JP5778311B1 - ピッキング装置およびピッキング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器と干渉すること無くワークをピッキング可能か否かをロボットアームの動作前に事前に判断するとともに、そのようなピッキング可能か否かの判断を演算処理時間が少ない簡便な方法により実現するピッキング装置を提供する。【解決手段】容器の内部にばら積みされたワーク群を3次元撮像する撮像装置と、ワークを把持可能なロボットアームと、ロボットアームの動作を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、撮像装置の撮像結果に基づいてワークの位置および姿勢を認識し、当該ワークの把持位置を通りアプローチベクトルに沿って延びる直線と容器の開口部を含む平面との交点を算出し、当該交点と前記開口部との位置関係に基づいて、当該ワークをピッキング可能か否か判断するようになっている。【選択図】図4

Description

本発明は、容器の内部にばら積みされたワーク群からワークをピッキングするピッキング装置およびピッキング方法に関する。
現在、3次元画像認識装置を用いて、箱の中にばら積みされたワーク群の中から対象とするワークを検出し、当該ワークの位置および姿勢を認識した後、ロボットアームのコントローラに通信手段を介して位置および姿勢の情報を送信し、当該位置および姿勢の情報に基づいてロボットアームの動作を制御して当該ワークをピッキングする、という装置が知られている。
ここで、対象とするワークの位置および姿勢によっては、ピッキング時にロボットアームのハンドと箱とが干渉し、ハンドまたは箱が破損する危険性ある。ハンドまたは箱が破損すると作業効率が低下する。
このような問題点を解決するために、特開2012−223845号(特許文献1)には、ロボットアームのハンドの形状および箱の形状を3次元ポリゴンデータ化して、ポリゴンデータ同士の干渉をリアルタイムにチェックする装置が開示されている。
特開2012−223845号
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、以下のような不都合がある。すなわち、この装置では、ロボットアームの動作中にリアルタイムで干渉を判定する必要がある。また、動作前に複数の評価位置を使ってシミュレーションを行うため、高精度ではあるが、簡便ではなく、相当な演算能力が必要である。さらに、ハンドの形状や箱の形状が変更されるたびにモデルの再定義が必要となり、汎用性が低い。
本発明は、以上のような点を考慮してなされたものである。本発明の目的は、容器と干渉すること無くワークをピッキング可能か否かをロボットアームの動作前に事前に判断するともに、そのようなピッキング可能か否かの判断を演算処理時間が少ない簡便な方法により実現するピッキング装置およびピッキング方法を提供することにある。
本発明は、容器の内部にばら積みされたワーク群を3次元撮像する3次元撮像装置と、ワークを把持可能なハンドを有するロボットアームと、前記ロボットアームの動作を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記3次元撮像装置の撮像結果に基づいて対象とするワークの位置および姿勢を認識し、認識された位置および姿勢の情報に基づいて当該ワークの把持位置およびアプローチベクトルを求め、当該把持位置を通りアプローチベクトルに沿って延びる直線と前記容器の開口部を含む平面との交点を算出し、当該交点と前記開口部との位置関係に基づいて、当該ワークをピッキング可能か否か判断するようになっていることを特徴とするピッキング装置である。
本発明によれば、制御装置によって、ハンドまたはハンドに把持されたワークと容器とが互いに干渉すること無くワークをピッキング可能か否かがロボットアームの動作前に事前に判断されるとともに、そのようなピッキング可能か否かの判断が演算処理時間が少ない簡便な方法により実現される。これにより、ハンドや容器を破損させることなく安全に効率よくワークをピッキングすることができる。
具体的には、例えば、前記制御装置は、前記交点が前記開口部の内側に位置するとともに当該交点と前記開口部を規定する縁部との間の最短距離が所定値より大きいという条件を満たすか否かを判断し、当該条件を満たす場合には、前記ロボットアームに当該ワークをピッキングさせ、当該条件を満たさない場合には、前記ロボットアームに当該ワークをピッキングさせないようになっている。
