JP5784790B2 - 蛍光観察装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蛍光観察装置に関するものである。
従来、2次元的な画像を撮影するCCDのような撮像素子を備えたレーザ走査型顕微鏡装置(以下、LSM装置という。)が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このLSM装置は、CCDで取得された2次元画像内において観察対象が存在する走査領域を選択し、選択された走査領域にレーザ光を走査させて2次元走査画像を取得するようになっている。
特開2005−128086号公報
しかしながら、従来のLSM装置は、撮像素子で取得された2次元画像を用いてスクリーニングをかけ、その結果、観察対象が存在しそうな場所をLSM装置によって詳細に観察するものである。このため、LSM装置によって多数の2次元画像が取得された後に、それらの取得された2次元画像が、撮像素子で取得された2次元画像内のどの位置の画像なのかを特定できないという不都合がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、観察対象を含む標本全体を示す一方の2次元画像を見ながら、当該2次元画像内の所定領域の詳細データを簡易に呼び出して表示することができる蛍光観察装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、標本を撮影して第1の2次元画像を取得する撮像素子と、前記標本においてレーザ光を走査して、発生した蛍光を検出し、第2の2次元画像を取得するとともに、標本上にレーザ光を照射して光刺激を与えるLSM装置と、前記第2の2次元画像を表示する画像表示手段と、該画像表示手段により表示された前記第2の2次元画像内において、前記LSM装置により光刺激を与える刺激領域を指定する刺激領域指定手段と、前記画像表示手段により表示された前記第2の2次元画像内において第1の2次元画像を取得すべき観察領域を指定する観察領域指定手段と、前記刺激領域の情報と、前記観察領域指定手段で指定された前記観察領域において取得された前記第1の2次元画像とを対応づけて記憶する記憶手段と、前記画像表示手段に前記刺激領域を選択可能に表示する刺激領域表示手段と、該刺激領域表示手段により表示された刺激領域が選択されたときに、該選択された刺激領域に対応づけて前記記憶手段に記憶されている前記第1の2次元画像に基づくデータを表示するデータ表示手段とを備える蛍光観察装置を提供する。
本発明によれば、撮像素子により取得された第1の2次元画像またはLSM装置により取得された第2の2次元画像のいずれか一方が画像表示手段に表示された状態で、観察領域指定手段によって、他方の2次元画像を取得すべき観察領域が指定され、刺激領域指定手段によって、光刺激を与える刺激領域が指定される。指定された刺激領域に対してLSM装置によって光刺激が与えられた後、指定された観察領域について撮像素子またはLSM装置によって他方の2次元画像が取得されると、取得された2次元画像は、指定された観察領域の情報と対応づけられて記憶手段に記憶される。
そして、観察領域表示手段により、指定された観察領域が画像表示手段によって表示され、表示された観察領域をユーザが選択することにより、データ表示手段が、選択された観察領域に対応して記憶手段に記憶されているデータを表示することができる。これにより、観察対象を含む標本全体を示す一方の2次元画像を見ながら、当該2次元画像内の所定の選択領域における光刺激後の他方の2次元画像に基づくデータを簡易に呼び出して表示することができる。
上記発明においては、前記データ表示手段が、前記第1の2次元画像を表示することとしてもよい。
また、上記発明においては、前記データ表示手段が、前記第1の2次元画像の輝度分布をグラフ表示することとしてもよい。
また、上記発明においては、前記データ表示手段が、前記第1の2次元画像を前記第2の2次元画像内の対応する前記観察領域に表示することとしてもよい。
また、上記発明においては、前記第1の2次元画像が、焦点位置を光軸方向に異ならせて複数枚取得され、前記データ表示手段が、前記第1の2次元画像に基づくデータを焦点位置と関連づけて表示することとしてもよい。
また、上記発明においては、前記第1の2次元画像が、時刻を異ならせて複数枚取得され、前記データ表示手段が、前記第1の2次元画像に基づくデータを時刻と関連づけて表示することとしてもよい。
