JP7472877B2 - 杭の施工方法及び該杭の施工方法に用いるほぐし部材保持機構 - Google Patents

杭の施工方法及び該杭の施工方法に用いるほぐし部材保持機構 Download PDF

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Description

本発明は、管状の杭を地盤に回転貫入する杭の施工方法及び該杭の施工方法に用いるほぐし部材保持機構に関する。
従来、先端ビットや螺旋状の羽根を有した鋼管を回転させつつ地盤に貫入することで構築される鋼管杭が知られている。
鋼管杭のような下端に開口部を有する管状の杭を地盤に貫入する施工では、杭内に取り込まれる掘削土砂が増えるにつれて、杭内周面と杭内の土砂との摩擦抵抗が増大し、杭内が土砂で閉塞する現象が生じる。掘削土砂による杭内閉塞は、施工中の施工抵抗を増大させるが、施工後の杭の支持力性能を向上させる。言い換えれば、杭内の土砂による閉塞は、施工性にはマイナスに影響し、杭の支持力性能にはプラスに影響する。
そこで、支持層の上部にあって支持層に到達するまでの地盤(以下、中間層という)の掘削時には杭内の土砂による閉塞を抑制し、支持層への貫入時には杭内の土砂による閉塞を促進させるようにした技術が、例えば特許文献1~3に開示されている。
特許文献1では、内面に螺旋上の突起を有する鋼管杭を使用し、中間層の掘削時には、螺旋突起の傾斜角度よりも施工角度が大きくなるように鋼管杭の回転速度および貫入速度を調節し、支持層への貫入時には、螺旋突起の傾斜角度よりも施工角度が小さくなるように鋼管杭の回転速度および貫入速度を調節している。
これにより、中間層では突起が杭内の土砂を上向きに押し上げて杭内の土砂閉塞が抑制され、支持層では突起が杭内の土砂を下向きに押し込んで杭内の土砂閉塞が促進されるようになっている。
特許文献2では、先端に所定の角度を設けて取り付けられたビットを有する鋼管杭を使用し、中間層の掘削時と支持層への貫入時において鋼管杭の回転方向を逆方向に変えるようにしている。
これにより、中間層ではビットによって土砂が杭外へ押し出されて杭内の土砂閉塞が抑制され、支持層ではビットによって土砂が杭内に取り込まれて杭内の土砂閉塞が促進されるようになっている。
特許文献3では、杭内に杭中心に対して点対称となるように設けられた掘削リブを有する鋼管杭を、中間層の掘削時には回転圧入して、支持層における打ち止め時には回転させずに圧入するようにしている。
これにより、中間層では掘削リブによって杭内に取り込まれた土砂が掘削、攪拌されて杭内の土砂閉塞が抑制され、支持層では掘削リブによって杭内に取り込まれた土砂が押さえ込まれて杭内の土砂閉塞が促進されるようになっている。
特開2011-157780号公報 特開2009-249893号公報 特開2007-284866号公報
特許文献1は、鋼管杭の内側に設けられた螺旋突起の傾斜角を基準に、回転速度と貫入速度を調整することで、杭内閉塞の抑制と促進をコントロールするものであるが、この螺旋突起は杭先端から杭径の5倍以上の範囲に連続して設置される必要がある。
また、掘削土砂の粒径に対して突起高さが小さいと、特許文献1に記載のような、掘削土砂を上に押し上げる力は発揮されず、施工中の杭内閉塞を抑制できないことが想定される。杭を施工する地盤は粒径20mm以上の礫が存在することも多く、このような地盤に対しては高さの大きな突起あるいは内側に張り出した螺旋翼のようなものが必要となるため、前述の螺旋突起の必要範囲を考慮すると、鋼管杭の加工コストが膨大となる。
特許文献2は、ビットの取付角度に応じて、鋼管杭の内部に流入する土砂量を調整することができるが、貫入に伴い杭内の土砂量が一定量を超えると杭内に土砂による閉塞が発生することが考えられるため、施工中の閉塞抑制効果は不十分である。
特許文献3は、鋼管杭内に取り付けられた掘削リブによって、杭内の土砂を掘削、攪拌するものであるが、例えば粘性が強い地盤や、硬い地盤を掘削する場合には、掘削リブによる掘削、攪拌が困難であり、逆に施工中の杭内閉塞を促進させてしまうリスクがある。
また、特許文献1~3の方法はいずれも、形状や取付角度に制限のある部材を杭の内側又は先端に取り付ける必要があるので、杭自体の製造コスト増加や製造工程の煩雑化が懸念される。
