解剖学的欠陥に跨がって埋め込まれかつ第1の状態において示された一対のアンカ本体を有するアンカアセンブリの概略的な側面図である。
図1Aに示されたアンカアセンブリの概略的な側面図であり、拡張された状態及び近接された位置におけるアンカ本体を示している。
図1Aに示されたアンカアセンブリの概略的な側面図であり、1つの実施の形態による補助的な構造体に固定されて示されている。
図1Cに示されたアンカアセンブリの概略的な側面図であり、別の実施の形態による補助的な構造体に固定されて示されている。
1つの実施の形態により構成されたアンカの斜視図である。
別の実施の形態により構成されたアンカの斜視図である。
別の実施の形態により構成されたアンカの斜視図である。
別の実施の形態により構成されたアンカの斜視図である。
別の実施の形態により構成されたアンカの斜視図である。
別の実施の形態により構成されたアンカの斜視図である。
別の実施の形態により構成されたアンカの斜視図である。
別の実施の形態により構成されたアンカの斜視図である。
アンカのアンカ本体を形成するための方法ステップを示す図である。
アンカのアンカ本体を形成するための方法ステップを示す図である。
アンカのアンカ本体を形成するための方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による図2Gに示されたアンカの摺動結び目を形成するための方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による図2Gに示されたアンカの摺動結び目を形成するための方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による図2Gに示されたアンカの摺動結び目を形成するための方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による図2Gに示されたアンカの摺動結び目を形成するための方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による図2Gに示されたアンカの摺動結び目を形成するための方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による図2Gに示されたアンカの摺動結び目を形成するための方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による図2Hに示されたアンカのアイレットを形成するための方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による図2Hに示されたアンカのアイレットを形成するための方法ステップを示す図である。
択一的な実施の形態による図2Hに示されたアンカのアイレットを形成するための方法ステップを示す図である。
択一的な実施の形態による図2Hに示されたアンカのアイレットを形成するための方法ステップを示す図である。
別の実施の形態により構成されたアンカの斜視図であり、第1の状態におけるアンカを示している。
図6Aに示されたアンカの斜視図であり、拡張された状態におけるアンカを示している。
図6Aに示されたアンカを形成するための方法ステップを示す斜視図である。
図6Aに示されたアンカを形成するための方法ステップを示す斜視図である。
図6Aに示されたアンカを形成するための方法ステップを示す斜視図である。
アンカ本体の拡張可能部分によって形成された複数の開口を通って織られた、アンカ本体と一体の作動ストランドを有するアンカの斜視図であり、第1の状態におけるアンカ本体を示している。
図7Aに示されたアンカの斜視図であり、拡張状態におけるアンカ本体を示している。
図7Aに示したようにアンカ本体が第1の状態にあるときの、開口を通じた作動ストランドの挿入を示す斜視図である。
択一的な実施の形態によるアンカ本体の拡張可能部分によって形成された複数の開口を通って織られた、アンカ本体と一体の作動ストランドを有するアンカの斜視図であり、第1の状態におけるアンカ本体を示している。
図8Aに示されたアンカの斜視図であり、拡張状態におけるアンカ本体を示している。
アンカ本体及びアンカ本体から延びたアイレットとを有するアンカ、及びアイレットに取り付けられかつアンカ本体の拡張可能部分を通って織られた作動ストランドとの斜視図であり、第1の状態における拡張可能部分を示している。
図9Aに示されたアンカの斜視図であり、第1の状態から拡張された状態へ作動させられた拡張可能部分を示している。
図9Aに示されたアンカの斜視図であり、拡張された状態における拡張可能部分を示している。
1つの実施の形態による、図9Aに示されたアイレットを形成する方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による、図9Aに示されたアイレットを形成する方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による、図9Aに示されたアイレットを形成する方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による、図9Aに示されたアイレットを形成する方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による、図9Aに示されたアイレットを形成する方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による、図9Aに示されたアイレットを形成する方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による、図9Aに示されたアイレットを形成する方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による図9Aに示された拡張可能部分を形成する方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による図9Aに示された拡張可能部分を形成する方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による図9Aに示された拡張可能部分を形成する方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による図9Aに示された拡張可能部分を形成する方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による図9Aに示された拡張可能部分を形成する方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による図9Aに示された拡張可能部分を形成する方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による図9Aに示された拡張可能部分を形成する方法ステップを示す図である。
1つの実施の形態による図9Aに示された拡張可能部分を形成する方法ステップを示す図である。
図9Aに示されたアンカ本体への作動ストランドの取外し可能な取付けの方法ステップを示す図である。
図9Aに示されたアンカ本体への作動ストランドの取外し可能な取付けの方法ステップを示す図である。
択一的な実施の形態による、アンカ本体と、アンカ本体を通って織られた作動部材とを有するアンカの側面図であり、第1の状態におけるアンカ本体を示している。
図13Aに示されたアンカの側方から見た断面図である。
図13Aに示されたアンカの側面図であり、拡張された状態におけるアンカ本体を示している。
1つの実施の形態により構成されたダブルセグメントのアンカ本体の側面図である。
別の実施の形態による一対の別個のストランドを有する、ダブルセグメントのアンカ本体の側面図である。
メッシュの形態のアンカ本体と、メッシュと一体の作動ストランドとを備えたアンカの斜視図であり、第1の状態におけるアンカ本体を示している。
図15Aに示されたアンカの斜視図であり、第1の状態におけるアンカ本体を示している。
複数の切断開口を形成したアンカ本体と、アンカ本体と一体の作動ストランドとを有するアンカの斜視図であり、第1の状態におけるアンカ本体を示している。
編まれたアンカ本体と、編まれたアンカ本体と一体の作動ストランドとを有するアンカの斜視図である。
メッシュの形態の拡張可能部分を有するアンカ本体と、拡張可能部分から延びたアイレットとを有するアンカの斜視図であり、第1の状態における拡張可能部分を示している。
拡張可能部分に結合された作動ストランドを有する、図16Aに示されたアンカの斜視図であり、第1の状態における拡張可能部分を示している。
複数の開口を形成した拡張可能部分と、拡張可能部分から延びたアイレットとを有するアンカ本体を有するアンカの斜視図である。
共通のストランドに摺動可能に結合された複数のアンカ部材を有するアンカの斜視図であり、第1の状態におけるアンカを示している。
図17Aに示されたアンカの斜視図であり、拡張状態におけるアンカを示している。
各々の第1の状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを有するアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図18Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
第1のアンカを第2のアンカに取り付けるコネクタ部材を有する、図18Bに示されたアンカアセンブリの側面図である。
図18Aに示されたアンカアセンブリの側面図であるが、1つの実施の形態による第1及び第2のアンカ本体の間に取り付けられた補助的なコネクタストランドを有する。
結び目として構成された、図18Cに示されたコネクタ部材の斜視図である。
第1及び第2のアンカと、第1のアンカを第2のアンカに取り付ける、別の実施の形態により構成されたコネクタ部材とを含む、アンカアセンブリの側面図である。
第1及び第2のアンカと、第1のアンカを第2のアンカに取り付ける、別の実施の形態により構成されたコネクタ部材とを含む、アンカアセンブリの側面図である。
各々の第1の状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを有する、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図19Dに示されたアンカアセンブリの側面図である。
第1及び第2のコネクタ部材を有する、図19Eに示されたアンカアセンブリの一部の拡大した側面図である。
図19Fに示された第2のコネクタ部材を拡大した側方から見た断面図である。
図19Fに示された第2のコネクタ部材を拡大した側方から見た断面図である。
別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の第1の状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを有する、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張された状態における第1及び第2のアンカを示す、図21Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
図21Bと同様のアンカアセンブリの側面図であるが、択一的な実施の形態により構成されたコネクタ部材を有する。
1つの実施の形態により構成されたコネクタ部材の斜視図である。
各々の第1の状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれかつ図22Aに示されたコネクタ部材を介して取り付けられた第1及び第2のアンカを含むアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図22Bに示されたアンカアセンブリの側面図である。
別の実施の形態により構成されたコネクタ部材の斜視図である。
各々の第1の状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれかつ図22Dに示されたコネクタ部材を介して取り付けられた第1及び第2のアンカを含むアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図22Eに示されたアンカアセンブリの側面図である。
別の択一的な実施の形態により構成されたアンカアセンブリの一部の端部断面図である。
各々の拡張状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを含む、図23Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図23Bに示されたアンカアセンブリの側面図である。
図23Cに示されたアンカアセンブリのコネクタ部材の断面図である。
各々の第1の状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを含む、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図24Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の第1の状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを含む、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図25Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の第1の状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを含む、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図26Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の第1の状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを含む、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図27Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の第1の状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを含む、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図28Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
接近させられた状態における第1及び第2のアンカを示す、図28Bに示されたアンカアセンブリの側面図である。
図28Cに示したものと同様のアンカアセンブリの側面図であるが、解剖学的構造から延出したアイレットを示している。
各々の第1の状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを含む、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張された状態における第1及び第2のアンカを示す、図29Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
図29Bに示されたアンカアセンブリのコネクタ部材の斜視図である。
図29Bに示されたアンカアセンブリの別のコネクタ部材の斜視図である。
各々の第1の状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを含む、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張された状態における第1及び第2のアンカを示す、図30Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
近接させられた状態における第1及び第2のアンカを示す、図30Bに示されたアンカアセンブリの側面図である。
図30Aに示されたアンカアセンブリの拡大した部分である。
各々の第1の状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを含む、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図31Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
近接させられた状態における第1及び第2のアンカを示す、図31Bに示されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の第1の状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを含む、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図32Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
近接させられた状態における第1及び第2のアンカを示す、図32Bに示されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の第1の状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを含む、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図33Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
近接させられた状態における第1及び第2のアンカを示す、図33Bに示されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを含む、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
近接させられた状態における第1及び第2のアンカを示す、図34Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
近接させられた状態におけるアンカアセンブリを示す、各々の拡張状態に示されかつ目標解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを含む、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
アンカアセンブリを近接させられた状態へ作動させる前の状態で示された、図35Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
図35Bに示したアンカアセンブリと同様のアンカアセンブリの側面図であるが、択一的な実施の形態により構成されたコネクタ部材を含む。
図35Aに示したアンカアセンブリと同様のアンカアセンブリの側面図であるが、択一的な実施の形態により構成されたコネクタ部材を含む。
各々の第1の状態において示されかつ解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを含む、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図36Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の第1の状態において示された第1及び第2のアンカを含む、別の択一的な実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の第1の状態における第1及び第2のアンカを示す、図37Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
目標解剖学的構造に埋め込まれて示された、図37Bに示したアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図37Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
アイレットと、アイレットを通って延びた複数の作動ストランドとを有するアンカの側面図である。
各々の第1の状態における第1及び第2のアンカを示す、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
目標解剖学的構造に埋め込まれて示された、図38Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図38Bに示されたアンカアセンブリの側面図である。
第1及び第2のアンカを含む、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
第2のアンカに取り付けられた第1のアンカを示す、図39Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の第1の状態における、目標解剖学的構造に埋め込まれた第1及び第2のアンカを示す、図39Bに示されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図39Cに示されたアンカアセンブリの側面図である。
第1及び第2のアンカを含む、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
目標解剖学的構造に埋め込まれて示されかつ各々の第1の状態における第1及び第2のアンカを示す、図40Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
近接させられた状態において示された、図40Bに示されたアンカアセンブリの側面図である。
第1及び第2のアンカを含む、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
目標解剖学的構造に埋め込まれて示されかつ各々の第1の状態における第1及び第2のアンカを示す、図41Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図41Bに示されたアンカアセンブリの側面図である。
第1及び第2のアンカを含む、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
目標解剖学的構造に埋め込まれて示されかつ各々の第1の状態における第1及び第2のアンカを示す、図42Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図42Bに示されたアンカアセンブリの側面図である。
目標解剖学的構造に埋め込まれて示された第1及び第2のアンカを含む、各々の第1の状態における第1及び第2のアンカを示す、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図43Aに示されたアンカアセンブリの側面図である。
目標解剖学的構造に埋め込まれて示された第1及び第2のアンカを含む、各々の第1の状態における第1及び第2のアンカを示す、別の実施の形態により構成されたアンカアセンブリの側面図である。
各々の拡張状態における第1及び第2のアンカを示す、図43Cに示されたアンカアセンブリの側面図である。
解剖学的欠陥を跨いで互いに取り付けられた複数対のアンカを含む、択一的な実施の形態により構成されたアンカアセンブリの概略的な平面図である。
共通のハブにおいて解剖学的欠陥を跨いで互いに取り付けられた複数のアンカを含む、択一的な実施の形態により構成されたアンカアセンブリの概略的な平面図である。
少なくとも1つのアンカ及び挿入器具を含む固定キットの側面図である。
図45Aに示された固定キットの側方から見た断面図である。
第1の回転状態において示された、択一的な実施の形態により構成された固定キットの断面図である。
線46B−46Bに沿って見た、図46Aに示されたキットの側方から見た断面図である。
図46Aに示された固定キットの側方から見た断面図であるが、一対の開口が位置合わせされた第2の回転状態において示されている。
線46D−46Dに沿って見た、図46Cに示された固定キットの側方から見た断面図である。
組立中の挿入器具の側方から見た断面図である。
図47Aに示された挿入器具の側方から見た断面図であるが、組み立てられた状態で示されている。
図47Bに示された挿入器具のハンドルの側方から見た断面図である。
図47Cに示されたハンドルの斜視図である。
別の実施の形態により構成された固定キットの側面図である。
詳細な説明
最初に図1A及び図1Bを参照すると、アンカアセンブリ20は、複数の拡張可能なアンカ22のような少なくとも1つの拡張可能なアンカ22を有することができ、この拡張可能なアンカ自体は、少なくとも1つの解剖学的構造(生物体の構造)24によって形成することができる解剖学的位置(解剖学的構造の所定位置)に固定されるよう構成された各々のアンカ本体28を有する。例示した実施の形態によれば、アンカアセンブリ20は、それぞれ解剖学的構造24のような解剖学的位置に固定されるよう構成された、第1のアンカ22a及び第2のアンカ22bを有する。解剖学的構造24は、例えば、人間又はその他の動物の解剖学的構造、又は人間又はその他の動物の解剖学的構造に固定された又は固定されるよう構成されたインプラントによって形成することができる。解剖学的構造は、腱、靱帯、軟骨、椎間板の環、又は同様のもののような、骨及び軟組織のうちの少なくとも1つを含むことができる組織によって形成することができる。
1つの実施の形態によれば、少なくとも1つの解剖学的構造24は、間隙24cのような間隙の両側における第1及び第2の目標解剖学的位置24a及び24bを形成することができる。つまり、間隙24cは、解剖学的構造に配置することができ、例えば、解剖学的欠陥を形成することができるか、異なる解剖学的構造の間に配置することができる。第1及び第2のアンカ22a及び22bは、間隙24cの両側における各々の第1及び第2の目標解剖学的位置24a及び24bに噴射又はその他の形式で駆動又は挿入することができ、その後、間隙24cを狭めるために互いに向かって引っ張ることができる。択一的に又はさらに付加的に、図1C及び図1Dに関して以下でより詳しく説明するように、アンカアセンブリ20は、補助構造25を解剖学的構造24に固定するよう構成されている。これに関して、アンカアセンブリ20は、望みに応じてあらゆる数のアンカ22を有することができることをさらに認識すべきである。
各々のアンカ本体28は、拡張可能部分36と、作動ストランド38のような作動部材37とを有することができる。作動ストランド38は、拡張可能部分36、ひいてはアンカ本体28を、アンカ本体28が最初に目標解剖学的位置に配置された図1Aに示された第1の状態から、アンカ本体28を解剖学的構造24に固定することができる図1Bに示した拡張状態へ作動させるよう構成されている。つまり、アンカ22a及び22bのアンカ本体28を、例えばアンカ本体28を目標解剖学的位置24a及び24bに噴射する時に形成することができる各々の目標解剖学的位置24a及び24bにおける開口23を通って挿入することができる。
第1及び第2のアンカ22a及び22bの各々の作動ストランド38を互いに取り付けることができる。例えば、第1のアンカ22aの作動ストランド38は、第2のアンカ22bの作動ストランド38と一体であることができる。択一的に、後でより詳細に説明するように、第1のアンカ22aの作動ストランド38は、第2のアンカ22aの作動ストランド28とは別個であることができ、これにより、第1及び第2のアンカ22a及び22bの作動ストランド38は、あらゆる適切なコネクタ部材63を用いて、直接に又は間接的に、後から取り付けることができる(例えば図18C参照)。コネクタ部材63は、作動ストランド38の一方又は両方と一体であることができるか(例えば図19A参照)又は各々の作動ストランド38に別個に取り付けることができる(例えば図20A参照)。1つの実施の形態によれば、第1及び第2のアンカ22a及び22bそれぞれの作動ストランド38は、少なくとも1つの作動部分131を形成しており、さらに、少なくとも1つの取付け部分133を有することができる。各々の作動部分131は、各々のアンカ22a及び22bを第1の状態から拡張状態へ作動させる作動力を受け取るよう構成されている。
例示した実施の形態によれば、第1及び第2のアンカの作動ストランド38の取付け部分133は、互いに取り付けられるよう構成されている。取付け部分133は、互いに一体的であることができるか、又はあらゆる適切なコネクタ部材を用いて互いに取り付けることができる。さらに、例示した実施の形態によれば、作動部分131も、作動力Fが作動部分131に加えられる前又は後に、あらゆる適切な形式で互いに取り付けられるよう構成された取付け部分を形成することができる。つまり、各々のアンカの取付け部分133は、各々のアンカを、他方のアンカの取付け部分133のような、別のアンカに取り付けるよう構成されている。さらに、各々のアンカの作動部分131は、各々のアンカを別のアンカに取り付けるよう構成されている。例示された実施の形態によれば、第1のアンカ22aの作動ストランド38の取付け部分133は、第2のアンカ22bの作動ストランド38の取付け部分133と一体であるが、第1及び第2のアンカ22a及び22bの取付け部分133は、後でより詳細に説明するように、互いに別個でありかつ互いに取り付けることができることを認識すべきである。
引き続き図1A及び図1Bを参照すると、アンカ22a及び22bの拡張可能部分36が拡張状態に作動させられると、作動ストランド38を緊張した状態で配置することができる。例えば、1つの実施の形態によれば、接近力AFを、第1及び第2のアンカ22a及び22bの作動ストランド38の作動部分131の一方又は両方に加えることができ、これにより、第1及び第2のアンカ22a及び22bを互いに向かって引っ張る付勢力を加えるために、第1及び第2のアンカ22a及び22bの作動ストランド38に張力を生ぜしめる。したがって、間隙24cが第1及び第2のアンカ22a及び22bの間に配置されていると、付勢力に応答した互いに向かうアンカ22a及び22bの移動は、幾つかの実施の形態において、上述のような組織欠陥のような解剖学的欠陥であることができる間隙24cを狭める。
択一的に又は付加的に、図1Cに示したように、アンカアセンブリ20は、補助構造25を、各々の目標解剖学的位置24a及び24bを形成することができる解剖学的構造24に固定するよう構成されている。補助構造25は、上述の組織、又は移植片、メッシュ、クレー、ハードウェア、骨プレート、又は望みに応じてあらゆる択一的な構造体として構成することができるインプラントのような、解剖学的構造として構成することができる。これに関して、アンカアセンブリ20は望みに応じてあらゆる数のアンカ22を有することができることをさらに認識すべきである。例えば、補助構造25を、作動ストランド38の一方又は両方、特に取付け部分133の一方又は両方と、少なくとも1つの解剖学的構造24との間に位置決めすることができる。したがって、作動ストランド38、特に取付け部分133において張力が生ぜしめられると、(軟組織のような)補助構造25を、例えば第1及び第2の目標解剖学的位置24a及び24bの間の位置で作動ストランド38と解剖学的構造24との間において、(骨のような)解剖学的構造24に向かって引っ張り、この解剖学的構造24に固定することができる。これに関して、補助構造25と解剖学的構造24との間の間隙が減じられることを認識すべきである。さらに、図1A及び図1Bに示したように、アンカ22a及び22bの間に間隙が配置されていると、作動ストランド38における張力は、補助構造25を解剖学的構造24に固定することに加え、間隙24cをさらに狭めることができる。したがって、そうでないことが示されない限り、間隙24cを狭めるよう構成された作動ストランド38における張力の以下の説明は、作動ストランド38と、第1及び第2の目標解剖学的位置24a及び24bを形成する少なくとも1つの解剖学的構造24との間に補助構造を固定するよう構成されている。
択一的に又はさらに付加的に、図1Dに示したように、アンカアセンブリ20は、補助構造25を作動ストランド38と解剖学的構造24との間に固定するよう構成された少なくとも1つのアンカ22を有することができる。例えば、アンカ22は、上記形式において解剖学的構造24の目標解剖学的位置24aに固定することができる。(作動部分131及び取付け部分133それぞれによって形成することができる)互いに反対側の第1及び第2の端部のような、作動ストランド38は、別の解剖学的構造27に締結、縫い付け、又はその他の形式で固定することができ、これにより、作動ストランド38に張力を生ぜしめ、例えば作動ストランド38と解剖学的構造24との間において、(軟組織のような)補助構造25を(骨のような)解剖学的構造24に引っ張って固定する。これに関して、補助構造25と解剖学的構造24との間の間隙が減じられることを認識すべきである。作動ストランド38は、例えば図2A及び図2Bに示したように、アンカ本体28とは別個で、アンカ本体28を通って織り込むことができるか、又は例えば図8Aに示したようにアンカ本体28と一体であることができる。
さらに、欠陥24が接近させられた後に作動ストランド38が緊張状態に維持される場合、アンカ本体28が、解剖学的構造から戻り出ることが防止される。この戻り出ることは、解剖学的欠陥を解放させる恐れがある。つまり、間隙24cが狭められると、第1及び第2のアンカ22a及び22bの間の張力を維持しかつ第1及び第2のアンカ22a及び22bが分離するのを防止するために、第1のアンカ22aの作動ストランド38を第2のアンカ22bの作動ストランド38に取り付けることができる。
図1A及び図1Bに示された第1及び第2のアンカ22a及び22bはそれぞれ、図2A及び図2Bに関して以下で説明されるように構成されているが、アンカ22a及び22bは、本明細書に説明されるあらゆる実施の形態又は望みに応じてあらゆる択一的な実施の形態にしたがって構成することができることを認識すべきである。さらに、アンカアセンブリ20は、間隙24cの両側に埋め込まれるよう構成された第1及び第2のアンカ22a及び22bを有するが、アンカアセンブリ20は、複数の(例えば少なくとも2つの)アンカ22に取り付けることができる望みに応じた数のアンカ22を有することができる。これらのアンカ22は、個々の対を成して配置することができるか、又は望みに応じてその他の形式で、例えば同じ間隙又は解剖学的欠陥を跨いで、又は2つ以上の間隙を跨いで配置することができるか、又は望みに応じて間隙の同じ側に配置することができる。さらに択一的に、複数のアンカ22を全て一緒に取り付けることができ、これにより、アンカ22のうちの選択されたアンカを、解剖学的欠陥の一方の側に配置することができ、かつアンカ22のうちの選択された別のアンカを、解剖学的欠陥の別の側に配置することができるか、又は択一的に異なる解剖学的欠陥を跨いで配置することができる。
引き続き図2A及び図2Bを参照すると、アンカ本体28及び拡張可能部分36は、中心軸線29に沿って細長く、第1の端部若しくは近位(アンカの操作者に近い方の)端部30と、実質的に中心軸線29に沿って近位端部30から間隔を置かれた第2の端部若しくは遠位(アンカの操作者から遠い方の)端部32とを形成している。中心軸線29は、あらゆる形状、又は望みに応じてあらゆる形状を有する部分、を形成することができる。例えば、中心軸線29、又は中心軸線29の部分は、線形、実質的に線形、非線形であることができ、規則的に、不規則に、又はその他の形式で湾曲していることを含み、又は望みに応じてその他の形状を有することができる。したがって、アンカ本体28は、第1の端部30と第2の端部32との間に線形に延びた延在方向34を形成することができる。例えば中心軸線29が実質的に直線である場合、延在方向34は、実質的に中心軸線29と一致することができることを認識すべきである。例えば中心軸線29が非直線形である場合には、延在方向34は、少なくとも部分的に又は実質的に完全に中心軸線29から間隔を置かれていることをさらに認識すべきである。アンカ本体28はさらに、第1の端部若しくは近位端部39aと、第2の端部若しくは遠位端部39bとを有する拡張可能部分36を形成している。拡張可能部分36の近位端部39aは、アンカ本体28の近位端部30と一致しているか、又はアンカ本体28の近位端部30とは異なる(例えばアンカ本体28の近位端部30に対して後退させられている)ことができ、拡張可能部分36の遠位端部39bは、アンカ本体28の遠位端部32と一致しているか、又はアンカ本体28の遠位端部32とは異なる(例えばアンカ本体28の遠位端部32に対して後退させられている)ことができる。
アンカ22は、さらに、作動ストランド38として構成することができる作動部材37を有し、この作動部材37は、拡張可能部分36、ひいてはアンカ本体28を、図1Aに示した第1の状態から、図1Bに示した拡張状態へ作動させることができる。作動ストランド38は、縫合糸として提供することができるか、又は望みに応じてあらゆる択一的に構成されたストランドであることができる。アンカ本体28の拡張可能部分36は、第1の状態において延在方向34に沿って近位端部39aから遠位端部39bまで測定したときの初期距離D1を形成するように延在方向34に沿って延びている。初期距離D1は、望みに応じてあらゆる長さであることができ、例えば、約5mm、択一的に約10mm、さらに択一的に約20mm、さらに択一的に約24.5mmによって形成することができる下限と、約50mm、択一的に約40mm、さらに択一的に約30mm、さらに択一的に約25.5mmによって形成することができる上限とを有する範囲内の長さであることができる。
さらに、第1の状態において、拡張可能部分36は、延在方向34、つまり第1の方向に対して実質的に垂直な第2の方向35に延びた初期最大厚さT1を形成している。初期最大厚さT1は、望みに応じて寸法決めすることができる。図1Bに示したように、拡張可能部分36が拡張状態にあるとき、拡張可能部分36は、延在方向34に沿って、延在方向34に沿って近位端部39aから遠位端部39bまで測定したときの第2の距離D2に潰されている、例えば圧縮されている若しくはもつれさせられている。第2の距離D2は、初期距離D1より小さいことができる。拡張可能部分36が延在方向に沿って潰れたとき、例えば拡張可能部分36が第1の状態から拡張状態へ作動させられたとき、拡張可能部分36は、第2の方向35に沿って、初期最大厚さT1よりも大きな第2の最大厚さT2に拡張する。第2の最大厚さT2は、延在方向34に対して実質的に垂直な第2の方向35に沿って延びている。
第2の方向35における最大厚さT1及びT2は、アンカ本体28が、最大厚さT1及びT2それぞれよりも大きな第2の方向35における厚さを形成しないように、形成することができる。例えば拡張状態における拡張可能部分36の状態により、拡張可能部分36が拡張状態に作動するときに近位端部39a及び遠位端部39bが拡張可能部分36における位置を変化させることができることを認識すべきである。しかしながら、拡張可能部分36が拡張状態にあるときに、近位端部39a及び遠位端部39bは、拡張可能部分36の最も近位の端部及び最も遠位の端部を形成し続け、これにより、拡張可能部分36が拡張状態にあるときに、延在方向34に沿った距離D2は、拡張可能部分36の近位端部39aと遠位端部39bとの間に線形に形成される。
拡張可能部分36は複数のループ31を形成することができ、これらのループは、第2の方向35に沿って拡張可能部分36を通って延びる(少なくとも2つの開口40のような)各々の開口40を形成している。例えば、ループ31は、図3A〜図3Cに示されたループ56、図11A〜図11Hに示されたループ99、又はあらゆる適切な択一的に構成されたループに関して以下で説明するように構成することができる。拡張可能部分36は、あらゆる数のループ31、例えば8個のループ、9個以上のループ、又は7個以下のループを有することができる。開口40は、実質的に中心軸線29に沿って間隔を置かれており、つまり、実質的に延在方向34に沿っても間隔を置かれている。例えば、開口40は、延在方向34に沿って構成部材を有する方向に沿って間隔を置かれている。つまり、開口40は、延在方向34及び第2の方向35の両方に沿って間隔を置かれている。
開口40は、最も近位の開口40aと、最も遠位の開口40bと、最も近位の開口40aと最も遠位の開口40bとの間に配置された複数の中間開口40cのような少なくとも1つの中間開口40cとを形成することができる。拡張可能部分36は、近位開口40aと遠位開口40bとの間に配置することができ、近位開口40a及び遠位開口40bを形成するループ31を有する。作動ストランド38は、複数の開口40(例えば開口40のうちの少なくとも2つから全てまで)を含む、開口40のうちの少なくとも1つを通って織り込まれるよう構成されている。したがって、実質的に延在方向34に沿って作動ストランド38に作動力Fが加えられると、作動ストランド38は、拡張可能部分36、ひいてはアンカ本体28を、延在方向34に沿って押し潰しかつ第2の方向35に拡張するように付勢することができ、これにより、アンカを第1の状態から拡張状態へ拡張させる。力Fは、純粋な引張力、又は純粋な引張力からずれていることができるが純粋な引張力である成分を有する力を含む、引張力であることができる。力Fが延在方向34に対して平行な又は延在方向34と一致する方向成分を有することができるか又は力Fが延在方向34と完全に平行であるか又は延在方向34と一致することができるように、力Fを実質的に延在方向34に沿って各々の作動ストランド38に加えることができることを認識すべきである。
