JP5789707B1 - 掘削装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タンク内に溜めた掘削土を良好に排出することができる掘削装置を実現する。【解決手段】掘削装置1は、第二駆動部7によって回転されて、タンク3のテーパ部3aの内面に付着した掘削土Sを剥ぎ落とすことができる斜傾部62を有する回転部材6を備えているので、第一駆動部5によってオーガスクリュー4を逆回転させてタンク3内に一時的に溜めた掘削土Sを埋め戻す際に、その回転部材6を回転させることで、テーパ部3aに掘削土Sを目詰まりさせないようにして、タンク3内の掘削土Sを良好に排出することを可能にした。【選択図】図2

Description

本発明は、掘削装置に関する。
従来、硬質地盤に杭を圧入する場合には、杭の圧入位置近辺を掘削装置で掘削することで杭圧入時の土圧の軽減を図っている。
例えば、硬質地盤へ杭を圧入する際に掘削した土を、ケーシングを通じて上方へ搬送してケーシング上部のタンク内に蓄えておき、ケーシングを引き抜く際にオーガスクリューを逆回転させ、タンク内に蓄えた掘削土を地中に埋め戻すことで、掘削土を外部へ放出させることなく、埋め戻し作業を効率よく行うことを可能にしたオーガ装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このオーガ装置は、タンクの内面に付着した土を剥ぎ落とすリボンスクリューを備えており、タンク内に掘削土を残留させないようになっている。
特開2011−80218号公報
しかしながら、上記特許文献1のオーガ装置の場合、リボンスクリューは円筒状のタンク内面に付着した土を剥ぎ落とすことができるものの、タンクからケーシングへと縮径する部分のテーパ状の内面に付着した土を剥ぎ落とすことができないため、その縮径部分に掘削土が圧密されて目詰まりしてしまうことがあった。
本発明の目的は、タンク内に溜めた掘削土を良好に排出することができる掘削装置を提供することである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
筒状のケーシングと、
前記ケーシングの上端に接続され、下部から上部に向かって径が大きくなるテーパ部を有するタンクと、
オーガ軸の周囲に螺旋状に設けられたスクリューを有し、上下方向に延在して前記ケーシング及び前記タンク内に配されているオーガスクリューと、
を備えている掘削装置において、
前記タンク内には、前記オーガ軸と同軸で、少なくとも前記テーパ部の内面に沿って回転する回転部材が設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の掘削装置において、
前記回転部材は、その回転方向前側にすくい面を有していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の掘削装置において、
当該掘削装置は、前記オーガスクリューを回転させる第一駆動部と、前記回転部材を回転させる第二駆動部と、を備えており、
前記第一駆動部と前記第二駆動部とは、それぞれ独立して駆動および停止が切り替え可能に構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、タンク内に溜めた掘削土を良好に排出することができる掘削装置が得られる。
本実施形態の掘削装置と、その掘削装置を保持する杭圧入機を示す側面図である。 本実施形態の掘削装置を示す断面図である。 掘削装置の回転部材が固定されている回転腕部近傍を示す上面図(a)と、掘削装置の回転部材を断面視して示す説明図(b)である。 掘削装置の回転部材の変形例を断面視して示す説明図である。 掘削装置の回転部材の変形例を断面視して示す説明図である。 掘削装置の回転部材の変形例を断面視して示す説明図である。 掘削装置の回転部材の変形例を断面視して示す説明図である。 掘削装置の回転部材の変形例を断面視して示す説明図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る掘削装置の実施形態について詳細に説明する。
掘削装置1は、図1、図2に示すように、筒状のケーシング2と、ケーシング2よりも大きな径を有してケーシング2の上端に接続されているタンク3と、ケーシング2及びタンク3内に配されているオーガスクリュー4と、オーガスクリュー4を回転駆動させる第一駆動部5と、タンク3の内面に沿って回転する回転部材6と、回転部材6を回転駆動させる第二駆動部7等を備えて構成されている。
