JP5769868B2 - データ転送装置、データ転送方法及びデータ転送プログラム - Google Patents

データ転送装置、データ転送方法及びデータ転送プログラム Download PDF

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Description

この発明は、転送元領域に記憶されたデータを転送先領域へ転送するデータ転送技術に関する。
データ転送技術には、DMA(Direct Memory Access)転送と呼ばれる技術がある。
DMA転送では、まず、CPU(Central Processing Unit)が、データ転送元アドレス、データ転送先アドレス、データ転送サイズ等の転送に必要なDMA情報をDMA転送制御装置のレジスタに設定する。そして、CPUがDMA転送制御装置へ転送開始を指示すると、DMA転送制御装置はレジスタに設定されたDMA情報に従い転送処理を実行する。DMA転送制御装置は、レジスタに設定された転送サイズ分のデータ転送を完了したら、DMA転送終了割込みをCPUへアサートする。CPUは、DMA転送終了割込みを検知すると、DMA転送制御装置のレジスタの情報を読み込んで、DMA転送の結果やステータスを確認する。
DMA転送制御装置が転送処理を実行している間、CPUによる転送制御の必要はない。そのため、DMA転送では、CPUを経由してデータ転送を行う場合に比べて高速にデータ転送を行うことができる。また、DMA転送では、CPUの負担を減らすことができる。
一般的なDMA転送では、設定されたサイズ(単位量)ごとに必要なデータの読み出しを行ない、その後の書き込みを行う。書き込みの開始タイミングが読み出しの完了後になるため、レイテンシが大きなデバイスへの転送では、転送効率が良くない。
AXI(Advanced eXtensible Interface)バスを使用したDMA転送制御装置がある。
AXIバスは、リード専用バスとライト専用バスとを備えており、リード専用バスを使ったデータ転送元領域からのデータ取得と、ライト専用バスを使ったデータ転送先領域へのデータ転送とをパラレルに実行できる。
また、AXIバスは、バースト転送機能を備えている。バースト転送機能は、1回のリード要求で複数の単位量のリードデータを取得でき、1回のライト要求で複数の単位量のライトが実行できる機能である。
AXIバスを使用したDMA転送制御装置では、上記のリード/ライト専用バスやバースト転送機能を用いることにより、高速転送が可能である。
特開平10−116245号公報 特開2008−83911号公報
DMA転送では、データの転送元領域と転送先領域とが重なった場合、データ破壊が発生する場合がある。特に、バースト転送機能を用いて転送を行った場合、データ破壊を防止することが困難である。
この発明は、データの転送元領域と転送先領域とが重なった場合におけるデータ破壊の発生を防止することを目的とする。特に、バースト転送機能を用いて転送を行った場合であっても、データ破壊の発生を防止することを目的とする。
この発明に係るデータ転送装置は、
逆方向のバースト転送が定義されていないバス仕様における、転送元領域に記憶されたデータを転送先領域へバースト転送するデータ転送装置であり、
所定個の単位量のデータを単位量のデータ毎にリード開始アドレスからアドレス値の昇順に読み出すリードコマンドを、前記リード開始アドレスのアドレス値が降順になるように複数個生成して順に出力する転送元リード制御部と、
前記転送元リード制御部がリードコマンドを出力した順に、前記リードコマンドによって読み出されたデータを単位量毎に取得してリングバッファへ書き込むとともに、前記リードコマンドによって読み出されたデータの前記リングバッファへの書き込みが終了した場合に、前記リード開始アドレスに対応するリングバッファにおけるアドレスにライト完了ポインタを設定するバッファライト制御部と、
前記バッファライト制御部が書き込んだデータを前記リングバッファから読み出バッファリード制御部と、
前記バッファリード制御部が読み出したデータを前記転送先領域へ書き込む転送先ライト制御部であって、前記転送元領域と前記転送先領域とが重なっている場合に、前記転送先領域を分割した各分割領域に対してデータを昇順方向に書き込むバーストライトコマンドを生成するとともに、前記転送元領域と前記転送先領域とがアドレスの昇順方向に重なっている場合には前記分割領域の先頭アドレスが大きい順に前記分割領域毎の書き込みを行うデクリメント転送を実行する転送先ライト制御部と、
前記転送先ライト制御部が前記デクリメント転送を実行する場合に、前記バッファライト制御部によるラップアラウンドの回数と、前記バッファリード制御部によるラップアラウンドの回数との大小関係から、前記転送先領域へのデータ書き込みを許可するか否かを判定するデータ非破壊制御部と
を備え、
前記バッファリード制御部は、前記転送先ライト制御部が次に出力するライトコマンドにおけるライト開始アドレスに対応する、前記リングバッファにおけるアドレスにリードポインタを設定し、
前記データ非破壊制御部は、デクリメント転送を行うと判定した場合、前記バッファライト制御部によるラップアラウンドの回数が前記バッファリード制御部によるラップアラウンドの回数よりも多い場合と、前記バッファライト制御部によるラップアラウンドの回数と前記バッファリード制御部によるラップアラウンドの回数とが同じであり、前記リードポインタが設定されたアドレスのアドレス値が、前記ライト完了ポインタに設定されたアドレスのアドレス値以上である場合とに、書き込みを許可すると判定し、インクリメント転送を行うと判定した場合、前記リードポインタと前記ライト完了ポインタとに設定されたアドレスに関わらず、書き込みを許可すると判定し
前記転送先ライト制御部は、書き込みを許可すると前記データ非破壊制御部が判定した場合に、前記デクリメント転送による前記バーストライトコマンドを出力する
ことを特徴とする。
この発明に係るデータ転送装置によれば、バッファ領域からのデータ読み出しのタイミングを調整することにより、データ破壊の発生を防ぐことができる。
データ破壊が発生する場合の説明図。 データ破壊が発生する場合の説明図。 バースト転送機能を用いた場合におけるデータ転送の順序の説明図。 実施の形態1に係るDMA転送システム10の構成図。 実施の形態1に係るDMA転送制御装置100の構成図。 実施の形態1に係るデータ非破壊制御部160の構成図。 実施の形態1に係るバッファライト周期カウント部170の構成図。 実施の形態1に係るバッファリード周期カウント部180の構成図。 実施の形態1に係るDMA転送制御装置100全体の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係る転送元リード制御部110の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係るバッファライト制御部120の動作を示すフローチャート。 バッファリード制御部140の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係る転送先ライト制御部150の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係るデータ非破壊制御部160の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係るバッファライト周期カウント部170の動作を示すフローチャート。 実施の形態1に係るバッファリード周期カウント部180の動作を示すフローチャート。 DMA転送時におけるデータの変化を示す図(1−1)。 DMA転送時におけるデータの変化を示す図(1−2)。 DMA転送時におけるデータの変化を示す図(1−3)。 DMA転送時におけるデータの変化を示す図(1−4)。 DMA転送時におけるデータの変化を示す図(1−5)。 DMA転送時におけるデータの変化を示す図(2−1)。 DMA転送時におけるデータの変化を示す図(2−2)。 DMA転送時におけるデータの変化を示す図(2−3)。 DMA転送時におけるデータの変化を示す図(2−4)。 DMA転送時におけるデータの変化を示す図(2−5)。 DMA転送時におけるデータの変化を示す図(3−1)。 DMA転送時におけるデータの変化を示す図(3−2)。 DMA転送時におけるデータの変化を示す図(3−3)。 DMA転送時におけるデータの変化を示す図(3−4)。 DMA転送時におけるデータの変化を示す図(3−5)。 実施の形態2に係るデータ非破壊制御部160の構成図。 実施の形態2に係るDMA転送制御装置100全体の動作を示すフローチャート。
実施の形態1.
