JP7016690B2 - 止水板用付勢装置 - Google Patents
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Description
建物開口を封鎖する止水板を開口側に対して付勢する付勢装置であって、
回動支点を具備するとともに、床面に対して所定の角度で傾斜した傾斜体で構成され、
前記傾斜体が、前記回動支点を支点に前記角度が小さくなる方向に傾斜することにより、前記止水板を開口側に対して付勢すること、
を特徴とする止水板用付勢装置を提供する。
そして、止水板本体と回動支点が所望の距離や傾斜体の傾斜角度が所望の角度に設定されるように、牽引機構によって牽引付勢されていれば、止水板本体の位置に応じて付勢装置の位置調整を行う必要がなく、適切な付勢作業を行うことができ、また傾斜体に踏圧を付加して付勢作業を行ったのち、傾斜体に対する踏力を解除すれば、当該牽引機構によって牽引され、適切な付勢を行える離隔距離まで回動支点が止水板本体に近づくため、さらに踏圧の付加及び解除を繰り返すことのみで確実に止水板本体を開口縁部に当接および付勢させることできる。
図1を用いて本実施形態における止水板用付勢装置1の概要を説明する。図1は、本実施形態における止水板用付勢装置1の概要を説明する模式図である。図1に示すとおり、本実施形態の止水板用付勢装置1は、例えば有事の際に発生した洪水等の大量の水が、建物の出入口等に設けられた開口59から内部に流入すること、即ち、図1における矢印の向きに水が建物外部側53から建物内部側55に流入することを防止するものである。
本実施形態の止水板用付勢装置1は、概ね、略上下方向の応力(例えば設置者による踏力)を受ける傾斜体3と、床面61に当接するか僅かに離れて床面61に近接し、回動支点5と連接される底板7と、傾斜体3と底板7との連接部付近にあって傾斜体3の支点となる回動支点5と、傾斜体3と底板7との間に配設されて傾斜体3を所定の角度に保持する傾斜保持手段9と、から構成されている。
次に、図2(a)及び(b)と、図3(a)及び(b)を用いて傾斜体3の構造について詳細に説明する。図2(a)及び(b)は、図1に示す傾斜体3の構造を説明する図であって、図2(a)は、傾斜体3を上方からみた傾斜体3の平面図であり、図2(b)は、傾斜体3の左側面図である。また、図3(a)及び(b)は、図1に示す傾斜体3の構造を示す図であって、図3(a)は、図2(a)の矢視Aを示す断面図であり、図3(b)は、傾斜体3を部分的に拡大視して伸縮機構23を示す側面図である。
次に、図4(a)及び(b)と、図5を用いて底板7の構造について詳細に説明する。図4(a)及び(b)は、図1に示す底板7の構造を説明する図であって、図4(a)は、底板7を上方からみた底板7の平面図であり、図4(b)は、底板7の左側面図である。また、図5は、図4(a)の矢視Bを示す底板7正面図である。底板7は、上述した傾斜体3を支持(本実施形態では、後述するように底板7は傾斜体3を支持するが、傾斜体3の回動支点5の止水板本体寄りに底板7を設け、回動支点5が直接床面61に接するように構成されてもよい。)しつつ床面61に当接される部品である。
続いて、図6を用いて本実施形態における止水板用付勢装置1の組み立てについて詳細に説明する。図6は、本実施形態における止水板用付勢装置1の構成を示す模式図である。図6に示すとおり、本実施形態の止水板用付勢装置1は、上述した各部品を所定の方法で組み立てることにより構成されている。なお、傾斜保持手段9は、所定の弾性力を有する金属製のコイルバネであって、傾斜板3の位置及び角度を制御してその傾斜状態を保持するためものである。回動支点5は、所定の長さを有した回動軸ボルト5Aと、これに螺子嵌合する回動軸用ナット5Bと、から構成される。
続いて、図7及び図8を用いて本実施形態における止水板用付勢装置1の使用方法について詳細に説明する。図7は、本実施形態における止水板用付勢装置1を位置決めする方法を示す模式図であり、図8は、は傾斜体3に踏力を付加する前後における止水板用付勢装置1の模式図である。
なお、ここで用いる止水板本体51は、略平行な第一の面(前方面)及び第二の面(後方面)を有し、所定の厚みを有する略矩形の板状部材であり、止水板としての機能を果たしかつ本発明の効果を損なわない範囲で種々の材料を用いて構成されたものである。樹脂製であっても金属製であってもよく、また、例えば止水板本体51の主体部分が樹脂製で周縁に金属製の枠材を以って構成していてもよいし、少なくとも第一の面と第二の面を有し、その間を桟構造で連結した中空構造を有していてもよい。
まず、設置者は止水板本体51を把持(止水板本体51の上端に設けた把手を把持してもよいし、止水板本体51の左右の端面を直接把持してもよい。)し、止水板本体51の第二の面を建物外部側53から建物内部側55に対向させ、止水板本体51を可能な範囲で開口59に接近させる。