この掘削装置1は、所謂オーガ装置であり、例えば後述する杭圧入機10によって、ケーシング2及びオーガスクリュー4が地中に送り込まれて地盤を掘削する。
ケーシング2は、後述する杭圧入機10のチャック装置15に支持されて、施工現場にて鉛直に立設された姿勢で設置される。
タンク3は、下部から上部に向かって径が大きくなるテーパ部3aを有しており、このテーパ部3aを介してケーシング2の上端に接続されている。
タンク3内の空間には、オーガスクリュー4で掘削した掘削土Sを一時的に溜めることができる。
オーガスクリュー4は、オーガ軸4aの周囲に螺旋状に設けられたスクリュー4bを有しており、上下方向に延在した姿勢でケーシング2及びタンク3内に配されている。このオーガスクリュー4の下端部には、オーガヘッド(図示省略)が交換可能に取り付けられている。
第一駆動部5は、オーガスクリュー4を回転させるためにタンク3の天面部3bに固設されている。この第一駆動部5は、例えばモータであり、オーガスクリュー4の上端部に接続されている。
第一駆動部5がオーガスクリュー4を正回転させると、オーガスクリュー4はケーシング2を通じて掘削土Sをリフトして、その掘削土Sをタンク3内に搬送する。また、第一駆動部5がオーガスクリュー4を逆回転させると、オーガスクリュー4はタンク3内に蓄えた掘削土Sを地中に埋め戻すように排出する。
回転部材6は、タンク3の天面部3bに固設されている第二駆動部7によって回転される。第二駆動部7は、例えばモータであり、モータ軸を軸心に回転するピニオンギア7aを備えている。
回転部材6は、例えば図2に示すように、タンク3の内面に沿って上下に延在する長尺な部材であり、その下端側は、テーパ部3aの内面に沿うように屈曲している。なお、回転部材6は、図示は省略するが、回転時に上端が下端より先行、あるいは回転時に下端が上端より先行するように、傾斜して上下に延在する長尺な部材であってもよい。
この回転部材6は、例えば図2、図3に示すように、その上端部が回転腕部8の一端に固定されており、回転腕部8の他端は第二駆動部7のピニオンギア7aと歯合するギア部9に固定されている。ギア部9の回転中心には中央開口9aが設けられており、その中央開口9aにはオーガスクリュー4が挿通されている。オーガスクリュー4は、ギア部9と同一の回転軸に軸支されている。
つまり、第二駆動部7が作動してピニオンギア7aが回動することでギア部9が回転し、回転部材6がオーガ軸2aと同軸で回転するようになっている。
特に、回転部材6の下端側は屈曲されており、回転部材6は屈曲箇所より上の鉛直部61と、屈曲箇所より下の斜傾部62を有している。この鉛直部61がタンク3上部の内面に沿い、斜傾部62がタンク3下部のテーパ部3aの内面に沿う形状に形成されているので、第二駆動部7によって回転される回転部材6は、上側の鉛直部61が円筒状のタンク3の内面に摺接し、下側の斜傾部62がテーパ部3aの内面に摺接するようになっている。
ここでは回転部材6がタンク3の内面に摺接して、その内面に付着した掘削土Sを剥ぎ落とすようにしているが、タンク3の内面に付着した掘削土Sを剥ぎ落とすことができる程度にタンク3の内面から離れた位置を回転部材6が回転するようになっていてもよい。
回転部材6および回転腕部8は、オーガスクリュー4を挟む配置に対を成して設けられている。なお、回転部材6は、オーガスクリュー4を挟む配置に3つ以上設けられていてもよく、この場合は、タンク3の円周方向に関して等間隔に設けられていることがより好ましい。
また、回転部材6は、例えば図3(a)(b)に示すように、断面視略三角形状を呈しており、その回転方向の前側に、すくい面6aを有している。
このすくい面6aは、回転部材6の回転に伴ってすくい面6aに接触した掘削土Sを、オーガスクリュー4に向けて移動させるように案内する面である。なお、すくい面6aは、タンク3の中心のオーガ軸4a側からタンク3の内面に向かって回転方向に傾斜している面である。
このような回転部材6が、テーパ部3aを含むタンク3の内面に摺接して回転することで、タンク3の内面に付着した掘削土Sを剥ぎ落とすことが可能になっている。
また、回転部材6の回転方向の前面側にすくい面6aが設けられているため、タンク3内に溜めた掘削土Sを排出する際に回転部材6を回転させることで、その掘削土Sをオーガスクリュー4に向けて移動させることができる。
そして、後述する杭圧入機10によって硬質地盤に杭(例えば、鋼矢板)を圧入する際に、この掘削装置1と杭圧入機10を併用してオーガ併用工法による杭の圧入施工を行うことができる。
