JP5773075B2 - 常閉型電磁弁 - Google Patents

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Description

本発明は、常閉型電磁弁、特に、細かな調圧や流量制御が可能な常閉型電磁弁に関する。
この種の常閉型電磁弁は、例えば、下記特許文献1に示されている。下記特許文献1に記載されている常閉型電磁弁は、ハウジング(流体の流入口および流出口と、これらを連通させる通路が設けられているとともに、一端部に弁座を有する弁孔が前記通路中に設けられているもの)と、弁体(前記弁座に対して着座・離座可能に設けられていて、前記流入口から前記流出口に流れる流体からの力を、弁体が弁座から離れる方向(離座方向)に受けるもの)と、可動コア(前記弁体と連係していて、前記ハウジングのシリンダ部に軸方向にて移動可能に組付けられているもの)と、第1スプリング(前記可動コアを前記弁座に向けて付勢するもの)と、コイルおよび固定コア(前記可動コアに対して前記第1スプリングの荷重(付勢力)に抗した電磁力を通電により発生させるもの)を備えるとともに、第2スプリング(前記弁体と前記可動コア間に設けられていて、前記弁体と前記可動コアを連係させており、前記弁体を前記弁座に向けて付勢するとともに、前記可動コアを前記固定コアに向けて付勢する(前記第1スプリングの荷重に抗して付勢する)もの)を備えている。
特開2005−291361号公報
上記特許文献1に記載されている常閉型電磁弁では、弁座に対して着座・離座可能な弁体が、ハウジングに設けた流入口から流出口に流れる流体からの力を離座方向に受けるように構成されているとともに、弁体と可動コア間に設けられて弁体と可動コアを連係させている第2スプリングが、弁体を弁座に向けて付勢するとともに可動コアを固定コアに向けて付勢するように構成されている。
このため、自開方向流れ(すなわち、ハウジングに設けた流入口から流出口に流れる流体からの力を、弁体が離座方向に受ける場合の流体の流れ)での流体制御においては、上記した流体からの力、両スプリングの荷重(付勢力)、電磁力(コイルへの通電電流の増減に応じて増減変化する力)等が調和して、細かな調圧や流量制御が可能である。しかし、自閉方向流れ(すなわち、ハウジングに設けた流入口から流出口に流れる流体からの力を、弁体が着座方向に受ける場合の流体の流れ)での流体制御においては、上記した流体からの力、両スプリングの荷重、電磁力等が調和しなくて(上記した流体からの力と第2スプリングの荷重が、弁座に向けて弁体に付与されていて、電磁力を如何に調整しても弁体が弁座から離座しなくて)、細かな調圧や流量制御ができない。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたもの(すなわち、自開方向流れでの流体制御においては勿論のこと、自閉方向流れでの流体制御においても、細かな調圧や流量制御が可能な常閉型電磁弁を提供すべくなされたもの)である。
本発明に係る常閉型電磁弁は、
流体の流入口および流出口と、これらを連通させる通路が設けられているとともに、一端部に弁座を有する弁孔が前記通路中に設けられているハウジングと、
前記弁座に対して着座・離座可能に設けられている弁体と、
この弁体と一体で前記ハウジングのシリンダ部に軸方向にて移動可能に組付けられている可動コアと、
前記弁体と前記可動コアを前記弁座に向けて付勢する第1スプリングと、
前記可動コアに対して前記第1スプリングの荷重に抗した電磁力を通電により発生させるコイルおよび固定コアを備えるとともに、
前記第1スプリングの荷重に比して小さくて同荷重に抗した荷重を前記弁体と前記可動コアに付与する第2スプリングと、
前記第1スプリングの取付荷重を調整可能な荷重調整機構と、
前記弁体の前記弁座からの離座ストロークを調整可能なストローク調整機構を備えている。
本発明による常閉型電磁弁おいては、弁体と可動コアが一体でハウジングのシリンダ部に軸方向にて移動可能に組付けられている。また、第2スプリングの荷重が、第1スプリングの荷重に比して小さくて、第1スプリングの荷重に抗して弁体と可動コアに付与される。このため、本発明による常閉型電磁弁では、自開方向流れでの流体制御においては勿論のこと、自閉方向流れでの流体制御においても、コイルへの通電によって電磁力が発生して、弁体と可動コアが一体で第1スプリングの荷重に抗して移動すると、弁体が弁座から離座する。
