JP4744191B2 - 生体内組織閉鎖装置 - Google Patents

生体内組織閉鎖装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4744191B2
JP4744191B2 JP2005146076A JP2005146076A JP4744191B2 JP 4744191 B2 JP4744191 B2 JP 4744191B2 JP 2005146076 A JP2005146076 A JP 2005146076A JP 2005146076 A JP2005146076 A JP 2005146076A JP 4744191 B2 JP4744191 B2 JP 4744191B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vivo tissue
closure
holding means
holding
thread
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005146076A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006320511A (ja
Inventor
智司 丸山
政克 川浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TRUMO KABUSHIKI KAISHA filed Critical TRUMO KABUSHIKI KAISHA
Priority to JP2005146076A priority Critical patent/JP4744191B2/ja
Priority to US11/434,925 priority patent/US8133238B2/en
Publication of JP2006320511A publication Critical patent/JP2006320511A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4744191B2 publication Critical patent/JP4744191B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/0057Implements for plugging an opening in the wall of a hollow or tubular organ, e.g. for sealing a vessel puncture or closing a cardiac septal defect
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/0485Devices or means, e.g. loops, for capturing the suture thread and threading it through an opening of a suturing instrument or needle eyelet
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/0057Implements for plugging an opening in the wall of a hollow or tubular organ, e.g. for sealing a vessel puncture or closing a cardiac septal defect
    • A61B2017/00637Implements for plugging an opening in the wall of a hollow or tubular organ, e.g. for sealing a vessel puncture or closing a cardiac septal defect for sealing trocar wounds through abdominal wall
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/0057Implements for plugging an opening in the wall of a hollow or tubular organ, e.g. for sealing a vessel puncture or closing a cardiac septal defect
    • A61B2017/00646Type of implements
    • A61B2017/00659Type of implements located only on one side of the opening
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/04Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
    • A61B17/0487Suture clamps, clips or locks, e.g. for replacing suture knots; Instruments for applying or removing suture clamps, clips or locks
    • A61B2017/0488Instruments for applying suture clamps, clips or locks