拡張可能部分36が第1の状態にあるときに、開口40のうちの少なくとも1つから開口40のうちの全てまでは、各々のループ31の近位端部と遠位端部との間の第1の最大寸法と、各々のループ31の近位端部と遠位端部との間に延びる各々のループの反対側の側部間の第2の最大寸法とを形成することができることを認識すべきである。ループ40のうちの少なくとも1つからループ40のうちの全てまでの、第1の寸法に対する第2の寸法の比は、拡張可能部分36が第1の状態から拡張状態へ拡張するときに増大することができる。さらに、拡張可能部分が拡張状態にあるときに、ループ31の反対側の側部のような、複数のループ31は、第2の方向35に沿って、拡張可能部分36第1の状態にあるときよりも大きく重なり合うことができる。1つの実施の形態によれば、ループ31の反対側の側部は第2の方向35に沿って重ならないか、又は、拡張可能部分36に生ぜしめられる張力の大きさに応じて第2の方向35に沿って僅かに重なり合うことができる。
ここで図3A〜図3Cを参照すると、アンカ本体22は、サブストレート(基質)42の形態であることができる。このサブストレート42は、1つの実施の形態においては、アンカ本体ストランド44を形成する、縫合糸ストランド又はあらゆる択一的に構成されたストランドのようなストランドであることができる。アンカ本体ストランド44は、アンカアセンブリ20の他の構成部材とともに、望みに応じて再吸収性であることができる。アンカ本体ストランド44は、例えばUSP7−0からUSP5まで、USP2−0からUSP5まで、例えばUSP2の、望みに応じてあらゆる適切なUSP(米国薬局方)寸法(又は直径)を有することができる。アンカ本体ストランド44は、開口を形成するために織り込むことができかつ多孔質であることができるか、又は望みに応じて織り込まないことができかつ開口を有さないことができる。アンカ本体ストランド44が織られているか又は織られていないかにかかわらず、アンカ本体ストランド44は、開口40を形成するために望みに応じて編み込むことができる。アンカ本体ストランド44からアンカ本体22、ひいては拡張可能部分を構成する方法は、第1のストッパ結び目46を結ぶステップを含み、この第1のストッパ結び目46は、ポスト端部48及び自由端部50を有する、アンカ本体28の近位ストッパ結び目46を形成することができる。
アンカ本体ストランド44は、第1のストッパ結び目46の自由端部50を形成する近位端部のような第1の端部52と、近位ストッパ結び目46のポスト端部48を形成する、遠位端部のような、第2の端部54とを形成している。この方法はさらに、近位端部30に配置された末端ループであることができる第1の近位ループ56aを形成するために、第1のストッパ結び目46に隣接した位置において第1の端部52をループにするステップを含む。第1の端部52が第1の近位ループ56aからストッパ結び目46を通って延びるように、第1の近位ループ56aがストッパ結び目46を通過させられる。図2A及び図2Bに示したようにアンカ本体28のループ31の最も近位のループ57を形成するために、第1の端部52をさらに第1の近位ループ56aに引き通し、締め付けることができる。アンカ本体ストランド44の第1の端部52は、望まれる場合には、ループ31の最も近位のループ57の近く、ひいては、近位端部30及び39aの近くの位置において、切断するか又は単純な結び目に結ぶことができ、使用中のアンカストランド44の構造的一体性を維持するために望みに応じてサインすることができる。つまり、第1の端部52は、アンカ本体28のループ31の最も近位のループ57の自由端部を形成することができる。
この方法は、さらに、実質的に中心軸線29に沿って間隔を置かれた拡張可能部分36の複数の同様に構成されたループ56を形成するために、第2の端部54を遠位に編むステップを含む。ループ56は、複数の開口40の各々1つを形成する。例えば、方法は、さらに、第1の近位ループ56aのような前のループに隣接して第2の遠位ループ56bのような新たなループを形成するために、第2の端部54をループにするステップを含むことができる。編むステップは、さらに、第2のループ56bのような前のループが付加的な遠位ループ56cに関して近位に配置されるように、第2の端部54から、第3の遠位ループ56cであることができる新たなループを形成する付加的なステップを含むことができる。付加的な遠位ループ56cは、前のループ56bにすぐ隣接して配置されており、方法はさらに、すぐ近位のループ56bに付加的な遠位ループ56cを通過させるステップを含む。
方法はさらに、望みに応じて第2の端部54から付加的な遠位ループを形成し、付加的な新たな遠位ループ56を各々の前のループに通過させて別の新たな遠位ループを形成するステップを含む。所望の長さの編み58と、所望の数のループ56とが形成されるまで、付加的な新たな遠位ループ56を形成することができる。編み58が所望の長さに達すると、第2のストッパ結び目60を形成するために最も遠位のループ56遠位の位置において結ぶか又はその他の形式で終了させることができ、第2のストッパ結び目60はアンカ本体28の遠位ストッパ結び目を形成することができる。第2の端部54は、第2のストッパ結び目60の近位の位置において、望みに応じて切断又は結ぶことができ、使用中の構造的一体性を維持するためにサインすることができる。つまり、第2の端部54は、第2のストッパ結び目60の自由端部を形成する。
図3A〜図3Cに示したように拡張可能部分36のループ56は同じアンカ本体ストランド44から構成することができ、これにより、例示した実施の形態によれば互いに一体であるが、択一的に、拡張可能部分36は、2つ以上のアンカストランド55を有することができ、これらのアンカストランド55は、単独で及び/又は組み合わされて、編まれたセグメント若しくはループ56を形成し、これらの編まれたセグメント又はループ56を、接合することができる、例えば溶接することができるか(図5Cに関して後でより詳細に説明される)、縫い合わせることができるか(図5Dに関して後でより詳細に説明される)、結ぶことができるか、継ぎ合わせることができるか、又はその他の方式で取り付けることができることを認識すべきである。本明細書で説明されるように第1の状態から拡張状態へ作動させられるよう構成された拡張可能部分36を有するアンカ本体を形成するために、望みに応じて、アンカストランド44をあらゆる択一的な形式で編むことができることをさらに認識すべきである。
作動ストランド38は、拡張可能部分36とは別個若しくは非一体であることができ、作動ストランド38に加えられる作動力Fによりアンカ本体28が第1の状態から拡張状態へ作動させられるように、望みに応じてあらゆる形式で、図1A、図1B、図2A及び図2Bに示したように拡張可能部分36に取り付けることができる。作動ストランドは、例えばUSP7−0からUSP5までの、例えばUSP2−0からUSP5までの、望みに応じてあらゆる適切なUSP(米国薬局方)寸法(若しくは直径)を有することができる。例えば、図2Aに示したように、アンカ22は、作動本体28のサブストレート42とは別個又は非一体でありかつサブストレート42に取り付けられた補助ストランド33を有することができる。補助ストランド33は、第1の又は近位の選択開口45aと、第1の選択開口45aに関して遠位に配置された第2の若しくは遠位の選択開口45bのような、一対の開口40を通って織る、つまり延びることができる。例示した実施の形態によれば、第1の選択開口45aは最も近位の開口であり、第2の選択開口45bは最も遠位の開口40bであるが、第1及び第2の選択開口45a及び45bの一方又は両方を中間開口40cから選択することができることを認識すべきである。作動ストランド38は、第1の部分41を形成することができ、この第1の部分41は、作動ストランド38を受容する開口40に関して近位の位置においてアンカ本体28から延出した、例えば近位に延出した作動部分を形成することができる。第1の部分41はさらに、解剖学的位置24からさらに延びていることができ、作動力Fを受けるよう構成されている。幾つかの実施の形態によれば、第1の部分41はさらに、作動ストランド38の末端部を形成することができる。作動ストランド38は、第1の部分41から遠位に延びていることができる。
複数の実施の形態が、第1及び第2の選択開口45a及び45bに関してここでは説明される。符号"45a"及び"45b"は、第1及び第2の選択開口を特定する様々な実施の形態に関して第1及び第2の選択開口を概念的に特定するために使用される。特定の第1及び第2の選択開口45a及び45bを形成する開口40のうちの特定の開口は、必ずしも実施の形態ごとに一致せず、実際は、望みに応じて実施の形態ごとに異なることができる。
作動ストランド38は、第1及び第2の部分を形成するために、第2の選択開口45bを通ってさらにループ状にすることができる。前記第1及び第2の部分は、第1の部分41と、解剖学的構造24から近位に延びたループ状部分を形成することができかつ第1の部分41とは反対側の、第2の部分43とを形成する。後でより詳細に説明するように、幾つかの実施の形態によれば、拡張可能部分36を第1の状態から拡張状態へ作動させるために、作動ストランド38、例えば第1の部分41及び第2の部分43のうちの少なくとも一方又は両方に、作動力Fを加えることができる。例示した実施の形態によれば、第2の部分43は、作動ストランド38がループ53を形成するように、第1及び第2の選択開口45a及び45bの間に配置することができる複数の選択開口40のような開口40のうちの少なくとも1つを通って織られる、つまり延びることができる。例えば、作動ストランド38の第2の部分43は、複数の中間開口40cを通って織られることができ、さらに、最も近位の開口40aであることができる第1の選択開口45aを通って織られることができる。作動力Fを第1の部分41に加えることができかつ第2の部分43を第2のアンカの作動ストランドに取り付けることができるように、第1及び第2の部分41及び43はアンカ本体から近位に解剖学的構造の外へ延びることができる。つまり、例示した実施の形態によれば、第1の部分41は作動ストランド38の作動部分131を形成し、第2の部分43は作動ストランド38の取付け部分133を形成する。択一的に、図2Bに示したように、第2の部分43は作動力Fを受けることができ、第1の部分41を第2のアンカの作動ストランドに取り付けることができる。つまり、第2の部分43は作動ストランド38の作動部分131を形成することができ、第1の部分41は作動ストランド38の取付け部分を形成することができる。
図1A及び図1Bに関して上述したように、作動ストランド38は第2のアンカの作動ストランドと一体であることができる。択一的に、作動ストランド38は、例えば接着剤、結び目、溶接部(例えば図5C参照)、縫製(例えば図5D参照)、添え継ぎ(例えば図19D〜19H参照)、結び目(例えば図4A参照)、補助コネクタ部材(例えば図20A参照)又は望みに応じてあらゆる択一的な適切なコネクタ部材のような、あらゆる適切なコネクタ部材を介して、望みに応じてあらゆる形式で取り付けることができる。
操作中、引き続き図2Aを参照すると、拡張可能部分36の近位端部39aが編み込まれかつ作動ストランド38の第2の部分43が緊張させられているときに作動力Fが作動ストランド38、特に作動ストランド38の第1の部分41に加えられると、拡張可能部分36の遠位端部39bが拡張可能部分36の近位端部39aに向かって引っ張られながら、ループ53のサイズが減少する。アンカ本体28の近位端部39を、例えば解剖学的構造24又はブレーシング工具によって締め付けることができるか、又は択一的にアンカ本体28の近位端部30が例えば解剖学的構造24又はブレーシング工具によって締め付けられるときに締め付けることができる。したがって、拡張可能部分36は第1の状態から拡張状態へ拡張する。例示した実施の形態によれば、遠位端部39bが近位端部39aに向かって引っ張られたときに、拡張可能部分36は実質的にU字形を形成することができる。
図1A及び図1Bも参照すると、作動力Fが第1の部分41に加えられ続けると、補助ストランド38はアンカ本体28を通って並進させられ、これにより、第2の部分43におけるたるみを減じ、結果的に、第2の部分43における張力を生ぜしめる。第2の部分43が緊張させられると、第1の部分41への作動力Fのさらなる提供が、ループ53の寸法を減じ、これにより、拡張可能部分36を作動ストランド38の第2の部分43に沿って滑らせ、これにより、遠位端部39bを作動ストランド38に沿って近位端部39aに向かってさらに引っ張り、拡張可能部分36をもつれさせる若しくは潰す。なぜならば、拡張可能部分は拡張状態にとどまるからである。作動ストランドの第2の部分43、又は第2のアンカに取り付けられた作動ストランド38の端部に生ぜしめられる付加的な張力は、アンカ22を第2のアンカに向かって付勢することができ、これにより、上記のように間隙24を狭めることを認識すべきである。
図2Aに示されたアンカ22が、図1A及び図1Bに示された第1のアンカ22aを形成し、かつ図2Bに示されたアンカ22が、図1A及び図1Bに示された第2のアンカ22bを形成する場合、第1のアンカ22aの作動ストランド38の第1の部分41が作動力Fを受け、第2のアンカ22bの作動ストランド38の第2の部分43が作動力Fを受けることができる。第1のアンカ22aの作動ストランド38の第2の部分43を、第2のアンカ22bの作動ストランド38の第1の部分41に取り付けることができる。つまり、作動ストランド38への作動力の提供による第1及び第2のアンカ22a及び22bの作動ストランド38に生ぜしめられる張力により、第1及び第2のアンカ22a及び22bは第1の状態から拡張状態へ作動する。以下により詳細に説明するように、第1のアンカ22aの作動ストランド38の第1及び第2の部分41及び43のうちの一方又は両方は作動力Fを受けることができ、第1のアンカ22aの作動ストランド38の第1及び第2の部分41及び43のうちの一方又は両方を、第2のアンカ22bの作動ストランド38に取り付けることができ(一体に又は別個に取り付けられる)、第2のアンカ22bの作動ストランド38の第1及び第2の部分41及び43のうちの一方又は両方が作動力Fを受けることができ、第2のアンカ22bの作動ストランド38の第1及び第2の部分41及び43のうちの一方又は両方は、第1のアンカ22aの作動ストランド38に取り付けることができる(一体に又は別個に取り付けられる)ことを認識すべきである。
第1及び第2のアンカ22a及び22bの作動は、間隙24cを跨がる作動ストランド38に生ぜしめられる張力にかかわらずに生じることができる。例えば、アンカ22a及び22bのうちの一方を、拡張状態に作動させることができ、アンカ22a及び22bのうちの他方を、拡張状態に作動させることができる。作動ストランド38の取り付けられた部分133が互いに取り付けられている場合、作動ストランド38の一方又は両方の作動部分131に力を引き続き提供することは、作動ストランド38の取付け部分133に張力を生ぜしめることができる。
ここで図2Cを参照すると、拡張可能部分36を第1の状態から拡張状態へ作動させる作動方向に沿った開口40を通った作動ストランド38の移動を容易にするために、作動ストランド38をフック状にすることができることを認識すべきである。つまり、作動ストランド38は、作動方向に沿った拡張可能部分36を通る作動ストランドの一方向移動を許容するが作動方向とは反対の方向に沿った作動ストランド38の移動を防止又は制限するラチェットを形成することができる。
作動ストランド38はモノフィラメントを含むことができ、1つの実施の形態においては、クイル縫合糸であることができる。例示したように第2の部分43であることができる、作動ストランド38の作動部分131は、第1の複数のフック61のような第1の少なくとも1つのフック61を有することができ、これらの各々のフックは前端部65を有し、この前端部65は、前端部65の方向(例えば作動方向)での作動ストランド38の移動を容易にするためにカムを形成している。各々のフックはさらに後端部67を形成することができ、この後端部67は、作動方向とは反対方向に沿った開口40を通じた作動ストランド38の移動を防止するための捕捉部を形成している。
例示したように第1の部分41であることができる、作動ストランド38の取付け部分133は、第1の状態から拡張状態への拡張可能部分36の作動の前及び作動の間には拡張可能部分36の外部にとどまるよう構成された第1の部分41aを有する。第1の部分43の第1の部分41aは、第2の複数のフック69のような第2の少なくとも1つのフック69を有することができ、これらの第2のフックは、各々の第1の複数のフック61の前端部65とは反対に向けられた前端部65を形成している。各々の第2の複数のフック69はさらに、第1の複数のフック61の後端部67とは反対に向けられた後端部67を形成することができる。したがって、第1及び第2のフック61及び69の後端部67は互いに面している。各々の第2のフック69の後端部67は、作動ストランド38が作動方向に沿って移動するときに開口40を通る作動ストランド38の移動を防止するためにアンカ本体ストランド44を捕捉するよう構成された係合部材を形成することができる。例示したように第1の部分41であることができる、作動ストランド38の取付け部分133は、さらに、第1の選択開口45aの遠位に配置されかつ複数の第1のフック61を有することもできる第2の部分を有する。
したがって、操作中に、第2の部分43のような、作動ストランド38の作動部分131に作動力Fが加えられると、作動ストランド38は開口40を通って移動する。各々の第1の複数のフック61は、拡張可能部分36を第1の状態から拡張状態へ作動させる方向に沿った開口40を通る作動ストランド38の移動を可能にするラチェットを形成するように、向けられている。最も近位の開口40を形成するループ31であることができる第1の選択開口45aの近くの位置において第2のフック69のうちの1つの後端部67がアンカ本体を捕捉するまで、作動ストランド38は開口40を通って並進する。拡張可能部分36の近位端部39aが締め付けられる一方で作動力Fがさらに作動ストランド38に加えられると、係合した第2のフック69によって作動ストランド38が拡張部分を第2の選択開口45bから第1の選択開口45aに向かって移動させ、これにより、拡張可能部分36をもつれさせる若しくはさもなければ潰し、拡張可能部分36を第1の状態から拡張状態へ作動させる。
さらに択一的に、図2Dを参照すると、補助ストランド33は、拡張可能部分36に関して近位に配置された開口49を形成することができる摺動部材47を形成する又は支持することができる。特に、第2の部分43は、複数の開口40を通って織られることができ、さらに摺動部材47を形成することができる。例示した実施の形態によれば、第2の部分43は摺動部材47において終わっていることができる。第1の部分41は、開口40のうちの少なくとも1つ、例えば複数の開口40を通って織られることができ、ループ53を形成するために摺動部材47の開口49を通って近位に延びていることができる。したがって、第1及び第2の部分41及び43は互いに摺動可能に接続されている。1つの実施の形態によれば、作動ストランド38は、開口49を含む複数の開口を形成する織られたストランドとして構成することができる。択一的に、開口49は、第2の部分43において切断、例えばレーザ切断することができる。操作中に、摺動部材47及び拡張可能部分36が(例えば解剖学的構造24又はブレーシング工具によって)締め付けられるときに作動力Fを第1の部分41に加えることができ、これは、拡張可能部分36が第1の状態から拡張状態へ作動するときにループ53の寸法を減じかつ拡張可能部分36を作動ストランド38、例えば第2の部分43に沿って移動させる。つまり、第1の部分41は、作動部分131及び取付け部分133の両方を形成することができる。言い換えれば、作動ストランドは、部分41又は部分43のような端部を形成することができ、この端部は、作動力Fを受けることができかつ第2のアンカの作動ストランド38に取り付けることができる。これに関して、第1の部分41は摺動部材47を形成又は支持することができ、第2の部分43は作動部分131及び取付け部分133を形成することができることを認識すべきである。
例えば、図2Eを参照すると、第1の部分41は、図2Dに関して上述したように摺動部材47を形成又は支持することができる。例示した実施の形態によれば、第1の部分41は摺動部材47において終わっていることができる。特に、第2の部分43は、複数の開口40を通って織られ、摺動部材47を通ってアンカ本体28の近位へ延びていることができる。したがって、第1及び第2の部分41及び43は互いに摺動可能に接続されている。
つまり、摺動部材47は、作動ストランド38の作動部分131(例えば第1の部分41又は第2の部分43)を、作動ストランド38の取付け部分133(例えば第1の部分41及び第2の部分43の他方)に関して摺動可能に接続することができることを認識すべきである。操作中、(解剖学的構造24又はブレーシング工具によって)拡張可能部分36の摺動部材47が締め付けられるときに作動力Fを作動部分131に加えることができ、これは、拡張可能部分36が第1の状態から拡張状態へ作動するときにループ53の寸法を減じかつ拡張可能部分36を作動ストランド38に沿って移動させる。
さらに択一的に、図2Fを参照すると、第1の部分41は、作動部分131を形成するために、上述のように複数の開口40を通って、アンカ本体28から近位に延びていることができ、第2の部分43は、開口40のうちの最も遠位の開口から延びていることができ、第2の部分43は、開口40のいずれも又はアンカ本体28における他のいかなるところも通ることなく、解剖学的構造24を通って、この解剖学的構造24から近位に延びている。第2の部分43は、取付け部分133を形成することができ、この取付け部分133は、アンカ22の作動ストランド38に取り付けられることができ、かつ別のアンカ22に取り付けられるよう構成されている。操作中、例示した実施の形態による第1の部分41のような、作動ストランド38の作動部分131に、作動力Fが加えられたとき、拡張可能部分36の近位端部39aが(例えば解剖学的構造24又はブレーシング工具によって)締め付けられるとき、拡張可能部分36の遠位端部39bは、開口40を通って織られた作動ストランド38の部分に沿って近位端部39aに向かって引っ張られ、これにより、拡張可能な部分36が第1の状態から拡張状態へ作動させられるとき、拡張可能部分36はもつれさせられる。
ここで図2G及び図4Aを参照すると、アンカ22は、さらに、あらゆる適切なコネクタ部材63を有することができ、このコネクタ部材63は、作動ストランド38の摺動可能な部分(例えば作動部分131及び取付け部分133)の相対位置を選択的に固定するよう構成されたロッキング部材64を形成することができる。コネクタ部材63は、結び目66として又はここに記載されたタイプのあらゆる適切な択一的に構成されたコネクタ部材63又はあらゆる適切な択一的なコネクタ部材として構成することができる。結び目66は、作動ストランド38によって形成することができ、アンカ本体28の近位端部30に関して近位に配置することができる。作動ストランド38は、結び目66のポスト端部68と、結び目66の自由端部70とを形成することができ、この自由端部70は、自由端部70が結び目66においてポスト端部68の周囲に締め付けられる前にポスト端部68が自由端部70に関して摺動可能であるように、ループにされ、ポスト端部68の周囲に結ばれる。例示した実施の形態によれば、自由端部70は、ポスト端部68の周囲に4つのループ71A〜71Dのような複数のループを形成することができるが、自由端部70は、望みに応じた数のループをポスト端部68の周囲に形成することができることを認識すべきである。作動ストランド38の自由端部70は、結び目66からアンカ本体28内へ遠位に延びた静止部分70aと、結び目66から延びておりかつアンカ本体28内へは延びていない自由部分70bとを有する。
ポスト端部68を、第1の部分41及び第2の部分43のうちの一方によって形成することができ、自由端部70を、第1の部分41及び第2の部分43のうちの他方によって形成することができる。例示した実施の形態によれば、ポスト端部68は、第1の部分41として示された作動部分131によって形成されており、自由端部70は第2の部分43によって形成されている。したがって、第1の部分41が第2の部分43に対して摺動するように、第1の部分41及び第2の部分43は互いに摺動可能に接続されている。つまり、ロッキング部材64はさらに摺動部材47を形成することができ、結び目66をさらに摺動ロッキング結び目と称呼することができることを認識すべきである。
操作中、第1の部分41に作動力Fが加えられると、第1の部分41は第2の部分43に対して近位に摺動し、これにより、ループ53の寸法を減じ、アンカ本体28を第1の状態から拡張状態へ作動させる。ポスト端部68の周囲に自由端部70を締め付けるために、第2の部分43によって形成することができる自由端部70を締め付けることができ、これにより、第1の部分41によって形成されたポスト端部68を、自由端部70に対する並進に関してロックする。自由端部70がポスト端部68の周囲に締め付けられ、これにより、結び目66をポスト端部68の周囲に固定すると、自由端部70は作動ストランド38の取付け部133を形成することができる。択一的に又は付加的に、アンカ本体20が拡張状態に拡張させられると、結び目66はポスト端部68に沿って遠位に並進することができ、これにより、ループ53の寸法を減じ、拡張可能な部分36を拡張状態に作動させ、続いて、ループ53の減少した寸法を固定しかつ幾つかの例では拡張状態にアンカ本体28を保持するのを助けるために、結び目66をポスト端部68の周囲に締め付けることができる。
1つの実施の形態による結び目66の構成を以下に図4A〜図4Eを参照して説明する。図4Aに示したように、自由端部70は、ポスト端部68に沿って摺動するよう構成された、ポスト端部68の周囲の複数の摺動ループ71A〜71Dを形成している。ループ71A〜71Dのうちの少なくとも1つ、例えば例示したような最も遠位のループ71A及び71Bは、さらにロッキングループを形成していることができ、これらのロッキングループは、自由端部70bに締付力F1が提供されると締め付けられ、これにより、上述の形式でポスト端部68の周囲に自由端部70を締め付けるよう構成されている。図4Bに示したように、結び目66は、ポスト端部68の周囲に自由端部70を、同じ方向に沿って少なくとも一回、例えば二回だけループ状にすることによって形成され、これにより、ポスト端部68の周囲に一対のループ、例えば第1の摺動ループ71A及び第2の摺動ループ71Bのような少なくとも1つの摺動ループ71Aを形成する。望みに応じた数の摺動ループ71を形成するために、望みに応じた回数だけ自由端部70をポスト端部68の周囲にループ状にすることができることを認識すべきである。例示した実施の形態によれば、自由端部70はポスト端部68の周囲にループ状にされるときに、自由端部70は遠位に並進させられ、これにより、第1のループ71Aは第2のループ71Bに関して近位に配置される。つまり、自由端部70は、ループ71から近位に延びた自由部分70bと、ループ71から遠位に延びた静止部分70aとを形成し、作動ストランド38の第2の部分43をも形成することができる。
次いで、図4Cを参照すると、摺動ループ71A及び71Bを互いに押し付けるために、ポスト端部68及び自由ストランド70aを緊張状態に維持しながら自由端部70の自由部分70bは締め付けられる。例えば、自由部分70bに遠位締付力を加えることができ、これにより、第2のループ71Bを第1のループ71Aに対して押し付ける。次いで、図4Dに示したように、第3の摺動ループ71Cを形成するために、第1の摺動ループ71Aの近位の位置において、摺動ループ71A及び71Bと同じ方向で自由部分70bは再びポスト端部68の周囲にループ状にされる。自由部分70bがポスト端部68の周囲にループ状にされるので、自由部分70bとポスト端部68との間に間隙73が形成される。次いで、摺動ループ71Cがさらにロッキングループを形成し、かつ自由部分70bが摺動ループ71Cから延びるように、自由部分70bを間隙73に通すことができる。次いで、図4Eを参照すると、自由部分70bが間隙73から延びるように、第3の摺動ループ71Cを、すぐ隣接した、近位に間隔を置かれた第1の摺動ループ71Aに押し付けるために、自由部分70bを締め付けることができる。
図4Fに示したように、第4の摺動ループ71Dを形成するために、第3の摺動ループ71Cの近位の位置において、自由部分70bは摺動ループ71A〜71Cと同じ方向でポスト端部68の周囲に再びループにされる。自由部分70bがポスト端部68の周囲にループにされると、自由部分70bとポスト端部68との間に間隙73aが形成される。第4の摺動ループ71Dがさらにロッキングループを形成しかつ自由部分70bが第4の摺動ループ71Dから延びるように、次いで自由部分70bを間隙73に通すことができる。次いで、図4Aに示したように、第4の摺動ループ71Dを、すぐ隣接した、近位に間隔を置かれた第3の摺動ループ71Cに押し付けるために、自由部分70bを締め付けることができる。
結び目66は、少なくとも1つの摺動ループ71又は複数の摺動ループ71のような、あらゆる数の摺動ループ71であることができることを認識すべきである。摺動ループ71の少なくとも1つから全てまでがさらに望みに応じてロッキングループ71を形成することができることをさらに認識すべきである。操作中、結び目66が形成されると、第1の部分41として例示された作動部分131を形成することができるポスト端部68に、作動力Fを加えることができ、これにより、アンカ本体28の拡張可能部分36は第1の状態から拡張状態に拡張する。結び目66は、ロックされていない状態に配置することができ、この場合、アンカ本体28が拡張するときにポスト端部68は結び目66までループ71に対して並進することができることをさらに認識すべきである。結び目66をロックされた状態に作動させるために、引張力であることができるロッキング力を自由部分70bに加えることができる。特に、ロッキングループ71はポスト端部68の周囲に締め付けられ、作動部分131は結び目66を通って並進することを妨げられる。自由端部70の自由部分70bは、図2Gに示したように結び目66から延びることができ、アンカ本体28を別のアンカに取り付ける、作動ストランド38の取付け部分133を形成する。
図2Hに示したように、自由部分70b、つまり取付け部分133は、直接に又は間接的に別のアンカの作動ストランドに取り付けられるよう構成されたコネクタ部材63を形成することができる。例示した実施の形態によれば、コネクタ部材63は、作動ストランド38と一体のアイレット72として構成されている。したがって、作動ストランド38は、アンカ本体20の拡張可能部分36から延びているので、アイレット72は同様に拡張可能部分36から延びていると言うこともできる。択一的に又は付加的に、アンカ本体28は、拡張可能部分36から延びたアイレット84b(図6A及び図6B参照)、同様に拡張可能部分36から延びたアイレット90(図9A〜図9C参照)、又は拡張可能部分36から直接に又は間接的に延びた、あらゆる択一的に構成されたアイレット、を含むことができる。
アンカ22を第2のアンカに取り付けるために、作動ストランドの取付け部分のような相補的なストランド、又はコネクタストランドのような補助的なコネクタ部材(例えば図33A〜図33C)を、アイレット72に通すことができる。相補的なストランドはアイレット72を通って並進することができるので、アイレット72は、アイレット84b及び90とともに摺動部材47を形成することができることを認識すべきである。例えば、図2Gに示された作動ストランド48の自由部分70bによって形成された取付け部分133を、アイレット72、アイレット84b、アイレット90、又はアンカ本体を第2のアンカ本体に取り付けるためにアンカ本体の拡張部分に直接に又は間接的に取り付けられるあらゆる適切な択一的に構成されたアイレット、として構成された、第2のアンカ本体のアイレットに通すことができる。これに関して、アンカアセンブリ20は、2つ以上のアンカを互いに接合するよう構成された少なくとも1つのコネクタ部材63を有することができることを認識すべきである。コネクタ部材63は、作動ストランド38のうちの少なくとも1つと一体であることができるか、又は別個であり、作動ストランド38のうちの少なくとも1つに取り付けることができる。
図5A及び図5Bを参照すると、ステム76のような、第1の端部から延びた折り返された部分74を形成するために、自由部分70bをまず折り返すことにより、アイレット72を構成することができる。つまり、ステム76は、結び目66(図2H参照)と折り返された部分74との間に延びている。自由部分70bは、折り返された部分74から延びた、末端部78のような第2の端部を形成している。自由部分70bは、末端部78をステム76に隣接して配置することができるように向けることができる。折り返された部分74は、ループ81を形成するためにステム76及び末端部78上にループにすることができ、引き続き、ステム76及び末端部78の下側と、ループ81の中を通すことができ、これにより、折り返された部分78を閉鎖しかつアイレット72を形成する閉鎖位置において、アイレット結び目80を形成する。結び目80を締め付けかつ折り返された部分74を閉鎖するために、折り返された部分78に引張力を加えることができ、これにより、ステム76及び末端部78は結び目80から延び、折り返された部分74も結び目から延び、アイレット72を形成する。つまり、アイレット72は、例えば結び目80によって形成されたベースを有するか、又はあらゆる択一的な閉鎖部材によって形成することができる。
例えば、図5Cを参照すると、折り返された部分74を閉鎖しかつアイレット72を形成するために、末端部78を、閉鎖位置113においてステム76に溶接することができる、例えば加熱することができるか又は接着剤を介して結合することができる。閉鎖位置113は、アイレット72のベースを形成することができる。さらに択一的に、図5Dを参照すると、折り返された部分74を閉鎖しかつアイレット72のベースを形成するために、末端部78を閉鎖位置113においてステム76に縫い付けることができる。例えば、末端部78をステム76に接合するために、少なくとも1つの縫合ストランド75のようなストランドを、末端部78及びステム76を通して縫い付けることができる。つまり、アイレット72を形成するために、末端部78をあらゆる公知の形式でステム76に取り付けることができ、図1A及び図1Bに関して上述したように、別のアンカ22の作動ストランド又は結合ストランドをアイレット72に通し、アイレット72に力、例えば狭め力を加えることができることを認識すべきである。図1A及び図1Bに示したように、接近力は、アンカ本体28の間に配置された間隙24cを狭めるために十分であることができる。
ここで図6A及び図6Bを参照すると、アンカ22は、さらに、作動ストランド38を拡張可能部分36に作用的に結合するために、拡張可能部分36のようなアンカ本体28と、作動ストランド38との両方に取り付けられることができる取付け部材を有することができる。取付け部材82は、アンカ本体28に対して補助的であり、かつアンカ本体ストランド44及び作動ストランド38の両方に対して別個若しくは非一体であることができる。取付け部材82は、ループ状ストランド79を形成することができ、このループ状ストランド79は、ループ状ストランド79のアイレット、例えば互いに反対側の第1及び第2の端部82a及び82bそれぞれにおける第1のアイレット84a及び第2のアイレット84bのような少なくとも1つの固定領域を形成する。取付け部材82は、さらに、取付け部材82が連続的なループ83を形成することができるように、アイレット84a及び84bの間に取り付けられた本体部分85を有することができる。
第1及び第2のアイレット84a及び84bは、実質的に第2の方向35に沿って本体部分85からアンカ本体28の少なくとも1つの各々の開口40を通って延びることができる。例示された実施の形態によれば、第1及び第2のアイレット84a及び84bは、第1のアイレット84aが第2のアイレット84bに対して近位に配置されるように、望みに応じて配置することができる各々の第1及び第2の選択開口45a及び45bの各々を通って延びている。本体部分85は、例示したように第1及び第2のアイレット84a及び85bの間において拡張可能部分36の外側に延びていることができるか、又は本体部分85は択一的に、複数の開口40を含む、第1及び第2の選択開口45a及び45bの間の開口40のうちの少なくとも1つを通って延びることができる。1つの実施の形態によれば、第1の選択開口45aは、第1のアイレット84aが最も近位の開口40aを通って延びることができるように、最も近位の開口40aであることができ、第2の選択開口45bは、第2のアイレット84bが最も遠位の開口40bを通って延びることができるように、最も遠位の開口40bであることができる。取付け部材82はアンカ本体28に取り付けられており、第1及び第2のアイレット84a及び84bがアンカ22の各々の開口87a及び87bを形成していることを認識すべきである。
第2のアイレット84bから延びた第1及び第2の部分41及び43を形成するために、作動ストランド38を第2のアイレット84bに取り付けることができ、例えば第2のアイレット84の開口87bに通すことができる。第1及び第2の部分41及び43に作動力Fを加えることができ、これにより、作動ストランド38は第2のアイレット84bを第1のアイレットに向かって付勢し、これにより、拡張可能部分36を、第2の選択開口45bを形成するループ31から近位に、第1の選択開口45aを形成するループ31に向かって移動させ、これにより、拡張可能部分36を第1の状態から拡張された状態へ作動させる。例示された実施の形態によれば、第2のアイレット84bに取り付けるよう構成された折り返し部86のような結合位置を形成するために、作動ストランド38は折り返される。第1及び第2の部分41及び43は、折り返し部86の互いに反対の側から近位に延びている。折り返し部86は、第2のアイレット84bを通って延びることができ、第2の部分41及び43は、折り返し部86から近位にかつ第1のアイレット84aの開口87aを通って延びることができる。したがって、第1及び第2の部分41及び43は、第1のアイレット84aの第1の開口87aを通って延びており、作動ストランド38を第2のアイレット84bに取り付けるために折り返し部は第2のアイレット84bの開口を通ってループにされている。つまり、拡張可能部分36が第1の状態から拡張状態へ作動させられるときに、作動ストランド38は、第1のアイレット82aを通る第2のアイレット84bのための移動経路を形成する。
例えば、操作中、第1のアイレット84aから近位に延びた第1及び第2の部分41及び43に作動力Fを加えることができる。つまり、第1及び第2の部分41及び43は、作動ストランド38の作動部分131を形成することができる。択一的に、作動力Fの提供の間に作動ストランドに張力を生ぜしめるために、第1及び第2の端部の他方が締め付けられながら、第1及び第2の部分41及び43の一方に作動力Fを加えることができる。つまり、第1及び第2の部分41及び43の少なくとも一方は、拡張可能部分36を第1の状態から拡張状態へ作動させるために作動力Fを受け取る作動部分131を形成することができると言うことができる。作動力Fにより、折り返し部86、ひいては作動ストランド38は、作動ストランド38によって形成された経路に沿って、第1のアイレット84aに向かって近位にかつこの第1のアイレット84aを通って付勢される。第2のアイレット48bが近位に移動するとき、取付け部材82は、拡張可能部分36を第1の状態から拡張状態へ作動させる。
第1及び第2の部分41及び43のうちの少なくとも一方又は両方は、第2のアンカに取り付けられる取付け部分133を形成することができることをさらに認識すべきである(例えば図28A参照)。択一的に、望まれるならば第2のアイレット84bは第1のアイレット84aから、さらに解剖学的構造24から延出することができ、作動ストランド38をアイレット84bから取り外すことができ、コネクタストランドのようなコネクタ部材を、引き続き、第2のアイレット84bへ供給し、望みに応じてアンカ22を第2のアンカに取り付けるために第2のアンカに直接に又は間接的に取り付けることができる。
図6Cに示したように、取付け部材82は、サブストレートの形態であることができ、このサブストレートは、1つの実施の形態においては、第1及び第2の互いに反対側の端部79a及び79bを有するストランド、例えば縫合ストランド又はあらゆる択一的に構成されたストランド79であることができる。図6Dに示したように取付け部材82が連続的なループ83を形成するように、互いに反対側の端部79a及び79bを望みに応じて取り付けることができる。例えばループの互いに反対側の端部において、第1及び第2の選択開口45a及び45と位置合わせさせることができる第1及び第2のアイレット84a及び84bを形成するためにループ83を形成することができる。図6Eに示したように第1及び第2のアイレット84a及び84bを各々の選択開口45a及び45bに挿入することができる。望みに応じて、第1及び第2の選択開口45a及び45bの間に配置された開口40のうちの少なくとも1つ、例えば複数の中間開口40cを通して、本体部分85をさらに織ることができることを認識すべきである。
上述のように作動ストランド38はアンカ本体28のサブストレート42とは別個若しくは非一体でありかつアンカ本体28に取り付けることができるが、択一的に作動部材37はアンカ本体28と一体であることができることを認識すべきである。つまり、作動ストランド38は択一的に、アンカ本体ストランド44のようなサブストレート42と一体であることができ、つまり、したがって拡張可能部分36と一体であることもできる。
