JP4393277B2 - 車室温監視装置 - Google Patents

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Description

この発明は、車両の室温を監視する車室温監視装置に関し、特に車両の温度変化を高精度に予測し、適切な処理を実行する車室温監視装置に関する。
従来、車両には走行中の車内を快適な室温に保つべく、空調設備が搭載されている。さらに近年では、乗員、例えばユーザが車内に居ない場合であっても、車内温度を制御する技術が考案されている。
たとえば、特許文献1は、電動エアコンを電話機によって遠隔操作可能とすることで、ユーザが車両から離れた状態で車内の気温を制御可能としている。
特開平8−149608号公報
上述した従来の技術では、ユーザが車両から離れた状態で車室の温度を任意に制御することができる。この他にも、ユーザが車両から離れている間に車室の室温に異常(極高温、極低温)が生じる場合があるので、このような状態でユーザによる制御を受けることなく、車両か自動的に車室温を監視する技術が従来から考案されていた。
かかる技術は、例えば、夏場の車室温が異常上昇や冬場の異常低下を検出してユーザに通知する、もしくは空調を自動制御することで、ユーザ乗車時の快適さを向上するのみならず、例えば子供などを車両に残してユーザが車両を離れる際に子供の安全を確保する上でも重要な技術である。
ところで従来の技術では、車室の気温を監視することで車室温の異常を検出しているが、車室温の異常を検出する場合には、異常の発生前、すなわち異常が発生する可能性のある状態で通知処理や空調処理を実行することが望ましい。
しかしながら、従来技術のように車室温自体を測定して、異常発生前に通知や対処を行なおうとすると、検出する室温に余裕を持たせて早めに検出するか、室温の変化量から異常温度への到達を予測することとなる。
ところが、実際の車室温の変化は、車両周辺の状況、特に車両に入る日差しの状態に依存し、一様に変化するものではない。そのため、従来の技術では、車両の室温変化を正確に予測できないという問題点があった。
この発明は、上述した従来技術における課題を解決するためになされたものであり、車両の室温の異常を事前に予測し、適切な通知や対処を実行する車室温監視装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本願請求項1記載の車室温監視装置は、車両の室温を監視する車室温監視装置であって、自車両周辺の状況に基づいて車室の温度変化を予測する温度変化予測手段と、前記温度変化予測手段の予測結果に基づき、車両の室温に異常が発生する可能性がある場合、車両近傍に車両使用者が居るか否かを判定する使用者位置判定手段と、前記使用者位置判定手段にて前記車両近傍に車両使用者が居る場合、この車両使用者に対して室温異常発生の可能性を通知すると共に、前記車両近傍に車両使用者が居ない場合、前記車両使用者を含む第三者に対して室温異常発生の可能性を通知する通知処理手段とを有することを特徴とする。
本願請求項1記載の車室温監視装置では、自車両周辺の状況に基づいて車室の温度変化を予測し、その予測結果に基づき、車両の室温に異常が発生する可能性がある場合、車両近傍に車両使用者が居るか否かを判定し、車両近傍に車両使用者が居る場合、この車両使用者に対して室温異常発生の可能性を通知すると共に、車両近傍に車両使用者が居ない場合、車両使用者を含む第三者に対して室温異常発生の可能性を通知する。
また、本願請求項2記載の車室温監視装置は、本願請求項1記載の構成において、前記通知処理手段は、前記車両近傍に車両使用者が居ない場合、前記車両使用者が前記室温異常発生までに戻れるか否かを判定する使用者帰還判定手段を有し、前記使用者帰還判定手段にて前記車両使用者が前記室温異常発生までに戻れる場合、前記車両使用者に対してのみ、前記室温異常発生の可能性を通知すると共に、前記車両使用者が前記室温異常発生までに戻れない場合、前記第三者に対して前記室温異常発生の可能性を通知することを特徴とする。
