JP5789740B2 - エネルギー管理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エネルギー管理装置に関するものである。
従来、建物で使用される、電力、燃料、用水といったエネルギー消費量を測定し、用途が同じ建物の平均値と比較することにより、エネルギー消費の妥当性を判断するエネルギー管理装置が提案されている(例えば特許文献1参照)。
また、建物のエネルギー消費量を管理し、省エネルギーのためのアドバイスを建物の使用者に提案するエネルギー管理装置も従来提案されていた。例えばエネルギー管理装置では、建物内での電力消費量を月毎に計測し、今月の電力消費量が先月分よりも増加した場合、例えば「先月と比べて消費電力が○○W増加しました。もう少しエアコンの温度を下げましょう」といったアドバイスを使用者に提示して、電力消費の削減を使用者に促している。
特開2003−162573号公報
ところで、同じ用途の建物であっても建物毎に断熱性が異なるし、また同じ建物であっても部屋毎に断熱性が異なり、部屋の階層や位置によって室外温度が異なると予想される。断熱性や室外温度が異なると、それによって室内温度が異なり、空調設備を用いて室内の温度を快適に保つために必要な電力も異なると予想される。しかしながら、従来のエネルギー管理装置では、断熱性や室外温度を考慮していない一律の基準値と、電力消費量との高低を比較して、省エネルギーのためのアドバイスを提示しているので、アドバイス通りにすると、空調設備の効きが不十分で、室内環境の快適性が大きく損なわれる可能性もあった。
本発明は上記課題に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、部屋の環境性能に合わせて、快適性を損なうことなく省エネルギーを実現可能なアドバイスを提示できるエネルギー管理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本願のエネルギー管理装置は、外部環境情報取得部と、環境性能記憶部と、快適温度記憶部と、消費エネルギー計測部と、許容消費エネルギー算出部と、アドバイス出力部を備えたことを特徴とする。外部環境情報取得部は、部屋の温度環境に影響を与える部屋外の外部環境情報を取得する。環境性能記憶部は、温度環境に関わる部屋の環境性能情報を記憶する。快適温度記憶部は、部屋内の人が快適と感じる標準的な快適温度を記憶する。消費エネルギー計測部は、部屋の温度環境を制御する環境制御機器の消費エネルギーを計測する。許容消費エネルギー算出部は、外部環境情報取得部が取得した外部環境情報と部屋の環境性能情報とに基づいて、部屋の温度を快適温度に保つために必要となる環境制御機器の許容消費エネルギーを算出する。アドバイス出力部は、許容消費エネルギー算出部によって算出された許容消費エネルギーと、消費エネルギー計測部によって計測された消費エネルギーとを比較して、省エネルギーを実現するためのアドバイスを報知手段から出力させる。許容消費エネルギー算出部は、環境性能記憶部から取得した部屋の環境性能情報と、外部環境情報取得部から取得した外部環境情報とに基づいて、環境制御機器が使用されない状態での部屋の温度を推定し、この推定温度と快適温度との温度差を調整するために必要な消費エネルギーを許容消費エネルギーとして算出する。
このエネルギー管理装置において、内部環境情報取得部と環境性能計測部とを備えることも好ましい。内部環境情報取得部は、部屋の温度環境に関わる内部環境情報を取得する。環境性能計測部は、外部環境情報取得部が取得した外部環境情報及び内部環境情報取得部が取得した内部環境情報に基づいて、部屋の温度環境に関わる環境性能情報を求め、環境性能記憶部に記憶させる。
このエネルギー管理装置において、現在の日時情報を取得する日時情報取得部を備え、快適温度記憶部には、季節及び時間帯に応じた快適温度が記憶されており、許容消費エネルギー算出部は、日時情報取得部が取得した現在の日時情報に対応する快適温度を快適温度記憶部から取得し、部屋の温度を快適温度に保つために必要な環境制御機器の許容消費エネルギーを算出することも好ましい。
このエネルギー管理装置において、内部環境情報取得部とアドバイス記憶テーブルとを備えることも好ましい。内部環境情報取得部は、部屋の温度環境に関わる内部環境情報として部屋内の温度を取得する。アドバイス記憶テーブルには、内部環境情報取得部と、消費エネルギーの計測値と許容消費エネルギーとの差、及び、部屋の温度と快適温度との差の組み合わせに基づいて、使用者に提示するアドバイスが記憶されている。アドバイス出力部は、消費エネルギー計測部によって計測された消費エネルギーと、許容消費エネルギー算出部によって算出された許容消費エネルギーとの差を求めるとともに、内部環境情報取得部が取得した部屋の温度と、快適温度の差を求め、アドバイス記憶テーブルから該当するアドバイスを取得して、報知手段に出力する。