Description

本発明は、生体内組織閉鎖装置に関するものである。
従来、血管や他の生体内組織中にカテーテル等の診断或いは治療用装置を挿入してなされる低侵襲手術が広く行なわれている。例えば、心臓の冠状動脈の狭窄の治療においては、その治療処置を行なうために血管内へカテーテル等の器具を挿入することが必要になる。
このようなカテーテルの血管内への挿入は、通常、大腿部を切開して形成した穿刺孔を介して行なわれる。従って、治療処置が終了した後に、穿刺孔の止血を行なう必要があるが、大腿動脈からの出血時の血圧(出血血圧)は高いため、医療従事者が長時間の間、手指で押さえ続ける(用手圧迫)等の過酷な作業が必要となる。
近年、このような止血作業を容易かつ確実に行なうために、傷穴から挿入して血管に形成された穴を閉じる種々の装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、糸が取り付けられた閉鎖部材を血管内に配置し、この糸に沿ってリング(ロッキング部材)を滑らせて移動させ、リングが血管の外側で糸をロックすることで血管に形成された穴を閉鎖する装置が開示されている。
この装置では、リングを糸に何らかの方法で固定することにより、閉塞部材を血管壁に固定するようになっている。
しかしながら、前記特許文献2の装置では、皮下組織内においてリングを糸に固定する操作を行わなければならないので、その固定操作が困難であり、また、リングを糸に固定した後、糸を皮下組織内で切断する操作が必要であるので、血管に形成された穴を閉じる作業に手間と時間がかかる。
また、リングの外径は傷穴に入り得る寸法である必要があるため、リングが小型にならざるを得ず、血管に形成された穴から血管内にリングが落下する虞がある。
特許第3133059号公報
本発明の目的は、生体内組織膜に形成された傷穴を容易、迅速かつ確実に閉じることができて、完全に止血することができるとともに、安全性の高い生体内組織閉鎖装置を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(15)の本発明により達成される。
(1) 生体内組織膜を貫通する傷穴を閉じる生体内組織閉鎖装置であって、
前記生体内組織膜の一方の面側から前記傷穴および前記傷穴の周辺部を覆うシール部と、変形可能な変形部とを有し、前記傷穴を閉じる閉鎖具と、
前記閉鎖具を着脱自在に保持し、前記傷穴に配置するための配置装置とを備え、
前記配置装置は、前記傷穴を貫通可能な長尺状をなし、前記閉鎖具の少なくとも一部を係止する係止手段と、
前記係止手段の基端側に設けられた手元操作部と、
前記係止手段の先端部において前記閉鎖具を着脱自在に保持する保持手段と、
前記閉鎖具の保持状態を解除する解除手段とを備え、
前記手元操作部の操作により、前記係止手段に前記閉鎖具が係止された状態で、前記閉鎖具と前記係止手段とが相対的に移動することによって、前記変形部が変形し、該変形が完了した後、前記解除手段により前記閉鎖具の保持状態が解除される一連の動作が連続的に行なわれるよう構成されており、
前記手元操作部は、操作部本体と、
前記操作部本体に対して移動可能に設けられ、前記保持手段を支持する保持手段支持部と、
前記保持手段を前記保持手段支持部に着脱自在に連結する連結手段とを有し、
前記保持手段は、2つの端部を有する糸状体であり、
前記糸状体は、前記閉鎖具を挿通して前記配置装置の先端部で折り返されて前記閉鎖具を保持した状態で、前記連結手段により該糸状体の少なくとも一方の端部が前記保持手段支持部に着脱自在に連結されていることを特徴とする生体内組織閉鎖装置。
(2) 前記配置装置は、前記係止手段の外表面を覆い、先端部において前記閉鎖具の少なくとも一部を覆うカバー手段をさらに有し、
前記一連の動作において、前記変形部が変形する前に、前記手元操作部の操作により、前記カバー手段が前記変形部に対して基端方向へ移動し、前記カバー手段の先端部から前記変形部が離脱し、該変形部が変形可能になるよう構成されている上記(1)に記載の生体内組織閉鎖装置。
) 前記保持手段が前記閉鎖具を牽引することにより、前記係止手段の先端部に前記変形部が係止されて該変形部が変形するよう構成されている上記(1)または(2)に記載の生体内組織閉鎖装置。
) 前記係止手段が管状体であり、前記保持手段は前記係止手段の管腔内に挿入されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
記手元操作部の操作により、前記保持手段支持部が基端方向へ移動することで、前記保持手段が基端方向へ移動して前記閉鎖具を牽引するよう構成されている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
) 前記配置装置は、前記係止手段の外表面を覆い、先端部において前記閉鎖具の少なくとも一部を覆うカバー手段を有し、
前記手元操作部は、前記操作部本体に対して移動可能に設けられ、前記カバー手段を支持するカバー手段支持部をさらに有し、
前記手元操作部の操作により、前記カバー手段支持部が基端方向へ移動することで、前記カバー手段が基端方向へ移動して前記カバー手段の先端から前記閉鎖具の変形部が離脱するよう構成されている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
記手元操作部の操作により、前記閉鎖具の変形部の変形が完了した後、前記解除手段により前記連結手段による前記保持手段と前記保持手段支持部との連結が解除され、これにより前記保持手段による前記閉鎖具の保持状態が解除されるよう構成されている上記()に記載の生体内組織閉鎖装置。
) 前記解除手段は、前記カバー手段支持部が基端方向へ移動することで、前記連結手段による前記保持手段と前記保持手段支持部との連結を解除するよう構成されている上記()に記載の生体内組織閉鎖装置。
) 前記解除手段は、前記操作部本体に対して変位可能に設けられ、前記連結手段を支持する連結手段支持部と、
前記カバー手段支持部に設けられ、前記連結手段支持部を変位させる変位部とを備え、
前記手元操作部の操作により、前記カバー手段支持部が基端方向へ移動することで、前記変位部により前記連結手段支持部が変位し、これにより前記連結手段による前記保持手段と前記保持手段支持部との連結が解除されるよう構成されている上記()に記載の生体内組織閉鎖装置。
10) 前記カバー手段支持部と前記保持手段支持部との間に、これらの移動方向に沿って収縮可能な弾性部材を有し、
前記保持手段支持部は、前記弾性部材を介し、前記カバー手段支持部により押されて基端方向へ移動し、前記閉鎖具の変形部の変形が完了して前記保持手段支持部が停止すると、前記弾性部材が収縮することにより前記カバー手段支持部がさらに移動し得るよう構成されている上記()ないし()のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
(11) 前記閉鎖具は、前記変形部が所定の形態になった状態で、その状態を保持する固定部を有する上記()ないし(10)のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
12) 前記固定部は、移動可能な結び目を有する糸状体であり、
前記一連の動作において、前記保持手段により前記閉鎖具が牽引され、前記結び目が前記固定部の糸状体上を移動し、これにより前記変形部が所定の形態に変形してその状態が保持されるよう構成されている上記(11)に記載の生体内組織閉鎖装置。
13) 前記結び目は、クリンチ・ノットである上記(12)に記載の生体内組織閉鎖装置。
14) 前記保持手段が、前記閉鎖具の前記固定部を保持している上記(11)ないし(13)のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
15) 前記シール部は、板状をなし、
前記変形部は、前記シール部に対して略垂直な方向に伸び、前記シール部に対して略平行な方向に縮小した第1の形態と、前記シール部に対して略垂直な方向に縮み、前記シール部に対して略平行な方向に拡張した第2の形態との間において変形可能である枠状をなす上記(1)ないし(14)のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
本発明によれば、手元操作部の操作により、閉鎖具の変形部が変形し、その変形が完了して傷穴が閉じられた後、配置装置と閉鎖具との連結(閉鎖具の保持状態)が解除されるまでの一連の動作が連続的に行なわれるので、片手でも容易に操作することができ、血管壁等の生体内組織膜に形成された傷穴に対し、止血作業を容易、迅速かつ確実に行なうことができる。すなわち、傷穴を容易、迅速かつ確実に閉じる(閉鎖する)ことができ、完全に止血することができる。
また、閉鎖具の変形部の変形が完了した後に配置装置と閉鎖具との連結(閉鎖具の保持状態)が解除されるので、非常に安全かつ確実に止血作業を行うことができる。
以下、本発明の生体内組織閉鎖装置を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の生体内組織閉鎖装置の実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す生体内組織閉鎖装置の閉鎖具を示す斜視図、図3は、図1に示す生体内組織閉鎖装置の閉鎖具の結び目の一例を示した説明図、図4は、図1に示す生体内組織閉鎖装置の閉鎖具の結び目の他例を示した説明図、図5は、図1に示す生体内組織閉鎖装置の手元操作部の内部構造を示す斜視図、図6〜図8は、それぞれ、図1に示す生体内組織閉鎖装置の手元操作部の所定の部品を示す斜視図、図9は、図1に示す生体内組織閉鎖装置の先端部を示す斜視図であり、図9(a)は、外観図、図9(b)は、透視図(カバーチューブを除去した状態を示す図)、図10は、図1に示す生体内組織閉鎖装置の糸支持部、ピンおよび糸を示す斜視図、図11〜図23は、それぞれ、図1に示す生体内組織閉鎖装置の作用(動作)を説明するための斜視図である。
なお、図10では、糸8については、その全体図も模式的に示されている。また、図11において、固定チューブ7は、破線で、模式的に示されている。
また、説明の都合上、図1、図5〜図10、図12〜図23において、図中の矢印Aの方向を「先端」、矢印Bの方向(手元側)を「基端」、矢印Cの方向を「上」、矢印Dの方向を「下」、図2〜図4、図11において、図中の上側を「基端」、下側を「先端」として説明する。
