JP5788960B2 - 杭圧入機 - Google Patents
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Description
杭圧入機は、機械本体の下部に設けられ、既設の杭を掴むクランプ装置と、機械本体の前端部に設けられ、既設の杭に隣接した位置に圧入する杭を挟んで保持するチャック装置とを備えている。この杭圧入機は、クランプ装置で既設杭の上端側を掴み、その既設杭から反力を取った状態で、杭を把持するチャック装置を降下させるようにして、杭を地中に圧入するようになっている。
そして、杭圧入機を用い、硬質地盤に対して杭の圧入施工を行う場合にオーガ装置を併用することがある。その際にオーガ装置のケーシングをチャック装置で把持するために、チャック装置はケーシングチャックを備えている(例えば、特許文献1,2参照。)。
また例えば、図6(b)に示すケーシングチャック51は、ケーシングKに設けられているガイドGと係合する案内溝を有する油圧シリンダCを備えており、その内部に挿通したケーシングKを、油圧シリンダCがケーシングチャック51の内面に付勢することによってケーシングKを把持するようになっている。
また、ケーシングKの外周面に設けられているレールなどの突起が地中障害物に干渉しやすいため、掘削効率の低下を招いてしまうことがあった。さらには、レールなどの突起が設けられた複雑な形状のケーシングKは製作コストが高くなるとともに、重量が増加するために施工時のクレーンが大型化してしまう問題があった。
杭とオーガ装置を地中に圧入する杭圧入機であって、
当該杭圧入機は、前記杭と前記オーガ装置のオーガケーシングを掴むチャック装置を備え、
前記チャック装置は、
前記オーガケーシングの外周面に当接する爪部と、
前記オーガケーシングにおける前記爪部が当接する面とは反対側の外周面に倣って変形可能であり、その外周面に沿わせて配置可能な帯状のバンドと、
前記爪部と前記バンドで前記オーガケーシングを挟んだ状態で、前記爪部と前記バンドの少なくとも一方を他方に向けて移動させる駆動部と、
を備えたことを特徴とする。
前記チャック装置は、前記爪部と前記バンドで保持されている前記オーガケーシングに向けて移動する可動部を備え、
前記可動部と前記オーガケーシングの間に前記杭を挟み込むことで、前記杭を掴むことを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、
杭とオーガ装置を地中に圧入する杭圧入機であって、
当該杭圧入機は、前記杭と前記オーガ装置のオーガケーシングを掴むチャック装置を備え、
前記チャック装置は、
前記オーガケーシングの外周面に当接する爪部と、
前記オーガケーシングにおける前記爪部が当接する面とは反対側の外周面に沿わせて配置可能なバンドと、
前記爪部と前記バンドで前記オーガケーシングを挟んだ状態で、前記爪部と前記バンドの少なくとも一方を他方に向けて移動させる駆動部と、を備えるとともに、
さらに前記チャック装置は、前記爪部と前記バンドで保持されている前記オーガケーシングに向けて移動する可動部を備え、前記可動部と前記オーガケーシングの間に前記杭を挟み込むことで、前記杭を掴むことを特徴とする。
オーガ装置20は、その先端部にオーガヘッドHを交換可能に備えるオーガスクリューSと、オーガスクリューSの周囲を覆う略円筒状のオーガケーシングKと、オーガスクリューSを回転させる駆動モーターM等を備えて構成されている(図1参照)。なお、オーガ装置20の構成や動作は従来公知のものと同様であるので、ここでは詳述しない。
特に、クランプ装置11は、掴んで支持した既設杭Pから反力を取って、杭圧入機10が新たに杭Pを圧入したり、埋設されている杭Pを引き抜いたりすることができるように、杭圧入機10を既設杭Pの上端部に固定し設置するようになっている。
なお、クランプ装置11が備える固定クランプ爪と可動クランプ爪とからなるクランプ爪や、可動クランプ爪を駆動させる油圧シリンダの構成や、クランプ爪が杭Pを掴む動作は周知であるので、ここでは詳述しない。
また、リーダーマスト14は、スライドベース13に対し左右に旋回してチャック装置15の向きを変えることにより、順次並んで圧入される杭の列の方向を直角に曲げたり、湾曲して曲げたりすることが可能となっている。
このチャック装置15の内部には、図2に示すように、オーガ装置20のオーガケーシングKを掴むケーシングチャック部1と、杭Pを掴むパイルチャック部2とが設けられている。つまり、チャック装置15は、ケーシングチャック部1とパイルチャック部2とを備えて構成されている。なお、図2〜図5において、オーガケーシングK内のオーガスクリューSの図示は省略している。