本願請求項2記載の車室温監視装置では、車両近傍に車両使用者が居ない場合、車両使用者が室温異常発生までに戻れるか否かを判定し、車両使用者が室温異常発生までに戻れる場合、車両使用者に対してのみ、室温異常発生の可能性を通知すると共に、車両使用者が前記室温異常発生までに戻れない場合、第三者に対して室温異常発生の可能性を通知する。
また、本願請求項3記載の車室温監視装置は、本願請求項1又は2記載の構成において、前記車両使用者は、前記自車両を運転する運転者及び、その同乗者の何れかとし、前記第三者は、前記自車両周辺、前記自車両の管理者及び、前記自車両の駐車場所の管理者の何れかとしたことを特徴とする。
本願請求項3記載の車室温監視装置では、車両使用者は、自車両を運転する運転者及び、その同乗者の何れかとし、第三者は、自車両周辺、自車両の管理者及び、自車両の駐車場所の管理者の何れかとした。
また、本願請求項4記載の車室温監視装置は、本願請求項1〜3記載の構成において、前記通知処理手段は、車外への警音器、車載灯具、車載通信手段、音声出力手段及び表示手段から前記室温異常発生の可能性を通知するための通知手段を選択することを特徴とする。
本願請求項4記載の車室温監視装置では、自車両周辺の状況に基づく車室温度変化の予測結果に基づき、車両の室温に異常が発生する可能性がある場合、車外への警音器、車載灯具、車載通信手段、音声出力手段及び表示手段から前記室温異常発生の可能性を通知するための通知手段を選択する。
また、本願請求項5記載の車室温監視装置は、本願請求項4記載の構成において、前記車載通信手段は、ネットワークを通じて間接的に通信を実行する間接通信手段を備えたことを特徴とする。
本願請求項5記載の車室温監視装置では、自車両周辺の状況に基づく車室温度変化の予測結果に基づき、車両の室温に異常が発生する可能性がある場合、ネットワークを通じて間接的に通信を実行する間接通信手段を含む複数の手段から通知に使用する通知手段を選択して通知処理を実行する。
また、本願請求項6記載の車室温監視装置は、本願請求項4記載の構成において、前記車載通信手段は、前記車両使用者が所持する通信端末と直接的に通信する直接通信手段を備えたことを特徴とする。
本願請求項6記載の車室温監視装置では、自車両周辺の状況に基づく車室温度変化の予測結果に基づき、車両の室温に異常が発生する可能性がある場合、車両使用者が所持する通信端末と直接的に通信する直接通信手段を含む複数の手段から通知に使用する通知手段を選択して通知処理を実行する。
また、本願請求項7記載の車室温監視装置は、本願請求項1〜6記載の構成において、前記温度変化予測手段は、日照量の変化を予測し、該日照量の変化に基づき、前記車室の温度変化を予測することを特徴とする。
本願請求項7記載の車室温監視装置では、日照量の変化を予測し、この日照量の変化に基づき、車室の温度変化を予測する。
また、本願請求項8記載の車室温監視装置は、本願請求項7記載の構成において、前記温度変化予測手段は、前記自車両周辺の日照量、時刻、自車両の向き、遮蔽物の有無に基づき、前記日照量の変化を予測することを特徴とする。
本願請求項8記載の車室温監視装置では、自車両周辺の日照量、時刻、自車両の向き、遮蔽物の有無に基づき、日照量の変化を予測し、この日照量の変化から車室の温度変化を予測する。
本願請求項9記載の車室温監視装置は、本願請求項1〜8記載の構成において、前記温度変化予測手段は、車外気温及び車内気温をさらに用いて前記車室の温度変化を予測することを特徴とする。
本願請求項9記載の車室温監視装置では、車外気温及び車内気温をさらに用いて車室の温度変化を予測する。
本願請求項1記載の車室温監視装置では、自車両周辺の状況に基づいて車室の温度変化を予測し、その予測結果に基づき、車両の室温に異常が発生する可能性がある場合、車両近傍に車両使用者が居るか否かを判定し、車両近傍に車両使用者が居る場合、この車両使用者に対して室温異常発生の可能性を通知すると共に、車両近傍に車両使用者が居ない場合、車両使用者を含む第三者に対して室温異常発生の可能性を通知するので、車両の室温に異常が発生する可能性を高精度に予測し、車両近傍に車両使用者が居るか否かの状況に応じた、室温異常発生の可能性を通知する緊急度に基づき、車室の温度変化や車両使用者の位置に適応した通知先や、その通知先に適応した通知方法を適切に変更できるという効果を奏する。