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、杭の製造コスト増加や製造工程を煩雑化させることなく、土砂閉塞を抑制したい範囲(例えば中間層)の掘削時には杭内の土砂閉塞を抑制し、所定の深さに到達後(例えば支持層)には杭内の土砂閉塞を促進させることができる杭の施工方法を提供することを目的としている。
また、該杭の施工方法に用いるほぐし部材保持機構を提供することを目的としている。
(1)本発明に係る杭の施工方法は、管状の杭を地盤に回転貫入する方法であって、前記杭の軸方向に延びるほぐし部材を、前記杭の内壁に沿って1本以上配し、前記ほぐし部材によって杭内の土砂をほぐしながら前記杭を回転貫入する第1貫入工程と、前記杭が所定の深さに到達後、前記ほぐし部材を前記杭の回転と同一軸で回転させながら、前記杭を回転貫入させる第2貫入工程と、を備えたものである。
(2)また、上記(1)に記載のものにおいて、前記所定の深さをL(m)としたときに、下記式(1)を満たすものである。
H-10Dout≦L≦H-Dout ・・・(1)
ここで、H:杭の打ち止め深さ(m)
Dout:杭の外径(m)
(3)また、上記(1)又は(2)に記載のものにおいて、前記第2貫入工程において、前記ほぐし部材の一部を前記杭に固定するものである。
(4)また、上記(1)乃至(3)のいずれかに記載のものにおいて、前記第1貫入工程において、前記ほぐし部材の下端又は側面に形成した吐出孔から流体を吐出させるものである。
(5)また、本発明に係るほぐし部材保持機構は、上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の杭の施工方法において用いられ、前記ほぐし部材を前記杭の貫入方向の動きに連動させると共に前記杭の回転方向の動きには連動させないように保持するものであって、一端が前記ほぐし部材の上端部に接続され他端が前記杭の中心に向かって延出する径方向部材と、一端が前記径方向部材の他端に接続され他端が杭の回転軸方向に延出する接続部材と、該接続部材の他端を回転可能に保持するロータリージョイントと、該ロータリージョイントを前記杭の中央に保持するロータリージョイント保持部材とを備えたものである。
(6)また、本発明に係るほぐし部材保持機構は、上記(1)乃至(4)のいずれかに記載の杭の施工方法において用いられ、前記ほぐし部材を前記杭の貫入方向の動きに連動させると共に前記杭の回転方向の動きには連動させないように保持するものであって、一端が前記ほぐし部材の上端部に接続され他端が前記杭の中心に向かって延出する径方向部材と、該径方向部材の他端を保持する送りネジ機構とを備え、該送りネジ機構は、一端が前記径方向部材に接続され他端が杭の回転軸方向に延出する筒状部材と、該筒状部材の他端に取り付けられたナットと、前記杭の回転に連動して回転すると共に前記ナットに螺合して前記筒状部材に挿入される送りネジとを有するものである。
本発明においては、杭の軸方向に延びるほぐし部材を杭の内壁に沿って1本以上配し、ほぐし部材によって杭内の土砂をほぐしながら杭を回転貫入する第1貫入工程と、杭が所定の深さに到達後、ほぐし部材を、杭の回転と同一軸で回転させながら杭を回転貫入させる第2貫入工程とを備えたことにより、土砂閉塞を抑制したい範囲(例えば支持層の上部にある中間層)の掘削時には、ほぐし部材が杭内の土砂をほぐして土砂閉塞を抑制する。また、所定の深さに到達後(例えば支持層)の貫入時には積極的に土砂閉塞を生じさせることができる。
また、杭自体に特別な加工を施す必要がないので、杭の製造コストを増加させたり製造工程を煩雑化させたりすることがない。
本発明の一実施の形態に係る杭の施工方法の説明する図である。 第1貫入工程を実施する方法の一例を説明する図である。 杭内で土砂閉塞が生じるメカニズムを説明する図である。 本発明の一実施の形態に係る第1貫入工程において、土砂閉塞が抑制されるメカニズムを説明する図である。 第1貫入工程を実施する方法の他の例を説明する図である(その1)。 第1貫入工程を実施する方法の他の例を説明する図である(その2)。 第2貫入工程を実施する方法の一例を説明する図である。 実施例に係る施工抵抗の試算結果を示したグラフであり、発明例(ほぐし部材あり)と比較例(ほぐし部材なし)を3つの観点で比較したものである。
