JP5759433B2 - データ共有システム - Google Patents

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本発明は、同じデータを所有するユーザ間でデータを共有するデータ共有システムに関する。
ソーシャルネットワークサービスの代表としてFacebookがある。Facebookにおけるグループデータ共有はあるグループに参加者が自分のアカウントにて参加申請をし、グループの管理者のアカウントにて当該参加申請を承認することをサーバで一元的に管理して行われる。そのため、参加者は自分の実名あるいは恒久的なIDをサーバに伝える必要があり、グループの管理者やサーバの管理者はグループの参加メンバの実名、ID等を知ることができる。
また、同じ学校の同窓生でグループを作ることもできるが、システムが不特定多数のユーザ属性からグループを形成するような仕組みを自動化することはなく、ユーザ間のコミュニケーションにより、グループの存在をユーザに認知させ、ユーザが、グループ作成者または管理者に対して参加を依頼し、グループ作成者または管理者がそれを承認したり、グループ作成者または管理者はユーザを指定してグループへの招待を行い、ユーザはそれを承認したりすることで、グループのメンバとなる。
Facebookナビ:グループを作って仲間同士で交流しようhttp://f−navigation.jp/manual/function/group.html
前記課題を解決するために、本発明は、グループ内のみでデータ共有することが可能であり、かつ、同一データ属性を持つ不特定多数を対象としたグループの作成を自動化することを目的とする。
上記目的を達成するために、本願発明は、グループ管理部から提供されるユーザ情報のデータ属性条件により定義される参加条件とグループポリシに基づき、エージェント部が管理しているユーザ情報にアクセスし参加条件に合致しているか確認し、グループポリシをユーザに提示の上、ユーザがグループに参加を承認した場合には、グループ鍵をエージェント部に配布し、当該エージェント部をメンバとするグループを作成し、グループ鍵を保持しているエージェント部をグループのメンバとして認証し、グループポリシに基づいてメンバのデータをグループ内で共有する。
具体的には、本願発明のデータ共有システムは、グループ管理部及びユーザの個人データを保有する複数のエージェントを備えるデータ共有システムであって、
前記グループ管理部は、
前記エージェントに対して、グループの参加条件を含み当該グループへの参加可否を問い合わせるグループ作成クエリを配布し、該グループ作成クエリに対する前記エージェントからの回答に基づいて、当該参加条件を満たしかつ当該グループへの参加の回答をした前記エージェントで構成されるグループを作成し、当該グループに固有の暗号鍵を発生し、該暗号鍵を当該グループを構成する前記エージェントに配布する機能と、
前記グループを構成する各エージェントに対して、前記エージェントに保有されているデータの検索条件を含みかつ当該グループに固有の前記暗号鍵で署名をしたグループ署名を付したデータ共有クエリを配布し、該データ共有クエリに対する前記エージェントからの回答を取得し、該回答のグループ署名の正当性を前記暗号鍵を用いて判定し、該グループ署名が正当であると判定された回答に基づいて、前記検索条件を満たすデータを収集する機能と、を備え、
前記エージェントは、
前記グループ作成クエリを取得すると、保有する個人データを参照して当該グループ作成クエリに記載された参加条件を満たすか否かを判定し、当該参加条件を満たしかつユーザが当該グループへの参加を許可した場合に、当該グループ作成クエリに対する参加の回答を前記グループ管理部に向けて返信する機能と、
前記データ共有クエリを取得すると、該データ共有クエリのグループ署名の正当性を前記グループ管理部から取得した前記暗号鍵を用いて判定し、該グループ署名が正当である場合に、当該データ共有クエリに対する回答を前記暗号鍵で署名をしたグループ署名を付して前記グループ管理部に向けて返信する機能と、を備える。
本願発明のデータ共有システムでは、前記グループ作成クエリは、グループ内で利用するデータ共有クエリの実行許可基準を含み、
記エージェントは、前記グループ作成クエリを取得すると、前記グループ作成クエリに記載されているデータ共有クエリの実行許可基準と予め設定された実行許可基準を比較し、前記データ共有クエリの実行許可基準が前記予め設定された実行許可基準よりも高い場合に、当該グループ作成クエリに対する回答を前記グループ管理部に向けて返信する機能を備えてもよい。
本願発明のデータ共有システムでは、名称を変換するための仮名生成サーバをさらに備え、
記エージェントは、前記仮名生成サーバから自己のエージェント用の仮名を取得し、当該仮名を用いて、前記グループ作成クエリに対する参加の回答を前記グループ管理部に向けて返信するとともに、前記データ共有クエリに対する回答を前記グループ管理部に返信する機能を備えてもよい。
具体的には、本願発明のデータ共有方法は、グループ管理部及びユーザの個人データを保有する複数のエージェントを備えるデータ共有システムにおけるデータ共有方法であって、