また、本願請求項2記載の車室温監視装置では、車両近傍に車両使用者が居ない場合、車両使用者が室温異常発生までに戻れるか否かを判定し、車両使用者が室温異常発生までに戻れる場合、車両使用者に対してのみ、室温異常発生の可能性を通知すると共に、車両使用者が前記室温異常発生までに戻れない場合、第三者に対して室温異常発生の可能性を通知するので、車両使用者が室温異常発生までに車両に戻れるか否かの状況に応じた、室温異常発生の可能性を通知する緊急度に基づき、車室の温度変化や車両使用者の位置に適応した通知先や、その通知先に適応した通知方法を適切に変更できるという効果を奏する。
また、本願請求項3記載の車室温監視装置では、車両使用者は、自車両を運転する運転者及び、その同乗者の何れかとし、第三者は、自車両周辺、自車両の管理者及び、自車両の駐車場所の管理者の何れかとしたので、車両近傍に車両使用者が居るか否かの状況に応じて適切な通知先に通知できるという効果を奏する。
また、本願請求項4記載の車室温監視装置では、自車両周辺の状況に基づく車室温度変化の予測結果に基づき、車両の室温に異常が発生する可能性がある場合、車外への警音器、車載灯具、車載通信手段、音声出力手段及び表示手段から室温異常発生の可能性を通知するための通知手段を選択するようにしたので、車両の室温の異常を事前に予測し、適切な通知方法を選択できる車室温監視装置を得ることができるという効果を奏する。
また、本願請求項5記載の車室温監視装置では、自車両周辺の状況に基づく車室温度変化の予測結果に基づき、車両の室温に異常が発生する可能性がある場合、ネットワークを通じて間接的に通信を行なう間接通信手段を含む複数の手段から通知に使用する通知手段を選択して通知処理を実行するので、車両の室温の異常を事前に予測し、ネットワークを通じて通知可能な車室温監視装置を得ることができるという効果を奏する。
また、本願請求項6記載の車室温監視装置では、自車両周辺の状況に基づく車室温度変化の予測結果に基づき、車両の室温に異常が発生する可能性がある場合、車両使用者が所持する通信端末と直接的に通信する直接通信手段を含む複数の手段から通知に使用する通知手段を選択して通知処理を実行するので、車両の室温の異常を事前に予測し、車両使用者が所持する通信端末に遠隔通知可能な車室温監視装置を得ることができるという効果を奏する。
また、本願請求項7記載の車室温監視装置では、日照量の変化を予測し、この日照量の変化に基づき、車室の温度変化を予測するので、日照量の変化に基づいて車室の温度変化を高精度に予測可能な車室温監視装置を得ることができるという効果を奏する。
また、本願請求項8記載の車室温監視装置では、自車両周辺の日照量、時刻、自車両の向き、遮蔽物の有無に基づき、日照量の変化を予測し、この日照量の変化から車室の温度変化を予測するので、日照量の変化を高精度に予測し、もって車室温の予測精度をさらに向上した車室温監視装置を得ることができるという効果を奏する。
また、本願請求項9記載の車室温監視装置では、自車両周辺の状況、例えば日照量の変化の他に、さらに車外気温や車内気温を取得し、日照量の変化の他に、車外気温及び車内気温を用いて車室の温度変化を予測するので、日照量の変化の他に、車内外の気温に基づいて車室の温度変化を高精度に予測可能な車室温監視装置を得ることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る車室温監視装置の好適な実施例である車室温管理装置について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例である車室温管理装置の概要構成を説明する概要構成図である。同図に示すように、車室温管理装置1は、ナビゲーション装置2、空調制御装置3、日照センサ22、外気温センサ23、室内気温センサ24、車外カメラ25、シートセンサ26、イグニッションセンサ27、車内通知系4、車外通知系5、灯火系6および通信系7と接続している。
