JP2013210049A - 電磁弁 - Google Patents

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要三 間嶋
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Abstract

【課題】流体力による弁体の振動を防止するためのスプリングを用いることなく、弁体の振動を防止ないしは抑制する。
【解決手段】弁体402におけるプランジャ411側の端面を、プランジャ411に向かって凸となる形状にする。これによると、電磁力Feの作用点である弁体402とプランジャ411との当接点Bは、弁体402が傾くのに伴って電磁弁中心軸Axvから弁体回動向き側に移動するため、弁体傾斜時には弁体402の傾きを大きくする向きのモーメントが弁体402に対して作用する。そして、そのモーメントは、弁体シート面402cが弁座シート面403bから離れた状態のときにも弁体402に対して作用するため、そのモーメントにより弁体402の振動を抑制することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、弁体シート面が弁座シート面に接離することにより流路を開閉する電磁弁に関するものである。
従来、弁体シート面が弁座シート面に接離して流路を開閉する電磁弁として、電磁力によりプランジャが駆動され、弁体シート面を有する弁体がプランジャの移動に伴って往復動するように構成され、弁体がガイドのガイド穴内に挿入されて摺動自在に保持されるものが知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2012−26466号公報 特開2004−116616号公報
ところで、この種の電磁弁においては、弁体に作用する流体力により、弁体がその径方向に振動し易いことが知られている。そして、弁体の振動により異音が発生したり、また、コイルへの通電量を制御して電磁弁の上下流間の差圧をリニアに調整する電磁弁においては、弁体の振動による差圧変動が大きくなるという問題がある。
ここで、特許文献2に示された電磁弁は、コイルへの通電量を制御して電磁弁の上下流間の差圧をリニアに調整する電磁弁であり、図3に示すように、その電磁弁の弁体900は、プランジャ910側に位置してその一端面がプランジャ910に当接する円柱状の弁体大径部901と、この弁体大径部901よりも小径で且つ弁座シート面920側に位置する弁体小径部902とを備え、弁体小径部902の先端に弁体シート面903が形成されている。弁体900におけるプランジャ910に当接する側の端面は平面であり、プランジャ910における弁体900に当接する側の端面も平面である。
また、弁体900は、弁体大径部901がガイド930のガイド穴931に挿入されており、弁体大径部901とガイド930との間には隙間が形成されている。さらに、弁体900は、スプリング940によりプランジャ910に向かって付勢されている。
なお、Axeは電磁弁全体の中心軸(以下、電磁弁中心軸という)であり、Axvは弁体900の中心軸(以下、弁体中心軸という)である。
図3は全閉時の状態を示している。図3に示すように、全閉時には弁体900は電磁弁中心軸Axeに対して傾いており、弁体大径部901の外周面のうちプランジャ910に近い部位がガイド930の角部に当接している。以下、この当接部位を、当接点Aという。
また、弁体大径部901における側端面の外周縁部がプランジャ910の端面に当接している。この当接部位は電磁力Feの作用点であり、以下、この当接部位を、電磁力作用点Bという。なお、当接点Aと電磁力作用点Bは、弁体周方向に180°ずれている。
ここで、電磁力Feは電磁弁中心軸Axeと平行な向きに作用する。また、スプリング940のばね力Fsは、弁体900に対して弁体中心軸Axvと平行な向きに作用する。そして、電磁力Feにより、全閉時には図3の紙面において反時計方向のモーメントが弁体900に対して作用する。なお、このモーメントは、弁体900の傾きを小さくするように、換言すると、弁体中心軸Axvが電磁弁中心軸Axeと平行になるように、作用する。また、このモーメントは、弁体900がその径方向に振動することを抑制する制振効果を発揮する。