前記グループ管理部が、前記エージェントに対して、グループの参加条件を含み当該グループへの参加可否を問い合わせるグループ作成クエリを配布し、
前記エージェントが、前記グループ作成クエリを取得すると、保有する個人データを参照して当該グループ作成クエリに記載された参加条件を満たすか否かを判定し、当該参加条件を満たしかつユーザが当該グループへの参加を許可した場合に、当該グループ作成クエリに対する参加の回答を前記グループ管理部に向けて返信し、
前記グループ管理部が、前記グループ作成クエリに対する前記エージェントからの回答に基づいて、前記グループ作成クエリに記載された参加条件を満たしかつ当該グループへの参加の回答をした前記エージェントで構成されるグループを作成し、当該グループに固有の暗号鍵を発生し、該暗号鍵を当該グループを構成する前記エージェントに配布する、グループ作成手順と、
前記グループ管理部が、前記グループを構成する各エージェントに対して、前記エージェントに保有されているデータの検索条件を含みかつ当該グループに固有の前記暗号鍵で署名をしたグループ署名を付したデータ共有クエリを配布し、
前記エージェントが、前記データ共有クエリを取得すると、該データ共有クエリのグループ署名の正当性を前記グループ作成手順で取得した前記暗号鍵を用いて判定し、該グループ署名が正当である場合に、当該データ共有クエリに対する回答を前記暗号鍵で署名をしたグループ署名を付して前記グループ管理部に向けて返信し、
前記グループ管理部が、前記データ共有クエリに対する前記エージェントからの回答を取得し、該回答のグループ署名の正当性を前記暗号鍵を用いて判定し、該グループ署名が正当であると判定された回答に基づいて、前記検索条件を満たすデータを収集するデータ共有手順と、
を順に実行する。
本願発明のデータ共有方法では、前記グループ作成クエリは、グループ内で利用するデータ共有クエリの実行許可基準を含み、
前記グループ作成手順において、前記エージェントは、前記グループ作成クエリを取得すると、前記グループ作成クエリに記載されているデータ共有クエリの実行許可基準と予め設定された実行許可基準を比較し、前記データ共有クエリの実行許可基準が前記予め設定された実行許可基準よりも高い場合に、当該グループ作成クエリに対する参加の回答を前記グループ管理部に向けて返信してもよい。
具体的には、本願発明のデータ共有プログラムは、グループ管理部及びユーザの個人データを保有する複数のエージェントを備えるデータ共有システムにおける前記グループ管理部としてコンピュータを機能させるためのデータ共有プログラムであって、
前記エージェントに対して、グループの参加条件を含み当該グループへの参加可否を問い合わせるグループ作成クエリを配布し、該グループ作成クエリに対する前記エージェントからの回答に基づいて、当該参加条件を満たしかつ当該グループへの参加の回答をした前記エージェントで構成されるグループを作成し、当該グループに固有の暗号鍵を発生し、該暗号鍵を当該グループを構成する前記エージェントに配布する、グループ作成手順と、
記グループを構成する各エージェントに対して、前記エージェントに保有されているデータの検索条件を含みかつ当該グループに固有の前記暗号鍵で署名をしたグループ署名を付したデータ共有クエリを配布し、該データ共有クエリに対する前記エージェントからのグループ署名が付された回答を取得し、該回答のグループ署名の正当性を前記暗号鍵を用いて判定し、該グループ署名が正当であると判定された回答に基づいて、当該検索条件を満たすデータを収集するデータ共有手順と、
を順にコンピュータに実行させるプログラムである。
本発明によれば、クエリ回答を用いてエージェントが管理している個人情報にアクセスすることにより、エージェントの保持情報を参加条件とするグループを作成することができる。これにより、グループ内のみでデータ共有するとともに、同一データ属性を持つ不特定多数を対象としたグループの生成を自動化することができる。
本発明の実施形態に係るデータ共有システムの一例を示す。 グループアプリ部の保持するグループ管理部情報、参加グループ情報及び取引情報の一例を示す。 グループ管理部の保持するグループ管理部セキュリティ情報、グループ情報及び取引情報の一例を示す。 仮名取得手順の一例を示すシーケンス図である。 クエリ処理・データ収集部の保持する信用情報部情報、エージェント部情報及び取引情報の一例を示す。 グループ作成手順の一例を示すシーケンス図である。 データ共有手順の一例を示すシーケンス図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施の例であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
本実施形態に係るデータ共有システムは、グループの生成はクエリに記載された参加条件に基づいて行われる。これにより、同じデータ属性(同一時期に近くにいた等)を持つデータ所有者同志でお互いの所有するデータの共有が可能となる。
また、本実施形態に係るデータ共有システムは、グループのメンバであることは、各データ所有者エージェントでグループ鍵を保持しているかどうかで担保する。したがって、データ所有者エージェントは一時的な仮名を自由に変更しても、グループに所属し続けることができる。また、グループ管理部ではグループのメンバを管理していないため、データ所有者がどのようなデータをもっていて、どのようなグループに属しているかを知ることができないため、データ所有者のプライバシが守られる。
図1に、本発明の実施形態に係るデータ共有システムの一例を示す。本実施形態に係るデータ共有システムは、仮名生成サーバとしての信用情報部10と、複数のエージェント部40と、クエリ配布・回答回収部50と、グループ管理部としての外部データ利用部60と、を備える。エージェント部40は、グループアプリ部20と、クエリ処理・データ収集部30を備える。
エージェント部40は、ユーザ毎に情報を一元管理する管理単位であり、例えば、個人の所有する携帯電話やスマートフォンなどの携帯端末又はユーザの所有する端末を用いて管理可能なサーバの一つまたは複数を組み合わせた端末からなる。エージェント部40は、グループアプリ部20及びクエリ処理・データ収集部30から構成される。グループアプリ部20は、グループ識別子、グループ鍵、グループポリシ等グループに関連する情報を管理し、クエリ処理・データ収集部30からの問い合わせに従い、グループ関連情報を参照・判断し、返答する。クエリ処理・データ収集部30はユーザのデータが格納されているメモリやハードディスクなどの外部記憶装置を備えたり、外部のデータソースから、ユーザに関するデータを取得する手段を有したりし、クエリの記載に従って、これらのデータの読み出しが可能となっている。
クエリ配布・回答回収部50は、外部データ利用部60からのクエリをクエリ処理・データ収集部30へ配布するとともに、クエリ処理・データ収取部30の回答を回収して外部データ利用部60に配信する。
外部データ利用部60は、グループ管理部として機能し、グループの参加条件とグループポリシを含み当該グループへの参加可否を問い合わせるグループ作成クエリを配布し、当該参加条件を満たしかつ当該グループへの参加の回答をしたエージェント部40で構成されるグループを作成する。
外部データ利用部60は、グループ管理部として機能し、グループ管理部で作成されたグループを構成する各エージェント部40に対して、グループ識別子(グループID)及び各エージェントに保有されているデータの検索条件を含むデータ共有クエリを配布し、各エージェント部40からの回答を用いて、当該検索条件に基づくデータを収集する。
本実施形態に係るデータ共有システムでは、各ユーザの所有する複数のエージェント部40で構成されるグループを形成し、グループ単位での情報のやりとりを行うことを特徴とする。そのために、エージェント部40はグループアプリ部20を備え、グループアプリ部20において、図2に示すような、グループ管理部情報と、参加グループ情報と、取引情報を保持する。外部データ利用部60は、図3に示すような、グループ管理部セキュリティ情報、グループ情報及び取引情報を保持する。
本実施形態に係るデータ共有方法は、仮名取得手順と、グループ作成手順と、データ共有手順を、順に有する。
仮名取得手順では、クエリ処理・データ収集部30及び信用情報部10を用いて、ユーザの仮名、すなわち、本システムにおいてユーザとして動作するエージェント部40の仮名を生成する。
グループ作成手順では、グループアプリ部20、クエリ処理・データ収集部30及びグループ管理部としての外部データ利用部60が、グループ作成クエリを用いて、ユーザの所属するグループ、すなわち、エージェント部40の所属するグループを生成する。
データ共有手順では、グループアプリ部20、クエリ処理・データ収集部30及びグループ管理部としての外部データ利用部60が、データ共有クエリを用いて、ユーザの所属するグループの各エージェント部40で管理されている情報を、外部データ利用部60に収集する。
図4は、仮名取得手順の一例を示すシーケンス図である。図5は、クエリ処理・データ収集部の保持する信用情報部情報、エージェント部情報及び取引情報の一例を示す。
クエリ処理・データ収集部30は、エージェント部40の実名を、信用情報部情報として予め記憶されている信用情報部名「FFF」の信用情報部10に送信する(S201)。信用情報部10は、エージェント部40の実名と仮名を管理しており、取得した実名に対する仮名を生成し(S202)、仮名を含む応答メッセージをクエリ処理・データ収集部30に返信する(S203)。信用情報部10はユーザの実名と仮名の対を記憶しておく。クエリ処理・データ収集部30は、信用情報部10から取得した仮名「JHT」を信用情報部情報に記憶する。
ここで、ステップS201においてエージェント部40の実名と共にエージェント部の認証情報を送信してもよい。この場合、ステップS202において、信用情報部10は、エージェント部40をチャレンジ&レスポンス等の適当な手段を用いて認証し、認証が成功した場合にエージェント部40の仮名を生成する。また、信用情報部10は仮名に対して信用情報サーバ秘密鍵を用いて署名し、エージェント部40は信用情報サーバ公開鍵「fDSh4gfd」を用いて、署名の正当性を確認することで、正当な信用情報サーバからの仮名送信であることを確認してもよい。
また、ステップS202におけるエージェント部40の仮名の生成時に、信用情報部10は、公開鍵又は秘密鍵を作成してもよい。この場合、ステップS203において、信用情報部10は、エージェント部40の仮名とともに、公開鍵「EWGCED」又は秘密鍵「dafogDE」をクエリ処理・データ収集部30へ返送する。クエリ処理・データ収集部30は、受信した公開鍵「EWGCED」又は秘密鍵「dafogDE」を記憶する。
図6は、グループ作成手順の一例を示すシーケンス図である。
グループ作成手順では、グループ作成クエリ生成手順(S300)と、グループ作成クエリ送信手順(S301)と、グループ参加条件判定手順(S302)と、グループ参加確認手順(S303)と、グループ参加可否回答手順(S304〜S306)と、グループ鍵取得手順(S307〜S310)と、を順に有する。
グループ作成クエリ作成手順(S300)では、グループアプリ部20は、外部データ利用部60に対して、グループの作成を指示する新規グループ生成要求メッセージを送信する。グループ情報生成要求メッセージは、参加条件、グループポリシを含む。
参加条件は、グループに参加するための条件であり、例えば、エージェント部40が管理している情報が特定の条件を満たしているかに基づく。当該特定の情報を検索し参加条件として判定するためのプログラムを参加条件として格納する。このプログラムの中に、具体的な参加条件、例えば、商品の購入履歴が昨日に商品Aを購入した履歴を含む等の条件となる。
グループポリシは、グループ内で利用するデータ共有クエリの実行許可基準である。例えば、グループポリシは、データ共有クエリに回答するか否かの判断基準を与える。例えば、クエリがクエリテンプレートの集合の場合、合致するデータ共有クエリのみを実行許可する。テンプレートはクエリの一部がパラメータ化されているものを示す。パラメータ化されている部分以外がすべて一致したデータ共有クエリにグループアプリ部20は実行許可を与える。例えば、クエリがアクセスを許容するデータタイプ及びキーの一覧の場合、データ共有クエリを解析して、許容するデータタイプ及びキー一覧以外のデータにアクセスしていなかを確認する。
また、グループポリシには、グループの有効期限を含めてもよい。この場合、グループアプリ部20は有効期限切れの参加グループ情報を消去し、グループ管理部は有効期限切れのグループ情報を消去することで、有効期限後に生成グループを自動消滅させることができる。
グループ情報生成応答メッセージをエージェント部40に送信し、グループアプリ部20に通知する。
グループ作成クエリ送信手順(S301)では、グループ管理部が、グループ生成を依頼する旨のグループ生成クエリを作成する。グループ生成クエリは、クエリIDと、グループID、参加条件、グループポリシを含むグループ情報と、グループ鍵と、含む。グループ生成クエリは、グループを最初に生成する際と、グループに新たにメンバ(エージェント)を追加する際の両方に用いられる。具体的な動作は以下のとおりである。
その後、グループ管理部は、クエリ配布・回答回収部50に対してグループ生成クエリを送信する。クエリ配布・回答回収部50は、一つまたは複数のエージェント部40のクエリ処理・データ収集部30に対してグループ生成クエリメッセージを送信する。このとき、外部データ利用部60が発行したクエリはクエリに記載の宛先(ブロードキャストも選択可)のエージェント部40のクエリ処理・データ収集部30に対して、クエリ配布・回答回収部50を経由して配信される。
グループ生成クエリメッセージを受信したエージェント部40は、グループ参加条件判定手順(S302)を実行する。グループ参加条件判定手順(S302)では、クエリ処理・データ収集部30は、クエリに記載のグループIDのグループに参加しているかをグループアプリ部20に確認する。グループアプリ部20は、図2に示す参加グループ情報を参照し、そのグループIDが記載されている場合は参加していると判定し、記載されていなければ参加していないと判定する。
参加していない場合、クエリ処理・データ収集部30はクエリに記載のクエリ処理内容を実行して、当該ユーザの管理データがクエリに記載のグループの参加条件を満たしているかを確認する。
グループ参加条件を満たしている場合はグループ参加確認手順(S303)を実行する。グループ参加確認手順(S303)では、クエリに記載のグループの説明、グループポリシ、クエリID、クエリ発行名、グループID等をグループアプリ部20に送信し、グループアプリ部20はユーザに当該グループに参加してよいかを確認する。ユーザがグループアプリ部20に対して参加を許可すると、グループアプリ部20はグループ生成クエリのクエリID、クエリ発行者、グループID、グループポリシを保存し、クエリ処理・データ収集部30にユーザ参加許可を通知する(S303)。
ユーザ参加許可を取得したクエリ処理・データ収集部30は、グループ参加可否回答手順(S304〜S305)を実行する。
クエリ処理・データ処理部30は、グループIDを記載した回答を作成し、現時点の仮名(エージェント部)、クエリID、グループID、クエリ発行者名(グループ管理部名)を記録保持して(S304)、記憶したエージェント部40の仮名を用いクエリ配布・回答回収部50に回答を送信する(S305)。クエリ配布・回答回収部50はその回答を、クエリを送信したグループ管理部に対して送信する。回答を受け取ったグループ管理部はクエリID、グループID、エージェント部仮名(取引情報)を記憶保持する(S306)。
グループ鍵取得手順(S307〜S310)では、エージェント部40が、グループ管理部からグループ鍵を取得する。
グループアプリ部20は、クエリ処理・データ収集部30にクエリID、グループID、クエリ発行者名を通知し、当該クエリIDのグループ作成クエリに対する回答時のエージェントの仮名を問い合わせ、取得する。
グループアプリ部20は、クエリ発行者として記憶しているグループ管理部に対して、対応するクエリID、グループID、エージェント仮名(グループ作成クエリ実行時の仮名)を通知し、グループ鍵の取得を要求する(S307)。
グループ管理部は、保持している取引情報(クエリID、グループID、エージェント仮名)を照合し、当該グループアプリ部がグループ生成クエリに対して正常な回答を返信したことを確認する(S308)。確認できた場合にのみ、グループ管理部はグループアプリ部20にグループIDに対応するグループ鍵を送付する(S309)。この際、グループ管理部はグループIDに対応するグループ鍵がなければ、グループ鍵を生成して記憶する。グループアプリ部20は、グループID、グループ鍵、グループ参加条件、グループポリシを関連づけた参加グループ情報を記憶保持する(S310)。グループ鍵を配布することにより、グループ鍵を保持しているエージェント部40がグループのメンバとして認証される。これにより、エージェント部40の名前、IDに依存せず、仮名変更とは無関係に動作する。
また、グループ管理部からグループアプリ部へのメッセージはグループ管理部の秘密鍵で署名し、グループアプリ部は自らが保持しているグループ管理部公開鍵で署名の正当性を確認することで、正当なグループ管理部からのメッセージであることを確認できる。
(2段階のグループ生成)
なお、ステップS300とステップS301の間に、最初にグループ生成を依頼したエージェント部40のみを最初にグループメンバとするグループ生成クエリ(クエリの宛先を当該エージェント部に設定)を実行し、当該メンバがグループに参加できた場合のみステップS301を実行して不特定多数のエージェント部40にグループ参加クエリを実行させてもよい。これはグループ生成依頼者が必ずグループのメンバになることを担保したい場合に有効である。
(グループ離脱)
各エージェント部40はグループの有効期限前でも、グループアプリ部20に保持しているグループ情報(グループID、グループ鍵、グループポリシ等)を消去することでグループのメンバから離脱することができる。例えば、参加グループ情報として記憶されているグループID「103」を削除することで、グループID「103」のメンバから離脱することができる。
図7は、データ共有手順の一例を示すシーケンス図である。
データ共有手順では、データ共有クエリ生成手順(S400)と、データ共有クエリ送信手順(S402)と、回答判定手順(S403)と、検索処理手順(S404)と、グループ署名付与手順(S405)と、データ共有回答手順(S406)と、回答集計手順(S407)と、を順に有する。
データ共有クエリ生成手順(S400)では、グループアプリ部20がデータ共有クエリを生成し、グループ管理部にデータ共有クエリの配信を依頼する。グループ管理部は、クエリを識別するクエリIDとグループ情報をグループ鍵で署名したグループ署名を生成し、クエリID、データ共有クエリ配信時刻などのタイムスタンプ、グループ情報、グループ署名、共有データの検索プログラム(サブクエリ)、発行者名を含むデータ共有クエリを生成する。グループ情報は、グループID、参加条件、グループポリシ等を含む。発行者名は、本システムに登録されている名称であってもよいし、当該名称を変換した仮名であってもよい。
データ共有クエリに記載されるサブクエリは、クエリ処理・データ収集部30で回答者のデータを検索するプログラムであり、SQLやMapReduceが記載される。サブクエリに、共有するデータの取得方法を記載する。
データ共有クエリ送信手順(S402)では、グループ管理部はクエリ配布・回答回収部50にデータ共有クエリを送信し、クエリ配布・回答回収部50はクエリ処理・データ収集部30にデータ共有クエリを配信する。クエリの配布先が複数ある場合は、クエリ配布・回答回収部50でクエリを複製し配布する。
回答判定手順(S403)では、クエリ処理・データ取集部30は、受信したデータ共有クエリをグループアプリ部20に送付し、クエリの実行可否を問い合わせる。グループアプリ部20は図2に示す参加グループ情報を参照して、グループIDに紐づくグループ鍵でクエリ記載のグループ署名の正当性を確認し、クエリが当該グループのグループポリシに合致しているかを確認する。
グループ署名とグループポリシ合致確認が正常であった場合に、検索処理手順(S404)を実行する。検索処理手順(S404)では、グループアプリ部20は、クエリ処理・データ収集部30にクエリ処理の実行を指示し、どちらかが正常でなかった場合はクエリ処理の実行しないように指示する。クエリ処理の実行を指示されたクエリ処理・データ収集部30は、蓄積データあるいは、関連づけられた外部データソース等を参照し、クエリ記載の処理手順にそって回答を作成する。
その後、グループ署名付与手順(S401)を実行する。グループ署名付与手順(S405)では、クエリ処理・データ収集部30はグループアプリ部20に回答のグループ署名を依頼し、グループアプリ部20では当該グループのグループ鍵で回答の一部または全部に対するグループ署名を生成して付与し、クエリ処理・データ収集部30に送信する。
クエリ処理・データ収集部30は、グループ署名付きの回答をクエリ配布・回答回収部50に送信する。クエリ配布・回答回収部50は、回答をクエリ発行者のグループ管理部に送信する(S406)。
回答集計手順(S407)では、グループ管理部は、データ共有クエリに対する回答を複数のエージェントから収集した後あるいは収集毎に、図3に示すグループ情報に記載されたグループ鍵を参照して、それぞれの回答のグループ署名が正しいか確認する。グループ署名が正しいと判断された回答の収集データに対して加工(統計情報等に変換)し、共有結果を生成する。共有結果はグループに参加しているグループアプリ部から取得できるようにする。
なお、本実施形態では、ステップS400において、グループアプリ部20がデータ共有クエリを生成し、グループ管理部にデータ共有クエリの配信を依頼したが、グループ管理部自身がデータ共有クエリを生成してもよい。
本発明の装置はコンピュータとプログラムによっても実現でき、プログラムを記録媒体に記録することも、ネットワークを通して提供することも可能である。
以上、説明したように、本実施形態に係るデータ共有システムでは、グループを管理しているグループ管理部やグループのメンバのエージェント部には参加者のエージェント部の仮名しかわからないため、参加者の恒久的な実名、IDをグループ管理部、他メンバのエージェントに知られることなく、匿名でグループ内のデータ・情報の流通を行うことができる。また、エージェント部はいつでも仮名を変更することができるため、グループ管理部や他のメンバのエージェント部が仮名をトラッキングすることで、流通した複数のデータを同一参加者のものと特定することができなくなる。
また、グループ参加者のエージェント部は参加時にグループ鍵を得るため、当該グループを管理しているグループ管理部や参加者エージェント部からのデータ共有か否かを認証することができ、それ以外のグループ管理部やエージェント部からのデータ共有を拒絶することができる。これにより、匿名性を担保しつつグループ内のみでデータ共有が可能となる。
また、本実施形態に係るデータ共有システムでは、グループ参加条件に合致しているかは不特定の多数の各エージェント部が自らの蓄積データベースあるいは関連データソースを自動的に検索することで、自動的に判別することができるため、不特定多数へのグループ参加条件の確認が自動化できる。このように、同一データ属性を持つ不特定多数を対象としたグループの生成を自動化できる。ユーザは必要であれば、参加可能なグループへの参加の承認のみをGUIで行えばよい。また、グループの趣旨、参加条件、共有するデータの条件(グループポリシ)等を確認したうえで、事前承認(オプトイン)することができる。
また、本実施形態に係るデータ共有システムでは、グループ参加者のエージェント部は参加時にグループポリシを得るため、当該グループ内でのデータ共有がグループポリシに合致しているかをエージェント部40が管理しているデータにアクセスするたびに確認し、合致しているデータアクセスのみを自動的に処理することができる。
また、本実施形態に係るデータ共有システムでは、グループポリシとして、グループの有効期限を設定することができ、有効期限に達した場合はグループ管理部、各エージェント部が自律的にグループ関連情報を削除することにより、グループを自動消滅させることが可能となる。
(サービス実施例1、製品利用)
本実施形態では、グループが製品利用者である場合について説明する。
特定の商品・製品購入時に、自動的にグループに参加させるべくグループ作成手順を実行する。参加条件には、特定の商品・製品購入履歴や特定の商品・製品の所持を指定する。これにより、グループには、同じ製品を購入した個人が参加することになる。グループポリシとして、グループメンバ間の情報共有(チャット、メッセージ、掲示板サービス)や製品の利用状況(頻度、使い方、設定)、故障・障害状況等のクエリやサービスを許容すること(データ共有情報)を指定する。
データ共有手順では、商品・製品利用度をグループに参加している各エージェント部40に問い合わせ、グループ管理部等で集計することでランキング等を生成し、メンバであるユーザはグループアプリ部20等を経由してこの情報(ランキング等)を取得する。
グループポリシで、データ共有情報を統計化して製造・流通・小売業者等への第三者提供することも設定し、ユーザにグループ参加時にこれらの情報を提示して、グループの参加承認をとることができる。ランキングの例としては、ある本を購入したメンバ間のグループで、同じ出版社の本の購入実績ランキングや、ある体重計を購入したメンバ間のグループで製品利用度、運動量に応じたランキングの共有等が想定される。
さらに、製品利用者の利用履歴、購買行動・嗜好把握を製造・流通・小売業者へ提供することで、新たな製品開発、購買行動・思考把握からの売上予測に基づき在庫・流通・店頭ディスプレイの最適化・効果的な広告宣伝活動等への活用が想定される。
(サービス実施例2、映像視聴利用)
グループ作成手順において、30代男性大学卒で過去にあるアニメを視聴したことを参加条件とする特定の視聴履歴を有するユーザで構成されるグループを生成する。
そして、データ共有手順において、映画視聴履歴の統計値(ランキング等)の共有、ユーザ間でのメッセージ、関連する行動(当該アニメに関する商品の購買履歴)を共有する。
(サービス実施例3、購買行動支援)
グループ作成手順において、20代女性ペディキュアをしたユーザのグループを作成する。
そして、データ共有手順において、サンダル購入等の統計値(ランキング等)を共有する。これにより、グループのメンバに対し、自分の位置情報とランキング上位のサンダル商品をキーに当該製品を購入できる店(現在地から徒歩圏内)を検索するリコメンド・ナビゲートサービスを提供することができる。
(サービス実施例4、趣味)
グループ作成手順において、同じ著者の本を5冊以上買った、もしくは、著者のホームページにアクセスしたユーザで構成されるグループを作成する。
そして、データ共有手順において、本の購入冊数(購買履歴)、本の読破量(電子書籍のログの活用)、本の中でのブックマークページ(電子書籍のログの活用)等の統計情報(ランキング等)を共有する。
(サービス実施例5、目標)
グループ作成手順において、ダイエットの本を買って(購買履歴)、かつ、体重を毎日測っている(体重計の履歴)、かつ毎日30分以上走っている(歩数計の履歴)ユーザで構成されるグループを作成する。
そして、データ共有手順において、体重の減少した前後一週間の運動量(歩数、移動距離)、健康状態(体重、血圧)、食事の写真、過去一か月の健康グッズの購入履歴等の統計情報(ランキング等)を共有する。
(サービス実施例6、行動)
グループ作成手順において、電力消費量(電力測定装置からの収集情報)が同じ、かつ、世帯構成(プロファイル情報)が同じであるユーザで構成されるグループを作成する。
そして、データ共有手順において、過去1年間の節電グッズ、低消費電力家電の購買履歴、電力消費量の推移等の統計情報(ランキング)等を共有する。
(サービス実施例7、場)
グループ作成手順において、オンラインチケットサイトで同じコンサートのチケットを買った(購買履歴)、かつ、同じコンサート会場にいる(位置履歴)ユーザで構成されるグループを作成する。
そして、データ共有手順において、同じイベントに参加しているユーザ間でメッセージ交換、関連する行動(当該アーティストに関する商品の購買履歴)を共有する。
(サービス実施例8:ゲーム)
グループ作成手順において、特定のアニメに興味がある(視聴履歴)ユーザで構成されるグループを作成する。
そして、データ共有手順において、関連グッズ購入、関連名所訪問、関連イベント参加の情報を共有し、これらの行動に対してポイントが与えられるゲームをユーザに提供する。
(サービス実施例9:観光)
グループ作成手順において、ある観光地を訪れた(位置情報)ユーザで構成されるグループを作成する。
そして、データ共有手順において、訪れた観光名所、お土産店や動線の統計情報を共有し、観光プランのレコメンドをするとともに、観光協会等に第三者提供することにより、観光振興プランの策定に役立てる。
本発明は情報通信産業に適用することができる。
10:信用情報部
20:グループアプリ部
30:クエリ処理・データ収集部
40:エージェント部
50:クエリ配布・回答回収部
60:外部データ利用部

Claims (6)

  1. グループ管理部及びユーザの個人データを保有する複数のエージェントを備えるデータ共有システムであって、
    前記グループ管理部は、
    前記エージェントに対して、グループの参加条件を含み当該グループへの参加可否を問い合わせるグループ作成クエリを配布し、該グループ作成クエリに対する前記エージェントからの回答に基づいて、当該参加条件を満たしかつ当該グループへの参加の回答をした前記エージェントで構成されるグループを作成し、当該グループに固有の暗号鍵を発生し、該暗号鍵を当該グループを構成する前記エージェントに配布する機能と、
    前記グループを構成する各エージェントに対して、前記エージェントに保有されているデータの検索条件を含みかつ当該グループに固有の前記暗号鍵で署名をしたグループ署名を付したデータ共有クエリを配布し、該データ共有クエリに対する前記エージェントからの回答を取得し、該回答のグループ署名の正当性を前記暗号鍵を用いて判定し、該グループ署名が正当であると判定された回答に基づいて、前記検索条件を満たすデータを収集する機能と、を備え、
    前記エージェントは、
    前記グループ作成クエリを取得すると、保有する個人データを参照して当該グループ作成クエリに記載された参加条件を満たすか否かを判定し、当該参加条件を満たしかつユーザが当該グループへの参加を許可した場合に、当該グループ作成クエリに対する参加の回答を前記グループ管理部に向けて返信する機能と、
    前記データ共有クエリを取得すると、該データ共有クエリのグループ署名の正当性を前記グループ管理部から取得した前記暗号鍵を用いて判定し、該グループ署名が正当である場合に、当該データ共有クエリに対する回答を前記暗号鍵で署名をしたグループ署名を付して前記グループ管理部に向けて返信する機能と、を備える
    データ共有システム。
  2. 前記グループ作成クエリは、グループ内で利用するデータ共有クエリの実行許可基準を含み、
    記エージェントは、前記グループ作成クエリを取得すると、前記グループ作成クエリに記載されているデータ共有クエリの実行許可基準と予め設定された実行許可基準を比較し、前記データ共有クエリの実行許可基準が前記予め設定された実行許可基準よりも高い場合に、当該グループ作成クエリに対する回答を前記グループ管理部に向けて返信する機能を備える
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ共有システム。
  3. 名称を変換するための仮名生成サーバをさらに備え、
    記エージェントは、前記仮名生成サーバから自己のエージェント用の仮名を取得し、当該仮名を用いて、前記グループ作成クエリに対する参加の回答を前記グループ管理部に向けて返信するとともに、前記データ共有クエリに対する回答を前記グループ管理部に返信する機能を備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のデータ共有システム。
  4. グループ管理部及びユーザの個人データを保有する複数のエージェントを備えるデータ共有システムにおけるデータ共有方法であって、
    前記グループ管理部が、前記エージェントに対して、グループの参加条件を含み当該グループへの参加可否を問い合わせるグループ作成クエリを配布し、
    前記エージェントが、前記グループ作成クエリを取得すると、保有する個人データを参照して当該グループ作成クエリに記載された参加条件を満たすか否かを判定し、当該参加条件を満たしかつユーザが当該グループへの参加を許可した場合に、当該グループ作成クエリに対する参加の回答を前記グループ管理部に向けて返信し、
    前記グループ管理部が、前記グループ作成クエリに対する前記エージェントからの回答に基づいて、前記グループ作成クエリに記載された参加条件を満たしかつ当該グループへの参加の回答をした前記エージェントで構成されるグループを作成し、当該グループに固有の暗号鍵を発生し、該暗号鍵を当該グループを構成する前記エージェントに配布する、グループ作成手順と、
    前記グループ管理部が、前記グループを構成する各エージェントに対して、前記エージェントに保有されているデータの検索条件を含みかつ当該グループに固有の前記暗号鍵で署名をしたグループ署名を付したデータ共有クエリを配布し、
    前記エージェントが、前記データ共有クエリを取得すると、該データ共有クエリのグループ署名の正当性を前記グループ作成手順で取得した前記暗号鍵を用いて判定し、該グループ署名が正当である場合に、当該データ共有クエリに対する回答を前記暗号鍵で署名をしたグループ署名を付して前記グループ管理部に向けて返信し、
    前記グループ管理部が、前記データ共有クエリに対する前記エージェントからの回答を取得し、該回答のグループ署名の正当性を前記暗号鍵を用いて判定し、該グループ署名が正当であると判定された回答に基づいて、前記検索条件を満たすデータを収集するデータ共有手順と、
    を順に実行するデータ共有方法。
  5. 前記グループ作成クエリは、グループ内で利用するデータ共有クエリの実行許可基準を含み、
    前記グループ作成手順において、前記エージェントは、前記グループ作成クエリを取得すると、前記グループ作成クエリに記載されているデータ共有クエリの実行許可基準と予め設定された実行許可基準を比較し、前記データ共有クエリの実行許可基準が前記予め設定された実行許可基準よりも高い場合に、当該グループ作成クエリに対する参加の回答を前記グループ管理部に向けて返信する
    ことを特徴とする請求項に記載のデータ共有方法。
  6. グループ管理部及びユーザの個人データを保有する複数のエージェントを備えるデータ共有システムにおける前記グループ管理部としてコンピュータを機能させるためのデータ共有プログラムであって、
    前記エージェントに対して、グループの参加条件を含み当該グループへの参加可否を問い合わせるグループ作成クエリを配布し、該グループ作成クエリに対する前記エージェントからの回答に基づいて、当該参加条件を満たしかつ当該グループへの参加の回答をした前記エージェントで構成されるグループを作成し、当該グループに固有の暗号鍵を発生し、該暗号鍵を当該グループを構成する前記エージェントに配布する、グループ作成手順と、
    記グループを構成する各エージェントに対して、前記エージェントに保有されているデータの検索条件を含みかつ当該グループに固有の前記暗号鍵で署名をしたグループ署名を付したデータ共有クエリを配布し、該データ共有クエリに対する前記エージェントからのグループ署名が付された回答を取得し、該回答のグループ署名の正当性を前記暗号鍵を用いて判定し、該グループ署名が正当であると判定された回答に基づいて、当該検索条件を満たすデータを収集するデータ共有手順と、
    を順にコンピュータに実行させるデータ共有プログラム。
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