例えば、図7A〜図7Cを参照すると、作動ストランド38を、図3A〜図3Cに関して上述したように構成することができるか又はその他の形式で構成することができるアンカ本体ストランド44の第1及び第2の端部52及び54のうちの一方によって形成することができる。例示した実施の形態によれば、アンカ本体20から近位に延びた第1の端部52は作動ストランド38を形成しており、アンカ本体28から遠位に延びた第2の端部54は、アンカ本体28の近くの位置、例えば拡張可能部分36の対応する遠位端部39bの近くの位置において終わっていることができ、これにより、第2の端部54は、アンカ本体28を第2のアンカのアンカ本体に取り付けるために不十分な長さを有する。
図3A〜図3Cに関して上述したようにアンカ本体ストランド44の第1の端部52はループ31の最も近位のループ57の近くの位置において終わっていることができるが、第1の端部52は択一的に、拡張可能部分36の近位端部39aから遠位に延びた作動ストランド38を形成することができ、拡張可能部分36の近位端部39aから遠位に間隔を置かれた開口40の少なくとも1つの選択開口45aを通して織り、ひいては延びることができる。選択開口45aは、例示したように最も遠位の開口40bであることができるか、択一的に中間開口40cのうちの1つであることもできる。作動ストランド38は、第1及び第2の部分41及び43を含むループ53を形成するために、選択開口45aを通って延びていることができる。例えば、第1の部分41は第1の部分52から遠位に第1の選択開口45aまで延びていることができる。第2の部分43は、第1の選択開口45aから近位に、アンカ本体28の外へかつ解剖学的構造24の外へ延びていることができる。例えば、例示した実施の形態によれば、第2の部分43は、近位端部39aと選択開口45aとの間に配置することができる複数の選択開口40のような開口40のうちの少なくとも1つを通して織る、つまり延びることができる。例えば、作動ストランド38の第2の部分43を、複数の中間開口40cのような中間開口のうちの少なくとも1つを通して織ることができる。第2の部分43は、最も近位の開口40aであることができる開口40の第2の選択開口45b、例えば最も近位のストッパ結び目を通って、アンカ本体28の拡張可能部分36から延出していることができる。
つまり、近位端部39aのような拡張可能部分36が締め付けられているときに例えば第1の部分41において作動ストランド38に加えられる近位に向けられた力であることができる引張力Fは、拡張可能部分36を第1の状態から拡張状態へ移動させる。つまり、第1の部分41は、一体の作動ストランド38の作動部分131を形成することができる。特に、拡張可能部分36は、延在方向34に沿って第1の距離D1から第2の距離D2へ延在方向34に沿って潰れながら、作動ストランド38に沿って、例えば第2の部分43に沿って摺動する。拡張可能部分36は作動ストランド38に沿って潰れるとき、拡張可能部分36は、第2の部分43に沿って移動しながら、もつれさせられる又はその他の形式で変形させられることができ、これにより、拡張可能部分36を第2の方向35で、初期最大厚さT1から、初期最大厚さT1よりも大きな拡張した最大厚さT2まで拡張させる。次いで、第1の部分41は、アンカ本体28の近くの位置において、終わらされる、例えば切断されかつ焼くことができるか、又は択一的に、第2のアンカに取り付けることができる、例えばここに記載されたようなあらゆる所望の形式で第2のアンカの相補的なコネクタ部材に接合することができる、取付け部分133を形成することができる。つまり、アンカ本体28から解剖学的構造24の外に延びた第1の部分41は、作動部分131及び取付け部分133のうちの少なくとも一方又は両方を形成することができる。
択一的に、図8A及び図8Bに示したように、アンカ22を、図7A〜図7Cに関して上述したように構成することができるが、アンカ本体ストランド44の第2の端部54は、拡張可能部分36の遠位端部39bから、アンカ22を第2のアンカに取り付けるために、第2のアンカに取り付けるよう構成された取付け部分133を形成するために十分な距離だけ延びていることができる。例えば、取付け部分133を、第2のアンカのアンカストランドに取り付けることができる。取付け部分133は、第2のアンカのアンカストランドと一体であることができるか、又は、アンカアセンブリ20は、第2のアンカの作動ストランドのような、第2のアンカに、取付け部分133を取り付けるコネクタを有することができる。コネクタは、作動ストランド38及び第2のアンカの作動ストランドの少なくとも一方又は両方と一体であることができるか、別個であり、作動ストランド38及び第2のアンカの作動ストランドの少なくとも一方又は両方に取り付けることができる。操作中に、上述のように作動部分131を形成することができる第1の部分41に作動力Fを加えることができる。作動力Fを、例示した実施の形態においては第2の部分43によって形成された取付け部分133によって少なくとも部分的に釣り合わせることができる。さらに、図1Dに関して上述したように、(作動部分131及び取付け部分133によって各々形成することができる)作動ストランド38の互いに反対側の第1及び第2の端部を、別の解剖学的構造27に結ぶ、縫い付ける、又はその他の方式で固定することができ、これにより、作動ストランド38に張力を生ぜしめ、作動ストランド38と解剖学的構造24との間に補助構造25を固定する。
ここで図9Aを参照すると、上述のように、アンカ本体28は、拡張可能部分36から延びたアイレット90を有することができる。例示した実施の形態によれば、拡張可能部分36が第1の状態にあるときには、アイレット90をアンカ本体28の遠位端部32に配置することができる。アイレット90を、ここで説明したように構成することができるか、又は択一的にアンカ本体28のループの選択された1つ、例えばアンカ本体29によって形成された他のループのうちの1つ以上よりも大きいループを有することができる。アンカ22は、補助ストランド33を有することができ、この補助ストランド33は、アンカが目標解剖学的構造24に埋め込まれたときに、アンカ22を上述の形式で第1の状態と拡張状態との間で作動させるよう構成された作動ストランドを形成することができる。択一的に又は付加的に、補助ストランド33は、例えば図37A〜図37Dに関して後でより詳細に説明するように、別のアンカに対するアンカ22の取付けを容易にするよう構成された展開ストランドを形成することができる。
補助ストランド33は、第1及び第2の部分41及び43と、第1及び第2の部分41及び43の間に配置されかつ第1及び第2の部分41及び43の間に一体に取り付けられた折り返し部86のような結合位置と、を形成することができる。補助ストランド33をアイレット90に取り付けるために、拡張可能部分36が第1の状態にあるときに第1及び第2の部分41及び43がアイレット90から近位に、開口40の複数の選択開口45のような少なくとも1つの選択開口45を通って延びるように、折り返し部86はアイレット90を通って延びることができる。選択開口45は、少なくとも1つの中間開口40cを有することができ、さらに、最も近位の開口40aを有することができる。望まれるならば、補助ストランド33はさらに、アイレット90に結ばれるか又はその他の形式で取り付けることができる。例示した実施の形態によれば、第1及び第2の部分41及び43は、開口40の複数の選択開口45を通って延びており、さらに、同じ開口40を通って延びている。例えば、第1及び第2の部分41及び43は、アイレット90から近位方向に沿った1つおきの開口40、アイレット90から近位方向に沿った2つおきの開口、アイレット90から近位方向に沿った全ての開口40を通って延びていることができるか、又は望みに応じてあらゆる規則的な反復パターン又はあらゆる不規則な反復していないパターンでアイレット40を通って延びていることができる。
図9Bを参照すると、第1及び第2の部分41及び43は、アイレット90から近位方向に沿って同じ選択開口45を通って延びているので、作動力Fが第1及び第2の部分41及び43に加えられたとき、第1及び第2の部分41及び43は、選択開口45を通るアイレット90のための移動経路を形成している。したがって、加えられた作動力Fに応答して補助ストランド33の第1及び第2の部分41及び43はアンカ本体28の選択開口45を通って近位に移動するので、拡張可能部分が第1の状態から拡張状態へ作動するときにアイレット90は作動部材38とともに選択開口45を通って移動する。その結果、図9Cに示したように、加えられた作動力Fに応答して補助ストランド38は十分な距離だけ移動することができ、拡張可能部分36が拡張状態にあるときに、ループ86は拡張可能部分36に関して近位に配置される。したがって、拡張可能部分36が拡張状態にあるときには、アイレット90も拡張可能部分36から近位に延びている。
つまり、アイレット90は、アンカ本体28、つまりアンカ22のコネクタ部材63を形成することができ、このコネクタ部材63は、直接に(例えば第2のアンカと一体のコネクタ部材を介して)又は間接的に(第2のアンカとは別個若しくは非一体でありかつ第2のアンカに取り付けられた少なくとも1つのコネクタ部材を介して)第2のアンカに取り付けられるよう構成されている。1つの実施の形態によれば、アイレット90は、アンカ22を第2のアンカに取り付けるストランドを受容することができる。例えば、受容されたストランドは、第2のアンカの作動ストランドであることができるか、又は第2のアンカの作動ストランドをアイレット90に直接に又は間接的に取り付けるコネクタストランドであることができる。
例えばアイレット90を形成することによって及びさらに望みに応じてあらゆる適切な形式で拡張可能部分36を形成することによって、アンカ本体28を望みに応じてあらゆる形式で構成することができる。つまり、アンカ本体ストランド44を、アイレット90を形成するために結び目において結ぶことができるか、又はアイレット90を形成するためにそれ自体に溶接するか、縫い付けるか、又はその他の形式で取り付けることができる。
1つの実施の形態によれば、概して図10A及び図10Bを参照すると、ループ91と、ループ91の互いに反対の側から延びた各々の第1及び第2のセグメント92a及び92bとを形成するために、アンカ本体ストランド44を折り返し、それ自体を通って縫うことができる。第1のセグメント92aを通って延びる第1のチャネルを形成するために、針94の先端部を第1のセグメント92aに挿入することができる。針94の後端部において第2のセグメント92bを針94のアイレットに通すことができる。次いで、第1のセグメント92aを通って針94を前方へ並進させることができ、これにより、第2のセグメント92bは、針94によって形成された第1のセグメント92aにおけるチャネルを通って引っ張られ、これにより、図10Bに示したようにループ91を閉鎖し、第1の縫い目93を形成する。ループ91は、第1の縫い目93から遠位に延びている。図10Cに示したように、望みに応じてループ91の寸法を調節するために、第2のセグメント92bを第1のセグメント92aを通って反対方向に並進させることができる。1つの実施の形態によれば、ループ91は、図10Cに示したように、引っ張られたときに約5mmの長さに調節することができる。
次いで、図10D及び図10Eを参照すると、アンカ本体ストランド44を、それ自体を通って二回縫うことができる。例えば、第1の縫い目93の遠位の位置においてアンカ本体ストランド44の両セグメント92a及び92bに針94の先端部を突き通すことができ、これにより、第1の縫い目93の遠位の位置において第1及び第2のセグメント92a及び92bの各々を貫通する第2及び第3のチャネルを形成する。図10Eに示したように、針94のアイレットに第2のセグメント92bを通すことができ、次いで、第2及び第3のチャネルを通って張り94を前方へ並進させることができ、これにより、第2のセグメント92bは、ループ91の一方の側においてそれ自体を通って引っ張られ、さらにループ91の反対側において第1のセグメント92aを通って引っ張られ、これにより、第1の縫い目93の遠位の位置において第2の縫い目95を形成する。第1及び第2の縫い目93及び95は、ループ91のベースを形成することができる。第2のセグメント92bはさらに、第1及び第2の縫い目93及び95から延びたループ96を形成している。したがって、第2の縫い目95が形成された後に、ループ91の寸法は約1mmだけ減じられることが認識される。
図10F及び10Gを参照すると、アイレット90を形成するループ91の寸法を固定するために第1及び第2の縫い目93及び95においてアンカ本体ストランド44を結び目97に結ぶことができる。例えば、第2のセグメント92bは自由端部92cを形成することができ、この自由端部92cは、第2のセグメント92bの第3のチャネルからループ96を通って延びており、引き続き、結び目97を形成するように締め付けられる。つまり、結び目97はループのベースに配置されている。ループ91を固定するために結び目を形成するために、第2のセグメント92bを望みに応じた回数だけループ91を通って縫うことができることを認識すべきである。つまり、少なくとも1つの縫い目、例えば2つの縫い目を形成しこれによりループを形成するためにアンカ本体ストランド44をそれ自体を通って縫い、その後、アイレット90を固定するためのループのベースの周囲に結び目97を結ぶことによって、アイレット90を形成することを認識すべきである。
拡張可能部分を構成する1つの方法は、ここで図11A〜図11Hに関して説明するように作動ストランド44を編むことを含む。例えば、図11Aに示したように、アンカ本体ストランド44の一方の端部は、アイレット90を有し、このアイレットは、例えば、結び目97又は図5A〜図5Dに示された閉鎖部材のような択一的な閉鎖部材によって形成されたベースを有する。つまり、アンカ本体ストランド44は、アイレット90及び第2のセグメント92bを形成する第1端部若しくは近位端部52と、アイレット90から延びておりかつ第1のセグメント92aを有することができる第2端部若しくは遠位端部54とを形成している。
アンカ本体28の拡張可能部分36を構成する方法は、概して、図9Aに示したように実質的に延在方向34に沿って間隔を置かれた各々の開口40を形成する複数の同様に構成されたループ99を形成するために、第2の端部54を遠位に編むステップを有する。ループ99及び各々の開口が、延在方向34に沿った方向成分を有する方向に沿って間隔を置かれているならば、ループ99及び開口40は、実質的に延在方向34に沿って間隔を置かれていると言うことができることを認識すべきである。各々のループ99は、上述のように複数の開口40のうちの各々1つを形成することができる。例えば、図11Aに示したように、この方法は、さらに、第2の端部54が、結び目86とアイレット90との間に延びた第1のループ99aのような第1の新たなループを形成するように、アイレット90のような第1の前のループを通って第2の端部54をループにするステップを含むことができる。第1のループ99aは、各々の開口40を形成しており、第1のセグメント101a及び第2のセグメント101bを有する。第1のループ99aの第1のセグメント101aは結び目97から延びており、第2のセグメント101bは、第1のループ99aを形成するために第1のセグメント101aから遠位に延びている。第2の端部54の自由端部100と、第1のループ99aとがアイレット90の互いに反対の側に位置するように、第2の端部54は、第2のセグメント101bから遠位に延びた自由端部100を形成することができる。
次いで、図11Bに示したように、各々の開口40を形成しかつ第1のセグメント103a及び第2のセグメント103bを有する第2のループ99bのような第2の新たなループを形成するために、第2の端部54を折り返すことができる。第1のセグメント103aが第2のセグメント103bに関して近位に配置されるように、第1のループ99aによって形成することができる第2の前のループを通って第2のループ99bを引っ張ることができる。択一的に、自由端部100を第1の方向に第1のループ99aを通し、第2のループ99bを形成するために折り返し、第1の方向とは反対の第2の方向で第1のループ99aに再び通すことができる。したがって、第2のループ99bを形成するために、第1のセグメント103aはアイレット90から延び、第2のセグメント103bは第1のセグメント103aから延びる。第2の端部54の自由端部100と、第2のループ99bとが、第1のループ99aの互いに反対の側に位置するように、第2の端部54の自由端部100は第2のセグメント103bから遠位に延びている。図11Cに示したように、第2のループ99bの第1のセグメント103aに張力を加えることができ、これは、第1のループ99aの寸法を減じ、第2のループ99bの周囲に締め付けさせる。
次いで、図11Dに示したように、開口40を形成しかつ第1のセグメント105a及び第2のセグメント105bを有する第3のループ99cのような新たなループを形成するために、第2の端部54は再び折り返される。第1のセグメント105aが第2のセグメント105bに関して近位に配置されるように、第2のループ99bのような前のループの開口を通って、第3のループ99cを引っ張ることができる。択一的に、自由端部100を、第1の方向で第2のループ99bに通し、第3のループ99cを形成するために折りたたみ、第1の方向とは反対の第2の方向で第2のループ99bに再び通すことができる。したがって、第1のセグメント105aは第1のループ99aから延び、第2のセグメント105bは、第3のループ99cを形成するために第1のセグメント105aから延びる。第2の端部54の自由端部100と、第3のループ99cとが、第2のループ99bの互いに反対側に位置するように、第2の端部54の自由端部100は第2のセグメント105bから遠位に延びている。図11Eを参照すると、第1のセグメント105aは締め付けられ、これは、第2のループ99bの寸法を減じ、第3のループ99cの周囲に締め付けさせる。
次いで、図11Fに示したように、各々の開口40を形成しかつ第1のセグメント107a及び第2のセグメント107bを有する第4のループ99dのような新たなループを形成するように、第2の端部54を再び折り返すことができる。第1のセグメント107aが第2のセグメント107bに関して近位に配置されるように、第3のループ99cのような前のループの開口40を通って、第4のループ99dを引っ張ることができる。択一的に、自由端部100を、第1の方向で第3のループ99cに通し、第4のループ99dを形成するために折り返し、第1の方向とは反対の第2の方向で第3のループ99dに再び通すことができる。したがって、第4のループ99dを形成するために、第1のセグメント107aは第2のループ99bから延びており、第2のセグメント107bは第1のセグメント107aから延びている。第2の端部の自由端部100と、第4のループ99dとが、第3のループ99cの互いに反対の側に位置するように、第2の端部54の自由端部100は、第2のセグメント107bから遠位に延びている。図11Gを参照すると、第1のセグメント107aは締め付けられ、これにより、第3のループ99cの寸法を減じ、第4のループ99dの周囲に締め付ける。
つまり、拡張可能部分36、ひいてはアンカ本体28を形成する方法は、前のループを形成し、後続のループ99が前のループの一方の側に配置されかつ端部が前のループの反対側において後続のループ99から延びるように第2の端部54を折り返し、前のループの寸法を減じるために後続のループ99の第1のセグメントに張力を加える、反復される方法ステップを含むことができる。これらの方法ステップは、図11Hに示したように、例えば、結果として生じるアンカ本体28の所望の長さ及び拡張性に依存して、望みに応じた数のループ99を形成するために繰り返すことができる。最終的なループ99が形成されると、拡張可能部分36の遠位端部39bを閉鎖する結び目を形成するために、第2の端部54の自由端部100を、最後のループに通し、締め付けることができる。次いで、第2の端部54の残りを、拡張可能部分36の遠位端部39bの近位の位置において終わらせることができるか、又はアンカ本体28と一体の作動ストランド38を形成するための拡張可能部分から近位に延びることができかつ図7A〜図8Bに関して上述したように選択開口40を通して織ることができるか、又は択一的に、図42A〜図42Cに関して後で説明するようにアンカ22を別のアンカに取り付けるよう構成された一体のコネクタストランドを形成することができる。例示した実施の形態によれば、最後のループ99は開口40を有さないことができることを認識すべきである。1つの実施の形態において、拡張可能部分36は、各々が開口40を有する18個のループ99を有することができる。さらに別の実施の形態において、拡張可能部分36は、8個の開口40を形成することができる。
アンカ本体22は、上述のように構成することができる、拡張可能部分36及びアイレット90を有するが、拡張可能部分36及びアイレット90をあらゆる適切な択一的な方法を用いて形成することができることを認識すべきである。例えば、ここで説明したように第1の状態から拡張状態へ作動させられるよう構成された拡張可能部分36を有するアンカ本体28を形成するために、アンカ本体ストランド44をあらゆる択一的な形式で択一的に編むことができる。付加的に、拡張可能部分36をアンカ本体ストランド44から形成することができ、アイレット90を、アンカ本体ストランド44とは別個の若しくは非一体的なストランドから製造することができ、アイレット90を、例えば接着剤、継ぎ合わせ、結び目又はあらゆる適切な択一的な取付けを用いて、拡張可能部分36に取り付けることができる。つまり、アイレット90は、アンカ本体ストランド44と一体であることができ、ひいては拡張可能部分36と一体であることができるか、又は作動部分36とは別個若しくは非一体であり、作動部分36に取り付けることができる。さらに、拡張可能部分36のループ56は、同じアンカ本体ストランド44から構成することができ、ひいては、例示した実施の形態によれば互いに一体であるが、拡張可能部分36は、2つ以上のアンカ本体ストランドを有することができる。これらのアンカ本体ストランドは、単独で及び/又は互いに組み合わされて、編まれたセグメント又はループ56を形成し、この編まれたセグメント又はループ56は、接続することができ、例えば縫い付けるか(図5C参照)、溶接するか(図5D参照)、結ぶか、継ぎ合わせるか、又はその他の形式で互いに取り付けることができる。
ここで図12A及び図12Bを参照すると、補助ストランド33は、アイレット90を通って延びることができ、さらに、拡張可能部分36が第1の状態にあるときに、複数の選択開口40のような開口40の少なくとも1つの選択開口45を通って延びることができる。例えば、補助ストランド33の第1及び第2の部分41及び43のうちの1つをアイレット90に通すことができる。針94のような針を、選択開口40に通すことができ、この選択開口40は、補助ストランド33が通る開口40として特定される。選択開口40は、拡張可能部分36の開口40のあらゆる1つ以上から全てまでによって形成することができる。例えば、針94は、第2のループ99の開口40と、3つおきの後続のループ99とを通って遠位に延びることができる。第1及び第2の部分41及び43を針94のアイに通すことができ、拡張可能部分36を通って針94を近位に並進させることができ、これにより、第1及び第2の部分41及び43を、各々の選択開口45のような開口40のうちの少なくとも1つを通ってアイレット90から近位に織る。針94のアイが拡張可能部分36を通過すると、図9Aに示したように第1及び第2の部分41及び43を引き続き針94から取り外すことができる。
ここで図11H、図12A及び図12Bを参照すると、少なくとも複数の開口40から全ての開口40までの各々は、実質的に第2の方向に沿って、第1の部分102aと、この第1の部分102aに隣接した第2の部分102bとを形成するように分割されており、第1の部分102aと、第2の部分102bとは、開口40を通って延びておりかつアンカ本体ストランド44と一体のストランド104によって分離されている。1つの実施の形態によれば、第1及び第2の部分41及び43は、交互に、第1及び第2の部分102a及び102bのうちの選択された1つを通り、選択開口45を通って、連続的に延びている。さらに、第1及び第2の部分41及び43は、第1の選択開口45の第1及び第2の部分102a及び102bの同じ第1の1つを通って、第2の選択開口の第1及び第2の開口102a及び102bの同じ第2の1つを通って延びており、その後に続く選択開口の第1及び第2の部分102a及び102bの間を交互に延びつづける。
再び図9A〜図9Cを参照すると、補助ストランド33の第1及び第2の部分41及び43は、アイレット90に取り付けられており、アイレット90から同じ開口40を通って延びており、開口40の同じ部分102a及び102bを通って延びており、アンカ本体28から、例えばアンカ本体28から近位に、目標解剖学的位置から延びている。したがって、補助ストランド33、特に第1及び第2の部分41及び43は、作動力Fが補助ストランド33に、特に第1及び第2の部分41及び43のうちの少なくとも1つに加えられたときにアイレット90のための移動経路を形成している。つまり、第1及び第2の部分41及び43の少なくとも一方又は両方は作動部分131を形成することができ、第1及び第2の部分41及び43の少なくとも一方又は両方は取付け部分133を形成することができる。したがって、拡張可能部分36の近位端部39aが作動力Fに関して締め付けられながら作動力Fが第1及び第2の部分41及び43の少なくとも一方に加えられると、アイレット90は拡張可能部分36を通って近位に移動し、これは、拡張可能部分36を第1の状態から拡張状態へ作動させる。作動力Fは、アイレット90が拡張された作動本体36から近位に延びるまで補助ストランド33に加えることができる。
以下でより詳細に説明するように、アイレット90は、アンカ22を直接に又は間接的に第2のアンカに取り付けるよう構成されたコネクタ部材63を形成することができる。例えばアンカ22の補助ストランド33を第2のアンカに取り付けることができる。例えば、補助ストランド33は、一体であるか、第2のアンカの補助ストランドとは別個でありかつこの補助ストランドに直接に又は間接的に取り付けることができるか、又は択一的に、第2のアンカが第1の状態から拡張状態へ作動させられた後に作動ストランドが第2のアンカから取り外されるならば、第2のアンカのアンカ本体に直接に取り付けることができる。択一的に、補助ストランド33をアンカ22及び別のストランド、例えば別のアンカの補助ストランドから取り外すことができ、アンカ22を別のアンカに取り付けるために、及び以下でより詳細に説明するようにアンカ22が解剖学的構造に埋め込まれたときにかつ作動ストランドを提供するために、アイレット90に挿入することができる。
ここで図13A及び図13Bを参照すると、上述のように、アンカ本体ストランド44は、開口40を形成するために多孔質であることができるか、開口40がアンカ本体ストランド44に形成されるように非多孔質であることができる。例えば、開口は、レーザ切断されるか、アンカ本体ストランド44に針を挿入することによって形成されるか、又は望みに応じてその他の形式で形成することができる。アンカ本体の中心軸線29は、アンカ本体ストランド44の中心軸線を形成することもできる。アンカ本体ストランド44は、中心軸線29に対して実質的に垂直に延びた横断面寸法C1を形成することができる。1つの実施の形態によれば、横断面寸法C1は、アンカ本体ストランド44の直径であることができる。作動ストランド38は、同様に、中心軸線110に対して垂直な横断面寸法C2を形成することができる。横断面寸法C2は、アンカ本体ストランド44の横断面寸法C1よりも小さい。言い換えれば、作動ストランド38は、アンカ本体ストランド44よりも細い。1つの実施の形態によれば、作動ストランド38の横断面寸法C2は、作動ストランド38の直径であることができる。
したがって、アンカ本体ストランド38は、開口40の少なくとも1つ、例えば複数の開口40に挿入することができ、つまりこれらの複数の開口40を通って延びることができる。作動ストランド38は、固定位置115における結合部108においてアンカ本体ストランド44に固定することができる。結合部108は、作動ストランド138によって形成することができるか、又は作動ストランドに取り付けられた補助ストランドによって形成することができる。例示した実施の形態によれば、結合部108は、結び目、焼き付け、又は同様のものであることができる。結合部108は、アンカ本体ストランド44の外側に配置することができ、隣接する開口よりも大きな寸法を有することができ、結合部は、引張力が作動ストランド38に加えられたときに開口40を通って移動することなく作動ストランド44の外面に当接する。択一的に、結合部108は、アンカ本体ストランド44の外側で又はアンカ本体ストランド44の内側で、アンカ本体ストランド44に溶接するか、縫い付けるか、継ぎ合わせるか、又はその他の形式で固定することができる。これに関して、アンカ本体ストランド44は、作動ストランド38がアンカ本体28から出るアンカ本体28に沿った位置に関して遠位の位置において、上述のアンカ本体28のいずれかに取り付ける、例えば結ぶか、溶接するか、縫い付けるか、継ぎ合わせるか、又はその他の形式で取り付けることができる。
作動ストランド38は、アンカ本体ストランド44を通って延び、結合部108に関して近位に配置された排出位置119において出る。図13Cを参照すると、操作中、拡張可能部分36の近位端部39aが締め付けられながら作動力Fが作動ストランドに加えられると、拡張可能部分36の固定位置115は出口位置119に向かって近位に並進し、これにより、拡張可能部分36を第1の状態から拡張状態へ作動させる。例えば、拡張可能部分36は、実質的にアコーディオン状の構造に折りたたむことができる。
ここで図14Aを参照すると、上記のアンカ22は、二重セグメント状のアンカストランド44によって構成することができる。例えば、アンカストランド44は、一緒に互いに反対側の端部52及び54を形成することができる第1及び第2のアンカストランドセグメント44a及び44bを形成するように折りたたむことができる。例えば、例示したようにアンカストランド44の折りたたまれた端部は第1の端部52を形成することができ、アンカストランドセグメント44a及び44bの自由端部は第2の端部54を形成することができる。択一的に、アンカストランド44の折りたたまれた端部は第2の端部54を形成することができ、アンカストランドセグメント44a及び44bの自由端部は第1の端部52を形成することができる。アンカストランドセグメント44a及び44bは、様々な実施の形態にしたがってアンカ22を構成するために、アンカストランド44に関して上述したように一緒に操作することができる。上述のように一緒に操作することができる所望の数のアンカストランドを形成するために、アンカストランド44を望みに応じた回数だけ折りたたむことができることを認識すべきである。択一的に及び付加的に、図14Bに示したように、アンカストランドセグメント44a及び44b、又は望みに応じた数のアンカストランドを、別個の非一体のアンカストランド44によって形成することができる。したがって、アンカ本体28は二重セグメント状であることができるか、又はさもなければストランドの複数のセグメントを形成することができることを認識すべきである。
ここで図15A〜図15Dを参照すると、上述のように、アンカ本体28のサブストレート42を織ることができ、ひいては、製造しながら開口40を形成することができる。例えば、図15Aに示したように、拡張可能部分36を含むアンカ本体20のサブストレート42は、メッシュ111を形成するように織られた複数のアンカ本体繊維109を形成することができる。繊維109は、択一的に、編み物、織物、メッシュ又はニットのような織り構造を形成することができることを認識すべきである。サブストレート42は、複数の開口40を形成しており、これらの開口40は、メッシュ111を貫通しており、かつ実質的に延在方向34に沿って及び実質的に第2の方向35に沿って間隔を置かれていることができる。
1つの実施の形態によれば、図15Bに示したように、作動ストランド38は、メッシュ111と一体であることができ、例えば図7A〜図7Cに関して、上記形式で開口40の選択開口45を通って織られていることができる。例えば、作動ストランド38は、アンカ本体28から近位に、たとえはアンカ本体29の近位端部30から延びていることができ、開口40のうちの選択されたものを通って延びるように織られていることができる。作動ストランド38が開口40を通って織られるとき、メッシュ111のアンカ本体繊維109は、作動ストランド38を受け入れる開口40を拡大するように分離する若しくは割れることができる。例示した実施の形態によれば、アンカストランド38を第1の選択開口45に通してループにすることができ、その後、延在方向34に沿って間隔を置かれた複数の選択開口45のような、少なくとも1つの付加的な選択開口45を通って近位に織ることができる。作動ストランド38は、拡張可能部分36から近位に延びていることができ、これにより、上述のように作動力Fが作動ストランド38に加えられたときに、作動ストランド38は拡張可能部分36を第1の状態から拡張状態へ作動させる。
ここで図15Cを参照すると、上述のようにアンカ本体28のサブストレート42を織る又は織らないことができ、作動ストランド38をサブストレート42に通して織る前に、開口40をサブストレート42に切断することができる。例えば、開口40を、レーザ切断するか、機械的に切断するか、化学的に切断するか、又は望みに応じてあらゆる適切な択一的方法を用いて切断することができる。開口40は、実質的に延在方向34に沿って間隔を置かれている。作動ストランド38は、アンカ本体28と一体であることができ、上述のように作動力Fが作動ストランド38に加えられたときに作動ストランド38が拡張可能部分36を第1の状態から拡張状態へ作動させるように、開口40に通して織ることができる。
ここで図15Dを参照すると、アンカ本体28のサブストレート42は、複数のアンカ本体ストランド44のような少なくとも1つのアンカ本体ストランドを形成することができ、このアンカ本体ストランドは、織ることができる又は織らないことができ、製造されるときに複数の開口40を有する編まれたストランドを形成するように編まれる。開口40は、実質的に延在方向34に沿って間隔を置かれていることができる。作動ストランド38は、アンカ本体28と一体であることができ、上述のように、作動力Fが作動ストランド38に加えられた時に作動ストランド38が拡張可能部分36を第1の状態から拡張状態へ作動させるように開口40を通って編まれていることができる。
ここで図16Aを参照すると、拡張可能部分36を含むアンカ本体28のサブストレート42は、図15Aに関して上述したようにメッシュ111を形成するように編まれた複数のアンカ本体繊維109を形成することができる。サブストレート42は、メッシュを通って延びておりかつ実質的に延在方向34に沿って及び実質的に第2の方向35に沿って間隔を置かれていることができる複数の開口40を形成している。アンカ本体28は、さらに、拡張可能部分36が第1の状態にあるときに拡張可能部分36から延びたアイレット112を形成していることができる。例えば、アイレット112は、拡張可能部分36から遠位に延びていることができ、アイレット90に関して上述したように拡張可能部分を通って近位に引っ張られることができる。
1つの実施の形態によれば、図16Bに示したように、作動ストランド36は、アンカ本体28とは別個又は非一体であることができ、アイレット112を通って延びていることができ、さらに、複数の開口40のような、開口40の少なくとも1つを通って延びていることができる。例えば、作動ストランド36は、図9A〜図9Cに関して上述したように、第1及び第2の部分41及び43と、第1及び第2の部分41及び43の間に配置されかつ一体に取り付けられた折返し部86とを形成することができる。第1及び第2の部分41及び43は、図9A〜図9Cに関して上述したように拡張可能部分36が拡張状態へ作動させられたときにアイレット112のための移動経路を形成するためにアイレット112から近位に所定の方向に沿って複数の開口40を通って織られていることができる。したがって、アイレット112は、拡張可能部分が拡張状態にあるときに拡張可能部分36から近位に延びていることができる。
択一的に、アイレット112又はアイレット90は、拡張可能部分36が第1の状態にあるときに各々の拡張可能部分36から近位に延びていることができ、作動ストランド38は、上述のように拡張可能部分36を第1の状態から拡張状態へ作動させるための作動力を受け取るために拡張可能部分36の複数の開口40を通って延びていることができる。つまり、アイレット112及び90は、拡張可能部分が拡張状態へ作動させられた後に拡張可能部分36から近位に延びていることができる。
図16Cを参照すると、アンカ本体28のサブストレート42を上述のように織ることができるか又は織らないことができ、開口40は、図15Cに関して上述したように、作動ストランド38をサブストレート42に通して織る前にサブストレート42に切断することができる。例えば、開口40は、レーザ切断するか、機械的に切断するか、化学的に切断するか、又は望みに応じてあらゆる適切な択一的方法を用いて切断することができる。開口40は実質的に延在方向34に沿って間隔を置かれていることができる。アンカ本体28は、さらに、拡張可能部分36が第1の状態にあるときに拡張可能部分36から例えば遠位に延びたアイレット112を有することができる。1つの実施の形態によれば、作動ストランドは、アンカ本体28とは別個若しくは非一体であることができ、アイレット112を通って延びていることができ、図9A〜図9C及び図16A〜図16Bに関して上述したように、複数の開口40のような、開口40のうちの少なくとも1つを通ってさらに延びていることができる。したがって、アイレット112は、拡張可能部分が拡張状態にあるときに拡張可能部分36から近位に延びていることができる。
ここで図17A及び図17Bを参照すると、アンカアセンブリ20は、共通の作動ストランド38に沿って互いに関して摺動可能な複数のアンカ部材114を接続する、共通の作動ストランド38のような作動部材37を有することができる。アンカ部材114は、予め結ばれた結び目として形成することができ、各々のアイレット116は、共通の作動ストランド38にアンカ部材114の各々を摺動可能に接続するよう構成されている。例えば、アンカ部材114の各々を、例えばアンカ部材114を共通の目標解剖学的位置に噴射するときに形成することができるか又は図1A及び図1Bに関して上述したように組織における欠陥により形成することができる、共通の目標解剖学的位置における開口を通じて、共通の目標解剖学的位置に挿入することができる。
共通の作動ストランド38の第1の部分41は、アイレット117を形成していることができ、このアイレット117は、作動ストランド38がループ118を形成するように、第2の部分43を第1の部分41に対してアイレット117を通って摺動させる摺動結び目のような摺動部材47を形成している。つまり、第1及び第2の部分41及び43は、互いに摺動可能に取り付けられていることができる。作動力Fが第2の部分43に加えられると、この作動力Fは、アイレット117を通って第2の部分43を引っ張り、ループ118の大きさが減じ、これにより、アンカ部材114は共通の作動ストランド38に沿って摺動し、集合した結び目の房120を形成するように集合する。つまり、第2の部分43は、作動部分131を形成することができ、取付け部分133を形成するように第2のアンカに取り付けることもできる。房120は、各々のアンカ部材114の最大厚さT1よりも大きく、かつ共通の目標解剖学的位置における開口の寸法と少なくとも等しいか又はそれよりも大きいことができる最大厚さT2を形成するように寸法決めされている。
したがって、房120は、図1A及び図1Bに関して上述したタイプの間隙24cを狭めるために、間隙24cに跨がって別のアンカに取り付けることができるアンカ22を形成することができる。択一的に、アンカ部材114は、第1の状態又は拡張状態のいずれかにおいて、上記の実施の形態のうちのいずれかにより構成されたアンカ本体28を形成することができる。房120は、本明細書で記載されたあらゆる形式において第2のアンカ22に取り付けることができる。例えば、第2のアンカに直接に又は間接的に共通の作動ストランド38を取り付けることができる。例えば、第2のアンカの作動ストランドに直接に又は間接的に共通の作動ストランド38を取り付けることができる。1つの実施の形態によれば、共通の作動ストランドは第2のアンカの作動ストランドと一体である。
ここで図18A〜図18Cを参照すると、図1A及び図1Bに関して上記で概略的に説明したように、アンカアセンブリ20は、第1及び第2のアンカ22a及び22bを有することができる。第1のアンカ22aは、第1のアンカ本体28aを有し、この第1のアンカ本体28aは、実質的に延在方向34に沿って延びており、第1のアンカ本体28aを貫通した第1の複数の開口40aを形成している。第1のアンカ22aは、さらに、開口40aのうちの少なくとも1つ、例えば複数の開口を貫通した第1の作動ストランド38aを有し、この第1の作動ストランド38aは、作動力Fを受けるよう構成されており、この作動力Fは、上述の形式で第1のアンカ本体28aを第1の状態から拡張状態へ作動させる。第1の作動ストランド38aは、例えば図2A〜図2Hに関して説明したように、第1のアンカ本体28aとは別個のものでありこの第1のアンカ本体28aに取り付ける、例えば第1のアンカ本体28aに織り込むことができるか、又は図7A〜図7Cに関して上述したように第1のアンカ本体28aと一体であることができる。
