JP5771049B2 - 減速機 - Google Patents

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Description

本発明は、減速機及びそれを用いた装置に関し、特に遊星歯車減速機構を用いて、異なる複数の駆動源からの入力を制御して出力部へ伝達する為の減速機に関する。
従来、この種の減速機構に関しては次の様な技術が知られている。すなわち、発電機またはモータ出力軸と一体となって回転する太陽ギアを配置し、その回りに自転しつつ公転する遊星ギアと、該遊星ギアと噛み合うことによって遊星ギアの公転及び自転を規定する内歯ギアを配置する。そして、これと共に、該遊星ギアを自転可能に保持する遊星ギア保持部材を配置し、該遊星ギア保持部材と出力軸を連結し、各回転要素(太陽ギア、遊星ギア保持部材、内歯ギア)の駆動を制御する。
例えば、特許文献1に開示の機構は、差動駆動機構の駆動力出力部に連結され該差動駆動機構の出力を受けてレンズを駆動するレンズ駆動枠と、ステータにより光軸周りに回転駆動されるロータを有する。そして、上記差動駆動機構に第1の駆動力を入力するための超音波モータと、上記差動駆動機構に第2の駆動力を入力するための手動操作部材と、この操作部材に負荷を加える負荷手段とを具備するような構成となっている。
また特許文献2の機構では、超音波モータのロータの回転が伝達される連絡環と第1マニュアルリングが入力部材をなす第1段の差動機構と、第2コロを有するフォーカスキーの固定された第2コロリング等からなる第2段の差動機構とを光軸方向に沿って並設する。そして、第1コロリングと一体に回転する第2マニュアルリングが第2段の差動機構の入力部材をなす。マニュアルリングが第2マニュアルリングと連結すると、オートフォーカス(AF)ではロータの1/4の速度で、マニュアルではマニュアルリングの1/2の速度で第2コロリングが回転する。また、マニュアルリングが第1マニュアルリングと連結すると、AFではロータの1/4の速度で、マニュアルではマニュアルリングの1/4の速度で第2コロリングが回転するような構成となっている。
さらに特許文献3に開示の機構では、エンジンの出力軸に遊星歯車機構を介して駆動軸が接続されると共に遊星歯車機構の他の回転要素に2つのモータが各々接続された車両において、アクセルオフして走行する際には、次の様にする。すなわち、シフトポジションと車速とに基づいて駆動軸への仮要求制動トルクとエンジンの仮目標回転数とを設定すると共に路面勾配と車速とに基づいて補正係数α1、α2を設定する。そして、設定した補正係数α1、α2を仮要求制動トルクとエンジンの仮目標回転数に乗じて要求制動トルクとエンジンの目標回転数とを設定する。また、エンジンを燃料カットして目標回転数でエンジンが回転すると共に要求制動トルクが駆動軸に出力されるよう制御する。これにより、路面勾配に拘わらず減速フィーリングを良好にできる遊星減速機の制御方法となっている。
特開平10-115760号公報 特開平06-160690号公報 特開2007-137266号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来技術では、超音波モータの駆動力及び手動による駆動力をそれぞれ遊星歯車減速機構に入力して駆動枠を駆動するものではあるが、手動入力の規制を行う切り替え部材を有する。よって、撮影者は目的に応じて切り替え部材を操作して入力を切替える必要がある為、シームレスすなわち自動的にフルタイムマニュアルフォーカス(MF)操作を行うことは困難である。また、特許文献2に開示された従来技術では、超音波モータ及び二段の差動機構による合焦機構を採用している。これにより、フルタイムMF機構を実現すると共に、MFリングの設定位置により租動と微動を実現しているが、その実現には二段の差動機構が必要で、部品点数の増大、大型化、コストアップと言う懸念が発生する。
