JP5783925B2 - 熱間タンデム圧延ミルの制御装置および熱間タンデム圧延ミルの制御方法 - Google Patents
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32.5mm×24/100=7.8mm
であるから、35mmの粗材を27.2mm(35mm−7.8mm)に圧延すべきであることを示している。同様に、
32.5mm×16/100=5.2mm
であるから、F2では27.2mmの板を22.0mm(27.2mm−5.2mm)に圧延すべきであることを示している。ある層別に対して、ドラフトスケジュールの各圧延スタンドの数値の総和は100であり、同様の計算手順を繰り返すと、F7(最終スタンド)の出側板厚は目標板厚である2.5mmになる。このようにしてセットアップ手段101は、S2−1で、上位計算機50から受け取った次回圧延される鋼板の鋼種、板厚、板幅からドラフトスケジュールテーブル102の該当層別箇所を検索し、各圧延スタンドの圧延量を取り込む。次にS2−2で、速度パターンテーブル103から速度パターンを取り込み、各圧延スタンドのロール速度を計算する。
kf=Kεn(dε/dt)mexp(A/T)
ε:ひずみ、(dε/dt):ひずみ速度
K、n、m、A:鋼種ごとに決まる定数
のように与えられる(「板圧延の理論と実際」7.54式)。
Vsi=Vs7×hi/h7
Vsi:第iスタンドの出側板速
hi:第iスタンドの出側板厚
h7:第7スタンド(最終圧延スタンド)の出側板厚
次に先進率を用いて、各圧延スタンドの出側板速から各圧延スタンドのロール速度を算出する。先進率は、ロール速度と出側板速の比であり、これらには〔数5〕の関係がある。
Vri=Vsi/fi
Vri:第iスタンドのロール速度
fi:第iスタンドの先進率
先進率は、同様に「板圧延の理論と実際」の第2章(2次元圧延理論)で述べられており、例えば〔数6〕のような関係式となることが、広く知られている。
f=g1(H、h、R′、tb、tf、kf)
f:先進率、H:圧延スタンドの入側板厚、h:圧延スタンドの出側板厚
R′:偏平ロール径、tb:鋼板の後方張力、tf:鋼板の前方張力
kf:変形抵抗
〔数5〕を圧延スタンド毎に計算し、各圧延スタンドのロール速度を求める。
p=g2(H、h、R′、tb、tf、Kf、Qp、Qs)
p:圧延荷重、Qp:ピーニング効果、Qs:圧下力関数
さらにS2−7でワークロール153の圧下位置(ロールギャップ)を計算する。圧下位置算出の基本部分は、〔数8〕の関係式で表されるが、実際には算出精度を上げるため、種々の補正項が付加される。
S=h−p/K
S:圧下位置、p:圧延荷重、K:ミルばね定数
セットアップ手段101は、次回圧延される鋼板に対応して上記のように計算したロール速度や圧下位置を制御指令として出力する。
Vtop_est・(1+ftop)・(Stop+Ptop/M)=Vstab・(1+fstab)
・(Sstab+Pstab/M)
Vtop_est:鋼板先端を圧延した時のあるべきロール速度
ftop:鋼板先端部を圧延した時の先進率
Stop:鋼板先端部を圧延した時の圧下位置
Ptop:鋼板先端部を圧延した時の圧延荷重
M:ミル定数
Vstab:鋼板定常部を圧延した時のロール速度
fstab:鋼板定常部を圧延した時の先進率
Sstab:鋼板定常部を圧延した時の圧下位置
Pstab:鋼板定常部を圧延した時の圧延荷重
V・(1+f)が板速、(S+P/M)が板厚に対応している。
Vtop_est・(Stop+Ptop/M)=Vstab・(Sstab+Pstab/M)
したがって、
Vtop_est=Vstab・(Sstab+Pstab/M)/(Sstab+Pstab/M