図1、図2は、データ破壊が発生する場合の説明図である。特に、図1は、データの転送元領域と転送先領域とが順方向にずれている場合の説明図である。図2は、データの転送元領域と転送先領域とが逆方向にずれている場合の説明図である。
図1に基づき、データの転送元領域と転送先領域との一部が重なりつつ、データの転送元領域と転送先領域とが順方向にずれている場合について説明する。転送元領域と転送先領域とが順方向にずれているとは、転送元領域の先頭アドレスのアドレス値が、転送先領域の先頭アドレスのアドレス値よりも小さい場合である。
図1では、転送元領域と転送先領域とが同じデバイスにおける領域であり、領域Bが重なっている。また、図1では、転送元領域の先頭アドレスである領域Aの先頭アドレスのアドレス値は、転送先領域の先頭アドレスである領域Bの先頭アドレスのアドレス値よりも小さく、転送元領域と転送先領域とが順方向にずれている。
この場合、アドレス値の昇順方向(インクリメント方向)へ順次データ転送を行うと、まず、領域Aのデータが領域Bへ書き込まれ、その後、領域Bのデータが領域Cへ書き込まれることになる。この場合、領域Bのデータが領域Cへ書き込まれる前に、領域Bへ領域Aのデータが書き込まれてしまい、元々領域Bに記憶されていたデータが破壊されてしまう。
そこで、この場合、アドレス値の降順方向(デクリメント方向)へ順次データ転送を行うようにする。すると、まず、領域Bのデータが領域Cへ書き込まれ、その後、領域Aのデータが領域Bへ書き込まれる。そのため、データが破壊されることなく、転送が行える。
図2に基づき、データの転送元領域と転送先領域との一部が重なりつつ、データの転送元領域と転送先領域とが逆方向にずれている場合について説明する。転送元領域と転送先領域とが逆方向にずれているとは、転送元領域の先頭アドレスのアドレス値が、転送先領域の先頭アドレスのアドレス値よりも大きい場合である。
図2でも、図1と同様に、転送元領域と転送先領域とが同じデバイスにおける領域であり、領域Bが重なっている。しかし、図2では、転送元領域の先頭アドレスである領域Bの先頭アドレスのアドレス値は、転送先領域の先頭アドレスである領域Aの先頭アドレスのアドレス値よりも大きく、転送元領域と転送先領域とが逆方向にずれている。
この場合、アドレス値の降順方向(デクリメント方向)へ順次データ転送を行うと、まず、領域Cのデータが領域Bへ書き込まれ、その後、領域Bのデータが領域Aへ書き込まれることになる。この場合、領域Bのデータが領域Aへ書き込まれる前に、領域Bへ領域Cのデータが書き込まれてしまい、元々領域Bに記憶されていたデータが破壊されてしまう。
そこで、この場合、アドレス値の昇順方向(インクリメント方向)へ順次データ転送を行うようにする。すると、まず、領域Bのデータが領域Aへ書き込まれ、その後、領域Cのデータが領域Bへ書き込まれる。そのため、データが破壊されることなく、転送が行える。
つまり、転送元領域と転送先領域とが順方向にずれている場合には、アドレス値の降順方向へ順次データ転送を行うデクリメント転送を行えばデータ破壊は発生しない。一方、転送元領域と転送先領域とが逆方向にずれている場合には、アドレス値の昇順方向へ順次データ転送を行うインクリメント転送を行えばデータ破壊は発生しない。
図3は、バースト転送機能を用いた場合におけるデータ転送の順序の説明図である。図3では、バースト転送機能を用いてデクリメント方向のデータ転送を行う場合を示している。
通常のデータ転送では、1回のリード/ライト要求で1個の単位量のデータの転送のみ可能である。これに対して、バースト転送機能を用いた場合、1回のリード/ライト要求で複数個の単位量のデータの転送が可能である。
図3では、データ1〜8の8個の単位量のデータの転送を行うことを想定している。そのため、通常のデータ転送では、8回のリード/ライト要求が必要となる。これに対して、バースト転送機能を用いた場合、2回のリード/ライト要求で転送が可能である。なお、ここでは、1回のリード/ライト要求で4個の単位量のデータの転送が可能な4バースト転送を想定している。
ここで、バーストリードコマンド(トランザクション)の発行順序は、インクリメント方向にもデクリメント方向にもできる。しかし、バーストリードコマンド内におけるデータの読み出し順序は、インクリメント方向にしかできない。そのため、図3に示すように、データ5〜8を読み出す4バーストリードコマンドを1個目、データ1〜4を読み出す4バーストリードコマンドを2個目というデクリメント方向の順にバーストリードコマンドを発行しても、データの読み出し順序は、データ5,6,7,8,1,2,3,4の順になってしまう。つまり、データ8,7,6,5,4,3,2,1の順に読み出すことはできない。
したがって、転送元領域と転送先領域とが順方向にずれている場合において、バースト転送機能を用いてデータ転送を行うと、デクリメント転送を用いてもデータ破壊を防止することはできない。
なお、バーストライトコマンドの場合も、バーストリードコマンドの場合と同様に、バーストライトコマンドの発行順序は、インクリメント方向にもデクリメント方向にもできる。しかし、バーストライトコマンド内におけるデータの書き込み順序は、インクリメント方向にしかできない。
図4は、実施の形態1に係るDMA転送システム10の構成図である。
DMA転送システム10は、DMA転送制御装置100(データ転送装置)、CPU200、メモリ300を備える。
DMA転送制御装置100は、CPU200等の使用者によってレジスタに設定されたDMA情報に従い、メモリ300にアクセスしてデータ転送を行う装置である。
CPU200は、転送元領域を指定する転送元アドレス、転送先領域を指定する転送先アドレス、転送データのサイズを指定する転送サイズ、転送タイプ(インクリメント転送又はデクリメント転送)のDMA情報をDMA転送制御装置100のレジスタに設定し、DMA転送制御装置100にデータ転送を実行させる。ここでは、CPU200がDMA情報を設定するとしたが、CPU200ではなく、他の装置やシステムがDMA情報を設定してもよい。
メモリ300は、データ転送の転送元領域及び転送先領域となる対象リソースである。
図5は、実施の形態1に係るDMA転送制御装置100の構成図である。
なお、図5において、実線はデータが流れるデータ線を表し、破線は制御信号が流れる制御線を表す。
DMA転送制御装置100は、転送元リード制御部110、バッファライト制御部120、内部バッファ130(リングバッファ)、バッファリード制御部140、転送先ライト制御部150、データ非破壊制御部160、バッファライト周期カウント部170、バッファリード周期カウント部180を備える。
転送元リード制御部110は、メモリ300の転送元領域に記憶されたデータを読み出す転送元リードコマンドをメモリ300へ出力する。
転送元リードコマンドは、リードアドレス、リードアドレス有効信号(もしくは、リード要求信号)、その他(バーストサイズ、バースト長)の信号をまとめた情報である。
バッファライト制御部120は、転送元リード制御部110が出力した転送元リードコマンドによって読み出された転送元リードデータをリード専用バスを介して取得する。
また、バッファライト制御部120は、取得した転送元リードデータをバッファライトデータとして内部バッファ130へ出力し、内部バッファ130におけるバッファライトポインタによって指定した位置にバッファライトデータを書き込む。バッファライトポインタは、現在のバッファライト先を示した情報である。
バッファライト制御部120は、バッファライトデータの書き込みが完了した位置をバッファライト完了ポインタとして、データ非破壊制御部160へ通知する。バッファライト完了ポインタは、言い替えれば、内部バッファ130における読み出し準備が完了した完了領域を示した情報である。
内部バッファ130は、DMA転送制御装置100に内蔵された転送データ格納用のリソースである。
バッファリード制御部140は、内部バッファ130におけるバッファリードポインタによって指定した位置からデータをバッファリードデータとして読み出す。バッファリードポインタは、現在のバッファリード先を示した情報である。
また、バッファリード制御部140は、読み出したバッファリードデータを転送先ライトデータとしてライト専用バスを介してメモリ300へ出力する。
バッファリード制御部140は、バッファリードポインタをデータ非破壊制御部160へ通知する。
転送先ライト制御部150は、メモリ300へ転送先ライトコマンドを出力して、バッファリード制御部140が出力した転送先ライトデータを転送先領域に書き込む。
転送先ライトコマンドは、ライトアドレス、ライトアドレス有効信号(もしくは、ライト要求信号)、ライトデータ有効信号、その他(バーストサイズ、バースト長、ストローブ信号)の信号をまとめた情報である。
データ非破壊制御部160は、CPU200によって設定された転送タイプ(インクリメント転送又はデクリメント転送)を各制御部、各カウント部へ通知する。なお、各制御部とは、転送元リード制御部110、バッファライト制御部120、バッファリード制御部140、転送先ライト制御部150のことである。また、各カウント部とは、バッファライト周期カウント部170、バッファリード周期カウント部180のことである。