これらの図に示す生体内組織閉鎖装置1は、例えば、血管等の生体管腔、生体内部器官、生体内部組織等の生体内組織膜に形成され、経皮的に貫通した傷穴(生体内組織膜を貫通する傷穴)を閉じる(閉鎖する)装置である。
図1および図2に示すように、生体内組織閉鎖装置1は、先端部が生体内組織膜を貫通する傷穴を貫通可能であり、基端側に手元操作部9を有する長尺状の配置装置(移送・変形手段)3と、配置装置3の先端部において着脱自在に保持(連結)され、生体内組織膜を貫通する傷穴を閉じる閉鎖具(生体内組織閉鎖具)であるクリップ4とを備えている。
クリップ4は、クリップ本体(閉鎖具本体)40と、固定部である糸(第1の糸状体)46とを有し、クリップ本体40は、シール部41と、変形可能な変形部42と、シール部41と変形部42とを接続する接続部44とで構成されている。また、糸46は、結び目461および輪462を有している。なお、このクリップ4については、後に詳述する。
配置装置3は、先端部が傷穴を貫通し、中心部に軸線方向に貫通する貫通孔51を有するシース(長尺状の管体)5内に挿入、すなわち、シース5に着脱自在に装着して用いられる(図12〜図14参照)。これらシース5および配置装置3により、長尺状の本体部2が構成される。また、止血作業(傷穴を閉じる作業)の際は、これらシース5および配置装置3の先端部と、クリップ4とが、それぞれ、傷穴を貫通する。すなわち、傷穴から血管等の生体の管腔(生体管腔)内に挿入される。
シース5は、略円筒状をなし、その基端部にハブ52を有している。また、ハブ52の内周側には、図示しない止血弁が設置されている。
このシース5としては、例えば、カテーテルを用いた治療(PCI)や診断(CAG)の処置後に留置されているシース(イントロデューサシース)を用いてもよく、また、この生体内組織閉鎖装置1専用のものであってもよい。
なお、本実施形態では、本体部2の構成要素にシース5が含まれているが、本体部2の構成要素にシース5が含まれていなくてもよい。
図1および図5に示すように、配置装置3は、クリップ4(クリップ4の糸46)に対して着脱自在に連結し、クリップ4(クリップ4の糸46)を保持する保持手段である糸(第2の糸状体)8と、先端部が傷穴を貫通可能な長尺状の第1の管状部材(管状体)であるカバーチューブ(カバー手段)6と、先端部が傷穴を貫通可能な長尺状の第2の管状部材(管状体)である固定チューブ(係止手段)7と、手元操作部9とを有している。クリップ4(クリップ4の糸46)は、この配置装置3の先端部において、糸8により着脱自在に保持される。
また、固定チューブ7は、カバーチューブ6の管腔内(内側)に、同心的に設置(挿入)されており、カバーチューブ6は、固定チューブ7に対して、それらの長手方向に移動(摺動)し得るようになっている。また、糸8は、固定チューブ7の管腔内(内側)に設置(挿入)されており、その固定チューブ7に対して、固定チューブ7の長手方向に移動し得るようになっている。また、手元操作部9は、固定チューブ7およびカバーチューブ6の基端部に設けられている。
ここで、カバーチューブ6の基端部は、手元操作部9の後述するカバーチューブ支持部(カバー手段支持部)14の先端部に固定(支持)されている。図9に示すように、このカバーチューブ6の先端部には、クリップ4の変形部42が着脱自在に装着(挿入)される。この場合、カバーチューブ6の先端部の管腔内にクリップ4の変形部42が挿入保持されることにより、そのクリップ4が装着される。
また、配置装置3(カバーチューブ6)を、シース5の基端側からシース5の貫通孔51に挿入し、シース5に装着したとき、シース5の先端からカバーチューブ6の先端部が露出するようになっている(シース5の先端がカバーチューブ6の先端より基端側に位置するようになっている)。
このカバーチューブ6により、固定チューブ7の外表面が覆われ、その先端部においてクリップ4の少なくとも一部、本実施形態では変形部42が覆われる。
固定チューブ7は、比較的硬い構成材料で形成されており、その基端部にハブ72を有している。このハブ72は、手元操作部9の後述する糸支持部15の内部に位置し、後述する操作部本体11に固定(支持)されている。
また、配置装置3(固定チューブ7)を、シース5の基端側からシース5の貫通孔51に挿入し、シース5に装着したとき、シース5の先端が固定チューブ7の先端より基端側に位置し、かつ、図9に示すように、固定チューブ7の先端がカバーチューブ6の先端より基端側に位置するようになっている。
この固定チューブ7は、糸8によりクリップ4の糸46が基端方向へ牽引される際、固定チューブ7の先端部71にクリップ4の糸46の結び目461が係止され、さらに、この結び目461を介して変形部42が係止され(間接的に係止され)、これにより結び目461を先端方向へ移動させることにより、糸46を締め付けて変形部42を変形させる機能を有する。
図1、図5〜図8に示すように、手元操作部9は、操作部本体11と、レバー(操作部材)12と、ストロークバー13と、カバーチューブ6を支持するカバーチューブ支持部14と、糸8を支持する糸支持部(保持手段支持部)15と、糸支持部15に挿入され、糸8を糸支持部15に着脱自在に連結するピン(連結手段)17と、ピン17を支持するピン支持部であるリフター(連結手段支持部)16と、コイルバネ(バネ)18とを有している。
操作部本体11は、外観形状が略直方体形状をなす箱状をなしている。操作部本体11の先端部には、前記シース5のハブ52に嵌合するコネクタ111が設けられている。このコネクタ111は、そのハブ52に係合し得る4つの爪を有している。また、操作部本体11の基端部には、下方に向って突出した操作時に指掛け部として作用する突出部が形成されている。
この操作部本体11の内部には、カバーチューブ支持部14および糸支持部15が、それぞれ、配置装置3の長手方向に移動可能に設置されている。
また、糸支持部15は、カバーチューブ支持部14の内部に配置されており、これらカバーチューブ支持部14の先端部と糸支持部15の先端部との間に、コイルバネ18が設置されている。このコイルバネ18は、これらカバーチューブ支持部14および糸支持部15の移動方向に沿って収縮可能な(伸縮可能な)弾性部材である。
レバー12は、その一端側(図1および図5中右側)において、操作部本体11に対して回動自在に設置されている。また、カバーチューブ支持部14の基端部には、ストロークバー13の基端部が回動自在に設置され、ストロークバー13の先端部は、レバー12の他端側(図1および図5中左側)に回動自在に設置されている。これにより、レバー12を操作すると(回動させると)、ストロークバー13を介して、カバーチューブ支持部14が移動する。
この場合、レバー12が手元操作部9の基端側に倒れるようにそのレバー12を操作すると(図1および図5中時計周りに回動させると)、カバーチューブ支持部14は基端方向に移動し、レバー12が手元操作部9の先端側に倒れるようにそのレバー12を操作すると(図1および図5中反時計周りに回動させると)、カバーチューブ支持部14は先端方向に移動する。なお、生体内組織閉鎖装置1の組み立て完了時には、レバー12は、図1および図5に示す位置にあり、傷穴を閉じる際は、そのレバーを図1および図5中時計周りに回動操作する。
ここで、ストロークバー13は、レバー12が手元操作部9の先端側に倒れた状態(初期状態)のときに山形になるように中央部分が屈曲している。このように構成することにより、初期状態のときに、ストロークバー13とレバー12とが接続している点が、ストロークバー13とカバーチューブ支持部14とが接続している点と、レバー12が回動する際の支持点(回動軸)とを直線で結ぶ延長線上か、あるいはその線上よりも下側に位置するようにできるため、カバーチューブ支持部14の移動方向の力が働いてもレバー12を動かす方向に力が及ばず、レバー12を操作していないのに不本意にレバー12やストロークバー13が動く(基端側にずれる)のを防止することができる。
図10に示すように、糸支持部15の先端部には、固定チューブ7が挿通する孔部151が形成されている。また、糸支持部15の基端部には、ピン17が挿入される孔部152と、この孔部152に対応する位置に配置され、糸8が挿通し得る孔部153とが、それぞれ形成されている。
糸8は、1本の糸(糸状体)を折り返してなり、一方の端部が折り返し部81となる二重糸(二重糸状体)で構成されている。また、糸8は、1本の糸の状態で糸支持部15の基端部に形成されている孔部154を挿通した後、その両端部が結び付けられ、糸支持部15に取り付けられている。
この糸8は、クリップ4(クリップ4の糸46の輪462)を挿通して配置装置3の先端部で折り返されてクリップ4を保持した状態で、折り返し部81にピン17が挿通し、そのピン17により折り返し部81が糸支持部15に着脱自在に連結されている。そして、前述したように、他方の端部(折り返し部81と反対側の端部)は、糸支持部15に取り付けられている。
なお、糸8の折り返し部81にピン17を挿通する際は、孔部153から返し部81を外部に引き出し、ピン17を孔部152に挿入する。
また、操作部本体11の内部であって、カバーチューブ支持部14の基端側には、リフター16が上方に移動可能(変位可能)に設置されている。このリフター16は、枠状をなしており、平面視で、この枠内に、ピン17が挿入される孔部152が位置するようになっている。これにより、ピン17を孔部152内に挿入すると、ピン17は、リフター16に支持される。
また、リフター16には、突起(第1の突起)161が4つ形成されている。各突起161は、それぞれ、リフター16の側部から側方に向って突出している。
一方、カバーチューブ支持部14には、前記対応する突起161に当接してリフター16を上方に移動(変位)させる変位部である突起(第2の突起)141が4つ形成されている。各突起141は、それぞれ、カバーチューブ支持部14の上部から上方に向って突出している。
ここで、手元操作部9の操作、すなわち、レバー12の回動操作により、カバーチューブ支持部14が基端方向へ移動すると、糸支持部15は、そのカバーチューブ支持部14を介して基端方向へ移動する。すなわち、前述したように、カバーチューブ支持部14の先端部と糸支持部15の先端部との間には、コイルバネ18が設置されているので、手元操作部9の操作により、カバーチューブ支持部14が基端方向へ移動すると、糸支持部15は、コイルバネ18を介し、カバーチューブ支持部14により押されて基端方向へ移動する。そして、クリップ4の変形部42の変形が完了すると共に糸支持部15が停止すると、コイルバネ18が収縮することによりカバーチューブ支持部14のみが、さらに基端方向へ移動することができる。