杭圧入機10は、図1に示すように、杭Pをチャック装置15で掴んで地中に圧入する装置であり、既に地中に埋設された既設の杭Pの上端側を掴んで支持する複数のクランプ装置11…を備えたサドル12と、サドル12に対して前後動可能なスライドベース13と、スライドベース13上で左右に旋回可能なリーダーマスト14と、リーダーマスト14の前面に昇降可能に取り付けられたチャック装置15と、リーダーマスト14に対してチャック装置15を昇降駆動するメイン油圧シリンダ16等を備えている。
クランプ装置11は、サドル12の下面に設けられている。このクランプ装置11は、例えば、先に圧入された既設の杭Pの上端側を挟んだ状態で、図示しない油圧シリンダの駆動によりその杭Pの上端部を挟持して掴むことができる。つまり、クランプ装置11は、既設杭Pを掴むことで杭圧入機10を既設杭Pの上端部に固定する固定手段として機能する。
特に、クランプ装置11は、掴んで支持した既設杭Pから反力を取って、杭圧入機10が新たに杭Pを圧入したり、埋設されている杭Pを引き抜いたりすることができるように、杭圧入機10を既設杭Pの上端部に固定し設置するようになっている。
なお、クランプ装置11が備える固定クランプ爪と可動クランプ爪とからなるクランプ爪や、可動クランプ爪を駆動させる油圧シリンダの構成や、クランプ爪が杭Pを掴む動作は周知であるので、ここでは詳述しない。
スライドベース13は、サドル12に対し前方に移動して、リーダーマスト14とともにチャック装置15を水平に前側に移動させることにより、サドル12を移動することなく、先頭のクランプ装置11が支持している既設杭Pの先に、新たな2本の杭を前後方向に並べて順次圧入することを可能にする。
リーダーマスト14は、スライドベース13と一体的に前後に移動する。
また、リーダーマスト14は、スライドベース13に対し左右に旋回してチャック装置15の向きを変えることにより、順次並んで圧入される杭の列の方向を直角に曲げたり、湾曲して曲げたりすることが可能となっている。
チャック装置15は、その背面側がリーダーマスト14の前面側に昇降可能に嵌合した状態とされるとともに、リーダーマスト14とチャック装置15に接続されたメイン油圧シリンダ16により昇降駆動されるようになっている。
このチャック装置15の内部には、例えば、掘削装置1のケーシング2を掴むケーシングチャックと、杭Pを掴むパイルチャックとが設けられている。ケーシングチャックは、チャック装置15に挿通されたケーシング2を、図示しない油圧シリンダの駆動により作動する爪部で把持して保持することができる。パイルチャックは、チャック装置15に挿通された杭Pを、図示しない油圧シリンダの駆動により作動する爪部で把持して保持することができる。
なお、チャック装置15が備えるケーシングチャックやパイルチャック、その爪部を駆動させる油圧シリンダの構成や動作は周知であるので、ここでは詳述しない。
そして、チャック装置15が把持した杭Pを地中に圧入する際、チャック装置15の昇降範囲は限られているので、杭Pを把持してチャック装置15を下降させることと、杭Pを離してチャック装置15を上昇させることを繰り返すようになっている。これにより、チャック装置15が昇降する1ストローク分ずつ杭Pを圧入することが繰り返され、チャック装置15の昇降範囲より深く杭Pを地中に圧入することが可能になっている。
同様に、杭Pを把持してチャック装置15を上昇させることと、杭Pを離してチャック装置15を下降させることを繰り返して、杭Pを地中から引き抜くことが可能になっている。
また、チャック装置15が把持したケーシング2(掘削装置1)を地中に押し下げることや、地中から引き上げることも同様に行うことが可能になっている。
上記した杭圧入機10は、既設杭Pの先に新たな杭Pをチャック装置15で圧入する動作と、クランプ装置11による既設杭Pの上端部の挟持と解除の動作と、サドル12に対するスライドベース13の前後動の動作と、を組み合わせることで、既設杭Pからなる杭列上を自走し移動することができる。
なお、杭圧入機10が杭列上を自走する動作は周知であるので、ここでは詳述しない。
次に、この掘削装置1がタンク3内に一時的に溜めた掘削土Sを埋め戻す際の動作について説明する。
掘削装置1で地盤を掘削する際、第一駆動部5によって正回転されるオーガスクリュー4は、ケーシング2を通じて掘削土Sをリフトし、その掘削土Sをタンク3内に搬送して溜める。
そして、所定の掘削作業を終えてケーシング2を地中から引き抜く際、第一駆動部5によってオーガスクリュー4を逆回転させてタンク3内に溜めた掘削土Sを排出し、地中に埋め戻す。このとき、第二駆動部7も作動させて回転部材6を回転移動させる。
第二駆動部7によって回転され、タンク3の内面に沿って回転移動する回転部材6は、タンク3の内面に摺接することで、タンク3の内面に付着した掘削土Sを剥ぎ落とす。