本発明の一実施の形態に係る杭の施工方法は、管状の杭を地盤の予め定められた所定の深さに回転貫入する杭の施工方法であって、図1に示すように、軸方向に延びたほぐし部材3を、杭1の内壁に沿って配する。その状態で、ほぐし部材3によって杭1内の土砂をほぐしながら杭1を回転貫入する第1貫入工程と、杭1が所定の深さに到達後、ほぐし部材3を杭1の回転と同一軸芯で回転させながら、杭1を回転貫入させる第2貫入工程と、を備えたものである。
ここで管状の杭とは、軸方向に長い、中空の円筒型の杭を指す。例えば「既成杭」が挙げられる。より具体的には、プレストレスト・コンクリート杭(PC杭)、プレテンション方式プレストレスト・コンクリート杭(PHC杭)、コンクリート外周部に鋼管を巻いたSC杭、高強度鉄筋を導入したコンクリートのPRC杭、または、鋼管杭が挙げられる。管径に対する管厚の比(径厚比)が小さく貫入抵抗が小さいことから、特に鋼管杭への適用が好ましい。以下、ほぐし部材3と各工程について詳細に説明する。
なお、図1の黒矢印は杭1の動き、白矢印はほぐし部材3の動きを示している。
また、本明細書において「土砂」とは、掘削した地盤の土砂、掘削時に破壊した地盤の岩または掘削時に破壊した構造物の破片等、をまとめたものである。
本発明では、軸方向に延びたほぐし部材3を杭1の内部に杭1の内壁に沿って配し、第1貫入工程と第2貫入工程の両工程を行う。
ほぐし部材3は、杭1とは別の独立した部材であり、例えば山形鋼、パイプ、溝形鋼、平鋼、棒鋼などが挙げられるが、特にその杭径方向にそった断面形状は限定されない。
但し、土砂の粒径によっては、ほぐし部材3の張り出し幅a(図1(a)参照)が小さすぎると、第1貫入工程における杭1内の土砂のほぐし効果が十分に発揮されない場合がある。そのため、張り出し幅aは10mm以上であることが好ましい。
また、ほぐし部材3より深い位置で土砂閉塞が生じないように、ほぐし部材3の下端は杭1の先端部近傍に配置されるのが好ましい。具体的には、杭1の先端から杭直径の2倍以内の高さにほぐし部材3の下端を配置するのが好ましい。
なお、ほぐし部材3は、必ずしも杭1の内壁に接触している必要はなく、杭1の内壁付近に位置していればよい。
また、ほぐし部材は、合わせて使用する管状の杭1に対し、杭1の内壁に沿って軸方向に延びた形状をしている。さらに、杭1の軸方向にほぼ直線状に延びていれば、さらに好ましい。
<第1貫入工程>
第1貫入工程は、地表から地中に向かって、地盤9に杭1を回転貫入する工程である。図1(a)に示すように、杭1の回転貫入に伴って、杭1の内壁に沿って配したほぐし部材3を貫入する。そして、ほぐし部材3によって杭1内の土砂をほぐしながら杭1を回転貫入するものである。より具体的には、この第1貫入工程においては、ほぐし部材は杭1に対し相対的にほぼ回転させずに貫入する。
第1貫入工程では、杭1に回転力と圧入力を与えて地盤に回転貫入するのに対し、ほぐし部材3には、圧入力のみ与えて地盤に貫入する。このような第1貫入工程中においてほぐし部材3を保持する方法の例を図2に基づいて説明する。
なお、図2(b)は図2(a)の破線円で囲んだ部分の拡大図であり、図2(c)は図2(b)のA-A矢視図(杭1の内側のみ図示)である。
第1貫入工程においては、例えば図2(a)に示すように、杭打機5のリーダー7で杭1の上端を把持して杭1を地盤9に回転貫入する。
このとき、図2(b)、図2(c)に示すように、杭1内にはほぐし部材保持機構10によりほぐし部材3が保持されている。ほぐし部材保持機構10は、つっぱり部材11(本発明のロータリージョイント保持部材)、ロータリージョイント13、径方向部材15および接続部材17を含む。
ロータリージョイント13は上部と下部が独立して回転可能な構造になっており、ロータリージョイント13上部には、つっぱり部材11の一端が接続され、前記上部と共に回転可能になっている。一方、ロータリージョイント13の下部には、接続部材17が接続され、接続部材17はロータリージョイント13の下部と共に回転可能になっている。
つっぱり部材11は杭の径方向に伸縮可能な2本以上の腕(図2(c)では4本)を備えており、この腕の一端はロータリージョイント13に接続され、他端は杭1の内壁に押し付けられている。また、杭1の内壁には、つっぱり部材11の他端を上下に挟み込むような突起が取り付けられ、つっぱり部材11の他端が杭1の上下動に追従して上下動するようになっている。