そして、手元操作部9の操作により、カバーチューブ支持部14がさらに基端方向へ移動すると、突起141により突起161が上方に押されてリフター16が上方に移動し、これによりピン17が上方(糸支持部15から抜ける方向)に移動してピン17による糸8と糸支持部15との連結が解除され、これにより糸8とクリップ4との連結が解除される。すなわち、糸8によるクリップ4の保持状態が解除される。従って、前記リフター16、各突起161および各突起141により、糸8とクリップ4との連結(または、糸8と配置装置3との連結)を解除、すなわち、糸8によるクリップ4の保持状態を解除する解除手段が構成される。
次に、クリップ4について説明する。
図2に示すように、クリップ(閉鎖具)4は、クリップ本体(閉鎖具本体)40と、固定部である糸(第1の糸状体)46とを有している。
クリップ本体40は、シール部41と、変形可能な変形部42と、シール部41と変形部42とを接続する接続部44とで構成されている。これらシール部41、変形部42および接続部44、すなわち、クリップ本体40は、同一の材料で一体的に形成されているのが好ましい。
シール部41は、生体内組織膜の一方の面(内面)側から傷穴の周辺部(生体内組織膜の傷穴を含む部分)に密着して傷穴および傷穴の周辺部を覆う平面部(平面)412を有する部材であり、板状をなしている。
このシール部41における後述する変形部42が接続された面(図2中上側の面)は、略平面をなしている。
変形部42は、略菱形の枠状体からなるパンタグラフ様形状をなしており、接続部44を介してシール部41の平面部412の略中央に連結(接続)されている。
すなわち、変形部42は、シール部41に対して略垂直な方向に伸び、シール部41に対して略平行な方向に縮小した第1の形態と、シール部41に対して略垂直な方向に縮み、シール部41に対して略平行な方向に拡張した第2の形態との間において変形可能である枠状をなしている。従って、この変形部42は、図2に示す基本形態(基本形状)から、傷穴を通過可能な形態や、生体内組織膜の他方の面(外面)側からシール部41とで生体内組織膜を挟み、傷穴を閉じることが可能な形態等、前記第1の形態と前記第2の形態との間の任意の形態に変形することができる。
生体内組織膜が、血管壁(生体管腔壁)である場合は、前記一方の面は、血管壁(生体管腔壁)の内面であり、前記他方の面は、血管壁(生体管腔壁)の外面である。
ここで、本実施形態では、変形部42は、帯状体を4回屈曲させて四角形の環状をなす形状(帯状体を複数回屈曲させて多角形の環状をなす形状)としたものである。すなわち、変形部42は、4つのリンクを一体的に形成してなり、ヒンジ状に屈曲可能な4つの角部を有する四角形(四角形の枠状)をなしている。そして、図2中上下方向の対角位置にある2つの角部421、422のうちの図2中下側(シール部41側)の角部422が、接続部44を介してシール部41の平面部412略中央に連結され、接続部44の図2中上側の端部に対して移動不可能な不動部となっている。
これにより、変形部42は、角部421と角部422とが接近、離間するように変形する、すなわち直行する2方向へ伸縮変形することができ、かつ、シール部41に対し、揺動することもできる。
また、2つの角部421、422のうちの図2中上側(シール部41と反対側)の角部421の上面(シール部41と反対側の表面)は、湾曲凸面をなしている。この変形部42の角部421(変形部42のシール部41と反対側の端部)の中央付近には、2つの孔(貫通孔)425および428が形成され、角部422の中央付近には、2つの孔(貫通孔)426および427が形成されている。
また、接続部44は、板状をなしており、その中央付近には、孔(貫通孔)441が形成されている。この接続部44により、シール部41と変形部42の角部422とを所定距離離間させることができる。
糸46は、変形部42のシール部41と反対側の端部側と、変形部42のシール部41側の端部側とに掛けられ、クリップ本体40に取り付けられている。本実施形態では、糸46は、変形部42の角部421(変形部42のシール部41と反対側の端部)および接続部44を貫通した状態で、変形部42の角部421と接続部44とに掛けられている。すなわち、この糸46は、図2中上側から、順次、変形部42の角部421の孔425を挿通(貫通)し、角部422の孔426を挿入し、接続部44の孔441を挿通し、角部422の孔427を挿通し、角部421の孔428を挿通し、その角部421側(変形部42の外側)で、図3または図4に示すような形状の結び目461を形成している。このような結び目は、クリンチ・ノット(Clinch Knot)と呼ばれる。また、結び目461の図2中上側には、糸8が挿通する輪462が形成されている。
結び目461は、先端方向、すなわち、図2中下方に移動可能な結び方になっており、この結び目461を、糸46上を先端方向に移動させて糸46を締め付けることにより、変形部42が前記第1の形態と前記第2の形態との間の所定の形態に変形し、その状態を保持することができる。糸46が、変形部42が前記所定の形態になった状態を保持しているとき、その結び目461は、変形部42のシール部41と反対側の端部、すなわち、角部421に位置する。結び目461は、糸46上を強く締め付けているため、強い力が加えられない限り自然に基端方向に移動することはない。
前記結び目461は、固定チューブ7の内径よりも大きく形成され、また、前記輪462は、固定チューブ7の内径よりも小さく形成されている。これにより、固定チューブ7によって、クリップ4の糸46の結び目461を移動させ、糸46を締め付けて変形部42を変形させる際、輪462は、固定チューブ7の管腔内に入ることができ、また、結び目461が固定チューブ7の管腔内に入ってしまうことを防止することができ、確実に、結び目461を移動させることができる。このようにして、糸46は変形部42の固定部として機能する。
前述したように、糸8は、糸46の輪462を挿通した状態で、固定チューブ7の管腔内を挿通する。
なお、前記糸46がこの糸8を兼用していてもよい。
また、前記糸46は、1本の糸(糸状体)を折り返してなり、一方の端部が折り返し部となる二重糸(二重糸状体)で構成され、その折り返し部により、輪462が形成されていてもよい。
前記クリップ4のクリップ本体40の少なくとも一部は、生体吸収性材料で構成されるのが好ましく、特に、クリップ本体40の主要部分(大部分)は、生体吸収性材料で全体を一体的に構成されるのが好ましい。これにより、クリップ本体40の主要部分が所定期間後に生体に吸収され、最終的に生体内に残らないので、人体への影響をなくすことができる。また、糸46も生体吸収性材料で構成されるのが好ましい。
用いられる生体吸収性材料としては、例えば、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリジオキサノン等の単体、あるいはこれらの複合体が挙げられる。
なお、クリップ4のクリップ本体40の構成材料としては、生体吸収性材料に限らず、例えば、樹脂や金属等の生体適合性材料を用いることができる。また、糸46の構成材料も生体吸収性材料には限定されない。
また、前記クリップ4のクリップ本体40としては、特に、変形部42の変形機能に求められる材料物性としては、ヒンジ特性に優れたものであることが望ましい。具体的には、引張り強さ250〜500(Kg/cm2)、伸び150〜800%、引張弾性率8〜20(×103Kg/cm2)、曲げ強さ300〜700(Kg/cm2)のものが好ましい。これらの物性値を満たすことによって、クリップ本体40は、ヒンジ特性に優れ、変形部42が所望の変形能を有することができる。
図11に示すように、クリップ4の変形部42がカバーチューブ6の先端部から離脱し、その変形部42が変形可能な状態で、糸8によりクリップ4の糸46が基端方向へ牽引されると、固定チューブ7の先端部71にクリップ4の糸46の結び目461が係止され、さらに、この結び目461を介して変形部42が係止され(間接的に係止され)、これにより結び目461が先端方向に移動して、糸46が締め付けられ、変形部42が変形する。
この場合、クリップ4がカバーチューブ6に装着されているときは、クリップ4の変形部42は、図11(a)に示すように、シール部41に対して略垂直な方向に伸び、シール部41に対して略平行な方向に縮小した形態をなしている。そして、結び目461が先端方向に移動して糸46が締め付けられるにつれて、変形部42の角部421が図11中下側に移動してゆき、その変形部42は、図11(a)に示す形態から、図11(b)に示す形態、図11(c)に示す、シール部41と変形部42で生体内組織膜を挟み、傷穴を閉じることが可能な形態へと、連続的に変形する。すなわち、変形部42は、シール部41に対して略垂直な方向に縮み、シール部41に対して略平行な方向に拡張してゆく。
また、前述したように、結び目461は、強い力が加えられた場合にのみ先端方向へ移動可能な結び方になっているので、糸46により、変形部42が所定の形態になった状態が保持される。
このように、このクリップ4によれば、変形部42の変形の度合いを連続的に規制(調整)することができる(2つの角部421、422の間の距離を連続的に規制(調整)することができる)。すなわち、変形部42が所望の形態になった状態で、その状態を保持することができる。これにより、例えば、血管壁のような生体内組織膜が厚い人、薄い人、硬い人、軟らかい人等、種々の場合に対応することができる(様々な生体内組織膜の状態(状況)に対応することができる。
なお、本発明では、クリップ(閉鎖具)の構成は、シール部および変形部を有しているものであれば、前記のものに限定されないことは言うまでもない。
例えば、本発明では、クリップの変形部の形状は、四角形に限らず、他の多角形でもよく、また、円環状、楕円環等の角のない枠状であってもよい。
また、クリップの変形部は、例えば、樹脂材料(合成樹脂材料)を主材料とするスポンジ状の多孔質体(多孔質材料)等で構成することができる。
また、クリップの固定部は、糸状体には限定されない。
