JP7472877B2 - 杭の施工方法及び該杭の施工方法に用いるほぐし部材保持機構 - Google Patents
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Description
鋼管杭のような下端に開口部を有する管状の杭を地盤に貫入する施工では、杭内に取り込まれる掘削土砂が増えるにつれて、杭内周面と杭内の土砂との摩擦抵抗が増大し、杭内が土砂で閉塞する現象が生じる。掘削土砂による杭内閉塞は、施工中の施工抵抗を増大させるが、施工後の杭の支持力性能を向上させる。言い換えれば、杭内の土砂による閉塞は、施工性にはマイナスに影響し、杭の支持力性能にはプラスに影響する。
そこで、支持層の上部にあって支持層に到達するまでの地盤(以下、中間層という)の掘削時には杭内の土砂による閉塞を抑制し、支持層への貫入時には杭内の土砂による閉塞を促進させるようにした技術が、例えば特許文献1~3に開示されている。
これにより、中間層では突起が杭内の土砂を上向きに押し上げて杭内の土砂閉塞が抑制され、支持層では突起が杭内の土砂を下向きに押し込んで杭内の土砂閉塞が促進されるようになっている。
これにより、中間層ではビットによって土砂が杭外へ押し出されて杭内の土砂閉塞が抑制され、支持層ではビットによって土砂が杭内に取り込まれて杭内の土砂閉塞が促進されるようになっている。
これにより、中間層では掘削リブによって杭内に取り込まれた土砂が掘削、攪拌されて杭内の土砂閉塞が抑制され、支持層では掘削リブによって杭内に取り込まれた土砂が押さえ込まれて杭内の土砂閉塞が促進されるようになっている。
また、掘削土砂の粒径に対して突起高さが小さいと、特許文献1に記載のような、掘削土砂を上に押し上げる力は発揮されず、施工中の杭内閉塞を抑制できないことが想定される。杭を施工する地盤は粒径20mm以上の礫が存在することも多く、このような地盤に対しては高さの大きな突起あるいは内側に張り出した螺旋翼のようなものが必要となるため、前述の螺旋突起の必要範囲を考慮すると、鋼管杭の加工コストが膨大となる。
また、該杭の施工方法に用いるほぐし部材保持機構を提供することを目的としている。
H-10Dout≦L≦H-Dout ・・・(1)
ここで、H:杭の打ち止め深さ(m)
Dout:杭の外径(m)
また、杭自体に特別な加工を施す必要がないので、杭の製造コストを増加させたり製造工程を煩雑化させたりすることがない。
ここで管状の杭とは、軸方向に長い、中空の円筒型の杭を指す。例えば「既成杭」が挙げられる。より具体的には、プレストレスト・コンクリート杭(PC杭)、プレテンション方式プレストレスト・コンクリート杭(PHC杭)、コンクリート外周部に鋼管を巻いたSC杭、高強度鉄筋を導入したコンクリートのPRC杭、または、鋼管杭が挙げられる。管径に対する管厚の比(径厚比)が小さく貫入抵抗が小さいことから、特に鋼管杭への適用が好ましい。以下、ほぐし部材3と各工程について詳細に説明する。
なお、図1の黒矢印は杭1の動き、白矢印はほぐし部材3の動きを示している。
また、本明細書において「土砂」とは、掘削した地盤の土砂、掘削時に破壊した地盤の岩または掘削時に破壊した構造物の破片等、をまとめたものである。
ほぐし部材3は、杭1とは別の独立した部材であり、例えば山形鋼、パイプ、溝形鋼、平鋼、棒鋼などが挙げられるが、特にその杭径方向にそった断面形状は限定されない。
但し、土砂の粒径によっては、ほぐし部材3の張り出し幅a(図1(a)参照)が小さすぎると、第1貫入工程における杭1内の土砂のほぐし効果が十分に発揮されない場合がある。そのため、張り出し幅aは10mm以上であることが好ましい。
また、ほぐし部材3より深い位置で土砂閉塞が生じないように、ほぐし部材3の下端は杭1の先端部近傍に配置されるのが好ましい。具体的には、杭1の先端から杭直径の2倍以内の高さにほぐし部材3の下端を配置するのが好ましい。
なお、ほぐし部材3は、必ずしも杭1の内壁に接触している必要はなく、杭1の内壁付近に位置していればよい。
