JP5783021B2 - 無段変速装置 - Google Patents
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Description
前記トロイダル型無段変速機は、入力側ディスクと、出力側ディスクと、複数個のパワーローラと、複数個の支持部材と、アクチュエータと、制御ユニットとを備える。
このうちの入力側ディスクは、前記差動ユニットの第一の入力部と共に前記入力軸により回転駆動される。
又、前記出力側ディスクは、前記入力側ディスクと同心に、且つ、この入力側ディスクに対する相対回転を自在として支持され、前記差動ユニットの第二の入力部に接続されている。
又、前記各パワーローラは、前記両ディスク同士の間に挟持されている。
又、前記各支持部材(例えばトラニオン)は、前記各パワーローラを回転自在に支持している。
又、前記アクチュエータは、例えば油圧式のもので、圧油の給排状態に基づいて、前記各支持部材を変位させ、前記入力側ディスクと前記出力側ディスクとの間の変速比を変えるものである。
又、前記制御ユニットは、前記変速比を所望値にする為に、前記アクチュエータの変位方向及び変位量を制御するものであり、後述する調整部材の他、例えばローディング圧制御用の電磁弁、モード切換制御用の電磁弁、及び、これらにより作動状態を切り換えられる制御弁装置等から構成される。
又、前記差動ユニットは、前記第一、第二の入力部同士の間の速度差に応じた回転を取り出して前記出力軸に伝達するもので、例えば遊星歯車式変速機が相当する。
又、前記制御器は、次の第一〜第三の機能を有する。
このうちの第一の機能は、前記トロイダル型無段変速機の変速比を調節して前記差動ユニットを構成する複数の歯車の相対的変位速度を変化させる事により、前記入力軸を一方向に回転させた状態のまま前記出力軸の回転状態を、停止状態を挟んで、正転及び逆転に変換する機能である。
又、第二の機能は、例えば前記入力側ディスクの回転速度或いはエンジンの回転数(回転速度)と前記出力側ディスクの回転速度とを利用して、前記トロイダル型無段変速機の変速比を算出する機能である。
更に、第三の機能は、所定の学習許可条件が満たされている事を条件に、前記出力軸の回転速度が0(ゼロ)となる状態に、前記トロイダル型無段変速機の変速比を調節し、この状態での前記制御ユニットを構成する調整部材の位置(例えばステッピングモータのステップ位置)を、前記入力軸を回転させたまま前記出力軸を停止させられる位置として学習し記憶する、学習制御を行う機能である。
この様な本発明の無段変速装置を実施する場合に好ましくは、請求項2に記載した発明の様に、前記第三の機能による学習制御の目標値を、前記差圧に基づいて補正する。
又、請求項2に記載した発明によれば、学習制御により得られた値が、前記通過トルクが0でなくなる原因が解消された(前記ケーシング内の温度が上昇した)場合に、変速比制御の基準位置である、出力軸を停止させるのに適正な位置から外れる事をより確実に防止できる。尚、通過トルクが0でなくなる原因が解消されないまま(前記ケーシング内の温度が低い状態のまま)変速比制御が開始された場合には、変速フィーリングを多少(シフトレバーの選択位置と逆方向に車両が動き出したりする事のない程度)悪化させる事で運転者に注意を促す事ができる。そして、変速比制御実行中に前記通過トルクが0でなくなる原因が解消されれば(前記ケーシング内の温度が上昇すれば)、前記学習制御により得られた値が、出力軸を停止させるのに適正な位置となる。
尚、このフローチャートに示した動作は、前記制御器11に通電されているか、この制御器11中の電圧が(コンデンサや二次電池の存在に基づいて)保持されている間、自動的に繰り返し(開始→各ステップ→終了→開始→・・・)行う。つまり、学習制御が一度も実行されていない場合(イグニッションスイッチ33をオンした直後)は勿論、学習制御の実行中(ステップ位置を調節している状態)、更には学習制御が完了した後(出力軸14を停止させられるステップ位置を一度学習した後)も、前記フローチャートに示した動作を繰り返し行う。
即ち、ステップ位置に関する学習が許可されると、図4のステップ8−1に示す様に、前記ギヤードニュートラル変速比e0を、下記の表1に基づいて、前記差圧ΔPの値により補正する。
即ち、本例の場合には、ステップ6で、図4に範囲Dで示した、エンジン回転数が設定下限回転数(ENG_ON)以上である場合を含めて、前記イグニッションスイッチ33をオフに操作した直後から前記エンジン1の回転数が0になるまでの回転数の低下している状態(回転数が不安定な状態)を、ステップ位置に関する学習制御の対象から除外できる。この為、得られる学習値が前記出力軸14を停止させるのに不適正となる事を有効に防止できる(誤学習する事を防止できる)。しかも、本例の場合には、前記エンジン1の回転数が低下し始める契機となる前記イグニッションスイッチ33のオフ操作に伴って学習を禁止する為、暖機運転時のアイドリング時の如く、前記エンジン1の回転数が比較的安定して変化(低下)する状態を、学習制御の対象から除外する事もない。従って、本例によれば、学習機会を必要以上に失う事なく、前記ステッピングモータ24のステップ位置に関する学習値の信頼性を確保できる。
2 ダンパ
3 入力軸
4 トロイダル型無段変速機
5 押圧装置
6 入力側ディスク
7 パワーローラ
8 出力側ディスク
9 入力側回転センサ
10 出力側回転センサ
11 制御器
12 遊星歯車式変速機
13 クラッチ装置
14 出力軸
15 低速用クラッチ
16 高速用クラッチ
17 出力軸回転センサ
18 オイルポンプ
19 アクチュエータ
20 制御弁装置
21 制御弁
22a、22b 油圧室
23、23a〜23d 油圧センサ
24 ステッピングモータ
25 ローディング圧制御用電磁開閉弁
26 モード切換制御用電磁開閉弁
27 低速用クラッチ用電磁弁
28 高速用クラッチ用電磁弁
29 油温センサ
30 ポジションスイッチ
31 アクセルセンサ
32 ブレーキスイッチ
33 イグニッションスイッチ
34 手動油圧切換弁
35 油溜
36a、36b 調整弁
Claims (2)
- 入力軸と、出力軸と、トロイダル型無段変速機と、複数の歯車を組み合わせて成る歯車式の差動ユニットと、このトロイダル型無段変速機の変速比の変更を制御する為の制御器とを備え、
このトロイダル型無段変速機は、前記差動ユニットの第一の入力部と共に前記入力軸により回転駆動される入力側ディスクと、この入力側ディスクと同心に、且つ、この入力側ディスクに対する相対回転を自在として支持され、前記差動ユニットの第二の入力部に接続された出力側ディスクと、これら両ディスク同士の間に挟持された複数個のパワーローラと、これら各パワーローラを回転自在に支持した複数個の支持部材と、これら各支持部材を変位させて前記入力側ディスクと前記出力側ディスクとの間の変速比を変えるアクチュエータと、この変速比を所望値にする為にこのアクチュエータの変位方向及び変位量を制御する為の制御ユニットとを備えたものであり、
前記差動ユニットは、前記第一、第二の入力部同士の間の速度差に応じた回転を取り出して前記出力軸に伝達するものであり、
前記制御器は、
前記トロイダル型無段変速機の変速比を調節して前記差動ユニットを構成する複数の歯車の相対的変位速度を変化させる事により、前記入力軸を一方向に回転させた状態のまま前記出力軸の回転状態を、停止状態を挟んで正転及び逆転に変換する第一の機能と、
前記トロイダル型無段変速機の変速比を算出する第二の機能と、
所定の学習許可条件が満たされているのを条件に、前記出力軸の回転速度が0となる状態に、前記トロイダル型無段変速機の変速比を調節し、この状態での前記制御ユニットを構成する調整部材の位置を、前記入力軸を回転させたまま前記出力軸を停止させられる位置として学習し記憶する、学習制御を行う第三の機能とを有するものである
無段変速装置に於いて、
前記第三の機能による学習制御を実行する為の学習許可条件に、前記アクチュエータに設けた1対の油圧室同士の間の差圧が0若しくは0の近傍である事を含む事を特徴とする無段変速装置。 - 前記第三の機能による学習制御の目標値を、前記差圧に基づいて補正する、請求項1に記載した無段変速装置。
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