ナビゲーション装置2は、自車両の走行経路の設定および誘導を行なう装置である。具体的には、ナビゲーション装置2は、GPS通信部21によって自車両の現在位置を取得し、地図データ2aを用いて自車両が走行している道路を特定し、通知系4内部のディスプレイ41およびスピーカ42を用いて経路誘導を実行する。このナビゲーション装置2は、車室温度管理装置1に時刻情報および車両周辺の地図情報を出力する。
空調制御装置3は、ユーザからの指示や車室温管理装置1からの指示に基づいて車内の冷暖房を実行する装置である。また、この空調制御装置3に窓に設けた電動カーテンの動作を制御させてもよい。
日照センサ22は、車両周辺の日照を測定するセンサである。この日照センサ22は、たとえばフォトダイオードなどによって構成され、従来、照明の点灯制御などに用いられている。
外気温センサ23は、自車両の外部の気温を測定するセンサであり、室内温度センサ24は、車室内の気温を測定するセンサである。さらに、車外カメラ38は、車両周辺を撮影する撮影手段である。
シートセンサ26は、運転席など車両内の座席における乗員の着座状態を検出するセンサである。また、イグニッションセンサ27は、ユーザがエンジンの始動・停止操作、車載機器の電源のオンオフ操作に用いるイグニッションキーの操作状態を検出するセンサである。
車内通知系4は、車内のユーザに対して通知を実行する装置群であり、具体的には、表示出力を行なう車内ディスプレイ41、音声出力を行なう車内スピーカ42などを有する。この車内通知系4は、車室温管理装置1、ナビゲーション装置2、空調制御装置3など各種車載機器に共用される。
車外通知系5は、具体的には、ホーン51、車外スピーカ52、車外ディスプレイ53などを有する。ここで、ホーン51は、本来走行時に警音を出力するものであるが、近年、車両近傍のユーザに対する通知装置としても用いられている。また、車外スピーカ52は、車両外部に音声出力を行なう装置であり、車外ディスプレイ53は車両外部から視認可能に設けられた表示手段である。
灯火系6は、ヘッドライト61、ウィンカーランプ62や、図示しないブレーキランプなどを有する。この灯火系6に含まれる装置は、本来、走行時の照明や右左折の予定の表明、減速の通知などに使用するものであるが、ホーン51と同様、車両近傍のユーザに対する通知装置としても用いられている。
通信系7は、車両と外部との通信を行なう装置群であり、間接通知装置71、直接通信装置72、路車間通信装置73などを有する。間接通信装置71は、電話回線やインターネットなどを介してユーザが所持する端末や所定の連絡先等と通信する間接通信手段である。
また、直接通信装置72は、ユーザが所持する端末、例えば車両のドアロック機構を遠隔操作するリモートキー端末などと直接に通信する直接通信手段である。なお、直接通信装置72が通信する端末と、間接通信装置71が通信する端末とは一体に形成してもよく、さらに携帯電話機能など他の機能を持たせてもよい。
また、路車間通信装置73は、路面に設置した路側通信装置と通信し、路面の情報や交通情報などを取得する通信装置である。
車室温管理装置14は、その内部に温度変化予測部11、危険判定部12、ユーザ位置検出部13、空調処理部14および通知処理部15を有する。
ユーザ位置検出部13は、車外カメラ25、シートセンサ26、イグニッションセンサ27および通信系7の出力をもとに、ユーザの位置やその乗車・降車を検出する。具体的には、イグニッションセンサ27の出力が、イグニッションキーがオンであることを示しているならば、運転席にユーザがいると推定することができる。また、シートセンサ26の出力から、ユーザが車内に居るか否かを判定することができる。さらに、シートセンサ26の出力は、車内に子供など他の乗員が居るか否かの判定にも用いることができる。この他、乗員が車内に居るか否かの判定には、車内を撮影するカメラなどを用いることができる。