また、特許文献3に開示された従来技術は、エンジンとモータにより出力をコントロールするハイブリッド車のエンジン制御、その他に関するものである。例えばサンギアに入力されるモータからの駆動力と、エンジンからの駆動力を入力する遊星ギアを保持するキャリアとの相対回転制御により、車軸と結合されたリングギアの回転を制御するものである。したがって、各駆動力の関係は車速や路面こう配など様々な要因に合わせて駆動制御されるものであるが、バイブリッド車のシステムに適用されるものである為、エンジンと電動機を有するバイブリッド車の駆動制御システムに限定される構成となっている。よって、例えば特性の異なる2つの駆動源からの出力を用途に応じて使い分ける技術に関しては開示されていない。
本発明の目的は、例えば撮影レンズのフォーカス若しくはズーム駆動機構に、特性の異なる複数の駆動源からの出力を遊星歯車減速機構を介して入力することで、異なる特性の駆動力を用途に応じた態様で使い分けることを可能とする減速機を提供することである。
本発明の減速機は、第1の駆動源からの駆動力を受ける第1の入力部、入力された駆動力を遊星歯車減速機構を介して減速する減速部、減速された駆動力を出力する出力部、減速部の一部にあって第2の駆動源からの駆動力が付与される第2の入力部を有する。そして、前記減速部は、前記第1の入力部の回転を検出する第1の検出手段と、前記第2の入力部の回転を直接若しくは間接的に検出する第2の検出手段と、前記第2の入力部の回転方向を判別する回転方向検出手段を有し、少なくとも前記第2の検出手段からの信号及び前記回転方向検出手段からの信号を基に前記第2の入力部の回転と回転方向が検出された時には、前記第2の入力部の回転による前記出力部の回転が減殺される方向に前記第1の入力部が回転するように前記第1の駆動源が制御される。或いは、前記第1及び第2の駆動源は、特性の異なる2つの電磁アクチュエータであり、前記第1の入力部には前記第1の駆動源からの回転力が直接若しくは動力伝達機構を介して付与され、前記第2の駆動源からの駆動力を受けて前記第2の入力部が回転しようとする時には、前記第1の入力部が回転しないように前記第1の駆動源が制御されるか若しくは前記動力伝達機構が働く
本発明によれば、少なくとも一部共通の減速部を介して、特性の異なる複数の駆動源からの力を入力して出力することで、比較的簡易な機構でもって異なる特性の駆動力を用途に応じた態様で使い分けることが可能となる。例えば、モータなどの電磁アクチュエータからの駆動力と手動による駆動力とが入力される減速機において、AF駆動とMF駆動を共存させシームレスにフルタイムMF操作を行うことが可能となる。また、例えば、撮影者がMF操作を行った際に、その操作によるフォーカス送り量を低減させる方向にAF駆動機構を駆動制御して微小な送りを実現することが可能となる。
遊星歯車減速機構を組み込んだ撮影レンズのフォーカス機構の要部斜視図。 第1及び第2検出パルス信号発生の様子を表した図。 本発明が適用可能なカメラ本体を示す図。 撮影者が微小送りモードを選択した時のMF送り動作のフローチャート。 不思議遊星歯車減速機構が組み込まれた鏡筒駆動機構の要部斜視図。 不思議遊星歯車減速機構の分解斜視図。
本発明の特徴は、少なくとも一部共通の減速部を介して複数の駆動源からの力を入力して出力する減速機において、一方の駆動源からの力を受けて一方の入力部が動こうとする時には、自動的に、次の様にすることである。すなわち、他方の入力部が動かないか、前記一方の入力部の動きによる出力部の動きが減殺されるように他方の入力部が動くようにする。
こうした考え方に基づいて、次の如き実施の形態を構成することができる。一実施形態では、後述の実施例1の様に、減速部が、第1の入力部の回転を検出する第1の検出手段と、第2の入力部の回転を直接若しくは間接的に検出する第2の検出手段を有する。そして、少なくとも第2の検出手段からの信号を基に第2の入力部の回転が検出された時には、第1の入力部が回転しないように第1の駆動源が制御される。こうした実施形態によれば、例えば、AF機構が組み込まれた撮影レンズにおいて、シームレスでフルタイムMFが可能となる。