JP6160945B2 - 室温推定装置、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、着目する日時の室温を予測する室温推定装置、コンピュータを室温推定装置として機能させるプログラムに関する。
従来から、室温の推移と予測される外気温とを用いることにより、予定時刻に室温を希望の設定温度にする技術が知られている(たとえば、特許文献1参照)。また、車両の室温に関して、推定した日射量の変化と、計測した外気温および室温とから室温の変化を予測し、室温が所定の閾値に達することが予測される場合に通知する技術が知られている(たとえば、特許文献2参照)。
特許文献1には、計測される環境の情報が室温であって、計測された室温の履歴に基づいて室温の変化を予測する技術が記載されている。さらに、特許文献1では、予測される室温および外気温の変化と、暖房装置に要求される暖房熱負荷量および暖房能力とから、暖房装置の運転開始時刻および暖房開始時刻が定められている。すなわち、室温と外気温との予測値が求められ、予測値に基づいて室温を希望する設定温度にするための暖房熱負荷量が求められている。
一方、特許文献2には、計測される環境の情報が室温および外気温であって、計測された室温および外気温と併せて予測される日射量を用いることにより、車室内の温度を予測する技術が記載されている。
特開平6−42765号公報 特開2005−343386号公報
特許文献1に記載された構成は、暖房装置熱負荷量を求めるために、室温および外気温を予測することが記載されているが、室温の予測は履歴に基づいており、室温を定める他の要因を用いて室温を予測する技術は記載されていない。
また、特許文献2に記載された構成は、車室内の温度を予測する技術であり、車室内の温度は外気温の変化に短時間で追従するから、外気温および日射量とから車室内の温度を予測することは比較的容易である。しかしながら、建物の部屋の温度は、外気温が変化してもただちに変化することはなく、部屋の断熱性能のような熱特性に依存するから、特許文献2に記載された技術を用いて、建物の室温を外気温から予測することは困難である。
一方、建物の室温を、外気温、建物の断熱性能、日射、換気、降雨、人の存否などの種々の要因から求めるために、コンピュータシミュレーションを行う技術が知られている。しかしながら、この種のコンピュータシミュレーションを行うには、多数の情報が必要である上に、正確な値を得るために別の計測が必要になる情報が含まれることがあるから、室温の予測のために簡便に用いることはできない。
本発明は、計測された環境の情報に基づいてコンピュータシミュレーションを行うことなく建物内の部屋の室温を推定する室温推定装置を提供することを目的とし、さらに、コンピュータを室温推定装置として機能させるプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る室温推定装置は、室温計測部から室温のデータを取得する室温取得部と、外気温計測部から外気温のデータを取得する外気温取得部と、前記室温取得部が取得した室温のデータおよび前記外気温取得部が取得した外気温のデータをそれぞれが計測された日時に対応付けて格納する記憶部と、前記記憶部に格納された所定の抽出期間における複数日の特定の時刻における室温および外気温のデータを用いて、外気温に第1の係数を乗じ第2の係数を加算した形式で室温を表す回帰式を、前記時刻における予測式として求め、かつ前記予測式を1日の複数の時刻についてそれぞれ求める予測式生成部と、外気温について予測される推移を取得する予測推移取得部と、前記予測推移取得部が取得した外気温の推移を用いて着目する時刻の外気温を前記予測式生成部が求めた当該時刻における前記予測式に当て嵌めることにより室温を推定する室温推定部とを備え、前記特定の時刻は、室温が日射の影響を受けない時間帯であることを特徴とする。
この室温推定装置において、前記抽出期間は、気象環境に基づいて1年を複数に区分した分割期間ごとに定められ、前記室温推定部は、前記分割期間における室温の予測に、当該分割期間に定めた前記抽出期間における室温および外気温のデータを用いて求めた前記予測式を適用することが望ましい。
この室温推定装置において、外気温のほかに室温に影響を与え、かつ複数の状態から選択される補正情報を取得する補正情報取得部をさらに備え、前記室温推定部は、前記補正情報取得部が取得した補正情報の状態ごとに求められた複数の前記予測式から当該状態に関して求めた前記予測式を選択し、選択した前記予測式を用いて室温を推定することが好ましい。