また、本発明による常閉型電磁弁では、荷重調整機構によって第1スプリングの取付荷重を調整可能であるとともに、ストローク調整機構によって弁体の弁座からの離座ストローク(以下において、単にストロークということもある)を調整可能である。したがって、本発明による常閉型電磁弁では、自開方向流れでの流体制御においては勿論のこと、自閉方向流れでの流体制御においても、上記した流体からの力、両スプリングの荷重、電磁力等が調和して、電磁力の細かな調整により細かな調圧や流量制御が可能である。
上記した本発明の実施に際して、前記第2スプリングの荷重は、前記弁体の前記弁座からの離座ストロークが最大となる以前(最大ストローク前)に、ゼロとなるように設定されていることも可能である。この場合には、例えば、第2スプリングの荷重が、弁体の弁座からの離座ストロークが最大となる時点(最大ストローク時)でゼロとなるように設定されている場合に比して、最大ストローク時における第1スプリングの荷重を減少させることができるため、弁体と可動コアを最大ストロークさせるに要する必要電磁力(必要電流)を減少させることができて、当該常閉型電磁弁を省電力タイプとすることが可能である。
また、上記した本発明の実施に際して、前記弁孔の一端部側(弁座側)が前記流入口に連通し、前記弁孔の他端部側が前記流出口に連通していることも可能である。この場合には、キャビテーション・エロージョンの発生部位がシール部(弁体が弁座に着座する部位)よりも下流となるため、シール部近傍でのエロージョンの発生を防止することができて、当該常閉型電磁弁を耐エロージョンタイプとすること(シール部へのダメージを軽微として、当該常閉型電磁弁の長寿命化を図ること)が可能である。
図1は、本発明に係る常閉型電磁弁の一実施形態を示した縦断断面図である。 図2の(a)は、図1に示した常閉型電磁弁を自閉方向流れでの流体制御に用いた場合の、弁体と可動コアに作用する紙面(図示)上方向の力(離座方向の力)と、弁開度(紙面上方向のストローク)の関係を概略的に示した線図であり、図2の(b)は、図1に示した第2スプリングを無くして図1と同様の常閉型電磁弁を構成した場合(比較例の常閉型電磁弁)において、同常閉型電磁弁を自閉方向流れでの流体制御に用いた場合の、弁体と可動コアに作用する紙面上方向の力(離座方向の力)と、弁開度(紙面上方向のストローク)の関係を概略的に示した線図である。 図3の(a)は、図1に示した常閉型電磁弁を自閉方向流れでの流体制御に用いた場合の、コイルに供給される電流と、弁開度(ストローク)の関係を概略的に示した線図であり、図3の(b)は、上記した比較例の常閉型電磁弁を自閉方向流れでの流体制御に用いた場合の、コイルに供給される電流と、弁開度(ストローク)の関係を概略的に示した線図である。 図4の(a)は、図1に示した常閉型電磁弁を自開方向流れでの流体制御に用いた場合の、弁体と可動コアに作用する紙面上方向の力(離座方向の力)と、弁開度(紙面上方向のストローク)の関係を概略的に示した線図であり、図4の(b)は、上記した比較例の常閉型電磁弁を自開方向流れでの流体制御に用いた場合の、弁体と可動コアに作用する紙面上方向の力(離座方向の力)と、弁開度(紙面上方向のストローク)の関係を概略的に示した線図である。 図5の(a)は、図1に示した常閉型電磁弁を自開方向流れでの流体制御に用いた場合の、コイルに供給される電流と、弁開度(ストローク)の関係を概略的に示した線図であり、図5の(b)は、上記した比較例の常閉型電磁弁を自開方向流れでの流体制御に用いた場合の、コイルに供給される電流と、弁開度(ストローク)の関係を概略的に示した線図である。 図6の(a)は、図1に示した常閉型電磁弁の各スプリングの荷重とストローク(弁体と可動コアの軸方向移動量)の関係と、最大ストロークを得るに必要な電磁力(必要電流)の関係を概略的に示した線図であり、図6の(b)は、図1に示した常閉型電磁弁における第2スプリングの荷重が最大ストローク時にゼロとなるように設定した場合の各スプリングの荷重とストローク(弁体と可動コアの軸方向移動量)の関係と、最大ストロークを得るに必要な電磁力(必要電流)の関係を概略的に示した線図である。 図7は図1に示した常閉型電磁弁の要部拡大作動説明図であって、図7の(a)は弁体が弁座に着座している状態(ストロークがゼロである状態)の図であり、図7の(b)は弁体が弁座から離座している状態(ストロークが最大である状態)の図である。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る常閉型電磁弁の一実施形態を示していて、この常閉型電磁弁100は、例えば、車両用液圧ブレーキ装置の液圧制御機器に組付けられて、ブレーキ液の液圧制御に用いられる。また、この常閉型電磁弁100では、ハウジング10に弁体21、可動コア22、第1スプリング23、第2スプリング24、コイル25、固定コア26等が組付けられている。