伸縮可能なつっぱり部材11によって、ロータリージョイント13が杭1内のほぼ中央、すなわち杭1の回転の中心軸、に保持されている。ほぐし部材3の上端には、径方向部材15の一端が接続されており、径方向部材15の他端は杭1の中心に向かって延出している。径方向部材15の他端には接続部材17の一端が接続され、接続部材17の他端は杭1の回転軸方向に延出し、ロータリージョイント13に保持されている。これにより、径方向部材15と接続部材17を介してほぐし部材3がロータリージョイント13に取り付けられている。
つっぱり部材11の先端は杭1の内壁に押し付けられた状態であるため、杭1がリーダー7の回転に合わせて回転した際には、摩擦力によってつっぱり部材11も回転する。しかし、ロータリージョイント13の上部と下部は独立して回転することが可能な構造なため、つっぱり部材11が接続されたロータリージョイント13の上部が回転しても、ロータリージョイント13の下部は回転することはほとんどない。なぜなら、杭1の回転は、ロータリージョイント13により接続部材17には伝達されないので、接続部材17に取り付けられた径方向部材15とほぐし部材3はほとんど回転しない。
一方、杭1の上下の動きに対しては、杭1の内壁の突起を介してつっぱり部材11も同様に上下することで、ほぐし部材3も杭1の動きに連動して上下することができる。
上記のように、つっぱり部材11とロータリージョイント13を介してほぐし部材3を杭1に取り付けたことにより、ほぐし部材3は杭1の上下方向の移動には連動するが、杭1の回転には連動しない。
これにより、ほぐし部材保持機構10により、ほぐし部材3を杭1の貫入方向の動きに連動させると共に杭1の回転方向の動きには連動させないように保持することができる(図1(a)参照)。
上記のようにすることで、第1貫入工程では、杭1内の土砂閉塞を抑制しながら杭1を回転貫入することができるが、この力学的メカニズムについて、図3と図4に基づき説明する。
管状の杭1を地盤9に貫入するときに杭内閉塞が促進されるか否かは、図3(a)に示すように、杭内の土砂19のある区間(上下の破線で挟まれた部分)に作用する下向きの力と上向きの力のバランスによって決まる。
ここで、下向きの力とは、対象区間の上部の杭内の土砂19から作用する押し込み力Aと、対象区間の杭内の土砂19の自重Bと、対象区間の杭内の土砂19と杭内壁との摩擦力Cである。上向きの力とは、対象区間の下部の杭内の土砂19の抵抗力(=その場に留まろうとする力)Dである。
杭内の土砂19の全長において、下向きの合力A+B+Cを抵抗力Dが上回った場合(A+B+C<D)、図3(b)のように、杭内の土砂19はその場に留まり続けた状態で杭1のみが貫入されるため、見かけ上は杭1に対して杭内の土砂19が杭1内を上昇し、杭1を貫入した分だけ杭1内に土砂が取り込まれる。この状態では、杭内の土砂19はほとんど圧縮されないため、杭内閉塞は促進されない。
一方、杭内の土砂19の一部の区間において、下向きの合力A+B+Cが抵抗力D以上となった場合(A+B+C≧D)、対象区間の杭内の土砂19は杭1の貫入と共に下方向に移動するため、図3(c)のように、杭1内に土砂が取り込まれずに杭内の土砂19の天端が下がる。この状態では、対象区間の杭内の土砂19は下方向へ移動するとともに圧縮されて締め固まるので、更に下の区間の杭内の土砂19への押し込み力Aが増大する。
杭内の土砂19と杭内壁との摩擦力Cは、杭内の土砂19から杭内壁にかかる水平側圧および杭内の土砂19と杭内壁の摩擦係数によって定まるが、杭内の土砂19から杭内壁にかかる水平側圧は、上部の杭内の土砂19から作用する押し込み力Aの増大に伴って増加する。そのため、上部からの押し込み力Aが増大すると摩擦力Cも増大する。したがって、下方にいくにつれて、下向きの合力A+B+Cが大きくなっていき、杭1の下端では杭1内に土砂が取り込まれにくくなり、杭内閉塞が促進される。
次に、回転貫入される杭1と杭内の土砂19の関係について図4に基づいて説明する。
なお、図4の実線矢印は杭1の動き、破線矢印は杭内の土砂19の動きを示している。
杭内の土砂19の全長においてA+B+C<Dの場合、図3(b)と同様に、杭内の土砂19は杭1に追従して回転することなくその場に留まり続けた状態で杭1が貫入される(図4(a)参照)。