第2のアンカ22bは、第2のアンカ本体28bを有し、この第2のアンカ本体28bは、実質的に延在方向34に沿って延びており、第2のアンカ本体28bを貫通した第2の複数の開口40bを形成している。第2のアンカ22bは、さらに、第2の作動ストランド38bを有し、この第2の作動ストランドは、開口40bのうちの少なくとも1つ、例えば複数の開口を貫通しており、作動力Fを受けるように構成されており、この作動力Fは、上述の形式で第2のアンカ本体28bを第1の状態から拡張状態へ作動させる。第2の作動ストランド38bは、図2A〜図2Hに関して上述したように、第2のアンカ本体28bとは別個のものでありこの第2のアンカ本体28bに取り付ける、例えば第2のアンカ本体28bに織り込むことができるか、又は図7A〜図7Cに関して上述したように第2のアンカ本体28bと一体であることができる。
第1のアンカ22a及び第2のアンカ22bは、各々の第1及び第2のアンカ本体28a及び28bと、第1及び第2のアンカ本体28a及び28bと一体の作動ストランド38a及び28bのような第1及び第2の作動部材37a及び37bとを有することができる。第1及び第2のアンカ本体28a及び28bの各々は、上述のように第1の状態から第2の拡張状態へ作動するよう構成された各々の第1及び第2の拡張可能部分36a及び36bを有する。
図18A及び18Bに示した実施の形態によれば、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bは、各々の第1及び第2のアンカ本体28a及び28bと一体である。別の実施の形態によれば、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bは、各々の第1及び第2のアンカ本体28a及び28bとは別個のものでこれらの第1及び第2のアンカ本体28a及び28bに取り付けられて例示されている。さらに別の実施の形態によれば、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方が各々のアンカ本体と一体であり、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの他方が、各々のアンカ本体とは別個でかつアンカ本体に取り付けられている。第1及び第2の作動ストランド38a及び38bが各々の第1及び第2のアンカ本体28a及び28bと一体として例示されかつ説明される実施の形態によれば、そうでないことが示されない限り、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bは択一的に各々の第1及び第2のアンカ本体28a及び28bとは別個のものでありこれらの第1及び第2のアンカ本体28a及び28bに取り付けることができることを認識すべきである。さらに、第1及び第2の作動ストランド38a及び38が各々の第1及び第2のアンカ本体28a及び28bとは別個のものであり第1及び第2のアンカ本体28a及び28bに取り付けられたものとして例示及び説明されている実施の形態によれば、そうでないことが示されない限り、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bは択一的に各々の第1及び第2のアンカ本体28a及び28bと一体であることができることを認識すべきである。
引き続き図18Cを参照すると、アンカアセンブリ20は、少なくとも1つのコネクタ部材63を有することができ、このコネクタ部材63は、アンカ22を接合するよう構成されており、かつ付勢力がアンカ22a及び22bのうちの少なくとも1つに加えられるようにし、前記付勢力は、アンカ22a及び22bを互いに引っ張り、これにより、解剖学的欠陥24を狭める。コネクタ部材63は、第1及び第2のアンカ22a及び22bのうちの一方又は両方、例えば第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方又は両方と一体であることができるか、第1及び第2のアンカ本体のうちの一方又は両方と一体であることができるか、又は第1及び第2のアンカ22a及び22bのうちの一方又は両方と別個でありかつ第1及び第2のアンカ22a及び22bのうちの一方又は両方に(直接に又は間接的に)取り付けることができる。例えば、コネクタ部材63は、以下でより詳細に説明するように、第1及び第2のアンカ22a及び22bとは別個であり第1及び第2のアンカ22a及び22bの間に取り付けることができる。コネクタ部材63は様々な実施の形態にしたがって本明細書で説明されているが、アンカアセンブリ20は択一的に、第1のアンカ22aを第2のアンカ22bに取り付けるよう構成されたあらゆる適切なコネクタ部材を含むことができる。作動ストランドのうちの少なくとも一方又は両方と、作動ストランド38がアイレット90から取り外された後に例えばアイレット90又はあらゆる適切な択一的なアイレットに取り付けることができるコネクタストランドとは、接近力AFを受けるよう構成されており、この接近力AFは、間隙24cを狭めるように第1及び第2のアンカ22a及び22bのうちの少なくとも一方を他方に向かって付勢する。
アンカアセンブリ20は、対応する作動ストランド38a及び38bと一体のコネクタ部材63を有することができる。上述のように、第1及び第2のアンカ本体28a及び28bの各々は、図18Aに示したように間隙24cの互いに反対の側に配置された各々の第1及び第2の目標解剖学的位置24a及び24bに埋め込むことができる。第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの各々は、実質的に延在方向34に沿って作動力Fを受け取ることができ、この作動力は、各々の第1及び第2のアンカ本体28a及び28b、特に各々の拡張可能部分36a及び36bを第1の状態から拡張状態へ作動させ、これにより、第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを、各々の第1及び第2の目標解剖学的位置24a及び24bに固定する。各々の作動ストランド38a及び38bに加えられる作動力Fは、様々な作動力の形態であることができるか、又は以下でより詳細に説明するように、同じ作動力であることができる。
ここで図18Bを参照すると、第1及び第2のアンカ本体28a及び28bが各々の第1及び第2の目標解剖学的位置24a及び24bに固定されると、接近力AFを、第1及び第2の作動セグメント38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方に、実質的に各々の第1及び第2のアンカ本体28a及び28bのうちの他方に向かう方向に沿って加えることができ、この方向は、各々の間隙24cに向かう方向であることもできる。つまり、接近力AFは、各々の第1及び第2のアンカ本体28a及び28bのうちの他方に向かう方向成分を有することができ、例えば、純粋に第1及び第2のアンカ本体28a及び28bの他方に向かって方向付けられていることができる。同様に、接近力AFは、間隙24cに向かって方向付けられた、例えば純粋に間隙24cに向かって方向付けられた方向成分を有することができる。したがって、接近力AFは、アンカ本体28a及び28bのうちの少なくとも一方又は両方を、アンカ本体28a及び28bのうちの他方に向かって、間隙24cを狭めるための各々の付勢された位置へ付勢する。
再び図18Cを参照すると、コネクタ部材63は、摺動部材47と、例えば接合部125において第1及び第2のコネクタ作動ストランド38a及び38bを互いに引き付けるロッキング部材64との少なくとも一方を形成することができる。つまり、摺動部材47及びロッキング部材64のうちの少なくとも一方は同様に第1の作動ストランド38aを第2の作動ストランド38bに取り付けることができることを認識すべきである。1つの実施の形態によれば、間隙24cを狭めた状態に維持するために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bが緊張させられた後に、コネクタ部材63は第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを取り付けることができる。間隙24cを狭めた状態から開かせる第1及び第2のアンカ22a及び22bの分離を防止するか又はこの分離に抵抗するために、部材63をロック状態へ作動させることができる。択一的に又は付加的に、作動ストランド38a及び38bに接近力AFを加えかつ作動ストランド38a及び38bを緊張状態に配置する前、したがって間隙24cを狭める前に、コネクタ部材63は第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに取り付けることができる。
幾つかの実施の形態によれば、コネクタ部材63は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bによって形成されており、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bと一体である。コネクタ部材63は、接合部125において摺動部材47及びロッキング部材64のうちの少なくとも一方を形成している。下記の幾つかの実施の形態によれば、コネクタ部材63は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの間に取り付けられた補助コネクタ部材77(例えば図20A)として構成することができ、2つ以上のストランド、例えば第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのいずれか又は両方を、別のアンカ又は別の解剖学的構造に接続することができる付加的なストランドと共に収容するよう構成されている。つまり、コネクタ部材63は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを直接に又は間接的に互いに取り付けることができる。
幾つかの実施の形態において、例えば図18Dに示したように、補助コネクタ部材77はコネクタストランド59として構成することができ、これにより、コネクタ部材63は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに取り付けるために、コネクタストランド59をそれ自体に取り付けることができる(例えば図32A〜図32Cも参照)。例えば、コネクタストランド59は、第2のアンカ本体28bから離れる方向に沿って第1のアンカ本体28aの開口40のうちの第1の開口を通って延びることができ、第2のアンカ本体28bに向かう方向に沿って第1のアンカ本体28aの開口40のうちの第2の開口を通り、かつ第2のアンカ本体28bの開口40のうちの第1の開口を通って折り返すことができ、第2のアンカ本体28bの開口40のうちの第2の開口を通って折り返される。つまり、コネクタストランド59は、第1及び第2のアンカ本体28a及び28bの間に延びた第1の部分120と、第1のアンカ本体28aの開口40のうちの第2の開口から解剖学的構造24の外に延びた第2の部分121aと、第2のアンカ本体28bの開口40のうちの第2の開口から解剖学的構造24の外に延びた第3の部分121bとを形成することができる。アンカアセンブリ20は、第1及び第2のアンカ22a及び22bを互いに取り付けるために第2の部分121aを第3の部分121bに取り付ける、本明細書に説明されたあらゆる適切なコネクタを有することができることを認識すべきである。コネクタストランド59は、望みに応じた数の第1及び第2のアンカ本体28a及び28bの開口を通って延びていることができることを認識すべきである。
択一的に、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの間にコネクタストランドを取り付けることができ、これにより、コネクタ部材63はコネクタストランド59を第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方又は両方に取り付けることができる。つまり、アンカアセンブリ20は、少なくとも1つのコネクタ部材63を有することができ、このコネクタ部材63は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに取り付け、これにより、第1及び第2のアンカ22a及び22bと、対応するアンカ本体28a及び28bとを互いに取り付ける。
図19Aも参照すると、コネクタ部材63は、摺動部材47と、2つのアンカ22a及び22bを互いに取り付けかつ固定するロッキング部材64とを形成することができる。摺動部材47は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方を他方に対して摺動させることができ、これにより、作動ストランド38a及び38bに張力を生ぜしめ、アンカ22a及び22bのうちの少なくとも一方又は両方をアンカ22a及び22bのうちの他方に向かって、各々の付勢された位置へ付勢し、これにより、解剖学的欠陥を狭める。作動ストランド38a及び38がコネクタ部材を介して他方に対して並進することを防止し、これにより、アンカ22a及び22bのうちの少なくとも一方又は両方を各々の付勢された位置に固定するように、ロッキング部材64は作動させられる。
例えば、コネクタ部材63は、結び目66を形成することができ、この結び目66は、図4A〜図4Fに関して上述したように構成することができ、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bによって形成することができる。例示した実施の形態によれば、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bは結び目を形成するが、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの選択された1つと、選択された作動ストランドに取り付けられたコネクタストランドとによって結び目66を形成することができることを認識すべきである。つまり、コネクタ部材63の少なくとも一部は、作動ストランド38a及び38bの少なくとも一方又は両方と一体であることができる。
第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方はポスト端部68を形成することができ、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの他方は自由端部70を形成することができる。例示した実施の形態によれば、第1の作動ストランド38aはポスト端部68を形成しており、第2の作動ストランド38bは自由端部70を形成している。第1及び第2の作動ストランド38a及び38bは、第1及び第2のアンカ22a及び22bを互いに向かって付勢する作動ストランド38a及び38bに張力を加える前に、結び目66に結ぶことができる。結び目66が形成されると、結び目66はロック解除された状態になったときに、ポストストランド68に接近力AFを加えることができ、この接近力AFは、ポスト端部68をループ71a〜71dを通って摺動させ、各々のアンカ、例えば第1のアンカ22aを、別のアンカ、例えば第2のアンカ22bに向かって引っ張る。間隙24cが狭められると、例えば第2の作動ストランド38bによって形成された自由端部70の自由ストランド70bを緊張状態で配置することができ、これにより、ループ71a〜71dをポストストランド68又は第1の作動ストランド38aの周囲にロックし、これにより、結び目66をロック状態に作動させ、作動ストランド38a及び38bを緊張状態に固定する。
コネクタ部材63は、結び目として構成されたロッキング部材64を形成することができるが、望みに応じてロッキング部材64を形成するように択一的にコネクタ部材63を構成することができることを認識すべきである。例えば、図19Bを参照すると、ロッキング部材64を形成する溶接部130としてコネクタ部材63を構成することができる。例えば、例えばアンカ本体28a及び28bを分離させる相対移動に関して、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに固定する溶接部130を形成するために、作動ストランド38a及び38bを互いに溶接する、例えば互いに加熱するか、又は接着剤を介して互いに接着することができる。つまり、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方は各々の接近力AFを受けることができ、この接近力AFは、間隙24cを狭めるために、アンカ本体28a及び28bのうちの少なくとも一方又は両方をアンカ本体28a及び28bの他方に向かって付勢位置へ付勢する。次いで、第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを付勢位置に固定する溶接部130を形成するために、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに溶接することができる。
ここで図19Cを参照すると、第1のアンカ22aを第2のアンカ22bに取り付けるロッキング部材64を形成する捩り結束部132としてコネクタ部材63を構成することができる。捩り結束部132、つまりコネクタ部材63を、例えば第1及び第2の作動ストランド38a及び38bによって形成することができる。つまり、捩り結束部132を形成するために接合部125において第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを捩り合わせることができるように、作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方を柔軟な変形可能な材料から形成することができる。つまり、操作中、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方は、各々の接近力AFを受けることができ、この接近力AFは、間隙24cを狭めるためにアンカ本体28a及び28bのうちの少なくとも一方又は両方をアンカ本体28a及び28bの他方に向かって付勢位置へ付勢する。次いで、第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを付勢位置に固定する捩り結束部132を形成するために、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを捩り合わせることができる。択一的に又は付加的に、間隙24cを狭める、又はさらに狭めるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bが捩り結束部132にねじられながら、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方又は両方に接近力AFを加えることができる。
ここで図19D〜図19Hを参照すると、アンカアセンブリ20は、一対の各々の接合部125a及び125bにおいて第1の作動ストランド38aを第2の作動ストランド38bに接続する一対のコネクタ部材63a及び63bのような、少なくとも1つのコネクタ部材63を有することができる。例えば、コネクタ部材63a及び63bの各々を、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bによって形成された各々の引通し部134a及び134bとして構成することができる。例えば、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方を、作動ストランド38a及び38bの他方に織り込むか、さもなければ作動ストランド38a及び38bの他方に引き通すことができる。例示した実施の形態によれば、第1の引通し部134aを形成するために第2の作動ストランド38aを第1の作動ストランド28aに織り込むか、又はさもなければ第1の作動ストランド28aに引き通すことができ、第2の引通し部134bを形成するために第1の作動ストランド38aを第2の作動ストランド38bに織り込むか、又はさもなければ第2の作動ストランド38bに引き通すことができる。第1の引通し部134aが第2の引通し部134bよりも第1のアンカ22aの近くに配置されかつ第2の引通し部134bが第1の引通し部134aよりも第2のアンカ22bの近くに配置されるように、第1及び第2の引通し部134a及び134bを離間させることができる。
特に、第2の作動ストランド38bは、第1の作動ストランド38aに進入することができ、対応する第2のアンカ本体28bから離れる方向に沿って第1の作動ストランド38a内へ第1の作動ストランド38aに沿って延びることができ、これにより、第1の作動ストランド38aから出る前に第1の引通し部134aを形成する。つまり、第1の作動ストランド38aは、第2の作動ストランド38bの長さの一部に沿って、第2の作動ストランド38bを取り囲んでいることができる。第2の作動ストランド38bは、作動ストランド38aから出た、第1の作動ストランド38aの作動部分131aを形成することができる末端部135bを形成している。第2の作動ストランド38bは、第2の作動ストランド38bが進入した第1の作動ストランド38aの反対側から第1の作動ストランド38aを出ることができる。例えば、第2の作動ストランド38bは、第1の作動ストランド38aに進入する前には解剖学的構造24に関して第1の作動ストランド38aの内側に配置することができ、第1の作動ストランド38aを出た後には解剖学的構造24に関して第1の作動ストランド38aの外側に配置することができる。
第1の作動ストランド38aは、第2の作動ストランド38bを出る前に第2の引通し部134bを形成するために、第2の作動ストランド38bに進入し、第1のアンカ本体28aから離れる方向に沿って第2の作動ストランド38bの内側で第2の作動ストランド38bに沿って延びていることができる。つまり、第2の作動ストランド38bは、第1の作動ストランド38bの長さの一部に沿って第1の作動ストランド38aを取り囲んでいることができる。第1の作動ストランド38aは、第2の作動ストランド38bを出て、第1の作動ストランド38aの作動部分131aを形成することができる末端部135aを形成している。第1の作動ストランド38aは、第1の作動ストランド38aが進入した作動ストランド38bの同じ側において第2の作動ストランド38bから出ることができる。例えば、第2の作動ストランド38bに進入する前及び第2の作動ストランド38bから出た後に、第1の作動ストランド38aを解剖学的構造24に関して第2の作動ストランド38bの外側に配置することができる。
操作中、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bはそれぞれ、各々の作動力Fを受けることができ、この作動力Fは、アンカ本体28a及び38bを各々の第1の状態から各々の拡張状態へ作動させる。作動力Fは、例示したように各々の第1及び第2の末端部135a及び135bにおいて第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに直接に加えることができるか、又は各々の引通し部134b及び134aの上流の位置において第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに加えることができる。次いで、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの第1及び第2の末端部135a及び135bの各々は、接近力AFを受けることができ、この接近力AFは、間隙24cを狭めるためにアンカ本体28a及び28bのうちの少なくとも一方をアンカ本体28a及び28bの他方に向かって付勢位置へ付勢する。例えば作動力Fが末端部135a及び135bに加えられる場合、接近力AFは作動力Fの継続であることができる。第1及び第2の作動ストランド38a及び38bが緊張状態に配置されると、作動ストランド38aは第1の引通し部134aにおいて第2の作動ストランド38bに圧縮力CF1を加え、第2の作動ストランド38bは、第2の引通し部134bにおいて第1の作動ストランド38aに圧縮力CF2を加える。第1の圧縮力CF1は、第2のアンカ本体28bに向かう方向で第2の作動ストランド38bが第1の引通し部134aから戻り出ることを防止するのに十分であり、第2の圧縮力CF2は、第1のアンカ本体28aに向かう方向で第1の作動ストランド38aが第2の引通し部134bから戻り出ることを防止するのに十分である。
したがって、第1及び第2の引通し部134a及び134bは、第1及び第2の作動ストランド38a及び38のうちの一方を第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの他方に対して摺動させる摺動部材47を形成しており、さらに、例えば第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを分離させる相対移動に関して、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに固定するロッキング部材64を形成している。
コネクタ部材63は、作動ストランド38a及び38bが互いに直接に取り付けられるように作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方と一体であるように説明したが、アンカアセンブリ20は、択一的に又は付加的に、第1及び第2のアンカ22a及び22bを互いに取り付けるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方又は両方に取り付けられる補助コネクタ部材77として構成されたコネクタ部材63を有することができることを認識すべきである。補助コネクタ部材77は、択一的に又は付加的に、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方をコネクタストランドに取り付けることができ、このコネクタストランドは、同様に補助コネクタ部材77を形成することができるか、又は例えば作動ストランド38a及び38bがアイレットを形成しておりかつコネクタストランドがこれらのアイレットを通って延びている場合、第1の作動ストランド38aを第2の作動ストランド38bに取り付けるためにコネクタストランドの複数の部分をそれ自体に取り付けることができる。補助コネクタ部材77は、以下の説明から説明されるように、金属、プラスチック、縫合糸、又はあらゆる適切な択一的な材料から形成することができる。
例えば、ここで図20Aを参照すると、補助コネクタ部材77は、ストランド136として構成することができ、このストランド136は、例えば上述の形式で間隙24cが狭められた後に、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに取り付けるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに縫い込まれている。ストランド136は、例えば図7A〜図7Cに示したように、望みに応じてあらゆる形式で構成することができるアンカ22a及び22bの間の位置において第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに縫い込むことができる。
択一的に又は付加的に、図20Bに示したように、補助コネクタ部材77をステープル138として構成することができ、このステープル138は、クロスバー140と、このクロスバー140から延びた一対の間隔を置かれた脚142とを有する。脚142の少なくとも一方又は両方は、上述の形式で間隙24cが狭められた後にストランド38a及び38bをステープル138に、ひいては互いに取り付けるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを通って延びることができる。択一的に又は付加的に、図20Cに示したように、脚142は、各々の開口144を形成するようにクロスバー140に向かって湾曲していることができ、開口140のうちの少なくとも一方又は両方は、作動ストランド38a及び38bをステープル138に、ひいては互いに取り付けるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの各々一方又は両方を収容することができる。例えば、作動ストランド38a及び38bのうちの各々一方又は両方を各々の脚142とクロスバー140との間に挟持するために、脚142をクロスバー140に向かって変形させることができる。アンカ22a及び22bの間の位置においてステープル138を第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに取り付けることができる。
図21A及び図21Bを参照すると、補助コネクタ部材77を、あらゆる適切な金属、プラスチック、又はあらゆる択一的な生体適合性材料から形成することができ、アンカ22a及び22bの間の位置において第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方又は両方に取り付けるように構成されたフレキシブル又は剛性であることができる本体146として構成することができる。例えば、アンロックされた状態からロックされた状態へ作動させることができる結び目148を形成するために、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの各々を、本体146に縫い込みかつ本体146の周囲に結ぶことができる。第1及び第2の作動ストランド38a及び38bは、結び目148がアンロックされた状態にあるときには本体146に対して摺動可能であり、結び目148がロックされた状態にあるときには本体146に対する摺動運動に関して固定されている。本体146は、望みに応じたあらゆる形状、例えば実質的に円筒形を形成することができ、望みに応じてフレキシブル又は実質的に剛性であることができる。
操作中、作動ストランド38a及び38bを、解剖学的構造24から離れる方向に沿って本体146に縫い込み、各々の結び目148がアンロックされた状態になるように本体146の周囲に結ぶことができる。本体146は、本体の長軸149が解剖学的構造24に対して実質的に平行に向けられるように、向けることができる。作動ストランド38a及び38bが緊張した状態で、本体146を、解剖学的構造24に向かって矢印50の方向に沿って第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに沿って並進させることができ、これは、作動ストランド38a及び38bを、矢印152によって示された反対方向に沿って本体146に対して並進させる。本体146が間隙24cに向かって作動ストランド38a及び38bに沿って並進すると、本体146は作動ストランド38a及び38bに作動力Fを加え、これは、アンカ22a及び22bを第1の状態から拡張状態へ作動させる。
アンカ22a及び22bが、拡張状態へ作動させられた後、本体146が間隙24cに向かってさらに並進すると、本体146は、作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方に接近力AFを加え、この接近力AFは、アンカ22a及び22bのうちの少なくとも一方又は両方を互いに向かって内方へ引っ張り、これにより、間隙24cを狭める。これに関して、接近力AFは作動力Fの継続であることができることを認識すべきである。択一的に、作動力Fは、本体146の上流の位置において、若しくは作動ストランド38a及び38bを本体146に取り付ける前に、作動ストランド38a及び38bに加えることができる。次いで、第1及び第2のアンカ22a及び22bの分離を防止するために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを本体146に、ひいては互いに対しても固定するように、結び目148を締め付けることができる。間隙24cが狭められると、本体146、ひいては結び目148を、解剖学的構造24の外面に沿って配置することができる。択一的に、間隙24cが狭められるとアンカ本体28a及び28bを収容する開口に本体146の一部、ひいては結び目148が配置されるように、本体146を寸法決めすることができる。したがって、結び目148を解剖学的構造24の背後に配置することができるか、又は解剖学的構造24に埋め込むことができる。
つまり、本体146は、間隙24cを狭めるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方を第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの他方に対して摺動させる摺動部材47を形成することができ、さらに、例えば第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを分離させる相対移動に関して第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに固定するロッキング部材64を形成することができる。
択一的に、図21Cを参照すると、例えば実質的に長軸149に沿って反対方向に、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方を本体146に織り込むことができる。本体146は、作動ストランド38a及び38bがコアに織り込まれるようにコアを形成する縫合糸として、又は作動ストランド38a及び38bが本体の選択編み物に織り込まれるように、チューブのような編まれた本体として構成することができる。つまり、作動力F及び接近力AFは、本体146から延びた作動ストランド38a及び38bの端部135a及び135bに加えられることができ、作動ストランド38a及び38bを本体146を通って並進させる。つまり、本体146は摺動部材47を形成することができる。作動力Fは、アンカ22a及び22bの各々を第1の状態から拡張状態へ作動させ、さらに、間隙24cを狭めるためにアンカ22a及び22bを互いに引っ張る。各々のアンカ本体28a及び28bに向かう方向に沿って作動ストランド38a及び38bが本体146から戻り出て、アンカ22a及び22bを分離させることを防止するために、作動ストランド38a及び38bは本体146に摩擦により係合することができる。つまり、本体146はロッキング部材64を形成することができる。択一的に又は付加的に、各々の第1及び第2の末端部において作動ストランド38a及び38bを結び目に結ぶことができる。結び目は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bが本体146から戻り出ることを防止するのに十分に寸法決めされている。
作動ストランド38a及び38b、又は作動ストランド38a及び38bのうちの一方又は両方に直接に又は間接的に取り付けられたコネクタストランドを並進させるよう構成されたコネクタ部材63は、摺動部材を形成すると言うことができることを認識すべきである。さらに、作動ストランド38a及び38b、又は作動ストランド38a及び38bのうちの一方又は両方に直接に又は間接的に取り付けられたコネクタストランドが並進することを引き続き防止するよう構成されたコネクタ部材63は、ロッキング部材64を形成すると言うことができる。
ここで図22A〜図22Cを参照すると、補助コネクタ部材77は、上述のように間隙24cが狭められた後に第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに取り付けるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに取り付けるよう構成されたクリップ154として構成することができる。クリップ154は、アンカ22a及び22bの間の位置において第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに取り付けることができる。例えば、クリップ154は、互いに取り付けることができる一対の本体部分156a及び156bを有することができる。1つの実施の形態によれば、本体部分156a及び156bのうちの少なくとも一方又は両方は、本体部分156a及び156bを互いに固定するために他方の本体部分の各々の開口内にロックする脚158を有することができる。
本体部分156a及び156が互いに取り付けられているとき、クリップ154は、作動ストランド38a及び38bを収容することができるチャネル160を形成する。本体部分156a及び156bは、第1の状態において互いに取り付けられることができ、引き続き、互いに向かって、チャネルの寸法が減じられる第2の状態へ締め付けられる。したがって、クリップ154は、作動ストランド38a及び38bがチャネル160内で自由に移動することができるようにチャネル160が寸法決めされているアンロック状態(図22B)から、クリップ154が作動ストランド38a及び38bを固定しかつ作動ストランド38a及び38bが互いに対して及びクリップ154に対して移動することを防止するロック状態(図22C)へ可動である。
クリップ154が第1及び第2のアンカ22a及び22bの間に位置決めされ、クリップ154がアンロック状態にあるときに、作動ストランド38a及び38bを、実質的に長軸149に沿った反対方向でチャネル160に通すことができる。作動力Fを作動ストランド38a及び38bに加えることができ、これにより、アンカ22a及び22bを第1の状態から拡張状態へ作動させる。アンカ22a及び22bが作動させられると、接近力AFが作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方に加えられ、この接近力AFは、アンカ22a及び22bのうちの少なくとも一方又は両方を他方に向かって内方へ引っ張り、これにより、間隙24cを狭める。これに関して、接近力AFは作動力Fの継続であることができることを認識すべきである。択一的に、クリップ154の上流の位置において又は作動ストランド38a及び38bをクリップ154に取り付ける前に、作動力Fを直接に作動ストランド38a及び38bに加えることができる。間隙24cが狭められると、クリップ154をロック状態へ作動させることができ、これにより、クリップ154を通る並進に関して第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを固定し、したがって、作動ストランド38a及び38bを互いに対しても固定し、これにより、第1及び第2のアンカ22a及び22bの分離を防止する。
つまり、クリップ154は、間隙24cを狭めるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方を第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの他方に対して摺動させる摺動部材47を形成することができ、さらに、例えば第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを分離させる相対移動に関して、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに対して固定するロッキング部材64を形成することができる。
図22D〜図22Fを参照すると、クリップ154は、単一のハウジング156を有することができ、上述の形式で間隙24cが狭められた後に第1及び第2の作動ストランド38a及び38bをクリップ154に、ひいては互いにも取り付けるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに圧着されるよう構成することができる。例えば、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを、実質的に長軸149に沿って反対方向にチャネル160内に又はチャネル160を通って挿入することができる。択一的に、又は付加的に、クリップ154は、ハウジング156を貫通してチャネル160内へ延びた開口161を形成することができ、この開口は、長軸149に対して角度方向にずれた、例えば実質的に垂直な方向に沿って作動ストランド38a及び38bを収容するよう構成されている。
作動ストランド38a及び38bがチャネル160において摺動可能であるように、クリップ154がアンロック状態にあるときにクリップ154は作動ストランド38a及び38bを収容することができる(図22E)。作動力Fを作動ストランド38a及び38bに加えることができ、これにより、アンカ22a及び22bを第1の状態から拡張状態へ作動させる。アンカ22a及び22bが作動させられると、接近力AFが作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方に加えられ、この接近力AFは、アンカ22a及び22bのうちの少なくとも一方又は両方を他方に向かって内方へ引っ張り、間隙24cを狭める。これに関して、接近力AFは作動力Fの継続であることができることを認識すべきである。択一的に、クリップ154の上流の位置において又は作動ストランド38a及び38bをクリップ154に取り付ける前に作動力Fを作動ストランド38a及び38bに加えることができる。間隙24cが狭められると、クリップ154を図2Fに示したようなロック状態に作動させることができ、この場合、クリップ154は第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに圧着され、これにより、クリップ154を通って第1及び第2の作動ストランド38a及び38bが並進することを防止し、作動ストランド38a及び38bを互いに固定し、第1及び第2のアンカ22a及び22bの分離を防止する。
