JP2007016456A - 床支持方式防水扉構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 防水扉の材質をFRPで構成すると共に防水扉を出入口の床面に形成した床溝で支持することにより、防水扉の軽量化と水密性を更に高めることのできる床支持方式防水扉構造を提供することにある。
【解決手段】 出入口の開口部に設置される所定高さの防水扉1、防水扉1が設置される床面に形成された床溝2、防水扉1の下部側の両面を床溝2の一側面2aとの間で挟圧支持する下部支持部材3、開口部の左右側壁面に形成された側溝4、防水扉1の左右の側端側の片面を各側溝4の一側面に押止して止水する側部押圧部材5などから構成される。
【選択図】 図2

Description

この発明は、例えば建築物の出入口、地下街の出入口などに設置される防水扉に係り、特に、防水扉の材質をFRPで構成すると共に防水扉を出入口の床面に形成した床溝で支持するようにして、防水扉の軽量化と水密性を更に高める床支持方式防水扉構造に関するものである。
近年異常気象に伴う局部的な集中豪雨が発生したり、又都市部の道路の整備により、雨水が急速に道路側溝に流入し、その氾濫水が低地部や地下室、地下駐車場地下街に流入する異常事態が頻発している。また河川の整備は行われているが、一部においては、洪水が発生し、その氾濫水が上記の場所に集中し、また同じような事態が発生している。このような事態を防ぐために、建築物の出入口、地下街の出入口にいろいろな防水扉が設置されている。
その製品を大別すると
1)機械式、電動式、エアー式、水圧式
防水扉は常時その位置に設置され、その位置で機械的に作動する。
2)手動式
人が防水扉を所定のところより持ち運び、取付位置に設置する。
ところで、前記の手動式については、次のような課題がある。
1)製品重量について
既存の手動式製品はステンレス製やアルミ製により作られている。出願人により市場リサーチを行った際、現在使用されているユーザーのほとんどの意見として重量が非常に重すぎるということであった。防水扉を操作する人(管理人)は多くのビル等においてその年齢が高く、その負担は考えている以上に大きいということである。
2)荷重支持方式について
通常手動式と呼ばれているものは、防水扉101の左右両端側を左右の壁の側面に形成された壁溝102の中に挿入して水圧がかかった時、左右の壁溝102で防水扉101を支える方式をとっている(図7(A)参照)。
通常の防水扉は高さ500mm位が標準となっている。このため、入口開口寸法が大きくなれば、当然防水扉の剛性を大きくしなければならず、また重量も重くなってくる。つまり、扉を両側の壁の側面の壁溝で支持する両端単純支持は、開口寸法の横方向の長さに比例して横向きのたわみが大きくなり、これを防ぐためには防水扉の剛性を大きくする必要があり、防水扉の厚みは大きくなり、その結果、重量も重くなる。
3)水密性について
防水扉101の目的はもちろん洪水等による水を止水することにある。既存の製品はステンレスやアルミで製作されており、その本体にゴム103を取り付け締付金具104により防水扉本体(つまりゴム)を溝面に押し付けてゴム103を変形させることにより止水している(図7(B)参照)。
図7(B)において締付金具104を回転させることにより、防水扉101及びゴム103が埋込枠105に押し付けられ、この時ゴム103が圧縮されて、止水部を構成する。
しかしながら防水扉が曲がっていたり、埋込枠が曲がっていると、ゴムが圧縮されても完全な止水部が構成できなくなり、部分的にすきまが生じる。当然この部分より水漏れが発生する。
これは、防水扉の材質がステンレスやアルミであり、溶接構造となっているので、溶接歪が発生し、平面度をだすのがむつかしいからである。さらに防水扉の剛性が大きいので、手で締付金具を押し付けるぐらいの力では、防水扉は変形せず、結局完全な止水部が構成されないからである。
この発明は、上記のような課題に鑑み、その課題を解決すべく創案されたものであって、その目的とするところは、防水扉の材質をFRPで構成すると共に防水扉を出入口の床面に形成した床溝で支持することにより、防水扉の軽量化と水密性を更に高めることのできる床支持方式防水扉構造を提供することにある。
