JP5760191B2 - シャッターカーテンの消音構造 - Google Patents
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Description
そのため、この消音帯とシャッターカーテンとの間において、シャッターカーテンを閉じた状態で、風の煽りによる風打音が発生して、十分な消音効果を維持できなくなるという問題がある。
本発明の請求項1の風の煽りによるシャッターカーテンとガイドレールの衝撃音を防止する方法は、前記シャッターカーテンをガイドレールとガイドレールの摺動溝内に設けた押え板で前後から押圧して、シャッターカーテンとガイドレールとの間で風打音が発生するのを防止できるようにしたシャッターカーテンの消音構造を提供しようとするものである。前記押え板は、磁石の力を利用してシャッターカーテンを押えたり開放したりするように構成して居る。
このため、本発明では、ガイドレールの摺動溝内にあって、ガイドレールとシャッターカーテンとの間に位置する箇所に押え板を配置し、押え板にはガイドレールを貫通する支持棒を設け、支持棒の先端に磁石Aを取付け、この磁石Aに対向する位置に、ガイド
レール外側に設けられ駆動軸に固定された異極の磁石Bや同極の磁石Cが移動して来るように構成されている。押え板に取付けられた磁石Aと異極の磁石Bが対向位置に来た場合は磁石の吸引力により、同極の磁石Cが対向位置に来た場合は反発力により、押え板はガイドレールとの間でシャッターカーテンを開放したり押圧して、シャッターカーテンがガイドレール内をスムーズに摺動したり、シャッターカーテンの両端を固定して風打音が発生するのを防止したりするように形成したことを特徴としている。
このため、本発明では、ガイドレールの摺動溝内にあって、ガイドレールとシャッターカーテンとの間に位置する箇所に平板状の押え板を配置し、平板状の押え板にはガイドレールを貫通する支持棒を設け、支持棒の先端に磁石Aを取付け、前記磁石Aに対向する位置に、ガイドレール外側に設けられ駆動軸に固定された異極の磁石Bや同極の磁石Cが移動して来るように構成されている。平板状の押え板に取付けられた磁石Aと異極の磁石Bが対向位置に来た場合は磁石の吸引力により押え板はシャッターカーテンから離れる方向に動き、シャッターカーテンはガイドレール内をスムーズに摺動するように形成し、同極の磁石Cが対向位置に来た場合は反発力により押え板はシャッターカーテンを押圧する方向に動き、シャッターカーテンの両端を固定して風打音が発生するのを防止したりするように形成したことを特徴としている。
このため、本発明では、ガイドレールの摺動溝内にあって、ガイドレールとシャッターカーテンとの間にシャッターカーテンの端部がコの字に入り込むようにコの字状の押え板を配置し、コの字状の押え板にはガイドレールを貫通する支持棒を設け、支持棒の先端に磁石Aを取付け、前記磁石Aに対向する位置に、ガイドレール外側に設けられた駆動軸に固定された異極の磁石Bや同極の磁石Cが移動して来るように構成されている。コの字状の押え板に取付けられた磁石Aと異極の磁石Bが対向位置にきた場合は、磁石の吸引力により押え板はシャッターカーテンを押圧する方向に動き、シャッターカーテンの両端を固定して風打音が発生するのを防止し、同極の磁石Cが対向位置に来た場合は反発力により押え板はシャッターカーテンをガイドレールから離す方向に動き、シャッターカーテンはガイドレール内をスムーズに摺動するように形成したことを特徴としている。
このため、本発明では、押え板側に取付けられた磁石Aと異極の磁石Bが対向位置に来た後、同極の磁石Cを磁石Aの対抗位置に移動させるには、駆動軸を所定の角度、水平方向に回転させる。駆動軸の回転は、モーターによる電動式としてもよく、駆動軸にハ
ンドルを付けて手動式としてもよい。
このため、本発明では、押え板側に取付けられた磁石Aと異極の磁石Bが対抗位置に来た後、同極の磁石Cを磁石Aの対抗位置に移動させるには、駆動軸を所定の寸法垂直方向に移動させる。駆動軸の垂直移動は、モーターによる電動式としてもよく、駆動軸にハンドルを付けて手動式としてもよい。
このため、本発明では、ガイドレールの摺動溝内にあって、ガイドレールとシャッターカーテンとの間に位置する箇所に押え板を配置し、押え板にはガイドレールを貫通した支持棒を設け、支持棒の先端に磁性体を取付けると共に、押え板とガイドレールの間にバネを配置している。押え板の形状は、平板状、またはコの字状で構成する。