また、本願のエネルギー管理装置は、外部環境情報取得部と、環境性能記憶部と、快適温度記憶部と、消費エネルギー計測部と、許容消費エネルギー算出部と、アドバイス出力部を備えたことを特徴とする。外部環境情報取得部は、部屋の温度環境に影響を与える部屋外の外部環境情報を取得する。環境性能記憶部は、温度環境に関わる部屋の環境性能情報を記憶する。快適温度記憶部は、部屋内の人が快適と感じる標準的な快適温度を記憶する。消費エネルギー計測部は、部屋の温度環境を制御する環境制御機器の消費エネルギーを計測する。許容消費エネルギー算出部は、外部環境情報取得部が取得した外部環境情報と部屋の環境性能情報とに基づいて、部屋の温度を快適温度に保つために必要となる環境制御機器の許容消費エネルギーを算出する。アドバイス出力部は、許容消費エネルギー算出部によって算出された許容消費エネルギーと、消費エネルギー計測部によって計測された消費エネルギーとを比較して、省エネルギーを実現するためのアドバイスを報知手段から出力させる。環境性能記憶部には、建物内にある複数の部屋の各々について、季節毎の環境性能情報が記憶されており、日時情報取得部と、行動提案判断部を備えることも好ましい。日時情報取得部は現在の日時情報を取得する。行動提案判断部は、日時情報取得部から入力された日時情報をもとに現在の季節を判断し、環境性能記憶部に記憶された、現在の季節における各部屋の環境性能情報に基づいて、許容消費エネルギーが最小となる部屋を求め、この部屋名を報知手段に出力する。
また、本願のエネルギー管理装置は、外部環境情報取得部と、環境性能記憶部と、快適温度記憶部と、消費エネルギー計測部と、許容消費エネルギー算出部と、アドバイス出力部を備えたことを特徴とする。外部環境情報取得部は、部屋の温度環境に影響を与える部屋外の外部環境情報を取得する。環境性能記憶部は、温度環境に関わる部屋の環境性能情報を記憶する。快適温度記憶部は、部屋内の人が快適と感じる標準的な快適温度を記憶する。消費エネルギー計測部は、部屋の温度環境を制御する環境制御機器の消費エネルギーを計測する。許容消費エネルギー算出部は、外部環境情報取得部が取得した外部環境情報と部屋の環境性能情報とに基づいて、部屋の温度を快適温度に保つために必要となる環境制御機器の許容消費エネルギーを算出する。アドバイス出力部は、許容消費エネルギー算出部によって算出された許容消費エネルギーと、消費エネルギー計測部によって計測された消費エネルギーとを比較して、省エネルギーを実現するためのアドバイスを報知手段から出力させる。環境性能記憶部は、部屋の環境性能情報を測定日時の情報と対応付けて記憶しており、経年変化判断部を備えることも好ましい。経年変化判断部は、環境性能記憶部を参照して、部屋の環境性能情報の経時変化から、部屋の環境性能の経年変化を求め、部屋の環境性能が劣化したと判断すると、環境性能の劣化状態を報知手段に出力する。
本発明によれば、部屋の環境性能に合わせて、快適性を損なうことなく省エネルギーを実現可能なアドバイスを提示することができる。
実施形態1のシステム構成図である。 外部温度と部屋温度の関係を示すグラフである。 快適温度の設定を示すグラフである。 外部温度と室内潜在温度と快適温度と調整温度の関係を示すグラフである。 実施形態1の動作を説明するフローチャートである。 実施形態2のシステム構成図である。 同上の動作を説明するフローチャートである。 実施形態3のシステム構成図である。 同上の動作を説明するフローチャートである。 実施形態4のシステム構成図である。 同上の動作を説明するフローチャートである。
以下に、エネルギー管理装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図1はエネルギー管理装置1を戸建ての住宅100に適用した実施形態のシステム構成図であり、エネルギー管理装置1は、住宅100で使用される電気機器の消費電力を管理する。尚、本実施形態のエネルギー管理装置1は、部屋の温度環境を制御する電気機器の消費電力を管理するものであるが、電力以外の消費エネルギーを管理するものでもよく、例えばガス暖房器具のような環境制御機器で使用されるガス使用量を管理するものでもよい。
住宅100には複数の部屋101〜104がある。例えば2階西側の部屋101には、部屋内の温度環境を制御する環境制御機器としてエアコン110が設置されており、この部屋101のエアコン110を例にしてエネルギー管理装置1の動作を説明する。
エアコン110は、部屋101に設けられた電源コンセント120から電源供給を受け、操作リモコン111で設定された運転状態(冷房、暖房、送風など)で動作する。エアコン110の消費電力は、電力測定部23によって測定されて、エネルギー管理装置1に出力される。
住宅100の外側には、宅外(つまり部屋101の外側)の外部環境情報として外部温度を測定する外部環境情報取得部21が設置されている。また部屋101には、部屋内の内部環境情報として部屋温度を測定する内部環境情報取得部22が設置されている。