また、他の実施形態では、後述の実施例2の様に、減速部は、第1の入力部の回転を検出する第1の検出手段と、第2の入力部の回転を直接若しくは間接的に検出する第2の検出手段と、第2の入力部の回転方向を判別する回転方向検出手段を有する。そして、少なくとも第2の検出手段からの信号及び回転方向検出手段からの信号を基に第2の入力部の回転と回転方向が検出された時には、第2の入力部の回転による出力部の回転が減殺される方向に第1の入力部が回転するように第1の駆動源が制御される。こうした実施形態によれば、例えば、微小送りモードではMFリングの回転敏感度を下げた制御を行うことができる。また、他の実施形態では、後述の実施例3の様に、第1及び第2の駆動源は、特性の異なる2つの電磁アクチュエータであり、第1の入力部には第1の駆動源からの回転力が直接若しくは動力伝達機構を介して付与される。そして、第2の駆動源からの駆動力を受けて第2の入力部が回転しようとする時には、第1の入力部が回転しないように、第1の駆動源が制御されるか若しくは動力伝達機構が働く。こうした実施形態によれば、例えば、異なる特性を要求される仕様形態に合わせて駆動源を適宜選択し、鏡筒駆動制御を行うことができる。また、要求される特性が異なる2つの駆動方法を、駆動源を切り替えて駆動制御して実現することができる。
以下、本発明の好ましい実施例を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
(実施例1)
実施例1の減速機を組み込んだ撮影レンズないし交換レンズのフォーカス機構を表す図1を用いて実施例1を説明する。図1において、1は第1の駆動源であるモータであり、その出力軸先端部1aには第1の入力部であるピニオンギア2が圧入される。3は、モータ1が相対回転自在に保持されると共に、内周部に内歯ギア3aが形成された、減速部の一部を構成すると共に第2の入力部を構成するハウジングである。ハウジング3の外周部には外歯ギア3bが形成されている。
また、4は減速部の一部を構成する遊星ギア、5は減速部の一部を構成する遊星地板である。本実施例における遊星ギア4は一段あたり3個使用される。遊星ギア4は、遊星地板5の支軸5aに回転可能に軸支されると共に、ピニオンギア2及びハウジング3の内歯ギア3aと噛み合って、ピニオンギア2のまわりを自転しつつ公転する。これに伴って、遊星地板5は遊星ギア4の公転スピードに一致して回転することとなる。この遊星地板5の回転が、一段目の減速出力となる。
遊星地板5には、支軸5aの反対側にピニオンギア5bが形成されている。6は出力部である出力ギアであり、3本の支軸6aに前述のものと同じ遊星ギア4が回転自在に支持される。該遊星ギア4は、前記第2ピニオンであるピニオンギア5bと噛み合うと共に、同じく前記内歯ギア3aとも噛み合い、第2ピニオン5bの回転に伴って自転しつつ公転を行う。この時、出力ギア6の回転は遊星ギア4の公転スピードに一致して回転することとなり、この出力ギア6の回転が二段目の減速出力となる。7は、出力ギア6を回転自在に支持すると共に前記ハウジング3を回転可能に軸支するカバー部材であり、該カバー部材7は地板8に公知の締結方法により固定される。そして地板8も不図示の鏡枠など、固定部材に公知の締結方法により固定支持される。この時、ハウジング3の摺動嵌合部3cは地板8の摺動嵌合部8aに対しても回転自在に支持される。9は第2の駆動源であるマニュアルフォーカス(MF)リングであり、不図示の鏡枠に回転自在に支持される。該フォーカスリング9の内径部には内歯ギア9aが形成され、該内歯ギア9aが前記ハウジング3の外歯ギア3bに噛み合う。これにより、後述の如くMFリング9を撮影者が操作することで、撮影レンズの合焦操作が可能となる。
10はモータ1の回転を検出する検出軸である。前記出力ギア6、遊星地板5には回転中心にそれぞれ貫通穴6b、5cが設けられており、検出軸10が回転自在に貫通する。ピニオンギア2の先端部には、検出軸10が圧入される嵌合穴2aが形成され、検出軸10の一端部が圧入される。これにより、モータ1の出力軸回転に同期して回転する検出軸10が、遊星地板5、出力ギア6を貫通して減速機の先端部分に露出する。そして検出軸10の露出先端部には、回転を検出する為の第1のパルス板11が圧入固定され、更にこの回転を、第1の検出手段の第1の検出器である第1のフォトインタラプタ12により検出する。このことで、出力ギア6の先端部分において、モータ1の回転を精度良く検出できる。