以上の目的を達成するために、請求項1の発明は、出入口の開口部の床面に開口幅の全幅方向にわたって洪水時に所定高さの材質がFRPからなる防水扉の下部側が挿入される床溝を形成し、出入口の開口部の左右側壁面に床溝の左右の各端部から上向き方向に洪水時に所定高さの材質がFRPからなる防水扉の左右の側端側が挿入される側溝をそれぞれ形成し、上記床溝の断面を溝深さに比べ溝幅が大きい横長な矩形断面とし、洪水時には縦置状態で所定高さの防水扉の下部側の両面を床溝の一側面との間で挟圧支持すると共に防水扉の下部側の片面を床溝の一側面に押止して止水し且つ通常時には横置状態で床溝内に収容される下部支持部材を配置し、洪水時に防水扉の左右の側端側の片面を各側溝の一側面に押止して止水する側部押圧部材をそれぞれ配置した手段よりなるものである。
また、請求項2の発明は、出入口の開口部の床面に開口幅の全幅方向にわたって洪水時に所定高さの材質がFRPからなる防水扉の下部側が挿入される床溝を形成し、出入口の開口部の左右側壁面に床溝の左右の各端部から上向き方向に洪水時に所定高さの材質がFRPからなる防水扉の左右の側端側が挿入される側溝をそれぞれ形成し、床溝及び側溝の一側面と接する防水扉の下部側及び両側端側の片面に弾性止水板をそれぞれ取り付け、上記床溝の断面を溝深さに比べ溝幅が大きい横長な矩形断面とし、洪水時には縦置状態の一側面で所定高さの防水扉の下部側の両面を床溝の一側面との間で挟圧支持すると共に防水扉の下部側の片面に取り付けた上記弾性止水板を床溝の一側面に押止して当該弾性止水板により止水し且つ通常時には横置状態で床面と略同一平面となって床溝を塞ぐような状態で床溝内に収容される下部支持部材を配置し、上記床溝の他側面に先端が当接しその反作用で下部支持部材の縦置状態の一側面を防水扉に向けて押圧移動させる下部押圧力付与軸を下部支持部材の縦置状態の他側面に貫通状態で螺合し、下部押圧力付与軸の後部に当該押圧力付与軸を軸転させる下部ハンドルを設け、洪水時に一側面が防水扉の左右の側端側の片面を各側溝の一側面に押止して片面に取り付けた上記弾性止水板により止水する側部押圧部材をそれぞれ配置し、上記側溝の他側面に先端が当接しその反作用で側部押圧部材の一側面を防水扉に向けて押圧移動させる側部押圧力付与軸を側部押圧部材の他側面に貫通状態で螺合し、側部押圧力付与軸の後部に当該押圧力付与軸を軸転させる側部ハンドルを設けた手段よりなるものである。
また、請求項3の発明は、出入口の開口部の床面に開口幅の全幅方向にわたって洪水時に所定高さの材質がFRPからなる防水扉の下部側が挿入される床溝を形成し、出入口の開口部の左右側壁面に床溝の左右の各端部から上向き方向に洪水時に所定高さの材質がFRPからなる防水扉の左右の側端側が挿入される側溝をそれぞれ形成し、床溝及び側溝の一側面と接する防水扉の下部側及び両側端側の片面に弾性止水板をそれぞれ取り付け、床溝の一側面と接する防水扉の下部側の片面に弾性止水板を挟んでその上下に受圧板をそれぞれ取り付け、上記床溝の断面を溝深さに比べ溝幅が大きい横長な矩形断面とし、洪水時には縦置状態の一側面で所定高さの防水扉の下部側の両面を床溝の一側面との間で挟圧支持すると共に防水扉の下部側の片面に取り付けた上記弾性止水板を床溝の一側面に押止して当該弾性止水板により止水し且つ通常時には横置状態で床面と略同一平面となって床溝を塞ぐような状態で床溝内に収容される下部支持部材を配置し、床溝内に挿入された防水扉に取り付けた上下の受圧板の中間高さ位置に対応する下部支持部材の縦置状態の一側面の高さ位置に下部押込板を取り付け、上記床溝の他側面に先端が当接しその反作用で下部支持部材の縦置状態の一側面を防水扉に向けて押圧移動させる下部押圧力付与軸を、床溝内に挿入された防水扉に取り付けた上下の受圧板の中間高さ位置に対応する下部支持部材の縦置状態の他側面の高さ位置に貫通状態で螺合し、下部押圧力付与軸の後部に当該押圧力付与軸を軸転させる下部ハンドルを設け、洪水時に一側面が防水扉の左右の側端側の片面を各側溝の一側面に押止して片面に取り付けた上記弾性止水板により止水する側部押圧部材をそれぞれ配置し、上記側溝の他側面に先端が当接しその反作用で側部押圧部材の一側面を防水扉に向けて押圧移動させる側部押圧力付与軸を、側溝内に挿入された防水扉に取り付けた弾性止水板と同一位置に対応する側部押圧部材の他側面の位置に貫通状態で螺合し、側部押圧力付与軸の後部に当該押圧力付与軸を軸転させる側部ハンドルを設けた手段よりなるものである。