全閉状態からコイルへの通電量を減少させていくと、弁体900は開弁向きに移動する。弁体900のリフト量が小さい領域では、電磁力Feに基づくモーメントが弁体900に対して作用しているため、上記の制振効果により弁体900の振動が防止されるとともに、弁体900は電磁力作用点Bを支点として図3の紙面において反時計方向に回動しながら、換言すると、弁体900は矢印Cで示す向きに弁体シート面903が弁座シート面920上を滑りながら、開弁向きに移動する。
そして、弁体900の回動により、弁体大径部901の外周面のうち弁体小径部902側の部位もガイド930の摺動面に当接して、弁体中心軸Axvが電磁弁中心軸Axeと平行になり、電磁力Feに基づく弁体900に対するモーメントは発生しなくなる。
ここからさらに弁体900のリフト量が増加する領域では、弁体900は弁体シート面903が弁座シート面920から離れて開弁向きに移動する。このとき、電磁力Feに基づく弁体900に対するモーメントが発生しないため、上記の制振効果が得られず、流体力により弁体900がその径方向に振動してしまう。
このように、特許文献1に示された電磁弁は、弁体シート面903が弁座シート面920から離れた直後に弁体900がその径方向に振動し易いという問題があった。
一方、特許文献2に示された電磁弁は、プランジャ往復動方向に対して直交する方向にプランジャを付勢する偏心バネをプランジャの端部に設けることにより、プランジャや弁体の振動を防止するようにしている。
しかしながら、特許文献2に示された電磁弁は、プランジャや弁体の振動を防止するために偏心スプリングを新たに設けているため、電磁弁の構成が複雑になるとともに、組み付け工数が増加するという問題があった。
本発明は上記点に鑑みて、弁体の振動を防止するためのスプリングを用いることなく、弁体の振動を防止ないしは抑制することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、弁体シート面(402c)が弁座シート面(403b)に接離することにより、流体が流れる流路(3c)を開閉する電磁弁であって、通電時に磁界を形成するコイル(413)と、コイルへの通電により発生する電磁力により駆動されるプランジャ(411)と、一端側に弁体シート面を有するとともに他端面がプランジャに当接してプランジャの移動に伴って往復動する弁体(402)と、弁体をプランジャに向かって付勢するスプリング(412)と、弁体を摺動自在に保持するガイド(401)とを備え、弁体の他端面は、プランジャに向かって凸となる形状であることを特徴とする。
これによると、電磁力の作用点である弁体とプランジャとの当接点は、弁体が傾くのに伴って電磁弁中心軸から弁体回動向き側に移動するため、弁体傾斜時には弁体の傾きを大きくする向きのモーメントが弁体に対して作用する。そして、そのモーメントは、弁体シート面が弁座シート面から離れた状態のときにも弁体に対して作用するため、弁体シート面が弁座シート面から離れた状態のときにも、そのモーメントにより弁体の振動を抑制することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の一実施形態に係る電磁弁がアクチュエータのハウジングに組み付けられた状態を示す正面断面図である。 図1の電磁弁の全閉状態を示す要部の正面断面図である。 従来の電磁弁の全閉状態を示す要部の正面断面図である。
以下、本発明の一実施形態について図に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、車両のマスタシリンダ(以下、M/Cという)2とホイールシリンダ(以下、W/Cという)1との間に、ブレーキ液圧を制御する液圧制御用アクチュエータ3が配設されている。液圧制御用アクチュエータ3は、アルミニウム合金製のハウジング3aを備え、このハウジング3aには、電磁弁4が挿入される段付円柱状の凹部3b、M/C2とW/C1との間でブレーキ液を流通させるための流路3cが形成されている。
電磁弁4は、磁性体にて形成された段付円筒状のガイド401を備えている。このガイド401は、一端側がハウジング3aの凹部3b内に挿入され、他端はハウジング3aの外に突出している。そして、凹部3bの開口端部をかしめることにより、ガイド401がハウジング3aに液密に固定されている。
ガイド401には、弁体402を摺動自在に保持するガイド穴401a、シート403が圧入されるシート挿入穴401b、さらには、シート挿入穴401bの一部である空間401cをM/C2側の流路3cに連通させる連通穴401dが形成されている。より詳細には、空間401cは、シート挿入穴401bのうち、ガイド401、弁体402およびシート403によって区画された空間である。