つぎに、車外カメラ25が撮影した画像を処理し、画像からユーザを識別することができたならば、ユーザが車両近傍に居ると判定することができる。同様に、ユーザが所持する携帯端末と直接通信装置72とが通信可能であるならば、ユーザが車両近傍、少なくとも携帯端末と通信可能な距離の範囲内に居ると判定することができる。
一方で、シートセンサ26やイグニッションセンサ27の出力からユーザが車内に居ないことが判定され、車外カメラ25や通信系7の出力から車両近傍にも居ないと判定された場合、ユーザ位置判定部13は、ユーザと車両との距離が大きいと判定する。
温度変化予測部11は、日照センサ22、車外カメラ25、ナビゲーション装置2が出力する時刻情報および車両周辺の地図情報を用いて、車両に差し込む日照量の変化を予測する。
具体的には、時刻情報(日時も含む)から、太陽の方向とその変化を特定でき、さらに自車両の向きを用いることで、車両内にどの程度日光が入るかを予測することができる。ここで、車両周辺に日光に対する遮蔽物、例えば建築物や他車両が存在する場合には、車内に差し込む日照量が減少するので、かかる遮蔽物の有無やその大きさを地図情報や車外カメラ25から取得することで、車内に差し込む日照量の変化をより詳細に予測することができる。
また、その時の天候(晴れているか曇っているか、など)によっても自車両に入射する日光の量が変化するので、この天候の状態を日照センサ22や路車間通信装置73から取得して利用する。
温度変化予測部11は、このようにして予測した日照量の変化と、外気温センサ23、車室内温度センサ24の出力をもとに、車室温がどのように変化するかを予測し、危険判定部12および空調処理部14に出力する。
危険判定処理部12は、ユーザ位置検出部13および温度変化予測部11の出力をもとに、車内の温度が異常な温度になる可能性があるか否かを判定する。そして、その判定結果をもとに、必要がある場合に通知処理部15がユーザや第三者への通知を実行する。
ここで、温度変化予測部11による予測処理と危険判定部12による危険判定処理について具体例を挙げて説明する。まず、図2では、時刻Ti10から時刻Ti11まで同一の室温Te10が続いている。その後、時刻Ti1において日照量が変化し、室温が上昇して時刻Ti12に室温Ti11に到達している。
ここで、室温の変化のみから車室温が異常な温度(ここでは、危険判定部12は、室温Te11を閾値として使用している)に変化するか否かを判定したならば、時刻Ti以前には異常室温(室温Te11)への変化を予測することはできない。
しかしながら、日照量の変化を予測し、時刻Ti11から室温が上昇すると予測することで、時刻Ti12おける異常室温への到達を、時刻Ti11以前に予見し、通知や対処を実行することが可能となる。
また、図3では、時刻Ti20から時刻Ti21の間において、室温はTe20から上昇し続けている。その後、時刻Ti21において日照量が変化し、以降の室温はTe21となる。
ここで、室温の変化のみから車室温が異常な温度(ここでは、危険判定部12は、室温Te22を閾値として使用している)に変化するか否かを判定したならば、時刻Ti以前の判定では時刻Ti22に異常室温(室温Te22)に到達すると判定し、誤って通知を実行することとなる。
しかしながら、日照量の変化を予測し、時刻Ti21から室温の上昇が停止すると予測したならば、誤った通知(時刻Ti22に異常室温に到達することの通知)を防ぐことができる。
ここで、危険判定部12が判定に用いる閾値は、任意に設定することができる。この時、例えば車内に乗員が誰も居ない状況と、子供が乗っている状況、ペットなどを乗せている状況、冷凍品などを載せている状況など、状況によって異なる判定閾値を用いてもよい。