特に、回転部材6は、タンク3のテーパ部3aの内面に沿う斜傾部62を有しているので、この斜傾部62でテーパ部3aの内面に付着した掘削土Sを剥ぎ落とすことができる。
更に、回転部材6は、その回転方向の前側にすくい面6aを有しているので、タンク3内に大量の掘削土Sが溜まったことで、タンク3がケーシング2に向かって縮径するテーパ部3aに掘削土Sが自重により圧密してしまうことがあっても、回転部材6の回転に伴ってすくい面6aに接触した掘削土Sを、すくい面6aによってタンク3の中心側のオーガスクリュー4に向けて移動させることで、その圧密を解消することができる。
つまり、タンク3内の掘削土Sをオーガスクリュー4によって地中に埋め戻す際に、回転部材6を回転させることで、テーパ部3aを含むタンク3の内面に付着した掘削土Sを剥ぎ落とすことができ、すくい面6aに接触した掘削土Sをオーガスクリュー4に向けて移動させることができるので、タンク3内から掘削土Sをスムーズに排出することが可能になる。
このように、掘削装置1は、テーパ部3aの内面に付着した掘削土Sを剥ぎ落とすことができる斜傾部62を有する回転部材6を備えているので、タンク3のテーパ部3aに掘削土Sが目詰まりすることを防いで、タンク3内に一時的に溜めた掘削土Sを良好に排出することができる。
また、この掘削装置1は、オーガスクリュー4を回転させる第一駆動部5と、回転部材6を回転させる第二駆動部7とを備えており、オーガスクリュー4と回転部材6をそれぞれ独立して作動させることができる。
例えば、タンク3内の掘削土Sの量や掘削土Sの状態(例えば、圧密しているか否か、湿潤/乾燥しているか否か)に応じて、第一駆動部5と第二駆動部7の駆動および停止を切り替えて、オーガスクリュー4と回転部材6の回転および停止をそれぞれ切り替えることで、タンク3内の掘削土Sをオーガスクリュー4によって地中に埋め戻す排出処理を好適に行うことができる。例えば、第二駆動部7を作動させて回転部材6を回転させることに先立って、第一駆動部5によってオーガスクリュー4を逆回転させるようにすれば、タンク3内の掘削土Sに芯抜きを施すことができるため、回転部材6を低負荷で回転させることや、オーガスクリュー4と回転部材6と掘削土Sの供回りを防止することができる。
また、オーガスクリュー4と回転部材6をともに回転させる際に、それぞれの回転速度を異ならせる調整を行って、掘削土Sの排出処理を行うこともできる。
なお、第一駆動部5と第二駆動部7の駆動および停止をそれぞれ独立して切り替えることや、オーガスクリュー4および回転部材6それぞれの回転速度を異ならせる調整を行うことは、手動操作で行うようにしてもよく、より好ましくは、第一駆動部5および第二駆動部7の動作を制御する制御部による自動制御で行うようにしてもよい。
以上のように、本実施形態の掘削装置1は、それぞれ独立して回転可能なオーガスクリュー4と回転部材6を備えており、オーガスクリュー4を逆回転させてタンク3内に一時的に溜めた掘削土Sを埋め戻す際に、回転部材6を回転させてタンク3の内面に付着した掘削土Sを剥ぎ落としたり、回転部材6の回転に伴ってすくい面6aに接触した掘削土Sをオーガスクリュー4に向けて移動させたりすることができるので、タンク3内に掘削土Sを残留させないように良好に排出することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではない。
例えば、図4に示すように、断面視略L字形状(断面視略“く”字形状)を呈する回転部材6を備えた掘削装置1であっても、タンク3内に溜めた掘削土Sを良好に排出することができる。
この回転部材6も回転方向の前側にすくい面6aを有しているので、タンク3の内面に付着した掘削土Sを剥ぎ落とすことや、掘削土Sをオーガスクリュー4に向けて移動させることができ、タンク3内から掘削土Sをスムーズに排出することを可能にする。
また、図5に示すように、断面視略C字形状(断面視略円弧形状)を呈する回転部材6を備えた掘削装置1であっても、タンク3内に溜めた掘削土Sを良好に排出することができる。
この回転部材6も回転方向の前側にすくい面6aを有しているので、タンク3内から掘削土Sをスムーズに排出することを可能にする。
また、図6に示すように、断面視略平板状の回転部材6を備えた掘削装置1であっても、タンク3内に溜めた掘削土Sを良好に排出することができる。
この回転部材6は、回転方向の前端の縁がタンク3の内面に近接あるいは接触し、後端の縁がタンク3の内面から離間した向きに配設されており、その回転方向の前側にすくい面6aを有しているので、タンク3内から掘削土Sをスムーズに排出することを可能にする。