また、ほぐし部材は、合わせて使用する管状の杭1に対し、杭1の内壁に沿って軸方向に延びた形状をしている。さらに、杭1の軸方向にほぼ直線状に延びていれば、さらに好ましい。
第1貫入工程は、地表から地中に向かって、地盤9に杭1を回転貫入する工程である。図1(a)に示すように、杭1の回転貫入に伴って、杭1の内壁に沿って配したほぐし部材3を貫入する。そして、ほぐし部材3によって杭1内の土砂をほぐしながら杭1を回転貫入するものである。より具体的には、この第1貫入工程においては、ほぐし部材は杭1に対し相対的にほぼ回転させずに貫入する。
なお、図2(b)は図2(a)の破線円で囲んだ部分の拡大図であり、図2(c)は図2(b)のA-A矢視図(杭1の内側のみ図示)である。
このとき、図2(b)、図2(c)に示すように、杭1内にはほぐし部材保持機構10によりほぐし部材3が保持されている。ほぐし部材保持機構10は、つっぱり部材11(本発明のロータリージョイント保持部材)、ロータリージョイント13、径方向部材15および接続部材17を含む。
つっぱり部材11は杭の径方向に伸縮可能な2本以上の腕(図2(c)では4本)を備えており、この腕の一端はロータリージョイント13に接続され、他端は杭1の内壁に押し付けられている。また、杭1の内壁には、つっぱり部材11の他端を上下に挟み込むような突起が取り付けられ、つっぱり部材11の他端が杭1の上下動に追従して上下動するようになっている。
上記のように、つっぱり部材11とロータリージョイント13を介してほぐし部材3を杭1に取り付けたことにより、ほぐし部材3は杭1の上下方向の移動には連動するが、杭1の回転には連動しない。
これにより、ほぐし部材保持機構10により、ほぐし部材3を杭1の貫入方向の動きに連動させると共に杭1の回転方向の動きには連動させないように保持することができる(図1(a)参照)。
管状の杭1を地盤9に貫入するときに杭内閉塞が促進されるか否かは、図3(a)に示すように、杭内の土砂19のある区間(上下の破線で挟まれた部分)に作用する下向きの力と上向きの力のバランスによって決まる。
ここで、下向きの力とは、対象区間の上部の杭内の土砂19から作用する押し込み力Aと、対象区間の杭内の土砂19の自重Bと、対象区間の杭内の土砂19と杭内壁との摩擦力Cである。上向きの力とは、対象区間の下部の杭内の土砂19の抵抗力(=その場に留まろうとする力)Dである。
なお、図4の実線矢印は杭1の動き、破線矢印は杭内の土砂19の動きを示している。
杭内の土砂19の全長においてA+B+C<Dの場合、図3(b)と同様に、杭内の土砂19は杭1に追従して回転することなくその場に留まり続けた状態で杭1が貫入される(図4(a)参照)。
一方、杭内の土砂19の一部の区間においてA+B+C≧Dとなった場合、当該区間から下方では杭内の土砂19と杭内壁との摩擦力が増大するので、杭1の回転貫入に伴って、杭内の土砂19も杭1と一体となって回転しながら下方に移動する(図4(b)参照)。したがって前述のように杭1内の土砂閉塞が促進される。
そこで、第1貫入工程中においてほぐし部材3を保持する方法の他の例として、特に硬い地盤に対しても好適な例を、図5に示す。なお、先に説明した「杭打機5のリーダー7で杭1の上端を把持して杭1を地盤9に回転貫入する」場合と共通の部材については、詳細な説明を省略する。
ほぐし部材保持機構18は、ほぐし部材3の上端部に接続され他端が杭1の中心に向かって延出する径方向部材15と、径方向部材15の他端を保持する送りネジ機構20とを備えている。
そして、送りネジ機構20は、一端が径方向部材15に接続され他端が杭1の回転軸方向に延出する筒状の筒状部材25と、筒状部材25の他端に取り付けられたナット23と、杭1の回転に連動して回転すると共にナット23に螺合して筒状部材25に挿入される送りネジ21とを有している。なお、図5の送りネジ21は杭打機5のリーダー7に固定されているものとする。