次に、生体内組織閉鎖装置1を用いて行なう止血作業の手順(生体内組織閉鎖装置1の作用)について説明する。
図12に示すように、カテーテルを用いた治療(PCI)や診断(CAG)の処置後、シース5が留置されており、このシース5を用いる。シース5の先端部は、傷穴を貫通し、血管内に挿入されている。
次に、図13に示すように、配置装置3をシース5の基端側からシース5の貫通孔51に挿入してゆき、図14に示すように、配置装置3のコネクタ111とシース5のハブ52とを嵌合させる。これにより、図14および図15に示すように、シース5の先端部からカバーチューブ6の先端部が突出するとともに、クリップ4のシール部41が突出し、血管内に挿入される。
次に、図16および図17に示すように、本体部2(配置装置3)をゆっくり傷穴から引き抜く方向に移動させ、クリップ4のシール部41で血管壁の内側から傷穴および傷穴の周辺部を覆う(シール部41の位置決めを行なう)。クリップ4の変形部42は、血管の外側に移動する。
なお、術者は、前記シール部41で傷穴および傷穴の周辺部を覆う際の作業(操作)においては、本体部2を傷穴から引き抜く方向に移動させた際、シール部41が傷穴およびその周辺組織に当接したときの抵抗(面当て抵抗)を感知すると、シール部41が傷穴およびその周辺組織に当接し(面当てされ)、シール部41の位置決めが完了したものと判断する。
次に、手元操作部9のレバー12を回動操作する。これにより、カバーチューブ支持部14とともにカバーチューブ6がクリップ4の変形部42に対して基端方向へ移動し、カバーチューブ6の先端部から変形部42が離脱し、変形部42が変形可能になり、この後、糸8によりクリップ4の糸46が牽引され、固定チューブ7の先端部71に変形部42が係止されてその変形部42が変形し、その変形が完了した後、糸8とクリップ4の糸46との連結(糸8によるクリップ4の保持状態)が解除される一連の動作が連続的に行なわれる。以下、これらの動作(作用)を順次説明する。
手元操作部9のレバー12を回動操作すると、まず、図18〜図20に示すように、カバーチューブ支持部14とともにカバーチューブ6がクリップの変形部42に対して基端方向へ移動し、カバーチューブ6の先端部から変形部42が離脱し、変形部42が変形可能になる。
また、カバーチューブ支持部14が基端方向へ移動すると、糸支持部15は、コイルバネ18を介し、カバーチューブ支持部14により押されて基端方向へ移動する。これにより、糸8が基端方向へ移動し、その糸8によりクリップ4の糸46が基端方向へ牽引され、固定チューブ7の先端部71にクリップ4の糸46の結び目461が係止され、さらに、この結び目461を介して変形部42が係止され(間接的に係止され)、これにより結び目461が先端方向に移動して、糸46が締め付けられ、変形部42が変形する。
これにより、変形部42が血管壁の外側から傷穴および傷穴の周辺部を覆い、シール部41が血管壁の内側から傷穴および傷穴の周辺部を覆い、これらシール部41と変形部42とで血管壁が挟み込まれ、傷穴が閉じる。そして、糸46により、変形部42が前記の形態になった状態が保持(固定)される。
前記変形部42の変形が完了すると(傷穴が閉じられると)、変形部42はそれ以上変形できなくなるので、糸8が張り、その糸8および糸支持部15が移動できなくなり、停止する。しかし、カバーチューブ支持部14は、コイルバネ18が収縮することにより、さらに基端方向へ移動することができる。このコイルバネ18により、より確実に、クリップ4の変形部42の変形が完全に完了した後に、糸8とクリップ4の糸46との連結を解除することができる。
手元操作部9のレバー12をさらに回動操作すると、図21および図22に示すように、コイルバネ18が収縮することにより、カバーチューブ支持部14は、さらに基端方向へ移動する。そして、カバーチューブ支持部14の突起141がリフター16の突起161の位置まで移動すると、突起141により突起161が上方に押されてリフター16が上方に移動し、これによりピン17が上方(糸支持部15から抜ける方向)に移動する。これにより、ピン17による糸8と糸支持部15との連結が解除され、これによって糸8とクリップ4の糸46との連結が解除される。すなわち、糸8の折り返し部81がピン17から外れ、その糸8をクリップ4の糸46の輪462から抜き取ることができるようになる。
最後に、図23に示すように、本体部2を抜去し、クリップ4が生体内に配置(留置)される。
以上説明したように、この生体内組織閉鎖装置1によれば、手元操作部9の操作、特に、レバー12を回動させるだけの操作により、クリップ4の変形部42が変形し、その変形が完了して傷穴が閉じられた後、糸8とクリップ4との連結(糸8によるクリップ4の保持状態)が解除されるまでの一連の動作が連続的に行なわれるので、片手でも容易に操作することができ、血管壁等の生体内組織膜に形成された傷穴に対し、止血作業を容易、迅速かつ確実に行なうことができる。すなわち、傷穴を容易、迅速かつ確実に閉じる(閉鎖する)ことができ、完全に止血することができる。
また、クリップ4の変形部42の変形が完了した後に糸8とクリップ4との連結が解除されるので、非常に安全かつ確実に止血作業を行うことができる。
また、クリップ4の変形部42が第1の形態と第2の形態との間の所望の形態になった状態で、糸46により、その状態を保持することができる。これにより、様々な生体内組織膜の状態(状況)に対応することができる。
また、変形部42を容易かつ確実に変形させることができ、これにより、仮に止血不良が生じたとしても、そのときは変形部42がシール部41に対して略平行な方向に確実に広がっており、このため、その後、用手圧迫止血を行なうことができ、非常に安全に止血作業を行うことができる。
以上、本発明の生体内組織閉鎖装置を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。また、本発明に、他の任意の構成物が付加されていてもよい。
例えば、上記実施形態では糸46の2つの端部のうち、一方を手元操作部9内に固定し、他方を連結解除されるものとしたが、両端とも同時に解除されるものとすることもできる。そのように構成すれば、糸46はクリップ4に接続されたまま生体側に残ることとなる。その後、糸46は術者の手技により、自由に除去することができる。
本発明の生体内組織閉鎖装置の実施形態を示す斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の閉鎖具を示す斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の閉鎖具の結び目の一例を示した説明図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の閉鎖具の結び目の他例を示した説明図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の手元操作部の内部構造を示す斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の手元操作部の所定の部品を示す斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の手元操作部の所定の部品を示す斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の手元操作部の所定の部品を示す斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の先端部を示す斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の糸支持部、ピンおよび糸を示す斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の作用(動作)を説明するための斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の作用(動作)を説明するための斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の作用(動作)を説明するための斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の作用(動作)を説明するための斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の作用(動作)を説明するための斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の作用(動作)を説明するための斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の作用(動作)を説明するための斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の作用(動作)を説明するための斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の作用(動作)を説明するための斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の作用(動作)を説明するための斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の作用(動作)を説明するための斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の作用(動作)を説明するための斜視図である。 図1に示す生体内組織閉鎖装置の作用(動作)を説明するための斜視図である。
符号の説明
1 生体内組織閉鎖装置
2 本体部
3 配置装置
4 クリップ
40 クリップ本体
41 シール部
412 平面部
42 変形部
421、422 角部
423 上面
425〜428 孔
44 接続部
441 孔
46 糸
461 結び目
462 輪
5 シース
51 貫通孔
52 ハブ
6 カバーチューブ
7 固定チューブ
71 先端部
72 ハブ
8 糸
81 折り返し部
9 手元操作部
11 操作部本体
111 コネクタ
12 レバー
13 ストロークバー
14 カバーチューブ支持部
141 突起
15 糸支持部
151〜154 孔部
16 リフター
161 突起
17 ピン
18 コイルバネ