13は第2のパルス板である。該パルス板13は出力ギア6の先端部分に接着や圧入などの公知の固定手段により固定され、出力ギア6と一体となって回転する。14は、第2の検出手段の第2の検出器である第2のフォトインタラプタであり、出力ギア6と一体となって回転する第2のパルス板13の回転を検出することで、後述する如くMFリング9の操作の有無を検知する。パルス板13の中心部には貫通穴13aが形成され、前記検出軸10が相対摺動自在に貫通する。上記構成により、遊星歯車機構を含む減速機を組み込んだ撮影レンズのフォーカス機構において、第1の検出手段により、モータ1の回転を検出すると共に、第2の検出手段によりハウジング3の回転を検出する構成が実現される。こうした構成において、第2の検出手段は、第2の入力部であるハウジング3の回転を直接若しくは間接的に検出することができる。間接的に検出する場合は、第2の検出手段は、第2の検出器14からの信号と第1の検出器12からの信号により第2の入力部の回転を検出する。
上記構成において、ピニオンギア2の歯数をZa、ハウジング3の内歯ギア3aの歯数をZcとするとき、出力先である遊星地板5の減速比は下記の様になることが知られている。
減速比=1/(Zc/Za+1) ・・・ (1)
この時、遊星地板5に形成されたピニオンギア5bの歯数を前記ピニオンギア2の歯数Zaと同じに構成することで、出力ギア6部での減速比は(1)式で得られる減速比の減速機構を二段重ねたものとなり、結果として(1)の減速比を二乗した値となる。
また、同じくピニオンギア2の歯数をZa、ハウジング3の内歯ギア3aの歯数をZcとし、今度は、ハウジング3が回転させられた時の減速比を計算すると、これは下記の様になることが知られている。
減速比=1/(Za/Zc+1) ・・・ (2)
この時も、遊星地板5に形成されたピニオンギア5bの歯数を前記ピニオンギア2の歯数Zaと同じに構成することで、出力ギア6部での減速比は(2)式で得られる減速比の減速機構を二段重ねたものとなり、結果として(2)の減速比を二乗した値となる。
前記出力ギア6の先端部にはギア6cが形成されており、組込み状態においては、アイドラギア15に噛み合って、これを回転駆動する。更にアイドラ15はフォーカスリング駆動ギア16に噛み合い、これを回転駆動する。フォーカスリング駆動ギア16の光軸(図1中に記載)方向先端部には第2駆動ギア16aが形成されている。17は、不図示の合焦レンズ群を保持するフォーカスレンズ枠である。該フォーカスレンズ枠17には図外の鏡枠に形成されたメスヘリコイドと螺合するオスヘリコイド17aが形成され、光軸方向に進退可能に構成されると共に、前記第2駆動ギア16aと噛み合うギア部17bが形成されている。
上記構成により、第1の駆動源であるモータ1が回転すると、前記遊星歯車減速機構を介して減速された出力を受けて、フォーカスレンズ枠17が回転しながら光軸に沿って進退することとなる。また、モータ1が止まった状態において、第2の駆動源であるMFリング9を撮影者が操作すると、今度はハウジング3の回転を受けて遊星歯車減速機構を介した出力がフォーカスレンズ枠17を回転駆動し、これが光軸に沿って進退する。このことで、所謂MF操作を可能とする。本実施例では、この様に、第1の駆動源は電磁アクチュエータで構成され、第2の駆動源からの駆動力は、手動により第2の入力部であるハウジング3に付与されるように構成される。