上記の送りネジ機構20においては、リーダー7の回転に連動して送りネジ21が回転するが、ナット23と筒状部材25は回転しない。同時に、リーダー7の下方への移動に連動して送りネジ21が下方に移動した場合は、ナット23と共に筒状部材25も下方に移動する。その結果、筒状部材25に径方向部材15を介して連結しているほぐし部材3も下方に移動する。しかし、送りネジ21の回転は、ナット23があるために筒状部材25には伝達されないので、杭1の回転合わせて筒状部材25に取り付けられた径方向部材15とほぐし部材3はほとんど回転しない。
また、図5の方法では、ほぐし部材3の先端位置は、ナット23の移動量の分だけ初期位置よりも下方に移動するため、ほぐし部材3の先端位置が杭1の先端位置に近く、かつ、杭1の回転数が多いと、理論上はほぐし部材3が杭1の先端から突出することになる。しかし、実際は、杭1を連続して貫入できる長さは最大でも12m程度であり、それ以上の杭長の場合は、杭1の縦継ぎ工程が発生する。前述のように、杭1内の土砂はほぐされており、杭1の縦継ぎ時にほぐし部材3を引き抜いて先端位置を調整することは容易にできる。12mを貫入するために必要な杭1の回転数は多くとも300回転程度であるため、1回転あたりのナット23の移動量を1mmとすると、ほぐし部材3の先端位置は300mmしか下方に移動することはない。そのため、ほぐし部材3の初期先端位置を、例えば杭1の先端から杭直径の2倍上方に設定しておけば、施工中にほぐし部材3が杭1の先端から突出することはない。
図6に、全回転チュービング装置27を使用して杭1を施工する例を示す。全回転チュービング装置27は、杭1の上端を塞ぐことなく、杭1を回転貫入することができる。なお、図6(b)は図6(a)のB-B矢視図である。なお、先に説明した「杭打機5のリーダー7で杭1の上端を把持して杭1を地盤9に回転貫入する」場合と共通の部材については、詳細な説明を省略する。
第2貫入工程は、杭1が所定の深さに到達後、図1(b)に示すように、ほぐし部材3を杭1の回転と同一軸芯で回転させながら、杭1を回転貫入するものである。このときほぐし部材3は、杭1と共に貫入させながら回転させてもよいし、貫入は行わずに回転させるだけでもよい。
上記のことから、本実施の形態における第2貫入工程を開始する所定の深さL(m)は、下記式(1)を満たすことが好ましい。
H-10Dout≦L≦H-Dout ・・・(1)
ここで、H:杭の打ち止め深さ(m)
Dout:杭の外径(m)
なお、第2貫入工程を地盤9中の支持層で行う場合においては、所定の深さLに「支持層の上端までの深さ(m)」を設定するのが好ましい。
図7は、図2で説明した方法で第1貫入工程を実施したあとに第2貫入工程を実施する場合の例を示したものある。
第2貫入工程においては、図7に示すように、第1貫入工程で用いたつっぱり部材11とロータリージョイント13を杭1内から取り外し、ほぐし部材3と杭1を例えば図中黒丸で示す溶接部で溶接する。このようにすることで、ほぐし部材3が杭1に固定され、杭1の回転に伴ってほぐし部材3も杭1と同一軸芯で回転させることができる。
また、杭1の施工完了後にほぐし部材3を杭内部に残置しても、杭1の鉛直支持力や水平抵抗力に影響は生じない。
また、杭本体に特別な加工を施す必要がないので、杭1の製造コストを増加させたり製造工程を煩雑化させたりすることがない。
本実施例の発明例として、直径318.5mm、板厚7.9mmの鋼管を杭として、杭の内壁沿ってほぐし部材を配し、杭の回転貫入に伴ってほぐし部材を貫入した場合の施工抵抗力を試算した。また、本実施例においては「所定の深さ」は「支持層の上端」とする。すなわち、第1貫入工程は支持層の上部にある中間層の貫入時に行い、第2貫入工程は支持層の貫入時に行う。
また、比較例として、同杭を単独で回転貫入した場合の施工抵抗力を試算した。
発明例(ほぐし部材あり)と比較例(ほぐし部材なし)について、鋼管の貫入長に対する杭内の土砂の長さ、鋼管を貫入するために必要な押し込み力及び鋼管を回転するために必要な回転トルクを比較したグラフを図8に示す。