Claims (15)

  1. 生体内組織膜を貫通する傷穴を閉じる生体内組織閉鎖装置であって、
    前記生体内組織膜の一方の面側から前記傷穴および前記傷穴の周辺部を覆うシール部と、変形可能な変形部とを有し、前記傷穴を閉じる閉鎖具と、
    前記閉鎖具を着脱自在に保持し、前記傷穴に配置するための配置装置とを備え、
    前記配置装置は、前記傷穴を貫通可能な長尺状をなし、前記閉鎖具の少なくとも一部を係止する係止手段と、
    前記係止手段の基端側に設けられた手元操作部と、
    前記係止手段の先端部において前記閉鎖具を着脱自在に保持する保持手段と、
    前記閉鎖具の保持状態を解除する解除手段とを備え、
    前記手元操作部の操作により、前記係止手段に前記閉鎖具が係止された状態で、前記閉鎖具と前記係止手段とが相対的に移動することによって、前記変形部が変形し、該変形が完了した後、前記解除手段により前記閉鎖具の保持状態が解除される一連の動作が連続的に行なわれるよう構成されており、
    前記手元操作部は、操作部本体と、
    前記操作部本体に対して移動可能に設けられ、前記保持手段を支持する保持手段支持部と、
    前記保持手段を前記保持手段支持部に着脱自在に連結する連結手段とを有し、
    前記保持手段は、2つの端部を有する糸状体であり、
    前記糸状体は、前記閉鎖具を挿通して前記配置装置の先端部で折り返されて前記閉鎖具を保持した状態で、前記連結手段により該糸状体の少なくとも一方の端部が前記保持手段支持部に着脱自在に連結されていることを特徴とする生体内組織閉鎖装置。
  2. 前記配置装置は、前記係止手段の外表面を覆い、先端部において前記閉鎖具の少なくとも一部を覆うカバー手段をさらに有し、
    前記一連の動作において、前記変形部が変形する前に、前記手元操作部の操作により、前記カバー手段が前記変形部に対して基端方向へ移動し、前記カバー手段の先端部から前記変形部が離脱し、該変形部が変形可能になるよう構成されている請求項1に記載の生体内組織閉鎖装置。
  3. 前記保持手段が前記閉鎖具を牽引することにより、前記係止手段の先端部に前記変形部が係止されて該変形部が変形するよう構成されている請求項1または2に記載の生体内組織閉鎖装置。
  4. 前記係止手段が管状体であり、前記保持手段は前記係止手段の管腔内に挿入されている請求項1ないし3のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
  5. 記手元操作部の操作により、前記保持手段支持部が基端方向へ移動することで、前記保持手段が基端方向へ移動して前記閉鎖具を牽引するよう構成されている請求項1ないし4のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
  6. 前記配置装置は、前記係止手段の外表面を覆い、先端部において前記閉鎖具の少なくとも一部を覆うカバー手段を有し、
    前記手元操作部は、前記操作部本体に対して移動可能に設けられ、前記カバー手段を支持するカバー手段支持部をさらに有し、
    前記手元操作部の操作により、前記カバー手段支持部が基端方向へ移動することで、前記カバー手段が基端方向へ移動して前記カバー手段の先端から前記閉鎖具の変形部が離脱するよう構成されている請求項1ないし5のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
  7. 記手元操作部の操作により、前記閉鎖具の変形部の変形が完了した後、前記解除手段により前記連結手段による前記保持手段と前記保持手段支持部との連結が解除され、これにより前記保持手段による前記閉鎖具の保持状態が解除されるよう構成されている請求項に記載の生体内組織閉鎖装置。
  8. 前記解除手段は、前記カバー手段支持部が基端方向へ移動することで、前記連結手段による前記保持手段と前記保持手段支持部との連結を解除するよう構成されている請求項に記載の生体内組織閉鎖装置。
  9. 前記解除手段は、前記操作部本体に対して変位可能に設けられ、前記連結手段を支持する連結手段支持部と、
    前記カバー手段支持部に設けられ、前記連結手段支持部を変位させる変位部とを備え、
    前記手元操作部の操作により、前記カバー手段支持部が基端方向へ移動することで、前記変位部により前記連結手段支持部が変位し、これにより前記連結手段による前記保持手段と前記保持手段支持部との連結が解除されるよう構成されている請求項に記載の生体内組織閉鎖装置。
  10. 前記カバー手段支持部と前記保持手段支持部との間に、これらの移動方向に沿って収縮可能な弾性部材を有し、
    前記保持手段支持部は、前記弾性部材を介し、前記カバー手段支持部により押されて基端方向へ移動し、前記閉鎖具の変形部の変形が完了して前記保持手段支持部が停止すると、前記弾性部材が収縮することにより前記カバー手段支持部がさらに移動し得るよう構成されている請求項ないしのいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
  11. 前記閉鎖具は、前記変形部が所定の形態になった状態で、その状態を保持する固定部を有する請求項ないし10のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
  12. 前記固定部は、移動可能な結び目を有する糸状体であり、
    前記一連の動作において、前記保持手段により前記閉鎖具が牽引され、前記結び目が前記固定部の糸状体上を移動し、これにより前記変形部が所定の形態に変形してその状態が保持されるよう構成されている請求項11に記載の生体内組織閉鎖装置。
  13. 前記結び目は、クリンチ・ノットである請求項12に記載の生体内組織閉鎖装置。
  14. 前記保持手段が、前記閉鎖具の前記固定部を保持している請求項11ないし13のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
  15. 前記シール部は、板状をなし、
    前記変形部は、前記シール部に対して略垂直な方向に伸び、前記シール部に対して略平行な方向に縮小した第1の形態と、前記シール部に対して略垂直な方向に縮み、前記シール部に対して略平行な方向に拡張した第2の形態との間において変形可能である枠状をなす請求項1ないし14のいずれかに記載の生体内組織閉鎖装置。
JP2005146076A 2005-05-18 2005-05-18 生体内組織閉鎖装置 Expired - Fee Related JP4744191B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005146076A JP4744191B2 (ja) 2005-05-18 2005-05-18 生体内組織閉鎖装置
US11/434,925 US8133238B2 (en) 2005-05-18 2006-05-17 Tissue closing device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005146076A JP4744191B2 (ja) 2005-05-18 2005-05-18 生体内組織閉鎖装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006320511A JP2006320511A (ja) 2006-11-30
JP4744191B2 true JP4744191B2 (ja) 2011-08-10