また、データ非破壊制御部160は、デクリメント転送の場合、「バッファライト周期カウント部170がカウントしたラップアラウンドの回数(バッファライト周期カウンタ値)と、バッファリード周期カウント部180がカウントしたラップアラウンドの回数(バッファリード周期カウンタ値)との大小関係」と、「バッファライト完了ポインタの値と、バッファリードポインタの値の大小関係」とに基づき、バッファリードポインタが示す位置のデータ読み出し準備ができているか否かを判定する。そして、データ非破壊制御部160は、データ読み出し準備ができていると判定した場合に、転送先ライト可能指示をバッファリード制御部140、転送先ライト制御部150へ出力する。なお、データ非破壊制御部160は、インクリメント転送の場合、バッファライト完了ポインタやバッファリードポインタに関わらず、常に転送先ライト可能指示を出力する。
バッファリード制御部140は、データ非破壊制御部160から転送先ライト可能指示を受信すると、内部バッファ130からデータを読み出す。また、転送先ライト制御部150は、データ非破壊制御部160から転送先ライト可能指示を受信すると、転送先ライトコマンドを出力する。
バッファライト周期カウント部170は、デクリメント転送の場合、バッファライト完了ポインタがラップアラウンドした回数をカウントするカウンタである。
バッファリード周期カウント部180は、デクリメント転送の場合、バッファリードポインタがラップアラウンドした回数をカウントするカウンタである。
なお、リード専用バスは、転送元リードコマンド、転送元リードデータを流すバスであり、ライト専用バスは、転送先ライトコマンド、転送先ライトデータを流すバスである。リード専用バスとライト専用バスとには依存関係がなく、パラレルに動作可能である。
図6は、実施の形態1に係るデータ非破壊制御部160の構成図である。
データ非破壊制御部160は、転送タイプ設定レジスタ161、バッファライト完了ポインタ設定レジスタ162、バッファリードポインタ設定レジスタ163、第1バッファ準備完了判断部164、第2バッファ準備完了判断部165、ラップアラウンド回数一致判断部166、セレクタ167を備える。
転送タイプ設定レジスタ161には、CPU200から転送タイプが設定される。転送タイプ設定レジスタ161に設定された転送タイプがデータ非破壊制御部160から各制御部へ通知される。
バッファライト完了ポインタ設定レジスタ162には、バッファライト制御部120からバッファライト完了ポインタが設定される。
バッファリードポインタ設定レジスタ163には、バッファリード制御部140からバッファリードポインタが設定される。
第1バッファ準備完了判断部164は、転送タイプ、バッファライト完了ポインタ、バッファリードポインタに基づき、内部バッファ130からのデータ読み出し準備が完了しているか否かを判断する。データ読み出し準備が完了していると判定した場合、データ破壊が発生しないと判定し、セレクタ167へ転送先ライト可能指示(ポインタ)を出力する。
第2バッファ準備完了判断部165は、バッファライト周期カウント部170から得たバッファライト周期カウンタ値と、バッファリード周期カウント部180から得たバッファリード周期カウンタ値とに基づき、内部バッファ130からのデータ読み出し準備が完了しているか否かを判断する。データ読み出し準備完了していると判定した場合、データ破壊が発生しないと判定し、セレクタ167へ転送先ライト可能指示(カウンタ)を出力する。
ラップアラウンド回数一致判断部166は、バッファライト周期カウント部170から得たバッファライト周期カウンタ値と、バッファリード周期カウント部180から得たバッファリード周期カウンタ値とが一致しているか否かを判断する。
セレクタ167は、ラップアラウンド回数一致判断部166の判断結果に基づいて、第1バッファ準備完了判断部164から出力された転送先ライト可能指示(ポインタ)と、第2バッファ準備完了判断部165から出力された転送先ライト可能指示(カウンタ)とのどちらを転送先ライト可能指示として出力するかを選択する。セレクタ167は、選択した転送先ライト可能指示を、バッファリード制御部140と転送先ライト制御部150とへ出力する。
図7は、実施の形態1に係るバッファライト周期カウント部170の構成図である。
バッファライト周期カウント部170は、ラップアラウンド検出部171、ラップアラウンド回数カウント部172を備える。
ラップアラウンド検出部171は、デクリメント転送の場合、バッファライト完了ポインタがラップアラウンドしたか否かを検出する。
ラップアラウンド回数カウント部172は、ラップアラウンド検出部171がラップアラウンドを検出した場合にバッファライト周期カウンタ値を+1カウントアップする。そして、ラップアラウンド回数カウント部172は、カウントアップしたバッファライト周期カウンタ値をデータ非破壊制御部160へ出力する。
図8は、実施の形態1に係るバッファリード周期カウント部180の構成図である。
バッファリード周期カウント部180は、ラップアラウンド検出部181、ラップアラウンド回数カウント部182を備える。
ラップアラウンド検出部181は、デクリメント転送の場合、バッファリードポインタがラップアラウンドしたか否かを検出する。
ラップアラウンド回数カウント部182は、ラップアラウンド検出部181がラップアラウンドを検出した場合にバッファリード周期カウンタ値を+1カウントアップする。そして、ラップアラウンド回数カウント部182は、カウントアップしたバッファリード周期カウンタ値をデータ非破壊制御部160へ出力する。
次に、DMA転送制御装置100の動作について説明する。
図9は、実施の形態1に係るDMA転送制御装置100全体の動作を示すフローチャートである。
S11では、CPU200がDMA転送制御装置100のレジスタにDMA情報を設定し、DMA転送制御装置100を起動する。すると、S12では、DMA転送制御装置100のデータ非破壊制御部160がレジスタ(転送タイプ設定レジスタ161)に設定された転送タイプ(インクリメント転送、又は、デクリメント転送)を各制御部へ通知する。レジスタにインクリメント転送が設定された場合、処理をS13へ進め、デクリメント転送が設定された場合、処理をS14へ進める。
S13では、DMA転送制御装置100がメモリ300に対してインクリメント転送を行う。一方、S14では、DMA転送制御装置100がメモリ300に対してデクリメント転送を行う。
そして、S15では、DMA転送制御装置100が指定されたデータ長のデータを転送し終えた場合等、DMA転送停止要因があったときに転送動作を停止する。
図10は、実施の形態1に係る転送元リード制御部110の動作を示すフローチャートである。なお、図10は、図9におけるS13又はS14における転送元リード制御部110の動作を示す。
S21では、転送元リード制御部110がデータ非破壊制御部160から送信された転送タイプに基づき、インクリメント転送かデクリメント転送かを判定する。インクリメント転送と判定した場合、処理をS22へ進め、デクリメント転送と判定した場合、処理をS23へ進める。
S22及びS23では、転送元リード制御部110が1つのバーストリードコマンドを転送元リードコマンドとして生成する。バーストリードコマンドは、図3に基づき説明したように、単位量のデータづつ所定個の単位量のデータをリード開始アドレスからアドレス値の昇順に読み出すコマンドである。
S22,S23に続いて、S24では、転送元リード制御部110が、転送元リードコマンドによって読み出されるデータを格納する空き領域が内部バッファ130にあるか否かによって、リードアクセス可能か否か判定する。リードアクセス可能と判定した場合(S24でYES)、処理をS25へ進める。一方、リードアクセス不可能と判定した場合(S24でNO)、S24へ処理を戻し、所定の時間経過後再びリードアクセス可能か否か判定する。
S25では、転送元リード制御部110が生成した転送元リードコマンドをメモリ300に対して発行して、転送元領域からデータを読み出す。
そして、S26では、転送元リード制御部110が、転送サイズ分のデータを読み出す転送元リードコマンドをメモリ300へ送信したか否かにより、メモリ300へのリードアクセスを終了するか否か判定する。リードアクセスを終了すると判定した場合(S26でYES)、処理を終了する。一方、リードアクセスを終了しないと判定した場合(S26でNO)、処理をS21へ戻す。
なお、S22では、転送元リード制御部110は、インクリメント方向にバーストリードコマンドを生成する。つまり、バーストリードコマンドのリード開始アドレスのアドレス値が昇順になるように、バーストリードコマンドを生成する。
一方、S23では、転送元リード制御部110は、デクリメント方向にバーストリードコマンドを生成する。つまり、バーストリードコマンドのリード開始アドレスのアドレス値が降順になるように、バーストリードコマンドを生成する。
図11は、実施の形態1に係るバッファライト制御部120の動作を示すフローチャートである。なお、図11は、図9におけるS13又はS14におけるバッファライト制御部120の動作を示す。
S31では、バッファライト制御部120がデータ非破壊制御部160から送信された転送タイプに基づき、インクリメント転送かデクリメント転送かを判定する。インクリメント転送と判定した場合、処理をS32へ進め、デクリメント転送と判定した場合、処理をS33へ進める。
S32及びS33では、バッファライト制御部120が1つの転送元リードコマンドに対応する1つのバーストライトコマンドをバッファライトコマンドとして生成する。このバッファライトコマンドは、対応する転送元リードコマンドのリード開始アドレスに対応する、内部バッファ130におけるアドレスをライト開始アドレスとして、ライト開始アドレスからアドレス値の昇順にデータを書き込むコマンドである。