好ましくは、前記所定値は、前記アプローチベクトルに対して直角な方向における前記把持位置と前記ワークの輪郭との間の距離の最大値、および、前記アプローチベクトルに対して直角な方向における前記把持位置と前記ハンドの輪郭との間の距離の最大値、のうちいずれか大きい方の値の1倍〜1.1倍である。このような態様によれば、ピッキング時にアプローチベクトルに沿って直線移動するハンドまたはハンドに把持されたワークが容器と干渉することを確実に防止できる。
また、好ましくは、前記制御装置は、前記ロボットアームを動作させて前記ハンドを前記開口部を規定する縁部に当接させることで、当該縁部の位置を求めるようになっている。このような態様によれば、開口部を規定する縁部の位置を容易に求めることができる。
あるいは、前記制御装置は、前記開口部の周囲に設けられた位置表示用マーカーの位置を検出するセンサを更に備え、前記制御装置は、前記センサの検出結果に基づいて前記開口部を規定する縁部の位置を求めるようになっていてもよい。このような態様によっても、開口部を規定する縁部の位置を容易に求めることができる。
また、本発明は、容器の内部にばら積みされたワーク群を3次元撮像する工程と、ワークを把持可能なハンドを有するロボットアームの動作を制御する工程と、を備え、前記ロボットアームの動作を制御する工程は、前記3次元撮像する工程の撮像結果に基づいて対象とするワークの位置および姿勢を認識する工程と、認識された位置および姿勢の情報に基づいて前記ワークの把持位置およびアプローチベクトルを求める工程と、前記把持位置を通りアプローチベクトルに沿って延びる直線と前記容器の開口部を含む平面との交点を算出する工程と、算出された交点と前記開口部との位置関係に基づいて、前記ワークをピッキング可能か否か判断する工程と、を有することを特徴とするピッキング方法である。
本発明によれば、ハンドまたはハンドに把持されたワークと容器とが互いに干渉すること無くワークをピッキング可能か否かがロボットアームの動作前に事前に判断されるとともに、そのようなピッキング可能か否かの有無の判断が演算処理時間が少ない簡便な方法により実現される。これにより、ハンドや容器を破損させることなく安全に効率よくワークをピッキングすることができる。
具体的には、例えば、前記ワークをピッキング可能か否か判断する工程は、前記交点が前記開口部の内側に位置するとともに当該交点と前記開口部を規定する縁部との間の最短距離が所定値より大きいという条件を満たすか否かを判断し、当該条件を満たす場合には、前記ロボットアームに当該ワークをピッキングさせ、当該条件を満たさない場合には、前記ロボットアームに当該ワークをピッキングさせない、という工程を有する。
好ましくは、前記アプローチベクトルに対して直角な方向における前記把持位置と前記ワークの輪郭との間の距離の最大値、および、前記アプローチベクトルに対して直角な方向における前記把持位置と前記ハンドの輪郭との間の距離の最大値、のうちいずれか大きい方の値の1倍〜1.1倍である。このような態様によれば、ピッキング時にアプローチベクトルに沿って直線移動するハンドまたはハンドに把持されたワークが容器と干渉することを確実に防止できる。
また、好ましくは、前記ロボットアームを動作させて前記ハンドを前記開口部を規定する縁部に当接させることで、当該縁部の位置を求める工程を更に備える。このような態様によれば、開口部を規定する縁部の位置を容易に求めることができる。
あるいは、前記開口部の周囲に設けられた位置表示用マーカーの位置を検出し、検出結果に基づいて前記開口部を規定する縁部の位置を求める工程を更に備えてもよい。このような態様によっても、開口部を規定する縁部の位置を容易に求めることができる。
本発明のピッキング装置によれば、制御装置によって、ハンドまたはハンドに把持されたワークと容器とが互いに干渉すること無くワークをピッキング可能か否かがロボットアームの動作前に事前に判断されるとともに、そのようなピッキング可能か否かの判断が演算処理時間が少ない簡便な方法により実現される。これにより、ハンドや容器を破損させることなく安全に効率よくワークをピッキングすることができる。
また、本発明のピッキング方法によれば、ピッキング時におけるハンドまたはハンドに把持されたワークと容器とが互いに干渉すること無くワークをピッキング可能か否かがロボットアームの動作前に事前に判断されるとともに、そのようなピッキング可能か否かの有無の判断が演算処理時間が少ない簡便な方法により実現される。これにより、ハンドや容器を破損させることなく安全に効率よくワークをピッキングすることができる。
