JP5763595B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機に係り、特に、羽根モノ、ヒコーキといわれるタイプの遊技機であって、役物装置の内部に可動体を備えた遊技機に関する。
従来、この種の遊技機において、図19(A)に示す様に、始動遊技状態時の抽選結果に基づいて、センター役物装置内に設置された可動体(可動板、足、手)の動作状態を変更する制御を行うことで、特別入賞領域への入賞可能性を変化させる様にした羽根モノタイプの遊技機が提案されている(特許文献1)。
また、図19(B)に示す様に、 大入賞口の開放回数が「8回」までは大入賞口の開放中、Vゾーンを所定の特定位置(左右水平方向の中央位置)で停止し、開放回数が「9回〜16回」の間は、Vゾーンが左右水平方向に往復移動する様にモータで駆動制御する様にしたセンター役物装置を備えた羽根モノタイプの遊技機も提案されている(特許文献2)。
特開平6−246037(図4,図5,図8) 特開2000−334094(図3,図4,図13)
特許文献1,2の遊技機は、可動体の多様な動作や貯留機能が、遊技者の興趣を高める上で、極めて有効なものとなっている。
しかし、これら特許文献1,2の遊技機は、始動口への入賞に伴う開閉部材の開閉時と大当たりラウンドにおいて可動体に動作をさせるものであるため、通常時にはセンター役物内の可動体による動作を楽しませることができない。
一方、通常時、開閉部材の開閉時、高継続状態の大当たりラウンド、通常の大当たりラウンド、と遊技状態に応じて種々異なる内容となる様な可動体演出を実行しようとすると、タイミングその他の条件によっては遊技者にとって違和感のある動作を行う可能性がある。
そこで、本願は、通常時を含めて可動体に種々の動作を実行させるに当たり、動作の状態が遊技者に違和感を与えることのない遊技機を提供することを目的としてなされた。
上記目的を達成するためになされた本発明の遊技機は、遊技盤に設定された遊技領域内に、所定の動作範囲内で往復動作と一旦停止動作を繰り返し実行する可動体を備えさせた遊技機であって、以下の構成を備えていることを特徴とする(図1の太い実線参照。)。
(A1)前記可動体M1は、駆動源として正逆回転可能なモータM2を備えていること。
(A2)前記モータM2に対して正転・逆転・停止を指令することにより、前記可動体M1に、少なくとも、前記動作範囲の一方端に向かって移動開始する第1の動作、前記動作範囲の他方端に向かって移動開始する第2の動作、及び前記動作範囲内の所定位置において停止し続ける停止維持動作、の各動作を、所定の順番で繰り返し実行させるための指令を行うモータ駆動状態指令手段M3を備えていること。
(A3)前記可動体M1による前記第1の動作、第2の動作、及び停止維持動作、の各動作を実行させる順番を、各動作に対応して定められた動作コードの切り替え順として予め設定した動作コード切替順テーブルM4を備えていること。
(A4)所定のトリガー情報が入力されたときに前記動作コード切替順テーブルM4の設定順に従って次の動作コードを前記モータ駆動状態指令手段M3へと指令する動作コード指令手段M5を備えていること。
(A5)前記動作コード切替順テーブルM4に設定される各動作コードに対応する切替条件となる管理情報を設定した動作コード切替条件設定手段M6を備えていること。
(A6)前記管理情報に対応するパラメータを取得し、当該パラメータが切替条件となったときに前記動作コード指令手段M5に対して前記トリガー情報を与えるトリガー手段M7を備えていること。
(A7)前記動作コード切替条件設定手段M6として遊技の進行状況に応じて異ならせた複数の管理情報テーブルM6a,M6bが設定されると共に、遊技の進行状況を判定し、前記複数の管理情報テーブルM6a,M6bの内のいずれの管理情報テーブルを用いるかを、現在の遊技の進行状況に応じて切り替え、前記トリガー手段M7が次のトリガー情報を出力するための前記切替条件を設定するトリガー条件設定手段M8を備えていること。
本発明の遊技機によれば、モータ駆動状態指令手段M3が、正転・逆転・停止を所定の順番に従ってモータM2に対して指令することにより、可動体M1に、少なくとも、動作範囲の一方端に向かって移動開始する第1の動作、動作範囲の他方端に向かって移動開始する第2の動作、及び動作範囲内の所定位置において停止し続ける停止維持動作、の各動作を、所定の順番で繰り返し実行させることができる。このとき、動作順は、動作コード切替順テーブルM4に予め設定されている順番で動作コードを切り替えていくことにより、一定の順番に従って正確に実現される。この動作コードの切り替えは、動作コード指令手段M5が、トリガー手段M7からトリガー情報を入力される毎に実行される。トリガー手段M7は、動作コード切替条件設定手段M6が備えている複数の管理情報テーブルM6a,M6bのいずれかと、所定のパラメータとから、トリガー情報を出力するタイミングを決定する。管理情報テーブルM6a,M6bの内のいずれを用いるかは、現在の遊技の進行状況に応じて、トリガー条件設定手段M8が切り替える。
管理情報テーブルが切り替わるだけで、動作コードの切替順番は変わらない。この結果、特許文献2の遊技機が実施している通常遊技状態と特別遊技状態における停止時間の変更を行う場合、本発明の遊技機では、トリガー条件設定手段M8が管理情報テーブルを切り替えることで停止時間の長短を変更する。従って、可動体M1は、管理情報テーブルの切り替え前の動作と管理情報テーブル切り替え後の動作において動作方向が切り替わってしまうということがなく、通常遊技状態と特別遊技状態とが可動体M1の連続した動作の中で実現される。従って、遊技状態が切り替わるときに違和感を生じさせない。
ここで、、これら本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるものとすることができる(図1の細い実線部分参照。)。
(B1)前記動作コード切替条件設定手段M6の各管理情報テーブルM6a,M6bには、停止維持動作の動作コードに関連付けられた管理情報として、停止状態を維持する停止維持時間が設定されていること。
(B2)前記トリガー手段M7は、経過時間を計測する計時手段M11を備え、該計時手段による計測結果をパラメータとして、前記停止維持時間の条件を満たしたときに、前記停止維持動作に対応する動作コードを次の動作コードに切り替えるためのトリガー情報を前記動作コード指令手段M5に対して与える手段として構成されていること。
計時手段M11をも備えることにより、特許文献2の遊技機が実施している停止時間の管理を正確に実行することができる。
ここで、本発明の遊技機は、さらに、以下の構成をも備えるものとすることができる。
(C1)前記動作コード切替条件設定手段M6の各管理情報テーブルM6a,M6bは、停止維持動作の動作コードに関連付けられた管理情報のみを異ならせたテーブルとして構成されていること。
往復動作自体は一定の速度で実施し、中間位置での停止状態を維持する時間を変更することにより、特許文献2で実施しようとした通常遊技状態と特別遊技状態における停止時間の変更を、管理情報テーブルの切替だけで容易に実現することができる。なお、本発明の遊技機としては、各管理情報テーブルにおいて、第1,第2の動作コードに関連付けられた管理情報(例えば、モータ回転速度など)についても異ならせておくことを排除するものではない。
さらに、これら本発明の遊技機は、以下の構成をも備えるものとすることができる(図1の細い点線部分参照。)。
(D1)前記動作範囲内の一方端から他方端までの間の所定の中間位置に前記可動体M1が位置することを検出する位置検出手段M21を備えると共に、前記可動体M1が、モータ正転時に前記中間位置と前記一方端との間を往復動し、モータ逆転時に前記中間位置と前記他方端との間を往復動する様に、前記モータM2の駆動力を前記可動体M1に伝達する駆動力伝達機構M22を備えていること。
(D2)前記動作コード切替順テーブルM4には、前記第1の動作の後で前記第2の動作が行われ、かつ、前記第2の動作の後で前記第1の動作が行われると共に、前記第1,第2の動作の間には前記停止維持動作が行われる様に、前記動作コードの切り替え順が設定されていること。
(D3)前記トリガー手段M8は、前記位置検出手段M21が前記中間位置に前記可動体M1が位置することを検出したときに、前記第1の動作及び第2の動作の動作コードを前記停止維持動作の動作コードに切り替えるトリガー情報を前記動作コード指令手段M5に対して与える手段として構成されていること。
これら(D1)〜(D3)の構成をも備えた本発明の遊技機によれば、駆動力伝達機構M22により、可動体M1は、モータ正転時に中間位置と一方端との間を往復動し、モータ逆転時に中間位置と他方端との間を往復動する。そして、位置検出手段M21が、中間位置に可動体M1が位置することを検出したとき、トリガー手段M8が、動作コードを停止維持動作のコードに切り替える。従って、可動体M1は、「中間位置」→「一方端」→「中間位置」→「停止」→「他方端」→「中間位置」→「停止」→「一方端」→ … という往復動の途中で一旦停止を繰り返す動作を実行するものとなる。そして、中間位置での停止時間が管理情報テーブルの切り替えによって変更された後に動作を再開するとき、それまでの動作から予測される次の動作の方向へと可動体M1が動き始める。また、停止時間を変更する際も、それまでの動作がいきなり停止動作へと変更されるのではなく、スムーズに停止動作へと移行する。