なお、この際、バッファライト制御部120は、リード開始アドレスや、何個の単位量のデータを読み出す転送元リードコマンドを発行するかなどの情報を転送元リード制御部110から取得して、転送元リードコマンドに対応するバッファライトコマンドを生成する。あるいは、バッファライト制御部120は、転送元リード制御部110と同様のロジックにより、リード開始アドレスや、転送元リード制御部110が何個の単位量のデータを読み出す転送元リードコマンドを発行するかなどを判定して、転送元リードコマンドに対応するバッファライトコマンドを生成してもよい。
また、S33では、バッファライト制御部120は、バッファライト完了ポインタをデータ非破壊制御部160のバッファライト完了ポインタ設定レジスタ162に設定する。この際、バッファライト完了ポインタは、バッファライトポインタが示すアドレス値に、そのライトコマンドで書き込むデータサイズ分のアドレス値を加えたアドレス値を示すものとする。
S32,S33に続いて、S34では、バッファライト制御部120が内部バッファ130に対してバッファライトコマンドを発行する。これにより、1つの転送元リードコマンドによって転送元領域から読み出されたデータを、内部バッファ130に書き込む。
そして、S35では、バッファライト制御部120が、転送サイズ分のデータを書き込むバッファライトコマンドを内部バッファ130へ送信したか否かにより、内部バッファ130へのライトアクセスを終了するか否かを判定する。ライトアクセスを終了すると判定した場合(S35でYES)、処理を終了し、ライトアクセスを終了しないと判定した場合(S35でNO)、処理をS31へ戻す。
なお、S35では、ライトアクセスを終了すると判定した場合(S35でYES)、バッファライト制御部120は、最後に発行したバーストライトコマンドにおけるライト開始アドレスをバッファライト完了ポインタとして、バッファライト完了ポインタ設定レジスタ162に設定した上で、処理を終了する。
図12は、バッファリード制御部140の動作を示すフローチャートである。なお、図12は、図9におけるS13又はS14におけるバッファリード制御部140の動作を示す。
S41では、バッファリード制御部140がデータ非破壊制御部160から送信された転送タイプに基づき、インクリメント転送かデクリメント転送かを判定する。インクリメント転送と判定した場合、処理をS42へ進め、デクリメント転送と判定した場合、処理をS43へ進める。
S42及びS43では、バッファリード制御部140が、1つの転送先ライトコマンドに対応する1つのバーストリードコマンドをバッファリードコマンドとして生成する。このバッファリードコマンドは、対応する転送先ライトコマンドのライト開始アドレスに対応する、内部バッファ130におけるアドレスをリード開始アドレスとして、リード開始アドレスからアドレス値の昇順にデータを読み出すコマンドである。
なお、この際、バッファリード制御部140は、ライト開始アドレスや、何個の単位量のデータを書き込む転送先ライトコマンドを発行するかなどの情報を転送先ライト制御部150から取得して、転送先ライトコマンドに対応するバッファリードコマンドを生成する。あるいは、バッファリード制御部140は、転送先ライト制御部150と同様のロジックにより、ライト開始アドレスや、転送先ライト制御部150が何個の単位量のデータを書き込む転送先ライトコマンドを発行するかなどを判定して、転送先ライトコマンドに対応するバッファリードコマンドを生成してもよい。
また、S42及びS43では、バッファリード制御部140は、バッファリードコマンドの生成の際、そのバッファリードコマンドのリード開始アドレスを示すバッファリードポインタをデータ非破壊制御部160のバッファリードポインタ設定レジスタ163に設定する。
S42,S43に続いて、S44では、バッファリード制御部140が、リードアクセス可能か否か判定する。バッファリード制御部140は、(1)転送先ライトコマンドによって書き込まれるだけのデータが内部バッファ130に格納されており、かつ、(2)データ非破壊制御部160から転送先ライト可能指示を受信した場合に、リードアクセス可能と判定する。リードアクセス可能と判定した場合(S44でYES)、処理をS45へ進める。一方、リードアクセス不可能と判定した場合(S44でNO)、S44へ処理を戻し、所定の時間経過後再びリードアクセス可能か否か判定する。
S45では、バッファリード制御部140が内部バッファ130に対してバッファリードコマンドを発行する。これにより、1つの転送先ライトコマンドによって転送先領域へ書き込まれるデータを、内部バッファ130から読み出し、メモリ300へ送信する。
そして、S46では、バッファリード制御部140が、転送サイズ分のデータを読み出すバッファリードコマンドを内部バッファ130へ送信したか否かにより、内部バッファ130へのリードアクセスを終了するか否かを判定する。リードアクセスを終了すると判定した場合(S46でYES)、処理を終了し、リードアクセスを終了しないと判定した場合(S46でNO)、処理をS41へ戻す。
図13は、実施の形態1に係る転送先ライト制御部150の動作を示すフローチャートである。なお、図13は、図9におけるS13又はS14における転送先ライト制御部150の動作を示す。
S51では、転送先ライト制御部150がデータ非破壊制御部160から送信された転送タイプに基づき、インクリメント転送かデクリメント転送かを判定する。インクリメント転送と判定した場合、処理をS52へ進め、デクリメント転送と判定した場合、処理をS53へ進める。
S52及びS53では、転送先ライト制御部150が1つのバーストライトコマンドを転送先ライトコマンドとして生成する。バーストライトコマンドは、図3に基づき説明したように、単位量のデータづつ所定個の単位量のデータをライト開始アドレスからアドレス値の昇順に書き込むコマンドである。
S52,S53に続いて、S54では、転送先ライト制御部150が、バッファリード制御部140がリードアクセス可能か否か判定する条件と同じ条件により、ライトアクセス可能か否か判定する。つまり、転送先ライト制御部150は、(1)転送先ライトコマンドによって書き込まれるだけのデータが内部バッファ130に格納されており、かつ、(2)データ非破壊制御部160から転送先ライト可能指示を受信した場合に、ライトアクセス可能と判定する。ライトアクセス可能と判定した場合(S54でYES)、処理をS55へ進める。一方、ライトアクセス不可能と判定した場合(S54でNO)、S54へ処理を戻し、所定の時間経過後再びライトアクセス可能か否か判定する。
S55では、転送先ライト制御部150が生成した転送先ライトコマンドをメモリ300に対して発行して、転送先領域へデータを書き込む。
そして、S56では、転送先ライト制御部150が、転送サイズ分のデータを書き込む転送先ライトコマンドをメモリ300へ送信したか否かにより、メモリ300へのライトアクセスを終了するか否か判定する。ライトアクセスを終了すると判定した場合(S56でYES)、処理を終了する。一方、ライトアクセスを終了しないと判定した場合(S56でNO)、処理をS51へ戻し、次の転送先ライトコマンドを生成し、メモリ300へ送信して、データを書き込む。
なお、S52では、転送先ライト制御部150は、インクリメント方向にバーストライトコマンドを生成する。つまり、バーストライトコマンドのライト開始アドレスのアドレス値が昇順になるように、バーストライトコマンドを生成する。
一方、S53では、転送先ライト制御部150は、デクリメント方向にバーストライトコマンドを生成するということである。つまり、バーストライトコマンドのライト開始アドレスのアドレス値が降順になるように、バーストライトコマンドを生成する。
図14は、実施の形態1に係るデータ非破壊制御部160の動作を示すフローチャートである。なお、図14は、図9におけるS13又はS14におけるデータ非破壊制御部160の動作を示す。
S61では、データ非破壊制御部160が、転送タイプ設定レジスタ161に設定された転送タイプに従い、インクリメント転送かデクリメント転送かを判定する。デクリメント転送と判定した場合、処理をS62へ進め、インクリメント転送と判定した場合、処理をS66へ進める。
S62では、データ非破壊制御部160が、バッファライト周期カウント部170がカウントしたバッファライト周期カウンタ値が、バッファリード周期カウント部180がカウントしたバッファリード周期カウンタ値より大きいか否かを判定する。バッファライト周期カウンタ値がバッファリード周期カウンタ値より大きくない場合(S62でNO)、処理をS63へ進め、バッファライト周期カウンタ値がバッファリード周期カウンタ値より大きい場合(S62でYES)、処理をS66へ進める。
S63では、データ非破壊制御部160が、バッファライト周期カウント部170がカウントしたバッファライト周期カウンタ値が、バッファリード周期カウント部180がカウントしたバッファリード周期カウンタ値より小さいか否かを判定する。バッファライト周期カウンタ値がバッファリード周期カウンタ値より小さくない場合(S63でNO)、処理をS64へ進める。バッファライト周期カウンタ値がバッファリード周期カウンタ値より小さい場合(S63でYES)、処理をS65へ進める。
S64では、データ非破壊制御部160が、バッファライト完了ポインタ設定レジスタ162に設定されたバッファライト完了ポインタが示すアドレス値が、バッファリードポインタ設定レジスタ163に設定されたバッファリードポインタが示すアドレス値以下か否かを判定する。バッファライト完了ポインタが示すアドレス値がバッファリードポインタが示すアドレス値以下でない場合(S64でNO)、処理をS65へ進める。一方、バッファライト完了ポインタが示すアドレス値がバッファリードポインタが示すアドレス値以下である場合(S64でYES)、処理をS66へ進める。
