JP2015205331A - 熱間圧延機の制御装置および制御方法 - Google Patents

熱間圧延機の制御装置および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】鋼板の加速圧延に伴って鋼板搬送速度が変化する際にも、鋼板の長手方向に均質な材料を製造する。【解決手段】一枚の鋼板を圧延する間に圧延速度を変化させる熱間圧延機の制御装置において、前記圧延速度と鋼板温度で変化する材質因子を用いて、前記圧延速度の変化と連動して変化する前記鋼板の目標仕上圧延温度を算出する仕上温度算出部を備え、前記目標仕上圧延温度を用いて算出される制御信号を前記熱間圧延機に送る。また、一枚の鋼板を圧延する間に圧延速度を変化させる熱間圧延機の制御方法において、前記圧延速度と鋼板温度で変化する材質因子を用いて、前記圧延速度の変化と連動して変化する前記鋼板の目標仕上圧延温度を算出する工程と、前記目標仕上圧延温度を用いて算出される制御信号を前記熱間圧延機に送る工程とを備える。【選択図】 図1

Description

本発明は熱間圧延機の制御装置および制御方法に関する。
熱間圧延機においては、鋼板の長手方向の位置に応じて仕上圧延速度を変える加速圧延が行われている。加速圧延に伴って鋼板速度が変化する際にも、鋼板の長手方向に均質な材料となるような熱間圧延機の制御が望ましい。
均質な材料を得る制御方法として、特許文献1は、仕上圧延機最終スタンドの出口温度と定義される仕上温度を長手方向に均一にする仕上温度制御方法を開示している。特許文献1によれば、仕上温度を測定してスタンド間冷却装置を制御する仕上温度制御方法では、鋼板移送に伴う無駄時間のため、減速開始に伴う温度変動点が仕上温度計に到達する時点で既に操作できるスタンド間冷却装置が存在せず、実際のところ減速に伴う温度変動をスタンド間冷却装置で補償するのには無理があった。
特許文献1は、予め設定された圧延速度の情報を用いることで、鋼板後端の減速タイミングにおいて圧延機出側の温度計偏差が検出される以前に、圧延の減速による温度降下を予測的に補償する技術を開示している。特許文献1によれば、この技術は、鋼板の長手方向温度が均一になるため良好な材質が得られ、かつ後端部の低温性の厚み外れや通板不良を著しく抑制する効果を有する。
特許文献2は加速圧延の際にも鋼板の長手方向に均質な材料になるような熱延鋼帯の冷却方法を開示している。特許文献2によれば、急冷開始時間とフェライト粒径とは関係があり、加速圧延に伴って変化する鋼帯搬送速度に応じて冷却開始速度が変化し、フェライト粒径が鋼帯長手方向で変化し、その結果、鋼帯長手方向で均一な材質を得ることができない。
特許文献2は仕上圧延機の後方に設けられ、複数の冷却バンクから構成される熱延鋼板の冷却装置を用いて、前記冷却バンクのうち、吐出する最上流のバンクを前記熱延鋼板の搬送速度に応じて変化させる技術を開示している。特許文献2によれば、この技術で熱間鋼板における冷却開始時間が鋼板の長手方向各部で同じになるように冷却することができ、鋼板長手方向で均質な材料の細粒化を図ることができる。
特開平8−252624号公報 特開2003−145212号公報
しかし、特許文献1に記載された仕上温度制御方法は、仕上温度を均一にすることはできたとしても、仕上圧延時に鋼板内に蓄えられる内部歪みの量が加速圧延により変化することを考慮していない。内部歪みが多いほど鋼板の材料組織が細粒化されるため、特許文献1の技術は鋼板の材料組織と材質に不均一性を残す可能性がある。
また、特許文献2に記載された冷却方法は、離散的に配置された冷却バンクを用いて吐出する最上流バンクを、連続的に変化する熱延鋼板の搬送速度に応じて切り替える必要がある。このため吐出する最上流冷却バンクは搬送速度と一対一に対応できず、必ず冷却開始時間の変動が生じる問題があった。