一方、杭内の土砂19の一部の区間においてA+B+C≧Dとなった場合、当該区間から下方では杭内の土砂19と杭内壁との摩擦力が増大するので、杭1の回転貫入に伴って、杭内の土砂19も杭1と一体となって回転しながら下方に移動する(図4(b)参照)。したがって前述のように杭1内の土砂閉塞が促進される。
この点、本実施の形態の第1貫入工程では、杭内壁の近傍にほぐし部材3を配した状態で杭1だけを回転させているので、杭内の土砂19が杭1とともに回転しようとしても、第1貫入工程においてほぐし部材3は回転しないので、ほぐし部材3によって杭内の土砂19の回転が阻害され(図4(c)参照)、杭内壁近傍の杭内の土砂19が破壊される(=ほぐされる)。これによって、摩擦力Cが急減に低下し、その結果、下向きの合力A+B+Cが低減されて、土砂を杭1内に取り込みながら杭1を貫入でき、土砂閉塞が抑制される。
なお、図2で説明した方法の場合、杭1と共に回転する杭内の土砂19に押圧されてもほぐし部材3が回転することなく杭内の土砂19をほぐせるように、一定以上の重量を有するほぐし部材3を用いるのが好ましい。また、硬い地盤に施工する場合などは、ほぐし部材3の回転を防止する手段を講じるのがより好ましい。
そこで、第1貫入工程中においてほぐし部材3を保持する方法の他の例として、特に硬い地盤に対しても好適な例を、図5に示す。なお、先に説明した「杭打機5のリーダー7で杭1の上端を把持して杭1を地盤9に回転貫入する」場合と共通の部材については、詳細な説明を省略する。
図5に示す例は、ほぐし部材保持機構として回転力を推力に変換する送りネジ機構を利用したものであり、杭1内にはほぐし部材保持機構18によりほぐし部材3が保持されている。
ほぐし部材保持機構18は、ほぐし部材3の上端部に接続され他端が杭1の中心に向かって延出する径方向部材15と、径方向部材15の他端を保持する送りネジ機構20とを備えている。
そして、送りネジ機構20は、一端が径方向部材15に接続され他端が杭1の回転軸方向に延出する筒状の筒状部材25と、筒状部材25の他端に取り付けられたナット23と、杭1の回転に連動して回転すると共にナット23に螺合して筒状部材25に挿入される送りネジ21とを有している。なお、図5の送りネジ21は杭打機5のリーダー7に固定されているものとする。
筒状部材25の外径はナット23の径よりも小さく、筒状部材25の内径は送りネジ21が挿入可能な大きさである。そして、送りネジ21、ナット23および筒状部材25は、杭1内のほぼ中央、すなわち杭1の回転の中心軸、に保持されている。
上記の送りネジ機構20においては、リーダー7の回転に連動して送りネジ21が回転するが、ナット23と筒状部材25は回転しない。同時に、リーダー7の下方への移動に連動して送りネジ21が下方に移動した場合は、ナット23と共に筒状部材25も下方に移動する。その結果、筒状部材25に径方向部材15を介して連結しているほぐし部材3も下方に移動する。しかし、送りネジ21の回転は、ナット23があるために筒状部材25には伝達されないので、杭1の回転合わせて筒状部材25に取り付けられた径方向部材15とほぐし部材3はほとんど回転しない。
前述したように、杭1内に土砂閉塞が生じ始めると杭内の土砂が杭と共に回転しはじめてほぐし部材3に回転方向の力がかかる。このほぐし部材3を回転させる力は送りネジ機構20によって送りネジ21を上下に動かす力に変換されるが、送りネジ21はリーダー7に固定されていて上下には動かないため、結果としてほぐし部材3は回転しない。
上記のように、送りネジ機構20を介してほぐし部材3と杭打ち機5のリーダー7が接続しているので、ほぐし部材3はリーダー7の上下方向の移動には連動するが、リーダー7の回転には連動しない。そして、送りネジ機構20がほぐし部材3の回転を防止するので、硬い地盤などに適用する場合に好適である。
なお、送りネジ21の回転が続くと、ナット23が送りネジ21の下端に到達して送りネジ21から外れてしまうことが考えられる。そこで、送りネジ21のピッチを小さくし、1回転あたりのナット23の移動量を小さくする(例えば1回転あたりを移動量を1mm以下にする)ことで、第1貫入工程におけるリーダー7の回転数ではナット23が外れないようにするとよい。