S65では、データ非破壊制御部160は、バッファ読み出しの準備が未完了であると判定し、転送先ライト可能指示を送信しない。一方、S66では、データ非破壊制御部160は、バッファ読み出しの準備が完了したと判定し、バッファリード制御部140と転送先ライト制御部150とへ転送先ライト可能指示を送信する。
S67では、データ非破壊制御部160は、転送サイズ分のデータの転送が完了したか否かにより、処理を終了するか否か判定する。処理を終了すると判定した場合(S67でYES)、処理を終了する。一方、処理を終了しないと判定した場合(S67でNO)、処理をS61へ戻し、再びバッファの準備が完了したか否かを判定する。
つまり、インクリメント転送の場合、常にバッファ準備完了と判定される。
一方、デクリメント転送の場合、
(1)「バッファライト周期カウンタ値>バッファリード周期カウンタ値」が成立したとき、及び、(2)「バッファライト周期カウンタ値=バッファリード周期カウンタ値」が成立し、かつ、「バッファライト完了ポインタが示すアドレス値≦バッファリードポインタが示すアドレス値」が成立したとき、バッファ準備完了と判定される。
図15は、実施の形態1に係るバッファライト周期カウント部170の動作を示すフローチャートである。なお、図15は、図9におけるS13又はS14におけるバッファライト周期カウント部170の動作を示す。
S71では、バッファライト周期カウント部170が、データ非破壊制御部160から送信された転送タイプに基づき、インクリメント転送かデクリメント転送かを判定する。デクリメント転送と判定した場合、処理をS72へ進め、インクリメント転送と判定した場合、処理をS74へ進める。
S72では、バッファライト周期カウント部170が、バッファライト制御部120が生成したバッファライト完了ポインタがラップアラウンドしたか否かを判定する。ラップアラウンドしたと判定した場合(S72でYES)、処理をS73に進める。ラップアラウンドしなかったと判定した場合(S72でNO)、処理をS74へ進める。
S73では、バッファライト周期カウント部170が、カウンタを+1カウントアップする。
S74では、バッファライト周期カウント部170が、転送サイズ分のデータの転送が完了したか否かにより、処理を終了するか否か判定する。処理を終了すると判定した場合(S74でYES)、処理を終了する。一方、処理を終了しないと判定した場合(S74でNO)、処理をS71へ戻し、再びカウンタをカウントアップするか否かを判定する。
図16は、実施の形態1に係るバッファリード周期カウント部180の動作を示すフローチャートである。なお、図16は、図9におけるS13又はS14におけるバッファリード周期カウント部180の動作を示す。
S81では、バッファリード周期カウント部180が、データ非破壊制御部160から送信された転送タイプに基づき、インクリメント転送かデクリメント転送かを判定する。デクリメント転送と判定した場合、処理をS82へ進め、インクリメント転送と判定した場合、処理をS84へ進める。
S82では、バッファリード周期カウント部180が、バッファリード制御部140が生成したバッファリードポインタがラップアラウンドしたか否かを判定する。ラップアラウンドしたと判定した場合(S82ではYES)、処理をS83に進める。ラップアラウンドしなかったと判定した場合(S82ではNO)、処理をS84へ進める。
S83では、バッファリード周期カウント部180が、カウンタを+1カウントアップする。
S84では、バッファリード周期カウント部180が、転送サイズ分のデータの転送が完了したか否かにより、処理を終了するか否か判定する。処理を終了すると判定した場合(S84でYES)、処理を終了する。一方、処理を終了しないと判定した場合(S84でNO)、処理をS81へ戻し、再びカウンタをカウントアップするか否かを判定する。
次に、DMA転送制御装置100の具体的な動作例を説明する。
図17から図21は、内部バッファ130のサイズより大きいサイズのデータをDMA転送し、バッファライト完了ポインタが先にラップアラウンドしたときのDMA転送時におけるデータの変化を示す図である。つまり、図17から図21は、「バッファライト周期カウンタ値>バッファリード周期カウンタ値」となる場合におけるデータの変化を示す図である。
図17から図21の例では、内部バッファ130のサイズを64バイトとし、1マス2バイトを示す。また、図17から図21の転送元と転送先は同じデバイスとし、1マスは2バイトを示す。
図17から図21の例では、転送元のアドレス00h〜58hの領域のデータを転送先のアドレス20hから78hの領域にデクリメント転送する。DMA転送制御装置100が転送元へ、リード1(4バーストリード)、リード2(4バーストリード)、リード3(4バーストリード)の順番で発行する。また、DMA転送制御装置100が転送先へ、ライト1(4バーストライト)、ライト2(4バーストライト)、ライト3(4バーストライト)の順番で発行する。
図17から図21の転送元の右横に示すリード順番は、DMA転送制御装置100がリードデータを取得する順番を示し、R1〜R12の順番にリードデータを受信し、同様の順番に内部バッファ130に書き込む。転送先の右横に示すライト順番は、DMA転送制御装置100が転送先にデータを出力する順番を示し、W1〜W12の順番に内部バッファ130からライトデータを受信し、同様の順番に転送先に書き込む。
図17から図21のバッファライト完了ポインタは内部バッファ130でデータが準備できた領域を、バッファリードポインタは内部バッファ130でリードする領域を示す。バッファライト周期カウンタはバッファライト完了ポインタのラップアラウンド回数を、バッファリード周期カウンタはバッファリードポインタのラップアラウンド回数を示す。両ポインタとも、ラップアラウンドするたびに+1づつカウントアップする。
まず、S11で、DMA転送制御装置100には、以下の設定情報が設定される。
転送元アドレス:00h
転送先アドレス:20h
転送サイズ:96バイト
転送タイプ:デクリメント転送
次に、S12で、データ非破壊制御部160により各制御部及び各カウント部へデクリメント転送であることが通知される。そして、S14へ進み、デクリメント転送によるDMA転送が実行される。
図17に示す手順1では、転送元リード制御部110が、転送元のアドレス40h〜58hの領域に対してリード1(4バーストリード)を発行する。転送元からリードデータを受信したら、バッファライト制御部120は内部バッファ130へ、リード1に対応するバッファライト1を発行し、アドレス20h〜38hの領域にリードデータを書き込む。バッファライト制御部120は、バッファライト1が完了したら、バッファライト完了ポインタを20hに更新する。
バッファリード制御部140は、バッファリードポインタを、20h(転送先へ発行するライト1(4バーストライト)で出力するデータの読み出し領域)に設定する。
図18に示す手順2では、転送元リード制御部110は、転送元のアドレス20h〜38hの領域に対してリード2(4バーストリード)を発行する。転送元からリードデータを受信したら、バッファライト制御部120は内部バッファ130へ、リード2に対応するバッファライト2を発行し、アドレス00h〜18hの領域にリードデータを書き込む。バッファライト制御部120は、バッファライト2が完了したら、バッファライト完了ポインタを00hに更新する。
上記の転送元リードと並列に、データ非破壊制御部160は、「バッファライト周期カウンタ値=バッファリード周期カウンタ値」かつ「バッファライト完了ポインタ値≦バッファリードポインタ値」を検出し、転送先ライト可能指示を出力する。バッファリード制御部140は、転送先ライト可能指示を検出したら、内部バッファ130のアドレス20h〜38hの領域に対してバッファリード1を発行して転送先ライトデータを読み出す。転送先ライト制御部150は、転送先のアドレス60h〜78hの領域に対してライト1(4バーストライト)を発行する。
図19に示す手順3では、転送元リード制御部110は、転送元のアドレス00h〜18hの領域に対して、リード3(4バーストリード)を発行する。転送元からリードデータを受信したら、バッファライト制御部120は内部バッファ130へ、リード3に対応するバッファライト3を発行し、アドレス20h〜38hの領域にリードデータを書き込む。バッファライト3が完了したら、バッファライト完了ポインタが20hに更新し、ラップアラウンドが発生する。バッファライト周期カウント部170は、バッファライト完了ポインタのラップアラウンドを検出し、バッファライト周期カウンタ値を+1カウントアップする。
バッファリード制御部140は、バッファリード1を完了したら、バッファリードポインタを00hに更新する。データ非破壊制御部160は、「バッファライト周期カウンタ値>バッファリード周期カウンタ値」を検出し、データ準備完了と判定し、転送先ライト可能指示を出力する。バッファリード制御部140は、転送先ライト可能指示を検出したら、内部バッファ130のアドレス00h〜18hの領域に対してバッファリード2を発行する。転送先ライト制御部150は、転送先のアドレス40h〜58hへの領域に対してライト2(4バーストライト)を発行する。
