部21fは樹脂収容ケース22の樹脂投下用孔部22bを開閉するためのシャッタ機構として機能することになる。
また、樹脂材料Rを収容した樹脂収容ケース22側を前後へ往復摺動させる構成であるため、この往復摺動作用は樹脂収容ケース22内の樹脂材料Rを揺動させることになるから、この樹脂揺動作用は該樹脂材料Rを両樹脂投下用孔部22b・21f側へ案内すると共に、該両孔部22b・21fを通して下方へ効率良く投下させる作用として働くことになる。
従って、この樹脂材料の供給工程を行うことにより、樹脂収容ケース22内、即ち、樹脂収容ケース22における各樹脂量分割部22a内に収容した樹脂材料Rを下型キャビティ31部の全域に亘って、略同時的に且つ均等な状態に分散して供給することができる。
第1実施例によれば、樹脂材料を予め押圧成形しておく必要がなく、また、樹脂供給装置20の移送時における樹脂材料Rの移動作用を防止若しくは抑制することができ、更に、樹脂収容ケース22における各樹脂量分割部22a内に収容した樹脂材料Rを下型キャビティ31部の全域に亘って、略同時的に且つ均等な状態に分散して供給することができると云った優れた実用的な効果を奏する。
なお、樹脂材料Rを下型キャビティ31内の全域に亘って均等に分散して供給することができるため、電子部品の圧縮樹脂成形時において、下型キャビティ31内の各部位における樹脂材料Rの加熱溶融化作用を略均等に行うことができる。
従って、このような状態にある溶融樹脂材料中に多数個の電子部品を浸漬すると共に、該溶融樹脂材料に所定の樹脂圧を加えても、下型キャビティ31内における溶融樹脂材料の流動作用を効率良く抑制することができるので、溶融樹脂材料の流動作用に基因して電子部品のボンディングワイヤを変形させると云ったワイヤスイープ等の弊害を効率良く防止することができる。
以下、本発明の第2実施例について説明する。
第2実施例の要旨は、樹脂収容ケース22内に下型キャビティ31内に供給する総供給量の樹脂材料Rを収容する樹脂材料の収容工程を行った後に、該樹脂収容ケース22内に収容した樹脂材料Rを樹脂収容ケース22の各樹脂量分割部22aの夫々に均等に分量する(按分する)樹脂材料の分量工程を行う点にある。
例えば、まず、図7(1) に示すように、樹脂供給装置20の位置決手段21eと樹脂供給部の基台40上面の位置決手段40aとを介して、樹脂供給装置20を基台40上に載置する。
次に、図7(2) に示すように、樹脂供給装置20の上方位置に樹脂材料供給用のホッパー40bを移動すると共に、該ホッパー40bを介して樹脂供給装置20の樹脂収容ケース22内に総供給量の樹脂材料Rを一括して収容する。
次に、図7(3) に示すように、樹脂収容ケース22内に一括収容した樹脂材料Rを各樹脂量分割部22a内の夫々に均等に分量すればよい。
なお、この分量作業(按分作業)には、例えば、ヘラやブラシ部材等を用いた平滑化手段40cを上下移動及び水平移動させることにより、樹脂材料Rを各樹脂量分割部22a内の夫々に均等に分量すると共に、各樹脂量分割部22a内に分量した樹脂材料表面部を平滑な状態とすることができ、更に、各樹脂量分割部22aの各部位に該樹脂材料Rを均一な状態で且つ安定した状態で収容することができる。
第2実施例においても、樹脂材料収容工程と樹脂材料分量工程とを効率良く行うことができる。
以下、本発明の第3実施例について説明する。
第3実施例の要旨は、樹脂収容ケース22内に前記下型キャビティ31内に供給する総供給量の樹脂材料Rを収容する樹脂材料の収容工程と、前記総供給量の樹脂材料Rを前記樹脂収容ケース22の各樹脂量分割部22aの夫々に均等に分量する樹脂材料の分量工程とを同時的に並行して行う点にある。
図7に示したものは、樹脂供給装置20の樹脂収容ケース22内に総供給量の樹脂材料Rを一括して収容する場合であるが、図8に示すように、樹脂収容ケース22の各樹脂量分割部22a内に所定量の樹脂材料Rを同時的に且つ各別に収容するようにしてもよい。
図8に示したものが図7に示したものと相違する点は、樹脂材料供給用ホッパー40bに各樹脂量分割部22aの数及び位置と対応する樹脂吐出口40dを配設すると共に、該各樹脂吐出口40dを介して樹脂材料Rの所定量を各樹脂量分割部22a内に同時的に収容させる点である。なお、説明の重複を避けるため、図7に示したものと実質的に同じ構成については同じ符号を付している。
即ち、まず、樹脂供給装置20を基台40上に載置し、次に、図8(1) に示すように、該樹脂供給装置20における樹脂収容ケース22の上方位置に樹脂材料供給用ホッパー40bを移動し、次に、該ホッパー40bの各樹脂吐出口40dを介して、図8(2) に示すように、樹脂材料Rの所定量を各樹脂量分割部22a内に同時的に収容する。