この室温推定装置において、前記室温推定部が推定した室温を報知器に出力する報知出力部をさらに備えることが好ましい。
この室温推定装置において、前記外気温取得部は、電気通信回線を通して提供される外気温のデータを取得することが好ましい。
本発明に係るプログラムは、コンピュータを、上述したいずれかの室温推定装置として機能させるためのものである。
本発明の構成によれば、コンピュータシミュレーションを行うことなく、容易に計測可能な情報のみで建物内の部屋の室温を推定することが可能になるという利点を有する。
実施形態1を示すブロック図である。 同上の原理を説明するための図である。 同上に原理を説明するための図である。 実施形態2を示すブロック図である。 同上の原理を説明するための図である。 実施形態3を示すブロック図である。
以下では、予測された外気温の推移を用いることにより、室内の冷暖房を行わない場合の室温を推定する技術を例示する。冷暖房を行わない状態において、室温を定める要因は、外気温、部屋の断熱性能、日射、換気、降雨、室内の人数などである。
部屋の断熱性能は、住宅の特性であって、住宅の工法や住宅に使用されている建材などから目安は得られるが、定量的に計測することは容易ではない。また、室内の人数は計測できるが、個々人の代謝量や着衣量によって室温を上昇させる程度は一定ではないから、室温に対する人数の関係を理論的に求めることは容易ではない。同様に、日射、換気、降雨は、監視可能であるが、室温への影響を理論的に求めることは容易ではない。
要するに、室温を定める要因を計測することは可能であるが、これらの要因と室温とを結びつける適切なモデルを作成することは容易ではない。したがって、これらの要因についての計測値からコンピュータシミュレーションによって室温を求めることは容易ではない。また、コンピュータシミュレーションで室温を推定する場合には、必要程度の精度を得るために、入力すべき情報が非常に多い上に補正が必要であって、部屋ごとに室温を推定するには専門家による多大な労力を必要とする。
以下では、複雑なモデルを用いたコンピュータシミュレーションを行うことなく、容易に計測できる情報から室温を比較的よい精度で推定する室温推定装置について説明する。
(実施形態1)
本実施形態では、まず簡単な例として、室温を外気温のみにより推定する技術について説明する。また、後述する実施形態において、日射、換気、降雨、室内の人数を考慮して室温を推定する技術について説明する。本実施形態の室温推定装置は、外気温と室温とを関係付ける予測式を用いて、着目する日時における室温を外気温から推定する。そのため、室温推定装置は、予測式を求める構成と、予測式を用いて外気温から室温を推定する構成とを備える。
この室温推定装置は、プログラムを実行することにより以下の機能を実現するプロセッサを備えたデバイスと、インターフェイス用のデバイスとを主なハードウェア要素として備える。プロセッサを備えるデバイスは、メモリを内蔵するマイコン、メモリが外付されるプロセッサなどが用いられる。また、以下の機能を実現するプログラムを実行するコンピュータを、室温推定装置として機能させることが可能である。この種のプログラムは、コンピュータで読取可能な記録媒体として提供されるか、あるいは電気通信回線を通して通信により提供される。
予測式を求めるには、室温と外気温とを日時に対応付けて計測する必要がある。そのため、室温推定装置は、図1に示すように、室温計測部21から室温のデータを取得する室温取得部11と、外気温計測部22から外気温のデータを取得する外気温取得部12とを備える。
室温計測部21および外気温計測部22は、サーミスタのように周囲温度に応じたアナログ出力が得られる温度センサと、温度センサの出力を増幅するセンサアンプとをそれぞれ備える。また、室温計測部21および外気温計測部22は、センサアンプの出力をデジタル値のデータに変換する変換部と、変換部から出力されるデジタル値のデータを室温推定装置10に送信する通信部とを備える。
室温計測部21および外気温計測部22は、通信部が省略された構成、あるいは変換部および通信部が省略された構成であってもよいが、室温推定装置10に計測値を正確に伝送するために、変換部および通信部を備えていることが望ましい。なお、変換部が省略されている場合、室温計測部21および外気温計測部22は、アナログ値のデータを室温推定装置10に与えることになる。
室温計測部21および外気温計測部22と室温推定装置10との間の通信は、電波を伝送媒体に用いた無線通信路を用いることが望ましいが、有線通信路を用いることも可能である。また、室温計測部21は、室温推定装置10と筐体を共用してもよい。室温計測部21が室温推定装置10と筐体を共用する場合、室温計測部21に通信部は不要である。
