JP5769127B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
図1に示す画像形成装置はカラー画像形成装置であり、画像形成ユニットとしての4つのプロセスユニット1Bk,1Y,1M,1Cが、画像形成装置本体100に着脱可能に装着されている。各プロセスユニット1Bk,1Y,1M,1Cは、カラー画像の色分解成分に対応するブラック(Bk)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。
作像動作が開始されると、各プロセスユニット1Bk,1Y,1M,1Cの感光体2が図の時計回りに回転駆動され、帯電ローラ3によって各感光体2の表面が所定の極性に一様に帯電される。図示しない読取装置によって読み取られた原稿の画像情報に基づいて、露光装置6から各感光体2の帯電面にレーザー光が照射されて、各感光体2の表面に静電潜像が形成される。このとき、各感光体2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体2上に形成された静電潜像に、各現像装置4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視像化)される。
図2は、定着装置の概略構成図である。図3は、定着装置を幅方向に見た図である。
画像形成装置本体の電源スイッチが投入されると、ヒータ25に電力が供給されると共に、加圧ローラ30が図2中の矢印の方向(時計回り)に回転駆動される。これにより、加圧ローラ30との摩擦力によって、定着ベルト21も図2中の矢印方向(反時計回り)に従動回転する。
図4に示すように、第1実施形態に係る加圧ローラ30は、その軸方向の端部Eにおいて、弾性層30bの厚さが、軸方向の中央部C(又は端部E以外の部分)の厚さよりも薄く形成されている。一方、加圧ローラ30の芯金30aは、軸方向の端部Eにおいて、弾性層30bが薄くなっている分だけ軸方向の中央部C(又は端部E以外の部分)の外径よりも大きい外径に形成されている。また、端部Eにおける弾性層30bの厚さt1は、端部Eにおける芯金30aの外径半径の1/10(芯金30aの外径d1の1/20)以下となるように形成されている。具体的に、本実施形態では、加圧ローラ30の端部Eにおいて、ローラの外径d2(弾性層30bの外径)を30mm、芯金30aの外径d1を28mm、弾性層30bの厚さt1を1mmとしている。
第2実施形態では、加圧ローラ30の弾性層30bの厚さは、軸方向の中央部C側から端部Eに渡って均一に形成されている。しかし、ここでは、端部Eにおける弾性層30bを、中央部C(又は端部E以外の部分)の弾性層30bよりも熱膨張率の小さい材質で構成している。なお、本実施形態では、加圧ローラ30の外径d2(弾性層30bの外径)を30mm、芯金30aの外径d1を23mm、弾性層30bの厚さt1を3.5mmとしている。
第3実施形態に係る加圧ローラ30は、図4に示す第1実施形態と同様に、軸方向の端部Eにおいて、弾性層30bの厚さが薄く形成されている。また、ここでは、第1実施形態と同じく、加圧ローラ30の端部Eにおいて、ローラの外径d2(弾性層30bの外径)を30mm、芯金30aの外径d1を28mm、弾性層30bの厚さt1を1mmとしている。すなわち、端部Eにおける弾性層30bの厚さt1を、端部Eにおける芯金30aの外径半径の1/10以下となるように形成している。さらに、第3実施形態では、図5に示す第2実施形態と同様に、加圧ローラ30の端部Eにおける弾性層30b、この場合、弾性層30bの薄く形成されている部分を、中央部C(又は端部E以外の部分)の部分よりも熱膨張率の小さい材質で構成している。
第4実施形態に係る加圧ローラ30において、弾性層30bの構成は図6に示す第3実施形態と同様である。すなわち、弾性層30bは、軸方向の端部Eで、薄く形成され、かつ熱膨張率の小さい材質で構成されている。さらに、第4実施形態では、端部Eにおける弾性層30bと芯金30aとの間に、断熱材34を介在させている。なお、ここでは、加圧ローラ30の端部Eにおいて、ローラの外径d2(弾性層30bの外径)を30mm、断熱材34の外径d3を28mmとし、弾性層30bの厚さt1を1mmとしている。
第5実施形態に係る加圧ローラ30においても、弾性層30bの構成は図6に示す第3実施形態と同様である。すなわち、弾性層30bは、軸方向の端部Eで、薄く形成され、かつ熱膨張率の小さい材質で構成されている。さらに、第5実施形態では、端部Eにおける弾性層30bと芯金30aとの間に、ワンウェイクラッチ35を介在させている。このワンウェイクラッチ35は、記録媒体の送り方向にだけ加圧ローラ30に駆動力を伝達するものである。従って、記録媒体の送り方向とは反対方向の加圧ローラ30の空転が許容される。なお、ここでは、加圧ローラ30の端部Eにおいて、ローラの外径d2(弾性層30bの外径)を30mm、ワンウェイクラッチ35の外径d4を28mmとし、弾性層30bの厚さt1を1mmとしている。
図9に示すように、定着ローラ26は、芯材としての芯金26aと、その外周に配設された弾性層26bを有する。ここでは、定着ローラ26に対して、図6に示す加圧ローラ30と同様の構成を適用している。すなわち、定着ローラ26の軸方向の端部Fにおいて、弾性層26bが、軸方向の中央部G(又は端部F以外の部分)よりも薄くかつ熱膨張率の小さい材質で構成されている。具体的に、本実施形態では、定着ローラ26の端部Fにおいて、ローラの外径d6(弾性層26bの外径)を35mm、芯金26aの外径d5を33mm、弾性層26bの厚さt2を1mmとしている。なお、定着ローラ26に対して、図4〜図8に示す上記加圧ローラ30の各構成の中から、図6に示す実施形態以外の構成を適用することも可能である。
本試験には、図11に示す従来構成の加圧ローラと、図4に示す第1実施形態に係る加圧ローラと、図5に示す第2実施形態に係る加圧ローラと、図6に示す第3実施形態に係る加圧ローラと、図9に示す本発明の構成を適用した定着ローラとを用いた。従来構成の加圧ローラ30は、図11に示すように、軸方向全体に渡って、弾性層30bが均一な厚さ、芯金30aが同じ外径に形成されている。ここでは、従来構成の加圧ローラ30の外径d2(弾性層30bの外径)を30mm、芯金30aの外径d1を23mm、弾性層30bの厚さt1を3.5mmとした。なお、試験に用いた本発明に係る加圧ローラ及び定着ローラの具体的構成は、上述の構成と同じである。
21 定着ベルト(定着回転体)
25 ヒータ(熱源)
26 定着ローラ(定着回転体)
26a 芯金(芯材)
26b 弾性層
30 加圧ローラ(加圧回転体)
30a 芯金(芯材)
30b 弾性層
34 断熱材
35 ワンウェイクラッチ
C 軸方向の中央部
d1 芯金の外径
d5 芯金の外径
E 軸方向の端部
F 軸方向の端部
G 軸方向の中央部
P 記録媒体
t1 弾性層の厚さ
t2 弾性層の厚さ
Claims (8)
- 互いに接触してニップ部を形成する一対の回転体と、当該両回転体の一方又は双方を加熱する熱源とを備え、前記ニップ部に記録媒体を通過させてその記録媒体上の現像剤像を定着させる定着装置において、
前記一対の回転体の少なくとも一方が、芯材の外周に弾性層を有するものであって、その回転体の弾性層の厚さを、軸方向の中央部よりも両端部において薄く形成し、当該両端部における前記弾性層と前記芯材との間に、断熱材を介在させたことを特徴とする定着装置。 - 互いに接触してニップ部を形成する一対の回転体と、当該両回転体の一方又は双方を加熱する熱源とを備え、前記ニップ部に記録媒体を通過させてその記録媒体上の現像剤像を定着させる定着装置において、
前記一対の回転体の少なくとも一方が、芯材の外周に弾性層を有するものであって、その回転体の弾性層の厚さを、軸方向の中央部よりも両端部において薄く形成し、当該両端部における前記弾性層と前記芯材との間に、記録媒体の送り方向にだけ回転体に駆動力を伝達するワンウェイクラッチを介在させたことを特徴とする定着装置。 - 前記回転体の弾性層の熱膨張率が、軸方向の中央部よりも両端部において小さくなるように構成した請求項1又は2に記載の定着装置。
- 前記回転体の軸方向の両端部における前記弾性層の厚さを、両端部における前記芯材の外径半径の1/10以下となるように形成した請求項1から3のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記回転体の軸方向の両端部における前記弾性層の熱伝導率を、0.3W/m・K以下となるように構成した請求項1から4のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記回転体の軸方向の両端部において前記弾性層の厚さを薄く形成した部分の範囲が、軸方向に10mm以上となるように構成した請求項1から5のいずれか1項に記載の定着装置。
- 前記両端部において前記弾性層の熱膨張率を小さくした部分の範囲が、軸方向に10mm以上となるように構成した請求項3に記載の定着装置。
- 請求項1から7のいずれか1項に記載の定着装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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