ハウジング10は、筒状のガイド部材11と、このガイド部材11の図1下端部内周に上下方向にて位置調整可能に組付けた筒状のシート部材12と、ガイド部材11の図1上端部外周に移動不能に組付けたスリーブ13を備えている。ガイド部材11は、磁性体からなり、中間部側方には流体の流入口11aが設けられている。シート部材12は、非磁性体からなり、軸心部には、流体の流出口12aが設けられているとともに、弁孔12bと弁座12cが流出口12aに対して同軸的に設けられている。スリーブ13は、非磁性体からなり、図1下端部にてガイド部材11の上端部に固定され、図1上端部にて固定コア26の下端部に固定されている。
流体の流入口11aと流出口12aは、ハウジング10内に設けた通路Pを通して連通可能であり、この通路P中には、一端部(図示上端部)に弁座12cを有する弁孔12bが設けられている。また、流入口11aと流出口12aには、各フィルタ14,15がそれぞれ装着されている。このため、この実施形態では、常閉型電磁弁100が開いたとき(弁体21が弁座12cから上方に離れたとき)、フィルタ14を通して流入口11aに流れる流体(ブレーキ液)が、通路Pに設けた弁座12cと弁孔12bを通して流出口12aに流れて(自閉方向に流れて)、フィルタ15を通してハウジング10外に流れる。
弁体21は、非磁性体からなり、弁座12cに対して着座・離座可能(図示上下動可能)に設けられている。また、弁体21は、可動コア22の下端部に設けた取付孔22aに嵌合固定されていて、可動コア22と一体的に移動可能とされている。可動コア22は、磁性体からなり、ガイド部材11(ハウジング10)のシリンダ部11bに軸方向にて移動可能(図示上下方向にて摺動可能)に組付けられている。なお、可動コア22の外周には、非磁性体からなる薄肉スリーブ22bが組付けられていて、可動コア22のシリンダ部11bに対する移動性(摺動性)が良好とされている。また、可動コア22には、その図示下端(下方の流体室)と図示上端(上方の流体室)を連通させる連通孔22cが設けられている。
第1スプリング23は、弁体21と可動コア22を弁座12cに向けて付勢するものであり、調整コア27と可動コア22間に介装されている。調整コア27は、固定コア26の図1上部内周に上下方向にて位置調整可能に組付けられている。第1スプリング23の取付荷重(図1の状態にて弁体21と可動コア22を紙面下方向に付勢する付勢力)は、設定値f1(図2の(a)参照)とされている。
第2スプリング24は、第1スプリング23の荷重に比して小さくて同荷重に抗した荷重を弁体21と可動コア22に付与するもの(弁体21と可動コア22を弁座12cから離れる方向に向けて付勢するもの)であり、シート部材12(ハウジング10)と弁体21のフランジ部21a間に介装されている。この第2スプリング24の取付荷重(図1の状態にて弁体21と可動コア22を紙面上方向に付勢する付勢力)は、設定値f2(f1>f2であり、図2の(a)参照)とされている。
コイル25は、ガイド部材11の図1上部外周と、スリーブ13および固定コア26の外周に装着されていて、ガイド部材11、可動コア22、固定コア26等とによって磁路を形成するように構成されている。コイル25と固定コア26は、可動コア22に対して第1スプリング23の荷重に抗した電磁力を、コイル25への通電により発生させるように構成されている。なお、固定コア26の図1下端部には、非磁性体からなる環状のスペーサ28が組付けられている。
ところで、この実施形態においては、調整コア27が固定コア26の図1上部内周に上下方向にて位置調整可能に組付けられていて、第1スプリング23の取付荷重(f1)が調整可能に構成されている。すなわち、調整コア27の固定コア26に対する組付構成が、第1スプリング23の取付荷重を調整可能な荷重調整機構とされている。
また、この実施形態においては、シート部材12がガイド部材11の図1下端部内周に上下方向にて位置調整可能に組付けられているとともに、固定コア26の図1下端部にスペーサ28が組付けられていて、弁体21と可動コア22のストローク範囲(軸方向の移動可能量)が調整可能に構成されている。すなわち、シート部材12のガイド部材11に対する組付構成とスペーサ28が、弁体21の弁座12cからの離座ストロークを調整可能なストローク調整機構とされている。