したがって、第1貫入工程によって中間層に杭を貫入したあと、第2貫入工程によって支持層に杭を貫入することにより、中間層では施工抵抗を低減して、施工の最後には積極的に杭内に土砂閉塞を生じさせることができ、杭の先端支持力を向上させることができる。
3 ほぐし部材
5 杭打機
7 リーダー
9 地盤
10 ほぐし部材保持機構
11 つっぱり部材
13 ロータリージョイント
15 径方向部材
17 接続部材(図2(b)と(c)の場合)
18 ほぐし部材保持機構
19 杭内の土砂
20 送りネジ機構
21 送りネジ
23 ナット
25 筒状部材
27 全回転チュービング装置
29 接続部材(図6(a)と(b)の場合)
31 フレーム
33 溶接部
Claims (6)
- 管状の杭を地盤に回転貫入する杭の施工方法であって、
前記杭の軸方向に延びるほぐし部材を、前記杭の内壁に沿って1本以上配し、
前記ほぐし部材を前記杭の貫入方向の動きに連動させると共に杭の回転方向の動きには連動させないように保持し、杭とともに回転しようとする杭内の土砂の回転を前記ほぐし部材によって阻害することで、杭内の土砂をほぐしながら前記杭を回転貫入する第1貫入工程と、
前記杭が所定の深さに到達後、前記ほぐし部材を前記杭の回転と同一軸で回転させながら、前記杭を回転貫入させる第2貫入工程と、
を備えた杭の施工方法。 - 前記所定の深さをL(m)としたときに、下記式(1)を満たす請求項1記載の杭の施工方法。
H-10Dout≦L≦H-Dout ・・・(1)
ここで、H:杭の打ち止め深さ(m)
Dout:杭の外径(m) - 前記第2貫入工程において、前記ほぐし部材の一部を前記杭に固定する請求項1又は2に記載の杭の施工方法。
- 前記第1貫入工程において、前記ほぐし部材の下端又は側面に形成した吐出孔から流体を吐出させる請求項1乃至3のいずれか一項に記載の杭の施工方法。
- 管状の杭を地盤に回転貫入する杭の施工方法であって、
前記杭の軸方向に延びるほぐし部材を、前記杭の内壁に沿って1本以上配し、
前記ほぐし部材によって杭内の土砂をほぐしながら前記杭を回転貫入する第1貫入工程と、
前記杭が所定の深さに到達後、前記ほぐし部材を前記杭の回転と同一軸で回転させながら、前記杭を回転貫入させる第2貫入工程と、を備えた杭の施工方法において用いられ、前記ほぐし部材を前記杭の貫入方向の動きに連動させると共に前記杭の回転方向の動きには連動させないように保持するほぐし部材保持機構であって、
一端が前記ほぐし部材の上端部に接続され他端が前記杭の中心に向かって延出する径方向部材と、一端が前記径方向部材の他端に接続され他端が杭の回転軸方向に延出する接続部材と、
該接続部材の他端を回転可能に保持するロータリージョイントと、該ロータリージョイントを前記杭の中央に保持するロータリージョイント保持部材とを備えたほぐし部材保持機構。 - 管状の杭を地盤に回転貫入する杭の施工方法であって、
前記杭の軸方向に延びるほぐし部材を、前記杭の内壁に沿って1本以上配し、
前記ほぐし部材によって杭内の土砂をほぐしながら前記杭を回転貫入する第1貫入工程と、
前記杭が所定の深さに到達後、前記ほぐし部材を前記杭の回転と同一軸で回転させながら、前記杭を回転貫入させる第2貫入工程と、を備えた杭の施工方法において用いられ、前記ほぐし部材を前記杭の貫入方向の動きに連動させると共に前記杭の回転方向の動きには連動させないように保持するほぐし部材保持機構であって、
一端が前記ほぐし部材の上端部に接続され他端が前記杭の中心に向かって延出する径方向部材と、該径方向部材の他端を保持する送りネジ機構とを備え、
該送りネジ機構は、一端が前記径方向部材に接続され他端が杭の回転軸方向に延出する筒状部材と、該筒状部材の他端に取り付けられたナットと、前記杭の回転に連動して回転すると共に前記ナットに螺合して前記筒状部材に挿入される送りネジとを有するほぐし部材保持機構。
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