以上の記載より明らかなように、この発明に係るによれば、防水扉の材質をFRP製にしたので、防水扉の軽量化を図ることができ、防水扉の設置にかかわる作業員の負担を軽減することができる。また、従来の金属製に比べて可塑性が高いので、防水扉と床溝や側溝との水密性を高めて止水機能を高めることができる。これに加えて、防水扉の高さは例えば500mmが標準であり、このような防水扉を下部で支持する片持梁構造であるので、防水扉の両側端を支える両端単純支持に比較すると、そのたわみが非常に小さくなり、さらに、防水扉が設置される出入口の開口幅寸法が変化しても、そのたわみの大きさは変わらない。つまり、防水扉の幅(入口開口寸法)が変わっても防水扉に加わる水圧による曲げモーメントは、変化しないので防水扉の厚みを変える必要はない。従って、防水扉の重量を結果的に軽くすることができる。
また、請求項2,3の発明にあっては、上記の効果に加えて、洪水時でない通常時においては、下部支持部材は床溝の内部に横置状態で収容され、横置状態では下部支持部材の一側面が上面となり、床溝の表面を塞ぐ蓋の機能を果たすため、この上を車や人が往来しても通行や往来の妨げになることがない。つまり、横置状態の下部支持部材の一側面は床溝の溝蓋として機能するため、床溝を塞ぐための別個の溝蓋を必要せず、効率的である。しかも、下部支持部材は床溝内に収容されているため、洪水時には直ちに取り出して使用することができ、防水扉の設置時間を短縮することが可能となる。また、別個に下部支持部材を保管するためのスペースを省略でき、下部支持部材の保管場所までの移動などの作業も全く省略でき、防水扉の設置及び撤去作業を非常に効率的に行うことができる。
以下、図面に記載の発明を実施するための最良の形態に基づいて、この発明をより具体的に説明する。
ここで、図1(A)は床支持方式防水扉構造の支持方式の概念説明用の平面図、図1(B)は床支持方式防水扉構造の支持方式の概念説明用の側断面図、図2は床支持方式防水扉構造における洪水時の床溝部分の側断面図、図3は床支持方式防水扉構造における通常時の床溝部分の側断面図、図4は床支持方式防水扉構造における洪水時の側溝部分の側断面図、図5(A)は側部押圧部材の平断面図、図5(B)は側部押圧部材の側面図、図5(C)は側部押圧部材の正断面図、図6は床支持方式防水扉構造における洪水時の支持状態での力の伝わり説明用の側断面図である。
図において、床支持方式防水扉構造は、出入口の開口部に設置される所定高さhの防水扉1、防水扉1が設置される床面aに形成された床溝2、防水扉1の下部側の両面を床溝2の一側面2aとの間で挟圧支持する下部支持部材3、開口部の左右側壁面bに形成された側溝4、防水扉1の左右の側端側の片面を各側溝4の一側面に押止して止水する側部押圧部材5などから構成される。
防水扉1は、例えば建築物の出入口、地下街の出入口などの開口部に一時的に設置されて、集中豪雨などによって水が建物内に浸入するのを防ぐもので、厚みを有する横長な長方形状の形状している。洪水時に防水扉1はその下部側1aが床溝2内に挿入されて挟圧支持及び止水し、左右側端側1bが左右の側溝4内に挿入されて止水する構造になっている。
長方形状の防水扉1は高さが所定高さhの例えば500mm程度であり、その下部側1aが床溝2内に設置された下部支持部材3により、床溝2内の一側面に挟圧されて支持される。所定高さhの防水扉1はその下部側1aが支持されることで洪水時の水圧に抵抗できる構造になっている。防水扉1はその高さが所定高さhの例えば500mm程度であり、高さが任意に変更することがないので、防水扉1は所定の高さで下部側1aが支持されるのみで洪水時の水圧に十分に抵抗できる構造になっている。
防水扉1は高さが所定高さhで一定でその下部側1aが支持されることで洪水時の水圧に抵抗できる構造、つまり片持梁での支持構造になっていて、防水扉1の左右両側端側1bでは支持しない構造つまり両端支持構造でないため、防水扉1の長さが任意に長くなっていても、防水扉1の長さに無関係に同じ構造で支持することができる。
防水扉1は、その材質がFRP(ガラス繊維強化プラスチック)製から構成されている。FRPは比重が一般に1.6〜1.8で、従来の鋼製防水扉の比重の約7.8に比べて4分の1以下であり、かなり軽量化することができる。前記したように、防水扉を操作する人(管理人)は多くのビル等においてその年齢が高く、その負担は考えている以上に大きい。強度が高く、比重が小さいFRPを使用することで軽量化を計りこの問題を解決できることになる。
また、前記したように、防水扉の材質がステンレスやアルミの場合には、溶接構造となっているので溶接歪が発生し、平面度をだすのがむつかしく、さらに防水扉の剛性が大きいので、手で締付金具を押し付けるぐらいの力では、防水扉は変形せず、結局完全な止水部が構成されない不都合が生じる。これに対して本願発明の防水扉1は、その材質がFRPの為、可塑性を有しており、防水扉1が変形していたり、埋込枠が変形していても、この製品を構成している支持金具を締め付ければ、防水扉1は埋込枠にそって変形しながら、ゴムを圧縮し、ゴムと埋込枠が隙間なくなじんでいき、もちろん最終的に支持金具を締め付けてしまえば、FRP製の防水扉1と埋込枠は、一体となり、本来のFRPの剛性が発揮される。
床溝2及び側溝4の一側面と接する防水扉1の下部側1a及び両側端側1bの片面には、弾性止水板11がそれぞれ取り付けられている。床溝2と接する側に取り付けられる弾性止水板11は防水扉1の下部側1aに水平方向に取り付けられ、側溝4と接する側に取り付けられる弾性止水板11は防水扉1の左右側端側1bに上下方向に取り付けられている。各弾性止水板11は床溝2及び側溝4の一側面と密着して止水するもので、例えばゴム製パッキンが使用される。
床溝2の一側面と接する防水扉1の下部側1aの片面には、弾性止水板11を挟んでその上下に受圧板12が平行にそれぞれ取り付けられている。上下の受圧板12は防水扉1の下部側1aが床溝2の一側面に押し付けられる際に、その圧力を均等にして分散して床溝2の一側面に作用させて防水扉1が傾いたりするのを防ぐ機能を果たす。
洪水時に防水扉1の下部側1aが挿入される床溝2は、出入口の開口部の床面aに開口幅の全幅方向にわたって形成されている。床溝2はその断面が溝深さに比べ溝幅が大きい横長な矩形断面から構成されている。床溝2には防水扉1の下部側1aを挟圧して支持する下部支持部材3が収容されている。
出入口の開口部の左右側壁面bには床溝2の左右の各端部から上向き方向に洪水時に防水扉1の左右の側端側1bが挿入される側溝4がそれぞれ形成されている。各側溝4には防水扉1の側端側1bを押圧して止水するための側部押圧部材5がそれぞれ配置されている。
上下方向に形成された左右の各側溝4はその下端が床面aに水平状に形成された床溝2の両端と繋がっている。各側溝4の断面は例えば床溝2の断面と同一の断面形状になっている。即ち、各側溝4は床溝2と同様に、断面が溝深さに比べ溝幅が大きい横長な矩形断面から構成されている。
下部支持部材3は、洪水時には縦置状態の一側面3aで防水扉1の下部側1aの両面を床溝2の一側面2aとの間で挟圧支持すると共に防水扉1の下部側1aの片面に取り付けた上記弾性止水板11を床溝2の一側面2aに押止して当該弾性止水板11により止水する機能を果たす。下部支持部材3はその取り扱いが容易になるようにその長さは例えば2m程になっていて、これが複数床溝2内に配置されている。この理由は下部支持部材3を90度回転させて横置状態から縦置状態にするとき一人でもてるようにするためである。
また、下部支持部材3は、通常時つまり防水扉1が使用されない時には横置状態、つまり縦置状態から90度横に倒した状態で床面aと略同一平面となって床溝2を塞ぐような状態で床溝2内に収容されるようになっている。すなわち、下部支持部材3の一部は横置状態では床溝2の表面の蓋のような機能を果たす。下部支持部材3は、縦置状態で一側面3aとなる部分が90度横に倒した横置状態では上面側となって床溝2の表面の蓋のような機能を果たす。
下部支持部材3は、防水扉1を使用しない通常時には床溝2内に横置状態で収容することができ、洪水時には直ちに使用できると共に別途に保管場所を必要とすることがなく、しかもその収容した際には一側面3aが床溝2の蓋としての機能を果たすため、床溝2が通常時に通行の妨げとなるのを防ぐための蓋を別途に取り付ける必要もない。
下部支持部材3は、洪水時の縦置状態でその断面が溝型断面となり、通常時の横置状態でその断面がコ字型断面となっている。縦置状態で溝型断面の左右側面部分を構成する平行な一側面3aと他側面3bと、縦置状態で溝型断面の底面部分を構成する連結面3cとから構成されている。縦置状態で連結面3cは一側面3aと他側面3bの下端間に配置されている。
縦置状態から90度横に倒した横置状態では、一側面3aは床溝2の上面側となり、他側面3bは床溝2の底面側2cとなり、連結面3cは床溝2の一側面2a側となる。洪水時の縦置状態でその断面が溝型断面となる下部支持部材3の内側部分には溝型形状を保持するブラケット3dが適宜間隔で配置されている。
下部押圧力付与軸31は、床溝2の一側面2aと向かい合う他側面2bに先端が当接しその反作用で下部支持部材3の縦置状態の一側面3aを防水扉1に向けて押圧移動させる機能を有する。下部押圧力付与軸31は床溝2内に挿入された防水扉1に取り付けた上下の受圧板12の中間高さ位置に対応する下部支持部材3の縦置状態の他側面3bの高さ位置に貫通状態で螺合されている。下部押圧力付与軸31は、適宜の間隔例えば500mmの間隔で下部支持部材3に取り付けられている。
すなわち、下部支持部材3の他側面3bの対応する高さ位置には螺子孔が形成され、下部押圧力付与軸31の外周には螺子山が刻設されていて、下部押圧力付与軸31はその外周の螺子山が螺子孔に螺合されることで螺子運動により進退動する構造になっている。
下部押圧力付与軸31の位置は防水扉1に取り付けた上下の受圧板12の中間高さ位置に対応しており、下部押圧力付与軸31からの付与される押圧力は上下の受圧板12に均等に分散されるため、防水扉1は下部押圧力付与軸31からの押圧力によって傾いたりするのが防止される。
また、下部押圧力付与軸31は下部支持部材3の他側面3bに螺合されているため、その前進及び後退の移動は微小移動となり、押圧力の細かな微調整が可能となり、また微小移動のために大きな押圧力を下部押圧力付与軸31は下部支持部材3を通じて防水扉1に付与することができ、防水扉1を下部支持部材3の一側面3aと床溝2の一側面2aとの間で挟圧して支持させることができる。
下部押圧力付与軸31の後部には当該押圧力付与軸31を軸転させる下部ハンドル32が設けられている。作業員はこの下部ハンドル32を手で回すことにより下部押圧力付与軸31を軸転させて、螺子運動により下部押圧力付与軸31の先端を床溝2の他側面2bに当接させて、その反作用によって下部支持部材3を床溝2の一側面2a側に向けて押圧移動させることができる。
床溝2内に挿入された防水扉1に取り付けた上下の受圧板12の中間高さ位置に対応する下部支持部材3の縦置状態の一側面3aの高さ位置には下部押込板33が取り付けられている。下部押込板33は下部支持部材3の一側面3aと接する側の防水扉1の表面を直接押圧する板である。下部支持部材3の一側面3aや防水扉1の表面が僅かに変形している場合、下部支持部材3の一側面3aが防水扉1の表面を均一に押圧できなくなるのを回避するために、下部押込板33は取り付けられている。
側部押圧部材5は、洪水時に一側面5aが防水扉1の左右の側端側1bの片面を各側溝4の一側面4aに押止して片面に取り付けた上記弾性止水板11により止水させる機能を果たす。側部押圧部材5は左右の各側溝4の内側にそれぞれ配置されている。
各側部押圧部材5は、その断面が溝型断面となっていて、溝型断面の左右側面部分を構成する平行な一側面5aと他側面5bと、溝型断面の底面部分を構成する連結面5cとから構成されている。
側部押圧力付与軸51は、側溝4の一側面4aと向かい合う他側面4bに先端が当接しその反作用で側部押圧部材5の一側面5aを防水扉1に向けて押圧移動させる機能を有する。側部押圧力付与軸51は側溝4内に挿入された防水扉1に取り付けた弾性止水板11と同一位置に対応する側部押圧部材5の他側面5bの位置に貫通状態で螺合されている。
すなわち、側部押圧部材5の他側面5bの対応する位置には螺子孔が形成され、側部押圧力付与軸51の外周には螺子山が刻設されていて、側部押圧力付与軸51はその外周の螺子山が螺子孔に螺合されることで螺子運動により進退動する構造になっている。
側部押圧力付与軸51の位置は防水扉1に取り付けた弾性止水板11の位置に対応しており、側部押圧力付与軸51からの反作用で付与される押圧力は同じ位置ある弾性止水板11に作用するため、防水扉1の弾性止水板11は側溝4の一側面4aに十分に密着して止水機能が遺憾なく発揮されて、防水扉1の左右の側端側1bから水漏れが生じるのを確実に阻止することができる。
また、側部押圧力付与軸51は側部押圧部材5の他側面5bに螺合されているため、その前進及び後退の移動は微小移動となり、押圧力の細かな微調整が可能となり、また微小移動のために大きな押圧力を側部押圧力付与軸51は側部押圧部材5を通じて防水扉1に付与することができ、防水扉1の弾性止水板11の側溝4の一側面4aに対する密着を更に高めて止水効果を更に高めることができる。
側部押圧力付与軸51の後部には当該押圧力付与軸51を軸転させる側部ハンドル52が設けられている。作業員はこの側部ハンドル52を手で回すことにより側部押圧力付与軸51を軸転させて、螺子運動により側部押圧力付与軸51の先端を側溝4の他側面4bに当接させて、その反作用によって側部押圧部材5を側溝4の一側面4a側に向けて押圧移動させることができる。
また、側部押圧部材5が側溝4から外れないように、側部押圧部材5の連結面5cと側溝4の底面4cとは遊嵌状に連結されている。側部押圧部材5は連結面5cが側溝4の底面4cに沿って前後にスライドできる状態で連結されている。このため、側部押圧部材5の連結面5cにはスライドできるように長孔5dが形成され、この長孔5dに側溝4の底面4cと連結する連結ボルト5eが取り付けられている。
次に、上記発明を実施するための最良の形態の構成に基づく作用について以下説明する。
洪水時でない通常時においては、下部支持部材3は床溝2の内部に横置状態で収容されている。横置状態では下部支持部材3の一側面3aが上面となる。一側面3aの上面の高さは床面aの高さと略同一である。横置状態の下部支持部材3の一側面3aは、床溝2の表面を塞ぐため、この上を車や人が往来しても支障をきたすことがない。
つまり、横置状態の下部支持部材3の一側面3aは床溝2の溝蓋として機能するため、床溝2を塞ぐための別個の溝蓋を必要せず、効率的である。しかも、下部支持部材3は床溝2内に収容されているため、洪水時には直ちに取り出して使用することができ、効率的な使用が可能となる。また、別個に下部支持部材3を保管するためのスペースを省略でき、下部支持部材3の保管場所までの移動などの作業も全く省略でき、非常に効率的である。
洪水になると予想される時には、床溝2内に横置状態で収容していた下部支持部材3を90度起こして縦置状態にする。下部支持部材3はその取り扱いが容易になるようにその長さは例えば2m程になっているので、一人でも簡単に横置状態から縦置状態に起こすことができる。縦置状態にして下部支持部材3の一側面3aと床溝2の一側面2aとの間に防水扉1の下部側1aが挿入できる隙間をあけ、保管場所から持ち出した防水扉1の下部側1aをその隙間に上方から挿入して差し込む。
防水扉1の下部側1aを床溝2と下部支持部材3との間の隙間に差し込んだ後、各下部支持部材3の他側面3bに適宜間隔で取り付けられた複数の下部押圧力付与軸31の下部ハンドル32を手で一定方向回りに回転させる。一定方向に回転させると、下部押圧力付与軸31は螺子運動によって、先端が他側面3bから突出して床溝2の他側面2bに向かって移動する。移動した下部押圧力付与軸31の先端が床溝2の他側面2bに当接した後も更に下部押圧力付与軸31を回転させると、下部押圧力付与軸31が螺合している他側面2bの下部支持部材3は相対的に床溝2の一側面2aに向かって移動する。
移動する下部支持部材3はその一側面3aが、挿入されている防水扉1の下部側1aに当接する。詳しくは、一側面3aに取り付けられた下部押込板33が防水扉1の下部側1aの表面に当接する。防水扉1の下部側1aの表面に当接した下部支持部材3の一側面3aは、防水扉1の下部側1aを押圧して床溝2の一側面2aに向けて移動させる。下部支持部材3とこれに押圧された防水扉1とは一緒になって床溝2の一側面2aに向けて移動する。
押圧されて移動した防水扉1はその下部側1aに取り付けられた例えばゴム製のパッキンなどが使用された弾性止水板11が床溝2の一側面2aに押し付けられ、弾性止水板11は圧縮されて止水部を構成する。
ここで重要なのは下部押圧力付与軸31の力をバランスよく防水扉1に伝え、さらに、その力の外的つりあいを作り出す必要がある。前記したように下部支持部材3の一側面3aには下部押込板33が取り付けられている。これは下部押圧力付与軸31の回転によって下部支持部材3が移動して防水扉1に接触するとき、確実にこの下部押込板33の幅の範囲内で、下部押圧力付与軸31による移動力を防水扉1に伝えるためである。
これをつけないと、下部支持部材3が防水扉1の方向に移動したとき、下部支持部材3の一側面3aのどの部分が防水扉1に接触するか確定できない。下部支持部材3の一側面3aの上部が接触すると防水扉1の下部は拘束がなくなり、防水扉1はふらつく。また、下部支持部材3の一側面3aの下部が接触すると、同じように防水扉1の上部は拘束がなくなり、防水扉1はふらつく。つまり図で示すように下部押圧力付与軸31の移動力Pの位置が、2個の上下の受圧板12の内側に常にあることで力のつりあいが生じ、防水扉1が固定されるということである。また、このような方法をとることで、例えばゴム製パッキンなどが使用される弾性止水板11に過大な力がかからなくなる。
このようにして、防水扉1はその下部側1aが床溝2の一側面2aと下部支持部材3の一側面3aとの間で挟圧されて支持され、従来のように防水扉の長さ方向の両側端側1bを側溝4で支えるのではなく床溝2で支える構造になっている。
通常の防水扉は高さ500mm位が標準となっている。依って仮に高さが500mmの製品とすると、長さL=500mmの片持梁と考えられ、両端単純支持に比較すると、そのたわみが非常に小さくなる。さらに、開口寸法が変化しても、そのたわみの大きさは変わらず、つまり扉の剛性を変える必要がなくなり常に同じ扉の厚みで良いのである。
図のように防水扉1を床溝2内の下部支持部材3で挟圧して固定することにより、防水扉1の幅(入口開口寸法)が変わっても防水扉1に加わる水圧による曲げモーメントは、変化しないので防水扉1の厚みを変える必要はない。従って、防水扉1の重量を結果的に軽くすることができる。
防水扉1の下部側1aを床溝2で支持し且つ止水した後に、左右の側溝4に挿入された防水扉1の長さ方向の両側端側1bを側部押圧部材5により押し付けて止水する。すなわち、各側部押圧部材5の他側面5bに適宜間隔で取り付けられた複数の側部押圧力付与軸51の側部ハンドル52を手で一定方向回りに回転させる。
一定方向に回転させると、側部押圧力付与軸51は螺子運動によって、先端が他側面5bから突出して側溝4の他側面4bに向かって移動する。移動した側部押圧力付与軸51の先端が側溝4の他側面4bに当接した後も更に側部押圧力付与軸51を回転させると、側部押圧力付与軸51が螺合している他側面5bの側部押圧部材5は相対的に側溝4の一側面4aに向かって移動する。
移動する側部押圧部材5はその一側面5aが、挿入されている防水扉1の各側端側1bにそれぞれ当接する。防水扉1の各側端側1bの表面に当接した側部押圧部材5の一側面5aは、防水扉1の各側端側1bを押圧して側溝4の一側面4aに向けて移動させる。側部押圧部材5とこれに押圧された防水扉1とは一緒になって側溝4の一側面4aに向けて移動する。
押圧されて移動した防水扉1はその各側端側1bに取り付けられた例えばゴム製のパッキンなどが使用された弾性止水板11が側溝4の一側面4aに押し付けられ、弾性止水板11は圧縮されて止水部を構成する。
側溝4の役目は、防水扉1の左右両側端側1bの止水が目的である。つまり側溝4に設置される側部押圧部材5や側部押圧力付与軸51は例えばゴム製パッキンが使用される弾性止水板11を圧縮するためのものである。
本願発明の製品は、水圧を床溝2で支持するので、開口寸法が大きい、つまり防水扉1の長さが長くなっても1枚板で設計することができる。どうしても分割が必要な場合は、既存の製品はその分割部に支柱をたてなければならないが、本願発明の製品は、分割部に外力が加わらないので、支柱は必要ない。ただし、分割部にワンタッチ式の止水ゴムを取り付ける。
なお、この発明は上記発明を実施するための最良の形態に限定されるものではなく、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をなし得ることは勿論である。
(A)はこの発明を実施するための最良の形態を示す床支持方式防水扉構造の支持方式の概念説明用の平面図である。 (B)はこの発明を実施するための最良の形態を示す床支持方式防水扉構造の支持方式の概念説明用の側断面図である。 この発明を実施するための最良の形態を示す床支持方式防水扉構造における洪水時の床溝部分の側断面図である。 この発明を実施するための最良の形態を示す床支持方式防水扉構造における通常時の床溝部分の側断面図である。 この発明を実施するための最良の形態を示す床支持方式防水扉構造における洪水時の側溝部分の側断面図である。 (A)はこの発明を実施するための最良の形態を示す側部押圧部材の平断面図である。 (B)はこの発明を実施するための最良の形態を示す側部押圧部材の側面図である。 (C)はこの発明を実施するための最良の形態を示す側部押圧部材の正断面図である。 この発明を実施するための最良の形態を示す床支持方式防水扉構造における洪水時の支持状態での力の伝わり説明用の側断面図である。 (A)は従来の防水扉の支持方式の概念説明用の平面図である。 (B)は従来の防水扉の側部水密方式の概念説明用の平面図である。
符号の説明
1 防水扉
1a 下部側
1b 側端側
11 弾性止水板
12 受圧板
2 床溝
2a 一側面
2b 他側面
2c 底面側
3 下部支持部材
3a 一側面
3b 他側面
3c 連結面
3d ブラケット
31 下部押圧力付与軸
32 下部ハンドル
33 下部押込板
4 側溝
4a 一側面
4b 他側面
4c 底面
5 側部押圧部材
5a 一側面
5b 他側面
5c 連結面
5d 長孔
5e 連結ボルト
51 側部押圧力付与軸
52 側部ハンドル
a 床面
b 側壁面

Claims (3)

  1. 出入口の開口部の床面に開口幅の全幅方向にわたって洪水時に所定高さの材質がFRPからなる防水扉の下部側が挿入される床溝を形成し、出入口の開口部の左右側壁面に床溝の左右の各端部から上向き方向に洪水時に所定高さの材質がFRPからなる防水扉の左右の側端側が挿入される側溝をそれぞれ形成し、上記床溝の断面を溝深さに比べ溝幅が大きい横長な矩形断面とし、洪水時には縦置状態で所定高さの防水扉の下部側の両面を床溝の一側面との間で挟圧支持すると共に防水扉の下部側の片面を床溝の一側面に押止して止水し且つ通常時には横置状態で床溝内に収容される下部支持部材を配置し、洪水時に防水扉の左右の側端側の片面を各側溝の一側面に押止して止水する側部押圧部材をそれぞれ配置したことを特徴とする床支持方式防水扉構造。
  2. 出入口の開口部の床面に開口幅の全幅方向にわたって洪水時に所定高さの材質がFRPからなる防水扉の下部側が挿入される床溝を形成し、出入口の開口部の左右側壁面に床溝の左右の各端部から上向き方向に洪水時に所定高さの材質がFRPからなる防水扉の左右の側端側が挿入される側溝をそれぞれ形成し、床溝及び側溝の一側面と接する防水扉の下部側及び両側端側の片面に弾性止水板をそれぞれ取り付け、上記床溝の断面を溝深さに比べ溝幅が大きい横長な矩形断面とし、洪水時には縦置状態の一側面で所定高さの防水扉の下部側の両面を床溝の一側面との間で挟圧支持すると共に防水扉の下部側の片面に取り付けた上記弾性止水板を床溝の一側面に押止して当該弾性止水板により止水し且つ通常時には横置状態で床面と略同一平面となって床溝を塞ぐような状態で床溝内に収容される下部支持部材を配置し、上記床溝の他側面に先端が当接しその反作用で下部支持部材の縦置状態の一側面を防水扉に向けて押圧移動させる下部押圧力付与軸を下部支持部材の縦置状態の他側面に貫通状態で螺合し、下部押圧力付与軸の後部に当該押圧力付与軸を軸転させる下部ハンドルを設け、洪水時に一側面が防水扉の左右の側端側の片面を各側溝の一側面に押止して片面に取り付けた上記弾性止水板により止水する側部押圧部材をそれぞれ配置し、上記側溝の他側面に先端が当接しその反作用で側部押圧部材の一側面を防水扉に向けて押圧移動させる側部押圧力付与軸を側部押圧部材の他側面に貫通状態で螺合し、側部押圧力付与軸の後部に当該押圧力付与軸を軸転させる側部ハンドルを設けたことを特徴とする床支持方式防水扉構造。
  3. 出入口の開口部の床面に開口幅の全幅方向にわたって洪水時に所定高さの材質がFRPからなる防水扉の下部側が挿入される床溝を形成し、出入口の開口部の左右側壁面に床溝の左右の各端部から上向き方向に洪水時に所定高さの材質がFRPからなる防水扉の左右の側端側が挿入される側溝をそれぞれ形成し、床溝及び側溝の一側面と接する防水扉の下部側及び両側端側の片面に弾性止水板をそれぞれ取り付け、床溝の一側面と接する防水扉の下部側の片面に弾性止水板を挟んでその上下に受圧板をそれぞれ取り付け、上記床溝の断面を溝深さに比べ溝幅が大きい横長な矩形断面とし、洪水時には縦置状態の一側面で所定高さの防水扉の下部側の両面を床溝の一側面との間で挟圧支持すると共に防水扉の下部側の片面に取り付けた上記弾性止水板を床溝の一側面に押止して当該弾性止水板により止水し且つ通常時には横置状態で床面と略同一平面となって床溝を塞ぐような状態で床溝内に収容される下部支持部材を配置し、床溝内に挿入された防水扉に取り付けた上下の受圧板の中間高さ位置に対応する下部支持部材の縦置状態の一側面の高さ位置に下部押込板を取り付け、上記床溝の他側面に先端が当接しその反作用で下部支持部材の縦置状態の一側面を防水扉に向けて押圧移動させる下部押圧力付与軸を、床溝内に挿入された防水扉に取り付けた上下の受圧板の中間高さ位置に対応する下部支持部材の縦置状態の他側面の高さ位置に貫通状態で螺合し、下部押圧力付与軸の後部に当該押圧力付与軸を軸転させる下部ハンドルを設け、洪水時に一側面が防水扉の左右の側端側の片面を各側溝の一側面に押止して片面に取り付けた上記弾性止水板により止水する側部押圧部材をそれぞれ配置し、上記側溝の他側面に先端が当接しその反作用で側部押圧部材の一側面を防水扉に向けて押圧移動させる側部押圧力付与軸を、側溝内に挿入された防水扉に取り付けた弾性止水板と同一位置に対応する側部押圧部材の他側面の位置に貫通状態で螺合し、側部押圧力付与軸の後部に当該押圧力付与軸を軸転させる側部ハンドルを設けたことを特徴とする床支持方式防水扉構造。
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