図20に示す手順4では、バッファリード制御部140は、バッファリード2を完了したら、バッファリードポインタを20hに更新し、ラップアラウンドが発生する。バッファリード周期カウント部180はラップアラウンドを検出し、バッファリード周期カウンタ値を+1カウントアップする。データ非破壊制御部160は、「バッファライト周期カウンタ値=バッファリード周期カウンタ値」かつ「バッファライト完了ポインタ値≦バッファリードポインタ値」を検出し、データ準備完了と判定し、転送先ライト可能指示を出力する。バッファリード制御部140は、転送先ライト可能指示を検出したら、内部バッファ130のアドレス20h〜38hの領域に対してバッファリード3を発行する。転送先ライト制御部150は、転送先のアドレス20h〜38hへの領域に対してライト3(4バーストライト)を発行する。
図21に示す手順5では、DMA転送結果を示す。転送先に示すように、データ破壊が発生することなく、データの転送が完了している。
図22から図26は、内部バッファ130のサイズより大きいサイズのデータをDMA転送し、バッファリードポインタが先にラップアラウンドしたときのDMA転送時におけるデータの変化を示す図である。つまり、図22から図26は、「バッファライト周期カウンタ値<バッファリード周期カウンタ値」となる場合におけるデータの変化を示す図である。
図22から図26の例では、内部バッファ130のサイズを64バイトとし、1マス2バイトを示す。また、図22から図26の転送元と転送先は同じデバイスとし、1マスは2バイトを示す。
図22から図26の例では、転送元のアドレス08h〜58hの領域のデータを転送先のアドレス20hから70hの領域にデクリメント転送する。DMA転送制御装置100が転送元へ、リード1(4バーストリード)、リード2(4バーストリード)、リード3(3バーストリード)の順番で発行する。また、DMA転送制御装置100が転送先へ、ライト1(3バーストライト)、ライト2(4バーストライト)、ライト3(4バーストライト)の順番で発行する。なお、リード先、ライト先のアドレスが32バイト境界を跨いだ場合、端数処理として3バースト以下のバースト転送コマンドを発行する。
図22から図26の転送元の右横に示すリード順番は、DMA転送制御装置100がリードデータを取得する順番を示し、R1〜R11の順番にリードデータを受信し、同様の順番に内部バッファ130に書き込む。転送先の右横に示すライト順番は、DMA転送制御装置100が転送先にデータを出力する順番を示し、W1〜W11の順番に内部バッファ130ライトデータを受信し、同様の順番に転送先に書き込む。
図22から図26のバッファライト完了ポインタは内部バッファ130でデータが準備できた領域を、バッファリードポインタは内部バッファ130でリードする領域を示す。バッファライト周期カウンタはバッファライト完了ポインタのラップアラウンド回数を、バッファリード周期カウンタはバッファリードポインタのラップアラウンド回数を示す。両ポインタとも、ラップアラウンドするたびに+1づつカウントアップする。
まず、S11で、DMA転送制御装置100には、以下の設定情報が設定される。
転送元アドレス:08h
転送先アドレス:20h
転送サイズ:88バイト
転送タイプ:デクリメント転送
次に、S12で、データ非破壊制御部160により各制御部及び各カウント部へデクリメント転送であることが通知される。そして、S14へ進み、デクリメント転送によるDMA転送が実行される。
図22に示す手順1では、転送元リード制御部110が、転送元のアドレス40h〜58hの領域に対してリード1(4バーストリード)を発行する。転送元からリードデータを受信したら、バッファライト制御部120は、内部バッファ130へリード1に対応するバッファライト1を発行し、アドレス20h〜38hの領域にリードデータを書き込む。バッファライト1が完了したら、バッファライト制御部120は、バッファライト完了ポインタを20hに更新する。
バッファリード制御部140は、バッファリードポインタを、転送先へ発行するライト1(3バーストライト)で出力するデータの読み出し領域(28h)に設定する。データ非破壊制御部160は、「バッファライト周期カウンタ値=バッファリード周期カウンタ値」かつ「バッファライト完了ポインタ値≦バッファリードポインタ値」を検出し、転送先ライト可能指示を出力する。バッファリード制御部140は、転送先ライト可能指示を検出したら、内部バッファ130のアドレス28h〜38hの領域に対してバッファリード1を発行して転送先ライトデータを読み出す。転送先ライト制御部150は、転送先のアドレス60h〜70hの領域に対してライト1(3バーストライト)を発行する。
図23に示す手順2では、転送元リード制御部110は、転送元のアドレス20h〜38hの領域に対してリード2(4バーストリード)を発行する。転送元からリードデータを受信したら、バッファライト制御部120は、内部バッファ130へリード2に対応するバッファライト2を発行し、アドレス00h〜18hの領域にリードデータを書き込む。バッファライト2が完了したら、バッファライト制御部120は、バッファライト完了ポインタを00hに更新する。
バッファリード制御部140は、バッファリード1が完了したら、バッファリードポインタを08hに更新する。データ非破壊制御部160は、「バッファライト周期カウンタ値=バッファリード周期カウンタ値」かつ「バッファライト完了ポインタ値≦バッファリードポインタ値」を検出し、転送先ライト可能指示を出力する。バッファリード制御部140は、転送先ライト可能指示を検出したら、内部バッファ130のアドレス08h〜20hの領域に対してバッファリード2を発行して転送先ライトデータを読み出す。転送先ライト制御部150は、転送先のアドレス40h〜58hの領域に対してライト2(4バーストライト)を発行する。
図24に示す手順3では、転送元リード制御部110は、転送元のアドレス08h〜18hの領域に対して、リード3(3バーストリード)を発行する。転送元からリードデータを受信したら、バッファライト制御部120は、内部バッファ130へリード3に対応するバッファライト3を発行し、アドレス28h〜38hの領域にリードデータを書き込む。ここでは、バッファライト3が未完了であり、バッファライト完了ポインタは更新されていないとする。
バッファリード制御部140は、バッファリード2を完了したので、バッファリードポインタを28hに更新し、ラップアラウンドが発生する。バッファリード周期カウント部180はラップアラウンドを検出し、バッファリード周期カウンタ値を+1カウントアップする。データ非破壊制御部160は、「バッファライト周期カウンタ値<バッファリード周期カウンタ値」を検出し、データ準備未完了と判定し、転送先ライト可能指示を出力しない(転送先ライト不許可)。バッファリード制御部140は、転送先ライト可能指示を検出しないので、内部バッファ130に対する次のバッファリードを発行しない。転送先ライト制御部150も同様に、転送先に対して次のライト3(4バーストライト)を発行しない。
図25に示す手順4では、バッファライト3が完了する。そして、バッファライト制御部120は、バッファライト完了ポインタを28hに更新し、ラップアラウンドが発生する。バッファライト周期カウント部170は、バッファライト完了ポインタのラップアラウンドを検出し、バッファライト周期カウンタ値を+1カウントアップする。
データ非破壊制御部160は、「バッファライト周期カウンタ値=バッファリード周期カウンタ値」かつ「バッファライト完了ポインタ値≦バッファリードポインタ値」を検出し、データ準備完了と判定し、転送先ライト可能指示を出力する。バッファリード制御部140は、転送先ライト可能指示を検出したら、内部バッファ130のアドレス28h〜00hの領域に対してバッファリード3を発行して転送先ライトデータを読み出す。転送先ライト制御部150は、転送先のアドレス20h〜38hの領域に対してライト3(4バーストライト)を発行する。
図26に示す手順5では、DMA転送結果を示す。転送先に示すように、データ破壊が発生することなく、データの転送が完了している。
図27から図31は、内部バッファ130のサイズより小さいサイズのデータをDMA転送し、両ポインタがラップアラウンドしなかったときのDMA転送時におけるデータの変化を示す図である。つまり、図27から図31は、「バッファライト周期カウンタ値=バッファリード周期カウンタ値」となる場合におけるデータの変化を示す図である。なお、ここでは、簡略化のため、両ポインタがラップアラウンドしなかったときを具体例として挙げているが、両ポインタが同じ回数のラップアラウンドした場合でも同様の効果が得られる。
図27から図31の例では、内部バッファ130のサイズを64バイトとし、1マス2バイトを示す。また、図27から図31の転送元と転送先は同じデバイスとし、1マスは2バイトを示す。
図27から図31の例では、転送元のアドレス00h〜30hの領域のデータを転送先のアドレス18h〜48hの領域にデクリメント転送する。DMA転送制御装置100が転送元へ、リード1(3バーストリード)、リード2(4バーストリード)の順番で発行する。DMA転送制御装置100が転送先へ、ライト1(4バーストライト)、ライト2(3バーストライト)の順番で発行する。なお、リード先、ライト先のアドレスが32バイト境界を跨いだ場合、端数処理として3バースト以下のバースト転送コマンドを発行する。
図27から図31の転送元の右横に示すリード順番は、DMA転送制御装置100がリードデータを取得する順番を示し、R1〜R7の順番にリードデータを受信し、同様の順番に内部バッファ130に書き込む。転送先の右横に示すライト順番は、DMA転送制御装置100が転送先にデータを出力する順番を示し、W1〜W7の順番に内部バッファ130からライトデータを受信し、同様の順番に転送先に書き込む。