次に図2を用いて、本実施例の減速機が適用された撮影レンズにおいて、オートフォーカス(AF)動作中、若しくはAF終了後にMF操作が成された時の制御方法を説明する。説明を分かり易くするために、前記ピニオンギアの歯数Zaを8、内歯ギア3aの歯数Zcを31とした時の具体的な数値を用いて説明する。Za、Zcを上記の様に決めた時、モータ1によりピニオンギア2を回転し、遊星歯車減速機構を介して出力ギア6に駆動力を出力する際の減速比は前記(1)式を用いて計算される。この具体的な数値として、減速比は1/23.77となる。また、MFリング9を操作して、ハウジング3に回転を伝達し、遊星歯車減速機構を介して出力ギア6に駆動力を出力する際の減速比は前記(2)式を用いて計算される。この具体的な数値として、減速比は1/1.58となる。
図2において、第1の検出パルスは、前記第1のパルス板11の回転を、第1のフォトインタラプタ12で検出した時のパルス信号である。第2の検出パルスは、前記第2のパルス板13の回転を、第2のフォトインタラプタ14で検出した際に得られるパルス信号を時系列で表示したものである。したがって、MFリング9が回転していない時には、第2の検出パルスの発生タイミングは、第1の検出パルスに対して、決まった周期で発生する。この時、第1及び第2パルス板の一回転あたりのパルス発生回数を同一に設定してあれば、第1の検出パルス23.77回に一回のタイミングで第2の検出パルスが発生する。故に、AF中にはこの比率を確認して、MFリング9が操作されていないことを確認できる。実際には信号発生タイミングのバラツキなどを考慮して、図2中に示した検出不感帯領域として例えば±3パルスを設定すると、23.77±3パルスに一回の比率で第2の検出パルス信号が得られている間はAF動作を継続する。
装置を制御する制御手段は、AF動作中に、例えば上記23.77±3パルスに一回の比率を越えた時にはカメラはマニュアル操作が行われたと判断し、直ちにモータ1への通電を解除する。これは、前記モータ1が例えばDCモータにより構成された場合などに適用されるが、更にこの時、モータ端子間を導通状態にし、外力による回転を阻止するブレーキ力を発生させることも可能である。さらには、第1の検出パルス信号が発生しないようにモータ1への通電制御を行うことも可能である。また、モータ1がステッピングモータで構成されている場合には、停止制御後、出力軸をその位置に通電保持する為の所謂保持通電を行い、モータ1の回転をより正確に阻止することも可能である。
次にAF動作終了後、カメラのレリーズ動作前にMFリング9が操作されると、この時、前記第2の検出パルス信号のみが発生し、前記第1の検出パルス信号は発生しない。この条件は、MFリング9が操作された時には、第2の検出パルス信号の発生タイミングが、第1の検出パルス信号23.77±3パルスに一回に収まらないという条件となり、AF動作中にマニュアル操作が行われた際と同じ判断条件で検出することができる。こうして、第2の検出手段は、第2の検出器14からの信号と第1の検出器12からの信号により第2の入力部のハウジング3の回転を検出することができる。この時、カメラは、モータ1への通電は解除したまま、若しくはモータ端子間を導通し外力により回転を阻止する。さらには、第1の検出パルス信号が発生しないようにモータ1への通電制御を行うことも可能である。また上記と同じく、モータ1がステッピングモータで構成されている場合は、上記と同じく保持通電を行いモータ1の回転をより正確に阻止することが可能である。こうして本実施例によれば、モータなどの電磁アクチュエータからの駆動力と、手動による駆動力とが入力される減速機において、AF駆動とMF駆動を共存させシームレスすなわち自動的にフルタイムMF操作を行うことが可能となる。
(実施例2)
次に実施例2に関して、図3及び図4を更に用いて説明する。本実施例においては、図1に示す様にMFリング9の回転方向を判別するための回転方向検出手段18が設けられている。回転方向検出手段18の外歯ギア18aがMFリング9の内歯ギア9aに噛み合っていて、MFリング9の回転方向を判別する。更には、回転方向検出手段18はMFリング9の回転速度をも検出する。本実施例では、使用するカメラ本体に、例えば微小送りモードなどの切り替えモードを備え、撮影者が該モードに設定した際には以下のような制御が行われる。
本発明が適用されるカメラ本体を示す図3において、301は撮影モードを選択する為のモード選択スイッチである。該スイッチを操作して、撮影者は通常送りモードと微小送りモードとを選択できる。撮影者が微小送りモードを選択した時のMF送り動作に関して、図4のフローチャートを用いて説明する。
先ず上述のような方法で、AF動作後のMFリング操作が検知されると、制御フローはS401からスタートし、S402において微小送りモードか否かの判別が行われる。この時、通常モードであった時は、S405に分岐して、上述の通り、例えばモータ1の回転が起きないように駆動制御され、S407へと進む。S402において微小送りモードが選択されていた場合は、S403において前記回転方向検出手段18の出力信号から回転方向の判別が行われる。その後、S404においてMFリング9の回転スピード検出が行われ、S405においてこのスピードに比率αを掛けたスピードRslowが算出される。そして、S406において、MFリング9の回転速度がRslowに相当するようにモータ1を駆動制御し、フォ−カスレンズ枠17を微小送りモードで回転制御する。その後、S407において、MF操作が継続されているか否かを判別し、継続されていればS402へ進み、終わっていればS408へ進み制御フローを終了する。
本制御モードにより、合焦後の微調整操作において、MFリング9の回転操作量を一定比率で減少させ、フォーカスレンズ枠17に伝えることができる。つまり、シームレス動作を可能にすると共に、撮影者がMF操作を行った際に、その操作によるフォーカス送り量を低減させる方向にAF駆動機構を駆動制御して、微小な送りを実現すること等を可能とできる。したがって、例えばマクロ撮影など、被写界深度の浅い撮影においては回転操作の敏感度を下げる制御を可能とし、容易に目的の場所にピントを合わせることができ、操作性、機能性の飛躍的な向上が実現される。また、例えば通常のMF駆動との共存を実現すると共に、省部品点数化かつ安価で小型化可能とできる。
(実施例3)
次に実施例3に関して図5と図6を用いて以下に詳述する。本実施例では、減速機の減速部には不思議遊星歯車減速機構を用いる。そして、図5に示す様に、電磁アクチュエータであるステッピングモータ501(図6では601で示す)とDCモータ504の異なる特性の2つの駆動源を用いてコンパクトカメラなどの撮像装置の鏡筒を駆動制御する。
本実施例で使用される不思議遊星歯車減速機構に関して図6を用いて先に説明を行う。図6は不思議遊星歯車減速機構の分解斜視図である。601は第2の駆動源であるステッピングモータ、602は該モータ601の出力回転軸(不図示)に圧入固定される第2の入力部であるピニオンギアである。603は遊星ギアホルダーであり、複数の遊星ギア604を回転可能に支持する。605は遊星ギアカバーであり、遊星ギアホルダー603と共に、遊星ギア604を回転可能に保持する。606は第1の入力部である第1内歯ギアである。607は、出力ギア部607aが形成されると共に、不図示の内歯ギアがその一部に形成された出力部である第2内歯ギアである。前記要素603、604、605、606により減速部が構成されている。
組込み状態においては、ピニオンギア602の回りに、遊星ギア604のピニオン噛み合い部604aが噛み合うことで、該遊星ギア604は自転、公転可能となる。この時、遊星ギア604のピニオン噛み合い部604aは第1内歯ギア606のギア部606aとも噛み合う。更に、遊星ギア604の第2内歯ギア噛み合い部604bは、第2内歯ギア607の内周部に形成された不図示の内歯ギアと噛み合う。本実施例においては、遊星ギア604の一体回転する前記2つの噛み合い部604a、604bは歯数が同じで、モジュールが異なるギアで構成されている。また、前記第1内歯ギア606のギア部606aと第2内歯ギア607のギア部(第2内歯ギア部は不図示)は、歯数が例えば3歯程度ずれた設定となっている。この状態で、モータ601が回転すると、ピニオンギア602の回転を受けて、遊星ギア604は第1内歯ギア606との噛み合いの結果、自転しつつ公転を始める。この時、遊星ギア604の第2内歯ギア噛み合い部604bも第2内歯ギア607に噛合しているので、遊星ギア604は第2内歯ギア607の内周部においても自転しつつ公転することとなる。ここで、第1内歯ギア606と第2内歯ギア607には3歯の差がある。よって、遊星ギア604が前記ピニオンギア602及び第1内歯ギア606の規制を受けて自転しつつ公転を行うと、第2内歯ギア607は前記第1内歯ギア606との歯数差分のズレを吸収するため、或る規則にしたがって回転を始める。この回転が減速出力となって出力ギア部607aに伝達されるが、この時の減速比などに関する説明は割愛する。本実施例では、以上の減速機構を用いて鏡筒の駆動を行う。
図5は前記不思議遊星歯車減速機構が組み込まれた鏡筒駆動機構の要部斜視図である。501は、第2の駆動源である公知のステッピングモータ(図6では601)である。該ステッピングモータ501の出力は、前述した様に、不思議遊星歯車減速機構により減速される。前記減速部の一部を構成する第1の入力部である第1内歯ギア606に相当するのが部分502であり、出力部である第2内歯ギア607に相当するのが部分503である。第2内歯ギア503の先端には公知のウォームギア503aが形成されている。
504は第1の駆動源であるDCモータであり、該モータの出力軸には動力伝達機構の一部であるピニオンギア505が圧入固定されている。そして、ピニオンギア505から先には残りの動力伝達機構を構成する減速ギア506、507が噛合し規定量減速が行われた後、前記第1内歯ギア502に駆動力が伝達される構成となっている。508は圧縮バネであり、図外の地板(減速ギア保持部材)と前記ピニオンギア505との間に挟持されて、ピニオンギア505の回転に一定の負荷を付与している。
前記第2内歯ギア503のウォームギア部503aは公知の減速ギア列509を介して駆動筒510を回転駆動する。その結果、公知の鏡筒駆動手段により撮影レンズの光軸方向駆動が行われ、所謂ズーミング動作やレンズの合焦動作が可能となる。本実施例において、第1と第2の駆動源の使い分けの一例として、例えば、第1の駆動源504は、鏡筒収納状態から撮影セット状態への駆動制御、及び、静止画撮影時のズーム若しくはフォーカス駆動制御に用いる。この時、先ず第1の駆動源であるDCモータ504が回転を始めると、ピニオンギア505が回転し、これに連動して減速ギア列506、507も回転する。そして、減速ギア507の回転は第1内歯ギア502へ伝えられ、これが回転する。第1内歯ギア502(606)の回転が始まると、前記遊星ギア604は公転を始めようとするが、この時、前記第2内歯ギア607との噛み合いにその動きを阻止され、自転できない状態となる。その結果、遊星ギア604は自転せずに、第1内歯ギア502(606)の回転と同一量の公転運動を始める。この時、第2内歯ギア503(607)も第1内歯ギアの回転と同一量だけ回転を行うので、この回転が減速ギア列509へと伝達され、鏡筒のズーム動作等が行われることになる。
次に、第2の駆動源であるステッピングモータ501を利用した鏡筒駆動に関して説明する。該駆動は、例えば動画撮影中にズーミング動作やフォーカス動作を行わせる際の静音駆動に適用される。動画撮影に際しては、録音マイクにその駆動音が録音されないよう、静かな駆動が要求されるため、ステッピングモータにより低速で静かなズームやフォーカス駆動が適している。また、フォーカス駆動に適用した際には、動画撮影中に、低速で静かな駆動と共に、AFを行う為に決められた量だけ正確にレンズを繰り出す必要があり、ステッピングモータによる駆動が更に適している。
図5において、ステッピングモータ501が回転を始めると、前述の通り不思議遊星歯車減速機構を介して、その出力が第2内歯ギア503へ伝達され、以後、前述のDCモータ504と同様に鏡筒のズーム及びフォーカス動作が行われる。この時、第2内歯ギア503(607)が回転を始めると、その反力で第1内歯ギア502(606)が回転しようとする。しかし、前記減速ギア列506、507を介してDCモータ504を逆転させる為の増速抵抗力及び前記圧縮バネ508による摩擦抵抗力により、回転が阻止されるように構成されている。こうした構成により、鏡筒は動画撮影中に低速で静か且つ正確に送り制御される。本実施例においては、圧縮バネ508によりDCモータ504の逆転を阻止する構成としたが、次の様にすることもできる。すなわち、この構成とは別にDCモータ上に設けられた公知のパルス板などでその回転を検出できるように構成しておき、もしDCモータの回転が検出されたら、この回転を阻止するようにDCモータを通電制御すること等も可能である。
以上、本発明の実施例に関して詳述したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱するものでなければ、どの様な形態をとることも可能である。
1、504…モータ(第1の駆動源)、2…ピニオンギア(第1の入力部)、3…ハウジング(減速部、第2の入力部)、4…遊星ギア(減速部)、5…遊星地板(減速部)、6…出力ギア(出力部)、9…マニュアルフォーカス(MF)リング(第2の駆動源)、502、606…第1内歯ギア(第1の入力部)、501、601…ステッピングモータ(第2の駆動源)、603、604、605、606…減速部、602…ピニオンギア(第2の入力部)

Claims (7)

  1. 第1の駆動源からの駆動力を受ける第1の入力部と、入力された駆動力を遊星歯車減速機構を介して減速する減速部と、減速された駆動力を出力する出力部と、前記減速部の一部にあって第2の駆動源からの駆動力が付与される第2の入力部と、を有する減速機であって、
    前記減速部は、前記第1の入力部の回転を検出する第1の検出手段と、前記第2の入力部の回転を直接若しくは間接的に検出する第2の検出手段と、前記第2の入力部の回転方向を判別する回転方向検出手段を有し、
    少なくとも前記第2の検出手段からの信号及び前記回転方向検出手段からの信号を基に前記第2の入力部の回転と回転方向が検出された時には、前記第2の入力部の回転による前記出力部の回転が減殺される方向に前記第1の入力部が回転するように前記第1の駆動源が制御されることを特徴とする減速機。
  2. 前記第1の検出手段は、前記第1の入力部の回転を検出する第1の検出器を有し、
    前記第2の検出手段は、前記出力部の回転を検出する第2の検出器を有し、
    前記第2の検出手段は、前記第2の検出器からの信号と前記第1の検出器からの信号とにより前記第2の入力部の回転を検出することを特徴とする請求項に記載の減速機。
  3. 前記第2の検出手段は、前記第2の入力部の回転を検出する第2の検出器を有し、
    第2の検出手段は、前記第2の検出器からの信号により前記第2の入力部の回転を検出することを特徴とする請求項に記載の減速機。
  4. 前記第1の駆動源は電磁アクチュエータで構成され、前記第2の駆動源からの駆動力は、手動により前記第2の入力部に付与されるように構成されていることを特徴とする請求項からの何れか1項に記載の減速機。
  5. 第1の駆動源からの駆動力を受ける第1の入力部と、入力された駆動力を遊星歯車減速機構を介して減速する減速部と、減速された駆動力を出力する出力部と、前記減速部の一部にあって第2の駆動源からの駆動力が付与される第2の入力部と、を有する減速機であって、
    前記第1及び第2の駆動源は、特性の異なる2つの電磁アクチュエータであり、
    前記第1の入力部には前記第1の駆動源からの回転力が直接若しくは動力伝達機構を介して付与され、
    前記第2の駆動源からの駆動力を受けて前記第2の入力部が回転しようとする時には、前記第1の入力部が回転しないように前記第1の駆動源が制御されるか若しくは前記動力伝達機構が働くことを特徴とする減速機。
  6. 前記遊星歯車減速機構は、不思議遊星歯車減速機構により構成されていることを特徴とする請求項に記載の減速機。
  7. 前記特性の異なる2つの電磁アクチュエータのうち少なくとも前記第2の駆動源はステッピングモータで構成されていることを特徴とする請求項またはに記載の減速機。
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