+Stop−Sstab+(Ptop−Pstab)/M)
=Vstab・h/(h+Stop−Sstab+(Ptop−Pstab)/M)
(Sstab−Pstab/M=h)
となる。同様にF7(最終圧延スタンド)について、
V7top_est=V7stab・h7/(h7+S7top−S7stab+(P7top−P7stab)/M)
が得られる。また、最終圧延スタンドは速度制御の起点で、ロール速度は圧延中に変化しないので、
V7stab=V7set
である。速度制御の起点を他のスタンドにすることもできる。各圧延スタンドの速度補正係数αiは、前回圧延した鋼板160に設定した速度指令と、圧延が釣り合った状態のロール速度から算出したあるべき速度指令の比である。あるべき速度指令は各スタンドで、圧延が釣り合った状態のロール速度を、このときの鋼板厚みと鋼板先端が圧延されたときの鋼板厚みを用いて、マスフローが一定則にしたがって鋼板先端のロール速度に換算することで求められる。すなわち〔数14〕で計算できる。
αi=(Vi_top_est/Vi_set)・(V7_set/V7_top_est)
=(Vi_act_stab/Vi_set)・hi/{(hi+Si_act_top
−Si_act_stab+Pi_act_top−Pi_act_stab)/Mi}・{(h7
+S7_act_top−S7_act_stab+P7_act_top−P7_act_stab)
/M7}/h7
Vi_act_stab:第iスタンドが鋼板定常部を圧延した時のロール速度
Vi_set:第iスタンドが鋼板先端を圧延した時のロール速度設定値
hi:第iスタンドの出側板厚
Si_act_top:第iスタンドが鋼板先端部を圧延した時の圧下位置
Si_act_stab:第iスタンドが鋼板定常部を圧延した時の圧下位置
Pi_act_top:第iスタンドが鋼板先端部を圧延した時の圧延荷重
Pi_act_stab:第iスタンドが鋼板定常部を圧延した時の圧延荷重
Mi:第iスタンドのミル定数
V7_act_stab:第7スタンドが鋼板定常部を圧延した時のロール速度
V7_set:第7スタンドが鋼板先端を圧延した時のロール速度設定値
h7:第7スタンドの出側板厚
S7_act_top:第7スタンドが鋼板先端部を圧延した時の圧下位置
S7_act_stab:第7スタンドが鋼板定常部を圧延した時の圧下位置
P7_act_top:第7スタンドが鋼板先端部を圧延した時の圧延荷重
P7_act_stab:第7スタンドが鋼板定常部を圧延した時の圧延荷重
M7:第7スタンドのミル定数
となる。すなわち前回圧延した鋼板の先端を圧延したときのロール速度、圧延荷重、圧下位置、鋼板の圧延が定常状態に達した後のロール速度、圧延荷重、圧下位置から、セットアップ手段が算出したロール速度を補正するための補正値が算出できる。あるいは、計算を簡単にするために、
αi=(Vi_top_est/Vi_set)・(V7_set/V7_top_est)
=(Vi_act_stab/Vi_set)・hi/{(hi+Si_act_top
−Si_act_stab+Pi_act_top−Pi_act_stab)/Mi}
のように計算することも考えられる。S8−3では、このような計算により圧延スタンド毎に速度指令の補正量を算出する。ちなみにF7(最終圧延スタンド)の速度指令補正量α7は、速度指令の起点になる圧延スタンドであることから、0である。S8−4ですべての圧延スタンドについて速度補正量の算出が終わったかを判定し、終わってなければS8−1〜8−4の処理を繰り返す。すべての圧延スタンドについて速度補正量の算出が終わっていれば、処理を終了する。
α0=αL/|αmax|
α0:速度補正バランス量
αL:速度補正量の上下限値
αmax:速度補正量絶対値の最大値