図1は、本発明の一実施の形態によるピッキング装置を示す概略構成図である。 図2は、容器の開口部を拡大して示す模式図である。 図3は、容器の開口部を含む平面の方程式を求める方法を説明するための模式図である。 図4は、ワークの把持位置を通りアプローチベクトルに平行な直線と容器の開口部を含む平面との交点を求める工程を説明するための模式図である。 図5は、交点が開口の内側にあるとともに交点と開口部を規定する縁部との間の最短距離が所定値より大きいという条件を満たすか否かを判断する工程する模式図である。 図6は、交点が開口部の内側にある場合を示す模式図である。 図7は、交点が開口部の外側にある場合を示す模式図である。 図8は、交点と開口部を規定する縁部との間の距離を説明するための模式図である。 図9は、アプローチベクトルに対して直角な平面によるハンドおよびワークの一例の断面図である。 図10は、アプローチベクトルに対して直角な平面によるハンドおよびワークの別例の断面図である。 図11は、本発明の一実施の形態によるピッキング方法を示すフローチャートである。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施の形態によるピッキング装置を示す概略構成図である。図1に示すように、本実施の形態によるピッキング装置10は、容器20の内部にばら積みされたワーク群を3次元撮像する3次元撮像装置11と、ワーク21を把持可能なハンド13を有するロボットアーム12と、ロボットアーム12の動作を制御する制御装置14と、を備えている。
このうち3次元撮像装置11は、ステレオビジョン、光切断法、縞投光法等の手法により対象物の3次元情報を取得可能な、それ自体は公知の撮像装置である。3次元撮像装置11は、容器20の開口部22と向かい合うように配置されており、開口部22を通して容器20の内部にばら積みされたワーク群を3次元撮像できるようになっている。
図2は、容器の開口部22を拡大して示す模式図である。図示された例では、容器20の開口部22は、4つの頂点B、B、B、Bを有する四角形状を有しており、開口部22を規定する縁部23は、4つの稜線から構成されている。ここで、各頂点B、B、B、Bは、ピッキング装置10の基準座標系であるワールド座標系上に存在し、ワールド座標系のZ軸周り(右ねじ)に、B→B→B→Bの順番に定義されている。
図1に示すように、本実施の形態の制御装置14は、画像認識部15と、ロボットコントローラ16と、ロボットコントローラ16と画像認識部15と3次元撮像装置11とを互いに通信接続するネットワークハブ17と、を有している。通信接続の規格としては、例えばイーサネット(登録商標)規格が好適に採用され得る。
画像認識部15は、3次元撮像装置11によって撮像された3次元画像データをネットワークハブ17を介して読み出して記憶部に記憶するようになっている。画像認識部15は、市販の3次元画像認識プログラム等を記憶した記憶部を含むコンピュータシステムによって構成されている。記憶部に記憶された3次元画像認識プログラムは、3次元撮像装置11から読み出された3次元画像データに基づいて、容器20の内部にばら積みされたワーク群を解析し、その中から予め記憶されたモデルワーク形状と一致する画像データを有する部位(すなわち、対象とするワーク)を検索し、検出した部位の位置および姿勢を認識するようになっている。
ロボットコントローラ16は、画像認識部15により認識された位置および姿勢の情報をネットワークハブ17を介して読み出すようになっている。また、ロボットコントローラ16は、画像認識部15から読み出された位置および姿勢の情報に基づいて、対象とするワーク21のワールド座標系における把持位置およびアプローチベクトルを求めるようになっている。ここで、アプローチベクトルとは、ピッキング時にロボットアーム12のハンド13がワーク21の把持位置に向かって直線的にアプローチする方向をいう。ロボットコントローラ16は、対象とするワーク21の把持位置およびアプローチベクトルの情報に基づいて、ロボットアーム12の動作を制御するようになっている。
ロボットアーム12としては、例えば、それ自体は公知の垂直多関節ロボットが用いられる。図示された例では、ロボットアーム12の関節の数は6つ(6軸)であり、ロボットコントローラ16からの制御出力により各関節に設けられた駆動源(例えば、サーボモータ)がそれぞれ所望量だけ駆動されることで、ロボットアーム12の先端が所望の位置および姿勢をとるように移動および/または回転されるようになっている。
ロボットアーム12の先端には、ワーク21を把持可能なハンド13が設けられている。ここで、把持とは、挟み動作等の掴み動作の他に、磁力や負圧等による吸着動作であってもよい。