その次に、図8(3) に示すように、各樹脂量分割部22a内に各別に収容した所定量の樹脂材料Rを、ヘラやブラシ部材等を用いた平滑化手段40cを上下移動及び水平移動させることにより、各樹脂量分割部22a内に収容した樹脂材料表面部を平滑な状態とすることができ、更に、各樹脂量分割部22aの各部位に該樹脂材料Rを均一な状態で且つ安定した状態で収容することができる。
なお、図8に示した各樹脂吐出口40dを介して樹脂収容ケース22における各樹脂量分割部22a内に樹脂材料Rを同時的に収容させる場合は、例えば、図5に矢印にて略図示したように、該各樹脂吐出口40dを蛇行させながら行うようにしてもよい。
第3実施例によれば、この樹脂材料の収容工程と、樹脂収容ケース22における各樹脂量分割部22aの夫々に樹脂材料を均等に分量する樹脂材料の分量工程とを同時的に並行して行うため、全体的な樹脂供給作業の効率化を図ることができる。
以下、本発明の第4実施例について説明する。
第4実施例の要旨は、総供給量の樹脂材料Rを樹脂収容ケース22における各樹脂量分割部22aの夫々に均等に分量する樹脂材料の分量工程時に、少なくとも樹脂収容ケース22部を振動させて、樹脂材料Rの分量工程における樹脂材料表面部の平滑化作用を補助する樹脂材料表面部の平滑化補助工程を更に含む点である。
また、図8に示したものは、樹脂収容ケース22の各樹脂量分割部22a内に収容した樹脂材料表面部を平滑化手段40cを用いて平滑な状態とする場合であるが、このような平滑化手段40cに替えて、例えば、図9に示すように、樹脂供給装置20を振動させる振動平滑化手段40eを採用するようにしてもよい。
図9に示したものが図8に示したものと相違する点は、基台40に適宜な振動機構から成る振動平滑化手段40eを配設すると共に、該振動平滑化手段40eを介して樹脂供給装置20を振動させることにより、各樹脂量分割部22a内に収容した樹脂材料表面部を平滑な状態とする点である。なお、説明の重複を避けるため、図8に示したものと実質的に同じ構成については同じ符号を付している。
即ち、まず、樹脂供給装置20を基台40上に載置すると共に、図9(1) に示すように、該樹脂供給装置20における樹脂収容ケース22の上方位置に樹脂材料供給用ホッパー40bを移動し、次に、該ホッパー40bの各樹脂吐出口40dを介して樹脂材料Rの所定量を各樹脂量分割部22a内に同時的に収容させる。
その次に、図9(2) に示すように、基台40に設けた振動平滑化手段40eを作動させて各樹脂量分割部22a内に各別に収容した樹脂材料Rを振動させることにより、該樹脂材料表面部を平滑な状態とすることができ、更に、各樹脂量分割部22aの各部位に該樹脂材料Rを均一な状態で且つ安定した状態で収容することができる。
なお、図9に示した基台40の振動平滑化手段40eによる振動作業は、樹脂収容ケース22の各樹脂量分割部22a内に樹脂材料Rを収容する作業と同時的に並行して行うようにしてもよい。
この場合は、該各樹脂量分割部22a内への樹脂材料収容作業と、収容した樹脂材料表面部の平滑化作業を、より効率良く行うことができると共に、全体的な樹脂供給作業を迅速に行うことが可能となる。
第4実施例によれば、樹脂材料の分量工程時において樹脂材料表面部の平滑化作用を補助することにより、該樹脂材料表面部の平滑化を、より効率良く行うことができる。
以下、本発明の第5実施例について説明する。
第5実施例の要旨は、樹脂材料の供給工程時に、少なくとも樹脂収容ケース22部を振動させることにより、樹脂材料の供給工程における樹脂材料Rの投下作用を補助する樹脂材料の投下作用補助工程を更に含む点である。
図10には、本体プレート21の上面に設けた振動機構21gによって、樹脂収容ケース22を前後ストッパ部21cの範囲内において振動(前後往復動)させるように構成した場合を示している。
この樹脂収容ケース22の振動作用は、本体プレート21及び樹脂収容ケース22の両樹脂投下用孔部22b・21fを連通させて樹脂材料Rを下方へ投下させる樹脂材料供給工程を効率良く行うことができると共に、該振動作用は各樹脂量分割部22a内の樹脂材料Rを揺動させながら両樹脂投下用孔部22b・21fへ案内して下方へ投下させると云った樹脂材料Rの投下作用を補助することになる。
第5実施例によれば、樹脂収容ケース22の振動作用を自動的に行うことができるので、樹脂収容ケース22における各樹脂量分割部22a内の樹脂材料Rに対する投下作用を補助することができると共に、操作レバー22cを人為的に操作する場合に較べて、樹脂供給装置の操作性を向上することができると共に、樹脂供給作業の効率化を図ることができる。
以下、本発明の第6実施例について説明する。
第6実施例は他の樹脂供給装置120 であって、図11及び図12に示すように、所定量の樹脂材料Rを収容するための樹脂収容ケース本体122 と、該樹脂収容ケース本体122 の底部に接合して配置した開閉シャッタ部材121 とを備え、