エネルギー管理装置1は、環境性能計測部11と、環境性能記憶部12と、快適温度記憶部13と、許容消費電力算出部14と、アドバイス出力部15と、計時部16とを主要な構成として備えている。
環境性能計測部11は、部屋101内の環境制御機器であるエアコン110を動作させない状態で、例えば24時間、外部環境情報取得部21及び内部環境情報取得部22から外部温度の測定結果と部屋温度の測定結果を取り込む。図2は外部温度と部屋温度の変化を示すグラフであり、破線が外部温度T1を、実線が部屋温度T2を示している。環境性能記憶部12では、外部温度T1と部屋温度T2の温度差を算出し、この温度差を断熱性能に関わる情報(すなわち温度環境に関わる環境性能情報)として、環境性能記憶部12に記憶させる。下記の表1は、環境性能記憶部12に記憶された部屋101についての環境性能情報を示しており、季節毎及び時間帯毎に環境性能情報が記憶されている。ここにおいて、環境性能情報は、外部温度から部屋温度を算出する一次式として環境性能記憶部12に記憶されている。尚、表1は夏季に計測された環境性能情報の一例であり、各々の部屋について、季節毎に各時間帯で計測された環境性能情報が環境性能記憶部12に記憶されている。
快適温度記憶部13には、人間が快適に生活する上で維持すべき標準的な部屋温度が、時間帯毎に記憶されている。表2は快適温度記憶部13に記憶された快適温度の一例であり、夏季及び冬季において時間帯毎の快適温度が記憶されている。表2の例では季節毎に各時間帯における快適温度の範囲が規定されており、表2の設定値より、夏季では何度以下であれば快適温度であるか、冬季では何度以上であれば快適温度であるかが判る。また、図3は夏季及び冬季の快適温度をグラフで表したものであり、図中のM1が夏季の快適温度を示し、M2が冬季の快適温度を示している。










許容消費電力算出部14は、外部環境情報取得部21から外部温度を取り込むとともに、計時部16が計時した現在時刻における環境性能情報を環境性能記憶部12から読み込み、部屋101の部屋温度を推測する(この推測値を室内潜在温度という)。次に許容消費電力算出部14は、現在時刻における快適温度を快適温度記憶部13から読み込み、室内潜在温度と快適温度との差を調整温度差として求める。夏季の場合、室内潜在温度が快適温度よりも高くなると予想されるので、室内潜在温度から快適温度を差し引いた差分が調整温度差として求められる。図4は、夏季の1日における外部温度T1、室内潜在温度T3、快適温度M1を示し、許容消費電力算出部14は、表に示す環境性能情報をもとに、外部温度T1から室内潜在温度T3を求める。そして、各時刻において室内潜在温度T3と快適温度M1との温度差Δtが調整温度差として求められる。
このようにして調整温度差が求まると、許容消費電力算出部14は、調整温度差をもとに消費電力変換テーブルを参照して、部屋温度を快適温度に調整するのに必要な許容消費電力を求め、この許容消費電力をアドバイス出力部15に出力する。表3は消費電力変換テーブルの一例を示し、調整温度差と、エアコン110で調整温度差を調整するために必要な消費電力とが対応付けて記憶されている。
アドバイス出力部15は、電力測定部23から入力されたエアコン110の消費電力と、許容消費電力算出部14から入力された許容消費電力との高低を比較し、比較結果に基づいて省エネルギーを実現するためのアドバイスを作成する。例えば電力測定部23によって測定された消費電力が許容消費電力を超えていれば、アドバイス出力部15は、「電力の使いすぎです。エアコンの設定温度を上げて下さい」というように消費電力を下げるように促すアドバイスを作成する。また電力測定部23によって測定された消費電力が許容消費電力以下であれば、アドバイス出力部15は、「エアコンの設定温度は適切です」というように、エアコン110が適切に使用されていることを報知するアドバイスを作成する。そして、アドバイス出力部15は、作成したアドバイスを、部屋101に設けられた表示装置24(例えば液晶ディスプレイからなる)に出力し、表示装置24の画面上に上記のアドバイスを表示させることで、部屋101にいる使用者にアドバイスを提示する。
ここで、図5のフローチャートを参照して、エネルギー管理装置1が表示装置24にアドバイスを提示する処理をまとめて説明する。
エネルギー管理装置1のアドバイス出力部15は、アドバイスを提示する処理を定期的に行っており、先ず電力測定部23からエアコン110の消費電力(現在の測定結果)を取り込み(S1)、許容消費電力算出部14から許容消費電力を取り込む(S2)。アドバイス出力部15は、エアコン110の消費電力と許容消費電力との高低を比較する(S3)。ここで、エアコン110の消費電力が許容消費電力以上であれば(S3のYes)、アドバイス出力部15は「電力の使いすぎです。エアコンの設定温度を上げて下さい」というアドバイスを作成し、表示装置24に表示させる(S4)。またエアコン110の消費電力が許容消費電力未満であれば(S3のNo)、アドバイス出力部15は「エアコンの設定温度は適切です」というアドバイスを作成して、表示装置24に表示させる(S5)。