室温取得部11が取得した室温のデータおよび外気温取得部12が取得した外気温のデータは、それぞれが計測された日時に対応付けて記憶部13に格納される。すなわち、記憶部13は、(室温,日時)(外気温,日時)という2種類の対を記憶するか、(室温,外気温,日時)の3つ組を記憶する。後者のほうがデータ量は少なく、記憶部13の記憶容量の節約になる。
記憶部13に格納される日時は、室温推定装置10に設けられた時計部14が計時する。室温取得部11および外気温取得部12は、室温および外気温のデータを取得する日時があらかじめ設定されており、時計部14が計時する日時を用いて、たとえば毎正時にデータを取得する。この場合、記憶部13は、(室温,外気温,日時)の3つ組を記憶することが望ましい。
室温取得部11および外気温取得部12がデータを取得する時間間隔は、1時間ごとである必要はなく、10分、15分、30分、2時間などから必要に応じて選択される。時間間隔が短いと情報量が多くなり、推定精度の高い予測式が得られると考えられるが、記憶部13に格納するデータの量も増加する。そのため、データを取得する時間間隔は、1時間を基準として、1時間の数分の1から数倍程度の範囲で設定することが好ましい。
なお、室温計測部21および外気温計測部22に、それぞれ日時を計時する時計部が設けられていてもよい。この場合、室温計測部21および外気温計測部22が、それぞれの時計部が計時している日時に取得した室温および外気温のデータを室温推定装置10に対して送信する。すなわち、室温計測部21および外気温計測部22は、それぞれの時計部が計時している日時に、室温および外気温のデータを対応付けて室温推定装置10に送信する。
この構成では、記憶部13は、(室温,日時)(外気温,日時)という2種類の対を記憶することが望ましい。ここに、室温計測部21および外気温計測部22が室温および外気温のデータを送信するタイミングは、室温および外気温を計測した日時である必要はなく、たとえば半日分あるいは1日分のデータをまとめて送信することが可能である。
ところで、室温が日射の影響を受けない状態が継続し、かつ外気温の変化が少ない場合には、部屋に流入する熱量と部屋から流出する熱量とがほぼ平衡状態になり、同時刻における外気温と室温とがほぼ線形関係になるという仮説が得られる。
本発明者は、比較的長期にわたる複数日について、複数の時刻における室温と外気温とを計測し、時刻ごとの室温と外気温との関係をグラフ化した結果、図2に示すように、特定の時刻では、外気温と室温とがほぼ線形関係になるという知見を得た。すなわち、特定の時刻における室温は、外気温を変数とする一次関数の予測式で表すことができ、この予測式を用いて外気温から室温を推定できることを見出した。
室温推定装置10は、複数日の特定の時刻における外気温と室温とを用いて予測式を生成する予測式生成部15を備えている。予測式生成部15は、記憶部13に格納された所定の抽出期間における複数日について特定の時刻の室温および外気温のデータを抽出し、複数日における同時刻の室温および外気温のデータから回帰式を求め、この回帰式を予測式として用いる。
予測式は、外気温の一次関数であることが予測されているから、回帰式を生成するために用いる室温および外気温のデータは、3日分以上が必要である。つまり、抽出期間は3日以上の複数日を含む必要があり、たとえば、15〜90日分の範囲から選択することが望ましい。下限の15日は1つの節気に相当する日数であり、上限の90日は春夏秋冬における1つの季節に相当する日数である。なお、この日数は一例であって、たとえば1〜数年間について1日毎、2日に1回、1週間に1回などに計測した室温および外気温のデータを用いて予測式を生成してもよい。
予測式生成部15は、抽出期間において着目する時刻tの室温θ1(t)および外気温θ2(t)の間に線形関係が成立することを利用し、θ1(t)=α・θ2(t)+βという形式の予測式を生成する。予測式の生成に際して、最小二乗法のような周知の方法を用いて室温θ1(t)と外気温θ2(t)とを一次関数に当て嵌める。すなわち、予測式生成部15は、抽出期間において着目する時刻tの室温θ1(t)および外気温θ2(t)のデータから回帰式を求める。
この回帰式は、当該時刻の外気温を説明変数とし、当該時刻における室温を従属変数とする。ただし、回帰式を求める時刻は、室温が日射の影響を受けずに、外気温にのみ依存する時間帯であって、かつ外気温の変動が比較的緩やかである時間帯から選択される。すなわち、日の出前の早朝の時間帯が望ましい。予測式生成部15は、上述のようにして求めた回帰式を、外気温から室温を求める予測式に用いる。また、予測式生成部15は、複数の時刻について回帰式をそれぞれ求め、各時刻における予測式に用いる。