図示された例では、ハンド13は、一対の細長可動部材を有している。一対の細長可動部材は、互いに平行に対向して配置され、互いに対して例えば空圧によって相対移動可能である。当該一対の細長可動部材が互いに接近される時、当該一対の細長可動部材間に位置決めされたワーク21が当該一対の細長可動部材に挟まれて把持されるようになっている。一方、当該一対の細長可動部材が互いに離間される時、当該一対の細長可動部材間に把持されていたワーク21が開放されるようになっている。
ピッキング時におけるロボットアーム12の動作を説明すると、ロボットアーム12の先端に設けられたハンド13は、まず、容器20の外側において所定の待機位置からアプローチ位置へと移動される。ここで、アプローチ位置とは、容器20の外側であって対象とするワーク21の把持位置を通りアプローチベクトルに沿って延びる直線L上の所定の位置(例えば、ワーク21の把持位置から100mm離れた位置)である。アプローチ位置において、ハンド13の一対の細長可動部材は、アプローチベクトルに沿って延びる向きに向けられる。次いで、ハンド13は、アプローチ位置からワーク把持位置までアプローチベクトルに沿って直線移動され、対象とするワーク21は一対の細長可動部材間に位置決めされる。ワーク把持位置において、対象とするワーク21はハンド13によって把持される。次いで、ワーク21を把持するハンド13は、ワーク把持位置からアプローチベクトルに沿って直線移動されてアプローチ位置まで戻される。次いで、ハンド13は、アプローチ位置から待機位置または所定のワーク開放位置へと移動される。
本実施の形態では、ロボットコントローラ16は、ロボットアーム12を動作させてハンド13を容器20の開口部22を規定する縁部23に当接させることで、ワールド座標系における当該縁部23の位置を求めるようになっている。より詳しくは、ロボットコントローラ16は、ロボットアーム12を動作させてハンド13を容器20の縁部23に接近させ、接触時に生じる接触圧力を検知することでハンド13が縁部23に当接したか否かを判定する。そして、当接したと判定される場合、その時点におけるハンド13の位置座標値から開口部22を規定する縁部23の位置座標値を求めるようになっている。
また、本実施の形態では、ロボットコントローラ16は、対象とするワーク21の把持位置を通りアプローチベクトルに沿って延びる直線Lと開口部22を含む平面Fとの交点Mを算出するようになっている。
ここで、交点Mを算出する手法の一例を説明する。まず、図3に示すように、開口部22を規定する縁部23の位置から、開口部22を含む平面Fの方程式を求める。具体的には、例えば、平面Fの法線ベクトルN=(n、n、n)は、開口部22の頂点Bから頂点Bへと向かうベクトルと、頂点Bから頂点Bへと向かうベクトルとの外積であり、下式(1)により示される。
Figure 0005778311
開口部22の頂点Bのワールド座標系における座標値B:(x、y、z)を用いて、当該頂点Bを通り法線ベクトルNに対して垂直な平面Fの方程式は、下式(2)により示される。
Figure 0005778311
次に、図4に示すように、ワーク21の把持位置を通りアプローチベクトルに沿って延びる直線Lの方程式を求める。具体的には、例えば、画像認識部15により認識されたワーク21の位置および姿勢Pwk:(xwk、ywk、zwk、awk、bwk、cwk)から、ワーク21の姿勢行列Rabcを求める。ここで、(xwk、ywk、zwk)は、ワールド座標系におけるワーク21の位置(原点位置)を示す。また、(awk、bwk、cwk)は、ワールド座標系におけるワーク21の姿勢を示し、すなわち、
wk:ワールド座標系のX軸周りの回転
wk:ワールド座標系のY軸周りの回転
wk:ワールド座標系のZ軸周りの回転
を示す。
より詳しくは、例えば、ロボットの先端姿勢表現として「Z,Y,Xオイラー角表現」を採用し、基準座標系(ワールド座標系)「Σi」を、以下の順番で回転する。すなわち、(i)基準座標系「Σi」を、Z軸周りにcwk回転する。(ii)次に、回転後の座標系「Σ’」を、Y軸周りにbwk回転する。(iii)次に、回転後の座標系「Σ’’」を、X軸周りにawk回転する。
前記(i)〜(iii)のそれぞれの回転行列は、下式(3)により示される。
Figure 0005778311
ここで、sa=sin(awk)、sb=sin(bwk)、sc=sin(cwk)、ca=cos(awk)、cb=cos(bwk)、cc=cos(cwk)を示す。
オイラー各表現では、回転する座標系の変換行列が右から順番に掛け合わされるので、ワーク21の姿勢行列Rabcは、下式(4)により示される。