図27から図31のバッファライト完了ポインタは内部バッファ130でデータが準備できた領域を、バッファリードポインタは内部バッファ130でリードする領域を示す。バッファライト周期カウンタはバッファライト完了ポインタのラップアラウンド回数を、バッファリード周期カウンタはバッファリードポインタのラップアラウンド回数を示す。両ポインタとも、ラップアラウンドするたびに+1づつカウントアップする。
まず、S11で、DMA転送制御装置100には、以下の設定情報が設定される。
転送元アドレス:00h
転送先アドレス:30h
転送サイズ:56バイト
転送タイプ:デクリメント転送
次に、S12で、データ非破壊制御部160により各制御部及び各カウント部へデクリメント転送であることが通知される。そして、S14へ進み、デクリメント転送によるDMA転送が実行される。
図27に示す手順1では、転送元リード制御部110が、転送元のアドレス20h〜30hの領域に対してリード1(3バーストリード)を発行する。転送元からリードデータを受信したら、バッファライト制御部120は内部バッファ130へ、リード1に対応するバッファライト1を発行し、アドレス28h〜38hの領域にリードデータを書き込む。バッファライト1が完了したら、バッファライト制御部120は、バッファライト完了ポインタを28hに更新する。
バッファリード制御部140は、バッファリードポインタを、転送先へ発行するライト1(4バーストライト)で出力するデータの読み出し領域(20h)に設定する。
図28に示す手順2では、転送元リード制御部110は、転送元のアドレス00h〜18hの領域に対してリード2(4バーストリード)を発行する。転送元からリードデータを受信したら、バッファライト制御部120は、内部バッファ130へリード2に対応するバッファライト2を発行し、アドレス08h〜20hの領域にリードデータを書き込む。ここでは、バッファライト2が未完了であり、バッファライト制御部120は、バッファライト完了ポインタは更新されていないとする。
データ非破壊制御部160は、「バッファライト周期カウンタ値=バッファリード周期カウンタ値」かつ「バッファライト完了ポインタ値>バッファリードポインタ値」を検出し、データ準備未完了と判定し、転送先ライト可能指示を出力しない。バッファリード制御部140は、転送先ライト可能指示を未検出なので、バッファリード1を発行しない。転送先ライト制御部150も同様に、ライト1を発行しない。なお、手順2の状態では、次のライト1に必要なデータ量(4バースト分)はあるが、必要なデータ種類(13〜28のデータ)は揃っていないので、データ準備未完了と判断する。
図29に示す手順3では、バッファライト2が完了し、バッファライト制御部120は、バッファライト完了ポインタを08hに更新する。
データ非破壊制御部160は、「バッファライト周期カウンタ値=バッファリード周期カウンタ値」かつ「バッファライト完了ポインタ値≦バッファリードポインタ値」を検出し、データ準備完了と判定し、転送先ライト可能指示を出力する。バッファリード制御部140は、転送先ライト可能指示を検出したら、内部バッファ130のアドレス20h〜38hの領域に対してバッファリード1を発行して転送先ライトデータを読み出す。転送先ライト制御部150は、転送先のアドレス30h〜48hの領域に対してライト1(4バーストライト)を発行する。
図30に示す手順4では、バッファリード制御部140は、バッファリード1が完了すると、バッファリードポインタを08hに更新する。データ非破壊制御部160は、「バッファライト周期カウンタ値=バッファリード周期カウンタ値」かつ「バッファライト完了ポインタ値≦バッファリードポインタ値」を検出し、データ準備完了と判定し、転送先ライト可能指示を出力する。バッファリード制御部140は、転送先ライト可能指示を検出したら、内部バッファ130のアドレス08h〜18hの領域に対してバッファリード2を発行して転送先ライトデータを読み出す。転送先ライト制御部150は、転送先のアドレス18h〜28hの領域に対してライト2(3バーストライト)を発行する。
図31に示す手順5では、DMA転送結果を示す。転送先に示すように、データ破壊が発生することなく、データの転送が完了している。
実施の形態2.
実施の形態1では、CPU200がインクリメント転送を行うか、デクリメント転送を行うかを指定した。つまり、CPU200側でインクリメント転送を行うべきか、デクリメント転送を行うべきかの判断をする必要があった。
実施の形態2では、DMA転送制御装置100が転送元領域と転送先領域との重なりの状態に応じて、インクリメント転送を行うべきか、デクリメント転送を行うべきかを適切に判断する方法について説明する。
実施の形態2に係るDMA転送制御装置100は、実施の形態1に係るDMA転送制御装置100と、データ非破壊制御部160の構成のみ異なる。
図32は、実施の形態2に係るデータ非破壊制御部160の構成図である。実施の形態2に係るデータ非破壊制御部160は、実施の形態1に係るデータ非破壊制御部160が備える転送タイプ設定レジスタ161を備えていない。その代わりに、実施の形態2に係るデータ非破壊制御部160は、データ非破壊機能ON/OFF設定レジスタ191、転送元アドレス設定レジスタ192、転送先アドレス設定レジスタ193、転送サイズ設定レジスタ194、転送タイプ判断部195を備える。
データ非破壊機能ON/OFF設定レジスタ191には、データ非破壊機能をON(有効)にするか、OFF(無効)にするかが設定される。
転送元アドレス設定レジスタ192には、転送元領域の先頭アドレスが設定される。転送先アドレス設定レジスタ193には、転送先領域の先頭アドレスが設定される。転送サイズ設定レジスタ194には、転送データのサイズが設定される。
転送タイプ判断部195は、データ非破壊機能ON/OFF設定レジスタ191にONと設定されている場合、以下のように転送タイプを判断し、各制御部へ通知する。
(A)転送元領域と転送先領域とが重ならない場合、インクリメント転送と判断する。
(B)転送元領域と転送先領域とが重なる場合、以下の(a)から(c)のように判断する。
(a)転送元領域と転送先領域とが全く同じ領域ならインクリメント転送と判断する。
(b)転送元アドレス設定レジスタ192に設定されたアドレス(転送元領域の先頭アドレス)のアドレス値が、転送先アドレス設定レジスタ193に設定されたアドレス(転送先領域の先頭アドレス)のアドレス値より小さいならデクリメント転送と判断する。
(c)転送元アドレス設定レジスタ192に設定されたアドレス(転送元領域の先頭アドレス)のアドレス値が、転送先アドレス設定レジスタ193に設定されたアドレス(転送先領域の先頭アドレス)のアドレス値より大きいならインクリメント転送と判断する。
一方、転送タイプ判断部195は、データ非破壊機能ON/OFF設定レジスタ191にOFFと設定されている場合、常にインクリメント転送と各制御部へ通知する。
図33は、実施の形態2に係るDMA転送制御装置100全体の動作を示すフローチャートである。
S71は、図9のS11と同様である。この際、データ非破壊機能をONとするかOFFとするかもレジスタに設定される。
S72では、データ非破壊制御部160がレジスタ(データ非破壊機能ON/OFF設定レジスタ191)の設定がONか否かを判定する。ONである場合、処理をS73へ進め、OFFである場合、インクリメント転送であることを各制御部へ通知して、処理をS75へ進める。
S73では、データ非破壊制御部160がインクリメント転送であるか、デクリメント転送であるかを判定する。デクリメント転送である場合、デクリメント転送であることを各制御部へ通知して、処理をS74へ進める。一方、インクリメント転送である場合、インクリメント転送であることを各制御部へ通知して、処理をS75へ進める。
S74では、DMA転送制御装置100がメモリ300に対してデクリメント転送を行う。一方、S75では、DMA転送制御装置100がメモリ300に対してインリメント転送を行う。
そして、S76では、DMA転送制御装置100が指定されたデータ長のデータを転送し終えた場合等、DMA転送停止要因があったときに転送動作を停止する。
以上のように、実施の形態2に係るDMA転送制御装置100によれば、CPU200が転送タイプを指示することなく、DMA転送制御装置100側で適切な転送タイプを判断した上で、データ転送を行うことができる。
なお、以上の説明において、各制御部は、例えば、回路等によって構成されており、「〜部」を「〜回路」と読み代えても構わない。
10 DMA転送システム、100 DMA転送制御装置、110 転送元リード制御部、120 バッファライト制御部、130 内部バッファ、140 バッファリード制御部、150 転送先ライト制御部、160 データ非破壊制御部、161 転送タイプ設定レジスタ、162 バッファライト完了ポインタ設定レジスタ、163 バッファリードポインタ設定レジスタ、164 第1バッファ準備完了判断部、165 第2バッファ準備完了判断部、166 ラップアラウンド回数一致判断部、167 セレクタ、170 バッファライト周期カウント部、171 ラップアラウンド検出部、172 ラップアラウンド回数カウント部、180 バッファリード周期カウント部、181 ラップアラウンド検出部、182 ラップアラウンド回数カウント部、191 データ非破壊機能ON/OFF設定レジスタ、192 転送元アドレス設定レジスタ、193 転送先アドレス設定レジスタ、194 転送サイズ設定レジスタ、195 転送タイプ判断部、200 CPU、300 メモリ。

Claims (4)

  1. 逆方向のバースト転送が定義されていないバス仕様における、転送元領域に記憶されたデータを転送先領域へバースト転送するデータ転送装置であり、