室温推定装置10は、上述した方法で予測式を生成し、この予測式を用いて外気温から室温を推定する。以下では、室温推定装置10において、外気温から室温を推定する構成について説明する。室温推定装置10は、外気温取得部12が外気温計測部22から取得した外気温のデータの時系列を用いて外気温の予想される推移を取得する予測推移取得部16と、外気温の推移から室温を推定する室温推定部17とを備える。
予測推移取得部16は、外気温のデータの時系列を、あらかじめ登録されている複数種類の外気温の推移の典型(テンプレート)のいずれかに当て嵌め、当て嵌めた典型を用いて外気温の推移を予測する。予測推移取得部16は、外気温のデータの時系列を外気温の推移の典型に当て嵌めるに際して、当日の天候や季節を考慮して、当て嵌めるべき典型を絞り込む。
外気温の推移は、外気温取得部12が外気温計測部22から取得した外気温のデータを用いる代わりに、外気温取得部12がインターネットのような電気通信回線を通して取得してもよい。すなわち、外気温取得部12は、地域ごとの天候の情報を提供しているサービス提供者から電気通信回線を通して外気温のデータを取得する機能を有している。この構成を採用する場合、予測推移取得部16は、外気温取得部12がサービス提供者から取得した外気温のデータを用いる。
なお、電気通信回線を通して提供される外気温のデータは、室温を推定しようとする部屋が存在している地域内の特定地点に関するデータであって当該部屋に対する外気温ではないが、当該部屋に対する外気温とは線形関係であることが予想される。したがって、室温推定部17は、外気温のデータから推定される室温を、室温の実測値に基づいて校正すれば、電気通信回線を通して取得した外気温のデータを用いて室温を推定することが可能である。
室温推定部17は、予測推移取得部16が取得した外気温の予測される推移を用い、着目する日時における外気温を求める。外気温が求められると、室温推定部17は、求めた外気温を予測式生成部15が生成した予測式に当て嵌めることにより室温を推定する。すなわち、室温推定部17は、室温を推定しようとする日時について求めた外気温を、外気温の予測される推移を用いて求め、この外気温を予測式に当て嵌めることにより、着目する日時の室温を推定する。
室温推定装置10は、室温推定部17が推定した室温を報知器23に出力する報知出力部18を備えることが望ましい。報知器23は、ディスプレイ装置を備える専用装置のほか、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータのように、ディスプレイ装置を備え、かつ通信機能を備えた装置であってもよい。これらの装置を報知器23として用いる場合、報知出力部18は、これらの装置と通信するように構成される。なお、報知器23は、図1に破線で示す報知器23のように、室温推定装置10の筐体に一体に設けられていてもよい。
また、室温推定部17が推定した室温は、報知器23によって利用者に通知されるだけではなく、換気扇、空調装置、電動シャッタ、電動カーテン、電動式の窓など、室温に影響を与える装置の制御に用いてもよい。とくに、冷暖房装置(たとえば、空調装置)による冷暖房の制御を行う場合、外気温の推移に基づいて室温を推定すると、冷暖房装置の運転を停止させるタイミングを適切に定めることが可能になり、結果的に冷暖房のために消費するエネルギーの削減が可能になる。
たとえば、夏季であれば夜間に室温が低下し冷房装置を停止させても快適な室温に維持できることが予測される場合に、冷房装置の運転を停止させる時刻が決められることにより、冷房装置の無駄な運転を防止して、省エネルギーを図ることが可能になる。同様に、冬季であれば昼間に室温が上昇し暖房装置を停止させても快適な室温に維持できることが予測される場合に、暖房装置の運転を停止させる時刻が決められることにより、暖房装置の無駄な運転を防止して、省エネルギーを図ることが可能になる。
ところで、予測式生成部15が生成する予測式は、季節によって変化することが容易に予想される。たとえば、図2において、左側は冬季における室温と外気温との関係を表し、右側は夏季における室温と外気温との関係を示しており、一見すると、左側のグループと右側のグループとを、同じ一次関数で表すことが可能であるように見える。しかしながら、左側のグループと右側のグループとをそれぞれ一次関数に当て嵌めると、図3に示すように、グループごとに予測式(それぞれ直線で示している)が得られる。