段付円柱状の弁体402は、非磁性材料よりなり、ガイド穴401aの軸線方向に沿って往復動可能になっている。弁体402は、プランジャ411(詳細後述)側に位置してその一端面がプランジャ411に当接する円柱状の弁体大径部402aと、この弁体大径部402aよりも小径で且つシート403(詳細後述)側に位置する弁体小径部402bとを備えている。
弁体大径部402aにおけるプランジャ411に当接する側の端面は、プランジャ411に向かって凸となる形状であり、弁体径方向中心部が頂点になっている。具体的には、弁体402におけるプランジャ411側の端面は、球欠形状(すなわち、球面形状)である。
そして、弁体大径部402aにおけるプランジャ411側の端面の曲率半径をRとし、スプリング412(詳細後述)のばね力の作用点Dと電磁力作用点Bとの電磁弁中心軸Axe方向の距離をLとしたとき、R<Lに設定している。これにより、弁体402が電磁弁中心軸Axeに対して傾いたときに、弁体402におけるプランジャ411側の端面の弁体径方向中心部付近を、プランジャ411に当接させることができる。
弁体小径部402bにおけるシート403側の部分がガイド穴401aから突き出て空間401cに延びており、その先端に球欠形状(すなわち、球面形状)の主弁体シート面402cが形成されている。
金属製の円筒状のシート403には、ガイド401内の空間401cとW/C1側の流路3cとを連通させる主流路403aが、その径方向中心部に形成されている。この主流路403aにおける空間401c側の端部に、主弁体シート面402cが接離するテーパ状の主弁座シート面403bが形成され、主流路403aの途中には、主流路403aよりも通路面積が小さいオリフィス403cが形成されている。そして、主弁体シート面402cは、主弁座シート面403bに接離することにより、ガイド401内の空間401c(あるいは、ガイド401の連通穴401dやM/C2側の流路3c)と主流路403aとの間を開閉する。なお、W/C1側の流路3cには、凹部3bとW/C1との間においてポンプ6の吐出口が接続されている。
また、シート403における径方向中心からずれた位置には、ガイド401内の空間401cとW/C1側の流路3cとを連通させる副流路403dが、主流路403aに対して並列に形成されている。換言すると、副流路403dは、主流路403aをバイパスして、W/C1側の流路3cとM/C2側の流路3cに接続されている。
この副流路403dの途中に、テーパ状の副弁座シート面403eが形成されている。副流路403d内において、副弁座シート面403eよりもW/C1側の流路3cに近い側に、金属製の球状の副弁体405が移動可能に挿入されている。そして、副弁体405は、圧力差によって移動して副弁座シート面403eと接離することにより、副流路403dとW/C1側の流路3cとの間を開閉する。
また、シート403における空間401c側の端部には、主流路403aを囲むようにして、後述するスプリング412の一端を受けるシート部ばね受け面403fが形成されている。
ガイド401におけるシート挿入穴401bの開口端部側には、異物流入防止用のフィルタ407が挿入されている。このフィルタ407は、シート挿入穴401bに圧入されるフィルタ固定リング409により保持されている。そして、フィルタ407によって、副弁体405の開弁時の位置が決定されるようになっている。また、ガイド401の外周にも、連通穴401dを囲むようにして、異物流入防止用のフィルタ408が配置されている。
ガイド401の他端の外周側にはスリーブ410が嵌入・接合されており、このスリーブ410は、非磁性体金属(例えばステンレス)で形成され、一端が開口した有底円筒状を成しており、底面が略球形状を成している。
そして、スリーブ410とガイド401とによって区画形成された空間(以下、スリーブ内空間という)に磁性体金属製の略円柱状のプランジャ411が配置され、このプランジャ411はスリーブ410内を摺動可能になっている。なお、プランジャ411がスリーブ410の底面に接することにより、プランジャ411の紙面上向きへの移動が規制される。
プランジャ411の外周面には、プランジャ411の一端から他端まで連続して延びるプランジャ溝411aが形成されている。そして、スリーブ内空間におけるスリーブ410の底面側の空間と、スリーブ内空間におけるプランジャ411とガイド401との対向面間の空間とが、プランジャ溝411aにより連通されている。また、プランジャ411における弁体402に当接する側の端面は、プランジャ中心軸に対して垂直な平面になっている。