また、図5の方法では、ほぐし部材3の先端位置は、ナット23の移動量の分だけ初期位置よりも下方に移動するため、ほぐし部材3の先端位置が杭1の先端位置に近く、かつ、杭1の回転数が多いと、理論上はほぐし部材3が杭1の先端から突出することになる。しかし、実際は、杭1を連続して貫入できる長さは最大でも12m程度であり、それ以上の杭長の場合は、杭1の縦継ぎ工程が発生する。前述のように、杭1内の土砂はほぐされており、杭1の縦継ぎ時にほぐし部材3を引き抜いて先端位置を調整することは容易にできる。12mを貫入するために必要な杭1の回転数は多くとも300回転程度であるため、1回転あたりのナット23の移動量を1mmとすると、ほぐし部材3の先端位置は300mmしか下方に移動することはない。そのため、ほぐし部材3の初期先端位置を、例えば杭1の先端から杭直径の2倍上方に設定しておけば、施工中にほぐし部材3が杭1の先端から突出することはない。
上記は杭打機5を用いて施工する場合を例に挙げたものであるが、杭打機5以外の方法で杭1を施工する場合に、第1貫入工程中にほぐし部材3を保持する方法について説明する。
図6に、全回転チュービング装置27を使用して杭1を施工する例を示す。全回転チュービング装置27は、杭1の上端を塞ぐことなく、杭1を回転貫入することができる。なお、図6(b)は図6(a)のB-B矢視図である。なお、先に説明した「杭打機5のリーダー7で杭1の上端を把持して杭1を地盤9に回転貫入する」場合と共通の部材については、詳細な説明を省略する。
図6(a)に示すように、杭1内には保持部材によりほぐし部材3が保持されている。保持部材は、つっぱり部材11、ロータリージョイント13、径方向部材15および接続部材29を含む。杭1内には、伸縮可能なつっぱり部材11によってロータリージョイント13が杭1内のほぼ中央、すなわち杭1の回転の中心軸、に保持されている。ほぐし部材3の上端には杭中央に延びた径方向部材15が設けられ、この径方向部材15の先にはロータリージョイント13を貫通して杭1の上端に延びた接続部材29が設けられている。接続部材29は、全回転チュービング装置27の上に組まれたフレーム31に上下方向の移動が可能な状態で回転が制限されるように保持されている。具体的には、接続部材29の断面を、楕円形状あるいは四角形状として、フレーム31には接続部材29の断面と同形状の貫通孔を設ければ、回転のみを制限するようにできる。
上記は、図2(b)の例と同様に、つっぱり部材11とロータリージョイント13を介してほぐし部材3と杭1が接続しているので、ほぐし部材3は杭1の上下方向の移動には連動するが、杭1の回転には連動しない。そして、フレーム31がほぐし部材3の回転を抑制するので、硬い地盤などに適用する場合に好適である。
<第2貫入工程>
第2貫入工程は、杭1が所定の深さに到達後、図1(b)に示すように、ほぐし部材3を杭1の回転と同一軸芯で回転させながら、杭1を回転貫入するものである。このときほぐし部材3は、杭1と共に貫入させながら回転させてもよいし、貫入は行わずに回転させるだけでもよい。
ほぐし部材3を杭1の回転と同一軸芯で回転させることで、摩擦力Cが大きくなる。そのため、杭内の土砂19が杭1と共に回転しようとしたときに、ほぐし部材3がこれを阻害する(図4(c)参照)ことがなくなる。その結果、杭1の回転貫入に伴って土砂閉塞が促進される。したがって、所定の深さからさらに深い位置に積極的に土砂閉塞を生じさせることができ、杭1の支持力性能を向上させることができる。ここで、ほぐし部材3を、杭1の回転と同程度の速度で回転させれば、土砂閉塞はより促進され、好ましい。
なお、第2貫入工程における貫入長が短すぎると、十分な土砂閉塞効果を得られない可能性がある。そこで、杭1を打ち止める深さよりもある程度手前の深さから、第2貫入工程を実施することが好ましい。どの程度の深さまで杭1が到達したときに第2貫入工程を実施するかについて、以下に説明する。
杭1内を十分に閉塞させる貫入長(第2貫入工程での貫入長)は、杭1内に取り込まれる土砂の性状や杭1の外径によって変化する。通常は、短い場合で杭1の外径の1倍程度の長さが、長い場合で杭1の外径の10倍程度の長さとなる。
上記のことから、本実施の形態における第2貫入工程を開始する所定の深さL(m)は、下記式(1)を満たすことが好ましい。
H-10Dout≦L≦H-Dout ・・・(1)
ここで、H:杭の打ち止め深さ(m)
Dout:杭の外径(m)