以上説明したように、本実施形態のエネルギー管理装置は、外部環境情報取得部21と、環境性能記憶部12と、快適温度記憶部13と、消費エネルギー計測部(電力測定部23)と、許容消費電力算出部14と、アドバイス出力部15を備えている。外部環境情報取得部21は、部屋の温度環境に影響を与える部屋外の外部環境情報を取得する。環境性能記憶部12は、温度環境に関わる部屋の環境性能情報を記憶する。快適温度記憶部13は、部屋内の人が快適と感じる標準的な快適温度を記憶する。消費エネルギー計測部は、部屋の温度環境を制御する環境制御機器の消費エネルギーを計測する。許容消費エネルギー算出部は、外部環境情報取得部21が取得した外部環境情報と部屋の環境性能情報とに基づいて、部屋の温度を快適温度に保つために必要となる環境制御機器の許容消費エネルギーを算出する。アドバイス出力部15は、許容消費エネルギー算出部によって算出された許容消費エネルギーと、消費エネルギー計測部によって計測された消費エネルギーとを比較して、省エネルギーを実現するためのアドバイスを報知手段(表示装置24)から出力させる。
これにより、許容エネルギー算出部では、外部環境情報取得部21が取得した外部環境情報と部屋の環境性能情報とに基づいて、部屋の温度を快適温度に保つのに必要な許容消費エネルギーを算出しているので、部屋毎の環境性能を考慮して許容消費エネルギーを求めることができる。そして、アドバイス出力部は、消費エネルギー計測部によって計測された消費エネルギーと許容消費エネルギーとを比較して、省エネルギーを実現するためのアドバイスを報知手段に出力しているので、部屋毎の環境性能を考慮に入れたアドバイスを提示できる。したがって、部屋毎の環境性能の違いを考慮せず、一律にアドバイスを作成する場合に比べて、部屋の環境性能に基づいて適切なアドバイスを提供できるから、快適性を損なうことなく、省エネルギーを実現可能なアドバイスを居住者に提示することができる。
また本実施形態のエネルギー管理装置1は、上記の構成に加えて、内部環境情報取得部22と環境性能計測部11を備えている。内部環境情報取得部22は、部屋の温度環境に関わる内部環境情報を取得する。環境性能計測部11は、外部環境情報取得部21が取得した外部環境情報及び内部環境情報取得部22が取得した内部環境情報に基づいて、部屋の温度環境に関わる環境性能情報を求め、環境性能記憶部12に記憶させる。
これにより、部屋毎に環境性能が異なる場合や、経時変化によって部屋の環境性能が変化する場合でも、部屋の現在の環境性能を測定することで、実際の環境性能に基づいて許容消費エネルギーを測定でき、より適切なアドバイスを提供できる。
また本実施形態のエネルギー管理装置1は、上記の構成に加えて、現在の日時情報を取得する日時情報取得部(計時部16)を備え、快適温度記憶部13には、季節及び時間帯に応じた快適温度が記憶されている。そして、許容消費エネルギー算出部は、日時情報取得部が取得した現在の日時情報に対応する快適温度を快適温度記憶部から取得し、部屋の温度を快適温度に保つために必要な環境制御機器の許容消費エネルギーを算出する。
これにより、快適温度記憶部から現在の季節及び時間帯に応じた快適温度を読み込み、この快適温度を用いて許容消費エネルギーを算出することができる。人間が快適と感じる温度は季節及び時間帯によって変化すると考えられるので、快適温度を季節や時間帯によらず一定として許容消費エネルギーを算出する場合に比べて、人間の感覚に合わせて最適な許容消費エネルギーを算出することができる。
また本実施形態のエネルギー管理装置1では、許容消費エネルギー算出部(許容消費電力算出部14)が、環境性能記憶部12から取得した部屋の環境性能情報と、外部環境情報取得部21から取得した外部環境情報とに基づいて、環境制御機器が使用されない状態での部屋の温度を推定する。そして、許容消費エネルギー算出部は、この推定温度(室内潜在温度)と快適温度との温度差を調整するために必要な消費エネルギーを許容消費エネルギーとして算出している。
これにより、許容消費エネルギー算出部は、外部環境と部屋の環境性能を考慮して室内潜在温度を求め、この室内潜在温度と快適温度との温度差から許容消費エネルギーを算出しているので、部屋の温度性能と外部環境の両方を考慮して、部屋の温度を快適温度に保つための許容消費エネルギーを算出することができる。
(実施形態2)
図6に本実施形態のシステム構成図を示す。本実施形態は、実施形態1で説明したエネルギー管理装置1にアドバイス記憶テーブル17を追加したものである。尚、アドバイス記憶テーブル17以外の構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
アドバイス記憶テーブル17には、消費電力の計測値と許容消費電力との差(電力差分値)、及び、部屋の温度と快適温度との差(調整温度差)の組み合わせに基づいて、使用者に提示するアドバイスが記憶されている。下記の表4はアドバイス記憶テーブル17に記憶されたアドバイスの一例であり、上述の電力差分値と調整温度差との組み合わせに応じたアドバイスが設定されている。