このことから、予測式の生成に用いる室温および外気温を計測する抽出期間は、季節ごとに定めることが望ましい。そのため、抽出期間は1年を複数に区分して設定された分割期間ごとに設定される。分割期間は、1年を4〜24分割(4分割は春夏秋冬を反映した単位、24分割は節気を反映した単位)した期間から適宜に選択することが望ましい。分割期間の日数は15〜90日になり、抽出期間は分割期間ごとに3日以上の日数であればよく、予測式生成部15は、抽出期間の数に相当する個数の予測式を生成する。
一方、室温推定部17は、抽出期間ごとに求められた複数の予測式から同じ抽出期間に関して生成した予測式を選択し、選択した予測式を用いて外気温の推移から室温を推定する。
(実施形態2)
実施形態1において、予測式生成部15は、室温が日射の影響を受けない時間帯における室温および外気温を用いて予測式を生成しているから、予測式を用いて外気温から室温を推定することが可能な時間帯に制限がある。すなわち、室温が日射の影響を受ける時間帯には、実施形態1で得られた予測式によって室温を推定することはできず、実施形態1で得られた予測式は、夜半から早朝のように外気温の変化が比較的少ない時間帯に限って採用可能である。
本実施形態は、室温が日射の影響を受ける昼間の時間帯に使用可能な予測式を設定する技術について説明する。したがって、夜間に日射の影響を考慮する必要がない時間帯に実施形態1の技術で得られた予測式が採用され、昼間に日射の影響を考慮する時間帯には、以下に説明する予測式が採用される。つまり、本実施形態は、日射が室温に影響しない時間帯(日射のない時間帯)と、日射が室温に影響する時間帯とで、予測式を変更する構成を採用している。室温推定装置10における予測式生成部15は、2種類の予測式を生成する機能を備える。
室温推定装置10は、図4に示すように、実施形態1と同様の技術を用いて予測式を生成する第1の予測式生成部151と、以下に説明する技術により生成した予測式を生成する第2の予測式生成部152とを備える。
第1の予測式生成部151は、実施形態1における予測式生成部15と同様にして予測式を生成する。第1の予測式生成部151は、記憶部13に格納された複数日の特定の時刻における室温および外気温のデータを用いて回帰式を生成し、生成した回帰式を予測式に用いる。
一方、第2の予測式生成部152は、室温と外気温との関係が、部屋の熱特性(断熱性、蓄熱性など)に依存していると考え、以下に説明する方法で予測式を生成する。いま、室温が外気温にのみ依存すると仮定し、部屋を囲む壁、天井、床からなる仕切を通して熱が伝導し、外気温に追従して室温が変化するというモデルを想定する。このモデルによれば、外気温が室温に及ぼす影響は、仕切の熱伝導の程度および仕切の蓄熱の程度に応じて変化すると考えられる。ただし、室温は、仕切からの輻射熱は考慮せず、室内における空気の温度とする。
上述したモデルによれば、室温は外気温の変化に遅れて変化すると考えられる。本発明者は、実験の結果、外気温の変化と室温の変化とに相関性があり、かつ室温が外気温に対して、仕切の熱特性(断熱性、蓄熱性など)に応じた遅延時間で遅延して変化するという知見を得た。また、この遅延時間を求めることができれば、着目する時刻の室温と、遅延時間だけずらした時刻における外気温との関係を簡単な予測式で表すことができ、この予測式を用いて外気温から室温を推定できることを見出した。
同日時における室温と外気温との関係の例を図5(a)に示す。図示例を一見しただけでは、室温と外気温との間に関連性を見出すことはできない。一方、本実施形態は、上述したように、外気温の変化と室温の変化との間に、部屋の熱特性に応じた遅延時間をもって相関があるという仮定に基づいている。
そのため、室温推定装置10は、記憶部13に格納された室温のデータと外気温のデータと日時とを用いて、室温と外気温との相関係数が最大になる遅延時間を求める評価部19を備える。評価部19は、着目する日(「抽出日」という)における室温のデータと外気温のデータとについて、室温が計測された日時と外気温が計測された日時とを相対的に偏移させ、室温のデータと外気温のデータとの相関係数が最大になる遅延時間(以下、「時間差」という)を求める。抽出日は、1日とは限らず、複数日であってもよい。以下では、室温を基準にして外気温を偏移させる例を説明するが、外気温を基準にして室温を偏移させてもよい。
ここでは、日時tにおける室温および外気温のデータをそれぞれθ1(t),θ2(t)と表記し、室温のデータθ1(t)および外気温のデータθ2(t)を取得する時間間隔をpと表記する。日時tは、t=t0+n・pと表され、時間差Δtは、Δt=m・pと表される。t0は抽出日に応じて与えられる基準値であり、m,nは自然数である。