なお、本発明の参考例は、前記第1の2次元画像が、焦点位置および時刻を異ならせて複数枚取得され、前記データ表示手段が、前記第1の2次元画像に基づくデータを焦点位置および時刻と関連づけて表示することとしてもよい。
本発明の参考例は、標本を撮影して第1の2次元画像を取得する撮像素子と、前記標本においてレーザ光を走査して、発生した蛍光を検出し、第2の2次元画像を取得するLSM装置と、前記第1の2次元画像または前記第2の2次元画像のいずれか一方の2次元画像を表示する画像表示手段と、該画像表示手段により表示された前記一方の2次元画像内において他方の2次元画像を取得すべき観察領域を指定する観察領域指定手段と、前記観察領域の情報と、該観察領域において取得された前記他方の2次元画像とを対応づけて記憶する記憶手段と、前記画像表示手段に前記観察領域を選択可能に表示する観察領域表示手段と、該観察領域表示手段により表示された観察領域が選択されたときに、該選択された観察領域に対応づけて前記記憶手段に記憶されている前記他方の2次元画像に基づくデータを表示するデータ表示手段とを備える蛍光観察装置を提供する。
本参考例によれば、撮像素子により取得された第1の2次元画像またはLSM装置により取得された第2の2次元画像のいずれか一方が画像表示手段に表示された状態で、観察領域指定手段によって、他方の2次元画像を取得すべき観察領域が指定される。指定された観察領域について撮像素子またはLSM装置によって他方の2次元画像が取得されると、取得された2次元画像は、指定された観察領域の情報と対応づけられて記憶手段に記憶される。
そして、観察領域表示手段により、指定された観察領域が画像表示手段によって表示され、表示された観察領域をユーザが選択することにより、データ表示手段が、選択された観察領域に対応して記憶手段に記憶されているデータを表示することができる。これにより、観察対象を含む標本全体を示す一方の2次元画像を見ながら、当該2次元画像内の所定の選択領域の他方の2次元画像に基づくデータを簡易に呼び出して表示することができる。
上記参考例においては、前記データ表示手段が、前記他方の2次元画像を表示することとしてもよい。
このようにすることで、標本全体を示す一方の2次元画像を見ながら、当該2次元画像内の所定の観察領域の2次元画像を簡易に呼び出して表示することができる。
また、上記参考例においては、前記データ表示手段が、前記他方の2次元画像の輝度分布をグラフ表示することとしてもよい。
このようにすることで、観察領域について取得された複数の2次元画像に基づくデータを一度に表示することができる。例えば、観察領域について、時間軸方向や波長軸方向に複数の2次元画像を取得した場合に、これらの2次元画像を羅列表示するよりも、その平均輝度の時間特性や波長特性を表示することで、簡易に、観察領域における変化を表示することができる。
また、上記参考例においては、前記データ表示手段が、前記他方の2次元画像を前記一方の2次元画像内の対応する前記観察領域に表示することとしてもよい。
このようにすることで、標本全体を示す一方の2次元画像内における観察領域内の画像のみを他方の2次元画像に置き換えて一体的に表示でき、直感的に観察することができる。
また、上記参考例においては、前記他方の2次元画像が、レーザ光の波長を異ならせて複数枚取得された第2の2次元画像であり、前記データ表示手段が、前記第2の2次元画像を波長と関連づけて表示することとしてもよい。
このようにすることで、選択された観察領域のレーザ光の波長に依存した変化を簡易に観察することができる。
また、上記参考例においては、前記他方の2次元画像が、焦点位置を光軸方向に異ならせて複数枚取得され、前記データ表示手段が、前記他方の2次元画像に基づくデータを焦点位置と関連づけて表示することとしてもよい。
このようにすることで、選択された観察領域の焦点位置に依存した変化を簡易に観察することができる。
また、上記参考例においては、前記他方の2次元画像が、時刻を異ならせて複数枚取得され、前記データ表示手段が、前記他方の2次元画像に基づくデータを時刻と関連づけて表示することとしてもよい。
このようにすることで、選択された観察領域の経時変化を簡易に観察することができる。
また、上記参考例においては、前記他方の2次元画像が、レーザ光の波長、焦点位置または時刻の2つ以上を異ならせて複数枚取得された第2の2次元画像であり、前記データ表示手段が、前記第2の2次元画像に基づくデータをレーザ光の波長、焦点位置または時刻の2つ以上と関連づけて表示することとしてもよい。
また、上記参考例においては、前記他方の2次元画像が、焦点位置および時刻を異ならせて複数枚取得された第1の2次元画像であり、前記データ表示手段が、前記第1の2次元画像に基づくデータを焦点位置および時刻と関連づけて表示することとしてもよい。
本発明によれば、観察対象を含む標本全体を示す一方の2次元画像を見ながら、当該2次元画像内の所定領域の詳細データを簡易に呼び出して表示することができるという効果を奏する。
本発明の第1の実施形態に係る蛍光観察装置を示す全体構成図である。 図1の蛍光観察装置の制御部の機能ブロック図である。 図1の蛍光観察装置により取得された標本の広い範囲にわたるCCD画像の表示例であって、(a)CCD画像、(b)観察領域を表示したCCD画像をそれぞれ示す図である。 (a)図3のモニタに表示されたCCD画像において、特定の観察領域を選択した状態、(b)選択された観察領域に対応して記憶されているLSM画像の表示例をそれぞれ示す図である。 (a)図3のモニタに表示されたCCD画像において、特定の観察領域を選択した状態、(b)選択された観察領域に対応して記憶されているLSM画像の表示の変形例をそれぞれ示す図である。 (a)図3のモニタに表示されたCCD画像において、特定の観察領域を選択した状態、(b)選択された観察領域に対応して記憶されているLSM画像に基づくデータのグラフ表示例をそれぞれ示す図である。 (a)図3のモニタに表示されたCCD画像、(b)(a)のCCD画像中の観察領域に、対応するLSM画像を重畳したCCD画像の表示例をそれぞれ示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る蛍光観察装置を示す全体構成図である。 図8の蛍光観察装置の制御部の機能ブロック図である。
本発明の第1の実施形態に係る蛍光観察装置1について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る蛍光観察装置1は、図1に示されるように、LSM装置2と、該LSM装置2に付属する面照明光源3およびCCD(撮像素子)4と、LSM装置2およびCCD4を制御する制御部5と、制御部5に対して入力を行う入力部6と、LSM装置2およびCCD4により取得された画像等を表示するモニタ7とを備えている。撮像素子としてはCCD4に代えてCMOSを採用してもよい。
LSM装置2は、共焦点顕微鏡であって、レーザ光を出射するレーザ光源8と、該レーザ光源8から出射されたレーザ光を2次元的に走査するスキャナ9と、該スキャナ9により走査されたレーザ光を標本A上に集光し、標本Aにおいて発生した蛍光を集光する対物レンズ10と、該対物レンズ10により集光されスキャナ9を介して戻る蛍光をレーザ光の光路から分岐するダイクロイックミラー11と、該ダイクロイックミラー11により分岐された蛍光を集光する集光レンズ12と、該集光レンズ12の焦点位置に配置された共焦点ピンホール13と、該共焦点ピンホール13を通過した蛍光を検出する光検出器(PMT:光電子増倍管)14とを備えている。図中、符号15,16はダイクロイックミラーである。
スキャナ9は、例えば、独立して揺動可能な一対のガルバノミラー(図示略)を備える、いわゆる近接ガルバノミラーである。制御部5はスキャナ9に対してレーザ光の照射位置を指令し、スキャナ9は制御部5からの指令に応じた揺動角度となるように各ガルバノミラーを駆動するようになっている。
入力部6は、ユーザにより走査されるキーボード、マウスあるいはジョイスティック等により構成され、モニタ7に表示された、標本Aの比較的広い範囲にわたるCCD画像(第1の2次元画像)G(図3参照。)を見ながら、ユーザが当該CCD画像Gの内の詳細に観察したい1以上の観察領域B(図3参照。)を指定することができるようになっている。また、ユーザは、指定された観察領域Bが複数存在する場合に、それらの観察領域Bの内の詳細なLSM画像(第2の2次元画像)G(図4参照。)を表示したい観察領域Bを入力部6を介して選択することができるようになっている。
モニタ7は、CCD画像GおよびLSM画像Gを別個の領域に分けて表示するようになっている。
また、制御部5は、図2に示されるように、入力部6から入力された観察領域Bを記憶する観察領域記憶部17と、該観察領域記憶部17に記憶された観察領域Bの情報に基づいてスキャナ9によるレーザ光の走査位置指令を生成する走査位置指令部18と、レーザ光を観察領域に照射した結果、光検出器14により検出された蛍光強度と、走査位置指令部18から指令された走査位置の情報とに基づいて蛍光画像を生成するLSM画像生成部19と、CCD4により取得された画像信号から画像を生成するCCD画像生成部20と、これらを制御して、モニタ7に表示する表示データを生成する画像処理部21とを備えている。
観察領域記憶部17は、観察領域Bが入力部6から入力されたときには、その位置および形状を含む観察領域Bの情報を記憶し、その観察領域BにLSM装置2によってレーザ光が走査されて蛍光画像が取得されたときには、その観察領域Bの情報と蛍光画像とを対応づけて記憶するようになっている。画像処理部21は、観察領域Bの情報と蛍光画像とを対応づけて観察領域記憶部17に出力するようになっている。
画像処理部21は、まず、CCD4により取得された画像信号に基づいてCCD画像生成部20により生成された2次元画像を受け取ると、これを処理してモニタ7に表示する画像を生成し、モニタ7に出力するようになっている。
また、モニタ7に表示されたCCD4による2次元画像を見ながらユーザが入力部6を操作して観察領域Bの指定が行われた後には、画像処理部21は、CCD画像生成部20から送られてくるCCD4による2次元画像に観察領域Bを示す枠を重畳した画像を生成しモニタ7に出力するようになっている。
また、画像処理部21は、モニタ7上に表示された観察領域Bのいずれかが、ユーザによる入力部6の操作によって選択された場合には、選択された観察領域Bの情報に対応して観察領域記憶部17に記憶されている蛍光画像を読み出してモニタ7上に表示するようになっている。
このように構成された本実施形態に係る蛍光観察装置1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係る蛍光観察装置1を用いて標本Aの観察を行うには、まず、面照明光源3を駆動して、対物レンズ10を介して面照明光を標本Aに照射する。そして、標本Aから戻る戻り光、例えば、蛍光あるいは反射光を対物レンズ10により集光し、CCD4によって撮像する。
CCD4により取得された標本Aの比較的広い範囲にわたる2次元的な画像信号は、CCD画像生成部20に送られ、そこで、CCD画像Gが生成され、画像処理部21によって表示用の画像が生成された後にモニタ7上に表示される。
ユーザは、モニタ7上に表示されたCCD画像Gを確認しながら入力部6を操作し、CCD画像G上において、特に詳細に観察したい1以上の観察領域Bを指定する。観察領域Bの指定は、図3(a),(b)に示されるように、CCD画像G上に観察領域Bを取り囲む枠を形成することで行われる。
指定された観察領域Bの位置および形状の情報は、画像処理部21によって観察領域記憶部17に出力されて記憶される。また、画像処理部21は、観察領域Bが指定された場合には、指定された全ての観察領域Bを示す枠をCCD画像Gに重ね合わせた新たな画像Gを生成し、モニタ7に出力する。
観察領域Bが指定された場合には、画像処理部21は、指定された観察領域Bの情報を走査位置指令部18に送る。これにより、走査位置指令部18からスキャナ9に対して走査位置指令が出力される。
そして、レーザ光源8が駆動され、レーザ光源8から発せられたレーザ光が、標本A上において、走査位置指令に従う範囲内でスキャナ9によって走査される。レーザ光が照射された各位置において発生した蛍光が、対物レンズ10により集光され、スキャナ9を介して戻る途中でダイクロイックミラー11によって分岐され、集光レンズ12によって集光され、共焦点ピンホール13によって絞られて光検出器14により検出される。
光検出器14により検出された蛍光の強度情報と、そのときのスキャナ9への走査位置指令とに基づいて、LSM画像生成部19においてLSM画像Gが生成され、画像処理部21に送られる。画像処理部21は、各観察領域Bの情報とLSM画像Gとを対応づけて観察領域記憶部17に出力し、これを記憶させる。
ユーザは、モニタ7に観察領域Bを示す枠とともに表示されたCCD画像Gを確認しながら入力部6を操作し、例えば、図4(a)に示されるようにカーソルCによっていずれかの観察領域Bを選択する。選択された観察領域Bの情報は、画像処理部21に入力され、観察領域記憶部17に、選択された観察領域Bの情報と対応づけて記憶されている対応するLSM画像Gが読み出され、図4(b)に示されるようにモニタ7に出力される。
このように、本実施形態に係る蛍光観察装置1によれば、標本Aの比較的広い範囲にわたるCCD画像Gをモニタ7上に表示しながら、指定された観察領域Bを選択するだけで、観察領域B内の詳細なLSM画像Gを読み出して観察することができる。したがって、CCD4とLSM装置2とによって別個に取得された2つの2次元画像G,G間における対応関係を見失うことなく、簡易に観察することができるという利点がある。
なお、本実施形態においては、CCD画像G上で指定された観察領域B毎に1枚のLSM画像Gを取得して記憶しておく場合について説明したが、これに代えて、各観察領域Bに対して複数枚のLSM画像Gを取得して記憶することにしてもよい。この場合においても、取得された各LSM画像Gは、対応する観察領域Bの情報に対応づけて観察領域記憶部17に記憶しておくことにすればよい。
そして、この場合に、いずれかの観察領域Bが選択された場合には、図5(a),(b)に示されるように、 当該観察領域Bに対応して記憶されている全てのLSM画像Gを時系列に配列して表示してもよいし、アニメーション動画のように時系列に所定時間間隔をあけて切替表示することにしてもよい。また、画像処理部21が各LSM画像Gについて平均輝度値を算出し、図6(a),(b)に示されるように、平均輝度値の時間特性Dをグラフ表示することにしてもよい。
また、LSM画像Gを取得する際に、標本Aに照射するレーザ光の波長を切り替えつつ複数枚のLSM画像Gを取得した場合には、選択された観察領域Bに対応して記憶されている全てのLSM画像Gを波長の昇順または降順に配列して表示してもよいし、アニメーション動画のように波長順に所定時間間隔をあけて切替表示することにしてもよい。また、図6と同様にして、画像処理部21が各LSM画像Gについて平均輝度値を算出し、平均輝度値の波長特性(図示略)をグラフ表示することにしてもよい。
また、LSM画像Gを取得する際に、標本Aに照射するレーザ光の焦点位置を光軸方向に変化させつつ複数枚のLSM画像Gを取得した場合には、選択された観察領域Bに対応して記憶されている全てのLSM画像Gを光軸方向の並び順に配列して表示してもよいし、アニメーション動画のように並び順に所定時間間隔をあけて切替表示することにしてもよい。また、図6と同様にして、画像処理部21が各LSM画像Gについて平均輝度値を算出し、光軸方向に沿う平均輝度値の変化(図示略)をグラフ表示することにしてもよい。
また、図7(a)に示されるようにモニタ7上に表示されたCCD画像G上において、選択された観察領域B内に、図7(b)に示されるように、当該観察領域BのLSM画像Gを重ね合わせて表示することにしてもよい。このようにすることで、さらに直感的に、標本A内における観察領域Bの変化を詳細に観察することができる。
また、本実施形態においては、標本Aの広い範囲を示すCCD画像Gをモニタ7上に表示した状態で入力部6によってLSM画像Gを取得すべき観察領域Bを指定することとしたが、これとは逆に、標本Aの広い範囲を示すLSM画像Gをモニタ7上に表示した状態で、CCD画像Gを取得すべき観察領域Bを指定することにしてもよい。このようにすることで、標本Aの比較的広い範囲にわたる詳細なLSM画像Gを表示しつつ、観察領域Bにおける標本Aの速い動作をCCD画像Gによって逃さず観察することができるという利点がある。
次に、本発明の第2の実施形態に係る蛍光観察装置30について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態の説明において、上述した第1の実施形態に係る蛍光観察装置1と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る蛍光観察装置30は、図8に示されるように、光刺激用のレーザ光を発生するレーザ光源31と、該レーザ光源31から発せられたレーザ光の標本A上における照射位置を調節するスキャナ32と、光刺激用のレーザ光の焦点位置を光軸方向に調節する調節光学系33とをさらに備えている。図中、符号34はダイクロイックミラーである。
また、入力部6は、モニタ7上に表示されたLSM画像G上において光刺激を与える刺激領域を指定する刺激領域指定手段を構成している。刺激領域は、光軸方向に焦点位置を切り替えて取得された複数枚のLSM画像Gの内、いずれかのLSM画像G上における2次元方向の位置と形状および当該LSM画像Gの光軸方向の位置により3次元的に指定することができる。画像処理部21は、指定された刺激領域に対応する枠をモニタ7上のLSM画像Gに重畳表示させる。
制御部5には、図9に示されるように、刺激位置記憶部35が備えられ、入力部6の操作により光刺激を与える刺激領域が指定されると、指定された刺激領域の情報は、刺激位置記憶部35に記憶されるようになっている。
また、制御部5は、光刺激を与えるときには、スキャナ32および調節光学系33に指令信号を送り、刺激位置記憶部35に記憶されている刺激領域にレーザ光が照射されるようにスキャナ32および調節光学系33を制御するようになっている。
また、本実施形態においては、指定した刺激領域への光刺激を実行したときに観察を行う観察領域として、入力部6により観察領域Bが指定されると、該観察領域BにおけるCCD画像Gが取得され、指定された刺激領域および観察領域Bの情報と対応づけて観察領域記憶部17に記憶されるようになっている。
CCD画像Gは、時間間隔をあけて複数枚、あるいは、焦点位置を光軸方向に変化させて複数枚取得される。
取得したCCD画像Gを表示させる場合には、ユーザは、モニタ7上に表示されたLSM画像G上で表示された刺激領域を示す枠を選択すると、選択された刺激領域の情報に対応づけて記憶されたCCD画像Gが読み出され、モニタ7に出力される。
このように構成された本実施形態に係る蛍光観察装置30によれば、標本Aを3次元的により詳細に観察可能なLSM画像を取得してモニタ7上に表示し、そのLSM画像の中で観察領域Bおよび刺激領域を指定するので、LSM装置2によって標本Aの3次元方向の所望の位置に光刺激を与えることができる。そして、光刺激に応答して観察領域Bに発生する標本Aの高速動作を瞬時に捕捉可能なCCD画像Gによって撮影するので、標本Aの動きを逃すことなく観察することができるという利点がある。
また、刺激領域を選択するだけで、その刺激領域に光刺激を与えたときの標本の反応を示す観察画像が表示されるので、刺激領域と観察領域との対応関係を覚える必要がなく、容易に観察することができる。
また、この第2の実施形態は、第1の実施形態と組み合わせてもよい。例えば、図7と同様に、表示画像G中に光刺激に対する反応を示すCCD画像Gを埋め込んで表示すれば、光刺激に対する反応をより直感的に観察することができる。
A 標本
B 観察領域
CCD画像(第1の2次元画像)
LSM画像(第2の2次元画像)
1 蛍光観察装置
2 LSM装置
4 CCD(撮像素子)
6 入力部(観察領域指定手段、刺激領域指定手段)
7 モニタ(画像表示手段、観察領域表示手段、データ表示手段)
17 観察領域記憶部(記憶手段)

Claims (6)

  1. 標本を撮影して第1の2次元画像を取得する撮像素子と、
    前記標本においてレーザ光を走査して、発生した蛍光を検出し、第2の2次元画像を取得するとともに、標本上にレーザ光を照射して光刺激を与えるLSM装置と、
    前記第2の2次元画像を表示する画像表示手段と、
    該画像表示手段により表示された前記第2の2次元画像内において、前記LSM装置により光刺激を与える刺激領域を指定する刺激領域指定手段と、
    前記画像表示手段により表示された前記第2の2次元画像内において前記第1の2次元画像を取得すべき観察領域を指定する観察領域指定手段と、
    前記刺激領域の情報と、前記観察領域指定手段で指定された前記観察領域において取得された前記第1の2次元画像とを対応づけて記憶する記憶手段と、
    前記画像表示手段に前記刺激領域を選択可能に表示する刺激領域表示手段と、
    該刺激領域表示手段により表示された刺激領域が選択されたときに、該選択された刺激領域に対応づけて前記記憶手段に記憶されている前記第1の2次元画像に基づくデータを表示するデータ表示手段とを備える蛍光観察装置。
  2. 前記データ表示手段が、前記第1の2次元画像を表示する請求項1に記載の蛍光観察装置。
  3. 前記データ表示手段が、前記第1の2次元画像の輝度分布をグラフ表示する請求項1に記載の蛍光観察装置。
  4. 前記データ表示手段が、前記第1の2次元画像を前記第2の2次元画像内の対応する前記観察領域に表示する請求項1に記載の蛍光観察装置。
  5. 前記第1の2次元画像が、焦点位置を光軸方向に異ならせて複数枚取得され、前記データ表示手段が、前記第1の2次元画像に基づくデータを焦点位置と関連づけて表示する請求項1から請求項4のいずれかに記載の蛍光観察装置。
  6. 前記第1の2次元画像が、時刻を異ならせて複数枚取得され、前記データ表示手段が、前記第1の2次元画像に基づくデータを時刻と関連づけて表示する請求項1から請求項4のいずれかに記載の蛍光観察装置。
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