アドバイス出力部15は、アドバイス記憶テーブル17からアドバイスを選択して、表示装置24に出力するのであるが、このアドバイス出力部15の動作を図7のフローチャートに基づいて説明する。
先ず、アドバイス出力部15は、電力測定部23からエアコン110の消費電力(現在の測定結果)を取り込む(S11)。ここで、エアコン110の消費電力が例えば550Wであるとする。
次に、アドバイス出力部15は、許容消費電力算出部14から許容消費電力を取り込む(S12)。尚、許容消費電力算出部14は、実施形態1で説明したように、外部温度と部屋101の環境性能とを用いて室内潜在温度を求め、この室内潜在温度と快適温度との差分である調整温度から許容消費電力を求めており、例えば500〜600Wと求まったとする。
また、アドバイス出力部15は、計時部16が求めた現在の日時情報をもとに、快適温度記憶部13から現在の快適温度を取り込み(S13)、例えば快適温度が28℃未満と求まったとする。
また、アドバイス出力部15は、内部環境情報取得部22から部屋温度の測定値を取り込んでおり(S14)、例えば部屋温度が29℃と求まったとする。
アドバイス出力部15は、これら4つの値(消費電力、許容消費電力、快適温度、部屋温度)を用いてアドバイス記憶テーブル17を参照し、該当するアドバイスを取得して(S15)、取得したアドバイスを表示装置24に表示させる。上記の例では、アドバイス出力部15は、エアコン110の消費電力(550W)が許容消費電力(500〜600W)と一致し、室温(29℃)が快適温度(28℃未満)よりも高いと判断する。そして、アドバイス出力部15は、表4のアドバイス記憶テーブル17から該当するメッセージ「部屋の空気が漏れている可能性があります。窓や扉は閉まっていますか?」を選択し、選択したメッセージを表示装置24に表示させる。
上述のように本実施形態のエネルギー管理装置1は、上記の構成に加えて、内部環境情報取得部22とアドバイス記憶テーブル17を備えている。内部環境情報取得部22は、部屋の温度環境に関わる内部環境情報として部屋内の温度を取得する。アドバイス記憶テーブル17は、消費エネルギーの計測値と許容消費エネルギーとの差、及び、部屋の温度と快適温度との差の組み合わせに基づいて、使用者に提示するアドバイスを記憶する。アドバイス出力部15は、消費エネルギー計測部によって計測された消費エネルギーと、許容消費エネルギー算出部によって算出された許容消費エネルギーとの差を求めるとともに、内部環境情報取得部22が取得した部屋の温度と、快適温度の差を求める。そして、アドバイス出力部15は、環境制御機器の消費エネルギーと許容消費エネルギーとの差、及び、部屋温度と快適温度との差に基づいて、アドバイス記憶テーブル17から該当するアドバイスを取得して、報知手段に出力する。
これにより、アドバイス出力部15では、環境制御機器で実際に消費されている消費エネルギーと許容消費エネルギー、部屋の実際の温度と快適温度の差を比較することで、省エネルギーへの取り組みがどの程度行われているか、或いは、冷気や暖気が室外に漏れていないかを判断することが可能になる。したがって、居住者の行動や、部屋のドアや窓の状態を想定した具体的なアドバイスを提供することができる。
尚、アドバイス記憶テーブル17には、環境制御機器の消費エネルギーと許容消費エネルギーとの差、及び、部屋温度と快適温度との差という2つの条件に対応してアドバイスが記憶されているが、部屋の外部照度と内部照度の差という条件を上記の2条件に加えた3つの条件に対応付けて、アドバイスを記憶させ、こられ3つの条件を用いて該当するアドバイスを選択するようにしてもよい。
また、後述する実施形態2,3のエネルギー管理装置1に、本実施形態で説明した内部環境情報取得部22及びアドバイス記憶テーブル17を追加し、アドバイス出力部15が、消費エネルギー計測部によって計測された消費エネルギーと、許容消費エネルギー算出部によって算出された許容消費エネルギーとの差を求めるとともに、内部環境情報取得部が取得した部屋の温度と、快適温度の差を求め、アドバイス記憶テーブルから該当するアドバイスを取得して、報知手段に出力してもよい。
(実施形態3)
図8に本実施形態のシステム構成図を示す。本実施形態は、実施形態1で説明したエネルギー管理装置1に行動提案判断部18が追加されている。尚、行動提案判断部18以外の構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
環境性能記憶部12には、住宅100内にある複数の部屋の各々について、複数の日時条件における環境性能情報が記憶されている。下記の表5は環境性能記憶部12に記憶された環境性能情報の一例であり、住宅100内の複数の部屋(例えば2階南側、1階DK、1階居間など)について季節毎、時間帯毎に環境性能情報が記憶されている。