また、この実施形態においては、弁体21の弁座12cからのストロークが最大となる(図7の(b)参照)以前に、第2スプリング24の荷重がゼロとなる(第2スプリング24が自由長となる)ように設定されている(図7参照)。このため、図7の(a)の状態(セット時)では、第2スプリング24の軸方向長さがセット長とされて、第2スプリング24のたわみ量が設定値Zとされている。また、図7の(b)の状態(最大ストローク時)では、第2スプリング24の軸方向長さが自由長とされて、第2スプリング24の上端と弁体21のフランジ部21a間に所定の隙間が形成されている。また、弁孔12bの一端部側(図7の(b)の上側、すなわち、弁座12c側)が流入口11aに連通し、弁孔12bの他端部側(図7の(b)の下側)が流出口12aに連通している。
上記のように構成したこの実施形態の常閉型電磁弁100においては、弁体21と可動コア22が一体でハウジング10のシリンダ部11bに軸方向にて移動可能に組付けられている。また、第2スプリング24の荷重(f2)が、第1スプリング23の荷重(f1)に比して小さくて、第1スプリング23の荷重に抗して弁体21と可動コア22に付与される。
このため、この実施形態の常閉型電磁弁100では、上記実施形態とは流体の流れる方向が逆である自開方向流れでの流体制御(この場合には、上記実施形態の流出口12aから流入口11aに流体が流れる)においては勿論のこと、上記実施形態のように流体が流れる自閉方向流れでの流体制御(この場合には、上記実施形態の流入口11aから流出口12aに流体が流れる)においても、コイル25への通電によって可動コア22と固定コア26間に電磁力が発生して、弁体21と可動コア22が一体で第1スプリング23の荷重に抗して移動すると、弁体21が弁座12cから離座する。
ところで、上記実施形態のように流体が流れる自閉方向流れでの流体制御では、弁体21に作用する流体の力(着座方向に受ける力)が図2の(a)に示したように弁開度の増大に応じて順次減少するため、弁体21に作用する合力(上記した流体の力、第1スプリングの荷重、第2スプリングの荷重等によって得られる着座方向の力)が図2の(a)に示したように弁開度の増大に応じて順次増大し、セット時の合力が最小となり、最大ストローク時の合力が最大となる。このため、コイル25に供給される電流と弁開度(弁体21の弁座12cからの離座量)との関係が、図3の(a)に示したようになって、電流の増大に応じて弁開度が順次増大する(開弁開始から全開に順次変化する)ようになる。したがって、この場合には、コイル25に供給される電流によって弁開度を制御することができる。
なお、図1に示した第2スプリング24を無くして図1と同様の常閉型電磁弁を構成した場合(比較例の常閉型電磁弁)においては、自閉方向流れでの流体制御に用いた場合、弁体21に作用する合力(上記した流体の力と第1スプリングの荷重によって得られる着座方向の力)が図2の(b)に示したように弁開度の増大に応じて順次減少した後に順次増大し、セット時の合力が最大となる。このため、コイル25に供給される電流と弁開度(弁体21の弁座12cからの離座量)との関係が、図3の(b)に示したようになって、電流の増大により弁開度が開弁開始に至ると瞬時に全開となるように変化する。したがって、この場合には、コイル25に供給される電流によって弁開度を制御することができない。
一方、上記実施形態とは流体の流れる方向が逆である自開方向流れでの流体制御では、弁体21に作用する流体の力(離座方向に受ける力)が図4の(a)に示したように弁開度の増大に応じて順次減少するため、弁体21に作用する合力(上記した流体の力、第1スプリングの荷重、第2スプリングの荷重等によって得られる着座方向の力)が図4の(a)に示したように弁開度の増大に応じて順次増大し、セット時の合力が最小となり、最大ストローク時の合力が最大となる。このため、コイル25に供給される電流と弁開度(弁体21の弁座12cからの離座量)との関係が、図5の(a)に示したようになって、電流の増大に応じて弁開度が順次増大する(開弁開始から全開に順次変化する)ようになる。したがって、この場合にも、コイル25に供給される電流によって弁開度を制御することができる。
なお、上記した比較例の常閉型電磁弁)においては、自開方向流れでの流体制御に用いた場合、弁体21に作用する合力(上記した流体の力と第1スプリングの荷重によって得られる着座方向の力)が図4の(b)に示したように弁開度の増大に応じて順次増大し、セット時の合力が最小となり、最大ストローク時の合力が最大となる。このため、コイル25に供給される電流と弁開度(弁体21の弁座12cからの離座量)との関係が、図5の(b)に示したようになって、電流の増大に応じて弁開度が順次増大する(開弁開始から全開に順次変化する)ようになる。したがって、この場合にも、コイル25に供給される電流によって弁開度を制御することができるものの、この場合には、上記実施形態にて得られるような良好な分解能(電流に対するストローク分解能)を得ることができない。
また、この実施形態の常閉型電磁弁100では、上記した荷重調整機構(調整コア27の固定コア26に対する組付構成)によって第1スプリング23の荷重を調整可能であるとともに、ストローク調整機構(シート部材12のガイド部材11に対する組付構成とスペーサ28)によって弁体21の弁座12cからの離座ストロークを調整可能である。したがって、この実施形態の常閉型電磁弁100では、自開方向流れでの流体制御においては勿論のこと、自閉方向流れでの流体制御においても、上記した流体からの力、両スプリング23,24の荷重、電磁力等が調和して、電磁力(コイル25に供給される電流)の細かな調整により細かな調圧や流量制御が可能である。
また、この実施形態の常閉型電磁弁100では、図6の(a)にて概略的に示したように、第2スプリング24の荷重が、弁体21の弁座12cからのストロークが最大となる以前に、ゼロとなるように設定されている。このため、図6の(b)にて概略的に示したように、例えば、第2スプリングの荷重が、弁体の弁座からのストロークが最大となる時点でゼロとなるように設定されている場合に比して、最大ストローク時における第1スプリング23の荷重を減少させることができるため、弁体21と可動コア22を最大ストロークさせるに要する必要電磁力(必要電流)を減少させることができて、当該常閉型電磁弁100を省電力タイプとすることが可能である。
また、この実施形態の常閉型電磁弁100では、弁孔12bの一端部側(弁座12c側)が流入口11aに連通し、弁孔12bの他端部側が流出口12aに連通している。このため、キャビテーション・エロージョンの発生部位がシール部(弁体21が弁座12cに着座する部位)よりも下流となる(弁孔12b内とある)ため、シール部近傍でのエロージョンの発生を防止することができて、当該常閉型電磁弁100を耐エロージョンタイプとすること(シール部へのダメージを軽微として、当該常閉型電磁弁100の長寿命化を図ること)が可能である。
上記した実施形態の常閉型電磁弁100においては、ハウジング10が、ガイド部材11とシート部材12とスリーブ13を備える構成として実施したが、ハウジングの構成は適宜変更が可能であり、上記実施形態に限定されるものではない。また、上記した実施形態の常閉型電磁弁100においては、第2スプリング24の荷重が、弁体21の弁座12cからのストロークが最大となる以前に、ゼロとなるように設定して実施したが、例えば、第2スプリングの荷重が、弁体の弁座からのストロークが最大となる時点でゼロとなるように設定して実施することも可能であり、第2スプリング24の荷重がゼロとなるタイミングは、適宜設定可能である。

Claims (3)

  1. 流体の流入口および流出口と、これらを連通させる通路が設けられているとともに、一端部に弁座を有する弁孔が前記通路中に設けられているハウジングと、
    前記弁座に対して着座・離座可能に設けられている弁体と、
    この弁体と一体で前記ハウジングのシリンダ部に軸方向にて移動可能に組付けられている可動コアと、
    前記弁体と前記可動コアを前記弁座に向けて付勢する第1スプリングと、
    前記可動コアに対して前記第1スプリングの荷重に抗した電磁力を通電により発生させるコイルおよび固定コアを備えるとともに、
    前記第1スプリングの荷重に比して小さくて同荷重に抗した荷重を前記弁体と前記可動コアに付与する第2スプリングと、
    前記第1スプリングの取付荷重を調整可能な荷重調整機構と、
    前記弁体の前記弁座からの離座ストロークを調整可能なストローク調整機構を備えた常閉型電磁弁。
  2. 前記第2スプリングの荷重は、前記弁体の前記弁座からの離座ストロークが最大となる以前に、ゼロとなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の常閉型電磁弁。
  3. 前記弁孔の一端部側が前記流入口に連通し、前記弁孔の他端部側が前記流出口に連通していることを特徴とする請求項1または2に記載の常閉型電磁弁。
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