図23A〜図23Dを参照すると、補助コネクタ部材77を、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの周りに巻き付けられるシュリンク・ラップ材料162として構成することができる。例えば、図23A及び図23Bに示したように、シュリンク・ラップ材料162は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bがチャネル164内で摺動可能であるように、シュリンク・ラップ材料162がアンロック状態にある間に第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを収容するチャネル164を形成することができる。シュリンク・ラップ材料162は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを収容するチャネル164を形成するために実質的に管状であることができるか、又は択一的に、チャネル164を形成するために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの周りに巻き付けることができる。
アンカ22a及び22bを第1の状態から拡張状態へ作動させるために、作動力Fを作動ストランド38a及び38bに加えることができる。アンカ22a及び22bが作動させられると、接近力AFを作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方に加えることができ、この接近力AFは、アンカ22a及び22bのうちの少なくとも一方又は両方を他方に向かって内方へ引っ張り、これにより、間隙24cを狭める。これに関して、接近力AFは作動力Fの継続であることができることを認識すべきである。間隙24cが狭められると、シュリンク・ラップ材料162を作動させる、例えば加熱することができ、これにより、シュリンク・ラップ材料162をロック状態に作動させ、図23C及び図23Dに例示したように第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの周りに締め付け、これにより、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに圧縮力を加え、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに取り付けて、第1及び第2のアンカ22a及び22bの分離を防止する。
つまり、シュリンク・ラップ材料162は、間隙24cを狭めるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方をシュリンク・ラップ材料162を通って第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの他方に対して摺動させる摺動部材47を形成することができる。さらに、シュリンク・ラップ材料162は、第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを分離させる、シュリンク・ラップを通る並進に関して、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを固定するロッキング部材64を形成することができる。
図24A及び図24Bを参照すると、補助コネクタ部材77を縫合糸クリート166として構成することができ、この縫合糸クリート166は、本体168と、本体168から延びておりかつ縫合糸クリート166を解剖学的構造24に係止するよう構成された少なくとも1つの鉤状部170、例えば一対の鉤状部170とを有する。1つの実施の形態によれば、縫合糸クリート166は、例えば解剖学的構造24が骨である場合に解剖学的構造に取り付けられるよう構成された縛りクリップとして構成することができる。つまり、図24Aに示したように、作動ストランド32a及び32bは、第1及び第2のアンカ22a及び22bの各々を第1の位置から拡張した位置へ作動させるために作動力Fを受けるよう構成されている。次いで、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを縫合糸クリート本体168に固定することができ、縫合糸クリート166を、間隙24cに隣接しかつアンカ22a及び22bの間の位置において、下に位置する解剖学的構造22に埋め込みかつ埋設することができる。例えば、第1及び第2のストランド38a及び38bを、縫合糸クリート本体168に圧着することができるか、又は望みに応じてその他の形式で縫合しクリート本体に固定することができる。
各々のアンカ本体28a及び28bと縫合糸クリート166との間の第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの長さは、縫合糸クリート166が解剖学的構造に埋め込まれたときに縫合糸クリート166が第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに張力を生ぜしめるように、また、接近力AFが第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに加えられ、この接近力AFが第1及び第2のアンカ22a及び22bを付勢して互いに向かって移動させ、間隙24cを狭めるように、寸法決めすることができる。鉤状部170は、縫合糸クリート166を解剖学的構造24に保持するのを助け、縫合糸クリート166が解剖学的構造24から戻り出ることを防止する。
ここで図25A及び図25Bを参照すると、補助コネクタ部材77をカラー172として構成することができ、このカラー172は、上述の形式で第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに取り付けるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに取り付けるよう構成されている。カラー172を、アンカ22a及び22bの間の位置において第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに取り付けることができる。例えば、カラー172は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの選択された一方を収容するように構成された一対のチャネル174及び176を形成することができる。チャネル174及び176は、カラー172の長軸182に対して実質的に平行に向けられた各々の軸線に沿って延びていることができる。さらに、カラー172は、少なくとも1つの内部ラチェット歯178、例えば複数のラチェット歯178を形成しており、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの各々は、カラー172のラチェット歯178に対して相補的な各々のラチェット歯180a及び180bを形成することができる。
例示した実施の形態によれば、ラチェット歯178は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bをカラーを通って各々の第1及び第2のアンカ22a及び22bから離れる方向に沿って摺動させ、かつ第1及び第2の作動ストランド38a及び38bがカラー172において各々の第1及び第2のアンカ22a及び22bに向かう方向に沿って摺動することを防止するためにロックするように、ラチェット歯180a及び180bと噛み合っている。つまり、作動ストランド38a及び38bは、例えばカラー172が、下に位置する解剖学的構造24に対して実質的に平行に向けられておりかつカラー172が第1及び第2のアンカ22a及び22bの間に位置決めされているときに、実質的にカラー176の長軸182に沿った反対方向で各々のチャネル174及び176に通すことができる。
作動力Fを作動ストランド38a及び38bに加えることができ、この作動力Fは次いで、アンカ22a及び22bを第1の状態から拡張状態へ作動させる。例えば、作動ストランド38a及び38bをカラーに挿入する前に作動力Fを作動ストランド38a及び38bに加えることができる。択一的に、ラチェット歯180a及び180bがカラー172の相補的なラチェット歯178を超えて摺動するように、作動ストランド38a及び38bがカラーに挿入された後に作動力Fを作動ストランド38a及び38bに加えることができる。アンカ22a及び22bが作動させられると、接近力AFが作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方、例えば各々の末端部135a及び135bに加えられ、この接近力AFは、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bが各々のアンカ22a及び22bから離れるように並進しながらラチェット歯180a及び180bをカラー172の相補的なラチェット歯178を超えて摺動させ、これにより、アンカ22a及び22bのうちの少なくとも一方又は両方を他方に向かって内方へ引っ張り、間隙24cを狭める。これに関して、接近力AFは作動力Fの継続であることを認識すべきである。ストランド38a及び38bが各々のアンカ本体28a及び28bに向かう方向に沿って並進し、このことが第1及び第2のアンカ22a及び22bを分離させることを防止するために、カラー172のラチェット歯178は第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのラチェット歯180a及び180bとロックする。
つまり、カラー172は、間隙24cを狭めるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方を第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの他方に対して摺動させる摺動部材47を形成することができ、さらに、例えば第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを分離させる相対移動に関して、作動ストランド38a及び38bを互いに固定するロッキング部材64を形成することができる。
コネクタ63は、各々のアンカ本体28a及び28bと一体の第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの間に取り付けられて、図18A〜図25Bに示されているが、上述のように、コネクタ63は択一的に第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを取り付けられることができ、この場合、作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方は、各々のアンカ本体28a及び28bとは別個で、各々のアンカ本体28a及び28bに取り付けられている、例えば各々のアンカ本体28a及び28bに織り込まれている補助ストランド33によって形成されていることを認識すべきである。さらに、図1A及び図1Bに関して上述したように、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの各々は、作動力Fを受けるよう構成されておりかつさらに接近力AFを受けるよう構成することができる各々の第1の部分若しくは作動部分131a及び131bと、各々の第2の部分若しくは取付け部分133a及び133bとを形成することができる。
各々の作動ストランド38a及び38bの取付け部分133a及び133bは、各々のアンカ22a及び22bを互いに取り付けるために作動ストランド38a及び38bのうちの他方の取付け部分133a及び133bに取り付けられるよう構成されている。例えば、作動ストランド38a及び38bの取付け部分133a及び133bは互いに一体であることができる。択一的に、取付け部分133a及び133bはあらゆる適切なコネクタ63を介して取り付けることができ、このコネクタ63は、作動ストランド38a及び38bのうちの一方又は両方と一体であることができるか、作動ストランド38a及び38bとは別個であり、作動ストランド38a及び38bのうちの一方又は両方に直接に又は間接的に取り付けられることができる。
アンカ22a及び22bを互いに取り付けるために作動ストランド38a及び38bの作動部分131a及び131bをさらに互いに取り付けることができることをさらに認識すべきである。つまり、取付け部分133a及び133bが取り付けられているかに拘わらず、作動部分131a及び131bの取付けは各々の第1及び第2のアンカを互いに取り付けると言うことができる。つまり、取付け部分133a及び133bが取り付けられているかに拘わらず、作動部分131a及び131bの取付けは各々の第1及び第2のアンカ22a及び22bを互いに取り付けると言うことができる。同様に、作動部分131a及び131bが取り付けられているかに拘わらず、取付け部分133a及び133bの取付けは各々の第1及び第2のアンカ22a及び22bを互いに取り付けると言うことができる。
作動ストランド38a及び38bを取り付けるコネクタ部材63のここでの説明は、そうでないことが示されない限り、作動ストランド38a及び38bの他の部分が、例えば一体に、又はコネクタストランドを含むことができる別のコネクタ部材63を介して、既に取り付けられているとしても、作動ストランド38a及び38bの結合部分に当てはまることができる。例えば、コネクタ部材63は、コネクタストランドを、作動ストランド38a及び38bのうちの一方又は両方に取り付けることができる。択一的に、コネクタ部材63は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38b、又はアンカ本体28a及び28bを互いに取り付けるために、コネクタストランドをそれ自体に取り付けることができる。
ここで図26A及び26Bを参照すると、図1A及び図1Bに関して概略的に上述したように、アンカアセンブリ20は、各々の作動ストランド38a及び38bを形成するためにアンカ本体28a及び28bに織り込むことができる補助ストランド33を有する。第1の取付け部分133aは、間隙24cに跨がって作動ストランド38a及び38b、つまりアンカ22a及び22bを取り付けるために、第2の取付け部分133bと一体であることができる。作動ストランド38a及び38bは、さらに、アンカ22a及び22bを第1の状態から拡張状態へ作動させるための作動力Fと、アンカ22a及び22bを互いに向かって付勢し、これにより、間隙24cを狭めるための接近力AFと、を受けるようそれぞれ構成された第1及び第2の作動部分131a及び131bを形成している。さらに、第1及び第2の作動部分131a及び133bは、互いに取り付けられるよう構成されている。
ここで特に図26A及び図26Bを参照すると、補助コネクタ部材77をラチェットハウジング184として構成することができ、このラチェットハウジング184は、第1及び第2の作動部分131a及び131bに取り付けられるよう構成されており、これにより、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに取り付け、また、アンカ22a及び22bを互いに取り付ける。ラチェットハウジング184を、アンカ22a及び22bの間の位置において第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに取り付けることができる。さらに、ラチェットハウジング184は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの選択された1つを収容するよう構成された一対のチャネル186及び188を形成することができる。第1及び第2の作動ストランド38a及び38bは、下に位置する解剖学的構造24から離れるように、かつ対応するアンカ22a及び22bから離れるように、実質的に同じ方向に沿ってチャネル186及び188に挿入することができる。ラチェットハウジング184は、チャネル186及び188が、ラチェットハウジング184の中心軸線187に対して実質的に平行であることができる各々の軸線に沿って延びるように向けられることができる。つまり、ラチェットハウジング184は、中心軸線187が、下に位置する解剖学的構造24に対して実質的に垂直に延びるように向けられることができる。
さらに、ラチェットハウジング184は、少なくとも1つの内側ラチェット歯190、例えば複数のラチェット歯190を形成しており、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの各々は、ラチェットハウジング184のラチェット歯190に対して相補的な各々のラチェット歯192a及び192bを形成することができる。例示した実施の形態によれば、ラチェットハウジング184を、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに沿って、下に位置する解剖学的構造24に向かう方向で、つまり間隙24cに向かう方向で摺動させるために、ラチェット歯190はラチェット歯192a及び192bと咬み合う。ラチェットハウジング184が第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに沿って、下に位置する解剖学的構造24から離れる方向で摺動することを防止するために、ラチェット歯190はさらにラチェット歯192a及び192とロックする。つまり、操作中、ラチェット歯192a及び192bがラチェットハウジング184のラチェット歯190と係合するように、作動ストランド38a及び38bを、解剖学的構造24から離れる方向に各々のチャネル184及び186に通すことができる。
作動ストランド38a及び38bに作動力Fを加えることができ、これにより、ラチェット歯192a及び192bがラチェットハウジング184の相補的なラチェット歯190を超えて摺動しながら、アンカ22a及び22bを第1の状態から拡張状態へ作動させる。アンカ22a及び22bが作動させられると、作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方に接近力AFが加えられ、この接近力AFは、ラチェットハウジング184が解剖学的構造24に向かって並進しながらラチェット歯192a及び192bをラチェットハウジング184の相補的なラチェット歯190を超えて摺動させ、これにより、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに接近力AFを加え、これにより、作動部分131a及び131b並びに取付け部分133a及び133bを含む第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに張力を生ぜしめる。言い換えれば、作動部分131a及び131bそれぞれの第1及び第2の作動ストランド38a及び38b、特に末端部135a及び135bは、ラチェットハウジング184に対して、解剖学的構造24及び各々のアンカ22a及び22bから離れるように並進する。
これに関して、接近力AFは作動力Fの継続であることを認識すべきである。択一的に、作動力Fを、ラチェットハウジング184の上流の位置において作動ストランド38a及び38bに、又は作動ストランド38a及び38bをラチェットハウジング184に取り付ける前に取付けストランド133a及び133bに、又は作動ストランド38a及び38bに、加えることができる。第1及び第2のアンカ22a及び22bを分離させる恐れのある、アンカ22a及び22bから離れる方向に沿ったラチェットハウジング184の並進を防止するために、ラチェットハウジング184のラチェット歯190は第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのラチェット歯192a及び192bとロックする。
つまり、ラチェットハウジング184は、間隙24cを狭めるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方を第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの他方に対して摺動させる摺動部材47を形成することができ、さらに、作動ストランド38a及び38bを互いに、第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを分離させるような、例えば互いに対する及びラチェットハウジング184に対する相対移動に関して固定する、ロッキング部材64を形成することができる。
図27A及び図27Bを参照すると、補助コネクタ部材77は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bとを互いに取り付けるよう構成されたジップ締結ハウジング194として構成することができる。ジップ締結ハウジング194は、アンカ22a及び22bの間の位置において、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに、特に作動部分131a,131bに取り付けることができる。例えば、ジップ締結ハウジング194は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの選択された1つを収容するよう構成された一対のチャネル196及び198を形成することができる。ジップ締結ハウジング194は、チャネル196及び198が、ジップ締結ハウジング194の中心軸線97に対して実質的に平行であることができる各々の軸線に沿って延びるように向けられることができる。つまり、ジップ締結ハウジング194は、中心軸線197が、下に位置する解剖学的構造24に対して実質的に垂直に延びるように向けられることができる。
さらに、ジップ締結ハウジング194は、少なくとも1つの内部歯200、例えば複数の歯200を形成しており、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの各々は、ジップ締結ハウジング194の歯200に対して相補的な歯の各々のラック202a及び202bを形成することができる。歯200及び202a,202bは、上述の歯190及び192a,192bよりも浅くなっていることができ、歯202a,202bは、上述のラチェット歯192a,192bよりも、互いに狭い間隔で配置することができる。さらに択一的に、作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方は、実質的に滑らかであることができ、ここに説明された形式でジップ締結ハウジング194の歯200と係合することができる。
例示した実施の形態によれば、ジップ締結ハウジング194を第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに沿って、下に位置する解剖学的構造24に向かう方向で、つまり間隙24cに向かう方向で摺動させるために、歯200が、相補的な歯202a及び202bと係合する。歯200は、さらに、ジップ締結ハウジング194が、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに沿って、下に位置する解剖学的構造24から離れる方向及びアンカ本体28a及び28bから離れる方向で摺動することを防止するために、歯202a及び202bとロックする。つまり、操作中、歯202a及び202bがジップ締結ハウジング194のラチェット歯200と係合するように、作動ストランド38a及び38bを、各々のアンカ本体28a及び28bから離れる方向で各々のチャネル196及び198に通すことができる。
作動ストランド38a及び38b、特に作動部分131a,131bに作動力Fを加えることができ、これにより、歯202a及び202bがジップ締結ハウジング194の相補的な歯200を超えて摺動するときにアンカ本体28a及び28bを第1の状態から拡張状態へ作動させる。アンカ22a及び22bが作動させられると、作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方に接近力AFを加えることができ、この接近力AFは、ジップ締結ハウジング194が解剖学的構造24に向かって並進するときに歯202a及び202bをジップ締結ハウジング194の相補的な歯200を超えて摺動させ、これにより、作動部分131a,131b及び取付け部分133a,133bの両方を含む作動ストランド38a及び38bに張力を生ぜしめる。言い換えれば、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bは、ジップ締結ハウジング194に対して、解剖学的構造及び各々のアンカ本体28a及び28bから離れるように並進する。
これに関して、接近力AFは作動力Fの継続であることができる。択一的に、作動部分131a,131bをジップ締結ハウジング194に取り付ける前又は後に、作動部分131a,131b及び取付け部分133a,133bのうちの一方又は両方を含む作動ストランド38a及び38bに作動力Fを直接に加えることができる。第1及び第2のアンカ22a及び22bを分離させる方向に沿ったジップ締結ハウジング194の並進を防止するために、ジップ締結ハウジング194の歯200は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの歯202a及び202bとロックする。
つまり、ジップ締結ハウジング194は、間隙24cを狭めるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方を第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの他方に対して摺動させる摺動部材47を形成しており、さらに、第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを分離させる、互いに対する及びジップ締結ハウジング194に対する並進に関して、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを固定するロック部材64を形成することができる。
ここで図28A〜図28Cを参照すると、第1及び第2のアンカ22a,22bは、図6A〜図6Eに関して上述した形式の各々の第1及び第2の取付け部材82a,82bを有することができる。つまり、第1及び第2の取付け部材82a,82bは、各々のアイレット84a及び84bを係止する各々のループ状のストランド70を有し、前記アイレット自体は各々の開口87a及び87bを形成する。補助ストランド33は、作動ストランド38a及び38bをアンカ本体28a及び28bの各々の拡張可能部分36に作用的に結合するために、各々のアイレット84a及び各々のアイレット84bをそれぞれ通って延びる作動ストランド38a及び38bを形成することができる。アイレット84bはさらに解剖学的構造から延びることができることを認識すべきである。
アンカアセンブリ20は、第1及び第2の作動部分131a及び131bに取り付けられるよう構成することができるコネクタ部材63を有し、これにより、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに取り付け、また、アンカ22a及び22bを互いに取り付ける。補助ストランド33の取付け部分133a,133bは、例えば例示した実施の形態に従って一体に、間隙24cを跨いで取り付けることができる。
上述のように、摺動部材47、及び例えば図18Cに関して上述したように接合部125において第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに取り付けるロッキング部材64のうちの少なくとも一方を形成することができる。さらに、例示した実施の形態によれば、コネクタ部材63は、補助ストランド33、ひいては作動ストランド38a及び38bによって形成することができる。つまり、1つの実施の形態によれば、コネクタ部材63は、間隙24cを狭められた状態に維持するために、作動ストランド38a及び38bが緊張させられながら第1の作動ストランド38aを第2の作動ストランド38bに取り付けることができる。択一的に又は付加的に、作動ストランド38a及び38bを緊張状態に配置する前に、ひいては間隙24cを狭める前に、コネクタ部材63が第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに取り付けることができることを認識すべきである。
例示した実施の形態によれば、コネクタ部材63は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bによって形成されており、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bと一体である。つまり、作動ストランド38a及び38bは互いに直接に取り付けられている。コネクタ部材63は、接合部125において摺動部材47及びロッキング部材64を形成することができる。例えば、コネクタ部材63は、図4A〜図4Fに関して上述したように構成することができる結び目66を形成することができ、作動ストランド38a及び38bのうちの1つ以上から全てまでによって形成することができるが、結び目は択一的に作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方と、コネクタストランドとによって形成することができる。さらに択一的に、例えばコネクタストランドが作動ストランド38a及び38bに取り付けられているときには、結び目66は、作動ストランド38a及び38bを取り付けるためにコネクタストランドの部分を互いに取り付けることができる。例示した実施の形態によれば、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bは結び目66を形成している。つまり、コネクタ部材63の少なくとも一部は、作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方と一体であることができる。
第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方はポスト端部68を形成することができ、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの他方は自由端部70を形成することができる。例示した実施の形態によれば、第1の作動ストランド、例えば第1の作動部分131aはポスト端部68を形成し、第2の作動ストランド38b、例えば第2の作動部分131bは自由端部70を形成する。自由端部の自由部分70bは、第2の作動ストランド135bの末端部135bによって形成することができる。同様に、第1の作動ストランド38aの末端部135aは、ポスト端部68として結び目66から延びている。
第1及び第2の作動ストランド38a及び38bは、第1及び第2のアンカ22a及び22bを互いに向かって付勢しかつ間隙24cを狭める張力を作動ストランド38a及び38bに加える前に、結び目66に結ぶことができる。結び目66が形成されると、結び目66がアンロック状態にあるときには、各々の拡張可能部分36を第1の状態から拡張状態へ作動させるために、作動力Fを、作動ストランド38a及び38b、特に作動部分131a,131bに加えることができる。次いで、接近力AFを、ポストストランド68を形成する第1の作動ストランド38aの末端部135aに加えることができ、これにより、ポスト端部68を結び目66を通って摺動させ、各々のアンカ、例えば第1のアンカ22aを、他方のアンカ、例えば第2のアンカ22bに向かって引っ張る。間隙24cが狭められると、結び目66をロックしかつ第1の作動ストランド38aが結び目66を通って並進するのを防止するために、例えば第2の作動ストランド38bの末端部135bによって形成された自由端部70の自由ストランド70bを、緊張状態に配置することができ、これにより、作動ストランド38a及び38bを緊張状態に固定する。
コネクタ部材63を結び目66として構成することができるが、コネクタ部材63を、択一的に、ここで説明したあらゆる実施の形態にしたがって構成することができるか、望みに応じてあらゆる適切な択一的なコネクタであることができることを認識すべきである。さらに、アンカ22a及び22bの各々は、各々の取付け部材82を有するように例示されているが、アンカのうちの一方が取付け部材82を有することができ、他方のアンカは直接に各々の作動ストランド38に結合されていることを認識すべきである。図28Dに示したように、アンカ22a及び22bのうちの一方又は両方のアイレット84bは、望みに応じて解剖学的構造24から延びることができることをさらに認識すべきである。
ここで図29A及び図29Bを参照すると、アンカアセンブリ20は、作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方に取り付けられるよう構成された複数のコネクタ部材63を有することができる。例示した実施の形態によれば、各々の取付け部分133a及び133bが互いに一体であるように、作動ストランド38a及び38bは、共通のストランド、例えば補助ストランド33によって形成されている。つまり、例示した実施の形態によれば、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bは互いに一体である。アンカアセンブリ20は、作動部分131a及び131bを共通のストランドの他の位置、つまり互いに取り付けるよう構成された第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bを有することができる。例示した実施の形態によれば、第1のコネクタ部材63aは、対応する第1の作動部分131aを、第1の作動部分131aから間隔を置かれた補助ストランド33の別の位置に取り付けることができる。同様に、第2のコネクタ部材63bは、対応する第2の作動部分131bを、第2の作動部分131bから間隔を置かれた補助ストランド33の別の位置に取り付けることができる。例えば、例示した実施の形態によれば、第1のコネクタ部材63aは、第1の作動部分131aを第1の取付け部分133aに取り付け、第2のコネクタ部材63bは、第2の作動部分131bを第2の取付け部分133bに取り付ける。
つまり、例えば取付け部分133a及び133bのうちの少なくとも一方又は両方を介して間接的に第1及び第2の作動部分131a及び131bを互いに取り付けるために、少なくとも1つのコネクタ部材、例えば第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bは、補助ストランド33の各々の別の位置に取り付けることができると言うことができる。さらに、第1のコネクタ部材63aは第1の作動ストランド38aの1つの部分を作動ストランド38aの別の位置に作用的に取り付け、第2のコネクタ部材63bは、第2の作動ストランド38bの1つの部分を第2の作動ストランド38bの別の位置に作用的に取り付けると言うことができる。択一的に、第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bは、各々の第1及び第2の作動部分131a及び131bを、アンカ本体28、例えば第1及び第2の端部52及び54に取り付けることができることを認識すべきである。作動ストランド38a及び38bは、互いに別個であるように例示されているが、作動ストランド38a及び38bは、択一的に、外側コネクタストランドを形成するために、ここで説明した形式のあらゆる適切なコネクタ部材63を介して互いに取り付けることができる。
例示した実施の形態によれば、第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bの各々は、補助ストランド33によって形成された各々の結び目66a及び66bとして構成することができる。結び目66a及び66bは、図4A〜図4Fに関して上述したように構成することができるか、又は望みに応じて択一的に構成することができる。例示した実施の形態によれば、第1の結び目66aは、第1の作動ストランド38aの作動部分131aによって形成することができるポスト端部68と、自由端部70とを有し、この自由端部70は、第1の取付け部分133の第1の端部137aによって形成された固定部分70aと、第1の取付け部分133aの第2の端部139aによって形成された自由部分70bとを含むことができる。第1の端部137aを結び目66aと第1のアンカ本体28aとの間に配置することができ、第2の端部139aを結び目66aと第2のコネクタ部材63bとの間に配置することができる。択一的に、自由部分70bを、第2の作動ストランド38bの取付け部分133bによって形成することができる。
1つの実施の形態によれば、第2の結び目66bは、第2の作動ストランド38bの作動部分131bによって形成することができるポスト端部68と、自由端部70とを有し、この自由端部70は、第2の取付け部分133bの第1の端部137bによって形成された固定部分70aと、第2の取付け部分133bの第2の端部139bによって形成された自由部分70bとを含むことができる。第1の端部137bを結び目66bと第2のアンカ本体28bとの間に配置することができ、第2の端部139bを結び目66bと第1のコネクタ部材63aとの間に配置することができる。択一的に、自由部分70bを、第1の作動ストランド38bの取付け部分133aによって形成することができる。取付け部分133a及び133bは、互いに一体のものとして例示されているが、例えばアンカアセンブリ20が、第1及び第2のアンカ22a及び22bそれぞれに作用的に結合された第1及び第2の補助ストランド33a及び33bを形成している場合に、取付け部分133a及び133bは別個であり、互いに取り付けられていることを認識すべきである(例えば図30A〜図30D参照)。
第1及び第2の結び目66a及び66bの各々は、各々の摺動部材47を形成することができ、この摺動部材47は、各々のポスト端部68を、これらの摺動部材47を通って自由端部70に対して並進させる。つまり、摺動部材47は、例えば結び目66a及び66bがアンロック状態にあるときに、加えられた作動力Fに応答して第1及び第2の取付け部分133a及び133bに対して第1及び第2の作動部分131a及び131bを並進させ、これにより、各々のアンカ本体28a及び28bを第1の状態から拡張状態へ作動させる。各々の結び目66は、さらに、アンカ22a及び22bのうちの少なくとも一方又は両方を各々の付勢位置に固定するためにロックされた状態に作動させることができるロッキング部材64を形成している。例えば、作動部分131a及び131bが取付け部分133a及び133bに対して結び目66a及び66bを通って並進することを防止するために、結び目66a及び66bの自由端部の自由部分70bに、引張ロッキング力を加えることができる。
アンカ本体22a及び22bが各々の目標解剖学的位置24a及び24bに挿入されたときに間隙24cが狭められた状態に維持されるように、第1及び第2の結び目66a及び66bを、補助ストランド33に沿って一定の距離Kだけ間隔を置いて配置することができる。例えば、結び目66a及び66bを各々の目標解剖学的位置24a及び24b内に噴射する前に間隙24cを狭めることができる。操作中、第1及び第2のアンカ22a及び22bが各々の第1及び第2の目標解剖学的位置24a及び24bに埋め込まれると、各々の作動ストランド38a及び38b、例えば作動部分131a及び131bへの作動力Fの付加が各々のアンカ本体28a及び28bを第1の状態から拡張状態に作動させるように、結び目66a及び66bをアンロック状態にすることができる。次いで、結び目66a及び66bをロック状態に作動させかつアンカ22a及び22bを拡張状態に維持するために、引張ロッキング力を、対応する結び目66a及び66bに対して各々の取付け部分133a及び133bに加えることができる。
第1及び第2のアンカ22a及び22bが解剖学的構造の背後において拡張させられかつ補助ストランド33によって接続されたときに間隙24cが狭められるように、また、作動ストランド38a及び38bにおいて生ぜしめられる張力が間隙24cの狭まりを維持するように、第1及び第2の結び目66a及び66bの間の距離Lを、目標解剖学的位置24a及び24bの間の距離と実質的に等しくするか、又はそれよりも小さくすることができる。第1及び第2のコネクタ部材63a,63bを各々の結び目66として構成することができるが、第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bのうちの一方又は両方を択一的に、本明細書において説明されたあらゆる形式のあらゆる適切なロッキング部材63として、又はあらゆる適切な択一的に構成されたロッキング部材として構成することができることを認識すべきである。例えば、コネクタ部材63a及び63bのうちの少なくとも一方又は両方は、引通し部を形成することができ、この場合、各々の作動ストランド38a及び38bは、作動ストランド38a及び38bのうちの他方又はそれ自体を通って引き通されることができ、コネクタストランドは、アンカストランド38a及び38bの並進を防止する圧縮力を加えるためにアンカ22a及び22bの作動後に緊張自体に配置される。このような引通し部の一例は、図19D〜図19Hに関して上述されている。
図29A〜図29Dに関して上述したように、第1及び第2の取付け部分133a及び133bは、両方とも共通の補助ストランド33と一体である第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを取り付けるために互いに一体であることができる。択一的に、図30A及び図30Bに示したように、アンカアセンブリ20は、第1の作動ストランド38aを形成する第1の補助ストランド33aと、第2の作動ストランド38bを形成しかつ第1の補助ストランド33aとは別個の第2の補助ストランド33bとを有することができる。したがって、第1及び第2の取付け部分133a及び133bは、互いに別個であることができる。アンカアセンブリ20は、図29A〜図29Dに関して上述した形式で作動部分131a及び131bを各々の取付け部分133a及び133bに取り付けることができる第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bを有することができる。アンカアセンブリ20は、さらに、少なくとも1つのコネクタ部材、例えば一対の第3及び第4のコネクタ部材63c及び63dを有することができ、これらのコネクタ部材は、作動ストランド38a及び38b、例えば取付け部分133a及び133b、ひいては第1及び第2のアンカ22a及び22bを互いに取り付けるよう構成されている。
例示した実施の形態によれば、第3及び第4のコネクタ部材63c及び63dの各々を、第1及び第2の補助ストランド33aによって形成することができる。例えば、第1の取付け部分133aは、第1のコネクタ部材63aから第2のコネクタ部材36bに向かって延びており、つまり、第2の取付け部分133bにも向かって延びている。同様に、第2の取付け部分133bは、第2のコネクタ部材63bから第1のコネクタ部材36aに向かって延びており、つまり第1の取付け部分133aにも向かって延びている。
例示した実施の形態によれば、第2の作動ストランド38b、特に第2の取付け部分133bは、第1の作動ストランド38aを第2の作動ストランド38bに取り付ける第3のコネクタ部材63cを形成するために、第1の作動ストランド38a、特に第1の取付け部分133aに織り込まれるか又はその他の形式で引き通される。つまり、第3のコネクタ部材63cを引通し部134cとして構成することができる。第2の取付け部分133bは、第1のアンカ22aを第2のアンカ22bに取り付ける第1の位置において第3のコネクタ部材63cを形成するために、望みに応じた回数だけ取付け部分133aに織り込むか又はその他の形式で引き通すことができる。例示した実施の形態によれば、取付け部分133bは、第1のコネクタ部材63aから第2のコネクタ部材に向かう方向に沿って、つまり第1のアンカ本体28aから第2のアンカ本体28bに向かう方向に沿って、第1の取付け部分133aに織り込まれる。しかしながら、第2の取付け部分133bは、第2のコネクタ63bから第1のコネクタ63aに方向に沿って、つまり第2のアンカ本体28bから第1のアンカ本体38aに向かう方向に沿って、第1の取付け部分133aに織り込むことができる。第1の取付け部分133bは、第2の末端部135bを形成するように第1の取付け部分133aから出ることができる。
例示した実施の形態によれば、第1の作動ストランド38a、特に第1の取付け部分133aは、第1の作動ストランド38aを第2の作動ストランド38bに取り付ける第4のコネクタ部材63dを形成するために、第2の作動ストランド38b、特に第2の取付け部分133bに織り込まれるか又はその他の形式で引き通される。つまり、第4のコネクタ部材63cを引通し部134dとして構成することができる。第1の取付け部分133aは、第1のアンカ22aを第2のアンカ22bに取り付ける第1の位置において第4のコネクタ部材63dを形成するために、望みに応じた回数だけ第2の取付け部分133dに織り込むか又はその他の形式で引き通すことができる。例示した実施の形態によれば、第1の取付け部分133aは、第2のコネクタ部材63bから第1のコネクタ部材63aに向かう方向に沿って、第2のアンカ本体28bから第1のアンカ本体28aに向かう方向にも沿って、第2の取付け部分133bに織り込まれている。しかしながら、第1の取付け部分133aを、第1のコネクタ63aから第2のコネクタ63bに向かう方向に沿って、つまり第1のアンカ本体28aから第2のアンカ本体38bに向かう方向に沿って、第2の取付け部分133bに織り込むことができる。第1の取付け部分133aは、第1の末端部135aを形成するために第2の取付け部分133bから出ることができる。
第1の末端部135aは、第2の末端部135bから間隔を置かれている。例えば、第2の末端部135bを、第1の末端部135aよりも第1のアンカ本体28aの近くに配置することができ、第1の末端部135aは、第2の末端部135bよりも第2のアンカ本体28bの近くに間隔を置かれていることができるが、第1及び第2の末端部135a及び135bは、望みに応じて、互いに対して及び第1及び第2のアンカ本体28a及び28bに対してあらゆる適切な空間的関係を形成するように間隔を置かれることができることを認識すべきである。例えば、アンカアセンブリ20は、さらに、第1及び第2の末端部136a及び135bを互いに取り付けるコネクタ部材を有することができる。例えば、第1及び第2の末端部135a及び135bを、(例えば図33A〜図33Cにおける第1及び第2のコネクタストランド59a及び59bに関して例示したように)結び目66のような適切な結び目を形成するために結ぶことができる。
操作中、第1及び第2の結び目66a及び66bは、第1及び第2の作動部分131a,131bの各々への作動力Fの提供が各々の第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを第1の状態から拡張状態へ作動させるように、各々のアンロックされた状態にあることができる。次いで、図29A〜図29Dに関して上述した形式で第1及び第2の結び目66a及び66bをロックするために、第1及び第2の取付け部分113a及び113bに引張ロッキング力を加えることができる。
例示した実施の形態によれば、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの第1及び第2の末端部135a及び135bに接近力AFが加えられる。接近力AFが第2の末端部135bに加えられると、第2の作動ストランド38bの第2の取付け部分133bは、例えば第3のコネクタ部材63cによって形成された引通し部において、第1の作動ストランド38aの第1の取付け部分133aを通って並進する。接近力AFが第1の末端部135aに加えられると、第1の作動ストランド38aの第1の取付け部分133aは、例えば第4のコネクタ部材63dによって形成された引通し部において、第2の作動ストランド38bの第2の取付け部分133bを通って並進する。つまり、第3及び第4のコネクタ部材63c及び63dは、第1及び第2の取付け部分133a及び133b、ひいては第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに対して並進させることができる摺動部材47及び47を形成することができることを認識すべきである。接近力AFは、結び目66の自由部分70bにロッキング力を加えることができる、作動ストランド38a及び38bにおける張力を生ぜしめ、これにより、結び目66をロック状態に作動させる。つまり、接近力AFは、結び目66のためのロッキング力を形成することができる。さらに、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bにおいて生ぜしめられる張力は、第1及び第2のアンカ22a及び22bのうちの少なくとも一方又は両方を他方に向かって付勢し、これにより、間隙24cを狭める。
各々の第1の末端部分135aへの接近力AFの提供に応答して第1の取付け部分133aに生ぜしめられた張力により、第1の取付け部分133aは第3のコネクタ部材63cにおいて第2の取付け部分133bに圧縮力を加えることができる。圧縮力は、第3のコネクタ部材63cを形成する引通し部において第2の取付け部分133bが第1の取付け部分133aに対して並進することを防止する。つまり、第3のコネクタ部材63cはさらに各々の第3のロッキング部材64cを形成することができることを認識すべきである。同様に、各々の第2の末端部135bへの接近力AFの提供に応答して第2の取付け部分133bに生ぜしめられた張力により、第2の取付け部分133bは、第4のコネクタ部材63dにおいて第1の取付け部分133aに圧縮力を加えることができる。圧縮力は、第4のコネクタ部材63dを形成する引通し部において第1の取付け部分133aが第2の取付け部分133bに対して並進することを防止する。つまり、第4のコネクタ部材63dはさらに各々の第4のロッキング部材64dを形成することができることを認識すべきである。
第3及び第4のコネクタ部材63c及び63dの各々は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方が第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの他方を通って引き通されている引通し部として構成されているが、第3及び第4のコネクタ部材63c及び63dを、本明細書で説明された形式のあらゆる適切なコネクタ部材又は第1の作動ストランド38aを第2の作動ストランド38bに取り付けるよう構成されたあらゆる適切な択一的なコネクタ部材として構成することができる。例えば、第3及び第4のコネクタ部材63c及び63dのうちの少なくとも一方又は両方を、上述した形式の結び目66のような各々の結び目又はあらゆる適切な択一的なロッキング部材として構成することができる。
同様に、第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bの各々が、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方が第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの他方に結ばれている結び目66として構成されているが、第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bを、本明細書で記載された形式のあらゆる適切なコネクタ部材又は第1及び第2の作動部分131a及び131bを各々の第1及び第2の取付け部分133a及び133bに取り付けるよう構成されたあらゆる適切な択一的なコネクタ部材として構成することができることを認識すべきである。例えば、第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bのうちの少なくとも一方又は両方を、本明細書に記載された形式の引通し部134c及び134dのような各々の引通し部又はあらゆる適切な択一的なロッキング部材として構成することができる。
ここで図31A及び図31Bを参照すると、アンカアセンブリ20は、図30A〜図30Cに関して上述したように作動部分131a及び131bを対応する取付け部分133a及び133bに取り付ける第1及び第2の結び目66a及び66bとして構成された第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bを有することができる。さらに、図30A〜図30Cに関して上述したように、第3及び第4のコネクタ部材63c及び63dを、本明細書に記載された形式のあらゆる適切なコネクタ又はあらゆる適切な択一的なコネクタとして構成することができる。例えば、第3のコネクタ部材63cを、第2の作動ストランド38bによって形成することができ、かつアイレット、例えば図2Hに関した上述した形式のアイレット72として構成することができるが、アイレットは択一的に、本明細書に記載されたあらゆる実施の形態又はあらゆる適切な択一的な実施の形態に従って構成することができることを認識すべきである。つまり、第3のコネクタ部材63cのアイレットを、作動ストランド38b、アンカ本体28b、又はアンカ本体28bに取り付けられるよう構成された取付け部材82のような取付け部材として形成することができる(図6A及び図6B参照)。例示した実施の形態によれば、第2の取付け部分133bは、上述の形式で第2の結び目66bの自由部分70bを形成するように第2のコネクタ部材63bから延びていることができる。第2の取付け部分133bはさらにアイレット72を形成することができる。
つまり、第3のコネクタ部材63cは、第2の作動ストランド38bを第1の作動ストランド38bに取り付けるよう構成されている。例えば、第1の作動ストランド38a、特に例示したような第1の取付け部分133aの第1の端部137aは、第1のコネクタ部材63aから、つまり第1のアンカ本体28aから、第3のコネクタ部材63cに向かう、つまり第2のアンカ22bに向かう第1の方向に延びていることができる。第1の取付け部分133aは、第1の取付け部分133aをアイレット72、つまり第2の取付け部分133bに取り付けるために実質的に第1の方向とは反対の第2の方向に沿って第1の取付け部分133aの第2の端部139aが第1のコネクタ部材63aに向かって、つまり第1のアンカ本体28aに向かって延びて戻るように、アイレット72を通って延びていることができる。第1の取付け部分133a、つまり第1の作動ストランド38aは、アイレット72を通って、第2の取付け部分133b、つまり第2の作動ストランド38bに対して摺動可能であるので、第3のコネクタ部材63cは、摺動部材47を形成すると言うことができる。
第4のコネクタ部材63dを、取付け部分133a、特に取付け部分133aの第1及び第2の端部137a及び137bのような、作動ストランド38aによって形成することができる、上述の形式の結び目66dのような結び目として構成することができる。つまり、第4のコネクタ部材63dは、摺動部材47と、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを取り付けるために作動ストランド38aをそれ自体に取り付けるロッキング部材64との両方を形成することができる。結び目66dは、第1の取付け部分133aの第2の端部139aによって形成することができるポスト端部68と、自由端部70とを有することができ、この自由端部70は、第1の取付け部分133aの第1の端部137aによって形成された固定部分70aと、第1のコネクタ部材63aと第4のコネクタ部材63dとの間に配置された取付け部分133aによって形成された自由部分70bとを含む。したがって、第1の作動ストランドの第1の末端部135aも、結び目66dから延びており、ポスト端部68の一部を形成している。
つまり、操作中、各々の結び目66a及び66bがアンロック状態にあるときに第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの作動部分131a及び131bに作動力Fを加えることができ、これにより、作動部分131a及び131bは、それぞれ取付け部分133a及び133bに対して結び目66a及び66bを通って摺動可能である。したがって、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの作動部分131a及び131bにそれぞれ作動力Fが加えられたとき、対応するアンカ本体28a及び28bは、上述の形式で第1の状態から拡張状態へ作動する。
次いで、結び目66a及び66bをロッキング状態に作動させかつアンカ本体28a及び28bを拡張状態に固定するために、結び目66a及び66bの自由部分70bにロッキング力を加えることができる。例えば、ロッキング力を、結び目66a及び66bの自由部分70bに直接に加えることができる。択一的に、作動ストランド38a及び38bに張力を生ぜしめるために第1の作動ストランド38aの第1の末端部135aに接近力AFを加えることができ、これにより、第1及び第2の結び目66a及び66bの自由部分70bにロッキング力が加えられる。
例えば、結び目66dは、上述のようにアンロックされた状態で構成することができ、これにより、第1の取付け部分133aの第2の端部139aは、第1の取付け部分133aの第1の端部137aに対して結び目66dを通って並進可能である。つまり、作動ストランド28a及び38bに張力を生ぜしめるために第1の作動ストランド38aの第1の末端部135aに接近力AFを加えることができ、この接近力AFは、第1及び第2のアンカ本体28a及び28bに各々の付勢力を加え、この付勢力は、アンカ本体28a及び28bを互いに向かって並進させ、間隙24cを狭める。例えば、間隙24cが狭められると、末端部135aに加えられる継続する力は、作動ストランド38a及び38bに十分な張力を蓄積させることができ、これにより、結び目66a,66b及び66dの各々の自由部分70bが、結び目66a,66b及び66dにロッキング力を加え、これにより、結び目66a,66b及び66dをロック状態に作動させ、これにより、間隙24cを狭められた状態に維持する。
ここで図32A及び図32Bを参照すると、アンカアセンブリ20は、図31A〜図31Cに関して上述したように作動部分131a及び131bを対応する取付け部分133a及び133bに取り付ける第1及び第2の結び目66a及び66bとして構成された第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bを有することができる。さらに、図31A〜図31Cに関して上述したように、第3及び第4のコネクタ部材63c及び63dを、本明細書で説明した形式のあらゆる適切なコネクタ又はあらゆる適切な択一的なコネクタとして構成することができる。
例えば、第3のコネクタ部材63cは、第2の作動ストランド38bによって形成することができ、アイレット、例えば図2Hに関した上述した形式のアイレット72として構成することができるが、アイレットを、図31A〜図31Cに関して上述したように、本明細書で説明したあらゆる実施の形態又はあらゆる適切な択一的な実施の形態にしたがって択一的に構成することができることを認識すべきである。つまり、第3のコネクタ部材63cのアイレットを、作動ストランド38b、アンカ本体28b、又はアンカ本体28bに取り付けられるよう構成された部材82のような取付け部材によって形成することができる(図6A及び図6B参照)。例示した実施の形態によれば、第2の取付け部分133bは、上述の形式で第2の結び目66bの自由部分70bを形成するように第2のコネクタ部材63bから延びていることができる。第2の取付け部分133bはさらにアイレット72を形成することができる。つまり、第3のコネクタ部材63cは、第2の作動ストランド38bを第1の作動ストランド38aに、上述のように直接に、又は図32A〜図32Cに示したように間接的に取り付けるよう構成されている。
さらに、第4のコネクタ部材63dを、第1の作動ストランド38aによって形成することができ、アイレット、例えば図2Hに関して上述した形式のアイレット72として構成することもできるが、択一的に、図31A〜図31Cに関して上述したように、アイレットを本明細書に記載されたあらゆる実施の形態又はあらゆる適切な択一的な実施の形態にしたがって構成することもできることを認識すべきである。つまり、第4のコネクタ部材63dのアイレットを、作動ストランド38a、第1のアンカ本体28a、又はアンカ本体28aに取り付けられるよう構成された取付け部材82(図28A〜図28C)のような取付け部材によって形成することができる。例示した実施の形態によれば、第1の取付け部分133aは、上述の形式で第1の結び目66aの自由部分70bを形成するために第1のコネクタ部材63aから延びていることができる。第1の取付け部分133aはさらにアイレット72を形成することができる。つまり、第4のコネクタ部材63dは、第2の作動ストランド38bを第1の作動ストランド38aに、上述のように直接に、又は図32A〜図32Cに例示したように間接的に取り付けるよう構成されている。
特に、アンカアセンブリ20は、少なくとも1つのコネクタ部材、例えば第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの間に取り付けられたコネクタストランド59のような補助コネクタ部材77として構成された第5のコネクタ部材63e、を有することができる。コネクタストランド59は、望みに応じて縫合糸又はあらゆる択一的に構成されたストランドとして提供することができる。つまり、アンカアセンブリ20は、少なくとも1つのコネクタ部材、例えば第1及び第2の作動ストランド38a及び38bにコネクタストランド59を取り付けかつ固定するよう構成することができる第6のコネクタ部材63fを有することができ、これにより、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに取り付けかつ固定する。例示した実施の形態によれば、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに、コネクタストランド59を介して間接的に取り付けるために、コネクタストランド59の第1の部分120をコネクタストランド59の第2の部分121に取り付ける。つまり、そうでないことが示されない限り、第1の作動ストランド38aを第2の作動ストランド38bに取り付けることができる、本明細書に記載されたあらゆるコネクタ部材63は、コネクタストランド59の第1の部分120をコネクタストランドの第2の部分121に取り付けることができる。択一的に又は付加的に、アンカアセンブリ20は、コネクタストランド59の第1の部分120を第1のアンカ本体28aに取り付けるコネクタと、コネクタストランド59の第2の部分121を第2のアンカ本体28bに取り付ける第2のコネクタ部材とを有することができる。例えば、第1の作動ストランド38aのアイレット72は、コネクタストランド59を第1のアンカ本体28aに取り付けることができ、第2の作動ストランド38bのアイレット72は、コネクタストランド59を第2のアンカ本体28bに取り付けることができる。
例示した実施の形態によれば、コネクタストランド59の第1の部分120は第1の作動ストランド38aのアイレット72を通って延びており、コネクタストランドの第2の部分121は第2の作動ストランド38bのアイレット72を通って延びており、これにより、第1及び第2の部分120及び121は各々のアイレット72に摺動可能に取り付けられており、つまり、摺動部材47を形成している。第6のコネクタ63eは、コネクタストランド59の第1の部分120をコネクタストランド59の第2の部分121に取り付け、これにより、第1の作動ストランド38aを第2の作動ストランドに取り付け、つまり第1のアンカ22aを第2のアンカ22aに取り付ける。
第6のコネクタ部材63fは、本明細書に記載された形式のあらゆる適切なコネクタ部材、又はコネクタストランド59の第1の部分120をコネクタストランド59の第2の部分121に取り付けるよう構成されたあらゆる適切な択一的なコネクタ部材として構成することができることを認識すべきである。例示した実施の形態によれば、第6のコネクタ部材63fは、上述の形式の結び目66fのような結び目を有する。特に、コネクタストランド59の第1及び第2の部分のうちの一方、例えば第1の部分120は、結び目66fのポスト端部68を形成することができ、コネクタストランド59の第1及び第2の部分のうちの他方は、結び目66fの自由端部70を形成することができる。つまり、コネクタストランド59と、コネクタストランド59と一体であるか又はコネクタストランド59とは別個でかつコネクタストランド59に取り付けられていることができるコネクタ63fとは、閉鎖したループ204を形成することができる。結び目66fがアンロック状態にあるときにループ204の寸法を減じるために、第1の部分120は、第2の部分121に対して、結び目66fを通って並進可能である。
つまり、操作中、各々の結び目66a及び66bがアンロック状態にあるときに第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの作動位置131a及び131bに作動力Fを加えることができ、これにより、作動部分131a及び131bは、それぞれ取付け部分133a及び133bに対して結び目66a及び66bを通って摺動可能である。したがって、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの作動部分133a及び133bそれぞれに作動力Fが加えられると、対応するアンカ本体28a及び28bが、上述の形式で第1の状態から拡張状態へ作動する。
次いで、結び目66a及び66bをロッキング状態に作動させかつアンカ本体28a及び28bを拡張状態に固定するために、結び目66a及び66bの自由部分70bにロッキング力を加えることができる。例えば、ロッキング力を、結び目66a及び66bの自由部分70bに直接に加えることができる。択一的に、狭め力AFを作動ストランド38a及び38bに加えることができ、これにより、ロッキング力が第1及び第2の結び目66a及び66bの自由部分70bに加えられる。
例えば、上述のように結び目66fをアンロック状態に構成することができ、これにより、コネクタストランド59の第1の部分120はコネクタストランドの第2の部分121に対して結び目66fを通って並進可能であり、これにより、ループ204の寸法を減じ、ループ204における張力を生ぜしめる。つまり、コネクタストランド59は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38b、特に第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの取付け部分133a及び133bに狭め力AFを加える。つまり、狭め力AFにより、結び目66a及び66bの自由部分70bを形成することができる第1及び第2の取付け部分133a及び133bが、結び目66a及び66bに引張ロッキング力を加え、これにより、結び目66a及び66bを各々のロック状態に作動させる。狭め力AFは、さらに、第1及び第2の作動ストランド38a及び38b、つまり第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを、互いに向かって移動するよう付勢し、これにより、間隙24cを狭める。さらに、間隙24cが狭められると、コネクタストランド59の第1の部分120に加えられる継続力は、ループ204に十分な張力を生ぜしめることができ、この張力により、第1及び第2のアンカ本体28a及び28bは、第1及び第2のアンカ本体28a及び28bの間の位置において解剖学的構造24に圧縮力を加える。つまり、アンカ本体28a及び28bは、間隙24cに圧縮力を加え、この圧縮力は間隙24cを狭められた状態に維持する。結び目66fをロック状態に作動させ、これにより、ループ204の寸法を固定しかつアンカ22a及び22bに対する付勢力を維持するために、コネクタストランド59の第2の部分121に引張ロッキング力を加えることができる。
ここで図33A及び図33Bを参照すると、アンカアセンブリ20は、図32A〜図32Cに関して上述したように作動部分131a及び131bを対応する取付け部分133a及び133bに取り付ける第1及び第2の結び目66a及び66bとして構成された第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bを有することができる。さらに、上述のように、第3及び第4のコネクタ部材63c及び63dを、第2の作動ストランド38bによって形成することができ、アイレット、例えば図2Hに関して上述した形式のアイレット72として構成することができるが、アイレットを択一的に、本明細書に記載されたあらゆる実施の形態又はあらゆる適切な択一的な実施の形態にしたがって構成することができることを認識すべきである。
特に、アンカアセンブリ20は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの間に取り付けられた少なくとも1つのコネクタ部材を有することができる。例えば、少なくとも1つのコネクタを、第5のコネクタ部材63eとして構成することができ、この第5のコネクタ部材63eは、互いに取り付けられかつさらに第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの間に取り付けられた第1のコネクタストランド59a及び第2のコネクタストランド59bのような少なくとも1つのコネクタストランドを有することができる。つまり、アンカアセンブリ20は、第1及び第2の作動ストランドのうちの少なくとも一方又は両方に直接に又は間接的に取り付けられるよう構成された少なくとも1つのコネクタストランド59を有することができると言うことができる。例えば、例示した実施の形態によれば、第1のコネクタストランド59aは第1の作動ストランド38aに直接に取り付けられており、第2のコネクタストランド59bは第2の作動ストランド38bに直接に取り付けられている。例示した実施の形態によれば、第1及び第2のコネクタストランド59a及び59bは、上述のように第1及び第2の作動ストランド59a及び59bを各々の作動ストランド38a及び38bに対して摺動させる摺動部材47を形成する、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの各々のアイレット72に取り付けられている。つまり、第1のコネクタストランド59aは第2のコネクタストランド59bを介して第2の作動ストランド38bに間接的に取り付けられており、第2のコネクタストランド59bは第1のコネクタストランド59aを介して第2の作動ストランド38bに間接的に取り付けられている。コネクタ部材63c及び63dは各々の作動ストランドと一体であるが、コネクタ部材63c及び63dは択一的に又は付加的に各々のコネクタストランド59a及び59bと一体であることができることを認識すべきである。アンカアセンブリ20は、第1のコネクタストランド59a及び第1の作動ストランド38とは別個でありかつ第1のコネクタストランド59aと第1の作動ストランド38aとの間に取り付けられた補助コネクタ部材77と、第2のコネクタストランド59b及び第2の作動ストランド38bとは別個でありかつ第2のコネクタストランド59bと第2の作動ストランド38bとの間に取り付けられた補助コネクタ部材77とを有することができる。
つまり、アンカアセンブリ20は、各々の第1及び第2の拡張可能部分36a及び36bを含む、各々の第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを含む、第1及び第2のアンカ22a及び22bを、直接に又は間接的に、間隙24cを跨いで互いに取り付けるよう構成された少なくとも1つのストランドを有することができる。少なくとも1つのストランドは、アンカ22a及び22bのうちの少なくとも一方又は両方の作動ストランドであることができるか、又は作動ストランド38a及び38bとは別個のストランドであることができる。例えば、アンカ本体28a及び28bが第1の状態から拡張状態へ作動させられた後に作動ストランド38a及び38bを除去することができ、アンカ本体28a及び28bを間隙24に跨がって取り付けるために第1及び第2のアンカ本体28a及び28bのうちの少なくとも一方又は両方に直接に又は間接的に少なくとも1つのコネクタ部材を取り付けることができることを、幾つかの実施の形態において認識すべきである。
例示した実施の形態によれば、アンカアセンブリ20は、第1及び第2のコネクタストランド59a及び59bの部分を互いに取り付けることができる、少なくとも1つ、例えば複数のコネクタ部材63を有することができる。例示した実施の形態によれば、第1のコネクタストランド59aは第1の部分120aと第2の部分121aとを形成しており、第2のコネクタストランド59aは、第1の部分120bと第2の部分121bとを形成している。少なくとも1つのコネクタ部材は、第1のコネクタストランド59aの第1及び第2の部分120a及び121aのうちの少なくとも一方又は両方を、第2のコネクタストランド59bの第1及び第2の部分120b及び121bのうちの少なくとも一方又は両方に取り付けることができ、これにより、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを、コネクタストランド59a及び59bを介して間接的に互いに取り付ける。
例示した実施の形態によれば、第1のコネクタストランド59aは、互いに間隔を置いて配置された第1のコネクタストランド59aの第1及び第2の部分120a及び121aを形成するために第1の作動ストランド38aのアイレット72を通って折り返され、ひいてはこのアイレット72を通って延びており、これにより、第1の作動ストランド38aのアイレット72は、第1及び第2の部分120a及び121aを分離させる。同様に、第2のコネクタストランド59bは、互いに間隔を置いて配置された第2のコネクタストランド59bの第1及び第2の部分120b及び121bを形成するために第2の作動ストランド38bのアイレット72を通って折り返され、ひいてはこのアイレット72を通って延びており、これにより、第2の作動ストランド38bのアイレット72は、第1及び第2の部分120b及び121bを分離させる。第1のコネクタストランド59aの第1及び第2の部分120a及び121aは第2のアンカ22bに向かって延びており、第2の作動ストランド38bの第1及び第2の部分120b及び121bは第1のアンカ22aに向かって延びている。コネクタストランド59a及び59bの一方又は両方は各々の作動ストランド38a及び38bと一体であることができ、本明細書に記載されたアイレット90又はあらゆる択一的に構成されたアイレットのような、アンカのアイレットを通って延びることができることを認識すべきである。
第1及び第2のコネクタストランド59a及び59bは、本明細書に記載された形式のあらゆる適切なコネクタを介して1つ以上の位置において互いに取り付けることができる。例えば、第1のアンカ22aを第2のアンカ22bに取り付けるために、第1のコネクタストランド59aを、第2のコネクタストランド59bのような他のストランドに織り込むことができる。例えば、第2の作動ストランド38bがアイレットを形成していない実施の形態において、第1及び第2のアンカ22a及び22bを取り付けるために第1のコネクタストランド59aを第2の作動ストランド38bに織り込むことができることを認識すべきである。例示した実施の形態によれば、各々の第1及び第2の引通し部134a及び134bを形成するために2つの異なる位置において第2のコネクタストランド59bの第1の部分を第2のコネクタストランド59aの第1の部分120aに織り込むか又はその他の形式で引き通すことができ、各々の第3及び第4の引通し部134c及び134dを形成するために2つの異なる位置において第1のコネクタストランド59aの第1の部分120aを第2のコネクタストランド59bの第1の部分120bに織り込むか又はその他の形式で引き通すことができる。つまり、アンカアセンブリ20は、1つ以上の位置において互いに取り付けることができる少なくとも1つ、例えば複数のコネクタストランドを有することができることを認識すべきである。例えば、複数のコネクタストランドの各々を、引通し部134a〜134dのような、1つ以上の引通し部において互いに取り付けることができる。
例示した実施の形態によれば、第1の引通し部134aは、第2のコネクタストランド59bの第1の部分120bと、第1のコネクタストランド59aの第1の部分120aとによって形成することができる。特に、第2のコネクタストランド59bの第1の部分120bを、例えば対応する第1のアンカ本体28aから離れかつ第2のアンカ本体28bに向かう方向に沿って望みに応じた回数だけ第1のコネクタストランド59aの第1の部分120aに織り込むことができ、これにより、第1及び第2のコネクタストランド59a及び59bを取り付け、ひいては第1及び第2のアンカ22a及び22bを取り付ける第1の引通し部134aを形成する。例示したように、第2のコネクタストランド59bの第1の部分120bを、第1のコネクタストランド59aの第1の部分120aに織り込むことができるが、第2のコネクタストランド59bの第1の部分120bの一部が、第1の部分120aの延在方向に沿って第1のコネクタストランド59aの第1の部分120a内に延びることができ、これにより、第1の部分120aが、例えば図19G及び図19Hに関して上述したように、前記一部の長さに沿って第1の部分120bの一部を包囲することを認識すべきである。第2のコネクタストランド59bの第1の末端部141bを形成するために、第2のコネクタストランド59bの第1の部分120bは、第2のコネクタストランド59aの第1の部分120aから出ている。
第2の引通し部134bを、第2のコネクタストランド59bの第2の部分121bと、第1のコネクタストランド59aの第2の部分121aとによって形成することができる。例えば、第1及び第2のコネクタストランド59a及び59bを取り付け、ひいては第1及び第2のアンカ22a及び22bを取り付ける第2の引通し部134bを形成するために、例えば対応する第1のアンカ本体28aから離れかつ第2のアンカ本体28bに向かう方向に沿って、望みに応じた回数だけ、第2のコネクタストランド59bの第2の部分121bを、第1のコネクタストランド59aの第2の部分121aに織り込むことができる。第2のコネクタストランド59bの第2の部分121bを、例示したような第1のコネクタストランド59aの第2の部分121aに織り込むことができるが、図19G及び図19Hに関して上述したように、第2のコネクタストランド59bの第2の部分121bの一部が、第2の部分121aの延在方向に沿って第1のコネクタストランド59aの第2の部分121a内で延びることができ、これにより、第2の部分121aが前記一部の長さに沿って第2の部分121bの一部を包囲することを認識すべきである。第2のコネクタストランド59bの第2の部分121bは、第2のコネクタストランド59bの第2の末端部141b′を形成するために第1のコネクタストランド59aの第2の部分121aから出る。
第1及び第2の末端部141b及び141b′は、互いに別個でかつ間隔を置かれた、つまり互いから引き離された自由端部を形成することができるか、又は、択一的に、直接に、又は、本明細書で説明した形式のあらゆる適切なコネクタ部材63又はあらゆる適切な択一的に構成されたコネクタ部材63を介して間接的に、互いに取り付けられることができる。例えば、例示した実施の形態において、アンカアセンブリ20は、第1及び第2の末端部141b及び141b′によって形成された、上述の形式の結び目66のような、結び目を形成することができる。例えば、第1の末端部141bのような末端部のうちの1つは、結び目66の自由端部を形成することができるのに対し、第2の末端部141b′のような端部のうちの他方は、結び目66の自由端部を形成することができる。つまり、結び目66がアンロック状態にあるときには、第1の末端部141bは、結び目66を通って第2の末端部141b′に対して並進可能である。第1の末端部141bが結び目66を通って第2の末端部141b′に対して並進不能に固定されるように、結び目66をロック状態に作動させるために、上述の形式で、第2の末端部141b′によって形成された自由部分70bにロッキング力を加えることができる。
第3の引通し部134cを、第1のコネクタストランド59aの第1の部分120a及び第2のコネクタストランド59bの第1の部分120bによって形成することができる。特に、第1及び第2のコネクタストランド59a及び59bを取り付け、ひいては第1及び第2のアンカ22a及び22bをも取り付ける第3の引通し部134cを形成するために、例えば対応する第2のアンカ本体28bから離れかつ第1のアンカ本体28aに向かう方向に沿って、第1のコネクタストランド59aの第1の部分120aを、望みに応じた回数だけ第2のコネクタストランド59bの第1の部分120bに織り込むことができる。例示したように第1のコネクタストランド59aの第1の部分120aを第2のコネクタストランド59bの第1の部分120bに織り込むことができるが、第1のコネクタストランド59aの第1の部分120aの一部は、第1の部分120bの延在方向に沿って第2のコネクタストランド59bの第1の部分120b内に延びていることができ、これにより、第1の部分120bは、例えば図19G及び図19Hに関して上述したように、前記一部の長さに沿って第1の部分120aの一部を包囲している。第1のコネクタストランド59aの第1の末端部141aを形成するために、第1のコネクタストランド59aの第1の部分120aは、第2のコネクタストランド59bの第1の部分120bから出る。
第4の引通し部134dは、第1のコネクタストランド59aの第2の部分121a及び第2のコネクタストランド59bの第2の部分121bによって形成することができる。例えば、第1及び第2のコネクタストランド59a及び59bを取り付け、ひいては第1及び第2のアンカ22a及び22bをも取り付ける第4の引通し部134dを形成するために、例えば対応する第2のアンカ本体28bから離れかつ第1のアンカ本体28aに向かう方向に沿って、第1のコネクタストランド59aの第2の部分121aを、望みに応じた回数だけ第2のコネクタストランド59bの第2の部分121bに織り込むことができる。例示したように、第1のコネクタストランド59aの第2の部分121aを第2のコネクタストランド59bの第2の部分121bに織り込むことができるが、第1のコネクタストランド59aの第2の部分121aの一部は、第2の部分121bの延在方向に沿って第2のコネクタストランド59bの第2の部分121b内に延びていることができ、これにより、例えば図19G及び図19Hに関して上述したように、第2の部分121bは前記一部の長さに沿って第2の部分121aの一部を包囲している。第1のコネクタストランド59aの第2の末端部141a′を形成するために、第1のコネクタストランド59aの第2の部分121aは第2のコネクタストランド59bの第2の部分121bから出る。
第1及び第2の末端部141a及び141a′は、互いから分離されかつ間隔を置かれた、つまり互いから引き離された自由端部を形成することができるか、又は、択一的に、直接に、又は本明細書に記載された形式のあらゆる適切なコネクタ部材又はあらゆる適切な択一的に構成されたコネクタ部材63を介して間接的に、取り付けられることができる。例えば、例示した実施の形態によれば、アンカアセンブリ20は、第1及び第2の末端部141a及び141a′によって形成された、上述の形式の結び目66のような結び目を形成することができる。例えば、第1の末端部141aのような末端部のうちの1つは、結び目66のポスト端部68を形成することができ、第2の末端部141a′のような端部のうちの他方は、結び目66の自由端部70を形成することができる。つまり、結び目66がアンロック状態にあるときには、第1の末端部141bは結び目66を通って第2の末端部141a′に対して並進可能である。第1の末端部141aが結び目66を通って第2の末端部141a′に関して並進不能に固定されるように結び目66をロック状態に作動させるために、上述の形式で、第2の末端部141a′によって形成された自由部分70bにロッキング力を加えることができる。
操作中、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bは、結び目66a及び66bが各々のアンロック状態にあるときにアンカ本体28a及び28bを各々の第1の状態から各々の拡張状態へ作動させる各々の作動力Fをそれぞれ受けることができる。作動力Fは、例示したように各々の第1及び第2の作動部分131a及び131bにおいて第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに直接に加えることができるか、又は各々の第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bの上流の位置において第1及び第2の作動ストランド38a及び38bそれぞれに加えることができる。次いで、結び目66a及び66bを、作動ストランド38の各々の取付け部分133a,133bに引張ロッキング力を加えることによってロックすることができる。択一的に、今から説明するように、引張ロッキング力を接近力AFによって加えることができる。
例えば、アンカ本体28a及び28bが各々の拡張状態に作動させられると、第1及び第2のコネクタストランド59a及び59bの第1及び第2の末端部141a及び141bの各々は、それぞれ、コネクタストランド59a及び59bに張力を生ぜしめる接近力AFを受けることができ、これにより、作動ストランド38a及び38bに接近力AFを加え、アンカ22a,22bのうちの少なくとも一方又は両方、ひいては各々のアンカ本体28a,28bを互いに向かって付勢位置へ付勢し、間隙24cを狭める。コネクタストランド59a及び59bに生ぜしめられた張力はさらにアイレット72を緊張状態に配置することを認識すべきである。アイレット72は各々の取付け部分133a,133bによって形成されているので、アイレット72において生ぜしめられる張力は、結び目66a,66bをロッキング状態に作動させる各々の結び目66a,66bに対する引張力を生ぜしめる。
さらに、第1及び第2のコネクタストランド59a,59bは、接近力AFの提供に応答して緊張状態に配置されるので、第1のコネクタストランド59aは、例えば第1及び第2の引通し部134a,134bにおいて、第2のコネクタストランド59bに圧縮力を加えることができる。特に、第1のコネクタストランド59aの第1の部分120aは、第1の引通し部134aにおいて第2のコネクタストランド59bの第1の部分120bに圧縮力を加えることができ、第1のコネクタストランド59aの第2の部分121aは、第2の引通し部134bにおいて第2のコネクタストランド59bの第2の部分121bに圧縮力を加えることができる。第2のコネクタストランド59bに第1のコネクタストランド59aによって加えられる圧縮力は、各々の引通し部134a,134bにおける第1のコネクタストランド59aに対する第2のコネクタストランド59bの並進を減じる又は防止することができる。
さらに加えて、第2のコネクタストランド59bは、第3及び第4の引通し部134c,134dにおいて、第1のコネクタストランド59aに圧縮力を加えることができる。特に、第2のコネクタストランド59bの第1の部分120bは、第3の引通し部134cにおいて第1のコネクタストランド59aの第1の部分120aに圧縮力を加えることができ、第2のコネクタストランド59bの第2の部分121bは、第4の引通し部134aにおいて第1のコネクタストランド59aの第2の部分121aに圧縮力を加えることができる。第1のコネクタストランド59aに第2のコネクタストランド59bによって加えられる圧縮力は、各々の引通し部134c,134dにおける第2のコネクタストランド59bに対する第1のコネクタストランド59aの並進を減じる又は防止することができる。
間隙24cが狭められると、第1のコネクタストランド59aの各々の第1及び第2の末端部141a及び141a′を取り付ける結び目66を、第1及び第2の部分120a及び121aが結び目66を通って互いに対して並進することを防止されるロック状態に作動させることができる。同様に、第2のコネクタストランド59bの各々の第1及び第2の末端部141b及び141b′を取り付ける結び目66を、第1及び第2の部分120b及び121bが結び目66を通って互いに対して並進することを防止されるロック状態に作動させることができる。
アンカアセンブリ20は、少なくとも1つの一体のコネクタ部材を介して欠陥部を跨いで第2のアンカに取り付けるアイレットを有することができる少なくとも1つのアンカを含むものとして説明されたが、アンカアセンブリは、択一的に又は付加的に、解剖学的欠陥を跨いで一方のアンカのアイレットを第2のアンカに取り付けるために、本明細書で説明したあらゆる形式の補助コネクタ部材を有することができる。
例えば、図34A及び図34Bを参照すると、第1及び第2のアンカ22a及び22bのうちの少なくとも一方又は両方は、本明細書に記載された形式のあらゆる適切なアイレット、又はあらゆる択一的に構成されたアイレット、例えば例示した実施の形態によるアイレット72を有することができる。アンカアセンブリ10は、さらに、第1のアンカ22aを第2のアンカ22bに取り付ける補助コネクタ部材77を有することができる。例えば、補助コネクタ部材77は、第1のアンカ22aを第2のアンカ22bに取り付ける一対のフック210a及び210bのような少なくとも1つのフックとして構成することができる。1つの実施の形態によれば、第1のフック210aは、対応する第1の取付け端部212a及び第2の係合端部214aを形成することができ、第2のフック210bは、第2の取付け端部212b及び第2の係合端部214bを形成することができる。第1及び第2の取付け端部212a及び212bを、各々の作動ストランド38a及び38b、例えば第1及び第2の作動ストランド38a及び38bによって形成されたアイレット72に取り付けることができる。1つの実施の形態によれば、取付け端部212a,212bはアイレットを形成することができ、各々のアイレット72の形成中に第1及び第2の取付け端部212a,212bに通すことができる。択一的に、第1及び第2の取付け端部212a及び212bを、予め形成されたアイレット72に取り付けることができる、例えばクリップ止めするか、接着により取り付けるか、又はその他の形式で取り付けることができる。
係合端部214a,214bは、例えばアンカ22a及び22bが拡張状態に作動させられた後に、第1のフック210aを第2のフック210bに取付け、これにより第1のアンカ22aをも第2のアンカ22bに取り付けるために、互いに係合するよう構成されている。1つの実施の形態によれば、フック210a及び210bが係合させられると、フック210a及び210bが、係合させられる時のフック210a及び210bの形状とは異なる形状に戻るように、ニチノールのような形状記憶材料から形成することができる。つまり、フック210a,210bは、係合させられる時の第1の形状と、フック210a,210bが係合させられた後の第1の形状とは異なる第2の形状とを形成することができる。
例えば、フック210a及び210は、解剖学的構造24に沿って実質的に平坦に存在することができる。択一的に、フック210a及び210は、互いに係合させられた後の形状を維持することができる。フック210a,210bは、フック210a,210bが係合させられるとフック210a,210bが作動ストランド38a,38bに接近力を加えるように、アンカ22a,22bの間に延びた十分な長さを形成することができ、接近力は、アンカ本体28a及び28bのうちの少なくとも一方又は両方を他方に向かって付勢し、間隙24cを狭める。択一的に又は付加的に、例えばフック210a,210bがニチノールのような形状記憶材料から形成されているならば、アンカ22a,22bの間のフック210a,210bの長さは、フック210a,210bが係合させられた後に、作動ストランド38a,38bに接近力を加えるために減じられることができる。つまり、補助コネクタ部材77はロッキング部材を形成することができ、このロッキング部材は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに固定して取り付けることができ、かつ間隙24cを狭め、間隙24cを狭められた状態に維持するためにアンカ22a及び22bを互いに向かって付勢する接近力を加えることもできる。
ここで図35A〜図25Cを参照すると、補助取付け部材77を、実質的に上述のようなコネクタストランド59として構成することができ、このコネクタストランド59は、コネクタストランドの第1及び第2の部分120及び121と一体のコネクタ部材63を形成することができる。例示した実施の形態によれば、コネクタストランド59は、第1及び第2の作動ストランド38a,38bのアイレット72の間に延びた中間部分123を形成することができる。第1及び第2の部分120及び121がアイレット72から延びかつ互いに取り付けられるよう構成されるように、コネクタストランド59はアイレットに通されるか又はその他の形式でアイレットを通って延びる。例えば、第1及び第2の部分120及び121のうちの少なくとも一方、例えば例示したような第1の部分120は、鉤状であることができ、ひいては、各々の前端216a及び後端216bを有する、外方へ突出したラチェット歯216を形成することができる。第1及び第2の部分120及び121のうちの他方、例えば例示したような第2の部分121は、第1の部分120を第2の部分121に取り付けるためにラチェット歯216と係合するよう構成された少なくとも1つの捕捉部材218を形成することができる。例えば、捕捉部材218を、第1及び第2の部分120及び121の各々1つによって形成される開口220として構成することができる。開口220は、図35Bに例示したように第2の部分121に穿孔されることができ、例えば第2の部分がメッシュ223又は編まれた構造である場合には、第2の部分121の繊維の間の隙間222によって形成することができるか、又は鉤状の第1の部分120を収容するのに適したこのような隙間222を形成するあらゆる択一的な構造によって形成することができる。捕捉部材218を択一的に望みに応じて構成することができることを認識すべきである。
操作中、第1及び第2のアンカ22a,22bを上述の形式で拡張状態に作動させることができ、アンカ22a,22bが作動させられる前又は作動させられた後にコネクタストランド59を各々のアイレット72に通すことができる。コネクタストランド59が閉じたループ204を形成するように、第1の部分120のラチェット歯216を第2の部分210の捕捉部材218と係合させることができる。例えば、第1の部分120を第2の部分121に取り付け、これにより、第1の作動ストランド38aも第2の作動ストランド38bに取り付けるために、鉤状の第1の部分210を第2の部分121の開口220に通すことができる。ラチェット歯216の前端216a及び後端216bは、実質的にループ204の寸法を減じる方向に沿って第1の部分120を第2の部分121に対して移動させ、実質的にループ204の寸法を増大させる反対方向で第1の部分120が第2の部分121に対して移動することを防止するように、構成することができる。ループ204の寸法が減少すると、コネクタストランド59は第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに接近力を加え、この接近力は第1及び第2のアンカを互いに向かって付勢し、間隙24cを狭める。図34A及び図34Bに例示されたコネクタ部材は、摺動部材と、本明細書に記載された形式のロッキング部材とを形成することができる。
ここで図35Dを参照すると、補助取付け部材77を、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの間、ひいては第1及び第2のアンカ22a及び22bの間に取り付けられるよう構成されたばね部材224として構成することができる。ばね部材224は、例示したようにコイルばねとして、又はアンカ22a及び22bの間に取り付けられた時にアンカ22a及び22bを互いに向かって付勢するばね定数を有する択一的に構成されたばね部材として、構成することができる。例えば、ばね部材224は、弾性ストランド、又はあらゆる択一的な適切に構成されたばね部材224として構成することができる。ばね部材224は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bそれぞれに取り付けられるよう構成された第1及び第2の取付け端部224a及び224bを形成することができる。例えば、取付け端部224a,224bはアイレットを形成することができ、各々の作動ストランド38a,38b、例えば取付け部分131a,131bを、各々のアイレット72の形成中に第1及び第2の取付け端部212a,212bに通すことができる。択一的に、第1及び第2の取付け端部212a及び212bを、予め形成されたアイレット72に取り付ける、例えばクリップ止めするか、接着により取り付けるか、又はその他の形式で取り付けることができる。さらに択一的に、第1及び第2の取付け端部214a,214bは作動ストランド38a及び38bと一体であることができ、これにより、ばね部材224は、互いに一体であることができる第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの両方を形成する補助ストランド部材33の弾性の部分として形成されている。
操作中、第1及び第2のアンカ22a,22bを、上述の形式で拡張状態に作動させることができ、アンカ22a,22bが作動させられる前又はその後に、ばね部材224を作動ストランド38a及び38bに取り付けることができ、ひいてはアンカ本体28a,28bに取り付けることができる。ばね部材224は、接近力を形成するばね力を、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに加え、この接近力は、第1及び第2のアンカを互いに向かって付勢し、間隙24cを狭める。
本明細書で記載された形式のコネクタ部材63は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに取り付けるよう構成されており、これにより、アンカ22a及び22bに接近力を加えることができ、この接近力は、アンカ22a及び22bを互いに向かって付勢し、間隙24cを狭めることを認識すべきである。図36A及び図36Bを参照すると、作動ストランド38a及び38bのうちの一方は各々のアンカ本体28a及び28bと一体であることができ、作動ストランド38b及び38bのうちの他方は、各々のアンカ本体28a及び28bとは別個であり、作動ストランドをアンカ本体に取り付けるために各々のアンカ本体28a及び28bに織り込むことができることを、認識すべきである。例示した実施の形態によれば、第2の作動ストランド38bはアンカ本体28bと一体であり、第1の作動ストランド38aは、第1のアンカ本体38bに対して補助ストランド33aを形成する。つまり、第2のアンカ22bの一体の作動ストランド38bは、第1のアンカの補助作動ストランド38bを形成することができる。つまり、図7A及び図7Bに関して上述したように、第2のアンカ本体22bの第1の部分41は、各々の作動部分131b及び取付け部分133bを形成することができる。さらに、本明細書に記載された形式のコネクタ部材63は、図37A及び図37Bに関して以下でより詳細に説明するように、補助ストランド33が除去された後に、本明細書に記載された形式のあらゆるアイレット、例えばアイレット90に直接に取り付けることができる。
第2の作動ストランド38bの取付け部分133bは、第1の作動ストランド38aの取付け部分133aと一体であることができる。第1のアンカ22aの第1の作動部分131aが、第1のアンカ本体28aから延び、かつ上述の形式で第1の取付け部分133aから間隔を置かれているように、第1の作動ストランド38aを上述の形式でアンカ本体に織り込むことができる。アンカアセンブリ20は、第1の作動部分131aを補助ストランド33aの別の位置、例えば第1及び第2の取付け部分133a及び133bのうちの一方又は両方に取り付けるコネクタ部材63を有することができる。例示した実施の形態によれば、コネクタ部材63は、第1の作動部分131aを第2の作動部分133bに取り付ける。コネクタ部材63は、第1の作動部分131aを、補助ストランド33aの別の目標位置、例えば第1及び第2の取付け部分133a及び133bのうちの少なくとも一方又は両方に、直接に又は間接的に取り付けるのに適した本明細書に記載されたいずれかの実施の形態により、構成することができる。
例示した実施の形態によれば、コネクタ部材63は、第1の作動部分131aと、上述のように第2の取付け部分133bであることができる補助ストランド33aの目標位置とによって形成された結び目66として構成されている。末端部135aが結び目66から延び、かつ第2の作動ストランド38bが結び目66の自由端部70を形成することができるように、第1の作動部分131aは結び目66のポスト端部68を形成することができる。例えば、結び目66とアンカ本体28bとの間に配置された第2の作動ストランド38bの部分は、自由端部70の固定部分70aを形成することができ、結び目66と第1のアンカ本体28aとの間に配置された第2の作動ストランド38bは、自由端部70の自由部分70bを形成することができる。
操作中、ポスト端部68、若しくは第1の作動部分131aが、自由端部70、若しくは第2の作動ストランド38bに対して、結び目66を通って摺動可能であるように、結び目をアンロック状態に配置することができる。つまり、作動力Fを第1の作動部分131a、特に第1の末端部135aに加えることができ、この作動力Fは、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに張力を生ぜしめ、これにより、第1及び第2のアンカ22a及び22bをそれぞれ第1の状態から拡張状態へ作動させる。第1の作動部分131a、特に第1の末端部135aへの接近力AFの提供は、さらに、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに張力を生ぜしめ、これにより、第1及び第2のアンカ22a及び22bを互いに向かって付勢し、間隙24cを狭める。つまり、接近力AFは作動力Fの継続であることができる。
上述のように、アンカアセンブリ20は、第1のアンカ22aの第1のアイレットと第2のアンカ22bの第2のアイレットとの間に取り付けられたコネクタ部材63を有することができる。第1及び第2のアイレットのうちの少なくとも一方又は両方は、本明細書に記載されたあらゆる適切な実施の形態又はあらゆる適切な択一的な実施の形態にしたがって構成することができる。図37A〜図43Cを参照すると、第1及び第2のアイレットのうちの少なくとも一方又は両方を、図9A〜図12Bを参照して上述したようにアイレット90として構成することができる。
例えば、図37A〜図37Dを参照すると、図9A〜図9Cに関して上述したように、補助ストランド33は、アイレット90を通って延びることができ、アンカ本体28が第1の状態から拡張状態へ作動させられたときにアンカ本体28を通るアイレット90のための経路を形成するためにアンカ本体29に織り込むことができる。さらに、補助ストランド33は、別のアンカへのアンカ22の取付けを容易にする展開ストランドとして構成することができるか、又は、択一的に又は付加的に、解剖学的構造24に埋め込まれるとアンカを第1の状態から拡張状態へ作動させる作動力を受け取る作動ストランドとして構成することができる。
例示した実施の形態によれば、アンカアセンブリ20は、第1及び第2のアンカ22a及び22bを有することができ、各アンカは、図9A〜図9Cに関して上述したように拡張状態へ作動させられる各々のアイレット90a及び90bを有する。次いで、アンカ22a,22bのうちの一方の補助ストランド33を、各々のアイレット90a,90bから取り外すことができ、アンカ22a,22bのうちの他方の補助ストランド33を、補助ストランドが取り外されたアンカ22a,22bのアイレット90a,90bに通すことができる。つまり、アンカのうちの一方の補助ストランド33は、第1の作動ストランド38a及び第2の作動ストランド38bを形成することができる。択一的に、アンカ22a及び22bの両方の補助ストランド90a,90bは、各々のアイレット90a,90bから取り外すことができ、第1のアンカ22a及び22bを互いに取り付けるために両方のアイレット90a及び90bに新たな補助ストランド33を通すことができる。つまり、図37Aは、互いに一体の各々の作動ストランド38a及び38bを形成するために、両方のアンカ本体28a及び28bとは別個でかつ各々のアイレット90a及び90bを通って延びる補助ストランド33を示している。
図37Bに例示したように、アンカ本体28a及び28bは、各々の作動ストランド38a及び38bに沿って、各々の拡張状態から各々の第1の状態へもたらすことができる。したがって、作動ストランド38a及び38bは、図9A〜図9Cに例示した補助ストランド33に関して上述したように、アンカ本体28a及び28bの同じ各々の開口を通って延びている。つまり、作動ストランド38a及び38bは、それぞれ、第1及び第2の作動部分131a,131bと、第1及び第2の取付け部分133a,133bとを形成している。第1及び第2の作動部分131a,131bは、上述の形式でアンカ本体28a,28bを拡張状態に作動させる各々の作動力Fを受けるよう構成されており、第2の作動部分133a,133bは互いに取り付けられるよう構成されている。例えば、第1及び第2の作動部分133,133bは互いに一体であることができるか、又は本明細書に記載された形式のあらゆる適切なコネクタ部材を介して取り付けられることができる。
引き続き図37A〜図37Dを参照すると、アンカアセンブリはコネクタ部材63を有することができ、このコネクタ部材63は、第1及び第2の作動部分131a及び131bに取り付けられるよう構成することができ、これにより、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに取り受け、アンカ22a及び22bも互いに取り付ける。補助ストランド33の取付け部分133a,133bを、間隙24cに跨がって、例えば、例示した実施の形態によれば一体に取り付けることができる。
上述のように、コネクタ部材63は、摺動部材47と、例えば接合部125において第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに取り付けるロッキング部材64とを形成することができる。さらに、例示した実施の形態によれば、コネクタ部材63を補助ストランド33によって、つまり作動ストランド38a及び38bによって形成することができる。つまり、1つの実施の形態によれば、間隙24cを狭められた状態に維持するために、作動ストランド38a及び38bが緊張状態にある間に、コネクタ部材63は第1の作動ストランド38aを第2の作動ストランド38bに取り付けることができる。択一的に又は付加的に、作動ストランド38a及び38bを緊張状態に配置する前に、したがって間隙24cを狭める前に、コネクタ部材63は第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに取り付けることができることを認識すべきである。
例示した実施の形態によれば、コネクタ部材63は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bによって形成されており、かつ第1及び第2の作動ストランド38a及び38bと一体である。つまり、作動ストランド38a及び38bは互いに直接に取り付けられている。コネクタ部材63は、接合部125において摺動部材47とロッキング部材64とを形成することができる。例えば、コネクタ部材63は、図4A〜図4Fに関して上述したように構成することができる結び目66を形成することができ、作動ストランド38a及び38bの1つ以上から全てまでによって形成することができるが、択一的に、結び目を作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方とコネクタストランドとによって形成することができることを認識すべきである。さらに択一的に、結び目66は、例えばコネクタストランドが作動ストランド38a及び38bに取り付けられたときに、作動ストランド38a及び38bを取り付けるためにコネクタストランドの部分を互いに取り付けることができる。例示した実施の形態によれば、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bは結び目66を形成する。つまり、コネクタ部材63の少なくとも一部は、作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方と一体であることができる。
第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方は、ポスト端部68を形成することができ、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの他方は、自由端部70を形成することができる。例示した実施の形態によれば、第1の作動ストランド、例えば第1の作動部分131aは、ポスト端部68を形成し、第2の作動ストランド38b、例えば第2の作動部分131bは、自由端部70を形成する。自由端部の自由部分70bは、第2の作動ストランド135bの末端部135bによって形成することができる。同様に、第1の作動ストランド38bの末端部135aは、ポスト端部68として結び目66から延びている。
第1及び第2の作動ストランド38a及び38bは、第1及び第2のアンカ22a及び22bを互いに向かって付勢しかつ間隙24cを狭める張力を作動ストランド38a及び38bに加える前に、結び目66に結ぶことができる。結び目66が形成されると、結び目66がアンロック状態にあるときに、各々の拡張可能部分36を第1の状態から拡張状態へ作動させるために、作動力Fを作動ストランド38a及び38b、特に作動部分131a,131bに加えることができる。次いで、ポストストランド68を形成する第1の作動ストランド38aの末端部135aに接近力AFを加えることができ、これにより、ポスト端部68を結び目66を通って摺動させ、各々のアンカ、例えば第1のアンカ22aを他方のアンカ、例えば第2のアンカ22bに向かって引っ張る。間隙24cが狭められると、例えば第2の作動ストランド38bの末端部135bによって形成された、自由端部70の自由ストランド70bを緊張状態に配置することができ、これにより、結び目66をロックして、第1の作動ストランド38aが結び目66を通って並進することを防止し、これにより、作動ストランド38a及び38bを緊張状態に固定する。
コネクタ部材63を結び目66として構成することができるが、コネクタ部材63を、択一的に、望みに応じて、本明細書に記載されたあらゆる実施の形態又はあらゆる適切な択一的なコネクタにしたがって構成することができることを認識すべきである。さらに、アンカ22a及び22bのそれぞれは各々の取付け部材82を有するものとして例示されているが、アンカのうちの1つは取付け部材82を有することができるのに対し、他方のアンカは各々の作動ストランド38に直接に接続されていることを認識すべきである。
さらに、ここで図37Eを参照すると、アンカアセンブリ20のアンカ22のうちの少なくとも1つは、図37A及び図37Bに関して上述した形式でアイレット90を通って延びる複数の(例えば2つ以上の)作動ストランド38a,38bを有することができることを認識すべきである。例えば、アンカ本体28が拡張状態へ作動させられ、アイレット90が拡張可能部分36から近位に突出すると、複数の補助ストランド38a,38bをアイレット90に挿入することができる。アンカ本体29は、各々の作動ストランド38a,38bに沿って拡張状態から各々の第1の状態へもたらすことができる。したがって、複数の作動ストランド38a,38bの各々は、図9A〜図9Cに例示した補助ストランド33に関して上述したようにアンカ本体28の同じ各々の開口を通って延びている。作動ストランド38a,38bを、望みに応じて他方のアンカ本体又は解剖学的位置に取り付けるよう構成することができることを認識すべきである。これに関して、複数の作動ストランド38a,38bのうちの少なくとも1つを、さらに、望みに応じてコネクタストランドと称呼することができることを認識すべきである。
ここで、図38A〜図38Cを参照すると、図37A〜図37Dに関して上述したアンカアセンブリ20は、作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方に取り付けられるよう構成された複数のコネクタ部材63を有することができる。例示した実施の形態によれば、作動ストランド38a及び38bは、共通のストランド、例えば、補助ストランド33によって形成されており、これにより、各々の取付け部分133a及び133bは互いに一体である。つまり、例示した実施の形態によれば、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bは互いに一体である。アンカアセンブリ20は、作動部分131a及び131bを共通のストランドの別の位置に、ひいては互いに取り付けるよう構成された第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bを有することができる。例示した実施の形態によれば、第1のコネクタ部材63aは、対応する第1の作動部分131aを、第1の作動部分131aから間隔を置いて配置された補助ストランド33の別の位置に取り付けることができる。同様に、第2のコネクタ部材63bは、対応する第2の作動部分131bを、第2の作動部分131bから間隔を置いて配置された補助ストランド33の別の位置に取り付けることができる。例えば、例示した実施の形態によれば、第1のコネクタ部材63aは第1の作動部分131aを第1の取付け部分133aに取り付け、第2のコネクタ部材63bは第2の作動部分131bを第2の取付け部分133bに取り付ける。
つまり、少なくとも1つのコネクタ部材、例えば第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bは、第1及び第2の作動部分131a及び131bを補助ストランド33の各々の別の位置に取り付けることができ、これにより、第1及び第2の作動部分131a及び131bを互いに、例えば取付け部分133a及び133bのうちの少なくとも一方又は両方を介して間接的に取り付ける、と言うことができる。さらに、第1のコネクタ部材63aは第1の作動ストランド38aの1つの部分を作動ストランド38aの別の位置に作用的に取り付け、第2のコネクタ部材63bは第2の作動ストランド38bの1つの部分を第2の作動ストランド38bの別の位置に作用的に取り付けると言うことができる。
例示した実施の形態によれば、第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bの各々は、補助ストランド33に沿った様々な位置において補助ストランド33によって形成された各々の結び目66a及び66bとして構成することができる。結び目66a及び66bは、図4A〜図4Fに関して上述したように構成することができるか、又は、択一的に、望みに応じて構成することができる。例示した実施の形態によれば、第1の結び目66aは、第1の作動ストランド38aの作動部分131aによって形成することができるポスト端部58と、自由端部70とを有し、この自由端部70は、第1の取付け部分133aの第1の端部137aによって形成された固定部分70aと、第1の取付け部分133aの第2の端部139aによって形成された自由部分70bとを有することができる。第1の端部137aは、結び目66aと第1のアンカ本体28aとの間に配置することができ、第2の端部139aは結び目66aと第2のコネクタ部材63bとの間に配置することができる。択一的に、自由部分70bは、第2の作動ストランド38bの取付け部分133bによって形成することができる。
1つの実施の形態によれば、第2の結び目66aは、第2の作動ストランド38bの作動部分131bによって形成することができるポスト端部と、自由端部70とを有し、この自由端部70は、第2の取付け部分133bの第1の端部137bによって形成された固定部分70aと、第2の取付け部分133bの第2の端部139bによって形成された自由部分70bとを有することができる。第1の端部137bを結び目66bと第2のアンカ本体28bとの間に配置することができ、第2の端部139bを結び目66bと第1のコネクタ部材63aとの間に配置することができる。択一的に、自由部分70bを、第1の作動ストランド38aの取付け部分133aによって形成することができる。取付け部分133a及び133bは、互いに一体のものとして例示されているが、例えばアンカアセンブリ20が、第1及び第2のアンカ22a及び22bに作用的に接続された第1及び第2の補助ストランド33a及び33bをそれぞれ形成している場合、取付け部分133a及び133bは別個でありかつ互いに取り付けられていることを認識すべきである(例えば図30A〜図30D参照)。
第1及び第2の結び目66a及び66bの各々は、各々の摺動部材47を形成することができ、この摺動部材47は、各々のポスト端部68を、結び目を通って自由端部70に対して並進させる。つまり、結び目66a及び66bがアンロック状態にあるときに末端部135a及び135bに加えることができる加えられた作動力Fに応答して、摺動部材47は、第1及び第2の作動部分131a及び131bを第1及び第2の取付け部分133a及び133bに対して並進させ、これにより、各々のアンカ本体28a及び28bを第1の状態から拡張状態へ作動させる。各結び目66は、さらに、アンカ22a及び22bのうちの少なくとも一方又は両方を各々の付勢位置に固定するためにロック状態に作動させることができるロッキング部材64を形成している。例えば、作動部分131a及び131bが結び目66a及び66bを通って取付け部分133a及び133bに対して並進することを防止するために、結び目66a及び66bの自由端部の自由部分70bに引張ロッキング力を加えることができる。
第1及び第2の結び目66a及び66bを、補助ストランド33に沿って一定距離Lだけ離間させることができ、これにより、アンカ本体22a及び22bが各々の目標解剖学的位置24a及び24bに挿入された時に間隙24cが狭められたまま維持される。例えば、各々の目標解剖学的位置24a及び24b内に結び目66a及び66bを噴射する前に間隙24cを狭めることができる。操作中、各々の第1及び第2の目標解剖学的位置24a及び24bに第1及び第2のアンカ22a及び22bが埋め込まれると、結び目66a,66bはアンロック状態になることができ、各々の作動ストランド38a,38b、例えば作動部分131a,131bへの作動力Fの提供が各々のアンカ本体28a,28bを第1の状態から拡張状態へ作動させる。次いで、引張ロッキング力を、対応する結び目66a,66bに対して各々の取付け部分133a,133bに加えることができ、結び目66a,66bをロック状態に作動させ、アンカ22a,22bを拡張状態に維持する。
第1及び第2の結び目66a及び66bの間の距離Lは、目標解剖学的位置24a及び24bの間の距離と実質的に等しいか又はそれよりも小さく、第1及び第2のアンカ22a及び22bが解剖学的構造の背後で拡張させられかつ補助ストランド33によって接合されたときに間隙24cが狭められ、作動ストランド38a及び38bに生ぜしめられる張力は間隙24cの狭まりを維持する。第1及び第2のコネクタ部材63a,63bを各々の結び目66として構成することができるが、第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bのうちの一方又は両方を、択一的に、本明細書に記載されたあらゆる形式のあらゆる適切なロッキング部材63又はあらゆる適切な択一的に構成されたロッキング部材として構成することができることを認識すべきである。例えば、コネクタ部材63a,63bのうちの少なくとも一方又は両方は引通し部を形成することができ、この場合、作動ストランド38a,38bのうちの一方又は両方は、それ自体又は作動ストランド38a,38bの他方を通って引き通され、アンカストランド38a,38bの並進を防止する圧縮力を加えるためにアンカ22a及び22bの作動後にコネクタストランドが緊張状態に配置される。このような引通し部の1つの例は図19D〜図19Fに関して上述されている。
ここで図39A〜図39Dを参照すると、補助ストランド33は、図37Aに関して上述したような第1及び第2のアンカ本体28a及び28bのアイレット90a及び90bを通って挿入されることができ、つまり延びていることができ、その結果、2つ以上の位置、例えば、第1及び第2のアンカ本体28a及び28bの間の方向に沿って互いから離間させられた2つの位置において、それ自体を通って引き通されることができる。つまり、アンカセンブリ20は、少なくとも1つのコネクタ部材63、例えば、第1の作動ストランド38aを第2の作動ストランド38bに接合する一対のコネクタ部材63a及び63bを有することができる。
例えば、コネクタ部材63a及び63bの各々を、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bによって形成された各々の引通し部134aとして構成することができる。1つの例において、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方を、補助ストランド33の別の位置を通って、例えば作動ストランド38a及び38bのうちの他方を通って織り込む又はさもなければ引き通すことができる。例示した実施の形態によれば、第2の作動ストランド38bの第1の部分若しくは作動部分131bを、第2の作動ストランド38bの第2の部分若しくは取付け部分133bと、第1の作動ストランド38aの第2の部分若しくは取付け部分133aとを通って織り込む又はさもなければ引き通すことができ、これにより、第1の引通し部134aを形成する。第2の作動ストランド38bは、第1の作動ストランド38aに進入することができ、第1の末端部135bにおいて第1の作動ストランド38aから出る前に第1の引通し部134aを形成するために、対応する第2のアンカ本体28bから離れる方向に沿って、第1の作動ストランド38a内で第1の作動ストランド38aに沿って延びていることができる。つまり、第1の作動ストランド38aは、第2の作動ストランド38bの長さの一部に沿って第2の作動ストランド38bを包囲していることができる。
さらに、第1の作動ストランド38aを、第2の作動ストランド38bを通って織り込む又はさもなければ引き通すことができ、これにより、第2の引通し部134bを形成する。例示した実施の形態によれば、第1の作動ストランド38aの第1の部分若しくは作動部分131aを、第1の作動ストランド38aの第2の部分若しくは取付け部分133aと、第2の作動ストランド38bの第2の部分若しくは取付け部分133bとのうちの少なくとも一方又は両方を通って織り込むか又はさもなければ引き通すことができる。第1及び第2の取付け部分133a及び133bは、互いに取り付けられることができ、例えば一体であるか又はコネクタ部材を介して別個に取り付けられることができる。第1及び第2の引通し部134a及び134bは、互いに間隔を置いて配置することができ、第1の引通し部134aは、第2の引通し部134bよりも第1のアンカ22aの近くに配置されており、第2の引通し部134bは、第1の引通し部134aよりも第2のアンカ22bの近くに配置されている。第1の作動ストランド38aは、第2の作動ストランド38bに進入し、第2の作動ストランド38bに沿って第2の作動ストランド38b内へ、第1のアンカ本体28aから離れる方向に沿って延びており、第1の末端部135aにおいて第2の作動ストランド38bから出る前に第2の引通し部134bを形成する。つまり、第2の作動ストランド38bは、第1の作動ストランド38aの長さの一部に沿って第1の作動ストランド38aを包囲している。