すなわち、例えば車内に子供が居る状況であれば、子供に危険が及ぶことを避けるため、厳しい判定閾値(異常高温の検出に比較的低い閾値、異常低温の検出に比較的高い閾値)を用いることが望ましい。一方、車内に誰もいない状況では、異常高温による車内の異常、例えばスプレー缶やライターの破裂などを防ぐことが目的となるので、緩い閾値(異常高温の検出に比較的高い閾値、異常低温の検出に比較的低い閾値)を用いることができる。
このように、日照量の変化を予測してその結果を用いることで、車室温の変化を正確に予測し、適切な通知や対処を実行することができる。
この高精度な車室温の予測は、空調処理においても有用であり、空調処理部14は温度変化予測部11による予測結果を用いて空調制御装置3を制御する。
ここでは具体例として、空調処理部14がユーザの乗車前に予め空調処理を実行し、ユーザの乗車時に快適な車室温となるよう制御する事前空調処理において温度変化予測部11による予測結果を用いる場合について説明する。
図4に示すように、初期状態である時刻Ti30において車室温Te30であり、ユーザが乗車を予定している時刻Ti35に車室温Te31となるように事前空調処理を実行する場合、時刻Ti30の車室温Te30のみから事前空調処理の開始タイミングを判断すると、時刻Ti31に処理開始が必要であると判断される。
しかしながら、時刻Ti32に日照量が変化して日照による車室温の上昇が発生すると、時刻Ti32から車室温の上昇率が高まり、時刻Ti35に比して早い時刻Ti33に処理が終了し、本来不要であった空調処理を実行することとなる。
ここで、時刻Ti32における日照量の変化を予測していたならば、空調処理の開始タイミングを時刻Ti34と判定し、時刻Ti35に目的の室温Te31に到達させることができる。
なお、図2および図3説明では、車室温の異常上昇を例として挙げたが、車室温の異常低下についても同様の処理によって判定可能である。また、図4の説明では暖房による事前空調処理について説明したが、冷房による事前空調処理についても同様に処理可能である。
つぎに、通知処理部15について説明する。通知処理部15は、危険判定部12およびユーザ位置検出部13の出力に基づいて、ユーザや第三者に対する通知処理を実行する処理部である。この通知処理部15は、その内部に選択処理部16を有しており、この選択処理部16によって通知処理に使用する通知手段を選択する。
たとえば、危険判定部12が車室温に異常が発生する可能性を検出した場合、選択処理部16は、ユーザ位置検出部13が出力するユーザの位置に基づいて使用する通知手段を選択する。具体的には、ユーザが車内に居る場合には車内通知系4を選択し、ユーザが車両の近傍に居る場合には、車外通知系5、灯火系6、直接通信装置72などを選択する。
そして、ユーザが車両内や車両近傍に居ない場合には、通知の緊急度や危険の大きさ、ユーザが車両に帰れるか否か、などによって使用する通知手段や通知の内容を決定する。
より具体的には、車両に子供がいる状態で、車室温の異常上昇を予測した場合、車室温が閾値に達する予測時間までにユーザが車両に戻れるならば間接通信装置71を用いてユーザに通知する。しかし、ユーザが車両に戻れない場合には、車外通知系5や灯火系6を用いて車両周辺に対して助けを求め、また間接通信装置71によって車両の駐車場所の管理者などの第三者に通報する。
このユーザが車両に戻れるか否かの判断は、ユーザが車両を離れた時刻からユーザに通知するまでの時間が、ユーザに通知してから車室温が異常となる予測時刻(危険予測時刻)までの時間に比して大きいならば、ユーザが車両に戻ることができると判定すればよい。
すなわち、図5に示すように、ユーザが降車した時刻Ti40から通知時刻Ti41までの時間ΔT1が、通知時刻Ti41から危険予測時刻Ti43までの時間ΔT2に比して小さいならば、ユーザが時間ΔT1にどれだけ移動したとしても同じ時間をかけることで車両に戻れるものと判断する。
また、間接通信装置71を用いてまずはユーザに対して通知し、その後、ΔT1=ΔT2となるまでにユーザからの応答がなければ車両周辺や第三者に助けを求めることとしてもよい。