上述した表記法を採用すると、室温のデータは、θ1(t0+p),θ1(t0+2p),θ1(t0+3p),…と表され、外気温のデータは、θ2(t0+p),θ2(t0+2p),θ2(t0+3p),…と表される。また、室温のデータθ1(t0+n・p)に対して時間差Δtだけ前の日時の外気温のデータは、θ2(t0+n・p−Δt)=θ1{t0+(n−m)p}になる。
抽出日の期間を[t0+p,t0+q・p]とすると、抽出日の期間における室温θ1(t)の平均値a(θ1)は、θ1{t0+p},θ1{t0+2p},…,θ1{t0+q・p}の平均値である。また、外気温θ2(t)の平均値a(θ2)は、θ2(t0+(1−m)p),θ2(t0+(2−m)p),…θ2(t0+(q−m)p)の平均値である。なお、[t0+p,t0+q・p]は閉区間であって、t0+p,t0+2p,t0+3p,…,t0+q・pのq個の離散値を表す。
評価部19は、これらの値を用いることにより、日時tの室温θ1(t)と、時間差Δtだけ前の日時(t−Δt)の外気温のデータθ2(t−Δt)との相関係数を求める。相関係数の演算は、一般に知られた演算であって、θ1(t)とθ2(t−Δt)との共分散を、θ1(t)の標準偏差とθ2(t−Δt)の標準偏差との積で除すことにより求められる。ただし、共分散および標準偏差を求めるための平均値a(θ1),a(θ2)は、上述した値が用いられる。室温のデータθ1(t)と外気温θ2(t−Δt)における日時tの範囲は、閉区間[t0+p,t0+q・p]の値が用いられる。
評価部19は、mの値を変化させ、mの値ごとに相関係数を求める。本実施形態において、mの最大値は、時間間隔pとの積m・pが1日を超えないように制限される。たとえば、時間間隔pが1時間である場合、mの最大値は24を超えないように制限される。評価部19は、相関係数が最大になったときのmの値mmを用いて、時間差Δtを、Δt=mm・pとして算出する。
上述のようにして評価部19が求めた時間差Δtを用い、室温θ1(t)と外気温θ2(t−Δt)との関係を求めると、図5(b)のようになる。図示例では、室温θ1(t)と外気温θ2(t−Δt)とがほぼ線形関係になっており、一次関数に当て嵌め可能であることが予想される。
第2の予測式生成部152は、図5(b)に示した関係を用いて、外気温から室温を推定するための予測式を生成する。第2の予測式生成部152は、記憶部13に格納された室温のデータおよび外気温のデータのうち着目する抽出日のデータを抽出し、抽出した外気温のデータに、評価部19が求めた時間差Δtを付与する。さらに、第2の予測式生成部152は、室温θ1(t)と外気温θ2(t−Δt)との関係を線形関係とみなして、θ1(t)=α・θ2(t−Δt)+βという形式で表し、最小二乗法のような周知の演算により係数α,βを決定する。このようにして、評価部19が時間差Δtを求め、第2の予測式生成部152が係数α,βを決定すると、予測式が得られる。
すなわち、第2の予測式生成部152は、記憶部13に格納された所定の抽出日における室温および外気温のデータを用いて、評価部19が時間差を求め、この時間差を付与した室温のデータと外気温のデータとから予測式を生成する。
第2の予測式生成部152が生成した予測式は、室温が日射の影響を受けるか否かにかかわらず適用可能である。ただし、室温が日射の影響を受けない時間帯であれば、第1の予測式生成部151が生成した予測式によって、比較的よい精度で外気温から室温を推定することが可能である。また、第1の予測式生成部151は、第2の予測式生成部152と比較すると予測式の生成に伴う処理負荷が小さい。
したがって、第1の予測式生成部151が生成した予測式で室温を予測可能な時間帯には、第1の予測式生成部151が生成した予測式を採用し、それ以外の時間帯には、第2の予測式生成部152が生成した予測式を用いるように役割を分担することが望ましい。すなわち、室温が日射の影響を受けない時間帯(日射のない時間帯)には第1の予測式生成部151が生成した予測式を採用し、室温が日射の影響を受ける時間帯には第2の予測式生成部152が生成した予測式を採用する。
室温推定装置10は、第2の予測式生成部152が生成した予測式を用いて外気温から室温を推定する場合に、着目する日時に対して評価部19が求めた時間差(遅延時間)だけ遡った日時における外気温のデータを取得する必要がある。ここに、着目する日時は、室温を推定しようとする日時を意味している。