これら(D1)〜(D3)の構成をも備えた遊技機は、以下の構成をも備えるものとすることができる。
(E1)前記遊技盤に設定された遊技領域に、一般入賞領域と特別入賞領域とを備えた入賞空間と、該入賞空間への遊技球の進入口を開閉する開閉部材とを有する役物装置を備えていること。
(E2)前記可動体M1は、前記特別入賞領域への受入通路を形成すると共に、前記動作範囲を、前記入賞空間の下部に左右方向に設定された所定の揺動範囲とする樋部材として構成されていること。
(E3)前記検出手段M21は、前記揺動範囲の中央に設定された原位置を前記動作範囲内の所定の中間位置として検出する手段として構成されていること。
かかる(E1)〜(E3)の構成をも備えることにより、特許文献2の遊技機において実施している樋部材の動作を、本発明の制御手法によって実施でき、条件の切り替わる際の動作をそれまでの動作から急激に変更しなくてもこれを達成できるから、違和感を与えることのない動作として、通常遊技状態と特別遊技状態での樋部材の停止時間の変更を実現することができる。
また、この(E1)〜(E3)の構成をも備えた遊技機は、以下の構成をも備えるものとすることができる(図1の二点鎖線の部分参照。)。
(F1)前記複数の管理情報テーブルM6a,M6bが、通常遊技状態と特別遊技状態とで異なり、前記停止維持時間として、前記通常遊技状態に対応する管理情報テーブルには所定の有限な長さの基準時間が設定され、前記特別遊技状態に対応する管理情報テーブルには特別遊技状態における1回の特別遊技ラウンドを消化するために必用な時間との関係から実質的に無限大となる様に、前記通常遊技状態に対して設定された基準時間に比べて十分に大きな無限大時間が設定されたものとなっていること。
(F2)前記トリガー手段M7は、遊技状態が前記特別遊技状態であるときは、前記停止維持時間以外に、当該特別遊技状態における1回の特別遊技ラウンド内で観測可能な所定のトリガー出力条件に基づいて、停止維持動作コードを次の動作コードに切り替えるためのトリガー情報を前記動作コード指令手段M5に対して与える手段として構成されていること。
1回の特別遊技ラウンド内で観測可能な所定のトリガー出力条件としては、例えば、開閉部材の開閉回数、遊技球の入賞数などを用いることができる。また、実質的に無限大となる時間としては、例えば、999秒などを設定すればよい。
さらに、この(F1),(F2)の構成をも備えた遊技機は、以下の構成をも備えるものとすることができる。
(G1)前記役物装置は、前記特別遊技ラウンドが継続して実行される可能性を高める貯留部と、該貯留部に貯留した遊技球を所定のタイミングで開放する貯留開放手段とを備え、前記特別遊技状態にあるときの前記トリガー出力条件が、前記貯留開放手段が遊技球の開放を実行した後に観測される所定のパラメータに設定されていること。
これら(G1)の構成をも備えた遊技機は、トリガー出力条件を貯留開放手段による遊技球の開放を実行した後に観測される所定のパラメータとすることで、貯留機能による特別遊技ラウンドの継続可能性を遊技者に楽しませると共に、貯留が成功した場合の特別遊技ラウンドの継続を確実なものとすることができる。
加えて、この(G1)の構成をも備えた遊技機は、以下の構成をも備えるものとすることができる。
(H1)前記役物装置は、前記入賞空間内において、それ自身が作動したときに遊技球が前記貯留部に誘導され易い状態状態を形成する振り分け部材を備え、該振り分け部材の作動状況を制御することにより、前記特別遊技ラウンドの継続可能性を変更させる継続可能性変更手段を備えていること。
(H2)前記特別遊技状態にあるときの前記トリガー出力条件を、前記継続可能性変更手段による前記特別遊技ラウンドの継続可能性の変更状態に対応して異ならせてあること。
また、上述した本発明の遊技機は、以下の構成をも備えているものとすることができる(図1の一点鎖線の部分参照。)。
(I1)前記動作コード切替順テーブルは、ポインタを1つずつ進めることによって動作コードの切り替えを行い、最後のポインタの次に最初のポインタに戻る様に構成されたポインタ切替手段として構成されていること。
この様な構成は、ソフトウェアによって実現するだけでなく、例えば、信号が入力される度にポートを切り替えるレジスタをポインタ切替手段として用いたハードウェアロジックとして実現することもできる。ポインタの切替という単純な動作によることで、可動体の動作を確実に切り替えることができる。
本発明によれば、通常時を含めて可動体に種々の動作を実行させるに当たり、動作の状態が遊技者に違和感を与えることのない遊技機を提供することができる。
本発明の構成を概念的に例示する発明概念図である。 実施例1のパチンコ機を示し、(A)は遊技盤を取り外した状態の斜視図、(B)は正面図、(C)は分解斜視図である。 実施例1を示し、(A)は遊技盤の正面図、(B)は裏ユニットの正面図である。 実施例1のパチンコ機における通常時のセンター役物を示し、(A)は正面図、(B)はB−B断面図、(C)はC−C断面図である。 実施例1のパチンコ機における通常時のセンター役物を示し、(A)は正面図、(B)はE−E断面図、(C)はD−D断面図、(D)はA−A断面図である。 実施例1のパチンコ機における貯留機能作動時のセンター役物を示し、(A)は正面図、(B)はA−A断面図、(C)はC−C断面図である。 実施例1のパチンコ機における貯留機能作動時のセンター役物を示し、(A)は正面図、(B)はE−E断面図、(C)はD−D断面図、(D)はB−B断面図である。 実施例1のパチンコ機のセンター役物の組み立て状態を示す斜視図である。 実施例1のパチンコ機の樋部材の駆動機構を示し、(A)は斜視図、(B)は底面図、(C)〜(E)は平面図、(F)は動作グラフである。 実施例1のパチンコ機の傾斜板の駆動機構を示し、(A),(B)は斜視図、(C)〜(E)は左側面図、(F)〜(H)は右側面図である。 実施例1のパチンコ機の制御系統を示すブロック図である。 実施例1のパチンコ機における賞球払出制御を説明する図であって、(A)は制御系統のブロック図、(B)は演算処理のフローチャートである。 実施例1のパチンコ機における乱数抽選を説明する図であって、(A)は制御系統のブロック図、(B)は演算処理のフローチャートである。 実施例1のパチンコ機における小当たり遊技を説明する図であって、(A)は制御系統のブロック図、(B)は演算処理のフローチャートである。 実施例1のパチンコ機における特別遊技を説明する図であって、(A)は制御系統のブロック図、(B)は演算処理のフローチャートである。 実施例1のパチンコ機における演出制御を説明する図であって、(A)は制御系統のブロック図、(B)は演算処理のフローチャートである。 実施例1のパチンコ機における揺動モータ制御を説明する図であって、(A)は制御系統のブロック図、(B)は演算処理のフローチャートである。 実施例1のパチンコ機における残存球エラー判定を説明する図であって、(A)は制御系統のブロック図、(B)は演算処理のフローチャートである。 従来技術の説明図である。
以下、本発明の実施形態として、具体的な実施例を図面に基づき詳細に説明する。
[1 遊技機全体の概要]
実施例1のパチンコ機を、図面に基づき詳細に説明する。なお実施例において「左」又は「右」とは、パチンコ機の表側(前面側)から見たときの「左」又は「右」を示すものとする。まず本実施形態のパチンコ機の基本的構成を簡単に説明する。
実施例1のパチンコ遊技機Pは、図2に示す様に、外枠A、中枠B、遊技盤1、前枠D、上の球受け皿E、下の球受け皿F及び打球発射装置Gを備えている。外枠Aはパチンコ機Pの外郭を構成する縦長方形の枠である。中枠Bは、各種の遊技用構成部材をセットするための縦長方形の枠であって、外枠Aの前面側に開閉可能かつ着脱可能に組み付けられる。遊技盤1は、中枠(遊技盤取付枠)Bの開口部に取り付けられる。前枠Dは遊技盤1の透視保護窓であって、施錠装置Hの操作によって開閉可能な様に中枠Bの前面側に組み付けられる。上の球受け皿Eは、貸し球や賞球の受け皿で、本実施例においては前枠Dの下部と一体に構成されてる。従って、前枠Dを中枠Bに対して開閉するときに上の球受け皿Eも共に開閉される。下の球受け皿Fは、上の球受け皿Eが一杯になったときに排出される遊技球や打ち損じの遊技球等を受ける受け皿であって、中枠Bの下部に固定されている。打球発射装置Gは、上の球受け皿Eから発射レールに送り込まれた遊技球をハンドル操作に対応する強さで打ち出すための装置であって、中枠Bの右下部に装備される。
中枠Bは、上縁をなす上枠部材B1と、下縁をなし打球発射装置G等が設置された下枠部材B2と、左側縁をなす左枠部材B3と、右側縁をなす右枠部材B4とから構成されて、これら上下左右の枠部材B1〜B4を組み付けた際に、全体が外枠Aの開口に整合する矩形枠状に形成される。そして、上下左右の枠部材B1〜B4を組み付けた際に開口する開口部分が、遊技盤1を設置する遊技盤保持部B5として機能する。ここで、中枠Bは、外枠Aの左上端部及び左下端部に設けられた支軸を介して枢支され、左側端部を中心として中枠Bを回転させることで外枠Aに対して中枠Bを開閉し得るようになっている。