本発明の目的は、鋼板の加速圧延に伴って鋼板搬送速度が変化する際にも、鋼板の長手方向に均質な材料を製造することである。
上記目的は、請求項に記載の発明により達成される。
本発明によれば、鋼板の加速圧延に伴って鋼板搬送速度が変化する際にも、鋼板の長手方向に均質な材料を製造することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1実施例の制御システムの構成を示した概念図である。 基準速度、基準仕上温度テーブルの構成を示した説明図である。 活性化エネルギーテーブルの構成を示した説明図である。 速度パターンテーブルの構成を示した説明図である。 仕上温度算出部の処理を示したフローチャートである。 目標仕上温度パターンテーブルの構成を示したフローチャートである。 鋼板の長手方向の位置と板速度の関係を示す図である。 鋼板の長手方向の位置と目標仕上温度の関係を示す図である。 従来技術における鋼板の長手方向の位置と圧延荷重の関係を示す図である。 第1実施例における鋼板の長手方向の位置と圧延荷重の関係を示す図である。 第1実施例の活性化エネルギー学習部の構成を示した説明図である。 変形抵抗指数テーブルの構成を示した説明図である。 活性化エネルギー学習部の処理を示したフローチャートである。 本発明の第2実施例の制御システムの構成を示した概念図である。 基準材質因子値テーブルの構成を示した説明図である。 本発明の第3実施例の制御システムの構成を示した概念図である。 本発明の第4実施例の制御システムの構成を示した概念図である。
以下、実施例を図面を用いて説明する。本発明はここで取り上げた実施例に限定されることはなく、要旨を変更しない範囲で適宜組み合わせや改良が可能である。
以下本発明の一実施例を図1に沿って説明する。本実施例の熱間圧延機制御装置100は制御対象150から種々の信号を受信し、制御信号を制御対象150に出力する。
本実施例の制御対象150は熱間圧延機であり、加熱炉151から抽出した温度1200℃程度、厚さ220mm程度のスラブf0と呼ばれる鋼板fを、粗圧延機152で25〜40mm程度の粗材f1と呼ばれる鋼板fに圧延し、さらに仕上圧延機153で1〜250mm程度の薄板の鋼板f2に圧延した後、巻取冷却装置154で目標温度まで冷却してダウンコイラ155で巻取り、圧延製品のコイルとする。
仕上圧延機153は、6つの圧延スタンド156を備えており、各圧延スタンド156は、それぞれ粗材f1に対して板厚を制御するワークロール157と、ワークロール157を回転支持するバックアップロール158とを有している。ワークロール157は圧延を行う水平方向(図1の紙面の表裏面方向)の回転軸をもつ。仕上圧延機153は、各圧延スタンド156の連続圧延により板厚を制御し、鋼板f2を生産する。
制御対象150の熱間圧延機には、被圧延材である鋼板f(f0、f1、f2)の温度、圧延荷重、送り速度などを計測するための計測機が備えられている。
鋼板fの温度を測定する計測器としては、図1に示すように、加熱炉151から抽出されるスラブf0の温度を計測する温度計161と、粗圧延機152の入口で鋼板f(f0)の温度を測定する粗圧延機入側温度計162と、粗圧延機152の出口で鋼板f(f1)の温度を測定する粗圧延機出側温度計163と、仕上圧延機153の入口で鋼板f(f1)の温度を測定する仕上圧延機入側温度計164と、仕上圧延機153の出口で鋼板f(f2)の温度を測定する仕上圧延機出側温度計165と、巻取冷却装置154で冷却中の鋼板f(f2)の温度を測定する中間温度計166と、鋼板f(f2)がダウンコイラ155に巻取られる直前の温度を測定する巻取り温度計167とが備えられている。