快適温度記憶部13には、季節毎の快適温度が記憶されている。
行動提案判断部18は、計時部16から入力された日時情報をもとに現在の季節を判断する。そして、行動提案判断部18は、環境性能記憶部12に記憶された各部屋の環境性能情報に基づいて、許容消費エネルギーが最小となる部屋を求め、この部屋名を表示装置24に表示させる。
ここで、行動提案判断部18の動作を図9のフローチャートに基づいて説明する。
行動提案判断部18は、例えば所定の時刻がくるか、或いは、ユーザによる操作入力があると、処理を開始し、先ず計時部16から現在の日時情報(月日および時刻)を取得する(S21)。
行動提案判断部18は、取得した日時情報をもとに、現在の月が6月から9月までであるか否かを判断し(S22)、6月から9月までの間であれば(S22のYes)、現在の季節を夏季と判断する(S23)。行動提案判断部18は、環境性能記憶部12を参照して、夏季の同時刻における各部屋の環境性能情報を比較し、最も温度上昇の低い部屋の名称を抽出する(S24)。そして、行動提案判断部18は、S24で抽出した部屋名とともに、「夏場はこの部屋が比較的涼しく、電気代も抑えられます。」というメッセージを表示装置24に出力させた後(S25)、処理を終了する。
またS22において現在の月が6月から9月までの間でなければ(S22のNo)、行動提案判断部18は、取得した日時情報をもとに、現在の月が11月から2月までであるか否かを判断する(S26)。ここで、現在の月が11月から2月までの間でなければ(S26のNo)、行動提案判断部18は処理を終了する。一方、現在の月が11月から2月までの間であれば(S26のYes)、行動提案判断部18は現在の季節を冬季と判断する(S27)。行動提案判断部18は、環境性能記憶部12を参照して、冬季の同時刻における各部屋の環境性能情報を比較し、最も温度上昇の高い部屋の名称を抽出する(S28)。そして、行動提案判断部18は、S28で抽出した部屋名とともに、「冬場はこの部屋が比較的暖かく、電気代も抑えられます。」というメッセージを表示装置24に出力させた後(S29)、処理を終了する。
例えば現在の日時が8月20日の13:00である場合、行動提案判断部18は、S22の判断で、現在の季節が夏季であると判断する(S23)。行動提案判断部18は、環境性能記憶部12を参照し、夏季の13:00における各部屋の環境性能情報を比較し、最も温度上昇の低い部屋として「1階居間」を選択する(S24)。そして、行動提案判断部18は、「1階居間」という部屋名とともに、「夏場はこの部屋が比較的涼しく、電気代も抑えられます。」というメッセージを表示装置24に出力させており、居住者に1階居間で過ごすよう提案することで、エネルギー消費の抑制を図っている。
以上説明したように、本実施形態のエネルギー管理装置1では、環境性能記憶部12に、建物内にある複数の部屋の各々について、季節毎の環境性能情報が記憶されており、日時情報取得部(計時部16)と行動提案判断部18が追加して設けられている。日時情報取得部は現在の日時情報を取得する。行動提案判断部は、日時情報取得部から入力された日時情報をもとに現在の季節を判断し、環境性能記憶部12に記憶された、現在の季節における各部屋の環境性能情報に基づいて、許容消費エネルギーが最小となる部屋を求め、この部屋名を報知手段に出力する。
これにより、行動提案判断部では、現在の季節における各部屋の環境性能情報に基づいて、許容消費エネルギーが最小となる部屋を求め、この部屋名を報知手段に出力させているので、許容消費エネルギーが最小の部屋で過ごすよう居住者に促すことができる。したがって、夏季であれば比較的涼しい部屋、冬季であれば比較的暖かい部屋で過ごすように居住者に促すことができ、無理なく省エネルギーが実現できるライフスタイルを居住者に対して提案することができる。
また、上述の実施形態2や後述する実施形態4において、環境性能記憶部12に、建物内にある複数の部屋の各々について、季節毎の環境性能情報を記憶させるとともに、日時情報取得部(計時部16)と行動提案判断部18を追加して設けてもよく、上述と同様の効果が得られる。
(実施形態4)
図10に本実施形態のシステム構成図を示す。本実施形態は、実施形態1で説明したエネルギー管理装置1に経年変化判断部19が追加されている。尚、経年変化判断部19以外の構成は実施形態1と同様であるので、共通する構成要素には同一の符号を付して、その説明は省略する。
環境性能計測部11は、部屋101内の温度環境を制御する環境制御機器(エアコン110など)を動作させない状態で、例えば24時間、外部環境情報取得部21及び内部環境情報取得部22から外部温度の測定結果と部屋温度の測定結果を取り込む。環境性能記憶部12では、外部温度と部屋温度の温度差を算出し、この温度差を断熱性能に関わる情報(すなわち温度環境に関わる環境性能情報)として、計時部16から取得した現在の日時情報(測定日時)と共に環境性能記憶部12に記憶させる。
環境性能記憶部12は、環境性能計測部11から入力された各部屋の環境性能情報が、測定日時を示す日時情報と対応付けて記憶する。下記の表6は環境性能記憶部12に記憶された環境性能情報の一例であり、住宅100内の部屋(例えば2階南側、1階DK、1階居間など)毎に、複数日測定された環境性能情報が、その測定日時の情報と対応付けて記憶されている。
経年変化判断部19は、環境性能記憶部12を参照して、各部屋の環境性能情報の経時変化から、温度環境に関わる環境性能(例えば断熱性能や気密性能)の経年変化を求め、環境性能が低下している部屋があると、環境性能の劣化を表示装置24に出力する。
ここで、経年変化判断部19の動作を図11のフローチャートに基づいて説明する。経年変化判断部19では、例えば所定の時刻がくるか、或いは、ユーザによる操作入力があると、経年変化の判断処理を開始し、環境性能記憶部12から各部屋の環境性能情報の履歴を読み込む(S31)。経年変化判断部19は、部屋毎に昼間の環境性能情報を参照し、測定日時が最も古いデータと、測定日時が最も新しいデータとを比較して、両者の温度差を求めており(S32)、この温度差が5℃以上であるか否かを判定する(S33)。経年変化による環境性能の温度差が5℃以上であれば(S33のYes)、経年変化判断部19は、この部屋の環境性能が低下したと判断する。そして、経年変化判断部19は、測定日時の差から何年間の変化であるかを求め(S34)、経時変化を使用者に報知するメッセージを表示装置24に表示させる。このメッセージは、例えば「○年前と比較して断熱性能が低下しており、光熱費がかさむ原因になります。断熱材や窓サッシのリフォームを検討されてはいかがでしょうか」というような内容であり、使用者に環境性能の劣化を報知して、対策を促している。
例えば表6に示すような環境性能情報の履歴データが環境性能記憶部12に記憶されている場合、経年変化判断部19では、部屋毎に、2005年8月1日に測定された昼間(12時〜15時)の環境性能情報と、2010年8月1日に測定された昼間の環境性能情報を比較する。そして、経年変化判断部19は、両日の環境性能情報の差を求めることによって、環境性能情報の経年変化を求め、経年変化の温度差が5℃以上であるか否かを判定する。その結果、経年変化判断部19では、2階南の部屋について経年変化の温度差が5℃以上になったと判断し、「2階南の部屋は5年前と比較して断熱性能が低下しており、光熱費がかさむ原因になります。断熱材や窓サッシのリフォームを検討されてはいかがでしょうか」というメッセージを表示装置24に表示させており、この部屋の環境性能が劣化していることを居住者に知らしめることができる。
以上説明したように、本実施形態のエネルギー管理装置1では、環境性能記憶部12が、部屋の環境性能情報を測定日時の情報と対応付けて記憶している。そして、経年変化判断部19は、環境性能記憶部12を参照して、部屋の環境性能情報の経時変化から、部屋の環境性能の経年変化を求め、部屋の環境性能が劣化したと判断すると、環境性能の劣化状態を報知手段に出力する。
これにより、経年変化判断部19では、部屋の環境性能を複数回測定した結果に基づいて、部屋の環境性能が劣化したか否かを判断でき、環境性能が劣化したと判断すると、環境性能の劣化状態を報知手段に報知させることができる。したがって、この報知を受けた居住者は、部屋の環境性能を改善するような対策を検討することができ、省エネルギーに対する取り組みを居住者に促すことができる。
1 エネルギー管理装置
11 環境性能計測部
12 環境性能記憶部
13 快適温度記憶部
14 許容消費電力算出部(許容消費エネルギー算出部)
15 アドバイス出力部
16 計時部(日時情報取得部)
21 外部環境情報取得部
22 内部環境情報取得部
23 電力測定部(消費エネルギー計測部)
24 表示装置(報知手段)
100 住宅
101〜104 部屋
110 エアコン

Claims (6)

  1. 部屋の温度環境に影響を与える前記部屋外の外部環境情報を取得する外部環境情報取得部と、
    温度環境に関わる前記部屋の環境性能情報を記憶する環境性能記憶部と、
    前記部屋内の人が快適と感じる標準的な快適温度を記憶する快適温度記憶部と、
    前記部屋の温度環境を制御する環境制御機器の消費エネルギーを計測する消費エネルギー計測部と、
    前記外部環境情報取得部が取得した前記外部環境情報と前記部屋の前記環境性能情報とに基づいて、前記部屋の温度を前記快適温度に保つために必要となる前記環境制御機器の許容消費エネルギーを算出する許容消費エネルギー算出部と、
    前記許容消費エネルギー算出部によって算出された許容消費エネルギーと、前記消費エネルギー計測部によって計測された消費エネルギーとを比較して、省エネルギーを実現するためのアドバイスを報知手段から出力させるアドバイス出力部とを備え
    前記許容消費エネルギー算出部は、前記環境性能記憶部から取得した前記部屋の環境性能情報と、前記外部環境情報取得部から取得した前記外部環境情報とに基づいて、前記環境制御機器が使用されない状態での前記部屋の温度を推定し、この推定温度と前記快適温度との温度差を調整するために必要な消費エネルギーを前記許容消費エネルギーとして算出することを特徴とするエネルギー管理装置。
  2. 前記部屋の温度環境に関わる内部環境情報を取得する内部環境情報取得部と、
    前記外部環境情報取得部が取得した外部環境情報及び前記内部環境情報取得部が取得した内部環境情報に基づいて、前記部屋の温度環境に関わる環境性能情報を求め、前記環境性能記憶部に記憶させる環境性能計測部とを備えたことを特徴とする請求項1記載のエネルギー管理装置。
  3. 現在の日時情報を取得する日時情報取得部を備え、
    前記快適温度記憶部には、季節及び時間帯に応じた快適温度が記憶されており、
    前記許容消費エネルギー算出部は、前記日時情報取得部が取得した現在の日時情報に対応する快適温度を前記快適温度記憶部から取得し、前記部屋の温度を前記快適温度に保つために必要な前記環境制御機器の許容消費エネルギーを算出することを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載のエネルギー管理装置。
  4. 前記部屋の温度環境に関わる内部環境情報として前記部屋内の温度を取得する内部環境情報取得部と、
    前記消費エネルギーの計測値と前記許容消費エネルギーとの差、及び、前記部屋の温度と前記快適温度との差の組み合わせに基づいて、使用者に提示するアドバイスが記憶されたアドバイス記憶テーブルを備え、
    前記アドバイス出力部は、前記消費エネルギー計測部によって計測された消費エネルギーと、前記許容消費エネルギー算出部によって算出された許容消費エネルギーとの差を求めるとともに、前記内部環境情報取得部が取得した前記部屋の温度と、前記快適温度の差を求め、前記アドバイス記憶テーブルから該当するアドバイスを取得して、前記報知手段に出力することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1に記載のエネルギー管理装置。
  5. 部屋の温度環境に影響を与える前記部屋外の外部環境情報を取得する外部環境情報取得部と、
    温度環境に関わる前記部屋の環境性能情報を記憶する環境性能記憶部と、
    前記部屋内の人が快適と感じる標準的な快適温度を記憶する快適温度記憶部と、
    前記部屋の温度環境を制御する環境制御機器の消費エネルギーを計測する消費エネルギー計測部と、
    前記外部環境情報取得部が取得した前記外部環境情報と前記部屋の前記環境性能情報とに基づいて、前記部屋の温度を前記快適温度に保つために必要となる前記環境制御機器の許容消費エネルギーを算出する許容消費エネルギー算出部と、
    前記許容消費エネルギー算出部によって算出された許容消費エネルギーと、前記消費エネルギー計測部によって計測された消費エネルギーとを比較して、省エネルギーを実現するためのアドバイスを報知手段から出力させるアドバイス出力部とを備え、
    前記環境性能記憶部には、建物内にある複数の部屋の各々について、季節毎の環境性能情報が記憶されており、
    現在の日時情報を取得する日時情報取得部と、
    前記日時情報取得部から入力された日時情報をもとに現在の季節を判断し、前記環境性能記憶部に記憶された、現在の季節における各部屋の前記環境性能情報に基づいて、許容消費エネルギーが最小となる部屋を求め、この部屋名を前記報知手段に出力する行動提案判断部とを備えたことを特徴とするエネルギー管理装置。
  6. 部屋の温度環境に影響を与える前記部屋外の外部環境情報を取得する外部環境情報取得部と、
    温度環境に関わる前記部屋の環境性能情報を記憶する環境性能記憶部と、
    前記部屋内の人が快適と感じる標準的な快適温度を記憶する快適温度記憶部と、
    前記部屋の温度環境を制御する環境制御機器の消費エネルギーを計測する消費エネルギー計測部と、
    前記外部環境情報取得部が取得した前記外部環境情報と前記部屋の前記環境性能情報とに基づいて、前記部屋の温度を前記快適温度に保つために必要となる前記環境制御機器の許容消費エネルギーを算出する許容消費エネルギー算出部と、
    前記許容消費エネルギー算出部によって算出された許容消費エネルギーと、前記消費エネルギー計測部によって計測された消費エネルギーとを比較して、省エネルギーを実現するためのアドバイスを報知手段から出力させるアドバイス出力部とを備え、
    前記環境性能記憶部は、前記部屋の環境性能情報を測定日時の情報と対応付けて記憶しており、
    前記環境性能記憶部を参照して、前記部屋の環境性能情報の経時変化から、前記部屋の環境性能の経年変化を求め、前記部屋の環境性能が劣化したと判断すると、環境性能の劣化状態を前記報知手段に出力する経年変化判断部を備えたことを特徴とするエネルギー管理装置
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