Family

ID=37449326

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005146076A Expired - Fee Related JP4744191B2 (ja) 2005-05-18 2005-05-18 生体内組織閉鎖装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8133238B2 (ja)
JP (1) JP4744191B2 (ja)

Families Citing this family (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8100923B2 (en) 2003-09-15 2012-01-24 Abbott Laboratories Suture locking device and methods
JP4955328B2 (ja) 2005-09-29 2012-06-20 テルモ株式会社 生体内組織閉鎖装置
WO2008152617A2 (en) 2007-06-15 2008-12-18 Zerusa Limited A closure device
US8652166B2 (en) * 2007-11-30 2014-02-18 Radi Medical Systems Ab Insertion tool for a medical closure device
JP5290717B2 (ja) * 2008-02-21 2013-09-18 テルモ株式会社 生体内組織閉鎖装置
US8052914B2 (en) 2009-02-20 2011-11-08 Boston Scientific Scimed, Inc. Modified plug for arteriotomy closure
US8292918B2 (en) 2009-02-20 2012-10-23 Boston Scientific Scimed, Inc. Composite plug for arteriotomy closure and method of use
US8529598B2 (en) 2009-02-20 2013-09-10 Boston Scientific Scimed, Inc. Tissue puncture closure device
US9913634B2 (en) 2009-02-20 2018-03-13 Boston Scientific Scimed, Inc. Locking element for vascular closure device
US8375553B2 (en) 2009-02-20 2013-02-19 Boston Scientific Scimed, Inc. Locking element for vascular closure device
US8317824B2 (en) 2009-02-20 2012-11-27 Boston Scientific Scimed, Inc. Tissue puncture closure device
JP5336270B2 (ja) * 2009-06-18 2013-11-06 テルモ株式会社 生体内組織閉鎖装置
US8828053B2 (en) * 2009-07-24 2014-09-09 Depuy Mitek, Llc Methods and devices for repairing and anchoring damaged tissue
US8814903B2 (en) 2009-07-24 2014-08-26 Depuy Mitek, Llc Methods and devices for repairing meniscal tissue
US11357486B2 (en) 2009-12-30 2022-06-14 Vivasure Medical Limited Closure system and uses thereof
US8444673B2 (en) 2010-02-11 2013-05-21 Boston Scientific Scimed, Inc. Automatic vascular closure deployment devices and methods
US9451938B2 (en) 2010-04-27 2016-09-27 DePuy Synthes Products, Inc. Insertion instrument for anchor assembly
US9724080B2 (en) 2010-04-27 2017-08-08 DePuy Synthes Products, Inc. Insertion instrument for anchor assembly
US9743919B2 (en) 2010-04-27 2017-08-29 DePuy Synthes Products, Inc. Stitch lock for attaching two or more structures
BR112012027242A2 (pt) 2010-04-27 2017-07-18 Synthes Gmbh montagem de fixação incluindo uma âncora expansível
US8597340B2 (en) 2010-09-17 2013-12-03 Boston Scientific Scimed, Inc. Torque mechanism actuated bioabsorbable vascular closure device
US8603137B2 (en) * 2010-11-01 2013-12-10 Abbott Cardiovascular Systems, Inc. Methods and systems for establishing hemostasis relative to a puncture
US8758402B2 (en) 2010-12-17 2014-06-24 Boston Scientific Scimed, Inc. Tissue puncture closure device
US8685047B2 (en) 2011-02-07 2014-04-01 Abbott Vascular, Inc. Scaffold device for preventing tissue trauma
US9149265B2 (en) 2011-02-26 2015-10-06 Abbott Cardiovascular Systems, Inc. Hinged tissue support device
RU2477085C1 (ru) * 2011-08-08 2013-03-10 Александр Иванович Жданов Комбинированный способ радикального хирургического лечения эпителиального копчикового хода
US9055932B2 (en) 2011-08-26 2015-06-16 Abbott Cardiovascular Systems, Inc. Suture fastener combination device
ES2963543T3 (es) 2012-02-29 2024-03-27 Vivasure Medical Ltd Dispositivos de cierre de perforaciones percutáneas
US9138214B2 (en) 2012-03-02 2015-09-22 Abbott Cardiovascular Systems, Inc. Suture securing systems, devices and methods
US9486132B2 (en) 2013-01-17 2016-11-08 Abbott Cardiovascular Systems, Inc. Access device for accessing tissue
US9850013B2 (en) 2013-03-15 2017-12-26 Vivasure Medical Limited Loading devices and methods for percutaneous perforation closure systems
US9301746B2 (en) 2013-10-11 2016-04-05 Abbott Cardiovascular Systems, Inc. Suture-based closure with hemostatic tract plug
US11141142B2 (en) 2014-12-15 2021-10-12 Vivasure Medical Limited Implantable sealable member with mesh layer
US10433826B2 (en) 2014-12-15 2019-10-08 Vivasure Medical Limited Closure apparatus with flexible sealable member and flexible support member
CA2975309C (en) 2015-02-10 2019-03-05 Vascular Solutions, Inc. Closure device for sealing percutaneous opening in a vessel
US10085756B2 (en) * 2015-07-24 2018-10-02 Covidien Lp Anvil assembly and anvil assembly delivery system
EP3389505A1 (en) 2015-12-15 2018-10-24 Vivasure Medical Limited Arteriotomy closure apparatus with slotted shoe for advantageous pressure distribution
US11439383B2 (en) 2019-08-20 2022-09-13 Abbott Cardiovascular Systems, Inc. Self locking suture and self locking suture mediated closure device