操作中、第1及び第2の作動ストランド38a及び38b、特に第1及び第2の作動端部131a及び131bは、それぞれ、アンカ本体28a及び28bを各々の第1の状態から各々の拡張状態へ作動させる各々の作動力Fを受けることができる。作動力Fを、各々の第1及び第2の作動部分131a及び131bにおいて、例えば例示したように第1及び第2の末端部135a及び135bにおいて、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに直接に加えることができるか、又は各々の引通し部134b及び134aの上流の位置において第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに加えることができる。
次いで、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの第1及び第2の作動部分131a及び131bのそれぞれは、それぞれ、間隙24cを狭めるために、アンカ本体28a及び28bのうちの少なくとも一方又は両方をアンカ本体28a及び28bの他方に向かって付勢する接近力AFを受けることができる。例えば作動力Fが作動部分131a及び131bに加えられるならば、接近力AFは作動力Fの継続であることができる。第1及び第2の作動ストランド38a及び38bが緊張状態に配置されると、第1の作動ストランド38aは第1の引通し部134aにおいて第2の作動ストランド38bに圧縮力を加え、第2の作動ストランド38bは第2の引通し部134bにおいて第1の作動ストランド38aに圧縮力を加える。第1の圧縮力は、第2の作動ストランド38bが第2のアンカ本体28bに向かう方向に沿って第1の引通し部134aから戻り出ることを防止するのに十分であり、第2の圧縮力は、第1の作動ストランド38aが第1のアンカ本体28aに向かう方向に沿って第2の引通し部134bから戻り出ることを防止するのに十分である。
したがって、第1及び第2の引通し部134a及び134bはそれぞれ、間隙24cを狭めるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方を第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの他方に対して摺動させる摺動部材47を形成しており、さらに、例えば第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを分離させる相対移動に関して第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを固定するロッキング部材64を形成している。
ここで図40A〜図40Cを参照すると、第1及び第2のアンカ本体を第1の状態に作動させる前に、図37Aに関して上述したように、第1及び第2のアンカ本体28a及び28bのアイレット90a及び90bを通って、補助ストランド33が挿入されることができる、つまり延びていることができる。補助ストランド33はさらにそれ自体を通って引き通すことができる。例えば、補助ストランド33は、少なくとも1つの開口を形成する、編み物、織物、メッシュ、又はニットのような織られた構造体、又はあらゆる適切な択一的に構成された部材、例えば不織構造体、を形成することができる圧縮部材228を有することができる。第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの第2の部分若しくは取付け部分133a及び133bを、第1及び第2のアンカ本体28a及び28bの間の方向に沿って間隔を置かれた各々の取付け位置230a及び230bにおいて、圧縮部材228に、例えば圧縮部材228の互いに反対側の端部228a及び228に、取り付けることができる。つまり、補助ストランド33は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのための、また圧縮部材228のための、共通のストランドを形成することができる。実施の形態によれば、取付け部分133a及び133bを、圧縮部材228に織り込むことができるか、圧縮部材228に結ぶことができるか、圧縮部材228に接着により取り付けることができるか、圧縮部材228に溶接することができるか、織られた部分と一体であるか、又はあらゆる所望の形式で圧縮部材228にその他の形式で取り付けることができる。これに関して、例えば取付け部分133a及び133bが圧縮部材228と一体である場合、補助ストランド33の実質的に全体が、織られた構造体であることができることを認識すべきである。圧縮部材228は、補助ストランド33と一体のコネクタ部材63を形成することができるか、又は補助ストランド33とは別個であり、補助ストランドに取り付けることができる。
したがって、アンカアセンブリ20は、補助ストランド33によって、特に第1及び第2の作動ストランド38a及び38bと圧縮部材228とによって形成された各々の引通し部134a及び134bとして構成された、第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bを形成することができる。一例において、第1の引通し部134aを形成するために、第1の作動ストランド38aの第1の作動部分131aは圧縮部材228を通って延びていることができる。第1の作動部分131aは、実質的に第1のアンカ本体28aから第2のアンカ本体28bに向かう第1の方向に沿って、圧縮部材228を通って延びていることができる。圧縮部材228は、つまり、第1の作動ストランド38aの作動部分131aの所定の長さを包囲していることができる。第1の作動部分131aは第1の末端部135aにおいて圧縮部材228から出ることができる。同様に、第2の引通し部134bを形成するために、第2の作動ストランド38bの第2の作動部分131bは圧縮部材228を通って延びていることができる。つまり、圧縮部材228は、第2の作動ストランド38bの作動部分131bの所定の長さを包囲していることができる。第2の作動部分131bは、実質的に第2のアンカ本体28bから第1のアンカ本体28aに向かう第2の方向に沿って、圧縮部材228を通って延びていることができる。つまり、第2の方向は、実質的に第1の方向とは反対であることができる。第2の作動部分131bは、第2の末端部135bにおいて圧縮部材228から出ることができる。
操作中、第1及び第2の作動ストランド38a及び38b、特に第1及び第2の作動端部131a及び131bは、それぞれ、アンカ本体28a及び28bを各々の第1の状態から各々の拡張状態へ作動させる各々の引張作動力Fを受けることができる。作動力Fを、各々の第1及び第2の作動部分131a及び131bにおいて、例えば例示したように第1及び第2の末端部135a及び135bにおいて第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに直接に加えることができるか、又は各々の引通し部134b及び134aの上流の位置において第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに加えることができる。
次いで、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの第1及び第2の作動部分131a及び131bの各々は、それぞれ、間隙24cを狭めるためにアンカ本体28a及び28bのうちの少なくとも一方又は両方をアンカ本体28a及び28bのうちの他方に向かって付勢位置へ付勢する第1の方向に沿って、コネクタ63を形成することができる圧縮部材228を通って、第1及び第2の作動部分131a及び131bを並進させる引張り狭め力AFを受けることができる。接近力AFは、例えば接近力AFが作動部分131a及び131bに加えられるならば、作動力Fの継続であることができる。接近力AFは、補助ストランド33を緊張状態に配置し、これにより、圧縮部材228は、第1の引通し部134aにおいて、第1の作動ストランド38a、特に第1の作動部分131aに、及び第2の引通し部134bにおいて、第2の作動ストランド38b、特に第2の作動部分131bに、圧縮力を加えることを認識すべきである。圧縮部材228によって第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに加えられた圧縮力は、各々の第1及び第2のアンカ本体28bに向かって、第1の方向とは反対の第2の方向に沿って、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bが圧縮部材228から戻り出ることを防止する。
したがって、第1及び第2の引通し部134a及び134bは、間隙24cを狭めるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方を第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの他方に対して摺動させる摺動部材47を形成しており、さらに、例えば第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを分離させる、実質的に第1の方向とは反対の第2の方向に沿った相対移動に関して、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに対して固定するロッキング部材64を形成している。
ここで図41A〜図41Cを参照すると、補助ストランド33は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを形成することができる。第1の作動ストランド38aは、第1の端部232aと、反対側の第2の端部234aとを形成しており、第2の作動ストランド38bは、第1の端部232bと、反対側の第2の端部234bとを形成している。補助ストランド33はさらに圧縮部材228を形成しており、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの第1の端部232a及び232bは、第1及び第2のアンカ本体28a及び28bの間の方向に沿って間隔を置かれた各々の取付け位置230a及び230bにおいて、圧縮端部228に、例えば圧縮部材228の互いに反対の端部228a及び228bに取り付けられている。1つの実施の形態によれば、取付け部分133a及び133bを、圧縮部材228に織り込むか、圧縮部材228に結びつけるか、圧縮部材228に接着により取り付けるか、圧縮部材228に溶接するか、織られた部分と一体であるか、又はさもなければあらゆる所望の形式で圧縮部材228に取り付けることができる。つまり、圧縮部材228は、補助ストランド33と一体のコネクタ部材63を形成することができるか、又は補助ストランドとは別個であり、補助ストランドに取り付けることができる。
第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの各々は、第1及び第2のアンカ本体を第1の状態に作動させる前に、図37Aに関して上述したように第1及び第2のアイレット90a及び90bの両方を通って延びていることができる。例えば、第1の作動ストランド38aは、第1の端部232aから、第1のアイレット90aを通って、第2のアイレット90bを通って延びていることができ、第2の端部234aは、圧縮部材228を通って延びる対応する開口236aを通って延びることができる。同様に、第2の作動ストランド38bは、第2の端部232aから、第2のアイレット90bを通って、第1のアイレット90aを通って延びていることができ、第2の端部234bは、圧縮部材228を通って延びる対応する開口236bを通って延びていることができる。第1及び第2の作動ストランド38a及び38bは、圧縮部材228の下流に延びる各々の末端部135a及び135bを形成することができる。第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの第2の端部234a及び234bを、さらに、圧縮部材228の近くの位置において、例えば圧縮部材の上流において、圧縮部材228の各々の開口236a及び236bに進入しかつ各々の末端部135a及び135bを形成する前に、互いの周囲に折り返すことができる。第1の作動ストランド38aの第1の末端部135aは、第1の位置において圧縮部材228から出ており、第2の作動ストランド38bの第2の末端部135bは、第1の位置よりも第1のアンカ本体28aの近くに配置することができる第2の位置において圧縮部材228から出ている。補助ストランド33は、第2の作動ストランド38a及び38bのための、また圧縮部材228のための、共通のストランドを形成することができることを認識すべきである。
したがって、アンカアセンブリ20は、補助ストランド33によって形成された、特に第1及び第2の作動ストランド38a及び38bと圧縮部材228とによって形成された各々の引通し部134a及び134bとして構成された第1及び第2のコネクタ部材63a及び63bを形成することができる。一例において、第1の引通し部134aは、例えば第1の開口236aにおいて、圧縮部材228を通って延びた第1の作動ストランド38aの第2の端部234aによって形成されている。第2の引通し部134bは、例えば第1の開口236aにおいて、圧縮部材228を通って延びた第2の作動ストランド38bの第2の端部234bによって形成されている。つまり、圧縮部材228は、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの所定の長さを包囲している。
操作中、第1及び第2の作動ストランド38a及び38b、特に第1及び第2の末端部135a及び135bは、それぞれ、アンカ本体28a及び28bを各々の第1の状態から各々の拡張状態に作動させる各々の引張作動力Fを受けることができる。作動力Fを、例示したように各々の第1及び第2の末端部135a及び135bにおいて第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに直接に加えることができるか、又は各々の引通し部134b及び134aの上流の位置において第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに加えることができる。
次いで、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの第1及び第2の末端部135a及び135bのそれぞれは、各々、間隙24cを狭めるためにアンカ本体28a及び28bのうちの少なくとも一方又は両方をアンカ本体28a及び28bのうちの他方に向かって付勢位置へ付勢する第1の方向に沿って圧縮部材228を通って第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを並進させる引張接近力AFを受けることができる。例えば作動力Fが末端部135a及び135bに加えられるならば、接近力AFは作動力Fの継続であることができる。接近力AFは補助ストランド33を緊張状態に配置し、これにより、圧縮部材228は、第1の引通し部134aにおいて第1の作動ストランド38aに、第2の引通し部134bにおいて第2の作動ストランド38bに、圧縮力を加えることを認識すべきである。圧縮部材228によって第1及び第2の作動ストランド38a及び38bによって加えられる圧縮力は、各々の第1及び第2のアンカ本体28bに向かって、第1の方向とは反対の第2の方向に沿って、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bが圧縮部材228から戻り出ることを防止する。
したがって、第1及び第2の引通し部134a及び134bはそれぞれ、間隙24cを狭めるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方を第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの他方に対して摺動させる摺動部材47を形成しており、例えば第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを分離させる、実質的に第1の方向とは反対の第2の方向に沿った相対移動に関して、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに固定するロッキング部材64を形成している。
ここで図42A〜図42Cを参照すると、アンカアセンブリは、少なくとも1つのアンカ、例えば上述の形式のアイレット90を有する第1及び第2のアンカ22a,22bを有することができ、それぞれ、さらに、各々のアンカ本体28a及び28bの端部、例えば対応する第2の端部54a及び54bによって形成された各々のコネクタストランド59a及び59bを有することができる。つまり、コネクタストランド59a及び59bは、アンカ本体28a及び28bと一体であり、第1及び第2のアンカ22a及び22bを第1及び第2のアンカ22a及び22bのうちの他方に取り付けるよう構成されている。例えば、第1のコネクタストランド59aは、第1のアンカ本体28aから延びており、第2のアンカ22bの第2のアイレット90bに織り込むことができる。したがって、第1のコネクタストランド59aは、第2のアイレット90bを通って延びており、第1のアンカ本体28aから第2のアイレット90bまで延びた第1の部分120aと、第1の部分120aから間隔を置いた位置において第2のアイレット90bから延びた第2の部分121aとを形成している。同様に、第2のコネクタストランド59bは、第2のアンカ本体28bから延びており、第1のアンカ22aの第1のアイレット90aに織り込むことができる。したがって、第2のコネクタストランド59bは、第1のアイレット90aを通って延びており、第2のアンカ本体28bから第1のアイレット90aまで延びた第1の部分120bと、第1の部分120bから間隔を置いた位置において第1のアイレット90aから延びた第2の部分121bとを形成している。
第2のコネクタストランド59bが第1のアイレット90aに取り付けられ、これにより、第1のアンカ22aを第2のアンカ22bに取り付けると、第1のアンカ本体28aを、各々のコネクタストランド59bに沿って、特に第1及び第2の部分120b及び121bに沿って、拡張状態から第1の状態へもたらすことができる。したがって、第2のコネクタストランド59bは、第1のアンカ22aの第1の作動ストランド38aを形成することができる。第2のコネクタストランド59bの第1の部分120bは、第1の作動ストランド38aの取付け部分133aを形成することができ、第2のコネクタストランドの第2の部分121bは、第1の作動ストランド38aの作動部分131aを形成することができる。したがって、第1の作動ストランド38aは、第1のアンカ本体28aに対して補助ストランド33aを形成することができ、第2のアンカ本体28bと一体であることができる。
同様に、第1のコネクタストランド59aが第2のアイレット90bに取り付けられ、これにより、第1のアンカ22aを第2のアンカ22bに取り付けると、第2のアンカ本体28bを、各々のコネクタストランド59aに沿って、特に第1及び第2の部分120a及び121aに沿って、拡張状態から第1の状態へもたらすことができる。したがって、第1のコネクタストランド59aは、第2のアンカ22bの第2の作動ストランド38bを形成することができる。第1のコネクタストランド59aの第1の部分120aは、第2の作動ストランド38bの取付け部分133bを形成することができ、第1のコネクタストランド59aの第2の部分121aは、第2の作動ストランド38bの作動部分131bを形成することができる。したがって、第2の作動ストランド38bは、第2のアンカ本体28bに対して補助ストランド33bを形成することができ、第1のアンカ本体28aと一体であることができる。
アンカアセンブリ20は、少なくとも1つのコネクタ部材63、例えば第1の作動ストランド38aの作動部分131aを第1の作動ストランド38aの取付け部分133aに取り付ける第1のコネクタ部材63aを有することができる。アンカアセンブリ20は、さらに、第2の作動ストランド38bの作動部分131bを第2の作動ストランド38bの取付け部分133bに取り付ける第2のコネクタ部材63bを有することができる。例えば、コネクタ部材63a及び63bのそれぞれは、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bによって形成された各々の引通し部134a及び134bとして構成することができる。一例において、第1の作動ストランド38aの取付け部分133a及び作動部分131aのうちの一方を、他方に通して織り込むか又はさもなければ引き通すことができる。同様に、第2の作動ストランド38bの取付け部分133b及び作動部分131bのうちの一方を、他方に通して押し込むか又はさもなければ引き通すことができる。例示した実施の形態によれば、第1の作動ストランド38aの作動部分131aを、例えば第1のアンカ本体28aから第2のアンカ本体28bに向かう方向に沿って、第1の作動ストランド38aの取付け部分133aを通して織り込むか又はさもなければ引き通すことができ、第2の作動ストランド38bの作動部分131bを、例えば第2のアンカ本体28bから第1のアンカ本体28aに向かう方向に沿って、第2の作動ストランド38bの取付け部分133bを通して織り込むか又はさもなければ引き通すことができる。
つまり、第1の作動ストランド38aの作動部分131aは、第1の引通し部134aを形成するように第1の作動ストランド38aの取付け部分133aを通って延びていることができ、これにより、取付け部分133aは作動部分131aの所定の長さを包囲している。同様に、つまり、第2の作動ストランド38bの作動部分131bは、第2の引通し部134bを形成するために第2の作動ストランド38bの取付け部分133bを通って延びていることができ、これにより、取付け部分133bは作動部分131bの所定の長さを包囲している。第1及び第2の作動部分131a及び131bは、各々の引通し部134a及び134bから下流に延びた各々の末端部135a及び135bを形成する。
操作中、第1及び第2の作動ストランド38a及び38b、特に第1及び第2の作動端部131a及び131bは、それぞれ、アンカ本体28a及び28bを各々の第1の状態から各々の拡張状態へ作動させる作動力Fを受けることができる。作動力Fを、各々の第1及び第2の作動部分131a及び131bにおいて、例えば例示したように第1及び第2の末端部135a及び135bにおいて第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに直接に加えることができるか、又は各々の引通し部134b及び134aの上流の位置において第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに加えることができる。
次いで、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの第1及び第2の作動部分131a及び131bのそれぞれは、それぞれ、間隙24cを狭めるためにアンカ本体28a及び28bのうちの少なくとも一方又は両方をアンカ本体28a及び28bのうちの他方に向かって付勢位置へ付勢する接近力AFを受けることができる。例えば作動力Fが作動部分131a及び131bに加えられるならば、接近力AFは作動力Fの継続であることができる。第1及び第2の作動部分131a及び131bに加えられる接近力AFは第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを緊張状態に配置し、これにより、第1の取付け部分133aは第1の引通し部134aにおいて第1の作動部分131aに第1の圧縮力を加え、第2の取付け部分133bは第2の引通し部134bにおいて第1の取付け部分131bに第2の圧縮力を加える。第1の圧縮力は、第1の作動部分131aが各々の第1のアンカ本体28aに向かう方向に沿って第1の引通し部134aから戻り出ることを防止するために十分であり、第2の圧縮力は、第2の作動部分131bが第2のアンカ本体28bに向かう方向に沿って第1の引通し部134bから戻り出ることを防止するために十分である。
したがって、第1の引通し部134aは、各々のアンカ本体28aを第1の状態から拡張状態へ作動させるために、また間隙24cを狭めるために、第1の作動ストランド38aの第1の部分を第1の作動ストランド38aの第2の部分に対して並進させる摺動部材47を形成することができ、さらに、例えば第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを分離させる相対移動に関して、作動ストランド38aの第1及び第2の部分を互いに固定するロッキング部材64を形成することができる。同様に、第2の引通し部134bは、各々のアンカ本体28bを第1の状態から拡張状態へ作動させるために、また間隙24cを狭めるために、第2の作動ストランド38bの第1の部分を第2の作動ストランド38bの第1の部分に対して並進させる摺動部材を形成することができ、さらに、例えば第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを分離させる相対移動に関して、第2の作動ストランド38bの第1及び第2の部分を互いに固定するロッキング部材64を形成することができる。
ここで図43A及び図43Bを参照すると、アンカアセンブリ20は、図37A〜図37Dに関して上述したような各々のアイレット90aを含む第1のアンカ22aを有することができ、第2のアンカ22bは、図36A及び図36Bに関して上述したように一体の作動ストランド28bを有する各々のアンカ本体28bを有することができる。つまり、上述のように、作動ストランド38a及び38bのうちの一方は、各々のアンカ本体28a及び28bと一体であることができ、作動ストランド38a及び38bのうちの他方は、各々のアンカ本体28a及び28bとは別個であり、作動ストランドをアンカ本体に取り付けるために各々のアンカ本体28a及び28bを通って織り込むことができる。例示した実施の形態によれば、第2のアンカ22bの一体の作動ストランド38bは、第1のアンカ22aの補助作動ストランド38aを形成している。つまり、図7A及び図7Bに関して上述したように、第2のアンカ本体22bの第1の部分41は、各々の作動部分131b及び取付け部分133bの両方を形成することができる。
第2の作動ストランド38bの取付け部分133bは、第1の作動ストランド38bの取付け部分133aと一体であることができる。第1の作動ストランド38aを、図9A〜図9Cに関して上述した形式でアンカ本体に織り込むことができ、これにより、第1の作動ストランド38aは、アンカ本体28aが第1の状態から拡張状態へ作動させられるときにアイレット90aが移動することができる経路を形成することができる。さらに、第1の部分若しくは作動部分131a及び第2の部分若しくは取付け部分133aは、第1のアンカ本体28aから延びており、上述の形式で互いから間隔を置かれている。アンカアセンブリ20は、第1の作動部分131aを補助ストランド33aの別の位置に、例えば第1及び第2の取付け部分133a及び133bのうちの一方又は両方に取り付けるコネクタ部材63を有することができる。例示した実施の形態によれば、コネクタ部材63は、第1の作動部分131aを第2の取付け部分133bに取り付ける。コネクタ部材63は、第1の作動部分131aを、直接に又は間接的に、補助ストランド33aの別の目標位置、例えば、第1及び第2の取付け部分133a及び133bのうちの少なくとも一方又は両方に取り付けるのに適した、本明細書に記載された実施の形態のいずれかに従って構成することができる。
例示した実施の形態によれば、コネクタ部材63は、第1の作動部分131aと、上述したように第2の取付け部分133bであることができる、補助ストランド33aの目標位置とによって形成された、結び目66として構成されている。第1の作動部分131aは、結び目66のポスト端部68を形成することができ、これにより、末端部135aは、結び目66から延びており、第2の作動ストランド38bは、結び目66の自由端部70を形成することができる。例えば、結び目66とアンカ本体28bとの間に配置された第2の作動ストランド38bの部分は、自由端部70の固定部分70aを形成することができ、結び目66と第1のアンカ本体28aとの間に配置された第2の作動ストランド38bの部分は、自由端部70の自由部分70bを形成することができる。
操作中、ポスト端部68、又は第1の作動部分131aが自由端部70、又は第2の作動ストランド38bに対して結び目66を通って摺動可能であるように、結び目66をアンロック状態に配置することができる。つまり、作動力Fを、第1の作動部分131a、特に第1の末端部135aに加えることができ、この作動力Fは、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに張力を生ぜしめ、これにより、第1及び第2のアンカ22a及び22bそれぞれを第1の状態から拡張状態へ作動させる。第1の作動部分131a、特に第1の末端部135aへの接近力AFの提供は、さらに、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに張力を生ぜしめ、これにより、第1及び第2のアンカ22a及び22bを互いに向かって付勢し、間隙24cを狭める。つまり、接近力AFは作動力Fの継続であることができる。
図43A及び図43Bに例示されたコネクタ部材63は、結び目66として例示されているが、コネクタ部材63を、本明細書に記載されたようなあらゆる適切な実施の形態又はあらゆる適切な択一的な実施の形態にしたがって構成することができる。例えば、図43C及び図43Dに例示したように、コネクタ部材63を、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bによって形成された引通し部134として構成することができる。例示した実施の形態によれば、第1の作動ストランド38aは、引通し部134を形成するために第2の作動ストランド38bを通って引き通されている。
特に、第1の作動部分131aは、第2のアンカ本体28bから延びた第2の作動ストランド38bを通って引き通されている。つまり、上述のように、第2の作動ストランド38bの長さは、第1の作動ストランド38aの長さを包囲することができる。択一的に、第1の作動ストランド38aは、引通し部134を形成するために望みに応じた回数だけ第2の作動ストランド38bを通って織り込むことができる。
操作中、第1の作動ストランド38a、特に作動部分131aの末端部135aは作動力Fを受けることができ、この作動力Fは、アンカ本体28aを各々の第1の状態から拡張状態へ作動させ、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bに張力をも生ぜしめる。第1の作動ストランド38aによって第2の作動ストランド38bに生ぜしめられた張力は、第2の作動ストランド38bに作動力Fを加え、これにより、各々の第2のアンカ本体28bを第1の状態から拡張状態へ作動させる。次いで、第1の末端部135aは、接近力AFを受けることができ、この接近力AFは、第1の作動ストランド38aに沿って第2の作動ストランド38bに伝達され、間隙24cを狭めるためにアンカ28a及び28bのうちの少なくとも一方又は両方をアンカ本体28a及び28bのうちの他方に向かって付勢位置へ付勢する。例えば作動力Fが末端部135aに加えられると、接近力AFは作動力Fの継続であることができる。第1及び第2の作動ストランド38a及び38bの両方が緊張状態に配置されると、第2の作動ストランド38bは、引通し部134において第1の作動ストランド38aに圧縮力を加え、この圧縮力は、第1の作動ストランド38aが、第1のアンカ本体28aに向かう方向に沿って第2の引通し部134bから戻り出ることを防止するのに十分である。
したがって、第2の引通し部134は、間隙24cを狭めるために第1の作動ストランド38aを第2の作動ストランド38bに対して並進させる摺動部材47を形成しており、さらに、例えば第1及び第2のアンカ本体28a及び28bを分離させる相対移動に関して、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bを互いに固定するロッキング部材64を形成している。
幾つかのコネクタ部材63は、作動ストランド38a及び38bが互いに直接に取り付けられるように作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方又は両方と一体であるように説明されているが、アンカアセンブリ20は、択一的に又は付加的に、第1及び第2のアンカ22a及び22bを互いに取り付けるために第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの一方又は両方に取り付けられる補助コネクタ部材77として構成されたコネクタ部材63を有することを認識すべきである。補助コネクタ部材77は、択一的に又は付加的に、第1及び第2の作動ストランド38a及び38bのうちの少なくとも一方を、補助コネクタ部材77を形成することもできるコネクタストランドに取り付けることができるか、又は例えば作動ストランド38a及び38bがアイレットを形成しておりかつコネクタストランドがアイレットを通って延びている場合には、第1の作動ストランド38aを第2の作動ストランド38bに取り付けるためにコネクタストランドの複数の部分をそれ自体に取り付けることができる。補助コネクタ部材77は、金属、プラスチック、縫合糸、又はあらゆる適切な択一的な材料から形成することができる。
アンカアセンブリ20は、欠陥部を跨いで取り付けられる一対のアンカ22a及び22bを例示した実施の形態に従って上述されているが、アンカアセンブリ20は、望みに応じてあらゆる形式及び配置で互いに取り付けることができる、望みに応じた数のアンカを有することができる。例えば、図44Aを参照すると、アンカアセンブリ20は、同じ解剖学的欠陥又は異なる解剖学的欠陥であることができる間隙24cの互いに反対の側に取り付けられた、複数の対の第1及び第2のアンカ22a及び22bを有することができる。アンカの各対の第1及び第2のアンカ22a及び22bは、本明細書に記載された実施の形態のいずれか又はあらゆる適切な択一的な実施の形態に従って取り付けることができる。択一的に、図44Bを参照すると、複数の対の第1及び第2のアンカ22a及び22bを、間隙24cを跨いで目標解剖学的構造24に埋め込むことができ、アンカアセンブリ20は、アンカ22a及び22bのそれぞれを共通のハブ240において互いに取り付けるよう構成されたコネクタ部材63を有することができる。コネクタ部材63は、本明細書に記載された形式のあらゆる適切なコネクタ部材として構成することができるか、又は例えばアンカ22a及び22bの取付け部分のうちの少なくとも1つから全てまでと、アンカ22a及び22bのコネクタストランドとを取り付けることができるあらゆる適切な択一的なコネクタとして構成することができる。
ここで図45Aを参照すると、固定キット250は、少なくとも1つのアンカ22と、図1A及び図1Bに例示したように解剖学的構造24にアンカ22を噴射するよう構成された挿入機器252とを有することができる。固定キット250は、単独か、互いに取り付けられているか、又は本明細書に記載された実施の形態のいずれかに従って互いに取り付けられるよう構成された、本明細書に記載されたアンカ22のうちの少なくとも1つ以上から全てまでを含むことができることを認識すべきである。挿入機器252は、中央開口256を備えたカニューレ254と、中央開口256に同軸に挿入可能なプランジャ又はプッシュロッド258とを有することができる。カニューレ254は、鋭い先端260と、先端260から軸方向に延びたスロット268とを有する。
さらに、挿入機器252は、操作レバー264を備えたハンドル262を有する。ハンドル262の一方の端部は、カニューレ254に解離可能に取り付けられており、操作レバー264は、プランジャ258に解離可能に取り付けられている。プランジャ258の外径は、カニューレ254の中央開口256の内径に対応する。後端部において、カニューレ254の中央開口は、入口266においてカニューレ254の後端部に向かって拡大するように円錐形に構成されている。つまり、アンカのアンカ本体28を、第1の状態において、円錐形の入口266を通ってカニューレ254の中央開口256内へ挿入することができ、これにより、アンカ本体28を圧縮することができる。
プランジャ258を前方へ押し付けることによりカニューレ254からアンカ本体28が押し出されると、アンカ本体28は、半径方向に、例えば第2の方向35に拡張することができ(図1A及び図1B参照)、この場合、アンカ本体28を締め付けるために作動ストランド38に引張力が加えられたときにカニューレ254の前面によって保持することができるように、アンカ本体28をカニューレ254の前面により保持することができる。カニューレ254が解剖学的構造24に挿入されたときに作動ストランド38をカニューレ254と並んで導くことができるように、作動ストランド38はスロット268を通って導かれる。作動ストランド38の自由端部において、針270が取り付けられており、この針270は、アンカ22のアンカ本体28が拡張状態に作動させられかつ解剖学的構造24に固定されたときに外科的手技を完了するために使用することができる。
図45Bを参照すると、プランジャ258は、カニューレ254の中央開口256の内径又は横断面寸法よりも小さな外径又は択一的な横断面寸法を有することができる。つまり、プランジャ258がカニューレ254の中央開口256に挿入されると、アンカ22の作動ストランド38をカニューレ254の中央開口256を通って導くことができる。ハンドル262において操作レバー264を作動させることにより、アンカ本体28がカニューレ254の先端部260において中央開口256から出るまで、アンカ22をカニューレ254において前方へ押し付けることができる。アンカ本体28が中央開口256に位置決めされると、カニューレ254の後端部において作動ストランド38を後方へ引っ張ることができ、これにより、アンカ本体28をキャビティ256において拡張状態に作動させることができる。
図46A〜図46Dを参照すると、プランジャ258は中央ボア272を形成していることができ、この中央ボアを通ってアンカ22の作動ストランド38を導くことができる。さらに、カニューレ254は、カニューレ254の先端部260と後端部との間に延びた第1の長手方向開口274を有し、これにより、カニューレ254は全長に亘ってスロットが形成されている。プランジャ258の前端と後端との間にプランジャ258において第2の長手方向開口276が延びており、これにより、プランジャ258も全長に亘ってスロットが形成されている。図46Bに示したように、カニューレ254がプランジャ258に対する第1の回転位置にあるとき、カニューレ254の第1の長手方向開口274は、プランジャ258の第2の長手方向開口276に対して直径方向で反対向きになっている。カニューレ254の第1の回転位置において、アンカ22の作動ストランド38は中央ボア272によって保持されている。アンカ22のアンカ本体28が、アンカ22の作動ストランド38を後方へ引っ張ることにより患者の身体の腔に固定されると、カニューレ254をプランジャ258に対して第2の回転位置へ回転させることができる(図46D)。カニューレ254のこの第2の回転位置において、カニューレ254の第1の長手方向開口274は、プランジャ258の第2の長手方向開口276と整合させられ、挿入機器252をアンカ22の作動ストランド38から開放させることができる。
図47A〜図47Dは、ハンドル262と、図45A〜図46Dの挿入機器252の実施の形態のハンドル262へのカニューレ252の取付けとを例示している。カニューレ254をハンドル262に解放可能に取り付けるよう構成された解放可能なスナップロックを提供するために、ハンドル262の上端は、カニューレ254を挿入することができる溝278と、板ばね279のようなばね部材とを有する。プランジャ258の後端を、操作レバー264の上端に配置された弾性フォーク280にスナップ嵌合させることができる。
図48を参照すると、挿入機器52は、カニューレ254に被せ嵌められた深さ制御チューブ282と、クランピングエレメント284とを有することができる。挿入機器52は、アンカ22をカニューレ254に挿入しかつプランジャ258を挿入することによって術前に準備される。アンカ22及びプランジャ258が挿入されると、第1のタブ286をカニューレ254の後部にスナップ嵌合させることにより挿入機器252の後端に複数のクランピングエレメント284のうちのいずれか1つが取り付けられる。カニューレ254に対するプランジャ258の意図しない移動を防止するために、クランピングエレメント284は、カニューレ254の後端に当接する第2のタブ288と、プランジャ258の後端における拡大した部分に当接する第3のタブ290とを有する。挿入機器252を使用する前に、クランピングエレメント284はカニューレ254から取り外され、ハンドル262がカニューレ254に取り付けられ、挿入機器252を、本明細書で記載された形式で操作することができる。
例示した実施の形態に関連して説明した実施の形態は、例示によって示されており、本発明はしたがって、開示された実施の形態に限定されることを意図されていない。さらに、上述の各々の実施の形態の構造及び特徴は、そうでないことが示されない限り、本明細書に記載されたその他の実施の形態に適用することができる。したがって、当業者は、発明が、例えば添付の請求項によって示されているような発明の思想及び範囲に含まれる全ての変更及び択一的な配列を含むことが意図されていることを認識するであろう。