前記磁性体に対向する位置には、ガイドレール外側に設けられた駆動軸に固定された磁石Bが移動して来るように構成している。押え板に支持棒を介して取付けられた磁性体と対向する位置に磁石Bが来た場合、磁石Bの吸引力により押え板はガイドレール側に引っ張られ、磁石Bが磁性体からは慣れた場合、押え板はバネの力によりガイドレールから離れる。このような押え板の動きにより、押え板とガイドレールの間でシャッターカーテンを押圧したり開放して、シャッターカーテンの両端を固定して風打音が発生するのを防止したり、シャッターカーテンがガイドレール内をスムーズに摺動するように形成したことを特徴としている。
本発明は、以上述べたように、押え板はガイドレールの摺動溝内にあって、シャッターカーテンとガイドレールの間に位置し、シャッターカーテンの摺動に際してはシャッターカーテンから離れた位置にあり、シャッターカーテンと接触することは無い。また、シャッターカーテンが閉まっている場合は、シャッターカーテンをガイドレールに押圧している。押え板は硬質の高分子材料、または金属より成り、ガイドレール内にあるので太陽光の影響は受けず、長期間の使用によっても劣化することは無い。
図6は従来のシャッター装置の正面図である。図において、符号1は建物躯体(図示せず)に取付けられたガイドレールであり、シャッターケース3から引出されたシャッターカーテン2の両側部を、その摺動溝(ガイド溝)4内に案内している。
図示していないが、モーター11をON、OFFするスイッチがあり、シャッターカーテン2が停止した任意の位置でスイッチを押すことにより、モーター11を動作させることが出来、駆動軸12を回転して磁石A8に対し、磁石B13、磁石C14を対向させる位置に駆動することが出来る。
磁石B13は磁石A8と相互の対向面が異極に配置されており、相互の磁石が対向位置にあるときには吸引力が働く。図2(a)はこの状態を示しており、磁石A8は磁石B13に引き付けられており、同時に押え板5はガイドレール1側に引き寄せられており、シャッターカーテン2から離れているので、シャッターカーテン2は自由にガイドレール1の摺動溝4のガイド面20に沿って移動することが出来る。図2(b)は磁石A8と同極の磁石C14が対向位置ある状態を示しており、磁石A8は磁石C14と反発しており、同時に押え板5はガイドレール1から離れ、シャッターカーテン2を押圧しているので、シャッターカーテン2はガイドレール1のガイド面20と押え板5により挟持されるので、シャッターカーテン2は両端が固定され、風の煽りを受けてもシャッターカーテン2とガイドレール1との間で風打音が発生することはない。
ール1の外側で、前記支持棒7の先端に磁石A8を取付けている。
磁石C14は磁石A8と相互の対向面が同極に配置されており、相互の磁石が対向位置にあるときには反発力が働く。図3(a)はこの状態を示しており、磁石A8は磁石C14と反発しており、同時に押え板25はシャッターカーテン2から離れているので、シャッターカーテン2は自由にガイドレール1の摺動溝4のガイド面20に沿って移動することが出来る。支持棒7には、押え板25がシャッターカーテン2に接触しない適正な位置を越えて動かないようにストッパー10が設けられており、ガイドレール1にストッパー10が当って固定される。
図3(b)は磁石A8と異極の磁石B13が対向位置にある状態を示しており、磁石A8は磁石B13に吸引されており、同時に押え板25の一面がガイドレール1のガイド面20にシャッターカーテン2を押圧しているので、シャッターカーテン2はガイドレール1とクッション材28を介して押え板25の一面により挟持され、シャッターカーテンは両端が固定されるので、風の煽りを受けてもシャッターカーテン2とガイドレール1との間で風打音が発生することはない。
磁石B13が磁性体36と対向位置にあるときには吸引力が働く。図4(a)はこの状態を示しており、磁性体36は磁石B13に引き付けられ、押しバネ33は圧縮されており、同時に押え板35はガイドレール1側に引き寄せられてシャッターカーテン2から離れているので、シャッターカーテン2は自由にガイドレール1の摺動溝4のガイド面20に沿って移動することが出来る。図4(b)は磁性体36に対して磁石B13が対向位置から離れた状態にある場合を示しており、磁性体36は磁石B13の吸引力から開放され、同時に押しバネ33は伸びて、押え板35は押しバネ33によりガイドレール1から離れ、シャッターカーテン2を押圧するので、シャッターカーテン2はガイドレール1のガイド面20と押え板35により両端を挟持、固定されるので、風の煽りを受けてもシャッターカーテン2とガイドレール1との間で風打音が発生することはない。
バネの形状はツル巻バネ以外に板バネ等の他の種類のバネとしても良い。
磁石B13は磁石A8と相互の対向面が異極に配置されており、相互の磁石が対向
位置にあるときには吸引力が働く。図5(a)はこの状態を示しており、磁石A8は磁石B13に引き付けられている。図2の押え板5が平板からなる構成(磁石C14が水平に取り付けられている点は異なる)では、図2(a)相当の状態を示しており、押え板5はガイドレール1側に引き寄せられて、シャッターカーテン2から離れているので、シャッターカーテン2は自由にガイドレール1の摺動溝4に沿って移動することが出来る。図5(b)は駆動装置21で駆動軸12を引き上げた状態である。磁石A8と同極の磁石C14が対向位置にあり、磁石A8は磁石C14と反発している。図2の押え板5が平板からなる構成では、図2(b)相当の状態を示しており(磁石C14が水平に取り付けられている点は異なる)、同時に押え板5はガイドレール1から離れ、シャッターカーテン2を押圧しているので、シャッターカーテン2はガイドレール1と押え板5により両端を挟持され、固定される。
相互の磁石が異極で対向位置にあるときには吸引力が働く。図5(a)はこの状態を示しており、磁石A8は磁石B13に引き付けられている。図3(b)相当の状態を示しており(磁石C14が水平に取り付けられている点は異なる)、押え板25は、シャッターカーテン2を押圧しているので、シャッターカーテン2はガイドレール1のガイド面20と押え板25により両端を挟持され、固定される。
図5(b)はモーター21で駆動軸12を引き上げた状態である。磁石A8と同極の磁石C14が対向位置にあり、磁石A8は磁石C14と反発している。図3(a)の状態を示しており(磁石C14が水平に取り付けられている点は異なる)、同時に押え板25はシャッターカーテン2から離れで、シャッターカーテン2は自由にガイドレール1の摺動溝4に沿って移動することが出来る。
一方、シャッターカーテン2を閉めた状態では、磁石相互間の吸引、反発力やバネのバネ力により、押え板5や押え板25や押え板35を介してシャッターカーテン2をガイドレール1に押圧し強固に固定するので、風の煽りを受けてもシャッターカーテン2はガイドレール1との間で風打音が発生することがない。
2 シャッターカーテン
3 シャッターケース
4 摺動溝
5 押え板(平板形)
6 貫通穴
7 支持棒
8 磁石A
9 クッション材
10 ストッパー
11 モーター
12 駆動軸
13 磁石B
14 磁石C
15 軸ガイド
20 ガイド面
21 駆動装置
25 押え板(コの字形)
28 クッション材
33 押しバネ
35 押え板(平板形)
36 磁性体
37 支持棒
38 クッション材
Claims (6)
- ガイドレールの摺動溝内にあって、シャッターカーテンをガイドレールのガイド面と押え板で挟む位置に前記押え板を配置し、前記押え板に取付けた1個以上の磁石Aとこの磁石Aに対向する各位置に極性が異なるように駆動軸に配置した他の磁石B、極性が同じであるように配置した他の磁石Cを駆動させることにより、前記磁石Aと他の磁石B、C間の吸引、反発力により、前記押え板でシャッターカーテンを押圧、開放するようにしたことを特徴とするシャッターカーテンの消音構造。
- 押え板は平板形状である請求項1記載のシャッターカーテンの消音構造。
- 押え板はコの字形状である請求項1記載のシャッターカーテンの消音構造。
- 磁石B、Cは水平に離して、極性が異なるように駆動軸に配置したことを特徴とする請求項1から請求項3記載のいずれかのシャッターカーテンの消音構造。
- 磁石B、Cは垂直に離して、極性が異なるように駆動軸に配置したことを特徴とする請求項1から請求項3記載のいずれかのシャッターカーテンの消音構造。
- ガイドレールの摺動溝内にあって、シャッターカーテンをガイドレールのガイド面と押え板で挟む位置に前記押え板を配置し、前記押え板とガイドレールとの間にバネを介して磁性体を取付け、この磁性体に対向する位置に磁石を駆動させ、前記磁性体を吸引、開放することにより、前記押え板を介してシャッターカーテンを押圧、開放するようにしたことを特徴とするシャッターカーテンの消音構造。
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