[2 遊技盤の概要]
本実施例において、遊技盤1はベニヤで構成され、図3に示す様に、羽根物タイプのセンター役物10を取り囲む様に形成された遊技領域2の下部に取り付けられた始動入賞口31〜33と、左右の装飾体40,50と、下部装飾体60と、障害釘や風車などを備えている。この左右の装飾体40,50には普通入賞口34,35が備えられ、下部装飾体60の左右にに位置する普通入賞口36,37も備えられている。また、センター役物10自体も入賞口として機能する。遊技盤1の裏面には、これら入賞口31〜37及びセンター役物10と連絡して球排出通路113を形成する裏ユニット100が取り付けられている。
裏ユニット100は、遊技盤1の内側に収まる縁枠111が前方に突設形成された裏ユニット本体110の前面側に、左右の装飾体40,50及び下部装飾体60の背後に位置するLED基板120,130,140を装着したものとなっている。また、裏ユニット本体110には、センター役物10の背後にあたる部分に後方へ窪んだ収納凹所112が形成されると共に、球排出通路113が設けられている。LED基板120等は、裏ユニット本体110の収納凹所112と縁枠111との間で球排出通路113を避ける位置に取り付けられる。なお、図示の状態は、LED基板120等の前面側に透明な合成樹脂で成形された前面カバーが装着され、基板前面に配置されたLEDが保護された状態を示している。
[3 センター役物の概要]
センター役物10は、図4〜図7に示す様に、一般入賞領域11aと特別入賞領域11vとを備えた入賞空間11と、この入賞空間11への遊技球の進入口をソレノイド駆動による回動動作によって開閉する開閉部材12a,2bと、入賞空間11の最下部に備えられ、特別入賞領域11vへの受入通路を形成すると共にモータ駆動によって所定の揺動範囲内で左右方向に揺動される樋部材13と、樋部材13の上面よりやや上方に設置された底面形成部材14と、この底面形成部材14の中央に前後方向に伸びる様に設置され、モータ駆動により、傾きを変える傾動動作を実行する傾斜板15とを備えている。
底面形成部材14の後端部には上方に上がった段差部14aが形成されている。この段差部14aは中央から左右に下がる屋根状に緩く傾斜し、中央前面には遊技球1個を受け入れることが可能な窪み14bが形成されている。また、傾斜板15の後端付近には、その先端を持ち上げる方向に傾動したときに突出するストッパ15aが備えられている。
入賞空間11の中央には人形16が備えられ、人形16の前方で幅方向に伸びる中間床形成部材17も備えられている。中間床形成部材17の左右の端には、後方に向かって遊技球を転動させる様に後下がりに傾斜した転動面を備える前後方向誘導路形成部材18a,18bが備えられ、この前後方向誘導路形成部材18a,18bの後端から転がり出した遊技球を受け止めて中央に向かって転動させる様に、右下がり傾斜の転動面を備えた左奥傾斜路形成部材21が入賞空間11の下部左側最奥部に、左下がり傾斜の転動面を備えた右奥傾斜路形成部材22が入賞空間11の下部右側最奥部に、それぞれ設置されている。また、人形16の背面には、ソレノイド駆動によって回動動作する2枚の振り分け部材19a,19bも設置されている。
左奥傾斜路形成部材21及び右奥傾斜路形成部材22は、底面形成部材14の段差部14aに底面を当接させると共に、入賞空間本体を形成する入賞空間ベース部材23の後壁23aに背面を当接させる様にして設置されている。
センター役物10は、遊技領域2に備えられた始動入賞口31〜33に遊技球が入賞した場合に開閉部材12a,12bを1回又は2回開放する始動口入賞時制御と、この始動口入賞時制御の実行に伴って入賞空間11内に進入できた遊技球が特別入賞領域11vに入賞した場合に特別遊技制御を開始する入賞装置として機能する。
特別遊技制御においては、始動口入賞時制御の際よりも長い開放時間にて、開閉部材12a,12bの開閉を繰り返し、繰り返し回数が18回になるか、この間の入賞球個数が10個となるまでを1ラウンドとする特別遊技が実行される。また、この特別遊技のラウンド数は、始動口入賞時に既に抽選されて決まっており、抽選の結果に対応して、最終ラウンドまでの継続性を高めるためのラウンド継続制御も実行される。
ラウンド継続制御では、傾斜板15を、その後端を持ち上げる方向に傾動させると共に、振り分け部材19a,19bを前方へ回動させ、中間床形成部材17上の遊技球を、左右の端に向かって誘導し、前後方向誘導路形成部材18a,18bを経由して、左奥傾斜路形成部材21及び右奥傾斜路形成部材22へと誘導し易い状態を形成する。また、樋部材13を傾斜板15の正面にあたる中央において停止した状態とする。
この結果、ラウンド継続制御中は、入賞空間11内に進入した遊技球は、中間床形成部材17の上面に当たって後方に転動しつつ振り分け部材19a,19bに沿って左方又は右方に転動し、前後方向誘導路形成部材18a,18bへと導かれる。そして、前後方向誘導路形成部材18a,18bを経由して、左奥傾斜路形成部材21又は右奥傾斜路形成部材22へと誘導され、中央に向かって転動し、段差部14a中央の窪み14bに向かって放出され、傾斜板15の後端側で突出したストッパ部材15aによって邪魔されて窪み14b内に貯留される。なお、貯留される遊技球は1個だけで、その他の遊技球は窪み14bの左右から段差部14aへと転がり出し、底面形成部材14上を前方へと転がって一般入賞領域11aから裏ユニット100の球排出通路113へと排出されていく。
そして、特別遊技中の所定のタイミングになると、傾斜板15の先端が下方に向かって傾動され、後端位置に貯留されていた遊技球はストッパ15aの没入動作に伴って傾斜板15へと転がり出し、傾斜板15の上を転がって正面に停止している樋部材13の受入口から特別入賞領域11vへと入賞し、裏ユニット100の球排出通路113へと排出されていく。
こうしてラウンド継続制御では、貯留機能を作動させることによって、特別遊技ラウンドが継続され易い状態を形成している。
なお、樋部材13は、特別遊技状態以外の通常時(始動口入賞時制御を含む)においては、「(イ)中央→左端→中央」「(ロ)中央→右端→中央」の揺動動作を実行し、(イ)(ロ)の動作が切り替わる際に中央で一旦停止する動作を繰り返し実行している。また、この動作は、ギヤとカムの組み合わせにより、モータの正転→停止→逆転→停止→正転→…を切り替えることで実現されている。
[4 センター役物の組み立て]
センター役物10の組み立てにおいては、図8に示す様に、まず、入賞空間本体を形成する入賞空間ベース部材23の後壁23aに背面を当接させると共に、後壁23aに交差して前方へ伸びる様に一体成形されている段差部14aに底面を当接させる様にして、左奥傾斜路形成部材21及び右奥傾斜路形成部材22を取り付ける。
次に、中間床形成部材17及び前後方向誘導路形成部材18a,18bが一体成形された入賞空間仕切部材24が入賞空間ベース部材23の前面側に取り付けられる。そして、前面側の飾り部材25、背面側の役物制御基板装着部材26及び底面側のモータ取り付け部材27が組み付けられる。なお、樋部材13、傾斜板15、人形16は、入賞空間仕切部材24を取り付ける前に入賞空間ベース部材23に対して組み付けられる。
[5 樋部材の駆動機構と動作]
樋部材13は、図9に示す様に、ステッピングモータ71、ギヤ72a,72b,72c、円盤カム73、及び窓付きカムプレート74を介して前述の揺動動作を行う様に構成されている。
樋部材13は、上下方向に開口する入賞枠13aと、この入賞枠13aの後端から後方に向かって伸びる作動バー13bとを備え、作動バー13bの前端付近を揺動中心13cとする様に、モータ取り付け部材27に対して軸支されている。また、樋部材13の作動バー13bの下面には軸方向にカム溝13dが形成されている。
円盤カム73には、円の中心よりも外側の上面側に係合軸73aが突設されると共に、この係合軸73aに対して中心角及び半径をずらした位置の裏面側にピン嵌合部73bが形成されている。また、最終ギヤ72cにも、回転中心の外側に位置するピン嵌合孔72dが穿設されている。そして、最終ギヤ72cのピン嵌合孔72dと円盤カム73のピン嵌合孔73bとにピン72eが嵌合されている。
窓付きカムプレート74には、左右方向に長くなる長円形窓74aが形成されている。そして、円盤カム73は、窓付きカムプレート74の長円形窓74a内に組み付けられると共に、その係合軸73aを、樋部材13のカム溝13d内に挿入した状態となる様に組み付けられている。
また、窓付きカムプレート74は、その下面に突設された2条の前後方向リブ74b,74bを、モータ取り付け部材27の縦溝27a,27aに係合させた状態に組み付けられている。
この結果、ステッピングモータ71を回転させると、ギヤ72a,72b,72cが回転し、円盤カム73が、最終ギヤ72cの回転中心を中心とする円形の軌道上を周回しつつ自転する運動を行い、この円盤カム73の運動に伴って、窓付きカムプレート74は前後方向に進退動作を行い、樋部材13は左右方向に揺動動作を行う。