そのため、室温推定部17は、予測推移取得部16が取得した外気温の予測される推移と、評価部19が求めた時間差とを用い、着目する日時から当該時間差だけ遡った外気温を求める。この外気温が求められると、室温推定部17は、求めた外気温を予測式生成部15が生成した予測式に当て嵌めることにより室温を推定する。すなわち、室温推定部17は、室温を推定しようとする日時から評価部19が求めた時間差だけ遡った時点の外気温を、外気温の予測される推移を用いて求め、この外気温を予測式に当て嵌めることにより、着目する日時の室温を推定する。
上述した説明から明らかなように、本実施形態の予測式生成部15は、第1の予測式生成部151と第2の予測式生成部152とを備える。室温推定部17は、時計部14が計時している日時によって、室温が日射の影響を受けない時間帯か室温が日射の影響を受ける時間帯かを判断する。室温が日射の影響を受けない時間帯には、第1の予測式生成部151が生成した予測式が採用され、室温が日射の影響を受ける時間帯には、第2の予測式生成部152が生成した予測式が採用される。
実施形態1において、第1の予測式生成部151が生成する予測式には、季節による変化が生じることを説明した。第2の予測式生成部152が生成する予測式についても、季節によって変化することが容易に予想される。そのため、予測式を生成するために用いる室温および外気温を計測する抽出日は、季節ごとに定めることが望ましい。
すなわち、1年を複数に区分した分割期間が設定され、分割期間ごとに抽出日が定められる。分割期間は、1年を4〜24分割(4分割は春夏秋冬を反映した単位、24分割は節気を反映した単位)した期間から適宜に選択される。第2の予測式生成部152は、分割期間の数に相当する個数の予測式を生成する。
また、室温推定部17は、分割期間ごとに求められた複数の予測式から同じ分割期間に関して生成した予測式を選択し、選択した予測式を用いて外気温の推移から室温を推定する。なお、部屋の熱特性に経年変化が生じる可能性があるから、室温推定部17は、室温を推定する際に、分割期間ごとに求めた時間差を用いることが望ましい。ただし、室温推定部17は、いずれかの分割期間で求めた時間差を用いて室温を推定することが可能であり、また、複数の分割期間で求めた時間差の平均値を用いて室温を推定することが可能である。
以上説明したように、本実施形態の室温推定部17は、室温が日射の影響を受けるか否かに応じて異なる予測式を用い、予測式に代入する外気温も異ならせているから、実施形態1の構成に比較すると、室温の予測精度が高められる可能性がある。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
実施形態1、実施形態2では、室温推定装置10は、外気温のみによって室温を推定しているが、上述したように、室温を決める要因は、冷暖房を行わない場合、日射、換気、降雨、室内の人数などを含む。なお、冷暖房を行う場合、冷暖房装置が室温を管理する機能を有していると、室温は冷暖房装置の運転状態に依存し、予測式による室温の予測はできないから、以下では、冷暖房を行う場合については考慮しない。
外気温のほかに、日射、換気、降雨、人数の情報を考慮するとすれば、これらの情報と室温とを結びつけるモデルを設定し、これらの情報を数値化してモデルに当て嵌めることが考えられる。しかしながら、このようなモデルは、因果関係が複雑であって、コンピュータシミュレーションが必要になり、結果的に、入力すべきパラメータが増加し、処理負荷も大きくなるという問題が生じる。
そのため、本実施形態は、これらの情報を補正情報とし、補正情報ごとに予測式を設定することによって、パラメータの増加や処理負荷の増加を防止している。つまり、補正情報を用いる場合、予測式生成部15は、補正情報ごとに補正情報を複数段階に区分し、これらの段階の組み合わせに対応付けた予測式を生成する。なお、図1に示した実施形態1の構成に本実施形態の技術思想を適用した例を説明するが、実施形態2の構成に本実施形態の技術思想を適用することも可能である。
ここでは、日射、換気、降雨については、それぞれを有無のみの2段階に分け、また人数については、1人当たり室温を所定温度(たとえば、0.5℃)だけ上昇させるとみなす。このように補正情報の種類を単純化しておけば、補正情報の組み合わせ数は有限であって比較的少数になる。
予測式生成部15は、個々の組み合わせに応じた予測式を設定する。すなわち、外気温から室温を求める予測式の係数α,βを、日射、換気、降雨に応じて補正した予測式を生成する。なお、室内の人数は、予測式の係数βにのみ反映されるから、人数ごとに予測式を生成する必要なく、室温推定部17において、予測式から求めた室温に、所定温度の人数倍を加算する補正を行えばよい。したがって、上の例では、日射、換気、降雨の補正情報から8通りの予測式が生成される。
室温推定装置10は、図6に示すように、日射検知部33、換気検知部34、降雨検知部35、人数検知部36から補正情報を取得する補正情報取得部32を備える。
日射検知部33は、フォトダイオード、フォトトランジスタのような受光素子と、受光素子の出力を閾値と比較して光量を判断する判断部とを備えていればよい。また、部屋への日射の影響は、カーテンやシャッタの開閉の状態にも依存するから、日射検知部33は、カーテンやシャッタの開閉状態を検知する機能を備えていることが望ましい。
換気検知部34は、換気扇が運転中か否かを検知する構成、窓の開閉状態を検知する構成、室内の気流を計測する構成などから選択される。降雨検知部35は、所定期間ごとに雨滴を集めて質量を計測する構成、あるいは屋外の画像から雨滴を検出する構成などが採用される。また、降雨に関する補正情報は、サービス提供者がインターネットのような電気通信回線を通して提供している情報によって得るようにしてもよい。人数検知部36は、室内の画像から室内の人数を計測する構成が採用される。
なお、日射、換気、降雨について、有無だけではなく、程度を3段階以上の複数段階で表すようにしてもよい。たとえば、日射について、強、中、弱、微弱の4段階などに分けることが可能である。換気、降雨についても同様であって、3段階以上の複数段階に分けることが可能である。
室温推定部17は、補正情報取得部32が取得した補正情報に基づいて予測式を選択し、選択した予測式を用いて外気温から室温を推定する。なお、日射、換気、降雨、人数に応じた係数α,βの補正量は、実測値に基づいて統計的に定められる。他の構成および動作は実施形態1、実施形態2と同様である。
10 室温推定装置
11 室温取得部
12 外気温取得部
13 記憶部
14 時計部
15 予測式生成部
16 予測推移取得部
17 室温推定部
18 報知出力部
19 評価部
21 室温計測部
22 外気温計測部
23 報知器
31 判定部
32 補正情報取得部
151 第1の予測式生成部
152 第2の予測式生成部

Claims (6)

  1. 室温計測部から室温のデータを取得する室温取得部と、
    外気温計測部から外気温のデータを取得する外気温取得部と、
    前記室温取得部が取得した室温のデータおよび前記外気温取得部が取得した外気温のデータをそれぞれが計測された日時に対応付けて格納する記憶部と、
    前記記憶部に格納された所定の抽出期間における複数日の特定の時刻における室温および外気温のデータを用いて、外気温に第1の係数を乗じ第2の係数を加算した形式で室温を表す回帰式を、前記時刻における予測式として求め、かつ前記予測式を1日の複数の時刻についてそれぞれ求める予測式生成部と、
    外気温について予測される推移を取得する予測推移取得部と、
    前記予測推移取得部が取得した外気温の推移を用いて着目する時刻の外気温を前記予測式生成部が求めた当該時刻における前記予測式に当て嵌めることにより室温を推定する室温推定部とを備え、
    前記特定の時刻は、室温が日射の影響を受けない時間帯であ
    室温推定装置。
  2. 前記抽出期間は、気象環境に基づいて1年を複数に区分した分割期間ごとに定められ、
    前記室温推定部は、前記分割期間における室温の予測に、当該分割期間に定めた前記抽出期間における室温および外気温のデータを用いて求めた前記予測式を適用する
    請求項1記載の室温推定装置。
  3. 外気温のほかに室温に影響を与え、かつ複数の状態から選択される補正情報を取得する補正情報取得部をさらに備え、
    前記室温推定部は、前記補正情報取得部が取得した補正情報の状態ごとに求められた複数の前記予測式から当該状態に関して求めた前記予測式を選択し、選択した前記予測式を用いて室温を推定する
    請求項1又は2記載の室温推定装置。
  4. 前記室温推定部が推定した室温を報知器に出力する報知出力部をさらに備える
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の室温推定装置。
  5. 前記外気温取得部は、電気通信回線を通して提供される外気温のデータを取得する
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の室温推定装置。
  6. コンピュータを、請求項1〜5のいずれか1項に記載の室温推定装置として機能させるためのプログラム。
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