また、図7に示すように、断面視略“ノ”字形状の回転部材6を備えた掘削装置1であっても、タンク3内に溜めた掘削土Sを良好に排出することができる。
この回転部材6は、回転方向の前端の縁がタンク3の内面に近接あるいは接触し、後端の縁がタンク3の内面から離間した向きに配設されており、その回転方向の前側に凹状のすくい面6aを有しているので、タンク3内から掘削土Sをスムーズに排出することを可能にする。
また、図8に示すように、断面視略“ノ”字形状の回転部材6を備えた掘削装置1であっても、タンク3内に溜めた掘削土Sを良好に排出することができる。
この回転部材6は、回転方向の前端の縁がタンク3の内面に近接あるいは接触し、後端の縁がタンク3の内面から離間した向きに配設されており、その回転方向の前側に凸状のすくい面6aを有しているので、タンク3内から掘削土Sをスムーズに排出することを可能にする。
なお、以上の実施の形態においては、第二駆動部7を作動させて回転部材6を回転させる際、すくい面6aが形成されている面を回転方向の前面として回転させたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図3(b)に示した回転部材6、図4に示した回転部材6、図5に示した回転部材6は、回転方向の前側と後側が同一形状を有しており、回転方向の後側にもすくい面が形成されていると見なすことができるので、このような回転部材6を備えた掘削装置1の場合、第二駆動部7によって回転部材6を逆方向に回転させて、タンク3の内面に付着した掘削土Sを剥ぎ落とすようにしてもよい。
勿論、タンク3内の掘削土Sの状態などに応じて、回転部材6の回転方向を正方向に切り替えたり、逆方向に切り替えたりして、タンク3の内面に付着した掘削土Sを剥ぎ落としてもよい。
また、以上の実施の形態においては、回転部材6が、屈曲箇所より上の鉛直部61と、屈曲箇所より下の斜傾部62を有する例で説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にいう回転部材は、少なくともテーパ部の内面に沿って回転するものであればよい。
また、以上の実施の形態においては、掘削装置1が、オーガスクリュー4を回転させる第一駆動部5と、回転部材6を回転させる第二駆動部7とを備えた例で説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明の掘削装置は、オーガスクリューおよび回転部材の双方を回転させる1つの駆動部を備えていてもよい。
また、以上の実施の形態においては、回転部材6が回転方向の前側にすくい面6aを有する例で説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。本発明にいう回転部材は、タンク内面に沿って回転する部材であればよく、必ずしもすくい面が形成されていなくてもよい。
また、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
1 掘削装置
2 ケーシング
3 タンク
3a テーパ部
4 オーガスクリュー
4a オーガ軸
4b スクリュー
5 第一駆動部
6 回転部材
6a すくい面
61 鉛直部
62 斜傾部
7 第二駆動部
7a ピニオンギア
8 回転腕部
9 ギア部
9a 中央開口
10 杭圧入機
S 掘削土

Claims (3)

  1. 筒状のケーシングと、
    前記ケーシングの上端に接続され、下部から上部に向かって径が大きくなるテーパ部を有するタンクと、
    オーガ軸の周囲に螺旋状に設けられたスクリューを有し、上下方向に延在して前記ケーシング及び前記タンク内に配されているオーガスクリューと、
    を備えている掘削装置において、
    前記タンク内には、前記オーガ軸と同軸で、少なくとも前記テーパ部の内面に沿って回転する回転部材が設けられていることを特徴とする掘削装置。
  2. 前記回転部材は、その回転方向前側にすくい面を有していることを特徴とする請求項1に記載の掘削装置。
  3. 当該掘削装置は、前記オーガスクリューを回転させる第一駆動部と、前記回転部材を回転させる第二駆動部と、を備えており、
    前記第一駆動部と前記第二駆動部とは、それぞれ独立して駆動および停止が切り替え可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の掘削装置。
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