また、樹脂収容ケース本体122 には、下型キャビティ31部の面積(樹脂投入面)を均等に分割する形態の所要複数個の樹脂量分割部122a を設けると共に、該各樹脂量分割部の底部に所要複数個の樹脂投下用孔部122b を配設し、
また、開閉シャッタ部材121 には、樹脂収容ケース本体122 の各樹脂投下用孔部122b の数及び位置と対応する態様の樹脂投下用孔部121f を配設し、
また、樹脂収容ケース本体122 と開閉シャッタ部材121 との両者を、相対的に往復摺動させて、該両者の各樹脂投下用孔部122b・121fを連通し、或は、連通しない状態に設定するように構成したものである。
更に、開閉シャッタ部材121 には該開閉シャッタ部材121 を前後方向へ摺動させるための操作レバー123 を固着している。従って、この操作レバー123 を操作することによって該開閉シャッタ部材121 を樹脂収容ケース本体122 側に設けた前後の両ストッパ部21cの範囲内で摺動させることが可能である。
また、開閉シャッタ部材121 の下面となる樹脂収容ケース本体122 の底部側には樹脂材料投下用の開口部122e を形成した樹脂ガイド部121d を設けている。
なお、図例においては、樹脂収容ケース本体122 を圧縮成形装置30側に固定させているため、開閉シャッタ部材121 側を往復摺動させるように構成した場合を説明しているが、この樹脂収容ケース本体122 と開閉シャッタ部材121 とは相対的に往復摺動可能な状態として構成することができる。
また、樹脂ガイド部121d は樹脂材料Rを下方へ通過させることができる構成であればよく、例えば、樹脂収容ケース本体122 の底部側にスリーブ状樹脂ガイド部(図示なし)を装着するようにしてもよい。従って、このようなスリーブ状樹脂ガイド部を設ける場合は、上記したような開口部122e を特別に配置して構成する必要はない。
また、この樹脂供給装置120 の構成においても、図10に示す第5実施例の構成を応用することができる。即ち、樹脂収容ケース本体122 の上面等に適宜な振動機構(図示なし)を備えることにより、樹脂供給装置120 の全体を振動させるようにしてもよい。
また、その他の構成については、図1乃至図6に示す第1実施例のものと実質的に同一であり、また、説明の重複を避けるため、第1実施例に示したものと実質的に同じ構成については第1実施例にて使用したものと同じ符号を付している。
この実施例では、操作レバー123 を操作して開閉シャッタ部材121 を樹脂収容ケース本体122 の前後ストッパ部21cの範囲内で摺動させることにより、図12(1) 及び図12(2) に示すように、樹脂収容ケース本体122 の樹脂投下用孔部122b と開閉シャッタ部材121 の樹脂投下用孔部121f とが連通し、或は、連通しない状態とすることができる。
従って、操作レバー123 を介して樹脂収容ケース本体122 及び開閉シャッタ部材121 の両樹脂投下用孔部122b・121fを連通させることにより、樹脂収容ケース本体122 における各樹脂量分割部122a 内に収容した樹脂材料Rを下型キャビティ31部の全域に亘って、略同時的に且つ均等な状態に分散して供給することができる。
第6実施例によれば、樹脂材料を予め押圧成形しておく必要がなく、また、樹脂供給装置120 の移送時における樹脂材料Rの移動作用を防止若しくは抑制することができる。
また、樹脂収容ケース本体122 の各樹脂量分割部122a 内に収容した樹脂材料Rを下型キャビティ31部の全域に亘って、略同時的に且つ均等な状態に分散して供給することができると云った優れた実用的な効果を奏する。
更に、図例のように、樹脂収容ケース本体122 側を固定状態とし且つ開閉シャッタ部材121 側を往復摺動させる構成とする場合は、該開閉シャッタ部材121 の摺動操作を、より簡易に且つスムーズに行うことができると云った利点がある。
以下、本発明の第7実施例について説明する。
第7実施例は他の樹脂供給装置220 であって、図13に示すように、樹脂収容ケース222 における各樹脂量分割部222a の底部に、樹脂通過用の孔部222b を形成した多数個の樹脂通過部材223 を嵌合装着して構成したものである。
図13に示したものが図1乃至図6に示す第1実施例のものと相違する点は、各樹脂量分割部222a の底部に多数個の樹脂通過部材223 を嵌合装着して構成した点である。
また、各樹脂通過部材223 における樹脂通過用孔部222b に、上方に向かって拡開するようなテーパ面を形成することによって、各樹脂量分割部222a 内の樹脂材料Rを下方の本体プレート221 側へ容易に且つスムーズに案内するように改善した点である。
また、本体プレート221 の底部側に設けた樹脂材料投下用の樹脂ガイド部221d の範囲内には所要複数個の樹脂投下用孔部221f を設けると共に、該各樹脂投下用孔部221f には下方に向かって拡開するテーパ面を形成することによって、該樹脂投下用孔部221f を通過する樹脂材料Rを下方へ容易に且つスムーズに落下させるように改善した点である。
更に、本体プレート221 に設けた各樹脂投下用孔部221f の配設数及び位置は、樹脂収容ケース222 側に嵌合装着した各樹脂通過部材223 の配設数及び位置に対応して配設している。
なお、この樹脂供給装置220 の構成においても、図10に示す第5実施例の構成を併用することができる。即ち、本体プレート221 の上面に適宜な振動機構(図示なし)を備えることにより、樹脂収容ケース222 を前後ストッパ部21cの範囲内において振動(前後往復動)させるようにしてもよい。
また、その他の構成については、図1乃至図6に示す第1実施例のものと実質的に同一であり、また、説明の重複を避けるため、第1実施例に示したものと実質的に同じ構成については第1実施例にて使用したものと同じ符号を付している。
この実施例においては、樹脂収容ケース222 を前後ストッパ部21cの範囲内で往復摺動させることにより、図13(1) 及び図13(2) に示すように、樹脂収容ケース222 の樹脂通過用孔部222b と本体プレート221 の樹脂投下用孔部221f とが連通し、或は、連通しない状態とすることができる。
従って、樹脂収容ケース222 及び本体プレート221 の両樹脂投下用孔部222b・221fとを連通させることにより、樹脂収容ケース222 における各樹脂量分割部222a 内に収容した樹脂材料Rを下型キャビティ31部の全域に亘って、略同時的に且つ均等な状態に分散して供給することができる。
第7実施例によれば、使用する樹脂材料Rの形状や大きさ或はその性状等に適応した構造を備える所要数の樹脂通過部材223 を樹脂収容ケース222 の各樹脂量分割部222a における底面部に適宜に配設することができる。
また、樹脂通過部材223 及び本体プレート221 における両樹脂通過用孔部222b・221fによって、樹脂収容ケース222 の各樹脂量分割部222a 内に収容した樹脂材料Rを下方の下型キャビティ31内へ容易に且つスムーズに投下させることができる。このため、該各樹脂量分割部222a 内に収容した樹脂材料Rを下型キャビティ31部の全域に亘って、容易に且つスムーズに、しかも、略同時的に且つ均等な状態に分散して供給することができると云った優れた実用的な効果を奏する。
以下、本発明の第8実施例について説明する。
第8実施例は図14に示すように、図4に示した第1実施例における樹脂供給装置20の構成を更に改善したものである。
図14に示したものが図4に示す第1実施例のものと相違する点は、各樹脂量分割部22aの底部に均等な数の樹脂投下用孔部50を均等な間隔を置いて配設すると共に、この各樹脂投下用孔部50の夫々を均等な深さ(高さ、若しくは、厚み)に形成した点と、各樹脂量分割部22a内に収容した樹脂材料Rをその各樹脂投下用孔部50内に均等に分量(按分)して収容させることができるように構成した点である。
なお、各樹脂量分割部22a内に収容した樹脂材料Rをその各樹脂投下用孔部50内に均等に分量して収容させる作業には、例えば、ヘラやブラシ等の作業部材(図示なし)を用いて該樹脂材料Rを水平往復移動させながら各樹脂投下用孔部50内に均等に分量して(按分して)収容すればよい。また、このような作業は作業者が人為的に行うようにしてもよく、或は、適宜な自動化機構(図示なし)を介して、該作業部材を自動操作するようにしてもよい。
上記したように、各樹脂量分割部22a内に収容した樹脂材料Rをその各樹脂投下用孔部50内に均等に分量して収容させることにより、これらの樹脂投下用孔部50を所要量の樹脂材料収容部として構成することができる。
なお、その他の構成については、図1乃至図6に示す第1実施例のものと実質的に同一であり、また、説明の重複を避けるため、第1実施例に示したものと実質的に同じ構成については第1実施例にて使用したものと同じ符号を付している。
この実施例においては、第1実施例のものと同様に、樹脂収容ケース22を前後ストッパ部21cの範囲内で往復摺動させることにより、図14(1) 及び図14(2) に示すように、樹脂収容ケース22の樹脂通過用孔部50と本体プレート21の樹脂投下用孔部21fとが連通し、或は、連通しない状態とすることができる。
従って、樹脂収容ケース22及び本体プレート21の両樹脂投下用孔部50・21fを連通させることにより、各樹脂量分割部22aにおける各樹脂投下用孔部50内に均等に分量して収容した樹脂材料Rを下型キャビティ31内に投下することができるので、これにより、樹脂材料Rを下型キャビティ31内の全域に亘って、略同時的に且つ均等な状態に分散して供給することができる。
第8実施例によれば、樹脂材料を予め押圧成形しておく必要がなく、また、樹脂供給装置20の移送時における樹脂材料Rの移動作用を防止することができる。
また、各樹脂量分割部22aにおける各樹脂投下用孔部50内に均等に分量して収容した樹脂材料Rを下型キャビティ31部の全域に亘って、略同時的に且つ均等な状態に分散して供給することができると云った優れた実用的な効果を奏する。
以下、本発明の第9実施例について説明する。
第9実施例は図15に示すように、図11及び図12に示した第6実施例における樹脂供給装置120 の構成を更に改善したものである。
図15に示したものが図11及び図12に示す第6実施例のものと相違する点は、各樹脂量分割部122a の底部に均等な数の樹脂投下用孔部60を均等な間隔を置いて配設すると共に、該各樹脂投下用孔部60の夫々を均等な深さ(高さ、若しくは、厚み)に形成した点と、各樹脂量分割部122a 内に収容した樹脂材料Rをその各樹脂投下用孔部60内に均等に分量して収容させることができるように構成した点である。
なお、各樹脂量分割部122a 内に収容した樹脂材料Rをその各樹脂投下用孔部60内に均等に分量して収容させる作業には、例えば、ヘラやブラシ等の作業部材(図示なし)を用いて該樹脂材料Rを水平往復移動させながら各樹脂投下用孔部60内に均等に分量して収容すればよい。また、このような作業は作業者が人為的に行うようにしてもよく、或は、適宜な自動化機構(図示なし)を介して、該作業部材を自動操作するようにしてもよい。
上記したように、各樹脂量分割部122a 内に収容した樹脂材料Rをその各樹脂投下用孔部60内に均等に分量して収容させることにより、これらの樹脂投下用孔部60を所要量の樹脂材料収容部として構成することができる。
なお、その他の構成については、図11及び図12に示す第6実施例のものと実質的に同一であり、また、説明の重複を避けるため、第6実施例に示したものと実質的に同じ構成については第6実施例にて使用したものと同じ符号を付している。
この実施例においては、第6実施例のものと同様に、操作レバーを介して開閉シャッタ部材121 を樹脂収容ケース本体122 の前後ストッパ部21cの範囲内で摺動させることにより、図15(1) 及び図15(2) に示すように、樹脂収容ケース本体122 の樹脂投下用孔部60と開閉シャッタ部材121 の樹脂投下用孔部121f とが連通し、或は、連通しない状態とすることができる。
従って、操作レバーを介して樹脂収容ケース本体122 及び開閉シャッタ部材121 の両樹脂投下用孔部60・121f を連通させることにより、各樹脂量分割部122a における各樹脂投下用孔部60内に均等に分量して収容した樹脂材料Rを下型キャビティ31内に投下することができるので、これにより、樹脂材料Rを下型キャビティ31内の全域に亘って、略同時的に且つ均等な状態に分散して供給することができる。
第9実施例によれば、樹脂材料を予め押圧成形しておく必要がなく、また、樹脂供給装置120 の移送時における樹脂材料Rの移動作用を防止することができる。
また、各樹脂量分割部122a における各樹脂投下用孔部60内に均等に分量して収容した樹脂材料Rを下型キャビティ31部の全域に亘って、略同時的に且つ均等な状態に分散して供給することができると云った優れた実用的な効果を奏する。
以下、本発明の第10実施例について説明する。
第10実施例は図16に示すように、図13に示した第7実施例における樹脂供給装置220 の構成を更に改善したものである。
図16に示したものが図13に示す第7実施例のものと相違する点は、樹脂収容ケース222 における各樹脂量分割部222a の底部に、樹脂通過用の孔部70を形成した均等な数の樹脂通過部材223 を均等な間隔を置いて配設すると共に、この各樹脂通過部材223 の樹脂通過用の孔部70を均等な深さ(高さ、若しくは、厚み)に形成した点と、該各樹脂量分割部内に収容した樹脂材料Rをその各樹脂通過部材223 における樹脂通過用の孔部70内に均等に分量して収容させることができるように構成した点である。
なお、各樹脂量分割部222a 内に収容した樹脂材料Rをその各樹脂投下用孔部70内に均等に分量して収容させる作業には、例えば、ヘラやブラシ等の作業部材(図示なし)を用いて該樹脂材料Rを水平往復移動させながら各樹脂投下用孔部70内に均等に分量して収容すればよい。また、このような作業は作業者が人為的に行うようにしてもよく、或は、適宜な自動化機構(図示なし)を介して、該作業部材を自動操作するようにしてもよい。
上記したように、各樹脂量分割部222a 内に収容した樹脂材料Rをその各樹脂投下用孔部70内に均等に分量して収容させることにより、これらの樹脂投下用孔部70を所要量の樹脂材料収容部として構成することができる。
なお、その他の構成については、図13に示した第7実施例のものと実質的に同一であるため、また、説明の重複を避けるため、第7実施例に示したものと実質的に同じ構成については第7実施例にて使用したものと同じ符号を付している。
この実施例においては、樹脂収容ケース222 を前後ストッパ部21cの範囲内で往復摺動させることにより、図16(1) 及び図16(2) に示すように、樹脂収容ケース222 の樹脂通過用孔部70と本体プレート221 の樹脂投下用孔部221f とが連通し、或は、連通しない状態とすることができる。
従って、樹脂収容ケース222 及び本体プレート221 の両樹脂投下用孔部70・221f を連通させることにより、樹脂収容ケース222 における各樹脂量分割部222a 内に収容した樹脂材料Rを下型キャビティ31部の全域に亘って、略同時的に且つ均等な状態に分散して供給することができる。
第10実施例によれば、第7実施例のものと同様に、使用する樹脂材料Rの形状や大きさ或はその性状等に適応した構造を備える所要数の樹脂通過部材223 を樹脂収容ケース222 の各樹脂量分割部222a における底面部に配設することができる。
従って、樹脂通過部材223 及び本体プレート221 の両樹脂投下用孔部70・221f を連通させることにより、各樹脂量分割部222a における各樹脂投下用孔部70内に均等に分量して収容した樹脂材料Rを下型キャビティ31内に投下することができるので、これにより、樹脂材料Rを下型キャビティ31内の全域に亘って、略同時的に且つ均等な状態に分散して供給することができると云った優れた実用的な効果を奏する。
なお、上述した図14に示す第8実施例、図15に示す第9実施例、及び、図16に示す第10実施例においては、樹脂収容ケース(22・122・222)上に立設したリブ部材22dによって、下型キャビティ31部の面積を仮想的に均等に分割する態様の樹脂量分割部(22a・122a・222a)を構成している場合を図示している。
従って、これらの樹脂量分割部(22a・122a・222a)を構成することによって、該各樹脂量分割部に収容した所定量の樹脂材料Rをその各樹脂投下用孔部(50・60・70)内に均等に分量して収容する作業を効率良く補助することができる。
また、第8実施例、第9実施例及び第10実施例においては、樹脂収容ケース(22・122・222)内に収容した総供給量の樹脂材料、即ち、キャビティ31内に供給する過不足のない所定量の樹脂材料を各樹脂収容ケース(22・122・222)の底部に均等な間隔を置いて均等に配設した各樹脂投下用孔部(50・60・70)内に均等に分量して収容することができればよい。
従って、このとき、樹脂収容ケース(22・122・222)上にリブ部材22dを立設することによって各樹脂量分割部(22a・122a・222a)を備えることは必ずしも必要とはされない。
即ち、この場合は、樹脂収容ケース(22・122・222)上に樹脂量分割部を構成しない樹脂収容ケースの構成(図示なし)を採用しても差し支えない。
また、各実施例における全工程を作業者の人為的な手作業により行うようにしてもよいが、各工程の実施に適応する適宜な自動化機構を採用して該全工程を自動化することにより、全体的な作業の効率化を図るようにしてもよい。
20 樹脂供給装置、
21 本体プレート、
21a ガイド部、
21b ハンドル、
21c ストッパ部、
21d 樹脂ガイド部、
21e 位置決手段、
21f 樹脂投下用孔部、
21g 振動機構、
22 樹脂収容ケース、
22a 樹脂量分割部、
22b 樹脂投下用孔部、
22c 操作レバー、
22d リブ部材、
23 ロック機構、
30 圧縮成形装置、
30a 位置決手段、
31 下型キャビティ、
40 基台、
40a 位置決手段、
40b ホッパー、
40c 平滑化手段、
40d 樹脂吐出口、
40e 振動平滑化手段、
50 樹脂投下用孔部、
60 樹脂投下用孔部、
70 樹脂通過用孔部、
120 樹脂供給装置、
121 開閉シャッタ部材、
121d 樹脂ガイド部、
121f 樹脂投下用孔部、
122 樹脂収容ケース本体、
122a 樹脂量分割部、
122b 樹脂投下用孔部、
122e 開口部、
123 操作レバー、
220 樹脂供給装置、
221 本体プレート、
221d 樹脂ガイド部、
221f 樹脂投下用孔部、
222 樹脂収容ケース、
222a 樹脂量分割部、
222b 樹脂通過用孔部、
223 樹脂通過部材、
R 樹脂材料

Claims (17)

  1. 大型の基板の片面に装着した多数個の電子部品を一括して樹脂封止成形するための圧縮成形装置における下型キャビティ部に樹脂供給装置を用いて所定量の樹脂材料を供給する樹脂供給方法であって、
    まず、前記樹脂供給装置における開閉シャッタ機構を介して、前記樹脂供給装置の樹脂収容ケースに設けた複数個の樹脂量分割部における樹脂投下用孔部を閉じる樹脂投下用孔部の閉鎖工程を行い、
    前記樹脂投下用孔部の閉鎖工程の後に、前記下型キャビティ内に供給する総供給量の樹脂材料を前記樹脂収容ケース内に収容する樹脂材料の収容工程と、前記総供給量の樹脂材料を前記樹脂収容ケースにおける各樹脂量分割部の夫々に均等に分量する樹脂材料の分量工程とを行い、
    前記樹脂材料の収容工程及び前記樹脂材料の分量工程の後に、前記樹脂供給装置を前記圧縮成形装置における下型キャビティ部の上方位置に移送する樹脂供給装置の移送工程を行い、
    前記樹脂供給装置の移送工程の後に、前記樹脂供給装置を前記下型キャビティ部の所定位置にセットする樹脂供給装置のセット工程を行い、
    前記樹脂供給装置のセット工程の後に、前記樹脂供給装置における開閉シャッタ機構を介して、前記樹脂収容ケースの各樹脂量分割部における樹脂投下用孔部を開き、各樹脂量分割部に分量した各々の樹脂材料を下型キャビティ内へ投下して供給する樹脂材料の供給工程を行うことにより、前記総供給量の樹脂材料を前記下型キャビティ部の全域に亘って均等に分散して供給することを特徴とする樹脂供給方法。
  2. 前記樹脂収容ケース内に前記総供給量の樹脂材料を収容する樹脂材料の収容工程を行った後に、前記樹脂収容ケース内に収容した総供給量の樹脂材料を前記樹脂収容ケースの各樹脂量分割部の夫々に均等に分量する樹脂材料の分量工程を行うことを特徴とする請求項1に記載の樹脂供給方法。
  3. 前記樹脂収容ケース内に前記総供給量の樹脂材料を収容する樹脂材料の収容工程と、前記総供給量の樹脂材料を前記樹脂収容ケースの各樹脂量分割部の夫々に均等に分量する樹脂材料の分量工程とを同時的に並行して行うことを特徴とする請求項1に記載の樹脂供給方法。
  4. 前記総供給量の樹脂材料を前記樹脂収容ケースにおける各樹脂量分割部の夫々に均等に分量する樹脂材料の分量工程時に、少なくとも前記樹脂収容ケース部を振動させて、前記樹脂材料の分量工程における樹脂材料の表面部の平滑化作用を補助する樹脂材料表面部の平滑化補助工程を更に含む、請求項1乃至請求項3に記載の樹脂供給方法。
  5. 前記樹脂材料の供給工程時に、少なくとも前記樹脂収容ケース部を振動させることにより、前記樹脂材料の供給工程における樹脂材料の投下作用を補助する樹脂材料の投下作用補助工程を更に含む、請求項1に記載の樹脂供給方法。
  6. 前記総供給量の樹脂材料を前記樹脂収容ケースにおける各樹脂量分割部の夫々に均等に分量する樹脂材料の分量工程を行い、
    次に、前記各樹脂量分割部に収容した樹脂材料を、前記各樹脂量分割部に配設した所要量の樹脂材料収容部を構成する複数個の樹脂投下用孔部内に均等に分量して収容させる樹脂材料の分量工程を更に含む、請求項1に記載の樹脂供給方法。
  7. 前記樹脂材料が、粉砕して小形に成形した、若しくは、小粒状に成形した顆粒状の樹脂材料であることを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の樹脂供給方法。
  8. 大型の基板の片面に装着した多数個の電子部品を一括して樹脂封止成形するための圧縮成形装置における下型キャビティ部に樹脂供給装置を用いて所定量の樹脂材料を供給する樹脂供給方法であって、
    まず、前記樹脂供給装置における開閉シャッタ機構を介して、前記樹脂供給装置の樹脂収容ケースに設けた複数個の樹脂投下用孔部を閉じる樹脂投下用孔部の閉鎖工程を行い、
    前記樹脂投下用孔部の閉鎖工程の後に、前記下型キャビティ内に供給する総供給量の樹脂材料を前記樹脂収容ケース内に収容する樹脂材料の収容工程と、前記総供給量の樹脂材料を前記樹脂収容ケースにおける複数個の樹脂投下用孔部内に均等に分量して収容する樹脂材料の分量工程とを行い、
    前記樹脂材料の収容工程及び前記樹脂材料の分量工程の後に、前記樹脂供給装置を前記圧縮成形装置における下型キャビティ部の上方位置に移送する樹脂供給装置の移送工程を行い、
    前記樹脂供給装置の移送工程の後に、前記樹脂供給装置を前記下型キャビティ部の所定位置にセットする樹脂供給装置のセット工程を行い、
    前記樹脂供給装置のセット工程の後に、前記樹脂供給装置における開閉シャッタ機構を介して、前記樹脂収容ケースの各樹脂投下用孔部を開き、各樹脂投下用孔部内に分量して収容した各々の樹脂材料を下型キャビティ内へ投下して供給する樹脂材料の供給工程を行うことにより、前記総供給量の樹脂材料を前記下型キャビティ部の全域に亘って均等に分散して供給し、
    前記樹脂材料の供給工程においては、作業者が、前記樹脂供給装置に設けられた操作レバーを人為的に操作して前記樹脂収容ケース又は前記開閉シャッタ機構を往復摺動させることによって前記各樹脂投下用孔部の開閉を繰り返し、前記樹脂収容ケースに収容された前記樹脂材料を揺動させながら前記各樹脂投下用孔部を経由して前記下型キャビティ内へ投下させ、
    前記操作レバーは、前記樹脂供給装置における開閉シャッタ機構に固着され、又は、前記樹脂供給装置の樹脂収容ケースに固着されたことを特徴とする樹脂供給方法。
  9. 前記樹脂材料が、粉砕して小形に成形した、若しくは、小粒状に成形した顆粒状の樹脂材料であることを特徴とする請求項8に記載の樹脂供給方法。
  10. 大型の基板の片面に装着した多数個の電子部品を一括して樹脂封止成形するための圧縮成形装置における下型キャビティ部に所定量の樹脂材料を供給する際に用いられる樹脂供給装置であって、
    前記所定量の樹脂材料を収容するための樹脂収容ケース本体と、前記樹脂収容ケース本体の底部に接合して配置した開閉シャッタ部材とを備え、
    前記樹脂収容ケース本体には、前記下型キャビティ部の面積(樹脂投入面)を仮想的に均等に分割する形態の所要複数個の樹脂量分割部を設けると共に、前記各樹脂量分割部の底部に所要複数個の樹脂投下用孔部を配設し、
    また、前記開閉シャッタ部材には、前記樹脂収容ケース本体の各樹脂投下用孔部の数及び位置と対応する態様の樹脂投下用孔部を配設し、
    更に、前記樹脂収容ケース本体と前記開閉シャッタ部材との両者を、相対的に往復摺動させて、前記両者の各樹脂投下用孔部を連通し或は連通しない状態に設定するように構成したことを特徴とする樹脂供給装置。
  11. 前記各樹脂量分割部の底部に設けた各樹脂投下用孔部を均等な深さに形成すると共に、これらの樹脂投下用孔部を所要量の樹脂材料収容部として構成したことを特徴とする請求項10に記載の樹脂供給装置。
  12. 大型の基板の片面に装着した多数個の電子部品を一括して樹脂封止成形するための圧縮成形装置における下型キャビティ部に所定量の樹脂材料を供給する際に用いられる樹脂供給装置であって、
    樹脂供給装置の本体プレートと、前記本体プレートの上面側に摺動可能に配設した樹脂収容ケースとを備え、
    前記本体プレートの底部側には圧縮成形装置側との位置決手段と、樹脂材料投下用の樹脂ガイド部とを設け、更に、前記樹脂ガイド部の範囲内に樹脂材料を通過させるための所要複数個の樹脂投下用孔部を設け、
    また、前記樹脂収容ケースには、前記下型キャビティ部の面積(樹脂投入面)を仮想的に均等に分割する形態の複数個の樹脂量分割部を設け、
    また、前記樹脂量分割部の底部には、前記本体プレートに設けた各樹脂投下用孔部の数及び位置と対応する態様の樹脂投下用孔部を設け、
    更に、前記本体プレート上の前記樹脂収容ケースを往復摺動させて、前記両者の各樹脂投下用孔部を連通し或は連通しない状態に設定するように構成したことを特徴とする樹脂供給装置。
  13. 前記各樹脂量分割部の底部に設けた各樹脂投下用孔部を均等な深さに形成すると共に、これらの樹脂投下用孔部を所要量の樹脂材料収容部として構成したことを特徴とする請求項12に記載の樹脂供給装置。
  14. 前記樹脂収容ケースを往復摺動させるための振動機構を更に含む、請求項12に記載の樹脂供給装置。
  15. 前記樹脂収容ケースにおける各樹脂量分割部の底部に、樹脂材料通過用の孔部を形成した多数個の樹脂通過部材を嵌合装着して構成したことを特徴とする請求項13に記載の樹脂供給装置。
  16. 前記各樹脂通過部材における樹脂材料通過用の孔部を均等な深さに形成すると共に、これらの樹脂材料通過用の孔部を所要量の樹脂材料収容部として構成したことを特徴とする請求項15に記載の樹脂供給装置。
  17. 大型の基板の片面に装着した多数個の電子部品を一括して樹脂封止成形するための圧縮成形装置であって、
    上型と、
    前記上型に相対向して設けられた下型と、
    前記下型に設けられた下型キャビティ部と、
    前記下型キャビティ部に所定量の樹脂材料を供給する際に用いられる樹脂供給装置とを備え、
    前記樹脂供給装置は、
    前記所定量の樹脂材料を収容するための樹脂収容ケースと
    前記樹脂収容ケース本体の底部に接合して配置した開閉シャッタ機構と
    前記開閉シャッタ機構に固着され、又は、前記樹脂収容ケースに固着された操作レバーとを有し、
    前記樹脂収容ケースの底部に、均等な深さに形成した所要量の樹脂材料収容部を構成する所要複数個の樹脂投下用孔部を均等な間隔を置いて均等に配設し、
    また、前記開閉シャッタ機構には、前記樹脂収容ケースの各樹脂投下用孔部の数及び位置と対応する態様の樹脂投下用孔部を配設し、
    更に、作業者が、前記操作レバーを人為的に操作して前記樹脂収容ケースと前記開閉シャッタ機構との両者を、相対的に往復摺動させて、前記両者の各樹脂投下用孔部を連通し或は連通しない状態に設定するように構成し
    前記両者の各樹脂投下用孔部が連通した状態において、前記樹脂収容ケースに収容された前記樹脂材料が揺動されながら前記両者の各樹脂投下用孔部を経由して前記下型キャビティ内へ投下されることを特徴とする圧縮成形装置。
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