なお、第2貫入工程を地盤9中の支持層で行う場合においては、所定の深さLに「支持層の上端までの深さ(m)」を設定するのが好ましい。
次に第2貫入工程を実施する方法を図7に基づいて説明する。
図7は、図2で説明した方法で第1貫入工程を実施したあとに第2貫入工程を実施する場合の例を示したものある。
第2貫入工程においては、図7に示すように、第1貫入工程で用いたつっぱり部材11とロータリージョイント13を杭1内から取り外し、ほぐし部材3と杭1を例えば図中黒丸で示す溶接部で溶接する。このようにすることで、ほぐし部材3が杭1に固定され、杭1の回転に伴ってほぐし部材3も杭1と同一軸芯で回転させることができる。
なお、ほぐし部材3の上部の一部分が杭1に固定されていれば、下部は固定されていなくてもよい。これは、杭内の土砂が杭1と一体となって回転するため、杭内の土砂に拘束されたほぐし部材3の下部も、杭1と一体となって回転するためである。
また、杭1の施工完了後にほぐし部材3を杭内部に残置しても、杭1の鉛直支持力や水平抵抗力に影響は生じない。
上記のように本実施の形態によれば、ほぐし部材3によって杭内の土砂をほぐしながら杭1を回転貫入する第1貫入工程と、所定の深さに到達後、ほぐし部材3を杭1の回転と同一軸芯で杭1と共に回転させながら、杭1を回転貫入させる第2貫入工程とを備えたことにより、所定の深さまでは第1貫入工程によって杭1内の土砂閉塞を抑制し、所定の深さ以降は第2貫入工程によって積極的に杭1内に土砂閉塞を生じさせることができる。したがって、所定の深さまで(例えば、支持層の上部にある中間層)の掘削時には貫入抵抗を抑制して作業性を向上し、所定の深さに到達後(例えば支持層)の貫入時には積極的に土砂閉塞を生じさせ、杭1の支持力性能を向上させることができる。
また、杭本体に特別な加工を施す必要がないので、杭1の製造コストを増加させたり製造工程を煩雑化させたりすることがない。
なお、上記実施の形態は、ほぐし部材3を杭1内に1本配したものであったが、ほぐし部材3は2本以上配してもよい。
また、本実施の形態では杭1を回転貫入する動力を用いてほぐし部材3を杭1と共に貫入させたり(第1貫入工程)、杭1と共に回転させたり(第2貫入工程)するものであったが、杭1を回転貫入する動力とは別の動力を用いるようにしてもよい。
さらに、パイプ等の流路を形成できる部材によってほぐし部材3を構成すれば、ほぐし部材3の内部に流体を通流させることができる。第1貫入工程において、ほぐし部材3の上部からエアー、水、掘削液などの流体を供給し、ほぐし部材3の下端及び/又は側面に設けた吐出口から流体を吐出するようにすれば、杭内閉塞の抑制効果をより高めることができる。このとき、ほぐし部材3の下端だけでなく側面にも吐出口を備えることで、杭1内の広い区間に流体を吐出することができ、杭内の土砂のほぐし効果がさらに向上するので好ましい。
本発明の第1貫入工程における効果を試算したので、その結果について以下に説明する。
本実施例の発明例として、直径318.5mm、板厚7.9mmの鋼管を杭として、杭の内壁沿ってほぐし部材を配し、杭の回転貫入に伴ってほぐし部材を貫入した場合の施工抵抗力を試算した。また、本実施例においては「所定の深さ」は「支持層の上端」とする。すなわち、第1貫入工程は支持層の上部にある中間層の貫入時に行い、第2貫入工程は支持層の貫入時に行う。
また、比較例として、同杭を単独で回転貫入した場合の施工抵抗力を試算した。
発明例(ほぐし部材あり)と比較例(ほぐし部材なし)について、鋼管の貫入長に対する杭内の土砂の長さ、鋼管を貫入するために必要な押し込み力及び鋼管を回転するために必要な回転トルクを比較したグラフを図8に示す。
図8(a)に示すように、比較例(ほぐし部材なし)は、貫入長1.5m付近から杭内の土砂の伸びが小さくなり、貫入長2.5m付近からは押し込み力や回転トルクが大きくなっている。これは、杭内に土砂閉塞が生じて施工抵抗が増大していることを示している。
一方、発明例(ほぐし部材あり)では、そのような現象は見られず、安定して杭内の土砂が伸び続けており、杭内の土砂閉塞を防止できていることがわかる。押し込み力や回転トルクに関しても低い値で安定しており、施工抵抗も小さい。
上記のように、本実施例によれば、杭の内壁に沿ってほぐし部材を貫入しながら杭を回転貫入することにより、杭内の土砂閉塞を防止して施工抵抗を低減できることが実証された。