上記実施形態と異なる実施形態である止水板100は、上記止水板用付勢装置1と略同様の構成を有した付勢装置101と、止水板本体151と、付勢装置101と止水板本体51とを連結する連結部111と、付勢装置101を止水板本体151側に牽引する牽引手段(牽引機構)115と、から構成されている。なお、止水板本体151は、既述の止水板本体51と略同様の構造を有するものであるが、第一の面の下方略中間域に後述する連結部111を固定するための連結部固定孔183が二つ追加されている(図12参照)。
図10(a)(b)(c)を用いて連結部111の構造について詳細に説明する。図10(a)(b)(c)は、連結部111の構造を示す図であって、図10(a)は、連結部111を上方からみた平面図であり、図10(b)は、連結部111を正面から見た正面図であり、図10(c)は、図10(a)の矢視Dを示す断面図である。
図11(a)及び(b)を用いて底板107の構造について詳細に説明する。図11(a)及び(b)は、底板107の構造を示す図であって、図11(a)は、底板107を上方からみた平面図であり、図11(b)は、図11(a)の矢視Cを示す断面図でありある。本実施形態で用いる底板107は、上述の止水板用付勢装置1に用いた底板7と略同様の構成を示しているため、相違部分のみを説明することにする。
次に、図12を用いて本実施形態における付勢装置101止水板100の組み立てについて詳細に説明する。図12は、本実施形態における止水板100の構成を示す模式図である。なお、付勢装置101の組み立ては上述した止水板用付勢装置1の組み立てと略同様であるため、省略する。
続いて、図13及び図14を用いて本実施形態における付勢装置101並びに止水板100の使用方法について詳細に説明する。図13は、傾斜体103に踏力を付加する前ないし付加後の状態における模式図であり、図14は、傾斜体103に付加した踏力を解除した状態における模式図である。なお、止水板100の使用法は、上述した止水板用付勢装置1及び止水板本体51を用いた開口59の封鎖と略同様であるため、相違する部分以外は概ね省略する。
3 傾斜体
5 回動支点
5A 回動軸ボルト
5B 回動軸用ナット
7 底板
7A 底面
7B 接続面
7C 当接面
9 傾斜保持手段
17 伸縮調整孔
19 伸縮調整ボルト
21 伸縮調整ナット
23 伸縮機構
25 前方部
25A ローラ
25B 第一梁
25C 梁連結部
25D 第二梁
25E 回転調整ボルト
25F 第一接続部
27 後方部
27A 第二接続部
27B 第三梁
29 第一支点孔
31 第二支点孔
51 止水板本体
53 建物外部側
55 建物内部側
57 開口縁部
59 開口
61 床面
63 開口内壁
65 押圧機構
67A 当て材
67B 当て材
100 止水板
101 付勢装置
103 傾斜体
105 回動支点
107 底板
107A 底面
107B 接続面
107C 当接面
109 傾斜保持手段
111 連結部
113 スライド機構
115 牽引手段(牽引機構)
125A ローラ
151 止水板本体
171 第一の牽引手段係合部
173 スライド調整孔
175 固定孔
177 第二の牽引手段係合部
179 スライド調整孔の保持用ナット
181 係合端
183 連結部固定孔
AL 円弧ライン
L1 傾斜体の有効長
L2 有効長
L3、L13 水平移動距離
L4 スライド調整孔の有効長さ
L5 連結部の幅寸法
X1 方向
X2 方向
X3 方向
X4 方向
X5 方向
Claims (4)
- 建物開口を封鎖する止水板を開口側に対して付勢する付勢装置であって、
回動支点を具備するとともに、床面に対して所定の角度で傾斜した傾斜体で構成され、
前記傾斜体が、前記回動支点を支点に前記角度が小さくなる方向に傾斜することにより、前記止水板を開口側に対して付勢するものであり、
前記止水板が、前記止水板の下方側の端面を前記床面に当接して立設されるものであり、
前記傾斜体が、略上方から略下方の方向に向けた応力が付加されて、角度が小さくなる方向に傾斜すること、
を特徴とする止水板用付勢装置。 - 前記回動支点が、前記傾斜体を前記止水板に対して前記所定の角度で傾斜した状態で配置可能となる位置に設けられていること、
を特徴とする請求項1に記載の止水板用付勢装置。 - 更に前記傾斜体を前記所定の角度に傾斜させて保持する傾斜保持手段を具備すること、
を特徴とする請求項1又は2に記載の止水板用付勢装置。 - 前記傾斜体の先端部領域の、前記止水板の板面への当接位置が、前記止水板の高さの半ばよりも下方に位置すること、
を特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の止水板用付勢装置。
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