このようにユーザの位置や危険の発生までの時間、通知の緊急度や危険の大きさに基づいて使用する通知手段を選択することで、状況に適応した通知を実行し、不要な通知を抑制するとともに、危険を効果的に回避することが可能となる。
つぎに、車室温管理装置1の処理動作について説明する。図6は、車室温管理装置1における異常室温の予測処理と通知処理について説明するフローチャートである。この処理フローは、ユーザが降車した状態における処理フローであり、ユーザ位置検出部13がユーザの降車を検出した場合に繰り返し実行される。
まず、温度変化予測部11は、時刻、日照量、自車両の方向、遮蔽物などから自車両に差し込む日照量の変化を予測する(ステップS101)。つぎに、温度変化予測部11は、日照量の変化、外気温、車内気温に基づいて、車内の気温変化を予測する(ステップS102)。
その後、危険判定部12は車内温度に異常が発生する可能性があるか否かを判定し(ステップS103)、異常が発生する可能性がないならば(ステップS103,No)、処理を終了する。
一方、車内温度に異常が発生する可能性がある場合(ステップS103,Yes)、選択処理部16は、ユーザ位置検出部13の出力をもとに、ユーザが車両近傍に居るか否かを判定する(ステップS104)。
その結果、ユーザが車両近傍に居るならば(ステップS104,Yes)、通知処理部15は、車外通知系5や灯火系6、直接通信装置72を用いてユーザに対する近距離通知を実行し(ステップS105)、処理を終了する。
一方、ユーザが車両近傍に居ない場合(ステップS104,No)、選択処理部16は、つぎにユーザが車両に戻れるか否かを判定する(ステップS106)。その結果、ユーザが車両に戻れるならば(ステップS106,Yes)、通知処理部15は、間接通信装置71を用いてユーザに対する遠距離通知を実行し(ステップS107)、処理を終了する。
一方、ユーザが車両に戻れない場合(ステップS106,No)、通知処理部108は、車外通知系5や灯火系6を用いた車両近傍の第三者への通知や、間接通信装置71を用いた第三者への通知を実行して(ステップS108)、処理を終了する。
ここで、この処理フローをユーザの降車後に繰り返し実行するのは、他車両などの遮蔽物が移動や天候の変化などによって車両の状況が変化し、降車時点では判定できなかった異常室温が生ずる可能性があるためである。
つづいて、車室温管理装置1による事前空調処理における処理動作を図7に示したフローチャートを参照して説明する。この処理フローは、事前空調処理の実行が指示されている場合に実行される。
同図に示すように、まず、温度変化予測部11は、時刻、日照量、自車両の方向、遮蔽物などから自車両に差し込む日照量の変化を予測する(ステップS201)。つぎに、温度変化予測部11は、日照量の変化、外気温、車内気温に基づいて、車内の気温変化を予測する(ステップS202)。
その後、空調処理部14は、乗車時点で適切な室温にする為に必要な空調制御の開始タイミングおよび制御量を算出する(ステップS203)。そして、算出したタイミングおよび制御量で空調制御を実行して(ステップS204)、処理を終了する。したがって、例えば乗車時にかなりの高温が予想された場合は早めに空調処理を実行する、などの制御を実現することができる。
上述してきたように、本実施例にかかる車室温監視装置は、車両に差し込む日照量の変化から車室の温度変化を予測するので、室温における異常の発生を高精度に予測することができるとともに、空調制御を最適化することができる。
また、ユーザの位置や危険の発生までの時間、通知の緊急度や危険の大きさに基づいて使用する通知手段を選択することで、状況に適応した通知を実行し、不要な通知を抑制するとともに、危険を効果的に回避することが可能となる。
以上のように、本発明にかかる車室温監視装置は、車両の監視に有用であり、特に車内の室温における異常発生の防止や空調処理の最適化に適している。