スリーブ410の周囲には、通電時に磁界を形成するコイル413が巻回されたスプール414が配置されている。スプール414の外周には磁路部材をなすヨーク415が配置されている。そして、ECU(電子制御ユニット)5からコイル413への通電により発生する電磁力により、プランジャ411が駆動される。なお、ECU5は、車両の運動状態等に基づきABS制御等を実行すべくコイル413への通電状態を制御する。
弁体402とシート403とに挟持されたスプリング412によって、弁体402がプランジャ411側に付勢されており、弁体402とプランジャ411は常時当接して一体的に作動するようになっている。
スプリング412は、圧縮コイルスプリングであり、主弁体シート面402cが主弁座シート面403bから離れる向きに、すなわち開弁向きに、プランジャ411および弁体402を付勢している。また、コイル413への通電により発生する電磁力により、主弁体シート面402cが主弁座シート面403bに近づく向きに、すなわち閉弁向きに、プランジャ411および弁体402が付勢される。
主流路403aは、ガイド401内の空間401cのうち、スプリング412の内側に位置する内側空間に連通されている。連通穴401dは、ガイド401内の空間401cのうち、スプリング412の外側に位置する外側空間に連通されている。
次に、上記構成を備えた電磁弁4の基本的な作動について説明する。この電磁弁4は、通常時はECU5からコイル413へ通電されない状態、すなわち非通電状態になっており、非通電時においては、スプリング412により弁体402およびプランジャ411がスリーブ410の底面側に向かって付勢され、プランジャ411がスリーブ410の底面に接している。そして、弁体402の主弁体シート面402cがシート403の主弁座シート面403bから離れた状態となり、W/C1側の流路3cとM/C2側の流路3c間は、シート403の主流路403a、ガイド401内の空間401c、およびガイド401の連通穴401dを介して連通状態となる。
この状態でポンプ6が作動すると、W/C1側とM/C2側との圧力差により副弁体405がシート403の副弁座シート面403e側に向かって移動され、副弁体405が副弁座シート面403eに当接してシート403の副流路403dが閉じられる。したがって、ポンプ6が作動した際には、シート403の主流路403aおよび副流路403dのうち主流路403aのみを介してW/C1側からM/C2側へブレーキ液が流動される。
そして、ポンプ6の作動が中止されると、副弁体405は、W/C1側とM/C2側との圧力差により移動して、シート403の副弁座シート面403eから離れた状態となり、W/C1側の流路3cとM/C2側の流路3c間は、シート403の副流路403d、ガイド401内の空間401c、およびガイド401の連通穴401dを介して連通状態となる。また、ポンプ6が作動中にW/C1側の圧力よりもM/C2側の圧力が高くなった際には、シート403の副流路403dを介して、M/C2側からW/C1側へブレーキ液が供給される。
ポンプ6の作動によるW/C1の増圧が必要になると、ECU5はポンプ6を作動させると共に、コイル413へ通電することで主流路403aを閉じる。これにより、W/C圧が上昇する。そして、コイル413への通電量に応じて電磁弁4の上下流間に発生させられる差圧量がリニアに調整される。これにより、コイル413への通電量に応じてW/C圧が制御される。
次に、電磁弁4単体の作動について説明する。まず、図2中の符号について説明する。Axeは電磁弁全体の中心軸(以下、電磁弁中心軸という)であり、Axvは弁体402の中心軸(以下、弁体中心軸という)である。Aは、弁体402が電磁弁中心軸Axeに対して傾いた場合の、弁体大径部402aの外周面のうちプランジャ411に近い部位とガイド401の角部との当接点である。Bは、電磁力作用点であり、電磁力作用点Bにて弁体大径部402aの端面とプランジャ411の端面が当接している。
ここで、全閉時には、弁体402が電磁弁中心軸Axeに対して傾いている。そして、弁体大径部402aにおけるプランジャ411側の端面は、プランジャ411に向かって凸となる形状であるため、電磁力作用点Bは、電磁弁中心軸Axeよりも当接点A側に位置する。このため、弁体傾斜時には、電磁力Feに基づいて弁体402の傾きを大きくする向きのモーメント(すなわち、図2の紙面において時計方向のモーメント)が弁体402に対して作用する。