このとき、前述の様に、円盤カム73の係合軸73aとピン嵌合部73bが、当該円盤に対して中心角及び半径をずらした位置関係とされ、窓付きカムプレート74に左右方向に長い長円形窓74aが形成され、窓付きカムプレート74のリブ74b,74bをモータ取り付け部材27の縦溝27a,27aと係合させた状態に組み付け、樋部材13の揺動中心を作動バー13bの前端位置としてある結果、円盤カム73が平面視時計回りに回転するとき、図9(C)に示す様に、樋部材13は先端を左方向へ振る様に揺動し、左へ振り切った後に中央に向かって先端を振り、円盤カム73が1回転したときに正面を向いた図9(D)の状態となる。逆に、円盤カム73が平面視時反計回りに回転するとき、図9(E)に示す様に、樋部材13は先端を右方向へ振る様に揺動し、右へ振り切った後に中央に向かって先端を振り、円盤カム73が1回転したときに正面を向いた図9(d)の状態となる。この間、窓付きカムプレート74は、樋部材13が左右に振り切った状態を最前進位置とし、樋部材13が中央に戻った状態を最後退位置とする範囲で前後方向に進退動作する。
このとき、窓付きカムプレート74の後端側に後方へ向かって突設された切り欠き付きバー74cの切り欠き部分74dが光センサ75によって検出されることで、窓付きカムプレート74が最後退位置(原点位置)へと移動したことを検知し、これによって樋部材13が中央に戻ったことを検知する様に構成されている。本実施例では、この光センサ75による原点復帰を検知したらステッピングモータ71を所定時間停止、次にステッピングモータ71の回転方向を切り替えて再び原点復帰を検知するまで駆動して所定時間停止するという動作を繰り返すことにより、図9(F)に示す様に、樋部材13を「中央→左端→中央」、「停止」、「中央→右端→中央」、「停止」、「中央→左端→中央」、「停止」、…という樋部材13の揺動動作を繰り返し実行できる様になっている。
なお、窓付きカムプレート74の上面左右には、底面形成部材14の段差部14aから飛び出している上面屋根面とされた流路変更部材76,76が取り付けられている。このため、樋部材13が中央から左又は右へ1回揺動して中央に戻ってくる間に、流路変更部材76,76が1回前後動作を行い、段差部14aから転がり出る遊技球の動きに対して変化を与える役割を果たしている。
[6 傾斜板の駆動機構と動作]
傾斜板15は、図4〜図7に示した様に、入賞空間11の底面形成部材14の中央に前後方向に伸びる様に設置されている。そして、図10に示す様に、ステッピングモータ81、ギヤ82、スライドプレート83、及びカム部材84を介して前述の傾動動作を行う様に構成されている。
傾斜板15は、後端下部の支軸15bを回動中心としてモータ取り付け部材27に軸支されている。また、貯留動作時に突出するストッパ15aも、この支軸15bを回動中心として傾斜板15の下側を前方へ伸びるストッパアーム15cの先端に形成されている。そして、傾斜板15には、このストッパ15aを出没させる角孔15dが形成されると共に、この角孔15dから先端に向かって傾斜板15の中心を通る凹溝15eが上面側に形成されている。
カム部材84は、第1カム84aと第2カム84bとを備えている。第1カム84aは傾斜板15の下面に、第2カム84bは、ストッパアーム15cの下面に、それぞれ当接する。
ステッピングモータ81を駆動し、ギヤ82と噛み合う外向きラックギヤ83aに動力を伝達してスライドプレート83を後退動作させると、このスライドプレート83の上向きラックギヤ83bに対して上方から噛み合っているギヤ84cを介してカム部材84が回転し、ストッパアーム15c及び傾斜板15が下面から押し上げられることによってそれぞれの先端を上方に回動させる。このとき、第2カム84bのカム面を図10(C)〜(E)に示す様な形状としてあるので、傾斜板15よりもストッパアーム15cの方が大きく回動し、角孔15dからストッパ15aを突出させる。
この状態から、ステッピングモータ81を逆転させてスライドプレート83を前進動作させるときは、まず、傾斜板15が元の傾斜状態へと先端を下げ切った後に、ストッパ15aが没入する様に、第1カム84a及び第2カム84bのカム面が設計されている。
なお、スライドプレート83には上向きのフィン83cが突設されており、光センサ85によって原点位置(傾斜板15が先端を下に下げ、ストッパ15aが没入した状態)を検出できる様になっている。
[7 制御装置の構成]
次に、本実施例のパチンコ機Pにおける制御装置について図11に基づき説明する。パチンコ機Pの裏ユニット100の裏面側には、制御装置として、メイン制御基板310と、サブ制御基板320とが備えられている。
制御装置においては、CPU,ROM,RAM,クロック等を備えたメイン制御基板310に対して、各入賞口31〜37への遊技球の入賞を検知する入賞検知センサSE1〜SE7、センター役物10内への遊技球の入賞を検知するために開閉部材12a,12bの近傍に設置された入賞検知センサSE8,SE9、特別入賞領域11vへの遊技球の入賞を検知するVゾーンセンサSE10、球排出通路113へと遊技球が排出されたことを検知する排出球検知センサSE11〜SE13からの検知信号が入力される様になっている。排出球検知センサSE13は、センター役物10からの排出球を検知するためのものであり、他の排出球検知センサSE11,SE12は、入賞口31〜37からの排出球を検知するものである。なお、メイン制御基板310には、樋部材13の原位置を検出する光センサ75、傾斜板15の原位置を検出する光センサ85からの検知信号も入力される構成となっている。
また、メイン制御基板310からは、サブ制御基板320、賞球払出装置99、発射装置Gへとコマンドが出力される様になっている。発射装置Gは、メイン制御基板からの制御コマンドに従って、打球の発射・停止を実行する。打球の停止は、例えば、何らかのエラーが発生したときなどに指令される。賞球払出装置99は、メイン制御基板310からの払出コマンドに従って、賞球の払出を実行する。賞球払出個数は、入賞口31〜37、センター役物10のそれぞれどこに入賞したかによって予め定められている。サブ制御基板320は、LED基板120〜140による発光演出、ドット表示器93による表示演出、スピーカ96による音声演出を実行している。
実施例1のパチンコ機における特徴的な動作を実行するために、メイン制御基板310によって動作制御される部材は、開閉部材12a,12b、樋部材13、傾斜板15、及び振り分け部材19a,19bである。このため、メイン制御基板310は、開閉部材12a,12bに開閉動作を実行させるソレノイドSOL1,SOL2、振り分け部材19a,19bに回動動作を実行させるソレノイドSOL3、樋部材13に揺動動作を実行させるモータ71、傾斜板15に傾動動作を実行させるモータ85に対して制御信号を出力する様に構成されている。また、これら以外にも、センター役物10の上部左右に設けられている7セグ表示器91,92を用いたラウンド数表示・入球カウント表示や、下部装飾体60の左右に備えられているLED表示器94,95を用いた特別図柄表示も実行している。
[8 メイン制御基板による制御処理の概略]
メイン制御基板310は、図12(A)に示す制御系統により、入賞検知センサSE1〜SE9からの入賞検知信号が入力されると、各センサに対応する賞球払出個数に対応する賞球払出コマンドを賞球払出装置99に対して出力する賞球払出処理を実行している。これを受けて、賞球払出装置99は、遊技球の入賞口に対応して予め定められた個数の賞球の払出動作を実行する。
この賞球払出制御は、図12(B)に示す様な演算処理ルーチンとして実行され、入賞検知センサSE1〜SE9からの検知信号が入力されたか否かを判断し(S10)、「YES」と判定されたら、賞球払出装置99に対してセンサを特定した賞球払出信号を出力すると共に(S20)、抽選処理ルーチンを起動する(S30)。
また、メイン制御基板310は、図13(A)に示す制御系統により、始動入賞口31〜33の入賞検知センサSE1〜SE3からの入賞検知信号が入力されると、乱数抽選を実行し、小当たりパターンと、特別遊技パターンとを抽選し、その結果を保留球記憶情報としてRAMに記憶する乱数抽選処理を実行している。
この乱数抽選処理は、図13(B)に示す様な演算処理ルーチンとして実行され、今回検知信号を入力したセンサが始動入賞口31〜33のものか否かを判定し(S110)、「NO」であれば直ちに処理を終了する。一方、「YES」と判定された場合は、保留球個数Nが4以下か否かを判定する(S120)。N≦4ならば(S120:YES)、保留球個数Nをインクリメントし(S130)、小当たりパターンを乱数抽選すると共に(S140)、当該小当たりパターンの小当たり遊技を実行したときに特別入賞領域11vを遊技球が通過したときに実行する特別遊技の遊技パターンを乱数抽選し(S150)、始動口入賞時制御パターンと特別遊技制御パターンとを保留球抽選結果としてRAMに記憶する(S160)。なお、N>4ならば(S120:NO)、S130を飛ばしてS140に移行する。
ここで、小当たりパターンとは、始動入賞口31〜33への入賞を契機として、センター役物10の開閉部材12a,12bを1回又は複数回開閉動作させることにより、特別入賞領域11vへの入賞の機会を与える小当たり遊技における開閉回数、開閉タイミング、開放時間、遊技開始タイミングなどを特定するものである。特別遊技パターンとは、小当たり遊技に伴って実行された開閉部材12a,12bの開閉動作中にセンター役物10内に入賞した遊技球が、特別入賞領域11vを通過したときに大当たりとして確定される特別遊技のラウンド数、ラウンド継続の高低、チャレンジゲームによる途中昇格の有無などを特定するものである。なお、本実施例では、保留球記憶情報は最大4個分を保持でき、保留球記憶が何個あるかはセンター役物10の上部左側の7セグ表示器91に数字で表示する様に構成されている。
メイン制御基板310は、小当たりパターンの抽選結果に対応して、図14(A)に示す制御系統により、ソレノイドSOL1,SOL2を駆動して開閉部材12a,12bの1回又は複数回の開閉動作としての小当たり遊技を実行する。このとき、入賞空間11に遊技球が入賞し、特別入賞領域11vを通過したか否かが、入賞検知センサSE8,SE9及びVゾーンセンサSE10の検知信号によって判断される。VゾーンセンサSE10により特別入賞領域11vを遊技球が通過したことが検知されると、今回の小当たりパターンと対応して抽選されていた特別遊技パターンに基づく特別遊技が開始されることになる。また、図示の実線ブロックの様に、小当たり遊技の基本は開閉部材12a,12bの開閉動作であるが、小当たり遊技のパターンには、振り分け部材19a,19bの回動動作、傾斜板15の傾動動作に伴う流路変更部材76,76の前後動が組み合わされたパターンも存在し、その場合は、図示点線ブロックのソレノイドSOL3及びモータ85に対するコマンドも出力される。また、小当たり遊技特有の表示・発光・音声演出を実行させるためサブ制御基板320に対してもコマンドが出力される。なお、本実施例では、樋部材13は、小当たり遊技中も通常時の揺動動作が繰り返されていて、小当たりパターン特有の動作は実行していない。
この小当たり遊技は、図14(B)に示す様な演算処理ルーチンとして実行され、保留球記憶の内の先頭の小当たりパターンを読み出し(S210)、保留球個数Nをデクリメントすると共に(S220)、読み出した小当たりパターンに対応する開閉部材制御パターン、振り分け部材制御パターン及び傾斜板制御パターンをROMから読み出す(S230)。そして、サブ制御基板320に対して今回の小当たり遊技の最中に実行する演出パターンを指令し(S240)、小当たり遊技の実行開始タイミングを待ってから(S250)、S220でROMから読み出した制御パターンに基づく制御データをソレノイドSOL1,SOL2等の駆動回路に出力すると共に(S260)、残存球エラー判定ルーチンを起動する(S270)。そして、VゾーンセンサSE10からの検知信号が入力されたか否かを判定する(S280)。「YES」と判定された場合は、特別遊技開始コマンドを生成する(S290)。このS280の判定は、所定の有効時間が経過したときは(S300)、終了となる。特別遊技開始コマンドは、実行すべき特別遊技のパターン、開始タイミングなどの情報から構成される。
メイン制御基板310は、小当たり遊技において特別入賞領域11vを遊技球が通過した場合に、図15(A)に示す制御系統により、特別遊技を実行する。特別遊技においては、ソレノイドSOL1,SOL2,SOL3、モータ71,81が駆動制御され、開閉部材12a,12bの開閉動作、振り分け部材19a,19bの回動動作、傾斜板15の傾動動作及び樋部材13の揺動動作が特別遊技状態における各ラウンドに対応した動作状態に制御される。また、入賞検知センサSE8,SE9の検知信号に基づいて特別遊技中における入賞空間11への遊技球の入賞個数をカウントし、そのカウント結果をセンター役物10の上部右側の7セグ表示器92に数字で表示する様にも構成されている。さらに、VゾーンセンサSE10の検知信号から特別入賞領域11vを遊技球が通過したか否かにより、特別遊技における次のラウンドへの移行が成功したか否かの判断がなされる。また、小当たり遊技特有の表示・発光・音声演出を実行させるためサブ制御基板320に対してもコマンドが出力される。
この特別遊技は、図15(B)に示す様な演算処理ルーチンとして実行され、S290で生成した特別遊技開始コマンドに従って今回実行すべき特別遊技パターンに対応する開閉部材制御パターン、振り分け部材制御パターン、傾斜板制御パターン及び樋部材制御パターンをROMから読み出す(S310)。ここで、樋部材制御パターンとしては、後述する様に、高継続動作用制御テーブルを選択するか否かのテーブル切替として実行される。
ここで、特別遊技パターンは、特別遊技の継続可能ラウンド数、ラウンド継続性を高める高継続制御の有無、継続可能ラウンド終了後のチャレンジゲームの有無、チャレンジゲーム成功時の継続可能ラウンド数、実質的な出玉数の期待されない消化ラウンドの有無等の情報を含んでいる。
また、制御パターンは、これら特別遊技中のラウンド毎に、当該ラウンドの内容と対応する様に、通常ラウンド、高継続ラウンド、チャレンジゲームラウンド、消化ラウンド、最終ラウンドのそれぞれについて異ならせた制御パターンとなっている。
続いて、今回ラウンドRNをインクリメントする(S320)。本実施例では、特別遊技開始コマンドを生成した直前の小当たり遊技が特別遊技の1ラウンドとしてカウントされる構成となっているから、今回ラウンド「2」から実質的な特別遊技が開始される構成となっている。
次に、特別遊技の実行開始タイミングを待ってから(S330)、今回ラウンドRNに対応する演出コマンドをサブ制御基板320に対して出力すると共に(S340)、S310でROMから読み出した制御パターンに基づく制御データをソレノイドSOL1,SOL2等の駆動回路に出力し(S350)、残存球エラー判定ルーチンを起動する(S360)。
そして、今回実施する特別遊技パターンにおいて、今回ラウンドが特別入賞領域11vへの入賞によって次のラウンドへ進むことのできる継続ラウンドあるいはチャレンジゲームとなっているか否かを判定する(S370)。「YES」ならば、VゾーンセンサSE10からの検知信号が入力されたか否かを判定する(S380)。ここで「YES」と判定された場合は、S330へ進み、次のラウンドを開始する。このとき、このラウンドにおいてS360で起動された残存球エラー判定ルーチンは一旦クリアされ、次のラウンドにおいてS360へ進んだときに再び残存球エラー判定ルーチンが新たに起動される。一方、S380の判定が「NO」のときは、所定の有効時間が経過したか否かを判定する(S390)。この有効時間は、開閉部材12a,12bが閉じた後の経過時間であって、特別入賞領域11vへの入賞を有効と判定することのできる時間として定められている。有効時間を経過するまでは、S380の判定へと戻ることとなる。そして、S380,S390共に「NO」のときは、次のラウンドには進まず、特別遊技を終了する。なお、S370が「NO」のとき、即ち最終ラウンドでは、S380,S390による「次ラウンド移行の可否判定」は行わない。
サブ制御基板320は、図16(A)に示す制御系統により、メイン制御基板310からの演出コマンドに対応する演出パターンに従って、LED基板120〜140、ドット表示器93及びスピーカ96に対して制御信号を出力して表示・発光・音声演出によりデモ演出、小当たり遊技演出、特別遊技演出をそれぞれ実行する。なお、メイン制御基板310からエラー報知が指令されたときは、エラー報知を実行する。
この特別遊技は、図16(B)示す様な演算処理ルーチンとして実行され、メイン制御基板310からの新たな演出指令コマンドが入力されたか否かを判定し(S510)、「YES」の場合は、当該演出指令コマンドがエラー報知か否かを判定する(S520)。ここで「YES」ならば、エラーの種類を特定し(S530)、エラー報知を行って処理を終了する(S540)。一方、エラー報知でないなら、演出の内容(デモ演出、小当たり遊技演出、特別遊技演出)を特定し(S550)、対応する演出制御データをROMから読み出し(S560)、LED基板120等に対して制御データを出力し(S570)、S510に戻る。
[9 実施例に特有の制御処理1(揺動モータ制御)]
メイン制御基板310は、図17(A)に示す制御系統により、センター役物10の底部に備えられ、枠内を特別入賞領域11vとする樋部材13の揺動動作を実行している。この樋部材13の揺動動作は、樋部材揺動用のモータ71に対する正転・停止・逆転・停止の指令を繰り返すことによって実行される。停止の指令は、樋部材13が揺動範囲の中央に位置したことを光センサ75からの検知信号によって判定し、指令される。また、正転指令により、前述の様なカム等を利用した駆動機構により、樋部材13は中央から一方端へと揺動した後に中央へと戻る動作を実行し、逆転指令により、樋部材13は中央から他方端へと揺動した後に中央へと戻る動作を実行することになる。
このとき、図示の様に、メイン制御基板310のROM内に、通常動作用制御テーブルと、高継続時動作用制御テーブルが書き込まれていて、特別遊技において実行されるラウンドの遊技パターンが高継続遊技として設定されているラウンドであるときは、高継続時動作用制御テーブルを選択し、それ以外においては通常動作用制御テーブルを選択する様に、特別遊技のラウンド毎の遊技パターンに応じてテーブルの切替がなされる構成となっている。
図示の様に、「通常動作用制御テーブル」及び「高継続時動作用制御テーブル」は、「ポインタ」=「0」には「モータ動作指定」=「CW(正転)」、「ポインタ」=「1」には「モータ動作指定」=「原点(中央停止)」、「ポインタ」=「2」には「モータ動作指定」=「CCW(逆転)」、「ポインタ」=「3」には「モータ動作指定」=「原点(中央停止)」と、同じポインタには同じ動作が設定されている。
一方、「通常動作用制御テーブル」では「ポインタ」=「1」及び「3」に対して「停止時間」=「0.5S」が設定されているのに対し、「高継続時動作用制御テーブル」では、「ポインタ」=「1」及び「3」に対して「停止時間」=「∞」が設定されている点が異なっている。
この揺動モータ制御は、図17(B)示す様な演算処理ルーチンとして実行される。このルーチンは、電源投入時から開始され、まず、RAM内にポインタ「0」を設定する(S610)。そして、制御テーブルのポインタ「0」のモータ動作指定に従って、ステッピングモータ71の駆動回路に対して正転を指令する(S620)。次に、光センサ75から原位置復帰検出信号が入力されたか否かを判定する(S630)。原位置復帰検出信号が入力されたら(S630:YES)、RAM内のポインタを「1」に進めると共に(S640)、制御テーブルのポインタ「0」のモータ動作指定に従って、ステッピングモータ71の駆動回路に対して停止を指令する(S650)。そして、現在選択されているモータ制御テーブルのポインタ「1」に対応する停止時間を読み込み(S660)、クロック信号に基づいて計時を開始する(S670)。
そして、設定された停止時間が経過したか否かを判定し(S680)、未だ経過していないときは、時間経過を待たずに揺動を再開させる再開トリガが入力されたか否かを判定する(S690)。
停止時間が経過するか(S680:YES)、再開トリガが入力されたとき(S690:YES)、処理は次に進み、RAM内のポインタを「2」に進めると共に(S710)、ステッピングモータ71の駆動回路に対して逆転を指令する(S720)。続いて、光センサ75から原位置復帰検出信号が入力されたか否かを判定する(S730)。原位置復帰検出信号が入力されたら(S730:YES)、ポインタを「3」に進めると共に(S740)、ステッピングモータ71の駆動回路に対して停止を指令する(S750)。そして、現在選択されているモータ制御テーブルのポインタ「3」に対応する停止時間を読み込み(S760)、クロック信号に基づいて計時を開始する(S770)。
そして、設定された停止時間が経過したか否かを判定し(S780)、未だ経過していないときは、時間経過を待たずに揺動を再開させる再開トリガが入力されたか否かを判定する(S790)。
停止時間が経過するか(S780:YES)、再開トリガが入力されたとき(S790:YES)、処理はS610に戻る。揺動モータ制御ルーチンでは、電源が遮断されるまで、上述の演算処理が、メイン制御基板310により繰り返し実行される。
この様に、メイン制御基板310は、図17(B)に示した演算処理を実行する結果、樋部材13の揺動動作は、電源投入時から開始され、ポインタを「0」→「1」→「2」→「3」→「0」→「1」→「…」と、モータ駆動指令を切り替える条件が整うたびに順番に進めていく処理を繰り返し実行しているだけに見えるが、図17(A)の制御系統に示した様に、制御条件を定めた動作用制御テーブルとして、「通常動作用制御テーブル」及び「高継続時動作用制御テーブル」のいずれが選択されているかにより、停止時間が大きく変わる。
特に、「高継続時動作用制御テーブル」が選択されているときは、図17(A)に示した通り、ポインタ「1」、「3」の停止時間が「∞」であるから、計時の結果によって揺動が再開しない。即ち、次の指令への移行条件は時間によって決まらないこととなる。このため、S690,S790の再開トリガの入力判定が重要なものとなってくる。
本実施例では、ラウンド継続性を高める高継続遊技状態として、振り分け部材19a,19bを開くと共に傾斜板15の先端を上方へ振り上げて貯留機能を作動させ、当該貯留機能を作動させたラウンドにおいて、所定回数の開閉部材12a,12bの開閉動作が実行されるか又は所定個数の入球が検知されたときに、この貯留機能を解除して貯留球を傾斜板15に沿って正面転動させる遊技が設定されている。そして、高継続時動作用制御テーブルが選択されている場合に重要となる再開トリガは、この貯留機能解除と関連して予め設定することにより、貯留機能を有効に機能せしめると共に、樋部材13がいつまでも停止していたり、逆に、せっかくの貯留機能が無駄になる様なタイミングで樋部材13が揺動再開することをなくしているのである。
一方、貯留機能を作動させないチャレンジゲームや小当たり遊技などにおいては、通常動作用モータ制御テーブルが選択されているので、樋部材13は、0.5秒停止を挟んで左右揺動を繰り返し実行する状態になる。この結果、チャレンジゲームや小当たり遊技において、遊技パターンに応じて実行され得る振り分け部材19a,19bの間欠的な回動や、傾斜板15の傾動に伴う流路変更部材76,76の前後動作、たまたま貯留に近い状態となったときなどにおいて、特別入賞領域11vへと遊技球が入賞する偶然性を維持することもできている。
また、特別遊技の最終ラウンドも、高継続遊技にはならないから、通常動作用モータ制御テーブルが選択されていて、樋部材13は、電源投入直後と同様の0.5秒停止を挟んで左右揺動を繰り返し実行する状態になる。
こうした種々の遊技状態において、本実施例では、樋部材揺動動作ルーチンを上述の様に構成し、モータ制御用のテーブルを上述の様に構成したので、停止状態からどの様なタイミングで揺動が再開されたとしても、停止直前の揺動方向とは逆の方向への動作で揺動動作が再開され、遊技者に対して違和感を与えることがない。即ち、遊技開始から一貫した樋部材13の揺動動作が繰り返されることとなり、特別遊技の実行中を含めて連続性を持った可動体演出が行われることになる。
[10 実施例に特有の制御処理2(残存球エラー判定)]
メイン制御基板310は、図18(A)に示す制御系統により、残存球エラー判定を実行している。残存球エラー判定は、入賞検知センサSE8,SE9から入力されるセンター役物10内への入球検知信号と、排出球検知センサSE13から入力されるセンター役物10からの排出球検知信号と、残存球エラー判定時間とから実行される。この残存球エラー判定時間は、メイン制御基板310のROM内に記憶されている残存球エラー判定テーブル中の設定時間を読み出してRAMに設定される。
本実施例においては、図示の様に、残存球エラー判定テーブルは、通常遊技時と電源復旧時に分けられている。また、通常遊技時と電源復旧時のそれぞれに対して、小当たり遊技における「1回開放」及び「2回開放」、特別遊技における「継続ラウンド」及び「最終ラウンド」と、遊技状態毎に設定時間を記憶できる様に構成されている。ここで、テーブルの「契機コマンド」の欄における「小当たり1」とは「1回開閉の小当たり遊技の開始コマンド」、「小当たり2」とは「2回開閉の小当たり遊技の開始コマンド」、「RN」は「2〜(最終−1)のラウンド指定コマンド」、「エンディング1」とは「18回開閉による最終ラウンドの開始コマンド」、「エンディング2」とは「消化ラウンドの開始コマンド」である。また、テーブルの「クリアコマンド」の欄における「デモ」とは「保留記憶もなく入賞もない状態が所定時間経過したときにデモ演出を指令するコマンド」、「変動」とは「次の抽選結果に対応する遊技状態の変更を指令するコマンド」、「次ラウンド」とは「特別遊技において次のラウンドへの移行指令時のコマンド」、「エンディング」とは「特別遊技の最終ラウンド・消化ラウンドへの移行を指令するコマンド」である。このクリアコマンドは、残存球エラー判定ルーチンにおいてエラー判定のために設定された判定時間をリセットする契機を与えるものである。
また、通常遊技時用のテーブルにおいては、特別遊技の「最終ラウンド」を、二つに分けて設定時間を記憶できる構成となっている。これは、特別遊技には、途中のラウンドから後を、開閉部材12a,12bを開放時間の短い1回の開閉動作を1ラウンドとカウントする消化ラウンドとしてのエンディングが行われる場合を考慮したものである。
さらに、本実施例においては、残存球エラー判定を中止する条件となるクリアタイミングを、遊技状態毎に設定できる構成となっている。これにより、通常遊技時の「継続ラウンド」に対するクリアタイミングとして、「デモコマンド」「変動コマンド」「次ラウンド移行コマンド」「エンディング移行コマンド」の4種類が設定されるのに対し、電源復旧時の「継続ラウンド」に対するクリアタイミングとしては、「デモコマンド」「変動コマンド」「次ラウンド移行コマンド」の3種類の設定にするといった区別がなされている。また、小当たり遊技に対するクリアコマンドは、「デモコマンド」「変動コマンド」に加えて「オープニングコマンド」も設定されているが、特別遊技状態に対しては「オープニングコマンド」はクリアタイミングに設定されていない。これは、特別遊技状態の後にオープニングコマンドが指令されることがないのを考慮したものである。
この様に、本実施例においては、残存球エラー判定テーブルにおいて、遊技状態を考慮したきめ細かな設定が可能となっている。そして、テーブル中のどの行の設定時間、クリアタイミングを選択し、残存球エラー判定処理における判定時間及びクリアコマンドとして設定するかは、メイン制御基板310自身が決定した遊技状態に基づいて定まる。
また、メイン制御基板310は、通常遊技時用のテーブルを選択するか、電源復旧時用のテーブルを選択するかを、電源スイッチSW1の通電状態に基づいて判断し、決定している。
メイン制御基板310は、この残存球エラー判定を、図18(B)示す様な演算処理ルーチンとして実行する。残存球エラー判定ルーチンでは、まず、現在が、停電から復電した直後か否かを判定する(S810)。復電直後でないときは(S810:NO)、ROMに記憶されている残存球エラー判定テーブルの内の通常時用の方を選択する(S820)。そして、契機コマンドの内容を確認し(S830)、この契機コマンドに基づいて残存球エラー判定テーブルの中から現在の遊技状態に対応する設定時間及びクリアタイミングを読み出し(S840)、RAMに判定時間及びクリアコマンドとして設定する(S845)。一方、復電直後であると判定されたときは(S810:YES)、S820に変えて、ROMに記憶されている残存球エラー判定テーブルの内の電源復旧時用の方を選択し(S825)、S830へと進む。
そして、入賞検知センサSE8,SE9によりセンター役物10への入球検知信号が入力されたか否かを判定する(S850)。入球検知信号が入力されたときは(S850:YES)、RAMに残存球個数として記憶すると共に(S860)、クロック信号を利用して計時を開始する(S870)。次に、メイン制御基板310自身の演算処理によってクリアコマンドに相当するコマンドが生成されたか否かを判定する(S880)。クリアコマンドが生成された場合は、判定時間をリセットし、エラー報知を行うことなく本ルーチンを終了する。
一方、クリアコマンドが生成されていないときは、排出球検知センサSE13からの排出球検知信号が入力されたか否かを判定する(S910)。排出球検知信号が入力されたときは(S910:YES)、RAMの残存球個数をデクリメントする(S920)。
また、排出球検知信号の入力の有無に拘わらず、次の入球が検知されたか否かを判定し(S930)、検知された場合はRAMの残存球個数をインクリメントする(S940)。
そして、RAMの残存球個数がゼロになっているか否かを判定する(S950)。ゼロではないときは(S950:NO)、判定時間が経過したか否かを判定する(S960)。判定時間が経過しているときは(S960:YES)、残存球エラーが発生したと判定し(S970)、残存球エラー報知処理を実行する(S980)。残存球エラー報知処理としては、発射モータの停止による遊技の中断と共に、外部への表示・音声などによる報知、あるいはホールコンピュータへの報知等を実行する。表示・音声による報知は、サブ制御基板320に対してエラー報知コマンドを出力して実行される。
一方、入球検知信号が入力されないとき(S850:NO)、及びRAMの残存球個数がゼロになっているときは(S850:YES)、今回の遊技状態における開閉部材12a,12bの開閉制御が完了しているか否かを判定する(S990)。開閉制御が完了していると判定されたときは(S990:YES)、本ルーチンを終了する。これに対し、開閉制御が完了していないときは(S990:NO)、S850へと戻る。
[実施例1の作用・効果・変形例]
実施例1によれば、樋部材13の揺動動作において、モータ制御テーブルを通常遊技状態と特別遊技状態とで用意し、これを遊技状態に応じて使い分ける様にすると共に、揺動動作を実行するためのルーチンにおけるポインタを進める動作は共通化し、停止から揺動再開の条件を異ならせただけとなっているので、電源投入時からメイン制御基板310によって開始される樋部材13の揺動動作は、遊技状態が変化しても遊技者に違和感を与えることのない連続性を持ったものとすることができ、そのために複雑な制御や多くのセンサを用いる必用がないという特徴的な作用・効果が発揮される。
なお、実施例1のモータ制御は、ソフトウェアで本発明を実現する構成を採用したが、樋揺動動作ルーチンのポインタ移動に相当する処理は、レジスタ等の素子を用いたハードウェアロジックで組んだものとすることもできる。
また、実施例1によれば、残存球エラー判定において、通常時だけでなく電源復旧時にもこれを実行できる様にすると共に、通常時と電源復旧時で判定時間を変えることができるから、遊技状態に応じた最適な残存球エラー判定を実行することができる。また、通常時においても貯留機能が作動する様な条件では他の遊技状態よりも長い判定時間を設定することで、誤った判定がなされない様にもすることができる。
なお、実施例1では、通常時のラウンド指定において50秒とし、他は30秒に統一しているが、遊技状態によっては15秒とするなど、それぞれ異なる判定時間としても構わないことはいうまでもない。
また、実施例1では、判定時間経過時に残存球数がゼロであるか否かを残存球エラー判定の条件にしているが、判定時間内における入球数と排出球数が一致しているか否かを残存球エラー判定条件としてもよい。
[実施例1と発明概念図との対応]
実施例1では、可動体M1として樋部材13を備え、モータM2としてステッピングモータ71を備えている。
実施例1では、図17(A)に示したメイン制御基板310を中心とした制御系統及び図17(B)に示した樋部材揺動ルーチンに基づいてメイン制御基板310が実行する演算処理の全体が、モータ駆動状態指令手段M3及び動作コード指令手段M5に相当し、図13(A)に記載したROM内のテーブルが動作コード切替順テーブルM4及び動作コード切替条件設定手段M6に相当し、樋部材揺動ルーチン中のS630,S680,S690,S730,S780,S790の処理がトリガー手段M7に相当し、図17(A)中に「高継続開始」「高継続終了」によるテーブルの切り替えが、トリガー条件設定手段M8に相当する。また、実施例1ではクロック信号に基づいてメイン制御基板310が行うS670,S770の処理が計時手段M11に相当する。
実施例1では、位置検出手段M21として切り欠き付きバー74c及び光センサ75を備え、図9に示した円盤カム73等による樋部材13の揺動機構が駆動力伝達機構M22に相当する。
以上、発明を実施するための実施例を説明したが、本発明は、これらに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内における種々の変更が可能である。
例えば、羽根物タイプと呼ばれる遊技機、デジパチタイプと呼ばれる遊技機に限らず、権利物と呼ばれるタイプの遊技機はもちろん、抽選機能を有しない普通機と呼ばれるタイプの遊技機にも適用できることはもちろんである。
本発明はパチンコ機に利用することができる。
P・・・パチンコ遊技機
A・・・外枠
B・・・中枠
D・・・前枠
E・・・上の球受け皿
F・・・下の球受け皿
G・・・打球発射装置
H・・・施錠装置
B1・・・上枠部材
B2・・・下枠部材
B3・・・左枠部材
B4・・・右枠部材
B5・・・遊技盤保持部
1・・・遊技盤
2・・・遊技領域
4,5,6・・・開口部
10・・・センター役物
11a・・・一般入賞領域
11v・・・特別入賞領域
11・・・入賞空間
12a,12b・・・開閉部材
13・・・樋部材
13a・・・入賞枠
13b・・・作動バー
13c・・・揺動中心
13d・・・カム溝
14・・・底面形成部材
14a・・・段差部
14b・・・窪み
15・・・傾斜板
15a・・・ストッパ
15b・・・支軸
15c・・・ストッパアーム
15d・・・角孔
15e・・・凹溝
16・・・人形
17・・・中間床形成部材
18a,18b・・・前後方向誘導路形成部材
19a,19b・・・振り分け部材
21・・・左奥傾斜路形成部材
21a・・・右下がりの傾斜面
21b・・・前板
21c・・・邪魔板
21d,21e・・・脚部
21f・・・傾斜面前壁
21g・・・誘導溝部
21h・・・突起
21i・・・位置決め部材
21j・・・ネジ孔
21k・・・ネジ止め部材
21m・・・底面
21n・・・背面
22・・・右奥傾斜路形成部材
22a・・・左下がりの傾斜面
22b・・・前板
22c・・・邪魔板
22d,22e・・・脚部
22f・・・傾斜面前壁
22g・・・誘導溝部
22h・・・突起
22i・・・位置決め部材
22j・・・ネジ孔
22k・・・ネジ止め部材
22m・・・底面
22n・・・背面
23・・・入賞空間ベース部材
23a・・・後壁
24・・・入賞空間仕切部材
25・・・飾り部材
26・・・役物制御基板装着部材
27・・・モータ取り付け部材
27a・・・縦溝
31〜33・・・始動入賞口