また、第2貫入工程は、ほぐし部材を杭と一体的に回転させるので比較例(ほぐし部材なし)と同様の土砂閉塞現象が生じると考えられる。
したがって、第1貫入工程によって中間層に杭を貫入したあと、第2貫入工程によって支持層に杭を貫入することにより、中間層では施工抵抗を低減して、施工の最後には積極的に杭内に土砂閉塞を生じさせることができ、杭の先端支持力を向上させることができる。
1 杭
3 ほぐし部材
5 杭打機
7 リーダー
9 地盤
10 ほぐし部材保持機構
11 つっぱり部材
13 ロータリージョイント
15 径方向部材
17 接続部材(図2(b)と(c)の場合)
18 ほぐし部材保持機構
19 杭内の土砂
20 送りネジ機構
21 送りネジ
23 ナット
25 筒状部材
27 全回転チュービング装置
29 接続部材(図6(a)と(b)の場合)
31 フレーム
33 溶接部

Claims (6)

  1. 管状の杭を地盤に回転貫入する杭の施工方法であって、
    前記杭の軸方向に延びるほぐし部材を、前記杭の内壁に沿って1本以上配し、
    前記ほぐし部材を前記杭の貫入方向の動きに連動させると共に杭の回転方向の動きには連動させないように保持し、杭とともに回転しようとする杭内の土砂の回転を前記ほぐし部材によって阻害することで、杭内の土砂をほぐしながら前記杭を回転貫入する第1貫入工程と、
    前記杭が所定の深さに到達後、前記ほぐし部材を前記杭の回転と同一軸で回転させながら、前記杭を回転貫入させる第2貫入工程と、
    を備えた杭の施工方法。
  2. 前記所定の深さをL(m)としたときに、下記式(1)を満たす請求項1記載の杭の施工方法。
    H-10Dout≦L≦H-Dout ・・・(1)
    ここで、H:杭の打ち止め深さ(m)
    Dout:杭の外径(m)
  3. 前記第2貫入工程において、前記ほぐし部材の一部を前記杭に固定する請求項1又は2に記載の杭の施工方法。
  4. 前記第1貫入工程において、前記ほぐし部材の下端又は側面に形成した吐出孔から流体を吐出させる請求項1乃至3のいずれか一項に記載の杭の施工方法。
  5. 管状の杭を地盤に回転貫入する杭の施工方法であって、
    前記杭の軸方向に延びるほぐし部材を、前記杭の内壁に沿って1本以上配し、
    前記ほぐし部材によって杭内の土砂をほぐしながら前記杭を回転貫入する第1貫入工程と、
    前記杭が所定の深さに到達後、前記ほぐし部材を前記杭の回転と同一軸で回転させながら、前記杭を回転貫入させる第2貫入工程と、を備えた杭の施工方法において用いられ、前記ほぐし部材を前記杭の貫入方向の動きに連動させると共に前記杭の回転方向の動きには連動させないように保持するほぐし部材保持機構であって、
    一端が前記ほぐし部材の上端部に接続され他端が前記杭の中心に向かって延出する径方向部材と、一端が前記径方向部材の他端に接続され他端が杭の回転軸方向に延出する接続部材と、
    該接続部材の他端を回転可能に保持するロータリージョイントと、該ロータリージョイントを前記杭の中央に保持するロータリージョイント保持部材とを備えたほぐし部材保持機構。
  6. 管状の杭を地盤に回転貫入する杭の施工方法であって、
    前記杭の軸方向に延びるほぐし部材を、前記杭の内壁に沿って1本以上配し、
    前記ほぐし部材によって杭内の土砂をほぐしながら前記杭を回転貫入する第1貫入工程と、
    前記杭が所定の深さに到達後、前記ほぐし部材を前記杭の回転と同一軸で回転させながら、前記杭を回転貫入させる第2貫入工程と、を備えた杭の施工方法において用いられ、前記ほぐし部材を前記杭の貫入方向の動きに連動させると共に前記杭の回転方向の動きには連動させないように保持するほぐし部材保持機構であって、
    一端が前記ほぐし部材の上端部に接続され他端が前記杭の中心に向かって延出する径方向部材と、該径方向部材の他端を保持する送りネジ機構とを備え、
    該送りネジ機構は、一端が前記径方向部材に接続され他端が杭の回転軸方向に延出する筒状部材と、該筒状部材の他端に取り付けられたナットと、前記杭の回転に連動して回転すると共に前記ナットに螺合して前記筒状部材に挿入される送りネジとを有するほぐし部材保持機構。
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