本発明の実施例にかかる車室温監視装置の概要構成を示す概要構成図である。 室温の予測と危険判定について説明する説明図である(その1)。 室温の予測と危険判定について説明する説明図である(その2)。 室温の予測と空調処理について説明する説明図である。 ユーザが車両に戻れるか否かの判断について説明する説明図である。 異常室温の予測処理と通知処理について説明するフローチャートである。 事前空調処理における処理動作について説明するフローチャートである。
1 車室温管理装置
2 ナビゲーション装置
2a 地図データ
3 空調制御装置
4 車内通知系
5 車外通知系
6 灯火系
7 通信系
11 温度変化予測部
12 危険判定部
13 ユーザ位置検出部
14 空調処理部
15 通知処理部
16 選択処理部
21 GPS通信部
22 日照センサ
23 外気温センサ
24 室内気温センサ
25 車外カメラ
26 シートセンサ
27 イグニッションセンサ
41 車内ディスプレイ
42 車内スピーカ
51 ホーン
52 車外スピーカ
53 車外ディスプレイ
61 ヘッドライト
62 ウィンカーランプ
71 間接通信装置
72 直接通信装置
73 路車間通信装置

Claims (9)

  1. 車両の室温を監視する車室温監視装置であって、
    自車両周辺の状況に基づいて車室の温度変化を予測する温度変化予測手段と、
    前記温度変化予測手段の予測結果に基づき、車両の室温に異常が発生する可能性がある場合、車両近傍に車両使用者が居るか否かを判定する使用者位置判定手段と、
    前記使用者位置判定手段にて前記車両近傍に車両使用者が居る場合、この車両使用者に対して室温異常発生の可能性を通知すると共に、前記車両近傍に車両使用者が居ない場合、前記車両使用者を含む第三者に対して室温異常発生の可能性を通知する通知処理手段と
    を有することを特徴とする車室温監視装置。
  2. 前記通知処理手段は、
    前記車両近傍に車両使用者が居ない場合、前記車両使用者が前記室温異常発生までに戻れるか否かを判定する使用者帰還判定手段を有し、
    前記使用者帰還判定手段にて前記車両使用者が前記室温異常発生までに戻れる場合、前記車両使用者に対してのみ、前記室温異常発生の可能性を通知すると共に、前記車両使用者が前記室温異常発生までに戻れない場合、前記第三者に対して前記室温異常発生の可能性を通知することを特徴とする請求項1記載の車室温監視装置。
  3. 前記車両使用者は、
    前記自車両を運転する運転者及び、その同乗者の何れかとし、
    前記第三者は、
    前記自車両周辺、前記自車両の管理者及び、前記自車両の駐車場所の管理者の何れかとしたことを特徴とする請求項1又は2記載の車室温監視装置。
  4. 前記通知処理手段は、
    車外への警音器、車載灯具、車載通信手段、音声出力手段及び表示手段から前記室温異常発生の可能性を通知するための通知手段を選択することを特徴とする請求項1〜3の何れか一に記載の車室温監視装置。
  5. 前記車載通信手段は、
    ネットワークを通じて間接的に通信を実行する間接通信手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の車室温監視装置。
  6. 前記車載通信手段は、
    前記車両使用者が所持する通信端末と直接的に通信する直接通信手段を備えたことを特徴とする請求項4記載の車室温監視装置。
  7. 前記温度変化予測手段は、
    日照量の変化を予測し、該日照量の変化に基づき、前記車室の温度変化を予測することを特徴とする請求項1〜6の何れか一に記載の車室温監視装置。
  8. 前記温度変化予測手段は、
    前記自車両周辺の日照量、時刻、自車両の向き、遮蔽物の有無に基づき、前記日照量の変化を予測することを特徴とする請求項7記載の車室温監視装置。
  9. 前記温度変化予測手段は、
    車外気温及び車内気温をさらに用いて前記車室の温度変化を予測することを特徴とする請求項1〜8の何れか一に記載の車室温監視装置。
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