全閉状態からコイルへの通電量を減少させていくと、弁体402は開弁向きに移動する。弁体402のリフト量が小さい領域では、電磁力Feに基づくモーメントが弁体402に対して作用しているため、そのモーメントの制振効果により弁体402の振動が防止されるとともに、弁体402は電磁力作用点Bを支点として図2の紙面において時計方向に回動しながら、換言すると、弁体402は矢印Cで示す向きに主弁体シート面402cが主弁座シート面403b上を滑りながら、開弁向きに移動する。
そして、弁体402の回動により、弁体大径部402aの外周面のうち弁体小径部402b側の部位もガイド401の摺動面に当接し、ここからさらに弁体402のリフト量が増加する領域では、弁体402は主弁体シート面402cが主弁座シート面403bから離れて開弁向きに移動する。
このとき、電磁力Feに基づいて弁体402の傾きを大きくする向きのモーメントが弁体402に対して作用しているため、主弁体シート面402cが主弁座シート面403bから離れた状態のときにも、そのモーメントにより弁体402の振動が防止ないしは抑制される。
(他の実施形態)
上記実施形態では、プランジャ411における弁体402に当接する側の端面を、プランジャ中心軸に対して垂直な平面にしたが、プランジャ411における弁体402に当接する側の端面を、弁体402に向かって凸となる球欠形状にしてもよい。
また、上記実施形態では、弁体大径部402aにおけるプランジャ411に当接する側の端面を、球欠形状にしたが、弁体大径部402aにおけるプランジャ411に当接する側の端面を、プランジャ411に向かって凸となる円錐形状にしてもよい。この場合、弁体中心軸Axvに直交する線と弁体大径部402aにおける円錐面とのなす角を、電磁弁中心軸Axeに対する弁体402の最大傾斜角よりも大きく設定することにより、弁体402の最大傾斜時にも、弁体大径部402aにおける円錐面の頂点(すなわち、弁体径方向中心部)を、プランジャ411に当接させることができる。
さらに、上記実施形態では、電磁弁4をW/C1とM/C2との間においてブレーキ液に差圧を発生させるシステムに適用する例を示したが、本発明の電磁弁4は他のシステムにも適用することができる。
さらにまた、コイル413への通電量を制御して電磁弁4の上下流間の差圧をリニアに調整する電磁弁に限らず、コイル413への通電の断続により電磁弁4の上下流間を単に開閉する電磁弁にも本発明を適用することができる。
401 ガイド
402 弁体
411 プランジャ
412 スプリング
413 コイル
3c 流路
402c 弁体シート面
403b 弁座シート面

Claims (6)

  1. 弁体シート面(402c)が弁座シート面(403b)に接離することにより、流体が流れる流路(3c)を開閉する電磁弁であって、
    通電時に磁界を形成するコイル(413)と、
    前記コイルへの通電により発生する電磁力により駆動されるプランジャ(411)と、
    一端側に前記弁体シート面を有するとともに他端面が前記プランジャに当接して前記プランジャの移動に伴って往復動する弁体(402)と、
    前記弁体を前記プランジャに向かって付勢するスプリング(412)と、
    前記弁体を摺動自在に保持するガイド(401)とを備え、
    前記弁体の他端面は、前記プランジャに向かって凸となる形状であることを特徴とする電磁弁。
  2. 前記弁体の他端面は、球欠形状であることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
  3. 前記プランジャにおける前記弁体と当接する面は、前記弁体に向かって凸となる球欠形状であることを特徴とする請求項2に記載の電磁弁。
  4. 前記弁体の他端面は、円錐形状であることを特徴とする請求項1に記載の電磁弁。
  5. 前記弁体の他端面は、前記弁体の径方向中心部が頂点となる形状であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電磁弁。
  6. 前記コイルへの通電量が調整されることにより、前記弁座シート面の上流側の流体圧力と前記弁座シート面の下流側の流体圧力との差圧が制御されることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の電磁弁。
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