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4917089A (en) * 1988-08-29 1990-04-17 Sideris Eleftherios B Buttoned device for the transvenous occlusion of intracardiac defects
JP3133059B2 (ja) * 1989-05-29 2001-02-05 ケンゼー・ナッシュ・コーポレーション 血管の開口部を密着させるための閉塞アッセンブリー
US6312446B1 (en) * 1996-03-22 2001-11-06 Scimed Life Systems, Inc. Apparatus and method for closing a septal defect

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03133059A (ja) 1989-10-18 1991-06-06 Matsushita Electric Ind Co Ltd ペースト式カドミウム負極の製造法
US5021059A (en) * 1990-05-07 1991-06-04 Kensey Nash Corporation Plug device with pulley for sealing punctures in tissue and methods of use
CA2078530A1 (en) * 1991-09-23 1993-03-24 Jay Erlebacher Percutaneous arterial puncture seal device and insertion tool therefore
US5290310A (en) * 1991-10-30 1994-03-01 Howmedica, Inc. Hemostatic implant introducer
US5411520A (en) * 1991-11-08 1995-05-02 Kensey Nash Corporation Hemostatic vessel puncture closure system utilizing a plug located within the puncture tract spaced from the vessel, and method of use
US5282827A (en) * 1991-11-08 1994-02-01 Kensey Nash Corporation Hemostatic puncture closure system and method of use
ES2136095T3 (es) * 1991-11-29 1999-11-16 Cook William Europ Protesis de cierre, para colocacion mediante cateter.
US5549633A (en) * 1994-08-24 1996-08-27 Kensey Nash Corporation Apparatus and methods of use for preventing blood seepage at a percutaneous puncture site
US5931844A (en) * 1998-03-31 1999-08-03 Smith & Nephew, Inc. Surgical drive tool
US7044134B2 (en) * 1999-11-08 2006-05-16 Ev3 Sunnyvale, Inc Method of implanting a device in the left atrial appendage
EP1196092A1 (en) * 1999-06-18 2002-04-17 Radi Medical Systems Ab A tool, a sealing device, a system and a method for closing a wound
US6551344B2 (en) * 2000-04-26 2003-04-22 Ev3 Inc. Septal defect occluder
US6500184B1 (en) * 2001-01-31 2002-12-31 Yung C. Chan Suturing apparatus and method of suturing
DE10310995B3 (de) * 2003-03-06 2004-09-16 Aesculap Ag & Co. Kg Verschlußvorrichtung für einen Stichkanal und Applikatorvorrichtung
US7837705B2 (en) * 2005-05-17 2010-11-23 St. Jude Medical Puerto Rico Llc Tissue puncture closure system with retractable sheath

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4917089A (en) * 1988-08-29 1990-04-17 Sideris Eleftherios B Buttoned device for the transvenous occlusion of intracardiac defects
JP3133059B2 (ja) * 1989-05-29 2001-02-05 ケンゼー・ナッシュ・コーポレーション 血管の開口部を密着させるための閉塞アッセンブリー
US6312446B1 (en) * 1996-03-22 2001-11-06 Scimed Life Systems, Inc. Apparatus and method for closing a septal defect

Also Published As

Publication number Publication date
US8133238B2 (en) 2012-03-13
JP2006320511A (ja) 2006-11-30
US20060265008A1 (en) 2006-11-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4744191B2 (ja) 生体内組織閉鎖装置
JP4777885B2 (ja) 組織閉鎖具および組織閉鎖装置
JP4366306B2 (ja) 生体内組織閉鎖具および生体内組織閉鎖装置
JP4955328B2 (ja) 生体内組織閉鎖装置
US6387114B2 (en) Gastrointestinal compression clips
JP5290717B2 (ja) 生体内組織閉鎖装置
US6099552A (en) Gastrointestinal copression clips
JP4954063B2 (ja) 止血器具
JP2009261960A (ja) 生物体組織の壁にある開口を密封するための縫合装置
JP2016163715A (ja) 組織結紮装置及びその操作
JP2005530559A (ja) 創傷サイトに関しての改良された管理システムおよび管理方法
JP2008534124A (ja) 血管閉鎖システム
JP2021166853A (ja) 血管閉鎖デバイス
JP5448533B2 (ja) 生体内組織閉鎖装置
JP5336270B2 (ja) 生体内組織閉鎖装置
JP4629445B2 (ja) 生体内組織閉鎖具および生体内組織閉鎖装置
JP4528534B2 (ja) 生体内組織閉鎖装置
JP2010234001A (ja) 生体内組織閉鎖装置
JP4312691B2 (ja) 生体内組織閉鎖装置
JP4308114B2 (ja) 生体内組織閉鎖具および生体内組織閉鎖装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080508

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101202

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110419

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110510

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140520

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4744191

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees