JP5767856B2 - 止水装置 - Google Patents
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Description
前記支柱16の前面及び後板12の前面には、シールゴム17が断面コの字状のブラケットを介して取付けられている。このシールゴム17は、前方から見て全体がU字状となるように配置されており、止水板本体を起立位置とした際に、止水板本体Pが後板12または支柱16と対向する面全体に配置されている。そして、シールゴム17は止水板本体Pを起立位置まで回動させた際には、止水板本体Pの表面と支柱16とにより挟まれ、その隙間を埋めることができる。そのため、洪水等が発生した際に、止水板本体Pを起立位置まで回動させると、止水板本体Pと建物との間が密閉されるので、水が建物の出入口から建物内に浸入することを防止できる。また、図4に示すように、止水板本体Pの幅方向に延びるシールゴム17の断面形状は、前面下部が円弧状に削れた形状としている。これにより、止水板本体Pが格納位置と起立位置との間で回動する際に、止水板本体Pの端部がシールゴム17に接触、破損することがない。
図2、3に示すように、収容部Fの底板14後部上面には、左右方向に並ぶ3個のブラケット19が固定されている。前記ブラケット19には、左右方向に向けて貫通する貫通孔19aが形成されており、ピン19bが差し込み可能となっている。また、底板14と対向するブラケット19の面には、前後方向に延びる長孔19cが2箇所形成されており(図6参照)、この長孔19cに挿し込まれるボルト、ナットからなる締結部材19eにより、底板14に固定される。
また、図1に示すように、先部板部材22表面の前部中央には、取手25が先部板部材22に対して回動可能に設けられている。この取手25は、不使用時は、先部板部材22表面に形成されたくぼみ25a内に収納されると共に、使用時は、取手を回動させて使用者が掴めるように形成されている。これにより、使用者は取手25を掴む事で、格納位置にある止水板本体Pを起立位置へ容易に回動させることができる。
図1に示すように、補強部材3は、左右方向に3つ並んで配置されている。なお、3つの補強部材3はすべて同一構成のため、以下一つの補強部材3について構成を説明する。
図5、6に示すように、補強部材3は、一対の並列に配置された側板31と、側板31の一端部に互いに直交するように固定された下部板32と、側板31の他端部に互いに直交するように固定された上部板33とにより形成されている。
板部材33には、貫通孔33aが設けられている。この貫通孔33aに差し込まれ、先部板部材22のあり溝23内に頭部が配置されるボルトとナットとからなる締結部材34により、補強部材3の他端部側が先部板部材22に固定される(図3参照)。
図1に示すように、支持部材Lは、左右方向に並んだ3本の補強部材3の間にそれぞれ一つずつ、合計2つ配置されている。この支持部材Lは、止水板本体Pが起立位置にあるとき、止水板本体Pが自重や外力によって格納位置へ移動することを妨げるものである。なお、左右の支持部材Lは同一構成のため、以下一方の支持部材Lについて構成を説明する。
ピン54は、第一リンク部材4の幅よりも長く形成されており、ピン54によって第一リンク部材4と第二リンク部材5とを連結した際に、第一リンク部材4の幅より外方に突出する把持部54aがピン54の両端に形成される。
図6、7に示すように、第一調節部材8は、補強部材3の前方に設けられている。具体的に説明すると、補強部材3を回動可能に支持するブラケット19の前方に、ブラケット81が枠体1の底板14に溶接により固定されている。このブラケット81は、後部に上方に向けて延びる起立面81aが形成されている。この起立面には、前後方向に貫通する貫通孔81bが形成され、この貫通孔81bの後面にはナット82bが溶接等により固定されている。そして、貫通孔81b及びナット82bにはボルト82aを差し込む。このボルト82aの後方側端面は、ブラケット19の前部に形成された上方に延びる起立面19dと当接可能である。
詳細に説明すると、収容部Fの底壁14上のブラケット45の後側に、断面L字状のブラケット91が底板14上に溶接によって固定される。このブラケット91の前部に形成された上方へ向けて延びる起立面92には、前後方向に貫通する孔93が形成される。この起立面92の後面には、この孔93と同径のナット94が、孔93と径が一致するように溶接により固定される。また、ブラケット45の後部には、前記ブラケット91の起立面92と対向する起立面45aが形成され、この起立面45aには、前記ブラケット91の孔93と略同径であり、中心が孔93の中心と一直線上に並ぶ孔45bが形成される。そして、孔93、孔45bを通り、ナット94と嵌め合うボルト95を、その頭部がブラケット45の起立面45aの前側面に接するように嵌め合わせる。
まず止水板本体Pの起立動作について説明する。図12(a)に示すように、止水板本体Pが収容部F内に格納される格納位置においては、止水板本体Pは、その表面が地面と略面一となり、その裏面が複数の保持部材18によって支持される位置で保持される。また、支持部材Lは、くの字状に屈曲されて収容部F内に格納され、支持部材Lの第一リンク部材4と第二リンク部材5とを連結するピン54は、第一リンク部材4に形成された長孔47の略中間部分に位置する。
その後板部材21の表面に設けられた取手25を持ちながら、止水板本体Pを格納位置へ向けて回動させる。このとき、トルクステー6により、止水板本体Pの回動速度が低減されるので、仮に使用者が取手25から手を離したとしても、止水板本体Pが急に収容部Fに向けて回動し、収容部Fと止水板本体Pとの間に指を挟むなどの事故を未然に防止することができる。
そして、図12(b)に示すように止水板本体Pが収容部Fに近づき、第一リンク部材4が収容部F内に接すると、それまでピン54を中心に第一リンク部材4に対して時計回りに回動していた第二リンク部材5は、ピン54が長孔47内を前方に向けて摺動することで、第一リンク部材4に対して時計回りに回動しながら前方へ移動し、収容部Fの枠体1内に倒伏する。これにより、止水板本体Pが格納位置へ格納される際に、支持部材Lは止水板本体Pの動作を妨げることなく収容部F内に折畳格納される。
例えば、本発明においては、第二調節部材9によって止水板本体Pの起立位置における枠体1に対する起立角度を変更したが、第一調節部材8によって起立角度を調節する角度調節を行っても良い。
具体的に説明すると、図6、7に示すように、ブラケット19を底板14に固定する締結部材19eのナットを緩めた状態でボルト82aを回し、ボルト82aの後方側端面を前後方向に移動させる。そして、移動したボルト82aの後方側端面にブラケット19の起立面19dが接するようにブラケット19を動かす。このとき、底板14に固定された締結部材19eのボルトが、前後方向に延びるブラケット19の長孔19cに差し込まれているので、長孔19cがガイドの役割を果たし、ブラケット19は前後方向に移動する。すると、止水板本体Pの回転中心であるピン19bが後方へ移動し、更に、起立位置のおいて止水板本体Pが接するシールゴム17の位置は変わらないため、シールゴム17の変形しろの分だけ止水板本体Pの起立位置における枠体1に対する起立角度を変更することができる。
また、上記実施例においては、第一調節部材8、第二調節部材9をともに有する構成としたが、第一調節部材8、第二調節部材9のいずれか一方としてもよい。
また、第二調節部材9を第一リンク部材4の一端側である収容部F側に配置した構成としたが、第二調節部材9を第二リンク部材の他端側である止水板本体P側に配置してもよい。
P 止水板本体
F 収容部
L 支持部材
1 枠体
2 補強部材
4 第一リンク部材
47 長孔
5 第二リンク部材
8 第一調節部材(調節部材)
9 第二調節部材(調節部材)
Claims (3)
- 地面に形成される収容部と、
前記収容部に軸支される止水板本体とを有し、
前記止水板本体は、収容部内に格納される格納位置と、収容部に対して起立する起立位置との間で回動可能とする止水装置において、
前記収容部に一端部が、前記止水板本体に他端部がそれぞれ取付けられる支持部材と、
前記起立位置における、前記止水板本体の前記収容部に対する起立角度を調節する調節部材とを有し、
前記調節部材は、止水板本体を軸支するブラケットを動かす第一調節部材と、支持部材を動かす第二調節部材とを有する止水装置。 - 前記調節部材は、前記支持部材の一端部を、止水板本体の回転軸に直交するとともに収容部と平行となる方向へ移動させることを特徴とする請求項1に記載の止水装置。
- 前記支持部材は、複数本のリンク部材を有し、
前記リンク部材の少なくとも一つには長孔が形成され、前記長穴に差し込むピンによりリンク部材同士が連結されることを特徴とする請求項2に記載の止水装置。
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