爪駆動部1bは、例えば、油圧シリンダであり、爪部1aを進退移動させる駆動部として機能する。なお、爪駆動部1bは、油圧シリンダを用いることに限らず、例えば、モーター駆動によって爪部1aを進退移動させる駆動部であってもよい。また、ケーシングチャック部本体に螺着された爪部1aをオーガケーシングに向けて螺進させる万力のような構成を備えるものであってもよい。
バンド駆動部1dは、バンド1cを爪部1a側に引き寄せるように移動させる駆動部として機能する。
つまり、チャック装置15にオーガケーシングKが上下に貫通するように配され、爪部1aとバンド1cとでオーガケーシングKを挟んだ状態で、爪部1aとバンド1cの少なくとも一方を他方に向けて移動させることで、ケーシングチャック部1がオーガケーシングKを把持するようになっている。
そして、チャック装置15にオーガケーシングKと杭Pが上下に貫通するように配された状態でパイルチャック部2を作動させ、パイルチャック部2の可動爪2aをオーガケーシングKおよび杭Pに向けて押し出すことで、可動爪2aとオーガケーシングKの間に杭Pを挟み込み、チャック装置15でオーガケーシングKと杭Pを把持することができる。このときオーガケーシングKはケーシングチャック部1の爪部1aとバンド1cによって保持されている。
なお、チャック装置15に杭Pが挿通されていない状態において、パイルチャック部2は、チャック装置15に挿通されたオーガケーシングKを可動爪2aと固定爪2bとで掴むことが可能になっている。
なお、杭圧入機10が杭列上を自走する動作は周知であるので、ここでは詳述しない。
このケーシングチャック部1のバンド1cは、オーガケーシングKの外周面に倣ってその半面側に密着し、オーガケーシングKを強固に保持することができるので、突起のない円筒状のオーガケーシングKであっても、爪部1aとバンド1cとでオーガケーシングKを好適に挟んで掴むことができる。
そして、突起のない円筒状のオーガケーシングKを用いることでオーガ装置20による掘削効率を向上させることができ、杭Pを地中に圧入して杭列を施工する施工効率の向上を図ることが可能になる。
また、突起のないシンプルな円筒状のオーガケーシングKであれば、その製作コストを抑えることができるとともに、オーガケーシングKの軽量化を図ることができる。オーガケーシングKを軽量化することで、施工時に用いるクレーンを小型化することができ、施工コストを抑えることができる。また、大型のクレーンを使用できない現場での施工が可能になる。
つまり、このケーシングチャック部1(チャック装置15)を備えた杭圧入機10は、様々なオーガ装置20を併用する施工が可能な、汎用性のある圧入装置として使用することができる。
1a 爪部
1b 爪駆動部(駆動部)
1c バンド
1d バンド駆動部(駆動部)
1e 油圧シリンダ
2 パイルチャック部
2a 可動爪(可動部)
2b 固定爪
10 杭圧入装置
15 チャック装置
20 オーガ装置
K オーガケーシング
P 杭
Claims (3)
- 杭とオーガ装置を地中に圧入する杭圧入機であって、
当該杭圧入機は、前記杭と前記オーガ装置のオーガケーシングを掴むチャック装置を備え、
前記チャック装置は、
前記オーガケーシングの外周面に当接する爪部と、
前記オーガケーシングにおける前記爪部が当接する面とは反対側の外周面に倣って変形可能であり、その外周面に沿わせて配置可能な帯状のバンドと、
前記爪部と前記バンドで前記オーガケーシングを挟んだ状態で、前記爪部と前記バンドの少なくとも一方を他方に向けて移動させる駆動部と、
を備えたことを特徴とする杭圧入機。 - 前記チャック装置は、前記爪部と前記バンドで保持されている前記オーガケーシングに向けて移動する可動部を備え、
前記可動部と前記オーガケーシングの間に前記杭を挟み込むことで、前記杭を掴むことを特徴とする請求項1に記載の杭圧入機。 - 杭とオーガ装置を地中に圧入する杭圧入機であって、
当該杭圧入機は、前記杭と前記オーガ装置のオーガケーシングを掴むチャック装置を備え、
前記チャック装置は、
前記オーガケーシングの外周面に当接する爪部と、
前記オーガケーシングにおける前記爪部が当接する面とは反対側の外周面に沿わせて配置可能なバンドと、
前記爪部と前記バンドで前記オーガケーシングを挟んだ状態で、前記爪部と前記バンドの少なくとも一方を他方に向けて移動させる駆動部と、を備えるとともに、
さらに前記チャック装置は、前記爪部と前記バンドで保持されている前記オーガケーシングに向けて移動する可動部を備え、前記可動部と前記オーガケーシングの間に前記杭を挟み込むことで、前記杭を掴むことを特徴とする杭圧入機。
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