S10−3で、〔数17〕により、各圧延スタンドの補正量にα0を乗じることで、バランス後の補正量を算出する。
αi-b=α0・αi
αi-b:バランスされた後の速度補正量
図11に速度指令バランス手段110の処理内容を模式的に示す。図ではバランス前の補正量1101により、第1スタンド(F1)の速度指令補正量が最大となり、第2スタンド(F2)の速度指令補正量とともに、上限値を逸脱している。
101 セットアップ手段
102 ドラフトスケジュールテーブル
103 速度パターンテーブル
105 先端値抽出手段
106 定常値抽出手段
107 先端値記憶手段
108 定常値記憶手段
109 速度指令補正手段
110 速度指令バランス手段
150 制御対象
151 ミル
160 鋼板
Claims (9)
- 複数の圧延スタンドを備えた熱間圧延機を制御対象とし、該圧延スタンドに備えられたワークロールで連続的に圧延される鋼板の板厚や圧延スタンド間の鋼板の張力等の制御対象の値を所望の値に制御する熱間タンデム圧延ミルの制御装置において、 所定の回に圧延される鋼板のための制御指令として、少なくとも各圧延スタンドの圧延荷重の指令値、該ワークロールの圧下位置の指令値とロール速度の指令値を計算して出力するセットアップ部と、
所定の圧延スタンドで前記所定の回より前のいずれかの回である先の回に圧延された鋼板の先端部が圧延されたときの圧延荷重、圧下位置、ロール速度と、前記先の回に圧延された鋼板が前記所定のスタンドで前記先端部以外で圧延されているときの圧延荷重、圧下位置、ロール速度あるいはこれらを用いた演算結果で、該セットアップ部が出力したロール速度の指令値を補正する速度指令補正部とを備え、
前記速度指令補正部は、所定の回より前のいずれかの回に圧延された鋼板が前記所定のスタンドで前記先端部以外で安定してタンデム圧延されているときのスタンドのロール速度を、鋼板速度と鋼板厚みの積であるマスフローが一定であることを利用した演算で前記スタンドが先端を圧延しているときのスタンドのロール速度に換算し、前記換算されたロール速度を用いて該セットアップ部が出力したロール速度の指令値を補正すること
を特徴とする熱間タンデム圧延ミルの制御装置。
- 複数の圧延スタンドを備えた熱間圧延機を制御対象とし、該圧延スタンドに備えられたワークロールで連続的に圧延される鋼板の板厚や圧延スタンド間の鋼板の張力等の制御対象の値を所望の値に制御する熱間タンデム圧延ミルの制御装置において、 所定の回に圧延される鋼板のための制御指令として、少なくとも各圧延スタンドの圧延荷重の指令値、該ワークロールの圧下位置の指令値とロール速度の指令値を計算して出力するセットアップ部と、
所定の圧延スタンドで前記所定の回より前のいずれかの回である先の回に圧延された鋼板の先端部が圧延されたときの圧延荷重、圧下位置、ロール速度と、前記先の回に圧延された鋼板が前記所定のスタンドで前記先端部以外で圧延されているときの圧延荷重、圧下位置、ロール速度あるいはこれらを用いた演算結果で、該セットアップ部が出力したロール速度の指令値を補正する速度指令補正部とを備え、
前記速度指令補正部は、所定の回より前のいずれかの回に圧延された鋼板がスタンドで安定して圧延されているときのスタンドのロール速度を、このときの圧延荷重と圧下位置およびスタンドが先端部を圧延しているときの圧延荷重と圧下位置を用い、マスフローが一定であることを利用した演算で各スタンドが先端部を圧延しているときのスタンドのロール速度に換算し、換算されたロール速度を用いて該セットアップ部が出力したロール速度の指令値を補正すること
を特徴とする熱間タンデム圧延ミルの制御装置。
- 複数の圧延スタンドを備えた熱間圧延機を制御対象とし、該圧延スタンドに備えられたワークロールで連続的に圧延される鋼板の板厚や圧延スタンド間の鋼板の張力等の制御対象の値を所望の値に制御する熱間タンデム圧延ミルの制御装置において、
所定の回に圧延される鋼板のための制御指令として、少なくとも各圧延スタンドの圧延荷重、該ワークロールの圧下位置とロール速度の指令値を計算して出力するセットアップ部と、
所定圧延スタンドで前記所定の回より前のいずれかの回である先の回に圧延された鋼板の先端部が圧延されたときの圧延荷重、圧下位置、ロール速度と、前記先の回に圧延された鋼板が前記所定のスタンドで前記先端部以外で圧延されているときの圧延荷重、圧下位置、ロール速度と、最終出側スタンドで前記先の回に圧延された鋼板の先端部が圧延されたときの圧延荷重、圧下位置、ロール速度と、前記先の回に圧延された鋼板がスタンドで前記先端部以外で圧延されているときの圧延荷重、圧下位置、ロール速度あるいはそれらを用いた演算結果で、該セットアップ部が出力したロール速度の指令値を補正する速度指令補正部とを備え、
前記速度指令補正部は、所定の回より前のいずれかの回に圧延された鋼板が前記所定のスタンドで前記先端部以外で安定してタンデム圧延されているときのスタンドのロール速度を、鋼板速度と鋼板厚みの積であるマスフローが一定であることを利用した演算で前記スタンドが先端を圧延しているときのスタンドのロール速度に換算し、前記換算されたロール速度を用いて該セットアップ部が出力したロール速度の指令値を補正することを特徴とする熱間タンデム圧延ミルの制御装置。
- 前記熱間タンデム圧延ミルの制御装置が出力する制御指令値及び前記制御対象からの検出値を収集する実績収集部と、
該実績収集部から、圧延スタンドで鋼板を一定長圧延したときの圧延荷重、圧下位置、ロール速度を先端部の値として抽出する先端値抽出部と、
先端値抽出部が抽出した各圧延スタンドの圧延荷重、圧下位置、ロール速度を格納する先端値記憶部と、
最終出側スタンドが鋼板を一定長圧延したときの各スタンドの圧延荷重、圧下位置、ロール速度を鋼板定常部の値として抽出する定常値抽出部と、
定常値抽出部が抽出した各圧延スタンドの圧延荷重、圧下位置、ロール速度を格納する定常値記憶部を備え、
前記速度指令補正部は、前記先の回に圧延された鋼板に対応して先端値記憶部と定常値記憶部に格納されている圧延荷重、圧下位置、ロール速度を用いた演算結果にしたがって、該セットアップ部が出力したロール速度の指令値を補正すること
を特徴とする請求項1から3のいずれか記載の熱間タンデム圧延ミルの制御装置。 - 前記速度指令補正部が出力した各スタンドのロール速度の補正値のいずれかが上限値または下限値を逸脱していたとき、このスタンドの補正値1を上限値または下限値にリミットして補正値2を算出するとともに、補正値1を補正値2に変更したことによる各スタンドの補正値の相対関係の変化を最小とするように各スタンドの補正値を修正する速度指令バランス部を備えたこと
を特徴とする請求項1から4のいずれか記載の熱間タンデム圧延ミルの制御装置。 - 前記速度指令補正部が出力した各スタンドのロール速度の補正値のいずれかが上限値または下限値を逸脱していたとき、このスタンドの補正値1を上限値または下限値にリミットして補正値2を算出するとともに、補正値2を補正値1で除した値を各スタンドの補正値に乗じることで各スタンドの補正値の相対変化を最小化する速度指令バランス部を備えたこと
を特徴とする請求項1から5のいずれか記載の熱間タンデム圧延ミルの制御装置。 - 複数の圧延スタンドを備えた熱間圧延機を制御対象とし、該圧延スタンドに備えられたワークロールで連続的に圧延される鋼板の板厚や圧延スタンド間の鋼板の張力等の制御対象の値を所望の値に制御する熱間タンデム圧延ミルの制御方法において、
所定の回に圧延される鋼板のための制御指令として、少なくとも各圧延スタンドの圧延荷重、該ワークロールの圧下位置とロール速度の指令値を計算し、