Figure 0005778311
ワーク21のアプローチベクトルは、ワーク21の姿勢を表す座標系のZ軸ベクトルであり、v=(r13、r23、r33)で与えられる。ワーク21のアプローチベクトルは直線Lの方向ベクトルと等価であるから、ワーク21の把持位置が原点位置と一致する場合、直線Lの方程式は、媒介変数tを用いて下式(5)、下式(6)および下式(7)により示される。
Figure 0005778311
Figure 0005778311
Figure 0005778311
平面Fと直線Lとの交点Mを求めるために、上式(5)、上式(6)および上式(7)を上式(2)に代入して、媒介変数tについて解くと、下式(8)が得られる。
Figure 0005778311
上式(8)を上式(5)、上式(6)および上式(7)にそれぞれ代入することにより、平面Fと直線Lとの交点座標M:(x、y、z)が求められる。
また、本実施の形態では、図4に示すように、ロボットコントローラ16は、算出された交点Mと開口部22との位置関係に基づいて、ワーク21をピッキング可能か否か判断するようになっている。
具体的には、例えば、図5に示すように、ロボットコントローラ16は、交点Mが開口部22の内側に位置するとともに当該交点Mと開口部22を規定する縁部23との間の最短距離ΔL、ΔL、ΔL、ΔLが所定値Δrより大きいという条件(以下、非干渉条件ともいう)を満たすか否かを判断し、当該条件を満たす場合には、ロボットアーム12に当該ワーク21をピッキングさせ、当該条件を満たさない場合には、ロボットアーム12に当該ワーク21をピッキングさせないようになっている。
ここで「所定値Δr」は、図9に示すように、アプローチベクトルに対して直角な方向において、把持位置Cとワーク21の輪郭との間の距離の最大値Δrwが、把持位置Cとハンド13の輪郭との間の距離の最大値Δrhより大きい場合(Δrw>Δrh)、把持位置Cとワーク21の輪郭との間の距離の最大値Δrwの1倍〜1.1倍である(Δr=1×Δrw〜1.1×Δrw)ことが好ましい。一方、図10に示すように、アプローチベクトルに対して直角な方向において、把持位置Cとワーク21の輪郭との間の距離の最大値Δrwが、把持位置Cとハンド13の輪郭との間の距離の最大値Δrhより小さい場合(Δrw<Δrh)、把持位置Cとハンド13の輪郭との間の距離の最大値Δrhの1倍〜1.1倍である(Δr=1×Δrh〜1.1×Δrh)ことが好ましい。1倍より小さいと、ピッキング時にハンド13またはハンド13に把持されたワーク21が容器20と干渉する可能性がある。また、1.1倍より大きいと、容器20の側壁側においてピッキングされないワーク21の割合が大きくなり、作業効率が低下する。
次に、非干渉条件を満たすか否かを判断する手法の一例を説明する。まず、図6に示すように、交点Mが開口部22の内側に位置するという条件(第1条件)を満たすか否かを判断する。具体的には、例えば、開口部22を規定する縁部23のうち頂点Bから頂点Bまでの稜線ベクトルと、頂点Bから交点Mまでのベクトルと、の外積ベクトルが、下式(9)により求められる。
Figure 0005778311
次いで、上式(9)により求められる外積ベクトルのZ軸値を評価する。このZ軸値がゼロ以上である場合、すなわち下式(10)を満たす場合、
Figure 0005778311
右ねじの法則により、図6に示すように、交点Mは頂点Bから頂点Bまでの稜線ベクトルに対して開口部22側に位置する。
一方、外積ベクトルのZ軸値がゼロより小さい場合、すなわち下式(11)を満たす場合、
Figure 0005778311
右ねじの法則により、図7に示すように、交点Mは頂点Bから頂点Bまでの稜線ベクトルに対して開口部22とは反対側に位置する。
開口部22を規定する縁部23の他の稜線ベクトルについても同様な評価を行う。すなわち、下式(12)、下式(13)および下式(14)を求める。
Figure 0005778311
Figure 0005778311
Figure 0005778311
次いで、下式(15)を満たすか否かを判断する。
Figure 0005778311
上式(15)を満たす場合、交点Mは開口部22の内側に位置する。一方、上式(15)を満たさない場合、交点Mは開口部22の外側に位置する。
次に、交点Mと開口部22を規定する縁部23との間の最短距離が所定値より大きいという条件(第2条件)を満たすか否かを判断する。具体的には、例えば、開口部22を規定する縁部23のうち頂点Bから頂点Bまでの稜線ベクトルと、頂点Bから交点Mまでのベクトルと、が成す角度θは、下式(16)により求められる。
Figure 0005778311
上式(16)より、頂点Bから頂点Bまでの稜線ベクトルと交点Mとの間の最短距離ΔLは、下式(17)により求められる。
Figure 0005778311
開口部22を規定する縁部23の他の稜線ベクトルについても同様な評価を行う。すなわち、下式(18)、下式(19)および下式(20)を求める。
Figure 0005778311
Figure 0005778311
Figure 0005778311
次いで、開口部22を規定する縁部23の他の稜線ベクトルと交点Mとの間の最短距離ΔL、ΔLおよびΔLを、下式(21)、下式(22)および下式(23)により求める。
Figure 0005778311
Figure 0005778311
Figure 0005778311
縁部23の各稜線ベクトルと交点Mとの間の最短距離ΔL、ΔL、ΔL、ΔLの各々が所定値Δrより大きいか否かを判断する。最短距離ΔL、ΔL、ΔL、ΔLのうち少なくとも1つが所定値Δrより小さい場合、ハンド13またはハンド13に把持されたワーク21が容器20と干渉する可能性がある。
したがって、前述の第1条件および第2条件の両方を満たす場合、ロボットコントローラ16は、ハンド13またはハンド13に把持されたワーク21と容器20とが干渉しないと判断して、ロボットアーム12にワーク21をピッキングさせるようになっている。一方、第1条件および第2条件のいずれか一方または両方を満たさない場合、ロボットコントローラ16は、ハンド13またはハンド13に把持されたワーク21と容器20とが干渉する可能性があると判断して、ロボットアーム12にワーク21をピッキングさせないようになっている。
なお、本実施の形態では、画像認識部15により認識された位置および姿勢の情報に基づいて、ロボットコントローラ16が対象とするワークの把持位置およびアプローチベクトルを求めるようになっていたが、これに限定されず、画像認識部15が対象とするワークの把持位置およびアプローチベクトルを求め、ロボットコントローラ16は画像認識部15により求められたワークの把持位置およびアプローチベクトルの情報をネットワークハブ17を介して読み出すようになっていてもよい。また、画像認識15が、対象とするワーク21の把持位置を通りアプローチベクトルに沿って延びる直線Lと開口部22を含む平面Fとの交点Mを算出し、当該交点Mが開口部22の内側に位置するとともに当該交点Mと開口部22を規定する縁部23との間の最短距離が所定値Δrより大きいか否かを判断するようになっており、ロボットコントローラ16は画像認識部15により判断された結果をネットワークハブ17を介して読み出すようになっていてもよい。
次に、図11を参照し、以上のような本実施の形態の作用(本発明の一実施の形態によるピッキング方法)について説明する。
まず、ばら積みされたワーク群を収容する容器20の開口部22が、ピッキング装置10の3次元撮像装置11と向かい合うように位置決めされる。
次に、ロボットコントローラ16によりロボットアーム12の動作が制御され、ロボットアーム12のハンド13が容器20の開口部22を規定する縁部23に当接されることで、ワールド座標系における縁部23の位置座標値が求められる。
次に、3次元撮像装置11により、容器20の開口部22を介して内部が3次元撮像される(ステップS1)。3次元撮像装置11の撮像結果は、ネットワークハブ17を介して画像認識部15により読み出される。
画像認識部15は、3次元撮像装置11の撮像結果に基づいて、対象とするワークの位置および姿勢を認識する(ステップS2)。より詳しくは、画像認識部15の記憶部に記憶された3次元画像認識プログラムにより、3次元撮像装置11から読み出された3次元画像データに基づいて、容器20の内部にばら積みされたワーク群が解析され、その中から予め記憶されたモデルワーク形状と一致する画像データを有する部位(すなわち、対象とするワーク)が検索され、検出された部位の位置および姿勢が認識される。画像認識部15により認識された位置および姿勢の情報は、ネットワークハブ17を介してロボットコントローラ16により読み出される。
ロボットコントローラ16は、画像認識部15により認識された位置および姿勢の情報に基づいて、例えば前述した手法により、対象とするワーク21のワールド座標系における把持位置およびアプローチベクトルを求める(ステップS3)。
次に、ロボットコントローラ16は、例えば前述した手法により、対象とするワーク21の把持位置を通りアプローチベクトルに沿って延びる直線Lと開口部22を含む平面Fとの交点Mを算出する(ステップS4)。
次に、ロボットコントローラ16は、算出された交点Mと開口部22との位置関係に基づいて、対象とするワーク21をピッキング可能か否か判断する(ステップS5)。具体的には、例えば、ロボットコントローラ16は、前述した手法により、交点Mが開口部22の内側に位置するとともに当該交点Mと開口部22を規定する縁部23との間の最短距離が所定値より大きいという条件(非干渉条件)を満たすか否かを判断する。
非干渉条件を満たすと判断された場合、ロボットコントローラ16は、ロボットアーム12にワーク21をピッキングさせる(ステップS6)。より詳しくは、ロボットコントローラ16は、ロボットアーム12の各関節の駆動部の動作を制御して、ロボットアーム12のハンド13を、待機位置からアプローチ位置へと移動させ、次いで、アプローチ位置からワーク把持位置までアプローチベクトルに沿って直線移動させる。この時、ハンド13は開口部22の内側であって開口部22を規定する縁部23から所定値Δrより大きく、離れた位置を通過する。これにより、ハンド13と容器20との干渉が防止される。次いで、ハンド13はワーク把持位置においてワーク21を把持した後、ワーク把持位置からアプローチ位置までアプローチベクトルに沿って直線移動される。この時も、ハンド13は開口部22の内側であって開口部22を規定する縁部23から所定値Δrより大きく、離れた位置を通過することで、ハンド13またはハンド13に把持されたワーク21と容器20との干渉が防止される。次いで、ワーク21を把持するハンド13は、アプローチ位置から待機位置または所定のワーク開放位置へと移動される。
一方、条件を満たさないと判断された場合、ロボットコントローラ16は、ロボットアーム12にワーク21をピッキングさせない。この場合、別のワーク21を把持対象として前記した各ステップS1〜S5を順番に繰り返す。
以上のような本実施の形態によれば、制御装置14によって、ハンド13またはハンド13に把持されたワーク21と容器20とが互いに干渉すること無くワーク21をピッキング可能か否かがロボットアーム12の動作前に事前に判断されるとともに、そのようなピッキング可能か否かの判断が演算処理時間が少ない簡便な方法により実現される。これにより、ハンド13や容器20を破損させることなく安全に効率よくワーク21をピッキングすることができる。
また、本実施の形態によれば、所定値Δrが、アプローチベクトルに対して直角な方向における把持位置Cとワーク21の輪郭との間の距離の最大値Δrw、および、アプローチベクトルに対して直角な方向における把持位置Cとハンド13の輪郭との間の距離の最大値Δrh、のうちいずれか大きい方の値の1倍〜1.1倍であることで、ピッキング時にアプローチベクトルに沿って直線移動するハンド13またはハンド13に把持されたワーク21が容器20と干渉することを確実に防止できる。
なお、本実施の形態では、制御装置14は、算出された交点Mが開口部22の内側に位置するとともに当該交点Mと開口部22を規定する縁部23との間の最短距離が所定値Δrより大きいという条件を満たすか否かに基づいてワーク21をピッキング可能か否か判断するようになっていたが、これに限定されず、例えば、制御装置14は、算出された交点Mが開口部22の外側に位置する場合であっても、ワーク21の把持位置を変更する等の補助的処理を適宜行うことでワーク21をピッキング可能であると判断するようになっていてもよい。
また、本実施の形態では、開口部22を規定する縁部23の位置を求めるにあたり、ロボットアーム12を動作させてハンド13を開口部22を規定する縁部23に当接させることで、当該縁部23の位置を求めたが、これに限定されず、例えば、開口部22の周囲に設けられた位置表示用マーカーの位置を検出するセンサ(不図示)を更に備え、制御装置14は、センサの検出結果に基づいて開口部22を規定する縁部23の位置を求めるようになっていてもよい。この場合、センサとしては、特に限定されないが、例えば、光学的、電気的、または磁気的センサが用いられる。あるいは、センサとして3次元撮像装置11を利用してもよい。
10 ピッキング装置
11 3次元撮像装置
12 ロボットアーム
13 ハンド
14 制御装置
15 画像認識部
16 ロボットコントローラ
17 ネットワークハブ
20 容器
21 ワーク
22 開口部
23 縁部

Claims (10)

  1. 容器の内部にばら積みされたワーク群を3次元撮像する3次元撮像装置と、
    ワークを把持可能なハンドを有するロボットアームと、
    前記ロボットアームの動作を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記3次元撮像装置の撮像結果に基づいて対象とするワークの位置および姿勢を認識し、認識された位置および姿勢の情報に基づいて当該ワークの把持位置およびアプローチベクトルを求め、当該把持位置を通りアプローチベクトルに沿って延びる直線と前記容器の開口部を含む平面との交点を算出し、当該交点と前記開口部との位置関係に基づいて、当該ワークをピッキング可能か否か判断するようになっている
    ことを特徴とするピッキング装置。
  2. 前記制御装置は、前記交点が前記開口部の内側に位置するとともに当該交点と前記開口部を規定する縁部との間の最短距離が所定値より大きいという条件を満たすか否かを判断し、当該条件を満たす場合には、前記ロボットアームに当該ワークをピッキングさせ、当該条件を満たさない場合には、前記ロボットアームに当該ワークをピッキングさせないようになっている
    ことを特徴とする請求項1に記載のピッキング装置。
  3. 前記所定値は、前記アプローチベクトルに対して直角な方向における前記把持位置と前記ワークの輪郭との間の距離の最大値、および、前記アプローチベクトルに対して直角な方向における前記把持位置と前記ハンドの輪郭との間の距離の最大値、のうちいずれか大きい方の値の1倍〜1.1倍である
    ことを特徴とする請求項に記載のピッキング装置。
  4. 前記制御装置は、前記ロボットアームを動作させて前記ハンドを前記開口部を規定する縁部に当接させることで、当該縁部の位置を求めるようになっている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のピッキング装置。
  5. 前記開口部の周囲に設けられた位置表示用マーカーの位置を検出するセンサを更に備え、
    前記制御装置は、前記センサの検出結果に基づいて前記開口部を規定する縁部の位置を求めるようになっている
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のピッキング装置。
  6. 容器の内部にばら積みされたワーク群を3次元撮像する工程と、
    ワークを把持可能なハンドを有するロボットアームの動作を制御する工程と、
    を備え、
    前記ロボットアームの動作を制御する工程は、
    前記3次元撮像する工程の撮像結果に基づいて対象とするワークの位置および姿勢を認識する工程と、
    認識された位置および姿勢の情報に基づいて前記ワークの把持位置およびアプローチベクトルを求める工程と、
    前記把持位置を通りアプローチベクトルに沿って延びる直線と前記容器の開口部を含む平面との交点を算出する工程と、
    算出された交点と前記開口部との位置関係に基づいて、前記ワークをピッキング可能か否か判断する工程と、
    を有する
    ことを特徴とするピッキング方法。
  7. 前記ワークをピッキング可能か否か判断する工程は、
    前記交点が前記開口部の内側に位置するとともに当該交点と前記開口部を規定する縁部との間の最短距離が所定値より大きいという条件を満たすか否かを判断し、当該条件を満たす場合には、前記ロボットアームに当該ワークをピッキングさせ、当該条件を満たさない場合には、前記ロボットアームに当該ワークをピッキングさせない、という工程を有する
    ことを特徴とする請求項6に記載のピッキング方法。
  8. 前記所定値は、前記アプローチベクトルに対して直角な方向における前記把持位置と前記ワークの輪郭との間の距離の最大値、および、前記アプローチベクトルに対して直角な方向における前記把持位置と前記ハンドの輪郭との間の距離の最大値、のうちいずれか大きい方の値の1倍〜1.1倍である
    ことを特徴とする請求項に記載のピッキング方法
  9. 前記ロボットアームを動作させて前記ハンドを前記開口部を規定する縁部に当接させることで、当該縁部の位置を求める工程
    を更に備えたことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のピッキング方法。
  10. 前記開口部の周囲に設けられた位置表示用マーカーの位置を検出し、検出結果に基づいて前記開口部を規定する縁部の位置を求める工程
    を更に備えたことを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載のピッキング方法。
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