34〜37・・・普通入賞口
40・・・左装飾体
50・・・右装飾体
60・・・下部装飾体
71・・・ステッピングモータ
72a,72b,72c・・・ギヤ
72d・・・ピン嵌合孔
72e・・・ピン
73・・・円盤カム
73a・・・係合軸
73b・・・ピン嵌合部
74・・・窓付きカムプレート
74a・・・長円形窓
74b・・・前後方向リブ
74c・・・切り欠き付きバー
74d・・・切り欠き部分
75・・・光センサ
81・・・ステッピングモータ
82・・・ギヤ
83・・・スライドプレート
83a・・・外向きラックギヤ
83b・・・上向きラックギヤ
83c・・・上向きのフィン
84・・・カム部材
84a・・・第1カム
84b・・・第2カム
84c・・・ギヤ
85・・・光センサ
91,92・・・7セグメント表示器
93・・・ドットマトリクス式表示装置
94,95・・・LED表示器
96・・・スピーカ
99・・・賞球払出装置
100・・・裏ユニット
110・・・裏ユニット本体
111・・・縁枠
112・・・収納凹所
113・・・球排出通路
120,130,140・・・LED基板
310・・・メイン制御基板
320・・・サブ制御基板
SE1〜SE9・・・入賞検知センサ
SE10・・・Vゾーンセンサ
SE11〜SE13・・・排出球検知センサ
SOL1,SOL2・・・開閉部材動作用のソレノイド
SOL3・・・振り分け部材動作用のソレノイド
SW1・・・電源スイッチ

Claims (9)

  1. 遊技盤に設定された遊技領域内に、所定の動作範囲内で往復動作と一旦停止動作を繰り返し実行する可動体を備えさせた遊技機であって、以下の構成を備えていることを特徴とする遊技機。
    (A1)前記可動体は、駆動源として正逆回転可能なモータを備えていること。
    (A2)前記モータに対して正転・逆転・停止を指令することにより、前記可動体に、少なくとも、前記動作範囲の一方端に向かって移動開始する第1の動作、前記動作範囲の他方端に向かって移動開始する第2の動作、及び前記動作範囲内の所定位置において停止し続ける停止維持動作、の各動作を、所定の順番で繰り返し実行させるための指令を行うモータ駆動状態指令手段を備えていること。
    (A3)前記可動体による前記第1の動作、第2の動作、及び停止維持動作、の各動作を実行させる順番を、各動作に対応して定められた動作コードの切り替え順として予め設定した動作コード切替順テーブルを備えていること。
    (A4)所定のトリガー情報が入力されたときに前記動作コード切替順テーブルの設定順に従って次の動作コードを前記モータ駆動状態指令手段へと指令する動作コード指令手段を備えていること。
    (A5)前記動作コード切替順テーブルに設定される各動作コードに対応する切替条件となる管理情報を設定した動作コード切替条件設定手段を備えていること。
    (A6)前記管理情報に対応するパラメータを取得し、当該パラメータが切替条件となったときに前記動作コード指令手段に対して前記トリガー情報を与えるトリガー手段を備えていること。
    (A7)前記動作コード切替条件設定手段として遊技の進行状況に応じて異ならせた複数の管理情報テーブルが設定されると共に、遊技の進行状況を判定し、前記複数の管理情報テーブルの内のいずれの管理情報テーブルを用いるかを、現在の遊技の進行状況に応じて切り替え、前記トリガー手段が次のトリガー情報を出力するための前記切替条件を設定するトリガー条件設定手段を備えていること。
  2. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
    (B1)前記動作コード切替条件設定手段の各管理情報テーブルには、停止維持動作の動作コードに関連付けられた管理情報として、停止状態を維持する停止維持時間が設定されていること。
    (B2)前記トリガー手段は、経過時間を計測する計時手段を備え、該計時手段による計測結果をパラメータとして、前記停止維持時間の条件を満たしたときに、前記停止維持動作に対応する動作コードを次の動作コードに切り替えるためのトリガー情報を前記動作コード指令手段に対して与える手段として構成されていること。
  3. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1又は2記載の遊技機。
    (C1)前記動作コード切替条件設定手段の各管理情報テーブルは、停止維持動作の動作コードに関連付けられた管理情報のみを異ならせたテーブルとして構成されていること。
  4. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか記載の遊技機。
    (D1)前記動作範囲内の一方端から他方端までの間の所定の中間位置に前記可動体が位置することを検出する位置検出手段を備えると共に、前記可動体が、モータ正転時に前記中間位置と前記一方端との間を往復動し、モータ逆転時に前記中間位置と前記他方端との間を往復動する様に、前記モータの駆動力を前記可動体に伝達する駆動力伝達機構を備えていること。
    (D2)前記動作コード切替順テーブルには、前記第1の動作の後で前記第2の動作が行われ、かつ、前記第2の動作の後で前記第1の動作が行われると共に、前記第1,第2の動作の間には前記停止維持動作が行われる様に、前記動作コードの切り替え順が設定されていること。
    (D3)前記トリガー手段は、前記位置検出手段が前記中間位置に前記可動体が位置することを検出したときに、前記第1の動作及び第2の動作の動作コードを前記停止維持動作の動作コードに切り替えるトリガー情報を前記動作コード指令手段に対して与える手段として構成されていること。
  5. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項4記載の遊技機。
    (E1)前記遊技盤に設定された遊技領域に、一般入賞領域と特別入賞領域とを備えた入賞空間と、該入賞空間への遊技球の進入口を開閉する開閉部材とを有する役物装置を備えていること。
    (E2)前記可動体は、前記特別入賞領域への受入通路を形成すると共に、前記動作範囲を、前記入賞空間の下部に左右方向に設定された所定の揺動範囲とする樋部材として構成されていること。
    (E3)前記検出手段は、前記揺動範囲の中央に設定された原位置を前記動作範囲内の所定の中間位置として検出する手段として構成されていること。
  6. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項5記載の遊技機。
    (F1)前記複数の管理情報テーブルが、通常遊技状態と特別遊技状態とで異なり、前記停止維持時間として、前記通常遊技状態に対応する管理情報テーブルには所定の有限な長さの基準時間が設定され、前記特別遊技状態に対応する管理情報テーブルには特別遊技状態における1回の特別遊技ラウンドを消化するために必用な時間との関係から実質的に無限大となる様に、前記通常遊技状態に対して設定された基準時間に比べて十分に大きな無限大時間が設定されたものとなっていること。
    (F2)前記トリガー手段は、遊技状態が前記特別遊技状態であるときは、前記停止維持時間以外に、当該特別遊技状態における1回の特別遊技ラウンド内で観測可能な所定のトリガー出力条件に基づいて、停止維持動作コードを次の動作コードに切り替えるためのトリガー情報を前記動作コード指令手段に対して与える手段として構成されていること。
  7. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項6記載の遊技機。
    (G1)前記役物装置は、前記特別遊技ラウンドが継続して実行される可能性を高める貯留部と、該貯留部に貯留した遊技球を所定のタイミングで開放する貯留開放手段とを備え、前記特別遊技状態にあるときの前記トリガー出力条件が、前記貯留開放手段が遊技球の開放を実行した後に観測される所定のパラメータに設定されていること。
  8. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項7記載の遊技機。
    (H1)前記役物装置は、前記入賞空間内において、それ自身が作動したときに遊技球が前記貯留部に誘導され易い状態状態を形成する振り分け部材を備え、該振り分け部材の作動状況を制御することにより、前記特別遊技ラウンドの継続可能性を変更させる継続可能性変更手段を備えていること。
    (H2)前記特別遊技状態にあるときの前記トリガー出力条件を、前記継続可能性変更手段による前記特別遊技ラウンドの継続可能性の変更状態に対応して異ならせてあること。
  9. さらに、以下の構成をも備えていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか記載の遊技機。
    (I1)前記動作コード切替順テーブルは、ポインタを1つずつ進めることによって動作コードの切り替えを行い、最後のポインタの次に最初のポインタに戻る様に構成されたポインタ切替手段として構成されていること。
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