    所定個の単位量のデータを単位量のデータ毎にリード開始アドレスからアドレス値の昇順に読み出すリードコマンドを、前記リード開始アドレスのアドレス値が降順になるように複数個生成して順に出力する転送元リード制御部と、
    前記転送元リード制御部がリードコマンドを出力した順に、前記リードコマンドによって読み出されたデータを単位量毎に取得してリングバッファへ書き込むとともに、前記リードコマンドによって読み出されたデータの前記リングバッファへの書き込みが終了した場合に、前記リード開始アドレスに対応するリングバッファにおけるアドレスにライト完了ポインタを設定するバッファライト制御部と、
    前記バッファライト制御部が書き込んだデータを前記リングバッファから読み出すバッファリード制御部と、
    前記バッファリード制御部が読み出したデータを前記転送先領域に書き込む転送先ライト制御部であって、前記転送元領域と前記転送先領域とが重なっている場合に、前記転送先領域を分割した各分割領域に対してデータを昇順方向に書き込むバーストライトコマンドを生成するとともに、前記転送元領域と前記転送先領域とがアドレスの昇順方向に重なっている場合には前記分割領域の先頭アドレスが大きい順に前記分割領域毎の書き込みを行うデクリメント転送を実行する転送先ライト制御部と、
    前記転送先ライト制御部が前記デクリメント転送を実行する場合に、前記バッファライト制御部によるラップアラウンドの回数と、前記バッファリード制御部によるラップアラウンドの回数との大小関係から、前記転送先領域へのデータ書き込みを許可するか否かを判定するデータ非破壊制御部と
    を備え、
    前記バッファリード制御部は、前記転送先ライト制御部が次に出力するライトコマンドにおけるライト開始アドレスに対応する、前記リングバッファにおけるアドレスにリードポインタを設定し、
    前記データ非破壊制御部は、デクリメント転送を行うと判定した場合、前記バッファライト制御部によるラップアラウンドの回数が前記バッファリード制御部によるラップアラウンドの回数よりも多い場合と、前記バッファライト制御部によるラップアラウンドの回数と前記バッファリード制御部によるラップアラウンドの回数とが同じであり、前記リードポインタが設定されたアドレスのアドレス値が、前記ライト完了ポインタに設定されたアドレスのアドレス値以上である場合とに、書き込みを許可すると判定し、インクリメント転送を行うと判定した場合、前記リードポインタと前記ライト完了ポインタとに設定されたアドレスに関わらず、書き込みを許可すると判定し、
    前記転送先ライト制御部は、書き込みを許可すると前記データ非破壊制御部が判定した場合に、前記デクリメント転送による前記バーストライトコマンドを出力する
    ことを特徴とするデータ転送装置。
  2. 前記バッファライト制御部は、リードコマンドによって読み出されたデータをリード用バスを介して取得し、
    前記バッファリード制御部は、前記リングバッファから読み出したデータを前記リード用バスとは異なるライト用バスを介して転送先領域へ送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載のデータ転送装置。
  3. 逆方向のバースト転送が定義されていないバス仕様における、転送元領域に記憶されたデータを転送先領域へバースト転送するデータ転送方法であり、
    所定個の単位量のデータを単位量のデータ毎にリード開始アドレスからアドレス値の昇順に読み出すリードコマンドを、前記リード開始アドレスのアドレス値が降順になるように複数個生成して順に出力する転送元リード制御ステップと、
    前記転送元リード制御ステップで出力した各リードコマンドについて、前記転送元リード制御ステップでリードコマンドを出力した順に、前記リードコマンドによって読み出されたデータを単位量毎に取得してリングバッファへ書き込むとともに、前記リードコマンドによって読み出されたデータの前記リングバッファへの書き込みが終了した場合に、前記リード開始アドレスに対応するリングバッファにおけるアドレスにライト完了ポインタを設定するバッファライト制御ステップと、
    前記バッファライト制御ステップで書き込んだデータを前記リングバッファから読み出すバッファリード制御ステップと、
    前記バッファリード制御ステップで読み出したデータを前記転送先領域に書き込む転送先ライト制御ステップであって、前記転送元領域と前記転送先領域とが重なっている場合に、前記転送先領域を分割した各分割領域に対してデータを昇順方向に書き込むバーストライトコマンドを生成するとともに、前記転送元領域と前記転送先領域とがアドレスの昇順方向に重なっている場合には前記分割領域の先頭アドレスが大きい順に前記分割領域毎の書き込みを行うデクリメント転送を実行する転送先ライト制御ステップと、
    前記転送先ライト制御ステップで前記デクリメント転送を実行する場合に、前記バッファライト制御ステップにおけるラップアラウンドの回数と、前記バッファリード制御ステップにおけるラップアラウンドの回数との大小関係から、前記転送先領域へのデータ書き込みを許可するか否かを判定するデータ非破壊制御ステップと
    を備え、
    前記バッファリード制御ステップでは、前記転送先ライト制御ステップで次に出力するライトコマンドにおけるライト開始アドレスに対応する、前記リングバッファにおけるアドレスにリードポインタを設定し、
    前記データ非破壊制御ステップでは、デクリメント転送を行うと判定した場合、前記バッファライト制御ステップにおけるラップアラウンドの回数が前記バッファリード制御ステップにおけるラップアラウンドの回数よりも多い場合と、前記バッファライト制御ステップにおけるラップアラウンドの回数と前記バッファリード制御ステップにおけるラップアラウンドの回数とが同じであり、前記リードポインタが設定されたアドレスのアドレス値が、前記ライト完了ポインタに設定されたアドレスのアドレス値以上である場合とに、書き込みを許可すると判定し、インクリメント転送を行うと判定した場合、前記リードポインタと前記ライト完了ポインタとに設定されたアドレスに関わらず、書き込みを許可すると判定し、
    前記転送先ライト制御ステップでは、書き込みを許可すると前記データ非破壊制御ステップで判定した場合に、前記デクリメント転送による前記バーストライトコマンドを出力する
    ことを特徴とするデータ転送方法。
  4. 逆方向のバースト転送が定義されていないバス仕様における、転送元領域に記憶されたデータを転送先領域へバースト転送するデータ転送プログラムであり、
    所定個の単位量のデータを単位量のデータ毎にリード開始アドレスからアドレス値の昇順に読み出すリードコマンドを、前記リード開始アドレスのアドレス値が降順になるように複数個生成して順に出力する転送元リード制御処理と、
    前記転送元リード制御処理で出力した各リードコマンドについて、前記転送元リード制御処理でリードコマンドを出力した順に、前記リードコマンドによって読み出されたデータを単位量毎に取得してリングバッファへ書き込むとともに、前記リードコマンドによって読み出されたデータの前記リングバッファへの書き込みが終了した場合に、前記リード開始アドレスに対応するリングバッファにおけるアドレスにライト完了ポインタを設定するバッファライト制御処理と、
    前記バッファライト制御処理で書き込んだデータを前記リングバッファから読み出すバッファリード制御処理と、
    前記バッファリード制御処理で読み出したデータを前記転送先領域に書き込む転送先ライト制御処理であって、前記転送元領域と前記転送先領域とが重なっている場合に、前記転送先領域を分割した各分割領域に対してデータを昇順方向に書き込むバーストライトコマンドを生成するとともに、前記転送元領域と前記転送先領域とがアドレスの昇順方向に重なっている場合には前記分割領域の先頭アドレスが大きい順に前記分割領域毎の書き込みを行うデクリメント転送を実行する転送先ライト制御処理と、
    前記転送先ライト制御処理で前記デクリメント転送を実行する場合に、前記バッファライト制御処理におけるラップアラウンドの回数と、前記バッファリード制御処理におけるラップアラウンドの回数との大小関係から、前記転送先領域へのデータ書き込みを許可するか否かを判定するデータ非破壊制御処理と
    をコンピュータに実行させ、
    前記バッファリード制御処理では、前記転送先ライト制御処理で次に出力するライトコマンドにおけるライト開始アドレスに対応する、前記リングバッファにおけるアドレスにリードポインタを設定し、
    前記データ非破壊制御処理では、デクリメント転送を行うと判定した場合、前記バッファライト制御処理におけるラップアラウンドの回数が前記バッファリード制御処理におけるラップアラウンドの回数よりも多い場合と、前記バッファライト制御処理におけるラップアラウンドの回数と前記バッファリード制御処理におけるラップアラウンドの回数とが同じであり、前記リードポインタが設定されたアドレスのアドレス値が、前記ライト完了ポインタに設定されたアドレスのアドレス値以上である場合とに、書き込みを許可すると判定し、インクリメント転送を行うと判定した場合、前記リードポインタと前記ライト完了ポインタとに設定されたアドレスに関わらず、書き込みを許可すると判定し、
    前記転送先ライト制御処理では、書き込みを許可すると前記データ非破壊制御処理で判定した場合に、前記デクリメント転送による前記バーストライトコマンドを出力する
    ことを特徴とするデータ転送プログラム。
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