鋼板fに対する圧延荷重を測定する計測器としては、粗圧延機152に荷重計171が備えられ、また、仕上圧延機153の各圧延スタンド156にもそれぞれ荷重計172〜177が備えられている。
さらに、粗圧延機152、仕上圧延機153の各圧延スタンドのワークロール157の駆動系には、ワークロール157の回転速度に対応する状態量を計測する速度計178、179がそれぞれ備えられている。
熱間圧延機150は、鋼板f(f1)の温度を制御するため、粗圧延機152から出た鋼板f(f1)が仕上圧延機153に投入されるまで鋼板f(f1)の温度低下を緩和する保熱装置181、仕上圧延機153の各圧延スタンド156で連続圧延される鋼板f(f1)を冷却するスタンド間冷却装置182〜186を備える。
保熱装置181は典型的には鋼板f(f1)を一度巻取り、逆順で(即ち、最後に巻取られた後端部を最初に)払い出すコイルボックスであるが、他にトンネル型などでもよい。保熱装置181への鋼板f(f1)の投入と取出しの時間は後述する熱間圧延機制御装置100の指令値に応じて変化される。
スタンド間冷却装置182〜186は典型的には冷却水を加圧して噴射するノズルであり、後述する熱間圧延機制御装置100の指令値に応じて冷却水に加える圧力を連続的に変化させる機能を備える。
熱間圧延機150が鋼板f(f2)の温度を制御するために備える巻取冷却装置154は複数の冷却ヘッダ159を有し、冷却ヘッダ159の一部を鋼板f(f2)の上面に水を放出する位置に配置し、他の冷却ヘッダ159を鋼板f(f2)の下面に水を放出する位置に配置している。冷却ヘッダ159は、後述する熱間圧延機制御装置100の指令値に応じて開閉制御される。
次に、熱間圧延機制御装置100の構成を説明する。熱間圧延機制御装置100は、粗圧延機出側温度計163が鋼板f(f1)の温度を計測する前に、保熱装置181への鋼板f(f1)の投入と取出しの時間パターン(以下、保熱時間パターン)、スタンド間冷却装置182〜186の冷却水噴射圧力パターン(以下、噴射圧パターン)、巻取冷却装置154の冷却ヘッダ159の開閉パターン(以下、開閉パターン)の指令値を算出するプリセット制御部110、鋼板f(f1)の温度が粗圧延機出側温度計163で測定された以後に、温度計163〜167、荷重計172〜177、速度計179の計測値をリアルタイムで取り込んで、前記各指令値を変更するダイナミック制御部120、計測値を取り込んで活性化エネルギーテーブル113を更新する活性化エネルギー学習部130を備えている。
プリセット制御部110は、基準速度―基準仕上温度テーブル112と活性化エネルギーテーブル113と速度パターンテーブル114から情報を取り込み、ひずみ速度推定モデル115を用いた演算により目標仕上温度パターンテーブル116を算出する仕上温度算出部111、目標仕上温度パターンテーブル116と目標巻取温度テーブル118から情報を取り込み、板温推定モデル119を用いた演算により、仕上圧延機入側温度目標パターンと、保熱時間パターンと、噴射圧パターンと、開閉パターンの指令値を算出するモデルベースドプリセット部117を備えている。仕上温度算出部111の処理については後述する。
ダイナミック制御部120は、プリセット制御部110で算出された保熱時間パターンと、噴射圧パターンと、開閉パターンの指令値をパターン記載のタイミングに合わせて出力するプリセットパターン出力部121を備えている。プリセットパターン出力部121から出力された各パターンは、後述の保熱装置制御部122、スタンド間冷却装置制御部123、巻取冷却装置制御部124から各々出力される修正値と加算され、それぞれ所定の装置に指令値として入力される。
またダイナミック制御部120は、粗圧延機出側温度計163と仕上圧延機入側温度計164からの検出温度を用いて、仕上圧延機入側温度計164の検出温度が上記仕上圧延機入側温度目標パターンの値と一致するよう保熱時間パターンの修正値を算出する保熱装置制御部122を備えている。修正値の算出方法はPID制御法でもよいし、制御分野で周知のその他の従来方法でもよい。
またダイナミック制御部120は、仕上圧延機入側温度計164と仕上圧延機出側温度計165で検出された鋼板温度と、荷重計172〜177で検出された各圧延スタンドでの圧延荷重を用いて、仕上圧延機出側温度計165の検出温度が上記目標仕上温度パターンと一致するよう噴射圧パターンの修正値を算出するスタンド間冷却装置制御部123を備えている。噴射圧パターンの修正値の算出は、例えば、特開2009−226438記載の技術を使うことで達成される。
さらにダイナミック制御部120は、仕上圧延機出側温度計165と中間温度計166と巻取温度計167で検出された鋼板温度と、仕上圧延機出側速度計179で検出された鋼板速度を用いて、巻取温度計167の検出温度が上記目標巻取温度と一致するよう開閉パターンの修正値を算出する巻取冷却装置制御部124を備えている。開閉パターンの修正値の算出は、例えば、特許第4340659号記載の技術を使うことで達成される。
活性化エネルギー学習部130は、仕上圧延機入側温度計164と仕上圧延機出側温度計165で検出された鋼板温度と荷重計172と176と177で検出された圧延荷重と仕上圧延機出側速度計179で検出された鋼板速度を用いて、活性化エネルギーテーブル113を更新する。活性化エネルギー学習部130の処理は後述する。
図2に基準速度―基準仕上温度テーブル112の構成を示す。鋼板の種類(鋼種)に対応して、仕上圧延機出側における鋼板速度と鋼板温度の基準が記録された例を示している。基準速度と基準仕上温度は所望材質を得るために適した値であり、圧延実績データや実験室実験などによりユーザーが設定する。基準速度と基準仕上温度を達成することが熱間圧延機制御装置100の制御目標ではなく、図2での基準速度と基準仕上温度は、目標速度と目標仕上温度ではない。プリセット制御部110は該当鋼板の鋼種を判定して、基準速度―基準仕上温度テーブル112から対応する基準速度と基準仕上温度を抽出する。
図3に活性化エネルギーテーブル113の構成を示す。鋼種毎に活性化エネルギーQとともに許容される化学成分(C:炭素、Si:ケイ素)の下限値と上限値も記録された例を示している。活性化エネルギーQは上記活性化エネルギー学習部130で更新される。活性化エネルギーQの初期値は鋼種毎に実験室実験により算出するか、または実験計画法を用いて化学成分を変えた一連の実験結果を重回帰分析した経験式、例えば〔数1〕により算出する。
〔数1〕
Q = 267000 - 2535.52[C] + 1010[Mn] + 33620.76[Si] + 35651.28[Mo]
+ 93680.52[Ti]0.6 + 31673.45[V] + 70729.85[Nb]0.6 J/mol
ただし、[X]:化学成分の含有量(wt%)
図4に速度パターンテーブル114の構成を示す。鋼種、板厚、板幅に対して、仕上圧延機の最終圧延スタンドに鋼板f(f1)が投入される時点を時間0として、時間毎の仕上圧延機出側の鋼板速度の設定値が記録された例を示している。図4の例は、鋼種がSLC1の場合、0〜19秒の間には速度を613mpmに保持し、19〜49秒の間は613mpmから1021mpmになるまで加速し、49〜104秒の間は1021mpmを保持し、104〜124秒の間は1021mpmから613mpmまで減速し、124〜143秒の間は速度を613mpmに保持する設定である。テーブル114に記録された時間の間では速度を線形補間する。図4は説明を簡単にするため、6個の時間に対する速度のみを記載した例を示しているが、より多数の、例えば1024個の時間に対する速度を記載してもよい。
図5に仕上温度算出部111の処理を示す。S5−1でユーザの入力から鋼種と板厚と板幅の設定を取り込み、S5−2で取り込んだこれら設定に基づき、基準速度―基準仕上温度テーブル112から基準速度vstdと基準仕上温度Tstdを読み取り、活性化エネルギーテーブル113から活性化エネルギーQを読み取り、速度パターンテーブル114から速度パターンを読み取る。
S5−3では、ひずみ速度推定モデル115を用いてVstdから基準ひずみ速度(dε/dt)stdを算出する。ひずみ速度推定モデルは、例えば、下記(数2)のモデルを利用し、(数2)のvにvstdを代入し、Hとhに仕上最終圧延スタンドの入側と出側の板厚を代入し、R’とRに仕上最終圧延スタンドの扁平ロール径とロール径を代入する。
〔数2〕
(dε/dt)=(1000/60)(v×ε)(R’(H-h))1/2
ただし、 v:鋼板速度
ε:対数ひずみ、ε=ln(H/h)
H:圧延前の鋼板fの板厚
h:圧延後の鋼板fの板厚
R’:扁平ロール径(圧延中にワークロール157が変形した場合の径)
R’=R(1+C×P/(b(H-h)))
R:ロール径
C:ヒッチコック係数
P:圧延荷重
b:板幅
S5−4では、基準ひずみ速度(dε/dt)stdと基準温度Tstdと活性化エネルギーQを用いて下記(数3)で定義されるZener-Hollomonパラメータ(以下、Zパラメータ)の基準値、Zstdを算出する。
〔数3〕
Z=(dε/dt)exp(Q/RT)
ただし、R:気体定数、8.314 J/mol/K
T:絶対温度
S5−5では、速度パターン上の各時間データに対するS5−6〜S5−8でのループ処理の準備として、ループ繰返し回数の上限Nmaxに時間番号を代入し、ループ指標nを0に初期化する。ループ処理では先ずS5−6でループ指標nを1増加させた後、S5−7で時間番号nでのひずみ速度(dε/dt)nを算出する。(dε/dt)nは、速度パターン上に記録された時間番号nでの鋼板速度設定値を(数2)の鋼板速度vに用いる以外はS5−3と同じ処理で算出される。S5−8では下記(数4)を用いて、時間番号nでのZパラメータを上記Zstdと一致させる目標仕上温度Tnを算出する。
〔数4〕
Tn=(Q/R)(ln(Zstd/(dε/dt)n))-1
S5−9は速度パターンの全時間データに対する処理が終わったかの確認であり、処理が終わった(Yes)の場合、S5−10で目標仕上温度パターンテーブルを出力して終了する。
以上、鋼板速度(圧延速度)と鋼板温度で変化する材質因子を用いて、鋼板速度の変化と連動して変化する鋼板の目標仕上圧延温度を算出する一例として、Zパラメータを基準値Zstdと一致させるよう目標仕上圧延温度を算出したが、上記Zパラメータを変形したパラメータまたは類似のパラメータも鋼板速度と鋼板温度で変化する材質因子として本発明の範囲内であることは明らかである。
図6に仕上温度算出部111から出力される目標仕上温度パターンテーブル116の構成を示す。鋼種、板厚、板幅に対して、仕上圧延機の最終圧延スタンドに鋼板f(f1)が投入される時点を時間0として、時間毎の仕上圧延機出側の鋼板温度の目標値が記録された例を示している。なお、図6の例では、説明のため各時間での速度とひずみ速度も合わせて示しているが、速度とひずみ速度は無くてもよい。図6の例は、圧延速度を613mpmから1021mpmへ増加させる時に、ZパラメータをZstdに一致させるために、目標仕上温度を859.8℃から880.1℃へ上げることを示す。また図6の例と図2でのSLC1の基準速度と基準仕上温度を比較すると、基準速度―基準仕上温度テーブル112記載の基準速度と基準仕上温度が熱間圧延機制御装置100の制御目標でなく、従来技術の目標速度や目標仕上温度と異なることは明らかである。
図7は速度パターンテーブル114の板速度と鋼板の長手方向の位置の関係を示している。図中に矢印と共に示した数字は速度パターン中の時間番号である。図7で鋼板先端の低速部は、鋼板f(f2)が仕上圧延機の最終圧延スタンドから出てダウンコイラ174に巻取られるまでの区間に相当する。その後、2〜3間の加速部を経て、3〜4間の定常速度部が現れた後、4〜5間で急減速され、5〜6間の低速部が再び現れる。5〜6間の低速部は鋼板f(f2)の後端部が前記最終圧延スタンドを出た時点から、ダウンコイラ174に巻取られるまでの間に相当する。
図8は鋼板の長手方向の位置と目標仕上温度の関係を示している。従来技術の一定目標仕上温度に対して、本実施例の目標仕上温度は圧延速度に応じて変化する。本実施例では鋼板速度と鋼板温度で変化する材質因子を用いることで、鋼板速度の変化と連動して変化する鋼板の目標仕上圧延温度を算出する。
図9は仕上温度を一定にする従来技術における鋼板の長手方向の位置と圧延荷重の関係を示す図である。圧延速度が増加すると圧延荷重も増加する傾向が見て取れる。熱間圧延においては圧延荷重が高いほど、鋼板内に多くの内部歪みが蓄えられ、鋼板の材料組織が細粒化されるため、図9に示した従来技術の圧延荷重では鋼板の長手方向に結晶粒径にムラが生じ、材質の均一性が低下する。
図10は本実施例で目標仕上温度を圧延速度に応じて変化させた時の鋼板内の位置と圧延荷重の関係を示している。圧延荷重はほぼ一定であり、鋼板に蓄えられる内部歪みはほぼ均一になることから、鋼板の材料組織と材質の不均一性が改善される。
図11は活性化エネルギー学習部130の構成を示している。活性化エネルギー学習部130は、仕上圧延機入側温度計164と仕上圧延機出側温度計165で検出された鋼板温度と、荷重計172と176と177で検出された圧延荷重と、仕上圧延機出側速度計179で検出された鋼板速度のデータを蓄積する実測データ蓄積部131と、変形抵抗指数テーブル133から該当する鋼種の変形抵抗指数を取り込み、変形抵抗推定モデル134と変形抵抗換算モデル135を用いて蓄積されたデータから活性化エネルギーを算出し、活性化エネルギーテーブル113を更新する活性化エネルギー算出部132を備える。本実施例では活性化エネルギーの算出に仕上入り口温度、仕上出口温度、仕上出口速度、仕上圧延スタンド荷重を用いたが、これら全てを必ず用いなくてもよい。但し、全て用いることにより、精度良く活性化エネルギーを算出することができる。また、仕上圧延スタンド荷重は少なくとも一段目の圧延スタンドと最終段の圧延スタンドにおける圧延荷重を用いればよい。
図12は変形抵抗指数テーブル133の構成を示している。鋼種毎に指数n、mとともに許容される化学成分(C:炭素、Si:ケイ素)の下限値と上限値も記録された例を示している。指数n、mは鋼種毎の実験室実験または経験式などを基にユーザが決定する。
図13は活性化エネルギー算出部132の処理を示すフローチャートである。S13−1でユーザの入力から鋼種の設定を取り込み、また変形抵抗指数テーブル133から該当鋼種の変形抵抗指数、nとmを読み込む。S13−2では実測データ蓄積部131から実績温度、速度、荷重データを読み込む。S13−3では実績データが持つバラツキによる算出誤差を低減するため、データ平滑化処理を行う。データ平滑化処理は、例えば、移動平均処理、または低域通過デジタルフィルタ処理でよい。S13−4では平滑化処理後の各データ点に対するS13−5〜S13−10でのループ処理の準備として、ループ繰返し回数の上限Dmaxに平滑化後の標本データ数を代入し、ループ指標dを0に初期化する。
ループ処理では先ずS13−5でループ指標dを1増加させた後、S13−6で変形抵抗換算モデル135を用いて仕上圧延機の初段圧延スタンドの圧延荷重P1,d、最終の直前および最終の圧延スタンドの圧延荷重P5,dとP6,dを変形抵抗km,1,d、km,5,d、km,6,dに換算する。圧延荷重Pを変形抵抗kmに換算する変形抵抗換算モデル135には例えば下記(数5)を用いる。
〔数5〕
km=P/(Q×L)
ただし、Q:圧下力関数
Q=0.8 + (0.45h/H + 0.04)×{(R’/H)1/2-0.5}
L:接触孤長, L=(R’×h)1/2
S13−7では、仕上圧延機入側温度計164と仕上圧延機出側温度計165で検出された鋼板温度に前記板温推定モデル119を適用して、初段スタンドでの板温度T1,dと最終スタンドでの板温度T6,dを算出する。続いて、S13−8では速度計179で検出された鋼板速度に前記ひずみ速度推定モデル115を適用して、初段スタンドと最終スタンドでのひずみ速度、(dε/dt)1,dと(dε/dt)6,dを算出する。また、S13−9では初段スタンドと最終スタンドでのひずみ、ε1,dとε6,dを算出する。S13−10では、下記(数6)で与えられる変形抵抗推定モデル134を変形した(数7)を用いて、回帰分析用データ(x,y)1,dと(x,y)6,dを計算する。
〔数6〕
km,1=K×ε1 nZ1 m
Δkm,6=K×ε6 nZ6 m
ただし、Δkm,6= km,6- km,5
〔数7〕
(x,y)1=(1/RT1, (lnkm,1,-lnε1 n)/m - ln((dε/dt)1)、
(x,y)6=(1/RT6, (lnΔkm,6,-lnε6 n)/m - ln((dε/dt)6)、
S13−11は平滑化後の全標本データ点に対する処理が終わったかの確認であり、処理が終わった(Yes)の場合、S12−12で(x,y)の線形回帰分析を行い、その傾きをQとして求め、活性化エネルギーテーブル113を更新して終了する。
本発明の別の実施例を図14に沿って説明する。前記実施例1に対する本実施例の特徴は、実施例1の基準速度―基準仕上温度テーブル112の代わりに、基準材料因子値テーブル112aを用いる点である。他の構成は実施例1と同等である。図15に基準材料因子値テーブル112aの構成の一例を示す。この例では鋼種毎にZパラメータの常用対数に定数を加えた値を基準材料因子値として保存してある。なお、図示した因子は一例であり、熱延で有効なZパラメータ範囲108〜1016の中で1:1対応するZの関数であれば、適宜基準材料因子として使ってもよい。本実施例は実施例1に比べて基準条件の指定が簡潔になる利点を有する。
本発明のまた別の実施例を図16に沿って説明する。図16は、制御対象150が保熱装置181と仕上圧延機入側温度計164の間に、鋼板f(f1)を加熱する加熱装置187を備える場合の実施例を示す。
図16の制御対象150においては、加熱装置187をその目標加熱温度を熱間圧延機制御装置100の指令値に応じて変化される構成とし、プリセット制御部110は、粗圧延機出側温度計163が鋼板f(f1)の温度を計測する前に、保熱時間パターン、噴射圧パターン、開閉パターンの指令値に加え、加熱装置187の目標加熱温度パターン(以下、加熱パターン)の指令値をも算出する。更に、ダイナミック制御部120は加熱装置制御部125を備え、加熱装置制御部125は粗圧延機出側温度計163と仕上圧延機入側温度計164からの検出温度を用いて、仕上圧延機入側温度計164の検出温度が上記仕上圧延機入側温度目標パターンの値と一致するよう加熱パターンの修正値を算出する。修正値の算出方法はPID制御法でもよいし、制御分野で周知のその他の従来方法でもよい。
本実施例の構成は、実施例1に比べて加熱装置181が追加され設備導入および維持保守の費用と手間が増える短所がある一方、加熱炉151の温度を低くできる長所を持つ。
本発明のさらに別の実施例を図17に示す。図17の制御対象150は粗圧延機出側温度計163と仕上圧延機入側温度計164の間に、保熱装置181を有しない。
図17の制御対象150に対しては、スタンド間冷却装置182〜186の冷却制御で圧延速度に応じて変化する目標仕上温度を追従する制御を行う。この場合には、設備導入および維持保守の費用と手間が減る利点がある一方、仕上圧延機153に投入する前の鋼板f(f1)の輻射冷却が実施例1より大きいため、加熱炉151の温度を実施例1より高く設定する必要があるためエネルギー効率や運転コスト面で短所を持つ。
100・・・熱間圧延機制御装置、110・・・プリセット制御部、111・・・仕上温度算出部、112・・・基準速度―基準仕上温度テーブル、113・・・活性化エネルギーテーブル、114・・・速度パターンテーブル、116・・・目標仕上温度パターンテーブル、120・・・ダイナミック制御部、121・・・プリセットパターン出力部、130・・・活性化エネルギー学習部、132・・・活性化エネルギー算出部、150・・・熱間圧延機、151・・・加熱炉、152・・・粗圧延機、153・・・仕上圧延機、154・・・巻取冷却装置、155・・・ダウンコイラ、163・・・粗圧延機出側温度計、164・・・仕上圧延機入側温度計、165・・・仕上圧延機出側温度計、166・・・中間温度計、167・・・巻取温度計、172〜177・・・仕上圧延機の各圧延スタンドの荷重計、179・・・仕上圧延機出側速度計、181・・・保熱装置、182〜186・・・スタンド間冷却装置、187・・・加熱装置

Claims (6)

  1. 一枚の鋼板を圧延する間に圧延速度を変化させる熱間圧延機の制御装置において、前記圧延速度と鋼板温度で変化する材質因子を用いて、前記圧延速度の変化と連動して変化する前記鋼板の目標仕上圧延温度を算出する仕上温度算出部を備え、前記目標仕上圧延温度を用いて算出される制御信号を前記熱間圧延機に送ることを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1において、複数の鋼種の活性化エネルギーが記録された活性化エネルギーテーブルを備え、前記目標仕上圧延温度を算出するために前記活性化エネルギーを用いることを特徴とする制御装置。
  3. 請求項2において、前記熱間圧延機で計測された前記鋼板の鋼板温度と圧延速度と圧延荷重の何れかを用いて新たに活性化エネルギーを算出し前記活性化エネルギーテーブルを更新する活性化エネルギー学習部を備えることを特徴とする制御装置。
  4. 一枚の鋼板を圧延する間に圧延速度を変化させる熱間圧延機の制御方法において、前記圧延速度と鋼板温度で変化する材質因子を用いて、前記圧延速度の変化と連動して変化する前記鋼板の目標仕上圧延温度を算出する工程と、前記目標仕上圧延温度を用いて算出される制御信号を前記熱間圧延機に送る工程とを備えることを特徴とする制御方法。
  5. 請求項4において、前記目標仕上圧延温度を算出する工程は、複数の鋼種の活性化エネルギーが記録された活性化エネルギーテーブルを用いることを特徴とする制御方法。
  6. 請求項5において、前記熱間圧延機で計測された前記鋼板の鋼板温度と圧延速度と圧延荷重の何れかを用いて新たに活性化エネルギーを算出する工程と、新たに算出された前記活性化エネルギーに基づき前記活性化エネルギーテーブルを更新する工程とを備えることを特徴とする制御方法。
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