所定の圧延スタンドで前記所定の回より前のいずれかの回である先の回に圧延された鋼板の先端部が圧延されたときの圧延荷重、圧下位置、ロール速度と、前記先の回に圧延された鋼板がスタンドで前記先端部以外で圧延されているときの圧延荷重、圧下位置、ロール速度あるいはそれらを用いた演算結果で、該ロール速度の指令値を補正して新たなロール速度の指令値を算出する熱間タンデム圧延ミルの制御方法であって、
前記所定の回より前のいずれかの回である先の回に圧延された鋼板がスタンドで前記先端部以外で安定してタンデム圧延されているときのスタンドのロール速度を、鋼板速度と鋼板厚みの積であるマスフローが一定であることを利用した演算で各スタンドが先端部を圧延しているときのスタンドのロール速度に換算し、
前記換算されたロール速度と前記先の回に圧延された鋼板に対するロール速度の指令値からその回以降に圧延される鋼板のために計算した該ロール速度の指令値を補正して新たなロール速度の指令値を算出する熱間タンデム圧延ミルの制御方法。 - 複数の圧延スタンドを備えた熱間圧延機を制御対象とし、該圧延スタンドに備えられたワークロールで連続的に圧延される鋼板の板厚や圧延スタンド間の鋼板の張力等の制御対象の値を所望の値に制御する熱間タンデム圧延ミルの制御方法において、
所定の回に圧延される鋼板のための制御指令として、少なくとも各圧延スタンドの圧延荷重、該ワークロールの圧下位置とロール速度の指令値を計算し、
所定の圧延スタンドで前記所定の回より前のいずれかの回である先の回に圧延された鋼板の先端部が圧延されたときの圧延荷重、圧下位置、ロール速度と、前記先の回に圧延された鋼板がスタンドで前記先端部以外で圧延されているときの圧延荷重、圧下位置、ロール速度あるいはそれらを用いた演算結果で、該ロール速度の指令値を補正して新たなロール速度の指令値を算出する熱間タンデム圧延ミルの制御方法であって、
前記所定の回に圧延される鋼板のための制御指令として、少なくとも圧延スタンドの圧延荷重、該ワークロールの圧下位置とロール速度の指令値を計算し、
前記所定の回より前のいずれかの回である先の回に圧延された鋼板が各スタンドで安定してタンデム圧延されているときの各スタンドのロール速度を、このときの圧延荷重と圧下位置および各スタンドが鋼板先端を圧延しているときの圧延荷重と圧下位置を用い、マスフローが一定であることを利用した演算で各スタンドが先端部を圧延しているときの各スタンドのロール速度に換算し、
前記換算されたロール速度と前記先の回に圧延された鋼板に対するロール速度の指令値から前記所定の圧延される鋼板のために計算した該ロール速度の指令値を補正して新たなロール速度の指令値を算出する熱間タンデム圧延ミルの制御方法。 - 前記所定の回に圧延される鋼板のための制御指令として、少なくとも各圧延スタンドの圧延荷重、該ワークロールの圧下位置とロール速度の指令値を計算し、
圧延スタンドで前回圧延された鋼板の先端部が圧延されたときの圧延荷重、圧下位置、ロール速度と、前記先の回に圧延された鋼板が各スタンドで安定してタンデム圧延されているときの圧延荷重、圧下位置、ロール速度と、最終出側スタンドで前記先の回に圧延された先端部が圧延されたときの圧延荷重、圧下位置、ロール速度と、前記先の回に圧延された鋼板が各スタンドで安定してタンデム圧延されているときの圧延荷重、圧下位置、ロール速度を取り込み、
これら用いた演算結果で、前記所定の回に圧延される鋼板のために計算した該ロール速度の指令値を補正して新たなロール速度の指令値を算出する
請求項7又は8のいずれか記載の熱間タンデム圧延ミルの制御方法。
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